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司会「クイズ、藤村大河300の――ぬっ貴様何をするやm」
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前回 司会「クイズ、遠坂凛300のことー!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1408542932/l50
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冬木特設スタジオ
カレン「帰りましょう」
凛「着いて早々ぶっちゃけたわね、カレン」
士郎「あいつ前回アーチャーに成敗されたってのに、まだ懲りてないのか」
ランサー「つーか、待て。何だってオレらはこんな場所に連れて来られたんだよ」
凛「え? あ、その理由ならすぐに解るわ。ほら聞こえてくるでしょう?」
司会「あ、あ、ごほん。マイクのテスト中。本日はクイズ日和なり」
ランサー「・・・あー、なるほどな。言峰のクソつまんねぇ催しもんかよ」
カレン「私の方が向いているというのに、ダニ神父も自己主張が激しいですね」
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司会「藤村大河を、もっと知りたいー!」
士郎「うわ、藤ねぇのことかよ・・・って、ん? 今回はスタッフじゃないのか」
凛「士郎と私はともかく、カレンとランサーなんてほとんど答えられないでしょうに」
カレン「その通りですね。大河のことなんて、これっぽちも興味ありませんし」
ランサー「坊主んとこのねぇちゃんか? そんならオレも言うほど接点ねぇからなぁ」
士郎「二人はこんな調子だけど、それでも強行するんだろうな。言峰の奴・・・」
司会「クイズ、藤村大河300の――き、貴様何をするやm」ドタバタ
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凛「あら? いきなり声が途切れたわね。何かあったのかしら」
士郎「マシントラブルでも起こしたのか?」
カレン「段取りが悪いですね。ゲストを待たせるなんて虫ケラ以下の所業ですよ」
?「・・・大変失礼いたしました。ただいまより、放送を再開します」
ランサー「別に再開しなくても良いんだけどよ・・・てか、今の女の声誰だよ」
士郎「えっ、ちょっと待て。なんかやけに聞き覚えがあったんだが」
凛「き、聞き間違えじゃない? そんな馬鹿なことあるわけ・・・」
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?「それと急遽、言峰神父に変わりまして・・・」
4人「・・・」
司会「このわたし、冬木の虎が司会を務めさせていただきます」
士郎・凛「やっぱりアンタかーっ!!!」
カレン「・・・おやまあ」
ランサー「なんだぁ? ねぇちゃんは問題じゃなかったのかよ、坊主」
士郎「こっちが聞きたいぐらいだよ!」
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司会「改めまして・・・言峰綺礼を、もっと知りたいー!」
司会「言峰綺礼、300のことー!」
士郎「なんか言峰に変わってるし!」
凛「あのエセ神父のことなんか知りたくないわよ!」
カレン「同感ですね。ダニを研究する性癖などありませんから」
ランサー「こんなくだらねぇもんに付き合ってらんねぇよ」
ランサー「悪いけど、オレは帰らせてもらうぜ」スタスタ・・・カチッ
ランサー「あぁ?――ウギャー!」ドッカーン!
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士郎「ランサーが死んだ!」
凛「この人でなし!」
カレン「あーらら、駄犬の丸焼きが出来上がってしまいましたね」
ランサー「・・・」プスプス
司会「ちなみに、その周辺一帯の床には地雷がしかけてあります」
司会「無闇に帰宅しないよう心掛けてください」
士郎「ふ、藤ねぇ、俺たちを帰さないつもりだ・・・」
凛「なんてことなのよ。これじゃあ、まだ言峰の方が良心的に思えるじゃない・・・」
カレン「おや。思わぬところで報われていますね、極悪神父」
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カレン「しかし・・・ウフフ。ちょっとだけ大河のことを見直しました」
凛「この残虐非道のどこに見直す要素があるっていうのよ!」
司会「解答者が一人減ってしまったため、予備の解答者にお越しいただいております」
士郎「予備の解答者って・・・さ、桜!?」
桜「・・・私、別に皆勤賞を狙ってるわけじゃないのに」
凛「藤村先生、たぶんランサーが死ぬことを読んでいたんだわ。なんて恐ろしい人」
カレン「これで役者は揃った、と受け取ってよろしいのですか、大河?」
司会「皆様、解答席にお座りください」
カレン「・・・無視?」
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司会「第1問、綺礼の誕生日は?」
凛「ねぇ、やっぱり優勝者って言峰と二人きりの権利なのかしら?」
士郎「うわ、死んでも御免の賞品だな・・・」
カレン「逆に失格神父に死んで欲しいですね」
桜「私、わざと間違えちゃおうかな」
司会「やる気がないと判断された場合、解答席に電流が流れます」
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士郎「・・・藤ねぇ、抜かりないな」
カレン「ですが、私好みの趣向ですね。ちょっと興奮してきました」
凛「アンタ、SかMかはっきりしなさいよ」
カレン「ダブル属性ですが、何か?」
桜「さらりとすごいカミングアウトしましたね」
司会「解答オープン」
士郎:わからない
凛:12月28日
桜:わからない
カレン:12月28日
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凛「はぁ、何で私あんな奴の誕生日なんて知ってるのかしら・・・」
士郎「あれでも一応、兄弟子なんだろ? そりゃ知っててもおかしくないだろ」
桜「でも正解するたびに、言峰神父に近づいていきますよね」
カレン「汚らわしい老害とラブラブタイムなんて、カレンちゃんマジ耐えられない」
カレン「あ、でもラブリンタイムだったら優勝は凛に決まりですね。おめでとうございます」
凛「やめんかキモイ!」
桜「ラブリンタイムにならないでしょうか・・・」
士郎「桜、思っててもそれは言っちゃ駄目だ」
カレン「・・・おや? いつの間にかモニターに言峰神父が映っていますね」
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言峰「くっ、まさかこの私が不覚を取るとは・・・」
バーサ―カー「・・・」
言峰「そしてバーサ―カーの膝の上で恋人抱きされるとは・・・眩暈がしてきた」
イリヤ「コトミネ、貴方の誕生日を教えなさい?」
言峰「イリヤスフィール、貴様も奴とグルだったのか。この屈辱ただで済むと・・・」
イリヤ「早く答えないと、バーサ―カーに大好きクラッシュされるわよ?」
バーサ―カー「■■■■!!!」
言峰「うおやめて、そこぎっくり腰!!!」
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言峰「・・・はぁ、はぁ・・・くっ。私の誕生日は、12月28日だ」
司会「凛、カレン、正解〜」
カレン「こ・・・恋人、抱き・・・」プルプル
凛「だ、大好きクラ・・・うっ、ぷふ」
桜「・・・ぎ、ぎっくり腰」ウプフ
士郎「く、くふ・・・こ、言峰の奴、俺たちを笑い死にさせる気かよ・・・」
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司会「第2問、綺礼の血液型は?」
カレン「誰が好き好んで、ダニの血液型なんて書かなければならないのかしら・・・」
凛「あー、答えたくないわー」
司会「解答オープン」
士郎:A型
凛:B型
桜:O型
カレン:B型
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士郎「それでも当てるしかない宿命なんだよな」
桜「おかげで私たちが優勝候補から消えてラッキーですけどね」
凛「・・・桜、あとで覚えてなさいよ」
イリヤ「ねぇコトミネ、コトミネの血液型は?」
言峰「私の血液型はB型だ。それよりも、せめてこのバーサ―カーをどうにk」プツン
司会「凛、カレン、正解〜」
カレン「憐れですね。ついでに中継も切られて・・・プフ、本当に惨めな姿」
凛「まっ、普段から悪乗りが過ぎるし、これぐらいはちょうど良い天罰でしょう」
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司会「第3問、綺礼の所属する組織は?」
士郎「おっ、俺でも解る問題来たな。答えたいかどうかは別として・・・」
桜「こんなことなら、神父さんが司会の方がまだ良かったです」
凛「ええ。けどあんな奴のことを求める日が来るなんて、私も落ちたものね」」
カレン「貴方たち、その薄汚い口を開いていないでさっさと書きなさい」
士郎「なぜに今毒舌?」
司会「解答オープン」
士郎:聖堂教会
凛:聖堂教会
桜:聖堂教会
カレン:聖堂教会
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カレン「満場一致したところで、早くモニターを映してください」
士郎「おいカレン、お前何で急にそんな焦って・・・」
カレン「フィッシュ!」シュルシュル
士郎「ふごっ!」グルグル
凛「ちょっと、カレン。いきなり士郎を簀巻きにしてどうしたのよ?」
カレン「お黙りなさい、凛。年中無休で寄付金を催促しますよ」
凛「死んでも願い下げよ!」
桜「もしかして、言峰神父の醜態を早く見たいのでは?」
カレン「おや、よく解っているじゃありませんか。さすがは、まっくろくろすけですね」
桜「誰が黒い桜ですか! 今のところ大丈夫です!」
士郎「・・・今のところなのか、桜」
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イリヤ「コトミネの所属してる組織は?」
言峰「ふん、そんなもの私が言うまでも・・・バーサ―カー、腹はやめろ」グググ
バーサ―カー「・・・?」
言峰「朝食の麻婆が出てきてしまうぞ?」フッ
バーサ―カー「・・・!?」アセアセ
言峰「・・・解ればよろしい。それで私の所属だったな。無論、それは聖堂教会だ」
司会「全員正解〜」
カレン「あのままペシャンコになれば良かったのに・・・目が穢れますけど」
凛「言峰の奴ずいぶん落ち着いているわね。バーサ―カーが気にならなくなってきたわ」
桜「それは良いんじゃないですか? 私、笑い死にはしたくありませんし」
士郎「言峰に笑い殺されるとか、人生最大の汚点だな・・・」
・・・・・・・・・・・・
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司会「第10問、綺礼の父親の名前は?」
士郎「これも知らないな。というか、俺が答えられる問題ほとんどなさそうだぞ」
桜「私も先輩と同じような感じです。それに比べて、お二人は・・・」
凛「あぁもう、あいつの父親の墓参りなんてしなきゃ良かったわ」
カレン「凛、その台詞は死者に対する冒涜ですよ?」
凛「知ったこっちゃないわよ。てか、アンタもよくそこまで言峰のこと知ってるわね」
カレン「・・・知りません。失格神父のことなど、素粒子ほども知りません」ムスッ
桜「急にカレンさんが怒っちゃいましたね」
士郎「そりゃ、言峰なんかのことに詳しいとか言われればな・・・」
カレン「・・・うるさいですよ、そこのクテュルフとフェイカー」
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司会「解答オープン」
士郎:わからない
凛:言峰璃正
桜:わからない
カレン:言峰璃正
凛「ふと思ったけど、これ言峰がわざと間違えれば誰も正解しないんじゃない?」
桜「確かに、いつもの神父さんなら平気で嘘吐きそうですけど・・・今は」
士郎「麻婆の四散するとこなんか見たくないぞ」
イリヤ「コトミネ、貴方の父親の名前は?」
言峰「父の名は言峰璃正だ」
言峰「前回の聖杯戦争の折に亡くなってしまったが、主に忠実な偉大な父だったよ」
司会「凛、カレン、正解〜」
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士郎「あいつでも、親父が死んで悲しいと思うのかな?」
凛「それはない。天地がひっくり返ってもありえないわね」
桜「血も涙もなさそうな方ですしね」
カレン「きっと誰が死んでも本当に死を悼みはしないはずです・・・きっと」
士郎「カレン?」
カレン「何ですか、雄犬。私に発情真っ盛りですか? 視姦して達しました?」
士郎「ああいや・・・別に何でもない」
・・・・・・・・・・・・
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司会「第15問、綺礼の趣味は?」
凛「これはちょっと難しい問題ね」
士郎「言峰に趣味なんかあるのかよ・・・」
司会「解答オープン」
士郎:運動
凛:サーヴァントいじり
桜:スーツの試着
カレン:ワイン収集
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士郎「桜、なんだそりゃ」
桜「実はこの前、神父さんが紳士服屋さんに入るところを見ちゃったんです」
桜「そこでスーツを熱心に見ていて・・・ついに、試着室へと」
凛「ちょ、ちょっとたんま。桜、それほんとにあいつだったの?」
桜「はい。しっかりとこの目で見たので間違いありません」
カレン「コナカ? 青山? どちらにしても、これは良いネタが拾えました」
士郎「まさか前に遠坂に騙されたのをきっかけに、そのままハマっちまったのか?」
凛「ぶ、ふふ・・・や、やばい、思わぬところでアイツの弱み見つけちゃったわ」
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イリヤ「ねぇ、コトミネの趣味ってなんなの?」
言峰「それは娯楽のことか? 生憎と、私にそんなものなくてね」
言峰「いっとき気まぐれにワイン集めをしていた時期もあったが、もう昔の話だ」
司会「カレン、正解〜」
士郎「よく知ってたな、カレン」
カレン「今も腐れ神父の部屋でワインが大量に保管されていますから」
桜「腐ってると発酵をかけたんですか?」
カレン「え・・・そ、そんなわけありません。おふざけも大概にしなさい、桜」ポッ
凛「かけてたのね・・・ふふ、照れちゃって」
・・・・・・・・・・・・
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司会「第39問、綺礼の好きなおっぱいのサイズは?」
士郎「ぶっ!?」
桜「ふ、不健全です!」
凛「男にはみんな訊くつもりらしいわね・・・」
カレン「・・・」チラ
司会「解答オープン」
士郎:普通くらい
凛:巨乳
桜:貧乳
カレン:小さめ
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士郎「ま、まあ言峰も男なら自然と普通って答えそうだが」
桜「でも神父さんって、どこかロリコンのイメージがありますよね」
凛「カレンは、そう書いた根拠とかあるの?」
カレン「いえ、特にはありません。強いて言えば、凛のサイズでしょうか」
凛「・・・あぁん?」
士郎「と、遠坂、目付き悪いぞ・・・」
桜「そう言えば神父さん、姉さんによくお洋服とかあげていたんでしたっけ」
カレン「セクハラ神父は凛のことを愛しているのです。祝福してさしあげますわ」
凛「ええいやめんか気色悪い! 言峰アンタ、小さいの好きとか言ったらブッコロス!」
士郎「さり気なく理不尽だな・・・」
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イリヤ「コトミネに好きなおっぱいの大きさとかあるの?」
言峰「まさか私がこの質問に答える破目になろうとは・・・」
言峰「だがあえて言おう。神の御名に置いて、全ては平等だと」
言峰「ゆえに質量など関係ない。それでも強いて言うのなら、それは愛した女の大きさだ」
司会「全員不正解〜」
ブブーッ
凛「エロ神父のくせに、カッコつけてるわね」
士郎「やばい。あんな奴が格好良いとか思ってる俺、どうかしてるぞ」
カレン「・・・おかしいですね。ダニ神父ならこう答えると思ったのですが」ムネサスサス
桜「(もしかしてカレンさん、自分の大きさ書いたのかな?)」
・・・・・・・・・・・・
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期待
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司会「第68問、この4人の中で・・・」
士郎「そういや藤ねぇも、俺たちに変な問題答えさせて楽しんでるのか?」
桜「どうなんでしょう? 藤村先生なら、ありえないこともなさそうですけど」
司会「・・・」
凛「急に溜めたわね。さっさと言いなさいよ」
カレン「緊張感を持たせる。司会者としては当然の務めですね、うざいですが」
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司会「一番、不潔だと思っているのは?」
凛「この4択も安定してるわねぇ・・・」カキカキ
桜「他の問題にしてくれないんでしょうか・・・」カキカキ
カレン「自分が解答者でなければ好きな質問なのですけど・・・」カキカキ
士郎「お前ら、文句言いながらもペンの動き早いときあるよな」
司会「解答オープン」
士郎:遠坂
凛:カレン
桜:カレンさん
カレン:間桐桜
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凛「士郎、現世に言い残したことはあるかしら?」ゴゴゴゴ
士郎「い、いや俺は言峰の気持ちを読んでだな・・・」アセアセ
カレン「確かに私の身体は穢れていますが、それ以上に桜の方が汚染されていそうです」
桜「せ、先輩の前でそういうこと言わないでください!」
イリヤ「コトミネ。難しいと思うけど、あの4人の中で一番不潔だと思うのはだれ?」
凛「ちょっとどういう意味よ、イリヤ!?」
言峰「ふむ。実に甲乙付け難い接戦だが・・・一人だけ挙げるならば、やはりあの修道女だ」
司会「凛、桜、正解〜」
桜「なんか選ばれなくても、素直には喜べませんね・・・」
カレン「うふふ。ダニ神父、あとで超強力殺虫剤を眼球に吹き付けてあげますよ」
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司会「第78問、綺礼が一番強いと思っているサーヴァントは?」
ランサー「こんなの、オレしかいねぇだろ」フッカツ
凛「ラ、ランサー、貴方生きていたの!」
カレン「外道神父がゴキブリなら、駄犬の生命力はゾウムシ並みですね」
ランサー「んだよ、ゾウムシって。てか、サーヴァントが現代兵器で死ぬわけねぇだろ」
桜「その設定まだ生きていたんですか」
士郎「戦闘続行スキルは伊達じゃないな・・・」
ランサー「まー、オレは観客席で見てるから、お前ら頑張れよ」
カレン「マスターの不幸を見学ですか? 良いご身分になったものね、犬」
ランサー「別にオレがすることねぇだろ・・・てか犬って言うな!」
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司会「解答オープン」
士郎:ギルガメッシュ
凛:ギルガメッシュ
桜:ギルガメッシュさん
カレン:ギルガメッシュ
ランサー「ちっ、しけてんなぁ。あんな馬鹿のどこが強いんだか・・・」
桜「でもランサーさん負けてますよね」
カレン「負け犬ですからね。ゲイボルグも必中のくせに、ほとんど殺せていませんし」
凛「確かに負けてばっかだけど、こればかりは仕方ないわ。運が悪かったのよ、たぶん」
ランサー「・・・なあ、オレを泣かせても良いことないんだぞ?」
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イリヤ「コトミネ、コトミネが一番強いと思うサーヴァントは?」
言峰「英雄王一択だろうな。無論、あの慢心さえなければの話だが」
司会「全員正解〜」
桜「ほとんどチャンス問題でしたよね」
凛「まあねぇ」
カレン「楽勝でした」
士郎「・・・いつの間にか正解することに酔ってるな、こいつら」
ランサー「優勝しても野郎と二人っきりなのになぁ」
女3人「・・・」ギロリ
ランサー「あれ、オレ間違ったこと言ってないよな? 何で睨まれてんのこれ?」
・・・・・・・・・・・・
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司会「第100問、綺礼行きつけの店とそこで頼む料理は?」
凛「100問目にしてついに出たわね。思い出すだけで舌が痺れてきたわ」
桜「そ、そんなに凄かったんですか?」
凛「アンタも食べてみれば判るわよ。それと、あの中毒性もね」
司会「解答オープン」
士郎:泰山の麻婆
凛:泰山の激辛麻婆
桜:泰山の麻婆豆腐
カレン:泰山の激辛麻婆
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士郎「げ、激辛かよ。あそこのだったら甘口でも死にそうなのに・・・」
凛「士郎って馬鹿? 甘口なんてあるわけないじゃないのよ」
士郎「えっ、でもメニュー表にはちゃんと・・・」
カレン「甘口という名の激辛。激辛という名の地獄ですよ」
桜「カレンさんも食べたことあるんですか?」
カレン「・・・ダニ神父の好むものなど、食べるわけありません」プイッ
イリヤ「コトミネがよく行く店と、そこで食べる料理は?」
言峰「紅洲宴歳館、泰山の激辛麻婆を置いて他にない」
司会「全員正解〜」
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凛「・・・そういえば、さっきからランサーが客席で震えているわね」
桜「汗だらだらですね」
ランサー「麻婆は嫌だ・・・麻婆は嫌だ・・・」ガタガタ
カレン「後で泰山に連れて行ったら面白いことになりそう。というか連れて行きます」
士郎「ランサー、何があった・・・」
ランサー「麻婆は嫌だ・・・」ガタブル
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司会「第123問、綺礼の得意技は?」
士郎「得意技か。そういやアイツ、普通の人間とは思えない動きするよな」
凛「なんせバリッバリの代行者だもの。あの強さだけは認めざるを得ないわ」
カレン「それでも聖堂教会の中には、極悪神父をも凌駕する腕の持ち主がいますけどね」
桜「その人たち、もう人間やめていそうですね」
凛「・・・桜が言うと、妙に説得力あるのが怖いわー」
司会「解答オープン」
士郎:八極拳
凛:黒鍵投擲
桜:黒鍵
カレン:洗礼詠唱
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凛「あらカレン、意外なところ突いてきたわね」
カレン「ええ。失格してはいますが、あんな害虫でも無量大数歩譲って神父ですし」
凛「たぶん、それ譲ってないわよ・・・」
イリヤ「コトミネ、貴方の得意技ってなに?」
言峰「それは戦闘面に限ったことだけなのかな、イリヤスフィール」
イリヤ「えっ、ちょっと待って」
カンペ
イリヤ「えーっと・・・特に、そういう指定はないみたいよ」
言峰「なるほど、それなら話は早い」
言峰「私の魔術特性は「傷を開く」こと。ゆえに治癒魔術は得意分野だ」
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司会「全員不正解〜」
ブブーッ
凛「チッ、そっちもあったか」
カレン「盲点でしたね。ですが極悪神父のくせに、真面目に答えないでください」
士郎「いや真面目に答えなきゃ、バーサーカーに殺されるだろ」
桜「そうでした。いちいち恰好つけてますけど、神父さん今は恋人抱きされてましたね」
凛・カレン「・・・」プフ
士郎「や、やばい、せっかく慣れてたのにまた腹筋が・・・」フフッ
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司会「第141問、綺礼が4人の中で・・・」
凛「なんか展開読めたわー」
桜「どうせ、あれしかないでしょうしね」
司会「一番、二人きりになりたくないのは?」
士郎「藤ねぇも一応、言峰の考えた問題に忠実なんだな」
カレン「これは逆に選ばれたい問題ですね」
司会「解答オープン」
士郎:衛宮士郎
凛:間桐桜
桜:遠坂凛
カレン:カレン・オルテンシア
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桜「姉さん、念の為に訊きますけど理由はなんですか?」ムッ
凛「アンタこそ、私を選んだ理由はなにかしら、桜?」イラッ
凛・桜「・・・ふんっ」プイ
士郎「素直に自分の名前書けば良かっただろうに」
カレン「まったくですね。姉妹の醜い争い、あぁなんと愚かしいものでしょう」
士郎「その割には、カレン。顔が笑ってるぞ」
カレン「貴方の眼球は腐っているのですか? 付け替えをお勧めしますよ」
士郎「いや腐ってないから」
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イリヤ「ねぇコトミネ、あの4人で一番二人きりになりたくないのはだれ?」
言峰「そうだな。仇敵の息子である衛宮士郎と二人きり、というのは些か気まずい」
言峰「だが、あの陰湿シスターと一緒というのも御免こうむりたい」
言峰「そして凛に関しても、私に対する拒絶感が半端ない」
イリヤ「つまり?」
言峰「ぶっちゃけ間桐桜だな。あの娘には心臓潰されたことあるし」
司会「凛、正解〜」
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士郎「・・・心臓潰された?」
桜「せ、先輩、真剣に考えないでください! たぶん神父さん、ぼけてるんですよ!」
凛「そ、そうよね。心臓なかったら、あそこにいないものね」
カレン「イカ娘さん、意外とエグイことしてらっしゃるのね。もっとやりなさい」
桜「だからあれは間違いなんですー!」
・・・・・・・・・・・・
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司会「第150問」
凛「やっと半分ね・・・はぁ、疲れたわぁ」
桜「姉さん、まだ疲れるのは早いですよ」
士郎「これ終われば昼だったよな」
カレン「士郎はいつもお弁当を持参していましたよね。糖質たっぷりですか?」
士郎「何で知ってるんだよ。あと悪いけど、今日は用意してきてないんだ」
凛「えっ、ないの士郎?」
士郎「すまん。今朝はちょっとドタバタしてて・・・」
桜「先輩を責めちゃ駄目ですよ、姉さん。今日はみんなでどこか食べにいきましょう」
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司会「綺礼の日課にしていることは?」
士郎「問題は普通だけど、さっぱり判らんな」
凛「でもあいつ神父じゃない。それを考慮したら、一つぐらいは思いつくでしょ?」
桜「姉さん、それけっこう際どいヒントじゃありませんか?」
カレン「・・・墓暴き?」
凛「問題ないんじゃない? シスターがアホなこと言ってるんだし」」
司会「解答オープン」
士郎:祈り
凛:神への祈り
桜:お祈り
カレン:主への祈り
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桜「なんだかんだ、カレンさんまともなこと書いてますね」
カレン「冗談を本気にするなんて、貴女の脳みそはランサー以下ね」
ランサー「うぉい! 久々にオレの名前出したと思ったらそれかよ!」
士郎「あ、ランサーのことすっかり忘れてた」
イリヤ「コトミネ、日課にしてることってある?」
言峰「この冬木に派遣されて以来、教会の掃除は欠かしたことがない」
司会「全員不正解〜」
ブブーッ
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士郎「なぜだろう。問題が進む度に、言峰に対する好感度が上がってる気がする」
凛「まあ性格はクズだけど、仕事だけはきっちりする奴だしね」
桜「ほんの少し、神父さんのこと見直しそうです」
カレン「・・・ふん。つまらない人たち」
士郎「何はともあれ、これで昼休憩に・・・」
司会「第151問」
4人「!?」
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しえん
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凛「ちょっと、どうして問題が続いてるのよ?」
桜「そ、そうですよ。いつもならここでお昼休憩のはずなのに」
司会「なお、今回は昼休憩なしで進行いたします。予めご了承ください」
士郎「了承取るのおそ!」
カレン「うふふ、大河。貴女、ダニ神父以上の外道さを秘めていますね」
司会「その代わりといたしまして」
司会「優勝者には言峰綺礼と二人きりで、麻婆食べ放題の権利が与えられます」
凛「そんなオマケいらねー!」
桜「まさか兵糧攻めをしてくるなんて・・・」
士郎「ここにセイバーがいなくて良かった・・・」
司会「いったん、ここで途中経過をお知らせします」
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・・・・・・・・・・・・
ここまでの正解数
士郎:6問
凛:59問
桜:8問
カレン:63問
凛「・・・2位とか鬱だー」
カレン「・・・どうして私がトップなんでしょうか」ムスッ
桜「二人とも、言峰神父のファンみたいですね」
士郎「桜、それは言ってやるな・・・」
ランサー「つーかさ、オレは別に昼食いに行っても良んじゃね?」
凛「ランサー、貴方一人だけ逃げる気!」
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カレン「私は別に構いませんよ。犬が犬らしく尻尾振って逃げたとしても」
ランカー「誰が犬だコラ!」
カレン「ほら駄犬、主人を置いて行きなさい。惨めったらしく逃亡なさい」
ランサー「くっ、マスターにそんな言い草されちゃ、男として背は向けらんねぇな」
桜「でも良いんですか? ただの道連れになりますよ」
ランサー「構うもんか。それに第一どっかの騎士王じゃねぇんだ」
ランサー「もともとサーヴァントは、飯食わなくても大丈夫なよう身体ができてんだよ」
桜「あ、そんな設定もありましたね」
凛「セイバー見てると、そんなの忘れちゃうわよね」
士郎「セイバーは良いんだよ。あいつ、食べてるときすごく幸せそうなんだから」
カレン「貴方も幸せそうね、衛宮士郎。・・・見ていて虫唾が走るほどに」プイッ
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司会「綺礼が一番好きなマスターは?」
凛「そこはかとなく気色悪い質問ね・・・」
カレン「たとえごく潰し神父とアダムとイブになっても、選ばれたくありませんね」
桜「もし男の方を選んだらそれって・・・」
士郎「桜やめろ。なんか知らんが聞きたくない」
司会「解答オープン」
士郎:遠坂
凛:間桐慎二
桜:葛木先生
カレン:間桐慎二
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士郎「あいつ、慎二のこと選ぶか?」
凛「金ピカをサーヴァントにさせるぐらいだし、ありえないことじゃないわ」
凛「てか、どうして私を選ぶのよ、士郎・・・」
士郎「だってあいつ、最初は遠坂のこと聖杯戦争に勝たせようとしてたじゃないか」
桜「姉さん、好かれてますね。・・・ラブリンタイム、ふふ」
凛「好かれてないわよ! だいたい、桜のそれは何!」
桜「前に神父さん、葛木先生と打ち合っていたので」
カレン「どれも可能性としてはありそうね。まあ私を選ばなければそれで良いのだけど」
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イリヤ「コトミネ、一番好きなマスターはだれ?」
言峰「酷く語弊が生まれそうな質問だが、必ず選ばなければならないのだろう?」
イリヤ「もちろんよ」
言峰「そうか・・・であれば、お前。イリヤスフィールを選ぶとするか」
イリヤ「・・・え?」
4人「・・・え?」
言峰「・・・?」
イリヤ「・・・・・・・・・・・・ろ」
言峰「ふむ?」
イリヤ「ロリコン親父がいるわーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
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言峰「ま、待て何を誤解している。私がお前を選んだのは暗に・・・」
イリヤ「き、危険だわこの性犯罪者! これはもう処刑しかないわ!」
言峰「だから違う話を聞け!」
言峰「私が貴様を選んだのはあれの器だからであり、それ以外の感情など抱いて・・・」
イリヤ「やっちゃえ、バーサ―カー!」
バーサ―カー「■■■■■■■■■!!!」
言峰「ぐおおおおお!!! 麻婆に光あれええええええええええええええ!!!」
・・・プツリ
4人「(・・・死んだ)」
・・・・・・・・・・・・
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司会「第187問、綺礼が好きな花の色は?」
桜「あ、ちょっとだけ可愛いらしい問題です」
凛「あいつに花を愛でようなんて感性があるとは思えないけどね」
司会「解答オープン」
士郎:黒
凛:黒
桜:黒
カレン:白
士郎「見事に真っ黒だな。けど、カレンだけ違・・カレン?」
カレン「・・・」
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凛「どうしたのよ? 急に黙り込んじゃって」
桜「もしかして、昼食を抜いて気分が悪くなったのですか?」
カレン「・・・いえ、何でもありません」
ランサー「マスター、トイレぐらいなら虎のねぇちゃんも許して・・・ふげ!?」グルグル
カレン「はしたないですね、早漏。自分が片足挙げて催してみてはいかが?」
ランサー「ふごふごー!」(犬じゃねぇー!)
士郎「けどカレン、調子悪いなら休ませてもらえよ。無理はよくないぞ」
カレン「だから違います、士郎。ただちょっとだけ・・・考え事をしていただけです」
-
イリヤ「コトミネに好きな花の色とかあるのかしら?」
言峰「花壇の世話はしているが、特に好きな花があるというわけではないな」
イリヤ「じゃあ、答えはないってことでオッケー?」
言峰「ああ、それでよければそうして・・・ああいや、少し待ってくれ」
イリヤ「何かしら?」
言峰「・・・そう言えば、遠い昔。たった一度だけ白い花に惹かれたことがあった」
イリヤ「あら意外ね、コトミネ。貴方がそんなこと思うなんて」
言峰「その頃は私もまだ不安定でね。あの枯れかけた花が酷く尊いものに見えたのだよ」
言峰「しかし今は過去。以来、花になど興味はないし、これは答えにしなくてもいい」
言峰「ただ・・・そんな思い出がこの私にもあった、というだけのことだ」
-
司会「カレン、正解〜」
凛「へえー、言峰が白い花にねぇ」
桜「あの神父さんが・・・意外です」
士郎「あいつが花に惹かれたなんて、まったく想像できないな」
カレン「ですね。私の答えと一緒だなんて甚だ不愉快です。もう死んでください」
凛「じゃあ何で書いたのよ?」
カレン「面白そうなので、一番あり得なさそうなものを書きました」
士郎「やる気ないと電流くるんだろ? 今回は当たったけど、あんま変なの書くなよ」
カレン「判っています。この私に指図などしないでください、雄犬風情が」
士郎「いやそこで怒るなよ」
カレン「良いから黙りなさい。・・・意味などないのですから」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「第192問、二択問題です」
凛「舐めてたわー。今回二択なんてないと思ってた」
士郎「頼むから俺のこと出すなよ、藤ねぇ・・・」
司会「ランサーとギルガメッシュ、空爆されても良いのはどっち?」
カレン「おやまあ、なんとも残虐な質問を出すのね、大河。ますます愛おしいわ」
桜「あれ? そういえばランサーさんの姿がありませんね」
士郎「そういや、また存在忘れてたけど、飽きて帰ったのかな?」
凛「ちっ、逃げたか」
カレン「マスターを見捨てるなんて酷い飼い犬。次会ったら去勢しないといけませんね」
-
司会「解答オープン」
士郎:ギルガメッシュ
凛:ギルガメッシュ
桜:ギルガメッシュさん
カレン:ギルガメッシュ
士郎「・・・なぜにみんな英雄王なのか」
凛「だって」
桜「あの人」
カレン「うざい」
士郎「そして謎の連帯感・・・まあ、あいつだから良いけどさ」
-
イリヤ「ねぇコトミネ、ランサーと金ピカのどっちが死んだら嬉しい?」
士郎「イリヤ! 女の子がそんな言葉遣いしたら駄目だぞ!」
凛「ロリっ娘の悪意が籠ってるわね・・・」
言峰「あの二人では、か。さて悩ましいところだが・・・そうだな」
言峰「ランサー・・・と普段ならば答えていることだろう」
言峰「しかしそれでは興に欠ける。ゆえに今回はあえてギルガメッシュを選択しよう」
イリヤ「はーい、解答いただきましたぁ!」
司会「それでは、実際にAUOを空爆していただきましょう」
-
凛「はぁ? 何言ってるのよ、あの人は」
士郎「おい、モニターが切り替わったぞ」
桜「あれは・・・ランサーさんとギルガメッシュさん?」
カレン「あら、お二人とも柱に括り付けられていますね・・・ふふ、無様なこと」
ランサー「何だってオレらがこんな目に遭ってんだよ!」
ギルガメッシュ「雑種如きが、我にこのような屈辱を!」
士郎「あいつらの上にいるのは・・・鳥?」
凛「鳥ね。どう見ても鳥ね」
桜「しかも、お尻をギルガメッシュさんの頭にロックオンしてます」
カレン「空爆・・・プフフ、そういうことですか」
-
ギルガメッシュ「待てそこの不埒な鳥! そんな汚物を我に向けるなぁ!」
ランサー「あっ、なんだ。オレに被害はねぇのか・・・ほっ」
ギルガメッシュ「畜生風情が、我の財宝で八つ裂きにしてくれるわ!」
司会「それでは爆弾投下」
ギルガメッシュ「ほ、ほんとか、ほんとなのか!? 冗談だろ、冗談と言え!!!」
鳥「・・・」
鳥「・・・」スッキリ
ギルガメッシュ「バ、バード風情がぁああああA」・・・プツリ
カレン「あら、当たる瞬間まで見せてくれなのですか?」
士郎「いや映像的にアウトだろ・・・」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「第200問」
凛「残り100問か・・・お腹空いてきたわ」
桜「私もです。早く終わらないかなぁ」
士郎「こりゃ帰ったら晩飯の量、増やさないとな。買い置き足りるかな・・・」
カレン「しかしこの中で一人、ダニ神父とマーボーフェスティバルですよ」
凛「そ、そうだったわ・・・私かカレン、どっちか犠牲になるのよね」
司会「綺礼がこの4人の中で、一番抱きたいと思っているのは?」
桜「ここでまた嫌な質問がきましたね」
カレン「腐れ老害より士郎の意見を聞きたいですね。さあ選べ、発情せし者よ」
士郎「いや俺は答えないからな」
カレン「・・・チッ」
-
司会「解答オープン」
士郎:答えられない
凛:答えられない
桜:答えられない
カレン:衛宮士郎
士郎「なんでさ!?」
カレン「はい? 貴方が呼吸をするだけで地球の酸素が侵されているのですよ?」
士郎「そんな理由!?」
凛「はいはい、漫才は良いから答え聞きましょう」
桜「どうせ神父さんも答えないでしょうしね」
-
イリヤ「コトミネ、あの4人の中だったら誰を抱きたい?」
言峰「・・・ノーコメント」
司会「カレン以外、正解〜」
カレン「つまらない男ですね。ここはBL的観測から解Sを求めなさいな」
桜「先輩×神父さん?」
凛「綺礼×士郎?」
カレン「偽物+愉悦=この世全ての腐」
士郎「お前ら何の話してんだよ!?」
カレン「どっかの博士が愛した数式ですよ」
士郎「クレーム来るぞ!」
カレン「ですね。やはりケリィテュグ+キレイキレイがしっくりきます」
士郎「意味判らんがそれだけは聞きたくねー!!!」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「第229問、綺礼の水虫は何年前から?」
凛「ここに来てしょうもない質問ね。てか、あいつ水虫なの?」
桜「想像で書くしかないですね」
司会「解答オープン」
士郎:10年前
凛:5年前
桜:3年前
カレン:生まれた時から
-
凛「し、士郎、それだと前回の聖杯戦争中ずっと水虫だったことになるわよ・・・」プフフ
士郎「あ、そうか。シリアスな場面で足の裏が痒かったとか笑えるよな」
桜「カレンさん、いくらなんでも最初から水虫なんて・・・」
カレン「退化した人類、その名もミズムーシキレーです」
士郎「水虫は汚いと思うけどな・・・」
イリヤ「コトミネの水虫は何年前から?」
言峰「・・・私は水虫になどかかっていないが?」
司会「全員不正解〜」
ブブーッ
士郎「てか、ここだけ水虫連呼してたけど・・・よく考えたら酷いな」
-
凛「言峰もだんだん呆れてきてるわね」
桜「司会のときは、あんなにノリノリでしたのに」
士郎「もう半分目が死んでるぞ」
カレン「そろそろ刺激のある問題が欲しいですね。私も飽きてきました」
士郎「それは藤ねぇに言ってくれ」
カレン「・・・カレンちゃん、マジ退屈です」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「第250問、二択問題です」
凛「うっ、お昼抜きってのもけっこう辛いわね・・・」グゥゥ
士郎「俺もだいぶやばい・・・」ギュゥゥ
桜「(せ、先輩に聞かれちゃうのに・・・お腹が)」キュルル
カレン「・・・」クゥゥ
司会「キリエ・エレイソンの日本語読みで」
司会「〝この魂に憐れみを〟と〝その魂に憐れみを〟どちらが正しいでしょう?」
士郎「うわ、けっこうシビアなの来たな・・・」
凛「けどこれ、シスターのカレンには問題ですらないじゃないのよ」
桜「でも二択ですし、確率は2分の1です」
カレン「(・・・はて、どちらでしたっけ?)」
-
司会「解答オープン」
士郎:その魂に憐れみを
凛:この魂に憐れみを
桜:その魂に憐れみを
カレン:その魂に憐れみを
凛「私の方が不正解かぁ」
桜「これって相手にかける詠唱ですし、〝その魂〟の方が正しいですよね」
士郎「まあカレンがそうなんだし、そうじゃないか?」
凛「カレンがそう書いているもの。これで貴方たちが外れてたらお笑い種だわ」
桜「ですよね。シスターさんが間違えるはずありませんものね」
カレン「・・・ポルカミゼーリア」
-
イリヤ「コトミネ、洗礼詠唱の最後の一言を言いなさい」
言峰「合い判った。・・・〝キリエ・エレイソン〟」
イリヤ「違うわ、日本語で言うのよ」
言峰「むっ、それなら最初からそう言え」
カレン「・・・」
言峰「日本語で言うなら・・・〝この魂に憐れみを〟だ」
司会「凛、正解〜」
3人「・・・」チラ
カレン「・・・さあ、次の問題を出しなさい、大河」ポッ
3「(ちょっと耳が赤くなってる)」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「第277問、綺礼がこの4人の中で・・・」
4人「・・・」グゥゥゥゥ
司会「一番、毛深そうだと思うのは?」
ランサー「おっ、あと少しじゃねぇか。問題はあれだが、お前ら頑張れよ」
凛「・・・あ、ランサー戻ってきたのね」
桜「今さら何しにきたんですか?」
カレン「私の台詞を取らないでください、桜。で、駄犬、のこのこ去勢されに来たの?」
ランサー「んだよ、サーヴァントがマスターの様子見に戻っちゃいけねぇのか」
士郎「そういや、ギルガメッシュはどうした?」
ランサー「あぁ? 奴なら絶叫しながら帰ったぞ。服が汚されたからって」
カレン「おや、あの金キラ頭に当たらなかったの? 昼食抜かれたから中ショックです」
士郎「古いな、おい」
-
司会「解答オープン」
士郎:衛宮士郎
凛:士郎
桜:先輩(小さく)
カレン:衛宮士郎
士郎「この中で男は俺一人だし、みんなの解答は甘んじて受けるよ」
桜「ご、ごめんなさい、先輩・・・」
凛「でも士郎って童顔だし、あんまりそういうイメージないのよね」
士郎「気にしてること言うなよ遠坂・・・」
-
カレン「実際に見たのではないの、凛? 至近距離で、まじまじと、穴が開くほど」
凛「そ、そんなことな・・・いわよ」
士郎「今の間は何だよ!? 誤解されるだろ!」
桜「・・・先輩、後でじっくりとお話を聞かせてくださいね」ニッコリ
士郎「だから違うって!」アセアセ
ランサー「なんだよ、坊主。まだ若いのにモテモテだねぇ。けど浮気とか最低だぞ?」
士郎「ナンパ男に言われたかないぞ!」
ランサー「よく言った。ならお前が先に逝け」
カレン「せっかくの決め台詞も、こんな場面だと負け犬の遠吠えにしか聞こえませんね」
ランサー「いや洒落を真面目に捉えられても困るんだが、マスター」
カレン「え? ・・・も、もちろん知っていましたわ、この駄犬」ポッ
凛「(あ、また顔赤くしてるわね・・・案外、可愛いかも)」
-
イリヤ「コトミネは4人の中で誰が一番毛深そうだと思う?」
言峰「凛が最も毛深そうだな」
凛「ちょ、はぁ!? そんなわけないでしょ、何言ってんのよアンタ!」
桜「姉さん、落ち着いて」フフッ
言峰「・・・と言っても心臓の毛、だがね」アッハッハ
司会「全員不正解〜」
ブブーッ
凛「びっくりさすなー!?」
-
カレン「あそこの毛も深そうですけどね」
凛「・・・は?」ギロ
カレン「イッツ、カレンちゃんジョークです。それともその反応、マジ?」
桜「ね、姉さん、まさか・・・」
士郎「遠坂・・・」
ランサー「別に嬢ちゃんが毛深かろうが、オレはどうでも・・・でゅぶほ!?」
凛「・・・次はガンドじゃすまないわよ」
カレン「凛がお手入れを欠かすわけないでしょう。口は災いの元ですよ、ランサー」
凛「アンタが言うな! あと私は最初からツルツルよ!」
4人「・・・」
凛「え? あ・・・その・・・さ、さっ、次の問題にレッツらゴー!!!」
4人「(・・・ツルツル)」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「第290問」
凛「の、残り10問来たわこれ」
桜「早く終わらせたいです・・・」
司会「綺礼の娘の名前は?」
士郎「あ・・・」チラ
凛「い・・・」チラ
桜「う・・・」チラ
カレン「え?」キョロキョロ
ランサー「おっ」チラ
-
カレン「・・・みなさん急にどうしました? 私の顔にゴミでも付いていましたか?」
士郎「いやだって、これは・・・」
凛「そうよね、この質問って・・・」
桜「答えが、その・・・」
カレン「答えが何です? 私には皆目検討もつかないのですが」
ランサー「いやそりゃねぇだろ。だってあいつの娘って言えば、おま・・・ひぎゅん!?」
カレン「おや、どこからともなく舞い降りた黒鍵がランサーの脳天を突き破りました」
士郎「ランサーが死んだ!」
凛・桜「この人でなし!」
-
司会「解答オープン」
士郎:答えられない
凛:答えられない
桜:答えられない
カレン:わからない
カレン「貴方たち、何か当てがあったのではないのですか?」
士郎「いや・・・特には」チラ
凛「き、気のせいよ。あいつの娘なんて知るわけないじゃないの・・・」チラ
桜「そ、そうですよ、知ってるわけありません・・・」チラ
ランサー「・・・」チーン
-
イリヤ「ねぇコトミネ、貴方の娘の名前を教えなさい?」
言峰「娘だと? 生憎と私にそのような者はいない」
イリヤ「嘘ついても判るのよ? 貴方、結婚しているんでしょう?」
言峰「ああ、だいぶ前にな。だがそれだけだ。妻は死に、子宝にも恵まれなかった」
言峰「・・・いや。一人だけ娘が産まれた気もするが、もう顔も名前も忘れてしまったよ」
言峰「なにぶん何年も会っていないものでね。彼女も私のことなど覚えてはいまい」
イリヤ「・・・父親として失格ね、コトミネ」
言峰「今さらだな、イリヤスフィール。私はすでに様々なものに失格している身だよ」
イリヤ「それでも貴方は・・・失格なのよ」
士郎「イリヤ・・・」
カレン「・・・失格神父」
・・・・・・・・・・・・
-
俺言峰親子好きなんだよなぁ…
-
司会「第300問〜!」
凛「き、きたわぁ〜!」グゥゥゥゥゥ
桜「やっとこれで終わりです・・・」キュルルルルル
カレン「ようやくダニの研究も終幕ね・・・」キュゥゥゥゥ
士郎「お前ら、腹の虫がすごいな・・・って俺もか」グゥウゥゥゥ
ランサー「でも優勝したあと待ってるのは・・・っと、危ねぇ。死人に口なしってな」
司会「綺礼にとって人生とは?」
凛「そして知るかぁああああああ!」
桜「まとめとしてはありですけど、誰も答えが判りませんよね」
カレン「ダニの一生なんて掃除機に吸われてゴミ箱にポイですよ」
士郎「・・・言峰の生き方か」
・・・・・・・・・・・・
-
司会「解答オープン」
士郎:わからない
凛:知るか(大文字)
桜:わからない
カレン:主のしもべ
凛「カレンのやつ、たぶんありえないわよ」
桜「神父さん、そんなまともな人じゃありませんしね」
カレン「意外と毒舌なのね、桜。まあ、もっともな意見ですけど」
ランサー「自分で書いといてそりゃねぇだろ、マスター」
士郎「あいつ、どんなこと言うんだろうな・・・」
-
イリヤ「ねぇコトミネ、貴方にとって人生ってなんなの?」
言峰「私の人生か・・・それよりもなぜ、私をバーサ―カーから解放した?」
イリヤ「だって最後だもの。終わりがバーサ―カーの膝の上っていうのも締まらないわ」
言峰「ふん、要らぬ気遣いをしてくれる・・・だが感謝はしよう」
イリヤ「カッコつけてないで早く言いなさい。じゃないと大好きクラッシュよ?」
言峰「それだけはやめてくれ・・・」
言峰「まあ何だな。私にとって、人生とは空虚なものでしかなかった」
言峰「人並みの幸福も、人並みの営みも、私にとっては理解しえないものだった」
言峰「・・・だがあるとき私は得た。私という人間の本質を。私が真に欲したものを」
-
言峰「しかしその過程、この身体が私という人格を形成するに至った道を私は知らない」
言峰「つまり質問への解答としては、私の人生はその答えを得るためのもの」
言峰「ゆえに私は問い続けねばならない。私の求める先にある真実を識るために」
言峰「仮に、この疑問が我が神を冒涜するのであれば・・・」
言峰「神前において。――この全霊をかけ、我が主さえ問い殺そう」
司会「全員不正解〜」
ブブーッ
カレン「ダニはダニらしく、大人しく潰される人生でいれば良いものを・・・」
凛「ほんと、あいつらしい歪んだ生き方ね・・・」
士郎「・・・言峰」
-
桜「でも・・・言峰神父のあれって、いろいろzer○とごっちゃになってませんか?」
士郎「桜、言ってやるなよ。せっかく言峰が綺麗にまとめたんだから」
ランサー「綺礼だけにってか?」
カレン「あの場面で愉悦とか言ったらただのギャクですよ。ちゃんと解りなさい、桜」
ランサー「オレは無視かー!?」
凛「そうね。その点で言えば、まあ今の綺礼の台詞は良かったんじゃない?」
司会「それでは、結果発表でーす」
ランサー「さぁて、嬢ちゃんとマスターどっちが言峰のとこに行くことや・・・げぼ!?」
凛・カレン「・・・ふん」
士郎「ランサー、死人に口なしじゃなかったのかよ」
-
司会「優勝は・・・」
凛「カレンカレンカレン・・・」
カレン「ラブリン、ラブリン、ラブリンリン」
士郎「変な歌作るなよ。耳に残る」
桜「(・・・ラブリンタイム)」フフ
司会「・・・・・・」
5人「・・・」
-
司会「・・・カレン・オルテンシアー!!!」
凛「いよっしゃー! いえーい! 最後には正義が勝つのよー!!!」
桜「姉さん、はしたないですよ・・・」
士郎「あんま叫ぶなよ、遠坂」
ランサー「残念だったな、マスター。言峰の野郎と二人きりとか・・・うお!?」グルグル
カレン「フィッシュ、アーンド、ゴスロリッシュスペシャル!」トウッ
ランサー「うごげぼ!!!」
士郎「それただのグーパンチ・・・」
桜「ランサーさんも懲りませんね・・・」
-
司会「優勝したカレン・オルテンシアには」
司会「言峰綺礼と二人きりになる権利が与えられまーす!」
カレン「・・・カレンちゃん、マジぜつぼー」
凛「ほらほらー、観念して行ってきなさい」ウフフ
桜「姉さん浮かれすぎですよ。自分が行かなくて済むからって」
士郎「でも藤ねぇが司会ってことは、カレンは誰が連れてくんだ?」
慎二「言峰綺礼の控え室はこちらです」
桜「えっ、兄さん!? どうしてここに!」
慎二「こちらです、カレン・オルテンシア様」
凛「無駄に安定しているのね、その無視も」
士郎「慎二、お前の身に何があった・・・」
・・・・・・・・・・・・
-
控え室
言峰「・・・雌雄を決したのはお前か、シスター」
カレン「ええ。とても不愉快ですが、私が一番ダニの生態系に詳しかったようです」
言峰「そうか・・・入口に突っ立っていないで、早く席にかけてはどうかね?」
カレン「老害こそ直立不動は疲れるでしょう。それ以前に、なぜ立っているのです?」
言峰「主賓より先に坐することなどできぬよ。シスター、さっさと座りたまえ」
カレン「若者よりもお年寄りがお先にどうぞ。すでに膝がブルブル震えているのでしょう?」
言峰「相も変わらず口が悪い・・・どれ仕方ない。老体はご厚意に甘えるとしよう」スッ
カレン「では私も失礼して」スッ
言峰「・・・シスター。なぜ私の隣に座る?」
カレン「至近距離で話しかけないでください。加齢臭が酷いですよ」
-
言峰「・・・まったく、面影以外は何も似ていないな」
カレン「え?」
言峰「・・・ただの独り言だ」
カレン「おや、もう痴呆が始まっているのですね。オムツも着用済み?」
言峰「ふん、どうかな・・・それより昼食を抜かされたのだろう。食うか?」マーボー
カレン「要りません。貴方の好物は私にとって有毒です、青酸カリです」
言峰「そうか。ではそこで腹を空かしていろ。私は一人で食す」ムシャムシャ
カレン「・・・」グゥゥゥ
言峰「・・・ああ。アインツベルンの娘にデザートを用意させていたのだが」
言峰「よく考えれば私は甘い物が苦手だ。あれは残飯確定だな」
カレン「・・・」スッ
言峰「どうした、シスター? それは青酸カリだぞ」
カレン「・・・メインディッシュの前に、少し空腹を満たすだけです」
-
言峰「自ら毒を食らおうとは愉快な奴だ。どれ、ではついでに白米もよそってやろう」
カレン「何の真似ですか?」
言峰「お前の胃袋を隙間なく満たしてやると言ったのだ。主菜までは辿りつけまい」
カレン「その手には乗りませんよ? 別腹はちゃんと残しますからね、言峰神父」モグモグ
言峰「そう上手くいくかな? 麻婆の連鎖は甘くないぞ、シスターカレン」ムシャムシャ
・・・
士郎「あいつら、ああしてみると本当の家族みたいだな」
凛「そうね。でも本人たちは、きっと認めないでしょうけど」
桜「だけど、ちょっとだけ微笑ましいですね」
ランサー「ったく、互いに意固地になりやがって・・・」
-
士郎「まぁ良いじゃないか。それより帰ろう。昼食とってないから夕食は腕を振るうぞ」
桜「私もお手伝いします、先輩」
凛「頼んだわよ、二人とも。あ、ついでにランサーも寄ってく?」
ランサー「んー。じゃ、お言葉に甘えてさせてもらうとするかね」
士郎「藤ねぇの分はいらないよな。こんな騒動起こしたんだし」
桜「当然です。これはもうお仕置きですよ」
凛「まったく藤村先生にも困ったものよね」
4人「あはははは!」スタスタ・・・カチッ
-
・・・
藤村「ふっふっふ、司会者乗っ取り計画には成功したぜ。けど」
イリヤ「けど?」
藤村「・・・」
藤村「地雷、どうしよっか?」
イリヤ「あ」
ドッカーン! キャー! ランサーガシンダ! コノヒトデナシ! シンデネーヨー!
-
藤村「まっ、良いよねー。爆発オチもありだよねー」
イリヤ「もう、タイガってば無責任なんだから」
藤村「さーて! 調子も出てきたことだし、次のターゲットは君に決めた!」
イリヤ「ゲットだぜ!」
おしまい
最終結果
士郎:13問
凛:108問
桜:15問
カレン:140問
-
乙
言峰親子に少し救いを感じてよかった
マジ親子萌え
-
まだ続けてくれるのか
つぎも期待してる
-
〜タイガー道場〜
タイガ「記憶力の欠如は足元に迫る死神に笑われる、タイガー道場始まるよ!」
ブルマ「押忍! 弟子一号ですあります!」
タイガ「そういえば弟子一号、カレンちゃんのことで言いたいことあるんだけどー」
ブルマ「けどー? って、さっきも見たようなシュチュっすね、ししょー」
タイガ「実はわたし、カレンちゃんとはタイころでしか会ったことないのよねー」
ブルマ「それは初耳ね。つまりホロウで会ったことはないと?」
タイガ「そうなのよー。だからシスターの性格とか腹黒さとか、ぶっちゃけわかんなーい」
ブルマ「問題発言、ここに極まり! それじゃ、にわかと同じじゃないっすか!」
タイガ「だからその辺りは、推理小説よりもふかーい心で許してにゃ?」
ブルマ「・・・うわー、いい歳してにゃとかキモイわー。リメイク買うんだろうなー」
タイガ「うおー! 打つべし、打つべし、打つべし!」
ブルマ「きゃー! 頭がポックリさんにー!」
-
タイガ「はぁ、はぁ・・・あ、大事なこと忘れてた」
ブルマ「うぅ、脳天空竹割りだよー・・・で、何を忘れてたの?」
タイガ「復活はや!? まぁそれは良いとして、クイズはいったんここでお開きよ」
ブルマ「えぇっ! さっき調子に乗ってきたばかりって言ったのに!」
タイガ「だってぇー、わたしフェイカーだもん。クイズ300の英雄王がいるもーん」
ブルマ「つまりわたしたちはパクリで、元ネタさんがいるって言いたいんですね、ししょー」
タイガ「そっ。ゆえに――ニセ虎、ここに死せり」
ブルマ「・・・はーい。じゃ、タイガー道場ここで終わりまーす!」
タイガ「こらー! 人がカッコつけてんのに勝手に終わらすなー!!!」
ブルマ「また会える日まで、さよならー! さよならー! さよならー!」
タイガ「どこの洋画劇場じゃーい! ・・・あ、さよならサンタはまた来て二番!」
ブルマ「ばっいばーい!」
ほんとにおしまい」
-
乙乙
-
そうか、残念だな
乙
-
すげー雰囲気出てて感心する
-
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで
「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。
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