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保険医「妊娠だって!?」
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保険医「女囚が!?なんで!!」
看守「ん〜、そこんとこが謎なんだよなぁ...」
保険医「謎って...謎ってなんだよ?」
看守「見当もつかないんだよなぁ」
保険医「んなバカな。一人で突然妊娠したってか?どこの聖母だよ」
看守「まったく不思議だよなぁ...」ポリポリ
保険医「...で。妊娠してたのはどいつなんだよ?」
看守「>>2の罪で服役中の女囚だよ...」
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違法ドラッグ
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保険医「さて、と。父親探しを始めようか」
看守「例の女囚はどうした?」
保険医「寝かしてあるよ...よくあのギリギリまで隠し通したもんだ」
看守「そいつに話は聞いたか?」
保険医「あぁ。だが...」
看守「何も答えんかっただろう」
保険医「強情な女だ。妊婦相手じゃこちらもイマイチ強く出られんしな...」
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保険医「というかよ」
看守「なんだよ」
保険医「父親探すったって答えは出てるようなもんじゃないか?」
看守「言いたいことは分かってるが、あえて聞こう」
保険医「看守の誰かだろう。この女子監にそれ以外男はいない」
看守「........」
保険医「ドラッグ所持...中毒もあったか?おおかた薬欲しさに体売ったんだろう」
看守「...そしてオレ達の誰かがそれに加担したと。」
保険医「アイツらならやりかねんだろ...?」
看守「.........」
保険医「スマン怒ったか」
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看守「俺はこの仕事に誇りを持ってる。その考えは認めづらいな」
保険医「そうか....なら今回は俺一人で調べよう」
看守「悪いな。今度タルトおごってやるよ」
保険医「気にするな...俺が好きで調べるだけだ。お前には義務も何もない」
看守「気をつけろよ」
保険医「さて...>>6から調べていくか」
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女囚と同部屋、またはそいつの隣の部屋の奴から話を聞く
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保険医「おぉ、いらっしゃい」
女囚「あんたが呼んだんだろーが」ドスッ
保険医「機嫌悪いね?」
女囚「この部屋の薬くせーのが嫌いなんだよ...」イライラ
保険医「すぐ答えてもらえればさっさと帰れるよ。では...」
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保険医「君は彼女と同部屋だった?」
女囚「そうだよ。文句あっか」
保険医「またケンカ腰だね...お茶飲みな。」
女囚「......」ムスッ
保険医「彼女はどんな人だった?その...友人としての印象とか。」
女囚「>>8なヤツだよ。」
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安価間違えた
>>10
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イケメンとSEXする妄想で想像妊娠する
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品行はいいとは言いがたいが、持ち前の明るい性格と冷静な判断力で仲間を惹きつけている
惹きつけすぎて求婚者まであらわれた
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保険医「バカにしてんのかい」
女囚「うるせーなぁ、結論結論。さっさと帰しやがれ」
保険医「頼むからさぁ...」
女囚「妄想癖あんのは嘘でもないけどな。」
保険医「薬だろう?」
女囚「......残念だが」
女囚「彼女は薬なんかハナからやっちゃいないぜ」
保険医「....なに?」
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保険医「ならなんだ。冤罪だと?」
女囚「罪はあるな。実際麻薬は所持してたわけだし」
保険医「んん?でも...ええと」ペラッ
保険医「尿検査で麻薬反応出たらしいけど」
女囚「彼女の検査したのはあんたじゃないだろ?」
女囚「彼女をハメたやつがいる。検査医がな...」
保険医「ふぅん...なかなかいい情報が聞けたよ。帰るかい?」
女囚「茶を飲んだらな」ズズーッ
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保険医「お時間いただきありがとうございます」
検査医「いえいえ、構いませんよ。本日はどのようなお話で?」
保険医「こちらの研究所の薬物鑑定について、色々とお聞きしたいのですが...」
検査医「答えられる範囲でお答えいたします。」
保険医「まず鑑定方法ですが...」
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保険医「ありがとうございました。」
検査医「お役に立てれば幸いです」
保険医「それでは失礼いたします」バタン
保険医「......」
保険医「彼女の鑑定を担当した検査医に話を聞いてみたが」
保険医「.....なんていうかなぁ...大分ちゃんとした人だった」
保険医「あぁいう人が裏では実はヤバかったりするのかなぁ...怖い怖い」
保険医「軽くカマかけようかとも思ったが...隙が無い。」
保険医「ん〜、あの検査医から情報得るのは難しいかもなぁ...どうしよう」
保険医「...また探偵ごっこか。一人だと恥ずかしいけどな」
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保険医「」コソコソ
検査医「...」テクテク
保険医「(仕事終わりを尾行なのだよ。しかし遅くまでよく働くなぁ)」
検査医「...」テクテク
保険医「(見つからないようにな...気が抜けない)」コソコソ
検査医「...」ガチャッ
保険医「建物に入った...>>17か?」
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農場
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看守「で?どうしたんだよ」
保険医「どうって...まぁ建物の外から観察を続けたよ」
看守「さすがに中まで入っていく気にはならんよな。成果はそこまでか?」
保険医「いんやぁ、なかなか面白い事実が分かった気がするぜ」
看守「聞かせろよ」
保険医「農場...酪農場だったが。その後も続々人が入っていってな」
看守「へぇ。牛乳好きの方々かな?」
保険医「かもしれんがな。俺もお前も知ってる顔もあったぞ」
看守「....というと?」
保険医「この辺りのやーさんが数人な。」
看守「ほぉ...」
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保険医「その後、夜明けまでの間人は出たり入ったりだったな。例の検査医は出てこなかった」
看守「夜明けまで、ねぇ。一斉に出入りは無かったんだな」
保険医「あぁ。目立たないようにやっていたようだ」
看守「よく観察続けられたな?」
保険医「どやぁ...」
看守「しかしあれだな...話がきな臭くなってきたな」
保険医「深追いは止したほうが良さそうだな。」
看守「知りたいのはあくまで女囚の腹の子の父親。そうだな?」
保険医「そうなんだがなぁ...段々関わるべきじゃない気がしてきた」
看守「ふぅん...そうか。」
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看守「よ。」コンコン
女囚「...なんの用だよ」
看守「一人部屋か。いいねぇ...快適だろう?」
女囚「イヤミのつもりか?生憎、ほんとに快適なんだがな」
看守「そりゃ結構。ところで例の妊婦の父親だけどな」
女囚「言わねぇぞ」
看守「言え」
女囚「...」
看守「言えよ...ほら、早く。」
女囚「...言わない」
看守「最後通牒だ。言え」
女囚「...」
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看守「推理はついてるな?」
保険医「まぁな...いくつかあるが。」
看守「これ、父親容疑のかかってる男の尿だ」チャプ
保険医「間違いないな?」
看守「俺が実際に採ってきたもんだからな」
保険医「ううぇ〜...」
看守「そんな顔するな...俺だって嫌だったさ」
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検査医「.....」
看守「あんた、何か『信条』って持ってるか?」
検査医「...いえ」
看守「ならそうだな...宗教は?あるいはあこがれの人物なんかはいる?」
検査医「ありませんね」
看守「そっか...」
検査医「...」
看守「.......」ジィー
検査医「...」
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看守「結果は出たか?」
保険医「妊婦はシロ、父親容疑はクロ。」
看守「......残念だよ。」
保険医「こういうこともあるさ....というか」
保険医「その父親容疑の男、俺はよく知らないんだが...どんな男なんだ?」
看守「>>23な男...かな。」
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安価ミス再安価なら
闇金に手を染めた人
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保険医「あの妊婦、容姿も性格も良ければ頭も切れるってのに...妄想癖が玉にキズだな」
看守「ついでに男運の無さもな。なんとなく状況は分かってきたか?」
保険医「あの妊婦が男を庇ってるようだな。女がハメられてる可能性もあるが...」
看守「あの男には無理だろうな...多分」
保険医「検査医が誤診を下したのは女の手引きか」
看守「何があったのかねぇ...あの検査医も考えの読めない奴だし」
保険医「パッと見いい人なんだよなぁ」
看守「ちゃんとしてるようなんだがな」
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検査医「.....」
看守「...『夢』は無いか?」
検査医「...今のところありませんね」
看守「ならあんたの望む人生はどんなものだ?平穏とか...刺激とか...」
検査医「分かりません」
看守「あんたさっきから何も答えないよな。生きてる実感持ってる?毎日楽しいの?」
検査医「恐らくは。」
看守「あ〜、あ〜。やめたやめた。もう帰るよ」ガタッ
看守「突然家まで押しかけて悪かったな。さいなら」バタン
検査医「.......」
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保険医「あったか?」
看守「あったよ。」
保険医「そうか...どの程度あったんだ」
看守「結構量あったな...個人で使う量じゃない」
保険医「もう決まりかな」
看守「あぁ。」
保険医「あの検査医が『売人』だ」
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保険医「君、根はいい人だよね」
女囚「だったらこんなとこ入らねーよバーカ」
保険医「謙遜かい?」
女囚「ムカツキ」
保険医「んでね、例の妊娠騒動について、段々分かってきたんだが...」
女囚「あそぉ...」
保険医「君は彼女を守ろうとしたね?彼女の意思を尊重しようと...」
女囚「...あんたはどうすんの?無視する気?」
保険医「>>29」
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面倒事はいやだから無視する
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保健医じゃなくて保険医ってのが斬新でいいな
この流れだと保険契約に絡んだ展開とかになりそうで楽しみ
支援
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女囚「どっちやねん」
保険医「彼女が冤罪を被ってまで守ろうとした男だ、しょっぴくのは忍びない...と看守は言ってたが」
保険医「そうなるとアイツ個人的にボコボコにするだろうからね。そっちのが危ない」
女囚「死人が出るな」
保険医「ってわけで父親容疑の男は家宅捜査だ。」
保険医「彼女も悲しむだろうからね。友人としてはげましてやってくれ」
女囚「あたし関係ねーよ...」
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看守「...というわけで今彼はお縄だ。」
検査医「...そうですか」
看守「あんた、薬を売ってたな?男の証言でいずれあんたも捕まるぜ」
検査医「そうですかねぇ...」
看守「あ?何?とぼける気?」
検査医「....ははっ」
看守「何笑ってんだ...」
検査医「私が売人ですか...面白い」
看守「...おい、とぼける気か」
看守「そこの床下にあんのは分かってんだよ」
検査医「はぁ...この小麦粉ですか?」
看守「..........はぁ?」
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看守「あんたは男に薬を売ってた。」
看守「農場は会議場か?薬の保管場所か?知らんが、とにかくあんたが怪しいやつらの仲間なのは間違いない」
看守「しかしあのマヌケな男はドラッグ所持がバレてしまった。そこで男の彼女が動いた」
看守「所持の罪を全て自分のものにし、あんたに脅すか頼み込むかして誤診させた。そして牢に入った」
看守「男はそもそもそこの看守なわけだから、彼女としても不満は無かったわけだ。」
看守「ここでも逢い引きを繰り返し、ついに彼女は妊娠した。違うか?」
検査医「重要なところが抜けてますね...」
看守「なんだよ」
検査医「私は薬なんぞ売ってはいませんよ」
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保険医「妊婦が脱獄したぁ?」
女囚「あぁ.....」
保険医「男が逮捕されたことを伝えた瞬間に?」
女囚「ナイフ持ってやがったよ...なんてやつだ」
保険医「そんで君は斬りつけられたと。」
女囚「ちくしょうめ.....」
保険医「どうしたもんかね.....こういう時に限って看守はいないし」
女囚「あいつノコギリも持ってたぞ...さっさと捕まえねーと」
保険医「ん〜...>>35するべきかな」
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あと5レスで解決
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保険医「ノコギリかぁ...」
女囚「妊婦は男の所へ向かうはずだ。そうだろ?」
保険医「あぁ...果たして止められるかな...」
女囚「...なにボンヤリしてんだ?」
保険医「.....今俺にできるのは...」スクッ
女囚「.....?」
保険医「大手術の準備かな...」カチャカチャ
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検査医「私はもう後がありません。」
看守「だろうな」
検査医「警察にではありません。組織にです」
看守「組織....?」
検査医「....私は薬を売ることを強いられた。あのくそったれにね...」
検査医「しかし出来なかった。薬の起こす悲劇はよく知っていますからね」
検査医「売っているふりをしたんですよ。自分の財産を食いつぶしてでもね」
看守「くそったれってのは誰のことだ」
検査医「自分が牢屋に入ったから、脅して仕事を押し付けてきた...あの女」
検査医「私の人生はあいつのせいで狂ってしまった。復讐せずにはいられませんよ」ニコッ
看守「..............」
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ウーーッカンカンカン
看守「...何があった?」
女囚「爆発。」
看守「爆発?」
女囚「脱獄した妊婦は男と再開した。しかし会った瞬間どっかーん」
看守「......なんだそれ」
女囚「さぁね。こっちが聞きたいよ」
看守「保険医はどうした?」
女囚「手術中だよ。しかし、助かるもんなのかね...こんな惨事で」
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保険医「今回はさすがに疲れたよ」モグモグ
看守「さぞタルトが美味いことだろう」
保険医「あれから監獄はどうだ?」
看守「爆発から1週間。建物の修復は進んでるぞ」
保険医「さすが速いなぁ...たくましいもんだ」
看守「気になるだろう?ことの真相」
保険医「爆発は男の体内に仕込まれた爆破物から起こったようだ。おかげで男は全身バラバラだ」
看守「それを仕込んだのが検査医だ」
保険医「何故だ?」
看守「復讐だとよ。元・麻薬売人の妊婦への。な」
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看守「客に惚れたのか、恋人に売ってたのかは分からん」
保険医「男を罪から逃れさせるべく、検査医を脅したわけか。にしたって自分が牢に入ることはなくないか?」
看守「さぁな...あの女にはこの監獄が二人の愛の巣に見えていたのかも分からん」
保険医「妄想って怖いな」
看守「ところで...あの女、大分腹は大きかったと思うが」
保険医「あぁ、胎児はだめだった。女が知ったら悲しむだろうな」
看守「また女囚に慰めにいかせるか?」
保険医「今度こそ死人が出るわ」
完
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乙
もっと見たかったんだけどな
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まあ安価を出す必要がある内容でも無かったな
乙
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おつ
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