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神谷奈緒「Persona for the Golden」
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―――数日後、CGプロ事務所
「おーい、奈緒、ちょっと来てくれ」
「おう、Pさん」
Pさんに呼ばれたアタシは、会議室に向かう。
多分今度のライブの打ち合わせかな?
「おうおう、そんでな、今回のライブで、お前には響ちゃんと横山の奈緒ちゃんと組んでもらうことになるわけなんだが…」
「まさか響さんと組むだけじゃなくて、自分と同じ名前の子とくむことになるなんてなー」
和気藹々と会議は進む。
765プロとの合同ライブ『The world is all one!!』は目の前だ。
いや、三か月なんてあっという間だって。
「…ホントに、平和になったんだよなぁ」
「まぁ、誰もあの日の事をちゃんと覚えてなかったのは驚いたけどな」
振り返ると、ホントにいろんなことがあったよな…。
アタシはPさんと話しながらあの後の事を振り返る。
メシアが光を放った後の事を。
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―――十二月三十日、テレビの中、入り口広場
「…ううん…」
「かみやん!みんな!かみやんの目が覚めたよ!!」
アタシが気が付くと、未央が心配そうにアタシの顔を覗き込んでいた。
未央…!?
「みんな!」
「奈緒ちゃん!!」
「奈緒!」
アタシが飛び起きると、菜々さんと凛が飛びついてきた。
えっと…どうなってるんだ?
てかここは…。
「ありがとう神谷さん。君のおかげで、奴は消え去ったようだ」
「鳴上さん…一体どうなったんだ?」
どうやら、鳴上さんたちも詳しいことはわからないらしい。
気が付くと全員この入り口広場で転がっていたという。
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「双葉さんとりせが念入りにサーチしてくれたが、ヤツの気配はもうない。俺も詳しいことは覚えていないが、君がヤツを消し飛ばしたことだけは記憶に残っている」
『宇宙』のアルカナを持つメシア…。
アイツはもうアタシの中に感じられない。
けど、メシアを生み出した合体元のゴフェルは再びアタシの中に戻ったみたいだ。
ノアがいないのは、アイツの元に戻ってったからなのか?
「なんだかわかんないけどさ、今度こそ、ホントのホントに勝ったんだよかみやん!」
「そっか…アタシ達勝ったのか…」
「そうですよっ!やっぱり奈緒ちゃんはスゴイです!ナナなんかもう肝心なところで役に立たなくて立たなくて…」
あはは、菜々さんは涙もろいなまったく。
「結局奈緒がおいしいところもってっちゃったんだよねー」
「まーいーじゃん、杏たちはあんまそういうキャラじゃないし」
「それに、アレは奈緒ちゃんだからできたんだと思う!」
「そうだにぃ!奈緒ちゃんじゃなきゃ、ダメだったって思う!」
加蓮、杏、卯月、きらり…みんな無事だ。
良かった…。
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「悔しいなぁ…結局奈緒ちゃんに頼っちゃったんだもん」
「うん…ごめんね、ありがとう奈緒ちゃん」
「いやー、やっぱなおちんには適いませんわ!」
「なんか人としての器の違いを感じるよねー」
「ありがとう…神谷さんだったから…」
「まぁそういうこったな」
「もークマすっかりシショーチャンのファンクマよー!」
千枝さん、天城さん、花村さん、白鐘さん、巽さん、クマ。
特別捜査隊陣も全員無事だ。
「シショー!」
「ウサ!」
アタシ達を見つけたウサが、勢いよく駆け寄ってくる。
「シショー!勝ったウサね!終わったウサね!ついにやったウサねぇ!!」
「おう!」
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飛びついてきたウサを抱きしめて、アタシは笑う。
あぁ…終わったんだな…。
「見て、霧が晴れてくよ!」
未央の言葉にみんなが周囲を見渡す。
さっきからだんだん霧が薄くなって言ってたのは感じられたけど、ついにこの世界を覆っていた霧が綺麗に晴れていく。
「うわぁ…!」
「すごいな…!」
「ま、俺らは二回目だけどな」
「あぁ、やっぱりというか、安心するな」
アタシ達は歓声をあげ、特別捜査隊の皆は満足げにうなずく。
霧が晴れるとそこは、美しい自然に澄んだ空気、晴れ渡った青空の広がる楽園だった。
「これってつまり…どういうことなの?」
「ここは、人の心が反映される世界。ってことは、人間の心ってのは本来こんなに綺麗で澄み切ってるんだ…ってことでいいのか?」
「俺たちはそう考えている。まぁ実際のところ綺麗な事ばかりではないとは思うが…これもまた、人間の心の一面なんだ」
"
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「そっかぁ…とにかくもうこの眼鏡は必要ないんですねぇ」
そっか、テレビの中はここだけじゃない。
でも、人の心には澄み切った部分もあるってことなんだな。
「イザナミの時とは違う。奴はおそらく膨れ上がった力と神谷さんから受けたパワーが対消滅を起こして崩壊したんだ。もう、ヤツの因子はここには残っていないだろう」
「えっと、それって大丈夫なのかな。ほら、あの『神』って言うのも元をただせばイザナミと同じ存在だったわけでしょ?そうなると、ここを管理するのがいなくなっちゃったってことだけど」
「大丈夫だよ」
千枝さんの疑問に、アタシは確信を持って答える。
客観的な根拠があるわけじゃないけど…。
「管理者なんていらない。アタシ達は…人間は自分たちの始末を自分でつけていけるんだからさ」
「…そだね、そうしなきゃね!」
「これでシショーたちの冒険もおしまいウサね…ウサ、シショーたちに会えて楽しかったウサ!今までありがとう…ベベチャンをよろしくお願いするウサ!」
「ちょっとちょっと、何言ってんのさ!まるでこれでお別れみたいじゃん!」
「だって…これでもうみんながこの世界に来る必要はなくなったウサ。ウサはもともとこっちの世界の住人。後はここでひとりで…」
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「あのな、ウサ」
寂しげなウサの方を叩いてアタシは言う。
「何か勘違いしてないか?用事が終わったらそれではいさようなら、ってお前を捨てていくほど、アタシ達が薄情に見えるか?」
「で、でも!」
「ナナはこのままこれでお別れなんて嫌ですよ!もっともっとウサちゃんとお話ししたり、遊んだりしたいです!」
「そうだね。そもそも、ウサがいるならそれだけでもここに来る理由になるし」
「ごめんね、すぐには無理かもしれないけど、ウサもあっちの世界で遊べるようになんとかしてあげるからさ、奈緒が」
「もう!加蓮ちゃんも手伝ってあげようよ!」
「うきゃー、卯月ちゃん!加蓮ちゃんの照れ隠しだにぃ☆」
「杏の枕になるってんだったら雇ってあげてもいいよー」
「みんな…みんな…ウサは…ウサは幸せ者ウサァァァ!!」
号泣するウサ。
アタシ達の冒険の始まりから、ずっと近くで見守ってくれていたウサ。
コイツを見捨てるわけにはいかないさ。
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「ウサチャンよかったクマねぇ!ダイジョブ!こっち側だったクマも今は立派に向こうの世界で暮らせてるクマ!なんとかなるクマよ!」
「クマチャン!!」
「ウサチャン!!」
キグルミ二体が抱き合って泣いてる。
ったく…そんなに嬉しそうにされたら移るだろ…。
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「さぁ、帰ろうぜ!アタシ達の世界へ!」
</font>
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―――十二月三十日、CGプロ事務所、第4会議室
「始まりはここだったけど…最後もここから出てきたね」
未央が感慨深げに言う。
「みんな!見て!外!」
「晴れてる!」
アタシ達が『神』を倒しに行く前はあんなに真っ暗だった空が、今は綺麗に晴れ渡っている。
今、何時なんだ?
「とにかく、貴音さんや特別課外活動部の人たちが心配だ。出よう」
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―――十二月三十日、CGプロ事務所、事務・応接スペース
「アレ?奈緒ちゃんじゃん、どしたのそんな大勢で…ってか誰?」
「奈緒ちゃん、お疲れ様です…ってあら?後ろにいるのは鳴上くんたちですね、お久しぶりです」
「どうしたって…二人こそそこで何してんだ?」
アタシ達が第4会議室から出てくると、周子さんと楓さんがくつろぎスペースでのんびりとお茶していた。
なんでそんなのんきにしてんだ?
てか避難したはずじゃ…。
「楓さん知り合いなのー?」
「えぇ、前に旅行した先で仲良くなったんです。奈緒ちゃんたちの方が先みたいですけどね」
呆気にとられるアタシ達を尻目に、周子さんと楓さんはのんびり話を続ける。
あっと、周子さんていうのは、ウチのアイドルでクール所属の十九歳。
実家は京都の和菓子屋で、家出してふらふらしてるところをスカウトされたらしいけど…ってそんな話してる場合じゃない!
何が起きてるんだ?
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※訂正、周子さんは十八歳です。
脳内補完おねがいします、失礼!
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「か、楓さん!」
「はい、なんでしょう」
「えっと…今日なんかすごいこと起こらなかった!?」
「すごいことって…さっきの地震?」
「そ、そう、それとか!」
「いやー、アレはびっくりしたね、結構おっきかったもん」
「なんだか、世界中でちょっとした異常気象が確認されたらしいですよ。これも環境問題なんですかねぇ…怖いですね、周子ちゃん」
「そうだね、楓さん。でも、あたしは今お饅頭とお茶がこわいかなー」
「あ、プロデューサーが隠してた差し入れ開けちゃいましょうか」
「さんせー。あ、奈緒ちゃんたちも食べる?」
「あ、いや、アタシ達は大丈夫…」
周子さんと楓さんはパタパタとお茶会の準備に立ち去ってしまった。
な、何がどうなってんだ?
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「シャドウとかの騒ぎが…なかったことになってる?」
「そ、そんなことって有り得るの!?」
「いや…わからない」
「お、いた!お前ら!」
混乱するアタシ達を見つけたPさんが駆け寄ってくる。
そうだPさん!
「Pさん!これはいったい…」
「俺にもわからん。気が付いたらいつもの事務机でパソコンに向かってた。とにかくみんな来てくれ、貴音ちゃんが呼んでる」
わけもわからないまま、アタシ達は迎えの車に乗って貴音さんの元へ急いだ。
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―――十二月三十日、桐条記念病院、会議室
「奈緒…!」
「貴音さん!これはいったい…ってうぉっ」
案内されたのは、桐条の病院の一室。
ドアを開けた先にいた貴音さんに状況を尋ねようとしたアタシだけど、何かを言う前に強く抱きしめられた。
「よくぞ…よくぞ成し遂げ、無事に戻ってきてくれました…!」
「ちょ、ちょっと貴音さん、苦しいって」
「申し訳ありません…しかし今しばらくは…」
随分心配してくれてたみたいだ。
アタシは貴音さんを軽く抱きしめ返す。
見ると、会議室には特別課外活動部の面々もいるようだ。
それと…高峯のあ。
「…取り乱しまして失礼いたしました。状況を簡単にご説明申し上げます。といっても、我々にもわかることは殆どないのですが…」
貴音さんの話によると、一時間くらい前までは確かに日本ドームで避難していた人たちと一緒にいたらしい。
しかし、突然視界が光に包まれ、気が付くと765の事務所にいたそうだ。
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「此度の異常現象、覚えている者はひとりもおりません…ぺるそな使いを除けば。現に、私の仲間たちは今『生っすか』年末特番に出演しております」
そっか、今ちょうど放送中か。
「私たちも貴音と同じだ。町の中でシャドウと戦っていたが、一時間ほど前に光に包まれ、気が付くと桐条の執務室にいた」
他のメンバーは、それぞれの家にいたらしい。
「桐条の私設救助隊に確認を取ったが、出動の記録はないそうだ。隊員も覚えてはいない。が、対シャドウ案件部隊の隊員は覚えているようだ。『黄昏の羽根』という素材を使った装備をしていた者だけだがな」
「どうやら、時間も少し巻き戻っているようです。すくなくとも、私たちが光に包まれる前はそろそろ日が暮れようかという時間帯でした」
「あの異常現象が全てなかったことになってるってこと?」
「そういうことでしょう。しゃどうが暴れたために壊れた建物なども、綺麗に元に戻っております。なぜこんなことになったのやら…」
時間を巻き戻すことができるペルソナに心当たりなんかない。
アタシはのあの方を見る。
「私にもわからないわ…あの『神』にも時を戻すことなんてできないはず…」
『神』か…。
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「もしかして…」
「なにか心当たりが?」
「あぁ、アタシ達、一度アイツに負けそうになったんだけど、その時…」
アタシは、あの暗闇の世界で出会った男の子について話した。
世界の状況と、覚醒のヒントをくれた髪の長い男の子。
彼は『守護神』と名乗った。冗談だとは言ってたけど。
「…そいつの名前は?」
「ごめん、わからない。向こうも名乗らなかったし、アタシも焦ってて聞きそびれたんだ…ただ」
「ただ?」
「『宇宙』ってアルカナの事を話してくれた。かつて自分が目覚めた『いのちのこたえ』に辿りついた者のアルカナだって。あと、自分はこの世界を守ってるんだって」
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「…!」
「それって…!」
「やっぱりかアンニャロ!」
「やはり、見守ってくれているのですね」
「…フ」
「先輩…」
「クーン…」
アタシの言葉に、特別課外活動部の皆が反応する。
岳羽さんなんか、声も出さずに泣いてるみたいだ。
やっぱり、知ってる人だったのかな。
「…そうか、彼はきちんと『いる』んだな」
桐条さんが長く息を吐きながらそれだけ言った。
「とにかく、時間が戻ったことと、此度の事件がなかったことになっている原因はおそらく解明のしようがないでしょう。大事なことは、すべてが終わったということ。奈緒、話していただけますね、戦いの顛末を」
「あぁ」
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アタシ達は話した。
『神』を名乗るまがい物との壮絶な戦いの全てを。
話ながら、よく生きて戻ってこられたと実感する。
自分に、仲間に、絆に、世界に。
感謝しないとな。
「………本当に、よく生きて帰ってきてくれました。この世界に生きる者として、お礼を言わせていただきます…ありがとうございました」
「いや、そんな、自分たちの為でもあったわけだし…ねぇ、かみやん!」
「あぁ、お礼を言われるようなことじゃないさ。第一、貴音さんたちがこっちで頑張ってくれたから、アタシ達は勝てたんだぜ?」
「それでも、言わせてくださいまし」
「私からもお礼と、謝罪を」
桐条さんも頭を下げる。
「この事件、事の発端に桐条の実験に携わっていた者が絡んでいたと聞いた。これは桐条の落ち度、ひいては私の過失だ。すまなかった」
「いやいやいやいや!そんな美鶴さんは悪くないですよぉっ!」
「そ、悪いのはその実験を悪用したやつなんだし、第一実験やってた頃って桐条さん子どもでしょ?気にすることないって」
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「…ありがとう」
「けどそっかー、ぜーんぶなかったことになってんのかー。まぁよかったのかな」
「もともと誰かに自慢できることでもなかったにぃ、きらりは別に気にしないよー?」
「杏も別にいいんだけどさー、奈緒Pが覚えてんのはなんでかなって」
そっか。
この異常現象について覚えているのはペルソナ使いだけなんだよな。
あとなんだっけ『黄昏の羽根』だっけ?って物をつかった装備をしていた桐条の隊員。
Pさんはどちらでもないのに…。
「おそらく…私が彼をあちらに落としてシャドウと融合させたことが原因ね…」
のあが推測を話す。
「あれによって、彼は向こうの世界への適性を得た…後遺症でしばらく覚醒の目途は立たなかったみたいだけど…タイミングさえ合えば彼もまたペルソナ使いになっていたでしょうね…」
「俺がペルソナ使い、ねぇ…どんなのになってたんだか」
Pさんがペルソナ使い…そしたら一緒に戦えたのかな…それはちょっと残念だったかも。
「奈緒、顔に出てるよ」
「え!?な、なんだよ、うるさいぞ加蓮」
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「いずれにせよ、奈緒たちのおかげで脅威は去りました…もう、人々が滅びの影におびえることもないでしょう」
「そうだ、足立さんは、彼はどうしてるんです?」
「我々と同じだ。刑務所の中に戻ったらしい。元々脱獄しようというつもりもないようだし、放っておいても害はないだろう」
「そうですか…」
ホッとしたような、残念なような。
複雑な感情が顔に出ている鳴上さん。
「私は…どうなるのかしら…?」
「高峯のあ、貴女の罪は法律で裁くことはできません。しかし、貴女のしたことは決して許されることではない。まずは彼女達の気持ちを尋ねるべきです」
「そうね…」
のあがゆっくりとアタシ達に近付いてくる。
そのまま深々と頭を下げて話し出した。
「謝って許してもらえるとは思っていないわ…けれど…ごめんなさい…」
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「…どうする?」
「どうするもなにも…」
「まぁ危ない目に遭わされたのは事実だけど、そのおかげでペルソナが使えるようになった事実もあるわけで…」
「奈緒が決めなよ、杏たちはそれに従うからさー」
「…わかった」
下げられたのあの頭を見て、アタシは考える。
コイツは、アタシの大事な仲間を危ない目に遭わせた。
Pさんもコイツのせいで死にかけた。
同情すべき点はあるけど、アタシ個人の心情としては許せない。
でも、こいつは本気で人を救おうとしてたんだよな…。
やり方を間違えた、とてもそれだけだと言って庇いきれるものではないけど…。
「顔上げろよ」
アタシはのあの目をまっすぐに見て、ひとつの決断を口にする。
「アタシは裁判官じゃない、ただの女子高生だ。だから、裁くなんて大層なことをするつもりはない。アタシ個人としてはお前に複雑な思いを持ってるけど、残念ながら憎み切れないんだよな、色々聞いちゃうと。だから…」
のあに向かって拳を突きだす。
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「約束しろ、これからの人生は神に頼るんじゃなくて、自分の頭で考えて人の役に立つことをしろ。アンタが償いだと思うことを精いっぱいやるんだ。それでいい」
「…誓うわ…」
のあもまた、拳を突き出してアタシの拳にコツンと当てる。
そしてそのまま歩き出した。
「どこへ行くんだ?」
「私にできる償いを探しに…もうここに、私がなすべきことはないわ…ありがとう…」
そう言って、のあは部屋を出て行った。
「良かったのですか?」
「やられたらやり返して…ってそんなの面倒だろ?それに、いくら酷い事された相手でも、人の人生を丸々背負いきれるほどアタシの懐はでかくないって」
「はは、さすがは奈緒だ」
Pさんがアタシの頭をくしゃくしゃと撫でる。
これで良かったんだよな。
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―――十二月三十日、桐条記念病院前
あの後、事後処理について話し合って(もっとも、全部なかったことになってるんだから事後処理も何もないけどな)、アタシ達は病院を出た。
空が高く感じる。
「…終わった」
「すんごく長いことだったみたいに感じるけど、かみやんが力に目覚めてからって考えると半年ちょい、か…あっという間だったね」
「ホントにいろんなことがありましたね…激動の年でした」
「こんな経験したの、世界中でも私たちくらいなんじゃないかな」
「大変だったけど…やっぱりみんなで頑張るの楽しかったにぃ!」
「もう二度とごめんだけどねー」
「自分でもよく頑張ったって思います!みんなにハナマルですよ!」
「今日はもう帰って寝ようよー」
「鳴上さんたちはこれからどうするんだ?」
それぞれの感想を聞きつつ、特別捜査隊に尋ねる。
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「陽介たちはこれから、桐条の送迎で八十稲羽に帰ることになってる」
「名残惜しいけど、まぁまた遊びに来ればいいもんな!」
「そうそう、初詣行こうって話もしたしね!」
「今はとりあえず、家族の顔が見たいかな」
「あー、久々におふくろの肩でも揉んでやるかな…」
「勝利のホームランバーに酔いしれるクマよー!」
「誰も覚えていないとはいえ実際にあったことですし、僕は今日の事をレポートにまとめておきます」
「私は普通に家帰るー。元々今日からオフだったもん」
そっか。
やっぱり、慣れ親しんだ土地が一番だもんな。
アタシも帰ったら、家族に夕飯くらい作ってあげようかな。
「お前らも、年末年始はオフだ。もう戦う必要もなくなったんだし、ゆっくり羽根伸ばすんだな」
「うん!そうだね!そーすべきなんだよ!」
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「よし!今度こそちゃんと円陣組もう!」
「またやんのー?」
「里中先輩好きっすねー」
「ほらほら、終わったのに何にもなしじゃ締まらないっしょ!」
「じゃ、今度は最初から神谷さんお願いね!」
「バシッと決めてくれよ!」
「任せてくれ」
道行く人の邪魔にならないように円陣を組む。
二度目ともなるとスムーズだ。
「掛け声はこないだと同じで…今度こそホントに、やったぜー!!」
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<font color="#000000">
「「「「「「「「「「「「「「「「「オー!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」
</font>
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―――現在、CGプロ事務所、会議室
んで、今に至るわけだ。
今日は一月の中旬に差し掛かろうかという日。
正月には、特別捜査隊陣との初詣や、そこでめったに見られない千枝さんに鼻の下を伸ばす鳴上さんとか、下品な発言でりせちーにぶっ叩かれる花村さんとクマ、それを見て笑う天城さん、相変わらず白鐘さんには紳士な巽さんなんてものが見れたけど、その話はまたいずれでいいかな。
「マヨナカテレビも完全に映らなくなったし、ホントに終わったってようやく実感してるよアタシは」
「まぁ俺は事情を知ったのが途中からだったけど、お前らほんとに学校にアイドルにペルソナってよくやってたと思うよ」
Pさんも呆れたように笑う。
テレビの中に入る力も、ペルソナ能力も、どっちも未だにアタシの中にある。
けど、これを使うことはこの先ほとんどないだろう。
いや、そんな日は来ない方が良い。
そのためには、アタシ達人間一人一人が考えながら生きていかなきゃいけない。
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<font color="#000000">
別に「愛し合って生きましょう」なんて宗教じみた教えを広めるつもりはないけど、少しでも多くの笑顔を増やしていければいいな。
そのためにまずは目の前の打ち合わせをこなそう。
「いろいろあったもんだ…っとと、話を戻すぞ、これがそのユニットの衣裳なんだけどな」
「ふんふん…って!なんでまたこういうフリッフリで可愛い系のやつなんだよぉ!」
前途多難…?
</font>
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そうそう、ウサの奴なんだけど、今は…。
「違ウサ!ここは…こう!」
―――ウサッ!
なんと、ウチの事務所でマスコット兼池袋晶葉特性ウサロボのリーダー兼コーチをやっている。
なんとかPさんに、ウサをこっちに出してやれないか相談したら、意外なほどあっさりとやってくれた。
ウチの事務所はウサギをマスコット的にしているアイドルが多いので、ウサはその取りまとめとしてうってつけだったようだ。
倉庫の一部を改造して、そこに住んでいる。
お隣さんのイヴさんとブリッツェンとはずいぶん仲良くなったみたいだ。
けど、一番驚いたのは…アイツだ。
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―――本日よりCGプロダクションでお世話になることになりました…高峯のあです…よろしく…。
―――!?のあ!?お前、なんで!?
―――あれ?神谷ちゃん知り合い?どこで知り合ったんよこんなミステリアスビューティーにさー!
―――いや、のあPさん、こいつは…!
―――いやー、飲んで遅くなった帰りに見かけてビビッときてさー!そのまま口説いてスカウトしてきちゃったってワケ!
―――いや、そうじゃなくてコイツは!
―――知り合いがいるんなら話が早いわ!んじゃ神谷ちゃん悪いんだけどのあさん案内したげてちょーだい、チャオ☆
―――ちょっと、のあPさん!?のあPさーん!!
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そうやってやってきたのがつい二日くらい前。
何を企んでるのかと思ったけど、別にそういうわけでもなさそうだ。
「華やかなだけがアイドルの仕事ではないわ…民間施設の慰問、ボランティアだって立派な活動よ…私は、アイドルに自分の可能性と償いの道を見たの…どんな仕事でもやり遂げて見せるわ」
確かに着飾って歌い踊るだけがアイドルの仕事じゃないけどさ。
でも、のあは言葉通り老人ホームや孤児院などの慰問をメインの仕事として希望しているらしかった。
本気、みたいんだな。
さっそくバニーの衣裳持ってこられた時もためらいなく着てたし。
「…………ぴょん」
お前さてはノリノリだろ!
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―――それからの数か月、色々な場所
それからの数か月は、本当にいろんなことがあった。
まず、アタシと加蓮のソロCDデビューが決まったのは大きな出来事だ。
「おめでとう!奈緒、加蓮!」
「えへへ、ありがと凛」
「おう、ありがとう」
飛び上がるほど嬉しかったけど、まさか凛が泣くほど喜んでくれるとは思わなかった。
発売自体は年度をまたいだ後だけど、みんなそれが決まってすぐにお祝いしてくれた。
次は、トライアドプリムスで出せたらいいな。
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歌と言えばこんなことがあった。
ある日事務所に来たら、柑奈さんがギターを弾いてた。
有浦柑奈さん。
ウチの事務所のキュート部署所属で、背中に抱えたギターがトレードマーク。
「ラブ&ピース」が口癖な十九歳だ。
「何気ない日常が、さよならを告げ♪」
何の歌なんだろう。
「僕等の掛け替えのない日失われてた♪」
なんか、歌詞が去年のアタシにリンクするな…。
「太陽隠す霧雨光を奪い♪信じる物失くしてた僕は悩みだけど♪」
コレは…!
「ちょちょちょ、柑奈さん!」
「うわっ!な、奈緒ちゃん!どうしたの、驚かさないでください!」
「ご、ごめん…それでその歌なんだけど」
「あぁ、コレ?こないだ楽器屋さんで楽譜見つけてさ、なんていうかすっごくラブが詰まってる感じがして気に入ったから買ってみたのです!」
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柑奈さんの見せてくれた楽譜には『Never More』と記されている。
えっと「二度と〜しない」だっけか、ネバーモア自体の意味は。
「最初から聴かせてもらってもいい?」
「いいですよー!コホン…それでは」
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<font color="#000000">
―――無慈悲な言葉だけがデタラメに町にあふれてる
―――Never More 切なく流れてた声
</font>
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<font color="#000000">
柑奈さんがギターをつま弾いて歌いだした。
原曲は知らないけど、ギターと歌だけのシンプルな音楽。
歌詞が自然とアタシの中に入ってくる。
</font>
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<font color="#000000">
―――忘れないよ大事な みんなと過ごした毎日
―――Never More 暗い闇も一人じゃないさ
―――見つけ出すよ大事な 失くしたものを
―――Never More 君の声が きっとそう僕を導くよ
</font>
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アタシの胸に冒険の日々が蘇る。
ペルソナに目覚めた時、初めてシャドウと戦った時、仲間が増えた時…。
大変なことがいっぱいあった。
だけど、それだけじゃない。
みんなでライブをしたこと、八十稲羽での出会い、大型生放送、遅めのクリスマスパーティー…。
みんなみんな…アタシの大切な思い出だ。
何があったって忘れるわけない。
「…ふぅ、こんな感じだけど、コーラスがあるから原曲を聴いてもらった方が…って奈緒ちゃん!?」
「…え?」
柑奈さんが驚いた声を出してアタシは気づいた。
どうやらアタシは知らぬ間に泣いてたみたいだ。
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「どどどどどーしたんですかなに、何かつらいことがあった!?」
「いや、違うんだ柑奈さん、あんまりに、良い歌だったから、さ」
すこししゃくりあげながらアタシは答える。
「この歌って、誰のどのCDに入ってる?」
「大丈夫?ホントに大丈夫なんですね?」
心配しながら柑奈さんが教えてくれたCDをその日のうちに借りて帰って、家で聴いてまた泣いた。
悲しいとか嬉しいとかそういうのじゃなくて…なんだろうな。
翌日、黙ってPさんにCDを渡し、機会があれば歌ってみたいと告げると、その場でCDを聞いて一言「ボイトレ増やしとく」と言った。
了承してくれたってことかな。
アタシの特別な曲になるだろう。
いつか歌ってる人と一緒に仕事が出来たらいいな。
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あぁ、特別捜査隊のみんなは無事大学に受かったそうだ。
鳴上さんと花村さんは同じ大学、天城さんと千枝さんは同じ女子大に進むことになったらしい。
こう言っちゃ失礼だけど、花村さんはよく鳴上さんと同じ大学に受かったな…。
まぁ本人も同じ感想らしい「自分の番号見つけた時は逆採点ミスじゃねーかと思った」とは花村さんの弁だ。
これで心置きなくライブに来てもらえるな!
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そうそう、鳴上さん以外の三人はこっちにでてくることになるんだって。
ご両親も実家から出すことには不安を感じるようで、里中家と鳴上家ではついに両家族会合が開かれたらしい。
「イザナミだの『神』だのに挑むよりもよっぽど緊張した」って二人が言ってたのには笑った。
でも、お互い完全に両親公認になったようで、いよいよ二人の仲はゆるぎない感じだな。
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そういうわけで、今はライブに向けてのレッスンにも気合が入ってる。
「あー、アカン!ここのステップがどうしてもうまく行かへんねん!」
「ここは確かになぁ…難しいよな」
「ここは、思い切って左足に重心をかけると安定するぞ!ほら!」
「「お〜!!」」
響さんとアタシと一緒に組むことになった関西弁女子、横山奈緒は爽やかで頑張り屋で、とても気持ちのいい子だ。
名前も年も一緒だし、なんとなく親近感もわく。
どんなステージになるか、楽しみだ。
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そういえば、あの日の事はなかったことになってるとはいえ、みんなの深層心理にはなんとなく残っているらしい。
例えば、貴音さんが避難してる人の前で演説をしたらしいんだけど、「こういう光景に覚えがあるんだけどなんのイベントだっけ」「いや、そんなんないぞ」「え、でも俺もなんとなく記憶に…」みたいな論争が起こったりしてる。
そのおかげか知らないけど、765もCGも知名度が妙にアップしている。
結果オーライ、なのか?
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あとは…あー!ダメだ!いろいろありすぎて一個一個話してたら時間がいくらあっても足りねーよ!
ひとつ言えるのは…。
「かみやーん!休憩終わりだよー!」
「奈緒ちゃん!次はナナ達のユニットの番ですっ」
「まさか、こういう形で残るとはね」
「奈緒Pちゃん粋な男だにぃ☆」
「こうやってユニットが増えると活動時間も増える…杏はもう限界だ…ぱたり」
「ほら起きて、杏ちゃん!まだまだ頑張れますよね!」
「遅れるとトレーナーさん怖いよー」
「今いく!」
アタシ達は元気でやってるよってことかな!
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―――LIVE初日、会場、バックステージ
「開演まであと十分!」
「照明確認終わったかー!」
スタッフさんたちがあわただしく駆けまわってる。
いよいよこの日が来た。
アタシ達が今まで立ってきた中でも最大級の大舞台だ。
「よし、開演のナレーションが入ったら本番だ…みんな、準備はいいな?」
『はいっ!!』
アイドル総出演数約二百五十人。
前代未聞の超大型ライブ『The world is all one!!』が始まろうとしている。
このライブのタイトルは、765プロの代表曲からとられている。
いい名前だと思う。いろんな意味で「世界は一つ」だ。
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数日間にわたって行われるこのライブ、ありがたいことにアタシは毎日出番がある。
その一番の要因はトライアドプリムスとしてってのだけど、ソロの神谷奈緒として、響さんと奈緒とのユニットとして、そして。
“マスカレイド”として。
どんな手を使ったんだか、Pさんはあの“マスカレイド”をユニットとして登録していた。
メンバーはもちろん未央、菜々さん、凛、きらり、杏、卯月、加蓮そしてアタシだ。
しかも、セットリストにはアタシが希望した『Never More』が入っている。
Pさんには感謝してもしきれない。
鳴上さんたちに届くと良いな。
「かみやん!」「奈緒ちゃん!」「奈緒」「奈緒ちゃん☆」「なおー」「奈緒ちゃんっ!」「なーおっ」
みんなの顔を見回す。
「おう!」
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この先、どんな未来がアタシを待っているかはわからない。
だけど、それがなんだっていうんだ?
素晴らしいものに違いないさ。
みんなが一緒なんだからな!
アタシの胸の中でゴフェルがほほ笑んでいるのを感じる。
アタシは自分が特別だとは思わない。
だけど、アタシにこの力が目覚めたのは偶然じゃない。
色んな人に言われた言葉が、今ようやく確信に変わる。
遅いって?言うなよ、アタシはひねくれてんだ。
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アタシが、アタシ達が、輝くための…ペルソナ。
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「ナレ終わりました!開演です!」
「行ってこい!!」
打ち合わせ通りにみんながステージに飛び出していく。
「おう!」
袖で見送るPさんにハイタッチをかましてアタシもステージに飛び出した。
眩しい、ライトが熱い、昂揚感に体が弾けそうだ。
ステージの近く、関係者優待席に鳴上さんたちの姿が見える。
届けアタシの想い…。
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『Welcome to our LIVE !!』
『The world is all one!!』
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この世界中に!
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Persona × The iDOLM@STER
Fin.
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※作者でございます。
ついに完結です。
約五か月ちょいにわたって書いてきました「ペルソナ×アイドルマスター」。
いかがでしたでしょうか。
みなさまに楽しんでいただけたのであれば幸いです。
実は私、SSはこれが処女作でして、初めてを「ペルソナ」「アイマス」「神谷奈緒」と好きなものにささげられて大満足です。
いやー、楽しかったなー。
読んでいただいた方からのコメントがホントに嬉しかったです。
最終話に関しては、ご覧のとおりホントにあっさり仕上げました。
エピローグがだらだら長いのもねぇ、ということで。
とはいえひとつ物語が終わり、作者のくせに勝手に寂しさを感じております。
神谷奈緒への愛と妄想力でぶち上げた作品ですが、予定通りの展開と話数で終えられたので満足です。
読んでくださった方本当にありがとうございました!
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何か質問等ございましたらどうぞ。
だらだらSSは今後またゆっくり更新していきます。
あと、一応次回作みたいなのもいくつか考えています。
仮面ライダー×南条光
とか
サクラ大戦×アイマス(本家)
とか
構成メモの段階ですけどね。
それと、奈緒が主人公のSSはまだまだ書いていきます。
なんたって奈緒Pですから。
ここでのコミュ対象として挙がっていたアイドルとの絡みはもちろん他の子のも。
それは単発になりますかね。
次のレスで今までのスレを一覧しておきます。
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今までのスレ一覧
神谷奈緒「マヨナカテレビ?」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1386000589/l50
神谷奈緒「ペルソナ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1386774002/
神谷奈緒「ペルソナかぁ」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1389452402/
神谷奈緒「アタシ達以外のペルソナ使い」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1390573093/
神谷奈緒「ペルソナ・・・」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1392732217/
神谷奈緒「ペルソナー!なんて」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1394376593/
神谷奈緒「誰が為のペルソナ」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1396796222/
神谷奈緒「ケリをつけてやる…ペルソナ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1399386035/l50
神谷奈緒「今度こそ終わりだ…ペルソナ!」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1399626499/
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乙!
終わるとなるとこっちまで寂しくなるな
こSSのおかげでP4Gも買って、長い間楽しませてもらったよ
仮面ライダーも期待してるぜ
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おつおつ
よいものでこざいました
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おつおつ
よいものでこざいました
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お疲れ様でした
次作も期待してます
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乙!!
これが処女作……
この作者パネェ…………(゚o゚;)
サクラ大戦×アイマスは個人的に凄い楽しみです(*^O^*)
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乙
追っててよかった。
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そう言えば処女作だったなこれ…
お疲れさまでした!
次回作出来たら見に行きます!
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おつおつ!次はP3だな(ゲス顔)
と思ったが、美鶴でちゃったしな
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>>57-64
みなさんご感想ありがとうございます。
「お疲れ」とか「面白かった」とか死ぬほど嬉しいです。いやマジで!
>>57
おお、今までにも何度も感想下さった方ですね、面白さを広められたなら嬉しいです!
仮面ライダーはどうやら構想が固まりそうなので、また近いうちにひっそり始められそうです。
その時はお時間ありましたらどうぞ!
>>61
サクラ大戦が昔っから好きなんですよ私。
今アイマスにはまっている事考えると人間て変わりませんね!
サクラの方も構想を練り始めてるのでいつか必ず書きます、ライダーが先になるとは思いますが。
その時はぜひ!
>>64
P3というかペルソナものはまた書けたら書いてみたいですね!
実際飛鳥くんとかみたいにペルソナ世界にハマる子もいますし。
みなさん本当に感想ありがとうございました!!
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おつおつ
5ヶ月もやってたのか…時間が経つのって早いなぁ
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シンデレラガールズはほとんど知らないけど、楽しんで読ませてもらった!
乙!
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>>66
投稿始めたのは昨年12月の始めでした。
いやー、今見返すと色々書き直したいところもありますけど、成長を感じていただければ。
>>67
クロスSSで片方しか知らない人にも楽しんでいただけたというのは、書き手として大変に嬉しいことです。
感想ありがとうございます!!
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まだみてるかわからないが、いつだったかほたるとか肇もみたいとか書いた者です。いいキャラしてて面白かったですよー!これを機会に肇たちに興味もってくれるとすごい嬉しかったり...。
ちなみにおれは、これをきっかけに奈緒いいなと思うようになりました。ありがとう!
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>>69
おお、覚えてますよ!
コミュのメンツは決まってたとはいえ、ドンピシャな希望にすごくうれしかったです!
肇ちゃんはもともとわりと興味あったんですが、このSSを書くにあたって色々調べてますます好きになりました。
なにより奈緒の可愛さを広められたなら何よりです!
ご愛読ありがとうございました!!
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唐突なリクエストにもできる限り対応して最後の最後にしゅーこを出してくれる>>1は作者の鑑、はっきりわかんだね
これ見てP4買ったけどP4Gも欲しくなってきたどうしてくれる
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>>71
買おう(提案
俺も買いたくなったから来月本体もろとも買う予定
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ほんっとうにいい作品をありがとうございました!!
更新されるのを楽しみにしてた半面終わってしまったのが寂しく思う
奈緒最高だー!!
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一気に読みました。
処女作とは思えない完成度、各方面への深い理解、そしてバラエティのドタバタさえ書ける構成力。
圧巻の一言です。
願わくば、またどこかであなたの作品を読めることを楽しみにしています。
今万感の思いを込めて、乙!
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乙!
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