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お嬢様「......」ジーッ

1以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 01:40:26 ID:2YcV43zw
男「なんだよ」

嬢「・・・」ジーッ

男「(相変わらず顔が近い...)」

嬢「男」

男「何だ?」

嬢「一緒に帰りましょ」

男「おう」

2以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 01:46:57 ID:2YcV43zw
男「雨、降らなかったなー」

嬢「...」ウンウン

男「傘持って来なかったのか?」

嬢「...」コクン

男「忘れたんだろ」

嬢「っ」ピク

男「怒るな怒るな」

嬢「...」ガサガサ

男「な、何を出すつもり.....ってレインコートすか」

嬢「いる?」

男「要らん かさばるから次からは折り畳み傘にしておけ」

嬢「む」

3以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 01:50:53 ID:2YcV43zw
嬢「男」

男「どうした?」

嬢「午後はお暇?」

男「んー」

嬢「...」

男「一緒に勉強するか?」

嬢「っ......」コクン

男「どこでするか」

嬢「私の家」

男「えっ」

嬢「私の家」

男「いやそれはわかった」

嬢「今から」

男「今から!?」

4以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 01:55:28 ID:2YcV43zw
嬢「...」

男「午前授業のみで飯もまだだし」

嬢「ご馳走する」

男「いや、遠慮しておく」

嬢「何故?」

男「昼間からご馳走されるなんてちょっと......」

嬢「...なら夜」

男「いやまあそういう問題じゃなかったんだけど」

嬢「来て」

男「いきなりお邪魔しても大丈夫なんか?」

嬢「平気」

5以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 02:05:25 ID:2YcV43zw
男「嬢の家、相当広いらしいな」

嬢「...」コクン

男「認めるんかい」

嬢「校庭くらいある」

男「広すぎんだろ」

嬢「この国は資本主義だからしょうがない」

男「急に変な事言うな」

嬢「お昼 2人分頼めば作ってくれる」

男「誰が?母親はロンドンなんだろ?」

嬢「お手伝いさん」

男「おお、使用人雇っているんか...すげえな...」

嬢「来て」

6以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 02:13:53 ID:gplFOphg
はよ

7以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 11:41:46 ID:2YcV43zw

ーーーー邸宅

男「城みたいなのかと思ったら和でした」

嬢「お爺様の趣味」

男「成る程...庭がとてつもなく広いな あれは池か」

嬢「錦鯉を放しているの」

男「金持ちの趣味としては無難だな」

嬢「そう」

男「お、あれ庭師さんだろ」

嬢「うん」

男「こんだけ広けりゃ手入れも大変だろうな」

8以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:13:12 ID:2YcV43zw
男「ここが玄関か」

嬢「ん」

男「・・・?鍵穴がないな」

嬢「センサー」

男「ハイテクだな」

【番号を入力してください】

嬢「...」ピッピッピッピッピッピッ

男「フムフム」

【エラーです(ビビー 番号が違います】

嬢「間違えた」

男「おい」

嬢「...」ピッピッピッピッピッピッ

【確認しました 掌紋をかざしてください】

男「おぉー」

9以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:17:34 ID:2YcV43zw
嬢「...」

【読み込めません 正しくかざしてください】

男「おい」

嬢「む...」

【確認しました】ピー ガチャ

男「お、開いたのか?」

嬢「ここに指紋を着ける」ピッ

ウィーン

男「ここまでくると回りくどいな」

嬢「うん」

男「入力失敗してたし」

嬢「今日は一回しかしてない」

男「一回"しか"って・・・」

10以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:20:44 ID:2YcV43zw
男「靴は脱ぐんだな」

嬢「はい スリッパ」

男「ご丁寧にどうも」

嬢「これは男の」

男「?」

嬢「貴方専用の」

男「あ、ありがとう...」

嬢「あっ」

男「ん?どうした?」

嬢「今日、お手伝いさん居なかった」

男「どうりで静かすぎると」

11以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:25:30 ID:2YcV43zw
嬢「お茶菓子ならあったはず」

男「とりあえず鞄とか置きたいんだが」

嬢「ん こっち」グイッ

男「ひひひ引っ張るなっ」

嬢「...」スタスタ

男「部屋のドア横にあるのなんだ?」

嬢「網膜センサー」

男「!?」

嬢「ここは父の書斎」

男「成る程...本人しか入れないようにね」

嬢「ここが私の部屋」

男「ここにもあるんだな」

嬢「...」ピッ

ガチャ

12以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:37:34 ID:2YcV43zw
嬢「ちょっと待って」

男「?」

【管理者メニューです 12桁の番号を入力してください】

嬢「...」ピピピピッ......

【網膜を入力します】

男「?」

嬢「眼を近付けて」

男「はっ??」

嬢「貴方の」

男「な、何で俺のなんだよっ」

嬢「...」

男「いや、入力したってしょうがないだろ...」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:43:54 ID:9T0Y8/FQ
はよ

14以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:45:14 ID:2YcV43zw
嬢「私と貴方のだけ」

男「・・・、家族のみんなは?」

嬢「私の部屋と父の部屋は自分だけのしか入力してない」

男「ふーん」

嬢「早く」グイッ

男「わかったよ...」ピッ

嬢「ん」

【2人目の入力を完了しました】

男「俺の入力しても意味ないだろ...」

15以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:52:18 ID:2YcV43zw
嬢「...」ガチャ

男「ッッすげえな...」

嬢「入って」

男「広いな そしてベッドがデカい」

嬢「ここに鞄置いといていい」

男「わかった」

嬢「どう?」

男「何がだ?」

嬢「私の部屋」

16以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 12:58:09 ID:2YcV43zw
男「んー?んんー」

嬢「...」ジーッ

男「質素というか...そこまで女の子らしくもないと言うか」

嬢「ん」

男「もっとぬいぐるみに囲まれてたりするイメージがあった...かな?」

嬢「...」

男「ま、落ち着いてていいと思うけどな」

嬢「必要最低限のものでいい」

男「それでこの広さなら余るワケだな」

嬢「ん」

17以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 13:01:27 ID:2YcV43zw
嬢「ご飯」

男「作るのか?」

嬢「んーん」ブンブン

男「そもそも......作れるのか?」

嬢「っ...」

男「ふむ」

嬢「やればできる子」

男「自分で言うなや」

嬢「取りあえず厨房に行けば何かある」

男「キッチンじゃなくて厨房と言うんか...」

18以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 13:07:25 ID:2YcV43zw
ーーーー厨房

男「確かにこりゃ厨房だな」

嬢「使用人さん達全員のご飯も作るから」

男「成る程な」

嬢「土日月は住み込みの爺や以外お休み」

男「爺や!? 爺いるのか?」

嬢「ん 多分今お祖父様側の家で将棋でもしてるはず」

男「爺執事かあ テンプレっすな」

19以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 13:12:22 ID:2YcV43zw
男「いつも使用人さんがいない時は何食べてるんだ?」

嬢「爺が作ったり、お祖父様宅で頂いたりしてる」

男「作らんのか?」

嬢「...」

男「固まるな」

嬢「これが冷蔵庫 業務用と家庭用」

男「開けていいか?」

嬢「ん」

男「・・・んー、あるっちゃあるけどな」

20以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 13:14:53 ID:2YcV43zw
男「ん?このタッパーに入っているのは?」

嬢「使用人さんがもしもの為に作って置いといてくれてる」

男「いやじゃあこれ食べろよ」

嬢「確かに」

男「あのなあ...」

嬢「食べる」

男「んじゃあこれ温めるか」

嬢「ん」

21以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 15:43:37 ID:cgTUZ1YI
期待

22以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 15:55:20 ID:2YcV43zw
男「電子レンジでいいか」

嬢「ん」

男「電子レンジどこ」

嬢「...ん これかこれ?」

男「こっちはオーブンか?何か見たこと無い機材ばっかだな...」

嬢「私もあまり厨房には入らない」

男「取りあえずこのボタンで間違いないだろ」ポチー

23以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 16:06:28 ID:2YcV43zw
男「普段料理とかしないのか」

嬢「しない」

男「こんだけ機材やら使用人さんやらがいるのに勿体無いな」

嬢「何故?」

男「教わるにこしたことはないだろ」

嬢「確かに」

男「お母さんは料理作らないのか?」

嬢「作る」

男「へぇー」

嬢「男は?」

24以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 16:14:58 ID:2YcV43zw
男「まあ、人並み程度にな」

嬢「・・・そう」

男「何でガッカリするんだよ」

嬢「私はできないから」

男「あんまりしたこと無いだけだろ?」

嬢「...」

男「すぐできるようになるって 悲観しすぎだ」

嬢「ん」

男「そもそも高校生で料理が得意な奴って実はそういないとは思う」

嬢「私は不得意ではなくできない」

男「なら経験を積むのみだな」

25以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 17:12:49 ID:2YcV43zw



男「さて、昼飯も食べたし」

嬢「お勉強?」

男「タッパーとか洗わないとな」

嬢「ん」

男「これ、オートシンクだろ?」

嬢「???」

男「自動食洗機だよ 手で洗わなくてもこの中に入れるだけで汚れが落ちる機械」

嬢「すごい」

男「業務用だぞこれ」

嬢「すごいの?」

男「凄いだろ」

26以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 17:19:32 ID:2YcV43zw
男「さて、洗い物終わり」

嬢「ありがとう」

男「楽だな 普通は手洗いなんだぞ」

嬢「ん」

男「で、勉強は嬢の部屋でするのか?」

嬢「うん」

男「勉強っても俺はテキストなんざ鞄に入ってないけどな」

嬢「私に教える」

男「おう」

27以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 17:23:51 ID:2YcV43zw

ーーー部屋

男「勉強机は狭いんだな・・・」

嬢「...」

男「手が止まってるぞ」

嬢「...」

男「わからんのか?」

嬢「ん」コクン

男「まずはこの式から考えてみ」カキカキ

嬢「む......!」




男「結構机に向かってしまったな...」

嬢「うん」

男「今何時だ......ってもう18時か」

28以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 17:26:52 ID:2YcV43zw
嬢「...」

男「そろそろ帰ろうかな」

嬢「......」

男「こんな時間までいたら悪いだろ」

嬢「んーん」ブルブル

男「そもそも爺やはどうした」

嬢「多分お祖父様に捕まっている お祖父様は負けず嫌いだから」

男「やれやれ とは言えどうすれば」

嬢「泊まればいい」

男「ブフッー」

29以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 17:43:54 ID:2YcV43zw
嬢「不都合?」

男「い、いや急に泊まれと言われても」

嬢「明日は日曜日」

男「そうだな」

嬢「学校はお休み」

男「うん そうだな」

嬢「貴方の明日の予定は?」

男「特には...無いが......」

嬢「......」ジーッ

男「そ、そもそもどこで寝れば...」

嬢「? ここ」

男「こことは?」

嬢「私の部屋のベッド」

男「嬢は何処で寝るんだ?」

嬢「一緒に寝る」

30以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 17:47:53 ID:2YcV43zw
男「(誘ってるというより...)」

嬢「?」

男「(天然なだけか)」

嬢「男」

男「ん?」

嬢「帰る?」

男「・・・俺が帰ったら一応は一人になるのか」

嬢「ん」

男「とりあえず残るよ 泊まるかは別として」

嬢「......嬉しい」

男「っ」

嬢「?」

男「な、何でもない(クッ!不覚にもドキッとしてしまった!)」

31以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:08:35 ID:wGWr0hNE
支援

32以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:27:59 ID:2YcV43zw
男「とりあえず晩飯どうにかしないとな」

嬢「ん」

ーーコンコン

爺や=執事で

執事「お嬢様」

嬢「ん」スタスタ......ピーッ

ガチャ

執事「・・・おや?」

男「あ、お邪魔してます」

執事「ほほう この殿方はもしや...」

嬢「男 私の恋人」

執事「ほほう」

33以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:31:34 ID:2YcV43zw
男「はじめまして」

執事「こちらこそ...いつもお嬢様がお世話になっているようですね」

嬢「執事 だから夜ご飯は男の分も」 

執事「かしこまりました」

嬢「宜しく」

男「な、なんかスイマセン」

執事「それでは準備が出来次第お声をお掛けしますので...」

34以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:39:10 ID:2YcV43zw
嬢「うん」

執事「それでは失礼いたします」

バタン

男「・・・思ったよりセバスチャンって感じでは無かった」

嬢「?」

男「外、雨降りそうだな...」

嬢「泊まるなら関係無い」

男「まだ決まってないぞ」

嬢「......」

男「じゃあ賭けるか」

35以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:44:10 ID:2YcV43zw
嬢「賭ける?」

男「この降り出しそうな天気 晩飯ができるまでに降るか降らないか」

嬢「んん」

男「嬢の勝ちなら泊まるよ」

嬢「降らない」

男「OK なら俺は降る方な」

ーーーコンコン

執事「お二人共、御飯ができました」

男「えええー」

36以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:48:04 ID:2YcV43zw
嬢「男」

男「何だよ...」

嬢「降ってない」

男「見りゃわかるわっ!」

嬢「男の負け」

男「泊まるって言っても...」

嬢「?」

男「た、例えば着替える服も無いわけだし」

嬢「用意する」

37以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:52:25 ID:2YcV43zw
男「用意って...」

嬢「兄が使っていた部屋に行けば何かしらある」

男「いいのかよ勝手に」

嬢「一年に数回も帰って来ないから平気」


ーー嬢兄の部屋

嬢「...」

男「ここがお兄さんの部屋か サンドバックあるし」

嬢「お着替えどこ」

男「俺が知るか」

嬢「...」

男「適当に探すのもデリカシーに欠けるよなあ」

38以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 20:55:46 ID:2YcV43zw
嬢「ここ」

男「へ?そのタンスか?」

嬢「・・・多分」ガサゴソ

男「勘かよ」

嬢「・・・」ガサゴソ

男「どうだ?」

嬢「.........雑誌?」

男「うほぉぃ!!それは見ちゃ駄目な雑誌だ!」

嬢「む...」

男「な、何だよ」

嬢「......」ジーッ

39以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 23:35:47 ID:2YcV43zw
嬢「男はこういうの興味ある?」

男「無い」キッパリ

嬢「そう」

男「見てわかるだろう この雑誌......裸の漢しか載ってないじゃんか」

嬢「兄は、両刀使い...?らしい」

男「何処でそんな言葉を覚えてきたっ」

嬢「私に言ってきた」

男「・・・」

40以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/30(日) 23:39:17 ID:2YcV43zw
嬢「このジャージでいい?」

男「あ、ああ それと雑誌は元の場所へ戻しておけよ」

嬢「ん」

男「(てか坂口憲二のポスターとか貼ってあるな...)」

嬢「でも確か、今の兄の恋人は女性」

男「 今は か」

嬢「ん」

男「まあ人には人の生き方があるからな」

嬢「うん」

41以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 02:37:45 ID:JcfGKGTA



リビング

執事「では男様はこちらへ」

男「あ、はい てか様とかいらないですよ」

執事「そう恐縮なさらずに...」

嬢「お刺身」

執事「大旦那様から頂いたものです 盛り付けるだけでしたのですぐにできました」

男「クッ!だからあんな早かったんか...!」

嬢「男、お刺身好き?」

男「ああ 大好物だ」

嬢「良かった」

42以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 03:13:21 ID:JcfGKGTA
嬢「私、わさびいらない」

男「お子様だなー」

嬢「む」

男「お刺身にわさびは黄金タッグだぞ?」

嬢「鼻にくるの」

男「それがいいんだよ」

嬢「変」

男「変ではない」

43以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 03:18:10 ID:JcfGKGTA




男「ご馳走様でした」

嬢「ご馳走様」

執事「お粗末様でございました」

男「あ、あの食器は」

執事「私が片付けておきますので」

男「でも」

執事「男様 これが私の仕事でございます」

男「な、なんかスイマセン...」

執事「お気遣い無く」

嬢「男」

男「ん?」

44以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 09:42:45 ID:slhBdgs6
期待やんね

45以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 09:43:18 ID:slhBdgs6
期待やんね

46以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:24:17 ID:JcfGKGTA
嬢「お風呂は?」

男「え?あ、あぁ...風呂か...」

執事「どうぞご遠慮なさらずに 使用人用の浴室もございますので...」

男「わ、わかりました」

嬢「入る?」

男「んー 食事の後だからもう少し後にするよ」

嬢「そう」

男「親に連絡しないとな」

47以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:29:46 ID:JcfGKGTA
嬢「電話貸す」

男「いや普通に携帯でかける」

嬢「ん」

男「......あ、、もしもし?」

嬢「...」ジーッ

男「さっきメールした通りで今日は帰らないから」

男「え?誰んとこ泊まるかって?」

男「そ、そりゃ友だ......」

嬢「......」ジーッ

男「...彼女の家に......泊まる感じかなー(か、顔近いって!)」

嬢「む」

男「へ、変なことなんてしないって」

男「んじゃそういうことだからー」

48以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:34:31 ID:JcfGKGTA
男「顔近いって」

嬢「......」クンクン

男「やめんか」

嬢「無臭」

男「それは何よりだ」

嬢「ズボンは...」クンクン

男「どこに顔近づけてんだっ!」

嬢「......ズボンは、うん」

男「臭くないだろっ!」

嬢「......」

男「えっ?臭かった?」

嬢「無臭」

男「ホッ...」

49以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:36:57 ID:JcfGKGTA
男「にしてもやること無いな」

嬢「ゲームする」

男「ゲーム?」

嬢「部屋にある」

男「ま、いいけどさ」


ーーー嬢の部屋

男「箱から出されてすらいないとは......」

嬢「どうせやらない」

男「初代PSすら箱に入ったままかよ」

嬢「ん」

50以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:40:00 ID:JcfGKGTA



男「ていうかソフトがないと遊べないよな」

嬢「ソフト...無い」

男「だよな」

嬢「むう」

男「回線ケーブルも無いとな...」

嬢「むう」

男「Blu-rayとかなら見れるんだがな」

嬢「DVD?」

男「そうそう あるのか?」

嬢「ん」

51以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:44:26 ID:JcfGKGTA
嬢「これ見たい」

男「(コテコテのラブロマンスかよ)」

嬢「見れる?」

男「わかったわかった」

嬢「楽しみ」

男「今セットするよ」




男「うむ 終わったな」

嬢「ん」

男「王道っちゃ王道の作品だったな」

嬢「ん」

男「(ベッドシーンから「ん」しな言わねえ......こっちが恥ずかしくなるっての)」

52じゅんじゅわー& ◆V1Q/cBK.X6:2014/03/31(月) 23:45:44 ID:JcfGKGTA
月末まで検便間に合いました!寝ます!

53以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/31(月) 23:59:14 ID:PCjtqVNg
貴様だったか

54以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 05:25:43 ID:n20rJNEk
お前かあ

55以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 06:08:03 ID:flqanVk2
あんたのような気はしてたけど、やっぱりあんたかw

56以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 08:24:09 ID:R5yeNJr.
また貴様か(歓喜

57以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 09:12:19 ID:aP804gkg
お前だったのか…

58以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 21:54:28 ID:iZEOjIp6
男「まだ九時前か」

嬢「ん お風呂」

男「じゃあお言葉に甘えて入ろうかな」

嬢「着いてきて」

男「ま、待てって!着替え着替え......」


ーーーー

男「ん?・・・こ、ここ使用人用の?随分豪勢だな...」

嬢「家族用」

男「ですよね」

59以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 22:08:20 ID:iZEOjIp6
男「俺使用人さん用のでいいんだが......」

嬢「だめ 男は使用人じゃない」

男「このくらい大きな屋敷だと客人用のとかもありそうだが」

嬢「だめ 客人用のは客人用」

男「俺はどうなんだ...」

嬢「家族用」

男「・・・ハァ」

60以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 22:12:51 ID:iZEOjIp6
嬢「ゆっくり浸かって」

男「わ、わかったよ......」

嬢「ドライヤーはこれ」

男「おう」

嬢「男専用バスタオル」

男「さんきゅ」

嬢「男専用の歯ブラシ」

男「わ、わかったありがとう......」

嬢「ん」

男「さて(脱ぐか・・・)」

61以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 22:29:26 ID:iZEOjIp6
嬢「......」ジーッ

男「......」

嬢「......」ジーッ

男「おい」

嬢「?」

男「いつまでいる気だ」

嬢「むぅ」

男「着替えられんだろ」

嬢「平気」

男「何がどう平気なんだ......」

62以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/01(火) 22:56:17 ID:iZEOjIp6
嬢「私は平気」

男「そうかななら着替える」

嬢「ッッッ......」

男「ほらフリーズするなら出てけって」

嬢「し、してない」

男「出てかないと帰るぞ」

嬢「む......しょうがない」

男「まったく...」

63以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 00:17:24 ID:RtD1Vse6
ーーー

男「浴槽は案外普通なんだな」

男「(落ち着けそうだ......)」

嬢「男」ガチャン!

男「うっほほぉぉい!」

嬢「制服は洗う?」

男「い、いいよ汚れてないだろうし てかいきなり開けるなよっ!」

嬢「......」ジーッ

男「聞けよ!」

嬢「ん」バタム!

男「ったく・・・急に入ってくるとは・・・」

64以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 00:22:22 ID:RtD1Vse6



男「ふう 上がったぞ」

嬢「ん」

男「それは?」

嬢「リンゴ あげる」

男「ま、丸ごとかい......」

嬢「食べて」

男「毒入りじゃないだろーな」パクッ

嬢「...」

男「何故黙る」

嬢「......」ジーッ

男「うん、うまい」

嬢「良かった」

男「嬢は風呂入らないのか?」

65以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 00:24:32 ID:RtD1Vse6
嬢「今入る」

男「そうか」

嬢「ついて来ちゃだめ」

男「覗かねーって」

嬢「男」

男「なんだよ?」

嬢「......えっち」

男「いやなんかすごいムカつく」

嬢「入ってくるからテレビ見て待ってて」

男「おう」

66以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 21:28:52 ID:RtD1Vse6



男「ハァ......」

TV「どうしたんだ!佐伯!何のための前進守備だー!!」

男「泊まり......すか」

TV「これはいけませーん!」

男「いや流石にそういう事態にはならないような......」

執事「なるような......」

男「っ!? い、いたんですか執事さん」

執事「まさかお嬢様が・・・恋人を連れてこられるとは・・・ウゥ」

男「なっ、なに泣いてるんですか...」

67以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 21:33:16 ID:RtD1Vse6
執事「これは失礼 ショックで泣いてしまいました」

男「ショックの涙でしたか」

執事「執事ショック 執Gショック・・・ちなみに私の腕時計は」

男「......」

執事「ロレックスにございます」

男「(面倒くさいタイプの人だった...)」

執事「お嬢様とはやはり高校からのお知り合いですか?」

男「いや、そういうワケじゃ無いですな」

執事「ほう」

68以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 21:41:53 ID:RtD1Vse6
男「嬢が女子中に通ってる時に何度か......まあ......」

執事「な、なんと!そんな前からお嬢様をたぶらかしていたとは...いやはや...」

男「いやはや じゃなくてっ」

執事「まあ...お嬢様はあまり自身の事について多くは語られないので...」

男「口数少ないですからね」

執事「男様が口説かれたのですか?」

男「丁寧語ではなく受け身の意味で口説かれました」

執事「ぬぁ、ぬぁんと...お、お、お嬢様のほうから...」

69以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:12:11 ID:gjPNOuvM
男「いや めっちゃしつこかったですよ」

執事「!!?」

男「うんこ」

ーーガチャッ

嬢「上がった」

執事「ほほ それではホットミルクのほうをお持ちします」

嬢「男の分も」

執事「かしこまりました」

70以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:19:13 ID:gjPNOuvM
嬢「......」

男「何だよ」

嬢「何話してたの?」

男「と、特に何も...」

執事「男様とお嬢様の馴れ初めについてでございます」

男「ふごっ」

執事「ホットミルクでございます」

嬢「ふーん」

男「な、なんだよ」

嬢「男から告白した」

男「ち、違うだろっ!」

嬢「違くない」

執事「ホッホッホッホッ」

71以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:27:43 ID:gjPNOuvM




んでもって嬢の部屋

男「やっぱり広いベッドだな」

嬢「ん これ」

男「枕?」

嬢「男専用」

男「うむ じゃあこれを使わせてもらうな」

嬢「今度からこれ使って」

男「(今度から.........)」

嬢「ん」

72以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:35:40 ID:gjPNOuvM
男「で、その、寝るんか...?」

嬢「? まだ寝ないの?」

男「いや...その...」

嬢「.........嫌?」

男「嫌ではない!断じて嫌ではない!!」

嬢「そう」

男「倫理的にさ」

嬢「倫理?」

男「男女が同じベッドで一晩過ごすわけだし」

嬢「平気」

男「へ、平気なんか...?」

嬢「恋人同士だから」

73以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:42:34 ID:gjPNOuvM
男「だから変に意識してしまうんだが」

嬢「......」ジーッ

男「ハァ...」

嬢「男は、そういうのしたいの?」

男「そ、そういうのって?」

嬢「夜の営み」

男「あぁ随分ストレートで来ましたね」

嬢「どうなの?」

男「そりゃしたくないって言ったら嘘になるだろ」

74以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:45:16 ID:gjPNOuvM
嬢「...ん」

男「お互い好きで恋人なんだし」

嬢「ん」

男「お前言わせておいて黙るなや こっちが恥ずかしいだろ」

嬢「ん」

男「俺達はまだ手を繋いですらいないしな」

嬢「ん」ギュッ

男「今握るな」

嬢「...ゴツゴツ」

男「まったくロマンチックではないな」

75以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/02(水) 23:48:15 ID:gjPNOuvM
嬢「手汗すごい」

男「いいだろ別に...」

嬢「緊張でもしてる?」

男「...」

嬢「...」

男「そりゃするだろ」

嬢「私もしてる」

男「ポーカーフェイスだから分かりづらい」

嬢「ドキドキしてる」

男「(可愛いなおい)」

76以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 00:07:49 ID:kSfGeODw
可愛いなおい

77以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 01:50:55 ID:pe3T7Vco
今回は混浴なかったな(フラグ)

78以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 02:22:14 ID:Q2OVm.iY
(可愛いなおい)

79以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 19:59:32 ID:ZhDbgeUw
男「ま、めでたく手を繋いだところで本当に寝るか」

嬢「ん」

男「すっげえ質のいいベッドなんだな...」

嬢「ウール」

男「弾力あるなあ」

嬢「ん」

男「いつもこんな広いベッドを独り占めしてんのか」

嬢「ん」

男「起きたら床に降りるまで若干這わないといけないな...ここまで広いと」

嬢「転がるのをお薦めする」

80以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 20:11:20 ID:ZhDbgeUw
男「いつもはそうしてんのか」

嬢「ん」

男「っしかしまあ俺普段は布団だから寝れるかね......」

嬢「男なら平気」

男「客用の布団とか無いのか?」

嬢「ある」

男「なら俺はそれで......」

嬢「......」ジーッ

男「はいベッドにします」

81以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 20:16:44 ID:ZhDbgeUw
嬢「よっ」ボフン

男「(ぁぁあぁぁいかん緊張してきた!)」

嬢「カモカモ」

男「お、おう...」

嬢「男は普段どちら向きに寝るの?」

男「仰向けか右だなあ」

嬢「わかった なら私はこっち」

男「(向かい合わせになる感じですか)」

82以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 20:26:05 ID:ZhDbgeUw
嬢「......」ジーッ

男「顔近ぇよ」

嬢「いい匂いがする」

男「君ん家のボディソープの匂いです」

嬢「むう」クンクン

男「やめーや」

嬢「男の制服はもっと男の匂いがした」

男「何嗅いでんだよっ!」

83以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 20:45:09 ID:ZhDbgeUw
嬢「特にズボン」グッド!

男「やめろ!」

嬢「......ぺへテロ」

男「てへぺろ だこのテロリスト」

嬢「ねえ」

男「なんだよ」

嬢「腕」

男「腕?」

嬢「こっちに頂戴」

男「(こ、これはまさか......)」

嬢「一度してみたかった」

男「(腕枕!)」

84以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/03(木) 20:48:31 ID:ZhDbgeUw
嬢「落ち着く」

男「......」

嬢「どうしたの?」

男「......固まってるんだよ」

嬢「そう」ガバッ

男「脚乗っけるな」

嬢「自分の脚を相手に乗っけると安心するらしい」

男「...で、乗せ心地は?」

嬢「凄く凄くいい」

男「そーですかっ......」

85以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/07(月) 23:25:10 ID:cipe2fN2
嬢「落ち着く」

男「脚乗せながら落ち着かれても......」

嬢「......」

男「どうした?」

嬢「お願いがあるの」

男「何だ?」

嬢「頭を撫でてほしい」

男「撫でるのか?......しょうがないなっ」ナデナデ

嬢「...おぉ......」

男「な、何だよ」

86以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/07(月) 23:28:11 ID:cipe2fN2
嬢「これは、癖になるかも......」

男「そんなにいいもんか?撫でてるだけで」

嬢「ん 好き」

男「好きって...」

嬢「私は男が好き」

男「お、おう 急にどうした」

嬢「男は?」

男「お、俺?もちろん・・・まあ・・・sきだけど」

嬢「む 声小さい 聞こえない」

87以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/07(月) 23:35:28 ID:cipe2fN2
男「っ、......好きだよ」

嬢「誰を?」

男「嬢さんです」

嬢「......男はツンデレ」

男「なんでだよっ!」

嬢「絶対そう」

男「素直じゃないか うん、とても素直だな」

嬢「言動は素直じゃない」

男「ぐッ・・・」

88以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/07(月) 23:42:40 ID:cipe2fN2
嬢「けど、言動とは裏腹にとても優しい」

男「落として上げてきたな?」

嬢「だからあなたを好きになった」

男「・・・・・・」



数年前

男 嬢 共に中学生


男友「よう帰宅部!放課後暇?」

男「暇じゃないよ 道場だし」

男友「弓道だっけ?実際どうなの?楽しい?」

男「んんー まあ集中力はつくかもなー?くらい?」

89以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/07(月) 23:46:23 ID:cipe2fN2
男友「で、水泳に柔道にそろばんに書道・・・よくやるわな」

男「いいだろ別に」

男友「柔道、初戦負けだろ?」

男「それは前の大会だ!今年は三回戦まで行ったし!」

男友「ナルホド・・・弱いんだな」

男「うっせえな!柔道は好きでやってるわけじゃないわぼけ!」

男友「まあ放課後用事あるならしゃーないわな!」

男「すまんな」

90以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/09(水) 22:31:10 ID:ApcW3uxA



ーーー夕方 帰宅中

男「帰りにジャンプ買ったし、いつもの公園で読むか」

男「・・・ん?」

嬢「............」キーコ キーコ

男「(ッチ、ブランコ誰か使ってやがるな......)」

男「(あぁぁ、でもベンチはカップルが使ってるし...隣のブランコでいいか)」

嬢「......」キーコ キーコ

男「(よっと)」

嬢「......」キーコ

男「......」チラッ

91以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/09(水) 23:38:34 ID:ApcW3uxA
嬢「......」キーコ

男「(近所の△△女子中の制服か・・・)」

嬢「...」

男「(......美人だな)」






男「(・・・そろそろ暗くなってきたな)」

嬢「......」キーコ キーコ

男「(まだいるよ・・・)」

92以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/10(木) 00:26:54 ID:ZirpzFu6
男「な、なあ」

嬢「......」キーコ ピタッ

男「そろそろ暗くなってきたけど...帰らんの?」

嬢「......ん」

男「あー、いや、その......ここらへん暗くなると危ないしさ...」

嬢「貴方には関係ない」

男「あーはいそーですねー(人が心配してんのに・・・クソ)」

嬢「話しかけないで」

93以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/10(木) 22:01:22 ID:ZirpzFu6
男「親御さん心配してんじゃないのか?」

嬢「......」

男「?」

嬢「......」

男「ま、まあ余計なお世話かもしれんが暗くなると多少は物騒だからさ」

嬢「だから......何...」

男「いや、そりゃ迎えにくるってんなら話は別だけどさ...」

嬢「...」

94以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/10(木) 22:06:00 ID:ZirpzFu6
男「さっきから何もしないでずーっと俯いたまんまじゃん」

嬢「だから何?」

男「変だろ だから声かけただけだ」

嬢「あなたこそブランコに座っていた だから変」

男「いやいや俺は毎日帰りはここの公園で時間潰してんだよ」

嬢「...毎日?」

男「おおそうだよ悪いか?」

嬢「変」

男「・・・(なんだこいつ)」

95以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/10(木) 22:12:26 ID:ZirpzFu6
男「それにその制服、△△女子だろ?」

嬢「ん」

男「そんなお嬢様中学生が夜にほっつき歩いてるなんて良くないぞ」

嬢「......好きで通ってない」

男「?」

嬢「何も知らないくせに......話しかけないで」

男「す、すまんすまん...」

嬢「...」

96以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/13(日) 04:12:51 ID:VZ9gOVe6
支援

97以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/13(日) 12:20:26 ID:GcXKLJBY
じゅんじゅわーさん!

98以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/13(日) 13:41:49 ID:uviuTmqg
男「お節介なんだ 悪く思わないでくれ」

嬢「......」キーコ ピーコ

男「いつまでいる気なんだ?」

嬢「あなたに関係ない」

男「...そうだな、関係ないな」

嬢「?」

男「俺ももう少ししたら帰る」

嬢「...」

男「お前んちドコだよ」キーコ

嬢「教えない」キーコ

男「っけ」

99以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/13(日) 13:49:01 ID:uviuTmqg
男「今何年生?」

嬢「...3」
      
男「なんだダメか」

嬢「...」

男「△△中ってエスカレーターだろ?いいなー」

嬢「...」

男「何だよ?」

嬢「よくない」

男「どうしてだ?」

嬢「...」

男「好きで通ってないってさっき言ってたし...」

嬢「あなたに関係ない」

100以下、名無しが深夜にお送りします:2014/04/13(日) 14:44:25 ID:uviuTmqg
男「関係ないなら別に喋ってもいいじゃん」

嬢「...む」

男「今の学校嫌なのか?」

嬢「ん」

男「まあ女子中ってなると色々難しそうだもんなあ」

嬢「...ん」


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