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【選択式】みくにゃんクエスト【安価】
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火サス特有のすごい反り立った崖
みく「くっ。何でにゃ………何で猫耳族を裏切ってウサ耳族に行ってしまったのにゃ!」
???「それもめぐり合わせ………運命は歯車のように規則正しくて、逃れられないのよ。わかるわよね、みく」
みく「分からないにゃ! そんな運命だからって、みんなを! みんなを………!」
???「………あなたの声を聴けなくなると思うと、こんなにもさびしい気持ちになるなんて、私にも心があるってことかしら」
みく「あたりまえにゃあ………考え直すにゃ。みくはこれ以上仲間が気付付けられていくのを見たくないにゃあ」
???「………サイバーショック(電波攻撃)!」
みく「みゃああああぁぁぁぁ………」ドボン
???「さよなら。みく」
これは始まりに過ぎない
猫耳族唯一の生き残り『みくにゃん』
その壮大な冒険の幕開けにすぎないのだ
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某所某海岸
P「あーきょうもう仕事お疲れ様でしたぁ! 明日のための俺自身のための晩酌をしないとねぇ! ご褒美でございますぅ!」
P「と言うよりここどこよ………ん? テトラポットに何かいる? 人くらいあるヒトデかな?」
みく「うぅ………」
P「………人が引っ掛かってる! 助けないと! あなた、大丈夫!?」
みく「う、ん………」
P「けがは………なさそうね。よかった………これって猫耳? まさか、伝説の猫耳族?」
みく「………ごぇ」グギュウゥウウウル
P「………今のお腹の音なら大丈夫そうね」
みく「………」カァア
P「お腹空いてるって言うなら………猫の大好きなサバかーん。ハイあーん」
みく「みぎゃあ! なんてもの食べさせようとしてるにゃ! 外道にゃ! ド畜生にゃ!」
P「あ、元気になった」
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某ファミレス
みく「さっきは助けてもらったのにごめんなさいにゃあ。あんな罵倒をかまして、みくは過去の自分をぶん殴りたいにゃ」
P「気にしなくていいわよ。魚が苦手なの知らずにサバ食べさせようとして『外道』『ド畜生』『ガンギマリ変態』『筋トレ好き臭い』『カマ野郎』『無駄にイケメンじゃない無駄なイケメン』とか言われたのも、一切気にしてないわよ。すいませ〜ん。この子にカレイのムニエルとマンボウのから揚げお願いしまーす」
みく「すっごい気にしてるにゃあ」
P「冗談よ。で、あなたの名前は? その耳、本当に猫耳族なの?」
みく「みくの名前は『みくにゃん』にゃ。確かに猫耳族だけど、別に取り外し可能だよ」
P「うわぁなんか夢壊された気分。着脱式とか失望したわ。店員さーんこの子に白身魚の天ぷらお願いしまーす」
みく「猫耳があるから猫耳族じゃなくて、猫耳を着けてるから猫耳族なのにゃ! そこのところ勘違いしないでほしいにゃ」
P「で、何となくテーブル囲んでディナーしてるけど、あなたはどうしてあんなとこにいたのよ? 崖から落ちて漂流したとか? 家に帰った方がいいんじゃない。親も心配してるわよ」
みく「………崖から落ちたのは正解にゃ。だけど、もう帰る場所なんてないにゃ」
P「………どういうことよ?」
みく「話せば長くなるよ」
P「じゃあかいつまんでよろしく」
みく「………にゃ」
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みく「実はみくたちの住んでる土地には猫耳族のほかに、ウサ耳族ってのもいるのにゃ」
P「そう言えば聞いたことあるわね。でも猫耳とウサ耳は調和されて平和そのものだって聞いたこともあるけど」
みく「そうにゃ。だけど、猫耳族で百年に一度の鬼子『古代魔王セブンティイン』が復活してしまったにゃ」
P「古代魔王のくせに17なのか。数字を基にした名前ならハンドレッドとかの方がよかったんじゃないか」
みく「それは本人の意向らしいにゃ。それから急激に力を付けたウサ耳族は猫耳族を侵略したにゃ。みんな、猫耳を外されてウサ耳を無理やりつけられたにゃ」
P「平和だねぇ」
みく「みくは命かながら逃げ伸びたにゃ。みんなウサ耳になってくのを見てることしかできなくて、悔しかったにゃ」
P「お冷もらってくるわね」
みく「そんな中、知ってしまったにゃ。力を付けたとはいえそう簡単に落ちるはずのない猫耳族の内部には、ウサ耳族に寝返った裏切り者がいたってことに」
P「裏切り者? 何か物騒な話になってきたわね」
みく「その裏切り者こそ『ミステリアス猫耳メイド』から『トランセンドバニー』に変わってしまったのあにゃん、いまはのあぴょんと言った方がいいかもしれない………みくの大切なお姉さんにゃ」
P「………」
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みく「何で、何でのあにゃんがあんなことをしたにゃ………本当の姉のように慕ってたのに………あんなことする人だとは思えないのに」
P「………どうするのよ。もしかして、そのセブンティインって奴と戦うの?」
みく「当たり前にゃ。みくは絶対みんなを助けるにゃ。今生きているのも、猫耳族を救うためにゃ!」
P「でも、一人で戦うって無理ゲーじゃない? 勝ってこないわよ」
みく「そう、一人なら無理にゃ。でも今のみくは一人じゃないにゃ」
P「………ん?」
みく「さあ、一緒に猫耳族を救いに行くにゃ! 善は急げ、早速行動開始にゃ!」
P「ちょっと待ちなさいストップ。アンタ、もしかして俺を頭数に入れてる?」
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みく「当たり前にゃ。偉い人は言いました。野良猫に餌やったら責任もって飼え。これ世界の心理にゃ」
P「この猫娘………! いや、無理よ無理。俺だって仕事あるもん」
みく「仕事と猫耳族を救うのどっちが大切にゃ!」
P「俺の仕事はあれよ。聞いたことあるでしょ? 『覇者王降臨天使ヒジリスク』を」
みく「それって、天から降ってきた神の子にゃか?」
P「俺の仕事は、ヒジリスクを堕とすことなのよね。実はあの子、本当に神の子でね。ちょっと力付け過ぎだから、止めに行くのよ」
みく「お、堕とすって………まさか、世界に名を馳せた『アイドル召喚術師』かにゃ?」
P「そうよ。俺はアイドル召喚術師のPよ。今からヒジリスクのとこに行ってあの子を俺の召喚アイドルにするってわけ」
みく「す、すごい人だったんだにゃあ………それならなおさらにゃ! みくを手伝ってにゃ!」
P「いや、だから仕事がね………どうしようかしら」
>>8①みくにゃん最優先。打倒ウサ耳族
②仕事済んだら手伝ってやるからそっちがまず手伝え
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ksk
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P「こっちも仕事だから、どうしても手伝ってほしいなら、まずこっちの仕事を終わらせなくちゃいけないわね」
みく「手伝ってくれるの?」
P「手伝ってほしいんなら交換条件。まずこっちを手伝えば棺桶の奥まで付き合ってあげる」
みく「いや、家族になるつもりはないにゃあ」
P「可愛げのない子ね。ヒロインなら『そんなまるで一生一緒みたいな言い方………恥ずかしいにゃ』ぐらい言ってみたらどう」
みく「みくは簡単に懐かないにゃ」
P「この猫………じゃあ契約成立ってことで。じゃあ早速敵地に乗り込むわよ〜」
みく「え? まだご飯一つも頼んでないにゃあ………」
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P「この街にヒジリスクを信仰対象とした『ヒジリス教』の総本山があんのよ。結構人がいるみたいだから明日の夜襲をかけるのよ」
みく「夜襲って何か物騒にゃ。話し合いじゃ無理なの?」
P「それの方が劇的でしょ。俺の堕とすは『スカウト』なのよ。劇的じゃなほどいいのよ」
みく「?」
P「とりあえず今日はとっとと家に帰って酌しなくちゃ! みくにゃんはどうすんのよ? 俺の家に泊まるの?」
みく「………行くあてないしそうするにゃ」
P「ひゅー今日は寂しい晩酌じゃないわ! アパートで独り酒飲むのはさみしいからね」
みく「みくは飲まないよ」
P「つまみは鯖ね。美味しいわよ」
みく「食べないにゃ」
P「喰え」
みく「!?」
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次の日の夜
P「よーし。総本山にとうちゃーく。夜だってのに教徒の数は減ってないわねぇ」
みく「どうするにゃ? あんな数全部相手にしてたらきりがないにゃ! 何か策とかあるの?」
P「何かアンタ、夜なのにすっごい元気ねぇ」
みく「猫は夜行性にゃ。当然にゃ」
P「なるほど。まあ策ってほどじゃないけど、考えはある」スッ
みく「何にゃそれ? 手帳?」
P「ただの手帳じゃないのよね。これがあるからこそ、俺はアイドル召喚術師なのよ。おいで『茜』!」
茜「呼ばれました! ボンバー!」ズオォン
P「さあ、正面突破よ!」
みく「それ策じゃないにゃ! 待ってにゃー!」
パーティ『猫耳族の勇者 みくにゃん』『伝説のアイドル召喚術師 P』『召喚アイドル 日野茜』
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P「さぁて、茜。ここは二手に分かれるわよ。そっちで思いっきり走り回ってきて」
茜「了解です!!!!!うおおおおおおおおおおお!」
みく「Pちゃんまってにゃあ………!」
P「待ってなんかられないわよ。ほら前から信徒が来たわよ!」
信徒『侵入者だ!』
みく「うげぇ! ヤバいにゃ!」
P「ヤバいにゃ、じゃないよ。ちょっと時間稼ぎお願い」
みく「え? ちょ、待ってよ! 時間稼ぎってなんで!?」
P「次の召喚まで時間がかかんのよ。アンタも猫耳族救うって口だけじゃないとこ見せてみなさいよ」
みく「そ、そんにゃ………うわぁ! 襲い掛かってきたにゃ! 背に腹は代えられないにゃ………くらえー!」
>>14 ①猫パンチラッシュ②何にもできずに捕まる③いじける
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みく「捕まっちゃったにゃ………」
P「何やってんのアンタ!? 何簡単に捕まってんのよ!? 猫耳族救いだす前に何そんな雑魚キャラに掴まってんの!?」
みく「し、仕方ないじゃん! みくはRPGで言うレベル1にゃ! ここはPちゃんが選んだステージだからレベルが合わないにゃ!」
P「意味わかんないこと言ってんじゃないわよ! アンタそんな雑魚キャラに捕まりおって。エロ漫画ならで辱めコース直行なのよ!」
みく「そっちのが意味わかんないにゃ! と言うか助けてー!」
みくにゃん 誘拐され離脱
P「っち! 面倒な仕事一つ増やして! 家で寝かせとくべきだったわ」
信徒1『いたぞ! こっちだ!』
信徒2『今すぐ叩き出せ!』
信徒『ぶぅーーーん!』
P「また増えた………でもチャージは完了した! 来なさい!」
>>17①しぶりん『蒼い魂』②しまむー『ダブルピースクロスチョップ』③ちゃんみお『スリーラインメテオ』
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ちゃんみお
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しぶりん
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P「凛! あなたの蒼の力見せてあげなさい!」
凛「ふーんアンタが私の戦う相手? まあ悪くないかな。行っとくけど止まる気はないよ。消えない音を刻んであげる」
P「いや変な口上文句はいいから、蒼の力を見せてあげて!」
凛「プロデューサーって最近戻ってないよね。みんな寂しいって言ってたよ。もうそろそろ一回みんなに顔見せた方がいいよ」
P「悠々と話しかけてんじゃないって。敵は前、前!」
凛「それに私だって………最近プロデューサーと話してなくて、さびしいってわけじゃないけど当たり前が無いと思うと………ちょっと」
P「ストップ! 前見て! 前! ちょっと、話しなさいよアンタらぁ!」
凛「プロデューサー!? プロデューサーが捕まった! 今助け、!? いつの間に後ろに?」
P「アンタが私に話しかけてる間によ! 嘘でしょー!」
P、凛 捕獲され連れてかれる
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牢屋
みく「………何でPちゃんまで捕まってるにゃあ」
P「………人選ミスって奴よ」
みく「人選………ところでこの子は誰にゃ? さっきからすっごい睨んでくるんだけど」
凛「………プロデューサー。この子誰?」
P「捨て猫を拾ったの。名前はみくにゃん。まあ喋る猫だけどね」
みく「え、ひどくない?」
凛「………もしかしてこの子と一緒に旅をしてるの?」
P「いや、してないけど。多分することになるわね」
凛「………ずるい」
みく「殺気が増したにゃ」
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凛「私が着いてくって言った時は人で行くって言ったくせに」
P「この事は完全に成り行きよ。アンタたちはアンタたちで仕事があるでしょ」
凛「それでも………一緒に行きたかったよ」
P「………」
みく「ちょっと、席外したいにゃ。嫌にゃ空気になったにゃ」
信徒『お前ら三人。着いてこい』
みく「何か来たにゃ」
P「処刑されるのかな?」
みく「う、うそにゃ! いきなり!?」
凛「さあね。とりあえずついてけば分かるでしょ」
みく「何でそんなに落ち着いてられるにゃ! みくは怖いよ!」
凛「私も怖いよ。でも、プロデューサーなら何とかしてくれるって信じてるから
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謁見の間
みく「あの子が………ヒジリスク?」
凛「あの子が今回のスカウト対象………神の子って言う割には普通に人の姿だね」
信徒『静かにしなさい。主の前だ』
ヒジリスク「別に………主じゃない、ですよ。あなたたちが………みんなを傷つけたの?」
P「………」
ヒジリスク「そう言うのは、ダメ、だと思います。みんな、痛いって」
みく「今思えば………Pちゃんが敵地って言ってたけど、どんな悪いことをしてたか聞いてないにゃ。もしかして、悪いのみくたち?」
ヒジリスク「理由を、聞いていいでしょうか? もちろん………理由があっても人を、傷つけちゃいけないですけど」
信徒『彼らに無慈悲な贖罪を!』『『『贖罪を』』』
凛「プロデューサー………」
P「………」
>>23①ヒジリス教の真実を知りたい?②あなたに踏まれたくてあんなことしました! 踏んでください!③俺の物になれ
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P「単刀直入に言いましょう。俺は、君が欲しくてこんなことをしたのよ」
ヒジリスク「………?」
みく「にゃ?」
凛「また………」
P「俺は君に惚れたのよ。その声、容姿。何より、これだけ多くの人たちを引き付ける魅力。惚れるね。当たり前じゃない。欲しいと思わない方がおかしいわ」
ヒジリスク「そんなことの、ために………傷つけ単、ですか?」
P「ほかの理由もありと言えばありき。でも第一の理由はあなたを、俺の物にするためよ」
ヒジリスク「………ひどい」
信徒『我が主が雫を溢した! 罪人を断罪する!』
みく「Pちゃん! これ完全にこっちが悪者にゃ! みんな怒ってるよ!」
P「ええ怒ってるでしょうね。まあ全部を全部話してはないしね」
みく「そんなことより、ほんとに処刑されちゃうよー!」
P「そうみたいだけど、俺が何の対策もしてないとでも思ってるの? 甘いわよ」
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凛「………! ちょっと、伏せて!」
みく「ふぎゃ!?」
茜「でりゃああああ!」
信徒『なんか来た!?』
P「ある程度想定はしてたのよ。だからあらかじめ茜に言っておいたのよ。時間が過ぎて元の場所に戻らないなら、身を潜めて合図と同時に突っ込んで来いって。身体能力も高くて、勝負度胸と恐れないガッツがある茜なら、最っ高の仕事をしてくれると思った。そして」
茜「プロデューサー! 縄解けましたよ!」
P「俺の両手が使えるようになれば、新しいアイドルを召喚できる!」
>>27①ニュージェネレーション『原初の歌』②シンデレラガールズ『チャーム』③ハピハピツイン☆『杏搭乗型きらりんビーム』
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P「単体アイドルじゃなくて、ユニットアイドル。かつ、ニュージェネとシンデレラに迫る我が一押しアイドルユニット。杏ときらりのツインズ!」
きらり「うきゃー! 呼ばれたよー☆」
杏「呼ばれたよー☆ だから帰るね」
P「帰ろうもんなら一ヵ月の列島縦断各都市名物レポーターの仕事させるわよ」
杏「行くよきらり。きらりんビームだ!」
きらり「にょわーん………きらりんビーム!」カッ!
みく「あの子………指先からビーム出したにゃああ!」
凛「きらりだし、ビーム意外にもいろいろできるよ。巨大化したり」
みく「あ、アイドルって何にゃ………」
凛「それより………こんな狭い場所できらりを呼び出したら………」
茜「ちょっと………まずいですよね!」
P「その通りなんだけど………みんな逃げて! 倒壊するわよ!」
みく「倒壊って………うわあああああああ!」
総本山 壊滅
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みく「うげぇひどい目に遭ったにゃ………」
茜「みなさん大丈夫ですか?」
凛「運んでくれてアリガト。で、プロデューサーと杏ときらりは?」
P「二人ならもう帰したよ。これ以上ビーム撃たれたら地形ごと変わっちゃうからね」
凛「プロデューサー! 無事だったんだ!」
P「ちょっと、ストップ抱き着き厳禁。アンタアイドルなんだからパパラッチに気を付けなさいよ」
みく「こんなところにそんなものいないにゃ」
P「気持ちの問題よ気持ちの、」
茜「プロデューサー! 無事でよかったああ!」
P「ごほぇ! た、タックルも厳禁………」
みく「すごい音がしたにゃ………その脇に抱えた子って」
P「ええ、ヒジリスクよ。あの倒壊で傷付かれると困るからね。しかし触ってみると、全然神の子ってしないわね」
凛「その子、大丈夫なの?」
P「それは、起きてから分かるわよ」
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アパート
ヒジリスク「………ん」
みく「起きたにゃ。Pちゃーん。ヒジリスクちゃん起きたよー」
P「起きた? よかったー外傷なかったから精神的なダメージがあったとおぶぉ!」
ヒジリスク「ここは………どこですか? あなたは………何を!?」
みく「文鎮をブン投げたにゃ! ヤバいにゃ! やっぱり凶暴だにゃ!」
ヒジリスク「みんなは………どこですか?」
P「全員逮捕。あの騒ぎを聞きつけて、ヒジリス教の上層部の連中は豚箱行きよ」
みく「生き返ったにゃ。と言うより、逮捕って?」
P「そのまんまよ。ヒジリスクは利用されてた。ウチの事務員の情報だから確実」
ヒジリスク「みんなは………?」
P「一応話を聞いてほしいんだけど」
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みく「それは………ひどい話にゃあ、でもそれって、本当なの?」
P「そう言ってるでしょ。神の子を象徴としたヒジリスは爆発的に信徒を増やした。組織が大きくなるほど、末端へ情報は伝わりにくく、隠すことも木の葉を隠すなら森の中状態。情報隠ぺいのせいで内部での非人道的行いが表立つことが無かったのよ。その上表面上はクリーンを装ってるから人はどんどん集まってくる。信徒が多すぎるせいで『消えた信徒』も簡単に隠蔽される。これが、ヒジリスの真相。ヒジリスクの求人力を大いに活用した悪徳組織だったってわけ」
みく「すっごい分かりづらいにゃ」
P「簡単に言えば、ヒジリスク使って人集めて割悪いことしてたってことよ」
ヒジリスク「そんな………嘘………みんな、優しくしてくれて」
P「別に全員が全員悪い奴ってわけじゃないわよ。ただ、あなたのプライベートに関わってたやつは、悪事に関して加担してたのは事実。ヒジリス教を壊滅させるつもりはなかったけど、あなたを保護するために結果的にはそうなっちゃったけど」
ヒジリスク「私は………どうすれば、いいんですか。どうなってしまうんですか?」
みく「どうなるって………どうするにゃPちゃん。話を聞けば、別にこの子は悪くないような」
P「そうよ悪くない。利用されてただけ。本当に何も知らない。でも、拠り所がなくなってしまったのは事実よ。だから、俺はこの子をスカウトするのよ」
みく「にゃ?」
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P「ねえヒジリスク。俺が総本山を襲った理由は憶えてるわよね」
ヒジリスク「私が、欲しかったからって」
P「そうよ。まあちとやり過ぎたって自覚はあるけどね。でも、あなたのその魅力は本物。あれだけの人間を引き付けたのも事実。ただそれを悪いことに使われていた。それをみんなを笑顔にすることに使ってみない?」
ヒジリスク「笑顔………に?」
P「あなたには才能がある。それはアイドルとしての才能。簡単な契約で、我がシンデレラプロに迎えたい。と言うより、入れるためにあれだけの暴挙に出たって言っても過言ではない!」
みく「うわぁ言い切ったにゃ」
P「どうする? あなたは今帰るべき場所が無い。この話に乗らない手はないと思うんですけどねぇ」
みく「完全に悪徳業者の手口にゃ。まさかここまで外道だとは思わなかったにゃ」
P「おだまりみくにゃん。アンタご飯の時出したシーフード残したわよね。そのせいでお皿洗えないんだけど」
ヒジリスク「………あなたは、悪い人じゃないと思う」
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P「お?」
ヒジリスク「口もあまりいいとは言えないですし………お世辞にも性格はよくない。ですけど、悪い人にはどうしても見えない。何で、そこまで気に掛けるのですか?」
P「そりゃあプロデューサーとして、魅力的な人材発掘は日常茶飯事だし。あなたみたいに、特殊な存在にたくさん会ってきた。ちなみにきらりや杏、茜もあなたと同じ特殊な人種なのよ。シンデレラプロには、色んな子がいろんな事情で在籍してる。素敵な魅力を持ったアイドルたちがね。ただ私はこう思っただけよ。ヒジリスクの魅力を悪いことには使われたくないって」
ヒジリスク「………私は魅力的なんでしょうか?」
P「とっても」
ヒジリスク「………シンデレラプロは、私を受け入れてくれるんですか?」
P「もちろん。みんな歓迎してくれるわ。この手帳に名前を書いてくれるだけでビルに送れるわよ」
ヒジリスク「………はい」サラサラ
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P「名前確認契約成立。だけど、ヒジリスクって名前は無骨過ぎていただけないわね………あなたのアイドルネームは『望月聖』にします。たった今を持ってあなたはシンデレラプロの望月聖と呼ばせてもらいます」
聖「………聖………はい、よろしくお願いします」スゥー
みく「透けてきてるにゃ」
P「転送してるって証拠よ。バイバイ聖。またあとで会いに行くからね」
聖「プロデューサーさん………また、ネ」
みく「消えちゃったにゃ。やっぱり、すごいにゃ。アイドル召喚術師の力は」
P「まあこれで飯食ってるし。あー終わった終わった。やっと単身赴任から、アパート生活からおさらばできるー」
凛「お疲れ様プロデューサー。はいコーヒー入れたよ」
みく「凛ちゃん? まだいたの?」
P「凛は凛でで変な力持ってるのよね。シンデレラプロに転送するとき、この子だけ拒否権持ってて、好きな時に帰れるって変な力が」
凛「私としては好きな時にプロデューサーのそばに行けるって力の方がよかったかな」
P「それされるとこっちが迷惑なんだけどね。じゃあみくにゃん」
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みく「何にゃ? もしかして今から猫耳族のみんなを助ける手助けをしてくれるの?」
P「してあげるわよ。でもそれだと一回事務所に戻らないといけないし。もとより、スカウトしたら一回戻るって決まりごとがあるから、もうちょっとだけ付き合ってもらうわよ」
みく「事務所って、シンデレラプロのことかにゃ」
凛「プロデューサー帰ってくるんだ。みんな喜ぶよ」
P「そうかしらね。凛は先帰ってて。すぐ行くから」
凛「そうするね。じゃあ後で」スゥー
みく「もう行くの?」
P「いや、少し休んでから。ちょっと疲れちゃったからね。これで聖のスカウトは、終わり!」
第一章『ヒジリスクのスカウト』終わり
登場人物 みくにゃん P 日野茜 渋谷凛 双葉杏 諸星きらり 望月聖
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乙!
女Pかと思ってたらオカマPだったw
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次は抜け忍あやめを追手から守るために戦うんですね
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数日後
みく「ねぇPちゃん。いつまでここにいるのー? 帰る〜って言ってもう数日にゃ。みく疲れちゃったにゃあ」
P「仕事の期限が明日までだから、ちょっとくらいゆっくりしたって罰は当たんないわよ。ここで釣りできるのも今日までだしー」
みく「みくは嫌にゃ。何か釣るたびに食べるって聞いてくるし磯の香りとか言って押し付けようとしてくるし、みくはみんなを救うって使命があるにゃあ」
P「そうねぇ………ならもう帰りましょうか。凛から着信の爆撃ヤバいしー」
みく「シンデレラプロに行くの? どれくらいかかるの?」
P「公共交通機関使えば三日くらいかな」
みく「それって計算おかしくない? 期限明日までと言っておいて、三日かかるって………Pちゃんまさか、ドジっ子?」
P「アホか。俺を誰だと思ってんのよ。アイドル召喚術師は召喚だけじゃなくて転送もできんのよ。召喚だけなら呼び出した子がずっと留まっちゃうからね」
みく「つまり、シンデレラプロってところに自分を召喚できるってわけなの?」
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P「そう言う事。みくにゃんはどうするの? 手帳に名前書いてもらえば送ることできるけど」
みく「………それってみくがPちゃん所のアイドルになるってことじゃにゃいの?」
P「………アイドルやりたくない?」
みく「みくはみんなを助けるために忙しいにゃ。そんなアイドルをやってる暇なんかないにゃ。と言うより、今のサインの求め方、完全に悪徳業者にゃ」
P「俺に悪徳なイメージを押し付けないでよ。ハイハイ分かりました。転送自体は俺に触れてればできるから、とりあえずお手手つなぐわよ」
みく「変なことしないでよね」
P「この猫完全に疑いの眼になってやがる。大丈夫だから、ほら行くわよ」
みく「わきに挟まないでにゃ! みくは借りてきた猫にはならないよ!」
P「ホントに何言ってんだろこの子………んじゃま、転送」
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みく「………にゃ。うおぉ!? マジで場所が変わったにゃ! ここどこにゃ?」
P「見てわかるでしょ。シンデレラプロダクションのビルの前。結構大きいでしょ」
みく「みくは猫耳族の家以外知らないからカルチャーショックにゃ」
P「じゃあこれを機にいろんなことを知りなさい。あー疲れた」
事務室
P「ただいまー」
ちひろ「………あ、お帰りなさいプロデューサーさん。遠方への出張ご苦労様でした」
P「そうですよ労わってくださいよー。現状報告をお願いします。スカウトした聖はどうしてます?」
ちひろ「順調にアイドルとしての道を歩み始めてますよ。そっちの猫耳の子は何ですか? またスカウトで連れて来た子ですか?」
P「残念ながら、この子はアイドルには興味ないみたいなんですよ。ほら、みくにゃん。この人はシンデレラプロの総番である千川ちひろ様だ」
みく「総番? 影の支配者かにゃにかにゃ?」
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ちひろ「プロデューサー………あんまり誤解を招くようなことを言わないでください」
P「あながち間違いじゃないから怖いんじゃないですか。みくにゃん。この人に逆らわない方がいいわよー。パパラッチも舌を巻くほどの情報収集能力持ってるから、最悪人生詰むわよ」
みく「お、おうにゃ。逆らわないにゃ」
ちひろ「もう! プロデューサー!」
P「おおぅっと。これ以上喋ったら人生が詰みそうだ。聖はどこにいます?」
ちひろ「聖ちゃんなら四階にいますよ」
P「了解です。おらぁみくにゃん行くぞぉ」
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四階
聖「プロデューサーさん」タタタ
P「聖ー。よーしよし。ちょっと遅れたけどちゃんと来たわよー。どう? シンデレラプロでの生活は」
聖「ハイ………みなさん、とても優しくて新しい発見もたくさんあって………楽しい」
P「うんうんよかったよかった」
みく「ほえ〜聖ちゃんすっごい変わったにゃ。総本山では重たそうな表情だったけど、ちょっと明るくなったかにゃ?」
聖「どうでしょうか………悪いことをしてたとは言え、みんなが心配、ですね」
P「それに関しては、時間を置いて考えましょ。にしても、聖ってこうやって対面してみると。小っちゃいわね〜」
みく「Pちゃんが大きすぎる気がするにゃ」
聖「プロデューサーさんには、何とお礼をしたらいいか………」
P「ん? 何とお礼したらいいか、だって? なら」
>>44①一目見た時から踏まれたいと思いました! 踏んでください!②みくにゃんにシーフードを食べさせる手伝いして③俺の胸に飛び込んでおいで〜④武士に見返りは要らぬ⑤嬉しさのあまり吐血
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P「何をしてもおゴハァ!」
聖「!?」
みく「ぎゃあー!? Pちゃんの口から赤いダイダルにゃ!」
P「嬉しさのあまりの吐血。プロデューサー冥利に尽きるわ。我がアイドルにそこまで感謝されるなんて」
聖「血、血が………」
みく「早く病院に言った方がいいにゃ! トマト祭りの時の顔面になってるにゃ!」
P「大丈夫。よくあることだから」
みく「なおさら良く無くない?」
P「だから大丈夫なのよ。ちゃんとこういうことに関しての能力持ちもいるんだから」
聖「能力持ち?」
P「ええちょっと来てもらおう」
>>47①柳清良(メディカル)②塩見周子(平等な生赤)③財前時子(慈愛のムチ)
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時子「いきなり呼び出して、何の用かしら? つまんないことならタダじゃおかないわよ」
みく「この子………目つきが鋭いにゃ。まるで狩人の目!」
時子「………プロデューサー? 新しくスカウトしてきた子? と言うより、血を吐いて、そんなに私が待ちきれなかったのかしらね?」」
P「違う違う。アイドルじゃないのよこの子。あ、この子は財前時子。聖が入る前は一番の新人だった子よ」
聖「望月聖です………よろしくお願いします」
みく「みくにゃんにゃ」
時子「これは、可愛い子ネコちゃんね」
みく「照れるにゃ」
時子「つまり、この二人を調きょ、」
P「違う違う違う! 時子。俺のこの口周り見て何も思わないの?」
時子「私に来てほしいがために舌を噛み切ったんじゃないのかしら?」
P「その発想は怖いわね。いつものお願い」
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みく「Pちゃんたち行っちゃったにゃ」
聖「………何であの人が呼ばれたんだろう」
時子『さあ! ひざまずいて、私にすべてをゆだねるのね」
みく「? 声が聞こえるにゃ」
P『ちょ、ソフトにお願いよ。俺って人間はMじゃないのむしろSなの分かるわよね?」
時子『フフ………まずは一発』
P『痛っ! そこはダメ! 大腿の根元狙わないで! 俺だってこんな口調だけどついてんのよ!』
時子『良い声で鳴いてもらわないと、ね!』
P『痛い! 痛い超痛い! 助けてぼののぉ!』
時子『良いわよ………もっといい声を張り上げなさい」』
P『イタタタタ! ぎゃあー!』
聖「………何で耳を塞いでるの?」
みく「聖ちゃんに早すぎるにゃ。と言うよりPちゃんこんな公共の場でなんてことを」
P「ふーすっきりした元気ハツラツ〜」
みく「肌がつやつやで帰ってきた!?」
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P「どうしたのよ? そんな豆が鳩鉄砲喰らったみたいに………鳩が豆鉄砲だ。結構間違えると思わないこの言葉」
聖「プロデューサー………大丈夫なんですか?」
P「大丈夫よ。時子の力は鞭で打ち据えた人を回復するって能力なのよね。痛いと感じれば感じるほど体は健康になっていく。ああ見えて人のことをちゃんと思ういい子なのよ。ね、時子」
時子「ふん。私はいい声が聞けたらそれでいいのよ。プロデューサーはいい声で鳴いてくれる分、いたぶり涯があるわ」
P「つまり、常に健康でいてくれないと自分が楽しくないってことよ。な、いい子でしょ?」
みく「随分と都合のいい解釈な気が………」
P「ほかの子のところも回んなきゃいけないし。聖、これからのアイドル活動頑張りなさい。時子も先輩として指導してあげてね」
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P「ざっとこんなもんね」
みく「濃い人ばっかりだったにゃ………いつの間にか夜になっちゃったにゃ」
P「今日はここまでね。さぁて部屋に戻って晩酌しましょ」
みく「………お魚押し付けないでね」
P「それは分かんない」
みく「!?」
P「この後ちひろさんと一緒に飲むし………他にも誘えるアイドルいたかしら」
みく「み、みくはお酒飲まないよ!」
P「別に飲める人を誘うってわけじゃないわよ。今日夜空いてる子って言えば………」
>>53 アイドル自由
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ksk
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しのさん
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P「今飲める人で空きがあるの志乃さんだけでしたよ」
志乃「ふふ、誘ってくれて嬉しいわ」
ちひろ「それじゃあ、少人数ながらもプロデューサーの一時帰宅を祝って、かんぱーい!」
みく「乾杯にゃ!(牛乳)」
P「ふー………やっぱ酒ってのは一人より多人数で飲む方がおいしいですねぇ。雰囲気で酔うってのが気持ちいい」
みく「と言うより、Pちゃんは会社に住んでるのにゃ?」
ちひろ「本当はアイドルや職員用の寮は敷地内の別のとこにあるんだけど、男の職員はプロデューサーだけだから本社の方に自分の部屋を作ったのよ」
みく「え? もしかしてこの会社に男の人はPちゃんしかいないの?」
志乃「マネージャーやトレーナはいてもプロデュースとスカウトをしてるのはプロデューサーしかいないのよ………ホントよく働いてると思うわ」
P「遠出のスカウトが休暇みたいなもんですから、楽っちゃ楽ですよ。ゴハハハハハ!」
みく「どうかしてるにゃこの人………」
ちひろ「さあ今日はバンバン飲みましょう! 私のおごりでお酒もおつまみもいっぱいありますから」
二人「「!?」」
みく「? どうしたにゃ?」
-
P「ちひろさんが………おごり?」
志乃「明日は………雪かもね」
ちひろ「あの、別にそこまでケチじゃあないんですけど」
P「だって、ねぇ志乃さん」
志乃「ごめんだけど、驚かない方が無理な話ね」
ちひろ「ちょっと」
みく「総番でドケチなんだ………結構卑怯な人かも………」
ちひろ「ほら、新しい子が勘違いしてるじゃないですか!」
P「だって、ねぇ志乃さん」
志乃「否定はできないのよね………」
みく「………にゃ」
ちひろ「ちょっと、この場で変な誤解与えるようなこと言うのやめてくださいよ!」
P「分かりました。とりあえずニボシ喰えみくにゃん!」
みく「やめてにゃ! ほんとに唐突過ぎだから!」
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ベランダ
P「夜風とビールの組み合わせは最高だねぇ」
志乃「ふふ、ワインも中々よ」
P「志乃さん。ちひろさんとみくにゃんは?」
志乃「ちひろさんなら『私はケチじゃないです』ってネゴと言いながら寝てますし、猫耳の子は『ニボシがぁあ』ってうなされてますね」
P「なるほど、じゃあ後で女子寮に送っておきましょう。みくにゃんは………凛の部屋あたりに一晩置かせてもらおうかしら」
志乃「ふふ、プロデューサーはあの子にご執心みたいね」
P「あの子? 誰のことですか?」
志乃「そうやってはぐらかそうとするのを見ると、とことん入れ込んでるのね」
P「あの、志乃さん。志乃さんだからこそ言いますけど………誰にも言わないでくださいね」
志乃「言わないわよ」
P「………惚れたんですよ。みくにゃんに。もちろんラヴってわけじゃないんですけど」
-
志乃「へぇ。珍しいわね………あなたがそんな言葉を口にするなんて」
P「俺のインスピレーションにビビっと来て、ティンとしたんですよ。俺の全てに合致するって」
志乃「あなたの直感にハズレは無いから、すごい子なのね。じゃあ、あの子と仕事に出かけるって話も」
P「あの子は俺をただの助っ人として猫耳族を助けるって目的ですけど、俺の目的はあの子を堕とすことです。猫耳族を助けるまでアイドル活動なんてやってる暇はないって言ったんです」
志乃「だから、手伝うってわけね」
P「旅の途中で隙あらばスカウトも行いますよ。そのセブンテイィンってのも気になりますしね」
志乃「見境ないのね」
P「それが俺ですから。それじゃあ、もう一度乾杯と行きましょう」
志乃「ふふ………」
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次の日
P「よしゃー早速猫耳族を救うため旅に出るとしますか!」
みく「やっと出発にゃ。ここまでにいざこざがあり過ぎだにゃ」
ちひろ「気を付けてくださいね。帰ってきて次の日にすぐ仕事に行くなんて、みんな寂しがりますよ」
P「そんな弱い子をスカウトした覚えはないですよ。連絡をくれればこちらで召喚して話すこともできますし」
みく「早く行くにゃ! みんな待ってるにゃ! みくは待ちきれないにゃ」
P「はいはい。じゃあ行ってきます。留守をお願いしますね」
ちひろ「行ってらっしゃい」
P「で、速攻で猫耳族の村に直行するの?」
みく「いや、ここはやっぱり少しでもセブンテイィンの情報が欲しいにゃ」
P「欲しいって言っても、誰からそんなの聞けばいいのよ。猫耳族もウサ耳族も、空想世界の生物だって言われてるのよ。知ってる人なんて限られてるわ」
みく「いや、詳しい人を知ってるにゃ。ウサ耳族を抜けて、今は人社会に紛れているって噂を聞いたことがあるにゃ」
P「………誰よ」
みく「それは………」
>>59①相葉夕美②古澤頼子③池袋晶葉
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1
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P「ゆみぴょん………そいつが元ウサ耳族を知ってるっての?」
みく「今はどこかの街で花屋さんを経営してるって話にゃ」
P「………肝心の街ってのはどこよ」
みく「………にゃ」
P「知らないのね」
みく「知ってるよ! ここから遠いけど………でもその街の規模が大きすぎて細かくは知らないにゃあ」
P「それでいいじゃない。ある程度絞れてるんなら見つけられるわよ。ましては花屋。意外と早く見つかるわよ」
みく「そう、かにゃ?」
P「そうよ。悲観しちゃダメよみくにゃん! さあ、そのゆみぴょんって人を目指して出発よ!」
みく「行くにゃー!」
第二章『一時の休息』終わり
登場人物 みくにゃん P 千川ちひろ 望月聖 財前時子 柊志乃
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数日後
みく「いや〜。充実した人生とはこの事にゃ〜」
P「ねぇ、みくにゃん………」
みく「やっぱり世界は広い! 見なきゃわからないことばっかにゃ! Pちゃんには感謝にゃ」
P「感謝はいいんだけどさぁ………アンタはいつまで観光気分でいるわけ? 街に来てずいぶん経ってるけど、その両手の串肉は何よ!?」
みく「………にゃ」
P「にゃじゃないわよアンタ! その言葉言えば話の転換になると思ったら大間違いよ。いつまでも浮かれてるんじゃないわよ!」
みく「だって………楽しいし」
P「だまらっしゃい。何がみくにゃんよ。何が自分を曲げないよ。目的忘れてはしゃいじゃって。何枚写真撮ったかわかんないわ! 見なさいよこの三十分に撮った写真! こんなに溜まったのよ!」
みく「うわぁアルバムに時間から状況まで書いてあるにゃキモい」
P「だったら、早く目的思い出せやダメ猫!」
みく「わ、わかったにゃ………でもその前に喉が渇いたにゃ。カフェによるにゃー」
P「この猫………じゃあそのカフェで一服したらちゃんとゆみぴょん探しすんのよ」
みく「わかったにゃ! えーと………近くのカフェは」
>>63 ①イグアナカフェ②グラフィティアートカフェ③キャッツカフェ
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イグアナカフェとか誰得だよ
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3
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P「キャッツカフェ………キャッツって何よ?」
みく「何言ってるにゃ! 猫の複数形にゃ! でもどこからどう見ても猫関連にゃ! つまり猫カフェにゃ! みくにこそふさわしい居場所にゃあ! 最近あんまり猫とも喋ってないし、久しぶりに目いっぱい喋るにゃ!」
P「そう言えば、たまに猫と意思疎通交わしてるようなとこを見るけど、言葉分かるの?」
みく「当ったり前にゃ! 猫耳族は誰もが猫と話ができるにゃ!」
P「うさんくせぇけど、多分事実なのが怖いわね」
みく「行くにゃ行くにゃ………何にゃこれ………バット?」
P「こっちは………旗に、写真。野球選手………あっ」
友紀「いらっしゃーい! お二人様で?」
みく「あ、はいにゃ。これ、何にゃ?」
友紀「何って………お客さんキャッツ知らないでここに来たの? あちゃー素人さん………と言うよりここら辺に初めての人かな」
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P「思い出したわみくにゃん。キャッツって、野球球団の一つだった」
みく「………野球って何?」
P「それが分からないんだ………」
友紀「ウソー! あの天下無双のキャッツを知らないなんて………人生損してるよ」
P「でも今年負けたよね確か」
友紀「あれは………とにかく今日は店じまい」
みく「え、ちょっと、カフェ………」
友紀「飲み物何ていっぱい出してあげるよ! その代わり、キャッツについての魅力を徹夜でとことん教えてあげる」
みく「徹夜? と言うかそれVHS………何でそんな年季の入ってそうな物取り出してるの?」
友紀「今言ったじゃん。とことん教えるって」
みく「け、結構にゃ! みくたちは忙しいにゃ! ね! Pちゃん?」
P「別にみくにゃんいなくても俺一人でできるし、何かを知るにはいい機会かもしれないから………良いわよ。とことん教えてあげて」
みく「う、裏切る気にゃ!? Pちゃんだけ逃げる気にゃ!?」
P「俺はキャッツ知ってるし〜。じゃあ明日の朝迎えに来るからー」
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次の朝
P「迎えに来たわよー………何やってんのよアンタたち?」
みく「何って、ネコと遊んでるにゃ。友紀ちゃん猫飼ってたにゃ。キジとらにゃ。かわいいにゃ」
P「………キャッツは?」
友紀「いやーすみませんねぇ。この子結構いい線まで言ってたんだけど、途中で飽きちゃったみたいで」
P「まあ、いいんだけど」
みく「Pちゃん聞いてよ。この猫ちゃん。結構いろんな人のところ転々としてるらしいにゃ」
友紀「ん? 何でみくちゃんがそれ知ってんの?」
みく「この子から聞いたにゃ。ヤンキーに拾われた後、家出して名探偵の世話になったけど猫アレルギーの人に捕まって、最終的にここに来たらしいにゃ」
P「それまた随分と壮大な人生で」
みく「それともう一つ意外なことを教えてもらったにゃ」
友紀「へー何よ何よ」
みく「この子曰く、友紀ちゃんは猫耳族、とのことにゃ」
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友紀「あ………ちゃー」
P「ユッキが、猫耳族?」
みく「そうにゃ。みくも薄々感じてはいたにゃ。と言うよりもうニックネーム呼びにゃ」
友紀「喋っちゃったかー。油断してたなー。まさか同族がこんなところに来るなんて思ってなかったしなー。油断してたなー」
P「じゃあ、ユッキもウサ耳族の侵略から逃げ延びたの?」
みく「いや、在り得ないにゃ。猫耳族のみんなはみく以外捕まってるはずにゃ」
友紀「侵略は何だか知らないけど、私は3歳の時からこの街に住んでるから、猫耳族のこと詳しくないんだ」
P「でも、猫耳が無いわよ。取り外してんの?」
友紀「取り外してるって、取り外せるけど、いちいち外すの面倒だから折りたたんで髪の毛の中に隠してるだけだよ」
P「うわぁ横着してるぅ」
みく「Pちゃん。人間社会に溶け込んで生活してる猫耳族なら、ウサ耳族のことも知ってるかもしれないにゃ
P「聞いてみる価値はありそうね。ねえユッキ、実は」
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友紀「花屋を経営してるウサ耳族の………ゆみぴょんかぁ」
みく「みくは猫耳族のみんなを助けるためにゆみぴょんに会ってセブンテイィンのことを聞きたいにゃ」
P「俺は行きずりだけど、もし知ってるなら教えてもらえないかしら」
友紀「猫耳族が大変な目にあってるのかぁ………ごめんだけどウサ耳族は知らないかな」
みく「そうかにゃ………」
友紀「でも、花屋を経営してる相葉夕美って子は知ってるよ」
P「相葉『夕美』………ゆみ………ゆみぴょん?」
みく「それにゃ! きっとそれにゃ! その相葉夕美ってこの店はどこにゃ?」
友紀「それなら連れてってあげる。どうせ行くつもりだったし、店は遅く開けよっと」
P「それでいいのかしら………」
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花屋
友紀「夕ー美ちゃん! 花たかりに来たよ!」
みく「え?」
P「第一一声最悪………」
夕美「ん? 友紀ちゃん。まだいらっしゃいの時間でもないのに………そちらのお二人は?」
P「失礼。私、こういうものでして、以後お見知りおきを」
夕美「あ、はぁ………シンデレラプロ?」
友紀「何か夕美ちゃんに話があるみたいだよ」
夕美「話、ですか?」
みく「そうにゃ! 包み隠さず聞いちゃうと、夕美ちゃんはウサ耳族かにゃ」フワッ
P「あ、みくにゃんが逆さまに浮いた」
みく「なんにゃこれ!? ふぎゃああ! 体揺らさないでー!」ブンブン
友紀「夕美ちゃーん。この花もらってってうおぉ!? でっかい花がみくにゃんを掴んでる!?」
P「なるほど、これがあなたの能力ね」
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夕美「何故、何故私がウサ耳族だって知っているのかは聞きません。でも、私のことを知ってるってことは、連れ戻しに来たんですね」
P「ストップ。そう言うつもりで来たんじゃないのよ。ちょっとセブンテイィンを知ってる人を探してるってだけで」
夕美「セブンテイィン!」
友紀「花が増殖した!」
P「ヤバいわねこれ。ユッキはできるだけ離れてて。みくにゃんはそのままぶら下がってなさい」
みく「そんなこと言わないで助けてにゃ!」
P「いつまでもケツ拭いてもらえると思ったら大間違いよってうわぁ!」
みく「Pちゃんも捕まったにゃ!」
夕美「あなたたちを帰すわけにはいかない!」
P「こりゃ完全に話聞いてくれてない。しょうがないわね。ちょっと荒っぽいけど」
>>72①西園寺琴歌(押し花作り)②多田李衣菜(無意味なロック)③首藤葵(万能包丁)
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李衣菜「呼ばれました! なるほど! ここが私を呼ぶロック会場うわっ!? 何これ!?」
みく「早速捕まってるにゃあの子………」
P「何やってんのよアンタ!? そんなんだからポンコツって言われんのよ! 今日からへたれーなって呼んでやる!」
李衣菜「れいなじゃないですりいなです! 待ってください。こんな状況でも取り乱さない。それがクールな私うぎゃ! 服の中にー!」
P「ヤバい………今思うとこの子夏樹と組ませなきゃとことんへっぽこだった………」
李衣菜「大丈夫です! 呼ばれたからにはきちんと………あれ? ギターは?」
みく「最初から持って無かったよ」
李衣菜「ウソっ!? あれがなくちゃ能力使えない!」
P「もう何この子………」
李衣菜「助けてプロデューサー!」
夕美「あなたたちに恨みは無いですけど、これで終わり!」
友紀「ストーップ!」
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李衣菜「うわぁ!? ………助かったー!」
みく「今の何にゃ?」
P「………10円玉を、投げた?」
夕美「ッ! 友紀ちゃん………」
友紀「ストップだよストーップ。ちょっと暴れすぎじゃない? 店の中ぐちゃぐちゃだよ」
夕美「この人たち友紀ちゃんが連れて来たんだよね? 誰?」
友紀「まあ、少なくともいい人たちだよ。少しは話を聞いてあげてもいいんじゃないかな? 私の顔を立てて、さ」
夕美「………」
みく「おお? 花が解けたにゃ!」
P「何とかわかってくれたみたいね」
李衣菜「よかったですねプロデューサー!」
P「………李衣菜はもうちょっとドジなところ直してくれたらねぇ」
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二階
夕美「ウサ耳族が、猫耳族を侵略したって、ほんと?」
みく「ホントにゃホント! みく以外全員ウサ耳を無理やりつけられたにゃ!」
李衣菜「エーでもウサ耳を猫耳を変えただけじゃないの? それってあんまり変わんないと思うんだけど。ねぇプロデューサー」
P「アンタちょっと黙ってなさい」
夕美「私は三年前、猫耳族の里を離れてこの街に来ました。その時一緒に晶葉ちゃんと頼子ちゃんって子も一緒だったの」
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P「その二人は?」
夕美「この街にいます。それぞれ発明家として、美術館の管理者として生活してます」
友紀「あの二人もウサ耳族? いやー世間って狭いもんだね」
みく「みくが聞きたいのはセブンテイィンの情報にゃ。何か知ってることない?」
夕美「ごめんなさい。私はそんなに詳しくないの。詳しいとしたら………頼子ちゃんに聞くのが一番だと思うけど」
李衣菜「じゃあその頼子って人はどこにいるの?」
友紀「頼子ちゃんなら分かりやすいよ。この街に美術館一つしかないし」
P「なら、早速その美術館に行って話を聞きましょ」
???「残念だけど、頼子はもう美術にはいない」
李衣菜「ん? 誰の声? バチバチ音がする」
みく「この声………」
P「どうやら、奴さんが来たってことかしら」
李衣菜「あ、テレビから………人が?」
のあ「一週間ぶりってところかしら。みく」
みく「のあ、にゃん」
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P「のあ? みくにゃんが言ってた、猫耳族からウサ耳族に鞍替えしたっていうぉお!? 花!?」
夕美「あなたは………何をしに来たの?」
李衣菜「また花!」
のあ「………元ウサ耳族。人間社会での名前、相葉夕美。植物の進化の分岐を作り、促進させる力」
友紀「うへぇそれまたすごい………」
のあ「晶葉と頼子はすでに手の内。あとはあなただけ。セブンテイィンはあなたを欲しがってる」
夕美「私は………戻らなッ」バタン
P「………アレ? ちょっと、相葉? 倒れた?」
友紀「」バタリ
李衣菜「こっちも倒れた!」
のあ「猫耳族。人間社会での名前、姫川友紀。投げる時のフォームによって投げられた物に特定の力が備わる力。オーバースローなら等速度運動。サイドスローなら追跡機能………結構恐い力ね。さて」スッ
李衣菜「ウサ耳………」
のあ「………邪魔するの?」
李衣菜「え、いや」
P「当然」
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みく「待つにゃ、Pちゃん。のあにゃんは」
P「残念だけどねみくにゃん。クライアントであるアンタからの要望なのよね。猫耳族を助けるってのが。だから、猫耳族のユッキに変なことされそうだからね」
李衣菜「私も手伝う!」
P「アンタは帰りなさい。怪我されちゃ困るし」
李衣菜「でもそれじゃ私が来た意味無いじゃないですか!」
P「それでいい」
のあ「サイバーショック」
P「オガガガガ!」バチバチ
李衣菜「うわぁ! プロデューサー!」
-
みく「Pちゃん!」
李衣菜「プロデューサー! うわぁ! 何かバチバチする!」
みく「そうにゃ。のあにゃんは電気を操る力を持つにゃ。でも、さっきみたいにテレビから出てくるような力はなかったはずにゃ。何が、何がのあにゃんをそうしたのにゃ!」
のあ「………そう言えば、あなたの猫耳も変えてなかったわね」
みく「のあにゃん。何でそんなにみんなを気付付けるにゃ。のあにゃんはそんな人じゃないにゃ! 何でこんな風に敵対しなくちゃならないにゃ!」
のあ「………そう思うなら、その男の人と一緒にアイドルとして守ってもらえばよかったんじゃないかしら」
みく「………分かったにゃ。もうみくは迷わないにゃ。のあにゃんを全力で止めるにゃ!」
>>81①勇猛果敢に飛びかかる②胸を鷲掴み揉む③黒歴史を暴露する④返り討ちにあい関節技をかけられる⑤猫のようにニャオニャオ鳴く
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2
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みく「いくにゃ! うわぁ! 足が引っ掛かったにゃ!」グラ
のあ「!?」
P「いたぁ………一瞬意識飛んじゃったわ」
李衣菜「プロデューサー起きた! 大丈夫ですか?」
P「むしろ一瞬でも気を失ったことに落ち込んじゃうわよ。電撃ごときで倒れるなんて」
李衣菜「いや、それはおかしいと思うけど」
P「それより………みくにゃ、ん?」
李衣菜「うわぁ馬乗りになってる」
みく「………おっぱい」モミーン
のあ「………みく」
みく「ゴハァ!」ドカッ
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P「みくにゃん! 大丈夫? てか何で俺が気を失ってる間に馬乗りで胸揉み鷲掴み状態になってたわけ? 状況が状況だけど、ちょっと興奮しちゃった」
み「だ、いじょうぶにゃ。そんなに痛くなかったにゃ…………みくは覚悟を決めたにゃ。でも、ダメだったにゃ。やっぱり、みくはみんなを救えないにゃ」
P「………どうかしらね」
李衣菜「こっち、来ました! 来ましたよ! 逃げないと!」
のあ「サイバー………」
P「ストーップ。ストップ。のあぴょん。いや、『今』はのあにゃんって言った方がいいかもね」トントン
のあ「………頭………!?」
李衣菜「あれって………」
みく「猫、耳にゃ」
P「のあにゃん………アンタ。ウサ耳族を裏切ったのはずなのに、何で猫耳を着けてるのかしらねぇ」
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上ウサ耳族じゃないです猫耳族です間違いですすみません
のあ「………ッ!!? みく………!」
みく「のあにゃん。のあにゃんはみんなを裏切ったんじゃないの?」
のあ「ここは、いったん引くわ。これ以上痛い思いをしたくないのなら、大人しくしておくことね」バチバチ
李衣菜「またテレビの中に入ってっちゃった」
みく「のあにゃん………」
P「何とか、全滅の事態を避けられたみたいね」
李衣菜「た、助かった〜」
P「そうも言ってられないわね。今すぐ夕美とユッキを手当てしないと」
李衣菜「そ、そうです! えっと、私病院に連絡します!」
P「お願い。俺は応急処置を………みくにゃん!」
みく「な、何にゃ!?」
P「ボーっとしてちゃダメ。もっとしっかりしなさい」
みく「わ、分かってるにゃ!」
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病院
友紀「いや〜一時はどうなることかと思ったけど、大したことなくてよかったー」
P「無理は禁物よ。そんなこと言ってたらまたいつ体調を崩すかどうか………夕美?」
夕美「確かめました………晶葉ちゃんと頼子ちゃん。街からいなくなってました」
友紀「じゃ、やっぱりあの、のあって人に連れてかれたのかな」
P「そうでしょうね。セブンテイィンが必要としてる以上また狙われることは明白ね」
夕美「私は………二人を助けに行きたい」
P「ダメ。さすがに危険すぎる」
友紀「でも、わかんないことないなー。私もあの二人とは仲良かったし」
P「………ちなみにユッキ。アンタも他人事じゃないのよ。アンタもターゲットの一人なのよ」
友紀「ん? 何で?」
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P「ユッキが気絶してる間に、ウサ耳を着けられそうになってたわ。みくにゃんの話だと、ウサ耳族は猫耳族に無理矢理ウサ耳を装着させる行為を行ってるみたいだから、ユッキも狙われないなんて保証はないのよ」
友紀「………マジなの?」
P「マジもマジマジ大真面目。正直、明日まで入院ってことになってるけど、病院にいるのも危ないと思うわ」
夕美「なら、今すぐ二人を助けに行く」
P「だからそれは危ないから、体調も万全じゃないし」
ユッキ「じゃあ、どうしろって言うの?」
P「………これは提案なんだけど」
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病院の外
みく「うにゃにゃーみにゃにゃー猫三毛にゃー♪」
李衣菜「うへぇ可愛いね。こんな咽ゴロゴロ鳴らせて。お腹撫でて大丈夫かな?」
みく「ダメにゃ。この子曰く『触んなニワロッカー。腹は敏感だからNG』とのことにゃ」
李衣菜「え?」
P「おーいお待たせ〜」
みく「Pちゃん!」
李衣菜「お帰り〜話は終わったのー?」
P「一応ね」
みく「で、どうするにゃ? あの二人をこの街に置いておくのは危ないみたいって言ってたけど」
P「そのことに関しての話だったのよ。あの二人はもう、この街にいないわよ」
李衣菜「何でですか?」
P「手帳に書いてもらった。彼女たちはもう、我らがシンデレラプロの一員となってビルに送ったってわけ」
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李衣菜「スカウトしたんですか?」
P「なーに。ウチのビルなら要塞並みのセキュリティだし侵入できたところで、簡単に追い返すこともできるわよ。ちひろさんなら」
李衣菜「………納得です」
P「と言うわけで、李衣菜もそろそろ帰る時間よ。その猫抱いて、転送するから」
李衣菜「待ってくださいよ。もう帰るんですか?」
P「………何か用事でもあるの?」
李衣菜「なんていうか………プロデューサーと話す機会も少ないし、大きな街ですし、少し観光したいって言うか」
P「李衣菜………一応俺も仕事中で………許可を取るんならクライアントのみくにゃんに聞いて」
李衣菜「みくちゃんに………」チラ
みく「………いやそんな目の前の骨に齧りつけない子犬のような眼をされても困るにゃ」
李衣菜「………」ウルウル
みく「………少しくらいなら構わないにゃ」
李衣菜「わぁ! やった! プロデューサー! いろんな店回りましょう!」
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P「はいはい………いいのみく?」
みく「Pちゃんがみくに許可をとれって言ったじゃん」
P「そうだけど、いち早く猫耳族を助けたいなら遊んでる暇なんかないかなーって思って。覚悟、決めたんでしょ?」
みく「………みく一人じゃ何もできなかったにゃ。だからみくは大きな口を叩けないにゃ」
P「………そんなことないわ。俺は確信した。猫耳族を救うには、みくにゃんの『力』が必要だって」
みく「にゃ?」
李衣菜「二人とも〜早く〜! そこにいい感じのギターショップがあるよー!」
P「みくにゃんにはこの先頑張ってもらう必要があるわ。ほら、無邪気なロッカーが手を振って呼んでるわよ」
みく「………にゃ! 今行くにゃー」
第三章『街角の猫耳少女』終わり
登場人物 みくにゃん P 姫川友紀(ゆきにゃん) 相葉夕美(ゆみぴょん) のあぴょん
-
どっかの森の中
みく「で、ここはどこにゃ?」
P「森」
みく「木と木と木は分かるにゃ! 何でこんなとこに来たのかって聞いてるにゃ!」
P「修行のため」
みく「修行って………ここで何の修行をするにゃ………」
P「実はこの森に、忍者が出るらしいのよ」
みく「忍者? あの手裏剣とか火薬玉持ってるてもっぱら噂の忍者?」
P「そう。でも忍者のくせに目立つ衣装らしくてね。こんな森の中で一人、なんでそんなことをしてるのか気になるじゃない? だから、みくにゃんの力を確かめるのと同時に真相を解明しようってわけ」
みく「それってかなりPちゃんの興味本位だと思うんだけど………と言うよりみくはお腹空いたにゃ」
P「まだお昼前よ。もうちょっと我慢しなさい」
みく「いーじゃん! お腹が空いたらご飯を食べる。寝たい時に寝る! みくは猫耳族にゃ。基本自由奔放なのにゃ」
P「この猫………尻尾の付け根摘まんでやろうかしら」
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みく「ちょ、それセクハラにゃ! 大声出してやるにゃ!」
P「大声………出してみなさいよ〜。ここは鬱蒼と生い茂る森の中。声を響かせたところで誰も来ず、みくにゃんは哀れにも俺に触られるんだ!」
みく「マジかにゃ! 待つにゃ!」
P「………今思えばこれは美味しいシチュエーション! 猫耳美少女と森の中で二人きり………間違いが無い方がおかしい!」
みく「変な事言ってる!」
P「これは、好感度アップイベント………これは次何て言うかでみくにゃんの評価がだいぶ変わる!」
みく「いや、もうだだ下がりだから………」
P「よし、みくにゃん!」
>>93①早いけどご飯にしますか②俺は紳士。真なる紳士はみだらな真似はせん③日頃溜まったうっぷんを晴らすためルパンダイブ④シーフード喰え! フィッシュバーガー食わせるぞ!⑤誘い受け⑥何者かがこちらに近づいている気配
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P「ダメね。我慢できない。俺のPちゃん大暴走」
みく「待って! やめて、肩に手を回さないで!」
P「みくにゃん………」
みく「み、耳で囁くにゃあ………」
P(今、見張られてるわよ)
みく「え? 見張られてる?」
P(声は小さく。さっきから大声出してるから、多分奴さんにこっちの位置がバレてるわね)
みく(それって、さっき言ってた忍者?)
P(十中八九。みくにゃん。この体勢でさり気なく向こうに近づいてくわよ。そして射程圏内に入った瞬間。俺が飛びかかる)
みく(それって大丈夫なの? 相手は忍者でしょ?)
P(あまりなめるんじゃないわよ。それよりゆっくり近づいて………3,2,1)
P「今だ! 忍者捕まえたあああ!」
早苗「ん?」
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P「アレ? お巡りさん?」
早苗「不審者ぁ!」フリカブリ
P「ドゥボォ!?」ズザー
みく「Pちゃーん! 大丈夫にゃ!?」
P「今の………手錠をメリケン代わりにしたパンチは効いたぁ」
早苗「やっと見つけた。最近この森で忍者の格好した不審者が出没してるって噂だったけど………忍者の格好じゃないわね。でも不審者! 公務執行妨害の現行犯で逮捕ぉ!」
P「やばぁい! 逃げるわよみくにゃん!」ダダダー
みく「ちょ、待ってよ! 置いてかにゃいでよー!」ダダダー
早苗「逃げるな! てか逃がさない! わっぱー犬! 追いかけろぉ!」
みく「Pちゃん! 何か! 追いかけてきたよ! 何あれ!?」
P「複数の手錠が絡み合って犬を形成してる! 多分あの人も力持ちなのよ!」
わっぱー犬「ガゴオアオガア!!」
みく「うわにゃあにゃああ!」
???「忍法!」
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保守
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???「影縫い!」
P「うわぁ! 体が動かなくなった! うわ犬がー!」
みく「うわぁ………ちょ、エグ」
???「間違えた! こっち!」シビビ
P「イッッテぇ………締め付けられたけど………助かったぁ!」
みく「大丈夫! と言うより………今の、派手な忍者?」
???「こっちです! 急いでください!」
早苗「待てー! ん? 一人増えてる? 忍者? なら………わっぱー犬。倍、スリー!」
みく「また増えたにゃー!」
P「こうなったら俺が肉弾戦闘で………」
???「煙玉!」ボフン
早苗「煙幕? ゴホッ………いない。逃げられた………わっぱー犬。臭いを辿って」
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派手な小屋
P「助かったわ。ありがとう礼を言わせて。みくにゃんもありがとうを言うのよ」
みく「助かりましたにゃ。みくはみくにゃんにゃ。よろしくにゃ」
???「驚きましたぞ。変な犬っぽい何かに追われてたので、何事かと。わたくし、浜口あやめと申します。見ての通り………忍者です」
P「忍者………伊賀? それとも甲賀?」
あやめ「伊賀です。以後お見知りおきを」
P「伊賀………三重県ね。あなた、最近巷で有名な森の忍者ね。噂通り忍ぶ気の無い色彩ね」
あやめ「それは………わたくしの趣味です」
みく「自分の趣味で忍者の真髄を見失ってるにゃ。ダメだよ! 忍道曲げちゃ!」
P「自分曲げてる存在が一丁前に説教姿勢作るんじゃないわよ。あやめ殿。さっき噂って言ったけど、その噂で警察が動いて、あなたを探してわよ。一応この山、人が全く来ないってわけじゃないから、苦情が出てるんでしょうね。しかし伊賀からこんなところまで来て、何してるのよ」
あやめ「それは………父上の言いつけで試験を受けている最中なんです」
みく「試験って?」
あやめ「>>100です」
①消費税撤廃②空圧拳会得③くの一としてハニートラップを覚える④誰にも悟られず10人の首を刈る⑤誰かにアイエエエエ! とリアクションを取ってもらう
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P「空圧拳ってこれまた懐かしい」
あやめ「科学忍法でもいいと言われたんですけど、わたくし的には空圧拳の方が忍者っぽい気がしたので」
P「まあ………科学だし、ね」
みく「それは会得できたの?」
あやめ「単刀直入に言いましょう。全くわかりません」
P「だろうねー。無理難題過ぎるわよそれ」
あやめ「でも習得するまで家に入れないって言われてて」
みく「あちゃーそれって一種の帰れないパターンじゃ」
あやめ「………」
みく「あ、ごめんにゃ」
P「ごめんにゃじゃねーよ! ちゃんと謝らんかい! 『ごめんなさい好き嫌いしませんシーフード食べますPちゃん』って」
みく「論点変えないでよ! シーフードは食べないにゃ」
P「それはそうとどうするのよ。空圧拳憶えられないんじゃ、言っちゃ悪いけど帰れないじゃない」
みく「この変態話を変えやがったにゃ………」
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あやめ「家に帰れないのはまだいいんです。もうそろそろ自分の道を歩もうと思っていた所なので、会得してもしなくても家を出るつもりでした」
P「じゃあ、何でここで空圧拳の修業をやってたの?」
あやめ「一応出された課題なので」
みく「つまり、やることがないのかにゃ」
あやめ「そうですなぁ………派手な格好が好きで忍者としてなってないとも言われてましたので、最後の最後ぐらい認めさせてやるーと思ってましたが、迷惑が掛かっているようならやめるべきなのでしょうか」
P「大事になる前に離れた方がいいかもね」
あやめ「それだと………いくあてがないんですよね………」
P「………」
みく「Pちゃん何考えてるにゃ」
>>103①アイドルを目指そう②空圧拳の修業に付き合う③そう言えばご飯食べてなかった④早苗『見つけた』
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P「みくにゃん。オレは何者?」
みく「何者って、PちゃんはPちゃんにゃ。アイドルプロデューサーのPちゃんにゃ」
P「それとスカウトマンも務める超敏腕なプロデューサーなのよねぇ」
みく「何その変な自画自賛………まさか」
P「あやめ殿。アイドルやってみない。なるのは簡単。ここにサインするだけでいいのよ。簡単でしょ? 衣食住は完備してあるわよ。サインするわよね。ハイ、ペン」
みく「Pちゃん………それ完全に悪徳にゃあ」
P「真実でも、いい聞こえなら全部悪徳に聞こえんのよ。どうよあやめ殿?」
あやめ「んー。ごめんなさい。お断りします」
P「………何でよ? 断られたんだけどみくにゃん。何で?」
みく「そりゃ、あんな言い方じゃ誰でも断るにゃ」
あやめ「わたくしも忍者ですし。派手な格好をしてるとは言え表舞台に立つのはいかがなものかと」
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P「そんなに魅力的なのに?」
あやめ「はい」
P「そんなにかわいいのに?」
あやめ「は、はい」
P「忍者のくせに派手な格好が好きなのに?」
あやめ「………はい」
P「ふーん」
みく「Pちゃん。あんまり困らせること言っちゃダメにゃ」
P「みくにゃん。オレはね。アイドルをしたくない子を決してスカウトはしない。『アイドルに興味がある』か『アイドルになりたい』子だけをスカウトしてきた。この目が言ってる。あやめ殿。少なくともアイドルに興味はあるわよね」
あやめ「いえ、そんなことは………」
P「頑なに拒否するって言うのなら、喋りたくなるようにするだけよ。ほらみくにゃん」トン
みく「ちょ、何で押すにゃ! バランスが! うにゃあ!」グラァ
あやめ「ちょ、いきなりきゃっ!」ドスーン
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みく「な、何するにゃPちゃん! 大丈夫あやめちゃ、」
P「ストーップ! そのままみくにゃん。そのままあやめ殿の上に乗ってるのよ………あやめ殿はアイドルに興味はあるわよね?」
みく「さっきと同じ質問だし………」
あやめ「はい。興味はあります」
みく「え?」
あやめ「わたくしは忍者ですが、誰かに見てもらえるのなら。認めてもらえるならアイドルもいいかもと思います」
P「うんうん。いい理由ね」
あやめ「しかし忍者。表舞台など言語道断。わたくしの願いは叶わぬものです」
P「でも『本心』はアイドルに興味がある。あやめ殿の考えもわかるけど、君のその忍者としてのキャラ。多くの人に見てもらうべきだと俺は思う」
あやめ「わたくしは幼い頃から、忍者として育てられ人に見られることもありませんでした………いいんでしょうか。忍者のわたくしがアイドルなど」
P「それは君次第よ。本心は聞いた。あとは、君が答えを出すだけ」
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あやめ「本心に従うなら………よろしくお願いする」
P「オッケ。ここにサインをしたら飛ばされるから、その先で全部説明してくれるわよ」
あやめ「では………これからよろしくお願いする」スーゥ
P「また会いに行くねー」
みく「………洗脳にゃ」
P「違うわよ。あの子の本心を引き出しただけ。と言うより、これがみくにゃんの力よ」
みく「みくの力? 洗脳の力が?」
P「だから洗脳と違う。みくにゃんの力は、相手に『乗る』ことで本心を強制的に引き出す力よ」
みく「乗ること?」
P「猫が膝の上に乗ってくるのと一緒よ。ネコが甘えて膝に『乗ってきた』なら、どんな人間でも可愛いって心の底から思ってしまう。それは理性ではなく本能」
みく「た、確かに膝の上に乗ってくる猫はかわいいにゃ!」
P「みくにゃんの力もそれと同じ。乗ることで相手の本心を引き出してしまう。まさに『猫の力』と言える」
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みく「すごいにゃ! 恐るべき猫の力にゃ! やっぱりみくはにゃんこにゃ! でもPちゃんは何でそんな乗ることで、なんてこと分かったにゃ?」
P「この前、みくにゃんがのあに覆い被さった時に見た光景。そこから閃いたのよね」
みく「光景………猫耳」
P「分かるわよね。あの時みくにゃんが『乗った』ことでのあの『本心』が露になったのよ」
みく「でも、のあにゃんは猫耳族のみんなにウサ耳を着けたにゃ!」
P「おそらくあれは本心じゃなかったのよ。何でウサ耳族に寝返ったかは知らないけど。きっと、何か理由があるはず」
みく「のあにゃん………」
P「じゃあ、みくにゃんの力もわかった。もうそろそろね」
みく「そろそろ………行くにゃか?」
P「ええ。行くわよ。猫耳族の土地に」
第四章『本心を聞く猫耳』終わり
登場人物 みくにゃん P 片桐早苗 浜口あやめ
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保守
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猫耳族の里
P「誕生日おめでとうみくにゃん!」
みく「え? いきなりなに?」
P「………ごめん。少し過ぎてたわ。ごめん」
みく「いや、だから、何にゃ?」
P「にしても、猫耳族の土地に来たのはいいけど………中途半端に俺たちの街と変わんないわね。自動販売機とか置いてあるし」
みく「テレビはないけどラジオはあるにゃ。と言っても全部猫の番組だけどね」
P「最初に言われた取り外し可能な猫耳並みに落胆したわ。メザシあげる」
みく「と言うより、何で猫耳族の里に来たにゃ? みんなウサ耳族に連れてかれちゃったけど、ウサ耳族の監視はいるんだよ」
P「この猫学習したわね。確かにいるでしょ。もうここは完全にウサ耳族の縄張りになってるわよ」
みく「そんな、敵に捕まりに行くようなことして………Pちゃんだから何か考えがあってのことだろうけど」
P「考えあってなんてあるわけないじゃない。こんな堂々と歩いてたら、とっ捕まるに決まってんでしょ」
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みく「………捕まってから何かするの?」
P「最初みたいに無駄に慌てることがなくなったのは成長したって考えていいのかしらね。まあ言っちゃえば捕まることが目的じゃあない。見つかることが目的なの」
みく「見つかって、ウサ耳族の内部に侵入するの?」
P「それは無理よ。どうせ私たちを見つけるのは………」
バチバチバチバチ
みく「この電気のはじける音………!」
のあ「来たのね………みく」
みく「のあにゃん!」
P「『猫耳族』ののあだからね」
みく「のあにゃん! 聞きたいことがあるにゃ!」
のあ「………あなた、Pと言ってたわね」
P「その通りで」
のあ「プロデューサー業をしてるみたいだけど、その子にかまかけて本業をおろそかにしてていいのかしら?」
P「ごもっともで。ちょっとみくにゃんだけに構いすぎなのはわかってるわよ」
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みく「え、迷惑だったの?」
P「いいや全然。むしろこの旅が終わって初めて俺は全力で業務に努めることができる。みくにゃんは猫耳族を救うまでアイドルをしないって言った。だから、とっとと猫耳族を救って、みくにゃんをスカウトする。それが俺の旅の目的なのよ。だからみくにゃんの願い事をとっととかなえることが今の俺の業務なのよ」
みく「Pちゃん………みくを、スカウトするために? 何でみくに黙ってたの?」
P「騙してたってのは人聞きが悪いわね。無償で手伝ってる以上、何かしらの理由があると思わなきゃ」スッ
みく「っ! なに肩に手を置いてるにゃ!」
P「確かに俺は君に本当の目的を黙ってた。でも、俺はみくにゃんの『猫耳族を救う』ってニーズにはきちんと答えるつもりよ。そして、目の前に目的がいる。俺を恨むのは結構。この後あなたをスカウトするけど断るのも結構。でも俺は君の依頼を完遂する。みくにゃんは、どうしたいの?」
みく「………文句の一つは後で言うにゃ。のあにゃん! のあにゃんは何でウサ耳族の手先になったにゃ!」
のあ「………そのままアイドルになっておけば、苦しい思いもしなかった」スッ
みく「のあにゃんはみくに乗られた時に猫耳をつけていたにゃ! 本心では猫耳族のままのはずにゃ! だから、」
のあ「恨むのなら、おとなしくしなかった自分のお転婆さ加減を恨みなさい」バチン!
P「そうはいかないわよ! 来なさい>>114!」
>>114①一之瀬志希(フレングランスランプ)②梅木音葉(音の腕)③高森藍子(真実を写すカメラ)
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P「この子を呼ぶのは初めてだけど………志希!」
志希「にゃは♪ 呼ばれましたー! 初めて呼ばれたけど、これが召喚されるって感じなんだ。どんな感じかと思ってたけど………良い匂いはしなかった!」
のあ「!」バチィ!
志希「のぎゃ!?」バタン
みく「あ」
P「………またこのパターン? また出落ち!?」
志希「うわぁ! びっくりしたぁ! 呼び出されて突然バチチィって、刺激的!」
P「あ、無事だった」
志希「大丈夫だよぉ。言っちゃうとこの白衣は自前なんだー♪ だからちょっと特殊なんだよね。というより、何でのあちゃんとみくちゃんがここにいるの?」
P「え? 知り合い?」
みく「知り合いも何も、志希にゃんは猫耳族にゃ! 何で志希にゃんがアイドルしてるの!?」
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志希「何って、スカウトされたからアイドルしてるんだよにゃふふ〜。のあちゃん久しぶり〜………ウサ耳? 新しい実験か何かなの?」
みく「違うに、」
P「状況説明は後、まずは志希の力でのあの動きを止めてほしい」カブッタニャ!
志希「のあちゃんを………むりげーだなぁ。でも、不可能じゃないよ。これを、ドン!」
P「試験管を叩きつけた………何この匂い?」
のあ「………この匂い、しまっ………た」バタリ
志希「にゃふふ〜。猫耳族はマタタビが大好きなんだ♪ でも過剰摂取すると酔っぱらったみたいにふらふらするんだけど、これは三十倍に濃くしたあたしのオリジナルなんだ〜」バタリ
P「あんたも倒れんの!? まあ、これ嗅いだ猫耳族はフラフラになるってことなら」
のあ「うぅ………」
P「………意外とあっけない幕切れだけど。これで終わりね。みくにゃん。全てに決着をつけるわよ」
みく「うにゃん………ぐるるるるる」ゴロゴロ
P「まあ、至近距離で嗅いだならそうなるわよね。みくにゃんでも」
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みく「Pちゃぁ〜ん………ふわふわするにゃあ」
P「マジで酔っぱらってるわねこの子………志希手伝ってっていない!? あの子また失踪しやがった」
みく「Pつぁん。みくってそんなに猫っぽいにゃあ?」
P「セリフがめちゃくちゃじゃない………ほら、立ちなさい」
みく「お尻叩かないでセクハラにゃあ」
P「じゃあ担いであげる」
みく「片腕に収まるのはいやにゃもっと女の子の扱いをしてほしいにゃあ」
P「わかったわよ。ほら捕まって」
みく「何か、抱っこされてる猫の気分にゃ………」
P「まんま猫ね。さてのあ。今からあなたにこの猫を置きます。すると何故か何故か自白したくなります。何でこんなことをしたか、洗いざらい吐いてもらうわよ」
のあ「まだ、話すわけにはいかない」
P「それはそっちの都合よ。みくにゃんは何でお前がこんなことをしでかしたか知りたがってる。何かしら事情があるとしてもこれ以上、みくにゃんを悲しい顔は俺も見たくないんでね」
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みく「っは。目が覚めたにゃ………ここどこ? 隣にのあにゃん?」
P「おはようみくのすけ〜。覚えてないの? のあの上に乗った後あんたすごい勢いで抱きついて、そのまま二人とも気を失ったのよ。道端に置いとくのもあれだったから適当な民家に入ったから。まあ誰もいないからいいよね」
みく「いや、偶然だけどここはみくの家にゃ。みくとのあにゃんと………あーにゃんの家」
P「あーにゃん? 誰それ?」
みく「のあにゃん起きるにゃ! 何でのあにゃんがこんなことしたか教えてにゃ!」
のあ「………まさか、負けちゃうなんてね」
みく「美玖は何もしてないにゃ。それより、みんなはどこにゃ! 何でこんなことをしたの?」
のあ「………」
P「強情っ張りな人ね。もう一回乗っかったほうがいいんじゃない?」
みく「のあにゃん………何で何にも話してくれないの? やっぱり、あーにゃんが関係してるの? あーにゃんがいなくなった日から、おかしくなったにゃ」
P「もしかして………よくある話だけど、そのあーにゃんって子がいなくなったのはウサ耳族が関係してて、人質に取られてるなんて………マジ?」
みく「本当なの?」
のあ「………ごめんなさい。私は逆らえなかった。みんなをアーニャ一人のために、ウサ耳族に魂を売ってしまった。だけど、あなただけは逃げてほしかった。崖から落とすなんて荒っぽいことをしてしまって、本当に心配だった」
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みく「あーにゃんは、みんなはどこにいるの?」
のあ「みんなの居所はセブンテイィンが………いや、セブンテイィンなんて存在しない」
P「ん? 存在しない? 待ちなさいよ。それじゃあ、みくにゃんから聞いた話は、何だったの?」
のあ「セブンテイィンは存在しないけど、セブンテイィンを名乗るものがいる。名前は、」
???「そこまでですよ。のーあちゃん♪」
のあ「!?」バチィ!
みく「のあにゃん! 大丈夫!? 突然倒れたけど………のあにゃん?」
のあ「みく、アーニャ。おかえり………やっと、やっと帰ってきてくれた」
P「幻覚? 夢を見せる力? 誰だ………あ、あぁ」
みく「誰にゃ! でっかいウサ耳を付けた………もしかして、セブンテイィンにゃ!?」
セブン「フフフ〜そのとーり。ナナはセブンテイィン。のあちゃんが全部ゲロっちまいそうになったので強行手段でやってきましたー」
みく「め、メイド服? ちっちゃいし、ほんとにセブンテイィンなの? Pちゃん?」
P「なんでだよ………なんで」
セブン「ふんふふー………ん? ゲェ!? あなたは!」
P「何でこんなとこにいるんだ!? 菜々!」
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みく「Pちゃん、知り合いなの!?」
P「知り合いも何もないわよ。菜々は、シンデレラプロのアイドルよ。俺が初めてスカウトして、プロデュースをした、始まりのアイドル」
みく「セブンテイィンが? Pちゃんのアイドル?」
セブン「え、えっと。ダレノコトデスカー。ナナはセブンテイィンで、菜々なんて名前じゃないですよー………きゃは」
P「ふざけてるの? 四年前、唐突にいなくなった思ったら、何してんのよあんたは!」
セブン「ほんとに人違いです! 今思うとナナの知ってる人はそんな口調じゃなかったですし」
P「しらばっくれる気。なら告白してやる。俺が安倍菜々をスカウトしたとき17歳と偽ってたけど、実は本当の年齢を偽ってた。本当はさ、」
セブン「そんなどうでもいい話やめてください! せっかくクライマックスなのに台無しですよ!」
みく「な、何にゃこいつ………でも、セブンテイィンなら、みんなをどこにやったにゃ! 何でこんなことをしたにゃ!」
セブン「なんでって………人探しですよ。人探し。猫耳族にいるといわれる特殊な力持ちを探しているんですよ。そして見つけました。みくちゃん。あなたが私が探してた真実の力持ちです」
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みく「真実の、力持ち?」
セブン「はい。あなたの力は特別なものです。乗ることで相手を素直にする力。この力は別に生物が相手じゃなくても発動するんですよ。埋もれた歴史から未知への探求。今の今まで明かされていないことの解明からコンピューターに施された強固なセキュリティまで、何でも素直にしてしまう。乗るという動作だけで万物を懐柔させてしまうとっても恐ろしい力。その力を求めているんですよ」
みく「じゃあ、猫耳族のみんながひどい目にあったのは………みくが、原因なの?」
セブン「はい♪ かと言って正面から仕掛けても猫耳族にはのあちゃんっておっそろしい人がいましたから、まずは家族をだしに使って利用しようと思ったんです。もっともあちらを連れてかず、あなたを誘拐すれば最初からミッションコンプリートだったんですけどねぇ」
みく「そんな………みくが、みんなを」
P「あんたは悪くない」
みく「Pちゃん………でも、みんなは」
P「菜々。ひとつ聞きたいことがある」
セブン「菜々じゃないです。セブンテイィンです」
P「こんな惨事を起こしたのは………本当にあんたの意思?」
セブン「はい。全てはウサミンの名のもとにです」
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P「ウサミン、ねぇ」
セブン「というより、いつまでもせまーい家の中で話し合ってもるのもあれなので、この杖を使って………うーさみん★」キャールルン
みく「うわぁなんか痛々しい………あれPちゃん? どこいっちゃにゃ?」
のあ「どうしたのみく?」
みく「あ、え? のあにゃん起きたの?」
アーニャ「ダー…どうしました? みく」
みく「え? え? 何であーにゃんがいるの!?」
アーニャ「? おかしなみくですね。いるも何も今から晩御飯を買いに行くんじゃないですか」
みく「晩?」
のあ「今日はお刺身でいいのが入ったらしいから、ぜひみくにも食べてもらいたいわね」
みく「さ、魚はいやにゃ! ハンバーグがいいにゃ!」
アーニャ「ほんと、猫耳族で魚が苦手なんて前代未聞ですね」
のあ「仕方ないわね。一緒に作ってあげるから。行くわよ」
みく「う、うん! 行くにゃ! 今行くにゃ〜!」
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P「はいドーン!」
みく「みぎゃ! 何するにゃ! あ、あれ? 何で外にいるの? のあにゃんとあーにゃんは?」
P「寝ぼけてんじゃないわよスカタン。のあは家の中でお寝んねしてるし、あーにゃんに至っちゃ最初からいないわよ」
みく「でも、確かにいたにゃ! みくの手を引いたにゃ!」
P「それが菜々の力持ち。相手の一番の幸福を見せる『メルヘンチェンジ』。見せられたんでしょ。自分が思う幸せを」
みく「………見た、にゃ」
セブン「だったら何であなたは平気なんですか? というより菜々じゃないですセブンテイィンです」
P「みくにゃん。あんたも仇だからって積もる思いはあると思うけど、まずは俺が行く」
みく「Pちゃん?」
P「菜々〜。何で平気か? そんなの決まってんじゃない」
セブン「こっちに………来ないでください! てりゃ!」
P「杖を振り回して幻覚見せようったって意味ないわよ。なんたって今がまさに幸福なんだからねぇ」
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セブン「今がしあわせ?」バシュン
P「俺は元々、遠方にスカウト活動をするなんてことはしてなかった。だけど四年前から始めたのよ。菜々がいなくなってからね」
セブン「っく!」バシュン
P「菜々が行方不明になったのは、どこか遠く、俺の知らない土地に行ってしまったからだと思った。だから、遠方の出張は、菜々を探すことを兼ねてだったのよ」
セブン「やめてください!」バシュン
P「ああ、なんて幸せなんだろう。その探してた求めた人が目の前にいる。これ以上の幸福はない。なのに」
セブン「こ、の………!」バシュン
P「何でこんなことしてんのよ。菜々ぁ………」
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セブン「………プロ、デューサー」
P「でも聞かない。聞いたところできっとわからない。どうせあんたも操られているだろうから」
セブン「何で、そう思うんですか?」
P「………菜々は、ウサミンをキャラに売り出しはしてたけど。ウサミンを別人のように扱うことはなかった」
セブン「………確かめる方法はありませんよ」
P「ないなら、作るだけ」
セブン「そんなことできるはず、」
みく「今にゃあああ!」
セブン「うわっ! いつの間に」
P「最初から、指示しといたのよ。俺が引き付けて横から隙をみて被されって。さあ、吐いてもらうわよ。一連の事件の真相を」
みく「! 黒い何かが………モヤ? セブンテイィンになったにゃ」
菜々「うぅ………プロデューサー………」
P「最初からわかってた。菜々が人を悲しませることをするはずがない。裏で糸を引く何かがいるのはわかってた。ウサミンと名乗り、菜々に憑りつく何かの存在を。だから、これが最後の召喚。終わらせて>>127!」
>>127①佐久間まゆ(運命の血染め糸)②鷺沢文香(コレクションブック)③本田未央(スリーラインメテオ)
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未央「うーん。久しぶりに呼ばれた! いいねぇ。外の空気はおいしい………ん? これって話に聞いてたウサミン先輩じゃん! ちっちゃいなー」
P「未央。ターゲットはあっち。黒い菜々を殲滅して」
未央「ん? うおっ!? なんか黒い人がいる! しかも宙浮いてるし。わかったよ。じゃあみんな伏せてて。一つ目!」ヒュー…
みく「何の音にゃ? って、隕石!?」
未央「二つ目!」
P「うちの看板ユニットニュージェネレーションの本田未央。アイドルとして実力としてももちろん。能力もプロダクションの中で一番ド派手。隕石を三回落とす、通称『ミツボシ☆☆★』」
未央「三つ、目ぇ!」
みく「おっきい………大丈夫なの?」
P「まあ、セブンテイィン殲滅って言ったし………ちょ、ストップ! 未央!」
未央「え?」
みく「い、隕石がなくなったにゃ。セブンテイィンは?」
P「いなくなったみたいだけど………だけど」
みく「猫耳族のみんなは、どうなるにゃ」
未央「ん………何の話かわかないなー」
第五章『猫耳娘の奪還』終わり
登場人物 みくにゃん P のあ セブンテイィン(安部菜々) 本田未央
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シンデレラプロ
P「おはようございます」
ちひろ「おはようございます。お仕事ご苦労様でした」
P「さすがに、今回は何回か死にそうな目にあいましたからねぇ。新しく入ったアイドルたちはどうですか?」
ちひろ「はい。相葉夕美。姫川友紀。浜口あやめ。片桐早苗。以上四名は順調にアイドルとしての道を歩み始めました」
みく「片桐早苗って誰?」
P「森で会った婦警さん。あの後スカウトしたのよ」
みく「公務員をアイドルに誘うとかイカレてるにゃ」
P「はっはーまあそう言いなさんなって。じゃあ俺は次の仕事に向かいます。のあはいつものところに?」
ちひろ「いつものPCルームにいますよ」
P「わかりました。行くわよみくにゃん」
みく「おうにゃ」
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PCルーム
みく「のあにゃ〜ん。来たにゃ〜」
のあ「いらっしゃいみく」
P「お疲れ様。これ差し入れ。そっちは何か見つかった」
のあ「残念だけど何も。直接電子の海に潜っても全然情報が見つからないわ」
みく「セブンテイィンが消えて情報が途切れちゃったし、みんなどこにいるかわかんないし手がかりもないにゃ」
のあ「ごめんなさい。ウサ耳族の言いなりになったばっかりに」
P「そう悲観しないで。というより、二人ともアイドルする気になんないの? せっかく素材いいのに」
みく「まだみんなを助けだしてないにゃ。助け出すまで寄り道はできないにゃ」
のあ「私はあんなことに手を貸していたから、みんなを助け出すまでほかのことをする気になんてならない」
P「似た者同士ねぇ。だけどアイドルでもないあんたらがいつまでもここにいるのはただ飯喰らいってのも事実なんだけどねぇ」
二人「「………」」
P「それに関してはまた話し合いましょ。それよりさっき菜々がやっと目を覚ましたわ」
のあ「セブンテイィンが?」
P「菜々が。だから話を聞きに行こうと思ってるんだけど、二人とも来るわよね」
-
菜々の部屋
P「入るわよー」ガチャー
菜々「ちょ、待って! 今着替え中!」
P「あ、着替え中だったの。入るわよー」
菜々「だから着替え中って言ってるじゃないですか!」
P「しかもこれ、病み上がりなのにお○はダメでしょ」
菜々「菜々は17歳なので違います! 早く出てってください!」
P「別におぶぅ!」
みく「出てくにゃ! 乙女の恥部を見ちゃダメにゃ!」
P「イタッ! 痛い! あー………追い出された」
菜々『………入っていいですよー』
P「はいじゃあ失礼しますっと」
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菜々「えっと、狭いところですがくつろいでください」
のあ「ありがとう。遠慮なく寛がせてもらうわ」
みく「のあにゃん。まるで我が家のように」
菜々「いいんですよ。その、ひどいことしちゃいましたし」
のあ「………」
P「じゃあ菜々。聞きたい話があるんだけど」
菜々「猫耳族の居場所ですか。おそらく世界各地のミナセの拠点にいます」
みく「ミナセ?」
菜々「聞いた話なんですけど。ウサ耳族は猫耳族と比較にならないほど長い歴史を持つそうです。それこそ世界が作られた当時、まだ世界が『765』と呼ばれてた時代からいたそうです。ミナセとはウサ耳族の発祥と呼ばれる組織名です」
のあ「じゃあ猫耳狩りを行ったのはそのミナセの命令だったってわけ?」
菜々「というより、もともと猫耳狩りは菜々じゃなくてもう一人の幹部が請け負った仕事なんですけどね」
P「もう一人? 菜々以外に誰かいるのか?」
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菜々「ミナセ三つの特殊な役職があります。まずはのあちゃんの地位に位置する『三兎(みうさぎ)』。トランセンドバニーの称号を持つのあちゃんの他に『フォーチュンバニー』と『プリンセスバニー』と呼ばれる人たちがいます。その人たちに指示を出す役職。ウサミンの菜々にもう一人。天帝と呼ばれる最高幹部がいます。今回の猫耳に件に関しては天帝が全面的に計画し、菜々は細かい選別の仕事をしてました」
P「で、トップワンがいるってわけね」
菜々「トップワンは伊織。水瀬財閥の最高責任者です水瀬財閥とミナセは同じ組織なのです」
のあ「関連はあると思ってたけど、水瀬の情報はインターネットでも規制が厳しかったわね」
みく「でも、ミナセはみくを捕まえるために猫耳狩りをしたって言ったにゃ。何でみくが必要なの?」
菜々「それはわかりません。真意を知るのはトップワンだけです。ただ、必要なのは美玖ちゃんだけじゃないそうです」
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P「他にもあんなことをしてるの?」
菜々「いいえ。必要としているのは三人。真実を求め本当を開示する『捻じ曲げの力持ち』、怠惰を貪り成長を促す『堕落の力持ち』、英雄の心を持つ象徴的存在『先導の力持ち』。この三人を求めていました。そして捻じ曲げの力持ちは伊織の読み通り猫耳族にいたのです。それがみくちゃん、あなたです」
みく「みくが?」
P「じゃあ、ほかの二人は?」
菜々「今も探してますよ。ただ、一人を見つけるのも時間の問題だと思います。おそらくウサ耳族にいると思いますから」
のあ「確証があるの? それもトップワンの読み?」
菜々「その三人はそれぞれの耳族にいると考えています。耳族は元々三魅族(みみぞく)と呼ばれ、三つの大きな耳族があります。猫耳族、ウサ耳族、そして犬耳族」
みく「犬耳族………猫耳族とウサ耳族に比べて数は少ないって聞いてるけど、どうしたにゃのあにゃん?」
のあ「………誰かに聞かれてる」
P「! ドアの向こう! 誰!」ガチャー
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凛「うわぁ! びっくりした!」
P「凛。どうしたのよ?」
凛「何って、プロデューサーがこの部屋にいるって聞いたから来たんだよ。ちょっと聞きたいことがあって」
P「あ、ああそうなんだ。。ちょっとごめんだけど、大事な話してるから、またあとででいい?」
凛「大事な話? 猫耳族のこと?」
P「そう! なんだけど、とりあえず後で部屋に行くから!ちょっと失礼!」ガチャー
凛「あ………切羽詰まってそう」
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凛の部屋
凛「うん、うん。そう。頑張ってるんだ。こっち? こっちは、核心には到達してないけど、ミナセの情報が着々と入ってきてる。そっちはどう、光?」
光『こっちは大丈夫だ。凛姉さんこそどうだ? 自分が犬耳族だってバレてないか?』
凛「今のところは大丈夫だけど、プロデューサーは犬耳族のこと知った以上時間の問題かもしれない」
光『まあばれたらばれたで大丈夫だろう。話を聞く限りではそのPはすごいいいやつみたいだしな』
凛「でも、騙してたって思われたら………やだな」
光『………凛姉さんはほんとにPが好きなんだな」
凛「………うん。好き。でも最近は新しく来たみくって子に付きっきりで、全然相手してくれない………全然、全然」
光『あー………その、しょげることないぞ! きっとPも凛姉さんのこと大好きだって! うん!」
凛「………ありがと」
光『で、シンデレラプロは捻じ曲げの者の保護に成功したんだな』
凛「ええ。これでシンデレラプロに三人が揃った」
光『ミナセも驚くだろうな。必死になって探してた捻じ曲げの者以外はシンデレラプロに所属していたなんて聞いたら』
凛「みく、杏、光。これで全員がシンデレラプロに集まった。この後どうする?」
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光『本当は少しおとなしくしてほしいんだけど、ミナセのことを知ってしまった以上、捻じ曲げの者はすぐにでも動き出すだろうな』
凛「本当はシンデレラの建物の中でおとなしくしてほしいんだけどね」
光『まだ私のことを知られるのは面倒だからな。私は麗奈といっちょにこっちはこっちで行動するから、そっちは独断で行動してくれ」
凛「わかった。じゃあ切るね」
光『うん。あとひとつ』
凛「ん?」
光『私は恋愛については詳しくない。だけど好きな人とは一緒にいたいものだと思う。だから、悔いの残らないようにするんだぞ凛姉さん。じゃ』ブツリ
凛「………恋もしたことないくせに。大したヒーロー」
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次の日
ちひろ「もう行くんですか? もうちょっとゆっくりしてってもいいんじゃないですか?」
P「みくにゃんが聞かないんですよ。一応契約上猫耳族を救うまでが仕事何で、クライアントの要望には応えなくちゃいけなんですよ」
みく「Pちゃん! 早くするにゃ! 今度こそみんなを助けに行くにゃ!」
P「まあ、あんなやかまし猫をほっとくわけにもいかないので」
ちひろ「そうですか。あなたに休まる暇はないんですね」
P「そういうことです。じゃあ行ってきます」
凛「待って!」
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P「凛?」
みく「しぶにゃん? どうしたにゃ? そんな息を切らせて」
凛「私も………私も一緒に行く!」
P「凛………前にも言ったけどそれは」
凛「いやって言われても付いてく! もう、待つのは止める。私も一緒に歩きたい!」
P「歩きたいって、遠足じゃないのよ。わがまま言わないで」
凛「わがままじゃない。考えて考えてやっと言えた。もしわがままだっていうなら。わがままを聞いてよ。プロデューサー!」
P「凛………」
みく「連れてってあげなよPちゃん。しぶにゃん、泣いちゃいそうだよ」
P「………クライアントがそう言うなら。凛、一緒に来る?」
凛「プロデューサー………! みく」
みく「何にゃ?」
凛「ありがとう。でも、隣だけは譲らないよ」
みく「お、おうにゃ。じゃあ、今から出発にゃ! 今度こそ、みんなを助けるにゃ!」
最終章『猫耳の決意』終わり 猫耳族編 完
登場人物 みくにゃん P 渋谷凛 千川ちひろ 高峰のあ 安倍菜々
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やっと終わったって今思うと去年から書いてるじゃんこれ
もっと遊び心ついて書きたかったけど戦記物になっちゃったし途中でパソコンの調子悪くてフリーズばっかだったし故障かと思ったらぶっ壊れてしばらくパソコン使えなかったしお祈りされるしもう更新遅すぎ!
でもなんだかんだである程度の区切りまでかけてよかったかな
でもね、書いてるとわかるみくにゃんの言葉遣いの難しさ。猫語を当たり前に使いこなせるみくにゃんは猫として最高峰に位置する最高の猫娘にゃ。だからみんなみくにゃんのファンを辞めずにファンサービスを受けとれぇ!
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おつ
完結したのでみくにゃんのファンやめます
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おつー
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