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ジャン「付き合ってください!」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:18:31 DWWkPkmI
ミカサ「……分かった」

ジャン「!」

ミカサ「どこへ行けばいい?」

ジャン「……えっ?」


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"
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:19:25 DWWkPkmI
ミカサ「? どこまでついて行けばいい?」

ジャン「あ、いや、そうじゃな……」

ミカサ「ジャン?」

ジャン「……あっち、とか」

ミカサ「分かった。行こう」スタスタ

ジャン「……」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:20:08 DWWkPkmI
ミカサ「……」スタスタ

ジャン「……」スタスタ

ミカサ「……ベンチ……」

ジャン「……座るか」

ミカサ「うん」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:21:06 DWWkPkmI
ミカサ「……」

ジャン「……」

ジャン(やっべーどうしよう)

ジャン(このまま帰るわけにもいかねえんだよなあ)

ジャン(マルコに、ミカサに告白してくるって言っちまったからなあ)

ジャン(かといって今告白できるようなムードでもねえし)

ジャン(何よりまた、どこまで付き合えばいい?なんて返されたら立ち直れる気がしねえ)ブルブル


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:22:28 DWWkPkmI
ミカサ「……」

ジャン(もう一回、雰囲気作りから始めるか)

ジャン「あ、相変わらずきれいな黒髪だよな!ミカサ!」

ミカサ「……そうだろうか」

ジャン「ああ!……さ、触ってみてもいいか?」

ミカサ「……どうぞ」


"
"
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:23:35 DWWkPkmI
ジャン「……」サラ…

ミカサ「……」

ジャン「髪、伸びたな」

ミカサ「そうだろうか……」

ジャン「ああ。……」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:24:22 DWWkPkmI
ミカサ「……」

ジャン(会話が終わった……)

ジャン(大体、雰囲気ってどうやって作るんだ……?)

ミカサ「……みんなは」

ジャン「な、なんだ?」ビク

ミカサ「みんなは、元気にしてる?」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:26:02 DWWkPkmI
ジャン「あ?ああ」

ジャン「どいつも変わんねえな」

ジャン「それどころか、コニーとサシャなんて前にも増してうるせえよ」

ジャン「昨日だってな――」


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:27:05 DWWkPkmI
ミカサ「楽しそうでよかった」フフ

ジャン「っ……」ドキッ

ジャン「あ、後な、ライナーの奴まだ諦めてねえんだぜ、ク……ヒストリアのこと」

ミカサ「ライナー……意外としつこい」

ミカサ「彼にはストーカーの素質があるんじゃないだろうか」

ジャン「え……お前(がそれを言うのか)……」


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:28:01 DWWkPkmI
ミカサ「……ジャン、何を言おうとしたの?」

ジャン「……なんでもねえ」フイ

ミカサ「なぜ顔をそらすの?ジャン?」ジイィ

ジャン(可愛いけど怖ぇ!!)


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:31:32 DWWkPkmI
ジャン「……で」

ジャン「いつまでここにいるんだ?」

ミカサ「エレンが帰ってくるまで」

ジャン「あー、そうじゃなくてだな」

ジャン「……なあミカサ」

ジャン「付き合ってくれないか?」


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:33:51 DWWkPkmI
ミカサ「どこまで?」

ジャン「えっと、ほら、上だよ」

ジャン「頻繁にこっちに来ることはできねえが」

ジャン「なかなか良い所だぜ?」

ミカサ「……」

ミカサ「私は……」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:41:36 iG.B7ZP.
不穏な気配が


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:44:22 DWWkPkmI
ミカサ「もうエレンを守ることはできない」

ミカサ「だけど、エレンを見守ることはできる」

ミカサ「違う……見守っていたい、私が」

ミカサ「エレンの傍で、この世界を見守っていたい」

ミカサ「だから……ごめんなさい」

ジャン「……そうか」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:48:44 DWWkPkmI
ミカサ「いつか、エレンとアルミンがそっちに行く時が来たら」

ミカサ「その時は私も……」

ジャン「待ってる」

ジャン「オレだけじゃない、皆待ってるからな」

ミカサ「うん……ありがとう」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:55:20 DWWkPkmI
ジャン「じゃあオレそろそろ行くわ」

ミカサ「エレンの顔は見ていかないの?」

ジャン「ああ?誰が死に急ぎ野郎の顔なんて……」

ミカサ「あなたの方が死に急ぎだけど」

ジャン「……オレ結構頑張ったぜ?」


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:56:08 DWWkPkmI
ミカサ「知ってる」

ジャン「お、おう」

ジャン(嬉しい)

ミカサ「本当にいいの?」

ジャン「……ああ。いいんだよ」


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 17:57:08 DWWkPkmI



ジャン「あいつには敵わねえなあ。いつまでたっても」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:00:47 DWWkPkmI
―――
―――――
―――――――

アルミン「エレーンッ!!」ドタドタ

エレン「ど、どうしたアルミン、オレ仕事中……」

アルミン「ついに発見したよ!」

アルミン「広大な塩水の湖……海を!!」

エレン「なんだって!?」ガタ


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:04:05 DWWkPkmI
アルミン「エレン!その書類を片づけたらすぐ行こう!」

エレン「アルミンお前、仕事は」

アルミン「速攻で終わらせてきたよ!」

アルミン「それより海だよ海!泳ごう!」

エレン「……おう!」


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:05:05 DWWkPkmI
エレン(まるで子供の頃に戻ったみたいだ)

アルミン「あああどうしよう!海で泳ぐのが先か砂浜でお城を作るのが先か……!悩むなあ!」

エレン(主にアルミンが)

アルミン「その後は塩を効率よく取れる方法を探さそう!これで食料事情が改善されるぞ……!」

エレン「アルミンは昔から変わんねえなあ」


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:08:00 DWWkPkmI
エレン(風が気持ち良い)

エレン(空の青と海の青が混ざり合って、綺麗だ)

エレン「……ミカサにも見せたかったな」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:08:39 DWWkPkmI



ミカサ「見守ってる、ずっと」


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:09:06 i7QWCcxA
エレンが死ぬパターンが多い中で104期が死んでるパターンか、これは新鮮だな。


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:12:42 DWWkPkmI


思い付きだけで書きました
ジャンはちょっと可哀想なくらいが似合う


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:14:53 IsLtILtg

すき


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 18:29:29 EFoXBTVc
よかった


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 19:12:56 ZlVWXt.A
乙 いいね
爽やかに駆け抜けていったような感じ


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 20:28:08 Q/1RgQQw

泣いた…


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/03(木) 23:00:59 c9CQqqFY
逆パターンか



31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/04(金) 17:01:34 CEd2fl7E
こういうジャン(→)ミカ好き


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/10/04(金) 21:04:33 UHDFrfGE
泣いた



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