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仮投下スレ

11狩人の矜持 ◆BaIp17LTls:2013/09/16(月) 21:00:13 ID:IeZ5DMck
「な、なんだこれはぁ!?」

南斗聖拳伝承者、水鳥拳のレイは開始早々出くわした路上に転がった
恐ろしいものをみて悲鳴を上げた。

そこに転がっていたのは、少年と少女のバラバラになって散乱した死体であった。
北斗や南斗のような暗殺拳の使い手の仕業だろうか?

「恐ろしい……一体誰がこのような真似を!?」

自分の知らない恐るべき拳法家の使い手の存在を夢想しながらレイは
二人の仇を討つべく転がっている二つのディバッグに手を掛けようとした。

その時であった。

「うぅ〜。な、なにぃ〜?」
「ご、ごめんなさ〜い。これきっとドラえもんの秘密道具だよ〜。」

少女と少年の生首が転がりだし、喋り始めたのだ。

ぶんかいドライバー。

見た目はただのマイナスドライバーであるがその名の通り触れたありとあらゆるものを
バラバラに分解する、数あるドラえもんのひみつ道具の中でも最も危険な道具の一つである。

少女――巴マミが銃を持っていたことが災いし、慌てたのび太が咄嗟に
ディバッグの中に入っていた凶器を振り回して彼女と自分に当ててしまったのである。
結果全身がバラバラになった二人は地面に無造作に散らばっているのだ。

「ねぇ、のび太君だっけ?どうすればいいのぉ?」
「とりあえず体をくっつけよう!……ん?」

少年――野比のび太は顔を上に向け、驚愕と恐怖に満ちた顔をした強面の男の足下に
転がっていることに気付いた。

「―――おのれ貴様らモノノ怪の類だな!」
「わああ!大変だ!早く体をくっ付けないと!―――ええいっ!」

狂乱し頭部を蹴飛ばそうとするレイの攻撃を避けたのび太は
ゴロゴロと転がりピクピク痙攣している首なし死体と頭部をくっ付けて合体させた。

「……ねぇ、のび太君、その体……。」

そこに立っていたのは中学生離れした見事な巨乳をもったメガネ少年であった。

「うわああ!間違えたぁ!ごめんなさーい!」

ともあれ四肢を取り戻したのび太は襲ってくるレイから逃げる為に
転がっているマミの頭部を抱えてその場から一目散に逃げ出した。


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