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仮投下スレ

1 ◆uBeWzhDvqI :2011/10/28(金) 21:12:00 ID:y16XqXi2
仮投下の際に使ってください

2 ◆28219SKBSE :2011/11/14(月) 16:47:55 ID:ivX.IaYo
test

3 ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:13:35 ID:EDfaFrAs
本スレ規制中みたいなんでこっちに仮投下しますー

4 セロ・フィナーレ ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:14:17 ID:EDfaFrAs

 ちょうど橋の中央で、巴マミは目を覚ました。
 突然連れてこられた豪華な会食パーティーで、騒がしい中、
 とりあえず楽しもうとケーキバイキングに挑戦していた巴マミだったが、
 再び視界が暗転したかと思えば冷たい夜の空気がはびこる橋の上にひとりきりだった。

 あのケーキ美味しかったのに、と頬を膨らませて、
 でもそんなこと考えてる場合じゃないのかしら、と思い直す。
 街の明かりに照らされるこの赤い欄干が特徴的な橋は、調べてみるとF−1、マップの隅の方らしい。
 大きな橋を南に下ると街、北に登ると山。スタート地点としてはまあまあ、と言えるところか。

「はぁ。困ったことになったわねぇ。鹿目さんや暁美さんは無事かしら」

 状況を把握すると巴マミはとりあえず、病院やホテルがある街の方に向かって歩き出す。
 さっと名簿を取り出す。知り合いと呼べるのは四人だ。

 鹿目まどか――先週あたりに”魔法少女”になったばっかりの、巴マミのかわいい後輩。
 暁美ほむら――”魔法少女”にはなっていないけれど、その秘密を偶然知ってしまった、鹿目さんの友達。
 美樹さやか――こちらは”魔法少女”とは関係ない世界にいる、鹿目さんのクラスメイトだったはず。
 そして、佐倉杏子――隣町にいる”魔法少女”。数回ほど面識はあるが、最近は会っていない。

「”魔法少女”の力が使えるはずの二人は、少しは大丈夫かもしれないけれど。
 美樹さやかさんと暁美さんは急いで保護しないといけないわ。どうやらここには怖い人がたくさんいるみたいだし」

 ほぼ同時刻、二か所でその四人……巴マミがいた世界とは別の時間軸から来た四人が、
 おそらく参加者の誰もが予想していなかったろうとんでもない展開を起こしているとはつゆしらず。
 俗にいう”一週目”の、
 それも暁美ほむらと鹿目まどかが出会ったあの瞬間の数日後から連れてこられた巴マミは、
 ケーキバイキングで食べた美味しいケーキの味を思い出しながら見当違いの作戦を立て始めていた。

 すると巴マミの前方で。
 一匹の黒猫が、そのしなやかな体を翻して、ぱっ、と欄干から飛び降りた。

「あら」

 すたんと着地した猫は、巴マミの方を見るとふああと欠伸をする。
 どうしてこんなところに黒猫が?
 巴マミは疑問に思ったがしかし、夜風吹く橋の上でひとりぼっちだと思っていた自分に仲間がいた嬉しさの方が勝った。
 うふふ、と笑顔を見せながら駆け寄ると、ぱっと取り上げて話しかける。

「つかまえたわよ、黒猫さん。……あら、貴方にも首輪が付いてるの?」
「にゃー」

 抱きしめて、猫特有のぬくもりともふもふ感を堪能していると、巴マミは黒猫の首についている首輪が、
 自分につけられている首輪と同一のものであることに気付く。
 そう、ここはバトルロワイアルの真っただ中。
 けして黒猫もふもふ気持ちいい〜とかやってはいけないし、ケーキの味もさっさと忘れて現実的な行動を取るべき。
 巴マミの頭の中はそんな感情で満たされる、がしかし――、

「……無理よねぇ。黒猫さんを目の前にして、女の子が可愛がらないなんておかしいもの!
 だってこの肉球! ぷにぷにじゃない! それにこの、さらっとしたつやのある黒いお毛毛……。
 マンション暮らしだから、猫さんは飼えなかったのよねえ。ああ、いつまでも触っていたいわ!」
「や、やや、やめんかお主!
 儂は一護の奴を探しに行かねばならんの……そこは、あ、やめるんじゃ!」
「え?」

5 セロ・フィナーレ ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:14:53 ID:EDfaFrAs

 今この猫……喋ったかしら?
 巴マミが首を傾げると、黒猫はやっべやっちまった、という顔(忘れ物をしたときの鹿目さんはこんな顔をする)をして、
 次にそっぽを向くと苦しまぎれな感じに、にゃあにゃあと”猫らしい暴れ方”をした。
 ……怪しい。
 怪しさをびんびん感じる。
 が、それを問い詰める暇がなくなってしまったこともまた、巴マミの肌は感じていた。
 冷たい夜風の、風向きが、変わっていた。

「黒猫さん」

 神妙な面持ちで、問いかけながら黒猫を放す。
 
「……なんじゃ」

 黒猫はすたっと降りると、見返り猫のポーズでやはり人語を喋った。

「”分かってる”?」――巴マミは確認する。
「ああ、”分かっとる”」――黒猫は応える。どうやら、確かだった。

 今、巴マミと黒猫がいる橋の中央、そこに向かって……”ナニカ”が歩いてきていた。


◆◆◆◆◆

  
 ピクルは橋を歩いていた。
 二メートル以上ある筋肉質な、野性的な巨体を隠すことなく、生まれたままの姿で歩いていた。
 前方に少女が見えた。
 ひらひらとした布を身にまとって、どこかで見た筒のような武器を構え、静かにこちらを見つめている。
 傍らには黒猫。ずいぶん小さい存在だ、と、ピクルは思った。

 突然、音が鳴った。
 少女の構えていた筒から硬い何かが発射された音だ、
 と確認した後、その硬い何かが自分の数メートル横を通りぬけて行ったのをピクルは見る。

「――裸の大男さん、まずは止まってくれないかしら。今のは威嚇射撃。次は当てるわよ?」

 ぽい、と少女が一本目の筒を捨てて。
 次いで二本目の筒をどこかから取り出して、構えた。
 自分より小さく、弱いはずの、しかも少女が。ピクルに対して攻撃を加えようとしてくるというのは、
 ピクルにとって初めての経験だった。

 ジュラ紀を生き抜いた原人ピクルには、”自らに襲いかかってくる強者しか喰わない”という決まりがある。
 トリケラトプス、プテラノドン……そして恐竜界最強と謳われたティラノサウルスまで。
 かの時代にあった弱肉強食の掟にピクルは反抗したのか、
 このルールを作ってそれらと闘い、強い者の肉だけを喰らう生き方をしてたのだ。

 目の前の少女は……どうだろうか?
 ピクルはじっと観察する。だがしかし、見えてこなかった。

6 セロ・フィナーレ ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:16:16 ID:EDfaFrAs

 この少女が勇敢に自分の前に”立ちはだかることができる理由”が、”魔法少女”を知らないピクルには分からない。
 歩いて、少女に近寄りながら考える。
 なんで闘いになると思うのか? その筒? 秘めた力? それとも、妖術の類か? 

「やっぱり、止まってくれないのね。女の子の言うことを素直に聞かない男の子は、嫌われるわよ?
 こんな風に――ね!」

 しびれを切らした少女が、ピクルに向かって筒から銃弾を発射しようとしているのが分かった。
 時間はない。
 早く決めてしまわないと、わけがわからない内に”未知”に殺されてしまうと、ピクルの本能は感じた。
 だからまず。
 目の前の少女の頭あたりを、食べようとすることにした。

 大きく、口を開けて。

「え」

 たった一歩歩いて、
 ――がぶりと、その口を閉じる。

 ピクルのスピードは……、
 とくに恐竜との戦いで培われた瞬発力は、普通の人間ならば反応が出来ないほどに早い。
 事実、少女は全くもって”動けて”いなかったし、黒猫は”その動作”に気付くことしか出来なかった。

 恐竜も人間も、捕食される寸前、死を感じた瞬間が最も強い力を発することを、ピクルは知っていた。
 つまりピクルが少女の頭部に牙を突き立てたのは、
 そうすれば相手の最大の力量をてっとり早く見極められるかもしれない、という狙いを含んだ行動だったのだ。
 まあ……結果は無残なものだったが。
 この場には他にも自分が拳を交えられそうな相手が、相当な数いるのは間違いなさそうだし。
 ”これ”はその者たちと合いまみえるに対しての、腹ごしらえとでもしよう。
 
 だからピクルは悠々と、”それ”の咀嚼を始めた。
 しかし”それ”は何の味もせずに――ただ布の感触がする、ざらざらとした、というかこれは布だった。
 あれ、おかしいな。
 ピクルはその結果に首を傾げる。
 ピクルは、それ以外のことにも首を傾げる。
 あれ、おかしいな。
 自分は赤い骨組みの、橋の上を歩いていたはずなのに――?

「ハルルウア?」

 この真っ暗な空間は、何だ?


◆◆◆◆◆


「――反膜の匪に入れられた者は二度とそこから出てこれない。
 あれは愛染様が部下を処罰するために作ったものだが、反膜という絶対不可侵領域であれば、
 俺たちは本来自力で生成することが可能なはず。しかし……制限されているらしいな、使えない。
 支給品となっていたあれを使ってしまった以上、反膜の匪の二度目はない」
「カハ・ネガシオン? すごく素敵なネーミングね!」
「巴マミ、ちょっとお主は黙っておれ。それで? 破面の上位十人、十刃のひとりであるお主が、
 なぜ我らをあの男から救ったのか。理由を聞かせてもらおうかの?」
「アランカル? エスパーダ? スペイン語かしら。あなたはスペインから来たの? ねえ、ちょっと」

 橋を渡った街の中、それなりのスピードで道を歩く一つの影があった。
 よく見るとその影は、一人の男と一人の少女、そして一匹の黒猫が、
 まるでブレーメンの音楽隊のように重なって作っている影だった。
 そう、男……不思議な骨のお面を被ったウルキオラと名乗る男に、巴マミは今、おんぶしてもらっていた。
 さらにその巴マミの肩に乗っている喋る黒猫――夜一と名乗ったその猫と、骨のお面の男は知り合いらしく。
 巴マミそっちのけで専門用語が入り混じった会話をして盛り上がっていた。
 なんだか除け者にされているような気がして、巴マミは再び頬を膨らませる。

 しかし、ウルキオラが巴マミをピクルから救ったのは事実だった。
 強いとは感覚で分かってはいた。しかし人の形をしていたから、巴マミは完全に油断していた。
 あれは別の生物だったと――今なら分かる。
 実際に喰われそうになった今の巴マミなら、そう認識できた。
 もし、間一髪のところで橋を照らしていた照明灯の上から降りたウルキオラが、
 支給品として与えられていた、カハ・ネガシオン? を撃っていなかったら。
 巴マミは頭から丸呑みにされるように食べられて、そのまま全身をばりぼりと喰われてしまっていただろう。
 まるでショートケーキを食べるように……。

7 セロ・フィナーレ ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:16:57 ID:EDfaFrAs

 ぞくっと背筋をふるわせて、思わず少し破れているウルキオラの服の襟をぎゅっと握った。
 ただし、気づかれはしないように、ほんの少しだけ――。すぐに平静を取り戻す、それが”魔法少女”の巴マミである。
 ウルキオラはそんな巴マミの感情の機微など意に介していない様子で、会話を再開し始める。

「俺は別にお前たちを救ったわけではない。
 愛染様の元へ帰るため――そして黒崎一護と決着をつけるため、虚園へと帰ることを第一目標に置いた。それだけだ」
「ウェコ・ムンド……スペイン語で空洞世界だったかしら……」
「それでは答えになっていないの。ウルキオラ。
 隠し事をするな。愛染の元に帰るのも一護と闘うのも、わしらを見捨てない理由にはなっておらんぞ?」
「いや、なっている。最初に言ったはずだ……愛染様の目的は王鍵の生成だと。
 王鍵の生成には十万の魂魄が必要だ。人間は有象無象、蟻の掃き溜めのように多いが有限。無為に殺すことはない。
 それに――さっきの”アレ”のようなものに暴れられては俺の体力も持たない。
 封じれるチャンスがあったから封じた。お前らを救ったのはその副次効果だ。これで納得か?」
「私は納得したわ。ところでそのおうけんの下り、もう少し詳しく聞いてみたいのだけど……”魔女の口づけ”にも通じるところが」
「ああー、もう! 少し不満じゃが協力してくれるのならもう構わん!
 なぜか黒猫の姿で放り出されたせいで荷物も川に落としてしまったし、協力者大歓迎じゃ! あと巴マミはもう少し落ち着け!」
「ご、ごめんなさい! ……でも気になるんだもの、仕方ないじゃない! 私、のけものはいやだわ!」

 しびれを切らして怒鳴る夜一、びっくりして謝るも反論する巴マミ。
 すぐにぎゃぎゃーと両者はじゃれあい始めて、ウルキオラは聞き耳を立てながら目を伏せて口をつぐんだ。
 背中から聞こえる二人のやりとりを、ウルキオラはじっと観察している。
 ……王鍵の生成に関することや、あの”謎の大男”の封印チャンスのこと。
 二つの理由がウルキオラを人助けなんて行動に走らせた理由の一助であることは確かだが。
 実はウルキオラの目的は最初から、この二人――特に今背負っている少女、巴マミのことを観察したい欲求にあった。

(人間の「心」とは何なのか……まだその答えを俺は見つけていない)

 思い出すのは巴マミよりは少し大人びた、しかし少し同じ雰囲気を持っている少女。
 ウルキオラが拉致し、幽閉していた黒崎一護の仲間、井上織姫のこと。
 彼女との対話や、行動を通じて。いつの間にか”心ない虚”であるはずのウルキオラは、人間に興味を持つようになっていたのだ。
 巴マミを救ってしまったのも、彼がまだ”心ではないどこか”に隠し続けている、そういう感情からだった。 

(見せてもらうぞ、巴マミ。お前がこの殺し合いの場で、どんな「心」を発現するのかを)

 ”心ではないどこか”で、ウルキオラはそう呟いて。

「四楓院夜一。巴マミ。俺はこのまま黒崎一護を探しにいくが、いいか?」
「……」
「……」

 ようやく静かになった後ろの二人にそう問いかけたつもりだったが、二人ともすでにすぅすぅと寝息を立てていた。

「……」

 時間は深夜。寝るのが当たり前の時間ではあるが……やはり人間と言うものは、分からん。
 ウルキオラは呆れ顔の真似をして、二人を起こすか、ホテルにでも行って策を練るか――ひとりで考え始めた。


【G-2 /1日目・深夜】


【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】 変身中、気疲れで睡眠
【装備】 なし
【持ち物】 ランダム支給品1〜3、基本支給品一式
【思考】
基本:困ったことになったわねえ、どうしようかしら
1:美樹さやかさんと暁美さんは見つけて保護しないと
2:ネガシオンとかエスパーダとか、すごく気になるわ!
3:私だけ除け者はいやだわ!
4:ケーキ、美味しかった……
【備考】
※本編10話の1周目世界において、暁美ほむらが鹿目まどかと出会った数日後から参戦。
 1周目マミさんとさやか・杏子との接点は不明なため想像するしかないが、
 とりあえずは「さやか→まどかのクラスメイトの子」、「杏子→隣町の魔法少女で顔見知り」ということで。

8 セロ・フィナーレ ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:17:53 ID:EDfaFrAs

【四楓院夜一@BLEACH】
【状態】 黒猫状態、睡眠
【装備】 なし
【持ち物】 なし
【思考】
基本:うーむどうすればよいかのう
1:基本殺生などせんつもりじゃが、一護のやつと合流してから考えるか
2:信用するわけにはいかんが、一時ウルキオラの力を借りざるを得んな
3:うるさいやつじゃのう、巴マミ……
【備考】
※参戦時期は破面編以降のようです。
※猫状態からのスタート。人間体に戻れるかどうかは不明です。


【ウルキオラ・シファー@BLEACH】
【状態】 少し困惑、体力万全
【装備】 なし
【持ち物】 ランダム支給品1〜2、基本支給品一式
【思考】
基本:愛染様の元へ帰るため、脱出する。
1:人間には興味があるので、なるべく殺さないようにしておく
2:あれ(ピクル)は人間じゃないだろあれは
3:黒崎一護と決着を
【備考】
※参戦時期は破面編開始〜黒崎一護との決着前のようです。
※衣装の一部をピクルに食べられてしまいました。


◆◆◆◆


 ウルキオラ達三人が去り、誰もいなくなったF−1の大橋。
 ヤムチャはそこを通って山へ、そして武道会会場へと行く予定だった。

「街の方を通ればいろいろと危ない奴に出くわすだろうからな。ここから山の集落を通って武道会会場まで行こう。
 そうすれば安全に武道場まで行けるはずだ……そして多分、悟空もそこにいるはずだ」

 そう、悟空はきっと。こんな場所であっても、強いやつと戦うために武道会会場に行くのではないか。
 ヤムチャの考えは根拠のないものだったが、他に連れてこられた名前を見るかぎり頼れるのは悟空かピッコロ程度。
 その二人と連絡が取れない以上、二人(とくに悟空)が集まりそうな場所――武道会会場を目指すのは、
 自分の弱さを自覚しているヤムチャにとって妥当な判断に思えた。

 実際、その判断は間違いではなかっただろう。
 ただヤムチャが間違えてしまったのは……目的地に赴くのに、このルートを選んでしまったこと。
 偶然、”そのとき”、橋の中央を通っている最中だったこと。

 不幸と言う二文字が――これほど似合うシチュエーションもない。

「何だ……!?」 
  
 ぱり、と。
 急にヤムチャの正面の空間が割れて――そこから”手”が、現れる。
 次に”足”。”つま先”から”太もも”へ、ゆっくりと――何もなかったはずの虚空に、”それ”は再誕を始めた。
 ピクルだった。
 ああ、反膜の匪。
 強大な霊力を持つウルキオラであっても、二時間の幽閉を余儀なくされたその技を。
 ピクルは甚大なる”霊長類力”で持って……ものの十数分でこじあけた!!

「あ……あああ……」

 首をこき、こき、と鳴らしたそいつは、ヤムチャの姿を捉えると目を輝かせた。
 ピクルにとってそれは誕生日祝いのケーキに見えたのだ。
 震えて、しりもちをついて、じりじりと後ずさりながら。
 それでもピクルに精いっぱいの攻撃を浴びせようと操気弾を必死に練っているヤムチャの姿は確かに、
 ピクルの敵であったのだから……。

「う、あ」
「ハルル」

 頂きます。
 現代人に生まれていればそういう発声をしていたであろう言葉を、ピクルは呟いて。
 目の前のケーキを、すきっ腹を埋める間食とすることにした。

 さて――ピクルにとってこの会場は、
 ケーキバイキングとなるか、それとも焼肉食べ放題となるか……はたまた、喰われるのは、彼の方なのか。
 箸はまだ、取られたばかり。


【ヤムチャ@ドラゴンボール 死亡】

9 セロ・フィナーレ ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:19:02 ID:EDfaFrAs
【F-1 橋/1日目・深夜】


【ピクル@グラップラー刃牙】
【状態】 野性的な全裸
【装備】 なし
【持ち物】 ランダム支給品1〜3、基本支給品一式
【思考】
基本: 強い者と闘って喰らう
1:さっき何故か食べ損ねた少女はどこにいったのかな?
2:なんで変な空間に閉じ込められたんだろう?
3:現代は分からないことだらけだなあ
【備考】
※参戦時期は後の書き手さんに任せます


【全体備考】
※四楓院夜一は猫だったのでデイパック(ランダム支給品3つ入り)をF-1の川に落としてしまいました。
※ヤムチャの残骸がどの程度残っているかは不明です。

10 ◆28219SKBSE :2011/11/16(水) 18:19:44 ID:EDfaFrAs
投下終了
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11 狩人の矜持 ◆BaIp17LTls :2013/09/16(月) 21:00:13 ID:IeZ5DMck
「な、なんだこれはぁ!?」

南斗聖拳伝承者、水鳥拳のレイは開始早々出くわした路上に転がった
恐ろしいものをみて悲鳴を上げた。

そこに転がっていたのは、少年と少女のバラバラになって散乱した死体であった。
北斗や南斗のような暗殺拳の使い手の仕業だろうか?

「恐ろしい……一体誰がこのような真似を!?」

自分の知らない恐るべき拳法家の使い手の存在を夢想しながらレイは
二人の仇を討つべく転がっている二つのディバッグに手を掛けようとした。

その時であった。

「うぅ〜。な、なにぃ〜?」
「ご、ごめんなさ〜い。これきっとドラえもんの秘密道具だよ〜。」

少女と少年の生首が転がりだし、喋り始めたのだ。

ぶんかいドライバー。

見た目はただのマイナスドライバーであるがその名の通り触れたありとあらゆるものを
バラバラに分解する、数あるドラえもんのひみつ道具の中でも最も危険な道具の一つである。

少女――巴マミが銃を持っていたことが災いし、慌てたのび太が咄嗟に
ディバッグの中に入っていた凶器を振り回して彼女と自分に当ててしまったのである。
結果全身がバラバラになった二人は地面に無造作に散らばっているのだ。

「ねぇ、のび太君だっけ?どうすればいいのぉ?」
「とりあえず体をくっつけよう!……ん?」

少年――野比のび太は顔を上に向け、驚愕と恐怖に満ちた顔をした強面の男の足下に
転がっていることに気付いた。

「―――おのれ貴様らモノノ怪の類だな!」
「わああ!大変だ!早く体をくっ付けないと!―――ええいっ!」

狂乱し頭部を蹴飛ばそうとするレイの攻撃を避けたのび太は
ゴロゴロと転がりピクピク痙攣している首なし死体と頭部をくっ付けて合体させた。

「……ねぇ、のび太君、その体……。」

そこに立っていたのは中学生離れした見事な巨乳をもったメガネ少年であった。

「うわああ!間違えたぁ!ごめんなさーい!」

ともあれ四肢を取り戻したのび太は襲ってくるレイから逃げる為に
転がっているマミの頭部を抱えてその場から一目散に逃げ出した。

12 狩人の矜持 ◆BaIp17LTls :2013/09/16(月) 21:00:48 ID:IeZ5DMck

「うわぁ…まだ追いかけてくるよあの人。」
「うーん不味いわねぇ。この姿じゃどうにもならないし。」

なんとかビルの中に逃げ込んだ首から下がマミさんになっているのび太は
マミの頭部を抱きかかえながらビルの窓から周囲を見回しながら路上を徘徊する
水鳥拳のレイの姿を目視する。このままでは見つかるのも時間の問題だろう。

「仕方ないわね。緊急事態よ!―――あなたが私の体を使って戦いなさい!」
「ええ!そんなぁ!」
「大丈夫よ!私は魔法少女なんだから!さあ、手をかざして武器を取りなさいのび太君!」
「こ、こう?―――おぉ!これは!」

のび太が手をかざすと魔法陣が発生し、そこからマスケット銃が出現する。

「じゅ、銃!?」
「私のメインウェポン、マジカルマスケット銃よ。
 単発式だから弾は一発しか入ってないけどね。……のび太君?」

その銃を手にしたのび太の目つきが変わった。
先ほどまで頼りない少年だったというのに、まるで狩猟者のような鋭い眼光に。
のび太はマスケット銃の銃口を路上を走るレイに向ける。

「心配しなくていいよマミさん。一発で十分さ。」
「え?ここから狙撃するの?でも動いてる的にここから当てるなんて私でも至難の業……!?」

パァーーン!

マミが何か言いだす前に聞こえた発砲音が鳴りやんでしばらくした後、
路上を走るレイがその場に倒れこみ、ピクリとも動かなくなった。

「……え?当てたの?」
「マミさんの支給品のおかげだよ。」

マミがのび太の指さす方を見ると、ゴミのような物体がプカプカと空中を漂っていた。

マンハッタントランスファー。

先ほどのび太が使用したスタンドディスクに入っていた、
本体の放った弾丸を中継し標的に誘導する狙撃衛星のスタンドである。

これを使うことで無茶な角度からの狙撃が可能になるが、
そもそも一流のスナイパーでなければ空中を漂うこの小さなスタンドに当てることはできない。

「……うん、峰撃ちだからあの人は死んではいないだろうね。」

落ちこぼれである野比のび太であるが、宇宙一の殺し屋ギラーミンを一騎討ちで下し、
開拓時代の西部のアメリカで強盗団50人を一人で全滅させたその銃の腕前だけは尋常ではない。

なんとか危機を脱し一息ついたマミはもう一つの深刻な事態を解決しなければならないことに気づく。

「……ねぇのび太君、緊急事態は終わったし、そろそろお姉さんに体を返してくれないかしら?」

首だけになっているマミさんがぴょんぴょん跳ねて訴える。だが。
のび太の眼は戦闘が終わったにも関わらず狩猟者の鋭い眼光のままであった。

「なるほど―――これはこれでおもしろいじゃない!」

何かに目覚めたのび太はマミの頭部をディバッグにしまいその場から立ち去った。



【C-6 杉並区のビル/未明】

【野比のび太@ドラえもん】
状態:健康、首から下が巴マミ
装備:マスケット銃@魔法少女まどかマギカ、分かいドライバー@ドラえもん、
   ホワイトスネイクのスタンドディスク(マンハッタン・トランスファー)
道具:基本支給品、巴マミの頭部
基本思考:生き延びる
1:戦うときは遠距離から狙撃する

【巴マミ@魔法少女まどかマギカ】
状態:健康、頭部だけしかない、ディバッグの中に収納中
装備:
道具:
基本思考:まどか達を捜す

【レイ@北斗の拳】
状態:瀕死
装備:
道具:基本支給品、不明支給品×1
基本思考:気絶中

*のび太の胴体がC-6の路上に転がっています。

13 名無しさん :2013/09/16(月) 21:01:35 ID:IeZ5DMck
投下終了。なんだこれ。

14 ◆wSaCDPDEl2 :2015/08/27(木) 21:52:12 ID:S3wZOpJk
てせ


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