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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
379
:
名も無きAAのようです
:2016/08/07(日) 17:50:39 ID:eFiZr2lo0
( ФωФ)「イルトリアに来る時には、必ず連絡をするのだぞ。
最高のリンゴを用意しておく」
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| 撮影監督・美術監督・美術設定・ビジュアルコーディネート【ID:KrI9Lnn70】
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| :::::::/:|:t巧ッ.| `.::::::: ヽ:::::::::::: |:.:| ::: |:::::: |: .ヽ
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船に入ってくる無線処理の担当者デジアイ・トーロがそれを捉えたのは、偶然ではなかった。
音楽大学を首席で卒業し、微細な音の変化に関する論文と収音機の発明により、彼はいくつもの特許を持っている。
音の天才である彼が高価な無線傍受装置をこよなく愛し、高価な機器を堂々と常時稼働させることに対して許可を得ていたのは、偶然ではないのだ。
それまで隠れていた彼の優秀さを聞きつけたマニーが無線に関する全ての権限を与え、飛び交う全ての無線を記録するよう命じていたのだ。
彼はヘッドフォンを耳に押し当て、送られてくる微弱な信号を聞き取った。
不規則な感覚で聞こえてくるその音は、間違いなく暗号だった。
ノイズの少なさから、このオアシズに向けて直接送られている物に間違いない。
しかし、通常の無線ではなく、特殊な無線信号を使っていた。
発信元を特定するため、周波数とノイズの特徴を手元のノートに書かれたリスト――彼の自作――と照会する。
彼の指はジュスティア海軍のところで止まり、数字を二度見直し、それが海軍の発信する電子音である事が確認された。
何かオアシズに秘密で伝えたい事があるのだろうかと思い、送られてくる暗号を紙に書き留める。
聴力に特別な才能を持つデジアイは一言一句違わずに書き留め、それを暗号表と見比べた。
だが。
(HнH)「……あれ?」
どの暗号表とも一致しなかった。
緊急用の暗号とも異なるそれは、彼の推測だが、ジュスティア海軍が独自に使用する暗号文の可能性が高かった。
という事は、この船にいる全軍人に向けて発信された暗号文であると考えられる。
ジュスティアが何の相談もなしにこのような事をしてくるという事は、かなり重大な事態に違いない。
1から26の数字で構成された文章。
もしくは、特定の法則性を持つモールス信号の類。
重要な暗号だと察した彼は、メモに取った暗号を専用の封筒に入れ、厳重に封をした。
(HнH)「これを市長のところに持って行ってくれ」
何もなければいいのだが、と思うデジアイだったが、彼の願いは叶う事はなかった。
彼が受け取った暗号はその数十分後、別の人間の手によって解読され、上司達の間で共有された。
そして、結果的にトラギコ・マウンテンライトの元から一人の犯罪者を逃がすことに繋がってしまったのだが、それは彼のせいではなかった。
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