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( ^ω^)千年の夢のようです
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从 ゚∀从 「…懐かしいな、これも」
[かがみ]で具現した衣類…それは遠い過去、譲り受けたものだ。
少なからず辛いこともあったが、嬉しいことのほうが多かった日々を思い出す。
从 ゚∀从 「結局…三人並んでは着られなかったしな」
人は永遠を憶えることはできない。
かつて所持した品々は、そんな頼りない脳細胞の代わりに当時の記憶を受け継いでくれる。
彼女――ハインリッヒは、[かがみ]の前でもう一度くるりと舞った。
続いて右へ、左へ…時に弾みながら、リズミカルに小さくゆったりと。
まるで玩具を買い与えられた女の子が、全身で喜びを表現するかのように。
タン…
タン…
タタン…
从 ^∀从
心のなかで鳴り響く足音はとても愉しげに聴こえた。
闇に浮かぶ、満面の笑み。
止める者は誰もいない。
真っ暗闇に、一人きりの舞踏演。
それで良い。
ハインにとって、それは人生で一番輝いた感情。
きたる日が来ず、あのままであったなら…。
二度と表に出すことを赦されていなかったのかもしれないのだから。
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