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( ^ω^)千年の夢のようです
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組織に属した者の世界は、ヒエラルキーによって支配される。
信仰だろうと、
職業だろうと、
血の繋がりであろうと。
たとえ偽りにまみれようと、
天から下される命令を民意と称され、否が応にも従わなければならない。
臆面なくマイノリティという黒羊の皮を被って、人々の心に忍び寄り添ってくる偽善。
気付けば無垢すら色に染まるだろう…背向くものには容赦なく、そして無寛容だ。
きつねをそうしたように。
『きつね? …申し訳ない。
私は本日付けで製品の受け渡しを担当することになった、フサグという者だ。
…まだこちらに来たばかりでね、前任のことは特に知らされていないんだ』
翌日から老女の代わりに来た男は若かった。
礼儀正しく、決められた時間もよく守る。
大陸東の出身で、故郷の山には色とりどりの花が咲き乱れるのが自慢らしい。
…だが彼を知るため交わした会話はそれだけ。
その後、ショボンがモナーを迎えにくるまで、フサグが無駄口を叩くことはなかった。
きつねのように、
フサグとモナーが笑いかけ合うこともなかった。
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