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Ammo→Re!!のようです
505
:
名も無きAAのようです
:2014/04/29(火) 22:07:54 ID:WhlWnops0
ノリパ .゚)『何か、こう、絶対に勝てない何かがそこにいることは分かりました。
子供の頃に親に抱く感情というのでしょうか。 とにかく、あんな感覚はこれまでに味わったことがありませんでした』
賊が一斉に銃口をその女性に向ける。
銃爪に指をかけてはいるが、引こうとはしない。
否、引けないのだとクサギコは理解した。
恐怖か、或いは別の目的があったのかは分からないが、兎に角、その瞬間に銃爪を引ける人間はこの世の中にいないことだけは分かった。
そのことを、第五ブロック長のマトマトはこう表現した。
マト#>Д<)メ『どれだけ力のある人間でも、海中で二十メートル級のホホジロザメに出会ったら、逃げるとか戦うとか以前に、呆然とするかしかないでしょう?
それと同じで、どうしようもない、何をしても無駄だって感じでしたね』
銃爪を引く代わりに、男は口を開く。
(::0::0::)「誰だ、貴様!!」
男は震える声で問うた。
正体不明の敵。
実力不詳の怨敵。
分かっているのは、その女性が恐怖を忘れさせるほどに美しいということだけ。
ζ(゚ー゚*ζ「ただの乗客で、貴方達の宿敵よ」
訛りのない完璧な発音、濁りのない甘美な美声、そして、聞き間違い様のない宣戦布告の言葉。
一対十二。
数の差は歴然としていた。
だがしかし、戦力の差が数の差と同じとは限らないと、その場に居合わせたブロック長達は後に知ることとなる。
これが後に言う、“オアシズの厄日”の大きな転換点であった。
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