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Ammo→Re!!のようです
479
:
名も無きAAのようです
:2014/04/29(火) 20:27:07 ID:WhlWnops0
ガイモンが角から足を踏み出した瞬間、視界の端に黒い何かを捉えた。
積み重ねた経験と勘が、彼の体に対して後退を命じた。
一瞬でもその行動が遅れていたら、彼の首に特注の空気穴が出来ていただろう。
堰を切ったように銃声が連続して響き、目の前を銃弾が通り過ぎる。
ガイモンは、この呆気のない制圧が罠であることを瞬時に理解した。
どこかで何かがずれたのだ。
噛み合うべき歯車が、噛み合わなかった。
待ち伏せされていたということは、つまり、初動の際に綻びがあったのだ。
協力者側の失態で、接近が知られていた可能性が非常に高い。
今すぐに計画の変更をしなければ、多くの死人が出て作戦そのものが破綻する。
無線機を胸から取出すが、本体に空いた銃痕を見てそれを地面に叩きつけた。
パールは無線機の代わりに防弾プレートを入れる男。
これで、本隊に連絡が取れなくなった。
「ガイモン、大丈夫か?!」
「大丈夫だが、やつら待ち伏せしてやがった!
情報と違うぞ!」
「本隊に連絡は?」
「駄目だ、無線機が撃たれた!
この調子だと、他の連中も危ない!」
あちらこちらで響く銃声が、第三ブロック全体で同じことが起こっている事を物語る。
接近してくる複数の跫音が耳に届き、ガイモンはパールに言葉をかけた。
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