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Ammo→Re!!のようです

299名も無きAAのようです:2014/01/05(日) 14:35:00 ID:EyqHPYFQ0
ヒートの目には怒りの色が浮かび、銃爪にかけた指はいつそれを引いてもおかしくない状態だ。
それは、このジョン・ドゥの下にいる人間も同じだった。
奇しくもデレシアに説明してもらった拳銃、コルト・ガバメント。
四十五口径の銃で、威力は非常に大きい。

撃たれれば間違いなく、即死だ。

〔Ⅲ゚[::|::]゚〕『……ほぉ、その銃、まさかお前が“レオン”か』

ヒートの持つ二挺のM93R。
銃身下に銃剣が取り付けられた特徴的なシルエットは、彼女が凄腕の殺し屋“レオン”であることを雄弁に物語る。

ノハ#゚⊿゚)「……」

〔Ⅲ゚[::|::]゚〕『だが、棺桶にその銃弾は通用しない。
      こちらがブーンの頭を吹っ飛ばす前に、正確に目を撃ち抜きでもしない限りね。
      なら、こうすればどうかな?』

顔を守るように持ち上げられると、ヒートが口を真一文に結んだ。
銃を構えて動かないヒートの後ろから、感情の一切を消したデレシアが現れた。
今、彼女が怒っているのだと一目で分かった。
しかもその怒りようは、これまでにブーンが見たこともない程強いものだった。

ζ(゚、゚*ζ「……」

〔Ⅲ゚[::|::]゚〕『おめでとう。 君たちのグループが一着だ。
      嗚呼、しかし探偵達は本当に情けないな。
      この程度の謎、謎ですらないだろうに。
      君たちには簡単すぎたかな?』

ζ(゚、゚*ζ「その子を離しなさい」

これ以上の問答は無用とばかりに、デレシアのデザートイーグルが向けられる。
ジョン・ドゥは慌てた様子も見せない。
あの銃が、棺桶の装甲を容易に撃ち抜く事を知らないのだ。
その気になれば、デレシアは今この瞬間に決着を着けることが出来る。

しかし。
他ならぬ自分のせいで、デレシアは銃爪を引けないのだ。

〔Ⅲ゚[::|::]゚〕『やはり、私の思った通りだ。
      君たちは優秀だった』

一歩ずつ後退するジョン・ドゥ。
一歩ずつ接近するデレシアとヒート。
この状況が、ブーンは悔しかった。
また、力不足のせいで二人に迷惑をかけてしまった。


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