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Ammo→Re!!のようです

252名も無きAAのようです:2013/12/25(水) 10:50:11 ID:g8BJJxhk0
にんまりと、口の端を上げて浮かべる狂気じみたクルウの笑顔。
彼女の笑顔を見るのは、死体の前以来だ。
手帳の一ページ目に酒についての情報を殴り書き、現場の様子を窺う。
後で指紋を採取する必要がありそうだ。

(´・口・`)「本当に、どこにも弾痕がないのかい?」

川 ゚ 々゚)「部屋の中をくまなく探したのよ? 彼らがね」

考えられる可能性は二つある。
一つはまだ発見されていないだけで、部屋のどこかに弾痕がある。
弾痕の傍には必ず血があるはずだ。
貫通した弾丸と共に噴出した脳漿が見つかれば、殺害時の状況が分かる。

もう一つの可能性。
それは、部屋の外で殺された可能性だ。
嵐の中、部屋の窓から外に出てそこで射殺。
そうすれば、例えサプレッサーがなくとも銃声はごまかせる。

(´・口・`)「鑑識さん。 窓際を調べてくれ。
      濡れているか、湿っているか、塩分反応は?」

ショボンが選択したのは、外に向けて銃を発砲した可能性だ。
被害者が無抵抗である以上、どのような事でも可能だが、ここでの目的は可能性の一つを潰すことだ。
銃弾が荒れ狂う海の中となっては、調べようがない。
そうでない可能性を知りたいがゆえに、ショボンは難しい可能性の方から選んだのである。

(HнH)「うーん……ないですねぇ」

安心した。
これで、余計なものが見つかりでもしたら、捜査は難航。
この事件が迷宮入りしてしまう可能性があった。
となると、弾痕はこの部屋のどこかにある。

それを探して、この事件を進展させなければならない。

(´・□・`)「ふぅむ……」

川 ゚ 々゚)「何か分かった? 偽りを見破る警視さん?」

偽りを見破る警視。
偽り殺しの警視。
偽り崩しの警視。
現役当時は色々な渾名があったが、今ではそれは過去の物。

クルウと出会ったのはそんな過去の話だ。
今は、ただのオアシズ付きの探偵に過ぎない。


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