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从 ゚∀从ハイマスターのようです
1
:
名も無きAAのようです
:2013/03/08(金) 23:37:04 ID:0cYqkOuw0
スナイパー空手講座にようこそ
124
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 02:05:22 ID:L8IySgvw0
その急襲に気付いたシャキンと流石兄者は、一瞬の目配せで役割を分担した。
兄者はフォックスのもとへ、シャキンは敵の足止めに向かう。
(#`・ω・´)「横割りかいな、ええ度胸やんけ、お前ッ――!」
(#,, Д )「豪ッッッッ!!」
シャキンと敵が交戦を始める中、兄者は既にフォックスを担いで退避していた。
兄者はジョルジュの傍に行き、彼に声をかけた。
( ´_ゝ`)「ジョルジュ長岡、お前も来い。逃げるぞ」
_
(;(#)∀゚)「残る! 師匠残して行けッかよ!!」
( ´_ゝ`)「……分かった」
兄者は早々に判断し、ジョルジュを視界から外した。
次にマネージャーの素直キュートに話しかける。この中では彼女が一番の弱者だ、守らなくてはならない。
( ´_ゝ`)「素直キュート、フォックスを連れて今すぐ逃げてくれ。
そしてすぐこの病院に行け。三万やるからタクシーで行け、いいな」
兄者はフォックスのズボンに病院の名刺と三万円を差し込み、キュートにフォックスを預けた。
o川;゚ー゚)o「……驚くのは後回しか」
爪; ー )「いってぇ……何が起きた……?」
o川;゚ー゚)o「それも後回し! 撤退!」
キュートはしっかりとフォックスを背負い、路地を出て行った。
それを見送った流石兄者は、振り返ってシャキンと敵の様子を窺った。
.
125
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 02:19:59 ID:L8IySgvw0
数十発の攻防を繰り返した末に、シャキンは敵から距離をとって沈黙していた。
その沈黙を破り、シャキンは真剣な表情で話し掛けた。
(`・ω・´)「……知っとるでぇ。それ、リュウやろ。
ストリートファイターの、格ゲーのやつ」
(`・ω・´)「てぇ事はお前、元9位のギコやろ。今までどこ行っとったんや?」
(#,, Д )「……殺意の波動、ここに極まれり」
(`・ω・´)「それも知っとるわ。お前、あの格ゲーバカ」
『(´・ω・`)v ←格ゲーバカ』
(`・ω・´)「と一緒に行方不明になってたんやろ?
ワイはあれの兄貴でなぁ、ここまで会いに来たんやけど……」
シャキンは右腕に走る激痛に耐え、冷や汗を流しながら言った。
(;`・ω・´)「……あのバカ、自分の弟子に何しとんのや。
殴る理由がまた一つ増えてもうたわ、こんちくしょう」
(;`-ω-´)「とりあえずお前、今ここで仕留めるわ。
もう理性あらへんやろ、半殺しじゃ『それ』は止まらん」
シャキンはギコに手の平を見せるようにして身構え、じっと集中した。
彼は『気』の使い手、ひいては浸透勁を扱うファイターである。
浸透勁は集中力が戦闘力に直結するため、こうして無駄話で気を練り上げるのも戦術の一つなのだ。
.
126
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 02:31:47 ID:L8IySgvw0
(;`・ω・´)「浸透勁をバカ一直線に極めおってからに……死んだジジイ」
『/#。' 3 ←死んだジジイ』
(;`・ω・´)「がブチ切れとるわ……」
( ´_ゝ`)「力を貸そうか」
シャツの袖をめくりながら、流石兄者はシャキンの隣に立ち並んだ。
バカの方とはいえ兄者も流石母者の息子である。その強さは凡人の域に収まらない。
(;`・ω・´)「サンキューな。確実に仕留めたい、手伝ってくれや」
( ´_ゝ`)「さながら『殺意ギコ』か……。
あれじゃ今にも波動拳とか出してきそうだ」
波動拳という単語に反応し、シャキンが兄者の顔を覗き込む。
(;`・ω・´)「……出るぞ」
(; ´_ゝ`)「……マジ?」
その時、不思議なことが起こった。
(#,, Д )「ゴォォォォォォォォォッッッッッッ!!」
ギコの周囲に赤黒いオーラ的なそれが立ち上り、地面が震え始めたのだ。
オーラはギコの両手に集まり始め、バスケットボールほどの大きさになって固まった。
しかもその玉はどんどん巨大化して禍々しさを増し、さらに大気を震わせた。
.
127
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 02:37:44 ID:L8IySgvw0
(;`・ω・´)「……あんた、気は扱えるか?」
(; ´_ゝ`)「いや、無理」
(;`・ω・´)「なら逃げえ。こら素人が受けたら終わりや」
(#,,'゚'Д )「うおぉぉぉぉぉぉぉああああッッ――――!!」
両手に集まったオーラで出来た球体を、力任せに合体させて一つにする。
そしてギコは身構えると、その波動の塊をシャキン達に向けて打ち出した。
(#,,'゚'Д )「滅ッ! 波動ォォォォォォ拳ンンンンンンッッッッ!!!!」
ギコの手から放たれた滅・波動拳は、もはや路地を完全に塞いでしまうほどに巨大だった。
逃げるにも一本道で退路は上にしかなく、シャキン達はエアマスターでもないので上には逃げられない。
(;`・ω・´)「……下がりぃ、流石兄者」
規格外の巨大さの滅・波動拳。
それが生み出す烈風を全身に浴びながら、シャキンは両手を前に突き出した。
(; ´_ゝ`)「――骨は拾うッ!」
(;`・ω・´)「死なんわボケ! ただちょっと相打ちになるくらッ――」
直後、シャキンの姿は滅・波動拳の中に消えた。
.
128
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 03:03:25 ID:L8IySgvw0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――翌朝、沢近医院。
(=゚ω゚)ノ「……」ペラ・・・
彼は両手足ボッキボキにされてここに入院中のぃょぅ君である。
今はお気に入りの漫画・エアギアを読みながら暇を潰しているところだ。
<_*プー゚)フ「そんでよぉこのバトルロイヤル賞金が出るんだよ! だから――」
こっちはバイト大好きエクスト君。ランキング27位の微妙な男である。
暇なのでぃょぅの所に遊びに来ていた。
(=゚ω゚)ノ「……エクストさん」ペラリ
<_*プー゚)フ「ルチャさんとお前と俺とで組んでさ、良いとこ目指そうって話!」
(=゚ω゚)ノ「俺、この漫画みたいに動きたくてスケート始めたんすよね……」ペラ・・・
<_*プー゚)フ「三人で賞金が出る順位になれば三十万確定だぞ!? やるっきゃねえだろ!?」
(=゚ω゚)ノ「でもそんな動き出来なくて……頑張ったんすけど、もういいかなって」
<_プー゚)フ「つーか腹へらね? 近くにメシ屋ないか?」
(=゚ω゚)ノ「聞いてないっすよね、ははは……」
爪'ー`)「それ分かるぜ。挫折ってヤツはいつでも辛いよな」
その時、話を聞いていた反対側のベッドの男がそう言ってきた。
彼は昨夜いきなり病院に担ぎ込まれ、即座に治療されてベッドに放り投げられた急患である。
つまりフォックスである。うほほい
.
129
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 03:15:40 ID:L8IySgvw0
(`・ω・´)「ワイもや。でもまぁ頑張った分だけ近づけるもんやで、そういうの」
急患その2が口を挟んできた。シャキンである。
_
(//∀゚)「やったもん勝ちみたいなのありますよね、そういうの」
その3ジョルジュ(滅・波動拳に巻き込まれていた)。
(=゚ω゚)ノ「……そんなもんですかね、そういうの」
_
(//∀゚)「案外出来たりするから、諦めずに居た方が良かったりするんじゃね?」
(=゚ω゚)ノ「……ランキング上位に言われたら、何も言えねぇや」
|┃三
|┃ 、_ 「院長総回診で〜〜〜〜〜す!!」
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
そこに現われたるは沢近医院の院長・ヘリカル沢近。
彼女は小学生くらい小さく、実際小学生である。
そこそこ天才なので院長だって出来ちゃう凄い少女である。
.
130
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 03:33:20 ID:L8IySgvw0
*(‘‘)*「元気ですかァー!!」
(=゚ω゚)ノ「元気でーす」
爪;'ー`)「……元気っす」
(`・ω・´)「おう」
_
(//∀゚)「元気いっぱい!」
*(‘‘)*「当然だろ! なんせこの私が処置したんだから!」
ヘリカルは適当な椅子に座り、チェックシートをズババッと書き上げた。
*(‘‘)*「私が治せないのは死人とテメェの粗チンだけってなぁ〜お前らここ笑うとこだぞ〜〜〜」
彼女は椅子ごとクルクル回転してからピョンと立ち上がった。
*(‘‘)*「っていうか陰気くせぇ! 男くせぇ!」
*(‘‘)*「そんな雰囲気をブッ壊すにはこれ!」カチッ
ヘリカルはラジカセのスイッチを押した。
*(‘‘)*「今朝の一曲はズンドコ節だぁ〜〜〜全員氷川きよしに染まれぇ〜〜」ズンドコズンドコ
爪'ー`)「院長は元気だなぁ」
(`・ω・´)「ほんま見習わなアカンわ、なあジョルジュ」
_
(//∀゚)「ウス」
.
131
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 03:34:00 ID:L8IySgvw0
|┃三
|┃ 、_ 「それじゃ帰りま〜すまた昼に来るNE!」
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
(; ´_ゝ`)「……相変わらずだな、あの子」
嵐が過ぎ去っていくと、入れ替わりで流石兄者が病室に入ってきた。
昨日の一件で無事だったのは彼と素直キュートだけである。
彼はその無事な体を使い、昨夜突然現れたギコについて色々と情報を集めてきていた。
(`・ω・´)「どうやった? 成果あったか?」
(; ´_ゝ`)「あんまり。ただ弟者と話し合った結果、運営側の方針は決まった」
爪'ー`)「昨日の事は二人に聞いた。ギコってヤツの事、どうするつもりだ?」
( ´_ゝ`)「さすがに二人目のランカー狩りを看過するほど俺らは甘くない。
このままランキングを荒らすようなら、探し出して排除する」
(;=゚ω゚)ノ「……ランカー狩り……」
_
(//∀゚)「誰かやられたんすか、あいつに」
兄者はジョルジュの質問に頷いた。
( ´_ゝ`)「14位のクックル、8位のブームくんが倒された。
今はここより大きな」
|┃三
|┃ 、_
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
(; ´_ゝ`)「……大きいけど無能ばっかの県立病院に送られた」
ヘリカルは深く頷いてから帰っていった。
.
132
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 03:55:40 ID:L8IySgvw0
( ´_ゝ`)「あと、これが重要」
兄者は指を立て、皆の視線を集めた。
( ´_ゝ`)「なんとあのギコ、ランキング5位にまで喧嘩ふっかけやがった。
しかも互角に戦った上で生還、今もどっかに潜んでやがる」
爪'ー`)「5位……なおるよの事なら知ってる。顔馴染みだ」
(`・ω・´)「そっちはええ。ワイのクソアホ弟は?」
『o(´・ω・`)o←クソアホ弟』
( ´_ゝ`)「そっちなら目撃情報があった。
各地のゲーセンで豪鬼みたいな格好の不審者が目撃されてる」
_
(;//∀゚)「この期に及んでゲーセンかよ、意味分かんねぇな」
(;`-ω-´)「恥ずかしい限りやわ……」
(; ´_ゝ`)「しかし予想以上にギコが強くなってるんだよ。
多分、俺の母親くらいはある」
<_;プー゚)フ「えっ……あの流石母者くらい? ヤバくね?」
(; ´_ゝ`)「ヤバイ、だから時間がない。俺がゲーム出来ない!!」
.
133
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 03:58:03 ID:L8IySgvw0
〜〜 一方その頃の主人公 〜〜
从 ゚∀从「桂馬とかザコだろ! 飛車つええええ!!」バチッ!
「継ぎ桂で王手飛車だ」ペチン
从; ∀从「ぐああああ」グシャア 所持金:10円
从;゚∀从「おばちゃんバイトさせてーー!!」ガラガラッ
「また負けたのか……」
ハインは至極平和的な日々を過ごしていた。
.
134
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 04:08:10 ID:L8IySgvw0
( ´_ゝ`)「――とりあえず、近いうちに殺意ギコ討伐隊を結成する」
_
(//∀゚)「殺意ギコ?」
( ´_ゝ`)v「カッコイイだろ、俺が決めた」
( ´_ゝ`)「出来ればそのメンツには一桁ランカークラスの奴を入れたい。
ジョルジュ、フォックス、頼めるか」
爪;'ー`)「……ったく、とんだ貧乏くじだよ」
_
(//∀゚)「断る理由ナシ! リベンジは大好物だ!」
(`・ω・´)「ワイは当然、そのメンツに入っとるんやろ?」
( ´_ゝ`)「もちろん。『気』を理解してるのはお前だけだ、スタメンだよ」
向こう側で討伐隊の話が盛り上がる中、エクストとぃょぅは完全に放置されていた。
<_;プー゚)フ「……なんかえらい話を聞いちまったな」
(;=゚ω゚)ノ「……」
<_;プー゚)フ「……おい、ぃょぅ!」
ぃょぅは考えていた――ランカー狩りその人へのリベンジを。
実力が掛け離れているのは十分に分かっている。しかし、それでもまだ心の中にはあったのだ。
戦いたい、強くなりたいという闘志。
ランキング40位のザコなりに、思うことは多々あるのだ。
一寸の虫にも五分の魂とはまさにこの事だった。ザコ
.
135
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 04:10:18 ID:L8IySgvw0
( ´_ゝ`)「現状では話はここまでだ。後は俺と弟者とで作戦を固めておく。
お前らは十分に回復したら連絡してくれ」
(`・ω・´)「……ま、急いで解決する話でもあらへんからな。
たっぷり休んで、次はボッコボコにしたるわ」
兄者は自分達の連絡先を書いたメモを残し、病室を出て行った。
シャキン、ジョルジュ、フォックスは、それぞれベッドの上で寝たり寝たり寝たりした。
(=゚ω゚)ノ「……俺も、強い奴らと戦いてぇょぅ」
誰にも聞こえないほど、とても小さく囁かれた、ささやかな願い。
|┃三
|┃ 、_
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
(;=゚ω゚)ノ そ ビクン!
|┃
|┃ 、_ 「――その言葉が聞きたかった」
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃\_ \
|┃ ) 人 \
その願いを叶えるのは、悪魔か天使か、あるいは天才小学生か――
.
136
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 04:12:05 ID:L8IySgvw0
第一話
>>79-87
第二話
>>89-101
第三話
>>105-122
第四話
>>124-135
(^ω^)休憩タイム('A`)
(^ω^)なんかハイになってきたよ('A`)
(^ω^)とりあえず寝るよ。寝て起きたら再開するよ('A`)
137
:
名も無きAAのようです
:2015/01/12(月) 18:19:49 ID:L8IySgvw0
(^ω^)起きました('A`)
(^ω^)時間的に無理があるので続きは週末くらい('A`)
(^ω^)二年くらい逃亡しててごめんNE!('A`)
138
:
名も無きAAのようです
:2015/01/14(水) 20:39:46 ID:c3q5BI1o0
おう待っとるで
139
:
名も無きAAのようです
:2015/02/10(火) 14:21:30 ID:x/9lVrKw0
いつまで休憩しとんじゃ
140
:
名も無きAAのようです
:2015/02/10(火) 20:06:03 ID:uRut4cMU0
激鉄の方に集中してるんだろ
141
:
◆gFPbblEHlQ
:2015/02/22(日) 14:24:01 ID:is/8837s0
【後日】
【沢近医院】
(; ´_ゝ`)「おげぇ……おげぇ〜……」カチャカチャカチャカチャ
沢近医院の待合室でノートパソコンと格闘中の流石兄者。
彼はせめてもの気晴らしに嗚咽を漏らし続けていた。
今日で徹夜三日目なので正気を失っていた。
_
( ゚∀゚)「何やってんすか」
そこにジョルジュ長岡がやってきて問い掛ける。
トレーニング終わりなのか、体からは仄かに湯気が立ち上っていた。
(; ´_ゝ`)「殺意ギコ、被害状況のまとめ」
_
( ゚∀゚)「ほーん」
(; ´_ゝ`)「下位ランカー皆殺しなんだよ……。
このままじゃバトルロイヤルできねえんだよ……」
_
( ゚∀゚)「ザコ狩りなら別に良くないっすか?」
(; ´_ゝ`)「ザコでも張り切って参加できるイベントにしたいんだってさ。
今は新しい参加者の目処を立ててるとこ」
_
( ゚∀゚)「居るんす? 参加者」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「居たら二徹で済んだ」
兄者の真顔での返答に、ジョルジュはかなり尻込みした。
.
142
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:25:05 ID:is/8837s0
(; ´_ゝ`)「おげぇぇぇ……」ズルズル
兄者は頭を抱えてテーブルに崩れ落ちた。
(; ´_ゝ`)「50位まで全治一年とか半年とかナイだろ……。
警察に言ったら傷害事件で牢屋行きだっての……」
_
( ゚∀゚)「じゃあ警察に言えば解決じゃないっす?」
(; ´_ゝ`)「言ったら俺らも芋づるだよ。逮捕されたい?」
_
( ゚∀゚)「嫌っす」
(; ´_ゝ`)「それになんか『ある』みたいなんだよ。
杉浦が警察にパイプ持ってて、それで許されてる的なのが」
_
( ゚∀゚)「ほーん。やっぱ金ですかね?」
(; ´_ゝ`)「シラネ」
そっぽを向き、兄者はヤケクソ気味に答えた。
(; ´_ゝ`)「とにかく内々に解決させなきゃ警察が動き出すのよ。
そんぐらい事が大きいの。だから俺が大変なの」
_
( ゚∀゚)「大変っすねえ」
(; ´_ゝ`)「そうなんだよぉ〜」
.
143
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:25:47 ID:is/8837s0
〜〜 今日のハイン 〜〜
从;゚∀从「とにかく守れ! 囲え!」バチッ!
从;゚∀从「よっしゃ配置適当だけど端っこに集めたぞ!」バチッ!
「桂馬引っ掛けてグシャアだ」ペチッ
从; ∀从「ぐああああ!」グシャア
从;゚∀从「じゃあ攻めだ! 行けぇ銀! うおおお!」バチバチバチバチッ!
「棒銀・・・なのか? じゃあ俺も」ペチッ
从;゚∀从「なんか戦えてる気がする! 行けそう!」バチッ!
三十秒後。
从; ∀从「ぐあああああ」グシャア
.
144
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:26:31 ID:is/8837s0
【昼ぐらい】
【沢近医院の病室】
【みんな揃ってる】
(ヽ´_ゝ`)「――私に良い考えがある」ゲッソリ
爪;'ー`)「死にかけで言われても」
|┃三
|┃ 、_ 「なら栄養剤ぶっこむ!?」
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
(ヽ´_ゝ`)「……いい?」チラッ
爪;'ー`)「俺に聞かれても。俺なら絶対やらないけど」
(ヽ´_ゝ`)「パソコンにテキスト開いてあるから、それ皆で読んどいて」
爪;'ー`)「分かった……」
兄者はよろけながら病室を出て行った。
爪;'ー`)「何があったんだよ」
_
( ゚∀゚)「心労ですかね。さっき警察から電話あったみたいで」
爪;'ー`)「……今の聞かなかった事にするぞ」
.
145
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:27:18 ID:is/8837s0
(`・ω・´)「んで何や、パソコンがどうした」
爪'ー`)「多分ギコの事だろ。どれどれ――」
|┃三
|┃ 、_ 「そうだ! ギコを倒しに行くぞ!」
____.|ミ\__( ´_ゝ´)
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
爪;'ー`)「お前あのガキに何された!?」
、_
( ´_ゝ´)「流石兄者だ! 見て分からないのか!?」
_
( ゚∀゚)「すげーーーー(鼻をほじりながら)」
(`・ω・´)「……ほーん」
バカそっちのけでパソコンを覗き込むシャキン。
彼は開かれていたテキストに目を通し、真剣な表情を作っていた。
.
146
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:27:58 ID:is/8837s0
【流石兄者リセット中】
【以下イメージ図】
( ´・ω)
γ/ γ⌒ヽ (´;ω;`) ウッ…
/ | 、 イ(⌒ ⌒ヽ
.l | l } )ヽ 、_、_, \ \
{ | l、 ´⌒ヽ-'巛( / /
.\ | T ''' ――‐‐'^ (、_ノ
. | | / // /
【以上イメージ図】
147
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:28:58 ID:is/8837s0
(; _ゝ )「下位ランカーに協力してもらって、ギコを誘き出します……」
腹パンで我に返った兄者が弱々しく話し始める。
(; ´_ゝ`)「そんで四人掛かりで倒します。一致団結して頑張るぞい……」
(`・ω・´)「四人でやる程の相手か? って質問にはワイが答える」
割り込み、シャキンが補足する。
(`・ω・´)「はっきり言ってその通り。
ありゃあ『気』に呑まれて自我も無い、ただの破壊兵器……」
_
(; ゚∀゚) ゴクリ
(`・ω・´)
(;`-ω-´)「っていう設定の、調子乗った最強バカや。
バカは強いで。何するか分からん。だから強い」
(`・ω・´)「そういう輩は袋叩きで確実に仕留める。それが一番やとワイも思う。
目的は邪魔者の排除やし、共闘に問題は無いやろ?」
ジョルジュとフォックスは一回顔を見合わせてから軽く頷いた。
.
148
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:29:38 ID:is/8837s0
爪'ー`)「協力するのは良いけどよ、肝心なのはエサじゃないのか?」
( ´_ゝ`)「エサなら美味そうなのが居るだろ、そこに」
兄者が部屋の隅を指差して言った。
皆の視線が、その一点に集中する。
(=゚ω゚)ノ ペラ・・・
彼は一人静かに漫画を読みふけっていた。
爪'ー`)「……あいつ何位?」
( ´_ゝ`)「40位。現状50位ぐらいまで狩られてるから、丁度良い順位だ」
(=゚ω゚)ノ「……なんですかょぅ」チラ
_
( ゚∀゚)「ははっ! お前おもしれぇ語尾してんな! 引くわ」
(;=゚ω゚)ノ「今更!? 前は言わなかったのにょぅ!」
_
( ゚∀゚)「冗談だって! ところで頼みがあるんだけどさ……」
ジョルジュは言葉巧みにぃょぅに歩み寄っていった。
爪'ー`)「……あいつコミュ力あるよなあ」
(`・ω・´)「図々しいだけや。ウチにも勝手に転がり込んできたしな」
.
149
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:30:29 ID:is/8837s0
【ぃょぅに説明中】
【以下イメージ図】
( ´・ω)
γ/ γ⌒ヽ (´;ω;`) ウッ…
/ | 、 イ(⌒ ⌒ヽ
.l | l } )ヽ 、_、_, \ \
{ | l、 ´⌒ヽ-'巛( / /
.\ | T ''' ――‐‐'^ (、_ノ
. | | / // /
【以上イメージ図】
150
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:31:17 ID:is/8837s0
(;=゚ω゚)ノ「えぇ〜……」
_
(; ゚∀゚)「ダメか? 危ない目にはあわせねぇって」
(;=゚ω゚)ノ「要はザコ狩り野郎を釣るザコ役だょぅ。そんなの気分悪いょぅ」
_
( ゚∀゚)「いいじゃん実際ザコなんだし」
(;=゚ω゚)ノ「そうだけどぉ〜」
( ´_ゝ`)「……仕方ない」
説得が難航していると見た兄者は即座に二人の間に割り込んだ。
_
(; ゚∀゚)「あっ邪魔すんなよ! 今俺の巧みな話術で」
( ´_ゝ`)「10万やる」
兄者は財布から万札10枚を抜き取って差し出した。
(=゚ω゚)b グッ
_
( ゚∀゚)「話術で……」
.
151
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:31:57 ID:is/8837s0
( ´_ゝ`)「よっし、決まりだ」
兄者はハキハキと言った。
( ´_ゝ`)「決行は今夜九時。場所は町外れの廃工場にする」
( ´_ゝ`)「お前らは七時にココ集合。
俺と一緒に廃工場で待機、ギコとぃょぅが来るのを待つ」
(;=゚ω゚)ノ「オ、オレはどうすればいいんだよぅ」
( ´_ゝ`)「ぃょぅはココに居てくれればいい。
準備が出来たら電話するから、その指示に従って行動、ギコを誘き出してくれ」
(;=゚ω゚)ノ「……もし途中でやられたら?」
( ´_ゝ`)「最大限人気の多い道を選ぶから安心しろ。
ただまぁ、もしそうなったら……仕方ないな」
(;=゚ω゚)ノ「……やっぱり止めっ」
( ´_ゝ`)「20万」
(=゚ω゚)ノ「頑張るょぅ」
152
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:32:40 ID:is/8837s0
( ´_ゝ`)「じゃっ、そういう事で」
兄者は今一度全員の顔を見渡してから言った。
( ´_ゝ`)「解散っ」
.
153
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:33:25 ID:is/8837s0
【夕方くらい】
【みんな帰った】
(=゚ω゚)ノ「……」
♪ペーペポ ペーポポペー
ペーペポ ペーペポ ペペポポペー♪
*(‘‘)* 「コレすごい楽しいけど乗る!?」
ヘ⑩ ノ( ノ )
('ω` ) < )〜
U U U U
(=゚ω゚)ノ「遠慮しますょぅ……てか室内でそれ乗るのかょぅ」
*(‘‘)*「シケてんなぁ〜〜〜〜いいもん私が課金しちゃうから」 チャリン
.
154
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:34:06 ID:is/8837s0
*(‘‘)*「今夜」 チャリン
(=゚ω゚)ノ
*(‘‘)*「らしいじゃん、流石兄者が動くのは」 チャリン
*(‘‘)*「いい加減私と組む気にはなったか?」 ウィーン
♪ペーペポ ペーポポペー
ペーペポ ペーペポ ペペポポペー♪
*(‘‘)*
ヘ⑩ ノ( ノ )
('ω` ) < )〜
U U U U ,,
”
(=゚ω゚)ノ(うるせぇ……)
155
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:34:48 ID:is/8837s0
(=゚ω゚)ノ「……その話なら断ったょぅ」
*(‘‘)*「強い奴と戦いたいって言ったのはお前だろ〜〜」
*(‘‘)*「こっちも準備があるんだょぅ。やるなら早く言ってょぅ」
(;=゚ω゚)ノ「真似しないでほしいょぅ」
*(‘‘)*「カァ〜〜ッ! それでも金玉ついてんのかよナァ〜〜〜」
(;=゚ω゚)ノ「そりゃ、確かに言ったけど……聞かれてると思ってなかったから……」
【以降2レス、回想】
.
156
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:35:44 ID:is/8837s0
――前回ラストの回想中――
(=゚ω゚)ノ「……俺も、強い奴らと戦いてぇょぅ」
|┃三
|┃ 、_
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃=__ \
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
(;=゚ω゚)ノ そ ビクン!
|┃
|┃ 、_ 「――その言葉が聞きたかった」
____.|ミ\__*(‘‘)*
|┃\_ \
|┃ ) 人 \
.
157
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:36:24 ID:is/8837s0
(;=゚ω゚)ノ「なんの話だょぅ」
、_
*(‘‘)*「強い奴らと戦いたい。そういう話だよ」
、_
*(‘‘)*「キミにそのチャンスをあげよう。
私の研究の協力してくれれば、君は更なる高みを目指せるぞ」
(;=゚ω゚)ノ「えっ」
、_
*(‘‘)*「みなまで言うな。
ありがとう、これからは一心同体だ」
(;=゚ω゚)ノ「普通に嫌ですけど」
*(‘‘)*
――回想終わり――
.
158
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:37:05 ID:is/8837s0
(;=゚ω゚)ノ「入院して分かったけど、あんた絶対マトモじゃないょぅ」
(;=゚ω゚)ノ「そんな人の研究なんか関わりたくねえょぅ……」
、_
*(‘‘)*「誰がマトモじゃないって!?」
♪ペーペポ ペーポポペー
ペーペポ ペーペポ ペペポポペー♪
、_
*(‘‘)* 「いったい誰が!?」
ヘ⑩ ノ( ノ )
('ω` ) < )〜
U U U U
(=゚ω゚)ノ「うーーーん説明が難しい」
、_
*(‘‘)*「説明できないなら私はマトモですぅ〜謝ってください〜」
(;=゚ω゚)ノ「……とにかく放っといてくれょぅ! オレは入院患者だょぅ!」
*(‘‘)* チャリンチャリンチャリン
♪ペーペポ ペーポポペー
ペーペポ ペーペポ ペペポポペー♪
*(‘‘)* 「イヤで〜〜〜〜す謝ってくださ〜い」
ヘ⑩ ノ( ノ )
('ω` ) < )〜
U U U U
159
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:37:50 ID:is/8837s0
(#=゚ω゚)ノ「うるっっっっっせえ! いい加減にしろょぅ!」 ブンッ!
ぃょぅは手元にあった漫画(エア・ギア)を掴み、ヘリカルに投げつけた。
ヘリカルはそれを容易くキャッチし、中身をあらためた。
*(‘‘)*「威勢良し、てめぇこそ誰が入院患者だょぅ」
ぃょぅの漫画に目を向けたまま彼女は話した。
*(‘‘)*「大体なぁ〜お前の怪我なんかとっくに治ってんだよ〜」
(;=゚ω゚)ノ「……え?」
*(‘‘)*「うちは杉浦ロマネスクと仲良しなんだぞ?
マトモな医者じゃないのは当然。手足ボキボキも短期で完治させる」
*(‘‘)*「お前を退院させなかったのは単に話し相手が欲しかったから。
腕が良すぎるのも考えモンだよ。みんなさっさと退院しちまう」
*(‘‘)*「……私だってまだガキだ、寂しくなる時もある……」 チラッ
(;=゚ω゚)ノ「そ、そうだったのかょぅ……」
*(‘‘)*(泣き落としでいけそうだな……)
.
160
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:38:31 ID:is/8837s0
*(‘‘)*「お前、この漫画が好きなんだろ。
いっつも読んでて、楽しそうにしてた」
*(‘‘)*「……本音を言えば、私もそれに混ぜてほしいんだ……」
(=゚ω゚)ノ「……」
*(‘‘)*「傷付いてでも通したい『何か』があるんだろ。
ここに担ぎ込まれる患者は大体そうなんだよ」
*(‘‘)*「みんな楽しそうで、傷だらけなのに胸を張ってやがる。
私には到底出来ない人生だ。だから少し、羨ましい……」
*(‘‘)*「お前の言葉を聞いた時、私と同じだと思ったんだ。
もっと強い奴らと戦いたいっていうのは多分、私と同じなんだ……」
*(‘‘)*「私もお前も、人と対等にぶつかり合えるだけの強さを欲しがってる……。
でもそれは私一人じゃ無理だし、お前一人でも無理だ」
(=゚ω゚)ノ「沢近先生……」
*(‘‘)*(あと一押しだな……)
心の声はとても冷静に状況を把握していた。
.
161
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:39:15 ID:is/8837s0
、_
*(‘‘)*「私に出来る事は全てやる!
お前は私に出来ない事だけやってくれ!」
ヘリカルはぃょぅに対し、深々と頭を下げた。
(=゚ω゚)ノ「……」
(;=゚ω゚)ノ「いや冷静に考えたら絶対かなり嘘ついてるょぅ」
、_
*(‘‘)*「嘘なんて無い! 信じてくれ! うおお!」チャリン
♪ペーペポ ペーポポペー
ペーペポ ペーペポ ペペポポペー♪
、_
*(‘‘)* 「一回だけでいい! 私が作る武器で戦ってくれ!」
ヘ⑩ ノ( ノ )
('ω` ) < )〜
U U U U
(;=゚ω゚)ノ「う〜ん……」
_ _
*(‘‘)*「お願いだからぁ〜一回だけ〜」
.
162
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:40:04 ID:is/8837s0
(;=゚ω゚)ノ「……危なくない?」
*(‘‘)*「……うーんとね、よく分かんない!」
(;=゚ω゚)ノ「今こそ嘘ついて安心させてほしいょぅ……」
その後、ぃょぅは深々と溜め息をついた。
(=゚ω゚)ノ「本当に一回だけだょぅ」
*(‘‘)*「……それだよ、それを聞きたかった」 チャリン
♪ペーペポ ペーポポペー
ペーペポ ペーペポ ペペポポペー♪
、_
*(‘‘)* 「乗りな! 私の秘密基地に連れてってやる!」
ヘ⑩ ノ( ノ )
('ω` ) < )〜
U U U U
(;=゚ω゚)ノ「それで公道出たら即帰るょぅ!」
163
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:41:06 ID:is/8837s0
【同日の夜、繁華街の路地裏】
.∧_∧
(*´Д`)「1さん! べろべろに酔ってたりしない!?」
((( )))
(; ´Д`)「お前の前で酔ったら終わりです……」
自宅への近道を選び、暗い路地裏を進んでいく二人。
ランキング3位の1さんは八頭身を連れて東京旅行をエンジョイしていた。
今日はその一環として近くの繁華街に出向いていた。
適当な店に入って一杯酌み交わし、また適当な店に入って一杯。
そういう事を繰り返してしばらく、空はすっかり暗くなっていた。
.∧_∧
(*´Д`)「肩貸すよぉ……おいでよぉ……1すぁん……」
((( )))
(; ´Д`)「お前は酔っ払っても変わらないな……」
(#,, Д )「――貴様が3位か」
その時、彼らの前に一人の男が立ちふさがった。
件の男・殺意ギコである。
.
164
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:42:28 ID:is/8837s0
((( )))
( ´Д`)「……」
.∧_∧
(; ´Д`)(例のランカー狩りか。結構強そうだが……)
暗闇の中、深紅の双眸が揺らめく。
それを見るや、八頭身は無意識に体を強張らせていた。
((( )))
( ´Д`)「下がって。これと戦うなら『覚悟』が無ければ無理です」
八頭身を置いて1さんが前に出る。
1さんは体の節々の骨を鳴らし、目の色を変えた。
((( )))
( ´Д`)「『必殺』の覚悟がなければ、命を落としかねない」
1さんは半身に構え、両手を上着の裾ですっぽりと隠した。
それは、いわゆる萌え袖だった。
.∧_∧
(; ´Д`)「……」
1さんが萌え袖を作った時、
それを見て誰より先に勃起(チンコが立つという意味)する筈の男は額に汗を滲ませていた。
.
165
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:43:42 ID:is/8837s0
(#,, Д )「――汝、闇の武士(もののふ)と見たり」
闇に潜んだまま、ギコが呟く。
((( )))
( ´Д`)
((( )))
( ´Д`)「――然り」
1さんはギコのノリに合わせて言った。
(#,,'゚Д )「――ならば心の臓、穿ち貫く!」
ギコが力強く一歩踏み込む。
その一歩が起こした巨大な地響きは、夜の街をほんの一瞬静寂させた。
((( )))
( ´Д`)「……酔いが覚めた」
1さんは呟き、ギコの懐に飛び込んだ。
.
166
:
名も無きAAのようです
:2015/02/22(日) 14:47:59 ID:is/8837s0
第一話
>>79-87
第二話
>>89-101
第三話
>>105-122
第四話
>>124-135
第五話
>>141-165
(^ω^)言い訳をするよ('A`)
撃鉄最優先で合間にこっちを書いてるのでとても遅いです
投下速度は隔月ぐらいだと思ってください ごめんNE('A`)
167
:
名も無きAAのようです
:2015/02/28(土) 18:51:34 ID:OwkOFvDo0
おぉっつおつつ気付かなかった次回もまってるぅ
168
:
名も無きAAのようです
:2015/05/08(金) 12:24:34 ID:WkstQXAc0
おつ
どっちも楽しみにしてるぜ
169
:
名も無きAAのようです
:2015/07/21(火) 00:05:03 ID:lt1yjzKo0
まだーかなー?
170
:
名も無きAAのようです
:2015/07/23(木) 02:34:03 ID:PmrC0FKQ0
マーダダヨー
171
:
名も無きAAのようです
:2015/12/12(土) 01:49:35 ID:nBi8LwEc0
マダー?
172
:
名も無きAAのようです
:2018/08/03(金) 19:56:18 ID:uQU170lM0
ほんとにまだ?
創作板壊滅してんぞ
173
:
名も無きAAのようです
:2018/08/30(木) 13:45:55 ID:g.XXSzRw0
まだだよ
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