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四貫谷組 第1 国境警備駐屯所
111
:
以下、名無しにかわりまして潜伏がお送りします
:2021/05/21(金) 12:44:16 ID:EOq0s7q60
アイギスと偽物はそのあと少し話して2人とも消えた。
アイギスと偽物がその後、現れる事は無かった。
去って行った2人をただ見送った。
私1人、置いていかれた。
去って行った2人をただぼう然と1人で見送っている私を見兼ねたのだろう。
わふーさんが声をかけて来てくれた。
「実は偽物はお前が帰ってくる半年前くらいから現れて天国を荒し回ってたんだよ」
「その時ですら本物は出てこなかっんだけどな、だから本物を見たのは俺も久方ぶりだよ」と
そりゃそうだろう。
偽物同士が本物を差し置いて罵り合ってたら我慢できないでしょ。
わふーさんは続ける。
お前これからどうするの?
少し間をあけ私は応えた。
「ここを去ります。
わふーさんには話したと思うけど、今、色んな場所を回ってる最中だし
あの様子なら多分、アイギスはもう私には構わないでしょ。
ここに居る意味ももうありません。」
わふーさんは答える
「ふーん
まあ、お前がジタバタしてる姿を本物は見てる
お前が、もがき続けていたら、何れ本物も相手してくれるだろ
そん時は、あの偽物みたいにワンパンで仕留められないように
せいぜい武者修行の旅がんばれよ!」と。
はいはい、では行きますね。
わふーさんもお元気で。
「おう!じゃな!」
アイギスはやっぱり
イタズラそうに無邪気に笑った。
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