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【RP】首都"鈴慧"中心部

1大菊水帝國:2014/09/27(土) 22:21:44
建造されてから30年ほどのまだ歴史の浅い政治都市。
正確な都市計画に沿って整備された所謂碁盤都市で同じような風景が続くため迷子になる観光者が多い。
基本的に重要な施設や著名な施設は中央部に集中している。

▼鈴慧城
 帝室である華那宮家の居城。
 天守閣が低く代わりに敷地が広く一部が一般人にも開放され許可された者は売店を営むことも可能。
 鍵持ちの者と証明すれば開放されていない場所へ立ち入ることも出来る。

▼夕雨庭園
 大菊水帝國首都鈴慧の中心部に存在する庭園で中央のポータルである夕麗の池とその周囲の庭園、疑欧風建築部で構成される。
 多数の蓮や水仙と言った花々が自生しており秋になると紅葉で赤く染まる。

▼鈴慧繁華街
 鈴慧城と夕雨庭園の間にある広い道とその周りの市場。
 観光者にとっては道路以上の意味を持つことは少ない。

※RPスレッドです。キャラクターの視点から台詞や地の文で書き込んでください。
本スレッドは『常設/日常生活タイプ』になります。すなわち起承転結のある1つのシナリオではなく一時の休息に訪れる場所です。機会を逃すと途中入場できないということはありません。退場も自由です。門はいつでも開かれており、幻想種、魔族種も入場可能。魔法の行使も可能ですが、暴力の行使はできません。

2イーゼンステイン共和国:2014/10/06(月) 16:44:21
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
 イーゼンステイン共和国の特使として、私はこの国に遣わされた。
イーゼンステイン共和国からクロン共和国を経由し、定期便にのって。

 イーゼンステイン共和国は、ガッスル諸候国が物質大陸南部の安定
に大いに寄与すると考えていた。だがケレスデン財団が古典的な時代
遅れの帝国主義の妄想に取りつかれたかの如く、ガッスル諸候国の
主権を侵害した。
 ガッスル諸候国は要求をはねのけ、戦争に突入したとしても、同盟国
と、星霜同盟によって勝利するだろうが…
 其れはともかく、南部海域の安定のためにはガッスル諸候国の他に
幻想大陸側にも、連絡できる国家が必要だ。祖国の穏やかな平和の為
に、私は大菊水帝国との国交樹立という大任を果さなければならない…。

 大菊水帝国に降り立った。穏やかな国だ。入国管理局で、官吏に挨拶を
する。
「私はイーゼンステイン共和国から参りました。オッドル・ドロプラウガルソン
身分証明書はここに。私は共和国の特使として、豊かな帝国との国交を締
結する為に参りました。是非、外交窓口に御案内を賜りたく御願いを申し上
げます。」

3大菊水帝國:2014/10/07(火) 19:35:40
入国管理局の男が応答する。
「イーゼンステン共和国外交官……はい。身分確認いたしました。お車を用意いたしますので暫くお待ちください。」

【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「いや もうその必要は無い。私が直接外務省への車を用意した。」

イーゼンステン共和国から外交官がこちらに来ることはすでに連絡されている。
タイミングからしてケレスデンの兎がやらかした為に南部海域諸国との関係を拡大するべきと判断したのだろう。
科学文明諸国を自称する国々の中では明らかな後進国である大菊水帝國。
物質側の大陸の進んだ科学を持つ国との関係構築は皇帝陛下にとっても願ったりかなったりだったのだろうか?

「オッドル・ドロプラウガルソン外交官ですね?車はあちらに用意してあります。外交窓口までご案内いたしますのでお乗りを。」

4イーゼンステイン共和国:2014/10/07(火) 23:42:48
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
有難いことだ。出迎えの自動車まで用意されて。
「左様で御座います。私がオッドル・ドロプラウガルソン。お出迎え痛み入ります。」
自動車にのりこむ。
「改めて、お出迎えのお礼を申し上げます。現在ケレスデンが周辺各国と争う中、貴国は
北の辺境の国家の相手どころではないかと存じますが、我国は貴国を必要としているのです。」

5大菊水帝國:2014/10/09(木) 21:59:21
【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「申し遅れました。私は高崎 慎と申します。今回の外交交渉を皇帝陛下に任されております。えぇ貴国が菊水國を必要としていることは理解しております。」
運転手に車を外務省に向け出すよう言いつける。
「しかしそれは外務省でお話いたしましょう。ここは狭いので。」

しばらく時間が立つと外務省が見えてきた。
こじんまりとした擬欧風の建築物だ。
私には見慣れた光景だが彼にはどうだろうか?やはり周囲から浮いたこの建物は変に映るのか?
いや それは今はいいか。
「あちらの建物が外務省となります。では 協議室にご案内しますので本題はそちらで。」

6イーゼンステイン共和国:2014/10/11(土) 21:03:30
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
 大菊水帝國外務省。擬欧風のそれほど大きくない建物で、この協議室と言うのは華美ではないが人を迎えるのには相応しい。
「ご案内に感謝申し上げます。高碕外務。本題に入りましょう。

我国は貴国との国交を希望しているのです。

 我国は当初、まあ、ハッキリ言ってしまえば幻想大陸からの物質大陸(MA大陸)南への軍事侵攻を抑える事が出来る国家として、
ガッスル諸候国に期待し、国交を致しました。
 先の南カーディナル戦争、ケレスデンと星霜同盟の戦争の事を我国はそう呼びますが、この戦争では無事ケレスデン財団が
敗北し、ガッスル諸候国は事なきを得ました。
 ただ、星霜同盟が本次戦争に参加しなかった場合、ガッスル諸候国は領土を掠奪された可能性が濃厚です。そのうえ、
分別の無い思い上がり共は、続いて貴国に対しても領土の割譲を要求する可能性すらあったと愚考致します。
 海峡同盟も貴国も、衝合海から外海へ、外海から衝合海への出入りに最も重要な位置に位置しています。本次戦争で明らかに
なったのは、この地域一帯の戦略的重要性の高さです。マハロボ王国やソブラーニャ共和国連邦が抑えている穏やかな北部とは
訳が違います。しかし、今や北部が穏やかでも南部で紛争があれば間違いなく北部にも影響します。我国の安全保障上、
南部の安定は必要不可欠なのです。そして、戦略的重要性の高さから、周辺国の紛争に巻き込まれる可能性の高い貴国にとり、
周辺国とは別の国家と関係することは、利益にかなう事です。我国も緩やかに平穏を享受したいのです。
 ガッスル諸候国が無力であるとは思いません。むしろ有力ですらあります。しかしガッスル諸候国と国交するだけでは、安全
では無いのです。その為に貴国と国交し、貴国の安定に貢献する事を希望するのです。貴国も衝合海の玄関口なのですから。

但し、我国は貴国の外交政策を良く存じません。無分別にあらゆる国家とよしみを通じる事が分別のある国家のする事とは考えません。
貴国がどのように自国の主権を保持し、どのような対外政策を定めているのか、其れを御伺いするべく私が遣わされたのです。」

7大菊水帝國:2014/10/13(月) 00:03:59
【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「つまりはカーディナル南部海域の安定のために菊水國にはガッスル國との協調路線を取ってもらいたい
 ということでよろしいので?

 非常に申し訳ないですが難しいでしょう。
 いえ別に護蕨皇帝陛下が貴国との国交締結に消極的な訳ではありません。
 むしろ皇帝陛下は積極的に物質側の国との国交及び技術習得を望んでおられます。

 単純な話 菊水國はドロプラウガルソン様やイーゼンステン國が思ってる以上に無力です。
 改革の失敗で国家は実質的な分裂状態。軍隊の近代化は遅延している。

 何より歴史からして元魔王国だ。同じ幻想側の国々からの印象も良くない。

 菊水國の外交活動が低調なのがお分かりになるはずです。
 菊水國は内政で手一杯なのですよ。」

8イーゼンステイン共和国:2014/10/13(月) 00:35:47
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
「その理解は、誤りです。我国は貴国にガッスルと協調路線をとる事を求めているわけではありません。
我国の考えを申し上げたのですが、不要な誤解を与えてしまったようですね。

我国が今回求めているのは

1、我国との国交樹立
2、貴国の外交方針の説明

この2点です。もし、貴官が説明されているように、貴国は現在内政問題の解決に注力をしていて、
現在外交に注力するつもりが無いのなら、それはそれで結構です。あとは国交を樹立して頂けるのか
という問題になります。」

9大菊水帝國:2014/10/13(月) 20:43:13
【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「説明がわかりにくいものになってしまい申し訳ない。
 先ほどの説明のとおり菊水國……いえ 皇帝陛下は外交に注力するつもりはございません。
 外交方針の説明については以上です。」

結局のところ皇帝陛下も大多数の国民と同じくコンフラックス後にあるかもしれない事に怯えているのだ。
空想に過ぎないことに恐怖するというのは私には理解できないが……ただ単に理解できないのが私ぐらいなのだろう。

この国で誰よりも物質側の歴史を知っている皇帝陛下だからこそ恐れているのかもしれない。
クロンの市民革命に今話している相手をこちらに遣した国であるイーゼンステンの直接民主制再興。

それらが菊水の地でも起き自分が最悪処刑されるかもしれない。
何としてもそれは回避しなくてはいけない。どうしたらいいか?
共和制の国との交流は最小限に留めることだ。

そう思ったからこそ私には最初から国交以外は断るように命じたのであろう。
いやそうに違い無い それ以外の理由を私が思いつかないからだ。

「……それでは 国交の締結のほうの協議について進めましょう。
 これに関しては皇帝陛下も歓迎しております。」

10イーゼンステイン共和国:2014/10/13(月) 21:09:50
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
「貴国の御説明、感謝いたします。
国交締結についてですが、我国が国交樹立で目的とするところは、
両国公館の設置。経済的には絹の貿易を希望します。

貴国の方でご希望が御座いますれば、遠慮なくお話ください」

11大菊水帝國:2014/10/16(木) 00:17:53
【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「貴国の公館については土地を割り当てますので後ほど連絡いたします。
 絹の輸出は可能ですが経済的な貿易は貴国と地理的に大きく離れていることから絹だけの輸出では採算が合いません。
 こちらの希望としては他の品目も輸出したい。」

12イーゼンステイン共和国:2014/10/16(木) 22:07:46
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
「公館の件は宜しくお願い致します。交易品目としては絹のほかに

・カカオ チョコレートに加工されているのならばチョコレート需要有。
・綿花
・麻  可能であれば麻布の状態での輸入に需要有。
・穀物、米と蕎麦、麦
・鉱石 エーテリウムが採掘されているのであれば需要有。

他に家具や工芸品、芸術品などの需要もあるでしょう。絹を挙げたのは、我国が国として上質な絹を必要とするからです。
もし鉱石にエーテリウムが採掘されているのであれば、国として大規模な買い付けを希望したい。
貴国と国交が成立し、交易が始まるならば貿易商社がこぞって貴国の品物を求めるでしょう。」

13大菊水帝國:2014/10/17(金) 21:56:38
【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「エーテリウム以外の取引は可能です。
 そしてそのエーテリウムについてですがエーテリウム鉱脈の存在は確認されています。

 しかし位置がエーデルグリューンとの国境に近く外交問題化を懸念し開発はされておらず手付かずとなっています。
 ようするに菊水國でエーテリウムは発掘されていないため輸出は不可能ですね。」

14イーゼンステイン共和国:2014/10/17(金) 22:00:35
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
「では、国交成立後は、エーテリウム以外の他分野で貿易が行われるでしょう。
エーテリウムで外交問題が起こっても困りますので、そこは貴国の利益を尊重
致します。

もし、差支えが無ければ、国交を成立したく存じます。」

15大菊水帝國:2014/10/17(金) 22:20:58
【高碕 慎/狐耳種男/緑/外務省職員】
「分かりました。
 国交の成立については皇帝陛下も反対なされておらず成立はほぼ確実に可能でしょう。

 一応形式上でも官僚で協議しなくてはならないので国交成立自体はもう少し時間が掛かるかと。」

16イーゼンステイン共和国:2014/10/19(日) 09:34:24
【オッドル・ドロプラウガルソン/人類種男/青/外交官】
「有りがたい事です。私めの職務もほぼ達成されました。
貴国との正式な国交樹立を御待ち致しております。私は他に職務が御座いますので、これにて失礼を申し上げます。」

(予想以上に警戒されていたが、無事国交樹立が出来て良かった。政府には良い報告が出来る。その上旧王家に上質な
菊水絹を提供できるのだから、私の旧王家からの評価も目出度いであろう。政党の禁止された直接民主制国家で、旧王家が
相変わらず圧倒的な影響力を持っている等とは絶対にしられたくない民主主義国家の恥部だが、私の評価の為にも少し
利用させてもらっても悪事ではないだろう…。)

にこやかに笑って挨拶をして、北からの外交官は南の帝国を後にする。
「良い国だ。願わくば永遠の友好が有らん事を…」


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