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【別・第42回】ダイダラボッチの話
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ちょっとした報告、先日のリプレイの閲覧者数が、なんと400人を超えていることが分かりました
これは数年前にやっていた、「黄金樹を求めて」一行のリプレイでさえも成し得なかった数で
2ch.netでやった最後のリプレイ『決戦!木の葉通り』編の閲覧者が、約80人だったことを考えると
とてつもない数です、これだけ注目されてる今こそ、CardWirthというゲームがどういう物なのか
という宣伝のためにもリプレイや、そこまで行かなくともスクショやコメントが必要な時かなと思ったり
前回のリプレイ(再封印の儀式)のログはこちら
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/55867/1426900587/
冒険するのは、いつものこいつら
http://wikiwiki.jp/vipwirthyado/?%B9%F5%C5%B4%A4%CE%C9%F7%BB%C2%A4%EA%B1%A9%BA%AC
今回の冒険はVIPシナからこちらを、さくっと10分位で終わる短編戦闘シナです
http://dl6.getuploader.com/g/CardWirthReplay04/301/42_001.png
アレクシオス「報酬は1000spで固定か、まあ絞っても出ない収入ゼロ状態じゃ仕方ないな」
ヴィーヴィ「あとは、あたしたちに解決可能で、かつ割の合う仕事かどうかね、原因の予想はつく?」
アレクシオス「山に慣れている者も行方不明になっている、となると獣が原因という線は薄いな
本命はオーガー、対抗でエントかトレント、大穴で人間、と予想してみるが」
ヴィーヴィ「その辺の連中が原因なら、問題無く解決できそうかな……?」
アレクシオス「あくまで予想だ、調査してみなけりゃ分からん、とは言え予想外の大物が
原因だとしたら、よくも今まで見事に隠れ潜めたものだなとは思うぞ」
ザイウス「大物なら相応に痕跡も目立つはずですしねぇ、予想の範囲内の可能性が高いでしょう」
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アレクシオス「山を超えるほどの、巨大な化け物ね……」
アプリコット「本当にそんな化物がいるとしたら、気付かれないはずがないよね?」
アレクシオス「まあそうだな、他に有益な情報も無さそうだし、山に入って調査を始めようか」
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アレクシオス「山中には、特に危険な獣や、雑多な妖魔も居ないみたいだな(ランダムエンカウント無し)
危険なのはその原因一匹(?)だけか……しかし先刻の地震は、何だったんだ?」
セレナ「そう大きくない山ですし、木々も生い茂っていますし、火山の類とは思えませんがね……?」
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アレクシオス「雰囲気が怪しくなってきたな、今のうちに奇襲に備えて事前準備しよう」
美濃牛「コンナ チイサナ ヤマデ マヨウト ナルト エント ヤ トレント ドモガ ウゴイテ
オレタチ ヲ ホウイ シヨウト シテイル ト イウノガ ヨクアル ハナシ ダガ ……」
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アレクシオス「地形が変わるほどの地震だったら、あの程度の揺れで済むはずが無いだろう
それにエントやトレントが動いたせいで道に迷う、と言うのは良くある話だし、そのせいで
完全に別の場所に、誘導されてしまった……という可能性のほうが高いとは思うが」
ヴィーヴィ「どっちにしろ厄介な状況なのは変わらないのよね……ってそう言えば、あんた妹分の杖に
『生命感知』なんて機能付けてたじゃないの、あれを使えば大きな生物の位置くらい分か……」
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アレクシオス「ヴィーヴィ! くそっ、まさか事件の原因は、池の近くを通る人間を
何らかの手段で引き寄せて喰らう、水妖の類だったのか!?」
ザイウス「それにしては、引き寄せる手段として付き物の『歌』も聞こえませんでしたが
今は悠長に考えている暇はありませんね、急いでこの腕を倒さねば!」
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セレナ「ですがなるべく早めに、治療していただけると助かります、ちょっと目眩が……(瀕死)」
アレクシオス「そういう状態は大丈夫とは言わないんだよ! くそっ、俺達がこうも先手を取られ続けるとは
アプリコット、俺は魔眼で周囲を探る、お前も杖の力で『生命感知』して敵の場所を……」
アプリコット「あ、兄貴……生命反応、上のほうに……」
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美濃牛「マサカ オレヨリ デカイ ヒトガタニ アウコトガ アルトハ セカイハ ヒロイ モノダ」
ヴィーヴィ「……良かったわね、巨人殺しは竜殺しに次ぐ名誉って話よ? 倒せれば、の話だけど」
アレクシオス「悪い冗談は要らないっての、そして先刻まで何処に隠れ潜んでたんだよこのデカブツ!」
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ザイウス「やはりリーダーの君が冷静だと助かりますね、何とか勝ち筋も見えてきました」
アレクシオス「正直な話をすると全力で逃げ出したいところなんだが、足のコンパスが違いすぎる
だから『前に逃げている』だけさ、最悪でも股下を抜ければあの図体、見失う可能性はある」
ザイウス「そこまで考えられる事を冷静というのですよ、それでは頑張って走るとしましょう!」
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実はアレクシオスは_冷静沈着ではなく_猪突猛進ですが、という小話は置いておいて戦闘開始
ヴィーヴィ「頭どころか腕にも攻撃が届かない! 近づけるまでは、守りに徹するしか無いわね」
セレナ「あああもう、こういうときに限って、手札に遠距離攻撃技能が来ないんですから!」
アレクシオス「同じくこういうときに限って、見切りも防御も手札に来ないし、薙ぎ倒しが怖すぎるぞ!」
ザイウス「こちらは手札に回復技能がよく来てくれました、どうにか誰も倒れずに済みそうですよ」
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このレベルなのに全体回復技能も無ければ、バフ技能も持っていないこの一行に
耐久戦という大ピンチでしたが、ついに巨人の足元まで接近、ここからが彼らの本領だ
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アレクシオス「今まで一方的に殴ってきた分を、倍にして返してやるよ!」
アプリコット「足は潰れたし、あとは降りてきた頭をボッコボコにするだけだね!」
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ちなみに巨人のステータス、頭を暴露したけど、技能を持ってるのは主に腕部分だった……
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あとは弱点の頭部への集中攻撃あるのみ、アプリコットが倒れたものの何とか勝利
止めを刺したのはアレクシオスの魔剣フツノミタマ、さっそく活躍してくれました
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アレクシオス「……俺としたことが、倒したあとの倒れる方向を考えてなかったな」
ヴィーヴィ「あんたらしくないミス……でもないか、あんなのが相手じゃ、そこまで頭を回してる
余裕なんて無いわよね。まあ生きて帰れたんだし、良しとしておきましょうか」
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アレクシオス「本気で山が動いていたのか……我ながら良く勝てたな、こんな無茶苦茶な奴に」
ザイウス「糧として人間を喰らう、オーガーのような妖魔ならば本能や野生がありますけど
この巨人は人間を喰って生きているわけではなく、身体を削られて怒っただけでしたからね
だから本能による狩りの技も、野生に裏打ちれた闘争心も無かった、という事でしょう」
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アレクシオス「生活基盤? あるじゃないか、今まであの巨人の体を削って、鉄鉱を採っていたんだろ?
つまりあの巨人の体は鉄鉱で出来ている、なら解体して採取すれば良いだけの話さ
まあ高く売るのなら、鉄鉱としてではなく『巨人の身体』と称して、魔術師ギルドなり好事家なりに
売りつけるのをお勧めするがな……あとはそうだな、賭け事が好きなら面白い張り方もある」
セレナ「面白い張り方?」
アレクシオス「俺たちの内の誰かが、後に英雄になる、という可能性にもしも張る気があるなら
少なくとも頭蓋骨は残しておいて、『英雄の倒した巨人の頭』として観光資源にするのさ
あとは『巨人の頭まんじゅう』とか『英雄の刀レプリカ木刀』を作って、観光客に売り付けると」
セレナ「英雄ですか、なれたら良いんですけどね(笑)」
アレクシオス「あと一歩だとは思うが、ここから先が厳しいんだろうな……」
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アレクシオス「しかし打ち直した次の仕事で、すぐさま役立ってくれるとはな
『巨人殺し』と呼ぶべきか『山神切り』と呼ぶべきか>フツノミタマ」
ヴィーヴィ「……名誉とか、要らないんじゃなかったの?」
アレクシオス「名誉はそうだが、『箔』ってのはハッタリや駆け引きに使えるから、適度に持っていると
役に立つ時もある。持ちすぎると身を滅ぼすのは……地位や名誉や、銀貨と同じだけどな」
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無言で肩を竦めるヴィーヴィを横目に、アレクシオスの納刀したフツノミタマが
カチンと高い金属音を立てた……という所で、今回のリプレイはここまで
お付き合い頂き有難う御座いました!
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