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すぱろぐ大戦BBS・SS投下スレ

190名無しのも私だ:2008/04/25(金) 02:46:39 ID:BpvUBChw
>>185
いや、GJだと思います。

以下、OG萌えスレその229の455から連想しました。
でも、萌えじゃないので、ここに書きます。


新西暦20X年。

地球ヨーロッパ北部、とある小さな村。

荒涼として人口が少なく、寂しい村である。

荒れ果てているのは、度重なる戦乱のせいもあるだろうが、
おそらく、元々特筆すべき産業もあるわけではなく、
消えゆく運命の村だったのだろう。


そんな村のさらにはずれ、平屋の質素な家の前に、
村人が30人ほど、猟銃や農具などの武器を手にして、集まっている。

家の前には、男性が1人立っていて、村人達は男性に向かい叫んでいる。
「おまえたちがいるせいで、戦争が起きたんだ!」
「この村にはメリオルエッセに売るものはねえ!」

村人達は興奮している。
いつ、その手に持った武器を”使用”するかも知れない。

男性は、淡々と答えた
「彼女も人間だし、俺も人間だ。
 それに彼女は病気だ。今は動けないし、治療も必要だ」

「だまれ!怪物どもに病気などあるのか!?」
「人類の敵、メリオルエッセは出て行け!」

とのとき、男性の背後で、玄関の扉が「ぎぃぃ・・・」と鳴った。
「まて・・・」


男性も村人達も、みな扉を見た。

女性が、扉をもたれかかるようにして開け、
ふらふらと、人々の前に現れた。

足取りが、おぼつかない。
倒れそうになるところを、男性がはしりよって支えた。辛うじて直立を保った。
青白い顔色、血色のない肌、力が抜けた四肢。精気が無い。

それでも女性は、肩で呼吸しながら、村人たちを睨んだ

その痛々しさに、詰め掛けていた村人達も思わず目を伏せた


「ダメだ寝ていなくちゃ!歩いていい状態じゃないんだぞ!」

だが、女性は、男性の制止を受け入れなかった
そして、、今、発しうる最大の声量で叫んだ
「聞け・・・!ジョシュアは人間だ・・・・・・メリオルエッセは、私だ・・・!」


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