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ドラゴンクエスト・バトルロワイアルⅢ Lv6
1496
:
Premonition of ruin
◆2UPLrrGWK6
:2021/05/06(木) 02:48:16 ID:S51TxUgs0
【なかまに『してあげますか』?】
---------
「主の生命を第一に考えよ」
【イノチ ダイジニ】
「ホイミ!」
「ホイミ!」
度重なる激戦、蓄積したダメージ、傷ついた身体。
元来、ホイミスライムは助けを求める声に純粋に従う習性がある。
命令があってから、ただひたすらにホイミンはアベルを癒やし続けた。
「ホイミ!」
「ホイミ!」
「もう魔力が尽きたか。ホイミン、また魔力が回復したらお願いしますね」
「ふわふわん」
忠実にアベルの言葉に反応し、付き従うホイミン。
その瞳は虚ろで、何も見ているようには思えない。
「では戻りましょうかホイミン。ジンガーが待っている」
「コンニチワ」
「行動中は私の後ろをついて来るように」
「ハイ、ライアンサン」
突然飛び出た名前に覚えがあったアベルは、ほんの僅かではあるが眉をひそめる。
確か、放送でその名は告げられていた。
激しい戦闘の折、アベル自身はもはや気にして居なかったが、ジンガーが完全に把握していた。
情報共有していなかったらアベルは意にも介して居なかっただろう。
「ライアンというのは、君のご主人さまだったのかな」
「ライアンサン、ダイスキ」
心の無いからくり人形染みた言動。
特に嘲るでもなく、アベルはごく自然に微笑みを崩さずに告げる。
ホイミンが悲しみ嘆くであろう真実を。
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