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【ミ】『ソウル・ダンジョン・ストーリー』【他】

1『ソウル・ダンジョン・ストーリー』:2021/09/19(日) 02:11:17

 全ての『迷宮』はより良い『物語』のために―――

――――――――――――――――――――――――

■ここは『門倉』関連のあれこれやを行うスレです。

754『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/29(火) 04:15:55
>>747-749(リヴィング・イン・モーメント、鉄、小石川)

『櫓』の階段の前に立ったメンバー。
それぞれの思いはあったが、迅速に行動し、先に昇りだしたのは『鉄』。
『リヴィング・イン・モーメント』はそれに併走するような形で移動する。
『リヴィング・イン・モーメント』の大きさならばそれが可能だ。
その後ろから『小石川』―――『一行』は慎重に歩を進めていく。


   カツン……

                    カツン……



              ………

『結論』から言えば、『一行』が『櫓』の頂上に着くまでに、なんのトラブルも起きなかった。
もちろん油断は出来ないが、『盆踊り』と『提灯』という
空陸にわたった強力な妨害が、『最終防衛ライン』だったのかもしれない。


  そして―――

         ………

          『鉄』、『小石川』、『リヴィング・イン・モーメント』は
          ついに、『夏の魔物』と対峙する事となる。


    ゴゴゴ ゴゴ

              ゴゴゴ ゴ ゴ

                                 ゴ

『黒い影』が小学生の形に実体化したようなその姿。
表情は窺い知れないが、『一行』の方に顔を向けているのは分かる。
足元には『ラジカセ』が、驚異的な大音量で『星見町音頭』を流している。

『彼』………いや、『彼』なのかも不明だが―――
とにかく、『この存在』をどうにかすれば
『夏の魔物』が引き起こす狂気的な『夏』が終わる―――はずだ。

『夏の魔物』はちらりと『櫓』の下を見やる。
もしかすると『夏へのワープ』について考えているのかもしれない。
まだ、『盆踊り』は生きている、と考えれば、
その周辺にワープ出来てもおかしくはないが………
続いて『夏の魔物』の視線が『ラジカセ』に向かう。
そして、結局、『ワープ』する事はない。

推測するに『ワープ』自体はする事が出来ても、
それは『夏の魔物』本体だけで『ラジカセ』を持っていくことは出来ないのかもしれない。
『一行』がここまで来ている以上、『ラジカセ』を置き去りにしたら、破壊されるのは確実。
そうなれば、『盆踊り』は止まり、『ワープ』出来なくなった『夏の魔物』は
下に居る『一行』に討ち取られる………
多少足掻いたところですでに『チェックメイト』―――そういう状況か。

『夏の魔物』に、『戦意』のようなものは一切感じらない。
周辺を見回しても『障害』となるような『怪しいもの』は一切ない。
なにか『隠し玉』があるかと警戒していた
『一行』にとっては『拍子抜け』といったところだが―――
今まで無限に『ワープによる逃亡』が出来、
『影』に潜む事で物理的干渉を避けられた存在。
そんな『夏の魔物』があえて防衛のための
『攻撃方法』を持つ必要はなかったのは当然か。

今までの妨害はすべて、『夏の魔物』ではなく、
その被害者が『夏を満喫したい』という思いから
引き起こしてきたものと考えるのが妥当かもしれない。
それこそ、ちょうど、『一抹』のように。

 ………

『夏の魔物』は、『黒いノート』を『一行』に見せてくる。
『黒いノート』は『絵日記』のようで、それに『透明な文字』が描かれている。


                 『なんで』

         『なんで なつをたのしまないの?』

        『なつの風ぶつしに なれば ずっと』

       『えい遠に ずっと なつをたのしめるのに』

     『みんな たのしんで よろこんでくれているのに』

『悪意』などなさそうな『素朴な疑問』が書き連ねてある。
『素朴』―――もちろん、『夏の魔物』の価値観において、という話だが。

755小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/29(火) 07:54:28
>>753-754

『異常』という表現すら生ぬるい程に、
『夏』という季節に執着する『魔物』。
眼前まで迫った危険を前にして、
死に物狂いの抵抗を見せたとしても、驚くには値しなかった。
しかし、予想に反して『何もない』。
『諦めた』とは思えなかった。
逃亡の機会を窺っているのかもしれないし、
あるいは『時間切れ』を待っているのかもしれない。
ただ、少なくとも今この瞬間においては、こちらが優勢だ。
有無を言わさず『ラジカセ』を破壊するか、
『魔物』を切り刻んでしまえば、おそらくは幕が下りるだろう。

  「――……」

かつて『第二の刃』を得た時、『音仙』は言った。

          キミは迷い、悩み、そしていつも優しく……しかし『甘く』は無い

      現実をかみしめるがゆえに、誰よりそれに傷ついたものを『慈しむ』

  『傷つき』『傷つけられ』それでも、最後まで他をいたわる『心音』

『小石川文子』は――『そういう人間』だった。

  「誰かに『贈り物』をする時に……」

  「『一番大切な事』は何か……分かりますか……?」

おもむろに口を開き、
幼い子供に言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
いつか鉄に話したように、常に思っている事がある。
『誰も傷付けたくない』と。
小石川文子は『暴力』を好まない。
だからこそ、それを用いるのは『最後の手段』。
だが、決して『理想主義者』ではなく、
目の前に存在する『現実』を見据えている。
必要とあらば、『攻撃』する事に躊躇はない。
同時に、『武力による解決』は、
『早さ以外の多く』を犠牲にして成り立つ事を理解している。
もし『それ以外の解決』が可能であるのなら、
『そちら』を選びたい。

  「――『相手が喜んでくれるもの』をあげる事です」

  「『欲しくないもの』を渡しても……
   本当に喜んでもらう事は出来ません……」

  「ここにいる方達は『夏』を楽しんでいるように見えます」

  「ですが、それは……
   あなたが『彼らの希望』を叶えたのではありません」

  「彼らの意思を、
   『あなたの希望』に沿うように変えてしまったからです」

一旦言葉を切り、さらに続ける。

  「……私達が『ここにいる理由』がお分かりですか?」

  「『夏を終わらせるため』です。
   そうしなければ悲しむ人達が大勢いるからです」

  「『みんなが楽しんで喜んでくれていない』から、
   ここに私達が来ているのです」

手の中で『スーサイド・ライフ』を握り直し、
『魔物』に問い掛ける。

  「……あなたも気付いているのではありませんか?」

  「だから、『人と向き合う事』から逃げ続けている……」

客観的に見て、『魔物』は『無敵』と呼べる存在だった。
触れる事も近寄る事も不可能。
しかし、本当に『誰もが夏を楽しんでいる』なら、
そんな必要はないはず。
『逃げる』という行為は『否定の拒絶』だ。
『否定される可能性』を考慮していなければ、
選ばない行動だろう。

  「――……どうか逃げないで下さい」

  「あなたが本当に『夏』を楽しんで欲しいなら……」

  「向き合わなければ……ずっと『一人』のままです」

攻撃する事は容易い。
それでも、『魔物』との『対話』を試みる。
『力による解決』を望む人々からすれば、
愚かな行動に見えるかもしれない。
それでも、可能性が少しでもあるのなら、『説得』したかった。
『力』で解決する必要がなければ、それが一番なのだから。

756鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/29(火) 21:56:01
>>754-755

ついに、『夏の魔物』と対面する。拍子抜けする程に順調に『櫓』を踏破することができた。
今まで相対した経験からして、この『夏の魔物』に何か駆け引きのようなものが存在するとは思えない。
上方から攻撃の仕掛けやすい『階段』でも何もなかったということは、どうやら抵抗と呼べるものは、もうないようだ。
後は『ラジカセ』を破壊し、そして『夏の魔物』を討伐すれば、この大騒動も終了だろう。
両手の刃を構え、更に歩みを進めようとして─────。

「・・・・・・・・・・」

『夏の魔物』のと思わしき言葉と記されたノートを開かれて、足を止める。
その内容は、彼にとっては当然とでも言わんばかりの疑問らしい。
だが自分たちと彼とでは『価値観』があまりにも違う。それを一から説明するのも難しいだろう。

「…『小石川』さん」

以前初めて彼女と会った時に、口にしていた言葉を思い出す。
『夏の魔物』の被害者が失った時間は、永遠に戻らないのだろう。あるいは、完全なる犠牲になってしまった者もいるかもしれない。
けれど彼女の行いは、そんな悲惨なこの事件の結末を、少しでも良いものにできるかもしれないと感じた。

「…キミの能力に置かれた人間は、強制的に思考を増幅、あるいは書き換えられる」
「それを望んでいない人間に強制することは、例えば『冬が好きだからずっと冬にしよう』と
 誰かが望んだら、キミがずっと『冬』に閉じ込められることと同じだ」

『夏の魔物』には理解できないかもしれない。どちらにせよやることは変わらない。

757朱鷺宮親子:2022/03/29(火) 22:05:05
>>744-746
笑美「あー、残念です…これ以上は私達でも進めないですね。」
ソリを元の場所に戻され、二人ともやや遠くになった盆踊りの中心部を見上げる。

涙音「ラッコさんのおかげでどうにかなったけど、
    これより先は小石川さんたちが終わらせるしかなさそうね。」
アレ程の勢いで進んでも、パワーのある二人のスタンドが力を尽くしても
何人かを進ませるのが精一杯だったのだ。今から援護しに行くのは非常に難しいだろう。

笑美「まぁ、私達にできることは…
    とりあえず冬の匂いを出しておくことくらいかな。」
多分まだ残っているであろうアロマをそのへんに置いて匂いを出しておく。
中心部までは届かないだろうが、気休めくらいはしておきたい。

涙音「これからどうなるか…少なくとも良き結末を信じるしかないか…」
二人はそのまま状況を見守り続ける。

758小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/29(火) 22:43:56
>>753-754

「『櫓』まで、無事……辿り着きました」

外側にて待機する小林は、周囲にいる朱鷺宮氏母娘、七篠さん、ラッコさん
関さん、村田さんへとリヴィング・イン・モーメント越しの視界情報を
共有しつつ、スピリタス入り水槽を手元に保持しつつ盆踊りの群れと提灯に対し
警戒を続ける。どれ程に注意を念入りにしても不足すると言う事はないだろう。

「……皆さん、本当に有難う。馳せ参じて頂いた全員、私の願いの有無抜きで
此処まで己の意志で来たでしょう。けど、それでも心から皆さんには感謝を」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
櫓の頂上、その手前の上がりきる階段の段差にて『メントスコーラ』『ローション』
この二つの水槽は待機。一度で仕留められない為の保険

『……』キュルキュルキュルキュルキュルキュルゥ

塩水入りリヴィング・イン・モーメント水槽 回転(スC)

説得の言葉など、私には無い。
 水槽越しでの対面とは言え、直接対峙すれば何らかの感傷か激情を有するかと
予想もしてたが、思いがけぬ程に心は夕凪の如く波立たない。

何度かの死闘があった。ジェルマン・天童は己の願いの為に
ウルトラ星見ボーイズは夢の牙城を築く為に、ドリームメイドは夢で捉えた
者達の充足と共に野心と本能のままに命を賭けていた。

・・・
こいつは、それとは全く異なる。

その所業に対し罪を抱える事もなければ、悪とすらも露と思わず。
また逆に善を成そうとも考えてない。相対した今までの者達の中で
近しいと言えばドリームメイドの存在だが、それよりもまた道を外れた存在だろう。

――ここまでの道程、常に思うのは一つの星『一抹』だった。

何より焦がれるその小さな躰が、私の空白の時間の中で魔の手に及び
消えかけた事実を知った時、100ぺん殺しても飽き足らぬ程に無知愚昧な
自身を恥じた。親友や、周りの善き人達の差し伸べる手がなければ
折れてたかも知れない。様々な繋がりが、いま私を此処に居させてくれる。

繰り返すが、私はコレに対し情けも説法も哀願も何もない。


『 波々や波の眼(まなこ)や、此(こ)の櫂(かい)や
遠(おち)に重なる雲と雲
忽然(こつぜん)と吹く風の族』キュルキュルキュルキュルキュルギャルギャルガルガル゛

 ――詩集 中原中也 『夏』より


  一矢 放ちて 討つ。

『リヴィング・イン・モーメント』 関さんから購入した大量の
『塩入り水』を『ラジカセ』目掛け飛翔させる……!(パス精DCC)

759『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/30(水) 02:02:25
>>757(朱鷺宮親子)
『朱鷺宮親子』は元の場所に戻されたが、
『櫓』に『小石川』『鉄』『リヴィング・イン・モーメント』を
辿り着かせるという成果を得た。
あとは自分たちなりに『冬のアロマ』を炊いて、状況を見守る。

>>758(小林)
『小林』は『視界情報』を下で待つ者に伝える。
『スピリタス入り水槽』を保持し、警戒を続けていく。

 ………

>>755>>756>>758(小石川・鉄・リヴィング・イン・モーメント)

『夏の魔物』のノートでの問いかけに対し、
『小石川』は『対話』―――できるならば『説得』にあたろうとする。
『小石川』の言葉に『夏の魔物』は小首をかしげながら、
勢いよくノートに文字を書き連ねる。

『みんな さい初に 自ぶん自しんで なつを まんきつしたから』
『どんどん なつを すきになっていったんだよ』
『おねえさんだって なつを たのしんだこと あるでしょう』

『夏の風物詩』化の能力トリガーはおそらく、『夏を満喫すること』。
それが過剰に膨らんでいったのは確かに『夏の魔物の能力』だろうが、
最初に『夏への思い』が被害者たちにあったのは事実だろう。
『夏の魔物』にその確信がある以上、
『欲しくないものを渡した』『希望を叶えたのではない』といった
『小石川』の言葉は伝わらない。

また、まったく『夏を楽しんだことがない』者はほとんど皆無だろう。
『みんなが楽しんで喜んでくれていない』という言葉も響かないだろうし、
『夏を楽しんだ者』を『仲間』と捉えているのあれば
『ずっと一人のまま』といった内容も届かなそうだ。

『にげるのは おいかけたり いやがらせする人がいるからだよ』
『かぶと虫 みたいに おもっているのかもしれないね』

『逃げる』という行為も単純に、それこそ『意地悪なガキ大将』から
逃げるレベルの浅い認識で行っているようだ。
『気づいているのではないか?』との言葉を『小石川』が投げかけたが、
この『夏の魔物』、まるで気づいていないし、『常識』が異なりすぎて、
『気づかせる』のもなかなかに難しい―――

  ………

と、ここで、『鉄』が『小石川』の言葉を補足していく。
『鉄』の言葉にもまた、『夏の魔物』は反応する。

『ぞうふく』『ふやすってことだよね』
『ぼくは ふゆがきらいだから それを おしつけられたらいやだけど』
『みんなは はじめに なつをたのしみたい っておもいがあったんだから』
『そのたのしみを ふやすのは わるいことなの?』

『なつをたのしんで』『たのしんで』
『さい後には』『なつそのものの』『なつの風ぶつし になって』
『人げんにはじゅみょうがあるけど』『それもなくなって』
『えい遠になつをたのしめるんだよ』

            『なんで』

     『なんで なつをたのしまないの?』

             ………

        サ マ ー ・ フォーエヴァー
     『楽しいこと』を『永遠にしただけ』。

シンプルな理屈だが、それだけに力がある。
そして副次的な効果だが、結果的に『不老不死』を成し遂げさせてもいる。
『永遠の命をもって、自らが夏となって、楽しい日々を無限に送れる』。
『夏の魔物』のこの強固な『価値観』を崩せる『説得』ができるかどうか―――

                            ………

まどろこしい『対話』などせず、『破壊』すれば、すぐにでも終わりそうな状況。
『夏の魔物を制し、すべてを解放する』という任務は、きっと、それで終わるはず。

色々ありはしたが、『一行のチームワーク』で、
『一行』としてはせいぜい親指の痛みくらいの被害で『任務遂行』間近というところまで来ている。
しかし、『説得で終わらせる』となるとその『難易度』は一気に跳ね上がりそうだ。

『小石川』や『鉄』の『信念』をかけて、
『挑む価値がある難易度』といえばそうなのかもしれないが―――
『夏の魔物が去る事の出来る』という意味での
『一般的な夏の終わり』が、次の瞬間、来るかもしれない。

そうなれば『夏の魔物』はおそらく『次の夏』まで『逃げ切る』事だろう。
ここまで来てそんな事になれば、すぐに『トドメ』を刺さなかった
『責任』というものが大きく圧し掛かってくる。

そして、『夏の魔物』と『一行』では共有している価値観が根本から異なるようだ。
『夏という宗教を善意で広めようとする狂信者』、あるいは
『人類に異なる価値観で永遠の命を与える異星の存在』。
そんなものと近しいのかもしれない。

760『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/30(水) 02:04:14
>>755>>756>>758(小石川・鉄・リヴィング・イン・モーメント)

  さらに―――

      キュルキュルキュルキュルキュルキュルゥ


『二人の説得』をよそに『問答無用』で
『リヴィング・イン・モーメント』の『塩水水槽』が『ラジカセ』を破壊すべく動き出そうとしている。
『誰にも止められず』、『何事もなければ』、それは無事に成し遂げられそうだ。

当初から予定されていた行動だったし、
『視覚情報』しかない『リヴィング・イン・モーメント』にとって、
『小石川』や『鉄』の『説得』の声は聞こえない為、当然の挙動と言えた。
いや、仮に聞こえていたとしても、操る『小林』の思いを考えれば、
『ラジカセ破壊』は何がなんでも速やかに実行したいか―――

『ラジカセ』が破壊されれば、おそらく『盆踊り』は止み、
この空間全体の『夏祭りムード』も消える。
『夏の魔物』が『星見町を覆うクリスマス』から逃れる場所は無くなる。
という事は、『一行』が直接トドメを刺すまでもなく、
『夏の魔物』は『消滅』してしまうかもしれない。

『一行』、のみならず、全ての『協力者』が求めていた結果が『これ』だ。
ただし、そうなると、もう一生、『説得』どころか、
これ以上の『対話』の機会のすべてが喪われる―――

『目的』と『信念』を秤にかけ、各々が各々の成したい行動を成すといいだろう。

761小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/30(水) 03:09:43
>>759-760

  キュルキュルキュルキュルゥゥゥギャルギャル゛ガルガルッッッ――zノゥウ!

   《まことに人生、一瞬の夢、
    ゴム風船の、美しさかな。》 中原中也 『春日狂想』

例え、二人の制止があったとしても行動を変えるつもりは無い。

 走馬灯のように『ラジカセ』へ飛来させるまでの時間が、とても遅い。

幾つもの 夢と現で起きた出来事が想起される。

星のように輝きを秘めた事もあれば、泥のように目を閉じたい事も。

それでも、見出した一つの光は褪せる事なく今も私の中に宿り続けている。

(――一抹君 私の   弟   )

 ラジカセのCDまたはカセットドア付近にて水槽を直撃させると共に解除。

塩水は飛び散り、それが精密器具へと浸透して数秒も経てばショートを起こす筈だ。

― ― ― ― ― ― ― ― ―

「……」

本体である外側の自分は、不測の事態を考え片手に小麦粉。

スピリタス入り水槽に軽く漬け、何時でも飛翔出来る水槽に
ライターを着火出来るようにしている。

762小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/30(水) 19:53:27
>>759-760
>>761(小林)

七篠に『魔物』の話を聞かされた時から今に至るまで、
多数の『スタンド使い達』に『助力』を求め、
可能な限りの手を尽くしてきた。
ある者には『連絡』を取り、
ある者は『広告』で呼び出しを掛け、
ある者は『金銭』で雇い入れた。
『計画』を立て、『準備』を進め、『実行』に移した。
自分に出来る範囲で、考えられる手段は全て使い切った。
その目的は『終わらない夏を終わらせる事』だ。
そして、今『ここ』に立っている。
だからこそ、心に『迷い』はない。

  「――……私は『夏』が好きですよ」

『魔物』を見つめながら、穏やかに微笑する。

  「ですが……」

  「『大切な人』がいなくなってしまっては、
   どんなに楽しいものでも『楽しくなくなります』」

  「『そういう人』が傍にいる間は……
   私も『夏』を楽しめません」

下に残った『小林の顔』を思い浮かべながら、
緩やかに一言ずつ言葉を繋ぐ。
これまで一切のコミュニケーションを拒んできた『魔物』が、
初めて『会話する姿勢』を見せた。
もはや後がなくなったせいかもしれない。
理由はどうあれ大きな進歩だ。
少しずつ歩み寄れば、
相互理解の糸口が掴める見込みはある。
『仲良くなろう』という訳ではない。
せめて『何故こうなったのか』を分かって欲しかった。
しかし、それは『十分な時間があれば』の話だ。
あらゆる意味で『一刻の猶予』もない。

  「『風物詩に変えられた人々』は、
   いつまでも『永遠』に……
   『楽しく過ごす事』が出来るかもしれません」

  「……『残された人々の命』には『限り』があります」

  「『愛する人と分かたれた悲しみ』に苦しみながら、
   残りの人生を過ごさなければならない……」

  「『夏を楽しみたい』という気持ちも、
   心の中から消えてしまうでしょう」
   
  「いいえ……『夏が嫌い』になってしまいます」

  「『夏』が来る度に、
   『辛い記憶』を思い出す事になるから……」

  「『計り知れない苦しみ』を抱えたまま、
   その人は『寿命』を終えるのです」

763小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/30(水) 19:55:31
>>762

無謀とも言える『対話』を試みている理由は、
個人的な感情だけではない。
『加害者』である『魔物』ならば、
『被害者達の失ったもの』を、
少しでも取り戻せる可能性を考えたからだ。
同時に、果てしなく困難な選択であり、
途方もない『重さ』が伴う事を承知している。

  「『何人』も『何十人』も『何百人』も……」

  「『夏』が来て……
   あなたが誰かを『夏の風物詩』に変える度に、
   『夏を楽しめない人達』が、
   数え切れないほど生まれているのです」

  「『夏を楽しまない』のは……
   『愛する人を奪われたから』です」

  「……『夏が好きなあなた自身』が、
   大勢の『夏を楽しめない人達』を作っているのです」

『魔物』の行動原理が『夏を広める事』に集約されるならば、
その『一点』を揺さぶる。
一人が『夏』に囚われると、それに近しい多くの者達は、
『純粋に夏を楽しむ気持ち』を失ってしまう。
すなわち、『魔物』の『楽しさを拡大する行為』により、
それを遥かに上回る『楽しくない者達』が生まれている。
他でもない『魔物自身の行い』が、
『夏を楽しめない人間』を増やし続けているのだ。
万が一にも『崩せる可能性』があるとすれば、
おそらくは、この『パラドックス』を突くしかない。

  「『どうして夏を楽しまない』のか……」

  「その答えは――『あなたが夏を楽しめなくしたから』です」

この場に集まった仲間達も含めて、
『星見町に生きる全ての人間』の未来。
『魔物』を取り逃がせば、積み重ねた結果が水泡に帰し、
全員を『道連れ』にしてしまう事になる。
それだけは絶対に出来ない。
だから、話をするのは『これが最後』だ。
これで何も変わらなければ、
もう『予定通りにやる』しかなくなる。

764小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/30(水) 19:56:36
>>763

  「――……小林さん」

瞬間、飛来する『水槽』が視界に入る。
彼の判断は正しい。
『魔物からのコンタクト』がなければ、
そうしてもらうつもりでいたのだ。
自分自身、彼の『想い』は理解できた。
この場にいなくとも、何も言わずとも、心に伝わってくる。

         ス ゥ ッ

物事は常に『異なる側面』を併せ持つ。
一人に『永遠の夏を楽しませる事』が、
その何倍もの『夏を楽しめない者達』を作り出すように。
また、この場における『自分の考え』が、
『小林とは異なっていた』ように。
『対話』もそうだ。
方法は一つだけではない。
『言葉』で通じなければ『行動』で示す。
この世界は決して単純なものではない事を。

  「――『ごめんなさい』……」

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

『達人の踏み込み(スB)』で瞬間的に間合いを詰め、
自ら『魔物』および『ラジカセ』に接近。
平行して『スーサイド・ライフ』を繰り出し、
『水槽』を弾き返す(パス精CBB)。
『水槽』を上回るスピードと精度なら困難ではないはず。
現在、『シヴァルリー』によって『殺傷力』は奪われている。
しかし、『ナイフ自体のダメージ』がないだけであって、
それを振るう腕の力は変化しない以上、迎撃は可能だ。

  ――治生さん……。

『小林の想い』は痛い程に分かる。
『愛する者を救おうとする行為』を妨げる事が、
どれほど罪深いものか。
十分に分かっている。
自分がやろうとしているのは『それ』だ。
何もかも理解した上で、『小林の攻撃』を全力で阻止する。

765鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/31(木) 17:21:32
>>759

「『悪いこと』だ。好きなものを広めようとすることは悪いことではない。
 だが有無を言わさずに相手の心を操作することは、それが良いものであれ悪いものであれ駄目なんだ」

とある一つのものが好きだとして、その気持ちを増幅させられて他のものを全て切り捨てることになれば
本人にとっては望まぬ結果になるだろう。何を選ぶか、どう生きるかを決めるのは最終的に本人なのだから。

「キミにそれだけ自信があるのなら、能力を解除して本人に訊ねてみればいい。永遠の命で、夏をずっと楽しみたいか、と。
 もしそれに頷くようなら、その人はそのままでいいかもしれない」

時間も残り少ない。押し問答をしている余裕はない。
だが、『水槽』を弾き返した小石川さんの行動を見て、しばし瞑目する。
自分の感情としては、小林さんの方に近いものがある。
しかしここまで来られたのは、小石川さんの働きが誰よりも大きい、と自分は感じている。

「・・・・・・・・・・」

この小石川さんの言葉が『夏の魔物』に届くことがなければ、もう始末するしかないだろう。
故に、この数秒だけは静かに成り行きを見守ることにしよう。

766『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/31(木) 22:15:41
>>761(小林)
『櫓』から離れた『小林』自身は不測の事態に備え、
ライターを着火できる姿勢をとっている。

 ………

一方、『櫓』の上の塩水水槽の『リヴィング・イン・モーメント』は
『ラジカセ』を狙うべく一直線に行動を起こす。
これが決まれば、『悪夢のような夏』が終わり、『一抹』を救い出せる―――

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

           と………

突然、『邪魔』が入る。何者かに『塩水水槽』が弾かれ、
大きく明後日の方向へ跳んでいく。

『ラジカセ』に集中していた『塩水水槽』の視界からでは
何が起こったか分からなかったが、後方の『水槽』により、
『妨害者』の姿は明確に把握できた。

  その姿は………



               ―――『小石川』。

彼女の唇が、なにごとか話し続けているのは見て取れた。
その相手は果たして『夏の魔物』か、『小林』か―――

信頼できる仲間の突然の『裏切り行為』。
『小石川』自身になにか思うところがあるのか、
あるいは、『小林』が懸念していたとおり、
『夏の魔物』の『精神操作』にかかってしまったのか。

分からない事は多いが、いずれにせよ、今この瞬間において
『小石川』が『小林』の思いを妨害する存在となっているのは確かなようだ。

そんな彼女を前に、『小林』は、
『リヴィング・イン・モーメント』は、
いったいどうするべきなのか―――

767『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/31(木) 22:17:27
>>763(小石川)

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

『小石川』は『ナイフ』を用いる事で
高速の体捌きとなり『塩水水槽』を弾き落とす。
すべては『対話』の時間を稼ぐため―――

ただ、『リヴィング・イン・モーメント』には視覚情報しかないはずだ。
『小石川』や『鉄』の『声』が聞こえない『小林』には、
『小石川』の真意が読みとりづらいだろう。
いや、仮に真意が理解しても、『小林』の立場からは
『裏切り行為』と見なされる行為なのかもしれない………

 ………

『あいする人を うばわれた っていうけど』
『そのあいする人が 夏をたのしみたいから』
『ぼくがお手だいして たくさん夏をたのしめるようにしているんだよ』
『あいする人だって いうならその気もちを』
『大じにしてあげてもいいんじゃないかな』

『夏の魔物』は『小石川』の言葉に更に『反論』を書き連ねていく。

『でも ごめんね』
『ほんとうは もっとたくさん』
『いちどに なつをたのしませてあげれば』
『みんな びょうどうに たのしませてあげられたのに』

『また つぎのなつ』『こんどは おねえちゃんに』
『あいするひとをうしなったひとたちに』
『いちどに【なつをたのしませる】 ことが で来るよう がんばってみるからね』

 ………

これは現実で言えば、『宗教勧誘』する『狂信者』との問答に近いか。

『あなたの洗脳のような宗教勧誘のせいで愛する人が
 宗教にのめり込み、その周辺で日々を楽しめなくなった人たちが大勢いる。
 【楽しい者たち】を増やしたいと言いながら、
 結果的に【楽しくない者】たちを増やし続けている』

              と『狂信者』に訴えたら、

『愛する人というなら、宗教に入ったその選択を尊重してあげたらどうですか?
 私に皆を一度に勧誘するほどの力がないのは申し訳ありません。
 これから力を蓄えて、愛する人を失った【楽しくない者たち】が
 【楽しい者たち】になれるよう頑張って勧誘していきます』

                 と返されたような形………

768『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/31(木) 22:21:46
>>765(鉄)

『良いものでも悪いものでも有無を言わさず心を操作するのは駄目』

『鉄』の伝える『正論』―――
しかし、『夏の魔物』は首を傾げる。

『いいものであっても』『なんで だ目なのか』『ぼくにはわからないよ』

『なつの風ぶつしから』『もどすのはかんたんだよ』
『でも ぜん員が 一どに もどっちゃうんだ』
『それでやっぱり』『みんなが ずっとたのしみたいって言っても』
『またなつの風ぶつしにもどるのは』
『さい初からになっちゃうから』『きがるにはためせないよ』

『説得』自体はまるで進まなかったが、
『解除』自体は出来る事、その場合、『全解除』になる事は聞けた。

ただ、このまま、ただ『説得』にあたってもラチが明かないだろう。

>小石川&鉄

現実の『狂信者の説得』も長い期間をかけて、じっくりと説得するのが通例だ。
更に今回、相手は『人間』ではない『異形の存在』。
短期間での『説得』は、よほどの『説得力』のある言葉か、
さもなくば『夏の魔物』に負けないくらい
超常的な『アクロバットな方法』が必要か―――

これまでに出会ったたくさんの『協力者』と、彼らと一緒に『行った事』を思い出す。
『協力者』達との行動を無駄にしない『決断』をしていかなければならない。

『被害者に夏を楽しむ心があった』という事には
能力上、『夏の魔物』に確信があるようだ。
ただ、『夏の風物詩になってまで夏を楽しみたいかどうか』と
いう事に関しては怪しいものだ。
そこを突いた『鉄』の説得は悪くない路線だったのかもしれない。

とはいえ、『夏の魔物』が解除を拒否した以上、
直接的にそれを『確かめる術』はない。
『一抹』や暗躍している『エド・サンズ』絡みの事を
主張するのも悪くはないが、全体の中ではあくまで
『レアケース』と捉えられてしまうのがオチか。

『真実の判断』を下せる神のような存在がいれば話は別だが、
仮にそんなものが居たとしても、
無邪気な『小学生』のような心性を持つ
『夏の魔物』にそれを信じさせることが出来るのかどうか―――

『小石川』と『鉄』は『指』から身体を再生させた身。
とはいえ、最低限の衣服と『携帯した日用品』を持った状態での『復活』だ。
所持品に事態を劇的に変える『魔法の品』などがあればいいのだが………
基本的にはあくまで持ってきた『日用品』。
何も考えずに、『夏の魔物』を説得できるような代物はないだろう。

『魔物が去る夏の終わり』という目に見えない『時間制限』がある………
『説得』が功を奏さず、他にやれる事も見出せないのであれば、
速やかに『目的』を達成する方向へと向かっていくべきか………

769小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:04:16
>>(薬師丸)

スマートフォンを取り出し、『薬師丸』に『メッセージ』を送る。

     『目の前』に『夏の魔物』がいます

       私は『魔物』を『説得』します

         『幸運』を祈って下さい

具体的に何かをしてもらいたいとは言わない。
彼女の能力を詳しくは知らないし、
この状況で援護が出来るとは思っていない。
ただ、今は『幸運の女神』に見守っていて欲しい。

770小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:05:47
>>769

左手の『スーサイド・ライフ』を下ろし、『魔物』に向き直る。

  「『夏が来た』という感覚、『夏が去る』という感覚……」

  「それらも立派な『夏の一部』です」

  「『永遠の夏』には『始まり』も『終わり』もありません」

  「『永遠に夏のまま』では……
   『夏の始まりの爽やかさ』も、
   『夏の終わりの余韻』も分からなくなります」

  「『大事な部分が欠けてしまった夏』は……
   『本当の夏』と言えるでしょうか?」

『他の季節』という比較対象があるから、
人々は『夏』を意識する。
『夏の到来』を喜び、『夏の終焉』を惜しむ。
『永遠に続く夏』と言うと『完全無欠』に聞こえるが、
実際は違う。
『始まり』もなければ『終わり』もない『永遠の夏』は、
『夏としての重要な部分』が欠落した『不完全な夏』だ。
『魔物の夏』には、『足りないもの』がまだある。

  「――ずっと『一人』でいると、
   いつの間にか忘れてしまう事があります……」

スマートフォンをしまい、
『魔物』に向けて静かに『右手』を伸ばす。
スタンドを『シヴァルリー』に『貸している』が、
その状態でも『能力』は使える。
『物理的な干渉』が可能となった今、
『本体以外』を『解体』する『ビー・ハート』を発現し、
『魔物』の全身をバラバラに切り刻めば、
一切の抵抗を封じる事くらいは出来るだろう。

  「……『とても大切な事』です」

伸ばした右手を開き、そっと『魔物の肩』に触れる。
これまで出会った沢山の協力者達。
それが『永遠の夏』に対する『答え』だ。

  「『一緒に夏を楽しみましょう』」

  「『花火』も『屋台』もなくなってしまいましたが――」

  「私と一緒に『盆踊り』を見ませんか?」

  「『一人』よりも『二人』の方が楽しいですから……」

771小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:07:24
>>770

穏やかに『魔物』に語りかけ、
眼下に広がる『盆踊りの輪』を見下ろす。
『櫓の下に残った仲間達』も見えるだろう。
『和装』ではあるが、
この身を包む『黒い着物』は『喪服』であり、
『夏祭りの装い』とは根本的に異なるものだ。
ただ、もしかすると、
『この場に相応しい服装』だったのかもしれない。
『一つの最期を見届ける』という意味でも。

  夜空に星があるように 人の心に星がある

  頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数

    人は星 星は人 町は空 空は町

   人が集まり町になり 星が集まり空になる

    地上に星が集う町 ここは星見町

子守歌を歌うような声色で、
『ラジカセ』から流れる『星見音頭』を口ずさむ。

  「一緒に海で泳いだり、一緒にキャンプをしたり、
   一緒にアイスクリームを食べたり……」

『魔物』は『夏を楽しむ心』を肥大化させ、
その経過を『観察』し続けてきたが、
『誰かと一緒に夏を楽しむ事』をしていない。

  「『皆で過ごす夏』は、『一人で過ごす夏』よりも、
   『もっと楽しい』ものです」

『魔物が語る夏の楽しさ』は、ほんの一面に過ぎない。
様々な物事が多面的であるように、
『夏の楽しみ方』も無数に存在する。
『夏の魔物』の被害者達は、『夏』を満喫する事に囚われ、
やがて『夏そのもの』と化す。
だが、『夏の楽しさ』というのは、
『一人で夏を満喫する事』に終始するものとは思わない。
『夏の楽しみ』というものに順位を与えるなら、
『一人の夏』よりも、ずっと強いものがある。

  「誰もいない家に一人で泊まる『帰省旅行』はありません」

  「一人きりで宿に泊まる『林間学校』はありません」

『夏の催し』――とりわけ『夏休みのイベント』の多くは、
『一人』では出来ない。
『夏のクリスマス』も同じ。
『町全体』が一丸となって作り上げたものだ。
『魔物が単独で作り上げた夏』は強大だったが、
『皆で作り上げた冬』の前に敗れた。
『一人で楽しむ』よりも『皆で楽しむ』方が『楽しみ』は大きい。

772小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:08:50
>>771

  「『一人でするラジオ体操』より『皆でするラジオ体操』。
   『一人でするスイカ割り』より『皆でするスイカ割り』。
   『一人でする肝試し』より『皆でする肝試し』」

  「『夏』を過ごす中で友達と交流を深めたり、
   出会った事のなかった新しい友達を作ったり……」

  「……『夏』は沢山の人と『楽しさを共有できる季節』です」

  「それが『限りある夏』だったとしても、
   『交流』や『出会い』のない『永遠の夏』より、
   もっと大きな『価値』があります」

  「『夏の風物詩』になってしまえば、
   そこで止まってしまいます」

  「もう二度と……
   『夏を共有する楽しさ』を得る事は出来ません」

『魔物が信じる夏の楽しさ』を否定しない。
『それ以上の楽しさ』がある事を訴える。
狭い世界に閉じ篭り、
『他者との関わり』を排除してしまっていては、
決して体験する事の出来ない『現実の夏の楽しさ』を。

  「『夏』は『皆で楽しむもの』です」

  「『家族』や『友達』や『好きな人』……」

  「『一人で夏を満喫する』より、
   『皆で夏を満喫する』方が楽しいと思いませんか?」

  「『永遠の夏』の代わりに、
   『現実の夏の楽しさ』を失ってしまうのは、
   とても……とても『勿体ない事』です」

既知の人と交流を深める者がいれば、
知らない人と新たに出会う者もいる。
いずれも、『風物詩となってしまった者達』には、
『二度と味わえない夏』だ。
もちろん『一人きりで過ごす夏』もあるだろうが、
四季の中でも特に『夏』という季節は、
自分以外の人間と交わる機会が多いからこそ、
より一層の輝きを放つ。
『人と人の関わり』による『楽しさの共有』こそが、
『夏を過ごす者』にとって最大の『醍醐味』であり、
『現実の夏にしかない楽しさ』と呼べるはず。
『一人の人間』として、『現実の夏』を生きなければ、
決して経験する事は出来ない『宝物』だ。

773小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:10:24
>>772

  「……私は『小石川文子』という名前です」

『魔物』を攻撃するつもりはなく、『ラジカセ』も破壊しない。
自分の手で終わらせる事も考えていたが、
話し掛けてきた相手を『力』で退ける事は、
どうしても出来なかった。
ただし、『仲間達の行動』を止める事もしない。
先程は阻止したものの、
小林や鉄が『当初の目的』を果たすのなら、
それでも構わない。
だが、自分は最後の瞬間まで『説得』を続ける。

  「――『あなたの名前』を教えてくれませんか?」

この存在は『夏の魔物』と呼ばれている。
それは『名前』ではない。
一方的な『通り名』に過ぎないのだ。
『本体の名前』があるのか、
それとも『能力としての名前』があるだけなのか。
ただ、『夏の終わり』を迎える前に、
それだけは知っておきたかった。

  「『皆で楽しむ』から――『夏は楽しい』のですよ……」

  「……お互いに『名前』を知ったなら私達は『友達』です」

『楽しさを共有できる人』がいないなら、この瞬間だけは、
せめて私が『魔物』に寄り添いたい。

774小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/01(金) 15:54:43
>>766

「――――――――ぁ…………?」

『水槽』が、弾かれた。これに対しては、まだラジカセ自体に
不可視のバリアめいたもので防御がされてるのだろう。そう推測も
出来る。魔物がそう簡単に破壊を許しなどしないだろうと納得もある。
 だが、次の瞬間に後方で階段で待機してた水槽も同時に浮かばせ
ラジカセの防護に、対応しようとしたからこそ視認した『事実』に
驚きの声を小林は上げざるを得なかった。受け止めた視覚情報の顛末に対して
理解が一瞬脳を追いつかなかったのだ。

(――『小石川さん』……が、制止した?)


何故だ? 洗脳?? いや、それなら鉄さん含めて水槽を破壊するだろう。
ノートの文字を肉眼で見た瞬間がトリガーなら、その方が手っ取り早い。

じゃあ、自分の意思で?? 

凝視するように水槽のブリキ金魚たる核を動かして小石川に視点を移動する。
唇が魔物へ向かって動く。――――説得???

(馬鹿な)

通る筈がない。ただ、夏を楽しむ。それだけのみに重点を置く
自動操縦に近しい存在が言葉で止まる筈が無い。

蓮谷兄弟 他にも風物詩となった以前の犠牲者 
今年の犠牲者である氷山さんと言う方 そして、一抹君。
皆の嘆きを無為にするつもりなのか?

その時、ノートの文面が階段より魔物を警戒する水槽から読み取れる。

>『また つぎのなつ』『こんどは おねえちゃんに』
>『あいするひとをうしなったひとたちに』
>『いちどに【なつをたのしませる】 ことが で来るよう がんばってみるからね』

>『また つぎのなつ』

>『また つぎのなつ』

>『また つぎのなつ』

(また     だと?)

瞬間、小石川さんに対する憤りに似た熱や、魔物の異変を封じれなかった
焦燥全てが一気に冷え込んだ。

775小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/01(金) 16:10:19
>>774

『……現状 この魔物が記す情報は全て真実と考えるべき』
  キュルキュルキュル

『なら、魔物が【また】と記すならば、それは【真実】だ
この魔物には、ラジカセを破壊しても【再び現象を継続出来る】』

ラジカセを破壊すれば、一先ずは一松君を、他の者を
救う事は出来るだろう。

だが【その先】だ。アリーナなり大組織がいずれ此処の地を監視
するとしても、この存在を永遠に見守り続けるのは困難だろう。

『鉄さん……【ノート】を一旦、攻撃……または奪取
可能ですか? ラジカセまで、水槽は辿り着かせるのは容易。
 だが小石川さんに考えがあるなら、まだ破壊しません。
然しながら容認出来るのは【一度】だけ。それでも魔物の
反応が変わらないのなら容赦なくラジカセに水槽を降らせます』

鉄さんにも呼びかけつつ『ノート奪取』へ行動を起こす。

階段の『メントスコーラ入り水槽』を鉄さんと同行させるように動かして
『塩水入り水槽』はラジカセに再び移動。解除は、まだしない……。

776鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/01(金) 22:20:02
>>766-768

「『夏』にも色々な楽しみがあるのは分かるかい?色々な『夏』が好きな人に、
 『祭り』だけを大好きにさせて、他の楽しみに目を向けられなくすることは良いことか?」

「だが、まぁ理解できなくても構わない」

『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』の殺傷力を用いて、一本の『脇差』を作り出す。
これら二振の殺傷力でも十分であろうが、彼女の能力そのままの姿で彼を倒すのは忍びない。

「キミが自分の行為に、何一つ間違いがないと思うのなら。あるいは
 間違っているかもしれないが、それを確かめるための行為を『気軽』だと言うのなら」
「オレとキミとでは『価値観』が違うのだろう。残念だ」

『ラジカセ』へと歩みを進める。

>>774-775

「子供ならば、自らの『消滅』が理解できないのも有り得る話でしょう」
「万が一、まだ『策』があるのならば。早々に追い詰めて、それを出させるべきだと自分は考えます」

先程、自分は数秒だけ成り行きを見守ると誓った。だからこそ、それ以上は『ない』。
この小石川さんの説得も全く通じないのであれば、『ラジカセ』を斬り、
逃げ場をなくした『夏の魔物』の首を斬り、存在しているようならば『ノート』も斬る。
それで夏は終わりだ。

777薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/02(土) 20:19:40
>>769(小石川)
>GM

             「……ん」

「説得……説得ねぇ〜え。どういう状況なのかしら。
 あんたみたいなタイプがそれ以上、事情も言わないってことは、
 よっぽど今起きてる何かってやつが切羽詰まってるんだろうね」

―――――薬師丸幸はこの事象に深くかかわっていない。
知っている夏の魔物とは『危険なスタンド』以上の何かでは、ない。

魔なる物とは、自分達とは決定的に違う何かだ。
それは『無垢な子供』を説得するのとは全く訳が違う。
撃破ならわかりやすい。運よく撃破は『ありえる』。
だが、『運良く説得できる』などという事は普通ない。

「説得なんてやつに、『神頼み』なんてやつを使うくらいだもん。
 頑張ったあんたがそこまでして生かしたいなら、手伝っても良い」

「ただし、別料金でね」

『こちら側の常識が無い』からといって、子供ではない。
『あちら側の常識』を理解した上で説き伏せなければならない。
また、あえて説き伏せる以上は生かしたいのだろうが、
スタンドが『ありかた』を変える時、その存在が続くのかも怪しい。

              ・・・限りなく『無理』が多い話だ。

薬師丸がもしその場にいたなら――――事情を聴いてなお『小石川を制止した』。
幸運を最大限祈り、『ラジカセの破壊』の為に己のスタンドを振るっただろう。

                         ――――だが。

意見が正しいかどうかとは別の話で。
この件に『小石川』が尽力している事を知っていて。
既に報酬も貰っている。そいつが自分の『幸運』を頼ってきたのだ。

        幸運を売る薬師丸はハッピーエンドを愛している。
        それを望む者を無碍にする気はない。『別料金で』だが。

(ま、結局のところ、どういう状況かは分からないけど、
 あんた一人で突撃するようなタイプでもないでしょ。
 私が祈るのは。『説得』が『なんとなく上手くいく』ことじゃあなくって)

『レディ・リン』を発現。自分自身に『3つの鈴』を発現して『幸運を呼ぶ』。
『小石川』――――『小石川と、その傍にいる者達』にとっての幸運を、ただ祈ろう。
幸運とはこの世界の風向きであり個々人の利害を超えた領域にある力だ。
小石川のやり方に『理』があるなら――――きっと、その背を押してくれる。

(――――あんたが『説得したことを後悔しない』終わり方だ)

彼女の説得内容自体も、薬師丸は知る由もないが、きっと正しい。
『永遠の夏』にあって、被害者が胸躍らせた『夏の楽しさ』に無いもの。
すなわち『夏の魔物のやり方では夏を楽しませられない事』の証明だ。

とはいえ、『他者の不在』は『風物詩化した人間は他人とつながりのない夏を過ごす』という前提の上での話。
『実は風物詩化した人たちは夏世界に全員集合してみんなで夏を楽しんでます』と言われれば瓦解する。
それでも、『終わりも始まりも無い夏を望んでいた者など、まずいない』というのは、紛れもない事実のはずだが……

                                  ――――見えない情報は運しだい、だ。

778『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/02(土) 23:01:33
>>769-773(小石川)

『小石川』は、『夏の魔物』に向き直り、切々と自分の思いを伝えていく。

『独りで楽しめない夏もある』『一緒に夏を楽しもう』

その後、『盆踊り』を初めとした沢山の『共に楽しむ夏』を提示していき、
最後には『友達』になろうとの提案をする。

『夏の魔物』を憎む『小林』が聞いたら卒倒しそうな、
『夏の魔物』に寄り添った言葉の群れ。
この時ばかりは『リヴィング・イン・モーメント』に聴覚がなくて良かったのかもしれない。

最終的にに『小石川』は『寄り添う』形での『説得』を試みる。

 ………

『おねえちゃんは とてもたくさんの なつのたのしみ方を知っているんだね』

『夏の魔物』が感銘を受けたようにノートに文字を書き連ねる。

『ただ おねえちゃんに な前があるように』
『ぼくにも な前がある』

     『サマー・フォーエヴァー』

『みんなのなつへのおもいをよりあつめて』
『えいえんのなつを ぷれぜんとするためのそんざいだよ』

『みんながなつをえいえんに たのしむのを』
『かんさつしてきろくするのが』『ぼくの一ばんのたのしみ』
『ぼく自しんがなつじたいをたのしむひつようはないんだ』

『なつのはじまりと』『なつのおわりが』『いいというはなし は』『ぼくにはわからないな』
『たのしいことは ずっとつづくのがいいに きまっているとおもわない?』

『それに』『みんなですごすなつが ひとりですごすなつより もっとたのしいのなら』
『やっぱり』『もっとたくさんのひとをここにあつめて』
『えいえんになつをすごしてもらわないとね』

『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』
『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』
『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』

     『えいえんのなつをのぞんでいるにちがいなんだから』

『夏の魔物』―――『サマー・フォーエヴァー』。
名前のとおり、『被害者』達の『永遠の夏への思い』を狂信的に信じ抜く存在。

                 ………

『まあ おねえちゃんがいう きもだめし とかはたのしそうだけどね』

  『なつのかいだんは ぼくもすきだよ はな子さん とか』

            『こっくりさん とかね』

『理外の存在』だが『小学生』のような『無邪気な感性』も併せ持つ………

779『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/02(土) 23:04:20
>>774-776(鉄、小林)

 『小石川』と『サマー・フォーエヴァー』の会話はうまく嵌らない。
 こうなれば、もう、『討つ』しかないのだろう。
 『鉄』が構えるのは、一本の『脇差』。
 『小林』は『ノート奪取』を狙うが、『鉄』はすでに『先』まで行動しようとしていた。

 まずは、『ラジカセ』に―――『一閃』。


   ………と。

                ガッ

            グウウッ

設営が甘かったのか『櫓』の床の一部にくぼみが出来ており、『鉄』はそこに足をとられてしまう。
そして『鉄』が態勢を崩した先には『小林』が『鉄』と同行させていた『水槽』。
『鉄』が体当たりしたような形となり、 『水槽』は少し吹っ飛んでしまう。

『鉄』と『小林』にとって『不運な出来事』―――
しかし、『サマー・フォーエヴァーにとっては幸運』か。

『サマー・フォーエヴァー』は慌てて『ラジカセ』を抱えるような形で持つ。
その様子から『サマー・フォーエヴァー』のなんらかの『策略』といった感じではなさそうだ。
抱えられたことで『リヴィング・イン・モ―メント』の『ラジカセ』への奇襲もやりづらくなった。

とはいえ、こんな事態はそうは続かないだろう。
『鉄』が態勢を整え、再度、『ラジカセ』や
『サマー・フォーエヴァー』に切りかかれば、それで―――『終わり』だ。

>小石川

『小石川』は『寄り添う』事は出来たかもしれないが―――『説得』は実らなかった。

その一方、『鉄』と『リヴィング・イン・モーメント』が不運に見舞われ、
『サマー・フォーエヴァー』への『トドメ』は少しだけ延長された。

『小石川』は、ふと『薬師丸』の事を思い出す。

>私は『魔物』を『説得』します

>『幸運』を祈って下さい

この言葉を『薬師丸』が叶えてくれたのならば、
『鉄』達の『不運』は、『説得の時間を増やす』という
小石川への『幸運』だったのかもしれない。

ただ、『幸運』も永遠には続かないだろう。
本当に『説得』の道があるのかどうかすら不明………

最後のチャンスに賭け、更なる『説得』のためのなにかをするのもよし。
ここを潮時とし、『仲間』に任せるのも、自ら『破壊』に進むのもよし。

あとは、『小石川』の選択次第―――

780『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/02(土) 23:07:05
>>777(薬師丸)

『薬師丸 幸』は突然の『小石川』のメッセージに思考を巡らせる。
彼女はついに『夏の魔物』と対峙し、そしてなぜか『説得』に当たろうとしているらしい。

既に『薬師丸 幸』は『小石川』からは報酬を貰っているが、
更なる『薬師丸の力』を借りるのは『別』の『料金』が必要―――

『幸運』だとか『神頼み』だとかいう『卓越した力』を確実に用いたい場合は、『お金がかかる』。
世知辛い話だが、それは止むを得ない事なのかもしれない。

それにしても『メッセージ』だけ、というのはすこし味気ない。
今の時代、『スマホ』があり、『連絡先』のやりとりがあるのならば、
『音声』どころかいわゆる『テレビ電話』なども簡単に行える。
もちろん、今更、『テレビ電話』を『薬師丸 幸』と行っても
『幸運』は見て伝わるものではないので、状況は変わらないだろうが―――

『薬師丸 幸』は能力を用い『小石川と、その傍にいる者』の
『幸運』を『自らの考察』とともに祈る。

『ハッピーエンド』が齎されればいい。それがどんな形であれ。

781小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/03(日) 18:40:48
>>778-780

自分の抱く『理想』は、確かな『現実』の上に成り立ち、
非現実的な『夢想』とは違う。
『叶った願いの数』を『名のある星の数』とするなら、
『叶わなかった願い』は『名もなき星の数』。
もし全ての願いが叶うなら、『彼』も救われていたはず。
世界は『名もなき星』で溢れている。
同時に、この町には『名のある星』も生まれるだろう。
『魔物』が消滅すれば、憑依された人々は救われ、
その家族や友人達も救われる。
『魔物』との戦いの『決着』であり、
『被害者達』にとって一つの『解決』であり、
町全体を巻き込む『事件』そのものの『終幕』だ。

  「――……」

長年に渡り、『魔物』は多くの人々を苦しめた。
『心を弄ぶ行為』は許されない事であり、
その『報い』が与えられるのは当然の帰結。
『加害者』である『魔物』の肩を持つ事も、
『同罪』に当たるのかもしれない。
そうだとしても、『全員』が救われる結末を望んだ。
無論、『被害者達の救済』が第一であり、
そのために幾つもの難関を乗り越えてきた。
ただ、ほんの僅かでも可能性があるのなら、
それに賭けたかった。
結果として、その願いが『名もなき星』になったとしても。

  「ええ……」

『スタンド』には『本体』がいる。
『本体のないスタンド』であっても、
ある日突然何もない所から湧いて来たりはしない。
『スタンド』が『精神に由来するもの』である以上、
そこには必ず『根源』が存在する。
その根源を救いたかった。
ここで『力』で捻じ伏せてしまえば、それは『魔物』と同じ。
仮にも『対話』を持ち掛けてきた相手だ。
だからこそ『説得』だけで終わらせたかった。

  「『これからも夏を楽しませて下さい』」

そして、『小石川文子』は『自らの選択』を貫き通す。

  「――『その先』も……」

『魔物』は被害者達に、
『夏を楽しむ気持ちがある』と信じている。
だからこそ『魔物』は、彼らに『永遠の夏』を与えた。
しかし、『永遠の夏』には決定的な『穴』がある。

  「『来年の夏』も――」

『永遠』というのは、言い換えれば『変化がない』。
詰まるところ『永遠の夏』とは、
『今の夏』の『コピー』に過ぎない。
たとえるなら『2000年の夏』を『リピート』しているのと同じ。
そこには『2001年の夏』も『2002年の夏』も存在しない。
『今の夏の繰り返し』は『未来の夏の否定』に他ならない。

  「『再来年の夏』も――」

『魔物』は『次の夏』と言ったが、被害者に『次の夏』はない。
ただ機械的に『今の夏』を繰り返すだけ。
『夏』に限らず、『季節』は常に変化していくものだ。
『時代の変化』と共に『新しい楽しみ方』が生まれていく。
たとえば、『1970年の夏』と『2020年の夏』は全く違う。
文化レベルの変化だけではなく、環境の変化も含め、
暑い夏もあれば涼しい夏もある。
『全く同じ夏』は一つとして存在しておらず、
『魔物の夏』は『全ての夏』を網羅するには到底足りない。

  「『その次の夏』も――」

『夏を楽しませたい魔物』が『次の夏』を奪っている。
『夏の全面的な肯定』が『夏の魔物』の存在意義。
『今の夏』さえあれば『次の夏』は要らないというのなら、
それは大いなる『矛盾』だ。
『たった一つの夏』のために、
『それ以外の全ての夏』を犠牲にしている。
『夏を愛する者』が『夏』を『否定』している。

782小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/03(日) 18:42:12
>>781

  「『その次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

783小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/03(日) 18:43:16
>>782

『永遠の夏』とは『永遠の停滞』。
『停滞した夏』には、
『次の夏』も『次の次の夏』も『次の次の次の夏』も訪れない。
真に『永遠の夏』があるとすれば、
それは『次の夏』に向かって絶えず歩み続ける『現実の夏』だ。

  「この世の『全ての人』に、
   『全ての夏』を『楽しませ続けて』下さい」

『そのための方法』は『一つ』しかない。
『能力』を解除し、『被害者達』を解放する事だ。
これは『最後の賭け』。
もし失敗したなら、自らの『力不足』として、
その事実を受け入れる。
だからこそ、もう『逃げ道』は与えない。

  「その前に――
   『確認』しなければいけない事があります……」

        ドヒュッ! ドヒュゥッ!

一瞬、両目を伏せ、自らに課した『禁』を破る。
袖の中に隠しておいた『小指』を発射(パス精DCC×2)。
『魔物の目』を突くか、それが出来なければ『単純に押す』。
これが『第一』。
流れるように淀みなく、『第二』に移行する。

    スラァァァァァ――――――z______

事前に切り離し済みの『右手』を飛ばし、
間髪入れず『ビー・ハート』を発現。
即座に『魔物の両腕』を切り落とす(パス精DCC)。
重力に従い、『ラジカセ』も床の上に落下するだろう。

        ドンッ!

               ドンッ!

すかさず『魔物の両腕』を『操作(パス精DCC×2)』。
『魔物』を突き飛ばし、『ラジカセ』から引き離す。
これで『第三』が終了する。
反応する暇も残さない。
『部位』を駆使した『単独連携戦術』こそが、
『スーサイド・ライフ』の真髄。

  「『彼ら』が本当に『夏の風物詩』になる事を望んでいるか……」

  「……『彼ら自身』に尋ねてみましょう」

  「『解除』していただけますか?」

『魔物』は『気軽には試せない』と答えた。
では、『気軽ではない状況』ならどうか。
『魔物』が余裕の態度を崩さないのは、
『自分は安全だ』と思っているからだろう。
『そうではない事』を教える。
極めてシンプルな方法で。

  「――『今すぐ』に」

『ラジカセ』の前に佇み、
『スーサイド・ライフ』の刃先を『ラジカセ』に向ける。
慌てて『ラジカセ』を抱えたという事は、
当然『ラジカセの破壊』を恐れていると考えられる。
つまりは『人質』だ。
実際には『殺傷力』は喪失しているが、
直前に腕を切り落として見せたのだ。
『壊せる』と思わせるには十分すぎる。
『通常の説得』が困難であると分かった以上、
行動を起こす事に躊躇いはない。
ただ、出来る事なら避けたかった。

  「『解除する』か『ラジカセを壊される』か……」

  「……『お好きな方』を選んで下さい」

もし『解除』しなければ、『ラジカセは破壊される』と通告する。
ここまでのやり取りも決して無駄ではない。
『魔物』を『説得』するためには、
『現実』を見せるしかないと確信した。
すなわち『被害者達の本心』を聞かせる事だ。
だが、『魔物』は『解除する気がない』。
それならば、どうするか。
徹底的に追い込んで、『解除する気』になってもらう。

     『小石川文子』は――『甘くはない』。

784『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/04(月) 01:48:08
>>781-783(小石川)

『幸運にも』、もう少しだけ『説得の時間』が出来たため、
『小石川』は最後の『説得』に注力する。

『永遠の夏』―――だがそれは次に発展しない『止まった夏』。
『未来の夏』を楽しんでもらう為に『解除』を望む『小石川』は『正しい』。

 『………』

しかし、その思いは『サマー・フォーエヴァー』に『理解されない』ようだ。
『サマー・フォーエヴァ―』の名を冠する『夏の魔物』にとって、
『永遠の夏』は自らの存在そのもの、『根幹』なのだろう。
その部分の否定は大げさに言えば『生命の否定』―――
たとえば『小石川』達『一行』が、いまさら『単純な説得』だけで
『永遠の夏を認め、一抹や氷山の解放を諦める』事などあるだろうか?
『サマー・フォーエヴァー』の『単純な説得』の『困難さ』はそれと同程度、
と思えば分かりやすいかもしれない。

『サマー・フォーエヴァー』の主張を総合すると、
『永遠の夏を、夏を望む人々すべての者に与える"善意"の存在』
自身の事をそう捉えているようだ。

根幹概念である『永遠の夏』自体の『否定』は困難―――

であれば、焦点は『すべての者が永遠の夏を望んでいたかどうか?』となる。
そこを『否定』できる明確な『証拠』を提示できるのならば、あるいは
『サマー・フォーエヴァー』の『改心』が狙えるかもしれない。

 ドヒュッ! ドヒュゥッ!

      スラァァァァァ――――――z______


        ドンッ!

               ドンッ!


『禁』を破り、『小石川』がとったのは『魔物の両腕』の切断。
落ちた『ラジカセ』を確保し、『小石川』の言葉だけの
『説得』は、人質を用いた『脅迫』へと形を変えていく―――

 ………

     ―――わずかな時間が過ぎた。

『サマー・フォーエヴァー』の意思は確認できない。
『両腕』を切ってしまえば『ノート』を書けないからだ。
『ノート』自体は『両腕』を切った時点で『消滅』した。
『スタンドヴィジョン』のごとく自由に出し入れできるものなのかもしれない。

『解除』は―――
『夏祭り空間』になんの異変も無い以上、おそらくされていないのだろう。

                  ………

『サマー・フォーエヴァー』にとってみれば何十年もかけて
コツコツと『永遠の夏』を与える『善行』を行ってきたのに、
いきなりやってきた自らの存在を脅かす『闖入者』に
『あなたの善行は、相手が望んでいないかもしれない。
解除して、すべて無かったことにして、相手に望んでいるかどうか訊いてみよう』
と提案されたような形か。
解除してしまったら何十年もかけて行ってきた『救済』がゼロになってしまう。
『気軽には出来ない』と断ったら『ラジカセ』という
『生命に近しいもの』を人質にされて『脅迫』されている………

『サマー・フォーエヴァー』には『夏を求める人に永遠の夏を広めていく』という使命がある。
そこに無理やり、『救済』をゼロにするような脅しをかけられた事で
『殉教者』のような『やるならやれ』といった頑な態度を引き出してしまったか―――
『対話』の『象徴』である『ノート利用』を封じられたのも、この態度の一因かもしれない。

                    ………

さて、ここからは『拷問』でも始めるか、
あるいは一思いに『滅ぼす』か。

 『撃退』できれば、それで、終わる―――

【今夏で『夏の魔物』を撃退できたとして、また来年の夏以降に現れる事はない】

 『小石川』はその『事実』を確信をもって『知ることが出来ている』のだから。

>鉄&リヴィング・イン・モーメント

『鉄』および『リヴィング・イン・モーメント』が
態勢を整えると、事態は進展していた。

『小石川』が自らのナイフで
『サマー・フォーエヴァー』の両腕を切りとり、
『ラジカゼ』を確保していたのだ。

『小石川』もようやく踏ん切りがついたのかもしれない。
トドメは『小石川』に任せてもいいのかもしれないし、
あるいは『鉄』や『リヴィング・イン・モーメント』が動くのもいいだろう。

もちろん、他の行動をしても何も問題はない。
『最終局面』において、すべてが自由だ。

785小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/05(火) 03:19:50
>>784(質問)

・その『ラジカセ』には『Electric Canary Garden』のチャンネルへ
切り替える機能は存在しますか?

786『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/05(火) 05:56:39
>>785(回答)
見た目は『おばあちゃん家』にありそうな、なんの変哲もない『ラジカセ』。
『ラジカセ』なので『チューナー』はついている。
『ラッコ』が『Electric Canary Garden』を聴いていたし電波自体は届いているのだろう。
ただ、『故障』しているかもしれないし、最終的にはやってみないと分からない。

787小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/05(火) 10:17:56
>>786(回答に感謝を)
>>784

『夏の魔物を倒せたとして、その後 どうなるんだろうな』

そんな会話をしたのは、先発隊で調査に出た方たちの情報を親友が共有して
大多数の町のスタンド使いに助力を集ってた何時頃だったか。

『いやさ。まだ調査段階だが、今回のスタンド事象って
だいぶ特殊だろ? 人間を別の物体に変化する。更に弱点といった弱点も
明確に存在するのかも不明。ジョーが以前に話してた幼少の頃に遭遇した子の時さ
かなりきつい体験したんだろ? アレ見たいに、夏の魔物に色々弄られたのって
正常に戻れんのかなって……ちょっと思ったんだ』

小石川さんが『夏の魔物』へ会話。否、説得をしてるのを見つつ
そんな回想がふと頭の中で思い出された。

この家で、住居者である高齢の婦人が居た間で邂逅した幻影。
 それは私の過去の現身であったものの。確かに今現在『水槽』で
直視してる魔物とも妙な相似を感じる。……ならば

pi

スマホを取り出し『鉄さん』に通話する。水槽では会話は一応出来るが
聴覚の共有が無い為に手間が掛かる。今も鳴り響く『ラジカセ』の星見音頭と
櫓を踊り回る盆踊りの者達の足音で外側から会話も出来ない。

鉄さんから、小石川さんの『説得』の内容を聞き。成程と相槌うちつつ
思考する。自身は一片の慈悲すらなく討とうとしたが小石川さんらしいと
言えばらしい行動だ。自分も思考してみる

(『ラジカセ』……魔物の心臓部、手は斬り飛ばし既に詰めの段階。
…………然し、親友が仄めかした事と私の過去を比較すると……このまま
魔物を消滅させても、その呪いと言うか無理に絡まった糸を断ち切るのは
謂わば後遺症を他の者……そう一抹君にも私と同じ過去の苦しみを……)

仮定であり可能性の域を出ない。だが、以前に夢の中で半ば殺され
空白の記憶を体験してる自身からすれば妄想と一笑は出来ない。

考えを纏めようとする……太鼓の音、集団の足音、何より『ラジカセ』の
音が五月蠅い。ラッコさんが周りで『ラジオ』を流しても祭りの伴奏が
思考を邪魔する。

――『ラジカセ』?   『ラジオ』……。

「……は はは、そうか……一抹君」

――夏の風物詩 夏のクリスマス作戦

「私は……やっぱり……そうか、答えは目の前に……一抹君。
私は、一抹君……私はドジで……鈍間で……本当に……無力だったんですよね」

お面をずらし、汗ばんだ髪の毛を払いつつ呟く。

「――『水槽』では
――ラジカセの『チューナー』を弄るのだって難しいのだから」

788小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/05(火) 10:53:55
>>787続き

『……貴方は【永遠の夏】を望み、そしてソレが正義なのですよね』
             キュルキュルキュルキュルキュルキュルゥ
 
『そして、【私達の答え】で納得しないのでしたら
――直接【貴方自身の答え】を以て、それの成否を問えば良い。
丁度良い、本当に丁度良いタイミングなんですよ。
――もうすぐ『Electric Canary Garden』では
【夏のクリスマスに対する町の皆さん感想】が始まる筈ですから』


……我々の言葉では、まず【夏の魔物】に響く事は無い。

なら、その物が担う『心臓と同等の存在』から放つ我々が目の前の存在を
打倒する為に開始した『夏のクリスマス作戦』

評判は、好評だった。私は、この星見町の人々の善性を織っている


『Electric Canary Garden』を通し、夏のクリスマス作戦の感想で
奇妙だけど楽しかった、〜〜が面白かった……そう言うのに交えて
学生なら『未来への展望』。子供なら『将来の夢』
高齢の方たちなら思い出話など交え『過去の憧憬』など含め語ってくれる筈。

――それは『不変の真逆』だ。
『永遠の夏』には、『先への可能性』が断絶されてる。
夏の魔物の認識する永遠の夏の幸福の理外の希望を願う感想。
 信じられず耳を覆いたくても、既に魔物には耳を覆う腕も無い。

ピーター・パンのネバーランドでは子供たちは永遠に子供である。
 ならばチクタクワニの時計の音で世界を覆えばどうなるのか?

『チューナーを回すのは、お二人にお願いします
何も出来ず、申し訳ない……』

この存在が夏と言う『町が産み出した影』なのならば。

我々が築いた『町を成り立つ人たちの声』にて裁いてもらう事にしよう。

それでも魔物が昇華されないならば、今度こそラジカセに
『塩水水槽』を落とす事になるだろう。

789小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/05(火) 16:30:41
>>784

『魔物』に寄り添う事を決めた時、半ば諦め掛けていた。
しかし、『この状況で起こり得ない事』が起きた。
『シヴァルリー』の攻撃が一時的に止められた事だ。
おそらくは、『薬師丸』が引き寄せてくれた『幸運』。
それがなければ、『脇差』の一撃で、
この事件に幕が降りていたはず。
だが、そうはならなかった。
目の前で『奇跡』が起きたからこそ、
折れかけていた心を再び奮い立たせる事が出来た。

―――――――――――――――――――――――――

  「私は――あなたの『友達』です」

いつの間にか『熱』が頬を伝っていた。

  「このままでは、あなたは消されてしまうでしょう」

一瞬の後、『涙』が流れている事に気付く。

  「私は……『それ』を止める事が出来ません」

『小石川文子』にとって『力で解決する』のは『最後の手段』。
そして、『力を使う』のは『その手前』。
だからこそ、『肯定』して欲しかった。
『ビー・ハート』は『傷付けない力』だが、もう『次』はない。
先程は『水槽』を防いだものの、自分一人だけでは、
『シヴァルリー』と『リヴィング・イン・モーメント』を、
同時に阻止する事は不可能。

  「ごめんなさい……」

どれだけ『止めて欲しい』と言っても、もはや『限界』だ。

        今度こそ『本当に傷付けなければならない』。

  「……ごめんなさい」

『終わらせるしかない』――その可能性が脳裏を掠めた。

  「ごめん……なさい……」

滴り落ちる雫を拭う事もせず、『魔物』に詫び続ける。
助ける事が出来なかった。
『誰も傷付いて欲しくない』という願いは、
『一つの星』となるだろう。
『名もなき星』の一つとして。
私は、それを永遠に見上げ続ける事しか出来ない。

>>787-788

  「――……!」

聞こえてきた言葉に目を見開き、自らの考えた事を思い返す。
『狭い世界』に閉じ篭っていては『現実』は分からない。
『魔物が単独で作り上げた夏』よりも、
『町全体で作り上げた冬』の方が『強い』。

          ……フッ

両手に握られた『ナイフ』が幻のように掻き消える。
『小林の意思』に一縷の望みを託し、『チューニング』を行う。
それが『全員』を救う事に繋がると信じて――。

790鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/05(火) 22:18:45
>>784

「──────────」

不覚にも床に足を取られ、更には『水槽』を巻き込んで転倒してしまった時は
これが『夏の魔物』の新たな策かと思ったが、どうやら違うようだ。
ただの偶然が味方したのか。あるいは、彼を生かそうとする第三者の意志か?
立ち上がり、『脇差』を構える。

「・・・・・・・・・・」

だが、『小石川さん』と『小林さん』には何かまだ策があるようだ。
それは、自分達だけの言葉による説得とは違う、この街に住む人々による直接的な言葉。
そして『小石川さん』がチューナーを操作した。

自分としては、どちらでも良い。
確かに『夏の魔物』を殺さずに無力化できるなら、その方が道徳的には正しいだろう。
だが、仲間や民間人が犠牲になる恐れがあるならば、躊躇なく自分は『夏の魔物』を殺す。
どうせなら前者であってほしいが、そうでなければ再び『脇差』を振るう。
今度は足元に気をつけながら、ゆっくりと。

791『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/06(水) 00:09:32
>>790(鉄)

『鉄』にとって、最大の任務は『夏の魔物の被害者を救う事』。
その方法をより良いものにしようと模索する自体には否定しないが、
万が一にも、それにより、『しくじる』事があってはならない。

すべてのイレギュラーを許さないよう、
『鉄』はある種の『審判』のように『脇差』を光らせる。
今度は―――『失敗』などしないはずだ。

>>787-788(小林)

度重なる『リヴィング・イン・モーメント』の『失敗』は、
逆に『小林』に考察の時間を与えてくれた。
『鉄』からの情報を『スマホ』で手早く確認し、思案を巡らせる。

そこで、『無理やり夏の魔物を消滅させても、呪いのように後遺症が残る』可能性に思い至る。
それを言うのならば、そもそも『消滅により解除されるかどうか』も不明か………
その答えは『サマー・フォーエヴァー』自身も知らないのかもしれない。
『自分の死後の世界』について、答えられるものなど、普通は居ないのだから。

そうなると、『小石川』の『説得による解除要請』は単純に
『心情』や『倫理的』なものだけでなく、『安全策』としての価値も持つ。
『小林』はその考えから『説得』に協力する事とし、
ひとつのアイディア、『ラジオによる説得』を思いついた。

『ラジオ』―――『Electric Canary Garden』。
『ハッピー・スタッフ』が流しているそれはちょうど
【夏のクリスマスに対する町の皆さんの感想コーナー】へ差し掛かっている。
おそらくは『クリスマスへの賞賛』、そして願わくば『過去や未来』の話があればいい。
『星見町の多くの人々』が結果的に『永遠の夏』を否定するような文言を
口にするのを聴けば、『サマー・フォーエヴァー』の考えも変わるかもしれない。

      ・・・・
『小林』は『ラジカセ』の『チューナー』変更を、要請する。


>>789-790(小石川)

『小石川』が『涙』と『謝罪』と共に『チューナー』を切り替える。

 それにより―――


  『星見町音頭は止み』、『Electric Canary Garden』が流れ始める。


   ド ド ド ド

          ド ド ド ド    ド

                        ド ド ド ド


次の瞬間、『夏の魔物』が身をすくめ、ビクビクと震え始めた。

『Electric Canary Garden』で改心した―――?

       いや、これは『それ以前』の話だ。


『櫓下』を見ると、『盆踊り』が完全に止まっている。『太鼓』の音も止んだ。
『星見町音頭』が止めば、『祭り』も、終わるという事だろう。
『提灯』がその明かりを次第に落とし始める。
囚われていた『リヴィング・イン・モーメント』も解放された。

『サマー・フォーエヴァー』は苦しみも、がいている。
姿が少しずつ薄れていくのは、一般的な『夏の終わり』が来たからではなく、
おそらく、『夏祭り』が終わり、もはや、
『サマー・フォーエヴァー』が存在できる濃度の『夏』が
『星見町内』に存在しなくなったという事なのだろう。

 ………

  『ラジカセ』が、『サマー・フォーエヴァー』の『心臓部』………

結果的にこれは正しいのだろうが、
そもそも、それ単体では『夏の風物詩』ではない『ラジカセ』を
そう判断した理由は、これが『夏祭り』の基調となる
『星見町音頭を流し続けていたから』だったはずだ。

『心臓』は正確には『【星見町音頭が流れる】ラジカセ』であり、
それを止めるのは『心臓の鼓動を止める』のと同義。
その状態ではどんな『説得』も頭に入るはずもないか………

もし、『星見町音頭』を消す事の問題に気づけたならば、
同じ案でも『スマホ』で『ラジオアプリ』を用い、
声を聴かせるなどという事も思いつけたかもしれない―――

今の『ラジオ』は『動画』なども公開しているケースがある。

『スマホ』で『音声だけでなく動く姿まで流し』、
それを『サマー・フォーエヴァー』に見せる事で、
『説得の材料』にする事も不可能ではなかっただろう。

792『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/06(水) 00:16:38
>>789-790(小石川)

『櫓上』に上がる少数の『代表者』の一人となり、
『見えないタイムリミット』に怯えながらひとり、『説得』を続けた『小石川』。
『サマー・フォーエヴァー』に『一人でいる事の限界』を説いていたが、
『小石川』の方も、『一人で説得しないといけない』と気負い過ぎていたのかもしれない。

『一人でなんとかしなければ』と、『両腕』を切り落とすという
『力』を交え始めてから、もしかすると、軸はブれ、歯車は狂い始めていたか―――

『小石川』や『スーサイド・ライフ』では『言葉による説得』や『脅迫』しかできなくても、
『協力者』達の中に『サマー・フォーエヴァー』に事実を突きつけるのに
『適した者』は居たかもしれない―――

【『夏』は、皆で楽しむもの】と、『小石川』は言った。

であれば、『説得』も『一人』ではなく、もっと誰かの力を借りたってよかったのだろう。

          【『夏』は、皆で終わらせるもの】―――

 ………

『サマー・フォーエヴァー』にとっては『心臓』を止められ、
代わりにその『心臓』から自分の嫌いな『冬への賛美』を流されたようなものだ。
この『苦痛』はいかばかりか―――
こんなことならば、いっそ、一思いに鉄に『介錯』されていた方が
『サマー・フォーエヴァー』にとって幸せだったのかもしれない。

                    ………

『サマー・フォーエヴァー』の『両腕』を断ち、『心臓』を止めた『小石川』………
その当人である『小石川』がなぜか泣きながら『自分は友達』だと言い放ち、謝罪してくる。
そして、それに対する怨嗟を、悲鳴を綴る事さえ、『小石川』に封じられている………

見方によっては、最後の最後、はからずも『魔物』めいた
挙動をしてしまったのは『小石川』の方だったのかもしれない。

もちろん、『サマー・フォーエヴァー』を『星見町』の憎むべき敵とみなすなら、
苦しみ抜かせて『消滅』させるのは間違ってはいないが………
それが『小石川』の『望んでいた事』だっただろうか―――?

さて、これから、どうするか。
『星見町音頭を再度流してやるから解除しろ』と迫るか?
それは正しく『拷問』―――手段を選ばない、というのならやってみても良いだろう。

そんな事をしなくても、放置すれば『サマー・フォーエヴァー』はおそらくこのまま『消滅』する。
まだ『説得』しようとしていた事を考えれば、『想定外』の『終わり方』かもしれないが、
『小林』が懸念した『消滅後の呪いの可能性』さえ無視すれば、それもまた一つの『終わり』だろう。


                                         ………

         『終わって』もいいし、『終わらなくてもいい』。

  ………

>『小林』以外の櫓下

『小林』が『スマホ』を用い、『櫓上』の誰かと話したようだ。
どうやら小林案により、『魔物のラジカセ』から『Electric Canary Garden』を流したようだ。

  それにより起こる事は―――

『盆踊り客』は『盆踊り』を止め、『太鼓奏者』はバチを置く。
彼らは満足したと言わんばかりに、ゆっくりと『帰り支度』を始める。
ちょうど、『屋台』や『屋台客』のようにこのまま時間が経てば、
『いつのまにか』居なくなるのだろう。

『提灯』も少しずつその明かりを消していく。囚われた物品も、『解放』されたようだ。

どうやら『星見町音頭』が鳴らなくなったので、『祭り』が終わりつつある、という事らしい。
今までの推測が正しければ、それによりこの『星見町』に『夏の魔物』の居場所がなくなり、
結果、『夏の魔物』の消滅に繋がる………はずだ。


※『小石川』『小林』『鉄』はレスをお願いします。
※他の方々は『任意』です。

793小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/06(水) 11:42:33
>>791-792

「……と、いま現在の状況が櫓の上での出来事です」

鉄さんとスマホで現在進行形で起きてる状況の情報共有を櫓の下で待機してる本体である
小林が周囲の同行していた仲間たちに説明を行う。

「私に出来る術は……正直、ほぼ有りません。皆さんに解決する策があれば
是非とも頼みたい」

『ラジカセ自体が心臓部』と言う解釈をしてたのが大きな誤りだった。
 不幸中の幸いと言えば、チューナーを変えれば夏の音頭は再生される。
だが、振出しに戻る訳ではないだろう。夏の魔物の気持ちなど知る由もないが
両腕を切断され、心臓である部分を好きに弄繰り回されて喜ぶような精神性で無いだろう。

解決策……1つ、このまま『ラジカセ』を破壊する。
もっとも単純で、本来予定していた行動だ。反対もない
未知数の『呪い』と言う、私の過去に幼馴染が自分に負わせたような症例を無視すればだ。

解決策……2つ、星見音頭を再びラジカセで流し、説得を続ける。
かなりの難解で、可能性は低い。
 あちらからすれば『拷問』だろう。再び領域として小さい夏として行動可能として
激しい苦痛が長引くのだろうなら自分から消滅を選びそうだ。

(だが、他に力ずく以外で何かあるか……? この手詰まりな状況
『夏の魔物を説得して改心』……出来る筈がない。
夏の風物詩に変化したものに直接喋らせるようなものだ)

「『可能性は……低い。私や、小石川さん、鉄さんの能力では
――だが、別の誰かならば』」

私達は、星見町のありとあらゆる人たちの協力を求めクリスマスを実現させた。

出来るだろうか? 夢のような出来事だが……第三者の力を借りて
夏の魔物の目を覚まさせる事など。

「解決策があるなら、私の『水槽』で制止を出して
ラジカセから再び星見音頭を流せば僅かな猶予が出来る。その策を
実行する時間もあるでしょう。
 無いのなら……『終わり』ですね。ラジカセを破壊します」

この水槽にはいる『塩水』……未だ流せない私の涙の代わり
それが悔しさになるか歓喜となるか、それは終わり方によって決まるだろう。

794小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/06(水) 18:07:36
>>791-792

  「あッ……あッ……!?」

瞬間、一切の思考が停止した。

  「――そんな……!!」

同時に、自分の犯した『過ち』を悟った。
何もかも一人で背負おうとした。
それは一種の『狂気』だった。
自分自身を追い詰め続け、
自らを『孤独の淵』に追いやっていた。
その結果、自ら『最悪の悲劇』を呼び起こしてしまった。
どう償えばいいのだろう。
心の中に『罪の重さ』が圧し掛かり、
もはや『涙』すらも止まっていた。

  「私は……こんな事を望んでいなかった……!!」

『喪服』よりも黒い『絶望』が心を支配する。

  「――鉄さん……」

  「私が飛び降りたら……『星見音頭』を流して下さい……!!」

『魔物』を抱えて、『櫓』から身を乗り出す。

  「七篠さん……!!」

  「今から飛び降ります」

  「『私達』を受け止めて下さい!!」

『盆踊り』も『提灯』も止まっている。
今なら妨害される心配はない。
『魔物』や『ノート』と共に飛び降り、
『七篠の能力』で受け止めてもらう。
全ての『枝』を使えば、二人分を支える事も可能だろう。
仲間達が来るより、自分が飛び降りた方が早い。

  「皆さん、お願いします!!

  「『ライブカメラ』を!!」

  「『魔物』に『町の様子』を見せてあげて下さい!!」

飛び降りながら、仲間達に向かって叫ぶ。
街中に設置されている複数の『ライブカメラ』の映像を、
『全員のスマートフォン』を通して『魔物』に見せる。
『夏のクリスマス』を楽しむ人々の様子を。

   ――諦められない……!!

   ――諦めたくない……!!

もはや全ての可能性は絶たれてしまったのかもしれない。
『無用の苦痛』を与えた罪は、自らのものとして受け入れる。
だが、ここに来て、自分の願いを改めて強く意識した。
『魔物』を助けたい。
『被害者達』と同じように。

795鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/06(水) 23:07:58
>>791

「・・・・・ふむ」

どうやら『夏の魔物』が作り出したこの空間の内部でも、『夏』がなければヤツは存在できないようだ。
外の街は真夏でありながら『クリスマス』に染まっているため、それも道理か。
気になるのは、自然と夏が終わっていく時は『夏の魔物』はまた来年に発生するのだろうが、
こうして突然に夏を奪われた場合には、『消滅』すると認識して良いのだろうか?

突然とは言えど、『星見街音頭』が止まり『祭り』が収束を迎えていくのは、日常でも起こり得る範囲の『夏の終わり』だ。
周囲に存在する『クリスマス』による圧が、それだけ強かったのだろうか?
何にせよ、『夏の魔物』に関して分からないことはあまりに多い。この結果も致し方ない所だ。
苦しませるのも忍びなく、またあるいは『消滅』するふりをして来年の機会を窺っている可能性もある。
速やかに『対処』しよう──────────。

>>793-794

「・・・・・あなた方は・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「承知」

しかしまだ諦めていない二人を見て、『脇差』を帯に差した。
自分は『敵』は『敵』として認識する。
加害者に例え罪の意識がないとしても、その能力の強大である、また説得が不可能であると判断したなら、刃を向けることに躊躇はない。
それが最も犠牲を抑えることに繋がると信じているからだ。

『小石川さん』の叫びも『夏の魔物』のそれも悲痛なものだ。
いっそ独断で『夏の魔物』の首を落としてやった方が、まだ両者にとって楽かもしれない。
けれど、小石川さんも小林さんも、まだ『この先』があることを信じている。
ならば、自分の主義を曲げてでも最後まで二人に付き合うことを選択した。
『ラジカセ』のチューナーを操作して、『星見音頭』を再度流す。

796『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/07(木) 02:11:54
>>793-795(小石川・小林・鉄)

『鉄』は『サマー・フォーエヴァー』の生態の不明瞭さに思いを馳せつつ、
結局は、『小石川』たちの動向を見守る事とした。
タイミングを見計らい、再び、『星見音頭』を流し始める。

見守るしかないのは、『リヴィング・イン・モーメント』も同様―――
『ラジカセ』の破壊の目を残しつつ、ただ、『小石川』の動きを待つ。

 ………

『小石川』の胸に様々な負の感情が去来する。
しかし今はそれに浸り、足を止める時間はない―――

『小石川』の指示で『七篠』が『枝』を用意する。
『小石川』は『サマー・フォーエヴァー』と共に『櫓下』の『一行』と合流した。

『小石川』の依頼に幾人かの『一行』が、
『スマホ』で『ライブカメラ』の映像を出す。
複数あるとはいえ検索してすぐに出る映像は、
『駅前のクリスマスツリーの映像』。
昨日に引き続き、ツリーはまだ設置されているようだ。

 と―――


   『映像』には『見知った顔』が映っている。


 ………

『民家』に集まったのは、
『一抹の不安』を覚えた、『協力者』たちの
『氷山の一角』。

ここにいる『一行』だけではなく、
それ以外の『すべての協力者』たちも、
『星見町の終わらない夏』を『終わらせる』為の
正統な任務(ミッション)の『参加者』である―――

                    ………

※今まで『ミッション』に携わっていただいた
※『すべての協力者【PC】』は、『幸運』、あるいはなんらかの『必然』で
※『クリスマスツリーの前に集まっていたレス』をして頂いて構いません。
※(ただし当然、『時系列的に自然に集まれる方』のみ)。
※ただ、それら全員が継続レスする事となると煩雑すぎるので、
※『なにか出来る事がないPC』は参加レスのみであとは
※『誰かがなにかをやるのならば、全面協力するNPC』のような枠組みで
※それ以後は任意レス状態(してもしなくてもいい)でミッション参加していただきます。
※逆に『人海戦術が有効ななにかをしたい方』は継続レス必要ですので、
※その旨、レスで分かるようにして頂けると幸いです。

※これより、『48時間』、参入レスを待ちます。
※今レスでは現パート『終わる夏編』に参加している方々もレス自体は『任意』です。
※あらゆるレスがなくても『48時間後』、進めます。

797<削除>:<削除>
<削除>

798空井イエリ『ソラリス』:2022/04/07(木) 11:16:44
>>796(GM)

昨夜の激戦は『イエリ』らの勝利に終わった。
というより、『星見町』の勝利と言うべきだ。
どう足掻こうが、町を敵に回した故の敗北が結果。
イエリらは負傷も完治し、後は吉報を待つだけ。
そのはずだったのだが――――『それ』が届かない。

(忙しくって、そんな場合でもない……
 まあ、おれなんてのは末端も末端だ。
 話が来てなくても、おかしくはないんだけどな)

文字通り、イエリの関与は『僅か』で、
そもそも被害者の顔すらほぼ知らない。
それは、何の報せも無くても当然だろう。

だが……イエリが関与した人間の中には、
この件の中核を担うような人間も数名いた。

      ・・・そこから話くらいは来そうな物だ。


(だが、もし、まだ終わってないって話なら、
 おれにはもう少しばかり『やれること』もあるだろう)

思い立ってみたはいいが、特に情報もない。

……そうしてこの『クリスマスツリー』というランドマークに来たのは、
行き当たりばったりか、それとも何かしらの『偶然』かは分からない。


            まずは『イエリ』が来た。
             今はまだ、来ただけだ。

799三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/04/07(木) 20:51:35
>>796

そしてまた一人
いや、『二人』の人物がやって来た

「そういえば、『クリスマス』はどうなったんでしょうねぇ」

俗に言う『Xデー』・・・・『クリスマスイベント』から一夜明けて、
三刀屋は駅前のクリスマスツリーの前を歩いていた
それというのも、この場所に設置された巨大ツリーは
三刀屋が『ウィンターじいさん』との交渉により置かせてもらっていたものだからだ

勿論、この場所に来たのは三刀屋だけではない

「ねえ、『ウィンター』さん」

そう・・・・Xデー影の立役者の一人である『ウィンターじいさん』もまた、この場所に集っているのだ
二人は自分たちがやってのけた『イベント』について語り合いながら、時間を過ごしていた

「あれ? どうやら『ライブカメラ』が設置されてるみたいですねぇ
 どうです、『ウィンター』さん。 折角なので何か話してみては」


『夏の魔物』はこの星見町を拠点に長い年月『夏』を楽しんできたのだろう・・・・
ところで・・・・長い年月『冬』を楽しんできた人物ならここにもいる

『ウィンターじいさん』・・・・彼もまた、『冬』を楽しむ事に並々ならぬ執着を見せており、
例のスタンドが『夏の魔物』と称されるならば、彼はまた『冬の魔人』と言う事も出来るだろう

『夏の魔物』はこの街に居ついて何年になるだろうか・・・・
三刀屋自身は知らない事だが、『風物詩』にされていた人々の数を考えると十年や二十年では足らないだろう
ならば・・・・そんな『魔物』の長い生涯の中で、彼に匹敵する程の『冬の魔人』の存在に気が付かないわけがないのでは?

何せ・・・・彼が住む家は『冬』に満ちている
『夏の魔物』にとって、毒物の保管庫にも等しい彼の家の存在は魔物の注意を引かないわけがない
ならば・・・・自身と相似する存在でありながら、正逆である『冬の魔人』の語る言葉は、
魔物自身も看過できない程の影響力があるに違いない

「そうだなぁ・・・・。 そういえば、『ウィンター』さんは冬・・・・特に『クリスマス』が凄い好きなんですよねぇ?
 それなら、もしも・・・・もしも、『クリスマス』が永遠に続いたとするなら・・・・」

その疑問の回答は・・・・『夏の魔物』にとっても無視できるものではない
何せ、方向性を違えただけで精神性に置いては自身と『同等』の存在である
彼の意見は『夏の魔物』の絶対的な『狂信』を揺るがす一石になるだろう・・・・

「『ウィンター』さんは嬉しいですか?」

その答えが『肯定』であろうと、『否定』であろうと・・・・

800村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/07(木) 22:46:13
>>793
>>796

 「なにかゴチャゴチャやってるかと思ったら、そういうことか。」

小林の説明を受けながら、櫓の上へと目を向ける。

 「最初に言った通り、おれに出来るのは『荒事』だけ。
 『説得』なんてのは『専門外』だ。話の通じねえ相手とは特にな。
 『なんだか気が咎める』って甘っちょろいこと考えんなら、今すぐ櫓ごと吹き飛ばしてやってもいいんだぞ。」

冷ややかに言い放って櫓に背を向け、『筒棒』を放り捨てて来た道を戻るように歩き出す。
『撤収』だ。もはやこの場に長居する理由などありはしない。

 「おれがあの場にいない以上、お前らの好きに、ただし確実に『とどめを刺せ』。
 説得だろうが介錯だろうが拷問だろうが好きにすればいい。
 過程はどうあれ、『夏の魔物が消える』という『結果』だけがおれの望みだ。
 おれにとっちゃ、そのほかはハナから『どうだでもいい』んだからな。」

『終わり方』の美醜など気に留める気もない。
ただ『おれの世界の敵』を『排除』する・・・そのためだけに動きつづけてきたのだから。
最初からそうだ。そのほかのことは『どうでもいい』。
すべては終わりつつある。今更体面を保つ必要もない。

801朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/07(木) 23:44:26
>>796(GM)

「夏のクリスマスっス! 夏のクリスマスっスー!
 みんな、今日も夏のクリスマスを盛り上げるっスー!」

『幸運』か、もしくは『運命』か。
朝山もまた、怪我から復帰をすると夏のクリスマスの佳境でも
愚直な程に真っすぐクリスマスを盛り上げようとツリーの場所で
踊りつつ声高らかに夏のクリスマスを喚起していた。

(なんか今日は大きな事が起きそうだから
大金も奮発して持ってきたっス!)

辻蹴りを倒した時などの金銭。『十万』を携行しつつ踊りを続けている……。

802朱鷺宮親子:2022/04/07(木) 23:50:39
>>793
>>796
笑美「ふー、解決したかと思いましたが
    まだなにか必要そうなんですかー?」
周りに居た盆踊りの列が退散したのをみて
二人は櫓へ歩いてきた。

涙音「…このまま破壊しても私はいいと思うけど…
    まぁそれだと後味が悪いですし…」
涙音としてはどちらでも良さそうだが

笑美「私達も出来る限りのことをいたしましょう。
    最後まで粘ってみるのも、ありじゃありませんか?
   それに、」
小石川へと視線を向ける。

笑美「これまでの恩返しも兼ねて、やってみます。」
二人にできることがあるならば…そういう部分では見解は一致しているようだ。

803遊部『フラジール・デイズ』:2022/04/07(木) 23:53:21
>>796(GM)

(流石に、大分閑散としてきたな。数日……クリスマスムードが保てば
良いほうだな)

助力はされたが、遊部の中の『私』は決して街の住民の正義の味方ではない。

ただ己の目的の為に、助ける時は助けるが。非効率であれば見捨てもする

夏の魔物とやらに囚われた存在も、正直いえば何の情もないが
表向きは善意の協力者の体裁を取り繕ってはいた。

(この前の人形など、特異なスタンドらしきものが見つかれば良いと
思ったが、流石にそうそう見つからないが。ツリー周辺には
どうやら人が多く居るな……他のスタンド使いの情報が見つかるかもな)

善なる意思でなくも、遊部もまたツリーの元に引き寄せられている。

804ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/08(金) 10:39:22
>>796

「――――今日こそ私が『主演女優』になるのよ!」

意気揚々と現れたのは、
サンタ風ファッションに身を包んだ幼稚園児。
悪趣味な成金の娘であり、傍若無人な五歳児。
その名は『ダイアナ・オールライト』である。
今回の一件について、一応『関』から連絡は来ていた。
だが、直接的な関与は何一つしておらず、
『それ以降の話』も知るところではない。

「フフン――――」

はっきり言って『末端以下』…………
『主演』どころか『端役』にも満たない『モブ』に過ぎなかった。

「『本物のサンタ』に会った私がね!」

そう――――――『過ぎなかった』のだ。
だが、今は違う。
何しろ、『本物のサンタクロース』と出会い、
直接『プレゼント』を受け取ったのだから。
これを『主演女優』と言わずして何と呼ぶ?
実際は『大舞台』からは全く外れているのだが、
ダイアナ自身は自らが『主役』であると信じて疑わなかった。

「フフン、ちゃんと『証拠』もあるんだから」

『サンタ』からもらった『プレゼント』。
『チェアリボン』をベルトのような形で腰に巻き、
背中の辺りで結んである。
これこそが『サンタと邂逅した証』なのだ。

「みんなに見せてあげなくちゃね、フフン!」

そういう訳で、出来るだけ大勢に見せびらかそうと、
人が多いであろう『クリスマスツリー前』にやって来たのだ。

「『本物のサンタ』にもらったのよ!フフン、スゴイでしょ!」

ダイアナは『サンタクロースの存在』に懐疑的であった。
ゆえに、部屋に侵入した『エド・サンタ』を『泥棒』だと考え、
その正体を暴くための『やり取り』を行った。
静かな戦いの末に、ダイアナは最終的に『サンタを信じた』。
そして、『今』に至る。
ダイアナ自身は知る由もないが、
この事件を形作る『ピース』の一片であった。

805夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/08(金) 10:47:58
>>796

『昨日』は色々あった。
怪我人もいたけど、イズミンのお陰で『ほとんど』治った。
その後は、イエリちゃんとナカレをタクシーで送って、
イズミンの部屋に泊めてもらったんだ。
あれこれ夜更かしして、最後は疲れて寝てしまっていた。
自分達が『夢』から覚めた頃には、
この『事件』は『解決』しているだろう――――――。

そう思っていたのだが、
未だに『フーヴィアン派』からの連絡がない。
気絶したイッちゃんは、
今度こそ厳重に見張られているはずだ。
もし『元に戻った』なら、『拘束』を依頼した自分には、
真っ先に報告が来るのが当然の流れ。

『それがない』というのは一体どういう事か。
『まだ戻っていない』。
そう考えるしかなかった。

>>798(イエリ)

  「よっ!!イエリちゃん!!」

       タッ タッ タッ タッ タッ

            「『きのう』はおつかれ!!」

『共闘』した人物を見かけ、駆け寄って声を掛ける。
昨日は、とりあえずチグサの部屋に寝かせておいたのだが、
ひとまず元気なようで安心した。
やっぱりイズミンの『センセー』はたよりになるね。
カンシャのおたよりをだそう。
あてさきは、みんなのココロのナカにあるぞ。

「あのさ――――『アリーナ』から『レンラク』きてないんだ」

「だから、タブンまだ『もどってない』」

「そんで、『もうひとふんばり』しようとおもってきたんだけど」

        キョロ キョロ キョロ

「まぁ、『このヘン』がイイかなってさぁ」

『クリスマスツリー』の前に立ち、辺りを見渡す。
『クリスマス』に染まった町の中でも、
一番『それらしい場所』と言えるだろう。
だから、ここに来た。

「とりあえず、どうする??
 『クリスマスえんちょうせん』やっちゃう??
 おもいっきりパーッとハデにさ!!」

クリスマスツリーの前で、楽しくワイワイ騒ごう。
なぜって『楽しいから』だ。
『楽しいものは楽しい』――――ただそれだけのシンプルな理由。

806美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/04/08(金) 11:12:33
>>796

「『Electric Canary Garden』は、『電気カナリアの囀り』。
 私『美作くるみの声』を、
 愛するリスナーの皆様にお届けしております」

「ここからは『この町の声』に耳を傾けていきましょう」

          ガララッ

そう言って、『パーソナリティー』は『車』から降りる。
車体の側面には『星見FM放送』のロゴが入っていた。
『中継用無線機』を搭載した『中継車』。
通称『ラジオカー』と呼ばれる社用車だ。
『生放送』なのは通常通りだが、現地からの『生中継』も、
『クリスマス特集』の一環として組み込まれていた。

「こんにちはぁ〜、『星見FM』の『美作くるみ』です。
 今、『夏のクリスマス』について、
 町の方々とお話させてもらっています。
 もしよろしかったら、
 少しだけお時間をいただけないでしょうか?」

「今日お話して下さった方には、
 『こちら』からお好きなものを差し上げます!」

マイクを手にして『クリスマスツリー』の周辺を歩き、
『夏のクリスマス』に関する『インタビュー』を行う。
応じてくれた相手には、
『Electric Canary Garden』の『ノベルティグッズ』を配る。
つまりは『宣伝活動』も兼ねているという事だ。

(町に『クリスマス』を広める事は、間違いなく『成功』してる)

そもそもの発端は、
『エド・サンズ』に放送を『ジャック』された事だった。
『自分の大切な番組』と『パーソナリティーとしてのキャリア』。
それらに傷を付けられ、一言文句を言ってやりたいと思い、
彼の行方を追いかけ始めた。
友人である『眠目倫』の助言もあり、
遂に『犯人』の下へ辿り着く事が出来たのだ。
そして、『エド・サンズ』の口から、
『放送妨害』に至った経緯を知る事となった。

(だけど……これで本当に、
 『夏の魔物』を封じられたのかどうか……)

その後、『猫柳林檎』経由で『鉄夕立』から協力を要請され、
『自分の番組』を使って、『クリスマス拡散』の片棒を担いだ。
『電波の私的利用』というのは、『メディア』に携わる者として、
本来なら許容しかねる事であった。
だが、美作くるみは『スタンド使い』であり、
『抜き差しならない状況』である事を理解した。
考えた末に、『例外中の例外』として、特別に認めたのだ。
こんな事は『二度とない事』を祈って。

「日本で『夏のクリスマス』が流行るなんて不思議ですけど、
 こういうのも中々アリですよねぇ」

(『エド・サンズ』、鉄さん、林檎さん――――
 あなた達が『聴いている』かどうかは分からないけど)

「いい意味で『ミスマッチ』って言うんでしょうか?
 新しいものって新鮮で、やっぱりビビッときますよね」

(最後まで『私に出来る事』をするわ)

「でも、ただ新しいだけだと、
 皆に受け入れられるのは難しいですから。
 『楽しい』って感じてもらえる事が、
 何よりも大事なんじゃないかなぁって思います」

(『大人』だもの。一度した約束は果たさないとね)

807ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/04/08(金) 11:44:10
>>796

「ほお〜? 歩きやすいの」


金髪の子供が通りかかる。
長らくブカブカの大人物の靴やサンダルを無理やり履いていたが、
昨日の夜、サンタに『子供用運動靴』をプレゼントされたので、
無意味に外をうろついているのだ。


「……ン?
 クリスマスツリーか……
 そういえば結局、後片づけはどうするんじゃったか。
 そもそもどうなったんじゃ?
 というか、もしかしてまだ終わっておらんのか?」


あんまりよく理解していないで行動していたので、現状もよくわからない……。
まあ、ツリーの近くにいれば、まだ何かあるなら何か起こるだろうし、
終わってるなら後片づけがあるだろう。
そう考えた子供は、しばらくここら辺をうろうろすることにした。


 「ンナムス」


猫もいるぞ!

808百目鬼小百合『ライトパス』:2022/04/08(金) 12:33:32
>>796

「『夏』だってのに、すっかり『冬景色』になっちまったもんだ」

「で、『そっち』の調子はどうだい?」

駅前に立ち、『クリスマスツリー』を見上げていた。
隣には、『さま食堂の主人』がいる。
店の外に出ている理由は知らないが、たまたま出くわして、
世間話を交わしていたのだ。

「おや、あれは『例の二人』じゃないか」

見知った顔が目に留まり、主人と共に近付いていく。

>>799(三刀屋)

        ザッ

「アタシらも仲間に入れさせてもらうよ」

三刀屋からの一報を受け、
『ツリー』を引っ張り出しに行った時の事を思い出す。
といっても、つい最近の事なのだが。
これで『四人』が揃った事になる。

「この間はどうも」

『ウィンターじいさん』に挨拶し、三刀屋に向き直る。

「あれからどうなったのか気になってね」

「アンタもそのクチかい?」

その後の経緯は知らない。
だが、町全体に関わる案件だ。
こうしている間にも、意識の隅に置いてある。

809夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/08(金) 14:45:18
>>805

「ユメミンだよ〜〜〜〜(白ウサギのスタンプ)×5]

          pi

[きのうはイッショに『クリスマス』できてたのしかった!!]

          pi

[ジツはさ、あれから『レンラク』きてなくて]

          pi

[だから、まだ『おわってない』とおもう]

          pi

[いま『えきまえ』の『ツリー』のトコいるから]

          pi

[イズミンもきてくれない??(飛び跳ねる白ウサギのスタンプ)×5]

ついでにイズミンにも連絡しとこう。
もう昨日みたいな事はないと思うけど、
まだイッちゃんが戻ってないって事は、
『もしも』があるかもしれない。
それが起きた時、誰よりも心強いのはイズミンだから。

810黒羽 灯世『インク』:2022/04/08(金) 14:55:42
>>796(GM)

黒羽はこの件に、やや離れた位置で関与している。

大して被害者も加害者も『知らない』し、
夏の魔物という物をあまり具体的に知ってもいない。
結末に至る道筋を整備した人間の一人に過ぎず、
結末に関与する理由も、動機も有していない。

だが…………『記者』としては気になってはいる。


(……誰に当たれば『結果』を知れるかしら?
 やっぱり『小林』先輩?
 それとも『村田』さんあたりかしら…………)


今段階で連絡が来るほど中心に近くない自覚はある。
『終わった』のかどうかも曖昧なのだ。

(ひとまず、記事にまとめる為にも、
 写真はもう少し欲しい…………のだわ)

       (……? なんだか人が随分多い気が。
         何か騒ぎでも……知ったような顔もいるわね)

まだ『何が』起きたのか分からないので、
迂闊に中心に切り込んではいかない。

(『翌日もまだまだクリスマスムード 
  夏のクリスマスは新行事に定着か』)

(…………………単に撤去がされてないってだけなら話は早いけど)

少し離れた位置から『集団』の様子を伺いつつ、シャッターを切る。

811三枝千草『イッツ・ナウ・オア・ネヴァー』:2022/04/08(金) 15:19:50
>>796

こんにちは、千草です。
『文化祭』は無事に終わりました。
沢山の方が楽しんでくれたのではないでしょうか。
千草も楽しみました。
『シャイニング』をモデルにしたお化け屋敷に入った時は、
入り口の近くで気を失ってしまい、
奥まで行けなかったのが心残りです。

       スタ スタ スタ

今は買い物の帰りです。
エコバッグの中には、『今夜の食材』が入っています。
豆腐・ニンジン・しいたけ・タケノコ・ピーマンを買いました。
今夜のメニューは『豆腐の中華風野菜あんかけ』です。
千草は、お肉が食べられません。

            ――――――トッ

『駅前』で立ち止まりました。
大きな『クリスマスツリー』が見えたからです。
特に理由はないのですが、
ずっと『クリスマス』を意識していたせいか、
何となく気になりました。

812空井イエリ『ソラリス』:2022/04/08(金) 15:31:51
>>805(アリス)

「よう。おまえさんこそ、おつかれさま。
 それから、ありがとう。おれはもう元気だ。
 そして……こんな所で会うのは……奇遇でも、ないか。
 おれも、何かあるなら『ここだろう』と思ったんだ」

          「単なる勘だけどな」

イエリは『長居』しなかった。
動けるようになったら動き、
帰れるようになったら帰るだけだ。

「さて、さて…………どうだろうな。
 おれたちは結構いろいろやってきた。
 おれみたいなのまで引っ張り出されるくらい、
 この『動き』は、しっかり町一つを巻き込んでる。
 それでも終わってないんだとすれば」

              キョロ

「それなら…………誰か一人くらいは、
 今もまだ、やってるやつがいるって意味だ。
 敵が健在ってだけの意味じゃあない。
 こっちにも『今もやってる奴がいる』はずだ」

町一つが動くということは並大抵ではない。
その動きが『無駄だったかもしれない』となると、
確実に、『追加の動き』を取る人間は出るはずだ。

       「まあ、少なくとも…………
        ここまですげー張り切ってた奴が、
        今家で寝てるとはとても思えないよな?」

>GM

「つまり、まあ、『小林君』のことさ。
 彼はこの動きのかなり真ん中に近い。
 『今はどういう状況なのか』を聞いて、
 それから動いたって、いいはずだ。
 どうせこの動きは『最速』じゃーないんだからな」

――――『小林』に連絡は取れるだろうか?

彼が『手をこまねいている』とは思えないし、
昨日あの戦場にいなかったなら、『別の何か』をしている筈だ。

813小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/08(金) 15:46:27
>>796

いつの間にか、何もかも自分一人だけで抱え込み、
必要以上に思い詰めてしまっていた。
その事を教えてくれたのは、
他でもない『サマー・フォーエバー』だ。
だからこそ、もう一度『協力者達』の力を借りる。

         スッ

事前に作成した『グループチャット』を起動。
昨日『家』に呼び集めたメンバーに連絡を取る。
現在の事情を説明して、
『クリスマスツリー』の前に集まってもらう。
『夏のクリスマス』を楽しむ様子を、
『ライブカメラ』の前でアピールしてくれる事を頼む。
今この場にいる『七篠』・『関』・『朱鷺宮親子』を除き、
残りの『16人』を召集。
『薬師丸』と『ソラ』には、
追加で『一万円』ずつ支払う事を約束する。
既に動いてくれている者もいるかもしれないが、
全員で連携できれば効果は増すはず。

・烏丸香奈枝『シュリンガラ』
・常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』
・薬師丸幸『レディ・リン』
・ココロ『RLP』
・小角宝梦『イル・ソン・パティ』
・今泉未来『コール・イット・ラヴ』
・神原幸輔『ストロンガー・ザン・アイアム』
・天雨サトリ『10cc』
・朝山佐生『ザ・ハイヤー』
・遊部玲実『フラジール・デイズ』
・ソラ『ステインド・スカイ』
・小翠蒼輝『タキシードムーン』
・小鍛冶明『ショットガン・レボルーション』
・稗田恋姫『ブルー・サンシャイン』
・風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』
・ナイ『ベター・ビリーブ・イット』

(※上記のメンバーに連絡する)

>>800(村田)

  「――村田さん……」

遠ざかる村田の背を見送りながら、深く頭を下げた。
事件の元凶である『夏の魔物』――
『サマー・フォーエバー』は目の前にいる。
『ディズィー・スティック』の力なら、
今すぐ『終わらせる』事も簡単だっただろう。

  「ありがとう……ございます……」

しかし、彼は『そうしなかった』。
だからこそ、それに対して『感謝の言葉』を告げた。
そして、『この道』を通す事が、
彼の行動に対する最大限の『敬意』だと考える。

>>802(朱鷺宮親子)

  「涙音さん……笑美さん……」

自分自身、二人の意見は正しいと思う。
『サマー・フォーエバー』を滅ぼす。
それこそが『確実な解決方法』であると。
『そうしない』のは『我侭』以外の何物でもない。
危険を承知で仲間を巻き込んでいるのは、
疑いようもなく自分の『エゴ』だ。

  「……ありがとうございます」

ただ、今は『感謝』する事しか出来ない。

814ココロ『RLP』:2022/04/08(金) 15:53:33
>>796(GM)

その日何か用があったというわけではないのだが、
ココロにも『散歩』に出るくらいの事は、勿論ある。

(……あっ。まだクリスマスツリーがあるわ。
 それに、なんだか人がたくさん……
 例の件、そういえばどうなったんだったかしら……?)

ココロはこの件において、最外周にいる人間の一人だ。

(夏の魔物……た、『倒せた』なら……
 い、いえ、私はそんなに関わってたわけじゃないし、
 話が来なくっても、別に不思議じゃあないわよね)

だからこの状況を見かけても、
即座に何かをすると言う事はない。

ないが……足を止める事はした。よって『一人』増えた。

815夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/08(金) 16:01:41
>>812

「それはあるな!!
 あ、タケルくんの『レンラクサキ』ならしってるぞ!!」

「チャチャッと『レンラク』しとくかぁ〜〜〜〜」

そういう訳で、タケルくんにメッセージを送ろう。

[まだ『おわってない』よね??]

       pi

[いま、デカい『クリスマスツリー』のトコいるんだけど]

       pi

[ナンかできるコトある??]

『やって欲しい事』があるなら、『それ』をする用意はある。

816天雨サトリ『10cc』:2022/04/08(金) 17:12:49
>>796(GM)
>>813(小石川)

「『不粋』ですこと。連絡なんていただかなくっても、
 私は私の自由意志で、もう動いておりますのに。
 一度関わった仕事には最後まで責任を取る……
 それもまた、『ノヴレス・オブリージュ』」

      「と、言うより社会人の基本かしらね」

           ザッ

「まっ、場所の指定をくれたのは有難いですけれど」

天雨が『小石川が集めた』人間なのは事実だ。
だが、その先の協力は『自由意志』の賜物。

「それにしても……『楽しむ』る」

             チラ

「それは…………」

そうして集めた自由意志の数は『思考の数』に等しい。

(けれど)

「…………その目的を成す為には、そうじゃあないんじゃないかしら?」

『夏のクリスマスを楽しむ』という『様子』は、
実際のところ、『夏の魔物』を『救う』ものなのか?

(彼女がどれほどの『情』と『知恵』の持ち主でも、
 一人で多くを担いすぎれば、どこかで限界が来る)

杞憂かもしれない。だが、大きな『矛盾』を感じる。
小石川に『プラン』があるのかもしれない。
だが指摘する価値はある。

(だから、誰かが水を遣る必要がある。
 最後まで『駒の側』に甘んじてるのが、
 この天雨サトリのやり方ではなくってよ)

小石川が集めた人間は無数にいて、
小石川が作った流れが重要だからこそ、
真摯な者、流れに近い者ほど、そこに呑まれてしまう。

(つまり私に今出来ることは)

       コンサルタント
――――『部外の相談役』。

      (流れの方向を『顧みる』タイミングを作る事)

817天雨サトリ『10cc』:2022/04/08(金) 17:41:35
>『小石川』

大急ぎで文章を打つ。多少乱れても構わない。
この瞬間にも望まない『火』がつきかねないのだ。
もしこれが杞憂なら、その時は天雨が恥をかくだけ。
それは構わない。『名誉の恥』だ。甘んじて受けよう。

----------------------------------------------


ご機嫌よう。
現地にはもう着いております。

そして貴女のプランですが、大きな懸念があります。
皆で真夏のクリスマスを楽しむ様子を
見せるというのは極めてリスキーに感じます。

            ・・・
なぜならそれは、魔物の『倒し方』とイコールだから。


町中が真夏のクリスマスを間違いなく楽しんだのに、
魔物は厭うように拠点へと逃げ込んだのが答えです。

夏に冬の風物詩を楽しむのは結局のところ『冬』で、
真夏のクリスマスは夏を塗りつぶす冬の風物詩で、
魔物にとっては『猛毒』のような『弱点』でしょう。

魔物が万全の状態なら説得に繋がるかもしれません。
その光景から、何かを教えられるかもしれません。
ですが夏が途絶えただけで苦しむ程に限界が近い今、 
魔物に『夏の冬景色』を見せるという行為は危険です。
最悪、それ自体がトドメになりかねないと考えます。

私個人としては、撃破するならそれで構いませんが
貴女の目的を果たすためには向かない手のはずです。

猶予時間は僅かでも残されている状況なのでしょう?
それなら、私達も、集まった人員で手段を考えます。
貴女が集めた私達を頼るなら、本当に頼るのなら、
すべき事が何かを考える時にも私達の手を借りなさい。

貴女がこの件で誰よりも尽力をしているからこそ
失敗した時に、貴女一人で全てを背負わないように。
あるいは成功した時に全員で分かち合えるように。

人を使う事に一日の長のある私から、
『後輩上司』への有難い言葉ですわ。
御代は結構でしてよ。

天雨

----------------------------------------------

そのようにまとめた『懸念』を、小石川のアドレスへと送信する。

818今泉『コール・イット・ラヴ』:2022/04/08(金) 17:48:33
>>809(夢見ヶ崎)

[こんにちはユメミン!]

         pi

[今他の人からも連絡来ててだいたい分かりました!]

         pi

[一大事ですね!]

         pi

(親指を立てる鳥のキャラクターのスタンプ)

         pi

[今すぐそっちに行きます!]

         pi

[クリスマス盛り上げるらしいですし]

         pi

[昨日の残りのクラッカーとか持っていった方が良いのかな?]

         pi

(首を傾げるウサギのアニメーションスタンプ)

         pi

[そんな時間ないか! 今外なのでこのまま行きます!]

819稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2022/04/08(金) 18:03:49
>>796(GM)
>>813(小石川)

         「…………んん」

(まじか…………あんだけやって終わってないし、
 そんだけやって終わんないのに、まだやるのか……)

      (…………僕は何もしないのか?
       …………でも他の連中も来るんだよな)


稗田恋姫は本来このような物事に関わる気質ではない。
スタンド使いである事を楽しんでいた時期もあるし、
今でも己のスタンドに特別な心情はある。

だが『アイドル』として軌道に乗っている今、
成長した恋姫の『社会性』や『プロ意識』は、
スタンド使いとしての非現実への飛翔と噛み合わない。

いや、仮に関わったとしても、
その能力は『戦闘』のみに特化しており、
今から活躍できる場面は少ないだろう。

                ・・・それでも。

(……………数が多けりゃ多いほど何かにはなるだろ。
 えひ、モブその1か……10か分かんないけど、
 すれ違うだけの住民Aになら、なってやれるよな)

人数になる事はできる。


(……………………小石川サンの頼みだと……なんか、断りづらいしぃ)


繋がれてきた『人と人の繋がり』を。
『小石川』がこの戦いの前から結んできたそれを。

今、見えざる呪いを『崩す』べく、少しでも多く力に変える為に。

820小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/08(金) 18:17:55
>>816-817(天雨)

[私は大きな『過ち』を犯しました]

[『間違い』がある事に気付けなかったのです]

[私は『他の方々の意見』を求めています]

[『考え』が浮かびましたら、ご一報下さい]

[愚かな事かもしれませんが、私は『助けたい』のです]

『冬を楽しむ事』は『夏を楽しまない事』ではない。
そのように思っていたが、天雨の考えは一理ある。
彼女の懸念を受け入れ、その旨を送信した。

>>(協力者全員)

改めて『全員』にメッセージを送り、ひとまず『集合』してもらう。
ただ、他の協力者と顔を合わせていない『稗田』は別だ。
彼女には、それとなくメンバーの様子を注意しておいて欲しい。
ひとまず、今の時点での行動は、各自の判断に任せる。
『三人寄れば文殊の知恵』という言葉があるように、
この状況で必要なのは、より多くの意思だ。

821『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/08(金) 18:20:01
>>812(空井)

Q.『小林』に連絡は取れるだろうか?
A.『小林』は『電波の届く』場所に居る。
  連絡に対応できるかどうかは『小林』次第。

※『小林』に限らず、連絡調整はGMを通さず勝手に行って構いません。

822薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/08(金) 18:48:08
>>813(小石川)
>GM 

(…………なるほど、ツリー前ね)

分かったことは集合場所と、
薬師丸の力添えが不足だった事。

(きっと、あんたが足りなかったんじゃーない)

急ぎ、小石川が指定した『現地』に向かう。
最前線ではないが……それでも『自分たちの現地』だ。

(流れを掴みきれてなかっただけ。
 努力の量だけじゃ、掴めないやつが)

何が目的でどういう状況かが分かれば分かるほど、
『幸運』も、より具体的な『指向性』を持つはずだ。

          『背を押す』だけでは足りない。
          『肩を貸す』ために現地へ行く。

    ・・・
(…………あの夜とは違う。  
 目に見える危険なんてのはどこにもないし、
 失敗してもなにが『終わる』わけでもないし、
 なんなら、もう勝ってるには勝ってる)

  (純粋に『幸せに終わらせるため』)

        (『まだ必要』だっていうなら、
         いくらでも貸してやろうじゃない)

集まりつつある人々の中に、遅れて『薬師丸』が合流する。
目に見えない『流れ』…………運命の紐を手繰るスタンド使いだ。

         その能力対象は『無尽蔵』。

無限に呼び続ける『幸運』で、『不確定要素』を全て踏み躙ってやる。

823ソラ『ステインド・スカイ』:2022/04/08(金) 19:53:53
>>796>>820
「はぁ…」

思わず溜息を付く

「夏だとかクリスマスだとかいつまでやってんだ…」

げんなりした顔で言う

「まぁギャラの分は手伝うがよ」

「面倒な病気が発症したか?」

「そういう病気も遠目に見てる分には面白いが、
 度が過ぎると周りも自分も不幸になるぞ」

824水宮アリア『ブラッディー・マリー』:2022/04/08(金) 20:04:53
>>796
サンタアシスタントのバイトを終えて
ひと眠りしてから、ふと散歩に出かけ
偶然クリスマスツリーの前を通りがかったアリア

「……」

みんなで何やらやるようだが、自分も何かやるべきなのか?
しかし出来る事はあるのか?

しばし流れを注視する

825ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/04/08(金) 22:18:10
>>813

「ン?」

「……なに?」

「やはりまだ続いておる感じ?」


グループチャットなので全部ひらがななわけがないし、
フリガナをつけるような余裕のある雰囲気でもあるまい。
まあ、文章を読むのは苦手だが、なんとか理解する。


「しかし何をしたらいいんじゃ?
 まあ雪ダルマでも置いておくか」


前日の『雪ダルマ』は完全にではないものの、溶けてしまっただろう。
いくらクリスマスを主張しても、夏の気温自体はごまかせない。
散歩しながら、新たに『雪ダルマ』をぽんぽんと道端に設置していく。

猫は大きなクリスマスツリーの近くで毛づくろいをしている。

826赤月『サクソン』:2022/04/08(金) 22:22:28
>>796
>>(飯田)

「結局、何もわからなかったか・・・・」

昨日の『死闘』の後、赤月はそのまま学生寮で泥のような眠りに落ちていた
そして、明くる日の朝・・・・つまり今朝の事だが、
戦いの結果がどうなったのかを知るために戦いの現場に行くことにしたのだ

しかし、結果は散々なものであった
一抹が放った雷撃の跡や、壊れた物品はそのまま残っていたが、
一抹がどうなったのか、結局『夏の魔物』はどうなったのか、わからずじまいであった

「すまない・・・・変な事に付き合わせてしまったけど、収穫はないみたいだ」

ところで、赤月は何も一人でこんな場所を回っているわけではない
昨日、ともに戦いに協力してもらった人物・・・・『飯田咲良』と一緒に回っていたのだ

さて・・・・戦闘現場には何もなかったが、
このまま帰るのもなんだか癪だったので適当に祭の後を見て回っていたのだが・・・・
なんという事もなく、『クリスマスツリー』の前に辿り着いたのだ

「咲良・・・・昨日は本当に世話になった」

そう言いながら、塗装が欠けた『サンタの陶人形』を取り出す
しかし・・・・人形を見つめる目は愉快なものとは言い難い

それもそのはずだ
赤月は一抹を『止める』つもりで彼と戦うつもりであった
だが、結果的に戦いは陰惨なものとなり・・・・
友から預かったこの人形も、仄暗い『殺意』の器として振るってしまったからだ

友の想いを汚してしまった事に、若干の罪悪感を覚えているのだ・・・・

「これ・・・・ごめん、傷をつけてしまって」

827小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/08(金) 22:35:30
>>796

「……そうだった。そうだね、一抹君」

1人の力で今まで成し遂げた事などない。だが
・・・・・
わたしたちなら、不可能な事など何も無い筈なのだから
>>800(村田PC)

「ここまで、有難う御座います。お礼のしようは無いですが
せめて、帰り際に煙草とライターのご準備はしますので」

村田さんの意思を汲む。少なくとも、この勝負を『放棄』した訳でない。
これは彼なりの流儀だ。少なくとも彼の分まで、私は先に進む。

>>805(夢見ヶ崎PC)
>>810(黒羽PC)
>>811(三枝PC)
>>812(空井PC)

『……以上の形で、いま現在夏の魔物を【説得】してる形です。
消滅させる形よりも、こちらの方法が風物詩に変化した皆さんを正常に戻すのに
より良いと考えてです。
 現在居合わせてる皆さんだけでは、夏の魔物を納得させるに至りませんでした。
ですが協力して頂いた皆さんと共に力を合わせれば希望はあると私は思ってます。
どうか、是非協力を』

「……関さん、『ノート』を用意出来ます?」

「小石川さん、先ほど夏の魔物の腕を切断したのは私達の時と同様ですよね?
片腕だけでも戻すのは可能でしょうか?」

夏の魔物の場合、小石川さんの能力で分断したのを戻す事が出来るのが
水槽の視点では判断つかなかったが、戻せるなら戻して夏の魔物と
コミュニケーションをとれるようにした方が良いのではと考えてだ。

828関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/09(土) 00:34:35
>>796(GM)
>>827(小林)

「説得………………」

(……上手く行ってるわけじゃあない、ですよねえ。
 多分きっと、『消した』方がずっと楽だし、
 それに『消した』としても、しょうがないくらい危険な存在)

夏の魔物の齎した被害は極めて大きいが、
彼には『情状酌量』の余地はあるし、
被害も、『一定の部分は』取り返しがつく。

(でも――――――――)

           「……出来ます! 用意っ」

「……それが成功するなら、
 いえ。違う。……絶対に成功させるために!
 私の出来る事はなんでも、な〜んでもしますよう」

(『悪い子になるしか道がなかった子』は)

『悪事』を働いたら『罰』を受けるのは『当然』だ。
関は誰よりもそれを理解している。
だが、無慈悲な罰を悔しく思った事も、ある。

(それでも良い子になる道を選べなかったから、
 それで……『罰される』のはしようがなくっても、
 私は、そこに、きっと慈悲があってほしくて)

代償行為なのかもしれない。
夏の魔物への純粋な憐憫や、
何か美しい物を信じる心でもなく。

(命に関わる事をなあなあで赦せなんて言えなくっても――――)

「普通のノートで良いんでしょうか〜?
 話を聞いた限り……『絵も描ける』物がいいですよね?
 罫線が引いてるノートっていうよりは、自由帳みたいな〜」

                 サラサラサラ

「『ペン』はいらないですか? それも、勿論出せますよう」

(――――罪は償わないと。でも、奪われるのは『悪意』の分だけであってほしいんです)

829小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/09(土) 02:09:13
>>796(GM)
>>813(小石川)

「こ、ここだ! 『ライブカメラのクリスマスツリー』!」

          「はぁっ」

                 「はぁっ」

  「……ふうっ」

(この状況―――――――ぎ、ぎりぎりで、

     わたしも『間に合った』と推理させてもらうぞ!)

            ――――そうして最後には『小角』が来た。

来たのは偶然ではない。間に合ったのは幸運ではあったかもしれない。
来た動機は小石川に呼ばれたというだけではない。自分の意志だ。

だが、意志に火をつけたのは小石川の招集で。
根本的にこの件に小角を呼んだのも、彼女に違いない。

「……」

(わたしの『能力』……大人数が知る事になるのは『まずい』。
 全員が全員、小石川さんのような理解者とは限らない。
 いや、その小石川さんがわたしを今回駆り出したのだ。
 知られれば知られるほど、イルソン君は必要とされる。
 必要とされればされるほど、また、いつか、よくない事が起きるかもしれない)

                 (だが)
 
      …………あとは、謎を解いたこの結果が、
      事件の解決につながることを祈るまでだよ。

(『祈るだけじゃ足りない』のが答えだ!
 『このまま終わらせる』のは、きっと、もっとまずい。
 それもいつかじゃあない。『今すぐまずい』方が、もっともっと、だめだ!)

『再び盤面を見据える時』が、来たのだろう。
小石川に『到着』を伝える。

その交渉が暗夜行路を行くならば、それは『夜明け』を意味する。

『イル・ソン・パティ』はあらゆる陰を焼き尽くす太陽。
ただ真実だけを『目に見える形』に翻訳する。

                 謎を生むのが心である限り、
                 決して『解けない謎はない』。

そして――――その能力は『仲間がそこにいれば』『いるほどに』『無限に広がる』。

830飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2022/04/09(土) 03:06:22
>>796
>>826

昨日の『夏のクリスマス』の残り香を探すみたいに、赤月さんと街を歩いてた。
たくさん見て回って楽しかった思い出と、ぼろぼろになってく赤月さんをただ見ていた苦い思い出がもやもやと残って、
私はきっと眉を寄せて困った顔をしてる気がする…。

「気にしないで、赤月さん。
 ……私、見てるだけしかできなかったから…。
 もっと、ちゃんと力になれたらよかったんだけど…」

もしもの時の逃亡手段。
私がしようとしてたのはあくまでそうだった。

……けど『シスター』と一緒なら赤月さんを『護る』こともできたんじゃないか、
赤月さんと一緒に戦えたんじゃないか、
……お姉ちゃんができたっていう、『一抹って人を止めること』もできたんじゃないか。
そんなもやもやが昨晩からずっと消えなかった。
でも――

「この『サンタさん』が赤月さんの『力』になれたならよかった。
 これくらい『名誉の負傷』ってやつなんじゃないかな」
「……ありがとうね」

最後の言葉だけ小さくつぶやきながら『サンタの陶人形』を軽く撫でる。
私の代わりに赤月さんと一緒に戦ってくれた『陶人形』。
眠たげなはずの彼の表情が、塗装の欠けのせいかほのかに笑っているように私には見えた。

831『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/09(土) 03:39:20
<><><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><><><>
>>798>>812(空井)【1】
>>799(三刀屋)【2】
>『ウィンターじいさん』【3】
>>801(朝山)【4】
>>803(遊部)【5】
>>804(ダイアナ)【6】
>>805>>809>>815(夢見ヶ崎)【7】
>>806(美作)【8】
>>807>>825(ナイと猫)【9】
>>808(百目鬼)【10】
>『さま食堂の主人』【11】
>>810(黒羽)【12】
>>811(三枝)【13】
>>814(ココロ)【14】
>>816-817(天雨)【15】
>>818(今泉)【16】
>>819(稗田)【17】
>>822(薬師丸)【18】
>>823(ソラ)【19】
>>824(水宮)【20】
>>826(赤月)【21】
>>830(飯田)【22】
>>827(小角)【23】

『駅前商店街』の目立つところにまだ『クリスマスツリー』は鎮座しており、
一般的に今日は『休日』だったため、それなりに人はごった返している。
そして―――『夏のクリスマス』に何らかの形で携わった者達の姿も多く集まっている。

『事情を知る集まったもの』達―――
もし、誰かが『夏の魔物を説得するのに力を貸してほしい』と言えば、
大多数が喜んで力を貸してくれるに違いない―――

そして、『協力者』達はまだまだ増える可能性がある。

>>799(三刀屋)

「フォッフォッフォ、駅前ライブカメラは上の方で
 『雑踏』の音を拾っているからの、
 この人混みじゃあよほどの大声じゃないと聞こえんよ。
 そんな大声出すのもちょっと疲れるしのォ〜〜〜」

『ウィンターじいさん』に軽くいなされてしまった。

『三刀屋』は与り知らない事だが、
今、『冬関連』の話を弱った『サマー・フォーエヴァー』に行うのは
良くなさそうなので、結果的に助かったのかもしれない。

良くないと言えば、そもそも、『冬を楽しむ風景』や、
『クリスマスツリー』自体が『サマー・フォーエヴァー』にはキツいだろうし、
その『光景』を無理やり見せられたら『敵対行動』の何物でもなく、
『説得』どころではないのかもしれない。
(それもまた『三刀屋』は与り知らない事だが)。

832『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/09(土) 03:40:33
<><><><><><><>『民家』<><><><><><><><>
>>800(村田)①
>>802(朱鷺宮親子)②③
>>813(小石川)④
>>827(小林)⑤
>>828(関)⑥
>鉄⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨

『夏の魔物』―――『サマー・フォーエヴァー』は『小石川』の手により、
『鉄』以外の『一行』の前に引きずり降ろされる格好となる。
今まで『夏のクリスマス』により追いつめてきた『敵』。
そしてさきほど事故的にだが、消滅させかけてしまった。

おそらく、『サマー・フォーエヴァー』の『一行』への心証は『最悪』。
それを未だ『説得』しようというのであれば、
相手の立場に立った『繊細な進め方』が必要だろう。

そして、『説得派』は、仮に『説得』に『成功』した場合、
『能力解除』させた『後』の事も考えた方がいいのかもしれない。
つまりは、その後、『サマー・フォーエヴァー』を滅するか否か―――
『改心させ解除させたら、後は用済みとばかりに滅ぼす』………
『説得成功!』という事で、それだけで満足ならば問題はないが、
仮に良しとせず、『改心したサマー・フォーエヴァー』を何らかの形で助けるのなら、
場合によっては『仲間』達の『説得』も必要になってくる―――

 ………

もちろん、まずは、『サマー・フォーエヴァーの説得』に集中すべきではある。
『説得』の肝は『ライブカメラ頼み』となったようだ。
『民家』に駆けつけた『一行』以外にもたくさんの『協力者』が居る。
『偶然』か『必然』か―――多くの『協力者』が『ライブカメラ前』に集まっていた。
『小石川』が多数に呼びかけたとはいえ、
短期間に集まってこれたというのは『奇跡』に近い。
『薬師丸』の『幸運』の力もあるのだろうが、
『夏のクリスマス』を開いてくれた者への
『サンタからのクリスマスプレゼント』なのかもしれない。

                      ………

『ノート』を用意する『関』。
『サマー・フォーエヴァー』の方も『絵日記』を再度出せるのかもしれないが、
『意思疎通』は本来の用途ではないだろうし、『ノート』の方が見やすいだろう。

『説得』に協力したい面子は『小石川』を中心に、
『ライブカメラ前』と連携して、行動すればいいし、
そうでなければ『静観』していて構わないだろう。

>鉄
『鉄』もまた降りて来れば『盆踊り』の手により、
『一行』の方へ『戻される』のは可能だろう。
もちろん、いざという時に、『リヴィング・イン・モーメント』達とともに、
『櫓上』で『ラジカセ』を破壊できる態勢を崩さないままでも良い。

833『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/09(土) 03:42:48

※これからしばらくこのミッションは、
※強制的に『レスが必要』な方は作らず、
※『任意の方』がレスする方式で進みます。
※GMは集まったレスを元に『1〜2日』おきに『進行』していきます。
※GMレスが早めに必要な場合は、分かりやすくアピールしてください。
※『ライブカメラ前』はこの後も『追加参入』可能です。
※『ライブカメラ前』に集まった面々は基本的に
※『やりたい事がある方』に『自動的に全面協力する』形となります。
※逆に言えば『独自にやりたい事』がなければ、参入レス以後のレスは不要です。
※『提示された協力を拒否したい』場合等はお早めにレス下さい。

834大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2022/04/09(土) 19:02:49
>>831(GM)
盛り上げの一環として路上で手品をしていた、黄リボン付シルクハットを被った緑髪・右青目・左赤目・改造済清月学園黒制服の男装少年(16歳 女子)もライブカメラ前に寄ってきた。

「いやはや大勢のお客さんだこと、
やれやれ、みんながライブカメラに注目してるんじゃ手品師は商売あがったり、だ」(↓ハスキーボイス↓)
少々呆れ顔で人々を見渡す。

「大盤振る舞いの大魔法(マジック)、10秒でよければいい夢(マジック)見せるぜ」(↓ハスキーボイス↓)

固体・10秒・世界に存在し・想像できるモノの範囲で協力しますよっと。

835小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/09(土) 23:11:01
>>832

解放された『粕湯酒』入り水槽、そして残るローション・メントスコーラ
含めて小林の元に戻す。危険はもう無いと思うが、塩水入り水槽は
鉄さんが櫓から降りるまで傍に付かせて置く事にする。

「夏の魔物……仮称として、サマーさんとでも呼ばせて貰って構いませんがね。

改心させ解除が成功した場合……自分自身としては破壊するのも
何処ぞなり遠い場所へ自由にするのも周囲の仲間たちの意志で良い。
極論、自分自身は一抹君の安否だけ保証されれば後は構わないと言う形の
決心で参入した身だ。

「サマーさん。最初こそ私達は、嘘をついても仕方がないので正直に
言いますが貴方と言う夏を終わらせようとしてました。
貴方の言い分に対し、刃物で切ったりラジカセを勝手に弄って
夏の音頭を止めた事は大変すみませんでした」

この期に及んで、自分達の目的を偽証する必要はない。命同然のラジカセを
いじくって、両腕も斬って君の事が大好きなんだ! なんて都合の良い話を
鵜呑みにする生物、魔物であろうと希少だろう。
 こう言う話をする場合、暴行した相手より別の人物が間に入って
謝るほうが被害者の昂った興奮なり憤りを軽減する効果がある筈。


「ですが、貴方の話……ノートの文面を見て考えも幾らか
私達も変えようと思ってる次第なんです。
 勝手な話だと怒るのは無理ないですが、いま暫くだけ私達の話に
耳を傾けて貰って宜しいですか? 
貴方の望む、『サマー・フォーエヴァー(永遠の夏)』
……その幾らかの人間を夏の動植物や昆虫だとか、かき氷に変えたりとかを
する事なく、私達が今後あなたの邪魔をする事のない最善の形での
サマーさんの希望を叶える事が出来るかも知れませんから」ニコッ

『説得』をするのなら、まずは『謝罪』そして『話を聞く姿勢』を
設ける事だろう。何はともわれ、夏の魔物が嫌気をさして
逃げようとする気持ちを薄めなければ。

836小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:08:32
>>(全員)

駅前を映す『ライブカメラ』越しに見える大勢の『協力者達』。
その光景を目に出来ただけでも心強く、
計り知れない程の『大きな力』を分けてもらえた。
先程まで、自分は一人だった。
決して一人で戦っている訳ではなかったはずだ。
ただ、自分で自分を一人にしてしまっていた。
今は違う。
多くの人々に後押しされている事を思い出した。
本来の自分を取り戻せた。
だから、『まだやれる』。

        スゥゥゥゥ――……

画面を見つめて、静かに深呼吸する。

837小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:09:54
>>829(小角)

『到着』の知らせを受けて、『小角』に電話を掛ける。

  「小角さん……」

  「私の『心』は……一度『折れました』」

  「『説得を選んだ責任は自分にある』……」

  「だから『自分がやらなければならない』と――」

  「自分を追い詰めて……」

  「何もかも分からなくなって……」

  「最後に……『望まない結果』を招いてしまいました……」

通話越しに、偽りのない本音を語る。
長期に渡る活動で蓄積された疲労、
目に見えない時間制限と焦り、
人外の相手と向き合う事による消耗、撃破に傾く場の流れ、
町全体分の責任の重さ。
全て背負うつもりでいた。
だが、極限まで磨り減った精神状態では、
それらを受け止めきれなかったのだ。
心身の限界を自覚していながら、
『もうすぐ終点に辿り着ける』と自らを叱咤する内、
いつしか冷静さも失われていた。
その結果、自分でも予想していなかったタイミングで、
ポッキリと『折れてしまった』。
圧力が加わり続けた金属に亀裂が生じ、
最後には砕けて壊れてしまうように。

  「もう一度……『力』を貸して下さい」

  「……『人目につかない場所』へ移動できますか?」

小角と初めて会ったのは、『指輪』を探していた時だった。
その時、彼女は『スタンドは見せられない』と断言した。
ある事件で再会した時も、
彼女は『能力』を使う事に慎重だった。
今回の件について『調査』を依頼した時も、
『場所』と『人間』を指定し、『他言無用』という条件で行った。
それ程までに『小角の力』――
『イル・ソン・パティ』は『絶大』なのだ。

  「『朝山』さんと『天雨』さんに行っていただきましょう」

  「……『薬師丸幸』さんをご存知ですか?」

『レディ・リン』は、遠方からでも直接的に機能する。
先程の助力で、それが分かった。
だからこそ、『同席』を求める。

  「それから……『もう一人』紹介します」

  「今――『来ている』のが見えました」

  「『元警察官』で、
   今は『警備の仕事』に就いている方です」

さらに、『百目鬼小百合』の名前を挙げる。
昨日、スタンド使い達を呼び集めた時、
『家の外』で待機していた。
『関』や『ナイ』と一緒に歩いているところも見えただろう。

  「『こちらに対する魔物の印象』は、
   『下の下』まで落ちてしまっています。
   まず、『話が出来る状態』に戻さなければいけません」

  「『言葉』で埋め合わせようとしても、
   決して聞き入れてはもらえないでしょう。
   『嘘』だと言われてしまえば、どうしようもなくなります」

  「小角さんや他の方に問題がなければ、
   『最初のテーマ』は……」

  「――『小石川文子について』」

『イル・ソン・パティ』は『真実』を語る。
その盤面に『嘘』は存在しえない。
だからこそ、極めて高度な『嘘発見器』として機能する。

  「『小石川文子』は、
   『サマー・フォーエバー』を消滅させるつもりで、
   『ラジカセ』を操作したか」

  「……これを『最初の質問』にしたいと思っています」

『心』で示す方法は、これしか考えられない。

838小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:12:18
>>822(薬師丸)

続いて、『薬師丸』に電話を掛ける。

  「薬師丸さん――『力』を貸して下さい」

  「……私は『自分』を見失っていました」

  「相手に『一人では出来ない』と言いながら、
   自分自身を『一人』にしていたのです」

自らを顧みるべきだった。
乱れた精神状態から、正常な思考は生まれない。
その結果、最も大きな局面において、
『最悪』の形で失敗を犯した。

  「今……皆さんのお陰で『取り戻しました』」

  「私は――最後までやり抜きます」

  「どうか……『助けて下さい』……」

思考を整理し、意識を切り替える。

  「本格的に距離を縮めるためには、
   『心』を見せる必要があるでしょう。
   それはこれからになりますが……
   まず『魔物』に『私の気持ち』を『言葉』で伝えます」

  「――『幸運』をお願いします」

ここから先は『一人』ではない。

839小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:13:44
>>816-817(天雨)

それから、『天雨』に電話を掛ける。

  「……『小角』さんと合流していただけませんか?」

  「『あの時』と同じように……」

呼吸を一つ挟み、話の続きを始める。

  「――『相談』に乗って下さい」

  「これから詳しく説明しますが……
   『大まかな流れ』は考えておきました。
   不信感を取り除くところから始めたいと思います」

  「私の行動が『魔物』に『消滅』の危険をもたらしました。
   謝罪の言葉を並べても、効果はないでしょう。
   『そのつもりはなかった』と主張しても、
   『嘘だ』と一蹴されて終わりです。
   ……『別の角度』から切り込むつもりです」
   
  「『私自身』を『ポリグラフ検査』に掛けます」

  「『どのような意図で行ったのか』――
   それを『イル・ソン・パティ』に『判定』してもらいます。
   その結果がどう受け取られるかは不確定ですが、
   『きっかけ』としては妥当だと思っています」

  「『それも嘘だ』と言われる可能性もあるでしょう。
   そこで、『イル・ソン・パティ』の力が、
   『本物』である事を証明する必要が出てきます」

  「たとえば――
   『魔物しか知らない事』を『質問』してもらえば……
   信憑性の裏付けに出来るのではないでしょうか?」

『方針』を打ち明け、『相談役』として彼女の見解を求める。

840小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:14:55
>>801(朝山)

そして、『朝山』に電話を掛ける。

  「朝山さん……『小角さん達』と合流していただけますか?
   この前と同じように『調査』を行います。
   『魔物』を説得する手助けをして欲しいのです」

  「最初に印象を回復させる事から始めます。
   ただ、口先だけでは『不可能』でしょう。
   『言葉』ではなく『心』で証明するしかありません」

  「『イル・ソン・パティ』は『嘘』をつきません。
   だからこそ、『私』を『嘘発見器』に掛けます」

  「まず『小石川文子』について『質問』してもらうつもりです。
   どうなるか分かりませんが……
   そこから手をつけましょう」

  「……朝山さん、どうかお願いします」

声を掛けるのは、ひとまず『ここまで』だ。

841小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:15:49
>>828(関)

『サマー・フォーエバー』を消滅させる事で、
この事件を『解決』する。
それは『星見町の総意』に限りなく近いだろう。
そして、やろうと思えば、それを果たす事に困難はない。
ここまで事態を引き伸ばしているのは、
自分自身が『そうしたくないから』だ。
そして、一度『しくじった』。
だが、まだ僅かでも可能性があるのなら、『諦めたくない』。
それが『1%』にすら満たなかったとしても、『諦められない』。

  「関さん――」

  「私は……『間違っていました』……」

出来る限りの事をやろうとした。
そうすれば、その分だけ仲間の負担を減らせ、
余力を他に回せるのではないかと。
だが、結果は違う。
自分の限界を見誤った結果、正常な判断力を喪失し、
『最悪の結果』を招く事になってしまった
それでも許されるなら、
もう一度――もう一度だけ『チャンス』が欲しい。

  「……『支えて下さい』」

今、彼女に頼む事は『それだけ』だ。
だが、決して小さくない。
もう二度と倒れてしまわないように、
後ろから支えていて欲しい。
たとえ茨の道だとしても、誰かが傍にいてくれるなら、
私は『まだ戦える』。
『自分自身』を見失わずに済む。

  「もし『失敗』した時は……」

  「私が――『終わらせます』」

それは他の誰でもなく、
この道を選んだ自分自身が負うべき『責務』だ。

842小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:17:56
>>832
>>827>>835(小林)

飛び降りる時に『ノート』は回収した。
そして、『ナイフ』は既に『解除』している。
同時に『魔物の腕』も『再生』されて元通りになっているはず。

       スゥゥゥゥ――……

改めて深呼吸を挟み、『小角』との『ビデオ通話』を繋ぐ。

         スッ

自ら前に進み、小林の前に出る。
『第三者が間に立つ』という彼の考えは間違っていない。
しかし、現在の状況では、
それが大きな意味を持つとは思えなかった。
そもそも、単純な謝罪自体が、
ほぼ意味を成さない状況なのだ。
それでも、『当人』が表に出なければ始まらない。

  「ごめんなさい……」

  「私は……
   あなたにとても苦しい思いをさせてしまいました」

懐に忍ばせた『香り袋』には、
『乾燥させたラベンダー』が入っている。

  「悪いのは私です……」

『サマー・フォーエバー』の前に立ち、『ノート』を返しながら、
ただ深く頭を下げる。
もし手元になければ、関が出してくれた品物を渡す。
いずれにせよ、贖罪の意思を示すのは変わらない。

  「――本当に……ごめんなさい」

自分が相手の立場だったとして、一方的に苦しめたのは、
どう考えても『こちら側』だ。
彼にしてみれば、あまりにも虫が良すぎる行動だろう。
だが、『謝らない』のは、もっと良くない。
聞き入れられなくてもいい。
非難の言葉を浴びせられてもいい。
それは自分の『罪』だ。
どのような重圧に曝されようとも、微かな希望を繋ぐために、
全てを受け入れる。

843鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/10(日) 21:25:53
>>832

『櫓上』にて待機する。
いざという時には、『ラジカセ』を破壊する。
あるいは『ラジカセ』を皆の元へと持っていくことも、必要になるかもしれないと判断した。
無論自分の存在が『夏の魔物』の説得を邪魔することになるのであれば、
『ラジカセ』を置いて『櫓上』から降りることも有り得るだろう。

…それが例えば、生き延びる為に時間を稼ぐような『夏の魔物』の策だと判断したなら自分は一人で動くことになる。
ここまで懸命に動いている『小石川』さん達の気持ちを無碍にするのは、心苦しいが。
人命が何よりだ。そして自分の判断基準では、既に本体は死亡していると思われる『夏の魔物』は『人』に含まれない。

844関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/10(日) 23:19:24
>>841(小石川)
>GM

「まだ終わってないんですから、
 後悔は、もったいないですよう!
 ……私がちゃあんと、支えますから」

             ザッ

関の『ペイデイ』は後方支援に長けたスタンド。
それは遠隔攻撃をするとかそういう意味ではなく、
本当の意味で『後方にいる』事に意味がある能力。

だが――――前に出る。

「私からも一つだけ言っておきます。
 私たちがしたいことそのものは、
 あなたを消す事じゃあありませんし、
 小石川さんがあなたを攻撃したのは、
 小石川さんが本当にしたかった事じゃありません」

「……なんて言っても攻撃に違いはありませんけど」

関の言葉に現状では大した中身は無いが、
『説得役』の角度を一つ増やす事に意味はある。
テレビ電話の先の面々は『補佐』にはなっても、
決してこの場で魔物と対峙は出来ないのだ。

「それでも、絶対に本当の事です」

また、『加害者』の小石川や、
状況の当事者だった小林でなく――――
『この場の第三者』である関が、前に出る意味もあるだろう。

(『方法が悪かった』だけで、『やりたいこと』は悪くない……
 それは、小石川さんも、『サマー・フォーエバー』も、同じこと)

845薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/10(日) 23:31:08
>>838(小石川)

「あんたがどういう状態だったかは、
 私は知らないし、分かんないけどさ。
 でも、いい方向に動いたんならよかったよ」

「それに――――私の仕事はさ、
 さっきのじゃあ足りなかったんでしょ?」

            「これは『サービス』。
             料金はいらない。
             あんたはロジックを詰めて……
             私がそれ以外の全部をやったげる」

>全員
>GM

《はい、はい、はい、注目、ちゅーもく!
 私の方を見てちょーだい。ここよここ。
 これが聴こえててここにいるってコトは、
 ま、『夏の魔物』の件で呼ばれたメンツでしょ》

『レディ・リン』を発現し、
『スタンド会話』によって、
『手の空いた全員』に声をかける。

《そんでさ、来たは良いけど、
 なんにもやる事ないってヤツもいるでしょ。
 そーいうヤツは、私の方に集まってくれる?》

《私の『レディ・リン』は『幸せ』を呼ぶ能力》

        《んでも、呼んだ分だけ後で不幸が来る。
          一人で呼び続けるのは正直効率が悪い》
 
   リン

『自分の腕』に『最小金鈴』を設置して、見せる。

《だから『人数』を使う》

《ここにいる全員、多分目的はある程度おんなじのはず。
 ――――少なくとも『現地組』が上手く片付ければ『ラッキー』》

             《そういうスタンスの人間全員で、
              ガンガン幸運を呼びまくるわけ。
              これなら……ちょっとした意味はあるでしょ》

大勢が一堂に会し、幸を祈るということ。

その行為そのものに意味があるかは分からないが、
スタンスの近い者達が一斉に試せば、負担を分散しつつ試行回数を増やせる。

846天雨サトリ『10cc』:2022/04/11(月) 00:57:20
>>839(小石川)
>GM

「ええ――――よろしくってよ。
 説得だなんて言うのは本来、
 相手のことを知らないとできませんもの。
 強引にでも知れるあの『能力』はピッタリでしょうね」

              スタスタ

小角を視界で探しつつ、電話を続ける。

「ただ、貴女の言う流れには懸念がありますわね。
 『無理解』で傷付けてしまったのだから、
 『知ろうとする』のは正しいでしょうけれど――――」

            スタ

「『イル・ソン・パティ』の『理解』は乱暴すぎる。
 いきなり『私の仲間の能力で』『貴方しか知らない事を知りました』
 そんなことを告げたら『不愉快』に思われたとしても、おかしくはありませんわ。
 やってる事は、ほとんど『スタンド攻撃』ですもの」

                    スタ
 
「それに残念ながら、現時点で不信感を抱かれているのでしょう?
 アレがこちら側陣営のスタンド使いの能力だと知られれば、
 仮に『魔物しか知らない知識』で『能力の正当性』を証明しても、
 『こちらの匙加減でウソの答えも出せるかも』と、疑われるかもしれない」

             「つまり」

        「――――何か、『イル・ソン・パティ』という存在を、
         『オブラート』に包んだ方が良い気がしますわね」

『イル・ソン・パティ』が『真実を出す能力』なのは証明可能だ。
だが、『それは公平な基準の真実だ』という証明は可能だろうか?

まして、こちらは既にスタンド攻撃を仕掛けて不信を抱かれているのだ。
『味方にいる何でも知れるスタンド』が、魔物に信じて貰える公算は薄い。

「――――例えば、本体が『第三者』であるという事にする?
 通りすがりのスタンド使い……は、不審すぎるわね。
……少なくとも『仲間の能力と伝えた上で潔白証明』は悪手。それは間違いなくってよ」

小石川の考えは概ね正しいだろうが、
『小石川の潔白証明』は『信用回復の手段』だ。
そのために『イル・ソン・パティをそのまま使う』のは、『信用が足りない』という矛盾を抱える。

「――――それとも、『イル・ソン・パティ』を、
  
       ・ ・       ・ ・ ・ ・ ・
      『魔物』のような完全自立型スタンドという事にするとか?」

               「能力自体は『勝手に動くコイン』なのだから、
                   ……そういう『解釈』は出来なくもないはずですわよ」

847小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/11(月) 01:53:46
>>846(天雨)

天雨の言葉を受けて、思考を働かせる。

  「『夏』を使うのは……?」

  「『魔物』は『夏』を狂信的に信奉しています。
   そして、今の『魔物』は弱っています。
   少しでも『夏が欲しい』と考えているでしょう」

  「だからこそ、『夏』を無視する可能性は、
   低いように思います」

『夏の魔物』にとって最も訴求力が見込めるのは、
やはり『夏』だろう。
『夏』なら乗ってくる可能性がある。
『夏』を与えるのは危険と隣り合わせではあるが、
それでもリスクに見合うだけの効果はある。

  「今から『夏のもの』を用意できれば……」

『クリスマス』で満たされているとはいえ、
本来の季節は『夏』だ。
さほど困難ではないはず。
『夏のもの』で固めれば、
最低でも視覚的な説得力は増すのではないだろうか。

  「『盤面』を囲む皆さんに、
   『夏の信奉者』になっていただないでしょうか?」

『盤面』を囲む全員に『夏の格好』をしてもらう。
『夏服』や『夏の品物』など、その種類は問わない。
とにかく『夏』を感じさせるもので固める。
町が『クリスマスムード』だからこそ、
その存在は余計に目立つはず。
『どういう存在』を名乗るかは保留として、
『夏』を用意すれば、おそらく注意は引けるだろう。

848小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/11(月) 02:02:22
>>837(小石川)
>GM

「な、何があったんだい……?
 いや、今はそれを推理する時間ではないな。
 きみが凄くがんばってるのはお見通しだ。
 失敗したのは残念だったのだろうが……
 今、まだ成功の余地はあるのだろう?」

「なら別にいいじゃあないか。
 自信をもってわたしを……た、頼りたまえ!」

                トコトコトコ

底の厚い革靴を鳴らしながら、
『天雨』『朝山』と合流して物陰に向かう。

「その名前は知っているとも。
 ……いくつか『危ない事』にも同席した。
 お互いの能力も知っているから、問題は無いよ。
 本当はあまり信用できそうな人じゃあないが……」

      チラ

          「ただ、彼女は何かする気みたいだ。
           ひとまず抜きで始めたほうが話が早い」

『薬師丸』には『質問の数合わせ』以外にも出来る事がある。
説得もロジカルだが、『質問』も『運』が介在しない世界だ。
『適当に質問を決める』というのはあまりにもリスクも大きい。

「あとは……け、警察………………か。
 いや、まあ、うむ。
 小石川さんが信用できるというなら、
 その人も……信用するのはやぶさかではない」

小角は警察に対してさほど良い印象が無い。
だが、『小石川』が仲介したのだから、
『単に公権力の人間だから』という理由ではないはずだ。

「ふふん、小石川さんのしたいことも、わかったとも。
 悪気はなくっても、殺されかけたら絶対に嫌だが……
 それでも、悪気があったと思われるのとは、ずいぶんと違うだろうね。
 そして『イルソンくん』の答えは絶対だ。……怖いくらいに」

「小石川さんの本気を伝えるのに使うにはちょうどいいだろう」

――――小角の懸念は強くはない。

「ただ、『じゃあどういうつもりだったのか』は……
 あ、い、いや。それは小石川さんが一番わかっている事か。
 あとは……わたしの『イルソンくん』を魔物にどう伝えるかだね。
 見せるだけだと、わたしが手で動かしてると思われるかもしれない……!」

「……おほん。どちらにせよ、人の居ない所に移ってからになる。少しだけ待ちたまえ」

849ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/04/11(月) 07:07:27
>>845

「んー?」


うろうろしていたら集合がかかったので、
『雪ダルマ』の設置を止めて白髪の女性に近寄っていく。


「この『鈴』を? 鳴らすと良いのか?
 ふーむ? では、これ『交換』じゃ」


小さな『鈴』を受け取って、代わりに『チョコクッキー』を渡していく。
事態の理解が浅いので、夏の魔物退治に幸運が向いてしまう可能性もありそうだが、
そこは小石川の『幸せ』を祈っておけばいいだろう。多分。

850朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/11(月) 14:22:14
>>840(小石川PC)

「およ? 夏の魔物をケチョンケチョンにするとかじゃなくて
『説得』なんすね。 わかったっス! それじゃあ小角ちゃんと早速合流するっス!
小石川おねーさんも無理せず頑張ってねっス!」

>>848

「やーやーやーっス! 小角ちゃん、この前っ振りっス!
イルソン君と一緒に夏の魔物を何とかするよーに頑張ろうっス!
お金も丁度十万ぐらい用意してるっス! 色々質問する余裕はあるっスよ!」

威張りつつ、十万の入った財布を見せつける。

(※今後、質問等は小角PC、小石川PCに基本は全て委託する形に致します。
もしも周囲で妨害行為かアクシデントが発生すればカバーに入りますが
基本は指示に自然に従いレスは入れないよう円滑な進行にさせて頂きます)

851小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/11(月) 20:19:56
>>GM

頭の中で何度も検討を重ね、考えを巡らせ続ける。
『イル・ソン・パティ』を自分自身に使うのは、
やはり不確定要素が強い。
天雨はいくつか提案してくれたが、
結局それらも『博打』の粋を出ないだろう。
『絶対確実』な手段でなければならない。
今は『魔物の心理』を探るために用いるのが妥当だ。

『魔物』は殺されかけた。
だが、『殺されていない』。
本当に消滅させるつもりなら、
『星見音頭』を消したままにしておけばいい。
そうする事は簡単であり、
『魔物』自身も同じように考えているはず。
しかし、実際はトドメを刺されずに生かされている。
おそらく、これは『魔物』にとっても、
『不可解』な事なのではないだろうか。
最初に問い掛けてきた事から、
『魔物』にも『疑問』という感覚が存在するのは分かる。

ひとまず、小角には待機していてもらう事にしよう。
最初の『テーマ』は『夏の魔物の今日の心理状態』だ。
『魔物の思考』を読み、そこから『突破口』を見つけ出したい。

852天雨サトリ『10cc』:2022/04/11(月) 20:35:56
>>847(小石川)

「…………夏の信奉者というのはよろしくてよ。
 ただ、なぜ『夏』が小石川さんに協調するのか?
 そして結局『イル・ソン・パティ』は『何』なのか?」

       「そこを埋めないことには、ですわね」

小石川の案は天雨からしても、悪くない。
だからこそ……補強する価値はあるだろう。

「夏と『あの能力』を結び付けるような、
 そんな何かがあれば…………
 今のところ、全く、見当がつきませんけれど」

           「…………あぁ」

「『縁日』に、確かあんな出し物があったような気はしますわ。
 けれどそれが夏か?と言われたら……記憶も曖昧ですわね」

『天雨』は『夏の風習』にたいして詳しくない。
だが……『夏寄りの存在』に、何か『あれ』に近いものがあるような気はする。

「『夏らしさ』をいきなり用意するのは難しいけれど……
 ひとまず、盤の周りに集まるメンバーからは、
 冬の要素は取り払うように私から伝えますわ。
 初手で『宣戦布告』と思われたら、さすがにたまりませんものね」

853『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/11(月) 22:15:42
<><><><><><>『民家』<><><><><><>

>村田①
>朱鷺宮親子②③
>>836-842>>851(小石川)④
>>835(小林)⑤
>>844(関)⑥
>>843(鉄)⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨


『塩水』の『リヴィング・イン・モーメント』と、『鉄』自身は『櫓上』で待機する。
『夏の魔物』については不明点が多い。
何かあった時の為に、『ラジカセ』を離れた場所で確保しておく役割が居ても良いだろう。

             ………

『小石川』の内心で種々の感情と思考が怒涛のように渦巻いていく。
しかし、なんにせよ、前に進まなくてはならない―――
『小石川』は、己の成すべきことをしつつ、
『協力者』達に様々な声をかけていく。

『サマー・フォーエヴァー』は『小石川』の『腕』の解除により、
また、自らの『絵日記ノート』に文字を連ねる事ができるようになった。
(『関』のノートはとりあえず使わないようだ)。


  ………

『両腕』を取り戻した『サマー・フォーエヴァー』
早速、『絵日記』に書き出したのは、



     『バ ――――――――――――― カッ!』


          分かりやすい罵倒の言葉だ。

かなりご立腹のようだし、自棄な雰囲気もみられる。
生殺与奪の権が握られている以上、やむを得ない態度なのかもしれない。
『関』と『小林』、そして『小石川』がフォローの説得をするが、
『サマー・フォーエヴァー』の『不信感』は簡単には消えない様子だ。

854『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/11(月) 22:18:24
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>

>空井【1】
>三刀屋【2】
>『ウィンターじいさん』【3】
>>850(朝山)【4】
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】
>>849(ナイと猫)【9】
>百目鬼【10】
>『さま食堂の主人』【11】
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>>846>>852(天雨)【15】
>今泉【16】
>稗田【17】
>>845(薬師丸)【18】
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>848(小角)【23】
>>834(大神)【24】

『ライブカメラ前』―――
『大神』が来て、更に賑やかさを増している。

  ………

『小石川』との相談により、
明確に『協力者』と共に活発に動こうとしているのは、『薬師丸』と『小角』だ。
『薬師丸』は『鈴』による『協力』たちの『幸運』のアンサンブルを提案し、
『小角』は『小石川』の指定した、『天雨』『朝山』『百目鬼』と共に、
『イル・ソン・パティ』の『真実の追求』を行う体制を整える。
双方とも、人数が多ければ多いほど『能力』の幅は広がる。
ただ、協力を求めれば求めるほど『能力』を他者に知られてしまう『リスク』はあるか。

今のところ、『薬師丸』、そして、『小角』の能力を用いた
『説得』をメインに作戦は進められようとしている。
『テーマ』を決めたら具体的な『質問』を行っていきたいところだが―――

ネックとなるのは『サマー・フォーエヴァー』の『信頼』を勝ち取れるかどうかか。
もう少し前ならば、『イル・ソン・パティ』の『こっくりさん』のような
『児戯的な部分』と『真実の例示』を併用するだけで、
それは成し遂げられたのかもしれないが―――

現状においては、『更なる手』を打たないと、
閉ざされた心はなかなか『回復』しなさそうだ。
『夏の信望者』を用いる事自体は悪くないアイディアなのかもしれない―――

※『薬師丸』は現状、居る『協力者』の中から
※自由に『鈴』を渡し『協力してもらう者』を挙げて構いません。
※(ナイ&猫にはすでにあげた)

855三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/04/12(火) 17:33:17
>> 808(百目鬼)
>>837(小石川)

「ええ、まあそんなところです」

『クリスマスツリー』に関わる4人が集まり、長閑な談笑が始まる
『夏の魔物』の存在は恐るべき事態ではあるが、三刀屋自身には関わりの薄い事だ
それよりも今は、こうして成立した『夏のクリスマス』というムーヴメントを楽しむ事に・・・・

「おや? どうしました?」

ふと、百目鬼が誰かから連絡を受け取ったのが見えた
何事か気になり、どうしたのか聞いてみる事にした

856『エド・サンズ』:2022/04/12(火) 17:34:25
>>850(朝山)

『ヨーオ! 「悪の首領」ノ嬢ちゃん
 ソンナニ急イデドウシタンダ?』

『小石川』からの連絡を受けて、『イル・ソン・パティ』の所へ向かう朝山に声をかける
昨夜起きた『サンタクロース事変』の主犯・・・・『エド・サンズ』である

『ナンカヨー、ドウニモワケガワカンネェ
 ヤットノ思イデ「サンタクロース」ヲやり遂ゲタノニヨウ・・・・
「あきは」ノ奴ガマダ帰ッテコネェンダ』

さて・・・・『夏の魔物』に関わる今回の騒動
動いている人間の多くは『夏の魔物』に対して、『有害動物』くらいの認識でいるか、
もしくはそれ程多くの関心を向けない・・・・『無関心』であるだろう

『何カ知ラネェカ?』

だが・・・・直接の被害者であればどうだろう
『本体』という最もかけがえのない存在を失いそうになっている『彼』は・・・・?
『夏の魔物』という存在に対して『強い憎悪』を抱いているのではないだろうか・・・・?

『ナアー』

それこそ・・・・『魔物』との『和解』など考えられないくらいに・・・・

857朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/12(火) 19:26:47
>>856

「おーっ サンちゃん!
うーんと、自分もまだ詳しく聞いてないんスけど
夏の魔物に変化した人たち、まだ帰ってこないんスか?」

朝山もまた、詳しい事はそんなに多くは無い。
 行き成り小石川から電話をして『夏の魔物を説得してくれ』と
言われただけだ。ちゃんと全貌を把握してる訳ではない。

「うーんと、いま友達の小石川おねーさんって人から
夏の魔物の調査をするから、そう言うのが得意な友達の所に
行ってくれって言われたから急いでるんス。
 なんだったらサンちゃんも一緒に参加するっスか?
サンちゃんは夏の魔物に直接関わってるんだし」

朝山には、エド・サンズの心情を知る由もない。
 『調査』をするなら当事者に近い人物が居たほうがいいんじゃなかと
単純な親切で告げてる。

858『エド・サンズ』:2022/04/12(火) 20:34:05
>>857

『「夏の風物詩」ニ変エラレチマッタ連中ガ何人イルカハ知ラネーケドヨォ
 少ナクトモ、俺ノ本体・・・・「あきは」ノ奴ハマダ帰ッテ来テネエゼ』

やれやれ、と手のひらを空に向ける

『オオ? 「夏の魔物」ニツイテ調ベテル奴ガイタカ
 ソレジャア、俺モ微力ナガラ協力サセテクレ!
ナントシテデモ「夏の魔物」ノ奴ヲ追い詰メテ・・・・トッチメテヤルゼ!』

そう言いながら、朝山について行く

859小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/13(水) 23:41:43
>>853

前向きに考えるとだ。無視が一番良くない、罵倒でも私達の声掛けに応じてくれるのだから
『対話』の見込みはあると考えるべきだろう。

「怒りはごもっともです、すいません」

(皮肉交じりに、君の今の気持ちが夏の風物詩になった者達も味わったものだと
告げても良いが。そんな発言で反省が促せる存在では無い。
この反応……『子供』、か。
 夏を満喫する。確かに思えば今までの行動においても全てが著しく
夏休みの子供と言う感性に近いのかも)

「関さん、お詫びとしてサマーさんに何か奢ってあげれます?
アイスなり夏に相応しいスイカなり……あと、私達も浴衣なり着るべきですかね」

(対話の意志を表示するなら、私達も夏に相応の服装にするべきかも知れない。
とにかく、今は心証の回復か。子供同様なのであったら、お菓子なり
自分の好みのものを渡して多少は怒りを治められれば良いが……)

860小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/14(木) 15:41:56
>>853

一足飛びに解決できる方法はない。
一つ一つ片付けていく必要がある。
まず行うべきは『大前提』の確認。

        ソッ……

懐から『香り袋』を取り出し、地面に置いて後退する。
大切なのは『魔物にとっての危険』を取り除く事。
攻撃できない距離まで下がる事で、それを示す。
『ラベンダー』の最盛期は『七月』。
この場においては、大した意味を持たないだろうが――。

良かれと思ってやった事が、逆に相手を傷付けてしまった。
自分のした事は『魔物と同じ』だった。
だからこそ、最後まで向き合い、必ず『解決』する。

>>(小角)

ビデオ通話を中断し、小角にメッセージを送る。

  [『質問』を二つお願いします]

  [『テーマ』は『今日の夏の魔物』について]

  [『最初の質問』は、
   『現在、夏の魔物の心証は最悪となっているが、
   この状態から和解が出来る可能性は残っている?』]

まず、この点を最優先で確かめたい。
諦めてはいない。
しかし、この問いに対する答えが『ノー』なら、
既に『終わっている』と考えざるを得ない。

  [『次の質問』は、
   『ラジカセを返せば魔物の心証は回復する?』]

小林の考えは分かる。
ただ、相手の立場に立って考えれば、
何よりも『命の保証』が欲しいはず。
殺されかけた事もあるだろうが、
現在の『魔物』の態度は、『命』を握られている事が大きい。
銃口を突きつけた状態でプレゼントを渡しても、
信用に繋がるとは思えない。
何か与えるにしても、『奪ったものを返してから』だ。

   ――……。

口で傷付けるつもりはないと言っても、
現在進行形で命を脅かし続けている状態では、
言葉に説得力を持たせる事は不可能に近い。
何か贈り物を渡したとしても、
誤魔化しと受け取られる可能性の方が高いだろう。
おそらく『ラジカセを返す』事が『一番効く』。

>>(朱鷺宮親子)

  「……『紙』を持っていて下さい」

二人に頼んで、余っている『紙』を持ってもらう。
『紙切り芸』に使用したものだ。
先程『ラジカセ』に向けていた『ナイフ』は、
実際には『切れなかった』。
それを証明する。
今は、『行動の積み重ね』だけが、
『突破口』を開く唯一の道だ。

>>(鉄)

『櫓』で待機する事を選んだ鉄に電話を掛ける。

  「――鉄さん……」

  「……用意をしておいていただけますか?」

  「『ラジカセを引き渡す用意』を……」

彼には彼の考えがある。
その事は十分すぎる程に理解している。
それが『正しい』事も承知している。
それでも、少しでも信用を取り戻すためには、
『ラジカセ』を返す事が必要になるだろう。
謝罪を重ねるよりも贈り物を渡すよりも先に、
『命の保証』をしない限り、
『会話』をこれ以上先に進める事は出来ないと考える。

  「許されるなら――もう一度だけ私に、
   『チャンス』を与えていただけないでしょうか……?」

  「『お貸ししたもの』は、
   合図するまで『そのまま』にしておいて下さい」

  「――失敗した時には、私が『責任』を負います」

彼の気遣いはありがたかった。
だが、もし再び過ちを犯した時は、自分の手で終わらせる。
それだけは、他の誰かに委ねる訳にはいかない。

861小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/14(木) 23:49:37
>>860(小石川)
>GM

―――――――――――――――――――――

わかった。まずはそれを聞いてみよう。
ただ、『前提のある質問』は答えが出るか分からない。
ここは『夏の魔物との和解が出来る可能性はあるか』
それを聞いてみよう。最悪なのは確かだろうけどもね。

そのあとは『ラジカセを返せばいいのか』だね。

状況を完全には把握できてない以上
わたしに『適切な質問』が何かは分からない。

だが、わたしの方でも質問は考え続けるよ。

それと、わたしの存在はくれぐれも内緒にね。
あとで教えたりするとしても
心証を聞いたなんてきっと心証が悪くなるぞ。

―――――――――――――――――――――

メッセージの返信をしたあと、『イル・ソン・パティ』を開始する。
現在のメンバーは『小角・天雨・朝山・百目鬼・エドサンズ』だろう。

――――まず『2つ』問う。

ただ、小石川から追加質問が来ないなら『残り3つ』はこちらで決める。
客観視の出来る立場の自分達の方が、本来質問を決めるのに向いている。

(魔物が滅びてもそれはぜんぜん問題ではない。
 むしろ、滅ぼすためにみんなでやってきたんだ。
 救おうなんて言うのは、わたしもそうだし、ほとんどの人に寝耳に水だろう)

   小石川に質問を考えてもらうのは現地にいるがゆえの知見、
   そしてなにより――――魔物を救いたいのは彼女だから、だ。

(どっちも救えるならそれに越したことはない……
 だけどそれより、小石川さんががっかりするのは……誰だって見たくないだろう!)

862関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/15(金) 00:09:38
>>853(GM)
>>859(小林)

「……はぁい、本当におバカだったと思います」

               ペコ

「小石川さんに代わって、謝ります。すみません〜」

頭を下げるだけ下げておく。
実際、無知な行いだったのだから。

「奢る事は出来ますけど……
 『サマー・フォーエヴァー』さんは、
 食べたり飲んだりは好きなんでしょうか?」

「私たちが思う『夏に相応しそうな物』じゃあなくって、
 お詫びなら……本当に欲しい物をあげたいですけど」

選ぶ物でこちらの気持ちを示す――――という意味でも、
『こちらの気持ち』を推し進めて相手を知らなかった結果が、
さきほど小石川らが犯した『失敗』だったのだ。

「…………それに、『あげる』よりも前に、
 しなくちゃいけない事が私たちにあるような気もしますよう」

『最悪の場合、倒せばいい』だけ。

関も正直なところ、そう思ってはいる。
鉄は勿論、小石川も根底はそうだろう。

             (心臓に刃を突き立てながらする説得……
              『そうすべき』だけど、それじゃあ響かない。
              それにたぶん……魔物に、『脅し』は通じない)

――――だがそれを相手も理解している限り、恐らく説得はより困難になる。
あるいは先ほどまでの『脅迫』の域を出ず、『結果』もまた、先ほどまでをなぞりかねない。

863鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/15(金) 02:41:00
>>860

小石川さんの言葉に頷く。こうなることは予想していた。
そして、『夏の魔物』に対して『ラジカセ』を渡すことの重みも彼女は十分に理解しているだろう。
同時に、我々には夏の魔物に被害を受けた人たちの命がかかっていることも。

「承知しました」

二つの意味での言葉を返し、両手で丁寧に『ラジカセ』を持って階段の方へと近寄る。
緊迫した場の状況に似合わない音楽だ。その手前で止まり、更なる指示を待つ。

864『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/16(土) 02:17:21
<><><><><><>『民家』<><><><><><>

>村田①
>朱鷺宮親子②③
>>860-861(小石川)④
>>859(小林)⑤
>>862(関)⑥
>>863(鉄)⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨

『サマー・フォーエヴァー』………
いわゆる『夏の魔物』を説得すべく、
積極的に動いているのは『小石川』、『小林』、『関』―――
他のメンバーも様々な思いはあるのだろうが、
今のところ、積極的に止めようという者は居ない。

『………』

『小林』の『夏の風物詩』をあげる提案と、『関』の問いかけ。
双方とも素直に謝罪してからの対話を姿勢を見せている。

それに対し『サマー・フォーエヴァー』は怪訝そうな動きを見せている。
すぐに問いかけに答えはしないが、興味を示しているそぶりは感じられる。
一面すべて影の存在で表情は不明ではあるが、
全身で感情を表現するような『分かりやすさ』はある。
これが『演技』だという可能性もないではないが―――
単純に『夏の風物詩』をあげてみれば、『好感度』は上がるのかもしれない。

 ………

『小石川』の申し出、『朱鷺宮親子』に『紙』を持ってもらう事、
『鉄』から『ラジカセ』を預かる事は双方、受理された。

更に『小石川』は『ラベンダーの香り袋』を置き、後退する。
これは『夏の風物詩』のはず。
これで少しは機嫌をなおしてくれれば良いのだが―――

そして、『小石川』は『小角』に『質問』を依頼する。
これの『結果いかん』によって行動を変えれば盤石なはず………
ただ、これから一つ一つの行動にそれを行えば、
時間がかかりすぎてしまうかもしれない。
いくつかの行動の『有効性』が確認できれば、
どんどんと次の段階に進むのが吉か―――?

865『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/16(土) 02:19:31
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>

>空井【1】
>>855(三刀屋)【2】
>『ウィンターじいさん』【3】
>>857(朝山)【4】
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】
>(ナイと猫)【9】
>百目鬼【10】
>『さま食堂の主人』【11】
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>天雨【15】
>今泉【16】
>稗田【17】
>薬師丸【18】
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>861(小角)【23】
>大神【24】
>>856>>858(『エド・サンズ』 )【25】

『ライブカメラ前』―――
更に今回の被害者―――『氷山あきは』のスタンドである
『エド・サンズ』がやってきて、『朝山』と会話を重ねる。
『小石川』の指示を朧気ながら確認し、とりあえず『朝山』と行動を共にする『エド・サンズ』。
彼らはそのまま『小角』と合流を果たした。

一方、『三刀屋』は『百目鬼』が連絡を受け取ったのを見て、その事を問い質す。
『百目鬼』がどう答えたかは置いておいて、とりあえず彼女は、その後、『小角』と合流を果たした。

 ………

『小角』『天雨』『百目鬼』『朝山』『エド・サンズ』。
彼らは『ツリー前』から少し外れ、小規模サバトでもやるかのように
『イル・ソン・パティ』を囲んだ。

『朝山』に『エド・サンズ』がついてきたのは想定外だったが、
『小角』は、このスタンドを自らの能力の輪に入る事を許した。

>『夏の魔物との和解が出来る可能性はあるか』
―――『はい』。

>『ラジカセを返せば魔物の心証は回復する?』
―――『はい』。

いずれの問いも『はい』。しかし、当然、楽観視は出来ない。
『和解の可能性』がある行動が『一行』が到底承服できないものである可能性だってあるし、
『-100』から『-99』に心証が動くだけでも、『回復』と言えなくはないからだ。
ただ、『和解』への行動全くの無意味ではない、という『希望を見出す』という意義はあるだろう。

866『エド・サンズ』:2022/04/16(土) 17:05:26
>>865

『オイオイオイオイ・・・・コレハドウイウ事ダヨ・・・・?』

目の前に置かれた奇怪な木造盤
それは『イル・ソン・パティ』という、目の前の少女のスタンドらしい
協力者の能力を使って『夏の魔物』の調査をする・・・・
てっきり、それは『夏の魔物』を打ち倒し、『消滅』させるための調査かと思っていた

しかし・・・・

『質問内容ガ「変」ジャアネェノカァァ〜〜〜?
 コレジャアマルデ・・・・「夏の魔物」ト和解シタガッテルヨウジャネエカ!』

『魔物との和解の可能性を探す』
『魔物が持っていたラジカセを返して心証を回復させる』

それはつまり、『小石川』という女は『夏の魔物』の目の前に居て、
そうでありながら、『魔物』との和解を目指そうとしている・・・・そういう事だろう

『フザケンジャアネエ!
「夏の魔物」ノセイデ、ドレダケノ数ノ人間ガ犠牲ニナッタト思ッテンダ!』

『「夏の魔物」ヲ倒サネー理由ナンテドコニモナイハズダ・・・・ソウダロ!?』

『嬢ちゃん! 俺カラモ質問サセテモラウゼ!
「夏の魔物」ガ、ブッ倒サレテ「消滅」シタラ!
「あきは」と「一抹」ハ帰ッテクルノカ!?』

『コイン』に指を当てながら、叫ぶ

867小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/17(日) 19:30:55
>>864

「サマーさんに、一度お聞きして宜しいですか?
 会話したくないのなら、簡単に首を振るか頷くの動作で
はい、いいえを示してくれると助かります」

私も、夏の魔物を『殲滅』の意思を有してた側だ。今も、状況が変われば
目の前の存在に蟷螂の斧たる力を向けるのに戸惑う事は無いだろう。
だから相手からすれば敵意を見せても仕方がないが、あちらとしても
今の不可解な状況で、話を聞く意思を見せてくれるだろう希望的観測の芽はある。

「えっとですね……どう言葉にするべきかな。
サマーさんは『夏を永遠にしたい』、この星見町の中で。
貴方のその意思に悪意はなく、ただ変化した皆の望みを叶えてただけ。
それに関して、まず間違いないですか?」

今までの、あらすじを冷静に整理してみる。双方に確認するべきだろう。
『夏の魔物』とは星見町の区域内だけに移動が限られ且つ、夏を楽しむと言う意思を
担う対象に憑依し、そして副産物として対象は夏の風物詩に変化する。
 この変化は半永続……夏の魔物が解除の意思を示さないと元に戻せない。

そして櫓でのノートの文面。それ等から夏の魔物としては今までの所業は全て
『善行』なのだ……彼からすれば。

(……? いや、待て……何だろうな『違和感』のような、この引っ掛かり)

今までの流れ、それを頭の中で文字に起こし推敲するように見返す。
作家として、普段小説を完成する前のルーティンだ。何か『齟齬』のような物を感じた。
それを声にして、夏の魔物改めサマーに問いかける。

「……あの浅学な身……まぁ簡単に言うと私は馬鹿なんで教えて欲しいんですけど
『具体的にサマーさんは何をしたら満足する』んですか?」

考えれば考える程、今までの出来事を振り返って『奇妙』に感じるものが目に付く。

「皆に夏を永遠に楽しんで欲しい……のは何となく理解しました。
サマーさんが変化すれば、その人は永遠に微睡の中で夏を楽しみ続けるって事ですからね」

「ですが…………この家に訪れた夏が好きな方たちに、永遠の夏を楽しませようと
何度も続けてるのは、今まで私達が道中見かけた夏の風物詩になった人たちを見れば
沢山いたのは理解出来ます。たくさんの人に夏を楽しんでもらおうとしたんだろうなぁと。
……でも、本当に沢山の人に楽しんでもらいたいのなら、この家屋に訪れる人だけでなく
この町、いえ町よりもっと広い日本、いえ世界中まで広げた方が
サマーさんの願いとしては相応でしょう? 私がサマーさんの立場なら
地球全体に『夏』の良さを広めて全世界の人間が夏を楽しんでくれれば
これ程に嬉しい事がないでしょうから」

「サマーさんは今までそうする事なく、この家に訪れる者だけに限定していた
『理由』はあるんでしょうか?」

『夏の魔物』にも『起源』がある筈だ。どうして、この星見町だけを限定とし
『サマー・フォーエヴァー』となった『意味』が。

幸い、この存在には『意思』があって『対話』が可能だ。そこを知れれば
或いは……解決の糸口になるかも。

868村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/18(月) 03:40:45
>>864

 「まさかとは思うが、『出られねえ』なんてことねえだろうな。」

『サマー・フォーエヴァー』を囲む輪から一人離れて、この空間から離れるべく歩みを進める。
正直な話、今すぐにでも櫓に飛び掛かって『サマー・フォーエヴァー』のドタマをカチ割って終わりにしてやりたい。
が、どうにもそういったやり口は好まれていないようだ。どいつもこいつも人がいいというか、馬鹿馬鹿しいというか。

従って村田の取る行動は『無関心』だ。
力づくでことを推し進めることをしない代わりに、連中への協力をここで切り上げる。
ただし、『念のため』の行動をとることにする。

 「ここが『夏の魔物』の住処には違いがねえんだ。
 外側からきれいさっぱり吹き飛ばしてしまえばカタがつく。」

全てが上手くいかなかったときのために、外側から・・・『民家』ごとこの空間を吹き飛ばす。
外にはおれたちが乗って来た『車』がある。『棒化』して爆破すれば、ボロ平屋の一つや二つ、わけはないはずだ。
歩いて帰るのは少々億劫だが、仕方ないだろう。

中にいる人間がどうなるか?それはおれの知ったことではない。
外に出て、しばらく様子を見て・・・音沙汰がなければ行動に移すのみだ。

869小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/19(火) 04:11:21
>>864

『夏の魔物』――『サマー・フォーエバー』を滅ぼす。
星見町の誰が見ても、正しいと言える行動だろう。
これまでの活動の全ては、
それを目的として続けてきたのだから。
自分自身、倒すつもりで来ていたのだ。
しかし、迷いが生じた。
殺して終わりでいいのかどうか。
そうしたとして、不満を漏らす人間は一人もいないとしても。

   ――……。

だが、心の中に逡巡がある。
既に過ちを犯してしまった今、
もはや希望は残されていないかもしれない。
星見町の大多数が望んでいるのは、『夏の魔物』の消滅。
それは理解している。
また、そうする事は簡単だ。
やろうと思えば今すぐにも出来る。
それが最も手っ取り早く、
なおかつ簡潔な手段である事は承知していた。

   ――でも……。

たとえば、ここで『魔物』の首を刎ねてから、
『ラジカセ』を破壊する。
そうすれば、これ以上『魔物』に不要な苦痛を与えずに、
この事件を終わらせる事が出来るはず。
その行動に対して、誰も反対はしないだろう。

   ――私は……。

しかし、それ以外の解決を捨てきれない。
協力者を自宅に集めた際に、
『ソラ』から『病気だ』と言われた事があった。
おそらく、それは正しいのだと思う。
自分でも、どうかしているという自覚がないではなかった。
それでも止められないというのは、
自身の狂気の証明なのかもしれない。

870小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/19(火) 04:13:05
>>861(小角)

  [おっしゃる通りにするつもりです]

次の『質問』を練りながら、メッセージに返信する。

  [『魔物』を滅ぼす事は難しくありません]

  [それでも和解を求めるのは私の我侭です]

  [そこに生じる責任は私が負います]

既に、一度失敗している。
なお説得を続けようとしているのは、完全に自分の独断だ。
だからこそ、もし二度目の失敗を招いた時には、
自分自身の手で終わらせる。

  [追加の『質問』をお願いします]

  [『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』が、
   『殺傷力』を持たない事を証明すれば、
   『魔物』の心証は回復する?]

残された時間が少ない事は分かっている。
同時に次はない。
押さえるべき所は押さえておく。

  [『夏の風物詩』が絡んだ結論なら、
   『魔物』は信じる可能性が高い?]

『サマー・フォーエバー』は夏を狂信している。
これは理屈がどうこうというよりは、
そういうスタンドだからだろう。
言い換えれば、ルールに縛られているとも言える。
夏を信奉する者が夏を信じなければ、
その理念は根本から破綻してしまう。
可能性が見出せるとすれば、夏を味方につける事だ。

>>863(鉄)

重い。
鉄から返ってきたのは、果てしなく重い言葉だった。
ここで『ラジカセ』を返したとしても、
『魔物』が逆転するという事はない。
『魔物』は『風物詩』に転移できるが、
その能力も今の状況では活かせないからだ。
だが、それでも重みとしては十分すぎる。

  「――……ありがとうございます」

今はただ、そう言うしかなかった。

>>864

  「お詫びの印として――」

  「あなたの『大切なもの』をお返しします……」

鉄に目線で合図を送り、
『魔物』に『ラジカセ』を引き渡してもらう。
まず、これで相手の反応を見る。
どの程度、事態が好転するかだ。

871小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/19(火) 12:33:47
>>864(小林)
>>866(エド・サンズ)
>>870(小石川)

「お、落ち着きたまえスタンドくん。
 ……いや、落ち着けない気持ちは分かる、分かるが、
 小石川さんは魔物を倒すために人を集めたりしてたんだ!
 彼女が魔物の味方になったとかじゃあないのはわたしが保証する」

      「それに」

          「――――きみの質問もごもっともだ。
            こ、小石川さんには内緒でそれも聞こう」

『エド・サンズ』の事を良く知っているわけではない。
だが、『正しいかどうか』で言えば彼が圧倒的に正しい。

和解に失敗すれば倒せばいい――――だが、『逃げられたら』どうする?
時間をかけて和解できるほど相手が無防備になっているのなら、
今すぐ滅するのが『ベター』であるのは間違いないのだ。

(魔物が……説得して和解できる『人』なのだとすれば。
 人の『心』を、『はい』と『いいえ』だけで解き明かせるわけがない)

小石川も、それは承知の上で最も重要な『初動』の構築に賭けているのだろう。

「……そういうわけだ。質問を続けようじゃあないか」

『エド・サンズ』――――そして小石川から募った質問を『イル・ソン・パティ』に問う。

「それともう一つ。
 ……『夏の魔物は、このままいくと、5分以内にこの場から逃げ去る事が出来る?』」

小角は魔物の性質を知らないが、
その存在が『完全自立型スタンド』に近いなら、
あるいは夏限定の存在なら――――『時間切れ』があり得る。

(責任を負うとは言うが……もし逃げられたら、どんな責任が取れるんだ?
 もし小石川さんが自分を傷つけたりするなら……そんなことはあってはならないっ!)

               (最善は小石川さんが説得をして全部うまくいくこと。
                そして次にいいのは小石川さんががっかりしても魔物を倒す事。
                最悪の……『逃げられて終わり』だけは絶対に防がなくてはならない)

最悪なのは説得や和解の流れのままに時間切れを迎えるという事だ。タイムリミットの明示に能力を使う。
ハッキリ言ってそれが5分を切っているような状況なら小角としても『撃破側』に心情はかなり傾く所だ。

872関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/19(火) 13:08:20
>>864(GM)
>>867(小林)

「小林さん…………」

突っ込んだことを聞き出した小林に一瞬だけ何を言うか迷う。
彼が今聞いている事は『要点』と言えるだろうか――――
とはいえ、何か一つでも知っている事を増やすのは重要ではある。
つまり、説得の糸口を探そうとしているのだろう。

「あのう……いろいろ聞かせてもらうお礼と、
 それから……お詫びとして、これくらいは」

                   サラサラサラ

「お気に召すか分かりませんけど〜」

残り何円残っているか――――
人数もあって認識は曖昧になりつつあるが、これくらいなら買えるはずだ。

                   コト

『ラムネ』『かき氷』を購入。
それらをゆっくりと『サマー・フォーエヴァー』の目の前に置く。

「取ったものをただ返すだけ……じゃあ、謝る事にはなりませんしねえ」

この程度の『夏』であれば、過剰に彼を活性化させる事にはならないだろう。

>>868(村田)

その場を去る村田には一瞥に留める。
薄情などとは思わない。むしろ垣間見える彼の気性からして、
問答無用でこの場で魔物を倒そうとしないのは『情深い対応』だろう。

本当はここまでの礼を言いたいが、彼はそれを望んではいないだろうし、
何をする気かは分からないが――――『独立行動』は、目立たない方がいい。

873薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/19(火) 13:27:35
>>854(GM)

≪とりあえず、用のありそうな人は散った感じだしさ。
 ここに残ってる人たちはあんまやる事もない感じよね≫

≪そんでもって、やる気か、やる理由は持ってるんでしょ≫

特別に動きを見せていない面々に声をかける。
所在なさげな『ココロ』などは好例だろう。

≪私の能力はいくらでも使ったげる。
  気に入ってくれたら、
  この件のあとお客様になってくれてもいい≫

≪――――さ、とりあえず配るだけ配っちゃうよ≫

『拒否した者』以外には、
基本的に全員に鈴を渡していく。

もちろん拒否するなら強制はしない。これも一種のスタンド攻撃だ。

≪やってくれるなら、鈴を鳴らしてちょーだい。出来れば、3つ同時にね≫

ひとまず今は鈴の配布に集中し……発動は、まだだ。

これは薬師丸自身の考え方だが――――
錆鈴という能力上の制約はもちろんとして、
幸運を呼び続けるという用法自体が『一つ一つの幸運を薄れさせる』

とはいえ、分かりやすい『重要局面』以外でも運の加護を維持する意味はある。

874『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/20(水) 04:06:46
<><><><><><>『民家』<><><><><><>

>>868(村田)①(爆破の為に戻り中)
>朱鷺宮親子②③
>>869-870(小石川)④(サマーフォ-エヴァーと対話)
>>867(小林)⑤(サマーフォーエヴァーと対話)
>>872(関)⑥(サマーフォーエヴァーと対話)
>鉄⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨

『小林』は『サマー・フォーエヴァー』に根気強く語り掛ける。
『サマー・フォーエヴァー』はしばらく訝し気に『小林』を見ていたが、
『関』の贈りもの、そして、『小石川』が『ラジカセ』を返した事で、
やがて、決心したかのように『絵日記』に自身の思いを書き出していく。

『ぼくのおもいは あなたが言っているとおり』
『まん足は もうしていたよ みんなになつを たのしんでもらっていたんだから』
『あなたたちが それを じゃましたんでしょう』

何かをしたら満足して『成仏』するような幽霊のようなものではなく、
今のスタンスで年に1、2人ずつコツコツと『夏の風物詩』にしていくのが、
『サマー・フォーエヴァー』の『生き甲斐』であり、続けていくことに意味があるのだろう。

『世かい中に なつをひろめられるなら それが一ばんだけど』
『その力は ぼくにはないんだ このまちの中がせい一ぱい』
『一かいのなつに ひとりかふたりくらいが げんかいなんだ』
『このいえをつかっているのは それが一ばん らくだからだよ』

『小林』の疑問の多くは『能力の限界』という事なのだろう。
『星見町』規模が『射程距離』で、『年にひとり、ふたり』が
『能力発動条件の限界』と考えれば分かりやすいか。
この『家』は『良く釣れる釣り堀』のようなものなのかもしれない。
一回に1、2匹しか釣れないのだし、『限定』していたというより、
あえて『場所』を変える必要がなかったのだろう。

『ほしみちょうはぼくの生まれたばしょではないけれど』
『ぼくのほんたいが生まれたばしょだからね』
『このまちで ぼくはずっと なつをひろめていたんだ』

どんなものにも『歴史』があるように
『サマー・フォーエヴァー』にも『生い立ち』があるようだ。
ただ、それは『サマー・フォーエヴァーだけが知っている事実』。
今ここで、『深掘り』し続けていいのものかどうか―――

 ………

『小石川』が『ラジカセ』を返したことによって、
『サマー・フォーエヴァー』はわずかながら態度を軟化させたようだ。
『小角』とコミュニケーションをとりつつ、次策を考えていく必要があるだろう。

                          ………

一方、『村田』は『サマー・フォーエヴァー』の輪から一人離れる。
『目的』は一緒でも『やり方』があわない。
であれば『村田』は『村田』なりの行動を起こすのが適切なのだろう。

元来た『扉』を戻っていく『村田』―――
問題なく先程までの『難関部屋』を逆に戻っていく事が出来た。
 倒れた『夏の狂信者』たちもそのまま………
ゾンビ映画のように、倒したはずの敵が急に起き上がって
噛みついてくるなどという事もない。

少し時間をかければ、問題なく『外』に出る事が出来るはずだ―――

875『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/20(水) 04:28:31
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>

>空井【1】
>三刀屋【2】(ウィンターじいさんたちと談話)
>『ウィンターじいさん』【3】(ウィンターじいさん達と談話)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】(ラジオ中)
>(ナイと猫)【9】
>百目鬼【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(三刀屋達と談話)
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】
>稗田【17】
>>873(薬師丸)【18】(鈴配り中)
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>871(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】
>>866(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『ライブカメラ前』―――
『薬師丸』は必要な『幸運』に備え、『鈴』を配る。

※『受け取る』反応があれば分かりやすいので
※有志の方はレス願います。『拒否』なければ、
※レスなくても勝手に受け取った形にはなります。

 ………

いつまにか紛れていたスタンド、『エド・サンズ』―――
彼の唐突な疑問にも『イル・ソン・パティ』は冷静に返答する。

>『「夏の魔物」ガ、ブッ倒サレテ「消滅」シタラ!
>「あきは」と「一抹」ハ帰ッテクルノカ!?』
―――『はい』。

『帰ってくる』の意味することが曖昧であり、
『エド・サンズ』が思っていた意味での答えが
返ってきたかは微妙な部分はある。
本来もっと意味が絞りやすい『問い』を行った方がいいのだろうが、
それを動転した『エド・サンズ』に求めるのは酷かもしれない。
そして、今日の『イル・ソン・パティ』なら、きっと、
『エド・サンズ』の思いを汲んだ『返答』をしてくれているだろう。

次に『小石川』の質問を行う。

>[『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』が、
>『殺傷力』を持たない事を証明すれば、
>『魔物』の心証は回復する?]
―――『いいえ』。

『櫓』上から『一行』の様子を窺っていたであろう『サマー・フォーエヴァー』は、
さんざん、『スーサイド・ライフ』によるバラバラ化とそこからの復活を見てきただろう。
『殺傷力』を持たない特殊な武器であることはすでに理解している可能性が高い。
それにより『両腕』を落とされ、『対話の術』を奪われたという事が重要であるので、
特別に心証は回復しないというロジックか―――

>[『夏の風物詩』が絡んだ結論なら、
>『魔物』は信じる可能性が高い?]
―――コインは?を描き、中央に戻った。

『イル・ソン・パティ』の回答不能の合図………
これは質問のやり方がよくなかったかもしれない。
『夏の風物詩が絡んだ結論』というフレーズが具体的にどんなものを指すのか、
また、信じる可能性が高いという文言の曖昧さの『合わせ技』で
今日の『イル・ソン・パティ』からは『回答不能』と判断されたのだろう。
幸いにも『回答不能』は『質問を消費しない』―――

更に『小角』の質問。本来、ここから『二週目』だったが、
前の質問が『消費されない』回答不能だった為、これが『一周目ラスト』。

>『夏の魔物は、このままいくと、5分以内にこの場から逃げ去る事が出来る?』
―――『いいえ』。

『逃げ去る』の意味合いは、『夏の風物詩』へのワープと、
次の夏までの『逃げ切り』双方を含むはず。
いずれにしても現状では『5分』は逃げられない―――

876『エド・サンズ』:2022/04/20(水) 09:23:15
>>871(小角)

『コレガ落チ着イテイラレルカッテンダ!
俺ハ「小石川」ッテヤツノ事ヲ知ラネェカラヨォ・・・・
ソイツガ何考エテンダカ、全然ワカンネェゼ!』

『ソレニヨォ・・・・「夏の魔物」ハ放ッテオイタラ
 マタ来年の夏マデ「おさらば」ッテワケダロ?
 ソウナッチマッタラ、「あきは」モ「一抹」モ一巻ノ終ワリダ・・・・』

どうやら、突然現れたこの『スタンド』は興奮が収まらない様子だ
自分の本体が人質に取られた状況だ・・・・無理もないだろう

>>875(GM)
>>(朝山)

『「悪の首領」ノ嬢ちゃん! 電話ヲ掛ケテクレ!
 「小石川」ッテヤツガ何ヲシテーノカ、真意ヲ問イタダシテヤル!
 嬢ちゃんナラ、連絡先ヲ知ッテルンダロウ!?』

877朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/20(水) 23:53:23
>>876

「お? お? わかったっス!
とりあえずサンちゃんも少し落ち着くっス! 深呼吸っス!
小石川おねーさんも多分なにかふかーい訳があって
説得しようと考えてる筈っスよ!」

朝山は小石川へと電話を掛ける。すぐ繋がるだろう……。

878『エド・サンズ』:2022/04/21(木) 00:17:09
>>877

『深イ訳ッテ、ナンダッテンダヨ・・・!』

とんとんとんとん、と待ちきれないように指で小刻みに腕を叩く
そして、電話が繋がったらすぐに・・・・

『オイ! アンタガ「小石川」ッテ奴カ!?
 俺ハ「エド・サンズ」・・・・氷山あきはノ「スタンド」ダ!
 ドウナッテンダ! ソッチノ状況ハ!?』

バカでかい声で電話を怒鳴りつける

879鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/21(木) 19:01:38
>>874

『ラジカセ』を小石川さんに渡した後、その場に立つ。
この場から『夏の魔物』が大逆転する策といえば、やはり『時間切れ』を待つことだろう。
厄介なのは、自分達にはその『時間切れ』のタイミングが分からないことだ。
それは十分後かもしれないし、一時間後かもしれないし、一日後かもしれない。
ただ一つ自分に出来ることは、少しでも消えるような素振りを見せたならそれより早く『夏の魔物』を斬る。
それしかない。

「…先程も確認したことだが。キミは他の好きなものを『夏』で塗り潰す事に疑問はないんだな?」

「同じような能力を持つ者が、キミを『かき氷』だけしか好きになれない状態にして。
 キミが他の『祭り』や『虫取り』なんかを楽しめない状態にしても構わない、という認識で合っているか?」

『夏の魔物』に問いかける。
自らの行為の問題点に気付けたなら話は変わるが。
全てを理解した上でそれを肯定しているなら、手の施しようもあるまい。

880 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/21(木) 22:54:01
>>872(関PC)
>>874

「……」コクッ

自分の名を呟いた関さんに、緩慢にそちらへ縦に首を振って理解してると小さく示す。

(この会話は『説得』に結ぶものではない事は承知。
だが、多少なりとも心証を回復しなければ夏の魔物が応じる空気も出来ないだろう。
小石川さんや、後に続く人たちの為にも)

謂わば、目的は潤滑剤となる事だ。夏の魔物の会話もとい、文面に
理解を示すように再度頷いて呟く。

「成程……」

まぁ想定の範囲だ。満ち足りる事でなく、継続する事で満ち続ける。
時の流れが宇宙の終わりまで変わらないように、夏の魔物にとって
夏を楽しませるのは摂理。

(そして、私達はその摂理を反証明なりで否定しなければならない。
ただ我武者羅でなく、夏の魔物が納得するように……ここから
慎重に言葉を選んでいこう)

「…………サマーさんの力、凄いですよね」

「夏を楽しませる。それに特化した力
皮肉でもなんでもなくね。私にも一応変わった力がありますが
液体を球形のガラス状に包んで大体見える範囲で飛ばせる程度ですから」

あえて実演する必要があるなら、手元に戻した水槽の一つでも指を指揮棒の如く
動かして軽く飛翔させよう。もっとも既に魔物も目にしてきたものだ。
唐突な話題変え、夏の魔物からしても怪訝に思うだろうが……。

「そして、いまそちらの彼女……関さんもね。いま出した通りに
ある程度のものなら金銭を介して出せる力があります。いま来てる全員
何かしらサマーさんとは違いますが色々と能力があります。
……何が言いたいのか? そう思ってるでしょうし単刀直入に言いますが。
『貴方が今まで夏を楽しませてきた方達の本心を答えて貰う力』も
私たちの知り合いに居るだろうって事ですよ」

……夏の魔物にとって『夏を楽しませる』事、それが使命。
そして『いま現在楽しめてない』と変化した者達に答えさせられれば
夏の魔物は能力を解除する切っ掛けになる。

小石川さんの電話のやりとり、全貌は把握してないが彼女の幅広い協力者なら
そう言った能力者が居て不思議でない。これは賭けだが決して無謀で無い筈。

「サマーさんはどうです? 仮に、そう言った力がある存在がいるなら
一度知りたくはないですか?
 貴方にとって、『夏を永遠に楽しんで貰うのは絶対』だ。
今まで変化してきた方達、まず間違いなく貴方の考えであれば今現在であっても
とても夏を楽しんでおり、永遠に続けたいと思ってる。そうですよね?」

881小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/22(金) 12:55:24
>>875(GM)
>>876-878(エド・サンズ)
>天雨

「……正直、わたしもきみの気持ちはわかる。
 もし大事な人を奪っていったやつがいたら、
 そいつを説得するなんて全然納得がいかないだろう。
 ましてや『相手にも事情が』なんて話でもない……」

『エド・サンズ』の意見は変わらず正当だ。
『5分の猶予』も、小石川らには十分でも、
彼にとってはあまりにも短すぎる物だろう。

「……とりあえず小石川さんの質問は保留だ。
 彼女ならより適正な形に直して、
 もう一度聞き直してくれるだろうからね。
 それで……説得で倒せる可能性があるなら、
 スタンド君にもまったく無意味ではないはずだ」

小角の心情は魔物ではなく、
小石川という放っておけない知人に寄り添うものだ。
『彼女には協力する』が魔物に優しくする道理はない。
現地にいれば、絆されたかもしれないが。

「わたしも」

            ビクッ

「……お、おほん、大声を出すなら少し離れたまえ」

「わ……………わたしも独自に質問を行おう。
 とはいえさっきの続きみたいなものではあるが……
 『魔物にとっての今夏の終わりは、30分以内に訪れる?』」

タイムリミットばかり気にしてもしょうがないが、
それ次第でどの程度ゆっくりやれるのかは変わる。
タイムリミットでの消失は本当に唐突な可能性が高い。

「あとは……天雨さん、きみの頭脳で何か良さそうな質問はないだろうか?」

小角は自信家だが、過剰な自信の角はある程度丸くなっている。
大人であり、確か偉い人でもある天雨なら自分と違う視点もありそうだ。

882天雨サトリ『10cc』:2022/04/22(金) 12:57:11
>>881(小角)

質問役に甘んじてこそいるが、思考は続けている。

「…………そうですわね、その流れで言えば、
 『夏の魔物に夏の風物詩を与えることで、
  魔物が逃げ去るまでの時間は短縮される?』」

懐柔の手にリスクはあるのか?
適当に与え続ければそれ自体が引金になりかねない。

「それから…………
 『今の魔物は、もしそれが出来る状態になれば、
  すぐにでも逃げ去ろうという心情である?』」

話す意思はあるのだろうが、
それは逃走の時間稼ぎに過ぎないのかもしれない。

「この辺りが気になりますわね。私と……百目鬼さん。
 2人で分けて、ここを聞いてみましょう」

「この案件の最悪は『逃げられる事』。
 逃走の条件や時期はきっちり詰めないと、後悔するでしょうから」

883村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/22(金) 22:25:09
>>874

戻る道すがら、周囲を確認しながら進む。
来るときはそれどころではなかったが、今は戻るだけ。余裕がある。

ここに来るまでの戦いで、『夏の魔物』はずいぶんと弱った。
民家を『爆破』するよりも確実かつ有効に、
『夏の魔物』を打倒することのできる『何か』が見つかるかもしれないからだ。

おれが求めるのは『破壊』でも『闘争』でも、ましては『殺戮』などでは断じてない。
全員まとめてフッ飛ばさずに済むなら、それにこしたことはない。
目的は『夏の魔物』の打倒。おれが望むのはただそれだけだ。

逆に言うのであれば、その目的のために『殺戮』が必要であるのならば―――
『躊躇はしない』ということでもある。

884小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/23(土) 08:18:02
>>874(GM)

正直なところ、にべもなく突っ撥ねられる事も覚悟していた。
しかし、思った以上に効果があったらしいと感じる。
もちろん、それは『ラジカセ』を返した事だけではなく、
関と小林の力添えがあったからこその成果だろう。
だからといって、楽観視は出来ない。
現状で出来うる限りの手を尽くす必要がある。

>>878(エド・サンズ)

鉄から受け取った『ラジカセ』を『魔物』に返した後、
朝山からの着信を受け取り、ボリュームを絞って通話に出る。

  「はい……私が『小石川文子』です」

掛けてきた相手が『被害者のスタンド』なのは予想外だった。
自立している事を考えると、
『フラジール・デイズ』と似たタイプなのかもしれない。
『本体の命』が掛かっていれば、
冷静でいられないのは当然だろう。

  「……私の目の前に『夏の魔物』――
   『サマー・フォーエヴァー』がいます」

小林や鉄は、『被害者達』と浅からぬ関わりがある。
だが、小石川文子という人間は、
『氷山あきは』や『一抹貞世』と全く面識がない。
顔を合わせた事はおろか、
電話やメッセージのやり取りすら、今まで一度もなかった。
被害者として名前を聞いただけで、
友人どころか知人ですらないのだ。
いわば外様の協力者であり、被害者達とは『赤の他人』。

  「私は『魔物』との和解を目指しています」

もし友人であったとしても、
自分の考えが肯定的に受け取られるとは思っていない。
ましてや無関係の人間に、『本体の命』を握られている。
不信感を抱かれるのが当たり前だろう。
ただ、ここで『エド・サンズ』が現れたのは『僥倖』だった。
何故なら、『被害者のスタンド』である彼は、
『被害者に最も近い存在』であるからだ。

885小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/23(土) 08:19:15
>>880(小林)
>>881(小角)

  [『エド・サンズ』が自立して動いている事を、
   『夏の魔物』は認知している?]

まず、一つ目の質問を提示する。

  [『イル・ソン・パティ』が結論を出す様子を、
   『夏の魔物』に見せた場合、
   出された答えを否定する事は、
   『魔物』にとって簡単な事?]

そして、二つ目。

  [これは二つ目が『ノー』の場合だけお願いします]

  [『イル・ソン・パティ』の出した結論を、
   『夏の魔物』が簡単に否定できないのは、
   『イル・ソン・パティ』が『こっくりさん』であり、
   『魔物』が『こっくりさん』を、
   『夏の風物詩』として認識しているから?]

二つ目の答え次第では、三つ目の質問まで行う。

  [『夏の魔物』は夏を信じていますが、
   それは『強さ』であると同時に『弱さ』でもあるはずです]

  [『夏を信じる』という事は、
   『夏なら信じざるを得ない』のかもしれません。
   『夏に関するもの』が出した答えなら、
   最低でも心を揺らがせる可能性は有り得ます]

自分が『説得の可能性』として考えていたのは、
小林が言った事と根本的には共通している。
『サマー・フォーエヴァー』が夏を信じる理由が、
『そういうスタンドだから』だとすれば、
こちら側に対して不信感を抱いたとしても、
『夏の風物詩』が下した解答を無視する事は難しい。
『魔物』は『こっくりさんが好きだ』と語った。
この事から、『こっくりさん』を、
『夏の風物詩』の一部だと考えている可能性は高い。
『イル・ソン・パティ』の能力は、『こっくりさん』と同様。
ゆえに、『夏の風物詩』である『こっくりさん』を模した、
『イル・ソン・パティ』の出した結論なら、
『魔物』は耳を傾ける可能性があるのだ。
しかし、天雨の指摘にもあった通り、
『心証の問題』で引っ掛かる恐れがある。
『イル・ソン・パティ』をゴールに定めるとしても、
そこに至るまでの道筋を、どれだけ確実に出来るかだ。
小林が『イル・ソン・パティ』の存在を知らず、
あくまで『仮定の話』に留めた事は、結果的に良かった。

  [ただ、心証がネックになっています。
   これを埋めておかなければ失敗しかねません]

886小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/23(土) 08:20:40
>>(小角)
>>(朝山)
>>(天雨)
>>(百目鬼)
>>(エド・サンズ)

小角にメッセージを送り、
彼女を通して『エド・サンズ』を含む全員に、
自分の考えを説明する。

  [そちらにいる方達に頼みたい事があります]

まず前提として、
『エド・サンズ』は『魔物の討伐』には手を貸していない。
『エド・サンズ』は、本体との繋がりが途切れてしまったため、
本体がどう考えているかが分からなくなった。
そして、『エド・サンズ』は、
本体が『永遠の夏』を望んでいるかどうかを知りたがっている。
そんな時、『エド・サンズ』は『交霊会』の存在を知った。
だから、本体の気持ちを確かめるために、
『エド・サンズ』は『こっくりさん』に参加している。

目的は、本体である『氷山あきは』が、
『夏の風物詩』となって、
『永遠の夏』を過ごしたいと思っていたかどうかを尋ねる事。
『エド・サンズ』が、『交霊会の主』である小角を通して、
こちらにコンタクトを取ってきた事にすればいい。
もし連絡方法について細かく突っ込まれたら、
『こっくりさんで知った』とでも言えば、
『こっくりさんの力』を裏付ける足しにもなるだろう。
氷山が本心から『永遠の夏』を望んでいるならば、
『魔物』を止める事は、
『本体のためにならないのではないか』という事を、
ここにいる自分達に伝えるために、
『エド・サンズ』は連絡してきた。
つまり、『魔物の討伐に疑問を抱いている立場』を、
『エド・サンズ』に演じてもらうのだ。

小角の役は、
『こっくりさんの専門家』かつ『交霊会の主催者』で、
他のメンバーは『交霊会の参加者』。
『イル・ソン・パティ』が『普通のこっくりさん』と違うのは、
専門家が扱う『特別なこっくりさん』という事にする。
もちろん、特に突っ込まれなければ言う必要のない事だ。
『イル・ソン・パティ』がスタンドである事も、
こちらからは明かさない。
『魔物』の方から指摘されるまでは、
『特別なこっくりさん』として通す。

  「――……」

小角を通して全員に考えを伝えた後、
再び『エド・サンズ』との通話に戻り、彼の答えを待つ。
彼の心情を考えれば、
この提案を納得してもらえるとは到底思えない。
誰よりも『魔物の討伐』を望んでいるのは、
彼である事に間違いはないのだから。

  「……『酷な話』である事は承知しています」

だが、心証の問題を埋めるためには、
『被害者のスタンド』である『エド・サンズ』の協力が必要だ。
言葉や行動を尽くしたとしても、
当事者ではない自分達では限界がある。
『サマー・フォーエヴァー』と同じ『意思を持つスタンド』であり、
『夏を楽しんでいた被害者』に近い存在だからこそ、
『魔物』を信じさせるだけの説得力を持つと考える。

887夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/23(土) 14:37:15
>>873(薬師丸)

「 お ! ? ! ? ! ? 」

「 お ! ! お ! ! お ! ! 」

「 『 ウ サ ギ 』 だ ! ! 」

『白兎』を思わせる『レディ・リン』を見て、
にわかにテンションが急上昇する。
『アリス』は『ウサギ』を追って『不思議の国』に辿り着いた。
コレは、くいつかずにはいられないぞ!!

        「わたしは『アリス』!!」

          グッ

  「ナンかわからんがわかった!!」

親指を立て、ノリノリで『鈴』を取り付けてもらう。
『アリス』が『ウサギ』の申し出を断る理由がないからだ。
トビラのむこうで、あたらしいセカイがまっている!!

888三枝千草『イッツ・ナウ・オア・ネヴァー』:2022/04/23(土) 14:38:45
>>873(薬師丸)

「分かりました。お役に立てるのでしたら、どうぞ」

買い物袋を地面に置いて、『鈴』を受け取ります。
まだ何か出来る事があるのは嬉しい事です。
だから、千草は誰かの力になりたいのです。

「他にも必要な事があれば教えて下さい」

「千草は、その通りにします」

辺りを見ていると、空井先輩の姿が目に入りました。
ひとまず、先輩達の近くにいる事にしましょう。
買い物袋は、一旦『埋葬』しておきます。

889ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/23(土) 14:40:48
>>873(薬師丸)

「――――――?」

ダイアナは極めて『合理的』な思考の持ち主だ。
目の前の物事を、
自分にとって最も都合のいい形で受け取る。
この時も『そうだった』。

「フフン、いいわよ」

    スッ

「なかなか『気が利く』じゃない」

『主役』である自分のために用意された、
『舞台演出』だと考えたのだ。
見当違いも甚だしいが、
とにかくダイアナは『鈴』を受け取った。
これで『一人分』だ。

>>(ナイ)

「あ、『ナイ』じゃない」

         トコ トコ トコ

そして、『知り合い』の方に近付いていく。
奇しくも『プレゼント』をもらった者同士。
一緒にいる猫は知らないが…………。

890百目鬼小百合『ライトパス』:2022/04/23(土) 15:08:49
>>855(三刀屋)
>>873(薬師丸)

「あぁ、個人的な用事が出来ちまってね」

         ザッ

       「ちょいと行ってくるよ」

言葉少なに言って、三刀屋達から離れる。
『イル・ソン・パティ』について、詳しく知っていた訳ではない。
だが、あまり大勢で集まると、
都合が悪いらしい事は伝えられた。
三刀屋の事は信用しているが、
自分の一存で決められる話でもなさそうだ。
ゆえに、敢えて詳しい説明はしなかった。

「あっちの方で何か配ってるみたいだよ」

「行ってみるのもいいかもしれないねえ」

立ち去り際に、薬師丸の方向を一瞥する。
小石川の家の前で待っていた時に見かけた顔だ。
呼び掛けている事と合わせて、
『協力者』だと考えていいだろう。

>>882(天雨)

多くの面々と同じように、もし自分が現場にいたら、
『魔物』を攻撃する事に躊躇いはなかった。
だが、ここからではどうしようもない。
自分が知る小石川は、譲れるところは幾らでも譲るが、
対照的に頑固な部分がある。
電話口で諭しても、おそらく首を縦に振らないだろう。
出来る事といえば、こうして『人数の足し』になる事だけだ。

「ああ、構わないさ。好きなようにしてくれていいよ」

この件に関して、自分は実質ほとんど関わっていない。
『クリスマスツリー』を引っ張り出すのに協力したくらいだ。
質問を考えるのは、もっと深く関わっている面子に任せる。

「『調査』には『料金』がいるんだったね。
 もし足りなくなったら、『百万』ぐらいならアタシが出せる」

現在の『イル・ソン・パティ』は、
朝山の資金によって動いているらしい。
早期解決に越した事はないが、
必要とあらば『追加出資』は可能だ。
少なくとも『イル・ソン・パティ』を利用する元手には困らない。

891『エド・サンズ』:2022/04/24(日) 00:32:13
>>881(小角)

『オット! 悪イナ嬢ちゃん!
「夏の魔物」ガスグ近クニイルッテノニ、手ヲコマネイテルッテノガ
 無性ニ落チ着カナクテヨォ』

   P!

『オット! カカッタミタイダゼ!』

>>884(小石川)
>>(GM)

電話先の相手、小石川は予想と違って穏やかな印象の女性であった
だが、彼女が語る『状況』を聞くにつれて・・・・徐々に『エド・サンズ』に怒りが込み上げてきた

『ソレッテェト・・・・ツマリ、アンタハ「魔物」ト仲良クナリテェト?
 コンダケ皆ニ迷惑カケタ「魔物」ト・・・・?』

それは純粋な疑問であった
相手が人間であれば・・・・『改心』する余地があるだろう
どれだけ救いようのない人間であろうと、一瞬で心変わりする可能性はある
もっとも・・・かつて戦った『アダージョ』のような男が改心する事などほとんどありえないだろうが

(ダケドヨォ・・・・俺達ハ)

だが・・・・『スタンド』は違う
『一人歩きするタイプのスタンド』は自我を持つ・・・・とはいえ、それは能力の延長に過ぎない
『召使』のように振舞うスタンドは何をされようが『召使』であり続ける
『院長』として働くスタンドもいるだろうが・・・・それもまた『院長』としての役割を果たしているだけに過ぎない

『エド・サンズ』自身もまた、『時代劇のヒーロー』を望んだ『氷山あきは』の魂が作り出した分身だ
『時代劇のヒーロー』としての役割から離れることは出来ない
本体が心変わりでもしない限りは・・・・

そう考える『エド・サンズ』に小角を通してメッセージが送られる
それは小石川からの連絡・・・・『エド・サンズ』を劇の登場人物のように意のままに動かす事を望む彼女の言葉

    『―――――    ッ!!』


            プッツ―――――ンッ!!

何かが弾けるような音が聞こえた
小石川からのメッセージは明白だ・・・・彼女は『夏の魔物』を騙すために
まるで『人形劇』をやるかのように、この場の全員を動かそうとしている

『アア・・・・ ソウカヨ・・・・』

つまり・・・・彼女の目的は「『夏の魔物』を確保して、自身の手駒にする事」
この状況を見た『エド・サンズ』はそう考えた

『クソッタレ! 小石川トカ言ッタナ!?
 お前ガ何ヲ考エテンノカシッタコッチャネエガ、サッサト「夏の魔物」ヲ倒シヤガレ!』

町中に響くかのような大声で叫びたてる
ところで・・・・小石川は『エド・サンズ』と会話をしながら、スマホで小角ともやりとりをしていた
つまり、彼女はスマホの画面を操作しながらも通話の音が聞こえる様にしていたという事だ
通話音声をスピーカーモードにしていた可能性は高いだろう

・・・・・『エド・サンズ』のこの声も
小石川の周囲にいる者達に聞こえるはずだ・・・・・当然、『夏の魔物』にも

『あきはノ奴ハヨォ・・・・
 サッサト「夏の魔物」ヲブッ倒シテ「夏」ヲ終ワラセタイト思ッテルンダヨォ!
 ナニセ・・・・アイツハ俺達ト協力ヲシテ「雪」ヲ降ラセタンダカラヨォ!』

『知ッテンダロ!?
 昨日、星見町ニ振ッタ「雪」・・・アレハ「あきは」ノ奴ガ「氷」ノ力デ降ラセタンダ!
「夏の魔物」ナンテイウ・・・・クソミテーナ奴ヲぶっ倒スタメニ!』

『あきはモ一抹モ・・・・「夏」ナンテ及ビジャネーンダ!』

『ソレナノニ何デお前ハ「夏の魔物」ヲ倒サネェ!?
 言エヨ、小石川! ソノ「理由」ヲ言ッテミロ!』

『夏の魔物』からしてみれば・・・・それは自身に怨嗟を何者かからの電話である
しかし、『夏の魔物』は電話先の存在・・・『エド・サンズ』の正体を知っているはずだ

何故なら、彼は今まで『エド・サンズ』の事も観察していたのだから!

だからこそ・・・・『エド・サンズ』の言っている事が正しい事はわかるはず
何故なら・・・・彼は『氷山あきは』のスタンドであり、彼女と魂の部分で繋がっているのだから・・・・
『夏』を楽しみ、『夏の風物詩』となった『氷山あきは』は・・・・『夏』など望んでいないという事がわかるはず!

突然かかってきた『夏の魔物』に純粋な恨みを持つ存在・・・・
それは『魔物』にとっては最大の『敵』と言えるだろう
もしも・・・もしも、この『敵』から『魔物』を護る存在が現れるとしたら・・・・

それは『魔物』にとって、安堵を抱かせるような存在という心証を抱くのではないだろうか?

892美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/04/24(日) 13:55:33
>>873(薬師丸)
>>(眠目)

『鈴』を配る少女に視線を向け、そちらに歩み寄っていく。

「こんにちは、『星見FM放送』の美作くるみです〜。
 ご都合がよろしければ、
 少しお話させていただけないでしょうか?」

機械仕掛けの小鳥――『プラン9・チャンネル7』を発現。

《『夏の魔物』関連って事でいいのよね》

《私もある人に頼まれたの。
 『ラッコの話』を広めて欲しいって。
 だから事情は知ってるわ》

《その『鈴』、私にも分けてもらえない?》

『取材』に紛れて、
他のスタンド使い達と同じように『鈴』を受け取る。

《それから、私からも『一人』紹介するわ》

友人である『眠目倫』にメッセージを送信し、
ここの場所と状況を教える。
薬師丸の容姿も伝えておこう。
彼女にも『鈴』が行き渡るように根回しする。

《『まだ続いてる』なら、ちょっと考えてる事があるの。
 あそこにも『ライブカメラ』が設置されてるけど、
 『声』までは届かないでしょう?》

《もしかすると、ここに来ている『関係者』全員に、
 『特別出演』してもらうかもしれないわ。
 まだ詳しく用意してる訳じゃないけど、気に留めておいて》

《それと、『鈴』を配っている間に、
 私の事も言い添えてくれると助かるわ。
 『ラジオで何かしようとしてる』っていう程度でいいから》

893『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/24(日) 19:44:32
<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>868(村田)(Ⅰ)(爆破の為に戻り中)
>芦田(Ⅱ)

『村田』はじっくりと戻っていく。

『おばあちゃん家の台所』―――『夏の倉庫』―――
『野球会場』―――『プール』―――『虫の森』―――

倒した『夏の信望者』はいずれも気絶や戦意喪失などしており、『戦闘不能』状態だ。
『夏の情熱』のようなものは各会場から去っており、
ここに『夏の魔物』がテレポートしてくる事は難しそうだ。
いずれにせよここにあるのは、
『一行』と『夏の信望者』達との攻防の『抜け殻』のようなもの。
新たな『何か』を見つけるのは難しいかもしれない。

『夏の信望者』―――『サマー・フォーエヴァー』の能力下に居る者。
『洗脳』されているとはいえ、『夏の魔物』にとっては『心強い仲間』のようなものだろう。
『彼らの思い』が『夏の魔物』の考えを変えるきっかけになる、
というのはあり得る話なのかもしれない。
いっそのこと、彼らの誰かが『夏の魔物』を直接説得してくれれば話は早いのだが―――
『夏』に心酔し切った様子の彼らが
そんな事をする『理由』などあるはずもないか。

      ………

そうこうしているうちに、『村田』は外までやってきた。
車内では『芦田』が待っている。これを用いるなら、
彼をどうにかしないといけないだろう。

894『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/24(日) 19:45:27
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>884-886(小石川)③(メッセージ&エドサンズ通話)
>>880(小林)④(サマーフォーエヴァーと対話)
>関⑤(サマーフォーエヴァーと対話)
>>879(鉄)⑥(サマーフォーエヴァーと対話)
>七篠⑦
>ラッコ⑧

『鉄』は『夏の魔物』に語り掛ける。
それに返す『夏の魔物』。

『たしかに まつりや むしとりも たのしいね』
『でも ぼくは なつから なつへ ずぅっと なつを すごせるけど みんなは』
『ひとつのなつがおわったら ほかのきせつを すごさなきゃならないんでしょ』
『そんなことになるよりは じぶんが なつのふうぶつしになって』
『ほかのみんなと ここで なつをあじわっているのが 一ばんだと おもうけどなあ』

『夏の魔物』は『夏』以外を消失する事で、
感覚的に『夏』から『夏』、『永遠の夏』を過ごしているという事なのだろう。
そして、その口ぶりから、『理想』としては『様々な夏を楽しめる』のが一番だが、
『夏が途切れてしまう』よりはまだ、『夏の風物詩』となって、自らの身体をもって、
『夏を楽しむ』方がマシだと考えている、という事か。

 ………

続いて『小林』の言葉に、

『なんだか あやしいなあ』

と、『サマー・フォーエヴァー』。

絶対的な不審の段階からは脱出できているのだろうが、
それでも今の今まで『敵対』していた『一行』が用意する
『本心を答えてもらう力』などは信用されないのは当然か―――
おそらく、『小石川』あたりがそのへんを踏まえた計画を立てているようなので
そこに足並みを揃えた方がいいのかもしれない。

                   ………

その『小石川』と言えば、『エド・サンズ』との会話と、
彼らに対する『メッセージ』を同時にこなしていた。

 だが………

『エド・サンズ』の叱責の声が『祭り会場』に響く。
どうやら彼の心証を損ねてしまっているらしい。
当然と言えば当然であるか―――

『メッセージ』で告げた作戦は、『エド・サンズ』を交えたもの。
彼の協力が得られなければ、作戦変更を余儀なくされるのかもしれない。

895『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/24(日) 19:46:26
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】
>三刀屋【2】(ウィンターじいさんたちと談話)
>『ウィンターじいさん』【3】(ウィンターじいさん達と談話)
>>877(朝山)【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】
>>889(ダイアナ)【6】
>>887(夢見ヶ崎)【7】
>>892美作【8】(ラジオ中)
>(ナイと猫)【9】
>>890(百目鬼)【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(三刀屋達と談話)
>黒羽【12】
>>888(三枝)【13】
>ココロ【14】
>>882(天雨)【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】
>稗田【17】
>>873(薬師丸)【18】(鈴配り中)
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>881(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】
>>876>>878>>891(『エド・サンズ』 )【25】(小石川通話中)

『薬師丸』の『鈴』をたくさんの『協力者』が受け取っていく。
後はコレの使いどころか―――

 ………

『イル・ソン・パティ』の二週目―――
『エド・サンズ』は今は到底、質問の輪に
加わりそうもないので、『四人』で質問を回していく。

>『魔物にとっての今夏の終わりは、30分以内に訪れる?』
―――『いいえ』。

『30分以上』余裕はある、という情報は重要かもしれない。
とはいえ、『質問』や『相談』、その他、やらなければいけない事などがあれば
この程度の時間はすぐに過ぎてしまうのかもしれなかった。

>『夏の魔物に夏の風物詩を与えることで、魔物が逃げ去るまでの時間は短縮される?』
―――『いいえ』。

この文脈での『逃げ去るまでの時間』は、おそらく、『来夏への逃亡』を指している。
あくまで『夏が終わる』のは、いわゆる『季節の終わり』と大まかには連動しているのだろう。

>『今の魔物は、もしそれが出来る状態になれば、すぐにでも逃げ去ろうという心情である?』
―――『はい』。

『夏の魔物』にしてみれば、今の状況は『困惑』でしかないだろう。
さきほどまで自分を追い立てててきた人間たちがなぜか説得を試みている状態―――
更に、今夏はすでに『氷山』の『夏の風物詩』化という『任務』に成功している。
とりあえず、逃げたくなるのは無理からぬ心情か。

>[『イル・ソン・パティ』が結論を出す様子を、『夏の魔物』に見せた場合、
>出された答えを否定する事は、『魔物』にとって簡単な事?]
―――『いいえ』
>[『イル・ソン・パティ』の出した結論を、『夏の魔物』が簡単に否定できないのは、
>『イル・ソン・パティ』が『こっくりさん』であり、『魔物』が『こっくりさん』を、
>『夏の風物詩』として認識しているから?]
―――『はい』。

とりあえず『イル・ソン・パティ』を『こっくりさん』に見立てるのは、
それなりの効果が見込めるようだ。
『こっくりさん』そのものは『夏の風物詩』ではない気はするが………
おそらく『夏の魔物』は『こっくりさん』を『怪談』と見なしており、
『怪談』を『夏の風物詩』と捉えているのだろう。

『エド・サンズ』が輪に加わっていない為、最後の質問が『三週目』の最初となる。

896小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/24(日) 20:47:03
>>894(GM)
>>891(エド・サンズ)
>>(小林)
>>(鉄)
>>(関)

小林・鉄・関にメッセージを送信し、『計画の内容』を伝える。

既に『ビデオ通話』は中断していた(>>860)。
つまり、現在『小角とのやり取り』は、
『メッセージのみ』で行っている状態なのだ。
そして、朝山から電話が掛かってきた時点で、
通話の『ボリューム』も絞っている(>>884)。
『エド・サンズ』の介入を予期したものではなかったにせよ、
密かに進めている『作戦の推移』を、
『夏の魔物』に悟らせないようにするための『当然の措置』。
『エド・サンズ』の声が、
『ここに響き渡る』事は有り得ないだろうし、
少なくとも『魔物』の耳に入る恐れはないはず。

  「出来る限り『全員』を救いたいからです」

『答えになっていない』と思われても仕方がない。
今すぐ『魔物』を倒すべき理由は幾らでもある。
だが、『そうしない理由』は一つしかない。
『そうしたくないから』だ。
『狂っている』と言われるかもしれないが、それが『事実』。

  「『被害者』を助けたい気持ちに『偽り』はありません」

『魔物』に聞かれないように、
低い声で『エド・サンズ』の問い掛けに応じる。
彼の意見は『正しい』。
間違っているとすれば、自分の方だろう。
それは理解している。
だけど――それでも『止める事が出来ない』。

  「……『確認』していただいても構いません」

『朝山の番号』から掛かってきた事から考えて、
『エド・サンズ』の近くには小角がいるのだろう。
その近くには『イル・ソン・パティ』が存在する。
『小石川文子』について『質問』してもらえれば、
『嘘』はつけない。

>>(小角)

  [『残りの質問』をお願いします]

小角にメッセージを送り、
引き続き『二週目で出来なかった質問』の『調査』を頼む。

897『エド・サンズ』:2022/04/24(日) 23:01:54
>>895(GM)
>>896(小石川)

『ハァ・・・・ ハァ・・・・!』

堰を切ったように止めどなく言葉が溢れていく
本体である氷山を救うため、戦友である一抹を助けるために抱えてきた想いを吐き出す
怒りも悲しみも憤りも無力感も・・・・全てを叩きつけた

そして待つ・・・・『彼女』の返答を・・・・

>「出来る限り『全員』を救いたいからです」
>「『被害者』を助けたい気持ちに『偽り』はありません」
>「……『確認』していただいても構いません」

『・・・・・アア。』

『ソウカイ・・・・・・・・・・。』

急激に『熱』が冷めていくのを感じた

電話先の彼女・・・・小石川が『夏の魔物』を利用しようとする『悪党』であれば・・・・
『エド・サンズ』の怒りはさらに大きく燃え上がり、彼女に戦いを挑んだであろう
だが、彼女は・・・・『悪党』ではないとわかった

(『止メラレナイ』ンダ・・・・コイツハ・・・・自分ノ意志デハ!)

『全員を救う』と彼女は言った・・・・
恐らくはその『全員』の中に『夏の魔物』も含まれているのだろう
『救える可能性』がほんの少しでもある限り・・・・彼女は戦う・・・・戦ってしまう

(コイツハ・・・・仮ニアノ『アダージョ』ヲ目ノ前ニシテモ
 『更生』ノ道ガ少シデモアルノナラ、ソノタメニ戦ッチマウ奴ダ・・・・)

(例エ―――― ソノ過程デ誰ガ倒レヨウトモ・・・・・)

>>(小角)

『ット・・・・スマネェナ、嬢ちゃん
 大分、熱クナッチマッタガ、頭ハ冷エタゼ・・・・』

ならば・・・・・この場で『エド・サンズ』がやる事は決まった

『小石川カラモ連絡ガ来テンダロ?
 チョットバカシ、「確認」ノタメニ「こっくりさん」ヲ使ワセテクレヨ』

先ほどまでの荒々しさはどこへやら
静々とした様子で再び『イル・ソン・パティ』の陣に加わっていく
そして、右手を『コイン』へと伸ばす

『ソウダナァ・・・・俺カラノ質問ハ・・・・・』


   ・
   ・
   ・
   ・
   ・ 
  
            『ガッシィイイッ!!』

『「夏の魔物」ヲ「救う」手だてガ潰エタ時・・・・
 お前ハドウスルカ、ダ・・・・・!』

『コイン』に指先を置いた瞬間!
掌を開き、即座に『コイン』を握りしめる!
そして、全身全霊の力(パワー:B)をかけて『コイン』が使えないように保持する

『答エロヨ・・・・・小石川・・・・・・!』

『コイン』に手を伸ばすまでの所作は小石川の想定通りであろう
それであれば・・・・『コイン』を握りしめる瞬間までこの場にいる誰もが油断しているはず
その一瞬を・・・・・・・突く

898村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/24(日) 23:08:23
>>894
>>(小林)
>>(鉄)

『小林』と『鉄』に対してスマホでメッセージを送る。
文面はこうだ。

 ≪いつまでままごとやるつもりか知れたもんじゃねえから、おれが『制限時間』をつけてやる。
 その場にいる全員に伝えようが、伝えまいがかまわねえ。≫

 ≪『5分』だ。≫

 ≪それ以上、おれは待たねえ。
 5分待ってケリつけて出てこねえなら『失敗』と見なすぜ。
 乗って来た車の『ガソリン』を使って外側から、民家ごとその空間を『爆破』する。
 おれに『何ができるか』はさっき見たよな?≫

それだけ伝えて、まずは出方をうかがう。
小石川と呼ばれた女性が『全員救う』気でいるなら、
おれは『全員殺す』気でいるだけだ。
さもなければ、この先もっと多くの人間がいなくなる。
おれだけの力ではないにせよ、身銭を切って、作戦を立て、身体を張って、方々歩き回って作った『チャンス』だ。二度は無い。

899小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/26(火) 17:58:51
>>897(エド・サンズ)

電話越しからでは、向こうの状況は分からない。
だが、ただならぬ雰囲気から、
『何かしているのだろう』という察しはついた。
『イエス』か『ノー』で答えられない質問である以上、
その問い掛けは、
『イル・ソン・パティ』に対して発されたものではない。

同じ場所には『複数のスタンド使い』がいる。
いざとなれば『対処』してもらう事は十分に可能だ。
また、薬師丸の『幸運』を借りる事も出来るだろう。
しかし、そういった事態は、
『エド・サンズ』自身も理解しているはず。
それが分かった上で行動している。

  「……先程まで、私は大きな『考え違い』をしていました」

  「全てを一人で背負わなければと……」

  「それが出来るほど、私は強くはなかったのです」

  「私のせいで……
   『無用な苦しみ』を生み出してしまいました」

  「それを招いた『責任』は私にあります」

電話から聞こえる声は静かで、どこまでも落ち着いていた。

  「……私は『自分』を見失っていました」

  「ですが――今は『穏やかな心持ち』です……」

  「この町で私と関わってくれた方々を思い出して……
   私は『自分』を取り戻す事が出来ました」

言葉を区切り、間を置いて再び話し始める。

  「私は『命懸け』で、
   『全員』を救う事に『全力』を尽くしています」

  「『一つの可能性』が消えたなら……
   『次の可能性』を探しましょう」

  「『次』が駄目なら『その次』へ……」

  「『その次』が駄目なら『さらに次』へ……」

  「『最後』まで『やり通す』――それが『私の答え』です」

一切の淀みも躊躇いもなく、一息に言い切る。
苦悩の果てに、ようやく見出した希望。
それが潰えたのであれば、『別の希望』を探せばいい。
ここまで来た以上、その決断に一片の迷いさえもなかった。
何が起ころうと、自分が考えを変える理由には成り得ない。

『一度折れた心』が立ち直った時、
それは一層強い『芯』を伴う。
その根源にあるのは『慈愛』か、あるいは『狂気』か。
どちらであったにせよ、『小石川文子の意思』は、
もう決して動かされる事はない。

900『エド・サンズ』:2022/04/26(火) 19:56:11
>>899

『ナア、小石川・・・・、お前ニ一体何ガアッタカナンテ俺ハ知ラネェ
 ダケドヨ・・・・』

彼女のこの話しぶりを聞く限り、どうやら『向こう』で何かが起きていたようだ
『小石川』の心を砕き割るような『何か』が・・・・
そして今、彼女は仲間との関わりの中で自分を取り戻した・・・・

と、思っているようだ

『マア、お前ガ元々ドンナ奴ダッタカナンテノハ知ラネェ
 デモヨ・・・・一ツダケワカル事ガアルゼ・・・・』


『お前ハ・・・・マダマダ「自分」ヲ取り戻セテナンテイネーヨ』

はぁ、と溜息の様に息をつく

『「仲間」ガイルンダロウ? 小石川
 ソイツラトお前ガドンナ関係ダカハ知ラネーケドヨ・・・・』

電話の向こう、『こちら側』にも多くの人々が集まっている・・・
少なくとも、それらの人々は『小石川』という女の人望に惹かれて集まってきているはずだ
それであれば・・・・・『向こう側』にも『仲間』を引き連れているのは当然の事だろう

『ナラヨォ・・・・・「売り言葉」ニ「買い言葉」デ返しテンジャネエヨ!
 俺カラ喧嘩ヲ売ルノハ勝手ダ・・・・「江戸っ子」ニトッチャア、「喧嘩」ナンテ日常茶飯事ダカラヨ
 デモナア・・・・コンナ「喧嘩」ヲ買ッテンジャアネエヨ!』

『ナンデ「仲間」ト相談シネエ!?
「状況」ガ変ワッテンダゾ! お前ガ「最後」マデ「やり通す」ノハお前ノ勝手ダケドヨォ・・・・
 ソンナお前ニ・・・・「仲間」達ハツイテキテクレンノカ!?』

『こちら側』にいる『小石川の仲間』を見る限り、
彼女の『仲間』というのは『小石川絶対主義』というわけでは断じてないようだ
各個人に『思想』や『策略』を抱えた・・・『個』の集まりと考えた方がいい

だからこそ・・・・問いただす必要がある
『狂気』に囚われる彼女を救う事が出来るのは、彼女自身の『仲間』しかいないのだから

901鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/26(火) 22:31:13
>>894

「そうか」

「好きなもの一つあれば、他のものを奪ってもいいと言い切れるなら」
「やはりキミは、他の皆から嫌われてしまうのも仕方ないかもしれないな」

「キミが永遠の孤独を過ごしても構わないと言うのなら止める術はないが、
 少しでも心残りがあるのなら、自分に差し伸べられている手を見落とさないことだ」

スマホの通知に気付き、内容を確認する。そして、『小石川』さんに伝達をする。

「『村田』くんが時間制限を設けてきました。『5分』だそうです」
「必要ならば、オレも外へと赴いて可能な限り彼を足止めしますが…」
「彼の気持ちも分かります。この計画が成功しなかった場合、区切りは付けることをオススメします」

続いて、可能ならば『エド・サンズ』とも言葉を交わしたい。

「『サンズさん』。一度だけ、協力を頼めないだろうか」

『こっくりさん』とやらの答えがあれば、あるいは『夏の魔物』を説得できるなら
そうすべきだろう。だが、それが失敗したなら即座に討伐すべきだ。
まだ他にプランがあるならば自分が『村田』くんのところへ赴くが。

902小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/27(水) 00:19:25
>>894
>>896
>>898

『小石川』さんの意向、『村田』さんの威圧。どちらの考えや行動も
私の主観を除き、客観的に考えてだ。納得はさておき、理解は出来る。
今までの積み重ね、それ等と先の未来を天秤にかければ二人の道は
どちらも間違ってはいない。

一度呼吸を強く行い、その間に幾つもの思考を回し吐息と共に
小石川さんへ静かに告げる。

「私はね、小石川さん。正直に言えば……私の弟同然の彼を
助けられるなら、それ以外に関しては特に妄執は無いんですよ」

この言葉は本心だ。最初の夏の魔物との邂逅からして、私はラジカセ(命)を
停止しようとしていた。今も、その行動を後悔はしてない。

「だからと言って、貴方の想いや行動まで否定はしません。
その意志はきっと……『黄金』に近くあるのでしょう。ですが、誰しもが
許容する訳でも無いんです。貴方の姿勢は正義ですが、別の方達の行動や思想も
また別の正義なんです。……『説得』が完了するまでは、私も邪魔立てしませんし
村田さんが全員を消すつもりなら抵抗しましょう」

とは言え、出来うるなら。ありきたりな物語のように
めでたしめでたし、と言う一筆で終えられるならどれ程良い事だろうか。

>>898

『村田さん。私たちも小石川さんの作戦が失敗するようであれば
一切の慈悲なく魔物は消します。そして、それは決して難しくはないでしょう。
制限時間は構いませんが、爆破は少々やりすぎじゃないですか?
 此処は魔物の拠点ですが、仮宿であって元々は一般の方の住宅ですので』

村田さんには、こう返信をさせて貰う。

903村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/27(水) 03:48:03
>>902

 ≪『やりすぎ』はお互い様だ。
 てめえらのままごとがどれだけあぶねえ橋なのか理解してんのか?≫

 ≪子供が風物詩になった『親』もいるだろう。親が風物詩にされた『子供』もいるだろう。
 生涯の伴侶が風物詩となって消えた『妻や夫』、あるいは『そうなる関係の人』もいたはずだ。
 そんな被害者たちに向かって、『自分の世界』を壊された人たちに向かって、同じ台詞吐けるのかよ。≫

                             ヒール
 ≪その辺がわかってねえようだから、おれが『悪役』をやってやるってんだよ。
 おれはてめえらのくだらねえお遊戯会のために身銭を切ったり、『アリーナ』に貸しつくったわけじゃねえ。≫

小林の返信を突き返す。同じ文面を『鉄』にも送っておく。

 ≪ギリギリまで説得するなんてのは『させねえ』ぞ。中にいるのはお前らだけじゃねえんだからな。
 『危機感』がイマイチ伝わってねえようだから、あえて言ってやる。≫

 ≪『夏の風物詩』―――中にいくつあった?おれには皆目見当がつかねえ≫

森、プール、球場、祭り会場・・・そして物置。『夏の風物詩と化した元人間』は中に山ほどいて、ノビている。
いかに近距離パワー型が複数いようと、5分で全員脱出させることは『不可能』。
当然、『巻き添え』だ。

 ≪分かるか?もしかするとてめえらのせいで本来『夏の魔物』一体で済むところを、
 何十、下手すりゃ何百と余計な犠牲を出すことになる。≫

 ≪てめえらの選択肢の上に、どれだけの数の人間の運命がかかってるのかよく考えろよ。
 今だけの話じゃねえ。今しくじって次の夏、その次の夏、さらにその次の夏を迎えた時のこともだ。≫

『5分待つ』とおれは言ったが、これは『譲歩』ではない。
『夏の風物詩』と化した元間たちを人質にとった『脅迫』だ。

                                              ベビーフェイス
 ≪おれが『放火殺人犯』になる前にさっさとケリをつけてみせるんだな。『正義の味方』共。≫

904小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/27(水) 20:33:38
>>895(GM)
>>897(エド・サンズ)
  
「あ……ああ良いとも、どんな質問だって――」

>            『ガッシィイイッ!!』

     「な」

「なっ………………!」

コインを止めた手に思わず顔をあげる。

「………………ら……乱心したとは言うまい。
 わたしの依頼人は小石川さんだが、
 ……わたしも小石川さんも事件の当事者ではない」

   「いや、広く見れば別だが……その、つまり」

「当事者は『きみ』だ。
 …………無碍には出来ない」

『いざとなれば対処する事は出来る』。
百目鬼は言わずもがなとして、
天雨や小角ですら非力でもスタンド使いなのだ。
近場にいる面々も呼べば、恐らく制圧は出来る。

それでも……説得と言うなら、魔物だけじゃあない。
『真の当事者を説得しなければならない』のは道理だ。

            『道理』だが・・・

「だが…………! 魔物を『倒す』としても、
 『救う』としても……どっちでも同じことだ!

 魔物は『いつまで逃げずにいる』んだ?
 『倒す』にしても、『どう倒すのが確実』なんだ?
 『質問』はまだ必要だ。きみの疑問は『もっとも』だが!」

『逃亡阻止』を天雨が聞いていた理由も、そこだろう。
『魔物の手札を理解する』のは『倒す』事にも繋がり得るのだから。

   イル・ソン・パティ
「『真実に迫る意志』を、ここで止めていい理由にはならない!
 …………小石川さんの気持ちとも、きみの気持ちとも、別の話で、だ!」

『エド・サンズ』を制圧すべきだ、とは思いきれない。
『小石川』の思想が常に正しいとも思ってはいない。

だが、彼の『怒り』を真に受けて『必要な事』を捨ててはならない。

905関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/27(水) 21:14:32
>>886 >>899(小石川)
>>895(GM)
>>898(鉄)
>>902(小林)

「…………」

他の季節だって楽しい――というのは『彼』には通じない話だ。

 いま
(現代は……夏以外でも、夏のものを楽しむ事は出来ますよね?
 『プール』は年中やってて、かき氷とかも、食べられる……
 このあたりをなんとか言葉に出来たら……ううん、難しい……)

              「………………え? 『5分』?」

関には…………村田からの連絡は来ていないし、
『彼ら』から直接伝えられてるわけでもないが、
鉄や小林の言葉が聞こえない位置でもないだろう。

               ・・・『時間制限』。

ここに至り、状況は完全な『混迷状態』だ。
通話内容も、聞こえるわけではないが…………
小石川と『外』の話も明らかに拗れているようだ。
もはや『説得』が完全な民意とは言えないのだろう。

「…………………………………………………っ」

(こんな……仲間同士で喧嘩をするくらい、なら)

ちら、とラジカセに視線をやる。
あれに自分が今すぐでも『水』を買い、投げつけ、
それで終わらせれば……小石川らには恨まれても、
これ以上の『内輪揉め』はしなくて済むだろう。

(『村田さん』に、そんな解決もさせたくない……
 そんなことを進んで、喜んでするような、
 そんな人だったらここにまで来てるわけがない。
 村田さんが自分から、悪者になろうとしている)

(それなら…………いっそ、私が……………………………)

        『極めて単純な解法』がある。

持ち合わせる『慈悲』は、
一種の悪徳を孕んだ善意と献身に常に勝る物か?

(…………………………………………………でも)

            ・・・それでも、だ。

(それは『楽な方に、楽な方に逃げてる』……だけ。
 それで優しさを捨てるなんておかしくて間違ってる。
 だって、『まだ時間がある』のが分かってるのに)

「……私も、鉄さんに賛成です。
 この作戦でもうまくいかないなら、終わらせなきゃいけない。
 でも……あの、『5分』で終わらせる理由なんてないですよねえ?
 『30分は余裕がある』のに……なんで『5分』なんですか?」

「おかしい、ですよ」 「絶対に……」
「村田さんは、きっと。
 
 ・・・・・    ・・
 悪者になることに、夢中になっちゃってるんです」

『村田』は『悪』になって全てを背負おうとしている。

         「だから」

「私も……村田さんを『止めます』よう。
 必要ならとかじゃなくて、止めなきゃいけません。
 『いざというとき』は絶対に必要ですけど、
 それを『村田さんが決める』理由なんてないんだから……!」

そんな事をする必要がどこにある?
『相互互助』……『協調』とは『そうではない』。
『やりたくないことをする』のはいい。やってやる。
だが、『罪を自分に集める』のは……見過ごせない。

       ・・・・・・
「私が!『大体何でもできる』のは、たくさん見せましたよね〜?」

『村田』の行動には『理がある』。
『小石川』の行動にも、『理がある』。

どちらにも間違いがあり、村田らが小石川の間違いを糾弾した。
なら『村田の間違いを糾弾する人間』も絶対に必要だ。それを、やる。

906小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/27(水) 23:10:22
>>900(エド・サンズ)

電話の向こうで、ただ小さく呼吸する音だけが聞こえていた。

  「――『お心遣い』に感謝します……」

激情的な『エド・サンズ』の言葉に対して、
小石川が発したのは、短い一言だけだった。
その時、電話の先にいる女が、何を思っていて、
どのような表情を浮かべていたかは分からない。
ただ、『感謝』という言葉が偽りでない事は、
『イル・ソン・パティ』に聞かずとも分かっただろう。

  「……また『ご連絡』します」

そして――通話が切られた。

>>(鉄)
>>(小林)
>>(関)
>>(七篠)
>>(朱鷺宮親子)
>>(村田)

鉄の指摘を受けて、村田からの連絡に気付いた。
『一刻の猶予』もなく、『説得できる可能性』も残されていないという前提ならば、
自分も彼の意思に従っただろう。
だが、そうではない。

  [今、『調査』を行っていただいています]

  [先程お伝えした作戦は、そこから得られた情報を元にしたものです]

『調査で得られた情報』と『作戦の内容』を、外に出た村田にも伝える。
そして、関の近くに立つ。
彼女にも、内容が聞こえるようにするためだ。

  「先にお伝えした通り、私はこれから『魔物の説得』に全力を傾けます」

  「これまでの調査で、『説得が成功する見込み』は、十分に残っている事が分かりました。
   『魔物』の消滅までの時間も、確実に『30分以上』残されています。
   それまで待っていただけないでしょうか」

  「……いいえ。『待って下さい』」

  「この情報が偽りであった時は、村田さんに『私の全て』を差し上げます」

  「どうか『30分』だけ待って下さい。お願いします」

  「――お願いします……!」

村田に電話を掛け、自分自身が直接話をする。
最も『手っ取り早い』のは、それだ。
これに関しては、他でもない自分が向き合わなければならない。

>>(鉄)
>>(小林)

  「おっしゃる通り……これを『最後』にします」

  「――私が村田さんと話をします」

  「……『朝山さんの番号』です」

村田に電話を掛ける前。
小さく頷きを返しながら、朝山と知り合いらしい鉄に、『連絡先』を伝える。
近くにいれば、小林も『エド・サンズ』と話せるだろう。

907『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/28(木) 03:15:48
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>896>>899>>(小石川)③(メッセージ&エドサンズ通話)
>>902(小林)④(村田とやりとり)
>>905関⑤(思索)
>>901(鉄)⑥(サマーフォーエヴァーと対話&村田とやり取り)
>七篠⑦
>ラッコ⑧

『鉄』は『サマー・フォーエヴァー』に自らの思いを伝える。
『ほかの皆から嫌われてしまう』『永遠の孤独』という言葉に
首を傾げる『サマー・フォーエヴァー』。
『スタンドだからその概念が理解できない』と言ってしまえばそれまでだが………

これ以降、『小石川』を中心に
『サマー・フォーエヴァー』への本格的な説得に入っていくのだろう。
しかし、今はまず『仲間たち』への対応を優先しなければならないようだ。

『鉄』は『村田』からの伝言を皆に伝える。
そして、『エド・サンズ』に呼びかけようとする。
ちょうど『小石川』との通話が終わったところのようで、
『朝山』のスマホの『連絡先』を『小石川』から聞く
(もともと知っていたのならそこにかけてもよかっただろう)。
いずれにせよ、『エド・サンズ』と会話は可能―――

 ………

『小石川』は『エド・サンズ』と会話する。
本体が危機に追いやられている当事者である『エド・サンズ』。
彼の憤慨はもっとも―――
しかしそれでも『小石川』は彼女自身の思いを貫く。

そして、もう一人、『小石川』の信念と
明確に反する態度をとる『村田』にも連絡を入れる。

『小石川』が『説得』しなくてはならないのは
『サマー・フォーエヴァー』だけではないようだ―――

                ………

『小林』は客観的に状況を分析し、『小石川』と『小林』双方に語り掛ける。
とはいえ、『小林』自身も大事な『一抹』を
人質にとられている、ある意味では『当事者』。
客観的に居られない部分もあるかもしれないが―――

       ………

『関』は、状況を分析し、考察を重ねる。
『小石川』と『村田』。『説得』と『打破』。
それぞれの思想の極北に位置する二人。
その二人の行動を鑑みつつ、『関』は自分の成す事を決めていく―――

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>898>>903(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>芦田(Ⅱ)(村田が戻ってきた)

『村田』は『五分』という制限を『鉄』と『小林』につきつける。
その結果、『小林』、そして、『小石川』からの電話に出るのなら、
そこから説得の呼びかけが返って来る。
それにどう対応するかは『村田』の自由だ―――当然ではあるが。

908『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/28(木) 03:16:55
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】
>三刀屋【2】(ウィンターじいさんたちと談話)
>『ウィンターじいさん』【3】(ウィンターじいさん達と談話)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】(ラジオ中)
>ナイと猫【9】
>百目鬼【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(三刀屋達と談話)
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】
>稗田【17】
>薬師丸【18】(鈴配り中)
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>904(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】
>>897>>900(『エド・サンズ』 )【25】(コインホールド&小石川通話中)

『朝山』の『スマホ』で『エド・サンズ』は『小石川』と対話する。
ただ、対話の内容は平行線―――『小石川』の思いの頑なさを感じるに留まった。
『エド・サンズ』は続いて、『イル・ソン・パティ』の『コイン』を
手で止めるという力技に走った。

それを力で止めようとする者が居ないのは、
『エド・サンズ』の立場を皆、理解しているからだろう。
そこに『イル・ソン・パティ』の主である『小角』の説得の声が『エド・サンズ』に響く。
なにを目指すのであれ、『真実の力』は必要なのではないか―――?

そうこうしているうちに『鉄』からの『電話』が来て、
その声が『エド・サンズ』に届く―――

909小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/28(木) 06:46:23
>>907

  「――……突然まくし立ててしまい、申し訳ありませんでした」

  「ここまで来られたのは、村田さんのお陰だと思っています。
   村田さんの力なくしては、到底辿り着く事は出来ませんでした。
   今も用意をして下さっている事に感謝しています」

村田は、そもそもこちらの状況を知らなかった。
『即時の破壊』を選ぶのは当然の帰結。
彼も万一を考えてくれていたのだ。
それなのに、こちらの希望を一方的に押し付けてしまった。
彼の心を踏みにじるような言い方になってしまった事を詫びる。

  「失礼な物言いをしてしまった事をお許し下さい」

現状を全て伝えた上で、村田の意見を求める。
彼の事は仲間だと思っている。
村田はどう思っているかは知らないが、少なくともここまで共に来たという点では、
仲間には違いない。
だから手を取り合えるとは言わない。
しかし、仲間だと思う相手に誠意を持って接さなければ、最低限の礼儀を失する事になる。

910ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/28(木) 06:56:33
>>908

ナイと別れ、一人で歩いていた。

「――――――?」

聞き覚えのある声がした――ような気がする。
『サンタの声』だ。
導かれるように、『そこ』を訪れた。

             「?」

         ジッ

    「?」

何か『引っ掛かるもの』があるらしく、
『エド・サンズ』を見つめる。

911小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/28(木) 08:33:27
>>(鉄)

通話を行いながら、鉄宛にメッセージを送る。

[この作戦が通じなかった場合、私の手で魔物を滅ぼします]

[鉄さんのお話が済んだ後で、もう一度だけ私に『エド・サンズ』と話をさせて下さい]

『魔物との和解』を目指すかどうか。
最終的にそれを決めるのは『真の当事者』であるべきだろう。
いくら自分が『和解』を望んだとしても、それは結局のところ、『外野の声』でしかない。
『当人』がそれを望んでいなければ、『個人的な理想の押し付け』に過ぎない。
『小石川文子』は『当事者』ではないからだ。
『和解をするかどうか決める権利』は、自分にはない。
だから、『私はそれを決めない』。

912『エド・サンズ』:2022/04/28(木) 13:24:21
>>906(小石川)
>>908(GM)

『―――――ッ!!
 感謝サレタクテ言ッテルワケジャネェヨ!』

『ツマリダナ・・・・アア!? オイ!!』

一方的に切られてしまったスマホを前に悪態をつく

>>901(鉄)

    PPPPPPP・・・

『アア? ハイ、コチラハ「エド・サンズ」・・・・ッテ
 オイ・・・・お前ハ「夕立」ジャネエカ!』

続けてかかってきたのは旧知の仲からの電話だ
鉄からの言葉に、彼が今『向こう側』にいる事を察する

『お前カラノ「頼み」ジャア・・・・NOトハ言エネエナ
「借り」モアルシ、何ヨリモお前ハ「あの戦い」ヲ共ニシタ戦友ダシナ・・・』

『エド・サンズ』は『鉄夕立』を信頼している
それは『あの戦い』で見せた戦闘力でもあり、また心の強さでもある
しかし何よりも信頼しているのは・・・・『彼はやる時はやる男』だという事だ
彼がいるなら、『最悪の事態』となる事は防げるだろう

『・・・・・デモヨォ、お前ニハ悪イガ・・・・アノ「小石川」ッテ女ハ信用出来ネェ
 アリャア、マルデ「子供の王様」ダ。 元ガドウダッタカハ知ラネェガ、大分心ガヤラレテヤガル』

『・・・・夕立、お前ニ聞クゼ
 ソレデモ本当ニ・・・・アノ女、「小石川」ハ協力ニ値スル人間ダト思ウカ・・・・?』


>>910(ダイアナ)

ダイアナの存在にはまだ気付かない
だが、ダイアナは気が付くかもしれない・・・・
電話をかける『スタンド』・・・・かつてダイアナを湖に叩き落とした彼の声が『サンタクロース』と同じだという事を

913『エド・サンズ』:2022/04/28(木) 16:38:34
>>904(小角)

『悪イナ、嬢ちゃん・・・・お前さんノ「コイン」・・・・チョット借リルゼ』

『「真実を求める事」ガ重要ナノハワカル・・・・
 ケドヨォ・・・・ココデコイツヲ返スワケニモイカネェナ
 コイツハ俺ノ「命綱」デモアルカラヨォ・・・・』

全体の事を考えれば、『イル・ソン・パティ』を止める事に利はない・・・・それは『エド・サンズ』といえどもわかっている
しかし、これは『小石川』に対する交渉材料でもある
だから・・・・今はまだ手放すわけにはいかない

914小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/28(木) 22:14:12
>>912-913

『ここにいる全員』――『この町に暮らす全員』を、自分の『エゴ』に巻き込み続けるつもりは毛頭ない。
まだ時間はあるものの、それを加味したとしても、次が『最後の一回』だろう。
だからこそ、何としても『次』で成功させなければ……。
それが失敗した時には、自分自身の手で『魔物』を滅ぼす。
そうする事が、ここまで全員に助けてもらった自分の『責任』だ。

  「――……」

遅れて感じる『違和感』。
何かが食い違っているような感覚を覚えた。
『最後の一回を試すまでは膝を折らない』。
そういう意思を伝えたつもりでいた。
だが、先程の反応を思い返すと、
『永遠に全員を巻き込み続けるつもりだ』と受け取られた可能性が高い。

この場にいれば伝わったのかもしれない。
だが、電話越しでは、細かなニュアンスは通じにくい。
本来であれば些細な齟齬だが、電話だけで済ませるには、
あまりにも会話の内容が重すぎた事を、改めて痛感した。

             スッ

  [私は『全員を永遠に巻き込み続ける意思』はありません]

  [『次』を『最後の一回』にするつもりです]

  [それが失敗した時には、私自身の手で『魔物』を葬ります]

  [あなたと同じように、私にも『愛する人』がいます]

  [その名前に誓って、あなたにお約束します]

『朝山のスマホ』――すなわち『エド・サンズ』宛てにメッセージを送る。

915ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/29(金) 16:14:12
>>912(エド・サンズ)

    「?」

         「?」

              「?」

数度、首を傾げる。
確かに『引っ掛かるもの』があった。
だが――――――。

      トッ トッ トッ

そのまま何事もなく、『そこ』から離れていく。
結局『気付かなかった』のか?それとも『忘れている』のか?
今は分からない。

916 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/29(金) 19:05:49
>>907
>>912

「鉄さん、私も『サンズ』さんへ話をさせて頂いて宜しいですか?」

許可が下りたら、『エド・サンズ』へと通話を代わって話しかける。

「もしもし、小林です。お話するのは初めてですね。
『夏の魔物』の能力により直接被害に遭った方の相棒たるスタンドであるとは
伺っています。私もまた……弟同然の身内が被害に遭ってるので気持ちは十分察せれます」

会話しつつ、声のボリュームは抑えて夏の魔物に聞こえぬよう注意しつつ告げる。

「あのですね、私としては小石川さんの心情とか関係なく
夏の魔物を説得してるのは別の理由があります。簡潔に言うと、このまま
強制的に夏の魔物を消した場合、その能力を受けた方たちが反動で
元に戻った場合どのような後遺症やリスクが起きるか不明だからです。
それなら、少しでも夏の魔物みずから能力を解除した方が私の弟や
貴方の本体である方が元に戻るケースが比較的安全が取り計らえると
考えて行ってます。勿論、アレが簡単に能力を解除すると思いませんし
時間も有限です。無理ならリスク承知で排除をこちらで行います。
ですが、より安全な全員の帰還を目指す為にも出来れば小石川さんへ
協力をお願いします」

エド・サンズさんへ言える事は、私からこれだけだ。

小石川さんが説得を村田さんに行うのを見つつ、全員に聞こえるように
片方の手でスマホを弄りつつ呟く。

「……まぁ、村田さんは実際かなり良識あって行動してると思いますよ。
我々に危害を加える気であれば、黙って棒化で一気に全員纏めて
打ち払えば良いだけの事ですけれど、そうはしないでくれてますし。
彼は彼の正義で動いてます。言葉で納得はしないでしょうね……」

「うつせみ の 常なき見れば 世間に
心つけずて 思ふ日ぞ多き、とでも言うべきでしょうか」

917小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/29(金) 19:29:01
>>916(小林)

小林に視線を向け、彼を見つめる。
村田の性格は、自分も同意見だった。
彼は黙って攻撃はしない。
逆に言えば、口に出したという事は、必ず実行するつもりでいるのだろう。
分かってはいるが、村田は自分の考えを伝えてきた。
だからこそ、こちらの考えも彼に伝えなければならない。
どういう結果になるとしても、そうする事は必要な事だ。

小林は賢明な人間だ。
おそらく、彼には『考え』があるのだろう。
全貌は分からないが、何か考えているらしい事は分かった。

それは『自分にもある』。
『小林』には察しがつくかもしれない。
実際に『体験』した『鉄』も同様に。

918鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/29(金) 21:14:58
>>903

「…全く、正しいな」

再び送られてきた内容を見て、呟く。村田くんは無駄なことを嫌う性分だ。
だからこそ、本当に分かっていないのは彼の方なのだろう。
小石川さん含め、ここにいる人間は自分達の行いが人命を左右するものであることを理解している。
その上で、無辜の民を危険に晒してまで『夏の魔物』を救う方法を探している。
理解している人間に対して、同じ言葉を使う必要はない。説得が効かないという点では、自分達も『夏の魔物』も同じくタチが悪い。

彼の苛立ち───あるいはそれもフリかは分からないが───も最もだろう。
慰めにもならない言葉を返信するのは止めておく。
『こっくりさん』により残りの猶予も分かった今、彼に無駄な殺人をさせるわけにはいかない。
小石川さんの説得が通じるかは分からないが、『5分』だろうと『30分』だろうと急がなければ。

>>907-912(GM、小石川、『エド・サンズ』)

小石川さんから文面を受け取り、頷いて再度スマホを耳に当てる。

>『・・・・夕立、お前ニ聞クゼ
> ソレデモ本当ニ・・・・アノ女、「小石川」ハ協力ニ値スル人間ダト思ウカ・・・・?』

「・・・・・現実は、そう都合良く事は運ばない。正直、オレ一人の意見としては
 今すぐにでも『夏の魔物』の首をはねて、被害者の安全を確保してしまいたいです」

「『夏の魔物』は、既に怨霊に等しい。強制的に成仏させるか、和解した上で成仏させるか、
 その違いでしかない。どちらにせよ、何かの命が助かるわけでもない」

「…ただ、それでも。全員が幸せに終わる道が手の届くところにあるなら、それを選ぶ手助けはしたい。
 もっとも、これは『こっくりさん』により安全な時間が保証されているから出来ることですが」

しかし、こちらの想定外の事態はいつ起きてもおかしくない。人命を懸けるのに、どこまでいっても安全とな言い切れない。

「あなたに協力してほしい内容というのは、小石川さんからの質問です。
 …こちらの策が成功するなら良し、そうでなければ時間内に『始末』をするだけです」
「オレとて氷山さんや一抹くんは助けたい。その点に関しては、信用して下さい」

そう言って、小石川さんにスマホを渡す。

919『エド・サンズ』:2022/04/29(金) 22:03:27
>>918(鉄)
>>914(小石川)
>>916(小林)

『フム・・・・・』

鉄との通話の最中に挟まれる『小石川のメッセージ』と『小林の証言』
それらを見聞きして、少しの時間、思考の為に息をつく

『ナルホド・・・・夕立、お前ハドッチカッツート俺ニ近い意見ッテワケダ』

小石川の話を聞いて抱いた懸念の一つがある・・・・
それは「小石川は最終的に『魔物』を野放しにするのではないか」というものだ
だが、『向こう』に『鉄』がいるのであれば・・・・

『ワカッタヨ、夕立
 お前らノ熱意ニ免ジテ「一度」ダケ小石川ニ協力ヲシテヤル』

そう言いながら、右手で握りしめていた『コイン』を・・・・解放する

『タダシ・・・・タダシダ!
 一つダケ、夕立・・・・お前ニ条件ガアル!』

『小石川ガ「魔物」ノ説得ニ失敗シタ時・・・・
 ソシテ、仮ニ説得ガ成功シタトシテ、小石川ガ「魔物」ヲ生カシテ帰ソウトシタ時・・・・』

『ソノ時ハ夕立・・・・お前ガ「魔物」ヲ斬レ』

静かに、決意を込めてそう言う

『小石川ハ・・・・アイツハアイツデ「責任」ヲ取ルツモリラシイガ今一つ信用デキネェ
「買い言葉」トハイエ、「魔物が説得デキルマデ何度デモ諦メナイ」トマデ言ッタクライダ・・・
 最悪、止めヲ逃シテ「魔物」ヲ野放シニシチマウカモシレネェ・・・・』

『イイカ・・・・?
 お前ガ、奴ヲ仕留メルンダ・・・・』

そう言い切ったところで、スマホの相手が小石川に替わる

>>(小石川)

『アー・・・・マア、お前ノ事ヲ完全ニ信ジタワケジャナイケドヨォ
「一度」ダケ・・・・イイカ?「一度」ダケアンタニ協力ヲシテヤル』

言いながら、先程まで握っていた『コイン』にそっと指を置く

『フザケタ役ノ「芝居」モ「一度」ダケナラヤッテヤル・・・・
 ダカラ、「指示」ヲヨコシナ・・・・。 「こっくりさん」モモウ解放シタゼ』

920村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/01(日) 19:48:28
>>907

電話をとり、全て話を聞いてから口を開く。

 「おれがこんな手を取ってるのは、その『夏の魔物』が信用ならねえからだ。
 どんな言葉を吐こうとも、どんな貌をしていようともな。
 隠し玉がねえとも限らねえ。」

冷静な口調ではあるが、言葉選びから怒気がにじむ。
怒るということは、すなわち本気であるということだ。
『夏の魔物の排除』という目的についても、『家屋の爆破』という手段についても
『やると言ったからにはやる』ということだ。

 「ああいう手合いのことを『知ってる』。
 自らの機構に準じて快楽を満たす為だけに動き、果てに本体さえ手に掛ける。
 そうした存在すべてがそうだという気はないが、『そいつ』がそうではないという気もねえ。
 『調査』だか何だか知らないが、それの詳細が判然としねえ以上、おれはおれの判断を信じる。」

 「それでもその場でキレなかったのは、あんたらに敬意を払ってるつもりだからだ。
 今距離をとってるのもそうだ。そこにいたら、我慢ならねえだろうからな。」

過去に視た事を思い返す。
『ウェイクアップ・ザ・デッド』―――自分の欲のために本体やその母親の霊魂さえも縛り付け、
挙句の果てには自らの本体さえ、その手にかけようとした。
『夏の魔物』も大して変わらない。少なくともおれにとっては『同じ手合い』だ。

 「『5分』が短えのはわかった。だが『30分』は『待てねえ』。
 そんなに必要なら、今すぐおれがそこへ行って、『1分』できれいさっぱりカタつけてやる。
 だがおれは『待つ』とも言った。吐いた唾を飲む気はねえ。だから―――」

 「『あと1回』だけ待ってやる。
 『通話』はこのままにしときな。それがおれの『最大限』だ。
 通話を切ったり小細工しようとするなら、おれはすぐに動く。」

それだけ言って、ハンズフリーにした携帯を胸元へしまい込む。

921小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:29:24
>>920(村田)

村田の話を聞き終えてから、彼の言葉を心の中で反芻する。
客観的に見て、正しいのは彼だ。
そして、この中で最も間違っている人間がいるとすれば、それは自分だろう

  「村田さんと同じ人生を歩んでいたとしたら……」

  「私も……『同じ事』をしたかもしれません」

人には、それぞれ歩んできた道筋がある。
鉄も、小林も、関も、七篠も、笑美も、涙音も。
きっと『動物』であっても、それは変わらないのだろう。
この町に生きる全ての者には、行動の裏付けとなる『過去』が存在する。
形は違えど、各々が必ず何かを持って生きているものだ。

  「……いつか村田さんはおっしゃいましたね」

  「『過去』を克服しなければならない。
   前を向いて生きていかなければならない」

  「『未来』を生きるために何ができるのか、何をすべきなのか……」

『湖畔の木陰』で、初めて村田と出会った時の事を思い出す。
彼は、もう忘れているかもしれない。
しかし、自分は今でも覚えている。

  「――『決心がついた』と」

『村田瑛壱』には彼自身が歩んできた人生がある。
どういうものかは、もちろん知らない。
だが、一つだけ理解できる事がある。
それを穢す事は誰にも出来ないという事。
だからこそ、それを尊重する。

  「それから……」

  「『次に会った時はあんたの話を聞かせてくれ』と……」

そして、『小石川文子』にも、これまでの人生がある。
村田は当然それを知らないだろう。
ここで語るつもりはない。
ただ、村田が『やると言った事をやる』のと同じように、自分も『やると決めた事はやる』。
その一点においては、お互いに変わらない部分だ。

  「もし――もし村田さんが望まれるのなら……」

  「『これが終わった後』で……お話しする事を約束します」

そして、どのような形であれ、『終わる事』だけは間違いがない。

  「『いただいた時間』を無駄にはしません」

  「村田さん――『ありがとうございました』」

最後に『感謝の言葉』を述べ――村田との通話を終了する。

922小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:31:04
>>(薬師丸)

『先程の幸運』から考えて、『説得』そのものに『幸運』が有利に働く事は考えにくい。
それを使うとすれば、やはり『直接的な場面』だ。
もう一度、『彼女の力』を借りる事にする。

  [小角さんに『調査』を行っていただきました]

薬師丸宛にメッセージを送り、『現在の状況』と、『これからやろうとしている事』の全容を伝える。

  [仲間の一人が『五分後の爆破』を予告しています]

  [彼の名前は『村田瑛壱』。スタンドは『ディズィー・スティック』]

本体とスタンドの名前に続いて、『能力』も薬師丸に教える。
情報の漏洩とも取られかねないが、考え得る手は全て使う。
具体的な情報を知っていた方が、『幸運』もより効果的な形で機能するかもしれない。

  [万一の場合に備えて、『五分後の幸運』をお願いします]

『五分以内に終わらせる』のが『ベスト』ではあるが、いざという時の『保険』は掛けておく。
『広範囲攻撃』という一点において、この場にいる誰よりも、村田の能力は秀でている。
だが、薬師丸なら『止められる』。
そして、現地にいる『ディズィー・スティック』では、目の前にいない『レディ・リン』は止められない。
『この状況から妨害可能なスタンド使い』が、星見町に存在している事さえ知らないだろう。

  [彼は『目的』を達するまで攻撃を続けるでしょう。
   これから私は『最後の説得』に専念します]

  [それが済むまでの間、可能な限り『幸運』で足止めして下さい]

『幸運』の詳細は把握していないので、細かい裁量は薬師丸に任せる。
だが、彼女を自宅に呼んだ時、『能力を使い続けてあげる』と言われた。
だから、連続使用も可能だろうと判断した。

923小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:35:12
>>918(鉄)

『鉄の考え』は分かっている。
いや、彼一人だけではなく、『この場にいる全員の考え』は理解している。
そして、『この場にいない者の見解』も察している。
『魔物の救済』を目指す自分も、最終的には『被害者の救済』を優先するつもりでいる。
間違っても、『魔物のために被害者を犠牲にする』ような事は考えていない。
『魔物の説得』が不可能なら葬り去る。
だが、確かにあると分かった『可能性』を放棄してまで諦める気もない。

      コク……

『成功しなければ滅ぼす』。
その言葉に対する同意と、口添えしてくれた事の感謝の意を込めて頷く。
口先だけではなく、今この場で『証』を立てる。

  「『誓いの証』として『これ』をお預けします」

       ……スルッ

  「私の『愛する人』の『形見』です」

『右手の薬指』から『銀の指輪』を抜き、スマートフォンと引き換えに鉄に渡す。

  「もし……私が『裏切った』時は――」

  「それを『処分』して下さい」

『命の次』に大切な『形見の指輪』。
かつて『愛』を誓った『誓いの輪』だ。
肌から離したそれを、『誓いの証明』として鉄に託す。

>>(小林)

  「……小林さんを信頼して、『これ』をお預けします」

        ――スッ

『左手の薬指』から、同じく『銀の指輪』を抜き取り、小林に差し出す。
『右手の指輪』と共通のデザインを持つ『銀の指輪』。
それは『自分の結婚指輪』だ。

  「どのような形であれ……『終わり』は訪れます。
   『終わった後』で私に返して下さい」

  「それから――」

            ソッ……

  「私が『裏切った』時には『処分』をお願いします……」

自らの『覚悟の証』として、『指輪』を小林に託す。
拒まれるかもしれない。
しかし、今は受け取ってもらいたい
それを受け取ってくれる事が、何よりの『助け』になる。
だから――『これ』を受け取って欲しい。

>>(関)

関の方を見ながら、目線で合図を送る。
おそらく、関には関の考えがあるのだろう。
同じように、『こちらにも考えがある』という意図を伝える。

『レディ・リン』の能力は強力だが、どこまで時間稼ぎが出来るかは未知数だ。
場合によっては、鉄や席の申し出に甘える事になるかもしれない。
だが、その前に『しなければいけない事』がある。

『エド・サンズ』に、こちらの『覚悟』を伝える事だ。

924小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:37:23
>>919(エド・サンズ)

  「――『彼』の名前は『治生(はるお)』……私の『夫』です」

  「『生前の職業』は『画家』でした」

  「『彼』は……新婚旅行中に事故で亡くなりました。
   私は、すぐに『彼の後を追う決意』を固めました」

  「しかし、『彼』は私に『自分の分まで生きて欲しい』と言い残したのです」

  「私が生きているのは、『彼との約束を守る』ためでした」

齟齬が生じた原因は、電話口の会話だったからだけではない。
『エド・サンズ』と小石川文子は、これが『初対面』。
お互いに、相手の事は何一つ把握していなかった。
その上、両者の『人格』は大きく異なる。
『正反対』と言ってもいいだろう。

  「……私は、何度となく『彼の元へ旅立ちたい』という誘惑に駆られてきました」

  「その度に、私は自分の体を傷付けて、踏み止まってきました。
   そうしなければ、誘惑に抗う事が出来なかったからです」

  「ですが――今は少し違います。
   『ある一件』で、これまで気付かなかった『希望』を見つけられたからです」

  「『約束を果たした上で再会できる』……」

  「『何十年か後』、『この命を全うした先』で、『彼』と『再会』できる……」

  「そのために、私は『未来』に向かって、『今』を生き続けているのです」

そこで言葉を区切る。

  「――『先程の言葉』を、私は『彼』に『誓います』」

  「あなたが『氷山さん』を大切に思うように、私にとって『治生さん』は『命そのもの』です。
   『小石川文子』を信じられないというのであれば、『小石川治生』を信じて下さい。
   私が『永遠の愛』を誓った『彼』の事を……!」

『エド・サンズ』に対し、隠し切れない感情を込めて訴える。 
『小石川文子が信用されない』のは構わない。
けれど、私は『彼の名前』に誓った。
それが信用されないという事は、『彼が信用されない』という事だ。
『エド・サンズ』が『自らの本体』を想うのと同じだ。
私の事はいい。
ただ、『彼』の事だけは信じて欲しい。

925『エド・サンズ』:2022/05/02(月) 22:02:01
>>924

『・・・・・・・・・。』

無言のまま、彼女の語る彼女自身の素性を聞き遂げる
人間の死生観についてスタンドである自分がどうこう言うつもりはない
だが・・・・『これ』こそが小石川という人間の根幹を成すものだという事は理解した

(ダカラト言イッテ、
 小石川ノヤル事ヲ手放シニ支持スルワケジャアネェケドナ・・・・)

『承ッタゼ・・・・お前ノ夫ノ「名誉」ハ俺ガ預カッタ』

まったく、重いものを預けやがって、と心の中で独り言つ

『ダカラ、答エナ。
 俺ハ今カラ「何」ヲスレバイイ?』

――――覚悟を決める。
小石川の先ほどの提言は、『エド・サンズ』にとってまったく受け入れられないものであった
それは、『敵に取り入るために本体の意思をも曲げて、役を演じろ』という、
プライドをずたずたにするような提言であったからだ

だが・・・・・今の『エド・サンズ』は覚悟を決めた
プライドを投げ捨てろと言われれば投げ捨てるし、泥を啜れと言われれば啜る
『一度だけ協力をする』と言ったからには、それを曲げるつもりはない

『言イナ、小石川
 俺ガヤルベキ事ハナンダ?』

926薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/03(火) 12:12:18
>>922(小石川)
>GM

(なるほどね)

その場にいれば自分が制圧すれば早い。
というよりその場の人間に制圧させれば早いはずだ。
それをしない理由は特に考えない。

「説得に使うよりはずっと役に立てそうね。
 ……じゃ、そういうわけだからさ。
 今から5分経って連絡がなかったら、
 私達でその『暴れん坊』をやっちゃおう」

周りの『鈴を配った人間』に、そう呼びかける。

(『5分で本当に終わり』ならともかく、
 勝手に決めたタイムリミットなんでしょ?
 だったらこっちが勝手に変えても文句は言わせない)

        (悪いけど、『仕事』だもん)

お遊びでやってるわけじゃあない。
義憤や優しさでついてきたわけでもない。
『仕事』を果たすためにこの場にいるのは、
恐らくこの場の中でも薬師丸と『ソラ』くらいだ。

――『幸運』は『数打てば当たる』。

(ま……一番良いのは、使うことにならないことだけど、ね)

927小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/05/03(火) 15:25:20
>>924(小石川)
>>919 >>925(エド・サンズ)
>GM

「…………………」

今、小角に口を差し挟めることはない。
小石川は『現場の当事者』であり、
『エド・サンズ』は『事態の当事者』だ。

「……おほん、話はさておき、だ。
 『コイン』を使えるようになった以上、
 ここは質問を続けて『イルソン君』の機嫌を直そう」

     「質問が完全に途切れてしまうと、
      テーマを変えなきゃいけなくなるからね」

とはいえ小角も『傍観者』ではない。
100%ここで議論がまとまるとは限らない今、
油断せずに夏の魔物について質問を重ねておこう。

「特に何かみんなからないようであれば、
 小手調べのような質問だが……わたしが、しよう」

            スッ

        「さて…………」

「『イル・ソン・パティの見た目を夏らしくすると、
  夏の魔物くんとしては、より結論を受け入れやすくなる?』」

質問こそするが、『イル・ソン・パティ』は気紛れだ。
無駄なデコレーションなどを本当にしてしまうと、
それにより機嫌を損ねて質問不可にすらなりかねない。

「とはいえ、この木の板を夏らしく、というのも難しいがね……
 いや、イルソン君の見た目が良くないという意味ではないのがが」

あくまでも、『つなぎ』の問い。

 ・ ・・
『幻を投影するスタンド使い』でもいなければ無意味な問いだ。

928『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/03(火) 21:56:57
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>909>>911>>914>>917>>921-924(小石川)③(『協力者会議』)
>>916(小林)④(『協力者談義』)
>関⑤
>>918(鉄)⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>ラッコ⑧(七篠に戯れられている)

『エド・サンズ』と『村田』―――二者との『意見の衝突』。

『小石川』『鉄』『小林』はそれぞれの思いを説いて、
ようやく『束の間の猶予』を得た。
ただし、許された『作戦』はあと一回―――

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>920(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>芦田(Ⅱ)(村田が何か揉めているのを見ている)

『夏の魔物』がどういう存在なのか不明だが、
少なくとも無条件で信じられる存在ではないはずだ。
『小石川』達が信じている『調査』とやらも、
『村田』が妄信できる根拠は『夏の魔物』と同程度に、無い。

そんな中で『村田』は、
『村田』の出来る最大限の『譲歩』を行う―――

<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>>910>>915(ダイアナ)【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>美作【8】(ラジオ中)
>ナイと猫【9】(鈴をもらった)
>百目鬼【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>薬師丸(>>926)【18】(鈴配り終了)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>>927(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>912>>913>>925(『エド・サンズ』 )【25】(小石川待ち)

『エド・サンズ』はとりあえずの『譲歩』を行い、
『小石川』の作戦の指示を待つ―――

  ………

その間に『薬師丸』は周囲の関係者と思しき人々に『鈴』を配り終え、
『村田の五分後の厄災』に備える―――

           ………

『小角』はその間にも、ひとつの質問を行う。

 『三周目』の開始の質問………

>「『イル・ソン・パティの見た目を夏らしくすると、
> 夏の魔物くんとしては、より結論を受け入れやすくなる?』」
―――『はい』。

………『イル・ソン・パティ』のコインの動きに少し戸惑いがあったようだ。

『今日のイル・ソン・パティ』はどこか表現豊かであり、
『本体』である『小角』はこの答えの意図を直観的に察する事ができた。
『夏らしくする』といっても『ひまわりのデザイン』にするといった事ではなく、
『夏の怪談=こっくりさん』の雰囲気に『イル・ソン・パティ』の
『見た目』をあわせる事で『夏の魔物』への吸引力が増す、という意味合いらしい。

929『エド・サンズ』:2022/05/03(火) 22:15:54
>>928(GM)
>>927(小角)

『要スルニ「怪談」ラシクスレバイインダロウ?』

小石川からの指示は未だにない
だが、それは目的達成のために動かない理由にはならない
小角の行った情報収集に乗っかるように、提案する

『ソレナラヨォ・・・・「提灯」ナンテノハドウダ?
 俺ハ「提灯」ヲ出シタリ消シタリスル事ガ出来ルカラヨ・・・・協力出来ルト思ウゼ』

あったかもしれない過去の出来事を思い出す・・・・
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1559140791/244

あのとき、『エド・サンズ』は不規則に『提灯』を出したり消したりする事で
観客を怖がらせる『ホラー演出』を取り入れていた
それと同じように・・・・『大捕物』で『提灯』を出し入れすれば、なかなかに怪談らしくなるはず

『アア、ソレト俺ニモ質問サセテクレ
 今ノコノ状態デ「怪談」ラシク演出シタ「こっくりさん」ヲ「夏の魔物」ガ見タ時
「夏の魔物」ハ「こっくりさん」ノ事ヲ信用スルカドウカ? ダ。』

ついでに一つの質問を加える
今の状態の『夏の魔物』に『こっくりさん』を見せたとき、信用を得られるかどうか
これが『YES』であれば話は簡単になる

930小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/04(水) 16:50:45
>>(鉄)
>>(小林)
>>(関)

  「『こちらの考え』は伝えました……」

  「私も……『彼の考え』は理解しているつもりです」

  「――『最短』で終わらせましょう」

『説得に専念する』とは言ったものの、『万一の事』は頭の片隅に残してあった。
鉄と朱鷺宮親子は戦闘向きのスタンドを持つ。
関や小林、七篠とラッコも加われば、食い止められる可能性は十分あるだろう。
しかし、武力と武力が衝突すると、最悪『泥沼』に陥りかねない。
もちろん必要ならば、そうせざるを得ない。
本当に『いざという時』は。
不要な血を流さずに済むなら、その方がいい。

  「……私の方からも『手』を打っておきました」

  「限定的ですが、『運命』に干渉できる知人がいます。
   先程は、私に『幸運』を運んでもらいました。
   鉄さんが転倒してしまったのは、その影響です」

  「『万一』の際は――もう一度『力』を貸していただきます」

村田以外の面々に、『保険』について明かす。
鉄や小林は、既に体験している。
単純に『抑止力』であるだけでなく、直接的な力とは次元の異なる能力であるからこそ、
明らかな『武力衝突』を回避できる。

>>925(エド・サンズ)

  「――『ありがとうございます』……」

自分は『氷山あきはの命』を握っていた。
そもそも、それが『不公平』だったのだ。
だから、小石川は自らにとって『最も価値あるもの』を賭けた。
互いの『条件』は対等だ。
『エド・サンズ』と同じく、『小石川文子』も『覚悟』を決めている。

  「『概ね』は先程申し上げた通りです」

そのように告げてから、声を落として口を開く。

  「『夏の魔物はエド・サンズが自立して動いている事を認知しているか?』」

  「――これの『確認』をお願いします」

まず、保留状態になっていた『質問』を解決しておく。
『エド・サンズ』でなくとも、その場にいる誰かが聞いてくれればいい。
答え次第によっては、軌道修正が必要になってくるだろう。

931百目鬼小百合『ライトパス』:2022/05/04(水) 16:53:19
>>(ナイ)

「――――もしもし?『小百合』だよ」

「実は、ナイちゃんにお願いしたい事があってね。
 詳しい事は後から話すけど、とりあえず来てくれるかい?」

さっき姿を見かけたので、近くにいる事は分かっている。
ナイに電話を掛け、ここに来てもらう。
『彼女の力』が必要になりそうだ。

>>(エド・サンズ)
>>(小角)
>>(天雨)
>>(朝山)

「みんな、ちょっといいかい?アタシに一つ『提案』があるんだ」

場の空気が落ち着いたところで、その場の全員に呼び掛ける。

「方向性は少し違うんだけど、
 『こっくりさんの雰囲気』を高められる『アテ』がある」

以前、『関』から連絡を受け取った。
『ナイ』と一緒に『雪だるま』を作ったと。
だが、重要なのは、そこではない。
大きな意味があるのは『作った場所』だ。
二人に同行した時に、『その場所』について聞いていた。

「『家』を作れるスタンド使いを知ってるんだけどね。
 『内部構造』も自由なんだそうだよ。
 その子に頼んで、『相応しい場所』を提供してもらうってのはどうだい?」

『ディスタント・ラバー』の能力なら、
『こっくりさんに似合いの屋敷』を用意してもらう事も出来るだろう。
見た目の『説得力』は、かなり増すはずだ。

「悪くないと思うんだけどねえ。というより――――」

「もう『連絡』させてもらったよ」

932美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/05/04(水) 17:54:45
>>(薬師丸)

「さて!次はあちらの方に行ってみましょうか!」

『仕事』をしている最中も、
『自分に出来る事(>>892)』について考え続けていた。
『鈴』を配る薬師丸には、『口添え』を頼んでおいた。
『最低限の根回し』は出来ているだろう。

(――――…………)

『プラン9・チャンネル7』の能力は、
機械から『情報』を抜き取れる。
正確には『音響機器』だ。
そして、そこには『スマートフォン』も含まれる。
普段は『能力の乱用』を忌避している美作だが、
今は非常事態。
使うべき時に使わないのは、
必要でない時に使うのと同じように避けるべきだろう。

《あなた、私よりも『深い所』にいるみたいね》

『スタンド会話』を用いて、『薬師丸』に声を掛ける。
彼女の素性は分からない。
はっきりしているのは、
自分と同じく『関係者』の一人という事だ。

《私のスタンドは『プラン9・チャンネル7』。
 戦えるような力は全然ないけど、
 『機器』を『支持者』に変えて『情報』を引き出せるの》

《最初に謝っておくわ。ごめんなさい。
 信じてもらえるかは分からないけど、
 『現場の情報』以外はタッチしてないから》

謝罪の意思表示として、こちらの能力を明かす。
『スタンド攻撃』に等しい行為である以上、
殴られても仕方がないだろう。
そうされたとしても、自分は抵抗できない。

《『さっきの続き』なんだけど、聞いてくれる?》

薬師丸が『現場から得た情報』は、『プラン9』で取得した。
それによって、『大体の状況』は理解できた。
同時に、『作戦の成功率』を上げる『補助案』も考え付いた

《私があなたに『インタビュー』するから、
 『交霊会』や『こっくりさん』の話題を振って欲しいの。
 それをきっかけにして、私が『関係者』に、
 その話を聞いて回る》
 
《もちろん、事前に『根回し』した上でね》

手法は違うが、やる事は『ラッコを広めた時』と同じ。
『メディアの力』で『話題』を作り上げる。
『魔物』に対して『説得力を持たせる人数』は、
十分に揃っているはずだ。

《その様子を『電波』に乗せて流せば、
 『前フリ』にならないかしら。
 『そういう噂が実際にある』って事を、
 『魔物』にアピールしておくの》

《『イベント』をやる時にも、
 『宣伝』しておかないと人は集まらないものだから。
 いきなり『こっくりさん』や『交霊会』の話をするより、
 多分その方がいいと思うんだけど……》

ひとまず薬師丸に相談し、客観的な意見を求める。

933小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/05/04(水) 18:33:04
>>928(GM)
>>929(エド・サンズ)
>>931(百目鬼)

「おお、きみは『ちょうちん』を出す能力なのか!
 それはいいかもしれない。
 このままだとどうにも、雰囲気が出ないからね」

          チラ

「真っ昼間なのもあるしな……
 もっと雰囲気のあるところに行くのもいいか。
 得体の知れないスタンド空間というのは、
 普段なら気がひけるところだが……………」

       「今はそういう不気味さこそが、
        魔物の気を引ける気もする」

演出はまだまだ詰める余地があるし、
『ナイ』がここにまだ来ていないのもある。
質問はさらに重ねておくべきだろう。

「ほかのみんなは決まった質問は無いだろうか?
 なければわたしの質問を代わりにしてくれ。

 『"こっくりさん"がわたしという個人のスタンドだと知っても、
  夏の魔物にとってのこっくりさんを信じる気持ちは変わらない?』」

まさか現地の人間も、夏の魔物に対して、
『イル・ソン・パティ』の全容を教えてはいないはず。

「場合によっては…………わたしの存在を隠すべきかもしれないからな」

こっくりさんという体裁なら、少しでも神秘性を上げるべきか?

934『エド・サンズ』:2022/05/04(水) 19:07:11
>>930(小石川)
>>933(小角)

『・・・・・ダッテヨ? 「こっくりさん」ノ嬢ちゃん
 悪イガ、小石川ノ質問モツイデニ頼ム』

『ナイ』の了承を得られたら、全員で『こっくりさん』の演出を整えつつ、
上記の質問を行っていく

935ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/05/04(水) 21:20:48
>>(七篠)

         ポ ー ン

                  「ミャア」

退屈しているのか、七篠と遊び始めたラッコ。
『ポケット』からペットボトルのキャップを取り出して、
七篠と『キャッチボール』をしている。
人間達は深刻な様子だが、
一介の海獣が与り知る事ではないのだろう。
ラッコ自身に危害が及ぶようなら動くが、
そうでなければ特に気にしない。
今は『ハッピー・スタッフ』も解除されている。

気まぐれに出すかもしれないし、出さないかもしれない。

936小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/04(水) 22:29:00
>>923-930(小石川)

「私に? ……わかりました」

小石川さんの持つ指輪の意味、背景まで把握を小林はしてない。
だが大切な物であろう事は伺えるし、その『覚悟』も。
 夏の魔物の今までの行いを決して許容しないし、万が一の際は率先して
消滅に動くものの、今は彼女の行動を黙認して指輪をポケットに仕舞う。

「運命への干渉ですか。それは頼もしいですね」

鉄さんの転倒は水槽越しでも視認出来た。確かに不自然さがあったと思ったが
距離関係なく因果律を操作出来るとなれば、夏の魔物を成仏なり能力解除の
大きな助けになるのは間違いない。

「……あぁ、それと『芦田』さんに、ある程度の事情を連絡しておきますね。
村田さんが無理くり車からガソリンを取って諍いになって怪我させたら
申し訳ないですし。送迎を頼んだ手前、迷惑をかけるのは忍びないですから」

スマホで連絡をしておく。

>>928

それと、我々は会話をして『夏の魔物』を半ば放置してるような感じだが
今はどんな様子だろう? 展開させてる水槽の一つで、それとなく観察してみる。
特に問題は起きてないだろうが……。

937芦田『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト:2022/05/04(水) 22:40:32
>>928
>>936

「なんでおめーら揃いもそろって面倒くせーことしてんですかね?」

『開口一番に毒を吐くのやめてくれませんか?』

「いやだってウィゴーちゃん、こいつ(小林)の話からして
俺ほぼ部外者だけどさ。ドラ〇エに例えたら、最終的にゾー〇倒そうと
した瞬間に、仲間に勧誘しようと1人がモンスターボール投げ始めた
みてーなゲーム性が行き成り変わった見たいな話しじゃん?
 リアルであったらクソゲー仕様じゃね?」

『その例えで納得する奴いねーよ。あと私の名は
ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトだってーの!
 あ、村田さん。ガソリンの事については理解したので御自由に』

「まぁ俺ら、邪魔する気もねーし、そもそも邪魔する力ねーしな」

芦田は、村田が来ても運転席でスマホを軽く振りつつノータッチの姿勢だ。

まぁ村田と闘うような力もないし、芦田自身、異常な程にゾッコンしてる
自分のスタンドを戦わせる気も皆無なのでガソリン入手は容易だろう。

938ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/05/05(木) 23:26:24
>>931

「なんじゃ?
 わからんがわかった」


というわけで来た。


「わしの……『ベター・ビリーブ・イット』の『屋敷』か?
 別に構わんが……小さいぞ?
 中に入る分には大丈夫じゃがの」


ポン、と地面に出現したのは、ミニチュアの庭付きの日本家屋。
そして次の瞬間、ナイが消えると、障子が開き、縁側から小さなナイが出てくる。


「ナン」

「ぬわ〜」


猫が人形のようなナイにちょっかいを出して縁側から転げ落としていた。

939鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/05/05(木) 23:59:54
>>924>>930(小石川)

「・・・・・・・・・・」

「仮にあなたが『裏切った』としても、それはあなたと『大切な人』の想いを
 否定するものではありません。そんな事をしても、被害者が無事に戻ってくるわけではありませんし」

小石川さんの覚悟を示す故の行動なのだが、仮に小石川さんが失敗したとしても、
それはここにいる人間全員の失敗だ。個人に責任を追求するのは間違っている。
何より、それを理由に個人の思い出の品を無碍に扱うのは自分自身が望まない。
周囲の理解を得たい、という彼女の気持ちは理解できる為に、一応指輪は預かっておくが。

そもそも力及ばずならばともかく、明確に小石川さんが『裏切った』のならば、想いではなくその命を頂戴するのが筋だろう。
これは自分にも言えることであるし、何より彼女に限ってそんな事はまずあり得ないが。

「もしもこの場で『夏の魔物』を取り逃がし、結果被害者を取り戻すチャンスを
 永遠に失ってしまったなら、オレも腹を切ります。責任は、あなただけのものではありません」

そして『村田』くん対策の要点も理解した。
どちらにせよ、チャンスはこの一回だけだ。それが失敗すれば、総意は討伐になる。
彼が一度口にした誓いを無碍にするとは思えない。『幸運』の事は頭の片隅に置いておこう。

しかしこの場において、自分にできることは少ない。
電話越しでも『こっくりさん』に参加できたなら、展開を早めることもできたのだろうが…。

940百目鬼小百合『ライトパス』:2022/05/06(金) 17:32:03
>>933(小角)

       ――――――シボッ

新しい煙草を取り出して口に咥え、火を点ける。

「ま、アタシも入った事はないさ。
 だけど、その本体とは何度か会った事がある。
 信用できるよ」

小角とは初対面だが、警戒心の強さは何となく分かる。
こんな能力を持っていれば、仕方のない事かもしれない。
もしここに敵がいたら、誰よりも先に狙われるだろう。

「アンタがアタシの話を信じてくれるならね」

そして、自分が完全には信用されていない事も理解できた。

       ズギュンッ

「この状況で役には立てないけど、一応見せとくよ。
 アンタのを見せてもらったお返しだと思ってくれればいい」

「こいつで引いた『光の線』に触れたものを動かす能力さ」

別に何をする訳でもないが、
『警棒』を携えた『ライトパス』を発現して見せる。

「…………そろそろ着くみたいだね」

>>938(ナイ)

「来てくれて助かるよ。
 『こっくりさんに似合う場所』を用意してもらいたいんだ。
 『お化け』が出そうな雰囲気が欲しいのさ」

「『魔物』は日本生まれだし、『提灯』と合わせる前提なら、
 こんな感じの家がいいのかねえ」

やって来たナイを出迎え、ミニチュアの『屋敷』を見下ろす。
話には聞いていたが、実際に見るのは初めてだ。
どうやって入るのかと眺めていたが――――。

          「――――おっと」

        ヒョイッ

悪戯している猫を両手で抱え上げる。

「贅沢を言って悪いんだけど、
 もう少し荒れてるような感じに出来たりしないかい?
 例えば、『お化け屋敷』みたいな感じにさ」

「もし出来るなら、その方が『らしい』と思ってね」

『ディスタント・ラバー』がどの程度設定できるかは知らないが、
もし『廃屋』のような『屋敷』を出せるのなら、
より雰囲気は出るだろう。

941ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/05/07(土) 00:47:14
>>940

 「ンナム……」

「おおう。助かった。痛くはないんじゃがな」


変わるのは大きさだけなので、小さいナイが猫にパンチされても、感じる威力は猫パンチのままだ。
表面積とか、迫力とかは変わるだろうが。
猫は大人しく抱きかかえられて胴が伸びている。


「お化け屋敷か? うーむ、どんなじゃろう」


そもそもこっくりさんはお化け屋敷でやるものなのだろうか……
じゃあどこでやるんだといわれても困るが……放課後の学校とか?
あいにく、『ベター・ビリーブ・イット』は建物は出せても夕方には出来ないが。

まあ、廃屋風くらいなら余裕だ。
一旦外に出て、解除、再発現する。
その他、出入り(射程1m)なども指示に従うだろう。

942村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/07(土) 15:38:30
>>928
>>937

 「そう言うな。確かに面倒なことになりはしたが、夏は『もう終わる』。」

鞄をひっくり返して中身をカラにし、持ち手の部分にベルトを連結して長さを補い、
可能な限り細く『棒化』する。

 「お前らは巻き添えにならねえように気をつけとけ。
 加減はできねえからな。」

給油口のフタを外し、そこへ鞄部分が先端になるように『棒』を突っ込む。
先端がガソリンタンクへ到達したあたりで棒化を『解除』。
鞄の中がガソリンで満たされるのを待って(手ごたえで分かるはずだ)、再度『棒化』。
こうして車を傷つけることなくガソリンを汲み上げる。

 「念には念を、だ。もう一つ踏み台を用意しとくか。」

人が住んでいるということはガスが来ているということだ。
とはいえこのボロ家屋に都市ガスが通っているとは考えにくい。
家の裏へ回って、『液化石油ガスのボンベ』を有無を確認する。

943『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/08(日) 08:55:24
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>930(小石川)③(『協力者会議』)
>>936(小林)④(『協力者談義』)
>関⑤
>>939(鉄)⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>>935(ラッコ)⑧(七篠に戯れられている)

最終となるであろう『作戦』を、『小石川』中心に煮詰めていく―――

『夏の魔物』はじっとこちらの様子を窺っているようだ。
大きな問題は起きてはいない―――少なくとも見た限りでは。

 ………

『ラッコ』はペットボトルのキャップで『七篠』と『キャッチボール』をしている。
『七篠』も緊迫している状況なのは分かっているが、
子供をあやすかのように『ラッコ』の退屈しのぎにつきあってあげている状態か。
けして『七篠』自身が錯綜する事態を前にどうしていいか分からず、
とりあえず『キャッチボール』に興じているだけ、というわけではない。ないはずだ―――

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>942(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>>937(芦田)(Ⅱ)(村田が何か爆弾を作っているなあと思っている)

『芦田』はとりあえず傍観する事とした。
大まかな内容は『小林』から聴いたが、
こまかいニュアンスは分からないし、
『車』で待つとの同様にここは『待ち』でいいだろう。

『村田』は『芦田』を横目に『準備』を始める。
幸か不幸か『液化石油ガスのボンベ』は存在した。
『自動車のガソリン』『プロパンガス』―――
着々と『爆破』の準備は整っていく―――


<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>>910>>915(ダイアナ)【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>>932(美作)【8】(ラジオ中&薬師丸に呼びかけ)
>>938>>941(ナイと猫)【9】(百目鬼と相談)
>>931(百目鬼)【10】(イルソンパティ中&ナイに呼びかけ)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>薬師丸【18】(鈴利用待機)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>>933(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>929>>934(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『作戦』―――『イル・ソン・パティ』を『こっくりさん』に見立て、
『夏の風物詩』として『説得力』を増させる、という目的の元に『一行』は動く。

そして、『イル・ソン・パティ』の『質疑』………
『三周目』のふたつめの質問からか。

>>929(『エド・サンズ』)
>今ノコノ状態デ「怪談」ラシク演出シタ「こっくりさん」ヲ「夏の魔物」ガ見タ時
>「夏の魔物」ハ「こっくりさん」ノ事ヲ信用スルカドウカ?
―――いいえ。

『今日のイルソンパンティ』のニュアンスを『小角』を感じ取る事が出来た。
ここでいう『信用』というのは『完全に信じ込み、夏を解除する』レベルの話だろう。
おそらくは『怪談らしくする事にまるで意味はない』という意味ではないはずだ。
ただ、こじれた『サマー・フォーエヴァー』の心情を解きほぐすのは、
それだけでは『足りない』―――という事でもある。

>>930(小石川)
>『夏の魔物はエド・サンズが自立して動いている事を認知しているか?』
―――『はい』。

『サマー・フォーエヴァー』はギリギリまで『一抹』を観察していたはず。
『一抹』が『エド・サンズ』が動いている事を把握していたという事は
つまり、『サマー・フォーエヴァー』も同様に、という形か。

>>933(小角)
>『"こっくりさん"がわたしという個人のスタンドだと知っても、
> 夏の魔物にとってのこっくりさんを信じる気持ちは変わらない?』」
―――はい。

『コイン』は相当悩むような挙動を見せた。
『今日のイル・ソン・パティ』の思いを察するに、『説明』の問題なのかもしれない。
『スタンド使い』は、要は『超常現象を呼び起こす能力者』であり、
『怪談』において『霊感の強い者』が『霊を呼びだす』事は多々ある。
要は『こっくりさんの霊を呼びだす交霊術者』的な演出ならば、
という条件つきで『はい』というところなのだろう。

944薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/08(日) 13:44:04
>>932(美作)

《ま、こっそり悪い事をしようってなら、
 わざわざ私に話しかけないでしょーし。
 私の位置は全然深くはないってバッドニュースと、
 あんたが申し訳なく思う気持ちでおあいこね》

            ザッ

《それで……それが、さっき言ってた『考えてる事』?》

美作の話す案を聞き、思考する。
要は『いきなり騙す』のではなく、
『信じやすい土壌を作ってから騙す』という事か。

      《……良いんじゃない?
       話術はあんたの得意分野でしょーし、
       他の人も大した負担にもならないし》

《全部上手くいったら、だけど。
 ただでさえ『こっくりさん』は大ウソでしょ?
 『イル・ソン・パティ』を私は知ってるけどさ》

《そーゆー小技をやればやるほど、
 私はやったことないけど……
 ええと、『学芸会』っていうんだっけ?
 素人の演技っぽさが上がっていくと思う》

       《あんたはプロなのは知ってるけど、
        他は全員素人なわけだからさ》

《まあ、魔物は聞いてる感じ子供っぽいから。
 子供騙しでも、やればやるほど効くかもしれない……
 ただ、それを言うとどこまでメディアを信じるのかも疑問よね》

悪い策ではないように思えた。
ただ、根本的に……『人間目線』過ぎる気はした。

《魔物目線だと、そもそもの話として、
 こっくりさんなんて『いる前提』だ……ってのもありえるし》

《仕掛けるにしても、やる前に現地組に状況を確認してからのほうがいいかも》

また、『新しい路線』ではなく既存路線の補強なのに、
それ自体リスクがある手段である……というのも気にはかかる。

945『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 19:20:31
>>943

『フン・・・・ナラヨォ』

考えてもみれば小出しに質問をする理由もない
30分間は『夏の魔物』が動かないのは保証されている・・・
一つの質問に20秒かかるとしても、90個は質問が出来る計算だ
金に糸目をつけないのであれば・・・・

現在の『イル・ソン・パティ』の参加者は『5人』
朝山、百目鬼両名が積み上げた金額は『110万円』ある。
『イル・ソン・パティ』の代金は一巡ごとに『1万円』ずつ上昇していくため、
『105万円』で『14巡目』・・・・つまり、あと『56個』は同じテーマで質問が出来るという事だ

ならば、ここは物量で攻めても構わないだろう
下記の質問を『イル・ソン・パティ』にぶつけてもらう

「『夏の魔物』の心情を解きほぐすにはこちら側で『こっくりさん』の演出にこだわるだけでなく、
 現地組が彼の心を解きほぐすための何かをする必要があるか?」

まずは上記の質問を行い、さらに以下の質問を加えていく

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が夏祭りのアイテムを使って『夏の魔物』と遊んだ上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を安心させるために謝罪の上、両腕を切り落としてこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『夏の魔物』と夏らしい遊びをして友達という印象を抱かせた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『あ!そういえば今日は夏の怪談特集の日だ!見ないと!』と言った上でこちらの映像をテレビらしく見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『あなたの頑なな夏を思う心に感激しました。改心します』と言った上で、
『そう言えば、私の仲間達も夏らしい事がやりたくて、こっくりさんをしているみたいです』と言いながらこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 上でこちらの映像を見せればいいか?」

946『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 19:21:23
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に
『散々、夏を壊すために活動していたが、今になって本体が夏を楽しみたがっているのを感じている
 本体に代わってお前が代わりに夏を楽しんでくれないか? ここにいない人間の事を想うのも、
 お盆らしくて夏っぽいだろ?』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に『俺の本体は夏を嫌がっている。だから、クリスマス作戦に協力した
 嘘だと思うなら、俺の仲間が「こっくりさん」でこの場にいない人間の意志を確認できるから見て見ろ』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川がお婆ちゃんの物まねをして『夏の魔物』の警戒心を解いた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』に対して、『夏といったらビアガーデン!え?アルコールは飲めないの?
 それじゃあ夏の楽しみとしては片手落ちですよね?』と挑発し、挑発に乗った魔物を良い潰した上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が真摯に謝罪し、自身のスタンドを両方とも圧し折った上で『あなたと一緒に夏を楽しみたい』と言い、こちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄夕立が小石川と魔物の間を仲介し、『夏を楽しんでいる君の事が羨ましくていじわるをしてしまっただけなんだ、仲良くなろう』と言った上で
 『仲良しの証』として一緒に怪談を見ようと誘い、こちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突如発狂し、『悪霊が私に憑りついた!そのせいで夏が憎くなってしまったんだ!貴様も殺す!』と言い、
 鉄が『大変だ!このままじゃあ皆、悪霊に殺されてしまう!こうなったら、悪霊を祓うための動画を見ないと!』と言った上で
 こちらの映像を『悪霊祓いの最強霊能力者動画』として見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然号泣し、『治生・・・治生・・・私の夫、治生は夏が大好きでした。だからあなたを支配する事で治生への手向けにしたかった
 でも、あなたは支配できないとわかってしまった・・・後生ですから、最後に治生の言葉を聞かせてください。
 私の仲間がこっくりさんで霊界と交信しようとしています。ここまで戦ってきたあなたは私のライバルなので一緒に見ましょう』
 と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『ビー・ハート』なら自身を切れると示した上でそれを『夏の魔物』に差し出し、自身の首にその刃を当てがって、
『夏の魔物』に自身の生殺与奪の権利を譲り渡した上で、誠心誠意謝罪を行い、『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄が小石川を殴り倒し、気絶をさせて、『夏の魔物』に対して危険な真似をしてしまった事を誠心誠意謝罪し、
『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』と一緒にかき氷や焼きとうもろこしを食べ、カブトムシで相撲を取り、
 楽しんだ上でこちらの映像を見せればいいか?」

947『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 19:21:37
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 むしろ、小石川ではなく別の人間がネゴシエーターをした方がいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然空高く飛び上がり、腰捻り二回転を決めた上でダブルアクセル土下座を決め、
 これまでの蛮行を全て謝罪した上で『一緒に夏を楽しもう』と言い、こちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が『夏の魔物』を脅かす『クリスマス戦士』として電話で『夏の魔物』を散々に罵倒し、
 それを小石川が護る形で『夏の魔物』に自分が魔物の味方であるという印象を抱かせた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が悪役となり『夏の魔物』を殺そうとする所を、その場に居る別の誰かが止めて、
『夏の魔物』にその者が味方であるという印象を強めた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が『実は本体は永遠の夏を望んでいるのではないか』と考えている、という振りをして
『夏の魔物』に電話をかけ、その事を伝えた上で『実は今から交霊会で本体の気持ちを確かめようとしている』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を楽しませるために目の前でたくさんかき氷を作り、徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 現地組の皆が『夏の魔物』の目の前で花火で遊び、楽し気なさまを見せつけて徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せればいいか?」

これで合計『26個』だ
このうち、一つでも『YES』の回答があれば・・・・・それが『答え』だ

948美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/05/08(日) 19:58:25
>>944

《――――そういう考え方もあるわね》

問題点を挙げてもらう事は大事だ。
しかし、だからといって、『じゃあ止めましょう』にはならない。
この少女の事は詳しく知らないが、場慣れしている感はある。
だが、それに惑わされてはならない。
どれだけキャリアがあろうが、
結局『一人の人間の意見』に過ぎないからだ。
慣れている人間でも間違う事はある。
それは自分にも言える事だ。

《あなたから『イル・ソン・パティ』に連絡してくれない?
 このアイディアに効き目があるかどうか確かめたいの》

ゆえに、『薬師丸以外の意見』を聞く。
『質問』を要請しよう。
『イエス』なら実行するし、『ノー』なら中止する。

949薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/08(日) 20:14:55
>>948(美作)
>GM

《そーね。こういう考え方もある。
 私は仕事で来てるからね。
 こう見えて、運が絡まない所は、
 出来るだけ堅実〜にやりたいのよ》

         ザッ

《でもそれだけじゃ突破口は開かないかもしれない。
 わかった、私より詳しい筈の人達に聞いてきたげる》

美作に小さく手を振って立ち去り、
そのまま、『イル・ソン・パティ』組に合流したい。

「さて……と」

(どこまで行っても、私たちは『飛び道具』
 上手くやれるかは現地組次第ってところはあるのよねぇ〜え)

飛び道具としてやれることは全てやる。
小石川から何か合図があってもいいように、
スマートフォンについては手に持って、振動をオンにしておく。

950『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 21:56:46
>>945

すいません。コピペミスで最後の一文から文章が抜けていました

×
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 上でこちらの映像を見せればいいか?」


「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『この家に来て夏を楽しんでる内にあなたの考えの正しさに胸を打たれました
 是非ともあなたにこちらの「夏の風物詩」を献上したい。肝が冷える程の怪談動画です』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」


また、>>946の「良い潰した上で」は「酔い潰した上で」の間違えです

951小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/05/08(日) 22:21:15
>>943(GM)
>>945-947(エド・サンズ)

「ま、まてまてっエド・サンズ君。
 いっぺんにそんなに言われたって……困るぞ!
 い……いや、まあ、しらみつぶしというのは、
 『イルソン君』の有効な使い方ではあるけどもね」

         「わたしだって何度も使った方法だ」

質問内容を全て覚える事は難しいし、
当然だが、必要な質問は状況により分岐する。
最適解だけが欲しいとは限らないのだ。

「だから……とりあえず、そうだね、ううむ」

            スゥ ・・・

顎に手を遣る『探偵の構え』で考える。
なにも、この方向は間違いではない――――

「現地組の様子と、各質問への回答。
 それを見て、別に聞きたいことが出るまで、
 もしくは小石川さんや他の人から、
 『聞いてほしい事』が届くまで――――
 エド・サンズ君の質問を使って『回して』いこうか」

とはいえ、最短ルートを通る事にはなるのは一長一短。
『提示された答え』はリアルタイムで変動するのだ。
次の瞬間にはルートが変わる可能性だってある。

「どちらにせよイルソン君は、
 質問を続けないと維持できないからね」

――――だが、適当な『場つなぎの質問』よりはずっといいだろう。

952小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/09(月) 20:58:15
>>943

『了解、気遣ってくれてありがとうよ。あと火遊びは俺も昔は
結構色々してたが、自分にも火傷しないようバケツの水一つぐらいは
用意しておけよー』

そう『芦田』は村田に応対した。

「……ふむ」

>>936-937でスマホで芦田さんと連絡を取っており……
―まだ『通話中』だ。だからこそ、村田さんが芦田さんにかけた
やりとりや、現在の芦田さんの会話もスマホから聞こえる。

幸い、力ずくで芦田さんを排除しようとしないようだ。



「……芦田さん、村田さんの言う通り少々離れた場所に待機
して貰って結構ですよ。皆さんの事についてはご心配なく
私についても、返事は``問題ない``ですから」

芦田さんに、スマホでレンタカーを自分達の家屋より
少し遠ざけた場所へ走らせ停車させるように告げる。
爆破は阻止するつもりだが、今回起きてる出来事に対して
ほぼ無関係に近しい立ち位置の彼を我々の独断に付随した危険に
巻き込む気はないのだ。


 「フゥー……では、私は村田さんの方に向かいます。
会話で今更、彼が起こそうとしてる行動を止めれるとは思いませんが
此処でサマーさんの会話に、私の協力が必須でないのなら
村田さんに少しでも時間を稼ぐ役目は誰かすべきでしょうから」

小石川さんの『作戦』の全貌が明かされないので、もし必要ならば
待機するが、そうでないのなら村田さんの行動を幾らか遅延させる
必要があるだろう。家屋が爆破されれば、この拡張されたスタンドで
形成された空間がどう変貌するか不明だが、全員が全員無事に外へ
放り出されると楽観視はしてない。

特に制止が無いのなら、自分も村田さんの後を追って移動する。

953村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/10(火) 15:39:55
>>943
>>952

ガスの圧力計を確認し、中身の有無を見ておく。
定期的に入れ替えられるものだし、あの老婆一人で暮らしているならまず問題ないだろうが
万が一、中身が空であるとか、それに近い状態では困るからだ。
問題ないようであればボンベを『棒化』して所持し、玄関まで戻る。
本来ならば『鉄』のスタンドでも持ち運びに難儀するような重量物だが、『棒化』の前では問題ではない。

 「ご忠告どうも。安心しな。バケツの類は必要ねえ。」

そう芦田に返答して、ボンベを『玄関』に配置。
『部屋の奥』へと向けてボンベのバルブを最大限緩め、屋内へガスを流し込む。

プロパンガスボンベの圧力はおよそ『1Mpa』。
市販されているエア缶などの圧力はおよそ『0.4Mpa』。
くわえてプロパンガスは空気よりも重い。『充満』というプロセスを必要としない。
すさまじい勢いで噴出されるガスは地を這うようにして、そう時間をかけず『最奥』へ到達するだろう。

『中途半端』はナシだ。中からも外からも『徹底的』にやらなければならない。
内部の連中に、プロパンガスの腐ったタマネギのような『臭い』が届くとき・・・それがおれの『最後通牒』だ。

 「燃えカス一つ残す気はねえからな。」

954小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/10(火) 21:11:20
>>(現地全員)

小角らに話した内容(>>886)を、メッセージを通じて全員に伝える。
まだ調整中であり、確定ではないという一言も言い添えておく。
より確実な案を用意できれば、そちらを選ぶべきだ。

>>952(小林)

指輪を預かってもらい、それから小さく頷く。

  「……分かりました」

用心するに越した事はない。
小林の意見に同意する。
だから、引き止めはしない。
この中で、最も村田と関わりのあるのが小林だと聞いている。
そういう意味では適任かもしれない。

  「『幸運』の事は意識に留めておいて下さい」

もし戦闘になってしまった時は、小林は不利だろう。
『リヴィング・イン・モーメント』は、調査や斥候に向いたスタンドだと解釈している。
しかし、いざとなれば薬師丸の助力がある。

  「――お気を付けて……」

それが『幸運のお守り』となってくれる事を願う。

>>939(鉄)
>>945-947(エド・サンズ)

私にとって『彼』は自分の全て。
そして、指輪は『彼』である。
指輪を渡したという事は、絶対に裏切らないという意味だ。

       コク……

指輪を受け取ってくれた鉄に、感謝の意を込めて静かに頭を下げる。
自分と鉄の考えは違う。
自分達だけに限った話ではなく、他の全員が各自の意思と思考を持つ。
そして、それはそれでいい。
大切なのは、お互いに尊重しあう事なのだから。

  「鉄さんに電話をお返しします」

電話口で『エド・サンズ』に告げ、鉄にスマートフォンを返す。

955小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/10(火) 21:12:01
>>(天雨)

  「天雨さん――あなただけに話しておきたいのですが……」

自分のスマートフォンで、天雨に電話を繋ぐ。

  「内心、私は不安を抱えています。
   もちろん成功させるつもりです。
   今は、それだけを考えています」

  「ですが……本当に出来るのかどうかという気持ちもあります。
   示された可能性というのは、砂漠から米粒を探す程度でしかないのではないかと……。
   そう思いながら、それを考えないようにしているのです」

  「……弱音を吐いてしまってごめんなさい。
   ただ、誰かに知っておいて欲しかったのです」

吐露を終え、気持ちを引き締める。

  「――続けましょう」

>>951(小角)

天雨に掛けた通話を切り、改めて小角に発信する。

  「私からも質問をお願いします」

  「『魔物に自らの意思で能力を解除させる事を目的と呼称する。
    そして、目的を完了する事を達成率100%、現在の状態を達成率0%と仮定し、
    魔物の意思が解除に傾く事を数字の上昇で表現する。
    これらの前提を踏まえた上で、
    イル・ソン・パティの結果を魔物に見せる事によって、
    達成率は0%から50%以上になるか?』」

  「説得できる可能性はある。
   これは確実です。そして、こっくりさんが有効である事も間違いありません」

  「では、こっくりさんだけでどの程度いけるのか?
   残りどれだけ埋めればいいのか?」

  「私が知りたいのは、それです。
   どの程度フォローすればいいかが分かれば、一つの指針と成り得るでしょう」

  「――もう一つ質問を……」

  「『エド・サンズが夏を妨害している事を、夏の魔物は認知しているか?』」

  「知っているなら当初の予定は使えませんし、
   知らないなら一考の余地はあります」

  「『認知しているか?』に対する答えが『ノー』なら――」

  「『夏の魔物は、エド・サンズが夏を楽しんでおり、永遠の夏を望んでいると考えているか?』」

  「……よろしくお願いします」

合計、三つの質問を『イル・ソン・パティ』に依頼する。

956天雨サトリ『10cc』:2022/05/10(火) 21:43:52
>>748(小石川)

「世の中には……別に失敗したって構わない仕事と、
 失敗してはいけない仕事にはありますわよね。
 魔物の被害を今年で断つ事こそが後者だとしたら、

                 ・・
 ――――『説得』による『和解』は前者。
 魔物自身ですら『救い』を望んでない今、
 完全に異なる価値観の『異種族』との和解は、
 そもそも理想の中に存在する『完璧』に過ぎない」

     「――気負いすぎない事ですわ。
      当然のことをしているわけじゃない。
      貴女が望んでいることは、実際に、
      砂漠に砂糖粒を探すくらい難しい事」

「その上で『出来なくってもいい』じゃあなく、
 たくさんの『どうすれば出来るか』を突き詰めて、
 今、ここまで『迫れて』いる…………存分に己を誇りなさい」

957天雨サトリ『10cc』:2022/05/10(火) 21:44:44
>>956(メール欄)

958『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/11(水) 01:49:59
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>954-955(小石川)③(『協力者会議』)
>>952(小林)④(『協力者談義』)
>関⑤
>鉄⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>ラッコ⑧(七篠に戯れられている)

『小石川』が指示を出す中、『小林』は『村田』の方へと向かった。
途中、今までの『激戦地』を通る事になるだろう。

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>953(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>>952(芦田)(Ⅱ)(それとなく車を離していく)

『プロパンガス』はあまり使われてないのかたっぷりと入っていた。

          シュゥゥゥ  ゥ ――――

手慣れた様子で『ガス』を『おばあちゃん家』に流し込む『村田』。
ただ、この『おばあちゃん家』の屋内は異常に広い空間となっていた。
この『ガス』が『最奥』まで届くのに果たしてどのくらいかかるのか………

<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>ダイアナ【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>>948(美作)【8】(ラジオ中&薬師丸に呼びかけ)
>ナイと猫【9】(百目鬼と相談)
>百目鬼)【10】(イルソンパティ中&ナイに呼びかけ)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>>956-957(天雨)【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>>944>>949(薬師丸)【18】(鈴利用待機)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>>951(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>945-947>>950(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『イル・ソン・パティ』の『質疑』………
『小角』の指示に従い、とりあえず『エド・サンズ』の質問を最初から行っていくこととした。

>>945(エド・サンズ)
>「『夏の魔物』の心情を解きほぐすにはこちら側で『こっくりさん』の演出にこだわるだけでなく、
> 現地組が彼の心を解きほぐすための何かをする必要があるか?」
―――いいえ。

―――この質問は、解釈が難しいかもしれない。
『絶対に現地組が何かをする必要がある』というわけでないから『いいえ』なのだろうが、
『現地組が何かをしても心情を解きほぐす事に繋がらない』というわけでもないだろう。

以上で『三周目』は終了、次からは『四周目』。

と、ここで、『小石川』の質問が来たので、以下からは『小石川』の質問を行った。

>>955(小石川)
>『魔物に自らの意思で能力を解除させる事を目的と呼称する。
>そして、目的を完了する事を達成率100%、現在の状態を達成率0%と仮定し、
>魔物の意思が解除に傾く事を数字の上昇で表現する。
>これらの前提を踏まえた上で、
>イル・ソン・パティの結果を魔物に見せる事によって、
>達成率は0%から50%以上になるか?』
―――はい。

『達成率』という不確定要素での『質疑』は場合によって、
『イル・ソン・パティ』に弾かれる恐れもあったが、
『今日のイル・ソン・パティ』は答えてくれた。
とはいえ、これは文脈を汲んで、皆が推進しているような
『こっくりさんとしてのイル・ソン・パティ』を踏まえての評価だと察せられる。

>『エド・サンズが夏を妨害している事を、夏の魔物は認知しているか?』
―――はい。

『一抹』の『観察日記』をつけていたであろう『サマー・フォーエヴァー』は、
基本的に『一抹』と同義の情報を握っていたと思っていいだろう。
(※もっとも、『一抹』がどの程度の情報を握っていたか、正確に知る者は少ないだろうが)。

 ………

『達成率』………この観点から見ると、『エド・サンズ』の質問群は、
よほどクリティカルなものがない限り、『質問行動単品』での『達成率』をそれぞれ判断されるだけで、
それが『100%』に満たなければ、『いいえ』で弾かれてしまうだろう。
『そのクリティカルなものを探したい』というのであれば質疑を続けるのに、問題はない。

959『エド・サンズ』:2022/05/11(水) 07:08:25
>>958

『オウ。ナラヨォ・・・・』

どうやら『今日のイル・ソン・パティ』は不確定要素が絡む質問に対して
達成率という概念を使った質問への解答が許されているらしい
その事を加味して質問内容を以下のように変更していく

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が夏祭りのアイテムを使って『夏の魔物』と遊んだ上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を安心させるために謝罪の上、両腕を切り落としてこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『夏の魔物』と夏らしい遊びをして友達という印象を抱かせた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『あ!そういえば今日は夏の怪談特集の日だ!見ないと!』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『あなたの頑なな夏を思う心に感激しました。改心します』と言った上で、
『そう言えば、私の仲間達も夏らしい事がやりたくて、こっくりさんをしているみたいです』と言いながらこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『この家に来て夏を楽しんでる内にあなたの考えの正しさに胸を打たれました
 是非ともあなたにこちらの「夏の風物詩」を献上したい。肝が冷える程の怪談動画です』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」

960『エド・サンズ』:2022/05/11(水) 07:08:51

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に
『散々、夏を壊すために活動していたが、今になって本体が夏を楽しみたがっているのを感じている
 本体に代わってお前が代わりに夏を楽しんでくれないか? ここにいない人間の事を想うのも、
 お盆らしくて夏っぽいだろ?』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に『俺の本体は夏を嫌がっている。だから、クリスマス作戦に協力した
 嘘だと思うなら、俺の仲間が「こっくりさん」でこの場にいない人間の意志を確認できるから見て見ろ』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川がお婆ちゃんの物まねをして『夏の魔物』の警戒心を解いた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』に対して、『夏といったらビアガーデン!え?アルコールは飲めないの?
 それじゃあ夏の楽しみとしては片手落ちですよね?』と挑発し、挑発に乗った魔物を良い潰した上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が真摯に謝罪し、自身のスタンドを両方とも圧し折った上で『あなたと一緒に夏を楽しみたい』と言い、こちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄夕立が小石川と魔物の間を仲介し、『夏を楽しんでいる君の事が羨ましくていじわるをしてしまっただけなんだ、仲良くなろう』と言った上で
 『仲良しの証』として一緒に怪談を見ようと誘い、こちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突如発狂し、『悪霊が私に憑りついた!そのせいで夏が憎くなってしまったんだ!貴様も殺す!』と言い、
 鉄が『大変だ!このままじゃあ皆、悪霊に殺されてしまう!こうなったら、悪霊を祓うための動画を見ないと!』と言った上で
 こちらの映像を『悪霊祓いの最強霊能力者動画』として見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然号泣し、『治生・・・治生・・・私の夫、治生は夏が大好きでした。だからあなたを支配する事で治生への手向けにしたかった
 でも、あなたは支配できないとわかってしまった・・・後生ですから、最後に治生の言葉を聞かせてください。
 私の仲間がこっくりさんで霊界と交信しようとしています。ここまで戦ってきたあなたは私のライバルなので一緒に見ましょう』
 と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『ビー・ハート』なら自身を切れると示した上でそれを『夏の魔物』に差し出し、自身の首にその刃を当てがって、
『夏の魔物』に自身の生殺与奪の権利を譲り渡した上で、誠心誠意謝罪を行い、『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄が小石川を殴り倒し、気絶をさせて、『夏の魔物』に対して危険な真似をしてしまった事を誠心誠意謝罪し、
『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』と一緒にかき氷や焼きとうもろこしを食べ、カブトムシで相撲を取り、
 楽しんだ上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」

961『エド・サンズ』:2022/05/11(水) 07:09:04

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 むしろ、小石川ではなく別の人間がネゴシエーターをした方がいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然空高く飛び上がり、腰捻り二回転を決めた上でダブルアクセル土下座を決め、
 これまでの蛮行を全て謝罪した上で『一緒に夏を楽しもう』と言い、こちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が『夏の魔物』を脅かす『クリスマス戦士』として電話で『夏の魔物』を散々に罵倒し、
 それを小石川が護る形で『夏の魔物』に自分が魔物の味方であるという印象を抱かせた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が悪役となり『夏の魔物』を殺そうとする所を、その場に居る別の誰かが止めて、
『夏の魔物』にその者が味方であるという印象を強めた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を楽しませるために目の前でたくさんかき氷を作り、徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 現地組の皆が『夏の魔物』の目の前で花火で遊び、楽し気なさまを見せつけて徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」

これで合計『23個』だ
『今日のイル・ソン・パティ』の調子を考えれば、
突然、スタンドが反旗を翻さない限り、これらの質問に対して正確に答えられる事だろう

962関 寿々芽『ペイデイ』:2022/05/11(水) 22:16:06
>>958(GM)

             スッ

『サマー・フォーエヴァー』の側に、手が届かない程度の距離で屈み込み。

「……あのう。待ってる間お暇でしょうし、
 よかったら……これも、持っててくださいよう」

        サラサラ

夏らしいデザインの『うちわ』を買って渡しておく。
うちわ自体が安価な物なので、値段は100円程度でも十分上等だろう。

(…………村田さんは時間制限を考え直してくれたし、
 この流れが無理なら終わらせるべきなのは間違いない……だから、
 止めるとしても、大人数を使うべきじゃない……ですよねえ)

村田を止めたかったのは、彼があまりにも性急すぎたからだ。
それは彼の責任感から来る危うさのようにも感じられたし、
今、思い直してくれた妥協案は『妥当』だ……と、関は思う。

「………………………何か、お話でもしますか〜?」

「私とする話なんて、ないかもしれませんけど……」

手の空いた自分が、魔物に少しかまっておく。
別にかまわれたくないかもしれないから、
ほとんど関の自己満足の域ではあるのだが……

作戦会議で他の面々ほど貢献できないからこそ、他の何かをする。
幸い――『スタンド生命体』と交流を重ねた経験は、ある。

963 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/12(木) 21:01:05
>>958

村田さんの戻るルートと同じ軌跡を歩む事になるだろう。

『おばあちゃん家の台所』―――『夏の倉庫』―――
『野球会場』―――『プール』―――『虫の森』―――

「発現出来る水槽は、戻ってはいる」

『提灯』も既に解除され、水槽は全て無事だ。『スピリタス』入りの水槽を除き
残る水槽は『プール』の液体を再発現する事にしよう。

「急ごう」

五分は時間があるようで短い。小石川さんが説得していたが
村田さんの気が変わらない保証もないのだし、早足で戻る事にしよう。

964村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/13(金) 20:44:47
>>958

ガスが最奥まで届き切らなかったとしても、それはそれで仕方がない。
『最後通牒』を伝えられないのは残念だが、そもそもおれは『やる』と言った。
吐いた唾を飲む気はない。

プロパンガスボンベの内容量は膨大だが、『5分』もバルブを全開にしておけば中身はあらかた吐き切る。
ボンベ自体ののバルブを開けているのだ。ガスの元栓を開けっぱなしにしておくのとは訳が違う。
どこまで到達するかはわからないが、内部からこの空間を破壊するには十分な量のはずだ。

『ガソリン』の量はどうだろう。学生鞄いっぱいに汲み上げたが、だいたい5?以上10?未満というところだろうか。

爆破の手段としては『水蒸気爆発』でやって見せたのと同じように『ガソリン棒』を熱して解除するだけだが、威力は段違いのものになる。
瞬時に熱せられたガソリンは一気に気化し、同時に発火。『爆発』する。
瞬間的な体積の増加圧力に加えて、発火爆発による爆轟の威力も加わる。
『燃料気化爆発』というやつだ。外からボロ家ひとつ吹き飛ばすには十分だろう。

 「―――あと『5分』だ。」

携帯を胸ポケットから取り出し、タイマーで『5分』をカウントし始める。
時間に限らず『あと一回』。最大限の譲歩のつもりだったが、通話は切られた。
であれば、おれはすべきと思ったことをするだけだ。

965小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/15(日) 00:00:15
>>956(天雨)

『天雨サトリ』の言葉を心に刻む。
彼女の言う通り、最初の説得が失敗した原因は、気負いすぎた事にある。
自分自身、それは自覚していた。

そして、『魔物の被害』を断つ事が、何よりも優先しなければならない事も。
今すぐ攻撃すれば、すぐにでも終えられる。
けれど、『そうしない道』を選んだ。

以前の体験――『幻の町』の事を思い出す。
あの時は、敵との交渉によって、血を流す事なく事態を収拾した。
『そうするしかなかった』からだ。
戦力差は圧倒的であり、戦えば負ける事が明白な状況だった。
だから、話し合いに持ち込むしかなかった。

しかし、今は違う。
単純な戦力で言うなら、こちら側に分がある。
客観的に見れば、『説得』を選ぶ必要がない。
力で解決しない理由は、『そうしたくないから』でしかないのだ。
和解で終わるというのは、天雨の言うように、あくまでも『理想』に過ぎない。

『魔物を滅ぼす』という意見は正しい。
それを分かっていながら、ここまで来た。
だからこそ、『出来なくてもいい』とは思わない。
『どうすれば出来るか』を考える。
『理想』を『机上の空論』にしないために。

966小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/15(日) 00:01:35
>>958(GM) 
>>(イルソン組)
>>(鉄)

村田の所へ向かう小林を見送る。
関は『魔物』に話し掛けているようだ。
残っている鉄の傍に近付き、口を開く。

  「私の方で、一つ『シナリオ』を用意しました。
   『次の質問』を行う前に、皆さんの意見をお聞かせ下さい」

調査によって得られた結果を踏まえ、頭の中で次の計画を組み立てていく。
当初の予定は使えなくなったものの、それならそれでやりようはある。
『魔物』は『一抹貞世の知っている情報』を掴んでいる。
逆に『一抹が知らない事』は知らない。
それを最大限に活用する。

  「『エド・サンズ』さんが既に敵視されているなら、それを利用しましょう。
   まず、私が『エド・サンズ』さんを電話で呼び出し、
   その存在を根拠とした『見せ掛けの説得』を行います。
   私と『エド・サンズ』さんが繋がっている事を教える事になりますが、
   問題はありません」

これまで自分は、『事件の表舞台』には出てこなかった。
一抹も『エド・サンズ』と同じように、『小石川文子』の情報は、ほぼ持っていなかっただろう。
ましてや、『小石川が誰と繋がっているか』まで把握しているとは到底思えない。
呼び集めた協力者は大勢いる。
それは、現地のスタンド使いと『イル・ソン・パティ』を囲む者達だけに限らない。

  「同時に、『ライブカメラの映像』を『魔物』に見せるのです。
   そこで『エド・サンズ』さんに『夏を否定する行動』を取っていただきたいのです。
   『夏の敵対者』として……」

  「もちろん、『エド・サンズ』さんの存在を例に挙げたところで、
   『レアケース』だと一蹴されて終わるだけでしょう。
   それでいいのです」

   「『本番』はここからです。
    『エド・サンズ』さんの『暴挙』を『他の関係者達』で鎮圧する……。
    何故なら、彼らは『夏を愛する者』であり、すなわち『魔物の味方』だからです」

  「なおも諦めない『エド・サンズ』さんの前に、
   『こっくりさんの専門家』である『小角』さんが現れます。
   小角さんも『夏を愛する一人』であり、『エド・サンズ』さんの『敵』です」

  「そして、『エド・サンズ』さんを説得するため、小角さんは『こっくりさん』を行う……。
   『魔物の犠牲者達が、夏の風物詩となって、
   永遠の夏を過ごす事を望んでいるかどうか』を尋ねるのです。
   当然、『魔物の味方』である小角さんは、『イエス』が出る事を期待しています」

  「しかし――『結果は違った』。そういう筋書きです」

一通りの説明を終え、一旦話を区切る。

  「改めて、『全体』を要約します」

  「私が『エド・サンズ』さんの存在を根拠とした『見せ掛けの説得』を行う。
   『ライブカメラ前』の『エド・サンズ』さんを、『関係者』で鎮圧する。
   折れない『エド・サンズ』さんに『真実を見せる』という名目で、
   『小角』さんが『こっくりさん』を行い、『魔物』に『真実』を伝える」

  「ただ、『ライブカメラ』を使うとなると、どうしても『クリスマスツリー』が映ってしまいます。
   そうなってしまうと、『魔物』に映像を見せる時に都合が悪いのです。
   それをクリアする方法があればと思いますが……」

  「……以上が、私からの提案になります。
   別の案や改善策など、何でも構いません。
   ご意見をお願いします」

まず、『夏の敵対者』である『エド・サンズ』の存在を、『魔物』に提示する。
次に、『夏を愛する者達』の手で、『エド・サンズ』を制圧する。
最後に、『こっくりさん』によって『エド・サンズ』および『魔物』に『真実』を見せる。
大きく分けて、『三段階』の作戦だ。
これを自分からの『一つの具体案』として、全員に提案し、見解を求める。

967『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/15(日) 01:18:35
<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>964(村田)(Ⅰ)(爆破準備)
>芦田(Ⅱ)(それとなく車を離していく)
>>963(小林)(III)(民家外に移行中)

『村田』の『ガス』は放たれていく。
どこまで満たされるのかは不明だが、それはそれで構わない。
ガソリン量は『鞄』の大きさに準じるので『村田』の感じたとおりの量はあるだろう。
『通話』が切られた以上、『5分』という『時間制限』を遵守しようと『村田』は考える。

一方の『小林』は民家外へと急ぐ。
入口近くまで行くと、妙な匂い、『ガスの匂い』がしてくる。
それにより、『小林』は『村田の本気』を感じる。

<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>ダイアナ【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>美作【8】(ラジオ中&薬師丸に呼びかけ)
>ナイと猫【9】(百目鬼と相談)
>百目鬼【10】(イルソンパティ中&ナイに呼びかけ)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>薬師丸【18】(鈴利用待機)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>小角【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>959-960(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『エド・サンズ』は『質問の修正案』を提案していく。
特に意見がなければ、これを順に問いかけていくのも手だろうが―――
そうこうしているうちに『小石川』から提案があったようだ(>>965-966)。

968『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/15(日) 01:20:26
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>965-966(小石川)③(『協力者会議』)
>>962(関)⑤(『サマー・フォーエヴァー』と話す)
>鉄⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>ラッコ⑧(七篠に戯れられている)

『小林』は『全てを壊す準備』をする『村田』の方へ赴いた。
『小石川』はいよいよ『イル・ソン・パティ』を用いる『作戦』の最終調整に入った。
『イル・ソン・パティ』を行うのにも時間はかかる。
『村田』の動向も気になるところだし、残された時間はもうあまりないのかもしれなかった。
『話しあい』もいいが、なるべく手早くまとめて、『実行』に移していくのが良いだろう。

 ………

忙しない雰囲気の中、『関』は『サマー・フォーエヴァー』にうちわを渡し、声をかける。
そもそも、この『サマー・フォーヴァー』を『説得する』というミッションのはず。
一般的に考えるとその『説得相手』をずっと放置しているのは問題かもしれない―――

 『………ありがとう』

『うちわ』をもらった『サマー・フォーエヴァー』はぽつりと感謝の言葉を述べる。
この状況、彼自身が一番混乱しているのかもしれなかった。

『―――おねえさんたちは いったい どうしたいの?』
『ぼくに のうりょくをかいじょさせて なつのふうぶつしになった』
『みんなを もとにもどしたいってこと?』

『でも みんな ずっと なつをたのしみたいにきまっているんだ』
『みんなのために そんなこと できないよ』

『それに ぼくがかいじょしたら ぼくはようずみ』
『けっきょく ぼくをたいじするきで いるんでしょう?』
『そんなんじゃあ かいじょするきには なれないよ』

『サマー・フォーエヴァー』にしてみれば、
『命の保証』を求めるのは当然の事か―――
しかし、これはある意味、最後の『問題点』になるかもしれない。

『嘘』をつくのもいいが………
『サマー・フォーエヴァーを騙して解除させて、結局滅ぼす』のなら、
素直に『サマー・フォーエヴァーを滅ぼして解除させる』方が、よほど『人道的』であるという見方もある。

もちろん、これは『価値観』の話であり、
また、『小林』の懸念する『後遺症』のようなものを無視すれば、の話ではあるが―――

            ………

『サマー・フォーエヴァー』の疑問は、今は、『関』しか聞いていない。
そして、この困惑の中、『うちわ』をくれた『関』に少しは心を開いてくれた感はある。
ここで更に話を続けていくのも手か―――

969『エド・サンズ』:2022/05/15(日) 10:59:54
>>965-966(小石川)
>>967-968(GM)

『フム・・・・異議ハネェサ
「夏の魔物」ヲ倒ソウッテノハ俺ノ本懐デモアルカラナ
 演技ヲスルニシテモ、「マジ」ニ迫レルダロウサ』

『ソレト舞台ダガ、「ナイ」トカ言う嬢ちゃんノ「スタンド屋敷」ガ使エル
 ソコナラ他ノ「冬製品」ヲ映サズニ行動出来ルダロウナ』

『ソレナラ、「スタンド屋敷」ニ集マッタ「夏の抵抗勢力」ヲ
「夏」ヲ否定スル俺ガ武力デ制圧シニ来タッテノハドウダ?』

小石川の計画にいくつかの提案を加えながら、その時を待つ
小石川の意が決まったらそれを実行するつもりだ

970小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/16(月) 21:58:20
>>967

ガス……。

村田さんが行おうとする事を静かに察しつつ、入り口部分で止まりつつ
居るであろう事を見当つけて声をかける。

「村田さん、そこに居らっしゃいますよね」

会話を求める。とは言え、全てを排除しようと決意してる彼が
素直に応じてくれるか不明だ。

971小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/19(木) 16:57:48
>>967-968(GM)
>>969(エド・サンズ)
>>(イルソン組)

  「――『ナイ』さんの……」

彼女とは顔見知りであり、協力を求めたスタンド使いの一人でもあったが、
『屋敷』については知らなかった。
詳しくは分からないが、明らかに『ベター・ビリーブ・イット』の能力とは違う。
『ビー・ハート』と同じように、『第二の能力』なのだろうか。

  「『抵抗勢力』が集まる『最後の砦』を陥落させるために、
   『当事者』である『エド・サンズ』さんが自ら乗り込む……」
   
  「――そういうお話ですか」

『エド・サンズ』の見解を受けて、考えを練り直す。

  「……では、こうしましょう。
   まず、私が『魔物』に語り掛け、『エド・サンズ』さんに『ビデオ通話』を繋ぎます。
   『エド・サンズ』さんは、『屋敷』に乗り込む様子を、電話を通して見せて下さい」

  「我々の仲間である『エド・サンズ』さんが、『最後の砦を潰す様』を『魔物』に見せつける……。
   それを以って『魔物』を観念させる事が私の『目的』です」

  「もちろん、あくまでも『体裁上』の話です。
   こちらの思惑とは裏腹に、『エド・サンズ』さんは、
   『抵抗勢力』によって逆に制圧されてしまいます」

  「それでも『エド・サンズ』さんは諦めません。
   この町は完全に『夏』に染まってしまっている。
   今さら何をしたとしても、既に『手遅れ』だと……」

  「そこで、『抵抗勢力の中核』として、小角さんに出てきていただきましょう。
   小角さん達は、『魔物が正しい』と信じている。
   その事を『エド・サンズ』さんや我々、さらには『魔物』に示すために、
   『抵抗勢力』は『こっくりさん』を行います」

  「『サマー・フォーエヴァー』の影響を受けた者達は、全員が本心から、
   『夏の風物詩』となって『永遠の夏』を生きる事を自ら望んでいる。
   『それを証明するための質問』を行っていただきたいのです」

  「『その結果』を以って――『魔物』に『真実』を突きつけましょう」

再構築した計画の全貌を、『イル・ソン・パティ』を囲む全員に伝える。
『抵抗勢力の討伐』という目標を用意した事で、作戦の『リアリティ』は高められただろう。
やるべき事は決まった。

>>(鉄)
>>(朱鷺宮親子)
>>(七篠)
>>(小林)

  「――……以上が『計画の概要』になります。
   他に異論がなければ、今お話したように動く予定ですので……」

  「皆さんには……その際の『サポート』をお願いします」

この場にいる四人に、作戦の内容を話す。
『魔物』の相手をする関と外に出た小林には、メッセージを通して文面で伝えておく。
これ以上『他の意見』が出ないのなら、この方向で『行動方針』を確定させる。

972美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/05/19(木) 17:08:31
>>(薬師丸)
>>(イルソン組)

[『美作くるみ』です。
 『連絡先』は『あなたのスマホ』に教えてもらったの]

薬師丸にメッセージを送り、
その時に現在の状況を教えてもらおう。

[『エド・サンズ』の事は知ってるし、大体の話は分かったわ。
 それなら、それに合わせてやった方が良さそうね]

[『夏のクリスマス』が流行ってるけど、
 『流行に乗らない人達もいる』って事を教えたらどう?
 要するに、その『抵抗勢力』の事よ。
 『エド・サンズ』が、
 『レジスタンス』の存在を知った『情報源』を、
 『私』って事にしちゃうの。
 『流行に乗らない人達が集まってる場所があるらしい』]

            [ってね]

[彼は『私の番組』を『ジャック』した事があるの。
 『ラジオ番組』とは関わりがあるから、
 話の流れとしては無理がないんじゃないかしら。
 それでいて、
 私自身と直接繋がっている事は知られてないはずだから、
 疑われる心配もないわ]

[実は、ここに『出版関係』の人が来てるのよ。
 そういう業界の人なら、
 『街の噂』に詳しくても不思議じゃないでしょ?
 『インタビュー』っていう名目で、その人に話を聞くつもり]

[彼とは一度話した事があるだけなんだけど、
 『鈴』を受け取ったなら、『関係者』と思っていいでしょうから]

『出版関係者』とは『三刀屋』の事だ。
以前、『ラジオ』で喋った時に、彼の『職業』を聞かされた。
当然『声』しか知らないのだが、記憶力には自信がある。

[その放送を聞いた『エド・サンズ』が、
 『レジスタンスのアジト』に踏み込む。
 つまり、『そこに行く経緯』の裏付けね。
 ディティールアップには丁度いいと思うんだけど]

[どうかしら?]

>>(三刀屋)

(――――本当は、
 こんな使い方しちゃいけないんだけど…………)

  《『ナンバーワン』ニシテ『オンリーワン』!!
   『美作クルミ』サイコォ〜〜ッ!!》

       《生マレタ時カラ好キデシタ!!
        私、アナタノ『ファン』デス!!》

            《何カ聞キタイ事アリマスカ?
             アレモコレモ丸ゴト教エチャイマス。
             アナタノ為ニ全部貢イジャイマス!!》

『プラン9・チャンネル7』の能力で、
『三刀屋のスマホ』から『連絡先』を抜く。
本来ならば、メディアに携わる者として、
『能力の乱用』は禁じている。
だが、今は『非常時』なのが現実だ。

(何だか、最近『ルール』を破ってばっかりね)

ため息をつきながら、スマホを操作する。

[三刀屋さん、突然ごめんなさい。『美作くるみ』です]

そして、手に入れた『連絡先』から、
『三刀屋』にメッセージを送信。
彼の方からも、美作の姿は目に留まっているだろう。
そちらを見たならば、
美作の肩に乗る『機械仕掛けの小鳥』が確認できる。

[私には『機器』から『情報』を抜き取る能力があります。
 『プラン9・チャンネル7』――それが私の『スタンド』です
 あなたの『連絡先』は『プラン9』に教えてもらいました]

[単刀直入にお話します。
 私も『今回の事件』に関わっている一人です。
 三刀屋さんに手伝って頂きたい事があって、
 失礼ながら連絡を差し上げました]

薬師丸達に語った内容と、自分が聞いた現場の状況を、
かいつまんで三刀屋に教える。

[それで、お願いなんですけど、
 三刀屋さんに『噂の出所』になってもらえないかなと。
 お仕事は『出版関係』でいらっしゃいましたよね。
 普通の学生さんに聞くよりは、
 一定の『説得力』があるんじゃないかと思いますが、
 いかがでしょうか?]

973百目鬼小百合『ライトパス』:2022/05/19(木) 17:10:44
>>967-968(GM)
>>(イルソン組)

「ちょいといいかい?一つだけ確認しときたい事があるんだよ」

「『屋敷』の事だけどねえ。
 『魔物』は『夏の象徴』みたいな家を、
 『隠れ家』に使ってるんだろ?
 それだったら、
 わざわざ『お化け屋敷』みたいな外観にするより、
 いっそ『魔物の本拠地』に近付けた方が、
 もっと効果的かもしれないと思ってね。
 そこら辺を確かめさせてもらうよ」

「『夏を愛する者達のアジト兼こっくりさんをやる舞台として、
 お化け屋敷のように廃れた日本家屋よりも、
 魔物が本拠地にしている家の雰囲気に近付けた方が、
 イル・ソン・パティの結果を信じさせる上で効果的か?』」

実際に動く前に、『質問』で裏を取っておく事にする

974三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/05/19(木) 17:19:00
>>972

「・・・・・・!?」

「スタンドに関わるようになってから、色々な事が起きる様になったけど・・・
 あなたのような人までこの件に関わっているとは驚きですねぇ」

詳しい状況はわからないが、
自分が関わっていた『夏の魔物』の一件にこの女性は関わっているらしい

特に異論もないため、彼女の指示に従いお芝居に協力する事にする

(※以降、特にレスはありませんが『芝居』に協力していく事にしていきます)

975『エド・サンズ』:2022/05/19(木) 17:23:14
>>971

『ヨオシ!ワカッタゼ!
 ソウイウ「芝居」ヲスレバイインダナ!』

芝居の脚本は決まったようだ
ならば、あとはそれを実行するのみである







『ウオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』

『ベター・ビリーブ・イット』の『屋敷』の中で暴れ回る
手には『さすまた』を持ち、ベコベコと床とか壁とかを叩きまわる

『「夏の魔物」ヲ守ロウナンテイウ「馬鹿野郎」どもハココカァァァ〜〜〜!!??』

   ドコドコドコドコ!!

976関 寿々芽『ペイデイ』:2022/05/19(木) 19:25:21
>>968(GM)

「いえいえ〜、お待たせしているのはこっちですからねえ。
 せめて、これくらいの『夏』は持っておいてもらわないと…………」

魔物と呼ばれる存在であれ、お礼をされたら悪い気はしない。

「………………………あのう、私たちがしたいのは。
 しなくちゃいけないのは、あなたの言う通りです。
 『みんなを元に戻したい』……
 夏以外の季節も、みんなと一緒に楽しむために」

「そのためにここに来たんですよう。……戻してもらうために」

夏の魔物を倒すのは手段だ。最良の。
関も『存在を許す理由』は『人格』という点以外に思いつかない。
『子供のように見える人格があるから』……だが相手はスタンドだ。
罪と罰を経ての、成熟した人格への成長があるか分からない。

だから討伐を選ばない理由は今まで存在しなかったし、
別の方法を選んだ今、無数の苦労が降りかかった。

          とはいえ。

「もし……あなたを『やっつける』としたら……それも、
 『そうしないとみんなを夏から元に戻せない』し、
 『これからもみんなが夏になってしまう』からです。
 少なくとも……私や、あそこにいる小石川さんは、
 あなたの事を消したいからここに来たんじゃあなくって」

       「能力を解除してくれて、
        もう誰も夏にしないのなら、
        本当は倒す理由なんて…………」

『討伐そのものを目当てに』来たというわけでもないのは事実だ。
本来、夏が終わるはずなのに、終わらないから終わらせに来た。
魔物に直接の因縁がある小林などはまた別なのかもしれないが……

(……村田さんや小林さんは、それでも消したがる気はしますし、 
 この子を生かしてる限り、被害者の人たちや関係者の人たちはずっと安心できない。
 やっつけるのは何もおかしな話じゃない……それは間違いないんですけど)

それでも説得を選んだ面々にとって、どこに着地点があるのか…………だ。
どうせ死ぬなら殺せ!と『サマー・フォーエヴァー』が思えば、
小石川が得られるのは『それでも説得の道を選んだという満足』だけ。
回り道をして得られるのが、個人の納得と満足だけなのか?

(……生きる意味すら騙し切れるくらいうまい説得が思いつくかもしれない、です、けどお)
  
「…………でも、命は助けてやるから、これからは人を夏にするな!なんて、
 サマーさんを『飼い殺し』にするみたいで……それは……きっと、嫌ですよねえ?」

(結局は……『夏の魔物』を潔く消してあげ……いいえ違う、『私たちのために殺すか』
 それとも、『サマー・フォーエヴァー』と『一緒に生きていく』方法を探すか。
 無責任じゃいけない……『とりあえず生かしておきましょう』とは言えない!
 …………あの時、みんなの処遇を決めた人達の気持ちが、今、よくわかる。
 サマーさんが生き方を歪めて『それでも生きたい』んじゃなかったとしたら)

        (………………………………どうすればいいんだろう)

策謀を回す『小石川』を横目に見つつ、考える。

現行の説得であれ打倒であれこのままでは選ぶ道は結局前者なのだ。
本質的な岐路はその先にあり……後者を選ぶ事は、至難を極める。

977村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/19(木) 20:49:51
>>967
>>970

 「いるとも。」

ジャリ・・・              ザリ・・・
          ジャリ・・・

 「おれがここにいなくっちゃ、ケツ捲るやつがいなくなっちまうからな。」

その辺に転がっているだろう切り倒した『ヒマワリ』を『棒化』。
『ヒマワリ棒』と『ガソリン棒』を片手に、小林の声に応えて玄関前に歩み出る。
『会話』をする気はある。『対話』をする気はない。

 「言っとくが、お前が何をしても制限時間が『5分』から伸びることはねえ。
 反対に縮まることは大いにありうるが。」

 「どこまで聞いてたかしらねえが、『電話を切らなきゃ1回分待つ』って譲歩を蹴ったのはそっちだ。
 そうなった以上、おれはおれの最善を尽くすことしかできねえ。」

 「お前を含めて、中の奴らに個人的な恨みはねえ。
 むしろ感謝してるところでもある、それとこれとは話が別だ。」

片手で2本の棒を回して地面にこすり付け『摩擦』を開始する。スA

978ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/05/20(金) 14:57:30
>>975

「なにィ―――!?」


あんまりよく話を聞いていなかったので、いきなり破壊活動されて驚く子供。
廃れた日本家屋だか、田舎のお婆ちゃん家風だかまだ明確に決まってない気がするが、
まあどっちかで発現して『エド・サンズ』たちを中に入れたのだろう。

 
「止めるんじゃ『ディスタント・ラバー』!」


白い着物に三角頭巾をつけた人型スタンドが『エド・サンズ』を羽交い絞めしようとする。
迫真の演技だ(演技ではない)
破ス精DCCなので一人じゃ無理だろうが。シナリオ的には抵抗勢力の皆で『エド・サンズ』をボコるので大丈夫だろう。
あんまり壊されると実際困るが……
一応パBのラッシュじゃないと壊れないくらいの強度はあるし……
中に入っているということはサイズも縮小しているので破壊規模は小さいので大丈夫だろうが……


「というかまたお前さんか! 悪!」


最近(昨日?)『エド・サンズ』がサンタに扮してプレゼントをくれたが、
同一スタンド物だと気づいていないので依然として好感度は低い。


  「ニャン」

979薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/20(金) 22:31:16
>>972(美作)
>>975(エド・サンズ)
>GM


「うわっ―――――」


「ごめん美作さん、プラン全部白紙かも。
 こっち、もう『踏み込んできちゃった』」

         「まーでも」

「本気で暴れまくってるし、ディティールは十分かもね。
 それじゃー私も、本気で演技ってやつをして来るよ」

『イル・ソン・パティ』組に合流してすぐだが、
事態は策謀より早く進んでいる。

「悪いけどこっちはシゴト。
 夏の魔物は殺させない。
 あんたに恨みはないけど――――落ち着いてもらう」

               タッ

当事者性が限りなく低い薬師丸は、
『夏の魔物の敵でも味方でもない』。
感情移入をしていないという事だ。

だから『名演』ではなくとも、自然と『エド・サンズ』の制圧に向かえる。
『レディ・リン』により『さすまた』を持つ手を殴打し、『最大鈴』で動きを縛りたい。

                  ・・・大して意味はないだろう。『それがいい』。

980小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/20(金) 23:34:41
>>977

会話に応じてくれた事に安堵する。村田さんは、やはり村田さんだ。

壁に軽く凭れかけつつ、話を続ける。無理に近づく事もない。

「……もう十分では? 貴方の覚悟は十二分に
あちら側にも伝わってるでしょう。再三になりますが、あと一度
小石川さん達が説得を失敗すれば、夏の魔物は消滅させる。
仮に約束を反故するなら、村田さんの意志に関係なく私が動きますし」

排除するのは夏の魔物、それだけで十分だ。
この夏の最後の砦に赴く時も、傷つくのは私1人で十分だと覚悟してた。

「……あの時に、少し似てる状況ですね。
ほら、リュウカさん達と相対した時と」

私の意志や村田さんの意志に関係なく、時は流れる。
>>971で送られた文面を確認し、スマホを弄りつつ村田さんの居るほうへ顔を戻す。

「作戦、今から決行のようです」

981『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/22(日) 12:13:17
続きは以下にてレス願います―――

【ミ】『ソウル・ダンジョン・ストーリー』第二話【他】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1653187672/


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