したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

虹の向こうに

1:2010/09/11(土) 14:19:56 ID:FsSBzDbo
ここは桃の作品置場です。
タイトルは最近虹見たからなだけ。虹綺麗で好きだよ
お前の小説つまんねーて思う方は回って回って飛んでいk((


・感想は大歓迎。返事が遅れるときがありますが怒らないでください←
・一行レス、ダメ絶対
・荒らしとかやだよ

更新率は低めだったりすると思います。がなるべく出来るようにします
リクエストはいつでも受け付けますが遅れます(断言)
あほな発言しますが軽くスルーでもしといてやってください
ということで小説(文才無いけど)頑張る!

2:2010/09/21(火) 14:43:24 ID:FsSBzDbo
貴方が居てくれなかったら
――きっと今の自分は居なかった


---




「南は努力家だな」と幼いときに言われた気がする。

自分にピアノを教えてくれた人、奏竜さんに。奏竜さんは世界でも有名なピアニストだった。
ピアノをやってる人間、音楽をやってる人間なら誰でも知っている人だった。
でも、あの人は途中でピアノに触れるのをやめた。

何故やめたのかは人に聞いて大半は知っている。
「医者になって人の命を救いたい」それでピアノの道を捨て医者の道に進んだそれで今では有名な医者になったらしい。
それでも時折ピアノを教えてくれる。



「…何で奏竜さんはピアニストじゃなくて、医者になったの?」



暇そうにして座っていた奏竜さんに聞いてみた。見下ろしてる俺をめんどくさそうに見上げ
「何を言い出すんだ」という顔をする。


「…人の命を救いたいから?」
「それもあっけどさ、ぁーお前に言ってなかったけ?
 ほら、奏暫…今はぴんぴんしてっけど昔は響ちゃん並み、ちよちゃん並みに体弱くていっつも寝込んでたわけよ」



初耳だ。今の父さんは風邪なんかには一切罹らず元気だ。
風邪なんか絶対引かないだろぐらいの元気さなのに。



「それでさ、思ったわけよ。いつか俺が医者になって奏暫を元気にさせようって。
 でも医者になるのってなるまでが金かかるだろ?だから好きなピアノで稼いでその金で医者になろうって。
 両親にもまだ下が2人いるんだ。迷惑かけられねーしさ…うん、だからだ」
「そう………ありがとう」



いきなり俺が変なことを言うので奏竜さんが珍しそうに目を見開く。そんなに珍しくないのに
そして嬉しそうに「どうした?」って俺を見上げながら笑う



「別に…奏竜さんがもしピアニストだったら、俺ピアノと出会ってないだろうなって」



もし奏竜さんがピアニストだったらいろんなところに行って俺なんかに会いにこないだろうし
奏竜さんにピアノ教えてもらう時間なんか無かっただろうし、
俺も奏竜さんにピアノを勧められるまではピアノなんて縁のないものだと思ってた。
ピアノと言うものと出会えていなかったらきっと何も見つけられずに退屈な日々を過ごしていたと思う。




それに俺がピアノに出会ってなかったらきっと、




――――璃生に会えてなかった。

3:2010/09/21(火) 14:54:53 ID:FsSBzDbo
あとがき。


咲羅の南と璃生ちゃんの小説読んだ後に思いついて適当にメモ帳に書いてた奴
本当は南と璃生ちゃんのお話を書きたかったのに何故か奏竜と南の話しになった。何故だ!?←
こ、今度はちゃんと南と璃生ちゃんのお話になるように頑張ります。
てか璃生ちゃん可愛いよね。男勝りだけど南の前だと乙女になるとこ可愛すぎるぜー(黙れ)


そしてさすが自分!文才なさすぎて意味分からん小説になった!!
まじ意味分からん、自分でも何したいか分んない←
自分の文才の無さに泣きたい。誰か文才と画力分けてくれ

そういえば、黒豹でさすがに「くひょう」と読めないだろうとか今頃思いですね黒豹君の名前を変えます。
「黒豹」→「社(やしろ)」にします
黒豹の名字もどんな名字だったか忘れたので(ぇ)「立花(りっか)」にします。
黒豹→立花社。无ちゃんも兄妹なので立花无にいたします。
最近キャラの容姿もいろいろ変えてるのだ。男キャラはあんま変わってないのが多いけどね
響夜とか大河とか皐月とか千は変わってない

4:2010/11/27(土) 11:21:40 ID:SZxEcXWM


世界は、酷く汚れた醜い色で染まる
その色を君は塗り変えた――









 『色が変わる』









僕は、幼い4、5歳のころに捨てられた、両親に。
今世間で問題になっている育児放棄だったらしい



僕の記憶にもう両親は居ないし、その両親が知ってる僕も居ない
幼すぎて過去のことは忘れてしまった。両親のことは憎いとは思ったことはない


だって、あの人たちがいなかったら僕は居なくて、捨てられてなかったらあの人にも会えなかった。


逆に感謝してもいいぐらい。でも、もう両親には会いたくはない
もう捨てた時から関係は切れたんだ。僕はそう思う、会うことなんかないだろうけどね






そしてこれは僕の過去の話。




大河さんから聴いた話では僕は、桜の木の下に捨てられていた。
神城神社の脇のあまり知られない小道の坂を歩いた山の奥にある、桜の木。あまり知られてないけれど
大河さんはこの木は天界やらなんやらでは有名な木だという。
蒼い色をした幻想的な木だ、僕も一度見に行ったことがある。強い願いや力が無いと見れない木で
そういうのが無いと普通の木にしか見えない特殊な木。


雨の日のその木の坂道に捨てられていた。


そのことから僕のことは後に「雨坂」という苗字を貰うことになる




拾われた時名前なんかは忘れててその時の僕は大河さんに名前をどうするかと聞かれた時
「いらない」と答えた。何故なのかは分からないけれど。


拾われてから
僕はいつもいつも部屋の端っこに座っていた。でも大河さんはそんな僕にいつも話をしてくれた。






いろんないろんな話をしてくれた。







そしてあるときある少女を最近、家に引き取ったという話を聞いた。
その少女の名前を「碧李千」と言うらしい。そいつがどんな事情で此処に来たのか知らないが
何故か、興味を持った。だから僕は部屋の端っこから動いた




どんな子なのだろうか、千という名前は大河さんが付けたらしいが女か男か聞いてなかった
どっちなんだろうか。何歳なのだろうか…そいつを見たのは縁側でだった。



綺麗な金髪で碧眼の子だった。男か女かよく分からない顔立ちでも少し外国人っぽい感じもする、
よく見ると首筋に黒い刺青のようなものがあった。
そいつは僕に気付いたのか、少しだけ僕の方を見た。そして口を開ける






「…誰?」





凛とした透き通った声で女の子だと分かった。多分、僕より年上だ。僕は今6歳、彼女は9歳と言ったところだろう
少年の様な口調をする少女だった。






そして彼女に近づいていくうちに彼女のことをどんどんと知り、いろんなことを教えてもらった
彼女は、僕と同じ立ち位置に居た。捨てられた、いらない子という立場でも彼女は何か強い思いを持っている
そんな彼女に心惹かれ、僕はいつしか彼女の後をついていくようになった。





前、苗字だけはと言って大河さんが僕に苗字をくれた。苗字を貰ってからはいつも雨坂の雨から取ってあまねと呼ばれていた。
今まではどうでもいいと思っていた名前を、今、彼女に付けてほしくなった。








「千、千が僕に名前を付けて、くれない?」
「私が?別にいいが、どうしたんだ?」
「千に決めて欲しい」








そういうと1週間後、彼女は『戀』なんてどうだと言ってきた。「戀」と書いて「いとし」と読む
戀という字は恋の正字らしく、僕には似合わないんじゃないかと言ったら千に怒られた。
千はいろいろ調べたらしい。そして大河さんたちにいいんじゃないかとなかなかの好評だった。

















僕の世界は大河さんや千に会って変わった。
濁った灰色の世界が除所に塗り変わる。明るい色に染まる


君たちに会えなかったら、この色は酷く汚れた醜いのをもっと酷くしていっただろう

5:2010/11/27(土) 11:29:13 ID:SZxEcXWM
あとがき


1人で家に帰るときとかに思いついて書きたいなーってなった戀の過去小説。
もう2つ書きかけの小説があるからそれも早く書かなければ!!

1つはまた戀の小説とそしてまた南の小説。再挑戦で今度はちゃんと璃生ちゃん出すぜ!!
戀は「雨坂戀」で「あまねさか いとし」と読みます。いとしちゃんです。
僕っ子で口調が若干千に似てて毒舌な子。うちのキャラに毒舌キャラが居ない様な気がして…(ぇ
戀は結構容姿とか性格とか決まってるからさっさとプロフィール書こうと思う。

6:2011/01/13(木) 17:31:20 ID:SZxEcXWM
好きな子の前では
あまりかっこ悪いところは見せられと思うのは
きっと自分だけじゃないと思います。





−−−







「―――ぁ、南っ!」


遠くから、綺麗な凛とした澄んだ声。彼女だ…。
声だけで分かる。綺麗な――俺の好きな声



「おはよう、璃生。」
「奇遇だな、こんなところで会うなんて。」
「俺、いつも登校するの遅いからね…。」



そっか、と呟きながら微笑む璃生の横顔。それにしても璃生、朝から元気だな…。
そんなことを思っていると、急に胸が疼いた。そしてどんどんと胸が締めあげられ苦しくなる。
いつもより強く締めあげられ苦しく痛さに耐えられず膝をつく。
彼女が隣で何か言うが痛さが増して何を言っているか
…分からない。








――俺は、霙や雅と違って体が弱い方だった。
発作なんかはよくあったし体を壊して寝込むのもしょっちゅうだった。
19になった今は、昔のように倒れたりはしなくなったが、時々発作が起きる。
昔、何回もあったことだけれど、未だに慣れない。






額にひんやりとした感覚で目が覚めた。目だけ動かすと此処が音楽室だということが分かった。
というか璃生の顔が目の前にあってびっくりした…。急いで起き上がろうとしたら手で押さえられた。
膝枕…なんてものは母さんに小さい時数回してもらった以来だから…何というか。
起き上がろうとしても璃生が許してくれない。



「…大丈夫なのか?」
「大丈夫、だよ。でも何で…」





何で、音楽室に居るんだろうか。倒れたのは、確か高等部に向かう道だったはずなのに…
すると璃生は俺が倒れて意識を失った後、何とか場所を移動させようと困っていると
霙と都がたまたま通りかかったと話した。


身長180ちょいの俺を動かすのは璃生にとって困難だったので霙に頼んだらしい。
軽々俺を持ち上げた霙は最初保健室に行こうとしていたが璃生が言って此処にしたらしい。





「都が、すぐしたら起きるからって言ってたから、待ってた。」
「授業、出なくてよかったの?」
「別にいい。でも南、起きてくれてよかった」



その言葉に不思議に思って璃生を見上げると俺から目をそらしながら「もう、起きないかと思った…」と呟いた。
そんなに、心配かけてしまったのか…罪悪感みたいなのが込み上げてきた。



「心配かけて、ごめん…。」




そういうと、璃生は目を細めながら笑った。可愛かった…と思う、すごく。













それから、他愛のない話をしながら授業をサボって先生に見つかって、怒られて、笑って。

最近
君の隣にいるととても楽しいと、思うようになってきて
最近
君の隣に居て君がとても綺麗な、輝いている女性に見えてきて

そして











君のことが好きになってきた。今の俺は君に首っ丈です。

7:2011/01/13(木) 17:39:59 ID:SZxEcXWM
あとがきっぽいの



去年からぼちぼち書いてたリベンジの南と璃生ちゃんの小説
前のは璃生ちゃん出したかったけど何か南と奏竜の話しになったから。リベンジだよ、リベンジー。
今回はちゃんと出せたよーwwwでも文才ないから何か変なのになった
なんじゃこりゃー。
璃生ちゃんが璃生ちゃんじゃなくなってしまった。キャラ崩壊ごめんなさい咲羅様←
書きながら璃生ちゃん側の小説あっても楽しそうだと思った。咲羅の天才文才小説読みたいな((


他にもためまくってる小説とか書きたい小説があるから頑張らなきゃな(じゅけんせーw←

8咲羅:2011/01/26(水) 16:18:42 ID:MCZDPHHE
受験という敵を倒した勇者(自称)の咲羅です!

桃の小説読んで心ほっこりしました…ああ、目から変な汗g(
そしてキャラ崩壊じゃないよ、逆に可愛かった\(^o^)/
お前、ちゃんと乙女だったんだなみたいな!
璃生は受験勉強の間中ずっと「南に会わせろてめぇ!」と大騒ぎしてました(笑
これからは会えるようになるねw 宜しくお願いします!

9:2011/01/26(水) 18:38:24 ID:SZxEcXWM
咲羅>>
Σまじでか!!おめでとーww
うちはまだだぜ(´・ω・)


うちも咲羅の小説でほっこりしたから!璃生ちゃんかわゆすwww
よ、よかった…。崩壊してたらどうしようかと、思ったぜ
乙女璃生ちゃんはまじで可愛い。はやく南とひっつけよー
うちの南もだよー
やったぜ、咲羅にAERU!ばりばりあたっくさせまくるぜー

そういやさー璃生ちゃんって名前何て読むのー?(ぇ

10咲羅:2011/01/29(土) 10:38:45 ID:MCZDPHHE
桃ちゃま。

本州の隅から応援してます!←

璃生は「りう」と読みますが、よく「りせ」とか「りお」と間違えられます(笑
南は「みなみ」でいいんだよね…?← 何か心配になってきました;

あと、小説はちょっと待っててねv あの小説の璃生sideを地味〜に考えてますので^^
そして桃に璃生のイラスト送り付けたいんだけどどうしましょ\(^o^)/

11:2011/01/29(土) 11:54:18 ID:SZxEcXWM
咲羅>>

やったぜ!!

「りお」か「りう」か心配だったんだー。「りう」だったんだねww
南はそのまま「みなみ」だぜ、合ってるぜ!!

やったーーーーーー楽しみにしとくノシ
あらそれじゃあ、メールしてくださる?(誰←
それか手紙よこせ!←
メアドはうーみん姉御が知ってるぞ(`・ω・)

12璃生、千鶴、瑞貴(咲羅):2011/01/30(日) 20:33:55 ID:PHJ/ZDJ6
桃ちゃま。

「みなみ」じゃなかったら俺泣くとこだった\(^o^)/
ちなみに璃生の大事な人も「みなみ(漢字違うけど)」っていうんだぜ! いつか出せたらいいな!
思えばもう二人とも結婚できる年齢ですよね、結婚しちゃe(

りょか、では海姉さまに聞いてみます!

13:2011/01/31(月) 19:27:31 ID:SZxEcXWM
咲羅>>

Σ何だと!?璃生りゃんの大切な人も「みなみ」とかすげー((←
是非、出して下さい
そうだねー。てか南もう20歳なっちゃうし…。今年20な南君

おう!

14:2011/02/05(土) 13:56:13 ID:SZxEcXWM

夢を見た。少し前の、昔の夢を。
俺も君も今より幼かった時のこと






『また次会うときは』







――あれは雪が積もった日のこと。



「裂禾、何処行くの…。」
「あぁ、ちょっと散歩行ってくるから。」






凌夜と会話をしながらコートを羽織り、手袋とマフラーを付ける。
久しぶりに学園に雪が積もった。凌夜が授業はどうするんだと聞いてくるが適当に言っといてくればいい。
そう言って俺は寮の部屋を出た。凌夜がめんどくさそうにため息ついたのは見なかったことにする。



雪は好きだ。寒いけど、ギュっギュって地面を踏む時の感覚が好きだ。
世界が白く染まって見なれた景色でもなんだか違う雰囲気になる。
中等部の寮を離れ、あんまり人が居ないような北の森へ行った。先生に見つかったら連れ戻されるのは分かってる。
それに此処なら変なクマのぬいぐるみが居るし、近寄ってくる人はごく少数だ。此処は俺にとって1番いい散歩コースだ。







「それにしても…今日は寒いな」



誰に言うでもなく、1人呟く。呼吸するたびはく息が白くなる。
それにしても今日は寒い。たまに霙兄みたいな氷のアリスを持ってる人のアリスが暴走したりして
雪が積もったりするがやっぱりアリスとは何か違うな。アリスのときも寒いけどさ






1人で雪を踏む感覚を楽しみながら進んでいくと何処からか、小さな泣き声がした。
すすり泣く声だ。普通の人間なら気付かないだろうけど、オオカミの聴力を持つ俺にはちゃんと聞こえる。
声を頼りに進んでいく。もう雪を踏む感覚を楽しむことなんか忘れて、ゆっくりゆっくり
だんだん大きくなっていく泣き声。此処らへんからかなと思って立ち止まると少し前に小さな人影があった。

響夜ぐらいの身長で…髪が長いし声も女の子っぽいから女の子だろう、長い黒髪の女の子。
コートも着てないし、手袋もマフラーもしてない。迷った…のかな。
まだ学園に来て間もないと分からないだろう。広いし、その上雪が積もって一面銀世界だ。
何処が何処だか分からなくなって迷ったのかな。俺も1回あったから、なんとなくわかる。







「大丈夫?」



ゆっくり後ろから近づくと女の子はびっくりしたのか肩を跳ねさせた。
目に涙を溜めて寒いのか鼻が赤かった。






「迷子になった?」





ゆっくりと腰を屈め、その子と目線を合わせる。こっちの方が話しやすい。
女の子は俺の問いに小さく頷いた。初等部の制服だ…。





「名前、何ての?」
「あ、い……です。」
「そっか、アイちゃんか。寒いだろ、でかいかもしれないけどこれあげる。」



そう言ってコートを脱ぐ。脱いだコートをアイちゃんに着せてあげた。
そして右手を取り自分の手から黒い手袋をはずしつける。もう片方とマフラーも厚着してきてよかったと思った。
全身黒くなった女の子は困ったような顔をしながら俺の顔を見た。何か言いたそうな感じ




「あの…」
「いいよ、寒いだろ?
 俺は大丈夫だから、へーき。全部あげるから、貰って。要らないかもしれないけど…」





少女は頭を下げた。そして「ありがとうございます」と
偉い子だなーそう思いながら腰を上げる。そしてアイちゃんに手を差し出す。
迷子なら先生たちとか探してそうだし、寒いだろうし。






「連れてってあげる。行こう、アイちゃん」





そう言って笑うとアイちゃんも薄らと笑った。もう涙は引っ込んでる。
とても可愛い笑い方をする子だな……大きくなったら可愛い子になりそう。
アイちゃんはおずおずとサイズの合わない手袋越しに俺の手を握った。その手を握り返してアイちゃんに合わせるように
ゆっくりと歩く。













――君はとても大人っぽくなっていて綺麗な女の子になっていた。

15:2011/02/05(土) 14:16:56 ID:SZxEcXWM
あとがき

杏にごめんなさいorz 
何か思いついた、2時間ぐらいで書いた小説…文才なくてごめんなさい(ぐはぁ
ごめんねぇぇぇええ
お話は裂禾が中等部んときと藍ちゃんが初等部のとき。
初等部藍ちゃんもきっと可愛いんだろうなと思いながら書いてた。
このときの女の子のことは裂禾は忘れっぽいから忘れちゃって
藍ちゃんは裂禾に名前聞いてなくて探したけど分んなくて記憶の奥にしまっといて
んで裂禾は夢であのアイちゃんが藍ちゃんってこと分って
藍ちゃんは教室で度々会う裂禾があの時の少年じゃないかと思ってたけど違ったら迷惑だから
言わなかった的な感じかなーと、今考えた

まだ、書きたい小説いっぱいで大変だー。千の小説が予想以上に長い…。
みんな忙しそうだ(´・ω・)

16:2011/02/05(土) 17:15:56 ID:SZxEcXWM
追記←

さっき読み返したけど藍ちゃんが若干幼い((
多分ね、杏の小説さっき読み返してたら藍ちゃんが学園に来たの多分小6ぐらいだし
あーしくじったって感じですorz
まじごめん、杏様

17南・皐月・裂禾(桃):2011/02/20(日) 11:36:39 ID:SZxEcXWM


彼女は、俺の初恋の人だった。
けど、今は違う…もう、違う。




『幸せになって』






彼女は、とても綺麗な人だった。当時、中学生だった彼女。
――名前は、更科音。
母さんが音がアルバイトしたいって言って来たから雇ってあげたと言っていた。


俺は音のことが好きだ。だからよく一緒に居た。
学校から帰ると必ず「おかえり」と言って迎えてくれた。
たまに見る横顔が好きだった。空を見る顔とか、考えるときの顔とか全部好き。



「俺、いつか強くなる。そんで音を守る。約束な!!」
「そっか、それじゃあ楽しみしとかないとね。裂禾、頑張って」


そう言ったら頭を撫でてくれた。いつも子供扱いされて嫌だけけど、頭を撫でられるのは嫌いじゃない。







それから1年過ぎた。俺は高学年に進級した。それと同時に俺の中で何かが変化した。

1つは手の先から炎が出るようになった。知ってる…『アリス』って言うやつだ。
兄弟の雅兄や都姉はこの『アリス』というものを持ってるのが分かって『アリス学園』という所に行ってしまった。

そんなの、嫌だ。音と離れたくない。嫌だ。
だから、母さんたちには話さなかった。学園には行きたくない。



もう1つ変化があった。嗅覚、聴力、視力において去年よりよくなっていた。
前から良かったが、さらによくなったのだ。嗅覚は若干だが、視力と聴力においてはずば抜けてだ。
遠くの物がよく見える。遠くからの声もよく聴こえる。
母さんに聞こうかなと思ったが、途中からだんだん慣れていき、生活に害がないので気にしなくなった。

すぐに聞けば、あんなことにはならなかった。






満月の夜に、音と一緒に桜を見に行ったんだ…。
あぁ、綺麗だねって言おうとしたら黄金色に輝く満月が目に入って、経験したことの無いような激しい頭痛がした。
何が起こったのか分からない。


気がつけば、目の前が赤々としていた。周りの木々が燃えてて―――――音が倒れてて…音から血が流れていた。
俺が…やった?何故!?どうして?何で!!
腕が痛む。腕と手を見ると、爪が長く鋭く尖っていてその爪で自分自身の腕を引っ掻いていた。
体が震えだし、目尻から大粒の涙がボロボロとこぼれる。腕が痛いからじゃない…俺が、音を!音がっ!!
そのとき誰かに抱きしめられた。この匂い、すごく大好きな匂いだ。


「裂禾……ごめん、なさい。大河さん、に言われていたこと…忘れてた、私が悪い、の…
 『満月の日には絶対裂禾を外に出しては駄目』そう、言われていたのに…ごめんね、ごめんね」

音だった。傷だらけなのに、力を振り絞って俺を抱きしめてくれている。
だから俺も意識が朦朧とするなか力を振り絞って声を出す。



「お、と…ごめん。やく、そく…まもれなかっ…」



そこで―――意識が途切れてしまった。

18南・皐月・裂禾(桃):2011/02/20(日) 11:37:59 ID:SZxEcXWM
『幸せになって(後編)』



気がついたのは真っ白な天井、鼻を突くような薬の匂いのする場所だった。
目の隅に赤紫色がちらっと見えた。顔だけ動かすと母さんの顔があった。




「母、さん…音は」
「音ちゃんは別の部屋よ。だいぶ前に手術が終わったの。ごめんね…裂禾。」



母さんの珍しい泣き顔だった。忙しい仕事に追われても泣けるテレビを見てもあまり泣かないし俺らの前じゃ涙を見せない母さんが
―――泣いてる。
母さんが落ち着いた後、母さんは少しずつ俺のことを教えてくれた。
そして俺は知った。俺に狼の血が混じっていることを。いわゆる、狼人間



「ちゃんと、貴方にも言っておけばよかった。まだ早いかなって子供扱いしちゃ駄目ね。
 裂禾はちゃんと大きくなってるのに…もし、話して、私の子になりたくなかった、なんて、言われた、らっ」
「大河…裂禾はそんなこと言わない。お前の子だろ?お前が産んだ子なんだから」



母さんの隣に居た父さんが母さんの頭を撫でる。



「そうだよ、母さん。俺、母さんの子でよかったって思うもん。今もずっとこれからも」



そういうと母さんは泣きながら笑った。
腕を上げようとしたらズキッと腕が痛んだ。「痛っ」と呟くとちょうど部屋に入ってきた奏竜さんが言った。



「傷、ずいぶん深かったからねー。縫ったよ、何針かね。
 そのうち痛みは退くよ、そうそう、裂禾と一緒に連れてこられた少女?数日すれば意識、戻っから。安心しなよ。」


安心した。
それから―――俺はすぐ退院して音には会っていない。


俺が、音を傷つけてしまったことは変わらないし、アリス学園に入学しなければならない。
1度は病院に行った。三つ子の兄の郁斗が入院した。
それと同時に三つ子の姉の凌夜にもアリスが見つかったらしい。



俺がもっと強ければ、あんなことにはならなかった。二つの力が同時に暴れたりはしなかったはずだ。
小さく呟く。

「音、ごめん。」

















「――君を守るって約束守れなかった…。」


そしてさようなら。俺の、大好きだった人。

19:2011/02/20(日) 11:47:43 ID:SZxEcXWM
あとがき


裂禾の過去小説、若干長すぎてエラー発生しまくったので
ぁ…「こうへん」て漢字

ま ち が え て る ?

後篇ですね。さーせん、くそう。エラー出て焦ってたから…。
裂禾の過去小説で出てきた更科音ちゃんは今は元気です。
もう20歳ぐらいです。設定では今は大学に進学。たまに神社をお手伝いしてくれる子です。
郁斗と凌夜の過去小説も思いついたので書こうと思いますがこの2人はほぼ同じです。
視点が違うだけっていうのかなー?わかんね
18人全員のプロフはちょこちょこ書いてます。

そういやさ、プロフの年齢とか1年たったらまた書き直す系なのかな(´・ω・)
それとか1年でいろいろ備考のところに追加が入ったりするじゃん?
それも1年に1回消して書き直す感じなんですかね

20:2011/03/09(水) 12:43:55 ID:SZxEcXWM



「南の弾くピアノが大好き!だからずっと弾き続けてね!」


ある日、僕は彼女にそう言われた。








『奏でず生きる』







「なんで?」


目の前の大きなくりくりの黒目を輝かせた金髪の少女――榛名・U・要人に尋ねる。
すると彼女は僕の手を握りしめ目を細めながら言った。


「だって要人、南の弾くピアノ大好きだもん!あんなに綺麗なピアノ弾く人見たことないもん!だもん!」
「もんもんうるさいよ。」



僕より少し小さな彼女の頭を撫でる。すると彼女は八重歯を見せながらえへへ、と笑った。


彼女はピアノが好きらしい。名前からして分かるが彼女はハーフ。
親のどちらかが「ほくおう」ってらへんの国出身でお互い、音楽関係で知り合ったらしい。
彼女ももちろん音楽、中でも一番ピアノを聴くことが好きらしいのだ。
僕と彼女が会ったのは病院。いつものように伯父の奏竜さんの所に行き楽譜を貰いに行った帰りに会ったのだ。
「今日からこの曲練習な」と言われ渡された楽譜をうきうき見ながら歩いているとちょうど角から同じように
曲がって来た彼女とぶつかった。それが彼女と最初の出会い。そして今にあたる。



「南って人見知りーってやつ?」
「何で」
「だって最初あんまし笑わなかったもん。でも今は笑ってくれる。南、笑ってた方が可愛い」


男に『可愛い』と言うのはどうかとおもうけど…。
『可愛い』と言われたのが若干むかついたので「あっそ」と適当に言っておいた。
要人は何でも口にする。見た目は綺麗で目と鼻以外は日本人離れしている。綺麗だなとは思う。
黙っていればの話だけど…。







そして数日後、要人と会って半年過ぎた日ふっと要人は気がついたように僕にその話をふった。

「この前ね、南。昔のこと思い出したの!わたしがピアノを好きになったきっかけ!昔って言っても1、2年前なんだけどねー」


そういって彼女はそのときの話をしだした。父親がその外国の大会の関係者だったことでその大会を見にいった。
そこで一人の少年に会ったのだと。

その大会に急に参加した子が居た。
外国のそれもとても大きな有名な大会に自分と同じぐらいの少年――名前を『minami』。
その少年が演奏する時、会場は他の時よりも一段と暗く、その顔が見れなかったと要人は言った。
少年が弾いてるとは思えないピアノ、観客全員が聴き惚れ演奏し終わった後は全員が総立ちだったらしい。
一般の部で幼い少年が優勝など初だ。
だがその少年は演奏した後、消えたらしい。否、居なくなったと言った方が正しいだろう。
それからはまったく大会などでも姿を見せなかった。大会で彼のピアノを聴いた人間は『ピアノに選ばれた天使』や
『音楽に選ばれた天使』などと言われ各国のメディアなどに取り上げられるほどだったらしい。もちろん日本のメディアにも
数年経った今でも、たまにメディアの話題に上ることが多いのだと



「南とその子、名前一緒だね!」
「――――偶然だよ。」








僕は要人に嘘をつく。

21:2011/03/09(水) 12:45:26 ID:SZxEcXWM


それからまた数日後。要人が嬉しそうにやってきた。
でもその時の要人の表情は嬉しそうの中に悲しそうな表情が少し隠れていたことがなんとなく、わかる。

「どうしたの?」
「何でもないっ。ねえ、南…ピアノ、弾いて。お願い」



要人はいつも僕にピアノを弾けと催促する。いつものことだけど。
「いいよ」と呟いて防音のピアノが一台ある部屋へ一緒に行く。

僕が弾きだすと要人は嬉しそうに目を閉じる



それから何時間も弾いていた。



そして帰るとき、

「今日は、ありがとう。
 ねえ、南。南は、私が居なくなってもピアノ弾き続けてね。お願いだから」


言い終わって要人は悲しそうに唇を噛んだ。僕は、要人が言っていることが分からなかった。
何で今言うんだろ…。
そう不思議に思いながらも曖昧に「うん」と頷いておいた。

要人は長い長い石畳の階段を下りる前、神社の前で僕の顔の横で小さく呟いた。



「大好きだったよ、南」
「――!」

僕は何を言われたか分からず驚いたまま停止してしまった。そんな僕を要人はうっすらと笑いながら見たあと
すぐに背を向けて走って行ってしまった。

――要人は目に涙を溜めながら

気づいた瞬間僕は走り出したが、もう石畳の階段にも何処にも要人の姿はなかった。





翌日、昨日の要人が気になって気になって居ても立っても居られなくなり僕は病院へ向かった。
どれだけ探しても要人が居ない。きょろきょろ探しながら歩いていると何かにぶつかった。

「っ!?」
「あら、南君。どうしたの?奏兄探してるの?」
「…律一さん」


父さんの姉であり僕の伯母に偶然会い、ぶつかったせいか何のせいか涙がこぼれてきた。
それから奏竜さんの所へ泣きじゃくりながら連れて行かれた。

「何だー少年なんな泣かれても俺わかんねーよ、本当。
 男なら泣きやめ。まぁ、あの少女だろ?要人ちゃんだっけ…あの子のことだろ。」


そう言って僕の手を乱暴に掴みある病室へ向かった。何処に向かうか分からないまま
奏竜さんは歩幅を合わせてくれないため僕は小走りでついていく。

ついていき奏竜さんが開けた病室のドアの向こうには要人がそのままおっきくなったような少しだけ違う感じの
女の人と―――要人が、居た。
また、止まりかけていた涙があふれ出だす。
いつのまにか後ろに居た奏竜さんは僕の背中を前にとんっと押して何処かへ行ってしまった。

要人の横に居た女の人は後ろに居た僕を見て小さく悲しさを含んだ笑みを僕に見せた。
「南、君ね。こんにちわ、要人の母です。」そう自己紹介し要人のお母さんは僕を隣に座らせた。
そして目を閉じて眠っている要人の長い髪を触りながら要人のことを話し出した。


「要人ね、小さいころから体が弱くてね…」


それから僕でも分かるように説明してくれた。
要人は昨日、病院へ帰る前に階段から転げ落ちてしまったらしい。
要人はたまに眠るように意識を失い起きないことがよくあるのだと言っていた。昨日もそれのせいだった。
そう言った後お母さんは少しためらった後口を再び開いた。


「お医者さんに言われた余命が昨日までだったの。」


そういった瞬間、隣で眠っていた要人の手がぴくっと動いた。見ると要人が目を薄らと開けていた。

「み、なみ…。」
「要人っ!」


要人がこちらに手を伸ばしてきたのでそっと握りしめた。すると要人も僕の手を握りしめてくれる。


「ごめんね…南、黙ってて…。でも楽しかった。南の曲、ピアノを聴いてると元気になっていった。
 体が弱いこと何て忘れてた。」


***

22:2011/03/09(水) 12:46:49 ID:SZxEcXWM


あれから、8年経った。
それから要人は前以上に気を失い、眠ることが多くなった。全て、俺のせいだ。
たまに見せる――要人の悲しい顔だとか、たまに匂う―――病院独特の薬の匂いだとか。
何で僕は分からなかったんだろうか。何故、初めて要人と会った日に要人が病院に居たこと、とか。
あの日、泣きそうになっていた要人を呼びとめていればよかった。

要人がこうなってからというから俺はピアノに一切触らなくなった。


「要人…また来たよ。大丈夫?」
「南、見ない間に大きくなったね。学園、楽しい?最近南の笑顔見てないけど」

元から感情表現が苦手だったこともあるが、要人のことがあってから俺は笑えない。
要人と一緒に居たときは要人が居てくれたから普通に自然と笑えたのに…。


無理に笑おうとした俺を見て要人は悲しそうに笑いながら首を振った。

「ねえ、南…無理に笑わなくていいよ。いつか…南を笑顔にしてくれる人が現れてくれるからさ」

そう笑って僕の頬をそっと撫でる。要人の昔から俺にする癖だ。
恥ずかしいような、こそばゆいような、笑顔で俺を見る要人から目をそらし口を開いた。


「要人…君が、階段から落ちる前、外国の大会の話したよね…。『minami』っていう同い年の子の話。」
 
そういうと要人ははっとしたような顔をした後また小さく笑って「うん」と頷いた。





「あれ…俺、だよ。」


そういうと要人は花が咲いたような笑顔を俺に見せた。


「やっぱり…」
「知ってたの?」
「ううん。知らなかった。けどね!名前、一緒だし…あの子も見た感じ年が一緒っぽかったし、南も一緒でしょ?
 パパが言ってた『あの子のピアノは他の人間が持たないような才能を持っている。』ってそれにねあの子のピアノを聴いたとき
 ピアノが躍るような、唄うようなそんな感じがして…。南のピアノもそれと一緒で躍るような唄うようなそんな感じがすごくして
 初めて聴いたときそうかもって思ったの。
 やっぱり、そうだったんだね…。南が私に音楽の魅力を凄さを教えてくれたあの子なんだね」


そして最後に「ありがとう」と言われた。


それから数日後に要人からの手紙と共に要人が亡くなった知らせが届いた。










ねえ、要人…そこから俺が見える?君に俺の思い、届けばいい

――――大好きだったよ。

23:2011/03/09(水) 12:59:21 ID:SZxEcXWM
あとがき


やっと書けたぜー南君の過去小説!

文才が無いがためにいろいろ伝わらなかったものが多いと思う。
が、頑張ったんだよっっ!

南は要人が前より体が悪くなったことや亡くなったことは全部自分のせいだと思ってるんだと思う。
俺に会わなければ、あの時大会に出ていなければって今でも少し思ってます、南君。
またピアノを始めたのは要人のこともあるけどやっぱり自分にはピアノしかないって思ったから
ここらへんもちゃんと書きたいな…って南関連で書きたいものいっぱいだー
要人から南への手紙の内容も、書いてみたいなと思います。




それと要人のちゃんとした名前は『榛名・ウィリス・要人(はるな・うぃりす・かなと)』です。

最近自分のキャラの中じゃ南君が好きです。特に璃生ちゃんと一緒に居る時の南君が好き。

24:2011/03/09(水) 13:16:34 ID:SZxEcXWM

自分ばっかり書き込んで大丈夫だろーか…。


奏暫さんの名前を変えたいと、思います。
実はですね、こいつの名前…今は消えたサブの使いまわしというかなんつーかなんですよ(ぇ
去年から若干変えたい気持ちがありましてですね!ごごごごごめんなさいいいいいいいい
っつーかね、漢字もそのサブ出したいなーと思ってその場で
何となく思いついた名前に適当にかっこいい漢字をあてただけなんですごめんなさい。
うちのあきっぽい性格が出てるためにキャラの名前変更が毎度のことあって…本当

それでまあ整理してみました↓

神城春日 →神城凛蝶
赤帝黒豹 →立花社
赤帝日蔭 →立花无
不知火愁蓮→不知火一雪
静津   →メインからサブへ
神城奏暫 →神城俚

俚の読み方は「さとび」。
奏暫で定着してる方はごめんなさいぃぃぃいいいい

25咲羅:2011/03/10(木) 21:54:42 ID:gWGt53r.
俺 の 部 屋 が 涙 で 埋 ま る ←

桃ちゃんまじ神…!
何なの、この文才は……ッ
もう…なんかね、桃の右手(神経付き)が誕生日に欲しいかな←(グロw

お互い大切に想ってたんだな…って思うと急に璃生が邪魔に思えてきt(
出来ればふたりに倖せになってもらいたかったぜ…(´;ω;`)


俺も璃生の過去小説書けるといいなぁ
璃生がどうして自分を嫌ってるのか、南のピアノをよく聴くのか、分かると思います

26:2011/03/11(金) 14:23:10 ID:SZxEcXWM
咲羅>>
そ、それは雑巾が必要ですねっ!((
タオルの方が、いいかな?


私神じゃないよ、くずだよ。くそってるよっ!!
文才分けてください、咲羅様っっ
Σな、んだと!?右手、今突き指してるけどそれでもいいならどうz((

でもあれだよ、うちは璃生ちゃん欲しいんだよぉぉぉぉぉぉぉおおおおお
要人は少しだけ死んでよかったと思ってると思う。
私は璃生ちゃんと南に幸せになってほしいです、はい。



ぜ、是非見たいです。楽しみだーwwww

27都・南・霙・社・他(桃):2011/03/27(日) 15:25:01 ID:SZxEcXWM

…。奏暫の名前を俚に変更したわいいけど何か合わない。
あいつには奏暫って名前しか合わないんじゃないかと思ってきたぁぁああ←
大河も「そーざーん」って言って抱きついてるところしか…。
「さーとび」っていうと何か小さい子に抱きついてる見たいな感じするっ!!

ということで奏暫→俚→奏暫。もとに戻す!

28:2011/05/05(木) 14:16:07 ID:d/7NWIiE






『おはよう』







最近この頃、寝れない日々が続いた。寝たいのに、寝れないというのはつらく無理に寝ようとして頭痛がするほどに
また、目の調子も悪かった。いつもなら、右が7割左4割で見えるのにこの頃は右2割左はまったく。
こんな状態はたまにあったが最近はそんなにだった。けれど暗いのも慣れてしまった。



お医者さんであり伯父である奏竜さんは私の体は繊細だと言っていた。
繊細すぎてアリスも薬も拒否する身体なのだと。何かあったらすぐ身体に影響する身体。
この身体は、昔のお父さんと同じなんだと。

『奏暫は今は元気だ。だから、君も丈夫になるさ…目は分かんないけど』







「凛蝶、今日も寝れなかったの?」






歩きながら物を考えると危ないとよく言われていたけど、本当だ。まったく見えない中、壁に手を置いてなぞるようにしながら歩いていると柔らかい
何かに当たった。ふわふわした優しい、匂い。




「お母さん…?」
「そうよー。今日ね、仕事で学園行くの。一緒に行こう」




むぎゅーっと抱きしめられながらそう、言われた。





***







お父さんとお母さんはお仕事で目が見えない私を1人にしとくのは危ないから、とお父さんが凌夜お姉ちゃんを呼んだ。





「……ちよ、何処行く?」
「どこでもいいですよ」






仲良く、手を繋ぎながら学園の建物の中に入る。
その時ふわっと少し肌寒い風が吹く。すると首筋、うなじを撫でられる感覚がする。
そういえば髪は今日は暖かいから、とお母さんが朝、結ってくれたんだ。


1人で朝の様子を思い出して笑っていると凌夜お姉ちゃんにそっと手を放された。ぼやける中お姉ちゃんを見る。
それと同時に目の前に何かの気配。ぽふっと柔らかくて温かい何かに当たった。…朝もこんなことあったな様な…。
考えてはっとする。誰かにぶつかった!ぱっと顔を上げると大好きな声がした。




「あれ、凛蝶ちゃんだ」
「びゃっ、こさん…」





顔、見れないのが残念だった。輪郭がぼやーっと見えるだけ。
凌夜お姉ちゃんは伝えることだけ伝えて「有栖川、この子あげる」と言って何処かへ行ってしまった。





「目、見えないんだ。だいじょーぶ?」
「大丈夫です。慣れてますから」





そっかと白狐さんは呟き私の手を取った。それから一緒にスケットルームに行った。
一緒にソファーに座ると白狐さんが手を離さないままじっと私の顔を見つめる(…視線が痛い)
そしてばれてしまった。




「凛蝶ちゃん、最近あんまし寝れてない?」
「そ、そんなことは…ないです」






最後はぼそぼそ、声が小さくなる。嘘が下手だとよく言われるのはこのせいなのだろうか…。
「嘘ついちゃダメだよ。」そう言われて、勢いよく身体を引っ張られた。




「び、白狐さん…」
「これなら寝れる?それとも添寝しようか?」





見えなくても、分かる。頭の下に筋肉のついたまさに男の人って感じの太ももがあるのが。この態勢が膝枕だということが
あわあわしていると額に触れる何か。それが何か――理解するまで数分。理解して頭がまたパニックになる。
白狐さんの膝の上であわあわしていると上から笑い声が聞こえた。…恥ずかしい
それから時間が経ち、毎晩下がって来てくれなかった瞼が下がって来て、うとうとする。


意識が遠くなるなか、静かに自分の耳に届く貴方の声







「おやすみ、凛蝶ちゃん」













***

なんだ、寝れなかったのは―――貴方に会えなかったからだったんだ

29:2011/05/05(木) 14:27:18 ID:d/7NWIiE



ちょいと前に勢いで書いたやつです。凜蝶の小説あんまし書いたことないなーって思って。
うおー…こんな白狐くんで大丈夫なのかなー。みさごめんよー。白狐くーん
ぶつかったとき、白狐くんは窓の外ぼーっと見ながら歩いてた感じです。んでぶつかった


凜蝶の付き添い、誰にしようかすごく悩んだ結果、凌夜になりました。
長男次男5人組になると白狐くんが目の前にいても「ぁー、居るなー」としか思わなさそうだし一雪や社も同じ感じになりそうだし
女子の中だと千や戀はそういうの鈍い。響夜は…うん。で選んで凌ちゃんに
ぁ、でも南雅裂禾らへんは空気読みそうだな…

30みさ:2011/05/07(土) 13:28:07 ID:30dWOK8E

桃の小説に白狐なんかが出てくるなんて…っ(感涙←
全然大丈夫!キャラ崩壊ぜんっぜんしてない!
うぁー、もう、桃の小説好きやぁw

文才を分けてくださいorz

31:2012/02/14(火) 21:07:07 ID:QqhGXDqw
キャラの名前を再度変えさせてもらいます、悩み続けてた
ごめんねoyz

立花无→立花夕雨(たちばなゆう)
立花社→立花朝陽(たちばなあさひ)
神城凛蝶→神城昴(かみしろすばる)

とさせていただきます!みさちゃんと白狐くん何回も変わってすまないごめんです

一雪くんはずっと読み方が決まらずあやふやでしたが「いつせ」になります

32nike オリジナル:2013/10/28(月) 16:52:17 ID:???
nike running ウェア
nike オリジナル http://www.dsalloy.com/スニーカー-jmdchas-5.html


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板