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就職板・転職板の私大職員スレッドテンプレート

1名無しさん:2011/11/08(火) 19:18:13
就職板・転職板用の私大職員スレッドテンプレートです。
様々な要望を受けて、初心者以外の読み手への配慮と、
貼り付ける側の利便性を同時に図ったものです。
スレ立て人は本スレッドにリンクしてください。

5名無しさん:2011/11/08(火) 19:24:08
【お役立ち資料集】
目次: >>5-7 基礎編 >>8-12 人事労働編 >>13-14 情勢編 >>15-17 総括編

過去のスレッドに出てきた、大学に関する基礎知識を書きます。
私大職員を知る上でも、履歴書やES等で地雷を踏まないためにも最低限覚えておきましょう。

●私立大学のトップは理事長
→理事長を置き、理事長が学校法人のトップになることは法令で定められております。
学生は間違えがちですが、学長は教学部門のトップ(教学部門長的位置づけ)であり、
大学運営・経営上のトップではありません。
職員は理事長の部下ではありますが学長の部下ではありません。

●私大職員は社員ではない
→たまに「社員」「入社」という書き込みを見かけますが、私大職員は社員ではなく職員です。
社員は「利潤を追求する営利法人(民間企業)の構成員」であり、
利潤を追求しない非営利法人を社員とは呼びません。
もし、私大職員が社員になった場合、学校法人は非営利法人なので非課税ですが、
学費に消費税がかかることになり、学生にとって大きく不都合となります。
大学は名目上、営利を求めてはいけない代わりに税金も取られていないので、
この言葉には敏感に反応します。

●大学教授という職業は存在しない
→文部科学省に大学(学部)設置認可申請を出すときの教員の区分は、
専任・兼担・兼任の3つしかありません(専任は教授・准教授・助教のこと、
兼担は専任のうち他学部他学科の担当を受け持つこと、兼任は俗に言う非常勤講師のこと)。
教授というのは専任の中の一区分であり、民間企業の課長・係長などと同じく地位の区分です。
一般的には「教員」と表現すれば間違いがありません。
なお、このスレッドでは正式な使用法以外で「教授」という言葉を書くのは禁止行為です。
・参考 ttp://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E6%95%99%E5%93%A1%E3%81%AE%E8%81%B7%E9%9A%8E
・抜粋 「高等教育を受けていない層には、高校までの教員は教諭、大学の教員は教授もしくは
助教授であると誤解されている場合があるが、教授は地位名称であり職種名称ではない

6名無しさん:2011/11/08(火) 19:24:39
●職員採用の典型的な事例
→※あくまで典型的事例でありすべての大学で適用できるわけではありません。

*採用は10人と仮定
応募数が500以下の場合は書類で100に絞る(50は採用要員、50は不採用決定)
応募数が800以下の場合は書類で120に絞る(60は採用要員、60は不採用決定)
応募数が800以上の場合は書類で140に絞る(70は採用要員、70は不採用決定)
最近はだいたい1000以上の応募がありますが、書類で140まで絞り込みます。
70は上のレスでいう当て馬なので、実際に書類を真面目に見るのは70枚のみ。

*書類選考の方法(新卒の場合。中途は学歴の代わりに職歴が重視される) 140名通過
a 東大、京大、一橋、早稲田(所沢除く)、慶應(医・SFC除く)は無条件に通す(90人ぐらい)
b 旧帝大かそれに準じる国立(筑波・横国ぐらいまで)と上智、ICUの大学の中で
特に優秀な内容のものを通す(30人ぐらい)
c その他の大学の中で極めて優秀な内容のもの、面白そうな人間を通す(20人ぐらい)

*筆記試験の方法 70名通過
書類+筆記の上位12名を「採用候補者」として理事会に提出します。
残りの58名のうち数人は「有望株」として参考を添付し理事会に提出することもあります。
約50名は理事会に名簿すらあげないのでここで不採用が決定します。

*一次面接の方法 20名通過(通過者は面接前から決定している)
さきほどの約50名は内容の如何を問わず不採用とします。

*二次面接 9〜12名通過
基本的に書類+筆記の上位12名が通過します。
日本語が喋れなかったりといった極端な問題がなければ通します。
だいたい上位12名のうち10〜11名が通過します。

*最終面接
人数に超過がなければ二次面接の結果で決定済。
人数に超過があった場合は1人ぐらい落とすこともあるという程度です。

7名無しさん:2011/11/08(火) 19:25:37
●私立大学の中でも特に医科大学の職員について
→医大に関してはやや特殊な位置づけですので以下の書き込みをご覧になってからご質問ください。

医大は職員の地位が極めて低く、待遇も恵まれません。
大学の運営に職員が参画できる割合が一般の大学に比べて非常に小さいのです。
一般の大学は職員と教員しかいませんが、
医大には医者がいること、医者と教員の兼務者がいること、
教員の比率が設置基準により、文系学部の20倍以上必要となりますが、
私立医科大学の学費は概ね5倍から10倍程度です。

また、事務職員については、大学事務職だけではなく病院職員として配属になる可能性もあります。
給与体系は私立大学と一般の病院職員の中間ぐらい、すなわち私大職員としては
待遇は「かなり悪い」ということになります。
教員数の問題だけではなく、どんなに儲からなくても附属病院を置く義務が法律で明記されており、
学生1人あたりの利益率は、他の学位の種類と比較して最も悪いのです。
現在、医療報酬の改正などがあり、附属病院の大半は赤字経営です。
医大は国策上倒産させられないのではという素人意見を目にしますが、
病院を守ることと大学を守ることは別事象の問題です。

さらに一般の私立大学は理事会と主導のもとに、
専任職員がピラミッドの頂点に立って運営するとされていますが、
医大は病院運営と患者保護の名目上、医事会(=教授会)は法令上で理事会に優越します。
文系の大学では常勤の中で一番地位が高いのは専任職員(理事会は常勤でない)ですが、
医大では相対的に職員の地位は低くなり、
その上待遇にも恵まれないという苦しみを味わうことになります。

医大は私大職員の中では例外の存在として扱ってください。


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