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スーパーヒーロー魂(スピリット)

1名無しさん:2006/04/08(土) 02:23:03
世界は・・・空は・・・病んでいた。

流れていくのは黒い雨 大地に降り注ぎ 屍と化した人の躯を喰う怪物・・・

救いの手を差し伸べて欲しいかと 思う少女の泣き声 嘗て地球を巻きこんだ大きな戦

人間は多く滅んだ・・・今ひとりの男が立ち上がる…

951闘争の系統/地球編「集まる鬼-4」SSテスト:2010/09/07(火) 11:16:03
○ヒビキ→響鬼/響鬼紅に変身してカッパを倒す。
○桐矢京介→鬼に変身してカッパと戦う。
○諸星あたる→カッパの粘膜を被り、声が変質。
○面堂終太郎→救助を呼ぶ。
○ラム→カッパに攻撃するが、効かない。
○鳴介→百鬼兵士と交戦。
○覇鬼→巨大化し、メカ要塞鬼を撃退。
○ゆきめ/眠鬼→戦闘により体力が著しく低下。
●ヒドラー元帥→基地を破棄し撤退。
●カッパ→百鬼兵士と共に鳴介達を襲う。

●カッパ(仮面ライダー響鬼)
「夏の魔化魍」の一体。その粘膜を被ると、声が変質する。

952闘争の系統/地球編「集まる鬼-4」SSテスト:2010/09/11(土) 18:41:31
***恐るべきもう一つのオマケ***

自爆装置の作動により、大爆発を起こす百鬼帝国の秘密基地。
その爆発は阿蘇山の内部まで響いて伝わり、
火口の洞窟で土砂に埋もれて眠っている巨大怪獣の安眠を妨げた。

ラドン「――グゥゥ…… キォォォォン――!!」

マグマの地熱で巨大な体を温めながら、
翼竜プテラノドンが変異した怪獣ラドンは外の騒ぎに反応して咆えると、
またゆっくりと目を閉じ、煮え立つ土砂の上でうとうととまどろんでいる。
成長した全身に飛び立つエネルギーが満ちるまで、あと少しだと感じながら――。

ラム「……?」
京介「ん? どうしたんだよ」
ラム「今、何か変な鳴き声みたいな音が聞こえなかったけ?」
京介「さあ、気のせいだろ」

うごめく怪獣の鼓動を覆い隠しながら、火の国肥後の夜は更けてゆく…。


△ラドン→阿蘇山の火口で休眠中。

【今回の新規登場】
△ラドン(空の大怪獣ラドン/ゴジラシリーズ)
中生代に生息していた翼竜プテラノドンが放射能と火山ガスの影響で変異した怪獣。
衝撃波を発生させながら高速で飛行する。初代は阿蘇山の火口から出現したが、
アドノア島やニューヨークでも同種の出現が確認されている。
古代昆虫メガヌロンを好物として捕食。ゴジラとは宇宙怪獣を相手に共闘する事もある。

953外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ2」SSテスト:2010/09/11(土) 22:43:10
***惑星ホープ***


ゴズマードを発進させ、逃亡を試みるスーパーギルーク。
かのドラキュラ伯爵を思わせる赤い裏地の黒いマントを羽織り、
頭髪はなく、白く生気のない顔に黒く縁取られた鋭く、冷淡な瞳。
「魔界の男爵」とでも形容するに相応しい最高司令官の表情は、
未だ余裕を感じさせる不敵な面構えを崩していなかった。

スーパーギルーク「ゴズマードよ、奴らを焼き払えッ!!」

ゴズマードの砲身が地上にいるフラッシュマンたちに照準を合わせ、
強力な光線を嵐のように浴びせかける。

スーパーギルーク「ハァッハハハ、虫ケラどもが。…む?」

ギルークが地上に気をとられている隙に、ゴズマードのコンソールパネルが
ゴズマ戦闘機の着艦を示すサインを出していた。
コックピットに飛び込んで来たその侵入者は―――

レッドフラッシュ「スーパーギルーク、覚悟!!」
スーパーギルーク「ぬおおおおおお!?」

グサアッ!
 
レッドフラッシュのプリズム聖剣が、スーパーギルークの心臓付近を見事に貫いた。

スーパーギルーク「お…のれ…チェンジドラゴンと同じ手で来おったな…」
レッドフラッシュ「宇宙の恨み、思い知れゴズマ!」
スーパーギルーク「ぐうう…バカめ、この俺がこの程度で倒せると思うかッ!」

バリバリバリ…

レッドフラッシュ「ぐわああああっ!」

呻き声を発しながらも、悪鬼の形相でレッドフラッシュを睨みつけるその眼から、
怪光線を発射して反撃に出るスーパーギルーク。至近距離で光線を浴びた
レッドフラッシュがたまらず苦しみながら剣を抜き倒れた。

グリーンフラッシュ「おい、墜落するぜ!」
イエローフラッシュ「ジン!!」

コントロールを失い高度を下げて行くゴズマード。ふらつく足どりでよろめきながらも、
スーパーギルークはなんとか操縦桿を握り地上激突スレスレで機を着陸させた。
煙を上げるゴズマード。どうやら修理が必要のようだ。
ハッチが開き、胸を押さえながらスーパーギルークが外へ出て来た。
身構えるフラッシュマン、シーマ、そしてレイナたち。

スーパーギルーク「うぬら、皆殺しにしてくれるわッ! スペース・バスター!!」

ゴオオオオオオオオ―!

怒るスーパーギルークが右手に持つステッキを頭上に掲げる。
するとそこから発生した光る渦の向こう側から、炎に包まれた隕石弾が
次々に降り注いだ。爆炎がおさまった後には、抉られたいくつもの小規模な
クレーターと散々に打ちのめされたフラッシュマンたち。

954外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ2」SSテスト:2010/09/11(土) 22:43:47
グリーンフラッシュ「……う……」
ブルーフラッシュ「お、おい…皆、生きてるか…?」
イエローフラッシュ「ええ、…なんとか…ね…」
シーマ「ギルーク…!」
スーパーギルーク「フハハハ、流石に皆しぶとい。ではとどめにもう一発――」
レッドフラッシュ「やめろスーパーギルーク!!」
スーパーギルーク「うぐ、貴様まだ!!」

背後からレッドフラッシュにプリズムシューターで狙撃され、スーパーギルークは
火花を上げてステッキを落としてしまう。しかしレッドフラッシュの追撃は避け、
凄まじい力で彼を掴み上げると、ゴズマードから叩き落とした。
放り出されたレッドフラッシュにすかさず駆け寄る仲間たち。

スーパーギルーク「こうなれば…何としても貴様らレジスタンスの首だけでも
 星王バズー様に献上申し上げる!! ぬあああああーーっ」

思い詰められた最高司令官が最後の力で、辛うじて人に近い姿を捨てた。
驚く彼ら一堂の前に、より禍々しい宇宙獣士に変身したギルークが剣と化した
二本の腕を振りかざし、黒と白の左右非対称に彩られた両足で降り立った。

ギラス「宇宙獣士、ギラァース!」
レッドフラッシュ「スーパーギルークが宇宙獣士に!?」
レイナ「なんて邪悪な姿なの…」
ギラス「ウオオオオ――ッ!!」
ロッドドリル「よっしゃあ来やがれっ!」

荒ぶる鬼神の如く唸りを上げてギラス二刀流で襲いかかる、最強の宇宙獣士・ギラス。
その圧倒的なパワーの前には、フラッシュマンたちのどんな攻撃も通用しない。
クロノス星の機械生命体であるドリルたちですら、自慢のボディを切り裂かれていた。
挑みかかっては斬られ、離れれば容赦のない強力光線が彼らを薙ぎ払っていく……
力の差を見せつけられ倒れていく彼らの中でも、王女シーマは果敢に立ち向かっていた。
だがやがて力尽き、崩れるように倒れた彼女にギラスがとどめを刺そうとする。

シーマ「うう……」
レッドフラッシュ「く…シーマ王女!」
ギラス「裏切り者よ…まずはうぬの首からもらうぞ」

仰向けに倒れているシーマを踏み付け、彼女を斬首しようと右手を振り上げるギラス。
文字通り“手刀”となっているその腕は死刑執行人そのものである。
突然、二つの光る球体がギラスに体当たりしてシーマから離れさせた。

ギャバン「チューウ!」
スピルバン「トゥー!」

バランスを崩した宇宙獣士にギャバンとスピルバンが同時に攻撃をかけた。
しかしギラスは難なく二人の斬撃を交差させた剣手で受け止めると、
レッドフラッシュを苦しめた眼から発射する怪光線を彼らに浴びせかけ、
さらに交差した刃から強烈な電撃を放った。
ギャバンとスピルバンのスーツに電撃が命中し、爆発を起す。

ギャバン「ぐわっ!!」
スピルバン「うわあー!!」
ロム「…おのれ!」
ジェット「だめだロム! ここは俺が…!」

彼らを追って駆けつけたロムが身構えるが、バイカンフーとして戦闘を終えたばかりで
体力が限界を超えている今の状態では結果は明らかであった。

レイナ「やめて兄さんっ! 無茶よ!」
ギラス「そう言えばうぬらにも散々邪魔をされたな…」
ギャバン「…まだ行けるか?」
スピルバン「はい…負けるものか!」

宇宙獣士ギラスのあまりの強さに、戦慄を覚える戦士たち。
両手を振り上げさらに苛烈な攻撃を彼らに加えようとしたその時、空から一羽の
黄色いセキセイインコが現れた。その鳥はまるでギラスの攻撃を妨害するように
奴の周囲を何度も飛び交う。

955外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ2」SSテスト:2010/09/11(土) 22:44:20
ギャバン「(ミミー! やめろ、そいつから離れるんだ!!)」
ミミー「(嫌よ! 私は貴方の女房…貴方を守るのが私の役目。死ぬなら私も…!!)」
ギラス「ぬう、うがぁっ! 何だ、この鳥は。ええい、うっとおしい!」

鳥を追い払う動作で腕を振り回すギラス。その様子を注視していたレッドフラッシュが、
この屈強な宇宙獣士に唯一点だけ、完璧ではない箇所を見つけていた。
そう、スーパーギルークの姿に彼が負わせたプリズム聖剣の刺し傷である。
ギラスはかつてチェンジマンに敗れた時と同じ徹をすでに踏んでいたのだ!

レッドフラッシュ「あの傷を狙うんだ!」

レッドフラッシュの号令でフラッシュマン全員が5人の剣を合わせ合体、
一本の巨大な投げ槍となる。そして、まだ鳥に気をとられている
ギラスの胸の傷に狙いを定め、レッドフラッシュが『スーパースピア』を投げつけた。

ドズゥッ!

ギラス「ギャアアアアアッ!!」
ギャバン「チュウー!」
スピルバン「タァァー!」

ズバァ―ン

見事に命中したスーパースピア。絶叫する宇宙獣士にその間を逃さず接近した
ギャバンとスピルバンの連続斬りが決まり、ギラスの二刀流が切断されて宙を舞った。
斬られた両腕、槍が突き刺さった胸から膨大な火花を噴出させ、
悪鬼の断末魔のように恐ろしい咆哮を上げるギラス。
フラッシュマンたちがレッドフラッシュの武器レッドバルを中心に集まり、
それぞれの銃を重ねて5つの銃身を備える大型ガトリング砲を完成させた――

レッドフラッシュ「イエローフラッシュ、サーチ!」
イエローフラッシュ「… … オーケー!」
レッドフラッシュ「ローリングバルカン!!!」

ギュインギュインギュイン…ドゴォ―――オンッ!!

ギラス「グオオオオオ…我がギラス星に…永久に栄えあれ!!」

ドガァーァァン!!

高速回転する銃身から、鮮やかな5色のエネルギーが撃ち出され、
ついに最強を誇った宇宙獣士ギラスは粉々に粉砕された…。

レイナ「…凄い、やったわ!」
シーマ「……。ギルーク……」
ブルーフラッシュ「ふう〜……きっつう〜。ん? どうしたんだよダイ、
 きょろきょろしちゃってさ」
グリーンフラッシュ「いや…まさか、な」
ピンクフラッシュ「まさか何よ?」
グリーンフラッシュ「ここでクラーゲンが現れて、ギラスが巨大化復活!
 …とか絶対しねぇだろうな」
レッドフラッシュ「心配ない。メスの連中は今この星にはいない」
グリーンフラッシュ「ならいいいんだけどよ。俺たちにはもうフラッシュキングも、
 フラッシュタイタンも無いんだぜ。この先…どうなるんだろうな」
ブルーフラッシュ「………」
イエローフラッシュ「もう、今はそんな事考えてもどうにもならないでしょ。
 私たちは、今すべき事を…力の限り、やるしかないのよ…」

沈む仲間を励ますつもりで喋ったサラだが、当の本人が一番地球に残してきた
ものを常に気にかけていた。大破したフラッシュキングとグレートタイタン、
地球で過ごした家・ラウンドベース。そして家族………。
反フラッシュ現象という、忌わしき運命を克服するその日まで、
彼ら5人の宇宙の孤児たちの旅は続く。

ギャバン「…何か来るぞ! 気をつけろ!」
グリーンフラッシュ「なっ、クラーゲンか!?」
シーマ「いいえ。あ、ああ…! あれは……!!!」

956外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ2」SSテスト:2010/09/11(土) 22:44:51
◇    ◇

一方その頃。 ホープ星に向かったギリアムとウルトラ兄弟は、突如出現した
謎の黒い霧に進路を阻まれ星への降下を遮られていた。
その黒い霧は、やがて形を成し始め――巨大な剣らしきものを握っている、
黒い甲冑を纏った巨人の姿へと変わって行く!

ギリアム@XNガイスト「あ…あれはまさか、サタンゴース!!」
ウルトラマン「サタンゴースだって!?」
ウルトラセブン「これが…大魔神サタンゴース…」
ジャック「――危ない! 散るんだっっ!!」

サタンゴース?「……………」

サタンゴースの影法師と表現すべきか、その黒い霧が形造った巨人は、
無言のまま巨大な剣を振り回し、彼らを追い散らすような動作を見せた。
幻影とも影ともつかぬそれは、両目だけが赤い眼光を放っていた……。

ウルトラセブン「デュアーッ!」

セブンの放ったアイスラッガーが勢い良く飛び巨人の額に命中するが、
彼の予想通り手応えはなく、スラッガーがブーメラン軌道を描いて戻る。

ウルトラセブン「やはりこれは、実体ではないようだな」

◇    ◇

シーマ「星王バズー!!」
スピルバン「あれが…」
ギャバン「こりゃまた随分いきなりのお越しだな」

見上げる彼らの頭上に、突如出現した巨大な人型のホログラフィ――
人型といっても両手両足はなく、半機械人のような男の頭と胴体だけが
不気味に発光するオブジェの付いた球体の上に乗っているのである。

星王バズー「ゴズマに盾突く愚か者、及び裏切り者どもよ……
 おぼえておくがいい!!! カァーーーーッ!!」

レッドフラッシュ「うわーっ!」
シーマ「きゃあーっ!?」
ロム「いかん、皆つかまれ!!」

威厳に満ちたその声が、聞く者を圧倒する。バズーは突然口を開け、
大きく息を吸い込み始めた。吸い込まれていく瓦礫や残骸に混じり、
ゴズマードと砕け散ったギラスの破片も、ブラックホールのような暗闇に
包まれた星王の口内に吸い込まれて行った……。
束の間の悪夢のような来訪が去ると、ホープ星に陽の光が戻っていく。
互いに支えあう戦士たちの元に、スターコンドルやグランナスカに避難
していた生き残ったホープ星の人々が集まっていく。

同じ頃、黒い霧の巨人が消えたことでギリアムたちが地上へ降りて来た。
合流した彼らは双方の戦いを語り、互いの労を労うのだった。


***Gショッカー無幻城・???の間***


深い深い闇の奈落を、かつてギラス星一の武人と呼ばれた男が落ちて行く。
二度目の〝死〟により砕け散った肉体は、すでに何者かの手によって
完璧に復元されていた……。男は意識がない様子で、宇宙空間を
漂っているかのようにゆっくりと、静かに…奈落の底へと堕ちて行く………

???「…メヨ …メルノダ…ギルークヨ…」
ギルーク「誰だ…俺を呼ぶのは? 俺は再び戦に敗れた……
 また…闇の中へ還るだけだ…できることなら今度はもう…静かに…」

『〝ナラヌ!!〟』

ギルーク「――! その声は…!」

星王バズーの声「ギルークよ! 余の許しなく、勝手に眠ることは許さんぞ」
ギルーク「せ…星王バズー様!!」
サタンゴースの声「お前にはまだまだ働いてもらわねばならん」
創世王の声「そして次はお前が目指すがよい。我が王座を!」
ギルーク「おお…至高邪神様、では私めに次期創世王を目指せと…?」
ショッカー大首領の声「その通りだギルークよ。お前の力と忠誠心はこのまま
 闇に葬るには惜しい。新たなる体で…Gショッカーの頂点を制してみよ!」

カア―…

突然奈落の底から暗闇を照らし出す光。その光の中から、いくつもの触手が
伸びて来てギルークの肉体に改造手術を行っていた――
宙刷りになっている彼が見た者、それは巨大な岩のような顔であった。

クライシス皇帝の声「汝に新しい肉体と力を授けよう…お前はより強大に
 生まれ変わり、全能力を持ってGショッカーの宇宙制覇のために働くのだ!」
星王バズーの声「フフフ…そして、見事それを成し遂げた暁には、
 改めて名乗るがよい。新たなギラス星の王を!!」
ギルーク「お…お…では私に我が母星ギラス星を再興して下さると……!!
 星王バズー様…いや至高邪神よ…このギルーク、全身全霊を持って……
 貴方の望みを必ずや叶えてみせましょうぞ…フフフフ…フッフフフ、フハハハハ…ハ」

エネルギーを送り込むかのように、彼の全身が閃光に包まれて行った時、
一瞬だけ……宇宙獣士ギラス以上に禍々しいシルエットが浮かび上がった……。

957外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ2」SSテスト:2010/09/11(土) 22:45:14
○一条寺烈/ギャバン→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○ミミー→ギャバンたちを救うため、インコの姿でギラスの気を反らそうとする。
○ジン/レッドフラッシュ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークをローリングバルカンで撃破。
○ダイ/グリーンフラッシュ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークをローリングバルカンで撃破。
○ブン/ブルーフラッシュ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークをローリングバルカンで撃破。
○サラ/イエローフラッシュ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークをローリングバルカンで撃破。
○ルー/ピンクフラッシュ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークをローリングバルカンで撃破。
○シーマ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○城洋介/スピルバン→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○ロム→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑むが、体力限界。
○レイナ→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○ロッドドリル→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○トリプルジム→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○ブルージェット→宇宙獣士ギラスに変身したギルークに挑む。
○ギリアム→黒い霧が成したサタンゴースに進路を阻まれる。ホープ星に降り立ち仲間と合流。
○ウルトラマン→黒い霧が成したサタンゴースに進路を阻まれる。ホープ星に降り立ち仲間と合流。
○ウルトラセブン→黒い霧が成したサタンゴースに進路を阻まれる。ホープ星に降り立ち仲間と合流。
○ウルトラマンジャック→黒い霧が成したサタンゴースに進路を阻まれる。ホープ星に降り立ち仲間と合流。
○ウルトラマンエース→黒い霧が成したサタンゴースに進路を阻まれる。ホープ星に降り立ち仲間と合流。

●スーパーギルーク/宇宙獣士ギラス→宇宙獣士に変身して全員を圧倒するも、ローリングバルカンで
  故郷を想いながら倒されてしまう。至高邪神の手で再生手術を施され、パワーアップ。
  大星団ゴズマの次期創世王候補に昇格した。
●星王バズー→ホログラフィ姿でホープ星に出現、敗れたギルークの破片及びゴズマードを回収して消える。
●サタンゴース→幻影のような姿でホープ星に出現、ギリアムとウルトラ兄弟をけん制して消える。
●他の至高邪神→ギルークに再生改造を施し、ゴズマの次期創世王候補の資格を与える。

958外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:11:43
***サイバトロン基地ムーンベース***


ここは地球側の月に建設された、サイバトロン戦士たちの地球との中継基地。
元々は彼らの故郷セイバートロン星にある二つの月に、ムーンベース1,2があったのだが、
ユニクロン戦争の折、ユニクロンの襲撃によってその基地は破壊されてしまった。
現在―未曾有の混乱が続く宇宙情勢の中、黄泉帰りの影響で復活したデストロン兵士
や未だに各星系で群雄割拠に明け暮れている歴代破壊大帝らの攻撃に備えるため、
この基地はムーンベースの名に因んで建設された。主な任務は、地球へ侵入を企てる
デストロン勢力の監視と、その防衛である。さらに、協力関係にある宇宙警備隊及び
宇宙警察など、主に太陽系方面で活躍しているヒーローたちの拠点としても使用されている。

ダッシュマックス「いてて…もっとそ〜とやってくれよジイさん」
ホイルジャック「我慢せんかい。全く、お前さん方の戦い方は荒っぽいのう」
ダッシュマックス「そうはいっても敵さんが荒っぽいんだからしょうがねえだろが!」
ドリルマックス「まあな。今度ばかりは手強いタフな奴らが嫌になるくらいいたからなあ…」
グリムロック「何で俺を呼んでくれなかった! グリムロック、強い奴と戦いたい〜〜!!」
ホイルジャック「こりゃ静かにせんかグリムロック!」

ティラノサウルスのようなメカ恐竜が、残念そうにドタドタ足を鳴らしている。
ダイノボット部隊リーダー・グリムロック。オツムのほうは今ひとつ足りないが、勇猛果敢で
力持ち、三度のメシより戦いが好きで仲間想いの楽しい奴だ。
その彼を怒鳴りつけたのが、彼らダイノボットチームを恐竜の化石をヒントに誕生させた、
サイバトロン技術者ホイルジャックである。あのユニクロン戦争で命を落とした一人であり、
黄泉帰り現象のおかげで現役に戻れた幸運なサイバトロンだ。

ゴールドバグ「さ、これでよし。ドラゴンジェットのほうはどう?」
パーセプター「異常なし。こっちは点検OKだよ」
エクスカイザー「ありがとう。いつもすまないね、バンブル君」
ゴールドバグ「おっと、オイラのことはゴールドバグって呼んでね!」
エクスカイザー「そうかつい…悪かったねゴールドバグ君」
ゴールドバグ「いいってこと!」

マックスチームの修理をするホイルジャックらの横で、キングローダーとドラゴンジェットの
整備をしているサイバトロン科学者パーセプターと、その作業を手伝っている
情報指揮官ゴールドバグ。奥の医療区画では、ホープ星の激戦で傷ついたヒーローたちの
手当てを看護員ラチェットと、ウーマンサイバトロンのアーシーが担当している。
救急車に変形するラチェット医師も、黄泉帰ることができた戦死者の一人であった。

アーシー「はい、いいわよ。貴方がこんなに傷ついて帰るなんて珍しいわね」
烈「サンキュー。何しろ強敵でね。勝てたのが奇跡みたいなもんさ」
洋介「確かに。彼らがいなければどうなっていたか…」
ダイアナ「皆とってもいい人たちね…スピルバン」
洋介「ああ。そして哀しい人たちだ…俺たちと同じ」

フラッシュマン5人とマグ・ゲーター・シーマ王女は、新たにレジスタンスに加わると約束
してくれたロムたちマシンロボ軍団と共に、Gショッカーに占領された次なる星を救うため
出発する事となった。スピルバン一行は、幼い頃に故郷を遠く離れ家族と生き別れに
なったことなど似たような境遇にあるフラッシュマンとは深い友情を交わしていた。
城洋介は彼らと別れ際に交わした会話を思い出していた。

959外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:13:10
◇    ◇

ジン「それでご家族をバード星に…」
ダイ「ワーラーって奴らも酷でぇ事しやがるぜ。許せねぇな」
ゲーター「バード星にはわいの家族もえろうお世話になっとります!」

ゲーターはポケットから家族の写っている写真を取り出し見せた。

ゲーター「左からゾーリー…わいの女房ですねん。別嬪でっしゃろ!?
 真ん中にいるのが息子のワラジーと娘のクックや。あ、それから一番
 右端で大目玉パチクリしとるんがギョダーイいいまんねん。
 臆病なヤツやさかい、しょ〜もないことでやたら驚く困ったヤツやけど、
 根はほんまにいいヤツなんでよろしゅうたのんます!」
ベン博士「そうですか…貴方も大切なご家族を残して危険な旅を…
 それはさぞ心配なことでしょう」
ゲーター「わてら、地球の人々にも宇宙の人々にも本当にようして
 もらいましてなァ…ご恩を返せるのは今しかないと思っとりますんや。
 家族と一緒に安全な場所でただ守ってもろうとるんじゃ、父親として
 子供らに会わす顔がない! 父ちゃんは男やっちゃう姿を、息子たちに
 しっかり見せてやるためにも、ガンバリまっせ!」
サラ「私のミランも今はそこに行ってるのよ♪」
ルー「おやおやそうですか(怒)」

洋介「それじゃ俺たちもそろそろ行きます。お元気で…」
ジン「こちらこそ。地球へ行ったら俺たちのぶんまで頑張って下さい」
ブン「うへへへ…これからはレイナさんも一緒かあ〜」
ヘレン「きっとまた、地球で会いましょうね」
サラ「…うん。必ず行くわ。いつか必ず…!」
ロム「この剣狼が導くままに…お互いの旅の無事を祈ろう。良き旅を」

旅立つスターコンドルを見送るスピルバンたち―――
孤独な宇宙を旅する孤児となった者同士の、束の間の出会いであった。
彼らにもいつか、自分と同じように家族と再会できる日が来るだろうか?
いや、きっと来る。そう強く願う時空戦士3人。

◇    ◇

大型機の修理ドックでは、ギリアムがXNガイストの出力調整を急いでいる。
『システムXN』の調整だけは、それを知り抜いた彼にしかできないのだ。
外装及びゲシュペンストMKⅡの修理は、サイバトロンが手伝ってくれている。

ギリアム「ふう…。少しまずいことになったな…」
ダン「ギリアム少佐――」
ギリアム「ダ…モロボシさん、何か?」

突然声をかけて来たのは、ウルトラセブンの今一つの姿―『モロボシ・ダン』
気がついたギリアムが、作業を置いてドッグ下に降りてきた。

ダン「あ、いや…お仕事の邪魔をしてしまいましたか」
ギリアム「いえかまいません。丁度作業に詰まってしまいましてね。
 一息入れようかと思っていたところです。ところで何か御用でも?」
ダン「貴方は先ほどの戦闘中…僕を…いや私を“ウルトラセブン”
 とは呼ばずに“ダン”と言いましたね」
ギリアム「ああ…。あの時は咄嗟のことで、つい貴方を地球人名で
 呼び捨てにしてしまったのです。その非礼はお詫び致しましょう。
 どうか気を悪くされたのなら、許して欲しい」
ダン「いえそうではありません。あの姿の僕を見て、何故“ダン”という名が
 貴方の口から出たのか…それが気になっただけです。失礼だが、以前何処かで
 お会いしましたか? 私の記憶が確かなら、貴方に会うのは初めてのはず…」
ギリアム「…………」

960外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:13:43
ギリアムは、しばらく無言で考え込んでいたが―――
やがて普段通りの冷静な表情に戻り、軍人らしい凛とした口調で答えた。

ギリアム「私は地球連邦軍情報部に所属しています。職務柄、これまでに
 地球侵略を企てた宇宙人や秘密組織に関する記録に触れる機会は多い。
 当然、彼らから地球を守って来た人類の味方についても……。
 モロボシさん、貴方がウルトラ警備隊の隊員として、MAC隊長として、
 そしてウルトラセブンとして長年地球のために尽くしてくれたこともよく知っている。
 その貴方が、地球で親しくしていた方々の記録を調べている時に、ついつい
 私も気づかないうちに感情移入してしまったのでしょう。それであの時、
 苦戦している貴方を見て“ダン”と言ってしまったのです。それだけのことです…」

長髪で片目しか見えていないが、真っ直ぐな眼差しで語るギリアムの表情に、
何かを背負っていることがダンには見て取れた。
多くの人間を見て来た彼には分かるのだ。この男が背負っているものの重さが……。

ダン「そうですか――」

彼はそれ以上の追求はせず、軽く礼をしてドックから出て行った。

ダン「あの黒いロボット…それにギリアム。ギリアム・イェーガーか…」
ハヤタ「彼がそんなに気になるか、ダン」
ダン「ハヤタ兄さん」

考え事をしながら通路を歩いていたダンを、不意にハヤタが呼び止めた。
二人とも、過去にタロウの招きで地球に行った時に着ていた、
それぞれのウルトラサインがあしらわれた革のベストを着用している。

ハヤタ「実はな…私も彼には以前会ったことがあるような気がしてならないんだ」
ダン「えっ……?」
ハヤタ「不思議な男だなあ、彼は。何処から来たのか…」
ダン「ええ。私もそれをずっと考えていたんです」
郷「どうしたんです? そんな深刻な顔をして」
北斗「そうですよ。兄さんらしくないなあ〜」


***ムーンベース司令室***


三つの大型モニターが置かれた司令室に、全員が集まっていた。
いよいよベン博士たちがバード星へ出発する時が来たのだが、ここでシステムXNに
問題が発生してしまった。ギリアムが何度も調整を試みたが、不安定な状態は
改善せず、このまま発動すれば何処の次元へ行ってしまうか分からないという。
現状でアギュイエウスの扉を潜ることは非常に危険と判断され、
XNガイストは通常航行でバード星まで向かうこととなった。

ギリアム「申し訳ない。肝心な時だというのに…」
ベン博士「いいえとんでもない。お世話をかけるのはこちらなのですから、
 どうぞお気になさらないで下さい。宇宙の旅には慣れてます」
洋介「父さん母さん、どうかご無事に。ギリアムさん、宜しくお願いします」
ギリアム「ご家族は俺が責任を持ってお連れするよ。君らもしっかり頼むぞ」
スカイリンクス「何なら我輩がお乗せしましょうか!? スカイリンクス航空では
 全席ファーストクラス、快適な宇宙の旅をお約束致しますよ!」
ホットロディマス「それがいい。途中でデストロンやETFの戦闘に遭遇でも
 したら大変だからな。スカイリンクス、君に彼らの護衛を頼もう」
スカイリンクス「ロディマス司令官の御命令とあらば! 皆さん大船に乗った
 つもりで安心して我輩に任せて下さい!」
ギリアム「それは助かります司令官。ですが私も任務ですので同行させて
 頂きます。システムXNをバード星の研究所で少し見てもらいたいことですし」
ホットロディマス「分かった、では決まりだな。スカイリンクス、頼んだぞ」
ブラー「アタシアタシアタシ! 頼りになる男ったらアタシしかいないでしょ
 いないでしょいないでしょ!?」
チャー「コラやめんか。お喋りのお前がいたんじゃ皆さんがウンザリするわい!」
ホットロディマス「ハハハ、確かにブラー、君は頼りになる男さ。だからいざって時に、
 この基地にいてくれなきゃ困る。分かったな?」

ホットロディマスは現在このムーンベースの司令官を任されていた。
まだ若いがサイバトロン初代総司令官コンボイから、リーダーの証マトリクスを
受け継ぎ二代目総司令官ロディマスコンボイとして活躍した人物だ。
コンボイの復活により、マトリクスを彼に返還して今はホットロディマスに戻っているが、
その経験を買われ現在でも、セイバートロン星から全軍の指揮を執っている
スターコンボイ総司令官に次ぐ存在として一目置かれている。

961外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:15:23
***ムーンベース発進スペース***


スカイリンクス「当スカイリンクス航空はまもなく発進致します!!
 お乗り遅れのお客様はございませんか?」

いよいよ出発の時は来た。スピルバンの家族が乗る“空飛ぶ山猫”スカイリンクスと、
同行するギリアムのXNガイスト、そしてバード星に護送されるベムサソリを乗せた
ギャバンのドルギランが発進しようとしている。
ウルトラ4兄弟も途中まで護衛を兼ねて見送ってくれることになった――

ベン博士「スピルバン、これを渡しておこう。きっと役に立つはずだ」
洋介「父さんこれは…?」
ベン博士「レーザースナイパー用のカートリッジだ。こんな研究はできれば
 したくなかったが、平和のために役立てて欲しい。
 中のエネルギーパックには私なりに手を加えておいた……」
洋介「分かりました、受け取っておきます」
ヘレン「お父様、お母様、お元気で……」
ダイアナ「ママ…平和になったらすぐ会いに行くから、待ってて…」
ベン博士「体に気をつけてな。立派に役目を果たしなさい」
烈「心配ないさ。俺とミミーもいるからな!」
洋介「烈さん…ありがとうございます!」
烈「フフ、最初に戦闘服を解除した君らを見た時は驚いたがな…
 俺たちの仲間に瓜二つの友人に、この広い宇宙で巡り会えたのも
 何かの縁さ。任しておきなって!」
ミミー「もうっギャバンたら、いつも調子いんだから…うふふ」

その時、バード星からの緊急通信が入った。コム長官からの司令を伝える
マリーンからの連絡である。シャイダーたちの窮地を知ったギャバン隊長と
ミミーは急遽地球へ救援に向かうことになり、協力を申し出たスピルバン
たちも一緒に同行する。

エクスカイザー「ベムサソリの護送は我々が引き受けよう。
 ギャバン隊長、君は急いで地球へ行ってくれ」
ギャバン「カイザーズの皆…すまん、恩にきるぜ!」
エクスカイザー「ところで、君たちはそのまま地球防衛の任務に着くのか?」
洋介「ええそうです。たった今、コム長官の許可を頂いたばかりですが…」
エクスカイザー「そうか。ではこれを…預かってくれないか」

エクスカイザーは通信用と思われるブレスレットを差し出した。
彼のシンボルである、獅子の顔があしらわれている。

洋介「これは?」
エクスカイザー「カイザーブレス。通信機だ。もし…何処かで、“星川コウタ”
 という名の少年に出会うことが会ったら、それを渡して欲しいんだ。
 私の地球にいる大切な友人でね。以前渡したものは、もう動かなく
 なっているだろうと思って…。もちろん探してくれと頼んでいるわけじゃない。
 ただ…Gショッカーが蔓延る今、もし何かの事件に彼や彼の友人たちが
 巻き込まれはしないかと心配なんだ。だから万が一…そういう出会いが
 訪れた時、そんなことがあればそれを渡してくれないか」
洋介「何だそういうことですか! お安い御用ですよ!
 コウタくん…ですね? いいですとも。こう見えても、地球には
 小学生くらいの子供たちが不思議とよく集まって来るお店の
 知り合いがいますから。もし会えたら必ず渡すとお約束しましょう!」
エクスカイザー「そうか…ありがとう。君たちの不思議な縁…というものに、
 私も些か興味を引かれてね。彼の特徴と…住まいは…」
ダイアナ「な〜んだ、住所まで分かってるんじゃない。
 オッケイ、あたしがその子を訪ねて渡して来てあげる!」
エクスカイザー「い、いや…。君たちにも大切な仕事があるだろうし、
 そこまで迷惑をかけるわけには…」
ダイアナ「遠慮しないの! 私たちもママを貴方に守って頂くんだから、
 おあいこ…でしょう? ね、任せといて!」
エクスカイザー「…ありがとう」

962外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:16:09
程なくムーンベースから、スカイリンクスとカイザーズ、同行するギリアムの乗る
XNガイストと見送りのウルトラマンたちが飛び立って行った。
ドルギランとグランナスカは、地球へ向けて進路をとる。

『――宇宙を一つに!』

そう叫び見送るムーンベースで働くサイバトロン戦士たちが、気づかぬまま…
計器類の影に「潜んでいた」コンパクトカメラが動き出した。

トレーダー「チェ〜ンジ、トレーダーでおます! ゲヘヘヘ…貴重な品物の
 情報を聞かせてもらいましたでぇ。システムXNか…こりゃあ珍しいお宝や!
 ダイノガイストはんにお知らせして、手に入れてもらいまひょか〜!」

カメラが変形したミニロボットが、そのボディから分離して赤く光る玉になって
飛び出した。宇宙商人トレーダー。奴もまたガイスターやドライアス軍の
シュラ&ゾル同様に、悪のエネルギー生命体なのだ。

コンドル「カーーーー!」
トレーダー「おわーっ! な、何や!?」

トレーダーを追い抜き飛び立つその影は、デストロン軍団空中攻撃兵コンドル!
幾度となく諜報活動を行い、情報収集に余念の無いカセットロン軍団兵が、
今日もまた主に報告すべき情報を記録して去って行く…。


***惑星ジャール***


辺境の星、ジャール。悪の超ロボット生命体デストロンが、現在本拠にしている地である。
歴代破壊大帝の台頭により、デストロン軍団はいくつかの勢力に分裂していた。
そのような渦中においても、多数のデストロン兵士から支持を受ける絶対的なリーダーが
一人いる。“真の破壊大帝”と言っても過言ではないその男は―――。

コンドル「カーーー!」
サウンドブラスター「コンドルガ、モドッテキタ」
G1メガトロン「いやいやご苦労だったな。サウンドブラスター!
 早速テープを再生しろ」
サウンドブラスター「ハイ…メガトロンサマ」

デストロン初代破壊大帝メガトロン!
あのユニクロン戦争でコンボイと相討ちになり、戦死したとも囁かれた人物だ。
ユニクロンに目をつけれた彼は、新破壊大帝ガルバトロンとして再びリーダーの
座に帰り咲くが、謀略により再び長期間行方不明となっていた。
しかし永遠の宿敵コンボイがスターコンボイとして復活した時、彼もまた謎の
帝王ダークノヴァによりスーパーメガトロンとして復活していた。
そしてダークノヴァの呪縛より解放された現在…

G1メガトロン「グフフフ、システムXNか。いいことを聞いたぞ……
 これを我がモノにすれば、サイバトロンはおろかこのワシに従わぬ
 他の破壊大帝どもを永遠に消し去ることができるわけか。
 コンボイめが悔しがる様が目に浮かぶわ、フハハハハ!」

再生が終わり、デストロン情報参謀サウンドブラスターがカセットレコーダーから
ロボットモードに戻り居並ぶデストロン兵士の列に整列した。
ガルバトロン時代より付き従うサイクロナス、親衛隊スウィープス、アストロトレイン、
ブリッツウイング、ビルドロン師団にスタントロン軍団など、彼に忠誠を誓う軍団員は
主に古参のデストロン兵士が多い。

G1メガトロン「者ども聞け! ワシの不在の間に、勝手に破壊大帝を称する
 大バカ者が増えたようだが、デストロン軍団を率いる真のリーダーはこのワシ
 唯一人! さらに聞くところによると、勝手にワシの名を名乗る輩も何人か
おるらしいが言語道断!! よいかキサマら…後にも先にも、“メガトロン”
及び“ガルバトロン”を名乗っていいのはワシだけだ!! よくおぼえておけ!!」
デストロン軍団「ウオーーーー!!」
サウンドブラスター「ハイル・メガトロン!」
サイクロナス「ハイル・メガトロン!」
スカージ「ハイル・メガトロン!」
G1メガトロン「デストロン軍団、ワシに続けーーーーっ!!
 これよりバード星方面へ向かい、システムXNを奪うのだッ!!!」
デストロン軍団「トランスフォーム! メガトロン様に続けーーっ!」

初代破壊大帝メガトロンに率いられた軍団が、一斉に惑星ジャールを飛び立って行く。
――が、何故かスウィープスの一人が出陣に遅れをとっていた。

スカージ「コラ! 貴様、何をしてる! 早くせんか!!」
スウィープスA「…ハッ! (…クククク…)」

963外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:16:31
○一条寺烈&ミミー→シャイダーたちの救援に地球へ向かう。⇒地球編へ
○城洋介&ダイアナ&ヘレン→シャイダーたちの救援に地球へ向かう。⇒地球編へ
○ベン博士→スカイリンクスに乗り込み、バード星に出発。
○フラッシュマン5人→Gショッカーの占領下にある次の星を解放するべく旅立つ。
○シーマ&ゲーター&マグ→Gショッカーの占領下にある次の星を解放するべく旅立つ。
○ロム&レイナ&ドリル&ジェット&ジム→レジスタンスに加わり、彼らと旅立つ。
○ハヤタ→ギリアムと彼の愛機に既視感を覚える。途中までスカイリンクスを見送る。
○ダン→ギリアムと彼の愛機に既視感を覚える。途中までスカイインクスを見送る。
○郷秀樹&北斗星司→護衛を兼ねて途中までスカイリンクスを見送る。
○エクスカイザー→城洋介とダイアナに、コウタに新しいカイザーブレスを渡すように依頼する。
 ギャバンの代わりにバード星までベムサソリの護送を引き受ける。
○レイカー兄弟→ギャバンの代わりにバード星までベムサソリの護送を引き受ける。
○マックスチーム→ギャバンの代わりにバード星までベムサソリの護送を引き受ける。
○ギリアム→バード星へ向かう。
○ホットロディマス→スカイリンクスにベン博士らをバード星まで送るように指示。
○スカイリンクス→ベン博士らを乗せてバード星へ出発。
○ホイルジャック→マックスチームを修理する。
○パーセプター→キングローダー及びドラゴンジェットを修理する。
○ゴールドバグ→パーセプターを手伝う。
○ラチェット→ギャバンらの手当てをする。
○アーシー→ギャバンらの手当てをする。
●G1メガトロン→コンドルが持ち帰った情報によりシステムXNの存在を知り、
  これを強奪するべく軍団を率いて惑星ジャールを飛び立つ。
●サウンドブラスター→G1メガトロンに従う。
●サイクロナス→G1メガトロンに従う。
●スカージ→G1メガトロンに従う。
●コンドル→ムーンベースに潜みシステムXNの情報を入手。G1メガトロンに報告する。
●トレーダー→ムーンベースに潜みシステムXNの情報を入手。ダイノガイストに情報を流す。

964外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:17:06
【今回の新規登場】
○騎士ホットロディマス(トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 ユニクロン戦争で戦死したコンボイの後を継いだ、新総司令官ロディマスコンボイの前身。
 元来気ままで明るい若者で、総司令官の重責から悩み、苦悩しつつも必死にその任を 
 務めリーダーに相応しい資質を身に付けていった。後にコンボイが復活した際にマトリクスを
 彼に返し元のホットロディマスに戻った。現在は月面基地ムーンベースの司令官を務めている。
 ドラッグカー風のスーパーカーに変形する。

○女性戦士アーシー(トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 スーパーカーに変形する心優しく勇敢なウーマンサイバトロン。
 活発で行動力に優れ、射撃の腕前は正確無比。
 
○情報員ブラー(トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 異様な早口でまくしたてるように喋る、ちょっと変わった神経質な戦士。
 しかし任務は着実にこなす優秀なサイバトロンである。
 青いスーパーカーに変形する。
 
○戦士チャー(トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 経験豊富なベテラン戦士。知恵袋的存在として常にロディマスを支えてきた。
 昔の体験談を語り始めると止まらないが、長いので皆にはあまりまともに聞いてもらえず。
 ピックアップトラック型スーパーカーに変形する。
 
○星間輸送兵スカイリンクス(トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010)
 自称・空飛ぶ山猫。自信家であり、一人称は「我輩」。スペースシャトルから
 ドラゴンのような形態に変形、さらに上下に分かれて始祖鳥型と山猫型に分離でき、
 戦闘能力・ 知能ともにかなり高い。コンボイの遺体を復活させるため、クインテッサ星人の
 一人を乗せて宇宙ペスト事件解決に大活躍したことも。

○情報指揮官ゴールドバグ(トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 初代コンボイ司令官の部下として、最初に地球へやって来たサイバトロン戦士の一人、
 情報員バンブルが負傷した際にスロットルボットとして生まれ変わった姿。
 人なつっこい性格で、愛すべき友人として地球人のスパイクたちと交流を結んだ。

○技術者ホイルジャック(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー)
 サイバトロンの発明家にして明るく陽気な性格。ダイノボット部隊や、凍結装置イモビライザーなど
 数々の発明をするもののトラブルの種になることが多い。ユニクロン戦争時のサイバトロンシティ
 防衛戦で命を落としたが、黄泉帰り現象の影響により現役復活。

○科学者パーセプター(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー
  トランスフォーマー2010、トランスフォーマーV)
 サイバトロンの科学者だが、ホイルジャック同様に発明家の側面もある。
 望遠鏡にもなる顕微鏡に変形。理屈っぽく回りくどい性格が玉に傷。
 後にビクトリーレオ誕生のビクトリー計画の中心人物としても活躍した。

○看護員ラチェット(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー)
 サイバトロンの医師。救急車に変形する。ユニクロン戦争でメガトロンの襲撃により、
 他の仲間と共に無惨にも殺されてしまう。黄泉帰り現象の影響により現役復活。

○ダイノボット指揮官グリムロック(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー
  トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 ホイルジャックが製作した、ダイノボット部隊のリーダー。ティラノサウルスに変形する。
 強靭なパワーを有する猛者だが知能は低く、当初は最も強い自分こそがリーダーに
 相応しいとコンボイに従うのを嫌い騒動を起すこともあった。根は単純で仲間思い。
 戦いと戦いの話がなにより好きだが、一度だけある事件により天才になってしまい、
 その頭脳でテックボット部隊を製作するという快挙を成し遂げた。

965外宇宙編「立ち上がれ!宇宙の友よ エピローグ3」SSテスト:2010/09/14(火) 00:17:27
●破壊大帝G1メガトロン=G1ガルバトロン=スーパーメガトロン(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、
  トランスフォーマーザ・ムービー、トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ、リターン・オブ・コンボイ)
 ワルサーP38に変形するデストロンの初代破壊大帝。G1コンボイこと初代サイバトロン総司令官の
 永遠にして宿命のライバル。知力・体力・カリスマ性そして狡猾さにおいては右に出る者はいない。
 ユニクロン戦争時にコンボイとの一騎打ちで瀕死の状態となるが、ユニクロンにより新破壊大帝
 ガルバトロンとして生まれ変わった。その後紆余曲折を経て行方不明となるも、帝王ダークノヴァにより
 スーパーメガトロン、さらにウルトラメガトロンとして復活しスターコンボイと激闘を繰り広げた。
 現在はダークノヴァの支配から解かれ、元の姿に忠実なボディを再構築したらしい。
 ここでは同名を名乗るデストロンリーダーたちと区別するためG1メガトロンと表記する。

●情報参謀サウンドブラスター(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー
  トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 デストロン情報参謀サウンドウェーブが、ブロードキャストとの一騎打ちで戦死したのち、
 生まれ変わった姿。G1メガトロンへの忠誠心は昔から変わらず厚い右腕である。
 ダブルラジカセに変形。部下のカセットロン達を使い、偵察や奇襲を行う。
 部下のカセットロンたちからも非常に慕われている。

●航空参謀サイクロナス(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー
  トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 反逆者スタースクリームに代わるデストロン軍団の新航空参謀。G1メガトロンがガルバトロンに
 再生された時、同時にユニクロンによって再生されたデストロン兵士の一人。
 「我がまま意のままガルバトロン」に忠実に従い、苦労の絶えない中間管理職的立場である。

●スウィープス参謀スカージ(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー
  トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 サイクロナスの率いる親衛隊「スウィープス」のリーダー。G1メガトロンがガルバトロンに
 再生された時、同時にユニクロンによって再生されたデストロン兵士の一人。
 卑怯な性格だが、臆病でゴマすり屋である。ホバークラフト型の宇宙船に変形。

●空中攻撃兵コンドル(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー、トランスフォーマーザ・ムービー
  トランスフォーマー2010、ザ☆ヘッドマスターズ)
 サウンドブラスターが指揮する デストロン軍団カセットロン部隊のメンバー。
 小型で小回りが利き、諜報・隠密・偵察活動には欠かせない万能兵士。
 カセットテープからコンドル型へ変形する。

●宇宙商人トレーダー(勇者エクスカイザー)
 宇宙海賊ガイスターと取引をしている悪徳宇宙商人。
 彼らと同じくエネルギー生命体である。
 常に算盤をはじいてダイノガイストと値段交渉をするも、
 凄みを効かせた彼の迫力に大概言い値で買わされている。

966闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 08:16:35
***バリバリアン***

ここは地球上に浮かぶ宇宙暴走族ボーゾックの基地バリバリアンである。かつて、
暴走皇帝エクゾスとの決戦で、破壊されたが復活したボーゾック達によって再建
されたのある。そして今日この日、新生ボーゾックによる結成式が行われていた。

リッチリッチハイカー教授「それではこれより、新生ボーゾックの結成式を
 はじめます。私が、総長に就任した悪のコンサルタント、リッチリ〜ッチハイカー
 教授です。」
ボーゾック一同「「「「イエー!」」」」

パチパチパチパチ

ボーゾック達がリッチリッチハイカー教授に拍手を送った。

???「リッチリッチハイカー教授よ・・・。」

バリバリアンの外である宇宙空間に暴走皇帝エグゾスが現れた。

リッチリッチハイカー教授「おお、暴走皇帝エグゾス。」
エグゾス「余の夢である“悪の大宇宙ハイウェイ計画”は実現するのであろうな?」
リッチリッチハイカー教授「お任せください。チーキュには憎きカーレンジャーの
 他にも数多くのヒーロー及び、それに準じる能力を持った者達が多くいます。
 敵を知るには研究が一番!そこで彼に再び出てもらいましょう。ボーゾック1の
 ヒーロー研究家SS(スースー)パマーン君に。」

リッチリッチハイカー教授は説明をし終えると、入り口の方に手を向けた。

〜♪(お好きなBGMを流してください)

ヒーローのBGMと共に入り口から真っ赤なボディに、赤いマフラーを
着けたSSパマーンが登場した。

SSパマーン「任せてくれ。新たなゾクレンジャーのメンバーと共に必ず、
 カーレンジャーや他のヒーローを倒してみせるぜ。」

そう言って、SSパマーンは他のメンバーと共にバリバリアンから出撃した。

967闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 09:49:22
***東京・自動車会社ペガサス***

『極東基地にて内乱発生!三輪長官日本より撤退』
『剣総理生存!男塾出身は伊達じゃない』

???「お!あの三輪っちゅうおっさん、ようやっと日本から居なくなり
 おったで。」
???「本当に!?それじゃー、オーレンジャーの皆もこれからはヒーロー
 として、自由に活動できるわね。」

話をしているのはこの会社に5人しかいない社員の内、営業担当の上杉実と
経理担当の八神洋子だ。

???「でも、軍属のヒーローは大変だな。あんな奴の命令も受けなきゃ
 いけないんだからな。あいつが上司かと思うと耐えられないぜ。」
???「三浦参謀長が私達の事を秘密にしてくれたおかげで、命令を受け
 に済んだけどね。参謀長には感謝しないと。」
???「そのとおりでございますね。」

会話に参加したとのは同じ社員のテストドライバーである陣内恭介、メカニック
の志乃原菜摘、カーデザイナーをしている土門直樹である。彼らは激走戦隊カー
レンジャーでボーゾックと戦った。

???「あの〜すいません。車の修理をお願いしたいのだけど・・・。」
実「あ、ええですよ。どんな車でっか?」
???「この車なんだけど。」

お客が来た事で実はゴマをするような感じでお客に近づいた。お客が乗ってきた
車はスバル360だった。

実「へぇ〜、失礼ですけど随分お古い車で。」
???「も〜、この車はしょっちゅう止まるし、前は開くしで困っているんですよ。」
菜摘「大丈夫ですよ。これぐらいすぐに直りますから。」
???「本当に!いや〜助かったなぁ〜。あっ、我輩は探偵をしている“服部半蔵の子孫
 服部半平ですぞ。もしお困りになった時には、どうぞご依頼を。」
実「服部半蔵の子孫!?それはすごいでんなぁ。」

半平と名乗った探偵は菜摘に名刺を渡したその時。

ファンファンファン

突如、警報が鳴り始めた。

半平「な、何だ!?」
恭介「皆!」
実「スイマセン、ちょっと出てきます。」
菜摘「必ず直しますので。」
半平「何なのよ。もう!」

恭介達は半平を残して全員、外へと行ってしまった。

968闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 10:52:26
***とある広場***

今の警報はボーゾックに反応する警報である。5人は反応があった場所へと
駆けつけた。

恭介「どこにボーゾックがいるんだ?」
???「は〜はっはっはっ!久しぶりだな、カーレンジャー。」
洋子「誰!?」

声のした方を見るとそこにはSSパマーンがいた。

恭介「お前はSSパマーン!」
直樹「やっぱり、ボーゾックは復活していたのでございますね。」
洋子「何で、私達の正体を知っているの?」
SSパマーン「エグゾスから、貴様等の正体を聞いたのだ。」
菜摘「エグゾスも!あいつは用済みになったら、平気で裏切るのよ。」
SSパマーン「それは知っている。だが利害が一致している今は協力している
 裏切るならば、その時に戦うのみ。まずは貴様達を倒す事だ!来い、お前達。」

SSパマーンが声をあげると後ろから4人のローブを着た人影が現れ、ローブを脱いだ。

SSパマーン「ゾクレッド・SSパマーン!」
OOバットン「ゾクブルー・OOバットン!」
UUウーリン「ゾクグリーン・UUウーリン!」
UUウッス「ゾクイエロー・UUウッス!」
LLオネネ「ソクピンク・LLオネネ!」
SSパマーン「戦う暴走行為」
ゾクレンジャー「暴走戦隊ゾクレンジャー!」
実「て、人の口上パクってるやん!」
恭介「俺達も行くぞ、激走!アクセルチェンジャー。」

ゾクレンジャーの名乗りが終わった後、恭介達も自分達の変身アイテム
アクセルチェンジャーでカーレンジャーへと変身した。

レッドレーサー「レッドレーサー!」
ブルーレーサー「ブルーレーサー!」
グリーンレーサー「グリーンレーサー!」
イエローレーサー「イエローレーサー!」
ピンクレーサー「ピンクレーサー!」
レッドレーサー「戦う交通安全」
カーレンジャー「激走戦隊カ〜レンジャー!」

今、戦いの火蓋が切って落とされた。

969闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 12:18:14
レッドレーサー「バイブレード。」
SSパマーン「フン!」
グリーンレーサー「OOバットン、よくも俺の前に出おったな!」
OOバットン「うるせぇ、こっちは命がかかってんだ!くたばれぇぇ!」
UUウーリン「へっへっへ、俺と結婚してくれー!」
ピンクレーサー「いやー!あっち行って。」
LLオネネ「あの時はよくも邪魔してくれたね!覚悟は出来ているんだろうね!」
イエローレーサー「また、やっつけてやるんだから!」
UUウッス「お前がオレの相手か・・・。ブルー、いやレッド、何色だっけ?」
ブルーレーサー「私の相手は貴方でございますか?負けませんよ。」

レッドレーサーとSSパマーンはお互い剣でぶつかり、OOバットンはハンマーを
グリーンレーサーに叩き付けようと振り下ろすが、それを避け、UUウーリンは
ピンクレーサーを追いかけ、LLオネネとイエローレーサー、UUウッスとブルー
レーサーは対峙した。

グリーンレーサー「こんな奴ら、さっさと倒すに限るで。」
レッドレーサー「よし、ギガブースターだ。」

カーレンジャー達は必殺武器ギガブースターを呼び出した。

SSパマーン「こちらも新装備ゾクバズーカだ。」
ゾクレンジャー「応」

ゾクレンジャーもゾクバズーカで対抗し、お互い打ち出した。

ドカァァァン

ゾクレンジャー「だぁぁぁ!」
レッドレーサー「やった。」

だが、勝ったのはカーレンジャーである。しかし、ここで終わらないのが
ボーゾックである。普通やられた後は何故か、芋長の芋羊羹を食べると巨大化
するのだ。だが、今回は違っていた。

SSパマーン「まだ、終わらん。ノリシローン!」

SSパマーンの叫びはバリバリアンまで届いた。

リッチリッチハイカー教授「来ましたね。ノリシロン発進してください。」

バリバリアンから改造を施したノリシロンが発進し、ゾクレンジャーの元へと
やってきて、彼らはそれに乗り込んだ。

レッドレーサー「こっちもRVロボだ。激走合体!」
カーレンジャー「エンジン好調RVロボ!」

カーレンジャー達もそれぞれのレンジャービークルに乗り込み、合体して
RVロボとなった。

970闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 12:49:11
SSパマーン「行くぞ!ノリシロンアックス」
レッドレーサー「何の!」

ノリシロンは装備している斧を振り上げて斬りつけるが、RVロボの
ラジアルシールドで防いだ。

SSパマーン「ならば、新装備ノリシロンキャノンで奴らを吹き飛ばしてやる!」
キャノンを取り出したノリシロン後はボタンを押してエネルギーを打ち出すだけ。

ポチ!

SSパマーン「な、何故出ない。」
UUウッス「あれ?キャノンでない?」

UUウッスはボタンを押していた。発射ボタンではなく、エネルギーを逆流をボタン
だった。

SSパマーン「ウソ〜!」

ドカァァァァン

ノリシロンは爆発し、乗っていたゾクレンジャーはバリバリアンの方まで
飛んでいった。

レッドレーサー「・・・。」
グリーンレーサー「あいつら、何しに来たんやろ。」
レッドレーサー「まぁ、何より事件(?)解決したし帰るか。」
イエローレーサー「そうね、車の修理しなきゃいけないし。」

***オマケ***

SSパマーン「次こそは必ず奴らを倒す。」
OOバットン「あ〜、たこ焼き食いて〜。」
UUウーリン「ピンクレーサーちゃ〜ん。」
UUウッス「え〜と、何すればいいんだっけ?」
LLオネネ「ちょっと誰か、ツーリングいかない?」
リッチリッチハイカー教授「(選択間違えたかも・・・。)」

がんばれ、ゾクレンジャー。リッチリッチハイカー教授が呆れ果てて
いても戦いは始まったばかりだ。

971闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 13:01:01
○陣内恭介→ゾクレンジャーと戦う。
○土門直樹→ゾクレンジャーと戦う。
○上杉実→ゾクレンジャーと戦う。
○志乃原菜摘→ゾクレンジャーと戦う。
○八神洋子→ゾクレンジャーと戦う。
○服部半平→車の修理の為にペガサスに訪れる。
●リッチリッチハイカー教授→新生ボーゾックの総長に就任。
●暴走皇帝エグゾス→新生ボーゾックの結成式に出席。
●SSパマーン→ゾクレッドとなり、カーレンジャーと対決。
●OOバットン→ゾクブルーとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウーリン→ゾクグリーンとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウッス→ゾクイエローとなり、カーレンジャーと対決。
●LLオネネ→ゾクピンクとなり、カーレンジャーと対決。

【今回の新登場】
○陣内恭介=レッドレーサー
自動車会社ペガサスのテストドライバー。テストドライバーだが、ほとんど雑事を
している。元ボーゾックの幹部・ゾンネットとは遠距離恋愛中。

○土門直樹=ブルーレーサー
自動車会社ペガサスのカーデザイナー。バカ丁寧な敬語で話す。5人の中で一番
給料が高い。

○上杉実=グリーンレーサー
自動車会社ペガサスの営業マン。大阪出身で阪神タイガースのファン。

○志乃原菜摘=イエローレーサー
自動車会社ペガサスのメカニック。直樹を弟のように可愛がっている。

○八神洋子=ピンクレーサー
自動車会社ペガサスの経理担当。よく会社でケーキを食べている。

972闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 13:04:20
【訂正】
○陣内恭介→ゾクレンジャーと戦う。
○土門直樹→ゾクレンジャーと戦う。
○上杉実→ゾクレンジャーと戦う。
○志乃原菜摘→ゾクレンジャーと戦う。
○八神洋子→ゾクレンジャーと戦う。
○服部半平→車の修理の為にペガサスに訪れる。
●リッチリッチハイカー教授→新生ボーゾックの総長に就任。
●暴走皇帝エグゾス→新生ボーゾックの結成式に出席。
●SSパマーン→ゾクレッドとなり、カーレンジャーと対決。
●OOバットン→ゾクブルーとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウーリン→ゾクグリーンとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウッス→ゾクイエローとなり、カーレンジャーと対決。
●LLオネネ→ゾクピンクとなり、カーレンジャーと対決。

【今回の新登場】
○陣内恭介=レッドレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのテストドライバー。テストドライバーだが、ほとんど雑事を
している。元ボーゾックの幹部・ゾンネットとは遠距離恋愛中。

○土門直樹=ブルーレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのカーデザイナー。バカ丁寧な敬語で話す。5人の中で一番
給料が高い。

○上杉実=グリーンレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの営業マン。大阪出身で阪神タイガースのファン。

○志乃原菜摘=イエローレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのメカニック。直樹を弟のように可愛がっている。

○八神洋子=ピンクレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの経理担当。よく会社でケーキを食べている。

973闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊」SSテスト:2010/11/12(金) 13:21:04
○服部半平(人造人間キカイダー)
伊賀忍者服部半蔵の子孫を自称する私立探偵。ミツ子・マサルの姉弟を助ける。
忍者としての実力は低く臆病そうにも見えるが、意外な活躍や行動力を見せ、
キカイダーの危機を救うことも多い。一人称は「吾輩」でジローのことは
「ミスター・ジロー」と呼ぶ。通称「ハンペン」 愛車はスバル360。

●リッチリッチハイカー教授(激走戦隊カーレンジャー)
ボーゾックに雇われた悪のコンサルタント。元々はリッチハイカー教授だったが、
悪のパワーを吸収して現在の姿になった。考え事をする時はトイレにこもる。

●暴走皇帝エグゾス(激走戦隊カーレンジャー)
地球を爆破し、“悪の大宇宙ハイウェイ”を計画していた。ボーゾックのファンを
装い、利用する。

●SSパマーン=ゾクレッド(激走戦隊カーレンジャー)
ボーゾック1のヒーロー研究家。暴走戦隊ゾクレンジャーを結成し、ゾクレッドとなる。

●OOバットン=ゾクブルー(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
ボーゾックを脱走したと偽り、カーレンジャーに近づいたボーゾックの1人。
今作ではゾクブルーとなる。

●UUウーリン=ゾクグリーン(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
シグナルマンを食べる事が目的のボーゾックの1人。好きな女性のタイプは
八神洋子。今作ではゾクグリーンとなる。

●UUウッス=ゾクイエロー(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
ボーゾック1の暑苦しさを持つ。飲むとバカになるドリンクを飲んでバカになる。
あまりの暑苦しさに冬が夏のような暑さになった。今作ではゾクイエローとなる。

●LLオネネ=ゾクピンク(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
集団暴走行為が好きなボーゾックの1人。ゾンネット以外の女性。着けると
暴走行為を起こす鉢巻を持っている。今作ではゾクピンクとなった。

974闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 03:43:51
***バリバリアン***

ここは地球上に浮かぶ宇宙暴走族ボーゾックの基地バリバリアンである。かつて、
暴走皇帝エクゾスとの決戦で、破壊されたが復活したボーゾック達によって再建
されたのある。そして今日この日、新生ボーゾックによる結成式が行われていた。

リッチリッチハイカー教授「それではこれより、新生ボーゾックの結成式を
 はじめます。私が、総長に就任した悪のコンサルタント、リッチリ〜ッチハイカー
 教授です。」
ボーゾック一同「「「「イエー!」」」」

パチパチパチパチ

ボーゾック達がリッチリッチハイカー教授に拍手を送った。

???「リッチリッチハイカー教授よ・・・。」

バリバリアンの外である宇宙空間に暴走皇帝エグゾスが現れた。

リッチリッチハイカー教授「おお、暴走皇帝エグゾス。」
エグゾス「余の夢である“悪の大宇宙ハイウェイ計画”は実現するのであろうな?」
リッチリッチハイカー教授「お任せください。チーキュには憎きカーレンジャーの
 他にも数多くのヒーロー及び、それに準じる能力を持った者達が多くいます。
 敵を知るには研究が一番!そこで彼に再び出てもらいましょう。ボーゾック1の
 ヒーロー研究家SS(スースー)パマーン君に。」

リッチリッチハイカー教授は説明をし終えると、入り口の方に手を向けた。

〜♪(お好きなBGMを流してください)

ヒーローのBGMと共に入り口から真っ赤なボディに、赤いマフラーを
着けたSSパマーンが登場した。

SSパマーン「任せてくれ。新たなゾクレンジャーのメンバーと共に必ず、
 カーレンジャーや他のヒーローを倒してみせるパマン。」

そう言って、SSパマーンは他のメンバーと共にバリバリアンから出撃した。

975闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 03:48:20
***東京・自動車会社ペガサス***

『極東基地にて内乱発生!三輪長官日本より撤退』
『剣総理生存!男塾出身は伊達じゃない』

???「お!あの三輪っちゅうおっさん、ようやっと日本から居なくなり
 おったで。」
???「本当に!?それじゃー、オーレンジャーの皆もこれからはヒーロー
 として、自由に活動できるわね。」

話をしているのはこの会社に5人しかいない社員の内、営業担当の上杉実と
経理担当の八神洋子だ。2人は新聞に掲載している記事を話題にしていた。

???「でも、軍属のヒーローは大変だな。あんな奴の命令も受けなきゃ
 いけないんだからな。あいつが上司かと思うと耐えられないぜ。」
???「三浦参謀長が私達の事を秘密にしてくれたおかげで、命令を受け
 に済んだけどね。参謀長には感謝しないと。」
???「そのとおりでございますね。」

会話に参加したとのは同じ社員のテストドライバーである陣内恭介、メカニック
の志乃原菜摘、カーデザイナーをしている土門直樹である。彼らは激走戦隊カー
レンジャーでボーゾックと戦った。

???「あの〜すいません。車の修理をお願いしたいのだけど・・・。」
実「あ、ええですよ。どんな車でっか?」
???「この車なんだけど。」

お客が来た事で実はゴマをするような感じでお客に近づいた。お客が乗ってきた
車はスバル360だった。

実「へぇ〜、失礼ですけど随分お古い車で。」
???「も〜、この車はしょっちゅう止まるし、前は開くしで困っているんですよ。」
菜摘「大丈夫ですよ。これぐらいすぐに直りますから。」
???「本当に!いや〜助かったなぁ〜。あっ、我輩は探偵をしている“服部半蔵の子孫
 服部半平ですぞ。もしお困りになった時には、どうぞご依頼を。」
実「服部半蔵の子孫!?それはすごいでんなぁ。」

半平と名乗った探偵は菜摘に名刺を渡したその時。

ファンファンファン

突如、警報が鳴り始めた。

半平「な、何だ!?」
恭介「皆!」
実「スイマセン、ちょっと出てきます。」
菜摘「必ず直しますので。」
半平「何なのよ。もう!」

恭介達は半平を残して全員、外へと行ってしまった。

976闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 03:54:26
***とある広場***

今の警報はボーゾックに反応する警報である。5人は反応があった場所へと
駆けつけた。

恭介「どこにボーゾックがいるんだ?」
???「は〜はっはっはっ!久しぶりだな、カーレンジャー。」
洋子「誰!?」

声のした方を見るとそこにはSSパマーンがいた。

恭介「お前はSSパマーン!」
直樹「やっぱり、ボーゾックは復活していたのでございますね。」
洋子「何で、私達の正体を知っているの?」
SSパマーン「エグゾスから、貴様等の正体を聞いたのだパマン。」
菜摘「エグゾスも!あいつは用済みになったら、平気で裏切るのよ。」
SSパマーン「それは知っているパマン。だが、利害が一致している今は協力している。
 裏切るならば、その時に戦うのみパマン。まずは貴様達を倒す事だ!来い、お前達。」

SSパマーンが声をあげると後ろから4人のローブを着た人影が現れ、ローブを脱いだ。

SSパマーン「ゾクレッド・SSパマーン!」
OOバットン「ゾクブルー・OOバットン!」
UUウーリン「ゾクグリーン・UUウーリン!」
UUウッス「ゾクイエロー・UUウッス!」
LLオネネ「ソクピンク・LLオネネ!」
SSパマーン「戦う暴走行為」
ゾクレンジャー「暴走戦隊ゾクレンジャー!」
実「て、人の口上パクってるやん!」
恭介「俺達も行くぞ、激走!アクセルチェンジャー。」

ゾクレンジャーの名乗りが終わった後、恭介達も自分達の変身アイテム
アクセルチェンジャーでカーレンジャーへと変身した。

レッドレーサー「レッドレーサー!」
ブルーレーサー「ブルーレーサー!」
グリーンレーサー「グリーンレーサー!」
イエローレーサー「イエローレーサー!」
ピンクレーサー「ピンクレーサー!」
レッドレーサー「戦う交通安全」
カーレンジャー「激走戦隊カ〜レンジャー!」

今、戦いの火蓋が切って落とされた。

977闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 04:01:07
レッドレーサー「バイブレード。」
SSパマーン「フン!」
グリーンレーサー「OOバットン、よくも俺の前に出おったな!」
OOバットン「うるせぇ、こっちは命がかかってんだバットン!くたばれぇぇ!」
UUウーリン「へっへっへ、俺と結婚してくれー!」
ピンクレーサー「いやー!あっち行って。」
LLオネネ「あの時はよくも邪魔してくれたね!覚悟は出来ているんだろうね!」
イエローレーサー「また、やっつけてやるんだから!」
UUウッス「お前がオレの相手ッスか・・・。ブルー、いやレッド、何色ッスか?」
ブルーレーサー「私の相手は貴方でございますか?負けませんよ。」

レッドレーサーとSSパマーンはお互い剣でぶつかり、OOバットンはハンマーを
グリーンレーサーに叩き付けようと振り下ろすが、それを避け、UUウーリンは
ピンクレーサーを追いかけ、LLオネネとイエローレーサー、UUウッスとブルー
レーサーは対峙した。

グリーンレーサー「こんな奴ら、さっさと倒すに限るで。」
レッドレーサー「よし、ギガブースターだ。」

カーレンジャー達は必殺武器ギガブースターを呼び出した。

SSパマーン「こちらも新装備ゾクバズーカだパマン。」
ゾクレンジャー「応」

ゾクレンジャーもゾクバズーカで対抗し、お互い打ち出した。

ドカァァァン

ゾクレンジャー「だぁぁぁ!」
レッドレーサー「やった。」

だが、勝ったのはカーレンジャーである。しかし、ここで終わらないのが
ボーゾックである。普通やられた後は何故か、芋長の芋羊羹を食べると巨大化
するのだ。だが、今回は違っていた。

SSパマーン「まだ、終わらん。ノリシローン!」

SSパマーンの叫びはバリバリアンまで届いた。

リッチリッチハイカー教授「来ましたね。ノリシロン発進してください。」

バリバリアンから改造を施したノリシロンが発進し、ゾクレンジャーの元へと
やってきて、彼らはそれに乗り込んだ。

レッドレーサー「こっちもRVロボだ。激走合体!」
カーレンジャー「エンジン好調RVロボ!」

カーレンジャー達もそれぞれのレンジャービークルに乗り込み、合体して
RVロボとなった。

978闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 04:07:59
SSパマーン「行くぞ!ノリシロンアックス」
レッドレーサー「何の!」

ノリシロンは装備している斧を振り上げて斬りつけるが、RVロボの
ラジアルシールドで防いだ。

SSパマーン「ならば、新装備ノリシロンキャノンで奴らを吹き飛ばしてやるパマン!」
ノリシロンはキャノンを取り出した。後はボタンを押して、エネルギーを打ち出すだけ。

ポチ!

SSパマーン「な、何故出ないパマン。」
UUウッス「あれ?エネルギーでないッス?」

UUウッスはボタンを押していた。発射ボタンではなく、エネルギーを逆流するボタン
を押していた。。

UUウッス以外のゾクレンジャー「「「「ウソ〜!」」」」

ドカァァァァン

ノリシロンは爆発し、乗っていたゾクレンジャーはバリバリアンの方まで
飛んでいった。

レッドレーサー「・・・。」
グリーンレーサー「あいつら、何しに来たんやろ。」
レッドレーサー「まぁ、何より事件(?)解決したし帰るか。」
イエローレーサー「そうね、車の修理しなきゃいけないし。」

***オマケ***

SSパマーン「次こそは必ず奴らを倒すパマン。」
OOバットン「あ〜、たこ焼き食いて〜バットン。」
UUウーリン「ピンクレーサーちゃ〜ん。」
UUウッス「え〜と、何すればいいんだっけ?」
LLオネネ「ちょっと誰か、ツーリングいかない?」
リッチリッチハイカー教授「(選択間違えたかも・・・。)」

がんばれ、ゾクレンジャー。リッチリッチハイカー教授が呆れ果てて
いても戦いは始まったばかりだ。

979闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 04:10:45
○陣内恭介→ゾクレンジャーと戦う。
○土門直樹→ゾクレンジャーと戦う。
○上杉実→ゾクレンジャーと戦う。
○志乃原菜摘→ゾクレンジャーと戦う。
○八神洋子→ゾクレンジャーと戦う。
○服部半平→車の修理の為にペガサスに訪れる。
●リッチリッチハイカー教授→新生ボーゾックの総長に就任。
●暴走皇帝エグゾス→新生ボーゾックの結成式に出席。
●SSパマーン→ゾクレッドとなり、カーレンジャーと対決。
●OOバットン→ゾクブルーとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウーリン→ゾクグリーンとなり、カーレンジャーと対決。
●UUウッス→ゾクイエローとなり、カーレンジャーと対決。
●LLオネネ→ゾクピンクとなり、カーレンジャーと対決。

【今回の新登場】
○陣内恭介=レッドレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのテストドライバー。テストドライバーだが、ほとんど雑事を
している。元ボーゾックの幹部・ゾンネットとは遠距離恋愛中。

○土門直樹=ブルーレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのカーデザイナー。バカ丁寧な敬語で話す。5人の中で一番
給料が高い。

○上杉実=グリーンレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの営業マン。大阪出身で阪神タイガースのファン。

○志乃原菜摘=イエローレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスのメカニック。直樹を弟のように可愛がっている。

○八神洋子=ピンクレーサー(激走戦隊カーレンジャー)
自動車会社ペガサスの経理担当。よく会社でケーキを食べている。

980闘争の系統/地球編「免許更新!暴走戦隊(改訂版)」SSテスト:2010/11/14(日) 04:12:49
○服部半平(人造人間キカイダー)
伊賀忍者服部半蔵の子孫を自称する私立探偵。ミツ子・マサルの姉弟を助ける。
忍者としての実力は低く臆病そうにも見えるが、意外な活躍や行動力を見せ、
キカイダーの危機を救うことも多い。一人称は「吾輩」でジローのことは
「ミスター・ジロー」と呼ぶ。通称「ハンペン」 愛車はスバル360。

●リッチリッチハイカー教授(激走戦隊カーレンジャー)
ボーゾックに雇われた悪のコンサルタント。元々はリッチハイカー教授だったが、
悪のパワーを吸収して現在の姿になった。考え事をする時はトイレにこもる。

●暴走皇帝エグゾス(激走戦隊カーレンジャー)
地球を爆破し、“悪の大宇宙ハイウェイ”を計画していた。ボーゾックのファンを
装い、利用する。

●SSパマーン=ゾクレッド(激走戦隊カーレンジャー)
ボーゾック1のヒーロー研究家。暴走戦隊ゾクレンジャーを結成し、ゾクレッドとなる。

●OOバットン=ゾクブルー(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
ボーゾックを脱走したと偽り、カーレンジャーに近づいたボーゾックの1人。
今作ではゾクブルーとなる。

●UUウーリン=ゾクグリーン(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
シグナルマンを食べる事が目的のボーゾックの1人。好きな女性のタイプは
八神洋子。今作ではゾクグリーンとなる。

●UUウッス=ゾクイエロー(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
ボーゾック1の暑苦しさを持つ。飲むとバカになるドリンクを飲んでバカになる。
あまりの暑苦しさに冬が夏のような暑さになった。今作ではゾクイエローとなる。

●LLオネネ=ゾクピンク(激走戦隊カーレンジャー/半オリジナル)
集団暴走行為が好きなボーゾックの1人。ゾンネット以外の女性。着けると
暴走行為を起こす鉢巻を持っている。今作ではゾクピンクとなった。

981闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:35:20
阿蘇山付近で鬼達の競演が繰り広げられていたのとほぼ同じ時刻…
***九州某所***
???「ガルマ・ザビの機甲軍団による日本総攻撃が失敗に終わったは周知の通り…」
???「ふん、あれだけの軍団を擁しながら敵将の首一つ挙げられぬとは」
???「地底どころか、地球生まれですら無い若造が。彼奴めに地下帝国軍団長の素質があるのか、ますます疑わしいわ」
???「そもそも奴がGショッカーに加わった理由も甚だ下らん。あの程度のお家騒動などどこでもあるものではないか。
    我らが2000年もの間歩んできた屈辱の歴史に比べれば、屁でもないわ」
???「されど、まったく戦果がなかったわけではありますまい。ガルマ閣下が行動を起された事により、
    我らの九州侵出はさらに容易なものとなったのも事実」
???「うむ、超力戦隊は機甲軍団に受けた被害の回復にまだ相当の時間を要する様子…」
???「一方のコープランダー隊もライディーン未だ目覚めず、神宮寺力とともにブルーガーを失った今、
    装備自体は凡百の軍隊と変わらぬ。ひびき洸がいかな傑物とはいえ、恐れるに値せん」
???「ならば、我々もこの辺りで一手、打たせて頂くとしましょうか…」


***福岡県三井三池炭鉱跡地***

かつて日本のエネルギー産業を支え、その近代化に大きく寄与した三池炭鉱も
エネルギー革命と採算性の問題から、現在は閉山し、地下の黒いダイヤも
数億の眠りの中にある―――はずであるが、現在、その足下では、
往時の繁栄を取り戻したかのような槌音が鳴り響いていた。

ミマシ「愚かな大和政府め…これだけの財貨が有りながら、目先の金惜しさに採掘の工夫もせず、
    ただ眠らせたままにしておくとは。今にそれが自らの上に崩れかかってくるとも知らずにな…」
ハニワ兵士「既にヤマタノオロチを半年間は連続稼動できるだけの石炭は採掘しております」
ミマシ「ぐはははは!ヒミカ様もさぞお喜びであろう。われら邪魔大王国がこの九州を足がかりに
    再び日本を制する日がまた一歩近づいたわ!」
???「待て待て待てぇい!待ちんしゃ〜いっ!!!」
ミマシ「な、なんだ今の声は!?」
ハニワ兵士「ミ、ミマシ様!なにかがこちらに掘り進んで来ております!」
                 、、    、、    、、
        ,,   ,,  ,, ━━┓ ━━┓  ━━┓
…ゴゴゴ  ̄|  ̄|  ̄|   .  ┃    ┃     ┃
      . ̄  ̄ . ̄ ━━┛ ━━┛  ━━┛

982闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:37:15
バリバリバリバリッ〜!!!


と、坑道の壁面を突き破り邪魔大王国の石炭採掘場に白い六輪の戦車が姿を現した!

ミマシ「貴様ら、イーグル九州支部の連中か!」
大岩大太「その通りたい!おいどんらの目の黒いうちは、この九州はおどまの好き勝手にはさせんばい!」

戦車―バリタンクからかつて秘密戦隊ゴレンジャーの1人、キレンジャーこと
現在は国際秘密防衛機構「イーグル」日本ブロック九州支部分隊長・大岩大太と
彼が選びぬいた部隊の精鋭たちが姿を現した。

ミマシ「うぬぅ、なぜここが!?」
大太「簡単じゃわい、おいどんが改良した地底レーダーの探査網からは、モグラ一匹逃れられんばい!」
ミマシ「おのれ、相手はたかだか数人!ハニワ兵士、この者たちを討ち取り、その首をヒミカ様への贄に捧げるのだ!」
大太「何人でも、かかってきんしゃい。それぇ、機関砲発射たぁ〜い!」
イーグル隊員「バルカン砲掃射!」「地中ミサイル発射!」
ハニワ兵士「どわあああっ!」「ぎゃあああっ!」

踊りかかる数十人のハニワ兵士たちだったが、バリタンクからの機銃掃射と、さらに放たれた
地中ミサイルで一気に半数余りが消し飛んでしまった。さらに、生き残ったハニワ兵士たちも、
バリタンクから降りた大岩とイーグル隊員たちに次々倒されて行く。

ミマシ「うぬうううっ!おのれ、イーグル隊め!この邪魔大王国三幹部が1人・ミマシが相手よ!」

見かねたミマシが腰の太刀を引き抜いて踊りかかる。

大太「大将がでてきおったばい!ここはおいどんにまかせんしゃい!ゴーッ!」

宙返りとともに大岩はキレンジャーに姿を変え、すかさずキーステッカで太刀を受ける。

983闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:38:30
キレンジャー「どりゃぁ、真剣白刃取りならぬ、ジャンケン白刃取りたぁ〜い!」

そして、キーステッカーのアタッチメントをチョキに変えて太刀挟み込むと、
そのままミマシの手から弾き飛ばした!

ミマシ「なっ!ならばこれはどうだ!」

2mをゆうに超える巨体と半身が化石化された半トンもの重量から振り下ろされるミマシの鉄拳!
キレンジャーが後ろに飛びのいた次の瞬間、足元にあった岩が一撃で砕け散る。

キレンジャー「ややや!あげなもんくらーされたら、ひとたまりもなか!」
ミマシ「がはは!くたばれ!キレンジャーッ!!!」
キレンジャー「ばってん、まともに受けなばええ話た〜い!」

ミマシの鉄拳が振り下ろされた瞬間、キレンジャーは逆にミマシの懐に潜り込むと、
そのまま、腕と鳩尾の辺りを掴み、一瞬、650キロのミマシの巨体が、地面を離れ、
完全にキレンジャーの頭上に掲げられた。

ミマシ「なぁ!?ば…馬鹿な!」
キレンジャー「どうりゃあ!阿蘇山大噴火ぁ〜!」

その体重と勢いをそのまま逆用したキレンジャーによって、ふわりと浮き上がったミマシの身体は、
そのまま頭から地面に直撃した!

ズドォォオオオオオン!!!

ハニワ兵士「ミ、ミマシ様!」
イーグル隊員「おおっ、隊長がやったぞ!」
ミマシ「おのれぇ…コケにしおって!ハニワ幻人たちよ、この者たちを血祭にあげるのだ!」

984闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:39:14
ふらふらと立ち上がったミマシの掛け声で、突如坑道の一部が崩れ、
イーグル隊を取り囲む形で三体のハニワ幻人が出現した。

武人型ハニワ幻人「グオオオオッ!!!」
岩石型ハニワ幻人「ゴロロロロ…」
白骨型ハニワ幻人「ケキャキャキャキャキャ!」

キレンジャー「のおっ!こげなもんまで隠し持っておったんか!」
ミマシ「どあははははっ!さすがの貴様でもこれは投げ飛ばせまい!」
キレンジャー「なはは…ほんにめでたい奴じゃのぉ!」
ミマシ「な…どういう事だ!」
キレンジャー「おんしらが、どこのどなたさんかはしっかと調べがついちょるばい!
        じゃけんの、おいどんらもその道のプロにもう連絡をとっておったんじゃい!」
ミマシ「な、まさか…」


                 、、    、、    、、
        ,,   ,,  ,, ━━┓ ━━┓  ━━┓
…ゴゴゴ  ̄|  ̄|  ̄|   .  ┃    ┃     ┃
      . ̄  ̄ . ̄ ━━┛ ━━┛  ━━┛

生唾を飲んだミマシの頭上から突如、地響きが近づき――――


遡る事数分、三池炭鉱を目指し猛進する二機一対のバイクと飛空艇があった!

985闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:39:53
草薙剣児「しっかし、マジでまた出てきやがったのか!?ヒミカの野郎」
珠城つばき「これも蘇り現象の影響?でも、確かにヒミカ達は大銅鐸に封じ込めたはずなのに…」
司馬宙「どいう理由だろうと関係ねぇ!何度、地獄から這い戻ってこようと、その度にまた叩き込んでやるだけだ!」
珠城美和「宙さん、どうやらハニワ幻人が動き出したみたいよ!」
宙「来たか…、よし、行くぜ、ミッチー!」
剣児「こっちも頼むぜ、つばき!」

美和・つばき「「ええ、ジーグパーツシューット!!!」」
宙・剣児「「鋼鉄ジィィィイイイグッ!!!」」

ほぼ同時に二機のビックシューターからジーグパーツが射出され、そしてバイクの二人が両拳を打ち合わせると、
宙は本人が直接、剣児は愛機・雷鋼馬が変形しヘッドパーツを形成、射出されたジーグパーツが次々と引付け合い、
見る間に異形の巨大ロボットがその姿を現した!

「「ビルドアアアアアップ!!!」」

         ・
         ・
         ・

ミマシ「こ、この地響きはまさか!!!」
「「マッハドリイイイイイッル!!!」」


ギュィィィイイイインッッッ!!!バリバリバリバリバリッ〜〜〜〜!!!

ハニワ幻人「「「グギャアアアアアアアアアアアッ!!!」」」
ミマシ「どああああああああっ!!!」

天井をぶち抜いて侵入した二機のジーグはその両腕に装備されたマッハドリルで
周囲を蹂躙、三体のハニワ幻人をたちまち元の土塊に変えてしまった。
地盤が崩壊した採掘場が轟音とともに崩壊を始める!

キレンジャー「どわわわわ!まだおいどんらが残っとるばぁい!」

986闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:40:48
―地上―

大岩の指令で地上に連絡員として残っていた数十人のイーグル隊員たちは、
空間反応のあった区域を遠巻きにする形で囲んでいた。

隊員A「Wジーグが出てきたぞ!」
隊員B「ああっ、地面が陥没する!」
隊員C「分隊長たちは無事なのか!?」

Wジーグが地上に姿を現したと同時に、炭鉱地上部の地面が長方形に100メートル近くも陥没し、
遅れてバリタンクが地上に姿を現した。

キレンジャー「こらぁ!おんしら、助太刀は有りがたいが少しは周りの事も考えんしゃーい!」
剣児「おっと、悪ィ悪ィ、勘弁してくれよ、おっさん!」
キレンジャー「おいどんは、まだ花の20代たい!」
美和「剣児!気を緩めてはなりません。まだ、周囲に敵が潜んでいますよ!」
つばき「2、4、6、8、10時の方向にハニワ幻人の反応が残っているわ!」

つばきが言葉を終えるのが早いか、再び地面が鳴動し、さらに5体のハニワ幻人が出現した!

キレンジャー「のわあっ!ごっついのぉ!」
つばき「まだ、幻人がこんなに!」
剣児「随分と手厚く歓迎してくれるじゃねーか!モテる男は辛いぜ、
    くぅ〜!これがピチピチのカワイ娘ちゃんだったら…」
つばき「剣児ッ!!!」

さらに地面から水面のように波紋が広がり、ミマシが姿を現す。

987闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:41:39
ミマシ「待ちかねたぞ鋼鉄ジーグ!よくも我らが採掘場を潰してくれたな!その償いは高くつくぞ!」
宙「ミマシ!また性懲りも無く蘇ったのか!」
剣児「いい加減、日本征服なんざあきらめて、地底でひっそり暮らしたらどうなんだ」
ミマシ「黙れ!ヒミカ様と我ら邪魔大の民の悲願を晴らすまで何度でも蘇ってやる!
    ハニワ幻人ルゴン、マグマー、皆、ジーグを叩き潰すのだ!」
宙「貴様らがそのつもりなら、何度でも地獄に送り返してやる!行くぜ、みんな!」
キレンジャー「ハニワ兵士はこっちに任せんしゃい!九州男児の心意気見せちゃるばい!」

ミマシの指令に一斉に踊りかかる五体のハニワ幻人と無数のハニワ兵士。
ハニワ幻人マグマーがイーグル隊に腕の機関銃を放とうと構えるが、

宙「ダイナマイトキーック!」

旧ジーグの強烈な蹴りを浴び後方に吹き飛ぶ。
着地の瞬間をルゴンと古代人風のハニワ幻人がそれぞれ槍と狼牙棒を投げつけるが、

剣児「ナックルボンバー!スピンストーム!」
ルゴン「グゴアアアアアッ!!!」

これもまた阻止され、続けざまにスピンストームが放たれ、反応の遅れた
ルゴンがまともにこれを浴び粉砕された。

ミマシ「ええい、ならばビッグシューターを狙うのだ!」

988闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:42:16
ミマシがWジーグの注意を乱そうと翼竜型の幻人を襲い掛からせるも、

「「「サークルブラスター発射!」」」
ハニワ幻人「キキャアアアアッ!!!」

つばき「ビルドエンジェル!」
剣児「うおおおお、充子さ〜ん!」

駆けつけたビルドエンジェル隊の3人によって左翼を打ち抜かれ錐モミ状態となり墜落していく。

宙「とどめだ!ミッチー、ジーグバズーカだ!」
美和「OK、ジーグバズーカシュートッ!」

美和のビッグシュータからジーグバズーカが射出され、旧ジーグの右腕に換装。

宙「ジーグ・バズーカ、シュートッ!!!」

チュドオオオオオンッ!!!

ジーグバズーカが着弾したハニワ幻人は断末魔も無く、消し飛んだ。

柳生充子「Wジーグとイーグル九州支部の面々を援護する行くぞ!」
早乙女門子「久方ぶりの出撃だぁ!腕が鳴るぜ!」
御堂竜子「ビルドエンジェル隊のピンポイント射撃の精度、見せてやるとしよう…」

三機の機銃掃射は正確にハニワ幻人とハニワ兵士達だけに命中していく。

宙「ダイナマイトパーンチ!」
剣児「地獄ビンタァッ!!!」

残り3体のハニワ幻人もたちまち劣勢に追い込まれた。

宙「ミマシ!ロートルのハニワ幻人が何体出てこようと、俺たちの敵じゃないぜ!」
ミマシ「ぐぐぐ…、おのれWジーグめぇっ(くそっ…「奴ら」は一体なにをしているのだ!)」

989闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:42:59
キレンジャー「さすがWジーグたい!邪魔大王国が手も足もでん…あれは!?」

勝利を確信した、キレンジャーだったが、なんと、阿蘇巡礼であろうか、1人の修験者風の男性が
戦場に紛れ込んでいるではないか!

修験者「おお…これはどうした事だ!天魔羅刹がワシの眼前で争いおるとは!南無三宝南無三宝…」
キレンジャー「なんばしょっと!はよー逃げんしゃーい!」
イーグル隊員「隊長!」

そしてビックシューターからつばきもその人影に気が付いた!

つばき「剣児、宙さん!足元に人が!」
「「なんだとっ!?」」

すぐさま避難させるべくキレンジャーが、修験者に近づいたその瞬間であった。
地に臥し、真言を唱えていた修験者の口元が不敵に歪んだ。

990闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:44:21
キレンジャー「な……」
修験者「かかったな、間抜けが!出でよ、モンスターゾロォォォオオオ!!!」

と、突然、修験者の足元が猛烈な砂煙とともに小山のように盛り上がった!

キレンジャー「なあああああっ!!!」
イーグル隊員「たいちょ…うわああああああああああっ!!!」
宙「ぐああっ!なんだ!?」
剣児「な…なんじゃこりゃあ!」

巻き上がる土砂とともに吹き飛ばされたキレンジャーと、彼を救助しようとした
数人のイーグル隊員は姿が見えなくなってしまった!そして、もうもうと立ち上がる
砂煙が晴れた先には…。

美和「こ…これは…一体?」
つばき「鉄………球…?」

ビルドベースの面々と残されたイーグル隊員の眼前には
Wジーグの2倍近い直系の巨大な鉄球が姿を現した。
その頂点にあたる棘の脇にはあの修験者が立っている。

モンスターゾロ「…キシュィーン…キシュィーン…」

不気味な機械音とともになんと、その鉄球からは手足と頭が生えて来たではないか。

剣児「ロ…ボット…だと…?」
宙「ハニワ幻人…いや、ロボット獣……違う、俺もこんな奴は見た事がねぇぜ!」
剣児「なんだろうとぶっ壊しゃあ済む話じゃねえか、キレンジャーのおっさんが気がかりだが、
    立ち止まってても始まらねぇっ!ナックルボンバーッ!!!」

991闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:45:22
修験者「モンスターゾロ!弾き返すのだ!」

修験者の命令を受けた、鉄球型ロボット――モンスターゾロが再び砂煙を巻き上げながら
その場で高速スピン、ナックルボンバーを弾き返した!

剣児「げえっ!嘘だろぉ!」
修験者「ふふふ…大和政府有数の科学者・司馬遷次郎の力も底が見えたな、ハァッ!!!」

修験者が服を脱ぎ捨てると、その姿は黒いヘルメットと、炎の意匠が施された服を纏った男に変わった!

宙「貴様ぁ何者だ!」
不知火順五郎「俺は順五郎!貴様ら残忍で欺瞞にみちた大和民族に天誅を加える男よ!」
ミマシ「フハハハハッ!驚いたかジーグ!ヒミカ様に結界を解いて頂き、炭鉱の存在を白日に晒したのも
    全て、この新たなる同志とともに九州に残る、貴様らを撃ち滅ぼすための罠よ!」
剣児「へぇっ!こんな不細工なボーリング玉ごときで俺らがビビるとでも思ってんのかよ!」
ミマシ「相変わらず威勢がいいな小僧、だがこれを見てもそんな事が言っていられるか!」
順五郎「出でよ!ジャイロゲス!!!」

すると、モンスターゾロの居る反対側の崖に突如無数の亀裂が入り、岩盤が瞬時に崩落した!

イーグル隊員「うわああああああああっ」「ぎゃあああっ!!!」
つばき「ああっ!イーグル隊の人たちが!」

その雪崩に後方に退いていたイーグル隊員たちが巻き込まれ、数人が瓦礫の下敷きとなってしまう。
その上を容赦なく踏み躙りながら、中から不気味な巨影が姿を見せ始めた。

ジャイロゲス「…マ゙ッシ!」

奇声を発した後、突き出した両腕を下げ屹立する切断ロボット・ジャイロゲス。
その巨体はゆうにWジーグの5倍。頭から突き出た巨大な2本の角と禍々しい光を放つ赤い目、
口から覗かせる2本の牙。まさに悪鬼と呼ぶに相応しい姿である。

992闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:46:09
ミマシ「ふははは…我ら大和民族に追われし者の怨念が醸し出した復讐の巨神よ!
    ジーグ!ここが貴様らの墓場となるのだ!」
順五郎「邪魔大王国の異次元科学と『あるお方』の科学力で強化された我らの力見るがよい!」

順五郎はそのまま、モンスターゾロの内部に姿を隠し、
2体の巨大ロボットと、3体のハニワ幻人がWジーグを取り囲む。

宙「ミマシの単細胞にしては周到すぎるとは思っていたが、他に黒幕がいたというわけか!」
剣児「この墓穴に入るのはてめぇらだ!図体のでかさで勝負が決まると思うなよ!」

○大岩大太→イーグル九州支部分隊長として、邪魔大王国の地下炭鉱を攻撃。
         ビルドベースとの協力でこれを粉砕するが、突如出現したモンスターゾロの
         起した砂嵐に巻き込まれてしまう。
○司馬宙、草薙剣児→Wジーグとしてハニワ幻人、不知火ロボットと戦う。
○珠城美和、珠城つばき→ビッグシューター操縦者として二人をサポート。
○柳生充子、早乙女門子、御堂竜子→ビルドベース、イーグル両隊を援護
●ミマシ→地下炭鉱に乗り込んできたキレンジャーとの直接対決に破れるが、
      不知火順五郎とともにビルドベース、イーグルを罠に嵌める。
●不知火順五郎→修験者に化けて、キレンジャーを騙し、土砂に巻き込む。
            モンスターゾロに搭乗。
●ルゴン、OPのハニワ幻人A・B・C、EDのハニワ幻人C→Wジーグに破壊される。
●マグマー、EDのハニワ幻人A・B→不知火ロボット2体とともにWジーグを取り囲む。
●ジャイロゲス、モンスターゾロ→不知火順五郎に操られ出撃。イーグル隊員数名を殺害する。
                    ともになんらかの強化改造が施されている模様。



※妖魔帝国が復活したにも関わらず、ライディーンは未だ目覚めていないらしい。その理由とは…。

993闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:46:53
【今回の新登場】

○大岩大太=キレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャー)
黒十字軍に基地を襲撃され壊滅したイーグル九州支部唯一の生き残り。
こてこての九州男児で、困っている人を見ると放っておけないお人よし。
ナゾナゾは大の苦手だが、頭はよく精密機器や通信のエキスパート。
持ち前の怪力を生かした豪快な戦法と、情報戦を得意とする。
大のカレー好きで、たとえ敵の罠と分かっていても誘惑に負け食べてしまうほど。
武器は拳状のアタッチメントを装備し、通信機器も兼ねた如意棒・キーステッカー。

○司馬宙(鋼鉄ジーグ/鋼鉄神ジーグ)
考古学者である父・遷次郎に古代日本の超科学の産物・銅鐸を体内に宿した
サイボーグ。元は自動車整備工場「司馬モータース」のオーナーでレーサー志望。
父親に無断でサイボーグにされ、邪魔大王国と戦う事を義務付けられたたため、
当初これに反発していたが、次第に日本を守る使命に目覚めていく。
正統派ヒーローの類型からやや外れた荒々しい熱血漢で、口も悪いが、
反面、正義感は非常に強く、また、家族想いである。鋼鉄ジーグとしては、
銅鐸の力とマグネットパワーによって多彩な換装パーツを使いこなし、
スーパーロボットとしては小柄ながら、それを感じさせない豪快な戦いを行う。
(以下、闘争の系統のみの設定)
体内の銅鐸はジーグの機動ユニットとしてだけではなく、
竜魔帝王及び大銅鐸の封印の鍵となっており、50年前、
竜魔帝王との決戦でこれと半ば相討ちの形で封印し、
異世界の九州・ゾーンを作り出した。その後、再び復活した
ヒミカとの戦いで目覚めるが、時間の流れが止まったゾーン内に
居た事とサイボーグであるため、現在も若々しい青年のままである。

○珠城(卯月)美和(鋼鉄ジーグ/鋼鉄神ジーグ)
かつて司馬博士の助手を努め、ビッグシューターの初代操縦者として、
鋼鉄ジーグのパートナーとして邪魔大王国と戦った女性。宙には
ミッチーと呼ばれている。ハニワ兵士にも勝る格闘術を持つ。
真面目で落ち着いた性格で暴走しがちな宙のストッパーでもある。
珠城つばきの祖母であり、現在は司馬博士に代わり、
ビルドベースの司令官を努める。現在は年老いてしまっているが、
宙との絆は健在であり、ビッグシューターの操縦に関しても
往年と比べて寸分も衰えていない。

○草薙剣児(鋼鉄神ジーグ)
もう1人の鋼鉄ジーグ。学生ながらもバイクレースのチャンピオンライダーであり、
武芸百般に長けるが、乗りが軽く、非常にスケベであり、クラスの女子からは
「バカ」呼ばわりされまったくモテない。両親は消息不明となっているが、実は
彼女の母は邪魔大王国のヒミカらと同じ種族であり、彼の愛機・雷光馬完成のために
命を落としている。宙と違いサイボーグではないが、前述の出自からジーグの操縦者に
もっとも相応しいとされ、雷光馬に搭載された銅鐸の力でジーグに変形する。
戦闘技術はまだまだ宙に劣るが、突拍子の無い発想力を武器に
型に縛られない戦い方を得意とする。

○珠城つばき(鋼鉄神ジーグ)
剣児の幼馴染で祖母・美和同様ビッグシューターの操縦者。当初は剣児の好敵手・
美角鏡の副操縦士という立場だったが、彼の死後は単独で剣児のパートナーを努める。
麻布都珠勾(まふつすく)神社の巫女でもある。気が強いしっかり者。剣児に対しては、
幼馴染以上の感情を抱いているが、スケベな剣児の態度にやきもきさせられている。
しかし剣児の方でも実はまんざらでは無い模様で、宙・美和同様固い絆で結ばれている。
実は銅鐸の封印に大きな役割を果たす、銅鐸の巫女。

994闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:47:42
○柳生充子(鋼鉄神ジーグ)
鋼鉄神ジーグを支援する戦闘機部隊「ビルドエンジェル隊」の隊長を努める隻眼の女性。
戦場では冷静沈着、厳しい態度で臨むが普段は面倒見のいいお姉さん。「ハレンチ学園」に
在籍していた柳生みつ子とは名前、容姿ともに酷似しているが…?

○早乙女門子(鋼鉄神ジーグ)
「ビルドエンジェル隊」隊員。元は50年前の女性自衛官で、ゾーンから自力で脱出した数少ない人物。
筋骨隆々とした豪快な女性で、剣児からは度々メスゴリラ呼ばわりされ、その度に激怒、彼に制裁を加えている。

○御堂竜子(鋼鉄神ジーグ)
「ビルドエンジェル隊」隊員。元は50年前の女性自衛官で、ゾーンから自力で脱出した数少ない人物。
口数少ない冷静沈着かつ博識な女性だが、門子以上に物騒な発言をポロリと口にする事も。

●ミマシ/壬魔使(鋼鉄ジーグ/鋼鉄神ジーグ)
日本支配を企む、邪魔大王国三幹部の1人。筋骨隆々とした大男で、化石からの蘇生が不完全だったため
半身が岩石と融合している。三幹部きっての武断派で何事も力でねじ伏せるタイプ。曲刀と怪力を武器とする。
他の2幹部とは功を競い合う間柄だが、ともにヒミカへの忠誠心は高く、特にミマシは竜魔帝王にヒミカが
殺された際、仇討ちの中心人物として活動している。

●不知火順五郎(アイアンキング)
大和民族を憎み、政府転覆を企む不知火一族十人衆の1人、山伏に化け弾丸ロボット・モンスターゾロを
操り静弦太郎&霧島五郎を襲った。

●ハニワ幻人ルゴン(鋼鉄ジーグ)
ハニワ幻人第1号。以前はイキマが操った。爬虫類の顔をした武人の姿をしており、槍が武器。

●ハニワ幻人マグマー(鋼鉄ジーグ)
ハニワ幻人第2号。以前はアマソが操った。腕の熔岩弾と頭部を破壊されても戦闘続行が可能なタフさがウリ。

995闘争の系統/地球編「吹き飛ばせ!怨念の炎-1」SSテスト:2010/11/16(火) 01:53:43
●OPのハニワ幻人A(鋼鉄ジーグ)
鎧武者のような姿をしたハニワ幻人。剣を振りかざしジーグに襲い掛かるが、剣をへし折られた挙句
ベアバックから、ハニワ幻人Bが投げた銛を突き刺されてしまい、最後はスピンストームで葬られる。

●OPのハニワ幻人B(鋼鉄ジーグ)
骸骨のようなハニワ幻人。銛を投擲してジーグを狙うが、味方を楯にされ、スピンストームを受け爆発。
その際も味方を巻き込んでしまった。

●OPのハニワ幻人C(鋼鉄ジーグ)
岩石人間の姿をしたハニワ幻人。ジーグのダイナマイトキックを受け、豪快に吹っ飛んでいる。

●EDのハニワ幻人A(鋼鉄ジーグ)
頭に輪をはめた古代人のようなハニワ幻人。狂ったように走りながら狼牙棒をジーグなげつけ、
怯ませるが、スピンストームで倒される。

●EDのハニワ幻人B(鋼鉄ジーグ)
甲冑を纏った戦士風のハニワ幻人。頭の触手でジーグを捕らえ、何度も地面に叩き付けるが、
スピンストームで触手を引きちぎられ、続けざま連射を受けて倒される。

●EDのハニワ幻人C(鋼鉄ジーグ)
翼竜型のハニワ幻人。触手にしめつけられるジーグを空から襲撃するが、スピンストームで狙い打たれ爆発。

●切断ロボットジャイロゲス(アイアンキング/半オリジナル)
不知火順二郎の操る不知火ロボット2号機。青鬼の如き面貌をしている。
その異名の通り両型から放つ三日月形のブーメランと、左腕を発射して
それが触れたものをなんでも切り裂いてしまう。

●弾丸ロボットモンスターゾロ(アイアンキング/半オリジナル)
不知火順五郎の操る不知火ロボット5号機。胴体が棘だらけの鉄球のようになっており、
頭と手足を収納して転がる体当たり攻撃、地中潜航を可能とし、攻撃、防御どちらにも転用できる
定位置での高速回転、全身を発熱させて相手を高温で焼き殺す等、見かけによらず多彩な技を持つ。

996地球編/ダカールの日-4:2010/11/29(月) 14:11:11
***東京・総理大臣官邸***

東京・永田町にある首相官邸では、長らく留守にしていた官邸の主である
現内閣総理大臣・剣桃太郎の帰還を官邸スタッフらが出迎えていた。

茅葺「おかえりなさい、剣先生。これでわたしも
 ようやく少しは肩の荷が降りますかしら?」
桃太郎「長い間本当にご苦労をお掛けしました、茅葺先生。
 そしてみんなにも心配を掛けた」
火野「総理がこうして無事に戻られ、何よりです」

総理執務室の椅子に久々に座った桃太郎は、すぐに冴島危機管理監から
情勢の報告を受ける。

冴島「米議会もウィルソン大統領の尽力により、反ロゴスの旗幟を
 鮮明にする方向に固まりつつあります。コープランド前政権時代には
 考えられなかった事です」
火野「中東地域の意見調整も我々の側にとって有利に運びつつあります。
 ただ問題は……」
桃太郎「英国か……」

顔を曇らせる一同。英国内ではここ最近、内務大臣を中心とした一派が
ロゴス派と通じ、それに押される形で英国全体が親ティターンズの方針に
傾きつつあり、仏独など近隣の欧州諸国にもその影響で動揺が拡がっていた。

火野「どうでしょうか総理、白河尚純が失脚したとはいえ、
 まだ日本国内に未だ残るロゴス派の影響力も計り知れません。
 ここは連中や世界各国のロゴスシンパを刺激しないためにも、
 公民権法の成立は先送りされては?」
桃太郎「いや、法案の成立を後退させては、かえって相手につけ
 込まれる。ここはあくまでも毅然とした我が国の意思を国の内外に
 示し、その後に来たるべき地球連邦の臨時総会に日本代表として望む!」

997地球編/ダカールの日-4:2010/11/29(月) 14:11:44
***地球連邦首都・ダカール***

ここはダカール市郊外にある、地球連邦大統領が主に静養等に
利用する別邸である。その正門前で、警備に当たるティターンズ兵と
訪問客らが押し問答になっていた。

カットナル「いいから大統領と国王に会わせろと言っておる!」
フィッツジェラルド「大統領経験者であるこの私でも
 ダメだと言うのかね?」
ティターンズ兵「たとえ何者といえでもここは絶対に通すなとの
 命令を受けております。お引取りください」
カットナル「え〜い! 話のわからん奴らだ!
 ドーリアン外務次官、アンタもなんか言ってやりなされ!」
リリーナ「………」
ティターンズ兵「速やかにご退去いただけない場合は、
 こちらも強硬な手段に出るよう許可されております」

ティターンズ兵は銃を向ける仕草で、カットナルたちを威嚇する。

カットナル「チッ…!」
リリーナ「カットナル議員、この場はひとまず…」

諦めて一緒の車に乗り込みその場から立ち去る、リリーナ、カットナル、
フィッツジェラルドの3人。その帰りの車中では――。

カットナル「ティターンズめ、大統領と国王をあの邸の中に
 軟禁しておる事はわかっておるんだ。それをこちらは指をくわえて
 見ているしかないとは!」
リリーナ「しかしこちらから迂闊に仕掛けては、かえって中にいる
 大統領閣下と国王陛下の御身に危険が及ぶかもしれません」
フィッツジェラルド「だが我々が手をこまねいているうちに
 ティターンズは国王の詔勅と大統領令を捏造し、一気に
 事を運んでしまうかもしれんぞ。そうなればそれこそ
 アプロヴァール大統領と国王のお命が危うい」
リリーナ「その心配はありません。ティターンズは
 自分たちの政権の正当性を主張するためにも、
 臨時総会が開かれるまでお二人の生命を奪うような事は
 決してしないでしょう」
カットナル「勝負は臨時総会の日というわけか…」
リリーナ「ええ…」

998地球編/ダカールの日-4:2010/11/29(月) 14:12:20
***地球連邦大統領別邸***

さて、リリーナたちが立ち去った後の大統領別邸の一室では、
地球連邦の象徴的存在である国王、そして国家元首である
ロゼ・アプロヴァール大統領、さらには地球上の国民的英雄である
ミスターサタンの3人が軟禁されていた。

ジャマイカン「大人しくジャミトフ閣下を新大統領に任命する証書に
 署名なされればよし。さもなくば国王は急病により病死。大統領も
 国王陛下の後を追って殉死ということになるが?」
国王「黙れ! このような無法が罷り通ると思うのか!?」

犬の姿をした動物型地球人である国王は、ジャマイカンの恫喝を
頑として撥ね付ける。

アプロヴァール「子供騙しのシナリオだね。もう少しマシな脚本を
 書ける奴はティターンズにはいないのかい?」
ジャマイカン「チッ、口の減らないジジイとババアだ。
 ミスターサタン、貴様の考えは決まったか?
 こちらはお前の孫娘を抑えてあるのだぞ!」
サタン「フン、貴様らのような小悪党如きにやられる
 パンちゃんではないわ! 断じて貴様らの言いなりにはならん!」
ジャマイカン「後悔するなよ老いぼれ共!」

ドアを叩くようにして退室するジャマイカン。

サタン「フン、おととい来い!」
アプロヴァール「しかしミスターサタン、ここにいるあたしたち
 3人はどの道老い先短い老いぼれだから、元々命など惜しくは
 ないがね。お前さんの孫は本当に大丈夫なのかい?」
国王「私も大統領も今の地位に就いた時から元々命は捨てているが、
 貴方は民間人だ。ましてやまだ将来のあるお孫さんの生命が
 かかっているのであれば、仮に悪の脅しに屈したとしても
 きっと国民も理解してくれるでしょう。人の命は何よりも尊い。
 貴方だけは奴らの要求を呑みなさい」
サタン「ハッハッハ…ご冗談を! なあに、心配は要りません。
 何しろパンちゃんはこのわしが目に入れても
 痛くないほどの可愛い孫娘。そして過去に地球を
 何度も救った"本当の英雄"の血も引いているんですからな」

999地球編/ダカールの日-4:2010/11/29(月) 14:13:03
***同別邸内・廊下***

ジャマイカン「これから私はジャミトフ閣下に報告するため
 司令部に戻る。その間反対派が何を仕掛けてくるか油断は
 できん。しっかり見張っておけよ」
ティターンズ兵「ハッ!」

その時、作業着の帽子を深く被っているため、顔はよく見えないが
年頃の若そうな、長髪を三つ編みに束ねた清掃夫が、
作業中にうっかりジャマイカンとぶつかった。

清掃夫「おっと、すいません」
ジャマイカン「気をつけんか馬鹿者!」

この時、清掃夫がこっそりジャマイカンの衣服に
盗聴器のような小型メカを仕掛けた事には誰も気づかなかった…。

別邸を出で、首都中心部へと向かうジャマイカンを載せた
黒塗りの軍ナンバーの公用車の中では―――。

ジャマイカン「いくら閣下のご命令とはいえ、
 老人どもの相手は骨が折れる」
運転手「しかしミスターサタンがセルを倒したというのは
 本当なんでしょうか?」
ジャマイカン「知るか! そんな事はどうでもいい。
 我々が着目しているのは、地球全国民のあの男に対する
 絶対的なまでの人気だ。あの男が一言ティターンズに
 忠誠を誓うといえば、愚民どももすぐにそれに倣うだろう。
 まさかICPOも、サタンの孫娘が英国内相の別荘に監禁されて
 いるとは思いもすまい。ふははは!!」

―――再び、別邸の方に場面は戻る。
先ほどジャマイカンにぶつかり、慌てて謝った清掃夫の少年は、
逃げるようにそそくさとその場から立ち去り、清掃員用の
控え室に一人きりで入り、隠していた盗聴傍受用のマシンで
何やら傍受を開始する。

もう言うまでもないが、この少年は、リリーナと
レディ・アンの密命を受けて清掃業者を装い別邸内に
潜入したプリベンターのデュオ・マックスウェルである

デュオ「さあて、いったい何を話してやがるんだ?
 なになに…ミスターサタンの孫娘は英国内務大臣の
 別荘に監禁…なーるほどね―――」

1000地球編/ダカールの日-4:2010/11/29(月) 14:13:33
○剣桃太郎→東京の首相官邸に戻り、総理の職務に復帰。
○茅葺よう子→剣桃太郎の復帰により、総理臨時代理の任から離れる。
○冴島十三→剣桃太郎に情勢を報告する。
○火野隆司→剣桃太郎に情勢を報告する。
○リリーナ・ドーリアン→大統領と国王への面会を求めるが、追い返される。
○スーグニ・カットナル→大統領と国王への面会を求めるが、追い返される。
○ウィリアム・ウォーレス・フィッツジェラルド→大統領と国王への面会を求めるが、追い返される。
○デュオ・マックスウェル→地球連邦大統領別邸に潜入。パンの監禁先を突き止める。
○国王→ダカール市郊外の地球連邦大統領別邸に軟禁されている。
○ロゼ・アプロヴァール→ダカール市郊外の地球連邦大統領別邸に軟禁されている。
○ミスターサタン→ダカール市郊外の地球連邦大統領別邸に軟禁されている。
 孫娘のパンをティターンズに人質に取られているが、パンの実力を知っている
 ためか、あまり心配はしていない模様。
●ジャマイカン・ダニンガン→地球連邦の国王と大統領、ミスターサタンの3人を軟禁している。

【今回の新規登場】
○リリーナ・ドーリアン(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz)
 地球圏統一連合のドーリアン外務次官の娘。しかし彼女の本当の出自は
 完全平和主義を唱えた末に滅ぼされた亡国サンクキングタムの王女であ
 り、本姓はピースクラフト。ゼクス・マーキスという偽名でOZに所属し
 ていたミリアルド・ピースクラフトとは兄妹の関係にある。若干15歳に
 して世界国家元首の地位にまで登り詰め、戦後は地球圏統一国家の外務
 次官の職に就き活躍している。

○スーグニ・カットナル(戦国魔神ゴーショーグン)
 元ドクーガ三幹部の一人。かつてアメリア国大統領の子として生を受け
 たが、テロで父を失い、自身の左目を失う。また、この事件が元で情緒
 不安定な性格になっており、常に精神安定剤を持ち歩いている。強面だ
 が酒は飲めない。ドクーガ崩壊後はアメリア国大統領(第3次SRWαでは
 地球連邦上院議員に当選して地球安全評議会の一員)に就任。

○ウィリアム・ウォーレス・フィッツジェラルド(超重神グラヴィオン/超重神グラヴィオンZwei)
 地球統合政府EFAの大統領(今作では地球連邦の大統領経験者)。
 得体の知れない民間人に地球の防衛を委託する事に抵抗を抱いていており、
 グラヴィオンに対抗してGソルジャー隊を結成させるなど、サンドマンの
 行動に対しては警戒心を抱いていたが、最終的にサンドマンと和解し、
 アースガルツへの協力を約束した。

○デュオ・マックスウェル(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz)
 プロフェッサーGの指示で行動していたガンダムのパイロットで、L2コロ
 ニー群近くの「スイーパーグループ」と呼ばれる宇宙遊牧民の出身。
 XXXG-01D2ガンダムデスサイズヘルのパイロット。スイーパーグループで
 受けた訓練により、工作員として卓越した手腕を備える。その為、ヒイロ
 たち5人中、最も宇宙空間の戦闘に長けているとされる。その一方、性格
 については工作員らしからぬ天性の明るさを持ち、人なつこく楽天家。
 腿まで伸びた三つ編みがトレードマーク。表向きはヒルデと共にジャンク
 屋を営む。

○国王(ドラゴンボールシリーズ)
 長年に渡り地球国王の地位に就く、犬の姿をした動物型地球人。
 ピッコロ大魔王から世界を救った名も無き少年(孫悟空)のこと
 を知る数少ない人物。

○ロゼ・アプロヴァール(勇者王ガオガイガーFINAL)
 国連事務総長兼国連最高評議会議長(今作では地球連邦大統領)。
 GGGの直属の上司に該当。老齢ながら冷静にして剛胆な人物で、
 高いカリスマ性を持ち、判断力にも優れる。さらに各国要人との
 間にも広い人脈を有する。大河長官や火麻参謀とは旧知の仲で、
 「幸太郎坊や」「激坊主」と呼んでいる。長官不在時のゴルディ
 オンハンマー・ファイナルフュージョン・各種ハイパーツール群
 の使用許可を出す権限を有し、ゴルディオン・クラッシャーの発動
 には彼女による許可が必要不可欠である。

○ミスターサタン(ドラゴンボールシリーズ)
 格闘技世界チャンピオンで、一般市民の間では「セルを倒し、その後
 現れた恐怖(魔人ブウ)からも世界を救ったヒーロー」ということに
 なっており、地球規模に及ぶ知名度を持つ英雄。孫悟飯の妻ビーデル
 の父であり、パンの母方の祖父に当たる。




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