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機動戦士ガンダム0083

1JIN:2006/06/05(月) 21:10:52 HOST:lo2.067.geragera.co.jp
 OVA作品ながら、「ティターンズ誕生」をはじめ、初代と『Z』をつなぐミッシング・リング物の傑作。

 どうせなら『Z』と『逆襲』をつなぐ、新訳『ZZ』もこうしたノリで作ってもらいたい物です。

7うさだ琴音:2006/06/06(火) 20:08:03 HOST:59-171-108-142.rev.home.ne.jp
私はコウはガンダム主人公としては一番不遇な存在だと思いました。
先輩や上官に死なれ、結局コロニー落下は阻止できず(それもルセットの犠牲もありガンダム試作3号機に乗れたというのに)、挙句の果てに出世コースから外されと。
(某所でそう書いたら「カミーユが一番不遇だと思う」と返されましたが)
それに対しガトーはその最後の瞬間まで彼らしく生きれたと思うのです。
(別にテロリズムを絶賛してるわけではありません)

8JIN:2006/06/06(火) 22:07:14 HOST:lo194.020.geragera.co.jp
 劇場版では軍法会議で終わりですからね。

9仮面ラウダー:2006/06/07(水) 20:17:42 HOST:softbank218128092014.bbtec.net
戦いで勝てず、信念で負け、女性絡みの土俵の上でもKO。
最後は俺の勝ちだち言わんばかりのGP3放置プレイによる勝利宣言。

カリウスとともに旗艦グワンザンに向かうニナ。最後の不適な笑みのおかげで「性悪な女」と扱われる始末。

10仮面ラウダー:2006/06/10(土) 12:40:42 HOST:softbank218128092014.bbtec.net
試作三号機のクローアームが巨大なサーベル握ってムサイにラリアットも凄かったですが、ガーベラ・テトラがメガライフルに串刺しにされ、ライフルを持った腕がカタカタ回転しながら吹き飛ぶとこも圧巻だった。

11JIN:2006/06/11(日) 14:13:55 HOST:ntgnma005094.gnma.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp
 ジャミトフやバスク、そしてハマーンなどの本編キャラを実にさりげなく使っているのもポイント。

 その意味からいえば別に富野監督自身が新訳『ZZ』を手掛ける必要は無いとも思うんですよね。

 せいぜい「監修」くらいで。

12kazuhide:2006/06/11(日) 14:28:55 HOST:zaq3a55d2a9.zaq.ne.jp
主人公サイドが完全に敗者となったという点でも異色かも、結局は連邦内のパワーゲームのコマにされてしまったし・・・・・

13JIN:2006/06/11(日) 14:32:09 HOST:ntgnma005094.gnma.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp
 ラストのバスクの演説の中で、アルビオンのクルーたちがティターンズの制服を着込んでいる場面も凄かったですよね。

 まさに「悪夢」とはこのことだと。

14ピンフ:2006/06/11(日) 14:43:51 HOST:softbank219054079133.bbtec.net
 あのラストは強烈ですね。あのキャラが百式のメガランチャーで吹っ飛ばされるか、グリプスのレーザーに飲み込まれるかと思うと。

 でもあれも「ガトー達の正統性」を主張しているのだろうけど。

15JIN:2006/06/11(日) 15:21:48 HOST:ntgnma005094.gnma.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp
 本作のテーマの一つは「大義」なんですよね。

 だからガトーたちが尊敬に足る「英雄」なのか迷惑この上ない「ドン・キホーテ」なのかと議論も割れると。

 (そしてシーマみたいに「大義」の犠牲者も描かれる。)

 まあ。「大義」とは何かと言うなら、その内容云々ではなく、まさにそれを純粋に信念ないし信望するかどうかかもしれませんね。

 まさに「まず決める。そしてやり通す」と。

16仮面ラウダー:2006/06/11(日) 16:31:14 HOST:softbank218128092071.bbtec.net
「星の屑」「茨の園」とロマンチックな名称を考えたり、先遣隊に対して地球が目視できる位置で歓迎の意を表したり、高潔な性格で、大義でシーマを導けると信じる理想主義であったからこそ部下からも敬愛され、その情緒とロマンを好む性格が作戦に仇を成すことになる。

17昴零式:2006/06/11(日) 18:02:41 HOST:softbank219045136040.bbtec.net
これは又聞きな話なので信憑性は分かりませんが・・・・
最終話でシモン達が乗り込んだアレキサンドリア級はアレキサンドリアじゃなく別の戦艦で、ベイト達も含めそれぞれグリプス戦役は生き延びたそうです。

18ピンフ:2006/06/11(日) 18:17:59 HOST:softbank219054079133.bbtec.net
 でも一番大切なはずの「大義の中身」がまったく問われていないのも、この作品の特徴。
 コロニーを地球に落す「大義」などあり得るのかということや、デラーズフリートが宇宙移民の支持を受けている様子が全く無いのに、「大義」という空虚な言葉だけが一人歩きする。

19仮面ラウダー:2006/06/11(日) 19:51:29 HOST:softbank218128092071.bbtec.net
政治能力にも疑問が残りますよね。作戦自体が一種のプロパガンダで、デラーズ宣言によるスペースノイドの反連邦運動の促進や、北米コロニー打撃によるスペースノイドの発言力の向上は作戦が成功しても達成されなかった。ハマーンはアクシズを国家として承認するよう求めたわけだから、政治状況を把握する能力が欠けていたといわざるを得ない。

20JIN:2006/06/12(月) 12:23:28 HOST:lo194.051.geragera.co.jp
 その意味でまさに2・26事件型なんですよね。

 「その動機は必ずしも批難するにあらず」とみるか「ただ私利私欲がないというだけに過ぎない」とみるかで。

21:2006/06/12(月) 23:08:52 HOST:p28116-adsau04yokonib2-acca.kanagawa.ocn.ne.jp
ダイクンの理念を実現する手段としてザビ家の取った以外のやり方を当のシャアも最後まで見出せなかったというところでしょうか。

22kazuhide:2006/06/12(月) 23:14:30 HOST:zaq3a55d2a9.zaq.ne.jp
と、言うよりも優秀な政治担当がいなかった事のほうが大きいような気がする。政治的正当性を掲げられるような象徴があって、それを維持する力があるのに、老練な政治家がいない故に簡単に瓦解している。

23JIN:2006/06/13(火) 12:26:40 HOST:lo194.051.geragera.co.jp
 まあ。「あの連中」からすれば「政治など不純」だとでも言い出しそうですからね。

 そこがまさに「青年将校」的って奴で。

24kazuhide:2006/06/13(火) 20:39:11 HOST:zaq3a55d2a9.zaq.ne.jp
彼らに感じる青臭さって、ジオンだから違和感ないんでしょうね。連邦の汚さってのがそれでさらに強調されてるんですけど。

むしろコウはあちら側の人間に近い気がしてならない。

25JIN:2006/06/13(火) 21:16:44 HOST:lo66.555.geragera.co.jp
 まあ。コウが「あちら側」にいないのは「そこにガトーがいるから」でしょうね。

26ピンフ:2006/06/14(水) 18:47:21 HOST:softbank219054079133.bbtec.net
 この作品の「中身無き大義」って、そのままSEEDシリーズに受け継がれているような気がする。
 政治をせずに世界を「イデオロギー」とアナクロな「信念」のみで渡ろうとする態度とか。

 0083人気にキャラのビジュアルを付加したものがSEEDなのではないだろうか。

27JIN:2006/06/14(水) 19:11:51 HOST:59x158x251x27.ap59.ftth.ucom.ne.jp
ちなみに「それ」を容赦なく「敗北」させたのが本作で、なんとなく「勝利」っぽく描いたのが・・・・・・

28仮面ラウダー:2006/06/14(水) 20:12:37 HOST:softbank218128092071.bbtec.net
HLVロケットでガンダム二号機とガトーを打ち上げることで敗れても大義に准じて勝利するという考えの人たちですから。

29JIN:2006/06/14(水) 20:16:53 HOST:59x158x251x27.ap59.ftth.ucom.ne.jp
 まあ。自分たちの「政治性の不足」を棚に上げて散々に「泣き言」を喚きまくった、2・26の連中よりはまだマシかも。

30kazuhide:2006/06/14(水) 20:23:59 HOST:zaq3a55d2a9.zaq.ne.jp
シーマを上手く使いこなせればもっと厄介な存在になったのは間違いないんでしょうけどね。

デラーズはカリスマや指導力はともかくそういう部分の配慮に欠けていたような。

31JIN:2006/06/14(水) 20:31:10 HOST:59x158x251x27.ap59.ftth.ucom.ne.jp
 その意味では、2・26事件の前段階として、永田鉄山を斬り殺した相沢三郎みたいな物だったりして。

32ピンフ:2006/06/14(水) 22:50:36 HOST:softbank219054079133.bbtec.net
 でもガトー達って負けてないんですよ。ストーリーの上では負けかもしれないけど、演出上は明らかに勝っている。
 丁度、マスドライバーとともに自爆しただけで勝ったかのように見せかけたオーブのように。

 そういう意味でも、この両作品は同じ事をやっているのかもしれない。

33MIP:2006/06/14(水) 23:16:38 HOST:zaq3d2ef8c7.zaq.ne.jp
コミックの松浦版の方が描写がニュートラルだと思いました。こっちの方がコウがカッコいいですし。

「目的が手段を正当化する事などない」
OVAでもせめてこれぐらいの事は言ってほしかった。
「腐った連邦に属さねば〜」なんて上からの物言いをされて何もやり返せないし言い返せないなんてあんまりかと。

34仮面ラウダー:2006/06/15(木) 16:30:29 HOST:softbank218128092071.bbtec.net
コロニー工作の手際とオサリバンの裏取引などにシーマ艦隊の利用価値を見出していて、裏切りは想定していたんですよね。

バーミンガム撃沈後はワイアットからコリニーに取引を変更、地球の居住権を報酬としたらしい。が、それをコリニーが約束通り払うつもりだったかまで定かではない。その証拠に、彼の一派がティターンズ興してコロニーに毒ガスを注入したわけであり、一年戦争同様の運命をシーマが辿る可能性は高かった。

35JIN:2006/06/15(木) 21:24:58 HOST:lo194.020.geragera.co.jp
 デラーズ・フリートの「大義」と連邦の「官僚体質」、そしてアナハイムの冷徹なまでの「信賞必罰」が互いに上手く引き立てあっているという稀有な作品でしたね。

36叢雲 劾:2006/06/18(日) 10:59:44 HOST:i60-36-35-164.s04.a025.ap.plala.or.jp
結局は単に巨大VS巨大を最後に実現させたかったどっかのスタッフの陰謀
かも・・・・・

37JIN:2006/06/23(金) 19:00:26 HOST:lo194.051.geragera.co.jp
 あの2・26事件の勃発の際、北一輝は「これは革命軍ではない。正義軍だ」といったそうですが、その意味では「大義軍」かもしれませんね。デラーズ・フリート。

 悪く言えば「大儀軍」かもですが。

38JIN:2006/07/27(木) 20:49:08 HOST:lo194.020.geragera.co.jp
 ガディやライラに続いて、遂にジーン・コリニーもが『CDA』に登場。

 いよいよ役者が揃って来た感じですよね。

39保守:2007/06/05(火) 15:45:42 HOST:TPH1Agd156.tky.mesh.ad.jp
リョウスレホシュ

40JIN:2007/07/28(土) 12:28:45 HOST:ntgnma005163.gnma.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp

 アナハイムエレクトロニクスの詳細な描写を初めて行ったという意味でも実は記念碑的な作品。

 (現在では、なんと『ジ・オリジン』でMS以前の時代での暗躍ぶりまでが描かれている。)

 当時のラビアンローズのクレナ所長のキャラクターなどは、後の『SEED』系の二十代女性たちの先駆とも言える感じで。

41kazuhide:2007/12/18(火) 14:36:53 HOST:P061198138070.ppp.prin.ne.jp[localhost.localdomain]
アナハイムという存在を焦点に当てるなら、やはりそれ以後の作品をを俯瞰してみないとその死の商人としての徹底した論理と手段を感じられる。

42JIN:2007/12/18(火) 21:36:13 HOST:203-179-93-204.cust.bit-drive.ne.jp

 官僚機構の象徴たる地球連邦とは違った意味での「組織」の象徴ですよね。

 こうした存在は後のロゴスの設定にも受け継がれるわけで。

43:2007/12/19(水) 23:42:20 HOST:softbank218139214025.bbtec.net
その権勢は「F91」の「サナリィ」に破れるまで続きますからね。
機を見るに敏な者はその直前にAEに見切りを付けて乗り換えてを完了させて
生き延びているのかもしれませんが。

44kazuhide:2008/05/25(日) 20:33:02 HOST:KD210169096225.ppp.prin.ne.jp
コロニーの最終噴射の後、コウを待ったガトーの行動も、彼にとって見れば、自分の背中を追いかけてきたコウに対する最大限の礼儀、なんですよね。

もちろん、コウにしてみれば、それさえも傲慢であるし、人間としての差を見せ付けられたとしか感じられなかったのでしょうけど。

コウとやりあわなければ、もしかしたら、アクシズ艦隊と合流できたかもしれませんが・・・

45VSBR:2008/05/25(日) 22:35:46 HOST:softbank220000127157.bbtec.net
 ギレン派残党のガトーは、ドズル派残党のアクシズでは生きて行けなかったでしょう。そうでなくてもエキセントリックな主義者なんだから、シャアやハマーン様との相性は最悪。

 アクシズがデラーズ・フリートをノイエ一機を手切れ金に見捨てたのも、そういう事情でしょうし。

46kazuhide:2008/05/26(月) 02:05:06 HOST:KD210169096115.ppp.prin.ne.jp
アクシズではある程度の超派閥的な体制だったと思いますけどね。(グラナダやア・バオア・クーからの脱出組もおそらく中核はキシリア派でしょうから。)

デラーズもキシリアに不審があったからこそ戦列を離れたわけですからね。

ハマーンにしても、連邦と事を構えてまで彼らに肩入れすることも無いと見るでしょうから。

47JIN:2008/05/26(月) 19:30:46 HOST:203-179-93-204.cust.bit-drive.ne.jp

その意味で後のグレミー派への伏線の説明も気になるというかですよね。

48VSBR:2008/05/26(月) 20:31:54 HOST:softbank220000127157.bbtec.net
 キシリア派とドズル派は仲悪くないですから。ドズルの嫁と娘をソロモンから脱出させたのは、キシリア側近のマ・クベ。ア・バオア・クーから脱出したシャアは、元ドズル派の現キシリア派。
 しかもキシリアは側近連中(トワニングとかね)をア・バオア・クーで降伏させるために残している。

 というか、アクシズに受け入れてもらえなかったギレン派が、茨の園でデラーズ・フリートを結成せざるを得なかったのだろうし。

49MARINE:2008/05/26(月) 20:54:59 HOST:i121-113-190-160.s05.a014.ap.plala.or.jp
一年戦争の最終局面でジオン軍はギレン、キシリア両指令の死亡により戦線が崩壊、アクシズに逃げるか、連邦に降伏するかの選択を迫られるようになりました。

まだまだ戦争する!って言ったジオンの本国艦隊、ア・バオア・クー残存戦力、月に駐留していたキシリア艦隊がデラーズの指揮下に入ったのがデラーズフリート。
連邦憎し、で各派閥が意思を統一しイバラノソノで固まっています。

ザビ家の生き残りのミネバをつれていって、力を蓄えて再び独立戦争しよう!って人らは結構な数がいて、みんなそろってア・バオア・クー戦線崩壊後に地球圏を離脱し小惑星アクシズに引っ越しました。
一応のシンボルとしてミネバを中心として固まっているのがアクシズ。
脱出当時のアクシズの指導者はダイクン派のマハラジャさん。ギレン、キシリア、ドズル、ダイクンといろんな人がいっぱい来たのでまとめるのが大変で死にました。かわりにまだ若いハマーンさんがアクシズをまとめています。シャアは地球に逃げちゃいました

なお、アクシズにも行かず、さりとてデラーズフリートにも参加していないジオン残党はアフリカ中心にいっぱいいます。それを刈り取るためにジャミトフが頑張ったのがティターンズ。

50JIN:2009/03/26(木) 07:50:34 HOST:210-172-30-192.cust.bit-drive.ne.jp

いよいよ『若き彗星の肖像』が「0083編」に突入。

「虚空を眺めるハマーン」がまさにその物ズバリというか。

51JIN:2010/03/27(土) 23:41:07 HOST:113x35x8x178.ap113.ftth.ucom.ne.jp

観艦式の核攻撃で連邦艦隊の六割がダメージを受けているんですよね。

これが後のグリプス戦役の展開にも大きな意味を持ってくると。

52叢雲 劾:2010/03/28(日) 00:01:13 HOST:i114-188-204-237.s42.a025.ap.plala.or.jp
所詮アクシズに逃げなかったジオン勢力自体は大した物ではありませんでしたし

連邦側からすれば「たかが北米にコロニーを落としたぐらいで」程度でしょうね

それこそエゥーゴに屈したティターンズが哀れというか何というか

53JIN:2010/03/28(日) 00:05:54 HOST:113x35x8x178.ap113.ftth.ucom.ne.jp

 後のダブリンやラサもそうですが、「人口削減」という意味では、むしろ連邦政府としても悪くないという感じなんですよね。

 ここが富野監督のテーマの一つでもある「組織」の恐ろしさで。

54Chin:2010/03/29(月) 01:23:34 HOST:CBCnni-10S1p123.ppp12.odn.ad.jp
大規模な観艦式の実施も組織の無謬性神話そのものに見えますからね。

55JIN:2010/03/29(月) 19:22:19 HOST:124x32x226x66.ap124.ftth.ucom.ne.jp

『キングゲイナー』の1話でもサラの第一声がこれですからね。

「組織とは本来道具であるはずなのに」と。

56JIN:2018/05/07(月) 22:35:42 HOST:113x39x164x58.ap113.ftth.ucom.ne.jp

ガンダム総選挙で「10位」入賞。

ついでにガトーも「8位」とは。


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