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千歌「私、男の子になってる!?」理亞アフター√
1
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 22:51:13 ID:ladIpJHg
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/10627/1517930376/
理亞本編からのアフターです。
2
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 22:54:38 ID:ladIpJHg
千歌「誕生日おめでとう!」
理亞「あ、ありがとう…!」
今年の誕生日は、今までとは違った。
ルビィたちにお祝いしてもらったことも嬉しかったけど、けどこれは、やっぱり違う。
彼氏からの、いや、もう、違うんだ。
夫、旦那、……結婚した相手からの、お祝い。
3
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:07:23 ID:ladIpJHg
理亞(思えば、よくもまあ千歌と結婚したものね……)
理亞(最初はあんなにつんけんしてたのに)
出会いは最悪だったのは忘れられないけど、今じゃそれも笑い話ね。
理亞「……」
千歌「どうしたの? 理亞ちゃん」
理亞「……ううん。なんでも」
理亞「ただ、幸せだなぁ、って」
千歌「……理亞ちゃんもびっくりするくらい素直になったよね」
4
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:12:07 ID:ladIpJHg
理亞「うっさい。…でも、嘘じゃないから」
千歌「わかってるよ」
理亞(……)
理亞「……でも、二十歳で結婚、っていうのも思いきっちゃったかな」
千歌「どうして?」
理亞「いや、私自身がそういうタイプじゃなかったから……変な感じがして」
千歌「うーん……まあ、でも確かにそうかも」
千歌「でもいいんじゃない? それだけ理亞ちゃんが変わったってことだよ」
5
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:13:58 ID:ladIpJHg
理亞「…かわった、か」
千歌「うん」
千歌「あの頃なんてなんて生意気な子なんだ! ……と思わなくもなかったけど」
理亞「悪かったわね生意気で……」
千歌「でも、そういうところが最初に可愛いって思ってしまったのかもね」
理亞「……ふーん」
6
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:25:38 ID:ladIpJHg
千歌「ねえ、俺たちって、どっちが先に相手を好きになったのかな」
理亞「……さあ」
千歌「え〜、つれないなぁ」
理亞「そんなのどっちだっていいじゃない」
千歌「そんなこといって〜、本当は理亞ちゃんの方が先に惚れちゃってたんじゃあだだだだ!?」
理亞「どっちだっていい〜!!」
千歌「いへへ……照れ隠しが過激…」
7
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:34:30 ID:ladIpJHg
千歌「……でもさ、本当。そういうところなのかもね」
理亞「はぁ? なにが」
千歌「いや、なんていうんだろう。ツンデレ? よくわからないけどさ」
理亞「だからなにを……」
言葉をさえ切り、携帯の画面を見せつけてくる。
なにか写真が表示されていた。
理亞「ん?」
(眠りこける理亞)(ぬいぐるみを抱きしめて寝ている)(ハイパージャンボ寝そべり『千歌』)
理亞「」
千歌「いやぁ〜、聖良さんからこの写真来たとき悶え死ぬかと思ったね」
理亞「こっ、殺してやる〜ーー!!!!」
千歌「ええ!?」
理亞「あんたを殺して私も死ぬ!!!」
8
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:35:51 ID:ladIpJHg
千歌「い、いやいや落ち着いて」
理亞「ああもうっ、ほんと最悪っ、どうしてくれるの…!」
理亞「姉様にばれてたことも恥ずかしいしそんな事してたってばれたのも恥ずかしい…」
9
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:39:07 ID:ladIpJHg
千歌「まぁまぁ、これから本物と寝られるんだから…」
理亞「いやその対応も割りとイラッと来るわね。調子乗るんじゃないわよ」
千歌「あ、ごめん……」
理亞「……」
理亞「……ぃよ」
千歌「え?」
理亞「……そう言うんだったら、今夜くらいは一緒の布団で寝なさいよ…」
千歌「……」
理亞「同棲してから別々の布団だったし……文句は言わせないわよ!? そっちが言い出したんだからね!?」
千歌「そういうところ、ほんと好き」
10
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:39:38 ID:ladIpJHg
今回はここまで。
理亞誕生日おめでとう理亞
11
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/12(水) 23:41:05 ID:ladIpJHg
少々長めになると思います。また明日に
12
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 00:25:37 ID:hhEPK2e.
おつ
13
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 00:42:01 ID:hhjQqVjY
本編エンド時よりも少しツンデレ気味に戻ったイメージあるね
最後辺りは完全にツン無しの好き好きモードな状態になってる感じだったから
14
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 19:28:04 ID:jSPi.0yI
読み返したけどやっぱりめちゃくちゃ可愛いわ
15
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 22:29:42 ID:RzpQJffI
ーーー
千歌「よいしょ。じゃあもう、電気消すよ?」
理亞「うん」
千歌「おやすみー」
理亞「…」
千歌「……」
理亞「……なんか喋りなさいよ」
千歌「えぇ? 寝るんだよね?」
理亞「そういう無駄に鈍感なのやめなさいよ」
千歌「……うーん。……理亞ちゃん、なんだか結婚してから若干また気が強くなった気がする」
理亞「気のせいよ」
16
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 22:47:10 ID:RzpQJffI
千歌「そうかなぁ……もっとデレデレしてくれてた気がするんだけど」
理亞「気のせいよ」
千歌「……」
理亞「…なによ」
千歌「……かわいくなーい」
理亞「はぁあ!?」
ものすごい勢いで立ち上がりパチリと電気をつけられた。眩しい。
千歌「えっ、なになに」
理亞「あんただってかっこよくない!!」
千歌「えっ、言い返しが二十歳とは思えない」
17
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 22:55:18 ID:RzpQJffI
理亞「〜〜〜!」ゲシゲシッ!
千歌「あぁいたいいたい……」
理亞「ふんっ! やっぱり一人で寝る!」
と言い残して、理亞ちゃんは自室へと行ってしまった。
千歌「……」
千歌「はぁ……変わらない、と言えば変わらないのかな」
18
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 23:04:31 ID:RzpQJffI
千歌「……いや、そうか。変わらないって言うなら……」
千歌「……あと30分くらい待ってみようか」
ー30分後ー
千歌「…… 」コンコンッ
千歌「理亞ちゃ〜ん……おきてる?」
返事はない。
でもたぶん起きている。
千歌「はいるよ」
千歌「……」
理亞「……」
千歌「…理亞ちゃん、ごめんね」
理亞「……」
理亞「…なにが」
19
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 23:13:57 ID:RzpQJffI
千歌「……冗談でもかわいくないとか言って」
理亞「…ほんとよ。ふん」
千歌「…大丈夫」
千歌「理亞ちゃんは一番可愛いから」
理亞「…………そ」
理亞「そんなミエミエな言葉で……喜ぶとでも…」
いやめちゃくちゃにやけてるよ。
分かりやすすぎる。
千歌「布団いれて」
理亞「ぁ……」
少し狭いけれど、同じ布団で横になる。
千歌「……せまいね」
理亞「……」
理亞「……」ピトッ
──いつかの日の、相合い傘の時のように。
ピタリとくっついてくる理亞ちゃん。
理亞「……こうすれば、平気でしょ…」
千歌「…うん」
20
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 23:23:45 ID:RzpQJffI
理亞「……っ〜〜…ふぅ……」
千歌「…なにしてるの?」
理亞「……千歌の匂いがする」
千歌「……く、臭かった?」
理亞「ううん……」
理亞「安心する……」
千歌「…こんなのでいいなら、いくらでも……」
理亞「ん……」スー
身長178㎝と153㎝。実に25㎝の差。
抱き締めると、全部隠せてしまいそうだ。
あぁ。
この子が、自分のお嫁だと思うと胸が熱い。
21
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 23:27:31 ID:RzpQJffI
千歌「おやすみ、理亞ちゃん……」
ーーー
後日。
千歌「スマ◯ラだー!」
理亞「なにそれ」
千歌「いわゆる大乱闘するゲームだよ!」
理亞「ふーんゲームと私どっちが大事?」
千歌「いやそんな……めちゃくちゃ突然だし、相当かる〜く聞いてきたね……一瞬意味わかんなかった…」
千歌「いやまあそりゃ、理亞ちゃんの方が大事だけど……どうしたの?」
理亞「……別に」
千歌「……?」
理亞(私がなにかのプレゼントあげたときより喜んでる姿が気に入らないとか、言えないわ……)
22
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/13(木) 23:27:42 ID:RzpQJffI
今回はここまで。
また明日に
23
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/14(金) 00:20:20 ID:OPRJocSE
乙乙
24
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/14(金) 22:44:03 ID:Di6FGZSk
千歌「せっかくだし、理亞ちゃんもやろうよ! たのしいよ?」
理亞「私ゲームなんてあんまりしたことないんだけど……」
千歌「大丈夫大丈夫スマ◯ラはそんなに難しいもんじゃないから」
千歌「楽しいことは一緒にしたいしね!」
理亞「……そこまで言うなら」
ーーー
25
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/15(土) 23:15:56 ID:Qy9H7QZA
日曜日再開です。
26
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/16(日) 23:48:56 ID:74.9UldA
理亞「ちょっと!? いまのずるじゃないの!?」
千歌「ちがいますー、実力ですー」
理亞「もっかい!!」
千歌「へへ、勝てないと思うけどなぁ」
27
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/17(月) 14:07:15 ID:oCVrnUrQ
今週はなかなか余裕がないので、出来るときにすこしずつ。まとまった更新ができるのは日曜日に。
28
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/17(月) 21:44:15 ID:VMYWSZRk
待機
29
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/20(木) 15:22:31 ID:QZRxteGc
待機
30
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/22(土) 09:25:28 ID:B7z.AX4s
今夜再開
31
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/22(土) 23:18:55 ID:B7z.AX4s
理亞「むがー! 」
千歌「もうやめといたら?」
理亞「まだよっ、このままじゃ終われない……!」
千歌「もう疲れたよ……」
理亞「負けてたまるかぁ…!」
ーーー
理亞「やったー!!! かったー!!!」
千歌「ふぁあ……」
千歌「……って、もうこんな時間」
千歌「お風呂入ろ……」
理亞「私も」
ーーー
千歌「……そういえば」
理亞「ん…なに?」モコモコ
32
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/22(土) 23:21:29 ID:B7z.AX4s
千歌「いや、髪とか伸ばさないのかなぁ、って。ずっとそれくらいを維持してるから」
理亞「……そうね。落ち着くもの」
理亞「……もっと長いのが好き?」
千歌「いや、そういうわけではないけど……」
千歌「……長い髪の理亞ちゃんかぁ」
千歌「聖良さんみたいにみえるのかな」
理亞「姉様みたいに……?」
理亞「……」
理亞「ぶち飛ばすわよ」
千歌「なんで!?」
33
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/22(土) 23:38:31 ID:ExW/L/WU
穂乃果くんも同じような地雷踏んでそう
34
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/22(土) 23:53:34 ID:B7z.AX4s
理亞「ったく…」パシャッ
理亞(……髪、か)
理亞「……ほら。次次、湯船から出て」
千歌「はいはい」ブラン
理亞「……」
千歌「……? どうしたの」
理亞「いや」
理亞「でかいなって」
千歌「セクハラ……?」
35
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:19:19 ID:xDRE76Jc
理亞「くらえ横スマッシュ!」パシーン!
千歌「いっだぁぁぁい!?!」
理亞「そんなに?」
千歌「痛いよ……ふぐぅ……」
理亞「でもこのまえ、『アレ』した時は……」
千歌「! い、いやあの時は……ちがくて」
千歌「と、とにかく! だめだからねこんなことしたら! デリケートなんだから!」
36
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:24:15 ID:xDRE76Jc
……とはいったものの。
確かに、まあ……あんなことさせてからじゃあ、遅いのかもしれないけど。
いや、でもやめたし。
流石にはまったらまずいと思ったからアレ以来はやっていない。
理亞ちゃんもノリに乗ってたからまずかった。
37
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:32:58 ID:xDRE76Jc
理亞「なに? またしたいの?」
千歌「し……しないよ! あんな恥ずかしいこと!」
理亞「いやしたいって言ったのは千歌じゃない」
千歌「そ、そうだけどさ……」
ーーー
遡り。
理亞『……なによこれ』
千歌『い、いや……それは……』
理亞『鞭にブーツに首輪になにかよくわからない物……』
理亞『いや、本当になによこれ』
38
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:34:24 ID:xDRE76Jc
千歌『……』
理亞『はぁ? なに、聞こえないってば』
千歌『……SMプレイの……道具です』
理亞『……』
千歌(うわっ、あの頃みたいなゴミを見る目だ……)
理亞『……なんであるのよ、そんなのが』
39
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:42:53 ID:xDRE76Jc
千歌『……』
理亞『黙っててもわからないわよ』
理亞(……なんか、子供をしかってる気分ね……)
理亞『……もしかして、やりたいの?』
千歌『えっ』
理亞『SMプレイ』
千歌『えっ、ぁ、そ、それは……』
理亞『……』
理亞『はぁ……まあ……そういう性癖持った男も、いるか……』
理亞『いいわ、相手してあげようじゃない』
千歌『……えっ、ほんとうに?』
理亞『あんたは黙って、夜二十一時になったら私の部屋に来なさい』
40
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:50:40 ID:xDRE76Jc
ーーー
千歌(ま、マジか。いいのか、理亞ちゃん)
千歌(へ、へへ。理亞ちゃんをいじめる……)
千歌『う、うん。なんか……興奮してきた』
千歌『ど、どうしようかな。鞭って痛いっていうし、優しくしないとだよね。あぁでも……』
千歌『……あ、もう時間か……よ、よし! いくぞ……!』
ーーー
千歌『理亞ちゃん、はいるよ……ん?』
パシンッ!パシンッ!
千歌『……え?』
理亞『おそいわよこの豚が』
そ っ ち じ ゃ な い。
41
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 00:57:50 ID:xDRE76Jc
理亞『やるなら徹底的に…遊びじゃないのよ』パシーン!
千歌『い、いやあの理亞ちゃん。俺本当は立場逆を……』
ボグッ
千歌『けひゃっっ』
おっ……おもいっきり……金的…蹴られた…。立っていられない…。
千歌『おっ、あっ…』ビクンビクンッ
理亞『女王様と呼びなさいこの下品なクソ豚野郎』
千歌(あ、遊びじゃない……ほ、本気だ、本気でやろうとしている…)
千歌(あくまで期待に応えてくれようと全力でやってくれている……)
千歌(なら……それを無下にするのは…理亞ちゃんはも失礼だ……私のわがままから始まったことなんだし…!)
理亞『返事は?』
千歌『は、はい……女王様…』
42
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 01:01:42 ID:xDRE76Jc
ーーー
ピシーン!パシン!!
千歌『えひっ、ぁっ…!』
理亞『ずいぶんと元気じゃない、まだ余裕があるのね?』
全裸にされて、首輪と手錠をされて立ち上がれず膝まずいた体制で、鞭打ちをされ続けていた。
痛い、痛いんだけども。
なんか、変なゲートあきそうで怖い。
一瞬、ほんの少しとはいえ快感がきたのはヤバイと思った。
43
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 01:10:10 ID:xDRE76Jc
理亞『ほら見てみなさいよ』
千歌『…ぁ、あ……』
理亞『どうなってる?』
千歌『……っ、き、して…』
理亞『……ちゃんと言えないんなら、これもいらないわよね?』
そう言って理亞ちゃんはそれの上に足を構えて、思い切り踏み下ろす。
千歌『ぁぁぁまってください! 勃起! 勃起です勃起してますぅ!!!』
ダッーン!
千歌『はぁっ、はぁっ、はぁっ……!』
……睾丸の真横にかかと。
理亞『なんで勃起してるのかしら……気持ち悪い……こんなにしちゃって……変態なのね…』ツンツンッ
千歌『っ……』
足でそれを弄り始める。理亞ちゃんは椅子に座って、見下すようにして。
理亞『まさか足で気持ちよくなったりしないわよね? だとしたら、あんたは豚いかね。カスね、ごみよゴミ。もし射精したら……人以下ね。射精さえできたらなんでもいい猿同然ね』
44
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 01:13:42 ID:xDRE76Jc
今回はここまで。
日曜日夜ごろ再開。
45
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 01:15:52 ID:xaWD..LA
うーん、そういうのは求めてなかったなぁ
本編の雰囲気が良かったのに…
まあ好きに書いてくれれば良いとは思うけど、ここまで行くと、本編とは繋がりのない別モノと捉えるしかないかな
46
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:06:22 ID:xDRE76Jc
千歌『ひっ……!』
アッー……!
ーーー
ーーー
千歌(……)
理亞「またぼっーとしてるけどどうしたのよ」
千歌「えっ、あ、いや」
千歌「人って見かけによらないんだなぁ、って」
理亞「?」
千歌「それよりはやくあがってさ、寝よう。明日も仕事だしね」
理亞「ええ」
ーーー
理亞「……」
47
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:21:14 ID:xDRE76Jc
千歌「……zzz」
理亞「……ねえ」
千歌「………zzz」
理亞「……」シュン
理亞「……」
ーーー
職場にて。
穂乃果「……それにしても」
千歌「はい?」
穂乃果「もうすぐクリスマスだけど、仕事だからなにも出来ないのって、嫌だよねぇ」
穂乃果「僕の奥さんも、出掛けたかったって、残念がってたよ」
千歌「あぁ……」
穂乃果「…千歌くん、もしかして忘れてた?」
48
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:26:06 ID:xDRE76Jc
千歌「……え、ええ。正直」
穂乃果「あちゃー、それ大丈夫? 怒ってるんじゃない?」
千歌「い、いやでもまあ、……大丈夫じゃないかなぁ、特に何も言ってなかったですし……」
千歌「結婚する前だったら怒りそうだったけど、いまなら許してくれそう…」
穂乃果「ふふ、結婚してから優しくなるタイプだったんだね」
49
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:30:14 ID:xDRE76Jc
千歌「そうですね。…いやでも最近またツンツンしてきたかなぁ」
穂乃果「まあお互い、大事にしないとねぇ」
千歌「そうですね」
ーーー
千歌「そっか、クリスマスかぁ……」
千歌「……」
千歌「誕生日で忘れていたけど、そうだったな……せめて何か、ケーキでも買っていこうか」
50
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:37:23 ID:xDRE76Jc
千歌「プレゼント……どうしようかな。何かいまからでも……」
千歌「……うっっ、さむっ…ん?」
理亞「……」
千歌(……理亞ちゃん? どうしたんだろう、こんなところで)
千歌(……)
理亞「……よし」
千歌「理亞ちゃん?」
理亞「っ!? ちっ、千歌!? なんで…!」
千歌「なんでって、仕事が終わったから……なにしてたの?」
理亞「いっ、いや別に……!」ススッ
千歌「……?」
千歌「何か買ったの? 持とうか」
理亞「大丈夫、大丈夫だから…!」
理亞「なんでもないからー!!」
ーーー
千歌(結局何も教えてくれなかった……)
千歌(なんだったんだろう)
理亞「……」
51
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:44:38 ID:xDRE76Jc
千歌(確かあれは……ドレス系の……)
千歌(なんだ、なんだろう……)
理亞「……千歌」
千歌「ん?」
理亞「ほんと、なんでも、なんでもないからね。気にしないで」
千歌「……うん」
ーーー
穂乃果「……理亞さんのこと?」
千歌「はい……何か知らないかなって」
穂乃果「……うーん。……特に何も出てこないなぁ、最後にあったのも大分前だし…」
千歌「そうですか……」
穂乃果「……にしても、姉妹の旦那同士って、どういう関係になるんだろうね」
千歌「言われてみれば」
穂乃果「義理の兄弟? とは違うか……あっ、いや…理亞さん、たしか…」
千歌「なにかありました?」
穂乃果「いや、これも大分前……そもそも、僕と奥さん……聖良さんとの、結婚式のことなんだけど」
52
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:48:32 ID:xDRE76Jc
千歌「あぁ、あのときの。確かに二人で行きました」
穂乃果「あの時、すごく……なんて、言うんだろう。まって千歌くん。僕わかったかもしれない」
穂乃果「あのさ、千歌くん」
千歌「はい」
穂乃果「結婚式、やるつもりもうないの?」
ーーー
千歌(……そう、だった)
千歌(……結婚式、あたまからすっぽり飛んでた)
53
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:54:12 ID:xDRE76Jc
千歌「あっ、だから……あの時…」
千歌「はぁ〜〜〜……」
千歌(しまった……スマブラとか言ってる場合じゃなかった……)
千歌(結婚式……理亞ちゃん、『しなくても大丈夫』なんて言ったくせに……素直じゃない)
千歌(親からお金を借りることに抵抗があったのはわかる……私だってそうだった)
千歌「……でもこれで勘違いだったら恥ずかしいな」
54
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 10:58:52 ID:xDRE76Jc
千歌(確認してみるか)
プルルル…
聖良『はい? 千歌さん、どうしました?』
千歌「あ、聖良さん。単刀直入なんですけど」
千歌「理亞ちゃん、結婚式ってしたいと思ってますかね?」
聖良『えぇ、あなた達が入籍したと聞いた日から、目をキラキラさせてましたが?』
千歌「ありがとうございます!!! ちょっと帰って抱き締めてきます!!!」
ーーー
55
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 11:07:53 ID:xDRE76Jc
ーーー
ガチャガチャドターン!
理亞「!?」
千歌「理亞ちゃーん!!」
理亞「なっ、な、なに!?」
千歌「結婚式、挙げよう!!」
理亞「……え」
千歌「ごめん、ごめんね……俺…忘れてた……」
千歌「会場もあんまり豪華には出来ないかもしれない、だけど……」
千歌「やろう、理亞ちゃん!」
理亞「……い、いいの?」
千歌「いい」
理亞「ほ、ほんとうに……?」
千歌「絶対やる、必ず」
56
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 11:12:24 ID:xDRE76Jc
一旦ここまで。夜再開。
やっぱり理亞編はエロ要らないですよね、夜中だったので変な気分でした。
57
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 11:31:58 ID:/y0bKLlk
夜中は変なテンションになるからね仕方ないね
で、SMプレイの詳細はよ
58
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 13:04:22 ID:87jx4krM
クリア後やファンディスクでのはっちゃけエロ話はよくあること
59
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 20:48:52 ID:xDRE76Jc
10時半頃再開
60
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 23:01:09 ID:xDRE76Jc
理亞「……!」パァアッ
理亞「もっ、もう! 遅いのよ、バカ……」
千歌「ごめんごめん……」
理亞「…でも、ありがとう……嬉しい」
千歌「……ちゃんと、綺麗なドレス選ぼうね」
ーーー
理亞「〜♪」
理亞「……はっ、いけないいけない。あんまり舞い上がりすぎるのもだめね」
61
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 23:09:28 ID:xDRE76Jc
理亞(もっと、しゃきっとしないと)
理亞(…結婚式、かぁ)
理亞「ほんと、思えば思うほど想像できない」
理亞「千歌と結婚だなんて……」
理亞「あの頃はほんとうに……嫌ってたのに」
62
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/23(日) 23:25:58 ID:xDRE76Jc
理亞「……ま、いいわよね。それも」
ーーー
理亞「というか、よ」
千歌「んぅ?」
理亞「そろそろちゃん、付け、本格的にやめない?」
千歌「え……なんで」
理亞「なんでって……もう夫婦なんだし……」
千歌「えー…でも穂乃果さんだって、聖良さんのこと、さん付けらしいよ?」
理亞「よそはよそよ」
千歌(えぇ……)
63
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/24(月) 00:20:15 ID:Na.X9bvo
今回はここまで。
書きたいことが多い。また明日に
64
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/24(月) 23:26:40 ID:Na.X9bvo
千歌「う、うーん……でもな〜」
理亞「なによ」
千歌「うーん……理亞ちゃんは理亞ちゃんだし……」
理亞「いつまでそう呼ぶ気なのよ……」
千歌「んー…ずっと?」
理亞「おいおい…」
65
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/24(月) 23:54:33 ID:Na.X9bvo
理亞「……子供ができてもそんな呼び方するつもり?」
千歌「……子供、かぁ」
理亞「……」
千歌「…まだ、その辺は考えられないね。なんだか漠然としすぎて」
理亞「そうね……」
66
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/24(月) 23:59:34 ID:Na.X9bvo
千歌「理亞ちゃんは子供欲しいとかって、やっぱり思ったりするの?」
理亞「……そりゃあ、やっぱり」
千歌「そっかー。……」
理亞「千歌は嫌なの…?」
千歌「嫌っていうか……なんというか」
千歌「……理亞ちゃんをとられるのが嫌、っていうか……」
理亞「……!」
67
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:12:42 ID:OcOYVlAw
千歌「……」
理亞「…あんたそういうところあるのね」
千歌「……好きだからね、理亞ちゃんが思ってるよりも。こう見えて」
理亞「は、恥ずかしい事言うんじゃないわよ……」
千歌「好きだから頑張れるし、嫌なこともめげずにやれるし、あとエッチもしたくなる」
理亞「おい」
千歌「でもやっぱり、……なんていうかな、ちょっと気持ち悪いかもしれないけど」
千歌「いつか俺が死んじゃうとき、側にいてほしいなぁ、って」
理亞「……」
理亞「……私よりは先に死なないでよ」
千歌「……逆もまた、俺が辛い」
68
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:21:52 ID:OcOYVlAw
千歌「……さあ! 明日にでもさ! 結婚式の計画たてようか!」
理亞「…うん」
ーーー
千歌「やっぱり、結構かかるね…」
理亞「今までの二人の貯金でもなんとかはなりそう…」
千歌「……」
千歌「大丈夫、なんとかするよ」
ーーー
ーーー
千歌「友達とか、親戚とかにも、こういうの送るの……なんかoドキドキする」
理亞「結婚式する、っていうんだもの……なんかのろけてるみたいで……」
千歌「……でも、来てほしいでしょ?」
理亞「……うん」
ーーー
私も何人かに送り、大体がOKをもらえたけど、やはり何人かは都合が合わないこともある。
千歌(果南ちゃんとか鞠莉ちゃんもこれないみたい……男友達はだいたい来てくれるな。というかC君以外はみんな来てくれる)
理亞「……」
千歌(理亞ちゃんもなんとか誘えたみたいだ…)
千歌「……さぁ、これから忙しくなるよ!」
ーーー
ー数ヶ月後ー
ーーー
千歌「はぁ……」
理亞「結構時間かかったけど、……もう明後日ね」
千歌「……」
理亞「…千歌?」
千歌「……なんか緊張してきた」
理亞「もう? ……実は、私も」
69
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:26:17 ID:2uOYG.fM
男性側が結婚式に女友達は呼ばないでしょ…
職場の人や二次会ならまだしも
70
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:36:05 ID:OcOYVlAw
千歌「結婚式用のドレス姿、結局見せてくれなかったね」
理亞「当日にとっておきなさい。あんまりにも綺麗で、気絶しちゃうかも」
千歌「うん、気を付けないと」
理亞「……そんな真面目に言われると恥ずかしい」
千歌「…いや〜だってさ〜」
千歌「ウェディングドレスだよ? ……ドキドキしない?」
理亞「……する」
千歌「というか結婚式ってすごくない? みんなに『私たち結婚しまーす!』ってアピールしてパーティーするんだよ?」
理亞「……」
千歌「これから夫婦二人で……」
理亞「……」
千歌「それで、……『子供』もつくって……」
理亞「っ、ぅ……!」
千歌「……理亞ちゃん?」
理亞「……」ポロポロ
71
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:45:12 ID:OcOYVlAw
千歌「……どうしたの?」
理亞「……」
理亞「いまから話すこと……聞いてくれる?」
千歌「……」
千歌「…なにか、あったの?」
理亞「……ごめん」
理亞「ちがうの、なんか、ただ……不安になってきて……」
理亞「私……なんだかまだ子供のままみたいで……自分が結婚するだとか、子供を授かるとか……」
理亞「考え出したら、怖くなって……」
理亞「今さらかよ、って思うかもしれないけど……」
理亞「ほんとうに、自分がそんなことやっているのかなって…」
千歌「……」
千歌「…そのために」
千歌「それを支えるために、俺がいるんだよ」
理亞「……」
千歌「……今日は一緒に寝ようか。…ね?」
理亞「……うん」
72
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:49:48 ID:8kH.vKOE
C君ショックだったのか…
73
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:49:55 ID:OcOYVlAw
理亞「……ねえ」
千歌「ん?」
理亞「千歌は……ほんとうに、私でよかったの?」
千歌「当たり前だよ」
千歌「〜で、よかったの、とかじゃない。理亞しかいないんだよ」
理亞「……!」
理亞「…ごめんなさい。変なこと言って」
千歌「ううん。それも含めて、理亞なんだから。……それら全部を、……」
千歌「愛していく、とか……」
理亞「……」
千歌「……」
理亞「と、鳥肌たったわ……」
千歌「お、同じく……面と向かって愛していくとか……なかなかヤバイ…」
理亞「ふ、ふふ……!」
千歌「わ、笑わないでよ…!」
理亞「はぁ〜……なんか、悩んでたのが馬鹿みたい。……ありがとう」
千歌「……どういたしまして」
ーーー
ーーー
結婚式 当日
74
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 00:50:44 ID:OcOYVlAw
今回はここまで。
また明日に。
理亞アフターはまだ終わらない
75
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 02:07:57 ID:SY5Gi6AA
うおお
76
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 04:38:23 ID:xlWNghvQ
普通の愛のあるエッチシーン欲しい
77
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 23:46:15 ID:OcOYVlAw
ガヤガヤ……
千歌「うわー、緊張してきた…」
理亞「今さらなによ…」
千歌「理亞は平気なの……?」
理亞「……」
理亞「……となりにいてくれるんでしょ?」
千歌「……うん 」
ガチャ……
ーーー
拍手で迎えられる。
隣には、この世で一番綺麗な女性がいる。
純白のドレスに
78
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/25(火) 23:57:28 ID:OcOYVlAw
濃い菫色の髪。
それが、綺麗だったんだ。
ーーー
新郎挨拶、つまり私。
この日のためにたくさん調べてきたんだ、よーし。
千歌「本日は私達二人のために……」
最初はよかったのだけど、だんだんボロが出るというか。やっぱり堅苦しいことは苦手なもので、カジュアルな感じで話進めてしまった。
高校の時の連中たちが大声で「堅いぞー!」とかいって笑いに変えてくれたから、まあ、いいか……人生一回の事だから、ちょこっとだけやり損ねた感はあるけど。
79
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/26(水) 00:19:58 ID:v8deztDE
千歌「……」
理亞「……千歌」
千歌「ん?」
理亞「……ありがとう」
千歌「……うん。俺も、ありがとう」
ーーー
いろいろとインパクトが大きすぎて、なんだか疲れてしまったけれど、とても幸せな時間だった。みんなには感謝しなければ……。
結婚式って、結構体力使うんだなぁ。
理亞「……ふう」チャプン
千歌「……」チャプッ
同じ湯船に、寄り掛かるようにしてあったかいお湯に浸かる。
いつから一緒にはいれるときは、お風呂一緒に入るようになったっけ。
千歌「……そういえば」
理亞「ん?」
千歌「いや、入籍した日を初夜かと思ってたんだけど……結婚式の日の夜が初夜なんだって」
理亞「へえ」
千歌「で……これも聞いただけだから詳しくないけどさ」
80
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/26(水) 00:27:34 ID:v8deztDE
千歌「傘を持っているか? って聞いて、オンな側が新しい傘がある、って答えるんだって」
理亞「うん」
千歌「で、男が差していいか? って」
理亞「……どういう意味?」
千歌「……新しい傘、っていうのが処女って意味らしい」
理亞「……あぁ、初夜、ってそういう。私もう処女じゃないんだけど」
千歌「……」
理亞「……千歌?」
千歌「……ええと」
千歌「……今日、さ。こんな日……だからさ」
千歌「……したい、んだけど」
理亞「……」
理亞「……うん、いいよ」
ーーー
ーーー
81
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/26(水) 00:28:03 ID:v8deztDE
今回はここまで。
また明日に。
82
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/26(水) 23:31:33 ID:v8deztDE
ーーー
ーーー
ーーー
千歌「……っ、はぁ……」
理亞「っ、っは、っ、ぁ…はぁ…ふう……」
時計をちらりと見ると、始める前から二時間ほど経っていた。
千歌「っ、ちょっとやりすぎたかな…」
理亞「いいんじゃない……たまには」
理亞「……」
理亞「今晩ので……出来ちゃったりしてね」
千歌「そうだね……」
千歌「ああっ、でもなんかもやもやするな。どうせならちゃんとそういうつもりでやった方がいい!」
理亞「そんなこと言ったって、もう……」チラッ
理亞「……元気ね、ほんと」
千歌「それほどでも」
千歌「……よ〜し、じゃあ二回戦だ……!」
ーーー
ーーー
ーーー
理亞「っ、はっ、はっ、ぁっ、ふぁっ、ぁあ……」クタッ
千歌「っ、ぅぁ〜……やばい……ごめん理亞……眠いや……」
理亞「……私も、結構疲れた……体力使うんだから……」
83
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/26(水) 23:33:59 ID:v8deztDE
千歌「寝ようか……」
理亞「うん……」
ーーー
千歌「もう昼じゃん」
理亞「そりゃ寝たのが四時だが五時だったし……よく昼に起きられたものよ」
千歌「ふぁ〜、体がごきごき言うよ」コキッ,コキ
理亞「腰いたい……」
千歌「あっはっはっ、そりゃああれだけ上で振ってればごひゃっ!?」ドムンッ
理亞「うるさい」
84
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/26(水) 23:54:51 ID:v8deztDE
千歌「いちち……」
理亞「……それにしても、変な感じ。結婚式から1日経ったって」
千歌「特に毎日は変わらないけどね……でも、これからは正真正銘、夫婦だね」
理亞「……そういえば」
千歌「ん?」
理亞「もう、理亞って呼んでくれるのね」
千歌「あぁ……そうだね」
千歌「これからはね」
85
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:06:33 ID:dxhi/PCY
千歌「さぁ! とりあえず、買い物でもいこうか!」
千歌「アイスたべたい」
理亞「はいはい」
ーーー
ーーー
ーーー
×日後
理亞「それで、おかしいっていったら……!?」
千歌「どうしたの? 理亞」
理亞「っ、ぅ……」
理亞「ちょっと、ごめん……」
千歌「……大丈夫?」サスサス
理亞「うっ、う……!」
理亞「……」
理亞「もしかして……」
千歌「……かも?」
ーーー
ーーー
理亞「してたわ……妊娠」
千歌「おぉ……」
千歌「な、なんかそわそわするね」
理亞「うん……私も変な感じ」
理亞「……いま、ここに……私たちの赤ちゃん、いるのよね」サスッ
千歌「……」
千歌「…元気に、産まれてきてくれるといいね」
理亞「……えぇ」
ーーー
86
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:11:45 ID:dxhi/PCY
ーーー
千歌「そういえば、赤ちゃんってどれくらいで性別とかわかるんだっけ」
理亞「大体十週目くらいらしいわ」
千歌「そっか……待ち遠しいね。あっ! 名前も決めなきゃ」
理亞「ふふ、それは、男の子か女の子かわかってからでいいんじゃない?」
千歌「あ、そっか……理亞はどっちがいい?」
理亞「えー、そうねぇ……」
ーーー
87
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:16:01 ID:dxhi/PCY
理亞「妊婦検診……そうよね、私って、いま妊婦なのよね…」
千歌「聖良さんとかはなにかいってた?」
理亞「先を越されたー、って」
千歌「俺も。穂乃果さんに同じこと言われた」
理亞「……じゃ、いってくる」
ーーー
理亞「うん、健康な体……いまのところ、出産するのに問題はないって」
千歌「そっか! よかったよかった」
88
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:17:32 ID:dxhi/PCY
理亞「……ほんとうに、いるのね」
千歌「みえた?」
理亞「……実はよくわからなかった。なんだか現実味がなくて」
理亞「……でも、なんだか愛しくて」
千歌「……さあ、帰ろう。体をゆっくり休めてもらわないと」
89
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:22:43 ID:dxhi/PCY
ーーー
理亞「あっ、悪いです、姉様、こんなに……というかまだ気が早いです…」
聖良「いえ、これは私のほんの気持ちなんです!」
千歌「でも聖良さん、オムツはまだはやいんじゃ……」
聖良「備えあれば憂いなし!」
理亞「……ふふ、ありがとう、姉様」
ーーー
×週間後
千歌「そういえば、最近なんだか調子がいいみたいだね」
理亞「最初はきつかった悪阻だけど、慣れればこんなものなのかな……?」
千歌「でも辛いことは辛いんでしょ? 無理しないでね」
理亞「ええ、もちろん」
理亞「じゃあ少し待ってて。検診、いまからみたいだから」
ーーー
90
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:25:30 ID:dxhi/PCY
ーーー
『……』
理亞「……先生、質問なんですけど」
理亞「私の……赤ちゃんって、男の子ですか? 女の子ですか?」
『……これは…』
理亞「!」
『……』
理亞「……?」
『……検査はここまでです。診断へうつります』
理亞「へ? は、はい」
91
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:33:00 ID:dxhi/PCY
『……旦那様も、一緒に』
ーーー
理亞「……先生?」
『……』
『高海さん』
『非常に申し上げにくいのですが……あなたの赤ちゃんは』
『既に亡くなっている……稽留流産の可能性が極めて高いです』
理亞「…………ぇ」
千歌「……けいりゅう、りゅうざん?」
『子宮の中で赤ちゃんが死んでしまう流産、と捕らえてください……』
『……また来週、検査します。……その時に』
ーーー
理亞「……」
帰りの車のなかで。
いや。
その日の夜眠るまで……理亞は一言も喋らなかった。
92
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:33:23 ID:dxhi/PCY
今回はここまで。
また明日に
93
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 00:43:27 ID:NyIfz2uY
ファッ?!
94
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 01:21:20 ID:5JBspdvo
えぇ…
95
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 04:22:12 ID:JzCYtUaA
おいおい…
96
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 07:41:22 ID:tbaWdp7o
無駄に重い話は勘弁
97
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 23:22:15 ID:dxhi/PCY
稽留流産。
千歌(……自覚症状がほとんどなくて、気づけるのが検査の超音波診断の時程度……)
千歌(……)
千歌「……」
理亞「……」
理亞「…大丈夫、よね」
千歌「え……?」
理亞「……だって……可能性でしょ? ……まだ……決まったわけじゃ、ないんでしょ……?」
千歌「……」
98
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/27(木) 23:35:11 ID:dxhi/PCY
こういう時。
なんて声をかけてあげれば、いいんだろう。
千歌「……そう、だね」
……夫として、どうするべきなんだろう。
ーーー
一週間後
理亞「……」
千歌「……」
『……残念ですが、やはり、既に心拍が確認できません』
『……死亡しています』
理亞「…………そ、んな」
『……子宮内に残ってしまっている胎児を、手術で取り出す必要があります』
『自然に出てくるのを待つこともできますが、激しい出血に痛み、なによりそれによって感染症を引き起こす可能性もありますので、手術することを強くすすめます』
千歌「……理亞」
理亞「……」
理亞「……先生……なにか……悪かったんですか……私に…問題があったから…」
『……流産自体、みなさんが思うほどのまさかの不幸、というわけでもないのです』
『誰にだって起こり得るし、珍しいことでもないのです』
『……今回は、その運が、悪かったのです』
理亞「……」
ーーー
99
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/28(金) 00:08:28 ID:ux1StMho
数日後。
手術を終えて退院した理亞。
そのかおは酷く、どこか遠くを見ているようだった。
千歌「……理亞」
理亞「……」
理亞「……」
千歌「帰ろう」
ーーー
理亞「……うっ、っ、ぅ…」
千歌「……」
理亞「なんっ、れ……なんでっ、ぇ……!」グズッ,エグッ
理亞「わたしっ、た、ちのあかち、あかちゃんっ、っが、ぁ、……!」
私の胸に顔を押し当て、子供のように泣きじゃくる。
理亞「っ、ひ、ぁっ、……いやぁ、いやだよ……こんなにっ、くるしいの……いやだ……」
理亞「やだぁぁぁあ……!」ボロボロッ…
千歌「……」
100
:
名無しさん@転載は禁止
:2018/12/28(金) 00:10:48 ID:ux1StMho
ーーー
千歌「……」
理亞「……zzz」グスッ
千歌(泣きつかれて、寝ちゃった、か……)
千歌(……ちょっと散歩でもするか)
ーーー
千歌(……)
千歌「……どうすれば、いいんだろう」
千歌「……はぁ、きついな。これ……」
『……あら』
千歌「ん……あ」
千歌ママ「千歌」
千歌「……お母さん」
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