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幼女海未(楽しそうに遊んでる……)
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ワーワーキャーキャー
女の子1「今度はことりちゃんが鬼ーー!」
女の子2「悔しいーーー!」ジタバタ
キャーキャーー
幼女海未(楽しそうに遊んでます)
幼女海未(私も混ぜてほしいです。。。)
女の子1「おっ?」
幼女海未「!!?」
幼女海未(気づかれました!)サッ
とっさのことで木陰に隠れる海未
-
海未(気づかれました……怖いです)ブルブル
女の子1「あっ、みーつけた!」
海未「ひっ!!」
女の子1「えへへ、次、あなた鬼だよ!」
海未「え……?」
女の子1「一緒にあそぼ!」
海未「………」
海未「……!」パァアアア
-
女の子1「私、穂乃果!君のお名前は?」
海未「そ、園田海未……」ゴニョゴニョ
穂乃果「えー?聞こえないよぉ」
海未「園田海未ですっ!」
穂乃果「園田海未ちゃんっていうんだ!次は海未ちゃんが鬼だよ!」
穂乃果「園田菌を持っている鬼ね!」
海未「そ、園田菌?」
穂乃果「海未ちゃんが持っているばい菌だよ!」
-
穂乃果「みんなーーーーー!!園田菌が襲ってくるよー!逃げなきゃ!!」
女の子2「わーー!園田菌が来るーーー!」
女の子たち「キャーーーーキャーーー」
海未(ばい菌……)
海未(いい気分じゃないです。。。でも、遊んでくれるなら)
海未「ま、まってくださいー!」
逃げる穂乃果やことりを追いかける海未
海未は小さい頃からもともと運動はできたのであっさりとほかの女の子に追いつく海未ちゃん
海未(もうちょっとでタッチできます!)ダダッ
穂乃果「いやーーー!!!来ないで園田菌!!」
ことり「穂乃果ちゃん早く!園田菌にタッチされたら園田菌が移っちゃうよ!」
穂乃果「助けてー!!園田菌汚いよー!」
海未(………)
-
海未「ううぅ……」グスッ
海未「ふえぇええええええ」泣
穂乃果「あっ!!園田菌が鳴き出したよ!」
穂乃果「どうしたの?園田菌さん!」
ことり「穂乃果ちゃん、やめなよ!涙に触ると園田菌が移っちゃうよ!」
穂乃果「あっ!そうだった、やーい園田菌さーん、ここまでおーでーーーwwww」
キャハハハハハハハハ
海未「うぅううううう」ポロポロ
海未「わ、私は、ばい菌じゃ、ありません。。。」ポロポロ
穂乃果「なんだってーーー???きこえなーーーいwwww」
ことり「園田菌さーん!!はやくタッチしないと一生鬼だよー!」
女の子3「園田菌さーん!やーーーいやーーーーいwww」
女の子4「きゃはははははwwww」
海未(か、帰りましょう……)
海未「うぅう」ダダッ
穂乃果「あっ!!逆方向へ走っていったよ!」
ことり「園田菌がばい菌もって逃げたー!!」
-
海未の家
海未「ぐすん。ぐすん」
海未母「どうしたの?海未さん」
海未「こ、公園で怖い女の子たちにいじめられました」ポロポロ
海未「私のこと、園田菌って」ポロポロ
海未母「まぁ、なんてことでしょう!!」
海未母「もうその公園へ近づいてはいけませんよ、あぁ、かわいそうな海未さん。。。」ギュッ
母に抱きしめられる海未
海未「うぅ……」
海未「うわぁああああああ!!!!」ポロポロ
-
海未(明日、学校に行きたくないです。。。)
海未(穂乃果ちゃんって、確か私と同じクラスだったはずです)
海未(学校休みたいよ)ポロポロ
海未(でも、いかなくちゃ)
幼い海未は学校は必ず行かないといけないもの、いわば義務だという固定概念があった
だから休みたいということは親には言いだせなかった
海未母「海未さん、いってらっしゃい。また、いじめられたりしたら先生に言うのですよ」
海未母「きっと助けてくれますから」
海未「はい。いってきます」
-
海未「………」トボトボ
ワーワーキャッキャ
海未(みんな楽しそうです。私も楽しくおしゃべりしたいです)トボトボ
穂乃果「あーーーーー!!海未ちゃんだ!!」
海未「!!!?」
海未(ほ、穂乃果ちゃんです!)ササッ
物陰に隠れる海未
穂乃果「園田菌が来るよーー!!逃げろー!!」
ことり「やーん♪園田菌汚いーー!」
海未「………」チクッ
海未(胸が痛いです。。。)
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教室
海未「………お、おはようございます」
かすれるような小さな声であいさつをする海未
穂乃果「あーーー!入ってきた!!園田菌!!」
ことり「大変!教室が園田菌に侵されちゃうー!!」
女の子3「逃げないと!!園田菌汚い!!」
海未「うぅううう」
汚いといわれながらも自分の席に座ろうとする海未
女の子4「うわっ、園田菌が近くに来るよー!!」
女の子5「席放さないと!私、園田菌と隣の席だった!」
女の子5が自分の席を隣の席である海未の席から遠ざける
海未「………」ポロポロ
男子1「ねーねー穂乃果ちゃん、園田菌ってなにー?」
穂乃果「海未ちゃんが持ってるばい菌だよ!園田菌に触れたら私たち人間は死んじゃうんだよ!」
男子2「何それ!!怖えーーー!!」
男子3「こっちくんなよ園田菌!!」
海未「……ぐすっ、ぐすっ」ポロポロ
穂乃果「涙に触れても死んじゃうよ!」
ことり「話かけても死んじゃうようにしようよ!」
穂乃果「いいねー!それ!!園田菌に触れたり話かけたりしたら死んじゃうことにしよう!!」
この日から壮絶な海未ちゃんへのいじめが始まった
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授業の時間
海未「………」
海未の席を囲っていた子供たちはみんな海未の席を避けている
先生はスルーしている
給食の時間
穂乃果「園田菌には給食あげなーーい!!」
海未「………」
海未(自分でつぎましょう)トボトボ
ことり「あーー!しゃもじが園田菌に侵された!」
男子1「そのしゃもじもう使えないじゃん!園田菌!!」
男子2「弁償しろ弁償!!!」
クラスのみんな「べんしょ!!べんしょ!!!」
突如始まる弁償コール
海未「うぅうううう」ポロポロ
その場にうずくまって、海未は泣いてしまった
もちろん先生はスルーである
-
給食の時間続き
穂乃果「園田菌が移るから海未ちゃんと同じ班いやだなぁ」
そういって海未の机から自分の机を遠ざける穂乃果
海未(この学校では給食のときは近くの席の人と班を作って食べるのです)
海未(でも、班のみんなが私の机だけ遠ざけます)ポロポロ
女の子5「わー!!汚い!泣きながらごはん食べてる!」
穂乃果「給食に入っちゃったら直で園田菌食べてることになるよ!!」
-
そうじの時間
穂乃果「ねーねー!保健室の先生から借りてきたよ!消臭剤!」
ことり「穂乃果ちゃん、教室に消臭剤使うの?」
穂乃果「違うよー、使うのは……」
穂乃果「園田菌だ!!!」プシャーーー
海未「ひっ!!やめてください!!!」
穂乃果「ほらほら!!園田菌汚いんだから落とさないと!!」プシャーーー
海未「やめて、やめてください!!」
みんな「きゃはははははwwwww」
ことり「ねー穂乃果ちゃん、ついでに園田菌の机にもぶっかけようよ!」
穂乃果「さんせー!!中身の液体全部使おうか、そのくらいしないと園田菌は落ちないよ!」
そういって消臭剤の中身を全部海未の机にぶちまける穂乃果
みんな「ぎゃはははははははwwwwwww」
穂乃果「あっ、でもあとでどーせ園田菌が座るから意味ないやこれ」
海未「………」ポロポロ
-
放課後
穂乃果「みんなーー!あそぼうよー!!」
ことり「わーー!」
海未(か、帰りましょう……)
穂乃果「あっ、みんな、園田菌が帰るみたいだよ!!」
女の子3「やったー!園田菌いると汚いもんね!」
女の子4「私たちだけであそぼー!」
穂乃果「学校が汚れるからもう来ないでよ園田菌!」
海未(………)
-
海未「そうだ、学校へ行く途中に、お母さまが」
海未「先生を頼りなさいって言ってました」
海未「先生に相談してみましょう……」
職員室
海未「せ、先生……」
先生「どうした、園田」
海未「実は、私、い、いじめられて……」
先生「ほう」
海未は涙ながらに今日起ったことを先生に話していた
先生「わかった。俺がなんとかしてやろう」
海未「はい、お願いします」ポロポロ
海未(先生がなんとかしてくれれば、明日からいじめられなくてすみます!)
-
海未母「おかえりなさい。海未さん」
海未母「学校はどうだった?いじめられなかった?」
海未「ただいま。おかあさま。いじめられました」
海未母「まぁ!!」
海未「でも、先生に相談しました。明日、がんばって学校へ行ってみようと思います」
海未母「海未さん……こんなに立派に育って……」
海未(本当は怖いです……)
海未(もし、いじめられなくなったとしても、これから先ふつうに同じクラスメイトとして見れるでしょうか)
海未(みんなのことを)
-
翌日
朝の会の時間
先生「えー、みんなに言いたいことがある」
先生「園田が昨日、みんなから園田菌と言って避けられていると先生に泣きながら相談に来た」
先生「そんなことするなよ!ばい菌扱いされて、園田がかわいそうじゃないか!」
穂乃果「………」
ことり「………」
海未(うぅ、穂乃果ちゃんとことりちゃんがにらんでます……)
先生「女の子5!園田と机をくっつけなさい!」
女の子5「………」
恐る恐る女の子5は海未と机をくっつけた
でも、わずかに隙間がある
先生「今度こんなことしたらただじゃおかないからな!」
海未(よかった、先生はちゃんと私の味方をしてくれました!)
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休み時間
穂乃果「なんで穂乃果たちが怒られないといけないの!」
ことり「そうだよ!園田さんと遊んであげただけじゃん!」
女の子5「園田菌がチクったんだよ!」
女の子4「被害妄想激しすぎ!あんなの遊びじゃない」
穂乃果「ねぇ、海未ちゃんのこと本気でいじめない?」
穂乃果「むかつくよ。先生に怒られたの」
ことり「賛成!不登校にさせてやろうよ!」
女の子3「いいねー!」
穂乃果「よし!早速今日の放課後からはじめよう!男子も集めて!」
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放課後
穂乃果「みんなー!あそぼー!!」
ことり「わーーー!」
海未(今日一日、園田菌と言われたりはしませんでした)
海未(かえってお母さまに報告です)
穂乃果「海未ちゃんもあそぼ!」
海未「!!?」
海未「わ、わたしは……」
穂乃果「ごめんね、海未ちゃん。園田菌なんて言っちゃって」
ことり「ことりたち、海未ちゃんの気持ち何も考えてなかったよ」
穂乃果「ごめんね、海未ちゃん。これからは海未ちゃんって呼ぶね!」
海未「………」
海未(信じても、いいのでしょうか)
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穂乃果「今日は何してあそぶー?」
ことり「おにごっこ?」
穂乃果「仮面ライダーごっこやろうよ!」
女の子3「なにそれ?」
穂乃果「仮面ライダーが悪い奴をやっつけるの!」
穂乃果「ヒーロー側と怪獣側に分かれて戦うんだよ!」
穂乃果「怪獣は必ず負けなきゃいけないの!」
ことり「面白そう!」
海未(か、怪獣さんはやりたくないです。。。)
穂乃果「じゃあ、海未ちゃんは怪獣で、あと全員ヒーローね!」
海未「え……?」
-
穂乃果「ライダーーーー!!!キック!!!!」キック!!
海未「ぐえっ!!」
ふいに蹴とばされる海未
海未「や、やめてください!」
穂乃果「怪獣さんは命乞いしないよ!!ライダー、ふんづけ!!!」ゲシゲシ
ことり「おもしろそう!!ライダー、チュンチュン!!」キック
海未「いたい、やめて、やめてください」ポロポロ
穂乃果「あれー?海未ちゃんまたなくのー?wwwww園田菌扱いしてないよ?」
ことり「もとから泣き虫さんなんじゃない?」
穂乃果「それもそうか!ライダー、パンチ!!!」ガンッ
寝そべっている海未の顔面にパンチする穂乃果
女の子3「あははははwwwww鼻血出てるーーー!」
海未「うぅううううう」ポロポロ
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男子1「ねーねー!俺らも混ぜて!」
海未「!!?」
男子2「ライダー、ズボン脱がし!!!」
海未「いや、いやぁあああああああ!!!!!!」
穂乃果「あははははwwwwww海未ちゃんパンツ丸みえ!!」
ことり「白いパンツかわいいいーwwwwww」
海未「も、もうやめてください!!!」ポロポロ
男子3「ズボン隠そうぜ!」
穂乃果「いいねー!ほらほら海未ちゃん!ズボン返してほしかったらこっちおいでよ!」
ことり「動くとパンツ丸見えだけどねwww」
海未「ううぅううううう」ポロポロ
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夕方
海未母「海未さんが心配で学校へ来てしまいました」
海未母「あっ、あれは」
海未母は校庭の遊具に隠れている海未を発見した
海未母「海未さん!!!」
海未「お、おかあさま。。。」ポロポロ
海未母「まぁ、なんてこと……!」
海未の顔はあざだらけ、ズボンははいていない
一目見ていじめられているとわかる状態である
海未「うわぁああああああああ!!!!うわぁああああ」ポロポロ
海未母「海未さん、海未さん!」ポロポロ
海未母「もうこんな学校行かなくていいから、ごめんね、昨日無理にでも休ませれば」
海未「うっ……うぅうううううう」ポロポロ
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海未の家
海未父「海未、やはり。父さんは学校と一度話してみるよ」
海未「おとうさま……」
海未父「せっかく、せっかく楽しい小学校になるはずなのに、こんなことで不登校になって、楽しいはずの海未の時間がつぶれるのは、私は許せんのだ」
海未母「私も、付き添います」
海未父「私たちの娘をこんな風にして、許さんぞ……」
海未「私、学校行きたくないです……」
海未父「もう少しだけ、がんばってくれ。きっとお前も笑うことができるような学校に、してもらうから」
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後日、学校
海未父「このクラスでいじめられたから、うちの海未はこんなに泣いて、顔もあざができているんですよ」
海未父「この子が人間不信にでもなったらどうしてくれるんですか!!」
先生「大変、申し訳ありませんでした。私の指導不足です」
先生「つい先日、私がクラス全体で注意をしたんですが、引き金となってしまったようです……」
海未父「私が、話ます。うちの娘には不登校になんかならず、学校というものを知ってもらいたい」
海未「………」
海未母「………」
海未母(海未さん、本当はこんな学校、行きたくないだろうに。我慢しなくても、いいのに)
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がんばれ
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うみちゃん頑張れ
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ことり信者最低だな
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ふむ
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がをはれ
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あっちじゃ400
こっちじゃ30以下
平和だなぁ
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ほんとにありえそうで怖い
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はやくして
最悪○してもいいから
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期待
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教室にて
先生「はい、みんな、席につけ」
海未父「うっ……」
海未父が教室に入ると、海未の席らしき場所には大量の液体がかかっていた
消臭剤が机の上に置かれていたから、おそらく消臭剤だろう
海未父(海未……)
穂乃果「せんせー!そのおじさんだれですかー?」
先生「その方は園田のお父さんだ」
穂乃果「は?」
ことり「ねぇ、また園田菌チクったの?」ヒソヒソ
女の子3「最悪……」
-
海未父「初めまして、海未の父です」
海未父「なんで、どうして君たちはうちの海未をいじめるんだ」
海未父「いい子なんだ、うちの海未はいい子なんだ」
海未父「机をみたらわかる。うちの海未はいじめられている」
海未父「どうかいじめないでくれないだろうか。本当はあの子は君たちと友達になりたいんだよ……」
海未(おとうさま……)
海未(私は、本当はこの人たちとお勉強したくないです……)
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海未父「もう海未をいじめないね?」
穂乃果「はーい」(うわべだけ)
ことり「わかりましたぁ」(うわべだけ)
海未父「よかった。海未の机を今から一緒に掃除しよう。手伝ってくれ」
海未「………」
先生「さぁ、園田の机を片付けて、もういじめはするな」
先生「いじめはな、あーだこーだ」
先生「さて、授業をはじめるぞ」
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休憩?
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待ってるよ
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BADエンドしか見えないのだが
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>>1の体験談か
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はよしてよ
続き気になってるんだよ
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まだかな
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昼休みの時間
男子1「おい、チクってんじゃねーぞ!」ドゴッ
海未「ひっ、やめてください!」ポロポロ
穂乃果「何かあるたびに親なり先生なりにチクってうざいんだけど、海未ちゃん」
ことり「親がいないとなにもできない臆病者なんだよ!」
海未(お父様が話をしてくださったのに、みんないじめをやめてくれません……)
穂乃果「ねぇ男子くん、海未ちゃん固定してて」
男子1「おう」
穂乃果「こういう人は殴ってわからせないとね!!」ドゴッ
海未「イギッ!!!」
穂乃果「海未ちゃんが学校これなくなるまでいじめるから」
海未「………」ポロポロ
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帰ってから、海未はその日の出来事を親に言うことができなかった。
また何かあったらいじめがひどくなると思っていたからだ
海未は我慢して学校へ通った。両親や先生にチクると、またいじめられるから
穂乃果「みんなー!海未ちゃんの靴持ってきたよー!」
ことり「わー!みんなでサッカーやろうよ!」
海未「やめてください!返してください!」
穂乃果「ヘイパーーース!!」
女の子3「へへへwwwww」
海未「うぅ……どうして……」ポロポロ
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殺せ
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海未の自宅、深夜。海未がもう寝ている頃
海未母「あなた、やっぱりまだ海未はいじめられているんじゃ……」
海未父「教科書やノートもいつのまにかなくしているし、靴も、今日ずぶ濡れだったみたいだな」
海未母「やはり、海未さんを転校させましょう、あの学校はだめです」
海未父「うむ……」
海未父「すまんな、海未。いじめが起こった直後に転校させるべきだった……」
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海未父「海未、もう、学校へは行かなくていいぞ」
海未「えっ?」
海未母「どこかほかの学校へ行きましょう。そうすれば、海未さんもきっとたのしい学校生活が送れるわ」
海未「お父様、お母さま……」ポロポロ
海未父「つらかったな、すまん、海未」ポロポロ
海未「うぅ……うわあぁあああああん」ポロポロ
-
海未「私は、通っていた近所の小学校には通わなくなりました。いわゆる不登校というものです」
海未「そして、母が勧めてくれた、フリースクールという学校へ通うようになりました」
海未「私と同じようにいじめられたり、なんらかの理由で学校へ行けなくなった人たちがたくさんいる高校でした」
海未「そこではみんな同じ痛みを背負っています。だから、いじめられたりはしませんでした」
海未「ですが、みんな、心の底ではこう思っていたはずです」
海未「どうして私たちは、普通の学校に通えないのだろうか、と」
-
海未「私は中学、といっても通ってはいませんが」
海未「中学を卒業する頃、普通の高校を選ぼうとしました」
海未「でも、できなかったのです。怖くて」
海未「また、いじめられるんじゃないのかという気持ちがあって、ふつうの高校を選ぶことができませんでした」
海未「だから、私は学校へは通わず自宅でも勉強ができる、通信制の高校を選びました」
海未「それが、今の私ですね」
同級生「………」
-
海未(今、私は籍を置いている通信制の高校の月1の登校日のとき、唯一できた友達と、なんでこの学校へ来たのかという話をしていました)
海未(その子も、私と同じように高校でいじめられ、退学をして、この学校へ転入したそうです)
海未(だからなのか、最初に話したときから、すごく話が合う子で。私ともすぐ仲良くなってくれました)
海未(名前はさつきちゃんと言います)
さつき「海未ちゃんも、すごくつらかったんだね」
海未「はい。。。でも、さつきには知っていてほしかったのです」
海未「さつきがいじめられたことを私に話してくれたように、自分のことも、知ってほしかったのです」
-
海未(ここは、街の喫茶店です)
海未(普段は学校がないので、さつきと会うには、こういった場所を利用するしかありませんでした)
海未「たまに、思うんです」
海未「私はこのままいじめられたことを引きずって、ずっと、勇気も出せず、行動も起こせないまま
海未「人生を無駄にしてしまうんじゃないかって、思ってます」
海未「そういう時、無償に泣きたくなるんですよ」
さつき「……私もだよ」
さつき「すごく悔しい。なんでほかのみんなはふつうに学校へ通えて、楽しんでいるのに私はこんなんなんだろうって思っちゃうんだ」
海未「………」
海未(私がフリースクールに通っているとき、いや、いま現在でも思っていたことです)
海未(私をいじめていた穂乃果やことりは、いまも誰かをいじめて毎日を楽しんでいるのでしょうか)
海未(それとも、当たり前のように勉強して、当たり前のように恋をして、普通の高校生活を送っているんでしょうか)
海未(私はそれが当たり前じゃない。だから、そう思うとすごく悔しいです)
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見てるぞ
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うみちゃんを抱きしめてあげたい
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復讐編とかになるのかな…?
なんにしても続きが気になる早めに頼む!!!
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はよしろ
-
はよ
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帰ったら更新
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待ってる
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海未「なにか、踏み出す勇気のようなものが、私たちには必要なのかもしれないですね」
さつき「……うん」
海未「きっとさつきも思っていたことなんでしょう。私たちは、前を向いて生きていかなければなりません」
海未「いじめなんかで、人生を無駄にしたくは、ありません!」
さつき「……うん!」
海未「とは言っても、その「踏み出す勇気」というのがまだわからないんですけどね……」
さつき「海未ちゃんはいろいろ習い事してるじゃん!うまいんでしょ?剣道!」
海未「確かに、父の道場で剣道を習っていて、2段まで持っているし、大会でも何度も優勝しました。来年には3段を受けます」
海未「打ち込めてはいるんですが……それでもまだ、心の傷は癒えません」
海未「剣道をやっているときは、確かにつらいことを忘れることはできますが」
さつき「すごいなぁ、海未ちゃんは。私にはまだそんなのがないんだ」
海未「……父と母には、本当に感謝しています」
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さつき「でもね、海未ちゃん。私も、何かに打ち込めそうだなぁってのは、見つけたかもしれないんだ」
海未「いいじゃないですか。なんですか?さつきが打ち込めそうなことって」
さつき「海未ちゃんはさ、「スクールアイドル」って知ってる?」
海未「スクールアイドルですか?」
海未「聞いたことはあります。学校の中でアイドル活動をするのが流行っているというのは知っていますね」
さつき「そうそう!そのスクールアイドル!」
海未「わ、私には世界が違いすぎて全然わからないです。そういう明るい事から、逃げてきたので。。。」
さつき「もう!海未ちゃん!これから私たちは昔のことは忘れてこれからを楽しむんだよ!そんなこと言わないで!」
海未「しょ、精進します。で、そのスクールアイドルとやらがどうしたんですか?」
-
さつき「えっとね、私がいま一番好きなスクールアイドルに、音ノ木坂学園のスクールアイドルがあるんだ!」
さつき「「μ's」っていうアイドルグループ!聞いたことない?」
海未「薬用石鹸しかわかりません」
さつき「違うよ!」
さつき「そのμ'sっていうグループは、音ノ木坂学泉のスクールアイドルなんだけどね、8人グループのかわいい女の子たちのアイドルなんだ」
海未(音ノ木坂学院、確か、近所にある定員割れ常連の高校でしたね)
さつき「そこの学校は定員割れが続いて、学校が存続できなくて、廃校の危機なんだって」
さつき「それでね、ある女の子が廃校から救うためにスクールアイドルになって音ノ木坂を有名にしようって立ち上がったの!」
さつき「すごくない!私たちと同じ、高校2年生の女の子がだよ!」
海未「すごいですね。その人は、前向きで、すばらしい人なんでしょう」
-
さつき「そうなの!だから、私はこのグループが好きなんだ。前を向いて、自分たちの力で廃校から救おうって目的を持ってがんばっているμ'sが」
さつき「しかもね、衣装づくりや作詞、ダンスまで全部オリジナルで、自分たちの力でやっているんだよ!」
海未「すごくレベルが高そうですね」
海未「やっぱり目的や目標があると、違うんでしょうか」
さつき「完成度もすごいんだよ。まるでプロの衣装づくり、作曲家、ダンス指導がいるみたい」
さつき「しかも、裏方には音響証明のプロフェッショナルがいるって話よ」
海未「か、かっこいいです……!」
さつき「でもね、肝心の作詞だけがグループの中に上手な人がいなくて、外部から委託しているみたいなんだ」
海未「作詞、ですか」
さつき「そう!それでね、そのμ'sが、専属の作詞家を募集しているみたいなの!」
さつき「音ノ木坂の生徒じゃなくても、高校生の女の子ならだれでも募集できるんだって!」
さつき「私、これに応募してみようと思うんだ」
海未「なるほど、さつきらしいです」
海未「さつきはたまに、私にポエムを読ませてくれますもの」
海未(実は私も、中学の時から書き始めていたなんて言えません///)
-
海未「さつきは、それに向かってがんばりたいわけですね」
さつき「うん///へん、かな?」
海未「そんなことはないです!なんでもいいと思いますよ。頑張ろうとするのは」
海未「それにやりがいを見つけることができるか、だと私は思います」
海未「ぜひチャレンジしましょう!私も応援します!」
さつき「海未ちゃん……」
さつき「うれしい!!」
海未「ふふっ♪」
海未(さつきは本当にいい友達です。私の大好きな、親友)
海未(なんでも話せる、私なんかと一緒にいてくれる、かけがいのない、親友)
-
さつき「それでね、海未ちゃん!」
海未「はい?」
さつき「突然なんだけど、明日空いてる?」
海未「はい。明日は私は用事ありませんが?」
さつき「ほんと!?よかったらさ、明日、μ'sのライブがあるんだ!」
さつき「場所は音ノ木坂学院!μ'sが定期的に自分たちの学校でライブをやっているんだって!」
さつき「入場料は無料!よかったら、海未ちゃんも行こうよ!」
海未「ライブですか……」
海未「いいですね。さつきが大好きなスクールアイドル、私も興味あります」
さつき「本当?やったー!」
さつき「なら、明日海未ちゃんの家に行くね!10時ごろ!」
海未「何時開始なんですか?」
さつき「えっとね、11時!」
海未「ふふっ♪遅れないでくださいね」
さつき「もう!遅れたりなんかしないよ!」
海未(明日も、楽しい日が過ごせそうです)
海未(さつき、作詞の件、がんばってください)
-
午後7時
LINE
海未「明日10時、待ってます」
さつき「うん!楽しもうね!今日は早く寝なくちゃ!」
海未「さつき、すごく楽しそうでしたね」
海未「μ'sですか」
海未「明日のライブのために、少しだけ予習をしておきましょうか」
海未「………」
海未「いえ、やめておきましょう」
海未「明日、さつきに教えてもらいましょう。ライブまで、何も知らない状態でいたほうが、さつきはうれしいかもしれません」
海未「自分が打ち込めることを友達に語ることができるんですから」
海未「ライブまで、何も調べないで、ライブが終わってからたくさんμ'sやスクールアイドルについて、さつきから聞きましょう」
海未「さて、今日の分の勉強をして、私も寝ます」
-
今日はここまで
明日海未ちゃんはライブへ行きます
-
嫌な予感しかしないけど凄いワクワクする
-
嫌な展開しか思い付かないが期待
-
むしろ嫌な予感マックスでわくわくする
-
オリキャラ?
-
うわぁ…こんなの絶対あれじゃん
-
期待だ
-
まだか
-
翌日
海未「さつき!遅いですよ!」
さつき「ごめーん!海未ちゃん!」
海未「ラインくらい返信してください。もう10時30分です」
さつき「急ごう!海未ちゃん!」
海未「走りましょう!」
海未(おそらく20分あればつくはずです、急ぎましょう)
-
2人は20分間ダッシュで走った
海未「はぁ、はぁ。間に合いました!」
さつき「よ、よかったぁ。遅刻したらどうしようかと思ったよ」
海未「受付のようなものがあるみたいですね。行きましょう」
さつき「あっ、μ'sのポスターだ、ほしいなぁ」
海未「そんなのあとです!ライブに遅刻して観れなくなるよりはいいでしょう!」
さつき「そうだね!ごめん!」
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フミコ「こんにちは!受付です!」
海未「こんにちは。私たち、○○高校から来ました」
フミコ「ありがとうございます!それでは、μ'sのメンバーのカラーに合わせてペンライトを受け取ってください」
海未「8人にカラーがついているんですか」
海未「まったくわからないですね。ここはさつきと同じ色にしましょう」
さつき「私はね、この色って決めてるんだ!」
海未「オレンジですか。昨日、さつきが言っていた、廃校を救おうといっていた人の色ですか?」
さつき「よくわかったね、海未ちゃん」
海未「なんとなく、太陽みたいな色です」
さつき「さぁ、急ごう!海未ちゃん!」
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海未「ライブ会場はいっぱいいっぱいですね。これが体育館なのですか?」
さつき「もう後ろのほうしか空いてないね。ごめんね、海未ちゃん……」
海未「入れただけでもありがたいですよ。さ、座りましょう」
さつき「うん!」
さつき「そうだ、海未ちゃん!メンバーの名前くらいは教えておきたくてさ!」
海未「いえ、ライブがはじまってから、覚えたいです」
海未「ライブの中で覚えたほうが、何もない状態からμ'sを知ったほうが、より得られるものがあると思うんです」
海未「終わってから、たくさん話しましょう!」
さつき「へへっ、海未ちゃんらしいや」
海未「ふふっ♪」
-
びーーーーーーーーーー
海未「おや、はじめるみたいですよ」
さつき「おぉ!!ドキドキするよ……」
2人が座っていると、会場は自ずと静かになる。全員が待っているのだ
μ'sが出てくる瞬間を―――
そして、幕が開くと同時に、スポットライトが一人の少女に集められた
女の子A「さぁ、夢を〜、叶えるのはみんなの勇気」
みんな「負けない、心で 明日もかけてゆこう」
チャララララララララーーーー
海未「……え?」
μ'sが出た瞬間、会場は大盛り上がり
さつきも、立ち上がって叫んでいる
憧れのスクールアイドルがいるのだ、無理もない
海未「………」
海未「……はぁ」
-
海未「はぁ」
海未「はぁはぁ」
海未(息が、苦しい……!)
ばたん
海未はその場に倒れた
さつき「え……?」
海未「ハァハァハァハァハァハァ」
さつき「海未ちゃんっ!!!!!!」
海未「ハァハァハァハァ」
さつき「え……?どうして、過呼吸?海未ちゃんっ!!」
ミカ「ど、どうしました!!?」
曲は続けられているが、神モブが駆けつける
さつき「えっと、友達が倒れて!」
海未「ハァハァハァハァハァハァ」
ミカ「いけない!タンカをもってきて!!」
さつき「海未ちゃんっ!海未ちゃんっ!!」ポロポロ
-
海未「ハァハァハァハァ」
海未(なんで、なんで―――)
海未(どうして、高坂穂乃果が―――)
海未(どうして、南ことりが―――)
倒れる前に海未が見た光景、それは
明るくて華やかな衣装を着た
海未の世界には決して届かないような光を纏った
かつてのいじめっこだった
-
あああああああああ!!
-
うわぁキッツ
-
まだかな
-
うわああああああ
-
海未「ハァハァハァハァ」ゼェゼェ
ミカ「アクシデントよ!早く保健室へ!」
さつき「私も行きます!」
海未「ハァハァハァハァハァハァ」
海未(高坂穂乃果も、南ことりもすごく、華やかでした)
海未(すごく、キラキラしていて、まぶしくて、かわいくて)
海未(周りの人から好かれて)
海未(ファンもたくさんいて)
海未(自分のやりたいスクールアイドルの活動を通じて、「今を生きています」)
海未「ゼェゼェゼェゼェ」
-
海未(かつてあんなに私のことをいじめたのに)
海未(あんなひどいことをしている人たちなのに)
海未(なんで、あんなに前を向いているのですか)
海未(私には到底届かないような世界で、彼女たちは生きているのですか)
海未「ハァハァハァハァ」ポロポロ
さつき「海未ちゃん!だいじょうぶ?泣かないで!」
ミカ「保健室についたわ!」
-
海未(こんな気持ちで、私は前を向くことができるのでしょうか)
海未(いじめられた私はふつうの学校へも通えず、何もかも逃げて、怯えて過ごしている)
海未(なのにあいつらは―――あいつらは―――)
息が苦しいのと同時に、私の目から大粒の涙がこぼれているのがわかりました
悔しいのです。どうして辛い思いばかりしてきた私よりも
彼女たちのほうが脚光を浴び、人から必要とされて生きているのでしょうか
-
海未「―――はっ!?」
海未「ここは?」
海未(すごい汗です……確か私は、さつきと一緒にμ'sのライブへ来ていて)
海未(高坂穂乃果と、南ことりの今を見て……)ギリリッ
海未(………)
海未(夕方ですか、どうやら眠っていたようですね)
海未(ここは、保健室でしょうか)
-
こういうコピペあったよね
いじめられっ子は堕落していじめっ子は定職に就いて同窓会で謝ってきた
けど謝られたところでどうにもなんねえみたいな
-
海未(どうやら私は気を失って、そのまま眠っていたようです)
海未(ここはおそらく、音ノ木坂学院の保健室でしょう)
海未(周りには誰もいませんね)
海未(さつきはライブへ行っているのでしょうか)
海未(高坂穂乃果や、南ことりのライブへ)
海未(……体がだるいです)
海未(しばらく横になりましょう。そのあと、すぐに帰ります)
海未(………)
-
コンコン
海未(おや?ノックがありましたね?)
海未(μ's関連の人でしょうか、それとも、さつきが迎えに来たのですかね)
海未(さつきとも、いま、顔を合わせることができるでしょうか)
海未(すごく、複雑な気分です……)
女の子A「失礼しまーす」
海未「どうぞ」
海未(私しかいないので、必然的に私が答えることになりますよね)
-
女の子A「あっ!いたいた!」
海未(私のことでしょうか)
海未(さつきと顔を合わせれないから、寝たふりをしていますが、さつきの声じゃないですね)
女の子A「この子だよね、ライブが始まった直後に倒れちゃった女の子」
海未(……?)
海未(誰……、でしょうか)
海未「―――!!?」
-
女の子A「あっ!気がついた?寝ちゃってたのかな?起こしちゃってごめんね」
海未(あ……あっ……)
女の子A「今日はμ'sのライブに来てくれてありがとう!私、リーダーの高坂穂乃果だよ!」
海未(高坂……穂乃果……!)
穂乃果「また体調悪いみたいだね」
穂乃果「私たちが歌い始めた直後に倒れちゃったのを、ステージで見て」
穂乃果「ミカたちからあなたのことを聞いて、気になって様子を見に来たんだ!」
穂乃果「せっかくきてくれた私たちの大切なファンの人だから、心配しちゃったんだ」
海未「………」ハァハァ
穂乃果「君、お名前は?」
-
会ってしまうのか
-
今日はここまで
元は2ちゃんねるで海未をぼこぼこにいじめて自殺させるSS書こうとしただけなのに筆が進んだわ
-
死んじゃうんか……
-
死ぬんかい!
-
待ってるよ
出来ればうみちゃんを幸せにしてあげて
-
最初は殺すつもりだったけど
まだわからない
どうなるでしょうね(´▽`)
-
ハッピーエンド期待
-
アンチなの?
-
どうせ殺すなら人生終わらせてから殺してほしい
娼婦堕ち期待するやで
-
うーん、この…
-
うみちゃん…
-
お前が死ね
-
海未(………)
海未(何が、君、お名前は?ですか)ギリリッ
海未(私は、あんなに悔しい思いをしたのに)
海未(私の名前を言ったら、また。昔のようにいじめるのでしょうか)
海未(………)
-
海未(もし名前を言ったら、昔みたいに今殴られるのでしょうか)
海未(もし、それをやったのなら大声を出しましょう)
海未(こんな奴……っ!)
海未(もし仮に、謝ってきたとしても許しません)
海未(謝ってきたということは、罪悪感があるということなんで、私の想いをすべてぶつけましょう)
海未(あれからふつうの学校へは行けてないこと、毎日悔しい思いをして、生きることが怖くなったこと)
海未(すべて、伝えましょう)
海未(こんな奴……っ!)
-
穂乃果「ねぇ、ほんとうにだいじょうぶ?」
海未「……み」
穂乃果「んー?」
海未「園田、海未です……っ」
震える口で、私はそう答えました
もし、またいじめるようなら、大声を出す
謝ってきたら、私のすべてをぶつけます
私はこんなに苦しい思を、悔しい思いをしたのです
あなただって、それを受けてください。高坂穂乃果さん
-
穂乃果「ふーん、園田海未ちゃんか!」
穂乃果「よろしくね!海未ちゃん!」
穂乃果「ねぇ、そこ、座っていい?お話ししようよ!」
海未「え……?」
海未(いじめても来ないし、謝っても、来ないですね)
穂乃果「よいょっと、えへへ、ライブで疲れちゃったんだ」
海未(私を見ても拒否しない。「園田菌」と言って、避けたりもしない)
海未(かといって、謝ったりもしない。いったいどういうことです?)
-
穂乃果「実は今日寝坊しちゃってさー!」
穂乃果「絵里ちゃんが怒るんだよ!ライブなのに何やってるのー!って」
穂乃果「んで、いざライブをはじめたら踊りたくさんミスっちゃってさ」
穂乃果「へへへ、穂乃果いっつもこんな感じなんだ」
海未「………」
海未(すごく、かわいい笑顔で話します)
海未(私をいじめてたときも、こんな無邪気な笑顔で、いじめてましたよね)
穂乃果「海未ちゃんはすごくしっかりしてそうだよね!今日はどうしたの?」
海未「………」ハァハァ
穂乃果「体調、悪そうだね。大丈夫?」スッ
海未「ひっ!!」
穂乃果が、私のおでこに手を伸ばそうとしたら、私は咄嗟に逃げました
穂乃果「あっ!ごめんね、びっくりさせちゃった?」
穂乃果「熱がどのくらいあるのかと思って……」
海未「い、いえ。こちらこそ、すみません……」
海未「………」
穂乃果「えへへ、体調きつかったのに、ライブに来てくれたんだ。うれしいなぁ」
海未(まさか……)
-
いじめっ子はいじめたやつの名前とか案外忘れてる
-
ドクン
穂乃果「穂乃果もライブで倒れちゃったことがあるんだ」
海未「………」ハァハァ
ドクン
穂乃果「頭が真っ白になっちゃって、もうどうしようもないくらいみんなに迷惑をかけちゃってね」
海未(高坂穂乃果……)
穂乃果「もうめっちゃめちゃ謝ったよ〜みんな心配してくれたけどね!」
ドクン
海未(あなたはまさか……)
海未「ハァハァ」
穂乃果「呼吸が荒くなってるよ!?本当に大丈夫?海未ちゃん!」
ドクン
海未(私が、私はあんなに酷い目にあわされて)
海未(私は、いじめられたことを今までずっと引きずって生きてきたのに)
海未(私の人生にも、今も、これからも、関係していることなのに)
ドクン
-
全部、忘れているのですか?
-
そう思うと、無償に悔しくて
涙が止まらなくて
私は気づいたら、泣いてました
穂乃果「わっ!ど、どうしたの?海未ちゃん!」
海未「うぅううううううううう」ポロポロ
海未「あぁあああああああああああ!!!!」ポロポロ
穂乃果「だ、大丈夫だよ!よくわかんないけど、泣かないで!」
海未「うえぇええええええええ」ポロポロ
-
海未「あぁあああああああああ」ポロポロ
穂乃果「海未ちゃんっ!」ギュッ
海未「あぁああああああ」ジタバタ
穂乃果「怖くないよ。怖くないから」
穂乃果「なんで、そんなに泣いているのかわからないけど」
穂乃果「穂乃果がいるから、安心して、海未ちゃん」ギュッ
私は、憎悪の対象から、抱きしめられました
あの頃のことを忘れた女の子から、抱きしめられました
暖かくなんか、ないです。
そのあるはずのない暖かさが、よけいに私を傷つけるのです
苦しいです
-
ネットに暴露しちゃえよ
-
俺には味わったことのない気持ちだな
読んでて辛くなるけど
-
改心とかされてたらやるせないからナチュラルドクズはむしろ良いかもしれない
-
闇堕ちして欲しい
-
ラブアロービンタ決めろ
-
あ
-
―――
あの後、穂乃果から逃げるように、私は逃げました
怖かった。名前を言うのがこんなにも怖いことだったなんて、思ってもいなかったです
そして悔しかった
私の辛さや苦しさは誰からも理解されないのだ
私は忘れられるような存在なのだ
私は幸せにはなれないんじゃないか
-
その日の夜
海未「………」
海未(さつきからたくさんラインが来ています。着信もあったみたいですね)
海未「大丈夫です、と、打っておきましょう」
海未「今日は体調が悪いから、また今度話しましょう、と」
海未「……はぁ」
海未「もう、何もしたくないです」
海未「私をいじめていた奴は脚光を浴び」
海未「私はずっと、過去を引きずりながら生きていくのです」
海未「きっと私は、忘れることができないから」ポロポロ
海未「………」ポロポロ
ぴろろろろーーーん
ぴろろろろーーーん
-
海未「これは、ラインの友達申請の音ですね」
海未「誰でしょう」
高坂 穂乃果
海未「―――!?」
LINE
ホノカ「やっほー!海未ちゃん!さつきちゃんからID教えてもらったんだ」
ホノカ「おせっかいかもだけど、穂乃果、なんでも話し聞くから」
ホノカ「元気出して!穂乃果たちはもう友達だから!」
海未「う、うわあぁあああああ!!!!」ガシャーン
私は、持っていたスマホを投げました
高坂穂乃果という名前が唐突に出てきて、拒否反応を起こしたのでしょう
海未「はぁはぁ」
海未「もういやだぁああああああ」
海未「うわあぁああああああ!!!!!」
-
海未「むかつくんですよ!!私のことを忘れたくせに!!」
海未「偽善者ぶって、最悪の人間のくせに!!」
海未「私をこんな目に合わせたくせに!!!」
海未「私はあなたのせいで、もう2度と前を向けないじゃないですか……」
海未「むかつく」
海未「むかつくむかつくむかつく!!!!」ガシャーーーン
海未母「!!?」
海未母「海未さんっ!!どうしたの!?」
海未「あぁああああああああ!!!!!!」
-
私は、暴れまわったそうです。母から聞きました
部屋の中はめちゃくちゃ、母にも手をあげたそうです
父が私を抑え、疲れ果てて眠ってしまったそうです
両親から暴れた理由を聞かれましたが、答えることができませんでした
両親は優しく、私を抱きしめてくれました
私はまた、泣きました
両親の暖かさと、高坂穂乃果に対する悔しさが
さらに涙の量を増やします
-
どうして私がこんな目に
何度も、何度も自問自答を繰り返した質問です。答えは出てきませんでしたが
許せないのです
私をいじめたことも
私がこんなにボロボロになっているのに、あいつらはふつうの高校生でいられること
私では届かないところで、みなから好かれ、脚光を浴びていることも
私のことを、忘れていることも
私を……優しく抱きしめてくれたことも
海未「なんで、なんでその優しさを、小学校のときにくれなかったのでしょうか」
私はスマホのラインの画面を覗きました
私は、ある決意をしました
-
今日はここまで、海未ちゃんの決意とはなんなのでしょう(^▽^)
-
つづきはよ
-
あくしほよ
-
うみちゃん可哀想なのに読んでしまう
-
あなたも人を優しく抱きしめられるんですね、血も涙もない悪魔だと思ってました
…だったらなんでその気持ちをほんの少し…ほんの少しでいいから昔いじめていたあの頃の私に、なんで分けてくれなかったんですか!!!
-
そろそろかな
-
面白い
-
すみません。。。今日は更新できません
穂乃果ちゃんみたいな女とセックスしてきます
-
は?死ねよ
-
>>135
嘘は良くない
-
あく
-
海未(そうときまれば、早速取り掛かりましょう)
海未(さつき、ごめんなさい)
海未(あなたが応募しようとしていたμ'sの作詞の枠、私がいただきます)
海未(作詞をしていたら、おのずとチャンスは来るはずです)
海未「中学の頃から貯めていた私のポエムを、アイドルっぽく改良しましょう」
海未「まずは私も、【μ'sと同等の立場】になります」
-
翌日
ラインの通話
海未「昨日はお騒がせしてすみません」
海未「もう体調もよくなりました。少し寝不足だったみたいですね」
さつき「本当だよー!体調が悪かったんなら先に教えてよ!」
さつき「無理して誘っちゃってごめんね。また行こう!」
海未「えぇ、穂乃果さんが、私を気にかけてくれたみたいです。さつきが私のラインを教えたんですよね」
さつき「うん!私、穂乃果さんに声かけられたときすっごくうれしかった!海未ちゃんのこと心配してくれてたんだよね!穂乃果さん!」
海未(ちっ、よけいなことを……)
海未(あなたが私のラインを教えなければ、まだ私はここまで追い詰められたりはしなかったかもしれませんね)
海未「じ、実は、私なんかがラインを送るのが恐れ多くて、まだ送ってないのです。。。」
さつき「えーー!早急に返信だよ!穂乃果ちゃんすごく楽しい人だし!」
-
海未「わ、わかりました!とりあえず昨日のお礼を言いましょう」
さつき「オーケー!海未ちゃん!いったん切るね!私、そろそろ作詞を考えなきゃ!」
さつき「私の詞がμ'sの歌になるといいなぁ」
海未「………」ズキッ
さつき「またね!海未ちゃん!」
海未「はい。また通話しましょう」
海未(………)
海未(私の作詞が当選するとは限りませんが、さつきが頑張ろうとしていることをかぶせるのはよい気がしませんね)
海未(本当にすみません、さつき)
海未(………)
-
海未(さて、次は)
海未(高坂穂乃果へ返信します)
海未(とりあえず、さつきのさっきの話の通りに、ふつうに昨日のお礼を言いましょう9
ライン
海未「ありがとうございます。穂乃果さん。昨日は突然泣いちゃってすみません」
海未「体調の方も、治りました。もう大丈夫です」
海未(さて、とりあえずこれで送りました。作詞と同時進行で、高坂穂乃果とも親密になります)
海未(もちろん形だけですが)
ぴろろろろーーん
海未「おや、早いですね」
-
ホノカ「ヤッホー!海未ちゃん(/・ω・)/」
ホノカ「よかった、体調崩したのよくなったんだ!安心」
ホノカ「たまに泣きたいときあるよね。穂乃果は全然きにしてないよ」
海未「そうですか。ありがとうございます」
海未「また、ライブに行きたいです!次はいつなんですか?ライブ」
ホノカ「えっとね……ちょっとまってね」
ホノカ「しばらく音ノ木坂ではライブしないんだけど、ちょっとしたら秋葉原でライブがあるよ!」
海未「本当ですか!次も、さつきと一緒に行きたいです!」
ホノカ「ぜひぜひ!」
穂乃果「さつきちゃんと海未ちゃんって仲良しなんだね!」
海未(こんな感じでとりあえず会話して、仲良くなっていきます)
-
ホノカ「私はね、ことりちゃんとは幼馴染なんだ!」
ホノカ「小学校のころからずっと一緒だよ(#^^#)」
海未「へぇ、そうなんですか」
海未(知っていますよ。いっっっっっつも私を殴ったり蹴ったり)
海未(物を隠したり、落書きをしたり、あなたたち2人はいつも一緒に私をいじめていましたもんね)
ホノカ「やっぱり仲良しがひとりいると楽しいよね」
海未「本当です。さつきがμ'sのことを教えてくれたのですよ」
ホノカ「そうなんだ!さすがさつきちゃん!」
-
海未「これで自然に、高坂穂乃果とライン友達になることができました」
海未「さて、作詞ですね、問題は」
海未「いくら中学の頃からずっと詩を書いていたとはいえ、ちゃんとしたのを厳選しなくちゃいけませんね」
海未「それも、アイドルの歌みたいにしなければいけません」
海未「まずは当選することからです!」
海未「がんばりましょう」
海未「潰してやりますよ。μ'sを」
-
今日はここまで
昨日は気持ちよかったです(^^)
-
てめえの性事情とか聞いてねえよ
さっさと続きかけ
-
てかことりは多分海未のこと覚えてるだろ
どうすんの
-
しかし過去のkz行動のせいで巻き込まれてとばっちり食らう方々が6人程…
-
クズを筆頭に作られた集団なんか残りもクズに決まってるだろ
というかはよ海未レイプして殺せ
-
いじめはやめたけどそれを忘れたやつは最も醜悪なkz
六人には申し訳ないけど人畜の排除の方が優先されるね、仕方ないね
-
このほのかには拷問してほしい
-
いじめで加害者側も一生後悔するって昔先生が言ってたけど至言だよね
加害者に非があるのは前提だけど加害者もずっと苦しみ続けるから救われない
-
いや加害者は後悔しないししてたところで被害者の苦しみの億分の一にもならないよ
-
はよ
-
>>153
「後悔することになるからイジメなんてやめとけ」って意味合いだよなこれ
イジメ野郎なんていじめたこと忘れるか、「あの頃は悪かったなあ」とか青春武勇伝に転化するやつだよ
よしんば反省・後悔して救われなくても、自業自得だし、それ被害者に関係あるん?
-
反省して苦しむようなやつは最初から悪行に手を染めない
-
SSにマジレスニキ
-
昨日疲れて即寝した
今日2日分更新
-
アイドル研究部部室
にこ「さぁ、今から応募にあった作詞を全部読むわよ」
凛「今日作詞担当の人を決めないとね!」
真姫「ラブライブまでに間に合わないわ。せっかく新曲で挑もうって話になったのに」
ことり「衣装作りも、作詞作曲ができて、曲のイメージから決めるもんね」
絵里「応募はたくさんあるけれど、いい作詞があるといいわ」
希「そんじゃ、見ていこうやん」
花陽「なんか、こうかわいい歌がいいです」
穂乃果「穂乃果はかわいらしい歌とかも好きだなぁ」
-
応募作品を読んでいるμ's
凛「なんか、凛たちでも作れそうなのばっかだね」
ことり「あはは……やっぱり難しいよね。作詞は」
絵里「どうしようかしら、またみんなで作詞する?」
希「んー、練習と両立ってなかなか難しそうだけどね」
にこ「この中から選ぶのがいいんじゃないかしら」
花陽「穂乃果ちゃん、何読んでるの?」
穂乃果「うん……うん……」
真姫「読み浸ってるわね」
-
絵里「いまのところいいと思ったのはこの「三条さつき」さんの詞ね」
絵里「なんとなく、かわいさのなかに哀愁があって、深いわ」
花陽「言葉もひとつひとつに気を使ってるって感じだよね!」
穂乃果「ねぇ、みんな、見てよこの人の作詞」
ことり「穂乃果ちゃん、いい作詞があったの?」
にこ「うわっ、すごっ!この人10作も作ってきてるじゃない!」
真姫「「ラブアローシュート」さん?変な名前ね」
-
穂乃果「すごくいいんだよ!この歌全部、なんというか、μ'sっぽいっていうか」
凛「凛も読みたいにゃー!」
希「なになにー?「今ここで 見つけた宝物 たくさんだね そうだね みんなの笑顔さ」」
花陽「忘れてよ…… 忘れないで……どちらも私なの 幸せを願ってると 言いながら闇へ LOVELESS WORLD」
ことり「すれ違っても わからないくらい 君も僕も大人に なったことが忘れられない」
穂乃果「だってずっと一緒だったから でしょ?すごいよね!私とことりちゃんがメインで歌ってほしいって希望も書いてあるよ!この歌!」
にこ「うん、いいんじゃないかしら!」
真姫「き、来たわ……」
真姫「ひらめいたっ!!!今から音楽室へいってくる!!」ダダダッ
穂乃果「あっ!「SENTIMENTAL StepS」をもって真姫ちゃんが音楽室へ」
希「決まりやね」
-
翌日
郵送で海未の家に採用通知が来た
海未「よしよし、あれだけ練りに練って作った詞たちです。当選して当然です」
海未「さて、第一段階はクリアです」
海未「あとは、μ'sに手紙を書きますか。もちろん新作の作詞も添えて」
海未「それで、穂乃果ともラインを続けて、実際に会う段階まで行こうと思います」
海未「ふふふ……」
-
ぴろろろろーーん
海未「おや?ラインの通話ですね」
海未「さつきからですか」
海未「どうしました?さつき」
さつき「ふえーーーん、海未ちゃんー!」
さつき「駄目だったよ……μ'sの作詞……」
海未「………」チクッ
海未「そう、ですか……」
さつき「悔しいよぉ……私もがんばったのにー!」
海未「しょ、しょげてはだめです!せっかく私もμ'sを好きになったんですから、一緒に応援していきましょう!」
海未「その人の作詞で、ラブライブが優勝するかもしれませんよ」
さつき「うぅ……悔しいけど、μ'sのこと、私好きだもんね!」
海未「そうです!その意気です!」
海未(すみません……さつき……)
-
海未(さつきには本当に申し訳ないことをしました)
海未(さつき、作詞がんばっていたのに……)
ぴろろろろーん
海未「おや、今度はメッセージですね
ライン
ホノカ「海未ちゃーーーん!聞いてよ!作詞決まったんだ!」
海未「おぉ!本当ですか!!」
ホノカ「本当!ラブアローシュートさんの作詞なんだけど、すごいんだよ!」
海未「気になります……」
ホノカ「まだおしえなーい(*´▽`*)新曲出したらだよ!」
海未「ふふっ、そうですね♪」
海未(こんな感じで高坂穂乃果とはしょっちゅうラインをしています)
海未(本当は反吐が出ますが、仕方がないです)
-
海未ちゃん一気に10曲書いたのか…
-
これが2日分か?
-
もうちょい待ってな
-
ぴろろろろろーーーーん
海未(ん?穂乃果から今度は通話が来ましたね)
海未(よほど作詞が決まってうれしかったように思えます)
海未「はい。海未です」
穂乃果「やっほ!海未ちゃん!電話しちゃった」
穂乃果「もううれしくてねー、いい作詞さんに出会えたことが」
海未「本当にうれしそうですね」
海未(私をいじめていた小学校のころのように無邪気ですよ……)
穂乃果「それ以外にもたくさんの人が応募してくれたし、やっぱり徐々にスクールアイドルとして人気になっているんだよ!」
海未「そうですね。すごく輝いていましたよ。μ'sは」
海未(私をいじめていたときと同じくらい、生き生きとしていました)
-
穂乃果「それでね!今度のライブ、早くも新曲をひとつ披露することになったんだ!」
穂乃果「作曲家の真姫ちゃんが、応募があっていいなって思ってた作詞のなかから一つ持っていって」
穂乃果「速攻で曲を作っちゃったの!」
海未「この間言っていた秋葉原でのライブですよね?」
穂乃果「そうそう!よかったらさつきちゃんと一緒にどうかなぁって思って」
海未「もちろん!行かせていただきます」
穂乃果「やった!」
穂乃果「ほかのスクールアイドルと共同のライブだから、μ'sの曲は多く披露できないけど」
穂乃果「穂乃果たちがんばるよ!」
海未「絶対にみにいくので、見ていますよ。穂乃果さんのがんばり」
-
穂乃果「ふふっ、穂乃果でいいよ、海未ちゃん」
海未「は、恥ずかしいです///」
穂乃果「もう、私たちは友達なのに!」
海未「………」
海未(友達、ですか)
海未(どうせなら、小学校のときに「友達」になってほしかったですね」
海未(………)
穂乃果「そろそろ練習に行くね!早速新曲の練習があるんだ」
海未「わかりました。絶対に行きます!」
穂乃果「了解!じゃね!」
海未(………)
-
海未「さて、また作詞の方に取り掛かりましょう」
海未「さつきにもラインをしておきます。「今度の日曜日、μ'sの秋葉原のライブへ行きませんか?」」
海未「送信っと」
海未「本当に嫌な女ですね、高坂穂乃果」
海未「今ここまで優しくできるのなら、どうして」
海未「考えても仕方ありません。私はあの女に天罰を加えることだけど考えていればいいのです」
-
日曜日。秋葉原
さつき「うわー、すごい人!」
海未「な、なんだか臭いですね……」
あたり一面にμ'sのファンであるキモオタたち。内向的な海未にとっては未知な世界だった
キモオタ「デュフフフ」
キモオタ「はぁはぁ」
海未「も、もっと向こうの方へ行きませんか?」
さつき「あはは、最初は私も戸惑ったなぁ……」
-
さつき「今日、作詞の人が決まったことをみんなに話すんだよね」
海未「そのようです。私の予想ではおそらく、その方が作詞した曲が1曲くらいは出てくるはずです」
さつき「えーwそんなに早く曲作れるのかなぁ」
海未(作っているみたいですけどね、穂乃果の情報だと)
海未(それに、さつきに「今日新曲がある」といって楽しみを奪うのは心もとないです。あくまで私の予想としておきましょう」
さつき「あっ!μ'sが一番手みたいだね!」
司会「さぁああーー!!!はじまりました!スクールアイドル、共同ライブ!in秋葉原ーーーーーーー!!!!!!」
お前ら「ふぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
-
司会「最初のアイドルはぁあああああ!最近人気になってきたダークホース!!!μ'sの登場だぁああああ!!!!」
そして曲が流れる。海未が作詞にかかわってないので、μ'sの誰かが作った適当な歌が流れている。
穂乃果「みんなーーーーー!!μ'sでーーーーーーーす!!!!」
凛「盛り上がってるかにゃーーーーーー!!!!!」
お前ら「ふぉぉおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
海未「あっ、穂乃果がこっち見ました!」
さつき「目が合ったね!!がんばって、穂乃果ちゃん!」
穂乃果「今日は、こんな大きなイベントに呼ばれて、すごく光栄におもっています」
穂乃果「そして、お知らせがあります!なんと、私たちμ'sが応募していた、専属の作詞さんが、決まりました!!」
穂乃果「今日この場には来ていません。手紙での応募だったので、顔合わせをしていないんです」
穂乃果「でも!いつか、いつか私たちの詩をつくってくれた、「ラブアローシュート」さんにも、ステージに立って、一緒に歌える日が来るといいなと思っています!」
さつき「ラブアローシュートってwwwwwそんな痛い名前思いつくのすごいね、どんな人だろwww」
海未「………///」
-
穂乃果「それでは、聞いてください。ラブアローシュートさんがつくってくれた記念すべき第一作目」
穂乃果「真姫ちゃんがこの作詞を見た瞬間、音楽室で作曲に取り掛かるほどのすごい曲です!」
穂乃果「SENTIMENTAL StepS」
その瞬間、あたりの証明が消える
ホール全体は暗闇に覆われ、静寂が訪れる
そしてはじまる、ピアノの音(SENTIMENTAL StepSの出だし)
すれ違ってもわからないくらい
大人になった時に
懐かしさへ変わるのかな…なんて考えてた
海未(………)
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なあなあで終わらずちゃんと復習果たしてほしい
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これ歌詞のせんのはアウトだろ
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開幕sssって合わねえだろ
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>>179
普通にアウト速報なら一発
1がわざと消されたいんなら知らん
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アフィへの転載対策でしょ。
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発見されるか通報されるかしたら消されるよって話だろ
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なんも考えてなかったわ
消されるの?
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別にへーきへーき
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平気だから続きはよ
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はよ
海未ちゃん救われてほしい
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まあ歌詞はのせん方がいいぞ
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海未(あなたは、懐かしさどころか)
海未(自分が行った悪行も全て忘れ、楽しくくらしていましたからね)
海未(私にとっては一番「あなたらしくない詩」です。この詩は)
海未(私だけが、覚えている。私だけが、いまこの思いを感じている)
海未(必ず、復讐をします)
海未(幼い頃の私と、今を生きることができていない私のために)
-
そうして曲が終わっていく
お前ら「ふおぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
さつき「すごい!!新曲だよ海未ちゃん!どうしてわかったの!?」
海未「なんとなくですが、まさか当たっているとは……」
お前ら「すごくね!今の曲!」
お前ら「今までの曲とは作詞の深みが違うっていうか、輝いているっていうか!」
さつき「うんうん!なんだか、懐かしい人がいるわけでもないのに、懐かしくなるような曲だった!」
他のファン「お、俺、μ'sに乗り換えようかな」
他のファン「あんないい曲があったなんて!μ'sはチェックだな」
海未(歌っていたのがクズ共ではありますが、私の詩が評価されるのはうれしいです)
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穂乃果「みんなーーーー!!ありがとう!!これからも、がんばりまーーーす!!」
ことり「応援して、くださいねーーーー!!」
海未(おそらく、あの白い髪のとさかみたいな髪型をしているのが南ことりでしょう)
海未(私は高坂穂乃果が私を忘れていることが一番腹立たしいですが、あなたも嫌いですよ)
海未(地獄へ突き落してやります)
こうして、μ'sは他の曲(自分たちで作った適当な曲)を終えて、出番は終わった
-
さつき「ねぇねぇ!終わってから握手会みたいなのがあるんだって!」
さつき「海未ちゃんも行こうよ!」
海未「あっ、すみません……実は今日、剣道の稽古があるんですよ」
海未「感傷に浸りたいのですが、もう行かないと……」
さつき「そうだったんだ、わかった!私から穂乃果ちゃんに言っておくね!海未ちゃんも来てたって!」
海未「ふふっ、ラインで連絡してから来たので大丈夫ですよ」
さつき「なーんだ。じゃ、私は言ってくるね!」
海未「はい。また、一緒に行きましょう」
海未(μ'sには南ことりがいますからね、奴は私のことを覚えているかもしれません)
海未(だから今はうかつに穂乃果以外のメンバーとは接触しないようにしましょう)
-
ライン
ホノカ「ねぇねぇ!どうだった!私たちのライブ!」
ホノカ「しかも新曲つき!まだまだあるんだよ(*´▽`*)」
海未「すごくよかったです。私にも幼馴染がいたらよかったのですが……」
ホノカ「うんうん、私も、ことりちゃんと小さい頃のことを思い出してたよ」
ホノカ「ラブアローシュートさんの詩はまだまだあるんだよ!」
海未(小さい頃ですか。完全に私のことは覚えていないですね)
海未「早くほかの曲も聞いてみたいです」
ホノカ「もちろん!がんばるよ!」
-
ホノカ「ねぇねぇ、海未ちゃんって明日暇?」
海未「えぇ、明日なら大丈夫ですよ」
ホノカ「今日ライブがあったから明日振り替えでお休みなんだ!だからさ、よかったら」
ホノカ「買い物に付き合ってよ!μ'sのみんなにプレゼントを買いたくて」
海未(!!?)
海未「行きます!行かせてください!」
ホノカ「おお!やったぁ!」
海未(またとないチャンスです!μ'sのメンバーは確定でいないうえ、高坂穂乃果の親密度を上げるチャンスです!)
海未(本当は吐き気がしますがね)
ホノカ「秋葉原にしようかな!駅で待ち合わせでいい?」
海未「了解です!もしよかったら、さつきも連れて行っていいですか?」
ホノカ「もちろん!」
-
自分たちで作った適当な曲で吹いた
-
自分たちで作った適当な曲で吹いた
-
ごめん連投しちまった
-
ライン終了
海未(ふぅ、ここまでうまくいくとは思いませんでしたよ)
海未「高坂穂乃果はライブでは、「ラブアローシュートさんにもステージに立ってほしい」と言っていました」
海未「しかも、私が誘いもしないのに、遊びに誘ってくれるようになりました」
海未「御の字でしょう」
海未「さて……」
そういって、海未はスクールアイドルの順位のサイトを開いた
そこには、先ほどのライブで新曲を披露したμ'sが大々的に広告とされていた
海未「順位も上がってますね。私の作詞は、皆さんから受けたようです」
海未「ふふふ……」
-
着々とμ'sを成功に導いてるな
-
海未ちゃんが負ける未来しか想像できないな
-
今日は更新なしか
-
翌日 秋葉原
さつき「あっ!穂乃果ちゃん!」
海未「穂乃果!遅いですよ」
穂乃果「ごめーん!電車に乗り遅れちゃって……」
さつき「ふふふ、そういうときはちゃんとラインしなくちゃいけないんだよ!」
海未「さつきもライブのとき遅刻して連絡しなかったじゃないですか」
さつき「うっ」
穂乃果「あはははは!さつきちゃんだって同じじゃーん」
さつき「ううぅうううーー!」
海未「ふふふ♪」
-
海未(高坂穂乃果と秋葉原、吐き気がします)
海未(しかし、復讐のためです)
穂乃果「じゃ、行こうか!今日は買い物したかったんだ」
海未「たしか、μ'sのみんなにプレゼントをしたいんでしたよね?」
穂乃果「うん!もうすぐラブライブだから、それに向けて全員でお揃いのものを買いたくてね!」
さつき「お守りとかはどう?」
穂乃果「お守り!いいねそれも!」
海未「秋葉原でいいお守りとかありますかね、神社に行った方が早いような気も……」
穂乃果「確かスクールアイドルショップに、必勝!ラブライブみたいなお守りがあったはずだよ」
さつき「よし、そこへいこう!」
-
スクールアイドルショップ
さつき「わああ!!!すごーーーい!!」
海未「目が輝いてますね、さつき」
穂乃果「穂乃果も最初来たときはそんな感じだったなぁ」
さつき「みてみて!海未ちゃん!穂乃果ちゃん!穂乃果ちゃんの抱き枕だよ!」
穂乃果「だ、抱き枕///」
海未「すごいですね、本当にいろいろなものを売っています」
穂乃果「あっ!あれだね!お守り!」
-
海未「やっぱりスクールアイドルショップですから、スクールアイドルの方々も足を運ぶんでしょうね」
穂乃果「うーん、どれにしようかなぁ」
さつき「全部で9色あるね、μ'sは8人だから、全員バラバラの色にしたら1色余っちゃうね」
穂乃果「いや、9つ全部買おう!」
海未「9つ買うんですか?」
穂乃果「えへへへ」
穂乃果「2人とも、新しく作詞してくれる人が決まったのは知ってるよね?」
-
海未「はい、知っています」
さつき「私も応募したよー!」
穂乃果「うん!さつきちゃんのも届いてたよ!さつきちゃんの作詞もよかったよ!」
さつき「ありがとう!」
海未「もしかして……」
穂乃果「そう!その人のぶん!」
穂乃果「ちょうど1色余っている青色にしよ!ラブアローシュートさんのお守りは!」
穂乃果「いつか絶対に私たちと同じステージに立って、一緒に歌ってもらうんだから!」
さつき「そうなるの、すごく楽しみだね!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うん!」
海未「………」
-
穂乃果「おまたせー!」
穂乃果「全部買ってきちゃった!」
さつき「次はどこへ行こうか」
海未「穂乃果はよくこのあたりの街へ行くんですよね?ぜひ案内してください」
穂乃果「オーケー!じゃ、どこかのショッピングモールに入ろう!
-
穂乃果「あっ!そうだ!2人とも!」
海未「ん?どうしました?」
穂乃果「はい!2人の分のお守りも買ってきたよ!」
さつき「えっ?私たちも持ってていいの?」
穂乃果「うん!大事な大事な友達だもん!私と同じ、オレンジのやつ」
穂乃果「みんなスクールアイドル好きとして、これからも友達でいようねっていう、証だよ!」
さつき「わぁ、うれしいなぁ、私も何か穂乃果ちゃんと海未ちゃんに買いたい!」
海未「………」
-
このほのかは最低です!
-
更新時間がかかるごとにほのかの所業が薄れてくから頑張って
-
胸糞で終わるとただの駄作だからカタルシスを感じられるといいな
-
その後、3人はたくさん遊んだ
穂乃果「んーー!楽しかった!」
さつき「本当!また3人で来ようね!」
海未「はい。楽しかったですね」
海未(本当に、楽しかったです)
海未(プレゼントも、いただきました。私も、さつきと穂乃果にかわいらしいリボンをプレゼントしました)
さつき「そろそろ夜になっちゃうから、帰ろうか」
穂乃果「今日は2人ともありがとう!こんなにたくさん買い物できたよ!」
海未「穂乃果はたくさん買ってましたね」
穂乃果「えへへ、最近スクールアイドル以外の秋葉原も満喫してるんだ」
-
穂乃果「ことりちゃん今日バイトお休みだったみたい、次にここへ来るときはことりちゃんのメイド姿を見るためにメイド喫茶へ行こうよ」
海未「南ことりさんですか?」
海未(私のことを覚えているかもしれないからできたら行きたくないですね……)
さつき「駅に着いたよ」
穂乃果「あっ!もうすぐ電車が出ちゃうね!みんな急ごう!」
海未「あっ!待ってください穂乃果!」
ドンッ
穂乃果「痛っ!」
穂乃果「ごめんなさい、ぶつかっちゃって……」
DQN1「痛ってぇええええええ!!!!!!骨が折れたぜぇええええええ」
DQN2「大丈夫かお前!!!!うわっ、複雑骨折してる」
穂乃果「え……?」
さつき「穂乃果ちゃん、この人たちやばい人なんじゃ……」ボソッ
穂乃果「うん……」
DQN1「お嬢ちゃん、どうしてくれんの?俺の腕」
DQN2「おいこいつスクールアイドルの高坂穂乃果じゃね?」
DQN1「マジで!!?金持ってるじゃん!」
-
DQN1「オラ、慰謝料払えよ」
DQN2「路地裏連れ込んでレイプしようぜ、絶対締まりいいからこいつww」
海未(雲行きが怪しいです……)
海未(通行人の人たちも素行の悪そうな男に怯えて、助けてくれそうにありません……)
穂乃果「ご、ごめんなさい。お金、持ってないです……」
DQN1「なら体で払えよ!」
そういってDQN1が穂乃果の体をひっぱり、路地裏へ連れ込もうとする
穂乃果「や、やめてください!誰か!」
さつき「ほ、穂乃果ちゃん!」
海未「………」
-
DQN2「おいおい、連れの女の子たちもかわいいじゃんよ、今からほかの奴呼んで楽しもうぜ」
DQN1「いいねぇ、今夜はレイプ祭りってかwww」
穂乃果「に、逃げてっ!さつきちゃん!海未ちゃん!」
さつき「で、でも!」
穂乃果「いいから!」
DQN2「おっと、逃がさねぇぞ」ガシッ
さつき「きゃっ!」
海未「さつき!!」
海未(さつきが捕まってしまいました……)
DQN2「オラ、てめぇも来いよ。お友達の顔殴っちゃうぞぉ?」
DQN1「殴るとしたら先こっちだな、スクールアイドルってむかつくもん」
海未「ひっ……」
海未(どうしましょう、逃げれば、高坂穂乃果はもちろん、さつきまで強姦されてしまいます)
海未(でも、逃げなければ私まで強姦されてしまいます)
海未(それに……)
-
穂乃果「やめて!引っ張らないで!」ジタバタ
DQN1「早く人どおりの少ないとこに行こうぜ、そろそろ誰か止めに入るかもしれねぇ」
DQN2「そうだな、他の奴には連絡つけたぜ」
穂乃果「いやっ、離して……」
さつき「誰か助けてー!!」
海未(助けはきそうにありません)
海未(ここは、私だけでも逃げるのが得策なのでしょうか)
海未(でも、さつきが……)
海未(高坂穂乃果だって、私は大嫌いですが……でも……)
海未(どうすれば……ん?)
周りを見わたしたとき、海未は何かの棒が落ちているのを見つけた
海未(あれは、工事とかに使う鉄の棒ですね)
海未(あれがあれば……!)
海未は、考えるよりも先に棒を拾いに行った
-
DQN1「あ?何してんだこいつ?」
穂乃果「海未ちゃん!」
海未は棒を拾い、剣道の構えをとる
DQN2「ひゃーーーーーーははははは!傑作だぜ!こんな棒で俺らに勝とうってか?」
DQN1「おい、女俺が持っててやるからお前戦ってこいよwww」
DQN2「おうwww」
海未「私は、剣道をやっているのです」
海未「あなたたちなんて、竹刀変わりになるものさえあれば十分です!」ガクガク
海未(怖い、本当は怖いけど)
海未(私が2人を助けるのです!)
DQN2「「オラァ」ブォン
DQN2が海未に殴りかかろうとする
海未「遅い!」
しかし海未はそれをかわし、鉄の棒でDQN2の腹部を叩きつけた
DQN2「いてぇ!!てめぇ、殺すぞ!!!」
さらに襲いかかってくるDQN2
穂乃果「えいっ!!!!」ガブッ
DQN1「いてっ!!!てめぇ、噛みやがったな!!」
海未(穂乃果が噛みついたことで穂乃果とさつきが奴の手から離れることができました!ナイスです」
穂乃果「海未ちゃん!さつきちゃん!逃げるよ!」
さつき「うん!!」
DQN2「待ちやがれ!!!」
DQN1「おい、あれ警察じゃね?」
警察「コラぁ!!!!そこを動くな!!!」
DQN1「やべぇ!!逃げろ!!!」
-
一通りの少ない道からようやく最寄りの駅に着いた3人
穂乃果「はぁはぁはぁ」
海未「ぜぇぜぇぜぇ」
さつき「た、助かったぁ」
海未「2人とも、けがはないですか?」
穂乃果「うん……よかった、海未ちゃんが助けてくれて」
海未(助けた……?)
海未(そうですね、私は無意識とはいえ、夢中で高坂穂乃果を助けたんですね)
穂乃果「ありがとう!海未ちゃん!」
さつき「命の恩人だよ!」
海未「そんな、当然の、ことをしただけで……」
海未(私が憎んでいる人を、助けたのですか、私は)
海未(あんなに憎んでいたのに、あんなに悔しい思いをしたのに)
海未(今、さつきとともに高坂穂乃果から「ありがとう」と言われるのは」
海未(悪くない気分です)
-
許すとかやめてくれよ
-
電車を待っている3人、帰りは同じ駅で降りる
穂乃果「いろいろあったけど、楽しかったなぁ」
さつき「買った物、落としたりしないでよかったね」
海未「私たち3人だけの友達の証もあるのです、落としたくないですね」
穂乃果「うん!絶対になくさないよ!」
海未(友達の、証……自分で言ってて恥ずかしいですが)
海未(もしも、もし、小学校のときに)
海未(高坂穂乃果の優しさに少しでも触れることができていたのなら)
海未(私は、こんなに晴れやかな気分になることができたのでしょうか)
海未(悔しいです。いじめられたことは悔しいです、でも)
海未(今日、楽しかったことも、事実です……)
-
許してはならないぞ
-
絶対復讐はやり遂げろ
感動する深イイ話なんぞいらん
-
復讐するか返り討ちされるかどっちにしろ
-
幼女穂乃果かは悪気があってやってたのか遊びの延長のつもりだったのか
-
外野がとやかく言うのはあれだがまじで許すルートは勘弁ですぞ…
-
ことりが出てこないのがちょっと怖いわ
-
別に許してもいいけど海未ちゃんが報われない話は嫌だな
-
すでに復讐したほうが報われなさそう
まあことりちゃん次第だけど
-
>>227
ほんとこれで頼む
-
ちょっと幸せになれるのかなと思わせておいての救いのない絶望こそ至高
-
改心した穂乃果と反省しないことりで絶好ドロドロからのいじめ主犯バレからのμ's強制除名なら神
-
許す許さないじゃなくて、
穂乃果が昔を思い出し罪悪感に苛まれる的な物を...
-
罪悪感に苛まれるもどうしようもなくなってもがき苦しんでほしい
それで最後は酷い目にあってほしい
あとは海未の救済
-
>>225
じゃあとやかく言うなよ
-
外野に左右されんのは勘弁
-
まだか
-
3人は電車に乗り、自宅へ帰る
穂乃果「今日は本当に楽しかった!2人とも、ありがとう!」
さつき「うん!また、遊ぼうね!」
海未「………」
穂乃果「うん!海未ちゃん」
海未「……?はい?」
穂乃果「海未ちゃんとも、また来たいな!」
海未「穂乃果……」
海未「ありがとうございます。ぜひまた、3人で行きましょう」
さつき「じゃ、またね!海未ちゃん!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うん!またね!さつきちゃん!」
海未「また遊びましょう!」
-
帰り道、2人は自宅が近いので一緒に帰るのである
穂乃果「海未ちゃん、今日は本当にありがとう」
海未「ん?なんのことですか?」
穂乃果「海未ちゃん、今日助けてくれたじゃん穂乃果たちのこと」
海未「あれは、体が勝手に動いて……」
穂乃果「今日1日で、海未ちゃんとたくさんお話しして、本当に楽しかったし、海未ちゃん助けてくれたし」
穂乃果「ほんとうにうれしかったんだよ!」
穂乃果「ちょっと心配してたんだ、海未ちゃんのこと。この間、泣いてたし」
海未「わ、忘れてください///」
穂乃果「えへへ」
海未「………」
穂乃果「えへへ、海未ちゃん」
穂乃果「私たち、もう友達だからね」
海未「……友達、ですか」
穂乃果「もちろん!」
海未「……はい」
海未(………)
-
この日を境に、2人はさらに仲良くなっていった
海未(あれから1か月ほど経ちましたが、相変わらず穂乃果とラインでやり取りをしています)
海未(何度か遊んだこともあります)
海未(私が作詞した曲は見事に大成功し、μ'sはもはや作曲、作詞、衣装、ダンス、歌、ルックスすべての武器をそろえたといっても過言ではないでしょう)
海未(ついにラブライブへの出場も決まったようです。私が作詞した曲も、μ'sの看板曲となりました)
海未「これで、すべて整いました」
海未「復讐をする舞台の大まかな部分は整いました」
海未「あと、少しです」
海未「少しなのに、なぜ」
海未「心は晴れやかではないのでしょう……」
-
すれ違っても―――わから
海未「おや、ラインですね」
海未「穂乃果からです」
ホノカ「練習終わり!今から穂むらの手伝いだぁ」
海未「おつかれさまです」
海未「久しぶりに穂むらのおまんじゅうを食べたいです」
ホノカ「ほむマンだね!今から来てよ」
海未「そうですね、行きましょう!ちょうど、穂乃果に話したいことがあります!」
ホノカ「ちょうどいい!おいでおいで」
海未「さて、行きますか」
-
ホノカ「遅いーー!もうすぐ着く?」
海未「あと、5分くらいです!」
ホノカ「店番暇だよー」
海未(今日、このことを穂乃果に伝えたら後戻りはできないでしょう)
海未(昔の私のため、高坂穂乃果へ復讐しようとしていますが)
海未(果たしてそれは正しいことなのでしょうか)
抗いようのない苦しみを強いられてきました。すごく、悔しい思いも味わいました
助けてはくれませんでした。止めてくれませんでした。
でも、いまは―――
いつかさつきとこう、話しました。
「前を向いてがんばろう」と
今の私は前を向いて、がんばっているのでしょうか―――
-
私がもし本当に前を向いているんだとしたら、復讐なんてしないです
【今】を大切にします
高坂穂乃果、昔のあなたは最悪でしたが、いまのあなたは
あたたかいです。
海未「あたたかいんですよ、いまのあなたは」
海未「本当に、これでいいのでしょうか」
海未「この復讐が成功したら、おそらく穂乃果は絶望します」
海未「……よいのでしょうか」
-
こうなると復讐ENDと許すENDの両方見たくなってくる
-
両方やるとしたら許すエンドが先の方がいいな
すっきりして終わりたい
-
今日はなしかな?
-
どうなるやろ
-
はよ
-
すまん。明日必ず更新
大幅更新予定すまん
-
待ってるよ
-
おk
-
しょうがないにゃあ
-
焦らずゆっくり早めに投下してくれ
-
和菓子屋穂むら
穂乃果「いらっしゃいませー」
穂乃果「あっ!!海未ちゃん!」
海未「穂乃果、お待たせしてすみません」
穂乃果「もー!穂乃果死ぬほど暇だったんだよ!」
海未「珍しいですね、見事に誰もいません」
穂乃果「みんな和菓子なんか食べないんだよ!時代はパンやケーキだからね!」
海未「和菓子屋の娘がそんなことを言っていいんですか……」
穂乃果「気にしない気にしない!海未ちゃん!なにか食べていってよ!」
海未「そうですね、では穂むまんを2つください」
-
しばらくして
穂乃果「いやー、店番の時間終わり!次は雪穂が店番だよ」
穂乃果「あっ、雪穂ってのは穂乃果の妹のこと!」
海未「かわいらしい妹さんですね、おつかれさまです、穂乃果」
穂乃果「うん!おつかれ!海未ちゃん!穂乃果の部屋へいこう!」
海未「はい!」
穂乃果の部屋
穂乃果「よし、ゲームでもしよう!最近穂乃果PS4買ったんだ!」
海未「その、穂乃果、実は、今日はお話があってきました」
穂乃果「ほえ?」
-
穂乃果「話って?なぁに海未ちゃん」
海未(………)
海未(これを、伝えてしまったら後には引けません)
海未(覚悟を決めるべきですね、私は、高坂穂乃果が嫌い)
海未(大嫌い)
海未(の……はずです)
海未(過去の私は、こいつのせいで、死んだも同然ですから)
海未(私は、【今】を生きて行けそうにはありませんね)
海未(ごめんなさい。さつき……)
海未「実はですね……」
-
海未「μ’sに数々の詞を送っているラブアローシュートって、私なんです」
穂乃果「へっ?」
海未「……///」
穂乃果「ま、まったまたぁ、海未ちゃん嘘へただよ!」
海未「ほ、本当です!」
海未「証拠として、これを持ってきました」
海未はカバンから、ある2つのものを取り出す
穂乃果「あっ!それは!」
海未「そうです、あなたがラブアローシュートのために買った、青いほうのお守りです」
海未(ちなみに穂乃果とおそろいの同じカラーのオレンジは形だけカバンにつけています)
穂乃果「それに、これはμ'sのみんなで送った感謝状だよ!」
穂乃果「てことは、本当にラブアローシュートさん!!」
海未「……///」カァァ
-
穂乃果「すごーーい!!なんで教えてくれなかったのー!!」
海未「は、恥ずかしくて///」
海未「それに、さつきに悪いですから……」
穂乃果「そっか、さつきちゃんも応募してくれてたもんね」
海未「それに、私が応募できたのは穂乃果のおかげなんですよ」
穂乃果「へ?」
海未「初めて会った時のこと、覚えていますか?あれが、きっかけです」
-
海未「まだ、私がなぜ泣いていたかを伝えることはできません」
海未「ですが、ひとつだけ、確かなことがあります」
海未「あなたが、あのとき私を優しく抱きしめてくれて、心の底から安心することができました」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「……///」
海未「だから、私はさらに勇気をもらうことができんたんです」
海未「辛いこともあるけど、これからがんばろうという、勇気を」
海未「立ち向かっていこうという勇気を」
海未「だから、そんな穂乃果の役にたちたくて、実は得意だった作詞に応募したんです」
穂乃果「そうだったんだ……」
海未「本当にありがとうございます、穂乃果」
穂乃果「そんなそんな、とんでもない!」
穂乃果「海未ちゃんが安心したのなら、本当によかったよ」
海未「………」
-
海未「穂乃果にだけは、話しておきたかったんですよ」
穂乃果「うん。うれしい」
穂乃果「海未ちゃん、私たちがラブライブに出場することができたらさ」
穂乃果「そのときはステージに立ってよ」
穂乃果「ラストの歌だけでいいから、ダンスのない、きっと青春が聞こえる、だけでいいから」
穂乃果「一緒に歌おうよ!」
穂乃果「穂乃果たち、仲間だから!」
海未「………」
海未「仲間、ですか?」
穂乃果「私が海未ちゃんを支えることができたんなら」
穂乃果「仲間って名乗ってもいいよね!」
海未「ありがとうございます……」
-
海未「ぜひ、ラブライブのときは私もステージに立たせてください!」
海未「あっ、でも、他のメンバーには私のことはそれまで一切内緒にしてください!」
穂乃果「えー!どうしてー?」
海未「は、恥ずかしいじゃないですか///」
穂乃果「言いたいよぉ!穂乃果の親友がラブアローシュートさんだったって!」
海未「お願いします……これ以上恥ずかしい想いをしたら死んでしまいます……」
海未(南ことりには正体がばれる可能性がありますからね)
穂乃果「ちぇー、わかったよ」
海未「ありがとうございます」
-
穂乃果「海未ちゃん」
海未「なんですか?」
穂乃果「穂乃果たち、ずっと、一緒だよ」
海未「はい。ずっと、一緒にいましょう、私の大切な仲間として」
海未「よろしくお願いします」
穂乃果「もちろん!!!」
穂乃果「よーし!今日こそ負けないよ!ストリートファイター5起動だよ!」
海未「穂乃果はまた私のラシードにぼこぼこにされるのですか?」
穂乃果「今日こそは穂乃果のリュウが勝つもん!」
-
舞台の準備は整ったな
-
海未(こうして、私は穂乃果に自分がラブアローシュートであることを伝えました)
海未(すべて計画通りです)
海未(私がステージに立つということも確定しましたので、あとは実行するのみ)
海未(ちょうど、μ'sの人気も上がってきてラブライブの出場も確定)
海未(あとは私が、私が」
海未「μ'sをつぶして、高坂穂乃果を絶望させます」
。
-
穂乃果『海未ちゃん』
穂乃果『ずっと、一緒だよ!』
,
-
よしその意気だ!
-
くるか
-
>>258
ここって丸々嘘なの?
-
>>267
嘘か、本心か
そこは今後明らかになるだろうが自分で考えることもやってみよう
-
ますます楽しみだ
-
今日もなしか
-
待ってるよ
-
後日
ライン
ホノカ「海未ちゃん!明日の日程決まったよ!」
海未「本当ですか?」
ホノカ「うん、会場には、9時には着こうって話だよ!」
海未「了解です」
海未「でも、いいのですか?ラブアローシュートの私が、ステージへと立って」
ホノカ「もちろんいいよ!みんなOKしてくれたし、ことりちゃんには早くに伝えておいて衣装まで作ってもらったんだもん」
海未「私のこと、言ってないですよね///」
ホノカ「もちろん!名前も出してないよ!」
ホノカ「だからみんな、本番までどんな人が来るか想像して楽しんでる!」
海未「穂乃果らしい内緒のしかたですね」
-
ホノカ「明日は、海未ちゃんの出番は、1曲目の、僕らはいまのなかでが終わってからすぐだよ」
ホノカ「私が、今日はラブアローシュートさんが来てます!って紹介するから」
ホノカ「そのときに、ことりちゃんが作った青い衣装を着て、ステージに来て!」
ホノカ「その前に、軽い打ち合わせと顔合わせがあるから、9時に集合だよ!」
海未「当日は一緒に行きましょう、穂乃果」
海未「穂乃果が遅刻するかもしれないですしね」
ホノカ「ぐぬぬ……」
-
海未「穂乃果、明日、がんばってください」
ホノカ「うん!海未ちゃんが作ってくれた曲だけで、ライブライブへ参戦だから、すごくプレッシャーだよ」
海未「プレッシャーってw」
ホノカ「えへへ、でも、そのくらい大切な曲ばかりだよ」
海未「穂乃果たちなら、絶対に優勝できます」
ホノカ「その中には海未ちゃんも入ってるんだよ」
ホノカ「絶対に、優勝しようね」
海未「はい!」
-
海未「さて……」
海未「明日のラブライブで、あなたたちのアイドル活動は終わりです」
海未「ようやく、ようやく過去の私の敵を討つことができるのですね」
海未「いや、過去の私、なんて言い方はよしましょうか」
海未「私は何も変わっていないのですから」
海未「作詞ができるようになっただけです」
海未「………」
海未「寝ましょう。明日は早起きしなければいけませんね」
-
翌日
午前7時
穂乃果「やっほー!海未ちゃん!」
海未「穂乃果!」
穂乃果「えへへ、遅刻せずにこれたよ!」
海未「ふふっ、いいことです、眠れましたか?」
穂乃果「だいじょうぶ!ぐーーーっすり」
海未「簡単に想像できてしまいますね……」
穂乃果「えへへ……」
海未「さて、電車に乗りましょう。9時には会場へ着くはずです」
海未「すみません。穂乃果もみんなと一緒に行きたかったでしょうに、穂乃果だけ私と一緒についてきてもらって」
穂乃果「いいよ!海未ちゃん、恥ずかしがりやさんだもんね」
海未「本当にすみません///」
-
海未(高坂穂乃果)
海未(もう、あなたの笑い顔を見るのはおそらく最後でしょう)
海未(いまのうちに、【今】のあなたとたくさんお話しがしたいです)
海未「それでですね、この曲の由来は」
穂乃果「海未ちゃん、今日はごきげんだね」
海未「そうですか?なんだか、心が躍るんですよ」
海未(あなたが苦しむ姿を想像したら、笑いが止まらないんですよ)
穂乃果「あっ!でんしゃがきたよ!」
-
>>1がきたよ!
-
はよ
-
さてどうなる
-
はよ
-
電車の中
穂乃果「海未ちゃん、結構荷物たくさん持ってきたね」
海未「え、えぇ……」
海未(私は大きなリュックサックで来ています)
海未(高坂穂乃果と南ことりが、私をいじめていたときに落書きした、教科書や靴が、中に入っています)
海未(もう捨てたと思っていたんですが、残っていたんですよね)
海未(これを見たときに思いついたんです)
海未(彼女たちのステージの上、大事な舞台の上で、いじめられていたことをカミングアウトしてやろう、と)
海未(これはその証拠品です)
海未(大惨事、には至らないかもしれないですが、ラブライブの舞台でそれをやられたら、まず間違いなくμ'sの優勝はなくなるでしょう)
海未(あわよくば、会場のμ'sファンの豚共が発狂してくれたら成功です)
-
海未(少しでも、μ'sの印象を落とし、「いじめ主犯のスクールアイドル」というレッテルを貼らせれば)
海未(高坂穂乃果の目的である「音の木坂廃校阻止」」
海未(これは叶わなくなるという算段です)
穂乃果「海未ちゃん、どうしたの?」
海未「いえ、き、緊張してしまって///」
穂乃果「もおー!本当にステージの上に立てるの!?」
海未「が、がんばります……」
-
オマエらに言ってるんだ
-
そして穂乃果と海未はタクシーに乗り継ぎ、会場へ着いた
当日は雪なんか降らなかった
海未「ここが、ラブライブの会場……」
穂乃果「全国で勝ち抜いたスクールアイドルたちが、今日集まるんだよ」
海未「な、なんだか見たことのある顔がたくさんです」
穂乃果「あれは、優勝候補のARISEの3人だね、あっちにいるのは、新星の期待の星の、ミュータントクラブ、だっけ?」
海未「穂乃果、体が震えていますよ」
穂乃果「う、海未ちゃんこそ」
穂乃果「が、がんばらないと!!」
海未(この調子を見てみたら、私が手を下さなくてもライブ失敗しそうですがね)
-
会場
にこ「あっ!穂乃果が来た!」
真姫「もー、遅いわよ、穂乃果」
穂乃果「ご、ごめーん!」
穂乃果「あっ!紹介するね!この人が、ラブアローシュートこと」
穂乃果「園田海未ちゃん!」
海未「よ、よろしくお願いします///」
希「おおぉーー!うちの予想通り、清楚そうな娘やん!よろしく!」
凛「凛のシングルもありがとう!えっと……」
海未「海未で、大丈夫です///」
穂乃果「ふふふ、緊張してるねー海未ちゃん!」
ことり「うわ……園田菌……」ボソッ
海未「………」
-
ことりの反省皆無が....
-
海未(南ことりの視線を見ると、やはり私のことを覚えているようですね)
花陽「もうそろそろ出番です///」
凛「かよちん、ガタガタ震えてるよ!」
絵里「まさしく武者震いね、花陽」
海未「………」
海未(よく考えたら、他の人たちは関係がないのですよね)
海未(関係があるのは、南ことりと、高坂穂乃果と、私、だけ)
海未(なんだか申し訳がないですね……)
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「よし!みんな!もうすぐ出番だから、円陣くもうよ!」
-
9人は円陣を組んだ
その際、ことりはあからさまに海未の隣を避けた
穂乃果「今日までみんな、とってもがんばってきたよ」
穂乃果「絵里ちゃんがダンスの指導をしてくれて、ことりちゃんが一生懸命衣装を作ってくれて」
穂乃果「真姫ちゃんがたくさん曲を作ってくれて、にこちゃんが一生懸命私たちを励ましてくれて」
穂乃果「希ちゃんが、辛いときは話を聞いてくれて、花陽ちゃんが、疲れている私たちにおにぎりを作ってくれて、凛ちゃんが、いつも前に立って、積極的にがんばってくれて」
穂乃果「海未ちゃんが、私たちに素敵な詩をたくさん作ってくれて」
穂乃果「みんなのがんばりがあって、ここまで来れたんだよ」
絵里「穂乃果も、リーダーとしてがんばってたわ」
希「穂乃果ちゃんがいなかったら、μ'sはできてないんよ」
穂乃果「えへへ」
海未「………」
-
ことり…
-
園田ァ!
-
ことりのクズっぷりが逆に清々しい
-
ハッピーエンドの退路は断たれたぞ
-
むしろハッピーエンドフラグたった
-
海未にとってのハッピーエンドフラグがたったのである
-
もしことりがいなかったら
関係ないほかのμ'sのメンバーを地獄に突き落とす罪悪感とか今の穂乃果がどうとかってなってたからね
ことりがすべてねじ伏せてくれた
-
やるなら徹底的にやってほしい
-
このコトリは殺せ
-
全力でいけ
-
このまま海未ちゃんにはいじめられっ子のまま破滅して欲しいと思う俺は異端か?
-
いじめてもいじめられても破滅だろインガオホー
-
穂乃果が海未を虐めたって気づいた時の反応が楽しみ
-
穂乃香は後悔してそうだな
-
後悔はしてないだろそもそも覚えてないんだから
罪悪感で死にそうになると思う
-
今日もなしか焦らすなよ
-
はよしろよ
-
穂乃果「それじゃ、みんな」
穂乃果「μ’s、ミュージックスタートっ!!!!!!!」
みんな「おーーーーーーーー!!!!!!」
凛「き、緊張してきたにゃー!」
花陽「だ、大丈夫?凛ちゃんっ」ガクガク
絵里「そうだ、えっと、ラブアローシュートさん?」
海未「あ、海未でいいです。絵里さん」
絵里「あら、ありがとう。早速で悪いんだけど、ことりが作った衣装に着替えてもらっていいかしら」
穂乃果「そうだ!海未ちゃんも衣装に着替えないと!」
海未「わかりました。衣装はどちらに?」
穂乃果「ことりちゃんが持ってるよ、ね!ことりちゃん!」
ことり「………」
海未「………」
-
穂乃果「どうしたの?ことりちゃん」
ことり「………」
ことり(穂乃果ちゃん、これのこと忘れてるのかな)
ことり(ことりや穂乃果ちゃんでこれを転校させるまでいじめたのに)ハァ
ことり「……ついてきて」
海未「は、はい」
穂乃果「どうしたんだろう、なんだか元気ないね。ことりちゃん」
にこ「んー、ことりも緊張してるんでしょ」
絵里「ハラショー、わかったわよ!」
希「どしたん?エリチ」
-
絵里「ことりは穂乃果とずっと一緒にいたのよね」
ことり「うん、そうだよ」
穂乃果「ずっと一緒!永遠フレンズだよ!」
絵里「だからよ。今日の穂乃果が海未とばっかり仲良くしてるから、ことりはきっと嫉妬したのよ」
絵里「そうでしょう?ことり」
穂乃果「こ、ことりちゃん!そんなに穂乃果のことを!」
真姫「エリーもたまにはやるじゃない……!」
ことり「……あはは、そうかもねー」
海未「そ、そろそろ着替えてきます」
穂乃果「もー、2人とも仲良くねー!」
-
アイドル控え室。たまたま誰も使用していなかった
ことり「……これ」
海未「………」
ことり「ねぇ、何がしたいの?」
ことり「私と穂乃果ちゃんのこと、あんたも忘れてるわけじゃないよね?」
海未「………」
ことり「せっかく作った衣装なのに、園田菌が移っちゃうよ」
海未「………」
海未「今に見ててください」
ことり「あ?」
海未はことりの青い衣装を着て、退室した
-
海未(私は、高坂穂乃果の復讐のためにここまでがんばってきましたが)
海未(こいつも、制裁を加えないといけないようですね)
海未(こんな汚らしい衣装……!)
海未(この場で破り棄ててやりたい)
穂乃果「あっ!海未ちゃん戻ってきた!」
海未「お待たせしました」
希「ことりちゃんも、遅いよー!」
ことり「あはは、ごめんねみんな」
穂乃果「よし、あと3分で出番だよ!」
穂乃果「全部を出しきるんだから!」
ことり「ヒデコちゃんたちはスタンバイオーケーかな?」
にこ「確か、私たちの出番と同時に曲がはじまるのよね」
-
司会者『さぁて、それでは、期待の新星、廃校を阻止するためにがんばっている、μ'sの登場だぁああああ!!!!!」
お前ら「わぁあああああああああああああ!!!!!!!」
穂乃果「うそ!予定よりはやい!」
絵里「みんな、急ぎましょう」
海未「が、がんばってください!」
μ’sのメンバーは慌ただしく楽屋を後に、ステージ手前へと駆け寄った
海未「さて」
海未「私のカバンは、ありました。中身も……全部あります」
海未「………」
-
ヒデコ「よし、スポットライト!」
フミコ「ほい!」
ヒデコ「穂乃果からラインがきた!音楽!!」
ミカ「ほい!」
会場は静かになる
今からμ’sが全員で歌うのだ。μ’sのファンをはじめ、皆が幕が上がるのを見ている
さつき「………」
さつき「楽しみだなぁ」
たん、たらららんたんたんたんたんーーーちゃららーー
お前ら「おぉおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
幕があがり、1期のOPに海未がいない形でスタンバイしてるμ’sの姿が
-
わくわく
-
ことり「あ?」
ワロタww
-
よし!やれ!
-
もうクライマックスなんだから早く締めてくれ
-
>>296
だな
なかなか上手い
-
続きが激しく気になる
-
ことりがクズすぎる
-
はよ
-
みんな「輝きを待ってたぁ―――」
ワーーーーーーーーー!!!!!パチパチパチ
穂乃果「………」
穂乃果「この人たち、みんな私たちが大好きな、ファンの人なんだ」
穂乃果「最高のライブにしよう……!」
穂乃果「みんなーーーーーーーーー!!!!!!!ありがとう!!!!μ'sでーーーーーす!!!」
ワーーーーーーーーーーー!!!!!
穂乃果「私たちは、9人、今日まで廃校から救うため、がんばってきました!」
穂乃果「一人ひとりが本当に全力を出して、みんなで輝いているアイドルになるために、μ’sを磨き続けていました!」
穂乃果「これも、みんなのおかげです!今日は全力で、ラブライブを楽しみます!!」
わーーーーーーー!!!!!!!
穂乃果「メンバーは8人なんですが、なんで、9人と言ったと思いますか?」
穂乃果「実は、来てくれているんです!私の大親友の一人であり、我がμ’sの専属の作曲家」
穂乃果「ラブアローシュートこと、園田海未ちゃんです!!!!!」
-
海未(………)
海未(ついに来ましたね)
海未(すごい観客です)
海未(ラブライブは全国のアイドルの晴れ舞台ですが、やっぱりμ’sのファンも一定数いるはずです)
海未(………)
海未は一歩を踏み出す。その瞬間、スポットライトが当てられ、観客からは歓声が巻き起こる
海未「………」
海未はステージの中央まで歩みよる。その際、前を通ったとき、ことりから舌打ちされた
-
穂乃果「さ、海未ちゃん」
海未「はい」
海未「は、はじめまして、ラブアローシュートです」
わーーーーーーーーー!!!!!!!!
穂乃果(海未ちゃん、どうしたんだろう、リュックサックまで持ってきちゃって)
絵里(賢い私の予想だと、あの中には穂乃果のお守りと、作詞のノートがたくさん入っているのよ!)
海未「私も晴れて、μ’sの一員として、ステージに立つことができました」
海未「今日は、どうしてもみなさんに知らせておきたいことがあるんです」
海未「………」
そういって、海未はリュックサックをおろし、中身を取り出す
-
さつき「………」
さつき「海未……ちゃん?」
さつき「………」
観客は海未の出したある1冊のノートに注目する
それは、海未が穂乃果やことりからいじめを受けていた際、落書きされた、ノートだった
穂乃果(なんだろう、そのノート)ヒソヒソ
絵里(きっとあれよ、作詞のノートなのよ。やっぱりね!)ヒソヒソ
ことり「―――っ!!」
ことり「あれは……!」
ことりは、さっきの海未の言葉を思い出した
海未『いまにみていてください』
ことり(やばいっ!!!)ダッ
-
海未「―――」スゥ
海未「私は!!!」
海未「幼い頃、小学校のとき」
海未「高坂穂乃果と、南ことりから、ひどいいじめを受けてきました!!!!」
海未「これはその、証拠品のノート―――!むぐっ!!!!」
ことり「………!!!」
海未が大声で話しているところを、ことりが抑えつける
にこ「ちょ、ちょっと!海未ちゃん、いったいなにを!」
真姫「ことりも、落ち着いて!」
観客「ガヤガヤガヤ」
観客「どういうことだ?」
観客「いじめだって??」
ことり「………っ!!」
ことり(会場が、パニックに)
穂乃果「いじめ……?私が?」
-
穂乃果「海未ちゃんを?大好きな海未ちゃんを?」
穂乃果「海未ちゃん―――園田海未、園田―――」
『やーーーーいwwwww園田菌ーーーーー!!!』
『汚い園田菌!!!』
『不登校になるまでいじめるからね』
穂乃果「―――っ!!!!!」
穂乃果「園田海未―――っ」
穂乃果「あ……」
海未「この、放せっ!!!!」ガッ
ことり「ぎやっ!!!!」ドサッ
-
よっしゃ
-
海未「私は高坂穂乃果と、南ことりに、いじめられていました!!」
ことりを抑えつけながら、海未は大声で語る。涙を流しながら
他のμ’sのメンバーは、どうすればいいかわからず、ただオロオロしている
開催した側の人間も、思わぬアクシデントで戸惑っている。警備員が駆け付けている様子があった
海未「はじめに園田菌と言われ、ばい菌扱いされました!!!」
海未「その後、私への壮絶ないじめがはじまり、殴る蹴るは当たり前、物を隠され、落書きされ―――」
海未「今、南ことりが私を止めに来たのがいい証拠です!!!」
会場「ざわざわ―――」
会場「ざわざわ―――」
会場はすでに混乱状態。海未の話を聞く者、他と話しざわつく者
ラブライブは、一転!大荒れとなる
-
警備員「この、静かにしろっ!!!」
海未「―――っ!!!」
海未(警備員さん!!)
ファンA「いい加減にしろ!!!!!!」
海未「!!!?」
突然、一人のファンがスピーカーから怒鳴り声を上げる
ファンA「穂乃果ちゃんやことりちゃんが幼い頃いじめたぁ?知るかよそんなもん!!!」
ファンA「そんなことしてようがしてまいが、俺たちはμ’sが好きなんだ!!!」
ファンA「てめぇがどんな思いしたとか、そんなことは関係ねぇ!!!!!」
ファンA「μ’sを汚すんじゃねーよ!!!!!この陰湿いじめられ女!!!!」
ガヤガヤ ガヤガヤ
ファンB「そ、そうだ!!!!」
ファンC「俺たちはμ’sが大好きなんだ!!!!」
ファンD「歌ってくれ!!!μ’s!!!」
ファンD「むしろ俺をいじめてくれ!!!!!」
海未「―――っ!!!」
-
ことり「ふふっ」
海未「……っ!」
ことり「残念だったね、園田菌」
ことり「これが、ファンの意思だよ。μ’sの力だよ」
ことり「ばい菌はばい菌らしく家に引きこもってなよ」
ことりはそう言い残し、ステージの中央に
会場はざわついているが、ことりに注目する者もいる
ことり「ことりたちは、歌います!昔は、関係ありません!!」
ことり「【今】の、私たちの歌を、聞いてください」
ことり「お願いします」
真姫「そ、そうよ!今の私たちの歌は、みんなを幸せにできるのよ!」
希「どうか、聞いてください!!」
会場はざわついているが、μ’sのその声を聴いて、自然と黙る人も増えた
ファンA「いいぞーーーーーーーーーーーー!!!!!大好きだぁああああ!!!μ’sぅうううううう!!!!!」
ファン「ふおぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
海未「………」
-
は?
-
ファンだけじゃなく他のメンバーもクズなのか…
-
ファンキチガイかよwwww
-
海未ちゃんに厳しい世界
-
アイドル部クラッシャーハノケに期待するしかない
-
さつきに撃ち殺されるかと思ったが
-
そりゃ例えば中の人の黒歴史が明かされたとしても多少幻滅するだろうが嫌いになるような人はあまりいないしなぁ
-
ファンがどうであれμ'sの中での穂乃果ことりを見る目は変わりそう
-
あとは昔を思い出した穂乃果がどう反応するかだな…
-
更新はの
-
間違いたはよ
-
現実でもAKBとかよく黒歴史出てくるけどその黒歴史持ちが1番人気だし信者ってのは盲目なものよ
高畑裕太ですら擁護してるファン多いしな
-
は?なんだこのファンは
お前らもこうなの?
-
予想通りの結果になったな
穂乃果がどうするのかは予想出来ないけど
-
海未ちゃんを幸せにしてあげて
-
いい展開
-
しかし廃校阻止の為の勧誘活動でことりが理事長の娘であることを考えると
とんでもない炎上すると思うけどな
-
リ´��・��・)
-
虐めてた奴歌なんて響かねーわ
-
9人もいりゃ元いじめっ子か元いじめられっ子1人ぐらいいそうなもんだけどな
-
面白い
-
全てを壊せ海未
-
これでラブアローシュート製の曲歌い出したらウケるな!
-
このμ'sのファンの過半数が擁護しても、世間やスクールアイドルファンの全体で言ったら、批判の方が大きくなるんじゃないか?
-
これで終わったりしねぇよな?????
-
証拠がないし一部で噂されるけどキチガイアンチの工作としかとられなさそう
-
>>357
昔は関係ない今を歌うってある意味いじめてたこと肯定してるからそうならないだろ
だからこそ胸糞悪い
ことりや穂乃果はもうあれだけど他のメンバー改悪させすぎてて草もはえない
-
更新遅すぎだろ舐めてんのか
-
ほのかのメンタル壊れてそう
それでもうみちゃんの苦しみには到底及ばないが
-
海未(………)
穂乃果「海未ちゃんを……私が海未ちゃんを……?」
穂乃果「大好きな海未ちゃんを、いじめた?」
絵里「穂乃果、いまは考えるのをやめなさい」
絵里「ことりも言ってたでしょう、いまはラブライブに全力を出すのが大事だって」ギュッ
そういって、穂乃果の手を握る絵里
穂乃果「海未ちゃん……」ポロポロ
穂乃果「私はなんてことを……」ポロポロ
海未(まだです……)
海未(μ'sのファンがいるなら、それと同じように、彼らもきっといるはずなんです)
海未(まだ、終わらないはず……)
???「お前らうるせーーーーーーーーぞ!!!!!」キィイイイイイン
誰かが大声で、そしてスピーカー越しで怒鳴った
-
アンチA「いじめをするアイドルなんてクソ喰らえだろ!!!普通に考えて!!俺は元々μ’sが嫌いだったんだ!!」
アンチA「アイドルってのは人々を笑顔にするのが最低条件!!そんなアイドルがいじめで人の人格壊したんだぞ!!!!」
アンチA「ゴミクズにもほどがある!!!!こんな連中をステージに立たせていいわけないだろうが!!!!」
アンチA「引っ込め!!!性悪スクールアイドル、いや、μ’sはアイドルじゃねーーー!!!!!」
アンチA[帰れ!!!!!帰れ!!!!!」
突如現れるμ’sのアンチっぽい人。μ’s専用のステージならともかく、ここにはラブライブに参加しているアイドルのファンがたくさんいる。
だから、μ’sは嫌いだけどほかのアイドルは好き、という人もいた
アンチB「そ、そうだ!!!!!」
アンチC「いじめなんてする奴らにロクなやつはいねーーんだよ!!!!このビッチ共!!」
アンチD「せめて俺をいじめてくれ!!!!!」
アンチ全員「か・え・れ!!!!か・え・れ!!!!」
アンチ全員「か・え・れ!!!!か・え・れ!!!!」
ことり「―――っ!!!」
-
ファンA「おいてめぇふざけたこと言ってんじゃねーぞ!!!!」ガシッ
アンチA「なんだぁてめぇコラァ!!!!!」
ファンB[μ’S汚してんじゃねーぞ!!!殺すぞコラァ!!!!」
アンチB「おいコラ、舐めた口きいてんじゃねーぞコラぁ!!!!」ガシッ
ことり(観客席で、乱闘が!!)
海未を押さえている警備員A「くっ、このままじゃ向こうでも乱闘が起こるぞ!)
海未を押させている警備員B「総員で取り押さえろ!!俺たちもいくぞ、女の子はなんもせんだろう」
海未を押さえている警備員A「りょうかい!」バッ
警備員2人は海未を放した
海未「………」
ことり「……こいつっ!!」
ことりが歩みよる
海未「これで、μ’sはステージどころじゃなくなりましたね」ニッコリ
海未「どんまいです!」ポンッ
そういって、ことりの肩に手をポンと置く
-
ことり「―――っ!!!」バンッ
海未「っ!!!」
ことりから殴られる海未
ことり「殺してやる!!!!あんたなんか、殺してやる!!!!」
ことりが顔を真っ赤にして、海未に殴りかかる
希「や、やめてことりちゃん!!!」
にこ「ことり!!みんな、みんな見てるから!!」
ことり「放して!!!こいつを殺す!!!!」
その映像は、ビデオカメラには放送事故として映らないだろうが、マスコミはしっかりと捕らえている。ステージに上がってなりゆきを見ている人もいた
海未(………)
海未(ほかのμ’sのメンバーがあたふたしてことりを止めたり、している中、高坂穂乃果だけは動かないですね)
海未(………)スッ
海未は黙って穂乃果へ歩みよる
-
穂乃果「―――あ」
穂乃果は気づく
海未「………」
海未「いじめられた過去というのは、消せる人と、消せない人がいるんですよ」
海未「私は、消せない人でした」
海未「あなたも、南ことりも、殺したい程、憎んでいました」
穂乃果「―――っ!!!」
海未「だからあなたと初めて会ったとき、背筋が凍る思いをしました」
海未「しかも、あなたは自分のした行為をすべて忘れ、ステージの上で輝いて生きている」
海未「不愉快でしかありませんでした」
海未「あなたなんか、親友でもなんでもありません」
海未「クズが」
海未はそういぅて、あらかじめ持っていた穂乃果からもらった青とオレンジの
ハサミでズタズタにされたお守りを穂乃果に投げつけた
穂乃果「―――っ」ポロポロ
-
穂乃果「ご、ごめんなさい」ポロポロ
穂乃果「ごめんなさい!ごめんなさい!」ポロポロ
穂乃果はその場で泣き崩れ、ひたすら謝った
海未「………」
穂乃果「ごめんなさい……ごめんなさい……」ポロポロ
声が声になっていない。
大好きだった親友をここまで追い詰めたのは、穂乃果自身である
穂乃果はそれが悔しかった。そして、罪悪感という言葉では済まないほどの感情があった
穂乃果「ヒグッ……ヒグッ!」
海未「………」
海未「さようなら」
海未はそのままステージから姿を消した
穂乃果「う……」
穂乃果「うわあぁああああああ!!!!!!!!」ビエエエエ
-
なんでアンチがいるんだよw
-
これは海未も屑すぎて同情出来なくなった
-
こういう展開なら海未も穂乃果もことりも他のメンバーもみんな人生崩壊すればいいわ
-
>>368
そうかな?
俺はスッキリした
-
まだまだカタルシスが足りない
-
さつきに殺されそう
-
後はことりが破滅してくれたらすっきり
けど他のメンバーとかもクズっぽくなってるからそこはフォローあるといいなあ
-
アンチどもに好感がもてたのはこれが初めてだわw
-
みんな死ねばいい
この海未ちゃんは駄目だわ
-
>>373
あるわけない
登場人物さつきちゃん以外みんなクズ
-
りんぱな「……」
-
なんか適当でワロタ
-
コントかよ
-
このことりちゃんは奴隷市場にでも売って精神崩壊させろ
-
凛と花陽出てこないなぁ...
後ほかのメンバーはただμ'sが壊れるのが嫌なだけで別にクズじゃなくない?
ことりがガチクズで海未もいないし原作ほど仲良くないのかもな
-
まさかことり一切性格変わんない状態でアイドルになれてたことに一番驚いた
-
>>380
性奴隷市場だったら興奮する
-
なんで海未ちゃんまでクズ扱いされてるんだ
-
海未はことりの次に屑でしょ
全握の屑
-
ことり>穂乃果>μ'sファン>>>>>他メン>海未
-
直接一番多くの人の人生を狂わせたのは海未なんだよな
悲しみの連鎖を断ち切らなかった罪は重い
-
でもうみちゃんをここまで追い詰めたのはほのかとことりだからな…他メンとファンはうみちゃん恨むと思うけど
さつきがどうなるか
-
同じようなことしたら同レベルまで落ちちゃうよ
周りも巻き込んでるしね
-
でも周りにはいじめ被害者の女子高生相手に罵声浴びるキモオタと無理矢理抑えつけるような警備員しかいないし巻き込んでよくね
-
不審者抑えない警備員とか普通クビだろ
μ'sの他のメンバーも結果的にはあれだったけど、例え善人だろうが海未ちゃんは巻き込む気満々だったしな
ファンは都合の悪い事は信じないのは俺らが一番良く知ってるでしょ
-
真のファンなら黒歴史含めて崇拝対象を肯定するという風潮
一理あると思います
-
うちらのことやね
-
穂乃果ちゃんは覚えてすらなかったのに今更謝ってもなぁ
反省してないとはいえまだ覚えてたことりの方がましだわ
-
イジメをするような性格なら神経図太そう
少なくともステージで泣いたりしなさそう
-
>>386
これ
-
あ
-
くしろよ
-
その後、ステージは大混乱。ラブライブどころではなくなった。
2時間後にようやく混乱は収まり、ラブライブは時間を大幅に短縮して行われたが
μ’sは失格となった
海未はラブライブ会場から逃げるようにタクシーを見つけ、帰った。
タクシーの中
海未「はぁ……はぁ……!」
タクシーのおじさん「おじょうちゃん、どうしたのそんな息切らして」
海未「はぁ……はぁっ!すみません」ハァハァ
海未(やりました、やりました!)
海未(ざまぁみろ!!!高坂穂乃果、南ことり!!!)
海未(南ことりのあの表情、本当にいい気味です)
海未(まさか、南ことりが襲いかかってくるとは思いませんでした。みんな見ているのに)
海未(それとアンチの人たちに助けられましたね。一部ではμ’sの圧倒的なアンチもいると、あらかじめネットで情報を入手していて正解でした)
海未(特にARISEのファンにはμ’sアンチが多いとききます)
海未(そして、高坂穂乃果……)
-
海未(なにが「ごめんなさい」ですか)
海未(私の傷は、おそらく一生消えない)
海未(それを、ごめんなさいの一言で片づけられると思われているのは大変遺憾です)
海未(まぁ、あのとき私が逃げずに高坂穂乃果の話を聞いていなければ、この復讐はできなかった)
海未(そうなったらあなたは「いじめ?それがどうしたの?www」)
海未(で、終わっていたでしょうからね)
海未(あなたは冷たい人間、なのですから)
-
穂乃果 『海未ちゃん』
海未『なんですか?』
穂乃果『穂乃果たち、ずっと、一緒だよ』
ずっと、憎かったですよ
殺したいくらい
幼いころの私をあなたは殺したのですから、殺したって文句は言われない。そのくらい、あなたが憎かった
仲良くしていたのも、全部演技です
あなたと一緒にいる時間。本当に、不愉快で、吐き気がして
最悪でした
-
海未『はい。ずっと、一緒にいましょう、私の大切な仲間として』
海未『よろしくお願いします』
穂乃果『もちろん!!!』
お守りを、ズタズタにするときは本当にいい気分でした
そしてそれを投げつけたとき、最高に心が躍りました
本当ですよ。私は最高に、生き甲斐を感じたほどでした。
世界一嫌いな奴を、絶望に落とすことができたんです
彼女の夢も潰し、彼女を裏切り、友情すらも、潰すことができました
こんなにうれしいことは他にないのに
こんなに望んでいたことは他にないのに
-
穂乃果『穂乃果たち、ずっと、一緒だよ』
海未(どうして、どうして――っ!)
海未(涙は止まらないのですか―――っ!!!)
、
-
タクシーのおじさん「お嬢ちゃん、ついたよ。大丈夫かい?」
海未「はい。ありがとうございます……」ポロポロ
タクシーのおじさん「………」
海未はタクシー代を払い、タクシーから降りた
海未「………」ポロポロ
海未「止まりません、涙が」
海未「止まりません……っ!」
すれちーがーってもー、わからないくらーーーい
海未「?」
海未「ラインの着信ですね」
海未「あの女からでしょうか。だとしたら……」
-
すれ違うどころじゃなく名前聞いてもわからない穂乃歌
-
果の変換ミスった 穂乃果
-
さつきからかな?
-
あーいいとこで切りやがる
-
続きが気になる
-
まだなのか
-
嫌な記憶はいつまでも残るものだけどことりは海未という汚物を嫌なものとしてずっと覚えてたんだろうな
一方穂乃果はオモチャがなくなって単に忘れたから嫌悪感も今は持たないが後悔も反省もまったくないと
-
まだ?
-
あく
-
海未「もしもし……?」
???「………」
海未「……?」
海未(返事がないですね)
海未(誰からの着信ですか?)
海未(さつき……?)
さつき「………」
さつき「μ's、失格になったよ」
海未「………」
海未(おそらく、会場にいたのでしょうね)
海未「……そうですか」
さつき「………」
さつき「裏切り者」
-
海未「え……?」
さつき「裏切り者……!海未ちゃんの裏切り者!!!」
海未「さ、さつき……?」
海未(さつきはμ'sが好きでした。だから、当然の反応ではあります)
さつき「最低だよ、海未ちゃん」
さつき「よくも、大事な友達にあんなことができるね」
海未「………」
海未「私は、高坂穂乃果が憎かった」
海未「ただ、それだけです」
-
さつき「あなたがどれだけ穂乃果ちゃんを恨んでいたかなんてわからない。私はあなたじゃないんだから」
さつき「でも、そこまですることあったの?」
さつき「一言、穂乃果ちゃんに話せばよかったんじゃないの?」
さつき「それで、謝ってもらって。また、私たち3人で仲良く、遊びに行く」
さつき「これじゃ、だめだったの?」ポロポロ
海未「………」
さつき「あなたのせいで、穂乃果ちゃんだけじゃなく、μ's全員が不幸になった」
さつき「最低だよ」
海未「さつき……」
-
さつき「海未ちゃんはね、3つも私を裏切ったんだよ」
海未「3つ……?」
さつき「わからないの?本当に最低だね」
海未「………」
さつき「一つは、私が大好きなμ'sをあなたが潰したこと」
海未「………」
さつき「2つ目は、私が志望していたμ’sの専属作詞家の枠を、奪ったこと」
海未「………っ!」
さつき「私、やっと、やっと頑張れること、生き甲斐を見つけたと思ったんだよ?」
さつき「大好きなスクールアイドルの作詞家になれたら、どんなにすごいことだろうって」
さつき「そう思って、私は作詞してきた」
さつき「けど、私の想いは全部、復讐のために、消えたんだよ!!」
さつき「なんで……私に一言でも言ってくれなかったの……」
海未「ご、ごめんなさい……!」ポロポロ
-
海未「ごめんなさい……!」ポロポロ
海未「そのとき、さつきに悪いなと、思ったんです」ポロポロ
海未「でも、でもっ!!」
海未「あの女が私をいじめていたこと自体も、私という存在自体も忘れていたことが、悔しくて」ポロポロ
海未「自分を止められなかったんです……」
海未「さつき、ごめんなさい」ポロポロ
さつき「………」
さつき「3つ目はね」
さつき「海未ちゃんが、前を向いてくれなかったことだよ」
海未「―――っ!」
-
さつき「あの時、約束したじゃん……」ポロポロ
さつき「一緒に頑張ろうって」
さつき「前を向いて、生きようって」
さつき「あなたは前を向いているの?」ポロポロ
さつき「向いていないよね!」ポロポロ
海未「………」ポロポロ
海未「向いていない、です」ポロポロ
さつき「もう、信じれなれないよ、誰も」
さつき「穂乃果も、何を言っても聞いてくれない」
さつき「あなたは穂乃果ちゃんだけじゃなくて、私も裏切ったんんだよ」
海未「違うんです……!違うんです!」ポロポロ
海未「私は、さつきのことは本当に大事に思っています」
海未「前を向いて生きることはできなかったけど」
海未「本当に、初めてできた、親友と、思ったんです!」
海未「本当なんです……」ポロポロ
-
さつき「………」
さつき「もう、2度とかけてこないで」
さつき「絶好だよ、海未ちゃん」
海未「―――っ!!」
さつき「………」プッ
さつきはラインを切った
海未「さつき……っ!!さつきっ!!!!」
慌ててライン通話をやり直す海未
しかし、つながらない
さつきは海未の通話に応えなかった
海未「違うんですよ……!」ポロポロ
海未「そんなつもりじゃ、なかったんですよ!!」ポロポロ
-
この世界のミューズなんて海未より最低なんだから不幸になって当然
-
さつきちゃんがまた不幸になったのは海未のせいだがな
さつきちゃん以外みんなクズだよ
-
いやいや
いじめの主犯擁護する他メンバーとか巻き添えでもなんでもないやろ
-
擁護はしてなくね
まあμ'sメンバーがどうなったかは書いて欲しいな
-
登場人物全員屑
-
まぁ現実のJKなんてこんなもんだろ
-
さつきもわりと自分勝手だな
いじめられてたんだぞ海未ちゃーは
-
いじめられたから復讐して、復讐されたからいじめて、そんなんで本当に世界は平和になるのかよ
憎しみの連鎖は陛下のように自分で絶たないと終わりのないワルツのようになってしまう
アベンジャーは幸せになれない
-
>>428
カガリ乙
-
>>428
それが理想かもしれないけど、それを海未に押し付けるのは理不尽でしょ。結局「やられたやつは泣き寝入りしてれば全部平和!」って理論だから
さつきの言うことも要約すると「あなた穂乃果に苛められたかもしれないけど、私μ'sが好きなんだし泣き寝入りしてね」
海未は逆ギレしていいと思う
-
さつきも海未と似たような立場なのに何も理解してなかったということだな
-
前を向いていこうと言ったのは海未
それを聞いて前を向く決心をしたのに言った本人が前を向いていないんだからそりゃ怒るわ
-
みんなクズやんけ
-
こういうの見るといじめっ子に勝って欲しいと思っちゃう
-
海未はその後、何度も何度も通話を心掛けた
しかし、さつきからは返答はない
海未「どうして、さつき……」
海未「穂乃果……」
海未「………」
海未「穂乃果……?」
海未「なんで私は、穂乃果の名前を出したのですか?」ポロポロ
海未「わかりません」ポロポロ
-
翌日
海未母「海未さん、朝ですよ?」
海未「………」
海未母「海未さん……」
海未父「そっとしておこう」
海未母「あなた」
海未父「昨日から謎の脅迫電話がかかってきてる。しかも、海未の名前を出している」
海未父「きっと、何かがあったんだろう」
海未父「今日はそっとして、夜、私が帰ったときに、海未に聞こう」
海未母「はい……」
海未「………」
-
ガシャーーーーーーン!!!!!
海未母「きゃっ!!!!!」
海未父「な、なんだ!」
海未母「い、石?」
海未父「石を投げられたのか!?くそっ!!誰だ!!!」
海未父「窓が割れている」
???「死ね!!!μ’sを返せクソ女!!!」
海未父「このっ!!!待てっ!!」
海未母「もういや……っ」ポロポロ
海未「………」
海未(きっと、私の影響なのでしょうね)
海未(私がラブライブで大事を起こしたから、誰かが特定して、私を陥れようとしているんです)
海未(お父様、お母様、巻き込んでしまって、ごめんなさい……)
-
海未とμ'sアンチ以外全員クズやんけ
-
海未(部屋から、出ましょう)
海未「お母さま……」
海未母「海未さん……」
海未母「お願い、海未さん、何があったのか教えてちょうだい」
海未母「あなたも心配だし、私も怖いわ……」
海未「お母さま、ごめんなさい……」
海未は母親に一言謝ると、リビングへ行く
海未母「海未さん……」
普通だったら、母親はここで娘を問いただすのが正しいのだろうが
海未母は、海未が心の傷を負っていることを知っているため
その記憶のせいで動けずにいた
-
海未「………」
リビングには何もない。割れたガラスが散乱している以外は
海未「………」
海未「テレビが、ついていますね」
海未「お父様が、つけっぱなしにしていたのでしょうか」
海未「ニュース番組ですね」
ニュースの人「現在台風12号は〜〜」
海未「台風ですか」
海未「昨日のこと、ニュースになってもおかしくはないですよね」
海未「カメラも、マスコミもたくさんいました」
海未「仮にも、大きな大会に支障をきたしたのです」
海未「報道されている可能性はあります」
-
海未「でも、いいんですよ」
海未「私は、復讐を成し遂げたのです」
海未「その代わり、その代わりの代償が大きすぎるだけです」
海未「私は【2人】の友人を犠牲にして、過去の私を救うことができたんです」
海未「高坂穂乃果も、南ことりも、ああなったらあとは叩かれるだけ」
海未「私は、奴らを地獄へ叩きつけることが、できたじゃないですか」
ニュースの人「えー、では続いてのニュースです」
ニュースの人「先日、ラブライブ、スクールアイドルフェスティバルで失格判定を受けた「μ's」のリーダーが、本日、自宅で首を吊っていました」
海未「………」
海未「え?」
-
!?
-
あーこれ海未ちゃん叩かれる流れ…?
もう絶望しかない
-
えぇ……自殺とかゴミスギンダロ
-
>>438
海未も屑やぞ
-
良かったな海未
望み通り地獄に堕ちたぞ
-
いやいや海未は悪くないやろ…
つーかこれいじめの大義名分得たことり側大勝利やんけ
-
>>428
これが正解でしたね
海未もさらなる不幸に落ちていった
-
理由はどうあれ悪意をもって人を貶めようとした時点で同類かそれ以下となったんだよなぁ
-
面白くなってまいりました
-
>>447
悪意があったんだから悪くないわけないじゃん
-
ことり達が水を得た魚のように海未叩きを加速させるんですねわかります
-
案外ことりも後を追うんじゃね
そんな玉じゃないか、このことりは
-
このことりなら穂乃果の死を利用してファンけしかけて園田菌除菌作戦とかやり出しかねん
-
そんなことしなくても海未ちゃんは勝手に自滅していきそう
-
ことり単体とのリアルファイトなら海未が圧勝するから問題ない
-
ニュースって「自宅で首を吊っているのが発見されました。」とかじゃね?
詳しくは知らんけど
-
悲しみは悲しみしか生まない
負の連鎖の循環は永遠に終わらない
-
μ'sアンチも叩いてた相手が死んだら自己保身の為にも海未に矛先を変えそう
-
死亡とはまだ言ってない(小声)
-
>>460
これだよな
-
>>460
ほんこれ
-
穂乃果に言い訳させる余地くらい与えて
ショック受けてそのまま終了はもやもやが残る
-
穂乃果とのなかは戻せるのだろうか
-
特定される報道じゃん
-
やっぱりほのかクズだな
いじめた上にそのことを忘れ思い出したら即自殺
海未にとって最悪なことしかしてない
-
はよ書け
-
一昔前のケータイ小説みたい
-
>>468
しっくりきた
-
ライン通話ワロタ
-
はよ
-
ニュースの人「少女は都内スクールアイドルのリーダーを務めていましたが、今朝、自宅で首を吊っているところを母親が発見し、既に死亡していたとのことです」
海未「穂乃果が、自殺……?」
ニュースの人「先日行われた、スクールアイドルの全国大会、ラブライブでは、トラブルにより失格判定を受けていたμ’s」
ニュースの人「それが原因の自殺であると、思われます」
海未「………」フラッ
ニュースの人「遺書等はまだ見つかっておりませんが、昨日の少女の様子は、ただごとではなかったと、遺族は涙ながら、語っています」
海未「そんな」
海未「………」
海未「私が、殺したのですか?」
-
海未「私は、そこまでやるつもりは……」ポロポロ
海未「穂乃果だって、人なのです」ポロポロ
海未「そこまでやるつもりは……」ポロポロ
海未「さつきだけでなく、穂乃果まで」
海未「完全に失ってしまいました」
海未「ラブライブ失格だけではないはずです」
海未「私が、親友である私があんなことをしたから……」
海未「穂乃果は……」
-
海未「さつきだけでなく、穂乃果まで」
海未「なんていう言葉が出てきたのだから」
海未「やっぱり私は、穂乃果のことを友人だと思っていたのでしょうね」
海未「大切な、大切な友人だと……」ポロポロ
海未「だって、すごく楽しかった、穂乃果といると」
海未「すごく暖かかった、穂乃果といると」
海未「小学生の頃は忘れたことはありませんでしたが、それでも」
海未「あなたといると、本当に親友と話しているように感じていたのは、事実なんです―――」
-
海未「私は、どうしたら……」
海未は、部屋まで戻り、そのままベッドへダイブした
海未(穂乃果の葬式に、私も行くべきでしょうか)
海未(穂乃果の顔を、もう一度見たいです)
海未(苦しそうな顔をしていると思います、親友に裏切られたのだから)
海未(幼い頃の私よりもはるかに苦しい痛みを、穂乃果は経験したのだから)
海未(明日、穂乃果の家へ行ってみましょう)
海未(謝りたい……生きている穂乃果に……)
海未(それが無理ですから、せめて死んでいる穂乃果に、謝りたい)
-
その日、海未は一歩も部屋からでず、ベッドの中で過ごした。
翌日
海未「………」
海未母「海未さん、すごくやつれて……」
海未父「海未、いったい、何があったんだ」
海未「………」
海未(お父様やお母さまに、スクールアイドル自殺事件に私が関与しているということは伝わってないようです)
海未(きっと、伝えたら失望されるでしょうね)
海未「ごめんなさい……」
海未「すぐ、すぐに戻りますから」
海未父「待ちなさい!海未!」
海未母「………」
-
ネタ切れなのでそろそろ終わらせます。
この2日間で考えたんですがね、決まりませんでした
-
死んじゃったかー
早まったな穂乃果ちゃん
-
ここで死んだらいじめ酷くなるじゃん
-
やり返したんだから因果応報
-
ラブカストーンで生き返らせてもいいぞ
-
分岐書いてもええんやで?
-
>>481
10連引いたら棺桶から出てきそう
-
葬儀にはμ′sメンバーもいるだろうしたたじゃ済まないぞ海未ちゃん…
-
穂乃果は最期まで海未の人生滅茶苦茶にしたのか
いじめっ子って本当クズだな
そもそもいじめなんてしなければ海未はこんなことせずに普通に生きられたのに
-
死んだのか
しかしそれもおもしろい
-
>>481
ドラゴンボールかよ
-
これは穂乃果sideが欲しくなるな
-
まあ死んでないならわざわざニュースにならんか…
しかしこっから葬儀に現れるとなると総フルボッコはほぼ確実だぞ、正気か
-
最後までクズを貫いて欲しい
-
クズを貫くのはことりだろうな
-
mateが三森でワロタ
-
海未「………」
海未「来てしまいました、穂乃果の家……」
海未「葬式ではなさそうですが何やら忙しそうです」
海未「通夜……ではないですよね、多分」
海未「よくみたらμ'sのメンバーもいるみたいです」
海未「私、あの中に入ったらきっと殺されますね」
海未「いえ、殺されて当然なのかもしれません」
海未「穂乃果の今を見ず、過去に捕らわれて復讐した私は、死んで当然なのかもしれません」
海未「それで、穂乃果が死んだのだから」
-
そのころ、穂乃果の家
花陽「うぅ………うぅうううううう」ポロポロ
凛「かよちん……泣かないで」ポロポロ
花陽「だって、だって、こんなのひどすぎるよ!」
絵里「……まさか、海未、いや、園田があんなことをしてくるなんて」
希「うちには小学校時代の穂乃果ちゃんやことりちゃんはわからへん」
希「でも、うちの知っている穂乃果ちゃんやことりちゃんは、そんな人やない……!」
にこ「まったくもって、同感よ……」
真姫「あの女、殺してやる」
凛「園田海未……だよね」
花陽「うぅ……穂乃果ちゃん……」ポロポロ
絵里「ねぇ、あの女ももちろん許せないけど、そういえばことりはどうしたの?」
真姫「ことり?そういえば、顔を見せてないわね」
-
海未「………」
海未「やはり、帰りましょう……」
海未「どのようにして、彼女たち、そして親族に顔を合わせればいいのか、わかりません」
海未「私は、なんということを……」
ガッ!!!!!!!!
海未「!!!?」
突如、海未の後頭部に衝撃が走る
海未(なに!?いったい……!)
ガンッ!!!!!!!
海未「―――!!?」
どさっ
ことり「………」
海未の背後には、ことりが立っていた
-
海未「……んっ」
海未(痛い……!どうやら頭に傷を負っているようです)
海未(そうか、私は何者かに頭を殴られ、ここに運び込まれたのですね……)
海未(ここはどこでしょう、小屋のようです)
海未(それに、体中を縛られていて、身動きがとれません……)
海未「!!?」
突如、部屋の電気がつく
海未「!!!」
海未「南ことり!!!!」
-
ことり「……現れると思ったよ、園田菌」
ことり「あんたは、きっと穂乃果ちゃんの家へ来る」
ことり「私をあざ笑うために、みんなに嫌がらせをするために!」
ことり「穂乃果ちゃんの家へ絶対に行くと思ってたよ」
ことり「………」
海未「……違います」
ことり「何が違うんだよっ!!!!」ガンッ
海未「ぐっ!!!」
ことりの強烈な蹴りが、海未の顔面を襲う
ことり「あんたは性格の悪い、執念深いクズだから、穂乃果ちゃんを笑うために家まで来たに決まってるよ!!!」
ことり「殺してやる、あんたなんか!!」
海未「ぐぅうう……」
-
???「おいおいことりちゃん、顔はやめろよ」
ことり「あっ、穴掘り終わったんだ」
DQN1「ちーーーーっす海未ちゃん!!」
DQN2「俺たち、穂乃果ちゃんのファンどぅえええええええす!!!!」
DQN3「今日は海未ちゃんを犯しにきましたぁあああああああ!!!!」
海未「―――っ!!!」
海未「あなたたち、いつかの……」
DQN1「いつかてめぇに木刀で殴られた俺たちだが、てめぇこ犯して殺せるってことりちゃんが持ちかけてくれたんだよ」
DQN2「なぁことりちゃん」
ことり「うん♪そうだよ」
ことり「あんたはね、園田菌。こいつらにボロボロになるまで犯されて、殺されるの」
ことり「ちょうど人一人分埋まるくらいの穴を掘ってきてもらったところだし」
ことり「ずいぶん時間かかったね」
DQN3「わりぃわりぃ、こういうのは入念にやらねぇとな」
DQN1「へっへっへ」
-
海未「……っ!!!」
海未(殺される、のですか?私が?)
海未(穂乃果と、同じ苦しみを背負い、死ぬのですか?)
海未「………」ポロポロ
ことり「ふふっ、悔しい??悔しいよね!!?」
ことり「あんたはこのまま何もできずにこいつらに殺されるんだよ」
ことり「私がヤらせてあげるって言ったらなんでも手を貸してくれるんだよ、この人たち」
DQN1「ハーイ、私たちはことりちゃんとセックスするために人も殺しまーーーーす」
DQN2「わりぃなぁ海未ちゃんwwwww」
-
色々と頭悪すぎるだろ…
-
こんな結末がくるとはな…
-
予想してたわ
-
いろいろと酷すぎる……
クズだクズだというが、これは海未ちゃんまだマシな方だろう……
-
負けんな海未ちゃん
-
一番まともなの海未ちゃんやんけ
-
ここまでくるとことりアンチなのではないかと思うぐらいことりの扱いが酷いな
-
他のキャラは穂乃果とかもまだ救いがあるけど、ことりだけは徹頭徹尾クズのままなんだよな
何か恨みでもあるんじゃないかってぐらいに
-
いくらなんでも扱いひどい。穂乃果の死に涙しながらならまだよかったのに…
-
屑っぷりにも限度があるわな
ビッチまで貶めたのはやり過ぎ
-
屑のインフレがおきてる
-
ほのかの仇討ちしようとしてるだけましだと思うべきか
-
まぁssですし
悪者が必要ならとことん悪者になってればいいと思うわ
-
今の所やりたいこと全部詰め込んでる良SS
-
DQN羨ましすぎだろ
-
ことうみとセックスできる勝ち組
-
ことり「DQNさんたち、早速園田と遊んであげてよ♪」
DQN1「ういぃいいいいっす!!!」
DQN2「ひゃぁあああああっほぉ!!!!!」
海未「!!?」
DQN3「オラぁ、股開け股ぁ!!!!」バンッ
海未「いやっ!!!痛いっ!!!」ジタバタ
ことり「ふふふっ!!園田さんぶっざまーーーwwwww」
海未(辛いです……私はもう犯されて、殺されて)ポロポロ
海未(でも、それも、いいかもしれません。どうせ私は、これ以上前を向いて生きていくのは無理だから―――)
DQN3「俺ま○こ予約するわ」
DQN2「マジ?しゃーねぇな、口で勘弁してやるよ」
DQN1「あぁ?お前ら俺のぶんがねーじゃねーかよ」
DQN3「わりぃな。早いもの勝ちなんだよっ!!!」バンッ
そういって海未の顔面を殴り、床に倒すDQN3
海未「おごっ!!!!」ドンッ
鼻と口から血を流し倒れる海未
DQN1「ちっ、どーすんだよ、ムラムラすんじゃねーか」
-
ことり「あはははははは!!いいザマだね!!μ'sと、そして穂乃果ちゃんの敵だよ!!」
ことり「あんたみたいな気持ち悪いばい菌がでしゃばるんじゃないよ!!このクズ女!!」
DQN2「ていうかお前先にことりちゃんにヤらせてもらえばいいじゃん」
DQN1「おいおいww今やんのかよww」
DQN3「へっへっへ、海未ちゃんのま○こ丸見えだぜぇ??」
海未「いやです……やめて……」ウツロナヒトミ
ことり「ふふふっ、穂乃果ちゃん、今園田を地獄へ贈ってあげるからね」
-
DQN1「なぁことりちゃん、俺我慢できねぇよ、今ヤらせてくれよ」
ことり「え?嫌だよ。ことり、先に園田が死ぬのが見たいの!」
DQN1「そんなこと言わずによぉ、先っちょだけでいいからよ」
ことり「だめ!穂乃果ちゃんとμ’sのために園田を殺すのを見届けたいの!」
DQN3「おめぇらおせぇなぁ、俺はもう挿れるところだぜ?」ギンギン
DQN2「もうヤっちゃえよ、お前」
DQN1「それもそうだな」
-
ことり「や、ヤっちゃうって何をかな……?」
DQN1「なぁに、ちょっと我慢すりゃいいだけだよっ!!!」ドガッ
ことり「おごっ!!!!!」
海未「―――っ!!」
海未(南ことりが?どうして?)
DQN1「ひゃーーーーーはははははは!!!!!バカかよこの女、俺たちをそんな信用するもんじゃねーーーーぜ???」
DQN2「そうそうwww何のために【もう一人分の穴】を掘ってたと思ってやがる」
DQN1「相当時間かかったよなwwwwことりちゃんを埋めるためでぇええええええす!!!!!」
ことり「!!?」
海未「………」
DQN3「オラ、てめぇはこっち向けや!!!!」ガンッ
海未「痛いっ!!!」
-
ことり「そんな、やめてよ!あなたたち、私たちのファンなんでしょ!!?」
DQN1「ファンなわけねーーーじゃん??俺らはヤれりゃ誰でもいいし、手段も選らばねーんだよ!!」ガンッガンッ
ことり「痛いよぉ!!!!やめてよぉ!!!」ポロポロ
そういって、DQN1はことりの顔面を何発か殴った
DQN2「もともとてめぇも殺す予定だったんだよ、ことりちゅわぁああん」ゲラゲラ
DQN1「そういうこった、安心しな、海未ちゃんとことりちゃん、仲良く2人まとめて大きな穴に埋めてやるからよ」
-
ことり「嫌っ!!!!死にたくないよ!!!助けてっ!!誰か!!!」ジタバタ
DQN1「暴れるなや!!!」ガンッ
ことり「おぶっ!!!!」ブワッ
大量の血を吐くことり、顔面はすでに痣だらけである
ことり「やめて……お願いします……」ポロポロ
DQN1「無理でぇええええす」
DQN2「おいおい、顔ボロボロじゃんかよ」
DQN1「いいじゃん、どーせ穴はあるんだからよ!!」ガンッ
ことり「ぎゃっ!!!!」ピクピク
-
海未(………)
海未(ざまぁみろ、です。南ことり)
DQN3「ヘイヘイ!!!海未ちゃん、俺らも合体しようやぁ」グイッ
海未(いや、「ざまぁみろ」なんていう言葉が、この期に及んで出るような私は、本当に最悪です)
海未(私が、過去を忘れて、今を生きる人間だったなら、私は今頃……)
DQN3「ヘイヘイ!!!!海未ちゃんのお○んこ開通式、はっじまるよぉおおおお!!!!!」パコパコ
海未「痛いっ!!!痛いっ!!!」ポロポロ
DQN3「ひゃーーーーーーははははは!!!破瓜っちゃった???海未ちゃぁん!!!」
海未(………)
海未(私は、今頃、穂乃果とさつきと、仲良く)
海未(笑いながら、お話しすることができたのでしょうか)
海未(私が強かったなら……)
-
:: : :: : :: : :: / : :/ |: :: : :: : :: : :| \: ヽ: : :: : :: : :: ::,
:: ::.: : :: : ::.__i::_;厶イヘ:.:: : :: : :|: ::ト、__|:_:: ':: :: : :: : :: : ::,
: :: : :: : :: ::./|::/____∧: :: : :: j: :リ ___|:: :ハ: :: : :: : :: : ::,
: :: : :: ::i:: /≫─宀ト ': : :: : : ァ宀‐≪. ∨: ::|: :: : :: :!
: :: : :: ::|〃 ,__)ハ 八: ::/|〃 ,__)ハ Vハ : i: : :: : ::|
: :: : :: ::|{{ 弋~ツ }/ 弋~ツ }} |:: : :: : :: : |
: :: : :: ::| \ -= =- 丿 |:/:: : :: : :;′
∧:: ::.八 ´“ ′ ”` 八:: : /: / みなさん、強く生きるのです
(ハ: :: : ::、 __ .: :: : ::/}/
__)、:: : ::\ /ー――ヘ /:__:: //
ト、 〈 \::\ \ /:::::::::::::::::::::::::::. '⌒Z八
i :`ト--:、\:Z⌒ {⌒⌒¨¨⌒ヽ__| ,′
i: ::i:: : : ::.\ 、 リ .イ
i: ::i:: : :: : ∧>、 \ー‐‐ / イ::│
i: ::i:: : :: : /∧ ≧=-  ̄_,.. < :: :i: : |
終わり
。
-
は?
-
なんだこれ
-
えぇ……
-
で?
続きはいつ作るの?
-
サンシャインの最終話に戻された気分。
-
投げたな、しゃーない
-
だからお前はゴミなんだよ
せめて二流を目指すぐらいのことはしてみせろよ
つづきあくしろ
-
ガチで続き思いつかん
もうよくね、みんな不幸になったんだから
-
当初は海未ちゃんをいじめまくって自殺されるSSだったのがここまで頑張れたんだ。
ほめてくれ。
そして長い間読んでくれてありがとう
またキャラが汚い話思いついたら書くわ
-
和解ルートも見たかった
-
>>532
自殺ルートみせてよ
-
完結したら褒めちぎってやろうと思ったら変な終わり方したんで普通に褒めるわ
こういうSSは貴重なのでもっとかいてほしい
ワッチョイつけてラブライブ板の方で書くとモチベーションがあがるかもしれないし
海未ちゃん虐めシリーズもっと流行らせて
-
うーん……
海未がキレてDQNに反撃して、そのままことりも連れて逃げて、ことりが「こんなことしたのに助けてくれるなんて……でも穂乃果ちゃんの敵で……」って葛藤してる時に突然海未がナイフとかでことりを刺して「ヤッター!これで復讐できたー!!」みたいな目明し編(ひぐらし)みたいなトチ狂った展開にしようや
-
>>535
はじめあっちでやってたけどワッチョイつけても容量埋め茸に荒らされてたぞ
-
えー…むしろこんだけgdgdやって続き思いつかないってはっきり言って花田より枯れてるよ、君…
キャラが汚いってだけならアイデアあったけどコイツに教えていいものか…
-
くそわろた
-
……は?
-
´◇`◇
-
今回は登場人物じゃなくてこんなふざけたオチにした>>1に殺意を湧いた
-
はい?
-
これ見て多少強引とはいえ円満解決したμ’sと、全てをぶん投げて終わったAquorsの糞さを1期それぞれ改めて再確認できたわ
そういう意味ではいい仕事したと思ってるよ>>1
-
くっそツマラナイオチをこれからもやる気なら2度とSS書かないで欲しい
無駄に引き伸ばしといてネタが思いつかなくなったからブツ切りend....
-
簡単にみんなのその後くらい書いてくれてもいいんだぞ
-
途中まで穂乃果ちゃんと再会してからは良かったのに
これなら和解した方が安直だけど良かったんじゃない?
-
胸に色々と引っ掛かり過ぎて辛い
-
>>441から
ニュースの人「先日、ラブライブ、スクールアイドルフェスティバルで失格判定を受けた「μ's」のリーダーが、本日、自宅で首を吊っていました」
海未「………」
海未「え?」
ニュースの人「少女は都内スクールアイドルのリーダーを務めていましたが、今朝、自宅で首を吊っているところを母親が発見し、すぐに病院に搬送されました」
海未「穂乃果が、自殺……?」
ニュースの人「先日行われた、スクールアイドルの全国大会、ラブライブでは、トラブルにより失格判定を受けていたμ’s」
ニュースの人「それが原因の自殺であると思われます」
海未「………」フラッ
ニュースの人「遺書等はまだ見つかっておりませんが、昨日の少女の様子はただごとではなかったと家族は語っており、未だ少女は昏睡状態で予断を許さない状態とのことです」
海未「そんな」
海未「………」
海未「私の、せいで……?」
-
わけのわからない衝動に突き動かされて、私は家を飛び出しました
海未(穂乃果、穂乃果っ……!!)
突然の行動に、父と母の驚きと静止を背中で聞いていましたが、止まることはありませんでした
海未(穂乃果、穂乃果………)
そして気が付くと、穂乃果の実家の和菓子屋さんの前に立っていました
海未「私……どうして」ゼーゼー
海未(病院に搬送と言っていました。こんなところに来ても穂乃果は居ないのに)
海未(それどころか、私のせいで穂乃果は自殺したのに……)
海未「本当に、私は……何をやっているんでしょう……」ポロポロ
そこで立ち尽くしていると、お店から誰かが出てきました
-
???「貴方は……」
穂乃果より幼いその子は、あまり似ていませんが、彼女の妹なのでしょう
戸惑い、驚きに表情を変化させると、私の方に歩み寄ってきました
雪穂「あの時の……!!」ツカツカツカツカ
海未「貴方は……ぶっ」バチィィィィン
雪穂「貴方があんなことしなければ!お姉ちゃんは!お姉ちゃんはあああ!!!」パン!パン!パン!
海未「…………」
雪穂「お姉ちゃんが死んじゃう!貴方のせいで!お姉ちゃんを返してよ!!」パン!パン!パン!
雪穂「わああああああああああああああああ!!」
私を押し倒して殴り続ける彼女を、私はただ無抵抗で受け入れていました
-
雪穂「………すみませんでした」
海未「いえ……」
あの後、正気に戻った穂乃果の妹、雪穂は私を家に招き入れた後、氷水を持って
来てくれました
打たれ続けた私の頬のために
海未「あの……貴方は、あの時会場に?」
雪穂「はい。ステージが台無しになったことも、園田さんを叩くことりちゃんも
、動かなくなったお姉ちゃんも全部見ていました」
海未「そうですか……」
雪穂「私からも、いいですか?」
雪穂「お姉ちゃんたちは、その、本当に………?」
海未「はい。……知らなかったのですか?穂乃果の家族なのに?」
雪穂「お父さんとお母さんもそんな話したことなかったし……」
海未「……少し、長い話になります」
-
私は雪穂に話しました。
ことり、そして穂乃果に出会い、すぐにイジメられたこと。
イジメは瞬く間にクラスに広まり、園田菌扱いされたこと。
先生や親にそのことを伝えると、チクッたと言って暴力を受けるようになったこ
と。
一度仲良くしようと話を持ち込み、その後裏切って身ぐるみを剥がれたことすら
ありました。
結局イジメは私が転校するまで続き、そのトラウマで私は普通の学校に通えなく
なったこと。
それでも、少しずつ前を向きだした矢先、μ'sとして輝く穂乃果に出会ったこと
。
私は当たり前に学校に通うこともできないのに、その原因である穂乃果は皆に愛
されるアイドルになっている。
そして、いざ話してみると、私をイジメていたことを穂乃果は全て忘れていた。
幼い私を殺した穂乃果は、その殺人を自覚がないどころか全部無かったことにし
ていた。
それを、私はどうしても許せなかった。
-
海未「これで、話はおしまいです」
雪穂「………………」
海未「……信じられませんか?」
雪穂「ことりちゃんが、あのステージでは必死になってた」
雪穂「本当だったから、隠そうとしたんですよね」
海未「あいつは全く反省していませんでしたよ。久しぶりに園田菌と言われまし
た」
雪穂「…お姉ちゃんがあんなことになったあと、μ'sの皆さんから私のところに
もたくさん連絡が来たんです」
雪穂「皆、貴方に怒ってました」
曰く、穂乃果やことりはそんな人じゃない。
曰く、今が大事なのに昔のことにこだわるべきじゃない。
曰く、殺してやる。
雪穂「そんなことを言ってました」
海未「そうですか……」
-
海未「彼女たちにとっては、今が良ければ、過去に何を踏みつけてもどうでもいいんでしょうね……」
雪穂「……話を聞いた今思うと、私もどうかとは思います」
雪穂「園田さんがあんな事をしたのは、ことりちゃんとお姉ちゃんのせい」
雪穂「μ'sの皆さんは、イジメのことを見なかったことにして、貴方がやったことだけしか見てないです」
海未「雪穂さん………」
雪穂「……でも!」
海未「!」
雪穂「私は、今も貴方が殺したいほど憎い……!」
雪穂「お姉ちゃんは、たった一人の私のお姉ちゃんなんです!家族なんです!」
雪穂「いくら昔お姉ちゃんが貴方をイジメてたって、死んじゃったらもう謝りに行けって怒ることもできない!!」
雪穂「貴方にとっては仇でも、私にとっては大事なお姉ちゃんなの……!!」ポロポロ
海未「……そうですよね」ポロ…
-
待ってた
-
まともな話でやり直そうとする姿勢は素晴らしい
-
雪穂「また……ごめんなさい。後、話を聞かせて頂いてありがとうございました」
海未「いえ、こちらこそご迷惑をおかけしました」
雪穂「園田さん……」
海未「雪穂さん?」
雪穂「小さい頃の姉が、大変ご迷惑をおかけいたしました」
雪穂は、頭を畳に付けていた。土下座だ。
海未「そんな、貴方がやったわけではないんですから!」
雪穂「その上で、大変申し訳ありませんが!」グスッ
海未「!!」ビクッ
雪穂「本日は、おっお引き取りください!……グスッ、この話はまた、姉を交えてさせてください!」グスグス
雪穂「お願いします!」ポロポロ
その言葉に、私はもう何も言えませんでした
-
ウーウーウーウー
海未「それでは、失礼しました」ペコ
雪穂「気を付けて」カチャッ
簡単に話して、私は穂むらから自宅に歩き出しました。
既に夜。穂乃果の自殺から丸一日が経とうとしています。
海未(雪穂さんは……強い子でしたね)
海未(私が昔のことを忘れられなかった挙句、友達を許せず自殺に追い込んでしまったのに)
海未(彼女は姉の仇である私を理解しようとしてくれている)
海未(……さつきの言う通りです)
海未(なんで、前を向けなかったんでしょう、私は)
海未(あんなにたくさんの人を苦しめて、得られたのは私のこの虚しさだけ)
でも、のうのうと穂乃果やことりが歌っているところを見るのも我慢できなかったのです。
-
ウーウーウーウー
海未(?さっきからサイレンがうるさいですね……。消防車?)
家に歩いていると、少しずつ街のざわめきが大きくなってきました。
海未(何か、おかしい……)
海未(あれは……煙?)
海未(うちの方向から?まさか)
胸騒ぎに勝てなくなり、心配しているだろう父と母が待つ家へと急ぐ。
さっき、半狂乱で家を出て走り続けた私の足は既にくたくたで、何度ももつらせながら辿り付いた家
は
海未(燃えてる……)
私の帰りを待っていたかのような、激しい炎をあげていました
-
ウーウーウーウー
ご近所1「あんなに火の手が上がって……。通り魔ですって?」
ご近所2「うちじゃなくって良かったわあ。お気の毒だけど……」
ご近所3「園田さんのところ、昨夜から大変だったみたいじゃない」
ご近所2「何か娘さんがまたしでかしたとか……」
ご近所3「いい娘さんに見えましたけどねえ。それより奥さんも旦那さんも大丈夫かしら」
ご近所1「旦那さんは救出されたんじゃありませんでしたっけ?」
ご近所3「じゃあ奥さんは……」
ご近所1「娘さんも行方知れずになってるみたいだし、心配ねえ」
海未「……………」
ご近所s「あっ」
海未「!!」ダッ
-
海未(なんで!?これも私のせいなのですか!?)
消防1「消火急げ!!」
消防2「ここは危険です!部外者は早く離れて!」
消防3「ダメです!今日は他でも不審火の上に夕方で道路状況がよくありません!救援は……」
消防1「くそっ!このままじゃ被害が移るぞ……!」
消防4「話してる場合か!それくらいなら……!?ちょっと君!!」
海未(お母様!)
海未(穂乃果を失って、お母様にまで何かあったら、私はもう……!!)
消防4「ここの娘さんか?止まれ!ここは危ないから!死ぬぞ!!」
消防3「おいあの子を止めろ!早く!!」
消防1「!?いかん、もう建物が崩れる………!!」
-
海未(……ひょっとすると私はここで死ぬのでしょうか)
海未(軽率な行動で穂乃果を殺し、さつきを苦しめ、μ'sを壊し、もしかするとお母様まで死なせて)
海未(幼い私の想いまで殺してしまっていたのかもしれない、他ならぬ私自身)
海未(ははは、救いようがないです!)
海未(ああ)
海未(もう、いいですかね)
海未(なにもかも)
海未(どうでも…………)
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とりあえずここまでにしとく
いろいろすまんな すまんかったな
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>>523よりもえぐいオチが来そう
穂乃果死んでる時点で救済エンド無さそうだし……
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救いが来るのかと思ったら
何はともあれ期待
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まだ穂乃果死んでないでしょ
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無難にまとめない姿勢は最高に評価できる
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コンコン
海未「どうぞ」
???「入ります」カチャッ
海未「……穂乃果!?」
穂乃果「うん。……海未ちゃん」
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海未「…………………………………」
穂乃果「…………………………………」
海未「……助かったのですね」
穂乃果「うん。……まだしばらく入院だけどね。海未ちゃんも……」
海未「ええ。こんな有様ですが」
穂乃果「火事になった自分ちに飛び込んでいったって聞いたよ」
海未「……はい」
穂乃果「……ダメだよ」
海未「自殺行為について貴方にだけはとやかく言われたくはありません」
穂乃果「左腕の包帯……すごいね」
海未「見た目ほど酷くはないのですが、左腕から背中にかけてまで、痕が残るそうです」
穂乃果「……そっか」
海未「穂乃果…………」
海未「今更、何をしに来たのです?」
穂乃果「……雪穂に怒られたの」
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パァン!
雪穂『お姉ちゃんは酷いよ!自殺なんかして、私たちがどんなに心配したかわかる!?』
雪穂『あと、園田さんに会ったよ。ちゃんとは言ってくれなかったけど、お姉ちゃんのことですごくショック受けてた』
雪穂『元はお姉ちゃんが撒いた種で自殺なんかしちゃったら、相手はもうどうしようもないじゃん!』
雪穂『ここで入院してるし、あっちの両親にも話してきたから、行って謝ってきて!!』
雪穂『え、園田さんの事情はって?大丈夫』
雪穂『きっと、もう一度話したがってるよ』
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海未「そうでしたか……本当に強い子ですね」
穂乃果「うん。自慢の妹なの!」
穂乃果「でも、私自身が自慢できるような姉じゃないんだよね……」
海未「……………」
穂乃果「海未ちゃんをずっと苦しめてて、それを忘れちゃってて……。最後にはこんなんなっちゃった」
海未「…………穂乃果、あのころのことを?」
穂乃果「うん。全部思いだしちゃった」
海未「これも今さらな話ですが……どうして?」
穂乃果「……なんでだろうね。今では忘れ直したいくらい恥ずかしいことだよ」
穂乃果「もうその頃の気持ちを思い出すのは難しいけど、多分もう悪いことしてる自覚がなかったんだと思う」
穂乃果「皆、海未ちゃんになら何してもいい、許されるって認識だったと思うの」
穂乃果「先生もスルーしてたし」
海未「……園田菌は人間じゃありませんもんね」
-
穂乃果「………………」
穂乃果「それで、あのステージで全部思い出したの。私が、海未ちゃんにどれだけ酷いことしてたのか」
穂乃果「大嫌いな私に近づいて、あのステージであんなことさせちゃうくらい酷いことしてたのかに」
穂乃果「それで、気づいたら病院で寝てたの」
穂乃果「目が覚めたらお母さんと雪穂が居て、散々泣かれた後、二人からビンタもらっちゃった」アハハ
海未「首を吊ったこと、覚えてないんですね……」
穂乃果「……うん。あの時、気持ちがぐちゃぐちゃで何してるのかわからなくなってたことしか覚えてないよ」
海未「そうですか……」
海未「そんなになるまで、私のことを考えてくれてたんですね」
穂乃果「……そう、なのかな」
海未「…………なんで」
海未「なんでその気持ちを、少しでもあの頃の私にくれなかったのですか………!!」ポロポロ
-
海未「そうしてくれてれば、私は、貴方と本当の友達になれたし、幼い私は死なずに済んだのです!!」ポロポロ
穂乃果「海未ちゃん……」
海未「貴方と再会してからの日々は、楽しかった!!」
海未「貴方の側は、太陽のように暖かった!」
海未「貴方の語る言葉は心踊り、時には勇気や癒しさえもらえた!」
海未「でも、幼い私から見た貴方はこの世で最も憎い敵でしかありませんでした」
海未「わかってますよ、私があの日死んだ、幼い私を見捨てていれば、こんなことにはならなかったことくらい」
海未「でも許せないんです!許せなかったんです!幼い私を殺した貴方が堂々と笑って踊っているのが!!」
海未「私は貴方が大嫌いで、それでも大好きなんですよ、穂乃果!!」ポロポロ……
-
穂乃果「ごめん……」ポロポロ
穂乃果「本当にごめんね……海未ちゃん…………」ポロポロ
海未「穂乃果、穂乃果!!大嫌いだけど……生きててくれてありがとう……!」
穂乃果「ごめんね!ごめんねぇ……!海未ちゃんも、死んじゃわないで良かったよぉ……!!」
-
うんうん
-
海未「……これから、どうするのですか?μ'sは?」
穂乃果「解散したよ。もうみんな続けられる状態じゃないんだ」
穂乃果「結局、あのステージの映像とか様子が全部広まっちゃったの」
海未「穂乃果の自殺騒ぎで、μ'sに同情する意見が多かったように思うのですが……」
穂乃果「でも、その後海未ちゃん家の放火があったでしょ?」
穂乃果「トドメ刺したのがそれで、『イジメのし返しのし返しで放火するグループ』ってレッテルが付いたの」
穂乃果「それにことりちゃん、捕まっちゃったし……」
海未「はあっ!?」
穂乃果「そっか、知らないんだね」
穂乃果「あれ、ことりちゃんがファンの人たちにやらせたらしいの」
穂乃果「でも予想以上に火が回るのが早くて、そのファンの人たちが捕まっちゃったところでことりちゃんも、らしいよ」
海未「そう、でしたか」クタッ
穂乃果「大丈夫……じゃないよね」
海未「結局、これも私の因果応報なのですよ。火事に飛び込んでもお母様は既に救出されていて怪我し損ですし」
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海未「南の様子はどうなのですか?」
穂乃果「友達が面会に行った様子を聞いただけなんだけど……。今は落ち込んでるって」
穂乃果「ことりちゃんも私と一緒で、私が首吊ったこと聞いてわけがわからないうちにそうなってた、って聞いてるよ」
海未「そうですか……他の方は?」
穂乃果「ことりちゃんのことはもういいの?」
海未「あの女は最後まで敵だったというだけです。穂乃果のように忘れるどころか、今でもばい菌扱いする女です。お父様もお母様も無事ですし、どうでもいいです」
穂乃果「ことりちゃん……」ウワァ
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海未「穂乃果はあいつの本性を知ってもまだ……」
穂乃果「海未ちゃん。私の本性も、昔のイジメを忘れて楽しくやれるクズなんだよ」
穂乃果「それに、やっぱり、友達なの。何があっても」
穂乃果「海未ちゃんにとっては気に入らないと思うけど……」
海未「う、まあ。ですが、それでいいと思いますよ、穂乃果は」
穂乃果「ごめんね」
海未「私の方こそ、失言でした。ごめんなさい。……それで」
穂乃果「うん。皆は……」
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結局、ステージの件から放火の件までが連なり、スクールアイドルμ'sの名声は地に堕ちた。
実際に悪いのはイジメに手を染めた穂乃果と、放火を教唆した南ことりの二人だけ。
しかし、それらを容認する言動が広まった他のメンバーも同罪として激しく攻撃の的にされている。
音ノ木坂学院は廃校が決まり、在校生からも急遽転校を決め去る者がいるという。
その中にはμ'sのメンバー数名の姿もあったが、個人情報や動向は凄まじいスピードで更新され続けている。
元μ'sメンバーはスクールアイドルはおろか、まともな学校生活を送るのは難しいだろう。
とのことでした。
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海未「そうでしたか、私のやったことで……そうも」
穂乃果「……どうだろうね。元々悪いのは私とことりちゃんだし」
穂乃果「それにマウントポジションで海未ちゃんを叩くことりちゃんの映像が出回れば……」ズーン
穂乃果「他の皆も海未ちゃん叩きに夢中になってたし」ドヨーン
海未(どうしましょう、少し南ことりに同情してしまいました)
穂乃果「私やことりちゃんを責めずに、海未ちゃんを責めるのはおかしいよ……」
海未「そう言ってくれるのは嬉しいのですが、穂乃果、彼女らは」
穂乃果「もちろん、ことりちゃんと一緒で皆ずっと仲間だよ。皆がそう思ってくれるならだけど」
海未(いえ、それはきっと)
他の6人は、私を悪者にしてでも穂乃果や南を庇おうとしていました。
きっと、身内には優しいのでしょう。穂乃果を裏切ることは、無いだろうと思えました。
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海未「ええと、あとは……」
コンコン
海未「?どうぞー」
雪穂「お邪魔します」カチャッ
穂乃果「ユッキー?」
雪穂「お姉ちゃん、迎えに来たよ。そろそろ園田さん疲れちゃってるよ」
穂乃果「というかなんでここに」
雪穂「そりゃあ二人が何にもしないように、外で園田さんのお母さんと見張ってたから」
穂乃果・海未「!!?」
雪穂「杞憂だったけどさ」
穂乃果「なにそれー!?」
雪穂「これくらいは当たり前だと思うんだけど……あとうるさいここ病院」
穂乃果「あ、はい……」シュン
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雪穂「それじゃ、これ(姉)は持って帰りますんで」ペコ
海未「あ、雪穂さん……。本当にありがとうございました」
雪穂「いえ……。それじゃあ、また次の機会に………」
穂乃果「…………………………………………」
海未「……………………………………………」
雪穂「……えっ」
穂乃果「やっぱり、海未ちゃんも」
海未「ええ、穂乃果もなのですね」
雪穂「え、もう仲直りしたんじゃなかったの?」
-
穂乃果「雪穂、私たちのせいで周りは大変なことになってるの」
海未「それで、当事者の私たちだけが仲良くしていることに納得できない人は沢山います」
穂乃果「私は海未ちゃんを追い詰めた」
海未「私は穂乃果を傷つけすぎました」
穂乃果「私にも、こうなっちゃった原因の海未ちゃんの行動に納得できないところはあるし」
海未「私にも、穂乃果が憎い気持ちはまだ残っています」
-
穂乃果・海未「「だから、私たちが会うのは、これっきり」」
.
-
雪穂「そんな……。やっと仲良くなれたのに……」
穂乃果「でもいまさら……ねえ?」
海未「ええ。貴方と上手くやっていける気はしません」
穂乃果「こっちも同じ。ふふ……」
穂乃果・海未「あはははははははははははは!」
雪穂「二人で何笑ってんのさ……。笑える要素無いよ……」
穂乃果「いいの!ほら、いこ、雪穂」
海未「行くのですか」
穂乃果「うん」
海未「……頑張ってくださいね。私も、ようやく前を向けそうな気がします」
海未「それは、幼い私の復讐を果たしたからではなく、貴方と向き合えたからだと思います」
穂乃果「……うん!」
-
海未「でも、穂乃果。もし、貴方が許してくれるなら、ひとつだけ」
穂乃果「なぁに?今のうちだよ!」
海未「いえ、雪穂さんの言うことも尤もだと思ってきたんです」
雪穂「?」
海未「『すれ違ってもわからないくらい 大人になった時に』」
穂乃果「……!それ」
海未「『懐かしさへ変わるのかな』……私が貴方たちに初めて書いた詩です」
海未「もし本当に、そうできた時、もう一度だけ会えませんか?」
海未「今あるいろんな問題や気持ちを片付けて、『懐かしさ』に変えることができたなら。もう一度」
.
-
穂乃果「……」グスッ
穂乃果「うん、良いね!採用!うちの作詞担当は本当に最高だよ!!」ポロポロ
穂乃果「それじゃあ、ね」
海未「ええ、お気をつけて」
そう言って、二人は去った。
最後は顔を伏せて見せてくれなかった穂乃果と、小さく会釈をして雪穂が退出していきました。
-
海未「ふぅ……」
海未(さて……)
海未(穂乃果もさつきも、自分で切り離しました)
海未(家はないし、私にもこの一件でいろんな誹謗中傷があるのでしょうね)
海未(お父様にもお母様にも、きっと迷惑をかけてしまいます)
それでも、今度こそ。
海未(前を向いて、行くんだ!!)
.
-
〜数年後〜
ジー……… カチッカチッ
ピラ,ピラ……
海未母「海未さーん、そろそろ約束に遅れますよー?」
海未「はい、すみません!今行きます!!」タタッ
-
パラララララ……
ピラッ
『静岡の急上昇スクールアイドルから生まれた、小ユニットの新曲が発表!!』
『夜空はなんでも―――――――』
『作曲:△△△』
『作詞:□□さつ―――――――』
.
-
ジー………
『Title:○月×日予約』
『Main:件名の日に、2時から予約をお願いします』
『人数は三人で』
.
-
『あと10秒で電源を落とします』
『10』
『5』
『3』
『2』
『1』
『0...』
プツン………
End
-
乙
ラストの演出はどういうこと?
-
最後がよぐからなかった
あと喧嘩両成敗みたいになってるのがなんか納得行かない
海の過失は2:8ぐらいでしょ
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最後のは予約の三人の内訳が誰と誰と誰かってとこな
-
最後の解説くれ
-
海未が悪く無いと思ってるのは虐めたり虐められたりした事がないだろ
やり返した時点で虐めをした人と同じになるんだぞ
最悪の場合関係ない穂乃果とことり以外のメンバーを巻き込んだせいで海未が1番悪いになる可能性すらあるのに
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最後の方のフィルムが回ってるような効果音は何なんだろ
電源も
予約の内訳は色々想像できるな
-
乙
最後の演出はまだよくわからないけどとてと読みごたえがあった
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>>598
同じにならないよ
そこから更にやり返されてるから1:2で海未の方が軽い
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いじめなんてやり返してこないサンドバッグにしかやらないし
やり返す前提がまずないわ
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最後591から全く分からん
何の描写で何を意味してるのか
ファックスかプリンターなのか?
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混乱させてるようだしラストシーン解説しとく
>>591
パラララは雑誌のページが風でめくられる音
それはアイドル雑誌で、静岡の某スクールアイドルの新曲の作詞をさつきがやったという示唆
>>592
海未が直前まで触っていたPCの画面
どこかの店に三人で入る予約をしたメール。三人の内訳は海未、穂乃果、さつき
>>593
海未がPCの電源を落とす操作をしたあとの画面。単なるカウントダウン
他にもなんかあったら聞く
あと雑ですまんな。次書くことがあったらもっとわかりやすくするようにするわ
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ハッピーエンドね
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次書くようなことがあったら最後までレイプして♡
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あーさつきちゃんか
なんかことりちゃんと和解できたんかと思た
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>>606
ほんこれ
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解説乙
絵とかないからやっぱ文字だけでそこまで思い浮かべることは難しい
今度からそこだけでも地の文入れてくれると分かりやすいかも
なんにしても乙
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>>609
ラストだし明記するよりはちょっとぼかすけどよく見ればわかるっていう形にしたかった
失敗したけど
まあ俺>>1じゃないんだけどね
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かなり良かった
乙
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お疲れ様楽しかったで
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書き直しで大分よくなった
過去ログ化依頼しとけよ
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結局ことりだけは救いようのない屑のままだったな
作者が嫌いなんだろうけど
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>>614
実際昔のいじめを悔んだり忘れるどころか、はっきり覚えててなお相手見下すヤツはそう簡単に更生しないし、したらしたで気持ち悪い
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久々覗いてみたらだれかが俺の代わりに頑張ってくれててわろた
俺よりいい話じゃん笑
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