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魔法使い「風属性で最強を目指す」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 15:58:48 fTfTBNdo
(ある酒場)

勇者「すいません、魔法使いいますか?」ガラッ

案内娘「はい、今いるのは炎と風が一人ずつですね」

勇者「あっ、じゃあ炎で」

案内娘「じゃあ連れてきますね。50Gになります」

勇者「はい。おい、それでいいか?」

僧侶「いいんじゃないですか?風はありえませんし」

戦士「風は防御も攻撃もダメ、ただ素早いだけで足引っ張るからなぁ」

勇者「じゃ決定。はい50G」ジャラ

魔法使い(くそっ、またかよ!)


"
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2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 16:11:45 fTfTBNdo
炎魔法「よろしくお願いします!」

勇者「こちらこそよろしく。魔法使いが欠けててね。助かったよ」

戦士「前の風魔法使いはすぐ死んじまったけど、お前なら大丈夫そうだな」

炎魔法「はい!殺られる前に殺るのが私たちの戦術ですから!」

僧侶「頼もしいですね。回復魔法も即死してしまっては意味が無くなってしまいますから」

勇者「じゃ、次の町へと出発しますか」ガラッ

炎魔法(次があるよ!ドンマイ!)チラッ

魔法使い(っ!!)


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 16:30:52 fTfTBNdo
魔法使い「クソ!クソォォオオオオ!舐めやがって!」机ドン

案内娘「仕方ないでしよ。実際弱いんだし」ハァ

魔法使い「風魔法舐めんな!魔物の皮を切り裂き、高速移動や空中浮遊だってできんだぞ!」

案内娘「でも、炎は魔物の骨まで焦がすし、高速移動は時魔術でもできるし、
空中浮遊だってサイコが使える人なら誰でも……」

魔法使い「黙れよ!これが俺の才能なんだよ!チクショォォオオオォォン!」ダッ

案内娘「行っちゃった……」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 16:48:55 fTfTBNdo
(野原)

魔法使い「クソ!」ビュオン

スライム「」

魔法使い「ふざけんなよ!」バビュン

ゴブリン「」

魔法使い「どうして俺がこんな目に!」シュイン

ゴーレム「……」ムキズ

魔法使い「遭わなきゃなんねぇんだよ!」バヒュン

ゴーレム「オイ、オマエ」ムキズ

魔法使い「ゲッ!ゴーレムじゃねえか!うわあああ!ににに逃げろぉおお!」ダッ

ゴーレム「マテ!オマエ、コロス!マテ!」ドカドカ

魔法使い「へへ!逃げ足には自信があんだよ!」ダダダッ


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 17:03:55 fTfTBNdo
(洞窟)

魔法使い「ハァハァ。ここまで逃げりゃ大丈夫だろ」

魔法使い「しかし何で野原にゴーレムがいんだ?
ゴーレムといえばドラゴンや精霊と並ぶ三大モンスターの一角じゃねえか」

魔法使い「それにしても、こんなところに洞窟があって助かったぜ。ちょっと探索してみっかな」


"
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6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 17:26:59 fTfTBNdo
(最奥部)

魔法使い「ん?これは……ドラゴンの卵じゃねえか!
とりあえず割っておくか。帰ったら騎士団に報告だな」ガシャ

魔法使い「さて、さっさと逃げますかね」タッタッ

魔法使い「全く、ゴーレムにドラゴン、どうなってんだこりゃ?次は精霊でも来るんですか?」

闇精霊「はい。よくわかりましたね♪」

魔法使い「えっ?うわぁああああ!」バヒュン

闇精霊「ふふっ♪精霊に魔法は効きませんよ♪ここのヌシを召喚して差し上げますね♪」

ドラゴン「ガァアアアアアアアア!!」

魔法使い「た助けてください!許してください!死にたくない!」

ドラゴン「ガァァアアア!炎の息で燃え尽きろ!」ゴオオオオオ


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 17:31:04 fTfTBNdo
魔法使い「ぐあああアアアアアァァァ…ァァ………ァ」

魔法使いは燃え尽き、灰も残らなかった。






8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 17:41:22 1wUjXAgA
えっ


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 17:50:29 153bHGp2
えっええええ!?


10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 17:57:19 /4VCEPvc
風属性って、空気にまで干渉範囲を拡げられたらかなり強いと思うんだけど


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 18:25:07 nG6c0fyw
土魔法に比べたら強いと思うけどなぁ


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 19:19:37 IMRmIujg
地属性に比べたら風属性わりと派手なのにな
作品によっては雷が風属性に分類されるし


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 21:15:22 fTfTBNdo
炎魔法「炎属性で魔王を目指す」

>>2から


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 21:23:53 fTfTBNdo
(野原)

勇者「よし、じゃあここで実力を見せてもらう。いいな?炎魔法」

炎魔法「はい!わかりました!」

僧侶「この野原に生息している魔物は、主にスライムとゴブリンですね」

戦士「俺たちが手助けするまでもないだろう。MPも見たいしな」

勇者「じゃ、次の町までMPを切らさずに一人で行けたら合格ってことでいいかな?」

炎魔法「はい!頑張ります!」


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 21:32:27 fTfTBNdo
炎魔法「はっ!」ボッ

スライム「」

勇者「思ったより優秀だな。火のついた魔物は暴れ回るから面倒なんだが、
一撃で灰にしてしまえばその心配もなくなる」

僧侶「この調子なら合格できますね」

炎魔法「いえ!炎属性は攻撃が命ですから!」

戦士「ん?あそこにいるのは……まさか!」

ゴーレム「……」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 21:42:10 fTfTBNdo
僧侶「こんなところにゴーレムがいるなんて……。勇者、どうしますか?」

勇者「相手はゴーレムだ。レベルがたりない。逃げて騎士団に報告しよう」

戦士「騎士に頼る駆け出し勇者様、ねぇ」

勇者「炎魔法使い!ここは一旦退却。町まで戻るぞ!」

炎魔法「は、はい!わかりました!」

ゴーレム「アレハ、ユウシャカ。コロシテオコウ」ドスドス


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 22:09:03 fTfTBNdo
勇者「は、速い!追い付かれる!仕方ない、ここで応戦する!」

戦士「ちっ、風なら逃げれたのによぉ」

ゴーレム「マズ、マホウツカイカラ」ブン

炎魔法「火力全開!」ボボッ

ゴーレム「ミギウデ、ショウメツ。サイセイ、カイシ」シュイン

勇者「ゴーレムの再生能力か。厄介だな。戦士、炎魔法使いの盾になれ。
僧侶は戦士の防御強化と回復。炎魔法使いは全魔力を込めた一撃を放て。俺が増幅する」

炎魔法(この一撃に全てがかかっているのか……!)

ゴーレム「サイセイ、カンリョウ。コウゲキ!」ブン

僧侶「戦士!硬化魔法!」コキン

戦士「グゥゥウウウ!」ドゴッ

炎魔法「今だ!全魔力、開放!」ボオオオッ

ゴーレム「グァアァアアアア!」ボオオオ

勇者「よしっ!コアが見えた!トドメだ!」ブン

ゴーレム「グッ」パリ-ン


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 22:20:38 zXEqknqY
ワロタww


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 22:24:16 fTfTBNdo
僧侶「戦士!回復魔法!」ポウ

戦士「ありがとよ。死ぬかと思ったぜ」ハァハァ

勇者「みんな、よくやったな。特に炎魔法!凄いじゃないか、ゴーレムのコアを露出させるなんて!」

炎魔法「いえ!皆さんの連携、勇者様の指揮があったからです!勇者様は魔力の増幅もできるんですね!」

勇者「はは、まあね。でも、ゴーレムに勝てるとは思わなかったよ」

戦士「こいつ、合格でいいんじゃねえか?」

勇者「そうだな。炎魔法、これからは俺たちの仲間だ!」

炎魔法「ありがとうございます!」


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 22:37:49 /4VCEPvc
死なないのかよ


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 22:40:01 fTfTBNdo
(最初の町)

勇者「騎士団に報告を済ませたらもう夜か」

戦士「もう、今日は休もうぜ。眠い」フワァ

僧侶「じゃあ、明日の朝集合で」

勇者「今日は解散!」

炎魔法(町では別々に過ごすのがこのパーティのルールなのか。酒場に行こうかな)


22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 22:49:29 fTfTBNdo
(ある酒場)

炎魔法「ただいま」ガラ

案内娘「あら、炎魔法じゃない。どうしたの?クビ?」

炎魔法「ちっ、違うよ!勇者パーティは夜は自由行動なの!」

案内娘「そう、よかった。ところで魔法使い見てない?店から走って出ていっちゃったんだけど」

炎魔法「いや、見てないよ。野原にはゴーレムがいたから、心配だなあ」

案内娘「あいつは逃げ足だけは超一流だから、大丈夫よ。ほら、帰ってきた」

魔法使い「ただいま」


23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 23:02:51 fTfTBNdo
案内娘「もう、どこほっつき歩いてたのよ!」

魔法使い「ああ、ドラゴンの巣を見つけて遅くなったんだ」

炎魔法「ドラゴンの巣!?大丈夫だったのか!?」

魔法使い「大丈夫じゃありませんよ♪」グサッ

炎魔法「えっ?あれ?え?」ダクダク

案内娘「いやぁあああ!炎魔法くん!」

炎魔法「に…逃げて……早く!」ガクッ

闇精霊「逃がしませんよ♪」ミョオオォオン

案内娘「ゴベッ」グチャグチャ


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 23:09:11 fTfTBNdo
薄れゆく意識の中、「ソレ」は鮮やかに見えた。

赤いモノに黒いトゲが生えている。

赤く染まった視界は、暗闇に沈んでいった。






25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 23:13:08 153bHGp2
だからどうするんだってばよ・・・・


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 23:36:17 fTfTBNdo
時の騎士「時魔術で騎士団長を目指す」

>>24から


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/02/28(土) 23:53:53 fTfTBNdo
(騎士団本部)

騎士「大変です!勇者パーティの一人、炎魔法使いが酒場で殺されているのが発見されました!」

騎士団長「なに?酒場だと?町中に魔物の侵入を許したのか!」

騎士「申し訳ありません。門番の恐らく闇魔法による死体が発見されました」

騎士団長「闇魔法といえば魔法の中でも最弱。魔法から魔術に引き下げる声もあるほどだが?」

騎士「闇魔法であの門番を倒せるのは闇精霊しかいません!」

騎士団長「精霊か……駆け出しの勇者には荷が重いな。よし、討伐隊を組め。私も出る」

騎士「はっ、了解しました」


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/01(日) 00:11:09 c6f.61RA
(沼地)

騎士A「精霊狩りなんて久しぶりだよな」ハハハ

騎士B「全くだ。こんな僻地にまで精霊が出るなんてよぉ」ハハ

騎士団長「緊張感を持たんか!この沼地に精霊がいるんだぞ!」

騎士A「役立たずの風魔法使いからの情報ですよ。スライムを精霊と見間違えたのかも」アハハ

騎士B「しかも闇“魔術”の精霊でしょう?我々騎士の敵ではありませんよ」クックックッ

騎士団長「ん!伏せろ!」ササッ

騎士A「いましたか?」

騎士団長「いや、ドラゴンだ。なぜここに?」

ドラゴン(全く、闇精霊の奴、俺に押し付けやがって)


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/01(日) 01:00:56 c6f.61RA
騎士団長「まずい!気づかれている!散開!」

ドラゴン「ファイアブレス!」ゴオオオッ

騎士A「アアアアアアァァァァァ…ァ」ボッ

騎士B「ヒッ!騎士Aが一瞬で!」

騎士団長「くっ!騎士剣奥義“驚天動地”!」キュイイン

ドラゴン「土魔法で足場を奪い、風魔法で羽を封じ、氷魔法でトドメをさす。対ドラゴンの必殺技か」パリ-ン

騎士B「なに!?“驚天動地”をかき消した!」

ドラゴン「俺は対魔のドラゴンなんだ。残念だったな」ゴオオオッ
騎士団長「グッ………ッ」ボッ

騎士B「団長!嘘だろ!?」

ドラゴン「これが現実だ」ゴオオオッ


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/01(日) 01:59:12 c6f.61RA
(騎士団本部)

時の騎士「ええっ、全滅!?」

上級騎士「ああ。討伐隊は全滅した」

時の騎士「つまり、団長も?」

上級騎士「ああ。そうだ」

時の騎士「次期団長は誰ですか?」

上級騎士「ドラゴンを倒した者だ」

時の騎士(これはチャンスだ!)

時の騎士「僕が団長の仇を取ります!」

上級騎士「ああ。今回はそれを言いにきたんだ。頼んだぞ」

時の騎士「はい!」


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/01(日) 02:10:20 c6f.61RA
上級騎士「……行ったか。馬鹿な奴だ」

暗黒騎士「全くだぜ。騎士団長の座は魔王軍幹部である俺様の物になるってのによ!」

上級騎士「最早、勇者では魔王にはかてん。ならば私は魔王に寝返るだけだ」

暗黒騎士「“魔術”でありながら“魔法”をも凌駕する時魔術。その最後の使い手である時の騎士には死んでもらわねえとな!」


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/01(日) 23:41:25 c6f.61RA
(最初の町)

時の騎士「とはいえ、普通のドラゴンならまだしも、魔法を無効化するんじゃ単独で倒すのは無理だな」

友騎士「じゃ、勇者パーティに協力してもらうってのはどうだい?」

時の騎士「勇者?たかがゴーレムを倒すのに命をかけるような初心者集団だぜ?」

友騎士「あれでも騎士を除けばこの町で最強なんだし、ないよりマシだろ」

時の騎士「そうだな。あいつらも丁度一人欠けてることだし、行ってみるかな」

友騎士「ああ。頑張れよ」


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/01(日) 23:56:45 c6f.61RA
(勇者の宿)

勇者「まさか、町の中で精霊に襲われるとは思わなかった」

僧侶「これからは単独行動は控えましょう」

戦士「そうだな。町の中でも油断はできない」

勇者「でも、こんなところにゴーレム、ドラゴン、精霊が揃うとは」

時の騎士「おい、勇者いるか?」トントン

勇者「はい、なんの御用でしょう」

時の騎士「勇者にはドラゴン討伐に協力して頂きたい」

僧侶「ドラゴン!?私たちがですか?無理だと思いますが……」


34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/02(月) 03:54:46 ezJJdmKU
風、火、時ときたら雷か


35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/02(月) 21:13:05 2jz.2uu6
断念。

実力不足。

無念。

すいません。


36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/02(月) 22:12:25 H69bzWFM
俺が書こうか?


37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/02(月) 22:36:28 cdHkLcZg
風は任せろ
書いてやる


38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/04(水) 00:40:30 TIzIKQJc
雷は任せろバリバリ


39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/04(水) 04:14:55 5/RJJohg
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/14562/1425210725/l30

魔法戦士「風属性で頑張る」
ゆっくり頑張ってく
>>38
雷は任せた


40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/10(火) 02:10:45 DmWMjqFY
かみなり、、、


41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2015/03/10(火) 02:44:21 DmWMjqFY
かみなり、、、任せたが
帰って来なかったのか


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