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ベルトルト「拷問ショーが始まるよ!」
-
最近、よくこの夢を見る。幼い頃の思い出の夢だ。
幼馴染の騒がしい声で、僕は目を覚ました。
そこは馬車の中、一定のリズムの振動が眠気を誘っていた。
また寝そうになった僕に、もう一人の子が肩を叩く。それに僕はすっかり目を覚ました。
アニ「いつまで寝てるの? ……こういうの、初めてだ」
ライナー「起きろよ! サーカスだぜ!!」
・・
"
"
-
「いらっしゃい、当サーカスの名物、串焼きのあぶり焼肉はいかが!」ゴーリゴーリゴーリ
ライナー「肉……! 買おうぜ!」
アニ「いいけど、高いんじゃないの?」
ベルトルト「えっと……一人一個かっても、サーカスのチケット代は全然残るよ」
ライナー「いいじゃんか! 俺、捌きたての肉って食べてみたかったんだ!」タタタ
アニ「いきなり、そんなにお金を使って……。わたしはいいから!」
ベルトルト「欲しいものがあるの?」
アニ「見たいものがあるの。お父さんが、勉強になるから見てきなさいって」
ベルトルト「へえ」
-
ライナー「ベルトルト、これお前の」
ベルトルト「え、僕のも、……ああうん、ありがとうライナー」
ライナー「なんだよ、一人で食べるなんて寂しいだろ」
ベルトルト「はは、そうだよね」
ライナー「おまえも見ればよかったのに、肉を捌く様子って面白かったぜ!」
ベルトルト「僕はなんか血とか怖くって……」
アニ「怖がりだね。そんなんで戦士できるの?」
ライナー「もぐもぐ……、ぺっ。この部位って美味しいけど、固いとこあるから食べにくいよな」ムグムグ
アニ「ちょっと。食べる前に取りなよ、乙女の前でよく吐き出したりできるよね」
ベルトルト「う、うん……僕は剥がしてから食べるよ」チマチマ
アニ「それはそれで、……なんか男らしくないね」
ベルトルト「そ、そんな……」ガン
-
ライナー「お! あっちで、演奏をやってるぜ!」
アー アアアー ウアアー
アニ「これが今流行りの音楽……」
ベルトルト「かっこいいね」
ライナー「俺はあの叩く役がやりたい。男らしい」
アニ「わたしは、あの高い音を出してるのがいいかな」
ベルトルト「僕も……」
ライナー「……はは、ベルトルト、おまえ、もう怖いとか言わなくなったんだな!
ベルトルト「えっ!?」
ライナー「おまえ、5歳のときだっけ? こんな演奏聞いてて、大きな声が怖いっ、とか言って泣いてたじゃんか!」
ベルトルト「ちょっ! あ、うー……や、やめろよ!3年も前のことだろ!?」
アニ「……わたしも最初はちょっと怖かった。わかるよ」
ベルトルト「!」
ライナー「へー。ふふん、俺は最初から怖くなかったぜ。あの叩くヤツがかっこいいって思ってた。
やっぱりお前らお子様だな」
-
アニ「大人が、我先に肉買いにいくもんかな……」
ライナー「は? ……なんだよ。このちび」
アニ「はあ?」
ベルトルト(あわわ……)
ワー!!
ライナー・アニ「!」
ベルトルト「あ、ああ! ほらほら、今日の目的のショーが始まってるよ!チケット買って入ろうよ!」グイグイ
ヒョコ
司会者「……さあ、ここからは今日の大目玉!! 世にも珍しい生き物による、生命の神秘を
ご覧に入れましょう!」
ベルトルト「ほ、ほら、ちょうど見所だ。入ろう」
アニ「! わたし……これを見ておけって言われたんだ。お父さんに」
ライナー「とにかく、座ろうぜ」
ベルトルト「うん」
司会者「美しい毛並みの方は、我がサーカスの誇るメスであります。おお……、これが世にも
珍しい生命行為、『セックス』ショーです!!」
"
"
-
オオー
司会者「さあ、この美しいメスを、より手近でご覧に入れたい方はいらっしゃいませんか!?」
「2000!」
「2300!」
ライナー「へー。巨人に性器はないからな。初めて見た。お? オスが暴れてるな」
アニ「確かに、神秘的かもね……。……オスはなにを言ってるんだろう」
「○○○! ▲▲▲!!」ガルル
司会者「このオスはよく我々に爪を立てる困りものでして……。このとおり、野蛮な家畜でして言葉も発しません」
アハハハハ……
ベルトルト「……アハハ」
アニ「ベルトルト?」
ベルトルト「なに言ってるんだろうね……家畜の言葉はわからないな」
嫌な夢だ。
・・
-
856年末 地下特殊施設。
ここには人類の仇、超大型巨人と女型の巨人が生け捕りにされている。
ギイイ
カツンカツンカツン
「オイ、起きろよ!!」バシャッ
ベルトルト「……う……」
「なにオちてるんだよ。アニの結晶化を解く方法、言う気になったのか?」
ベルトルト「誰が……悪魔の末裔……」
兵1「最近、威勢が悪いな。超大型巨人」
兵2「ああ。……もっとキツくしてやんないと。刺激に飽きたんじゃないか?」ハハ
兵1「はは、そうだな……。生け捕りにして1か月。情報をちっとも吐きやしない。
先週いっしょに捉えた男が自害してからは益々反応が悪い」
兵2「どうするか。……まあ、このままでも役にはたってるけどな」
-
ベルトルト「……僕の身体を使うのか、この、ゲスども! 鬼畜めえ!」
「ああ、静かにしてね」ゴーリゴーリゴーリゴーリ
ベルトルト「ぎゃああああああああ!」
「ふう。あ、そうだ。今日は臓物も貰おうかな?このハサミで」バチンバチン「で、塩擦りつけて臭みを取るコツだってね」ジャリジャリ
ベルトルト「あっぎゃあああああああああああああ!!! ぐああああああ」
「この腸についた血の気多い部分はちぎってこうね。臭いから」ブチブチ
ベルトルト「あがあああああ」
「で。採りながら、最高に新鮮なのを炙ろう!」ボオオオ
ベルトルト「うぎっ、うぎゃあああああ!あづっ、あづいいいいいィィ」
・・
-
兵「オイ、レオンハートの情報を吐く気はあるか?」
ベルトルト「……」
兵「……。今日使うのは、この試作No.3の鞭。刺だらけだな。じゃあ、まずは第一段階から」
バシイッ ……ズルズルッ
ベルトルト「うっごあっ!!」
兵「皮が綺麗に剥けた。今日は声の出もいいんじゃないか」ビシイイッ
ベルトルト「あっぐう!!」
兵「……」カキカキ「第二段階は火で炙ったものを使う」ボオオ
バシイッ バシッ バシイッ
ベルトルト「うっぎゃああ!! あがあ! ぐああああ!!」
兵「レオンハートの情報を吐くか?」バシイッ ビシイッ
ベルトルト「おがっ、うごっ、……っだ、誰があ」ボタボタ ズルズル
兵「本当に今日は声の出がいいなあ……俺の死んだ家族にこの歌声聞かせたりたいよ」バシッ バシッ ビッシッ!!
ベルトルト「あーッ! あああーっ、うあああああ」
・・
-
兵1「さあシーナの貴族の淑女の皆様! 今日は超大型巨人の拷問ショーです!」
ワア
中年女性1「こいつのせいで、わたしたちは肩身狭い思いをしたのね」ベタベタ
中年女性2「やだあ、見た目は普通の男の子じゃない。可愛いくてそそるわあ」ニギニギ
ベタベタ コシュコシュ
ベルトルト「うあっ、ああっ、ひっ」
中年女性1「ねえ、これ特殊なハーブエキスを濃縮したものよ、これをこの穴に突っ込むと……」ズプッ
ベルトルト「っ! ……!? ッひっぎゃあああああああ!!」バタンバタンッ
ドッ
中年女性1「スースーするってものじゃないって噂だけど、本当だったのね。
普通の20倍は濃度が高かったのがよくなかったかしらあ」
中年女性2「こんなときも勃起するなんて……さすが童貞なだけあるわねえ」
中年女性1「これは、もっとキツイおもちゃを持ってきてあげないとねえー。ね? ほら、まだあげるわよ」ズプズプ
中年女性3「どう? こんな目にあっても勃起してて悔しい?」ギュッ
ベルトルト「うぎゃっ、うあああんッ、そ、そんな、ことッ、ぁああああ」(………これで、これでアニが汚されないのなら……)
・・
-
ガチャバタン
ベルトルト(ああ……、終わった、今日も……。……アニ、アニ、アニ……)ズルズル
カタン
アニ「……」
ベルトルト(ああ……今日も、チラっとだけど、この牢屋から見える。……結晶化したまま、斜め向かいの牢に拘束されたアニが。
……僕は君がいるから、自分を保っていられるよ……。
……僕ががんばれば、それだけ君は眠っていられるんだよね……。
今はまだ無理だけど、いつか、この地下から抜け出して、悪魔の末裔から君を救うんだ……。
明日も、そこで綺麗なままで眠っていてね、僕の唯一の仲間……!)ガク
-
なんだ…このベルトルト…気持ち悪いから絶望ほど拷問して死ね
-
・・
ジャン「……で、ベルトルトは誰が好きなんだよ?」
ベルトルト「……え?」
コニー「あー! そういや答えたことないな。クリスタ?アニ?ミカサ?」
ジャン「はあ?ミカサ!?」
ベルトルト「……ま、待って。僕、別にそういう人は」
ライナー「……まあ、好みくらいは言ってみろよ。全員暴露してんだからよ」
ベルトルト「! ……う、うん……。強い人が好きかな。あと色白で金髪……」チラ
ジャン「……それってライ」
マルコ「ジャン」バシッ
・・
-
アニ「……それで。ライナーの様子はどうなの。また兵士がどうとか口走ってる訳」
ベルトルト「……」
アニ「欠席の時点で、聞くまでもないね」ハア
ベルトルト「……あ、あの……ごめん……」
アニ「あんたが謝っても仕方ないでしょ?」
ベルトルト「……そうだよね……ごめん、あ、……」
アニ「……」
ベルトルト「……ごめ……」
アニ「……ベルトルト」
ベルトルト「……う、ん!?」バッシイ
アニ「……うっとおしい。うじうじしてんじゃないよ!!」ゲシッ
ベルトルト「……いッ、……!」
-
アニ「とにかくアンタはライナーにひっついときな……。それが一番ライナーにいいんだ。
それならできるでしょ?」グイ
ベルトルト「く、くるし、……でっできます」
アニ「あんたがそんな弱って……情けなくないの?あんたライナーの彼女かなにかな訳?」
ベルトルト「い、イヤ……違う。うん……そうだね、すまない、僕がしっかりしないと……」ムク
アニ「動揺してもライナーは戻らない。……わたし「たち」でなんとかするんだ」
ベルトルト「……! うん」
アニ「しっかりしなよ」
・・
-
ベルトルト「……」チラ
アルミン「! アニ。ここの作戦、ちょっと」タタ
アニ「ああ。ここはこうがいいんじゃない」
アルミン「イヤ、それじゃダメだ。……で、……がいい。それでアニは……して、……してくれ」
アニ「……うん。確かにそうだね」
アルミン「で、できればミカサが……して、君といっしょに……するべきだ。いい?」
アニ「ああ」
アルミン「よし。じゃあこれで決定だ。がんばろう、アニ」ニコ
アニ「そうだね」
ベルトルト「……」
ベルトルト(アニは……彼みたいな見た目の人が好きなんだろうか。僕とは真逆の外見だ。アニは彼みたいな人と……)
アニ「?」
ベルトルト(……! ……なにを考えてるんだ。違う。アニも僕も戦士だ……それだけだ、それだけ……)
・・
-
アニ「明日、兵団を決める。……アンタはライナーにくっついていくんだ」
ベルトルト「そんな」
アニ「今日だって、ライナーは戻れなかった。明後日戻れる保証はほぼない。
このままでライナーが任務をできる訳がない。あんたもいっしょに調査兵団に行くんだ」
ベルトルト「……アニは、一人で平気なの?」
アニ「別に……平気だよ。今更だろ」
ベルトルト「……」
アニ「任務を成功させる、これだけでしょ」
ベルトルト「そ、そうだね」
アニ「任務が終われば、わたしたちも自由だ。それまでの我慢だ」
ベルトルト「ああ……」(任務が終わるまで……アニとこうして会うことはもう……僕は実質一人で……)
アニ「……」ポン
ベルトルト「!」
アニ「しっかり目え開きなよ。……いつまで子供みたいに、情けない伏し目してんの。こんなでも、アンタはわたしの唯一の仲間なんだからね」
ベルトルト「……あ、アニ、そうだね……ごめん……」
・・
-
ベルトルト(アニは子供の頃から、いつだって変わらない気高く美しい孤高の戦士だった)パチ
ベルトルト(結晶化したアニを眺めているとき、それだけが僕の安らげる時間だ。
ライナーがいない今、僕が戦士として拷問に耐える意味はそれしかない。
そうして僕が結晶化を解く方法を吐かなければ、きっと彼女は結晶の中で生き延びていられる。
やっと彼女を守れるんだ)ムク
ベルトルト「……アニ。……アニ?」カタン
その日の朝、アニは消えた。
-
一ヶ月後
カツンカツン
兵「来い。シーナの紳士淑女の方々がお待ちだ」ギイイ
ベルトルト「……」
兵「とっとと来い!」グイッ
カツンカツン……
ベルトルト(アニが消えて一ヶ月……僕は故郷の情報は何一つ漏らさず、 脱走のチャンスをただただ伺っている。……拷問の日々の唯一の楽しみは、故郷の……ライナーやアニのことを思うことだ)
……ザワザワ
男「さあおたせ致しました。本日の大目玉、人類の敵の化け物のセックスショーをご覧に入れます!」
ベルトルト「……」
シーナ貴族女性「へえ、あれが……」
シーナ貴族男性「なんだ……全然普通の、子供じゃないか」
-
男性「相手は勿論……」
カツ,カツ
ベルトルト「……!?」
男「女型の巨人です!」
オオーー パチパチパチパチ
ベルトルト「アニ……!?」
アニ「……?」
-
殺し合いでもさせるかと思ったらエロか。ちょっとガッカリ
-
856年というならベルトルトは22歳だろ、子供…?
最近設定の甘い作品増えたな
-
>>22
すいません、856年→851年です
-
どちらにしても17歳ならベルトルトは子供に見えないと思う
-
ベルトルト(アニ、生きていたんだ……綺麗なままで……。それにいつか着たいってこぼしてたようなドレスで
着飾っていて……。でもこう着飾っているのも、悪魔の末裔の目を楽しませるため……)
ベルトルト「アニ……、アニ! あ、ああ、君、無事だったの「誰……?」
アニ「この人、誰?」
ベルトルト「……」
男「この女型の巨人は今、頭蓋骨に穴を開けて脳に仕込まれた針により、正常な思考をすることが
できない状態です。
この男のことも覚えておりませんし、理性もろくに働きません。酔っ払っているような状態ですね。
こうして手をとっても、大した反応はない」スッ
ベルトルト(針……。確かに、体内に異物があれば、僕らは修復できない。
そうか……アニは、一時的に頭がおかしくなっているだけか、助けて針を除けば元に戻るんだ)
アニ「?」
-
男「理性がないので、その手を性感帯へ誘導すると……」グイ
ベルトルト「!」
アニ「……。ん。んん。あ……」モゾモゾ
男「このように自慰も始めます」
ドッ ハハハハハ……
アニ「……あ……っ、あ、あん、き、……気持ちいぃ……」
ベルトルト「〜〜! な、なにさせてるんだ!」
(こいつ、……戦士のアニを卑怯な手段でこんな目に遭わせて……!)
男「こんなうるさい巨人は仰向けに拘束して……。説明しましょう。今回はセックスショー、それに続いて死刑執行ショーも予定しております」
ベルトルト「!!」
-
シーナ女性「あら、おもしろいおもちゃなのに、もう殺してしまうの」
シーナ男性「すぐ怪我の治る化物なんだろ? ローゼマリアの市民はどう思っているか
知らないが、我々としては勿体無く思うな」
男「つまり本日が最後ですので、ぜひご存分にお楽しみください。
しかし、ただ無為に殺しては面白くない。ここはこの超大型巨人を使った賭け事を行いましょう。
セックスショーは30分間を予定しておりますが、ここで巨人が人間性を見せて射精を耐えたら
死刑執行は延期ということに致します」
ベルトルト「!?」
男「さすがに仲間と自分の命がかかっていれば、人外とはいえ耐え抜くとは思いますが……。
超大型巨人が射精するかしないか、しないか。さあ、どちらに賭けますか」
-
シーナ女性「なんだか、庶民のような賭け事だけど、化物相手になら調度いいかもね。
するに金貨1枚賭けるわ」
「しないに金貨2枚!」
「するに金貨1枚」
「するに金貨1枚」
「しないに4枚」
ベルトルト(射精すれば……死刑……殺す? 死刑……いつかはと覚悟していたけど、
こんな、戦士の誇りを踏みにじられるような死に方………。
僕のせいでアニが死ぬなんて耐えられないし、大体アニを汚すようなこと……、……)
アニ「ん……はん……うう」クチュクチュ
男「オイ、喜べよ。死ぬ前にいい思いさせてやるんだから」シュル
-
ベルトルト「!! 誰が喜ぶものか……、アニも僕も気高い戦士だ! 殺すならひと思いに殺せ! この悪魔の末裔が!」
男「なに言ってんだ、ねちっこい目で女型の巨人を見てたそうじゃないか。好きだったんだろ?
一発ハメたかったんだろうが」
ベルトルト「ふざけるな、僕がアニを見てたのはそんなんじゃない!」
男「オイオイ、立場わかってるか? この強力磁石、これを女型の巨人の頭にコツンと当てたらどうなる?
金属の針が動いて脳がズタズタになれば、すぐにでも殺せるんだぞ。
しかし、ハハ、こんな状況でも勃起させて、どうしようもないな。
……さあ、出揃ったようなので、始めましょう。女型の巨人ももう発情しきっております」グイ
アニ「あっ! ……ま、まだ……」トロトロ
男「このドレスは紐をほどくとランジェリーに早変わりします。さあ、世にも奇妙な美しい巨人のショーをお楽しみください」シュル
アニ「もっと……」スッ
-
ベルトルト(ライナーはもういない……今アニは思考できない……。死ぬにしても……彼女に情けないところを晒させるなんて駄目だ……!)グッ
ベルトルト「……っアニ、アニ! 目を覚ませ!」
アニ「ん……っ」
男「さあ女型の巨人、この男にまたがって、自分で広げて……そう……それで、……と言え」ボソボソ
アニ「はあ……、ねえ、見て」クパ トロー
ベルトルト(……! アニはこんなことを言わない……これはアニじゃない……アニ……アニ、必ず助けるから……!)
ジュプンッ
アニ「ふわあああっ」
男「では30分、スタートです」
アニ「ふあっ、あうっ、んんんッ」パチュン パチュン
・・
-
>なに言ってんだ、ねちっこい目で女型の巨人を見てたそうじゃないか
ワロタwww
-
はよベルトルト死刑見たいのではよ!
-
エロより惨殺が見たい
-
ベルトルト「う、……うくっ、」グスグス
アニ「ちょっと」
ベルトルト「!」
アニ「なに泣いてんの……」
ベルトルト「……!い、イヤ、……ごめ……」
アニ「無視しようかと思ったけど……あんまり長いから。さっきここ通った時からずっと泣いてるの?……今はライナーは来ないんだよ」
ベルトルト「わ、わかってる……、情けないね、僕」
アニ「別に。……ちょっと……鼻水シャツで拭ってるの?ハンカチは」
ベルトルト「えっと……持ってない」
アニ「あんた意外とおおざっぱよね……ほら」グイ
ベルトルト「うぶっ。あ、……ありがとう」
-
アニ「それ仕方ないからあげるよ。大分使い込んでるから、捨ててもいいと思ってたし……
返さなくていいから」
ベルトルト「え?だ、だけど」
アニ「いいって」ギロ
ベルトルト「……はい。ありがとう、アニ」
アニ「あんたさ、強いくせに、なんでそんなにおどおどしてるの……」
ベルトルト「はは……」
アニ「背だけはこんなに高いくせして……」
ベルトルト「……ごめん……ありがとう、励ましてくれて」
アニ「……」ハア
・・
-
アニ「ああっ、あんっ、き、気持ちいい……、これ、気持ちいぃ……っ」グリグリ ゾクゾク
ベルトルト「アニ、……ぐう……、しっかり、しっかりするんだ……、君は、君は戦士だ! 本当は気高い……!」
(ああ……、アニ、奥をぐりぐり押し付け……、呼吸を整えて……とにかく耐えるんだ……!
死刑執行を遅らせて……こうして呼びかけて彼女の目を覚ますんだ……)
アニ「ああっ、もっと、もっと!」パチュンパチュン
ベルトルト「ううう! う……!」
男「そろそろ10分か。だんだん、射精感ものっぴきならなくなってきたろうな」
シーナ男性「なかなか頑張ってるじゃないか。よしよし、そのまま耐えろよ」
シーナ女性「化物のセックスも興味深いけど、だんだん飽きてきたわね」
男「皆さん、まもなく10分経過します。これより5分おきに、「射精する」に賭けた皆様から、
射精を促したいというお気持ちが一番強い方に、お好きな刺激を加えて頂きます」
ベルトルト「……!?」
-
「銀1枚」
「銀2枚」
「4枚」
男「ではあなた。……。では、ご指示のとおり、女型の巨人にこちらの性具を用います」
アニ「あっ、……ふわああああっ!」ビクッ
ベルトルト「!? うっぐう!」(きゅ、急に締め……!)
アニ「〜〜っ、んんんーー〜っ、ああっ、〜〜あぁーーーーっ!」ギュウウウウ
ベルトルト「いっ、……ううう! あ、アニ、……ぐうぅうーーー!」ギリギリ
-
アニ「〜〜ひゃうっ、ううっ、アン、いく、いくうううっ! はあ、はあああ……ッ」パチュッパチュッ ……キュウウウウウウッ
ベルトルト「!? ううっ、ううううー! ぐううう!」ブンブン
アニ「はあ、はああ……ああ……」モゾモゾ
ベルトルト「……っかは、はあ、はああ……っ」
(なんだ今の、あ、危ない……っ、ほ、本当に出そうに……、これはマズ……、んん!?)
アニ「あんっ、あっ、アハッ、き、気持ちいいっ」パチュンッパチュンッ
ベルトルト「あっ、ううううー〜〜! ま、待ってッ、あぐ、ううう!」ギリギリ
(ゆ、油断し……で、出る! 出る、ううううううううう)
アニ「んんんッ、……はあー……」ギュウウウウ ヘタ
ベルトルト「〜〜〜〜〜ッ!! っぐ、うっぐううう……!!」ギリギリギリ ゾクゾク
男「では性具を外しましょう。残り19分です」
アニ「はあ、はあ、はあ、……っく」モジモジ
ベルトルト「はあッ、はああ……ッ」(19……、ま、まだ、そんな……、クソ、絶対、耐える、アニを戻す……戦士のアニに……!)
・・
-
ベルトルト(代わりのハンカチを買わないと……可愛いヤツあげたいな。ん?)
アニ「へえ……こういうのが……」
ミーナ「そうそう。可愛いでしょ?」
アニ「まあ……うん」
ベルトルト(わ。アニだ。……なんか隠れてしまった。別にいいんだけど)コソ
ミーナ「アニの村ではウェディングドレスってなかったの?」
アニ「うん」
ミーナ「内地の文化なのかな? まあシーナがどうかは知らないけど。
あ、これとか、アニに似合いそう」
アニ「そうかな」
ミーナ「色が白いから、本当に真っ白になっちゃうだろうね。いいなあ」
アニ「真っ白って……」
-
ベルトルト(真っ白のドレスを着たアニ……。綺麗だろうな)
ミーナ「着てみたくない? 可愛いドレス」
アニ「……別に……」
ミーナ「……」
アニ「まあ、……そりゃあ多少はね」
ミーナ「だよね!」
ベルトルト(可愛いの、アニも好きなんだ。似合うと思うから、勝手に可愛いのばっかあげてたけど……よかった)
ミーナ「それで、相手は誰がいい、なんてないのー? 好みだけでもいいからさー」
ベルトルト「!」
アニ「またそういう……。……自分がそうだからってんじゃないけど、色が白くて金髪の人がいいな。綺麗で」
ミーナ「へえー。赤ちゃんができたら、どれだけ色白になっちゃうんだろうね」スタスタア
アニ「……あのさ、わかってると思うけどお、掛け合わせたらもっと白さが増すとかそういうことは……」スタスタ
ベルトルト「……」
・・
-
ベルトルト「うー、……ううううー……っ」ギリギリ
アニ「はあ、はああ……、あ、あ、あんん……」ジュプッジュプッ
ベルトルト「んん! ……ぐうう……あ、アニ、アニ。しっかり……」(だんだんわかってきたぞ……、アニの動きのタイミングとか……、
予測がつけば、ある程度衝撃が和らぐ……)ハアハア
男「まもなく15分です。次は……。……はい、あなた。……。では再び、女型の巨人に性具を用いましょう」
アニ「あっ! あ、あはああ……」ビクッ
ベルトルト「っぐ……!」(またアレか! アニが絶頂するのに合わせて、力込めて……)ハアハア
アニ「〜〜〜あ、あ、あ! やあっくる! あああああああッ」ギュウウウウ ビクッ ビクッ
ベルトルト「んんう!? うっぐううううう!!」
(いいいい! い、いきなり、弾けるみたいに絶頂しッ……)
アニ「はあ、はあ、ああああ! ああん! うああああっ」ギュウウウ ギュウウウウ ギュウウウーーーッ
ベルトルト「〜〜〜〜!! っかは、ああ! ……うぐううううう!」(れ、連続……ッ)ギリギリ
アニ「はあ、はああ、〜〜〜うううううん!」クチュッ ギュッ ギュッギュッ
ベルトルト「〜〜〜ふっぐう! 〜〜〜!!」(い、いつまで、あああ、息できな……ッ、だめだだめだだしちゃだめ!!)ギリギリ
-
アニ「あああああんっ……」クタ
男「では外しましょう」
アニ「はあ、はああ……、ふわあ……、あッ」グリグリ キュウウッ
ベルトルト「うっぐ、ふううううー……、うーー……!!」ゾクゾク(落ち着け、落ち着いて、よ、呼びかけて……)
・・
-
ベルトルト(コレ……捨てないと汚いよな……アニのハンカチ……)
アルミン「ベルトルト!」
ベルトルト「! アニ」
アルミン「あ、ごめん。驚かしちゃったね。……この本返すよ」
ベルトルト「ああうん、わかった。……? アルミン」
アルミン「うん?」
ベルトルト「手、どうしたんだい? 怪我?」
アルミン「ああ……コレ、さっき訓練中にちょっとね」
ベルトルト「利き腕じゃないか」
アルミン「うん。僕もちょっと焦ったんだけど……同じ班の子が応急処置してくれたおかげで、なんとかなったよ」
ベルトルト「へえ……」
アルミン「もっと体力つけないとな……後半になるとふらついちゃって……。よかったら今度訓練に付き合ってよ」
ベルトルト「え、あ、うん。僕でよかったら……」
アルミン「よかった。じゃあまたね」バタン
ベルトルト「うん」
-
ベルトルト「……」
ジャン「……え? ああ、アルミンか、ブレードで掌切ってたな。アニが処置してたぜ」
ベルトルト「そうなんだ。わかった、ありがとう」
ジャン「……ははあ、おまえ、アルミンに嫉妬か」グイ
ベルトルト「! そ、そうじゃないよ。アルミンが痛そうだったから気になっただけだよ……」
ベルトルト(……な、なにやってるんだ僕は。アニが誰が好きでも関係ないよ。
僕は別にアニの恋人になりたい訳じゃないし……ただアニは唯一の仲間で何度も助けられてるから……。
いつか僕もアニを守れればって思ってるだけで……)
・・
-
男「では20分……、……。はい。ではそのとおりに、女型の巨人に指示してみましょう」グイ ボソボソ
アニ「?」ジュブ、ジュブ
ベルトルト「はーっ、はーッ……」(なにするつもりだ……、!?)
アニ「……」ズイッ 「んん」チュッ
ベルトルト「〜〜〜〜!?」(く、口に、キ……ッ、!?)ゾクゾクッ
アニ「んんう。んっ、ん。うむうっ」チュッチュ ズルッ、パチュンッ ズルッ、パチュン
ベルトルト「うぐう! ううっ、……ううーーーっ!」ギリギリ
アニ「んあ、うむうーーっ、んんッ、んう」ベロッ
ベルトルト「うぐっ!? うむっ、あ! うう、うあああ……ッ」(く、口の中に舌……っ、あああ、な、なんだコレ、ち、力が抜けるうう……〜ッ)ゾクゾク
アニ「あむ、ちゅ、うん。んっ、あっ、あっ、あ!」パチュンッパチュンッパチュンッ
ベルトルト「ふぐうっ! うあっ、あ、あああっ、うあああっ」(口が閉じれない、声が……、姿勢のせいで首も動かせ……ああああ!)
アニ「あ、ああっ、うああ、い、んあ、いいいい……ッ!」パチュンッ キュウ、ギュウウウウウ
ベルトルト「ああ、あああ! うあーーーーー!」(すごい締め……ッ、耐え、耐え……!!)ゾクゾク
アニ「んッ、ん……、ん? んんう……」
ベルトルト「はああ、……」(またなにか耳打ち……!?)ビクッ
-
ベルトルト「んん! うああああ、んうううう〜……っ」(む、胸を引っ掻いてる、ううう、も、もうこれ以上は……っああああ)ゾクゾクゾク
アニ「あう、うう、……ぷはあ、はあ、あはっ」ムク
ベルトルト「はあああ……、あぐっ、ああ……!!」(や、やっと離れ……、ん!?)ガシ
アニ「うんっ、あ、あ、あー! あんあんっああああ!!」パンッパンッパンッパンッ
ベルトルト「〜〜〜〜ふ、うぐううううう!」ブンブン(ひ、ひいい、休みがない、ここでこんなすごい動きッ……)
アニ「んあっ、あんっ、んむっ、キス、キス気持ちいぃ……っ」カプッ チュウ パンパンパンパン
ベルトルト「うあっ、んあ、はっがああああ……っ」(し、舌入れちゃ、だって、……アニは……僕なんかとキスしたくないのにっ……あああああ……!)ゾクゾク
・・
-
アニ「じゃあ、ライナーがいない場合の作戦はこれで決定でいいね」
ベルトルト「ああ……ごめん、君の負担が大きく……」
アニ「別に……。あんたこそ、ライナーと二人で大丈夫なの?いっしょにつぶれたりしないでよ」
ベルトルト「うん……大丈夫」
アニ「……それ、大丈夫って顔?」
ベルトルト「う、うん。……じゃあ戻るね。ライナー一人だと心配だし」
アニ「……」
ギュッ
ベルトルト「!?」
アニ「どう?」
ベルトルト「……な、……何が?」
アニ「? 戦士の訓練受けてるときは、よくひっついて暖をとってたじゃないか……。忘れたの」
ベルトルト「イヤ……覚えてるけど、そりゃ……。なんで今?」
-
アニ「誰かさんが冬でもないのに震えてたからね……」パッ
ベルトルト「……」
アニ「……ふ。震え止まった? じゃあね」パタン
ベルトルト「……あ……」
バタン
ライナー「ベルトルト。遅かったな。……どうした?」
ベルトルト「え?」
ライナー「何があったんだ。嫌に落ち込んでるじゃないか……大丈夫か?」
ベルトルト「なんでもないよ……」
・・
-
シーナ男性「あの男。口づけされた反応からして好意を持っていたんだろうな……。
あの娘で自慰でもしていたのだろう」
シーナ男性「だったら……」
男「25分……。……。ええ、では女型の巨人に指示しましょう」
アニ「はあっ、あんっ、……んんんっ」パチュンッパチュンッ ……キュウウウッ
ベルトルト「ぐうう、……っはあ、うーー…………!!」(あ、あと5分、5分だッ、はあああ……も、もう頭がおかしく……)ギリリ
アニ「……。……」グイ
ベルトルト「!」(ま、また身を乗り出して……口を閉じないと、)ギュッ
アニ「ベルトルト」
ベルトルト「!? えっ」
-
アニ「ベルトルト……ベルトルト、ベルトルト! ベルトルトおっ」ギュッ パンパンパンッ
ベルトルト「うぐっ、……う、ううううう!」(しょ、……正気になったんじゃない、言わされてるんだ、……これはアニの言葉じゃない……!)
アニ「あんっ、ベルトルト、べる、べるとるとおっあああっ好き、気持ちいい……ッ、!」ギュウッ
ベルトルト「ううっ、んんんん……!」(ち、違う……聞くな、これは意味のない、ただの言葉の羅列だッ、……!?)ゾクッ
アニ「あふっ、あんっ、ベルトルト、ベルトルト……っはあっ」ベロッ チュプッ クチュクチュ
ベルトルト「うううう!」(み、耳……ッ、耳に直接、や、だ、駄目だあ力が抜け……!!)ゾクゾクゾクッ
アニ「ベルトルト! ふああっ、気持ちいいよ、ベルトルト、の、おちんちん気持ちいい……ッ」
ベルトルト「うぐっ! ううっ、ううううう」(言わされてるんだ、アニは、違う、ちが……ああああ)ブンブン
アニ「あんっ、あんっ、ああ! ベルトルト、ベルトルトのおちんちんでイっちゃうよお、ふわあああッ」ズル、パチュン ズル、パチュン
ベルトルト「あああああ、アニ、アニ、やめ……、ああああ」(アニじゃない、アニはこんな、こんな子じゃない!僕の好きなアニはっああああ)
アニ「い、いく、いくうっ、ベルトルト、いっちゃうう……んあああああベルトルトおおおッ!!」キュウウウウウ
ベルトルト「うぐっ、ううううッ、〜〜〜〜〜!!」(あ、ああああ!? なんだこれ、だ、駄目っだっああああああああああ)ガクンッ
アニ「ああっ、ああんっ、ベルトルト! ベルトルト、もっと!」キュウウウウウッ パンパンパンパン
ベルトルト「うっぁあ!! ……ッ!! あああ! ああ、アニ、アニぃい!! ……!!! ……っぐ、……!!」ガクン、ガクッ ……ビュクビュクビュク
-
ポタ、ポタ
ベルトルト「……。あ”」
ドッ
シーナ男性「ほら、やっぱり名前を呼ばれたら勘違いをするんだ。馬鹿だね巨人っていうのは」
シーナ女性「はあ、あの男のせいで負けちゃったわ」
アニ「あああ……ベルトルト……ベルトルト……もっとしてえ……」チュ
ベルトルト「……」
男「おい、最高の思い出ができたな。さて……では、死刑執行ショーに移ります……。執行したい方は金額をご提示ください」
「金200」
「300」
アニ「ベルトルト……ベルトルトお、好きだよ……さっきの気持ちよかった……だからもっと……」
ベルトルト「ああ……アニ、ごめん……ごめんなさい……」
アニ「? ベルトルト……好きだよ……もっとしてよ……」
ベルトルト「ごめん……僕……僕、……あああ」
-
「金10000」
ザワッ
男「……金10000でよろしいですか」
貴族「ああ。その2匹はなかなか面白い。そのメスは調教されててなんでも言うことを聞くようだし」
男「ええ」
貴族「執行方法も指定していいだろ?そのメスにそのオスを殺させてくれ」
ザワッ
貴族「そこで死にたそうな顔をしているオスもうれしいだろう。な?」
ベルトルト「……!?」
男「では。……女型の巨人、これを使って、あれの首を切れ」
-
アニ「ええ……、なんで……、もっと、もっとセックス……」
男「おまえは巨人だ。殺人の快楽は性感を上回るぞ」
アニ「……本当に?」フラ
ベルトルト「……あ、アニ……」
アニ「これで切ったらいいの」
ベルトルト「アニ、あの、」ザクッ「……あ?」
アニ「……あはは! 切れた! おっきなおちんちんが! きゃははははっ」ケタケタ ヒョイ
ベルトルト「〜〜う、うぎ、うっぎゃあああああ!!」
アニ「アハハハあ、さっきだしたのが溜まってた玉の方もさばいてあげるよお!」ザク
ベルトルト「いぎゃあああああっ、ぐあああああああ」
アニ「ふふふ……ベルトルトお……」グチュグチュ
ベルトルト「いだあああっ、ぐううっ、あに、アニィ……!!」
アニ「ベルトルト」チュッ
ベルトルト「んぐッ! ううう……ぅうううううう!!」
アニ「わあ、ナイフがおちんちんの切り口からどんどん入ってく……っきゃはは」ズプズプズプ
-
ベルトルト(た、耐えろ、意識を保つんだ……少なくとも僕が死ぬまでアニは生きるんだから、そしたらなにか……。
なにかってなんだ。……なにやってるんだ僕は……僕はまた他力本願で彼女を)プチンッ「ぃっぎゃああああああ!!」
アニ「きゃははは、ナイフがお腹から生えてきた」
シーナ男性「見ろ……やはり巨人は異常だ」
シーナ女性「わたしたちのような良い趣味の持ち主でないと、吐き気をもたらしそうね」
ベルトルト「ぎゃあああああっ、いだあっ、アニ、アニいいいい!!」
貴族「メスに止めて欲しかったら、動物みたいに命乞いしてみろ」
ベルトルト「止め……、ああ、あああ……ッわ、……わん! わんわんわんわんわんっ、やめ、助けてえええええぎゃああああ!!」
ドッ
貴族「ほらほら、もっと鳴かないと死ぬぞ。そしたらメスの番だ」
ベルトルト「わんっわんわんわんっ、おごっ、あがああっうっぶうううううっ!! がああっ」
貴族「今の家畜の鳴き真似はなかなかうまいな」
ハハハハハ
-
ベルトルト「わ、わんわんん……ッおがあ」(ああああ……僕、僕死ぬんだ……仲間の手で……末裔の笑いものにされながら……。
こんなことしても……アニは助からないのに……僕が馬鹿なせいでアニは死ぬんだあ……)
アニ「きゃははははっ、血がいっぱい、おもしろーい!」ケタケタケタ
ベルトルト(あ……でも……アニの楽しそうな顔初めて見た……僕でアニが楽しいなら……それでもう……ああ……。
僕じゃ駄目なんだ……アニを守れないんだ……僕はアニのヒーローになんかなれない……)
「金20000!」
ザワッ
男「……ちょっと止めて。金20000ですか?」
兵「ええ。彼たっての願いなので」
シーナ男性「な、なんという……存じ上げないが、どこかの貴族のお方か?」
シーナ男性「隣の少年は、どこかの名家のご子息か……」
兵「執行は、この施設内の別室で行いたい。かまいませんか?」
男「……ええ。この地下施設内であれば、かまいませんよ」
ベルトルト「……がはっ。……ああ……?」(な、……なんだ。どうしてそんな大金、!)
カツン
-
エレン「……」
ベルトルト「……え、……エレン」
エレン「……このオスを連れて行く」
兵「ああ」グイ
ベルトルト「エレン? ……た、……助けてくれたのか……?」
エレン「……ハハハ」
ベルトルト「エレン?」
エレン「なに言ってるんだろうな……家畜の言葉はわかんねーな」ハハハ
・・
-
ベルトルト(……?)
気がつくと故郷だった。よく見る、ショーの夢……先日も見たその夢の続きのようだ。
司会者「では、ショーの方は終了です。オークションの方を始めさせて頂きます。
まずはこの美しいメス!」
「20000!」
「40000!」
ベルトルト「へえー……あのつがい、買えるんだ」
アニ「わたしたちのおこずかいでどうなる額じゃないよ」
ライナー「いいな。あの綺麗なメスなら、俺も欲しいぜ。いいケツしてるしさ」
司会者「では、続いてオス。いかがでしょう」
シーン
ライナー「はは、あいつしつけ悪そうだったもんな!」
アニ「綺麗じゃないもの……買うのなんてよほどのモノ好きだよ」
司会者「このオス、○○地区を滅ぼした一派の残兵とされております……つまりそういう憂さ晴らしにも……」
-
ライナー「あんなの言ったら逆効果だろ……ベルトルト?」
ベルトルト「欲しい」
アニ「はあ?」
ベルトルト「僕、あのオスが欲しい」
ライナー「……。故郷襲ったヤツの下っ端を捕まえてどうすんだよ?買ってもおまえが怖がるだけってのがオチだぜ」
ベルトルト「でも……」
マルセル「1000!」ハイ
ベルトルト「!」
ライナー「マルセル!?なにやってんだよ」
マルセル「よう。ベルトルト、よく頑張ってるからな。ご褒美だ、買ってやるよ」
ベルトルト「ありがとう……!」
アニ「……あーあ。本当に買えちゃったよ。どうするの?戦士の先輩に怒られるよ」
ベルトルト「うん……大丈夫」
ライナー・アニ「?」
-
屋外
ベルトルト「ここなら誰もこないね……」
マルセル「よいしょっと。袋に入れたオス、離していいのか」
アニ「まさか逃がす気?」
ベルトルト「まさか。だってこいつ悪魔の末裔で、僕らの故郷を襲ったヤツでしょ?」
ライナー「まあ、昔はな……今は一人でなにもできないぜ、こんなヤツ」
ベルトルト「ぐるぐる巻きにされてる……えいっ!」バシッ
男「うぶっ」
ライナー「べ、ベルトルト?」
ベルトルト「ああ……い、痛いよね?……ああ、でもなんだろう。ぞくぞくする」グリグリッ
マルセル「おいおい……」
男「ごっ」
ベルトルト「アハハ! 聞いた?こいつ、ごおっだって! 鳴き声みたい、やっぱり家畜だ!」ゲシッゲシッ
アニ「ちょっと……趣味悪いよ」
-
ベルトルト「あ、うん……そうだけど、だってこいつら僕らの敵だよ。こうなるのが当然だよ!」ゲシッゲシッ
マルセル「……まあベルトルトの言い分は間違ってはない」
ベルトルト「! そうだよね。ははは……あ、そうだ。小さいナイフ持ってるんだ、僕。
捌く人の真似、してみたかったんだ!」
ライナー「おまえ、血が怖いとか言ってたんじゃないのかよ……」
ベルトルト「そのはずなんだけど……。ねえライナー、抑えてて」
ライナー「まあいいけどよ」
ゴーリゴーリゴーリ
男「うごおおおおお!!」
ベルトルト「うーん、親指の骨って硬いなあ」
ライナー「……。おいおい、おまえ動くなよ。ベルトルトが怪我しちまうだろ」
アニ「……。ベルトルト、固い物を切るときは、こう……」グイ
-
ボキッ
男「あっぎゃあああああ!!」
アニ「力をかけるんだよ」
ベルトルト「あ、そっか。よし、じゃあもう一方は……」
ゴリゴリゴリ…… ボキッ!
男「うっぎゃあああああ!!」
ベルトルト「あはは、ざまあみろ、悪魔の末裔!」
ライナー「……おいおい、それくらいにしとけよ」
アニ「そうだよ……かわいそうだって」
ベルトルト「いいんだよ、僕らは戦士だから、どうせ後で皆殺しにするんだもん。1人くらい増えてもいっしょでしょ?」
ライナー「うーん……」
ベルトルト「お母さんの仇!お父さんの仇!村の皆の仇!はははははは!!」グサッグサッグサッ
-
アニ「……ん? 待ってよベルトルト、こいつなにか話したいみたい」グイ
男「あ……」ゲホ「……待て……やめるんだ……こんなこと……」
ベルトルト「……は?」ドスッ
男「ぎゃあああああああ」
ベルトルト「自分が口出しできる立場だとでも思ってる訳? 仇、しね、しね、しね! しねえ!!」グサグサ
いつも以上に、思い出していて気分が悪くなった。
そして違和感を覚える。
よく見ると、男は今の僕の顔をしていた。
・・
-
エレン「よお。起きたか」
ベルトルト「エレ……おごっ!!」ドスッ
エレン「おまえが気持ちよく死にそうだったからな。我慢なんなかったんだ」
ベルトルト「かは、っかは、……はー……っ」ヒューヒュー
エレン「ああ悪い、まだ治癒完了してねーのか。……ふんっ」グチュッ ブチブチイ
ベルトルト「うぎいっ!!」(う、腕が、裂けた腹に入って……ッ)
エレン「あったけーな。……おい、このまま修復してみろよ。いつでも心臓潰してやれる」
ベルトルト「がはっ、かっは……っ、おごっ……」
エレン「失神すんなよ」パンッ「なにしたいんだって顔だな。……別に俺はおまえに吐いてほしい情報がある訳じゃねーよ。
っつーかな、おまえが地下でゴロゴロしてる間に、状況は変わったんだ。
おまえらの故郷陣営と俺達は直に接触してるんだよ」
ベルトルト「!!」
エレン「末端の末端、ただの特攻隊の少年兵のおまえらに、情報的価値なんて最早一ミリもねーんだ。
穀潰しだし、とっとと殺したいんだけど」グチュ
-
ベルトルト「っうぎいいいいいいい!!!」
エレン「俺はお前にはもっともっと苦しんで死んでもらわないと困るんだ。ハハハ。母さんの仇め。
アニとライナーは許せても、ベルトルト、おまえだけはダメだ」
ベルトルト「がはっ、っかっは、ああああぁああ……」
エレン「どうだよ。心臓握られた気分は。……ああ、散々、偽物の心臓捧げてたんだし、
これだって偽物か? ドクドク動いてるけど」ツンツン ……グリッ
ベルトルト「うぎっ、うごっ、あがあっ、エレ、えれええええええッ」
エレン「アハハハ。今度心臓とってみるか。どこまで生きれるんだ、おまえって」
ベルトルト「あが、うがあああああ……」ガクガク
エレン「あ、なんだよ。聞こえてねーのか。……」ズボッ
-
ベルトルト「うぎっ、……ひがっ、」ヒューヒュー…… ジョボボボ
エレン「う。くっせえ……失禁してんじゃねーか。そういや射精はしても排尿はしてなかったな」
ベルトルト「う……、うう……」シュウウ
エレン「とっとと修復しろよ。そんで床綺麗にしろ。……ハハハ、おまえらの故郷との戦いにもきっと勝ってやる!
そして最高に絶望した気分、味あわせてやるよ」
ベルトルト(えれ……エレン……、こんなこと……言ったら怒るだろうけど……。
僕は訓練時代、本気で君が羨ましくて……素直に言うと憧れていたんだ……。
もしも兵士だったら……きっと本気で調査兵団に入ったろうな……君の演説に感動して……。
だけど今の君を見てると……なんだか昔の自分を思い出して……。
このままだと、すごくよくないことになる気がするよ……)
ベルトルト「かはっ、え、エレン……」
エレン「あ?」
ベルトルト「もう……こんなことやめるんだ……」
エレン「……」
ベルトルト「こんなことしてたら今度は君がっアァ!!?」ゲボッ
-
エレン「……もうしゃべれたのかベルトルト。ほら、汚物舐めて綺麗にしろよ」
ベルトルト「がはッ、え、……エレン……」
エレン「オイ聞こえてねーのか!? 人じゃないんだぞおまえは!」
ベルトルト「……っおえ、ぐ……」ベロベロ ズズズ
エレン「楽しそうな拷問受けてたよな……勘違いすんなよ、あんなモンで済まされねーんだよ、
テメーのしたことは……母さんの仇……絶対に許さねーぞ……」
・・
-
エレン「よ、ベルトルト。喉渇いてないか?」
ベルトルト「の、喉……?」
エレン「ほら、口開けろよ。あーん」
ベルトルト「え、あ、あー……」
ドロ ジュウウウウウ
ベルトルト「あっがああああ!!」
エレン「ああ、こぼすんじゃねーよ!全部飲み込めって!」グイ
ベルトルト「があああっぐあ、うがああああああ」
エレン「よしよし、そのまま……ほら、口に蓋をするぞ」ペタ
ベルトルト「んごあああ、うぶあああああああーーーーー!!」
-
エレン「どうだ、毒が腹を焼いてるだろ。うまいか?」
ベルトルト「あぎゃあああっ、おがああああっ!!」
エレン「じわじわ溶けていってるかな。修復とどっちが早いんだ?下手したら永久に焼きただれる続けるのかな」
ベルトルト「うがああああああっ」バタンバタン
エレン「アルミンが修復速度に興味持ってたみたいなんだよ。悪いな。……アハハハハ……、なに踊ってんだよ、おもしれーな」
・・
-
エレン「おいベルトルト、布団変えてやるよ」
ベルトルト「……っ、これ、剣山……?」
エレン「は? 布団だよ。拷問部屋に残ってたんだ、昔の拷問官の手作りか?趣味悪いよなあ。ほら、寝ろよ!」グイ
ベルトルト「ま、待ってくれ、……っあああああああ!!」ドサッ ブツブツブツツ
エレン「なんだよ、出るのか?」
ベルトルト「うぎっ、痛い、痛いいいいい」ヨタヨタ ザクザクザク
エレン「まあ掛け布団も味わえよ。ハンジさんがまだ使えるかわかんないって言っててさあ」ポイ
ベルトルト「ぎゃあっ!お、重い……ッ、いだいっ、いだいいいいいいい!!」グサグサグサ
エレン「アハハハハ。……不思議だなあ……くっだんねえことしてんのに。
この間抜けが超大型巨人で母さんの仇だと思うと、なんでかやめられないよ」
・・
-
エレンの拷問は3か月続けられ、あるときぱったりと止まった。
エレンが来なくなったのだ。故郷の陣営との戦いもいよいよなんだろう。
主戦力の彼は忙しいはずだ。
……僕はアニが心配で、脱出しようと強く願って、賭けのつもりで自分の手の甲を噛んだ。
ベルトルト「……?」
目が覚めると、僕は肉に囲まれていた。巨人になったのだ。
しかし、ずいぶん眠っていた気がする。這って巨人からでると、そこは外だった。
僕は巨人ごと、地下に埋まってしまったはずだった。でも、なにか奇跡がおきて、
こうしてでてこれたらしい。
外をしばらく歩いて、人通りのあるところに出た。
西暦を尋ねると、3年経っていた。傷は治っていても、化物地味た執着を持つエレンの拷問による消耗が激しく、そのせいで随分眠っていたようだ。
驚いたことに、ここは故郷だった。
故郷陣営は壁内勢力に勝利したのだ。壁内人類が、奴隷のように扱われている。
広間では拷問ショーが行われているらしい。
行ってみよう。
広間ではエレンの拷問が行われていた。
客席には着飾ったアニもいる。
僕は言いたいことがあったけど、結局遠くからそれを見ていた。
見ていた ああああああ
-
・・・
ハンジ「……えええーーーー!? ベルトルト殺しちゃったの!?
洗脳して戦力にするとか肉産生してもらうとか、家畜としては優秀だったんだけどなあ……。まあいいや。死体は蒸発した?」
エレン「はあ。……仕事で遠征して3か月ぶりに帰ったら勝手にくたばったんで、こっちもガッカリですよ。
あんなヤツが憎かった超大型巨人だったと思うと。本当に惨めで残念なヤツでしたね、ベルトルトってのは」
ハンジ「さ、3か月って……あー、うーん……、まあ今はいいや、それよりエレン、仕事だ。次の作戦だけど」
(最近、見回りが巨人がブツブツ言ってるのを聞いてたそうだけど……ベルトルト、孤独死してたのか……うわあ……)
エレン「ああ、それは……」
終わり
-
素晴らしいだか…エロはいらない
-
ミス
>>27
男「さすがに仲間と自分の命がかかっていれば、人外とはいえ耐え抜くとは思いますが……。
超大型巨人が射精するかしないか、しないか。さあ、どちらに賭けますか」
→
男「さすがに仲間と自分の命がかかっていれば、人外とはいえ耐え抜くとは思いますが……。
超大型巨人が射精するか、しないか。さあ、どちらに賭けますか」
-
エロも好きだぜ
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>>70はベルトルトの都合のいい妄想ってことか
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乙
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地下牢シリーズに似てる
-
>>77
お気に入りに入れてますが、勿論作者の方ではないです
パロディになっていたらすいません
-
>>78
あ、責めたわけではないんだ
過去作とかある?とにかく乙乙
-
わざわざ上げてまで言う事なんですかね?
別人だって事は分かり切ってる
"
"
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