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【Fate】オリジナル聖杯戦争作成スレ【二次創作】

1 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/20(土) 18:02:54 TGIEtb3Q0
このスレははFateシリーズの世界観を土台として
オリジナル聖杯戦争の設定・ストーリーを妄想する二次創作スレです。
妄想設定・小ネタの丸投げからSS・イラスト投稿まで、基本何でもあり。
ただし、Fate以外は簡便な。

次スレは>>980辺りでお願いします。

【注意事項】
1 投下されたネタの採用・不採用はライター・絵描きに一任する。
  自分の出したネタを使ってもらえなくても泣かない、怒らない。
2 スレ内作品の話題を他所のスレに持っていかない。
3 インフレや高CQ、最低は程々に抑える。

【製作の流れ】
1 世界観設定 : 物語の時代背景、聖杯戦争に至る経緯、聖杯を争う陣営等を設定する。
2 登場人物設定 : マスター・サーヴァント等のキャラクターを設定する。
3 タイトル決定 : 物語のタイトルを決める。原則として『Fate/〇〇』の形式を守ること。
4 プロット作成 : 物語のおおまかな流れを考える。見たいシーンを出しあうだけでもOK。
5 SS・イラスト作成 : 集まったネタを元にストーリーやイラストを制作する。スレで決まりきらない部分は投稿者の裁量に任せる。

【進行中の物語】
FATE/UNLOCK http://fateunlock.wiki.fc2.com/

新しい物語を始める場合は、まず世界観を提示しスレ内で議論を行って下さい。
既にストーリーが進んでいる物語でIFルート等を作る場合は副題(UBWやHFに当たる部分)をつけて下さい。
前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1354648004/l50


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2 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/20(土) 18:29:24 Ae0mYWQE0
>>1
せっかくだから新しい聖杯戦争の妄想でもしようぜ
前スレの最後の奴膨らませるのもいいし


3 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/20(土) 21:49:56 CacreryMO
その前に前スレ埋め立てないとな


4 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/23(火) 00:52:26 UslbcgVIO
前スレ最後のは、聖杯が汚れて反英雄やそういう側面のサーヴァントしか召喚できない。
ってやつだっけ?


5 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/23(火) 13:21:42 jLFVaH4Q0
ドリフターズの廃棄物さんちみたいのしか召喚できない感じ?


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6 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/23(火) 14:35:43 /ElKRoTs0
自然発生的に、その地に顕現した聖杯。
地に溢れた怨念や戦争の惨禍で死んだ人間たちの無念でいっぱいな、黒い聖杯。
詰まってる魔力的にアレなので、反英霊や野心家もしくは生前志半ばで非業の死を
遂げた連中が召喚されやすい。ちなみに黒太子のライバルはハサン達の王ニザーム。
聖杯戦争化したのは、主人公の先祖の魔術師が関わったため?

マスターが善人(国●なきの医者や善良な神父)なら、まともな鯖が出るかもね!
……すぐ死ぬだろうけど。


7 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/24(水) 19:01:27 mi3UOrLk0
黒い聖杯鯖案
【ライダー】
銀髪に碧い瞳、全身を黒のボディスーツで包みこんでいる。背は割と小さい
時空転移すら可能な謎の騎乗物の宝具を持つ
真名はグレイ、宇宙人の概念。本来、召喚など不可能な存在だが、
聖杯に溜まった「侵略者に対する恐怖」「未知なる脅威への恐怖」が集まり、ライダーという存在を形成している
願いは地球上の侵略及び侵略者の殲滅であり、侵略に怯える人間にとっての最強の反英霊と言える存在である
エミヤみたいに後半まで真名が出ないタイプ


8 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 00:37:34 npMorWYM0
とりあえず、【没鯖の墓地(仮) Fate/Asylum】のマスターと背景設定の案でも
役どころは、騒ぎを大きくして退場する人達を想定

中東のテロリスト/カウェー・ジャミル(仮)
中東圏で活動していたテロリスト集団のリーダー格。
髭を蓄えた三十代後半の男性。やや若く見える容貌、独特の陽気さとカリスマ性が特徴。
一見、社交的で好印象だが極めて冷酷で、攫った子供に爆弾持たせて、敵ごとドカンぐらいは平気で実行する。
魔術回路を保有、また現地に住まう呪術師との交流があり、それが聖杯戦争に関わる契機となった。
黒い聖杯については、限定的ながらも知識があり、先進国や魔術協会に対抗し得る戦略兵器としての活用を想定している。

テロリスト集団『良民による反支配集会』
某国政府の打倒を目的とし、政府と交流がある先進国に破壊活動を繰り返す、典型的なテロリスト集団。
宗教的な名分ではなく、悪質な政府の打倒による国民の暮らしの向上を掲げている。
(実際に政府打倒が生活の好転に繋がるかは別として……)
元から傭兵として、呪術師や死体目的の死霊魔術師を雇用していた事から、魔術協会に睨まれていたが、
近頃の派手な活動や聖杯戦争への参加で、本格的に介入対象として認定された。


9 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 00:53:46 9qnTcl3.O
メキシコやヨハネスブルグ並みに治安が悪い薬物や銃器が蔓延した街での聖杯戦争だな


10 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 00:54:54 9qnTcl3.O
ドリフターズの話は荒れるからやめーや


11 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 08:28:49 ljkrkxV60
黒い聖杯は五次みたいに願いが破壊にしか向かない設定かね


12 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 12:15:02 9qnTcl3.O
でも起源には行けるんじゃない?

世界を完全に滅ぼして、世界の終焉を観測して起源に至る、とか

願いは叶うけど他者を呪うことで叶える聖杯なわけだし

呪われた魔力の溜まり場に英霊の召喚の大魔法陣を置いて、起源に至ろうとするって感じじゃないか?この地で聖杯戦争起こした魔術師の思惑は


13 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 18:38:11 Mp.ETWKg0
【没鯖の墓地(仮) Fate/Asylum】マスター&サーヴァント案

遠江 千尋(トウノエ・チヒロ) 
現地に在住する日本人女性。年齢は18歳
綺麗な黒い髪を持ち、目の下に泣きぼくろがある整った容姿。未亡人のような儚い魅力を持つ
魔術に対して豊富な知識を持ち、魔道の血筋ではないものの優れた魔術行使を行うことができる
常識人のようだが薬物中毒者であり、特殊な薬物(魔術師の血を固めた物)によって無理やり魔術回路を開いている
薬物がないと狂乱と言っていいほど取り乱すが、本人は自身が異常者であるということを一切感じていない

ランサー
全身に拘束具をつけたボーイッシュな銀髪少女
真名はフェンリル 世界を喰らった神殺しの魔獣
触媒は朽ちたグレイプニル
サーヴァントの器に押し込められる事で、英霊に鋳直されたため霊格が著しく低下し、人間の姿をとっている。
普段は口数が少なく極めて大人しいが血を見ると性格が豹変、目につくもの全てを殺戮する狂犬と化す。
宝具は長大な骨杖 ヴァナルガンド・レーヴァテイン(神塁突き崩せし破城鎚)。


14 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 21:59:08 2D1Gkk6o0
主人公:
七代前が魔術師の一般人。既に血が絶えていて魔術回路は持たないが、
死徒化した先祖の魔術師と肉体的・霊的形質が完璧に適合するために
魔術回路を移植され、肉体を乗っ取られかけた。

死徒魔術師:
コラジンの地に聖杯戦争の術式を展開した立役者のひとり。
元は十字軍時代の騎士修道会の流れをくむ修道士兼錬金術師の家系
だったらしい。この地に聖杯が出現するのを予見していた。

政府軍
一族による寡頭政治を行なう独裁政権。聖杯の奪取を目論むが、
虎の子のM-1戦車中隊をたった一人のサーヴァントに壊滅させられる。

遊牧民の少女?
ニザームのマスター、自身のサーヴァントを神のごとく崇める。
目的は自身の民族の自由と独立。


15 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 22:22:12 9qnTcl3.O
英霊の魂を7つ揃えて解放して起源にって流れだと器がいるからな

創設者は実験や検証や願望器目的に作ったんじゃね?


16 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/25(木) 23:21:42 2D1Gkk6o0
魔術師たちの一派がかの地に黒き聖杯の出現を予期し、60年前ダーニックに
よって流出した聖杯戦争の術式を元に出現した聖杯を固定化する。
目的は根源への到達の実験と検証。ただ聖杯の出現した場所は呪われた土地
であり、怨念や無念に満ちた人間の魂を動力源としているため危険との声も。

聖堂教会は何らかの理由でこの聖杯戦争を危険視している?
テンプル騎士団絡み?


17 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/26(金) 17:48:54 hD.5u1Hg0
チンピライタ公
戦場で人がいなくなった住居を漁って日々暮らしている小悪党
本人曰く、「殺人と強姦以外の犯罪にはすべて手を染めた」らしい
先祖がこの地の聖杯戦争にかかわった魔術師の1人だが、本人は全く魔術について知らない
即席で魔術礼装を作成する能力を持つ

キャスター
中華服に十字架をぶら下げた男
真名は洪 秀全。自称イエスの弟にしてヤハウェの次男
と言いつつ聖書は読んでいないにわかクリスチャン
宝具は理想のキリスト教国家 固有結界・太平天国
一時的に仙人の姿をしたヤハウェを召喚し奇跡を呼び起こす
ただし、真のキリスト教徒には一切効果がない
座にはルーラーかセイヴァーで登録されることを望んでいる


18 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/26(金) 20:49:46 pHWYux9g0
黒い聖杯
呪われた地に自然発生、1000年近く魔力(怨念)が溜まってる。
術式は、第三次聖杯戦争より洩れた冬木の大聖杯をベースに構築。
魔術師たちが60年かけて築き上げた(ナチス・アーネンエルベが関与?)

大聖杯構築には地元の呪術師達が関与?
(呪術師の肉体を人柱に魔法陣として配置? ベ●セルクの僧侶の皮と骨
 で作った神像みたいに)


19 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/26(金) 21:52:22 pHWYux9g0
UNLOCK
セイバー:ワーカーホリック系ファザコン、ありあまる才能と可能性を武人という枠に鋳潰した傑物。
ランサー:後世の悪評で心の花が枯れた、可哀そうないぶし銀系名君。猜疑心の塊。
アーチャー:元祖新大陸系アウトロー、飲みのついでに撃ちあいをするヒャッハー人生を謳歌。
ライダー:たぶんおっぱい大きい、宝具が本体とか言うな。
キャスター:黒幕系愉悦クラブ会員。本気出すとか二流のする事、でも挑発に弱い。


20 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/27(土) 11:10:22 njuSsHWQ0
>>19
ランサーは悪評で心が折れた感じよりも月ヴラドみたいに
あんだけ厳格に裁いたんだからそういう言われもしゃあない
みたいなスタンスの方が器でかくてかっこいいと思うな
そもそもこいつ正義王っていう好評ももらってるし


21 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/27(土) 19:05:07 OD07UN5o0
心が折れたというより「いや、そう言われると分かってたけどさ…」的な意味で。
輝かしい英雄として歴史に刻まれた黒太子とは明暗が分かれたなぁ。

自分は偉大な王の代行をしているに過ぎない、と考えているレオスとは相性ピッタリかも。


22 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/28(日) 19:19:07 orMf0XBU0
フェンリル

怪物でありながら、自分を恐れずに餌を与え面倒を見てくれた戦神ティール
にのみ心を許していた。自身を枷で持って拘束しようとする神々に対し、その
目的を察しながらも、ティールへのか細い信頼で二つの枷の試練を受け、
どれも乗り越えた。最後のドラウプニルへの挑戦を受けたのも、「神々が
自身を繋いでも、ティールは最後に自分を助けてくれる」という儚い希望が
あったから。
そしてティールに裏切られた時、彼女は真の意味で魔獣となった。
彼女はマスターに対しかつて裏切られた信頼と愛情を求め、その為なら
どんな命令でも聞く。ただ、人間性を奪う拘束を外す命令だけは涙を流し
て止めるように哀願する。言峰やセレニケのようなドSなマスター向き。
ただし、その想いを「裏切られると狂う」。


23 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/29(月) 00:09:11 O6W0PMigO
舐めプするけど煽り耐性0って、面倒臭いな。


24 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/29(月) 20:04:59 hzjd8OQ60
ソロモン「煽ったね! 親父(ダビデ)にも煽られたことないのにっ!!」 CV.大型新人声優
……凄く頭は切れるんだけど、変なところで大人げないんだろうな。

で、本気になろうとしたところで黒桜に食われたりすんの。利口ぶってるぶん、うっかりより酷い。


25 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/29(月) 20:53:07 M09YTlYE0
まんま金ぴかなのは避けたいな
てか前スレが……


26 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/29(月) 22:39:26 hzjd8OQ60
金ぴかと違うのは暗躍や策謀が生き甲斐ということ。
自分は前に出ず、舞台裏でくすくす笑っている。それも勝つためというよりも
もっぱら愉悦のため。相手の心理の機微を読み 正確かつ巧妙に思考誘導して、
己の脚本のなかに絡め取る。その手管は完璧といえ、相手は気づかぬうちに
ソロモンの手の上で踊ることになる。

ただ退屈を嫌うためつねに際どい状況を選択し愉しむきらいがあり、脚本が破綻
する事が多々ある。また挑発を受けると、舞台裏から出て己が力を誇示したくなる
誘惑にかられる。


27 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/30(火) 00:01:34 CEB4gOm20
ランサーだけ更新、初めてWIKI弄った。もし時間があれば他もやってみる。


28 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/30(火) 01:20:55 VE1ZT0n60
>>27
非常に助かる


29 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/30(火) 19:57:57 CEB4gOm20
◆AWvm2QqdVs氏の最新作(一か月以上前)、更新しときました。
ついでに登場人物弄っといたのですが、内容的にアレなのでどんどん手直し
して下さると嬉しいです。あとランサーとライダーの真名は内緒にしときました。
実際劇中で判明するまで、ナイショってことで。


30 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/09/30(火) 21:32:55 oWTagUXU0
前スレ一から見直すのも楽しいな


31 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/01(水) 21:07:45 NA8JEcBk0
一通りキャラが出揃って性格把握出来たら色々妄想しやすいかもな
続き楽しみにしとるでー


32 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/01(水) 21:49:14 CN7t5uGA0
エウロペの天敵は五次のキャスターだったりする、あの人タロスキラーやし。


33 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/01(水) 22:14:28 CN7t5uGA0
セイバー  基本誰にでも合わせられる、ただマスターが外道だと曇る
アーチャー 悪党系と相性がいい、ただ龍ちゃんみたいなリョナラーにはキレる
ランサー  基本真っ当なマスターとなら無問題、悪党外道に何するか分からない
ライダー  魔力があって包容力のある人募集中、最強なんだおぢさんには無理
キャスター 基本マスターが酷い事になる。言峰なら平気そう


34 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/02(木) 20:08:13 hj7gD1VY0
ソロモン王の逆転裁判
犯人を一分の隙もない論理でじわじわと追い詰めていく、猫が鼠をいたぶるように。
謎を解く過程ですらドSなネウロみたいなもん。


35 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/02(木) 22:36:53 xggaluTQ0
裁判長はランサーだな


36 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/03(金) 20:11:27 xaWGXIeU0
弁護士は神父。
「だが罪は罪!!! 勇気あるあなたであるからこそ!! 神の与えしこの試練ぜひとも乗り越えていただきたあい!!!」

ひでえな、ぜんぶ極刑前提だよ。


37 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/04(土) 13:46:29 PKdSyaOw0
アサイラムのサーヴァント

アーチャー
政府軍のM1戦車中隊を、たった一人で壊滅させたサーヴァント。
体の半分が腐敗していながらも、巨大な弓を自在に操る。
たった一射で九台の戦車を破壊した。


38 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/06(月) 22:30:51 MaapgG820
【没鯖の墓地(仮) Fate/Asylum】

アポ世界の聖杯大戦世界、
世界中で小規模な亜種の聖杯戦争が行われる世界、中東某国に聖杯が自然発生。
だがそれは、戦争の惨禍と虐殺の血、地に溢れる怨念に満たされし黒き聖杯だった…

【黒き聖杯】
自然発生した聖杯、戦争の惨禍と虐殺の血、地に溢れる怨念に満ちた聖杯。
1000年近く魔力(怨念)が溜まってる。
術式は、第三次聖杯戦争より洩れた冬木の大聖杯をベースに構築。
この聖杯のベースとなったのが人間の"あらゆる災禍から逃れたい"という願いから生まれた
少女の姿をした神造兵装。人間にとってのあらゆる災いを受け止めてきた救世主である。
その後、この世に幾多の災禍をもたらした根源として殺害されてしまう。

十字軍時代、騎士団が彼女の残骸を崇拝していた呪術師の集落を襲撃した時の戦利品
としてアンティキオア王に献上。その後、当時教会の聖遺物収集をしていた錬金術師が
手に入れるも廃都ケラゼの遺跡に隠匿した。
錬金術師は黒き聖杯の出現を予言しており、子孫に"聖杯の獲得"を獲得するという課題を
遺してこの世を去り、彼の一族はその悲願を叶えるため行動するようになった。
しかし主人公の七代前で魔術師の血は枯れ、その家訓さえも忘れ去られてしまった。
死徒となった主人公の先祖を除いては。


39 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/07(火) 02:50:33 NZVGd4S20
聖杯が自然発生ってどういう状況?
冬木の術式を基に作られたならそれは人工の聖杯じゃね?


40 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/07(火) 17:57:27 q907jtp20
アサイラムのサーヴァント
バーサーカー
大きな鉤付きの杖を持った巨漢
杖を振り回し、敵のあらゆる部位を叩き破壊する
真名はイヴァン四世 モスクワ初代皇帝


41 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/07(火) 20:33:50 1lHvETFE0
>>39
周辺で大きな戦乱があるたびにゲラセの地に降臨する、教会に聖杯と認識された存在。
過去に二度降臨し、そのたびに大きな災いを引き起こした。
十字軍の頃にこれを目にした錬金術師の一派が研究を続け、60年前流出した大聖杯の
技術を模した術式で括ろうとしている。


42 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/07(火) 23:43:36 3W1ef24.0
千年前に自然発生したものを、冬木のシステムを使って降霊したり運用したりする感じか
これなら、矛盾がない感じに落とし込めそうは気はする


43 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/08(水) 00:35:31 oWBtv.0Q0
ケラゼって人住んでんのか?


44 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/08(水) 19:57:10 uhwaAeug0
リアルのコラジンことキルベト・ケラゼは●●ラエルにある古代遺跡。
でもこの場合のコラジンは中東某国の同名の街ってことで。人が住んでるかどうかとかは特に決めていない。
セイヴァーの相方のロンゲが伝道活動をしたが、結果が散々だったのでメタ糞に言われている。

元ネタはマグナス伯爵という吸血鬼小説から。小説中のコラジンというワード調べたら中近東某国だった
ので十字軍ネタと絡めてみた。


45 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/12(日) 06:34:15 YchVTUAE0
十字軍ネタにするならイスラム勢力もだそうぜ
ISIS並にキチってる原理主義過激派組織で
ソロモン王の時代より続く霊体の拘束・使役に長けた呪術師を擁し
錬金術士一派に協力して聖杯を制御する術式を構築するも
土壇場で裏切って聖杯を我が物にしようとする感じで
ちなみに教義的に預言者の血を受けただけの器が
万能の願望器の代名詞みたいに使われているのが気に入らないらしく
組織内では聖杯のことを『魔神のランプ』や『月の器』
核となった聖女を『マフディー』、サーヴァントを『ジン』と呼び変えている


46 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/12(日) 23:53:48 aKAzjWv6O
令呪を使えば、3回だけ願いを叶えてくれるんですねわかります


47 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/12(日) 23:56:05 2uTsWRuI0
「ソロモンの真鍮の壺」とか。
ゲリラと政府軍、サーヴァントの3つ巴みたいな。

ところでエウロペちゃんの活躍マダー?


48 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/13(月) 19:42:58 5jXkZsHA0
すべての災厄とされた少女と、彼女を閉じ込めていた聖域が黒き聖杯降臨の場所。
理不尽な死や自らに降りかかった悲惨な運命等すべての災いの理由を「●●が悪い」
という風に、スケープゴートたる少女に向けることで黒き聖杯は形成された。
千年分の呪いと怨念の結晶、さながら「悪縁如来」というべき存在。
これを聖杯の核として大聖杯という術式で括り、願望機に変えたのがコラジンの聖杯戦争。

この少女は人間の"あらゆる災禍から逃れたい"という願いから生まれた神造兵装であり、
人間にとってのあらゆる災いをその身に受け止めてきた救世主であった。
が、彼女に懸想したある青年が"境界から出してはならない"という禁忌を破り外に連れ出して
しまい、今まで彼女が封じていた災禍が流出させてしまった。
結果として彼女は、この世に幾多の災禍をもたらした災禍そのものとして殺害されてしまう。

かつての名はパンドーラー、万物を与えるとされたクレタの地母神レアーの映し身とされる。

(地母神レアーを崇めるギリシア人入植前のクレタ島を中心とする エーゲ海文明は、
 エジプトやシリア オリエント文明の影響を受けていたのでこじつけてみた。設定変えてもOK)


49 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/14(火) 22:42:20 tC1hQPC20
UNLOCKヒロイン
・タケルちゃん 社畜系セイバーなメインヒロイン、隠れファザコン?
・ウィンちゃん 毒婦と呼ばれるレジスタンスの女傑、ちょっと影薄い?
・人造真祖   瓶詰め偽アルク、ちょっとデザイン アイリっぽい?
・ライダー   箱入り系ダークホースヒロイン。ロリ巨乳?

・レオナ    ソラウ臭。
・ジェイミー  レズ要員、特技はアーチャーとの漫談。


50 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/15(水) 23:47:26 DxF2RerYO
>>48
そんな小説あったな。
一人に押し付けた理想郷。


51 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/16(木) 02:25:56 mQrCcGUE0
二日目 vsアーチャー 二層決戦

 サーヴァントとドラゴン・ワームとの激突により、見飽きたとも言える洞窟の風景は大きく変貌していた。
 巨大な体躯を持つ亜竜の活動により、地形の隆起や起伏は平坦に削られ、灼熱の吐息によって岩石は溶かされた。
 それらの爪痕は未だ収まっておらず、火花を散らしながら広大な洞窟の中を赤く照らし出している。

 火山洞か地底の地獄か。この世のものとも思えない光景を舞台に、二騎の英雄は互いに敵意を向け対峙していた。
 片や和装、それも中世以前の装束に身を包んだ黒髪の少女。剣士らしく、直線的な闘志を敵対者に向けている。
 対するは、西部開拓史に生きる無法者にして、ガンマン。少年ながら、不敵な態度で少女剣士の気勢を受け流していた。

「魔弾は尽く撃ち落し、切り伏せます。アーチャー、貴方の跳梁もここで終わりにしましょうか」
「分かっていないな。無理を通すからこそ、それは魔弾や魔技と呼ばれるのさ。その剣筋、撃ち抜かせて貰うぜ」

 サーヴァント達の口上を耳に入れつつも、高木は黙然とこの戦闘を分析していた。
 状況は決して不利ではない。というよりも、正面対決においてセイバーを凌駕するクラスは存在しない。

 アーチャー、ビリー・ザ・キッドは神秘こそ乏しいが、一時代の象徴と見なされる程の格を持つ英雄だ。
 決して容易な相手とはいえないが、それでも正面から戦えば勝てる、という事も同程度には確実な点と言えた。
 むしろ、現時点での不安は盤外に存在している。

(……向こうから開戦した意図が読めないな。敵対していても、『天の梯子』の完成を目指す立場は同じ。
 生かしておいて負担を押し付けるならともかく、こちらを消しにかかってくる理由が見えない。
 利用するにはリスクが高い相手だと思われたか、もしくはマスターを殺害しサーヴァントだけ奪う気か)

 そもそも、戦力的には複数のサーヴァントを有する西欧財閥側が圧倒的に有利。
 単にこちらを倒したければ、総出で叩き潰せばいいのだ。戦力を割く余裕がない場合は、撤退して状況の変化を待てばいい。
 それらの選択肢を無視して、あえて一対一で戦う悪手を打つ理由はあるのだろうか。

 と、疑問は尽きないが、眼前の問題にも対処しなければならない。謎解きも命あってこそだ。
 即座に判断を下すと、セイバーに指示を与える。

「セイバー、小細工の機を与えるな!」
「マスター、承知しました!」

 短時間で弾き出した、最善の方針は正攻法。地力で勝る以上、捻った策は必要ない。
 むしろ、時間と余裕を奪い、徹底的に相手の選択肢を奪う事こそが有効な戦術だ。

 踏み込みの音が高く響き渡り、セイバーが激流の如く直進する。標的を打ち砕かんとする猛威だ。
 アーチャーも無策ではない。瞬時にセイバーの眉間と心臓を狙い、二度銃声を響かせるが、弾丸は瞬く間に叩き落された。
 直進を止めるどころか、時間稼ぎにすらならない。

「打ち落としか。やっぱり、そう来るよなぁ」
「アーチャー、全力で止めろ」
「そりゃ無茶なオーダーだぜ、マスター」

 止まらない。セイバーは激しい風圧を纏い、間合いを一気に駆け抜けた。
 あと二足、人間の基準では結構な距離だがサーヴァントなら、それだけで踏破できる。
 近接戦では圧倒的に優位である以上、空間的な距離と勝利への距離は等しい。

 アーチャーも再び抵抗を開始する。銃による射撃――黒葛の鞘による迎撃。
 精密な射撃は、それを上回る斬撃により散らされる。その様は、数秒前の攻防の再現に見えた。しかし……


52 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:27:01 mQrCcGUE0

「……っ!?」

 砲撃にも似た鈍い轟音。続けて体に強い衝撃が走り、セイバーがその動きを一瞬止めた。
 正面から魔弾を撃ち落そうとした瞬間の事だ。攻撃が途方もなく、重くなっていた。

 アーチャーが続けて二度、三度と弾丸を放てば、セイバーはその悉くを鞘で打ち払い、迎撃に成功する。
 しかし、その一撃一撃の威力に鞘は震え、両腕が負担に悲鳴をあげる。直進は中断させられた。
 正面から打ち据え、威力を殺した筈だが、セイバーの細身は後退を強要されつつあった。

「威力が変動した……? いや、そうか。早撃ちの応用か」

 サーヴァントの飛び道具、特に弓兵のそれは弦を引けば引くほど、又は魔力を込めれば込めるほど力を増す、といった特性がある。
 要は弓弦の弾力の限界ではなく、サーヴァントの基本能力相応の威力は保障されるのだが、対価のない強化という訳ではない。

 大半の武術や武器にも言える事だが、一つの行動には予備動作が付き物だ。弓の場合、弦を引かなければ矢は飛ばない。
 そして、爆発的な威力の射撃を行う為には、相当な溜め、それを行う時間も必要となる。

 一級線のサーヴァントを屠るには、十秒から三十五秒ほど。
 しかし、数ある例外の一つとして、その時間の省略を可能とするスキルが存在する。

(高速準備、ランクはA。攻撃態勢に至るまでの時間を短縮するスキル。
 確認済みのスキルだけど、単に早撃ちや抜刀術のような奇襲に対応する技術と考えていた……)

 どうも見事に引っ掛けられた、という事らしい。
 ビリー・ザ・キッドという名を聞けば、大半のマスターが早撃ちの達人という点を連想してしまう。
 当然の判断ではあるのだが、そこに落とし穴が用意されていた。

 真名を晒せば、英霊の能力や弱点が露になる。それが常道とも言うべき、聖杯戦争のシステムだ。
 だが、逆に真名から来る印象を利用し、能力を秘匿、誤認させるといった発想もあるのだろう。

「やってみれば、意外に無茶でもなかったなぁ。いや、心臓に悪い思いをして損したぜ」

 少年の顔立ちに憎らしい笑みを湛え、アーチャーはぬけぬけと言ってのけた。無論、予期していた展開に違いない。
 発言内容は惚けているが、同時に放たれる銃撃は凄まじいの一言だ。
 十分の一秒の速度で、多大な魔力が収束し、標的に向けて射出される。

 セイバーも動かぬ的ではない。左右に跳び、強烈な射撃を回避しようと試みるが、その全てが無駄に終わった。
 いかに動き回ろうと、魔弾は吸い込まれるように、セイバー目掛けて飛翔する。

 必然的に回避ではなく、木製の鞘で防御するしかない。二発の魔弾を叩き落すが、その動きに以前ほどの冴えは無かった。
 一発一発の重さが、セイバーの消耗を招いているからだろう。

(劣勢……いや、アーチャーの魔力は最低値。マスターからの供給量が高いとしても、長く持つ数値じゃない。
 こちら以上の速度で、相手側は自滅へ向かっている)

 アーチャーの攻勢は凄まじいが、その反面、持ち堪えるだけで攻略できる、という欠点があった。
 決断に備えて、軽く並列思考を走らせ、幾つかの選択肢とその結果を演算する。

 ほぼ同時にビリーの愛銃、サンダラーM1877が咆哮と魔力の残滓を吐き出し、一際強力な魔弾が発射された。
 すでに回避は不可能と割り切り、セイバーは足を止めて弾丸を迎え撃つ。

「くっ……」

 激突、破壊力が一点から空間を貫く。足場の岩石が砕かれ、洞窟内の周辺を揺るがせた。その余波はもはや小規模な地震に近い。
 結果はセイバーがやや劣勢か。攻撃そのものは防いだが、威力に押し切られ、後退を余儀なくされた形だ。
 両脚を起点に足場が抉られ、破壊痕が二本の線を描いている。


53 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:27:57 mQrCcGUE0

 発射から着弾、瞬く間の時間ではあったが、無数の想定を乗り越えて演算は終了していた。
 弾き出された結論は、当初の想定とは真逆だ。

「セイバー、ここは無理やり突破する! 巫術でこちらに合わせて欲しい」

 意外そうな顔をされるか、とも思ったがセイバーは即座に頷くと、次の射撃を警戒しつつも機会を窺い始めた。
 おそらくは経路(パス)から思考を察していたか、彼女自身、似たような結論に達していたのだろう。

 アーチャー達はあえて長く保てない戦法を選び、こちらの能動的な行動を封じ込めようとしている、というのが先程の思考の結論だった。
 現状の攻勢は激しいが、セイバーを仕留めるには至っていない。
 となれば当然、別の勝ち筋を用意してくる事は明白だ。

 多少、無理をしてでも時間を稼ぎ、隙を見計らって〝二十一の銃殺〟で勝ちを拾う。というのが、アーチャー達の想定だろう。
 ならば、こちらは最初の予定通り攻め続け、小細工の機を与えなければいい。

「Repaint! Quartz feather!」(変色せよ、水晶の羽!)

 攻性呪文が霊子に介入するプログラムである以上、唱える言葉は必須ではない。円滑に事を進める為の、自己暗示のようなものだ。
 瞬く間に術式の影響が広がり、霊子空間上の大気が改竄されていく。

 結果、一帯に生成されたのは酸素と水素の混合ガス。だが、ドラゴン・ワーム戦とは大きく異なる条件が一つある。
 標的がサーヴァントと、そのマスターであるという事だ。

「ちっ、ジェ……マスター! コードキャストの射程から離れてろよ!」

 アーチャーが珍しく、余裕を置き去りにして、鋭い警告を発した。
 その変化は決して派手ではなく、目にも映らないが危険性は計り知れない。
 高濃度の酸素は人体にとって極めて有害。最悪、一瞬で意識喪失から死に繋がるケースもあるのだ。

 基本的に人間であるマスターには極めて有効な術だが、無論サーヴァントに大した影響はない。
 霊体である彼らにとって呼吸は生存の絶対条件ではなく、神秘に無縁の毒素も彼らには通用しない。

 ただ、それを踏まえた上での追撃も控えているのだが。

「火之迦具土神に畏み申す――」

 純粋に武の役割を持つ構えから、どこか静粛な姿勢へ、セイバーは切り替えると携えた黒葛の鞘で軽く足元の空間を払った。
 いや、基盤に則って言えば、祓ったと称するべきか。

 この一言と一動作で、彼女の巫術は完成していた。
 瞬く間もなく、足元から灼熱の炎が立ち上り、人体を楽々と呑み込む規模と勢いでアーチャーに襲い掛かる。
 竜の吐息には劣るものの、最新の火炎放射器を上回る災厄だ。

 そして、アーチャーの周囲一帯には極めて強力な可燃性のガスが拡散されている。

 次の瞬間、膨大な熱量が爆散し、閃光がその場全ての者の網膜を焼いた。爆音が聴覚を貫き、洞窟に反響し続ける。
 巫術によって放たれた炎は水素と酸素を貪欲に飲み干し、一瞬ではあるが竜炎に迫る程の規模まで膨れ上がっていた。

 赤から橙、そして白へ。爆炎は鮮やかな色彩を描き出したが、光度が強く、その美景を鑑賞する事は難しい。
 この瞬間は腕で目を覆っている状態だ。干渉の残滓や触覚から得られる大気の情報を通して、敵情の演算も怠らなかったが。

 今起きた爆発はセイバーの巫術を、化学反応で広域化したもの。元がサーヴァントの攻撃である為、アーチャーにも有効だ。
 未だ、視力が回復できていない状態だが、この攻撃を受けたアーチャーの状態は完全に把握できていた。

 結論として、被害は極めて軽微だろう。有効だとしても、対処できない訳ではない。

「耐火の攻性呪文、か……」

 ドラゴン・ワーム戦で弓のマスターが、一通りの補助呪文を使用できる事は把握できている。
 その中で特徴的なのが、火炎耐性のスキルを付与するというもの。
 前回の戦いで見せたコードキャスト同士の戦いとなったが、この流れは必然なのだろう。

 事実、アーチャーは付与された耐性とクラス別スキルの対魔力の恩恵で、大半のダメージを無効にしていた。


54 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:28:51 mQrCcGUE0

「見向きもせずに言い当てるとは驚かされたよ。しかし、攻め手の結果は残念だったな。浅地高木」
「いや、一度見せたもらった術だからね。当然、予想くらいはしている」

 どうにか視界の調子を測りながらも、ホムンクルスの女性に対して笑い返す。
 狙った訳でもないが、ばさりと風を打つ音がしたのは、それと同時の事だった。

 頭上、見上げればワイヤーフレームで構成された、鳥状の3D構造体が多数。翼をはためかせ飛び回っている。
 もちろん、こちら側の攻性呪文で生成された物体だ。

 アーチャー達が意識を向ければ、人工の鳥達は動きを止め、空中から落下し始める。
 当然ながら、鳥を模しただけの構造体ではない。一定条件で起爆し、霊子情報を破壊するロジックボムが仕込まれている。
 侵入直後、爆弾魔から盗用した対サーヴァント用の構文を用いているため、アーチャーが相手でも決して無力ではない。

(……といっても、本命はセイバーの方だけどね)

 アーチャー達が飛行する構造体に気を取られた瞬間、その間隙にセイバーは放たれた矢のように駆け出していた。
 そのまま勢いを落とす事無く、アーチャーに接近しようと試みる。

 本来、アーチャーの射撃能力が障害となるのだが、今はセイバーに対処すれば頭上から迫る爆撃への対処が遅れ、
逆に爆弾を迎撃すればセイバーの接近を許す事になる。
 いわば、二律背反の苦境に追い込んだ形だ。

「そうか、炎を目眩ましに……アーチャー、対処しろ! 両方ともだ!」
「勇ましい所、悪いんだが……俺を願望機か何かだと思ってないよな。どうも指示じゃなくて、要求が飛んでるようだが」
「魔力Eで俗欲に塗れた聖杯か。アーチャー、君はもう少し身の程を知るべきだと思う」

 難題を吹っ掛けた直後、そう真顔で言い切ったマスターに対して、若干アーチャーは怯んだが、対応は迅速だった。
 新たに右手で拳銃を抜き放ち、左の銃をセイバーに、右の銃を頭上のロジックボムに向ける。
 ――二丁拳銃。

 巧みに足元など対処しにくい部位を、的確に狙い続けることでセイバーの足を止める。
 一方、爆撃への対応はさらに容易だ。等速で落下する物体など、数がどうあれ一息で全てを撃ち抜ける。

 雷のような銃声が何重にも反響し、その度に複数のロジックボムが打ち抜かれ爆散、空中に情報のノイズを残し消滅する。
 爆弾の情報汚染に頭上が染め上げられたが、唯一つもロジックボムが地面に到達する事は無かった。

 二つに増えた銃口の双方をセイバーに向け、普段通りの快活で憎らしい表情で笑いかける。

「ま、隠し弾って程でもないが曲芸の内かね? こいつを使えば攻め手は二倍。このまま、押し切らせて……」
「アーチャー、まだだ! 上から次弾が来る!」

 情報汚染のヴェールに遮られ、視認不可能となった領域から、さらに鳥状の3D構造体が抜け出し、滑空する。
 仕組みは簡単。アーチャーが撃墜を開始し、情報汚染が始まった直後、一部の鳥達の動きを再開しただけだ。
 それだけで相手の視界を逃れ、次の手に繋げる事ができる。

「っ! 随分と執拗(しつこ)いじゃねーか! お前よく性格悪いって言われるだろ!」

 同じように素早く片方の銃を向け、迎撃を開始するアーチャーだが今度は条件が違う。
 第一に地上までの距離が短く、第二に単なる落下と滑空では軌道がまったく異なる。
 そのうえ、落下する構造体と滑空する構造体を、織り交ぜて仕掛ける悪辣さだ。

 それでも高速射撃、という範疇でビリー・ザ・キッドの右に出る者は居ない。
 心眼スキルと並外れた技量の成果と言うべきか、人造の鳥は次々と撃墜されていく。


55 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:30:06 mQrCcGUE0

 周到な二段構えの策でも、アーチャーを攻略する事は叶わない。
 術者以外の誰もがそう思った所で、さらなる罠が稼動した。

「なっ――!?」

 基本的に3D構造体は点と線で構成され、それが画像/質感(テクスチャ)や光源(ライティング)等で装飾される。
 今回、放たれた鳥は骨組みのような線だけで構築された単純なデザインであり、その線をワイヤーフレームと呼ぶ。

 それが――瞬時に解け、無数の糸となってアーチャーと、そのマスターに襲い掛かった。
 空中を飛び続ける構造体も、撃たれ地に落ちた構造体も一斉に変貌した。
 これが炎の目眩ましから始まった攻勢の終点だ。

 アーチャーの反応は高速だったが、数の暴力と不意打ち、さらにセイバーへの警戒も怠れないとなれば、さすがに限界にも達する。
 それに加えて、相性も悪い。剣ならば糸を断ち切れるが、銃弾で同じ事は不可能に近い。
 マスター、白い女性の方もアーチャー以上の対応はできない。拘束されるのも、時間の問題と思われた。

 糸にサーヴァントを長時間拘束する強度は無い。が、ほんの一秒か二秒、動きを止めるだけで十分。
 その短時間でセイバーが必殺の距離に到達する。

(…………)

 半ば、無意識に令呪の宿る腕を持ち上げる。
 この状況は相手側が〝二十一の銃殺〟を使うか、令呪で脱出等を命じれば、覆す事は可能だ。
 他にも未知の手段を使って、この状況を打破してしまうかも知れない。

 しかし、その素振りを見せた瞬間に令呪で対抗――例えば、時間を与えず斬れ、とでも命じれば優位は揺るがない。
 チェックメイト。分割思考による演算もあらゆる局面で、アーチャー達の敗北を予見していた。

 そして、疾風と共に、何かが断ち切られる音がした。
 セイバーの一撃、ではない。彼女の得物が木製の鞘である以上、放たれるのは打撃になる。決して斬撃は主ではない。

 断ち切られ、根底から拘束能力も破壊された糸は存在を維持できなくなり、微小な霊子となって消滅していく。
 アーチャーも彼のマスターも、呪縛から解き放たれていった。
 斬撃の主は、武器である刀剣を一振りすると、自分でも意外そうに呟いた。

「まさか、技術部やドクターの発明が役立つとは……正直、ギミック路線が行き過ぎていて、扱いに困っていたが」

 アーチャーのマスターが振るったのは、極小の細剣(エペ)。
 見た所、素材は合成繊維。剣状に固定もできれば、折り畳んだり巻き付ける事による収納も可能。
 金属探知機を始めとする複数のセンサーを無力化する暗器だ。

 それらの物質的な機能を持つと同時に、「拘束解除」のコードキャストを内蔵した礼装でもある。
 刃物であるとはいえ、あっさりと拘束を破壊できたのは、この機能を使ったからだろう。

「……電脳空間では普通、圧縮して持ち歩くよね」
「苦情はドクターか祖国の技術部門に言って欲しいな。断言しておくが、私の趣味じゃない」

 圧縮した礼装を解凍する、といった前兆が無かったため、こちらも令呪で詰める機会を失ってしまった。
 質量を圧縮して持ち歩ける環境にあるため、実用性を落としてまで隠匿性を高めるという発想は出てこない。
 これは超絶的な技巧や才能に戦慄させられたのではなく、唖然として開いた口が塞がらない、といった類の事柄だ。

 この世界に例外的な人種は二種類いる。上に突き抜けた天才と、明後日の方向に突き抜けた変人だ。
 時折、前者よりも後者の方が、派手に計算を叩き壊すのだ。


56 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:30:55 mQrCcGUE0

「さて、と。散々に翻弄してくれたが、そろそろ返させてもらおうか!」

 仕切り直しと言わんばかりに、アーチャーはセイバーに二つ銃口を向け宣言した。
 雷声が多重に木霊し、高速で魔弾が連射される。威力も速度も機関銃どころではない。

 前回とは違い、強力な弾丸を確実に命中させるのではなく、数で押す戦術だ。
 セイバーは右手側に向かって疾走し、大半の魔弾を回避し、残った弾丸も撃ち落していく。

 おそらくは、こちらの戦法の方がまだ魔力消費が少ないのだろうが、セイバーを止められなければ意味がない。
 機会を窺い、セイバーが距離を詰めようとした瞬間――うって変わり、強力極まりない魔弾が打ち込まれた。

 それもどうにか黒葛の鞘で防御し、無傷でやり過ごすが接近の機会は失われていた。

「今度は強弱を混ぜてきましたか……」
「まともにやり合ったら身が持たないんでね。せいぜい遊んでやるよ」

 巫術で遠距離戦に持ち込む、という手もあるが、その距離での戦いはやはり弓兵が有利だ。
 セイバーは改めて黒葛で封印された鞘を翻すと、覚悟を決めて再び疾駆し始めた。

 その一方で、サーヴァント間の戦闘と並行して、マスター達の攻防でも幕が上がろうとしていた。

「浅地高木、君の手口は見せてもらった。おそらく純粋なハッカーとしても、マスターとしても私は君には及ばない。
 しかし、一対一で殺し合いをする、となればどうかな?」

 白い女性の手元で圧縮済みのデータが復元されていく。無論、戦闘用の魔術礼装だろう。
 この一点こそが、侵入者である自分と正規のマスターの致命的な戦力差だった。

(……非正規の侵入者は礼装を持ち込めない)

 厳密に言えば、極めて困難というだけであったのだが、唯一の突破者である自分に不可能な事だったのだから、結局は同じだ。
 保安者のハサンが完全に予想外の存在だった事もあって、小細工する余地も失ってしまった。

 現状、使用しているコードキャストは全て脳の容量(キャパシティ)で書き上げたもの。
 即席のプログラムと正規品とでは、大半の場合、後者が優れている。
 実力さえあれば、埋める事は可能な差ではあったが、やはり複数の魔術師が時間を掛けて作り出した礼装を相手取るのは厳しい。

 そうした事情は当然把握しているのだろうが、アーチャーのマスターが取り出した礼装は無骨で巨大な鉄塊に見えた。
 ずしりと軽く地面に走った振動は、その礼装の壮絶な重量を反映していた。

「M61バルカン、最新モデル……自律機能は付いているが」

 巨大な銃身を幾つも束ねた代物を、機械的な台座とアームで持ち上げている。
 台座の詳細は不明だが、銃身の方はローマ神話の火神から名を取られた、極めて有名なガトリング砲。

 銃を取り出してくる、というのは想定の内だが、これは機関銃ではなく機関〝砲〟に分類される兵器だ。
 本来は航空機に搭載されるような代物で、個人が携帯し扱えるような規模ではない。
 目の前の現実のように、霊子世界では事情も変わるのかも知れないが。

「対人には過剰威力なのは分かっているさ。これは本来、派手な騒ぎを起こす為の道具だ。
 でも、押し付けられた以上、使うしかない。という考え方もあってね」

 こちらの半ば呆れた視線に気付いたのだろう。白い女性は弁明するように言葉を連ね……
 一切の躊躇もなく、機関砲の形をした礼装を稼動させた。


57 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:31:40 mQrCcGUE0

 金属で構成されたアームが巨大な銃身を持ち上げ、自動でこちらに照準を向ける。
 直後、束ねられた銃身が回転し始め、盛大に火を吹いた。
 そこに英霊達の闘争のような、技術もなければ気勢もない。ただ淡々と死を量産し続ける殺戮兵器だ。

「洒落になってない……!」

 サーヴァント程の戦闘能力があれば、正面から拮抗する事すら可能だったかも知れない。
 しかし、身体的には浅地高木は超人ではなく、機関砲は無数の弾丸をばら撒き、人体を瞬時に粉々にする事ができる。

 アームの形状、ガトリングの重量や射線、内部構文を書いた開発者の想定。それらを全て認識、あるいは推測し結果を演算。
 最善のルートを計測し、慌てて走り出す。
 それでも、人間の身体能力で完全な対処は不可能だ。幾度と砲撃が掠め、その度に肉と皮膚が弾け、血潮が宙を彩った。

「It is halved. It is chain……!」(重力拘束、係数半減……!)

 おそらく、対物理防御は施されていると考え、術式による物質改竄を仕掛ける。
 その中身は重力による負荷の半減だ。成功さえすれば、いかに外部からの防御に優れていようと、
機関砲自体の反動で自滅させる事ができる。

 しかし、即席のコードキャストは呆気なく対改竄プロテクトに弾かれてしまう。
 この機関砲を改造し作り出された礼装は、電子戦の対策まで完璧に備えているらしい。

「――対象設定、アーチャー。魔力増強を実行する」

 その間にもホムンクルスの女性は単純な強化呪文を発動していた。
 可視化されたプログラムがアーチャーを囲い、魔力のランクをEからDに引き上げる。

 最低から、その一歩手前になっただけのように見えて、その差は大きい。
 今までは高威力の魔弾を放つ為の魔力消費が不安視されていたが、それが解消されてしまった。さらなる威力増強も見込める。

 これが自律兵器と化した機関砲の厄介な点でもあった。
 一度、稼動させてしまえばオートで敵を認識し戦闘を代行してくれる為、術者は並行して別の行動を取る事ができる。
 こちらにとっては強力な敵が一人、増えてしまったようなものだ。

(でも、その判断……すぐに後悔させてやるよ)

 別の可能性を提示するなら、アーチャーのマスターは機関砲と共同して、さらに激しく攻撃する事もできたはずだ。
 それをせず、アーチャーの強化を優先したという事は、こちらを甘く見たという事に他ならない。

 銃撃に晒され、多くの傷を負い、体は限界に達しつつある。もはや自身の血で作られた真紅の霧に包まれながらも、一つ覚悟を決めた。
 演算による勝敗予想などお構いなし。自分の知る最大威力の術を叩き付ける。

 空のオブジェクトを生成。借り受ける形状は幼少時に見知った『黒い銃身』。
 銃弾には侵入時にプロテクトを破った複合攻撃、爆弾魔のロジックボム、二つに更なる改良を加え、ねじ込んだ。

「Trace――Barrel Replica!」(投影――バレル・レプリカ!)

 攻性呪文により、恐るべきプログラムを内蔵した銃弾が唸りを上げて射出される。
 ハサンには簡単に回避されてしまったが、機関砲はアームの稼動範囲でしか動く事ができない。命中は容易だ。

 ある程度、迫った所でM61バルカンに施された物理防壁が見えざる手で、銃弾を押し留めようとしてくる。
 魔力を散らしながらも、銃弾の勢いと防壁は拮抗したが、次の瞬間には凶悪なプログラムが防壁を侵食し、強引にそれを破棄。

 無数の破壊と悪意を秘めた弾丸は、勢いを殺す事なく直進し、礼装と化した機関砲に突き刺さった。
 クラッキングを受け、鉄塊の表面が水面のように波立つ。電子空間上での齟齬が生じたのか、質量が歪み、青白い火花を散らした。

 結果、炎を伴わない爆発が起こり、ほぼ全壊しガラクタとなった機関砲を空中へと吹き飛ばしていた。
 この勝敗は特に演算していなかったが、落下位置はすでに計測、誘導済みだ。
 場所はアーチャーのマスターの頭上。


58 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:32:26 mQrCcGUE0

「これは、やってくれたな……!」

 緩やかに回転しながら、飛来してくる大質量の鉄塊を見て、アーチャーのマスターは動揺の色を隠せなかった。
 サーヴァント達の戦闘に気を取られていた為、わずかに回避動作が遅れる。

 そのまま押し潰される、とまでは行かなくても重傷は避けられない。と思われたが、白い女性は手に持つエペを咄嗟に構えた。
 礼装としての機能の一つか、一振りする事で斬撃を飛来させ、僅かながら落下点を逸らす。
 直後に地面に身を投げ出し、間一髪の所で回避に成功していた。

 完全に無防備な体勢。仮に追撃していれば、確実に倒すことが出来ていたのだろう。
 だが、その時間は無かった。今度はセイバー側の戦況が悪化していた。

 二丁拳銃、加えて魔力の上昇。さらに弾幕を超えられず消耗だけが蓄積していく。
 セイバーが接近を試み、アーチャーが射撃でそれを阻む。五分であった攻防が、次第にアーチャー側に傾きつつあった。

 これで何度目の事か、さらに威力を増したアーチャーの射撃を受け止め、セイバーは呼吸を整える。
 わざわざ、呼吸を整えなければならない、という事は既に乱れつつあるという事だ。

 魔力供給が十分である限り、サーヴァントは継戦能力においても人間を遥かに上回る。
 にも関わらず、疲労が見え始めているという事は、かなりの速度で消耗している証左だった。

「随分と粘ってくる……が、銃弾落としの芸も見飽きたぜ。ここらで風穴を開けさせてもらおうか!」
「ここで仕掛けるつもり、ですか……」

 古風な回転式拳銃が残り火に照らされ、妖しく煌いた。
 不吉な予感にセイバーが呻いた直後、アーチャーが持つ拳銃の弾倉に凄まじいまでの魔力の高まりが感じ取れた。
 宝具の前兆、戦慄に周辺の空気が凍て付いたかのような錯覚を覚える。

「〝二十一の――」(サンダラー――)

 前回の戦闘においてはドラゴン・ワームの心臓を撃ち砕いた、必中にして万能の魔弾。
 それが再びセイバーを標的として、牙を剥こうとしている。
 対するこちらの判断は咄嗟のものだった。

「Survey.Jade bird!」(観測せよ、翡翠の鳥)

 耐久の位階を一段階引き上げるコードキャスト。構文を模った魔力がセイバーに流れ込み、肉体や防具を補強していく。
 初戦、暗闇で一方的に奇襲された時と同様の術式だ。

「――――」

 セイバーの対応もまた、前回と同じだ。彼女が集中状態に入ると同時に、洞窟内の空気が清涼なものへと一変する。
 肉体、精神、おそらくは魂まで。一つの法則に従い、数分の狂いもなく一致させる。
 前回はそれほど分析できなかったが、一種の入神(トランス)状態。しかも、その極致とも言うべき領域なのだろう。

 祭壇に立つ教主、大衆を操る扇動者――それらとは比べ物にすらならない。これは文字通り、神憑りの域だ。
 例えば、旧き魔術師の工房のように場を整えるまでもない。この瞬間に限っては、周辺の世界は彼女の為にあった。

 詠唱……祝詞を省略できるのも道理。直接、招き入れ、言葉を賜り、恩恵を広められる域にあるのなら、
美辞麗句を奏上する意味は相対的に薄くなる。
 神道体系の術の原型、未だ術の形すら怪しかった頃の魔の領分だ。

 そこから繰り出される巫術は防御動作の誇張、拡大。並の宝具を正面から受け、無傷で凌ぐ鉄壁。
 これもまた、初戦の再現。
 一時の事ではあるが、耐久上昇のコードキャストも合わさり、事実上アーチャーの火力では攻略不可能の状態を作り出した。


59 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:33:20 mQrCcGUE0

「――銃殺〟!」(――キリングスコア!)

 硝煙と共に不吉な雷鳴が響き渡り、銃弾の形をした宝具が射出される。
 秘められた膨大な魔力は潜在するだけには留まらず、溢れ出し魔弾を輝きで覆っていた。

 その光景は、直接的な死を連想させた。単純に魔力を破壊力に換算すれば、サーヴァントでさえ瞬時に消し飛ぶ域だろう。
 一方、無傷で凌いだ前例もある。冷静に黒葛の鞘で防御すれば、恐れるべき点はない。

 しかし、防御に成功する直前、銃弾は有り得ない軌道を描いた。
 黒葛の鞘を回避するかのように急降下、直後に急上昇。Vの字にも似た軌跡だ。
 それだけなら、想定の範囲内。宝具の効用を考えれば、軌道の変更は最も主要な用途の一つだろう。

 だが、標的となったのはセイバー自身ではなかった。武器である黒葛の鞘だ。
 防御を避けて直撃させてくる、と誤認した所で超高速の軌道変化による武器狙い。想定外なだけに、対処のしようもない。

 虚を突かれた直後、セイバーの腕に激震が走り、そして黒葛の鞘は高々と空中へ打ち上げられていた。

「武器落とし……!?」

 さほどランクが高くないとはいえ、宝具による一撃だ。身体に直撃しなかったが、至近距離から受ける余波は相当なものだ。
 悲鳴の残響にも似た衝撃が走り、空気のざわめきは幾らか離れたマスター達の位置にも届いていた。

 物理的な衝撃も大きいが、心理的な衝撃も決して小さくは無い。
 宝具、それも回数制限のあるそれを必殺の一撃ではなく、武器落としに用いる、というのも信じがたい事実であったし、
予想外の展開で武器を失ったセイバーは短時間ではあったが、失調していた。

 そして、アーチャーはその隙を見逃すほど甘くは無い。

「あばよ、セイバー。悪くない戦いだったぜ」

 二丁拳銃による神速のクイックショット。弾倉を瞬く間に空にする程の高速射撃だ。
 サンダラーM1877の装填数は六。従って、左右で計十二発。
 雷声による多重奏――十二の魔弾がほぼ同時に直進を開始した。

 セイバーの巫術は防御動作を強化するもの。従って、防御動作に失敗すれば意味を為さない。
 アーチャーの魔弾一つ一つが、十分に魔力が込められており、魔力上昇のコードキャストにより、さらなる強化が為されている。
 宝具を前座とした、十二の必殺。これこそ弓兵が用意した、真の決め手だった。

 対するセイバーは防御の要であった武器を失い、左右に素早く飛ぶ程度でアーチャーの銃を回避する事は不可能だ。

「Trace――」(投影――)

 絶対の危機において、マスターである高木の対処は非情とすら言えた。
 ただ、セイバーの目前に空の構造体を生成したのだ。黒葛の鞘と同じ形状、体積の。
 指示すら飛ばさない。ただ、自分で自分を救えと、状況に武装だけを放り込んだ。

「…………!」

 だが、セイバーの失調を解消するという意味では、その対応は最大限の効果を発揮した。
 一瞬で瞳に火が灯り、気力と共に投影された武器を握り締め、迫り来る銃弾の形をした死に向かい合う。

 生成された構造体は、セイバー本来の武装よりも遥かに強度が低い。不利が覆るとまではいかない。
 十二の魔弾が殺到し、すでに何度目かも分からない振動が洞窟内を揺るがした。
 魔力の塊を質量が迎え撃ち、その度に火花と魔力光が乱舞する。

 魔弾は尽くが着弾し、存分にその破壊力を発揮した。しかし、それでもセイバーが倒れる事は無かった。
 さすがに無傷ではない。武器が劣化したため、威力を抑え切れなかったのだ。
 衣服が汚れ、裂け、各部は少量ながら血に汚れている。


60 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:34:20 mQrCcGUE0

 驚くべき事に、投影された鞘もどきは折れていなかった。途方も無い技量でそれが振るわれた証だろう。

 セイバーが空いた右腕を掲げれば、宙から回転し落下してきた黒葛の鞘が、手の内に収まった。
 アーチャーの宝具で上方に吹き飛ばされた物だが、これで合わせて二刀だ。

「マスター、ご指示を」
「セイバー……この辺りで決着をつけよう」

 頷き、指示を出した直後、セイバーが姿勢を低くしたと思えば、次の瞬間にはその姿が掻き消えていた。
 否、目にも止まらない速度で疾走を開始していた。
 この戦闘の中では最速、アーチャーへの警戒を緩めたからこそ出せる速度だった。

 アーチャーも案山子(かかし)では無い。射撃で拒もうと、何度か繰り返し発砲する。
 しかし、その度に二刀を巧みに操るセイバーに悉くが弾き飛ばされ、無意味に終わった。

 アーチャーは舌打ちしつつも、魔力を大量に込め、威力を増した魔弾に切り替えた。
 今まで幾度も、アーチャーへの接近を阻んできた強力な魔弾が、ここでセイバーに襲い掛かる。

 防御を考慮せず、最大限に速度を優先している今では致命的な攻撃だ。
 セイバーは僅かに体を逸らし、黒葛の鞘で強烈極まりない魔弾を受け止めた。
 今までは、ここで停止か後退。その間にアーチャーも距離を取り、振り出しに戻っていた。

 しかし、ここでセイバーは反動を利用し、片足を軸にして一転する事で魔弾の威力を受け流した。
 続けて遠心力を利用し、投影された方の鞘をアーチャーに向かって投げつける。

 英霊の腕力に加えて、魔弾から受けた衝撃も上乗せした投擲だ。
 鞘は比喩でもなく、音速を超えた勢いでアーチャーに向かって飛来した。

「ちっ、飛び道具はこっちのお株のはずだが……!」

 セイバーの投擲は、正確性においてアーチャーの射撃を大きく下回っていた。
 アーチャーは慌てたものの、回避すること自体に大きな苦労はない。
 しかし、セイバーに時間を与えてしまった。その事実こそが致命的だった。

 円舞から直進へ、ほとんど勢いを殺さずセイバーが疾駆を再開する。
 無論、セイバーの武器が一つに戻った以上、再び強力な魔弾を撃てば事態は好転する。だが、それは撃てればの話だ。

「計算通り」

 演算機のように淡々と結末を告げ、そして当人によって、それが肯定される。

「ここで魔力(たま)切れ、かよ……!」

 必殺を期しての、十二の魔弾。それを凌がれた直後こそが、アーチャー最大の隙だった。
 というよりも、高速準備のスキルを持ったアーチャーは、この瞬間にしか隙らしき隙は無い。

 元より時代も浅く、神秘を持たないアーチャーは魔力値が低い。攻性呪文によって強化されても、平均値に至らないのだ。
 派手に魔力を浪費した戦法を取れば、魔力が枯渇するのも当然といえた。

 もっとも、好き好んで魔力が切れるまで戦闘を続けた訳ではない。
 強力な射撃の前に決定打を出せず、周到に用意された決め手を破られ、それでも攻めを貫徹したセイバー陣営の粘り勝ちだ。

「ったく。とんでもないコンビだよ、お前らは。だが――」

 あと、ほんの一歩。それだけで必殺の間合いに達する。
 アーチャーの現状では、そして万全の他のサーヴァントであっても、ここまで追い込まれれば挽回は困難だ。
 防御宝具でもない限り、セイバーの最大加速から繰り出される攻撃を、静止状態から凌ぐ事は不可能に近い。


61 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:35:46 mQrCcGUE0

「令呪によって命じる――アーチャー、セイバーの足を吹き飛ばせ」

 だが、あくまで、それはサーヴァント単体であった場合の話だ。
 鋼の意思と、確かな力を兼ね備えた命令により、全ての前提は覆る。

 令呪、聖杯戦争のマスターに与えられた三つの絶対命令権。
 ただ、契約によってサーヴァントを服従させるだけでなく、行動の強化も可能。
 本来の能力の範疇を超えた事柄も、マスターと令呪とサーヴァントの魔力で実現可能な範疇であれば、命令は履行される。

 アーチャーは強力な魔弾を撃てない状態にあったが、令呪の効用により魔力が注ぎ込まれ、それが可能となった。
 刹那で銃が閃き、最大の魔弾が絶大な魔力を帯びて発射される。

 元より、アーチャーが早撃ちの名手、という事実もあるからだろう。その速度はセイバーにすら反応し得ない域に達していた。
 視認すらできない閃光が通り過ぎる。
 セイバーの左足が間接辺りから引き裂かれ、肉片や血液と共に置き去りにされた。

 足を奪い、同時にアーチャーを攻撃から守る。攻防一体の命令、のつもりだったのだろう。しかし……

「甘い。この程度で私は――」

 それでも、セイバーが止まる事は無かった。既に地を蹴り、ほとんど飛翔した形だ。
 片足になったため、姿勢も体のバランスも普段の状態には到底及ばない。そこから、強引に腕力だけで黒葛の鞘を振り抜く。

 そして、鐘を突くような音が響いた。
 意外な結末に、両陣営が眼を見開く。セイバーとアーチャー、そのマスター達までもが同様だ。

 セイバーの渾身の一撃は、最後の最後で第三者に防がれていた。
 灼熱の焔を纏う剣、それがセイバーとアーチャーの間に割って入り、黒葛の鞘を受け止めていた。

 焔の剣、とは幾つかの神話に見受けられる宝具だ。最も有名な一振りは北欧神話で語られるスルトの輝く剣だろう。
 しかし、焔の剣を持つ人物は巨人や神格とは思えなかった。

 かなり地味な風貌だ。みすぼらしいローブを身に纏い、フードで顔を覆い隠している。特徴らしき特徴が見えないのだ。
 ローブの人物は戦闘の中断に満足したのか、実体化を解き、すぐに姿を消してしまった。

「これは、一体……?」
「――良かった、間に合いましたね。お初にお目にかかりますわ、セイバーとそのマスター」

 消えてしまった人物に代わり、甘く上品な声色がその場に投げ掛けられた。
 しかし、それは疑問に応えるものではない。動揺しつつも、慌てて声に向かって向き直る。

「あ……」

 高木は咄嗟に返答する事もできず、かすかに無意味な声が漏れるだけだった。
 似ている。以前、スクリーンを通して見た西欧財閥の当主、レオス・ハーウェイと。

 陽光を溶かしたかのような、輝く金髪。レオス自身、中性的な容貌である為か、背丈もその顔立ちも鏡写しのように、よく似ていた。
 最も明確な差異としては、男性ではなく少女であるという事だ。髪型も柔らかな雰囲気も、そこから端を発している。

 一方で、似ていない点もある。僅かな仕草や視線から見て取れる直感的なものであったが、彼女は暗いのだ。
 レオスが強すぎる光であるのなら、彼女はそこから生じた深い影。
 直視し難いのではなく、直視してはいけない。危機感を呼び起こす類の威厳だ。

「『レオナ』・ハーウェイと申します。形式上の事ではありますが、兄と共にハーウェイ家の共同当主を務めておりますわ。
 以後、お見知り置きを」


62 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:36:46 mQrCcGUE0

 繊細な金髪を揺らし、たおやかな仕草で一礼してくる。
 彼女のそういった様子に、高木はかなり対応に困っていた。
 まるで状況が把握できない。レオナの登場はあまりにも、唐突過ぎた。

(これは、こちらも名乗らないといけないのか?)

 仮に彼女が敵でなければ、それも一つの礼儀だろうが事実はそうではない。
 妙な不安を抱えるも、結局は軽く流して用件を尋ねる事に決めた。

「どうも、ご丁寧に。要するに貴女はアーチャーの加勢に来た、という事でいいのかな。
 サーヴァントを下がらせた理由が、どうも見えないけど」

「いえ。兄の命により、事態の収拾に参りました。味方は当然の事、貴女の脱落もまだ早い、というが財閥の決定です。
 実の所、小競り合いならともかく、本格的に争うというのは、こちらとしても困惑してしまうのですけれど……」

 レオナは表情こそ柔らかな令嬢のそれだったが、一瞬にして、その視線は氷点下の冷たさを宿していた。
 視線が交差し、思わず高木はたじろいだ。サーヴァントとは別種の危険性だ。どうにも、かなり性質の悪い事になる予感がした。

「やはり、西欧財閥に聖杯を渡すぐらいであれば、いっその事……そういった行動指針でしょうか。
 仮にそうであれば、私としても人類の為に介入せざるを得ませんわ。兄も反対はしないでしょう」

 こちらに近寄ろうと、レオナが一歩踏み出した。心臓が跳ねる。
 口調こそ穏やかだったが、それだけに性質が悪い。何を言おうと、問答無用で決め付けてくる気配があった。
 状況は悪いが、一悶着は避けられない。そう思った所で、助け舟が予想外の方向からやってきた。

「ああ、ミス・ハーウェイ。それは彼の責任ではないよ。襲撃を主張したのは、私のサーヴァントだ。
 帰還後に貴女方には詳しい報告を行いたい、と考えていた所だが……」

 水を差すようにアーチャーのマスター、ホムンクルスの女性が「事実」を語る。
 え、俺かよ、とでも言いたげにアーチャーが顔を顰(しか)めたが、レオナが視線を向ける前に表情を取り繕っていた。
 その間にも彼女の鮮やかで、少々わざとらしい弁舌は止まらない。

「もちろん、貴女のような美女が望むなら、二人きりで詳細に……というにも、歓迎したい所だ。
 そうだ、助けて貰ったお礼もしていなかった。準備期間に食事でもどうかな。電脳世界内の為の用意があるんだ」
「いえ、あの……感謝の気持ちはありがたく頂戴しますわ。でも、私、そういう趣味は……」

 さらりと近寄り、すでにレオナの手を取っている辺りが凄まじい。
 完全にホムンクルスの女性のペースだった。レオナが一歩引こうとしても、それをさせない。

「……この辺りでクローンナンバー増やしとくか?」

 その様を見たアーチャーは呆れを通り越して、何やら震えている状態だった。
 利き腕に握る銃を見つめる眼がやけに真剣だ。実際は攻撃に回せる魔力は、ほとんど残っていないのだが。

『マスター……これは一体? 私の知識にない事態が起きているようですが』
『聖杯が与えなかったのなら、別に無くてもいい知識なんじゃないかな』

 セイバーが察さなくても良い事を察し、わざわざ心話で尋ねてくるが、それを投げやりにあしらった。
 解説ぐらいはできたかも知れないが、とりあえず近寄りたくは無い世界ではある。

 異質の振動が走ったのは、その直後の事だった。
 サーヴァントの戦闘によるものではない。通常の地震とも、まったく異なる。
 人間とサーヴァントを置き去りにして、空間そのものが縦横に揺れ動いた。


63 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:39:02 mQrCcGUE0

「っ!」

 緊張の糸が切れた事もあるのだろう。機関砲で受けた傷から、鋭い痛みが駆け巡る。戦闘中のため、治療は後回しにしていた。
 不調はそれだけではなく、感覚にも及んでいた。
 SFの時空振に似た現象なのだから、当然かも知れない。感覚と現実が剥離し、酔いにも似た状態が脳を支配する。

 霊子空間の位相変化、〝階層の核〟を倒したときの揺れと同質のものだろう。
 今度は収まらない。激しくなる一方だ。

「やれやれ、これで時間切れのようだ。浅地高木、この勝負は君に預けておくよ。
 私の名はジェイミー・バウンド……私だけの名ではないが、ミス・ハーウェイ共々、覚えてもらえれば幸いだ」

 ホムンクルスの女性、ジェイミー・バウンドは名乗りを上げると、ウインクして見せた。レオナからは見えない角度だ。
 つまりは、そういう事なのだろう。動機は知れないが、明らかにジェイミーはレオナの気を引き、時間を稼いでいた。

 背後に未知のサーヴァントを引き連れていた事も考えれば、助けられたも同然なのだろう。

「……まったく気に食わないな。勝つ寸前まで行ったのに、結局分からない事だらけだよ」

 照明が落ちたかのように、周囲の光景全てが消え去る。完全に再構築の段階に入ったらしい。
 もはや、以前の階層の位置関係は距離を為さない。ジェイミーもレオナも無限の彼方にある。

 多くの謎と、さらに多難な前途を控えてはいたが、それが『天の梯子』第二階層の幕切れだった。


64 : ◆AWvm2QqdVs :2014/10/16(木) 02:42:01 mQrCcGUE0
何度も妨害が入って、セイバーかわいそう。という訳で続きです
分割もできたのですが、とりあえず一気に
どうにも戦闘が長くなる癖が出てきたようで、色々と反省して、山場以外の戦闘はもう少し量を抑えようかと思っています
次回以降はやっと、登場人物を増やす事ができそうです

>>前スレ
実は細々とした案を使わせてもらいました
前スレ>>1000は無茶振り過ぎる……そうだ、誰か短編でもいいからIFを書けば

>>ランサー
普通、猜疑心で自滅するタイプなのですが、状況的には逆に心強い不思議
悪名については、逆に鋼のメンタルを構築している気がしないでも

>>ライダー
未登場でこの人気。宝具案は地味にありがたい。数が多いですから、この人
活躍はしますが、もうしばらくお待ちを


65 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/16(木) 18:33:28 tHpi65XE0
アサシン候補
長槍に鎖帷子をつけた黒い和装の男
自らの技術を過信しており傲慢だが仕える相手には忠義を尽くす良く分からない性格
気配遮断、破壊工作、仕切り直しなどのスキルを保有している
真名は家康公の伊賀越えの立役者 服部半蔵
宝具は『伊賀流』と言われる忍術
マスターを攻撃から回避させ指定した場所に送り届けるというもの。敵の攻撃の手数が多いほど成功率が上がる。
なお、服部半蔵は襲名制であり、座には複数の服部半蔵が登録されている。この服部半蔵は二代目にあたる。

ハサンと化かし合いするようなアサシン。しかし、二代目は武士なので戦闘力もそこそこ
宝具より忍術系のスキルで押すタイプ


66 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/16(木) 18:35:50 XDA1k1W.0
投下乙!


67 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/16(木) 18:59:20 BroCNx/k0
投下乙です。
やっぱり●ギリスに秘密兵器開発部は存在したのか…!?
M61が出てきて、某ネタ格闘漫画のバ●カンボビー思い出したのは内緒。


68 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/16(木) 20:44:41 FEabtStA0
乙です!
それぞれのスキルも段々明らかになってきましたね
ある程度進むor脱落したらマトリクス開示してほしいな


69 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/17(金) 22:18:45 7FJx67K.0
謎の門番ついに登場。あとタケルちゃん、足大丈夫なのか…。


70 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/17(金) 22:44:03 7FJx67K.0
惨劇宮廷(エル・クルエル)は剣製や王の軍勢のような固有結界なのか、黄金劇場やチェイテ城
のように魔力によって再現したものなのか。
多分「お前の罪を数えろ」的に、生前犯した罪科によって威力や攻撃回数が上がりそうだが。


71 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/17(金) 23:12:04 HMHaAhUI0
>固有結界とは似て異なる大魔術。有利な戦場を展開する、という類の宝具だ。
と初登場時に言われてたし黄金劇場のほうだろうな


72 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/17(金) 23:17:40 5haK.EZ60
他鯖の戦闘も見てみたいが
次はモラトリアムか、掛け合いが楽しみ


73 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/17(金) 23:25:00 QdQSESB6O
投下乙です。

高速準備は、単なる早撃ちじゃなくて、魔力を溜める時間も省略できるのか。
チャージバスター撃ち放題。
でも肝心の魔力が足りない。

セイバーは、神を降ろす事で、戦場を自分の神殿に塗り替える事ができるのか。
というより、セイバーの場合は、戦闘に無関係な場面では神呼べなさそう。


74 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/18(土) 22:49:40 pO3poM.60
惨劇宮廷内、サーヴァントの属性によって枷が掛かったりして(混沌・悪だと動けなくなる)


75 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/18(土) 23:52:35 pO3poM.60
惨劇宮廷は背信者や叛逆者、裏切り者には特に攻撃きつくなるとか。
ランサー、最後裏切られて酷いことになったし。
モドレや何スロットさんとかボコボコにやられそう。で、呂布は問答無用
で八つ裂きになるの。

ソロモンやアーチャーが餌食、例のライダーは無垢すぎて傷付けられそうもない。


76 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/19(日) 00:35:37 h2VyUQuI0
正道鯖には不利だが悪鯖には一矢報えるタイプか、相性系は燃えるな


77 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/20(月) 00:48:13 /DrPg2320
不当に貶められたランサーの生涯を象徴するなら
むしろ正準なもの、無垢なるものを汚すタイプの宝具かもしれん
ワームにも効果抜群っぽかったし


78 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/20(月) 15:06:28 p03GaQhI0
ワームは多分魔力でゴリ押ししたんだと思う。
ランサーの宝具はヴラドみたいに相手の持つ悪徳に応じて効果を増すものじゃなくて、逆にランサー自身に依存した相手への認識で効果を増大させるってのが独善的な意味合いがあってらしい感じがする。


79 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/22(水) 21:13:35 NNoNVnOs0
相手の事知らないと効果薄いのか。逆言えば、相手の生前の罪知れば威力が倍増。
ランサーに真名知られるとマズイ。

ジルドレとか愉快なことになりそう。自分がリョナられるとは思わなかった的な意味で。


80 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/22(水) 22:22:33 NNoNVnOs0
ユリウスはアリシア手にかけたことが大きな葛藤となっていたが、レオナは兄の為なら
誰殺しても一顧だにしないだろうな。男女の違いってやつ?


81 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/22(水) 22:26:19 2XXezZKM0
ユリウスにとってのアリシアがレオナにとっての兄なんだろうから
男女の違いじゃないと思う


82 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/22(水) 22:44:37 UlphtEV.0
そもそもまったく別の人間じゃ……


83 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/25(土) 22:44:02 4uXb.Wss0
レオナってどういう風に黒いんだろ?


84 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/26(日) 18:22:11 kgVXWm/c0
ちょこっとWIKIを更新、ジェイミーのところに断りなく礼装枠作っといたけど
没なら消しときます。


85 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/26(日) 22:41:08 mFvPs7b20
>>84

時間があれば高木のコードキャスト一覧とかも欲しかったり


86 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/27(月) 23:09:44 c9S9KyA20
WIKIを2度目の更新、高木のコードキャスト纏めたら結構な数になった。
まとめ型、あれでいいのか分からないので留め置き。駄目なら作り直します。


87 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/10/31(金) 00:09:23 AuCyjDH20
高木のコードキャスト、出来得るかぎり集めて編集。
誰かもっと上手なヒト再編集プリーズ。

あとアサイラムの舞台、やっぱりC●NAANみたいなのが暴れ回ってんのかしら。


88 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/02(日) 16:13:03 qw558shE0
パッと思いついたアサイラムのマスター案

白装束
主人公の前に現れる謎の男。異様に長い刀を持つ
あらゆる技術を一瞬で身につける「動作再現(ジェスチャー)」の魔術を持つ。サーヴァントのスキルでさえ一瞬でものにする。
「代用」を起源に持つ封印指定の魔術師であり、あらゆるものになれる代わりに確固たる自我を持てずにいる
そのため、聖杯により自らを確立しようと目論む


89 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/03(月) 02:39:08 9ir5pT7s0
エウロペちゃん、やっぱりカナンのハッコーみたいな天然の男殺し(能力のほうじゃない)なのかな?
なんかガード緩くて母性的で、おっぱいも大きいの。ゼウスじゃなくても攫ってお嫁さんにしたくなるような娘。


90 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/10(月) 23:55:11 jAsojZ3Q0
【礼装案】
元帥魔杖ガルバンテイン
24のコモンルーンと、原初のルーンのレプリカ3文字が刻まれた魔杖。
時計塔の魔術復刻によって創られた霊子ハッカー用の礼装。
基本機能はガンド。ルーン文字を起動させれば、超高密度の魔弾を放つことさえ可能。


91 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/14(金) 23:35:25 AK8BRLlk0
レオナの鯖?は誰なんやろ、過去案の誰かなんかね


92 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/15(土) 22:40:12 rOC6y96Q0
レオナについては謎だらけ、マスターかどうかも謎だし門番も何なのかさえ分からない。
(菌糸類先生の、レオを女の子にすれば良かった発言から誕生。でもすごく黒くなっちまったね)


93 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/17(月) 21:55:19 BddzXOI20
【アサシン候補】
最初の人間アダムと共に、土くれより創られた原初の女。
本来聖書とは異なる外来の伝承であり、バビロニアの地母神ベリティリが起源とも言われる。
ユダヤの宗教文書タルムード及びミドラーシュにおいては、リリスは夜の妖怪とされる。
アダムとの交わりから 夢魔リリンの一族が生まれたと言われている。
夫を拒絶した為に「毎日無数の子を産み、その内の100人が死ぬ」という呪いを掛けられた。
「夜の魔女」「女悪魔」とも言われ、男児を害すると信じられていた。
夢を媒介に精神干渉するスキルや魅了の魔眼を持ち、自身の姿を変える宝具を所有する。
無辜の怪物であり、翼を持つ異形の姿と吸血種としての特徴を持つ。
我が子を奪われた憎悪から人間を憎悪する半面、得られなかった我が子の面影を重ねて愛する
という矛盾した感情を持つ。
マスターを我が子のように溺愛し、母親のように接している。彼女を自らの子として現世へ
産み落とすことを聖杯に望んでいる。

【マスター】
実験体の少女。服は白い検査服、眼には包帯、腕には読み取り用のバーコードが刻まれていて、
背中には未発達の翼のような器官がある。
西欧財閥の研究所にいた何らかの実験用被験者で、エーテル塵の発生地域でも生存できるよう
遺伝子操作されているが、虚弱なため廃棄される予定だった。手を翳されると異常に怯えたり、
眠ると悪夢を見て錯乱するなど、重度のPTSD患者。アサシンが暗示をかけることではじめて、
リラックスした状態で睡眠をとれる。
ナノマシンによる外科手術で超高密度の魔術回路を埋め込まれており、寿命はそう長くない。
レジスタンス側が破壊工作用の運搬可能な魔力炉として持ち込まれた。
触媒となったのはマスターの母を求める叫びと 奇しくもアサシンと相似した異形肉体的な
特徴である。魔術師としての能力は無きに等しいが サーヴァントの魔力炉としては最高クラス。

【電脳癌】
瀕死状態の少女の命を救うと言う名目で半死徒化させている。
少女と電脳癌の二重人格。アサシンは電脳癌が完全に同化しないのを条件に渋々従っている。
アサシン組の実質的な司令塔。鋭い洞察力と長き時を経ての狡猾さを併せ持つが、自身の好奇心
を満たすために場当たり的な行動をとる。


94 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/19(水) 20:20:23 bWvSmjb.0
【没鯖の墓地(仮) Fate/Asylum】
黒のサーヴァントが黒き聖杯の影響を強く受ける反英霊かそれに準ずる英霊であり、
赤のサーヴァントはそれを斃すための、カウンターとして大聖杯システムより召喚された正規英霊たちである。

赤のライダー候補
ロシア帝国史上 唯一無二の乙女騎兵。
熾烈を極めたナポレオン戦争を、武勇や才能ではなく豪運のみで無傷で生き延びた豪の者。
そればかりかロシア皇帝直々に勲章までもらっている、新兵という概念そのもの。
マスターと同じくらいマイペース、黒き聖杯中 最弱のサーヴァント。

記者娘
ライダーのマスター。新米戦場カメラマン、能天気で楽天的でマイペースな性格。
とてつもない豪運の持ち主で、大学時代に世界中のあらゆる危険/紛争地帯を渡り歩いてきて、
投下爆弾・撃ち合い・誘拐事件等 様々な事件に巻き込まれ、まったく無傷だったという逸話を持つ。
成り行きから、黒のセイバーのマスターを セイバー(黒太子)の元から連れ出してしまう。


赤のアサシン候補
セイバーのライバル。
第8代カリフ アル=ムスタンシルが長子、暗殺者ハサン達を率いる廃されし王。
宰相の手で王座より引き摺り降ろされ、戦に敗れて幽閉され屈辱と不遇の最期を遂げた。
この時 彼を支持した者達はニザール派を名乗った、すなわち彼らの末裔が後のハサン達の教団を生む。
アラーの地より異教徒と穢れし異教の外法を除くため、カウェーに力を与える。

カウェー・ジャミル(仮)
中東圏で活動していたテロリスト集団のリーダー格。
彼と彼の兵達は王の祝福により、仮初めながらハサンとしての業と不死身の肉体を与えられている。


黒のアサシン候補
ナーサリーライム。日本の「都市伝説」、実在の人物を英霊としたものではなく一つの概念として成立、
「死の恐怖を司る反英雄」としてサーヴァントとなった。
固有結界として存在し、内部にテケテケ・口裂け女・赤マント等が姿を現す。

子供達
アサシンのマスター、日本人スクールと地元の子供達の亡霊の集合体。
投下爆弾の誤射により死んだ無辜の魂たちと、百物語という遊び(儀式)によって呼び出された"子供達の英雄"。
廃墟を中心に固有結界を展開し、近づく者をルール通りに殺し続けている。


95 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/19(水) 23:26:05 BPlukOjk0


赤のキャスター候補
16世紀ドイツの占星術師、錬金術師。
史実においては錬金術の実験中に爆死し、バラバラになったという。
奇怪な死が後世に悪魔契約者という伝説を残し、有名なゲーテの戯曲を始めとした様々な物語を作ることとなる。
悪魔大公メフィストの“機能”を引き出す宝具を持ち、神代のそれに匹敵する魔術を行使する。
知識欲が強く黒き聖杯の解明を望む

新米魔術師
キャスターの魔術師。自らの実力を示す為参加。自信家だが相手が正しいと思えば認める素直さを持つ。
未熟なもののきわめて稀な才能を持っている。キャスターから多くを学ぶ

黒のキャスター候補
悪魔崇拝の象徴にして、最もよく外見を知られた悪魔。黒ミサを司る山羊頭。
無辜の怪物と黒き聖杯によって捻じ曲げられた姿であり、本来ならセイヴァーで召喚される。

テンプル騎士
聖杯の調査に訪れた青年。
伝承保菌者であり、ジャック・ド・モレーの剣と、『怨呪の業炎』という呪術刻印を持つ。


96 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/19(水) 23:46:40 BPlukOjk0
黒のライダー案
銀髪に碧い瞳、全身を黒のボディスーツで包みこんでいる。背は割と小さい
時空転移すら可能な謎の騎乗物の宝具を持つ
真名はグレイ、宇宙人の概念。本来、召喚など不可能な存在だが、
聖杯に溜まった「侵略者に対する恐怖」「未知なる脅威への恐怖」が集まり、ライダーという存在を形成している
願いは地球上の侵略及び侵略者の殲滅であり、侵略に怯える人間にとっての最強の反英霊と言える存在である

創成の魔女
ライダーのマスター。黒き聖杯を作り上げたひとつの一族の末裔。
黒き聖杯によって根源に至るのが一族の願望だが、自身は興味が無く一度しか使えない玩具としか見ていない。
黒のセイバーのマスターと共闘する。得意な魔術は強化。

黒のバーサーカー案
モスクワ初代皇帝。大きな鉤付きの杖を持った巨漢
杖を振り回し、敵のあらゆる部位を叩き破壊する


97 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:40:29 .xD0WoXg0
二〜三日目 Fate/lock and key〜救済問答

 〝階層の核〟の撃破。第二階層の制圧条件の達成。それを引き金として、今まで『天の梯子』によって再現されていた世界は崩れ落ち、
次のフェイズへと移行しようとしていた。

 それに伴い、形の無い情報の流れと化した霊子世界が、もう一度、五感で捉えられる状態に戻ったのは数分後の事だった。
 新たに生成された場所は侵入地点に似ていた。半透明の板によって構築された、人工的な空間で足場や壁を透かした先には
回路のような紅い霊子の流れを見て取る事ができる。

 そこで違和感に気が付く。基本的に『天の梯子』で再現される真祖の心象風景は自然環境だ。
 しかし、この透明の板と霊子の回路で構成された空間は、自然ではあり得ない。

「第三階層? それにしても……」
『いえ。正規の階層ではなく、中継地点(ポータル)のようです。
 我々(サーヴァント)に知らされた『天の梯子』の聖杯戦争の規程では、監督役の判断によって設けられる事がある、とされています』

 ここが第三階層ではなく、中継地点である、という返答を得て納得する。
 『天の梯子』に自分の知らない機能が追加された、という点については、内心微妙に思う所があったが。

 こうして会話するセイバーは、実体化を解き霊体化していた。
 第二階層での決戦、アーチャーとの戦いの損傷はかなり大きい。
 令呪により、強化された攻撃を受け、セイバーの左足は膝の辺りから完全に破壊されている。

 元が霊体である以上、失血死などの心配はないが、ここまでの損傷となると、回復までかなりの時間と魔力を要するはずだ。
 簡単な治癒ならともかく、足を丸ごと修復する術となると、さすがに即興でプログラムを書き上げる自信は持てない。
 結局、何らかの対処をするまで歩行は不可能。霊体化してマスターに付き従うしかなかった。

「監督役というと、あの神父だね。ここで機会を作って、接触してくるのか」
『個人的な目的か、あくまで監督役としてなのかまでは分かりませんが、接触してくるという一点は確実です。
 最低でも連絡事項があるのでしょう』

 セイバーに頷き返しつつも、高木は監督役について思い返す。思い返すといっても、開戦直後の連絡にしか情報は無かったが。

 聖堂教会所属、ベータ・クレイナー神父。詳しいプロフィールは不明。
 しかし、二十代前半で司祭職、とかなりのエリートコースを歩んでいる。早くて助祭という年代なのだから、一階級抜き出ているか。
 それ以前に、普通に考えれば聖杯戦争の監督役を任される時点で、単なる聖職者という事はありえない。

 と、かなり断片的な情報で警戒を強めているが、これにも理由がある。
 冬木市でのオリジナルの聖杯戦争から続く伝統ではあるが、聖堂教会から派遣された監督役が公平無私であった試しがない。
 監督役が設けられてから、かなり早い段階で御三家の一、遠坂家とは癒着関係があったとされている。

 『聖杯』の二字が教会に深く関わる用語であった為か、やはり亜種聖杯戦争でも大規模なもの、特異性が強いものには介入が行われた。
 その度に監督役はその本分を逸脱し、時にはマスターを兼ねて参戦した例さえある。

 時代は異なっても、『天の梯子』の聖杯戦争もこの延長線上だ。
 英霊達の激突が聖杯戦争の表面であるとするなら、マスター達による陰謀劇は裏面。
 その裏面に大きく関わるのが、監督役と呼ばれる役割だった。

「数百年前、月――ムーンセルによって行われた史上最大規模の聖杯戦争は静かに、
 しかし大崩壊に匹敵する衝撃を西欧財閥に与えました。理想的な指導者、レオナルド・B・ハーウェイの死です」

 不自然なほど唐突に、コツコツと床を叩く足音が響いた。
 これは意図的なものだろう。少々、芝居がかった手口ではあるが、自分の接近を知らせ、敵意が無い事を伝える符号だ。


98 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:42:01 .xD0WoXg0

「人類を保護する代わり、人類の進歩を留めている……これは西欧財閥に対する一般的な批判ですが、
 この現状が破綻までの時間稼ぎに過ぎない事は何者よりも西欧財閥自体が理解していました。
 当然ながら、幾つも打開策が考案されていましたが、王の死により、実現は大幅に遅れ、結局は時間に機会と環境を奪われたのです」

 控えめに整えられた薄い金髪(ブロンド)。細身ではあるが存在感は薄くなく、歩調から確かな強靭さが見え隠れしている。
 聖職者らしい暖かい微笑を作ってはいるが、憂鬱な印象が各部に張り付いていた。
 その口元から語られているのは、『天の梯子』計画の前史とも言える内容だ。

「西欧財閥が展望を失ってから数百年後。再興したアトラス院が接触、そこから天の梯子』計画への始動に繋がっていく。
 それは霊子演算器による事象書き換え。人類にとって都合良く加工された空想を、魔術理論・世界卵により現実と入れ替えるという、
 途方も無い規模の禁呪だった」

 言葉を奪うように、前史の続きを語り返す。これは駆け引きというよりも、単に衝動に駆られての事だ。
 西欧財閥とアトラス院、あまり友好的とは言えない両勢力を結びつけたのが、人類の行き詰まりという現実だった。

「結局の所、計画は難航したけど、現在の統治者であるレオス・ハーウェイ、レオナ・ハーウェイの両名により大きく推進。
 多数の代償を支払いつつも、計画は最終段階に入り、聖杯戦争が開始された……
 背景や詳細は省いたけど、『天の梯子』の歴史談義はこれで十分じゃないかな。クレイナー神父」

「さすがにお詳しい。抵抗勢力に属するマスター、浅地高木君。
 レジスタンスとしての活動は情報に限りがありますが、それ以前の事については調べさせていただきました。
 監督役として、『天の梯子』の親である先代のアトラシアの遺児――貴方の再訪を心から歓迎します」

 ほどほどの距離で足が止まり、そのまま相対する。
 クレイナー神父の口調はごく穏やかだったが、ふと圧迫感を覚えた。
 こちらの事、それも幼少の頃を知られているという事実は確かに大きい。

 しかし、それだけはない。白を切る余地すらも与えられなかった。自然に流れを作られ、逃れる事ができない。
 それが奇妙な圧迫感の正体なのだろう。

「さて、監督役としての連絡事項と確認事項がそれぞれ一つ。質問が無ければ、速やかに開始させてもらいますが……
 今であれば、他の参戦者の情報を除き、多くの質問に答えられると思います。
 何か疑問があれば、忌憚無く口にする事をお勧めします」

 神父の台詞を吟味する、が特に監督役として問題のある点はない。むしろ、模範的とすら言えるだろう。
 だが、意図したものか否かは不明だが、質問に答えるという台詞には、逆らい難い誘惑が含まれていた。

「それなら……アトラシアの死因は?」

 一瞬、本能的に躊躇いつつも、結局は質問が口から滑り出す。
 これは疑問に思いつつも、長年解消される事のなかった事柄だ。『天の梯子』の聖杯戦争に身を投じた理由の一つですらある。

 『アトラシア』とはアトラス院の院長、または次期の候補に与えられる名であり称号だ。
 今は別のアトラシアが院長を務めているのだろうが、少なくとも『天の梯子』に関連してアトラシアと呼ばれる人物はただ一人。
 自分自身の親のような存在であり、そして『天の梯子』を完成させた人物でもある。

 レジスタンスに身を投じ、西欧財閥の支配圏から脱出し、外部で『天の梯子』に関連するニュースを確認するまで、一年近く。
 その時点で、すでに『天の梯子』の設立者は〝先代の〟アトラシアと呼称されていた。


99 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:43:15 .xD0WoXg0

 アトラスの院長の交代には、幾つかの事情が考えられたが……
 『天の梯子』という大規模なプロジェクトの進行中である以上、利権的な理由や当人の離反といった理由は考えにくい。
 最新の情報を収拾し、過去の記録を読み漁り、徐々に埋もれていく先代のアトラシアの名を確認し、そしてついに確信した。

 ああ、アトラシアはもう、この世には居ないのだ、と。

 クレイナー神父はと言えば、別段、予期していた訳でもなく、逆に意外に思った訳でもないらしい。
 尋ねられ、それを自然に受け止め、頷いただけだった。

「なるほど、確かに貴方にとっては気がかりだったのでしょうね。
 不確かな情報ではありますが、『天の梯子』での電脳死とされています。事故か他殺か、何らかの儀式の結果か、全ては謎ですが……
 当人は数日前に失踪しており、残されたログによって初めて死が判明しました」

「ログ……!? それなら、もしかして」

「残念ながら、偽装の可能性も低いでしょう。現状、自らの人生を懸けた計画の最終段階に入っても、姿を現さないのですから。
 貴方が参戦したのだから、あるいは……とも考えましたが、結局は死亡説を補強するだけの結果に終わりました。
 結局の所、真相を知るのは先代のアトラシア本人と、この『天の梯子』だけなのかも知れませんね……」

 クレイナー神父は悼むように眼を閉じる。その姿はいかにも遺族に対する態度のように見えた。

 ふう、と息を付く。何かを為した訳でもないが、聞くだけでも体力を消耗する内容だった。
 収穫はあったが結局の所、真相は不明だ。ただ一方で、不思議と納得できた面もある。
 生涯を『天の梯子』に捧げ、墓所も『天の梯子』であるという事実は、いかにもアトラシアらしい。

「もう一つ、アトラシアの遺児……鍵と呼ばれた子供達は俺を含めて三人居たはず。
 残り二人の行方は?」

 アトラシアの情報はこれ以上、手に入れる事はできないだろう。
 となれば、次に思い浮かんだ疑問は幼少時を共に過ごした、二人の幼馴染の事だった。
 こちらもアトラシアと同様に、家族同然の存在だ。

「一人は貴方と同じく聖杯戦争のマスターとして、今も『天の梯子』に。
 そして最後の一人は、こうして『天の梯子』の稼動準備が整った以上、如何なる状態にあるか……
 ――他の何者よりも、貴方自身がお詳しいのでは?」

「っ!」
『マスター……!?』

 一人は、マスターとして、この塔に。そして、もう一人は――
 脳裏で幾度と神父の言葉が反響し、壮絶な眩暈に襲われる。正常に立っては居られない。
 大きくよろめくが、倒れるには抵抗があった。不恰好ながら、どうにか踏みとどまる。

 何にせよ、まずは片足が無いくせに実体化して支えようとするセイバーを止めなければならなかった。

『セイバー、大丈夫……何かされた訳じゃなくて、これは俺の問題だから』
『お言葉ですが、大丈夫という顔色ではありません』

 どうにか、倒れずに済んだらしい、と自覚できたのはセイバーが実体化してこなかったからだ。
 嫌な汗が滴り落ちるのを感じながらも、どうにか深呼吸を繰り返して体調を整える。

 おそらく今は酷い顔をしているのだろう。セイバーには大丈夫という顔色でない、と言われたが、まさにその通りだ。
 自分自身の反応が、正常で無い事ぐらいは自覚できている。

 ひどく記憶が曖昧だ。が、きっと自分は全てとは言わないまでも、確信に近い所まで知っている。
 そのうえで、自らそこに至る道を閉ざし、堅く錠を掛けたのだ。
 そうでなければ、激しい動揺に自我の崩壊――心的外傷(トラウマ)によるフラッシュバックが起こるはずが無い。


100 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:44:32 .xD0WoXg0

 クレイナー神父は落ち着き払った態度で、しかし重ねて真実を語るような事はしなかった。

「なるほど、深遠な事情をお持ちのようだ。無用な詮索は致しませんが……真実を開け放つという事は、時には残酷な事でもある。
 その残酷さと向き合う心構えのない貴方に、ここで真実を告げるのは筋ではないのでしょうね」
「余計なお世話だ……!」

 怒鳴ろうとしたのだが、搾り出せたのは低い掠れ声だけだった。
 これは八つ当たり、なのだが、こうでもしないと自分を奮い立たせる事ができない。

「答弁はこの辺りに留めておきましょう。あと一度だけ、次の機会を作る事とします。
 それまでに、貴方側の準備を整えておくよう、お願いします」

 まだ、話は終わっていない、と言いたかったが、問答を続けた所で重大な事柄には触れられないのだ。
 口惜しい事だが、神父の応対は完全に妥当なものだった。

「まず目前の聖杯戦争に向き合わなければ、結果として何も為す事なく終わってしまう。そうではありませんか?
 私からの連絡事項はマスターとして、無視できるような事柄ではないはずですよ」
「……わかった、そちらから聞かせてもらうよ」

 落ち着きを取り戻し、無難な返答ができるようになるまで若干の時間を要した。
 クレイナー神父の言い聞かせるような口調に、若干の不満を持ちながらも先を促す。
 所詮は先送りだが、今は今で他の為すべき事があるはずだった。

「各マスターからの同意を得て……貴方に尋ねる前に確定した事柄ではありますが、一つの取り決めが決定しました。
 階層の攻略に協力したマスターに、『天の梯子』内での一定の容量と権限が与えられる、という取り決めです。
 無論、ドラゴンワーム一体の討伐に協力した貴方も対象となります」

 つまりは、条件を満たしたマスターを有利にするというルールだった。
 使用可能な容量があれば流動リソース、魔力を貯蔵する事も何らかのシステムや物資を保存しておく事ができる。
 権限なら程度にもよるが、コードキャスト全般の強化。特定の処理の実行もできるので、不正行為に割く労力が激減する。

「継続時間は第三階層終了まで。第四階層では、第三階層の行動を元に恩恵が適応されるか判断されます。
 監督役としては、継続的な協力を推奨したい所ですが……」

 クレイナー神父の補足に頷き返しつつも、この突然のルール設定について、何らかの意図を感じずにはいられない。

(一応、予想はしていた。けど随分と適用が早いね)

 『天の梯子』の聖杯戦争に参加したマスターに、どれだけ利害の不一致があったとしても、共通の目的は聖杯の完成に他ならない。
 それに対し、協力的なマスターに何らかの恩恵を与える事で、当初の目的からの脱線を抑える、という訳だ。

 ただ、実行されるのはマスター同士の対立が本格化した時だろう、とは考えていた。
 早い段階で、動きが掴めない西欧財閥以外の陣営に手札を与える、という事は相当なリスクがあるはずだ。
 最悪、申し訳程度の協力で恩恵を受けた直後、牙を剥く可能性すらある。

『それを見越して、あえて踏み切ったという事は……おそらく、対象外となるマスターに相当な問題があったのでしょう』
『非協力的な主従を不利に追い込む為に、か。確かに、そんな所だとは思うけど……』

 セイバーが囁いた意見は、おおむね納得できる。しかし、それだけでは説明が付かない点も存在していた。

 有利不利、の話をするのであれば、西欧財閥はすでに圧倒的な優勢に立っている。
 極端な話、戦力差で脅しつければ、それで済んでしまう事柄だ。
 それをしないという事は、非協力的なマスターは余程厄介な手合いなのか、もしくは他の事情でそれができない、という事だろう。


101 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:45:45 .xD0WoXg0

「やっぱり、西欧財閥側のマスターは全員対象になっているのか。
 俺に尋ねる前に確定したという事は、すでに七人中の四人以上が同意している、という事だろうし」

「どうやら……貴方は探りを入れているようですね。まあ、この程度なら構わないでしょう。
 もちろん、全員が精力的に討伐に参加し、取り決めの対象となっています。
 その全員が今回の取り決めの賛同者か、という点について、私の口からは答える事はできません」

 思いのほか、あっさりとクレイナー神父は質問に答えてきた。前者を明かし、後者を伏せる意図は不明だったが。
 これで、先程の推測の裏付けは取れた。これは西欧財閥に属しない、非協力的なマスターを追い込む手段だ。

『……これ以上、尋ねた所で情報は望めなさそうだね』
『ええ、ここからは他の陣営の情報に該当します。監督役として、答えられる事柄ではないのでしょう』

 神父は、探りを入れている、と意図的に警戒を露にしたのだ。
 これ以上、踏み込んで尋ねようとしても答えられない、という意思表示でもあるのだろう。

「ありがとう、神父さん。この連絡事項は役立たせてもらうよ。
 ところで質問を打ち切った所で申し訳ないんだけど、もう一つだけ質問してもいいかな」

「それは構いませんが……貴方自身の準備が整った、と解釈してもよろしいのですか?」
「いや、別件。俺自身の事じゃなくて、そちらの事だよ。
 クレイナー神父と聖堂教会はどのような立場と目的で、『天の梯子』の聖杯戦争に介入しているか。それを答えて欲しい」

 当たり前の質問、のつもりではあったのだが、何が意外なのか神父は不意を突かれた様子で見返してきた。
 おそらくは質問内容ではなく、質問した事実そのものか、そのタイミングを意外に思ったのだろうが。

「……なるほど。ずいぶんと早く不調から立ち直れたようですね。
 確かに『監督役として』質問に答えられないというのなら、別の立場に働きかけて、取引を試みるのは道理でしょう。
 しかし、私の知る限りでは取引の余地は多くありません。それでも、よろしいですか?」

 それに対しては、無言を以って肯定する。あえて事実から目を背ける理由は無かった。
 クレイナー神父はその反応を予期していたのか軽く首肯すると、穏やかながらも良く通る声で語り始める。

「では、まず教会についてですが、西欧財閥に協力し天階の聖杯を成就させる、という以外に特別な目的はありません。
 教権的な優位は動かない以上、俗世については人類の延命さえ為されれば、それで十分。
 いずれの勢力が勝ち抜いても構わない。しかし、あえて西欧財閥から離反する程の事情は存在しない。こんな所でしょうか」

 断定はできないが、十中八九、嘘ではないのだろう。世間的な事情や過去の事例とも矛盾していない。
 強いて言えば、教義上の異端の排除を願うかも知れないが、現状で敵を増やしてまで成し遂げる事でもなかった。

 つまり、多くを望まないが故に中立寄りの西欧財閥側、という立場は崩せそうにも無い。
 しかし、それはそれで取り引きの余地はあるはずだった。


102 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:47:24 .xD0WoXg0

「別に西欧財閥よりレジスタンスを取れ、とまでは言わない。
 でも、それなら人類の延命に反対しているマスターについては、教えてくれても良さそうだけど。
 俺は有利になる、教会も危険な要素を間接的に排除できる。利害は一致しているはずだ」

「ええ。たしかに他の者が監督役であれば、応じた取り引きではあるのでしょう。
 しかし、答えはノーです。現状では公平に聖杯戦争を運用する、その在り方から外れるつもりはありません」

「それはつまり、教会ではなくクレイナー神父、貴方自身の目的が関わっている。そう解釈してもいいんだね?」
「はい。順序としては次に私の目的について語る所ですが……
 それには一つ前提となる知識が必要となります」

 クレイナー神父はここで一旦、言葉を区切り、間を置いた。一息ついただけではあるのだが、一瞬だけ背筋に冷たいものが走る。
 直感ではない。ほんの僅かではあるが、クレイナー神父の雰囲気が切り替わりつつあった。

「貴方は人口調整用の絶滅収容所、についてご存知でしょうか?」

 絶滅収容所。その単語を記憶から掘り返すのに、数秒の時間が必要だった。
 聞きなれない単語という程でもなかったが、大して関心があった訳でもない。大まかに概要を思い出す。

「西欧財閥の領域外で囁かれている都市伝説。西欧財閥の支配圏で、過剰となった人口を強制隔離、虐殺する施設とされる。
 西欧財閥の規模を考えれば、実現は可能ではあるけど、ほぼ全ての証言は物証が伴わず、科学的な辻褄も合わない。
 映画化したり派手に広報して糊塗しているけど、現在でも未だ証拠不足としか言えない。こんな所かな」

 噂自体は大したものでもない。幾つか、もっともらしい部分もあるが、無数の陰謀論の一つでしかない。
 月の裏側に基地があるとか、迷宮が掘られたとか。それと大差ない突拍子の無さだ。

「存在するか否か、という意味では紛れもない事実です。外でどこまで突飛な広報が為されているか、までは何とも言えませんが。
 私はある事情により、そこを任地として派遣された司祭でした」

 しかし……曖昧だったはずの噂は正面から肯定され、そして当事者が目前に居る。
 やや驚いたものの、切り替えにそれほど苦労はしなかった。元より、可能性だけはあった話だ。

「……中世的、というか、なんというか」

 ぽつりと漏れた感想は、そんなものだ。
 絶滅収容所が実在すると仮定すれば、ひとまず有り得そうな事ではあった。
 途轍もなく陰惨な施設だが、それだけに聖職者は無縁では居られない。

「お察しの通り、犠牲者の魂を慰め、処刑者の行為を免罪する……ごく有り触れた話です。
 では、もう一つ。なぜ絶滅収容所というものが成立し、現在まで存続してきたか。これは分かるでしょうか?」

「それは……密入国者や管理社会から外れた出生への対処とか? 随分と大げさな手だとは思うけど」

「確かに、社会の維持措置として要求された、という面もあります。
 しかし、貴方の指摘する通り、解決の手段としては異常と言っても良いでしょう。
 人道的な問題は勿論の事、銃弾や毒ガス、死体処理……殺戮には膨大なコストが掛かります。施設内で行うのなら尚更です」

 神父の指摘は正しい。それに、物証が無いという点にも関わってくる。
 人口調整の為に、虐殺が行われたのなら当然、被害者数は書類等で記録される。処刑道具の購入経路も存在するだろう。
 そして、それらは大義名分の獲得の為に、レジスタンス達が捜し求めていたものでもある。が、事実として発見はされなかった。

 無論、西欧財閥の規模と権力なら完全な隠蔽は可能だ。しかし、それを行えば、なおさらコストとリターンが釣り合わない。
 どうしようもなく、嫌な予感がしていた。
 おそらく、脳の何処かでは既に、性質の悪い解答が出されている。


103 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:48:42 .xD0WoXg0

「それでも、事実として施設は存在し、膨大な数の処刑は行われてきた……
 つまり、式は単純。社会問題の解法として、割に合わないというのなら、それに付随する何らかの価値があったに決まっている。
 そして、貴方の目的が関わっているとなると、まさか――」

「その、まさかです。この『天の梯子』の建造において、人命は極めて重要な資源でした。
 魔術回路を有していれば、機関の一部として。有していなければ、燃料として。
 一つとして無為の犠牲は存在しない。人類救済の為に構築された、人造の地獄……それが、あの収容所です」

 『天の梯子』を構築している赤い回路状の機関。今では露出しており、視認する事もできる。
 それらが一瞬、怨嗟受けて強く輝く。そんな錯覚を見たような気がした。

 仮に、神父の言葉が事実であるのなら、全て辻褄は合う。
 『天の梯子』への生贄の、主な確保経路はアフリカに存在するクローン売買シンジケートだ。
 しかし、それだけでは足りないのだ。購入資金的にも、クローン製造施設をフル稼働させた想定と比較しても。

 足りない分は、今を生きる人間から確保しなければならない。以前から関わっていた身として、当然知ってはいるつもりだった。
 だが、実際に惨劇の当事者から事実を突きつけられた衝撃は小さくはない。

 半ば呆然と、神父に視線を返す。クレイナー神父は激情や義憤に駆られる事はなかった。
 あくまで平静に、自らの今に繋がる事象を語り終える。

「無数の犠牲を看取り、無数の殺戮を免罪した者として……『天の梯子』の成立を見届けなければならない。
 これが私の持つ事情、と言った所でしょうか」
「それなら――」

 少なくとも、人類の救済に賛同しない、または積極的でないマスターに対しては共闘できるのではないか。
 そう口にしようとした所で、神父は手を上げて、それを制した。

「漠然と推測できている、のではありませんか? 犠牲を決して無為にしたくない、という想いが当然であるように……
 この塔による救済が『本当にあの地獄に値するのか?』という疑問もまた、当然のように渦巻いているのです」

 反論のしようも無く、ただ絶句させられる。神父の言葉にはそれだけの力があった。

「つまり、仮の話だけど収容所の生き残りや遺族が、人類なんて滅んでしまえと叫んでいるのであれば……」
「人類を救いたい、という希望と等しく肯定します。厳正たる聖杯戦争の監督役として」

 これが監督役から逸脱した取り引きには応じない、という理由であり、動かし難い意思だ。
 恐ろしく強い、しかし相反する二つの願いが神父の立場を中立に留めている。

「これで納得して頂けたでしょうか。交渉の余地は極めて欠しい、と。
 さて……最後の用件に移りましょうか。監督役として一つだけ、各マスターに確認事項が存在しています」

 話を打ち切られかけて、慌てて高速思考で食い下がる言葉を捜すが見つからない。
 これが、浅地高木の限界だ。論理や理屈が届かない範疇では、とにかく無力なのだ。

 できる事と言えば、たった一つ。大人しく神父からの確認事項を待つ事だけだった。

「率直に尋ねましょう――人類に、この天階の聖杯を以って救うだけの価値があると思いますか?」

 ただでさえ重苦しい雰囲気となった中継地点に、さらに根本的な問いが不吉に響いた。
 今度は中立どころではない。クレイナー神父の質問は明確に、危険な空気を纏っている。


104 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:50:25 .xD0WoXg0

「それは……価値の定義によると思うけど」

 重要な問いであると認識し、即答はせずに、慎重に言葉を返す。
 もちろん、そのような返答を求めて、尋ねてきた訳でない事は分かる。が、そもそも質問自体の意図が不明だった。

「定義、ですか……貴方自身が真に納得できる定義であれば、ご自由に。さほど複雑な問い掛けではありません。
 罪業を重ね、打ち建てた塔は血に塗れている。そして、救うべき人類は発展も革新もなく、ただ生を薄く引き伸ばしている……
 我々の行為は、本当に釣り合いが取れているのか、という話ですよ」

「無価値だから滅んでしまえ、とか。そんな話じゃないだろうね」

「まさか。神ならぬ身に、その願いは重過ぎる。もっと切実で倫理的な話です。
 そうですね、仮に聖杯によって人類の救済が成就されたとしましょうか。
 そこまでは、誰もが望む幸福な結末です。しかし、その後……」

 元からあった陰惨な調子を強め、さらにクレイナー神父は話を続けた。

「延命の結果として、発展や変化を抑え、継続のみに縋る人類が生産し続けるものとは何か。
 それは、社会という名の歯車に轢き潰される犠牲者ではないでしょうか。
 差し引きで計れる話ではありませんが、犠牲を上回る他の何かを創造する事もなく……
 そして、人類を延命する限り、第二第三の絶滅収容所は必ず成立します」

「…………」

「……なぜ、このような質問をするのかと言えば、司祭の地位でありながら、私は大いに悩んでいるからなのです。
 人類を救うという名分の下、罪業を重ねるべきか。そして、私自身も手を穢し続ける事が正しいのかを」

 差し挟める言葉はない。きっとこれは『天の梯子』の成就、聖杯を目の前にすれば、必ずその時に直面する問いでもあるからだ。
 マスターの大半に共通する願い。人類の延命が、どれほどの犠牲によって成し遂げられるものなのか。
 そして、それは本当に正当化されるべきものなのか。この聖杯戦争の参加者であるのなら、一つの回答を出さなければならない。

「これらを踏まえた上で、改めて尋ねます。人類に、この天階の聖杯を以って救うだけの価値があると思いますか?」

 いざ、問い掛けられて、やはり即座に言葉を返す事はできなかった。
 もし仮に、自分が西欧財閥に残っていたのなら、そしてそのままマスターとして今この場に立っていたのなら。
 それでも割り切り、価値の有無に関わらず犠牲を肯定すると、淀みなく答えられたのだろう。

 しかし、今となっては魔法でも無ければ有り得ないIF(もしも)の話だ。あの頃とは、何もかもが違う。
 おそらくは他のマスター達も同じ事を問い掛けられ、自身の今に基づき、十人十色の回答を出したのだろう。
 そう考えれば、少しは気が楽になってくる。完璧な答えでなくともいい、今はまだ自分らしく答えればいいのだ。

「価値はある。釣り合いが取れているかは分からないけれど……そもそも、その価値が無ければ問い自体が成立しない。
 一部の人間を犠牲にする事が、なぜ罪なのかと言えば、やっぱり継続の価値があるものを不当に断絶しているからだ。
 クレイナー神父、貴方の問い自体に解答が内包されている」

 結局、理屈で答えた辺りは微妙だったのかも知れない。が、間違いのつもりもない。
 人類、というよりも、人間に延命させるだけの価値がなければ、神父の語る罪も在り処を失うのではないか。
 それが考えた末の答えだった。

「たしかに……この場合、人類という総体で語る限り、徳と罪は一体ですね。しかし、その正しさはあくまで机上に留まるものです。
 その論理を以って人類の在り様を肯定するのならば……
 人類を救い継続させる価値とは、人類が犯し続ける罪悪の裏返しとなるのでしょう」

 机上における正しさ、そう言われたものの反論はしなかった。
 図星だったという事実もあるが、それ以上に神父の語り口の異様さに気圧されていた。
 陰の差した表情はそのままに、しかし控えめな口調は一語を重ねる度に熱を帯びていく。


105 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:51:59 .xD0WoXg0

「それらが大きければ大きいほど、水面下で渦巻く業や欺瞞は堆積し積み重なり――こうして、救いの塔を築き上げた。
 同じ望みを抱きながらも、人々は相争い、最後は救いの塔をも巻き込み崩壊していく……その結末が目に浮かびませんか」

 言葉を結んだクレイナー神父の眼には明らかに、狂熱が宿っている。あるいは恍惚か。
 当人の性質としての落ち着きと、状況的な要因としての高揚が異常なまでに溶け合っていた。

 まるで、神の啓示でも受けたかのような。そう錯覚するほどの語り口だ。

「クレイナー神父、貴方は……」
「……失礼。貴方の回答を批判したい訳ではないのです。あくまで一つの可能性を提示しただけの事。
 では、確かに確認事項に対する返答は頂きました」

 恐る恐る、といった風情で語り掛けると、クレイナー神父は眼を閉じ、自らを落ち着けるかのように一呼吸置いた。
 正直、これで安堵したのは事実だが、一方で悪い予感は確信に変わりつつある。
 この神父は味方にできないうえ、さらに危険な方向に向かう可能性が大いにある、という事だ。

「これを以って、監督役としての要件は終了です。
 第三階層は海洋が大半を占める孤島のフィールド……セイバーのマスター、貴方の健闘を祈らせてもらいますよ」

 話しかける間もなく、そして特に止める理由も無く。
 クレイナー神父が一礼し宣言すると、急速に中継地点での五感情報がまどろむ様にフェードアウトしていく。
 元から、それほど機能を割いてはいない領域だからだろう。第二階層の崩壊に比べれば、穏やかで迅速な切り替わりだ。

「最後に……興味深い返答を頂けた、お礼です。一つ忠告して差し上げましょう。
 机上の疑問ではなく、現実の脅威として、再び先程の問いを突き付けるマスターは必ず貴方の前に現れます。
 あるいは、貴方にとって最悪の敵手になるかも知れません。どうか、ご注意を」

 あらゆる情報が徐々に暗闇に呑まれていく中で、神父が予言めいた事を口にした。
 必ずしも、その真意の全てを理解できたとは言えないが。

「でも、つまり……」

 仮に、彼が本当に全てのマスターに共通の質問していたとするなら。
 それは、自分とは正反対の答えを出したマスターも存在している、という事を意味していた。


106 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/20(木) 02:55:19 .xD0WoXg0
一覧から消えた辺りに投下です。偶然ですが
神父さんの案内は前スレで案が出ていたので採用させてもらいました。色々と掘り下げておくには、いい機会だったかなと
結果、ウィンちゃんの出番は後回しにされた模様

おそらく、次回の幕間で登場人物が出揃うと思いますが、次の投下は遅れるかも知れません

>>36
神父「社会的に必須なので、死刑」
神父「やっぱり死刑は間違いだった。不公平なので検察、裁判官、弁護人、なんとなく傍聴者も死刑」
状況に照らし合わせると、こうなってる気がしないでも

>>レオナ
兄の為なら、白の方向にも黒の方向にも暴走する的な。黒いのは立場的に必要されたから、みたいな
生前を考えると、実はセイバーも同類だったりするのでしょうか。兄への対応は正反対ですが


107 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/20(木) 20:51:30 TJpQ7iAc0
投下乙です。
神父様やはりキ印なんですね。フツー絶滅キャンプなんかいたら「俺は悪くねえ!」か
SAN値直葬するかの二択なんですが、彼の信仰心はそれを許さなかったみたいな。
しかも絶滅キャンプ自体が、人類生存のためにはやむを得ない処置という生き地獄。
元々は善良で信心深く真面目なヒトだったんでしょうね、合掌。

レオナとタケルちゃんは汚れ役を躊躇しない所は確かに似ているのでしょうが、
タケルちゃんは非情な行いをするたびに、何処かの初代正義の味方のように
曇るのでは? 非情な任務が下るたびに父への忠義と自身の高潔さの板挟みに…
対するレオナの場合は、どんな悪行を行なおうとそれが兄の為になるのならば
どうという事はないみたいな。 兄>越えられない壁>自分含めたその他

タケルちゃんが秩序・中庸なら、レオナは秩序・悪ですかね?


108 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/20(木) 23:01:06 QJPoVV.o0
クレイジー神父初っ端からボロ出してますやん
主人公と逆を答えたマスターって誰だろ


109 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/21(金) 00:43:34 WPz7Qj3oO
投下乙です。

逆に答えたのは、収容所からの脱走者とか遺族かな?


110 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/21(金) 01:27:33 YL3myGzI0
【キャスターからの贈り物:案】

セイバー: 黄金のサンダル
移動と探求を司る魔神であり、ヘルメス神に起源をもつセーレの礼装。
ごく短距離の瞬間移動が可能、また義足の役割を果たす。

アーチャー: カスパールの魔弾 
狩猟の魔神 レライエの加護を受けた魔弾。6発までは射手の望むものを
撃ち抜くが、7発目はレライエの獲物に命中する。

ランサー: 思考を映す鏡
思考を読み秘密を暴く魔神 ダンタリオンの加護を受けた鏡。
鏡に映した者の隠している秘密や罪を暴き出す。


111 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/21(金) 21:02:47 YL3myGzI0
明日屠殺される人たちと顔突き合わせてるとか、何気に地獄だよね。
動物と違ってお話できるし。


112 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/21(金) 21:58:43 HWrtRN/U0
作者の中ではどんくらい設定固めてんのやろ


113 : ◆AWvm2QqdVs :2014/11/22(土) 21:48:56 eiT3nHlw0
あらかじめ固めている設定は、ほとんど無いかなと。結構な割合で書く瞬間に決めています
ランサーがどの案とかも、実は確定したのは一言目の台詞の時点だったり
伏線、前振りもありますが、大雑把な回収方法だけ考えて、あとは案とか予想とかに応じて変える感じで

現状だと第三階層は前スレの案以上の事は考えていない、それ以降は展開の進捗(死なせる人数等)だけ考えて
実質はノープラン、という状態です

>>107
結果的に行動が似通っても、たしかに内心では色々と違いそうですね
そういえば、忠誠の対象から信頼/愛情があるか無いかも大きいか……


114 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/23(日) 00:14:58 qRvLTzVw0
海は神話的に例のライダーの独壇場かしら。タケルちゃんにとってはトラウマフィールド。


115 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/23(日) 00:29:39 qRvLTzVw0
忘れてた、72柱に海の魔神フォルネウスがいた。
フォルネウスの起源は、北欧の海の巨人エーギルの父 フォルニョートという説
もあるからベオの倒した北海の巨大幻想種みたいなヤツの親類かも。

某キャスターは万能すぎるな……。


116 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/24(月) 14:32:25 hup4DldIO
>>113
タケルちゃんは、お父さんに恐怖されてる事に、最期まで気付かんかったしな。


117 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/24(月) 23:11:26 INJf/LxE0
WIKI更新完了


118 : ◆IO/jvs2O9g :2014/11/24(月) 23:26:33 tuV8iTIQ0
だいぶ間が開いたけどジェイミーのイラストできたよー
今回後で編集してもらうのも悪いかと思って直接wikiに貼り付けてみました
というわけでwikiのジェイミーのページを確認してね

男装の麗人的な外見を想像していた人が多いのではと思うんだけど
ボンド的にはせっかく女に生まれたんだからもっと色気を武器にしなきゃ損でしょ
ってなるかなーとも思い、あえて女性的な見た目にしました。
令呪デザインは007のガンバレル・シークエンスでお馴染みののライフリング柄を
モチーフにしてあんま捻らずに作ってみました。

次回はショタキッドやで


119 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/25(火) 20:55:29 zl8Sy3bE0
>>118
うおう! マジで絵が投下されているよ! スゲー!! ジェイミー考えた人見てる!?
あっ…投下、本当に乙です。


120 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/25(火) 21:41:33 a5J3YG6Q0
ジェイミー……なぜ……男なんだ


121 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/27(木) 23:50:37 4KUR2ahM0
クラーケンの故事のように島がドラゴンだったとか。
あとソロモン王の船が聖杯や聖槍輸送してて、ガラハッドがその船に乗る
話があるんだよな。ガラハッドの二本目の剣はダヴィデの剣だし、ソロモン王
もアーサー王と意外に因縁があったりする。

エウロペはゼウス、地中海を引きずり回されたトラウマが……
最後にタケルちゃんは妻を海で亡くしている。


122 : 17分割 :17分割
17分割


123 : ◆J16Q1cpdcM :2014/11/28(金) 21:05:00 gnKb35.k0
ジェイミーの設定考えたものです
すごい感激…自分でもラフぐらい描いていたんですけど龍之介と橙子さんの合いの子みたいであんま気に入ってなかったんですよね…
こっちのほうが断然らしいっす!!


124 : ◆J16Q1cpdcM :2014/11/28(金) 22:26:23 gnKb35.k0
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1417181002.jpg

なんか自分の触発されて絵描いちゃった…
レオスです
既存の絵と違和感ない感じにそのうち塗ります


125 : ◆J16Q1cpdcM :2014/11/29(土) 00:16:04 7a1TlxA.0
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1417187720.jpg
…描いちゃった


126 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/11/29(土) 02:28:30 4ap0x46I0
>>125
これは王気(オーラ)纏ってますわ


127 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/01(月) 23:35:23 0nvAsCBE0
なんかアトラス出身のマスターがいるみたいだが、いったい誰のマスターなんだろ?


128 : ◆J16Q1cpdcM :2014/12/02(火) 20:42:24 RKGPV3Bk0
ハーウェイ兄弟のイラストをwikiにあげときましたー

エリーチカっていうの禁止!


129 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/03(水) 16:09:14 jLCHYVYUO
最新話読んだけどスゲーいいじゃん


130 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/03(水) 23:20:29 6cyyxSjQ0
ランサーの経歴詳しく知るために関連資料探してるんだが、なかなか見当たらんな。
もう少女漫画コーナーで立ち読みするしかないのか…。


131 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/04(木) 11:04:02 1pGEVNX2O
>>130
買ってもええんやで?


132 : ◆J16Q1cpdcM :2014/12/04(木) 19:05:32 .HvbXNK20
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1417687452.jpg
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1417687510.jpg
こんなのもかいてしまった


133 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/05(金) 09:56:27 W3niJekw0
いい中ボスっぽさ


134 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/05(金) 20:50:29 d7RGwUtI0
汚猥と愚者に満ちた不完全な現世を愛するキャスター。
覇王タイプは「俺を退屈させるなよ」とばかりに全身全霊で迎え撃つが、
救済者とかはガチで殺しに行くんだろうな。

全人類不死化とか生涯の愉しみ奪うようなもんだし。


135 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/06(土) 00:29:06 dZknI1Xs0
WIKIに幻想種枠作る必要あるな。
海ステージはシービショップやケルピーかな? やっぱり…


136 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/06(土) 14:35:26 vJ5USZuwO
クラーケンで、タケルちゃんに触手プレイ。


137 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/07(日) 23:26:52 AOxeKEEI0
セイレンの鳥たちが歌で惑わす場所があったりして。
呪歌に悩まされながらサーヴァント(バーサーカー?)の襲撃を受けるタケルちゃん
で、アムドゥスキアスのこの世ならざる楽才でセイレンを自殺に追い込むキャスター。


138 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/09(火) 00:09:01 O/VjpC7o0
【ソロモン王の船】
ソロモン王が定めたルールに該当する人物以外は乗れない魔法の船。
北海の魔神フォルネウスによって曳航されており、速力や操船は自由自在。
波や風に対する加護も持つ。また天の御使いからも直接祝福を受けており
対魔力さえも備える。宝具ではなく、魔神とキャスターの魔術によって再現されたもの。

アーサー王伝説に登場、敬虔な信仰を持つもの以外は乗れないことになっている。
ソロモンの王妃のひとりの進言で造られた。その船には大きくて立派な寝台があり、
父王ダヴィデの剣等が置かれていた。かのガラハッド卿が第二の剣を手に入れた
場所でもある。


139 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/12(金) 22:00:11 DE0kzH1Q0
エル・クルエルの王城中枢には、ランサーの理想化された最愛の愛妾
のイメージがいたりして。あと罪悪や原罪の象徴として、幽閉した例のヒト。
(某漫画では、嫌悪の対象として母親と同一視してたし。何かの弾みで
 後者が出てくると宝具にブーストがかかるとか)


140 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/12(金) 22:41:34 XP.gxZmY0
イメージすると中々シュールだぞ


141 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/13(土) 22:46:35 y35/hiJM0
我、自ら裁く(カベサ・エル・ジャスティシエロ)
エル・クルエル内でランサーが攻撃を受けた場合、城内のランサーの石像が身代わりになる防衛術式。
かつてセビリアで「殺人を犯した者はただちに首をはね、見せしめのために殺人現場にその首を晒す」と
の命を出した己自身が殺人を犯した為、自身の石像の首をさらして自分自身を裁いたランサーの逸話から。

黄金搭
エル・クルエル内のランサーのプライベートルーム。用途については聞くな。


142 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/15(月) 14:44:51 aWtCNxU2O
>>141
殺した人数分、身代わりの石像が増えてくとか。


143 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/27(土) 21:33:41 ikPO/u4E0
ランサー
心眼(真):A-
修行・鍛錬によって培った洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、
その場で残された活路を導き出す戦闘論理。逆転の可能性がゼロではないなら、その作戦を実行に
移せるチャンスを手繰り寄せられる。猜疑心の

旧契の叛逆者:B
その時代を縛る戒律や掟に敢然と立ち向かった英雄に与えられるスキル。
自らの意志で架せられたギアスや制約に抵抗し、反故にする事さえも可能。令呪にもある程度抵抗可。
神の定めた婚姻を敢然と拒み、幾度の破門さえも物ともしなかった逸話から。


【エウロペについて】
エウロペとは、満月の同意の「広い顔」を意味する名で これは大地母神であり月女神でもある
デメテルの異名。この事からエウロペの起源はクレタの月の女神。
古代ギリシアの伝説では、ゼウスがエウロぺを攫ったとあるが、本来は月の巫女が生贄の太陽である
雄牛に勝ち誇って乗っている古代ギリシア以前のイメージに由来しているとの事。
青銅の巨人タロスはクレタ島の方言で「太陽」、ラプラエスは一説にはアルテミスの持ち物ともされ
「月」を象徴。で、投槍はゼウスの雷霆? この三つの贈り物と三人の息子って随分と象徴的。

【カインについて】
カインの兄弟殺しは、女神イナンナの冥界下りと再生のための ドゥムジの犠牲が起源らしい。
冥界に囚われたイナンナ復活のため、エンキ神(カイン)がイナンナの恋人であるドゥムジ(アベル)殺害
を発案した。女神(地母神)の花婿である聖王は、犠牲となってその血を大地に捧げ地上の生命力を取り戻す。
旧い王は殺され、新しい王が花婿になる(フィンとディルムッド、アーサー王とランスロット)。
ちなみにギルガメッシュは、この役割を拒んだ(女神による母権制から、神王による父権制への移行?)

ちなみに 古代バビロニアには、生贄(アベル)を殺した司祭(カイン)は生贄の流す血によって穢れた身を
清めるため一定期間 共同体から隔離されるという習慣があった。


144 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/28(日) 17:40:13 xlTlpIxI0
ビリー・ザ・キッドって、州知事に恩赦の嘆願書を書いていて かなり達筆だったり
とちゃんとした教育は受けていたらしい。

お色気担当はエウロペの双肩にのしかかるんだな…。


145 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/29(月) 23:16:57 9IrOnEKM0
サーヴァント達の聖杯にかける願いって何だと思う?
例のキャスターはゲスい願い(暇つぶし)だろうけど。


146 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/29(月) 23:49:34 UVrI32hIO
タケルちゃんは、お父さんに認めてもらう事だろうか。


147 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/30(火) 08:58:31 aiDipEfY0
ビリーは、ヒャッハー人生をもう一度かな?
例のランサーは今度こそカスティーリャ唯一無二の支配者に、
エウロペちゃんは、おうちに帰りたいってとこかしら?


148 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/30(火) 20:36:49 paVel8sA0
これって個々の願いを叶える戦いだったっけ?


149 : 僕はね、名無しさんなんだ :2014/12/30(火) 20:55:22 0ZuQebok0
>>148
基本世界を救うだけのはず
救った後の世界で体培養して魂入れて生まれ変わるとかはできそうだが


150 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/01(木) 20:42:50 Q1qUgA2A0
真祖の夢は、やはり世界の裏側とかと繋がっているのだろうか?
まあ演算能力やキャパの関係で、大物(白鯨とか)はこないだろうけど…


151 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/02(金) 23:52:06 MnzGzV8M0
アポクリファ完結したな
やっぱfateは群集劇が映えるな


152 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/03(土) 00:19:48 8hQ1268w0
事件簿の方でソロモンにも関係しそうなユダヤ由来の魔術理論が結構出てきたな
ソロモンの能力って結局細かくは決まってないんだっけ?


153 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/03(土) 00:56:34 9OlTy.960
案は結構あげられてるけどまだ出てきてないし選択肢が増えるのはいいかもね


154 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/03(土) 14:57:55 IAF8sipE0
全知だからなぁ、魔術版バビロンやってきそうで怖い。
プライドの高い魔術師に仙水忍みたいな厭味言いながら。

ただし特化し過ぎた魔術や固有結界、五大の魔法は使えないの。


155 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/04(日) 16:27:32 acc9I0HE0
【没鯖の墓地(仮) Fate/Asylum】
黒のセイバー:
プランタジネット家の宝剣 エクスカリバー・コルレオニスを宝具とする。
彼の手に在るそれは魔剣と化し、黒き極光を放つ。苛烈かつ冷酷な暴君。フランスの地を
我が物とするため、召喚に応じる。マスターを道具のように扱い虐げている。
某ルーラーが反吐が出るくらい嫌いで、彼女が召喚された暁には 自らの手で再び火炙り
にするつもりだった。今のルーラーも嫌いで、単独行動をとっている。

主人公:
七代前が魔術師の一般人、魔術回路移植により半死使徒化している。
国境なき医師団のメンバーの一人で、Monsterのドクター・テンマのような善人。
セイバーの手で同僚全員を殺された。彼を生かすために罪のない幼子の血を飲ませた
セイバーに対し憎悪を燃やしている。

テンプル騎士団?:
十字軍時代、この地で黒き聖杯を発見した元教会の一組織。
魔術師や錬金術師がメンバーにいるなど、当時から異端的なところが多かった。地元の呪術師
との協力の元、聖杯を手に入れようとしたが失敗。その後 当時の埋葬機関に粛正された。
60年前の冬木の聖杯の技術流出に目をつけ、術式で持って黒き聖杯を手にしようとしている。

ルーラー:
かつてフィレンツェで神権政治を行った、狂気の預言者。
64年と1527年に続く、三度目のローマ大火の再来を望んでいる。神と教会に仇なす者とされ、
聖堂教会の代行者達に狙われている。 テンプル騎士団の末裔たちと行動を共にする?


赤のアサシン:
第8代カリフ アル=ムスタンシルが長子、暗殺者ハサン達を率いる廃されし王。
宰相の手で王座より引き摺り降ろされ、戦に敗れて幽閉され屈辱と不遇の最期を遂げた。
この時 彼を支持した者達はニザール派を名乗った、すなわち彼らの末裔が後の暗殺教団
を生む。アラーの地より異教徒と穢れし異教の外法を除くのが目的。
人間をハサンに任命する宝具を持ち、テロリスト達を本物の神の刺客に換えた。

ファティマ(仮):
最近のし上がってきたテロリストの幹部。
元々は名門の生まれだが部族間闘争に敗れ、一時期テロリストの少年兵にまで落ちぶれた。
母型が呪術師の家系の亜流だったため、黒い聖杯に選ばれアサシンのマスターとなる。
野心家でいずれ組織の頂点に立とうとしている、虚無主義で神の存在を信じていない。
呪術師一族の呪詛により、一族の仇である首領カウェーに生殺与奪を握られている。

テロリスト集団:
某国政府の打倒とムスリム神権政治への回帰を目的とし、政府と交流がある先進国に破壊活動
を繰り返す、典型的なテロリスト集団。地元の中東の呪術師一族や、魔術師や死霊呪術師等を
多数抱き込んでおり、赤のサーヴァントの半数を掌握している。
行動部隊のリーダーであるカウェーは、イスラム原理主義の長老たちを無視して行動しており、
接触を禁じられた穢れた存在である"呪術師の一族"と接触。黒の聖杯を手にするべく行動している。


政府軍:
最新鋭の戦車隊を赤のアーチャーに壊滅させられる?

魔術協会:
フリーランスの魔術使いを派遣、CIA職員と行動を共にする事になる?

教会:
ルーラー粛正のため騎士団を派遣するも、テンプル騎士団の召喚した
黒のサーヴァントに壊滅させられる?


156 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/05(月) 18:10:19 bdkTyYu20
赤のセイバー案
絶世の名剣デュランダルを宝具に持つ
好青年だがBランク相当の理性蒸発を保有し、令呪の強制をも無効化できる。
オリヴィエへの謝罪をするという願いを持ち、召喚に応じる。
天使の加護を受けた宝具は悪性の者を斃すということに特化しているため、
カウンターシステムである赤のサーヴァントとしてはこれ以上ない最優の英霊である。

赤のセイバーのマスター
清朝の中国で起こった反乱の首謀者。
ヤハウェの息子、キリストの弟を自称する。
かつてどこかで起こった聖杯戦争で受肉し現界し続けているサーヴァント。
令呪を宿しているサーヴァントとして、都合がいいためテロリスト集団に拾われる。
赤のセイバーを召喚し、テロリスト集団の抱えるマスターとしていいように扱われる。


157 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/06(火) 00:01:51 vAtHILuo0
【エウロペ宝具案】

守護造神 蒼星猟犬(クストス・エウロペア)
神綬の腕環を触媒に、神授の猟犬ラエラプスを召喚し使役する。
ラエラプスは一度追った獲物は決して逃さないとされる因果固定の力をもつ神造の幻想種で、
地上のいかなる獣をも捕える事が出来るといわれている。また飛来する飛び道具や攻撃を
捕捉対象としてインターセプトして迎撃、主人の身を守ることも可能。

守護造神 曙光偶像(オレイカルコス・ヘーロース)
神綬の装飾品を媒介として、神造の青銅 巨人タロスを召喚し使役する。媒介として使用した
装飾品の数によってタロスの能力は変化する。タロスはヘファイストスにより鍛えられた青銅
によって覆われており、その守りはテーバイの七つの城壁に守られた城塞にも相当する。
完全体は全身からは神霊レベルの魔術行使に匹敵する神火を吹きあげ、近づく者全てを焼き尽くす。

小雷霆(ケラウノス・ロー)
天空神ゼウスの神格象徴のひとつを帯びた投げ槍。
一度限りの射出宝具で、ダメージ数値はB-に相当する。所有者の魔力とは関係なくダメージ数値
を出すお手軽兵装。いくら使っても決して無くならない

円環宮殿(クレータ・ラビュリントス)
エウロペの身を覆う幻惑の砦。
幾重にも重なる幻影の結界が彼女の姿を隠し、複雑怪奇な巨大迷宮を作り出す。
エウロペが危機に陥った時、自動的に発動する。


四界廻りし天の雄牛(プレイアデス・アルデバラン)
オリュンポスの宙天にかかりし星の宝具。神々より贈られた金の花飾り細工の鎖でもって、
ゼウスの分身たる天の牡牛座を地上へと引き下ろし、使役する。
雷霆と奔雲を肉体として身に纏い、かつてエウロペを攫ったように雷がごとき猛速で
天と地を駆け抜ける。天牛グガランナを起源とし、その力はかの神獣にも匹敵する。


158 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/07(水) 11:33:58 EzaQAaQU0
ソロモンの願いは八つ当たりがいいな

あんだけ生前俺が頑張ったのに未だに人間このレベルなの?俺の努力なんだったん?もういいよ死ね

みたいな


159 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/07(水) 19:57:36 .bXw9wcY0
ソロモンって「エルサレムに神殿おっ立てたの後にも先にも俺だけじゃんよ〜、しかも俺本気出してないしww
何かする前に磔にされた救世主さま(笑)とか正直ないわ〜」とか思ってると思う。

あと「ソロモンの栄光を生み出したのが自分ならば、それに幕を引くのも自分」キリッ
「愚民ども、俺を前半は名君だとか晩年は暗君だとか勝手な事言ってるけどアレ全部仕込みでした乙www」
ってな感じの屑仕様だと思う。

民など王の玩具、騎士王が助走つけてエクスカリバー撃つぐらいのゲス。


160 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/07(水) 21:19:16 P9mkkjVc0
ソロモンか、某天使スレ出たソろえもんを思い出すな
あのスレのカイザー魔術王は格好良かった


161 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/08(木) 22:59:54 yRRjymvw0
残りのサーヴァント
ライダー タロスのオーナー
キャスター いったい何ロモンなんだ!?
アサシン ????
バーサーカー ????

残りのマスター
アトラス院のメンバーがいる?


162 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/10(土) 23:13:54 /LveHKBA0
【黒太子の宝具案】
覇道斬り拓きし獅子之剣(エクスカリバー・コルレオニス)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人
かつて存在せし最強の聖剣を人の手によって再現した人造の聖剣。真名解放と共に 柄の宝玉の
"獅子の心臓"に封じ込められた星の輝きが解き放たれ、振り下ろされた刃は直線状の極光の断層
となって敵陣を切り開く。この剣は持つ者の心の有り様によってその輝きを変え、かつて獅子心王
と呼ばれた王の手にあっては、かの騎士王と同じ眩き黄金の閃光を放ったとされている。
そして今セイバーの手にあって聖剣は、夜闇より昏い黒き極光を放つ。

気づいたら聖剣捏造していた…鬱だ。


163 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 01:28:11 bTYW2idY0
黒太子のwikiちょっと読んでみたが味方側にはそれなりに騎士道見せるタイプか?
それ以外は大分悪どかったぽいが


164 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 08:41:04 KKtktGQE0
ソロモン宝具案

「全知見通す王の瞳」(リング・オブ・ソロモン)
ソロモンが主より授けられたとされる『知恵』の証明。
ソロモンが記したとされる箴言において、知恵は天地創造の以前より存在したとされる

12 わたしは知恵。熟慮と共に住まい知識と慎重さを備えている。
22 主は、その道の初めにわたしを造られた。いにしえの御業になお、先立って。
26 大地も野も、地上の最初の塵もまだ造られていなかった。
27 わたしはそこにいた主が天をその位置に備え深淵の面に輪を描いて境界とされたとき
28 主が上から雲に力をもたせ深淵の源に勢いを与えられたとき
29 この原始の海に境界を定め水が岸を越えないようにし大地の基を定められたとき。
30 御もとにあって、わたしは巧みな者となり日々、主を楽しませる者となって絶えず主の御前で楽を奏し
31 主の造られたこの地上の人々と共に楽を奏し人の子らと共に楽しむ。

即ちソロモンの知恵とは、天地創造の大権能の一部
万能の力の道標、この世すべての始まりであるが故に
この世すべての終わりを見通す『神の意志』に他ならない。
ソロモンが特定の事柄について『知りたい』と考えた瞬間、その事柄は既に『知っている』事となり
何かを『やりたい』と考えた瞬間、その過程と結果のすべてを『経験した』事になる。
『ソロモンはこの世のすべてを知っている』という大前提が先にあり、
それを実現するために理屈をねじ曲げる『権能』に属する宝具。
またこれの応用により、ソロモンは身体的特徴や血統に起因するものを除く
ほぼすべての技術系スキルを、頭に浮かべただけで修得することができる。

「全能振るいし主の御腕」(ミドラーシュ・アレルヤ)
受身の能力である「全知見通す王の瞳」を攻撃に応用したもの
対象を構成する要素・起源・業に至るすべてを『理解』し『再解釈』することで
魂の形を変容させ自らの支配下とする対霊宝具。
肉体を持つ者に対しては身体が楔の役割を果たすため期間限定の洗脳程度の効果しかないが、
霊体であれば神霊ですら従えることができる破格の宝具。
生前の彼はこの力により数多の神々を『悪魔』として再解釈することで支配していた。
応用として、複数の悪魔の要素を分解して組み直すことで、新たな権能をもった悪魔を想像することもできる。
(B.Bがアルターエゴを作った時と同じような感覚)
当然ながら神代の権能を振るう悪魔を使役するには莫大な魔力が必要となり、
彼がエルサレムに建造した数々の神殿はそのための魔力を賄う目的もあったとされる。
これらの悪魔は神秘の絶えた現代においては大きく弱体化するはずだが
神代の地球を再現する天の梯子の内部においては往時の力を取り戻している。

とはいえ魔力消費はバカにならないらしく、普段は後世の魔術師が
ソロモンの悪魔の権能を魔術的に再現するために編み出したとされる似非宝具
『魔術王の小さな鍵』(レメゲトン)を使用している。
当人曰く「玩具にしては良く出来ている」とのこと。


CCCとか事件簿で出た設定を使って出来る限りチートにしてみた
魔術版ギルというよりはB.Bとその他のちゃんぽんみたくなったけど


165 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 10:26:58 VTr4lxiQ0
黒太子は戦争では連戦連勝だったけど、統治能力は低かったみたい。
フランス南部のアキテーヌ割譲したものの、各地で継戦&贅沢三昧続けて
財政破綻からの大増税で領地の豪族反旗〜結局最後は失地した。

なんかオルタの男版のようなイメージがある。


166 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 16:24:47 422vqmXI0
久しぶりに覗いたら、遂に神父ソン来てたし、無駄な色気を発揮するジェイミー(だが男だ)居たりで
超驚き。あと、ついでに読んでる最中に思いついた、エウロペマスター案も投下してみる。

所属     :時計塔
年齢     :20歳くらいの青年
性格並びに背景:エルメロイ・時臣に続いて三人目の、魔術師らしい魔術師。
        人類救済の裏で、「あわよくば、神秘溢れる世界を」がモットー。
        現在、大源枯渇で儀式系全滅の中、しぶとく生き残ってる礼装使い系。
        (というか、手に入るモノで魔力が宿る・込められるのが『かつて作成された、神秘が宿るに値するモノ』
         くらいしかなさそうなので。)何学部かはちょっと未定。
        「魔力の篭ったモノを扱う」事に秀で、今回はモットー以外に宝具の観察による、今後作成する礼装の参考と
        「必要とはいえ、外法に手を出して装置を完成させた事に対する、魔術協会関与の証拠を隠滅する」為。殺害。
        礼装使いである理由は、代々「極力、土地に自分の魔力を残留させて土地の性質を汚さないようにする」為と、
       「どんな魔術で相手を殺したかを悟らせない」を守る為。多分、一族みんな執行者で、元どっかのオーナー。

小話     :礼装使用の関係から、「前衛と組む」タイプ。今回は槍と、「何故か」剣が選択不可だったので、やむなくライダー選択。
        出てきたのがトンデモお嬢さんで正直絶望したが、代わりに「自動迎撃」「自立宝具」を扱って、結構強力に。

       サーヴァント「に選ばれた」のは、「神秘の溢れる世界」を「お花いっぱいの世界」と「勘違い」されたため。
       神秘に敬意を払う為、知らず相応の見返りを得る、二重の意味で希少な人間。但し、見返りの内容は微妙かもしれない。

とか。


167 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 16:27:27 422vqmXI0
あれ、文章が
     変だ。


168 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 16:28:17 422vqmXI0
なんぞ


169 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 16:33:57 422vqmXI0
まぁいいや。訂正。現在の地球環境だったら、「三重の意味で」希少だった。

書き方こうか?


170 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/11(日) 22:55:34 VTr4lxiQ0
アサイラムのコンセプト
・サーヴァントとマスターが関係最悪だけど、目的のために共闘する。
・雁夜おぢさんみたいな無力な人間が主人公。
・甲賀忍法帖みたく死にまくる、ヒロインも某PIXIVの島風のように
 死にまくる(主人公も例外じゃない)。

今さらながらヒデー設定だな。


171 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/12(月) 15:21:48 2lu5f0zc0
つまり全陣営ランサーみたいな聖杯戦争ということだな
四次ライダー陣営みたいのが1組でもいないとダメそう


172 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/12(月) 16:17:34 2lu5f0zc0
【黒のライダーの宝具】
■■■■■■(Unidentified Flying Object)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:10〜100 最大捕捉:100人
世界各地で目撃された宇宙人が騎乗するという物体。
人々の生み出した『宇宙人』というイメージの副産物。
未知への恐怖、憧れといった感情によって生まれた神出鬼没の概念武装である。
光学迷彩による気配遮断、レーダーによる気配察知、怪電波による相手のステータスの低下等
多種多様な能力を持つ。
また、真名解放によりを固有時制御や空間転移といった魔法の真似事すら可能となる。


173 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/12(月) 19:52:56 SNlwRZGw0
【アサイラム ヒロイン候補】
●新人記者娘
ライダーのマスター。新米戦場カメラマン。
能天気で楽天的でマイペースな性格で、どんな人間とも仲良くなれる変な資質
がある。語学の才があり、現地語を数日でマスターする。鷲巣並の豪運の持ち主で
大学時代 世界中のあらゆる危険/紛争地帯を渡り歩き、様々な事件に巻き込まれて、
まったく無傷で生還したという逸話を持つ。彼女が麻雀やると、卓が割れる。
(最後まで生き残るかも、トラウママシマシで)

●赤のライダー
ロシア帝国の軍服を纏った、金髪ポニー少女。
何かよくわからない使命感と熱意に駆られてはいるが、つねに空回りしている。
武勲を誇る騎士でも、武の達人でも、偉大な王でも、万の兵を率いた将軍でも、
怪物殺しでもなく ただひたすら輝かしく、誇りに満ち 未熟な新兵そのもの。
宝具は生前の愛馬で、頼りない彼女をサポートしている。
(最後まで頑張るけど、やっぱり死にます)

●殺し屋娘
アラジル(死の天使)と呼ばれるフリーの殺し屋。
僅かな金銭や食べ物を代償に、依頼者の報復を代行する"セイギノミカタ"。
たったひとつのパンを報酬にフル装備の陸軍一個小隊に喧嘩を売る。
とあるCIAの現地員曰く「割に合わない代償で、争いに首を突っ込んでは勢力図
を塗り替えていくので、そこいらのテロより性質が悪い」との事。
普段は明るく無邪気だが、いざ戦闘になると冷酷無比な殺人マシーンと化す。
野獣のような身体能力と 機械のように精緻な殺人技術を併せ持つ超人的な兵士。
かつて家族を皆殺しにされた際に 死魚のような眼をした日本人傭兵に助けられた。
彼が"セイギノミカタ"と名乗ったので、彼女もそう名乗るようになったとの事。

カウェーとは年来の宿敵(羊のあぶり肉の報酬)で、聖杯降臨の儀式に乱入して
兵士達と戦うも捕えられて砂漠に縛りつけられ、死にかけていた所を記者娘に
助けられる。それ以来は「命を助けられた恩を返す」べく、危機の際には駆けつける。
(死にかけて宝具でハサン化、タオローみたくボロ雑巾のようになって死にます)


●女医
国境なき医師団に参加した日本人医師、京都の名家の生まれで大病院のひとり娘。
主人公に惚れていたが、乱入してきたセイバーにぶった切られて死にます。

●幼女
主人公に母親の病気を治してもらい、懐いていた現地幼女。
セイバーの手で、半死徒化した主人公の最初のご飯にされる(合掌)


174 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/12(月) 22:40:48 2lu5f0zc0
●始まりの魔女
ライダーのマスター。黒き聖杯を作り上げた始まりの一族の末裔。
黒のセイバーと共闘する。得意な魔術は強化。
自分のサーヴァントはもちろんその他の参加者もチェスの駒同然の玩具と見ている。
並はずれた魔術の才能を持つが、基本的には使用しない(なんでも他人にやらせるため)
なんでもできる故に何もしないというポリシーがある。
(自ら望んで主人公の手で死にトラウマを植え付けます)

●魔術師見習い
赤のキャスターのマスター。未熟な魔術師見習いの中性的な少年。
自信家で妄言も吐くが、他人の注意は素直に聞き入れる性格。
魔術師としてはまだまだ未熟だが、一週間の鍛錬でマスターの資格を得ると言う
ありえない学習能力の高さを保有する。
温室育ちのため何かと甘い。
(令呪を腕ごと奪われ、戦線から離脱)

●赤のキャスター
スーツ姿の紳士的な男性。
探究心を常に胸に抱き続け、変態的なまでに未知に執着する。
宝具は悪魔の像でこれにより魔術を扱う。
(最後まで謎を追い求め死にます)

●黒のランサー
全身に拘束具をつけたボーイッシュな銀髪少女
普段は口数が少なく極めて大人しいが血を見ると性格が豹変、目につくもの全てを殺戮する狂犬と化す。
マスターに対しかつて裏切られた信頼と愛情を求め、その為ならどんな命令でも聞く。
(ドSマスターの命令によって、苦しんで死にます。)


175 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/14(水) 15:04:58 v9zQ.C520
黒ランサーは明らかにフェ●リルだな


176 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/14(水) 15:06:48 v9zQ.C520
赤キャスはホームズかソクラテスか


177 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/15(木) 12:27:46 ejUK8j.2O
同人誌のフェイトドリフターズが面白かった

絵柄がヒラコー寄り過ぎてあれだけど


178 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/15(木) 17:51:03 V.Rh1DBs0
結構このスレ見てるけどフェンリルの案何度目だw


179 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/15(木) 18:36:41 9eonaDNc0
アサイラムのサーヴァント案

赤のランサー
都市国家バビロン第6代王。後に、メソポタミアに勢力を拡大しバビロニア帝国の初代王となる。
古くから数えて二番目の法律を整備した法典王。
法典が刻まれし神鎚を保有しており、相手の罪の大きさにより強力な罰を与えることが出来る。

黒のアーチャー
羅刹族の戦士。
かの雷神を捕縛した逸話を持ち、高い神性を持つものに強い。
また、インドに伝わる幻力によって相手を惑わす


180 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/16(金) 00:18:51 jRFl1Y0AO
ハンムラビは、これ以上ないくらいに「秩序・善」だな。
法律の一行目が、法律の悪用を戒めてるし。


181 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/16(金) 13:59:29 NgPSKRV60
マーナガルムやシェヴォータン、マルコシアスとか似たようなのは結構いるのになんでやろ


182 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/16(金) 19:23:48 t36L4HE.0
フェイト/ドリフターズは、事件簿取りに行ったら置いてあって、
つい買ってしまったよ・・・。御大寄りにしたら信長の顔がアレなことになるから、
あれはあれでアリかと。
しかし、asylumとか別のも始まってるのか。フェンリルは、・・・fakeでネタとられたから
そろそろ諦めろと言っておく。人化してキャラもブレブレだし。

ちょっと話ずれるが、きの語が魔術作品の名詞のスタンダードみたいになってきてて、最近
つまらないというか、作品理解の邪魔になることに気を配ってない作家が増えてる。
田口千年堂の新作紹介にまで、「魔術刻印」の文字が載せられてて、おいおいマジかよ、と。


183 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/17(土) 17:53:11 uwZUIEiI0
聖エラスムスを女性化すれば拘束具系美少女になるよ


184 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/18(日) 15:54:35 d5ny7rn60
あと、ソロモンの全能性がどのくらいかも気になるな。悪魔を使役して大概の願いは
叶えられるのかとか、そもそも悪魔の知識とか能力がどのくらいなのか、とか、
悪魔の神秘度はどのくらいなのか、とか。
仮に悪魔の神秘度が聖杯と同等だったら、連中が退去する時に根源に触れられるんじゃないのか、
とか。
求めた知識は現世に関するものだったから、サモナーではあっても魔術師ではなさそうだけど。


185 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/18(日) 21:56:58 tgjGaRH.0
アサイラムのサーヴァント案

黒のランサー
ドルイド僧の装いをした老獪な男
フィオナ騎士団を率いた団長にして王
本来ならばクーフーリンと双壁をなす大英雄のハズだが
黒の聖杯により、策謀と無慈悲で配下の騎士から1人の女を奪い取った
黒い面が強調された状態で召喚された。
魔法の青銅槍、掬った水が癒しの水となる掌、舐めることで活路を導き出す指の三つの宝具を持ち
魔術も扱える万能戦士。


186 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/20(火) 19:47:05 d3ZuPkM60
悪魔は擬似的なサーヴァント扱いか、ただの使い魔扱いかで
戦力的な意味で大分違ってくるな

ソロモンさんは息子を生贄にして魔法の力を得たらしいし
願いは生贄にした息子の復活とか


187 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/20(火) 22:38:26 cU0lIEPM0
そんな話あったっけ?
アブラハムか誰かと間違えてね?


188 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/22(木) 19:03:17 TIe0NXCM0
ソロモンは神様に盛大に捧げ物したら、あのしみったれた唯一神に珍しく
御褒美に何欲しいって言われたんで 「智恵くれ」って言ったら、神様大喜び
してお前には多くのものを与えるって、約束してくれたんだよ。

ソロモンは交易や外交に力を入れて、内政面でも官僚機構を構築。
前王すらできなかったエルサレム神殿立て、イスラエルに繁栄をもたらした。
ただキリスト教会には、悪魔に力を借りたとか堕落したとか言われている。
ただ神に愛されているのは、例のロン毛ではなくソロモンなのは明らか


189 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/22(木) 19:35:18 ClZE9AvUO
>>188
嫉妬か。


190 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/27(火) 22:39:10 QrNGCnFw0
赤のセイバー
水晶と金細工で装飾された華美な剣を携え、華麗な鎧を纏った騎士。
武勇のみならず、冷静かつ的確な判断をする知将でもあり、常識的な人物。
黒き聖杯を危険視し、マスターと共に破壊しようとしている。
マスターとは険悪ではないが、しばしば騎士道的な観点から意見の衝突がある。
その気丈さから、かつて友の恋情を掻きたて、遂には狂気の淵に導いた美しくも
純情な魔女の面影を見ている。


191 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/29(木) 20:45:04 WeCAqupw0
黒のライダー候補
その美貌故に、神の生贄とされた悲劇の王女。自らを生贄に魔獣を召喚する。
半神の英雄に危難を救われるが、所詮彼女は神への供物に過ぎない。

黒のキャスター候補
最後の聖堂騎士団長。悪魔崇拝の象徴である、黒ミサを司る山羊頭の偶像を押しつけられた。
黒き聖杯によって捻じ曲げられた姿であり、世界への復讐を願う。

黒のバーサーカー候補
フランスの子守歌、伝承で語られる 教会の塔より大きな人喰いの巨人。
戦争によって多くの資源と人命を浪費する、民衆にとっての圧制者のイメージが具象化した無銘の反英霊。


192 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/29(木) 21:55:15 NSVABt9U0
型月的には
聖堂協会に所属している騎士=聖堂騎士団なのか
テンプル騎士団=聖堂騎士団なのか


193 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/30(金) 18:33:12 aVJTBjV60
赤のバーサーカー候補
勝利と破滅を招く魔剣を携えた女戦士。
本来、失うはずの理性を強靭な精神により保っている
黒き聖杯に自分以外の魔剣に滅ぼされた一族の者たちの救済を願う。

赤のキャスター候補
執事服に身を包む嫌味ったらしい男。かの騎士王の側近として彼を補佐した。
生前は「味方の騎士に嫌味を散々言った上に負ける」というような役を 一手に引き受けている。
故に自分の勝機がほぼないことを自覚しているようである。
願いは、かの騎士王の願いを否定すること


194 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/01/31(土) 17:27:37 RscSiNew0
赤のキャスター
ラテン文学において最も重視されている大文学者。叙事詩『アエネーイス』を書きあげた
詩作のみならず医学・天文学にも精通し、エピクロス学派の哲学も学んでいる。
自らのマスターにかつて彼が導いた男・ダンテを重ねている。


195 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/01(日) 20:04:13 a0ALzX.k0
なんかよくわからない事になってるが。
unlockの方と違って本当にキャラだけ連投されまくってるけど、
一緒のwikiに専用ページ作って保存しとくか?途中から見るとマジに状況がわからん。


196 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/01(日) 22:21:51 5zwV2wGo0
それ、ストーリーさえ明確に決めてない文字通りの"墓場設定"だしなぁ。
(本編のアイデア出しに戻すべきか?)


197 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/01(日) 23:00:25 8T1FVnMo0
鯖設定だけ上げ続けても仕方ないしなぁ、やっぱ聖杯戦争作成ってんなら物語の骨組みこそまず煮詰めるべきだがまとめ役が一人もいない上にこの過疎状態じゃ新しい話は無謀やと思う


198 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/02(月) 17:31:18 foKvuO9s0
過疎っていうか、unlockの方は最早ROM勢の手を離れてるからな。
それと見ての連投かと思って聞いたんだが。


199 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 11:58:59 0cjC3UI6O
候補と書いておきながら、真名を併記してないのは不親切だとは思う


200 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 12:40:59 KzjW2Ybg0
相手が自分と同じ知識を持っていると思い込むのは避けるべきだな。
いっそのこと一から十までぼくのかんがえたせいはいせんそうもOKにしたらどうか、でも少しは設定拾ってくれたら嬉しいなみたいな


201 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 16:32:24 r3E5lsT.0
僕鯖のほうで似たような投稿されてたからそいつらとみて
今までの候補まとめると
セイバー 黒太子、ローラン?、オリヴィエ
ランサー ハンムラビ?、フィン・マックール?
アーチャー ピロクテテス、メーガナーダ
ライダー グレイ(宇宙人)、アレクサンデル=アレクサンドロフ?、アンドロメダ
アサシン ニザーム、ナーサリーライム(百物語)
キャスター ジャック・ド・モレー、ケイ?ウェルギリウス?
バーサーカー ナポレオン、ヘルヴォール?イヴァン四世?
ルーラー ジローラモ・サヴォナローラ、洪 秀全?

こんなところ


202 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 19:13:59 jTWSctFU0
>>200
今っていうか、此処そういうスレなんじゃないのか?


203 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 20:42:27 qhLtNbG.0
だってサーヴァントの正体ネタばれしたら、面白さが半減するし。


204 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 21:09:46 KzjW2Ybg0
>>202
一様みんなで基本設定色々決めてからやろうってノリで完無視で一から話作ってOKてのはなかった筈


205 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 21:29:03 jTWSctFU0
>>204
そうなのかー。
あと、ぶっちゃけ真名挙げられてもそいつの事知らんがな、が
1/3くらい居るから構わないぜ!


206 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 22:03:26 qJPBt8h.0
今なにしてんだこのスレ


207 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/03(火) 23:43:48 qhLtNbG.0
久々にUNLOCKの案を出す。

天の梯子ステージ案

第一の階層 
選別の間、ガラス細工の回廊。
黄道十二宮や星図を模したような壮麗な意匠が施されている。
ガラスの向こうの虚空には、星や地球が見えるとか。
(イメージは第一天シャハイン、夜間の星の座であり雨や雹が貯蔵されている。
 キリスト降臨の際には、吊り天井のように地上へ降り立つといわれる)

第二の階層
巨大洞窟、ドラゴンワームが暮らす巨大な無明の穴蔵。人間の無意識に潜む
幻想種達の住処。さながら浅き眠りの階段を下り深き眠りの門へと旅立つかの如く。
(イメージは第二天ラキア、罪を犯した堕天使が繋がれている牢獄。
 みな盲目にされているという)

第三の階層
巨大な海の拡がるステージ。さながら無意識の大海、大地を取り囲むオケアノスの海。
中枢の巨大な島より四つの大河が流れ込んでいる。
(イメージは第三天シェハキム、四つの河が流れており、生命の樹が生えているとのこと。
 南は天国のような世界で、北は地獄そのもの)

第四の階層
エデンの園があるので砂漠ステージ?

第五の階層
山岳?


208 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/04(水) 23:45:44 j5BK2MG60
fateで好きな所はサーヴァント同士の相手の出生や逸話を使った讃えやディスり、本当に異文化英傑の戦いなんだなとニヤニヤ出来る


209 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/06(金) 19:28:14 Vb7Zb4Ho0
ソロモン王の嫌がらせ
セイバー →野心のなさ、ファザコンぶりを突っつきまくる。周りの連中はお前のせいで死んだんだよとトドメ
ランサー →残酷王と言われる割には心優しいお方ですなぁwwww、と慇懃無礼にディスる。
アーチャー →頭の悪いチンピラ扱い、計算通り! ただ土壇場で何するか分からないので、反撃あるかも。
ライダー →これだから箱入りお嬢様は……と適当にあしらう。からかい甲斐がないので(賢しい小娘は大好き)

たぶん、理性が蒸発しているアストルフォみたいのが一番苦手なタイプ。想定外の行動で周到な計画が
全部ぶっ壊される。逆に生真面目な武人や、智謀に長けた軍師や魔術師は手玉に取れる。


210 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/09(月) 23:17:57 Ce/1HKr60
>>208
あと相対している相手にかつての知り合いを重ねたりとかな


211 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/11(水) 21:21:26 Q7ZvNeLk0
【セイバー】
高木 →主君、かつての父にできなかった期待を越えた働きをして評価されたい
レオナ →かつての自分と重ねる?
アーチャー →ならず者、無頼のたぐい
ランサー →猜疑心から父王の事を思い出すかも
ライダー →苦手、彼女の線引きを無視して懐に入ってきそう
キャスター →オモイカネの如き賢者、だが性根が腐っている

カワカミタケルやイズモタケルを尊敬していそう


【ランサー】
レオス →かつての黒太子のような自分にはない輝き(憧憬?)
キャスター →不倶戴天、忠臣のようにふるまっているがまったく信用できない酷薄な男(エンリケ)
ライダー →苦手、自分の意思をまったく持たない人形のような娘(ブランシュ王妃)

例の弟は早々にぶっ殺すべきだったなと、ちょっと後悔


【アーチャー】
ジェイミー →相棒、イギリス人ってこんな奴なのか?
レオナ→苦手、後ろから刺すタイプの女
セイバー →生真面目な化け物、からかうと楽しい
ランサー →うざい(かつての州知事とか判事を思い出す)

パットは恨んでいないが、後ろから撃たれるのだけはイヤ。


【キャスター】
レオナ →意外に好みかもしれない
ランサー →遊び相手、わざと必要以上に猜疑心煽って不興を買ってる
ライダー →つまらん女、女はもっと小賢しくないと(シバの女王のように)

遊び相手、随時募集中


212 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/11(水) 22:15:57 jzIkb8BA0
ちょっとずつ仲良くなっていくレオスとランサーに嫉妬するレオナとか


213 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/12(木) 00:03:18 TSqX6mKE0
レオナはお兄様が心惹かれたり関心寄せるものは本能的に反感抱くが、
冷静さを喪って兄の不利益になるような事はしない。そういう面では頭が切れる。

ただソロモンはその点に着目してわざと触れたり、煽ったりする。
的確なうえ、コントロールがいいから厄介。基本的に嫌がらせが目的だけど。


214 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/12(木) 20:06:02 TSqX6mKE0
セイバーの評価

ランサー →神話時代の英雄(バケモノ)。神に加護を祈れば寵を受け、たった独りで怪物を屠り、
        万の軍勢を蹴散らす。まったくもって度し難い。

アーチャー →生真面目な化け物、ハリケーン等の自然現象と同じようなもの。

キャスター →士師記に列挙される一騎当千の英雄。ただ本質はあのサムソンと変わらない


ランサーとキャスターにとっては、セイバーは欲が無さすぎる。
それだけの力がありながら、王座を狙わないのはどうかしてるといわれそう。


215 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/15(日) 07:34:18 Y2vgVZrE0
アサシンはどうなるんだろう?
ジョーカーなのか、奇襲・ゲリラ戦の専門家なのか?


216 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/23(月) 20:19:19 NMvxVMBM0
主人公勢に電脳癌がそろそろ接触してきそうだな、爆弾魔とか知り合いのアバター借りて。
あと高木の礼装はやっぱりバレルレプリカかな?


217 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/02/23(月) 21:49:04 c/iMb56k0
待ってるZE


218 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/02(月) 21:04:26 x9tzwtf.0
【アトラシアの遺児 3人の「鍵」案】
アトラス院長はシュミレートの結果、最も成功率の高い人類救済計画「ネフティス」と
可能性がゼロに近いものの、院長の個人的な願いでもある「イシス」が同時遂行される。
分割思考によってこの矛盾する計画は、同時に進行することになる。
アトラス院長は天の梯子完成と同時に中枢電脳と同化する。
その後の計画遂行者であるホムンクルス、「イスデス」と「ハルシエシス」が創られた。
3人目が調停者であり事象観測者「メギストス」。彼(彼女)は天の梯子完成に伴い、
天の梯子 独立演算機「ヘルメス」と同化させられる。

「ネフティス」は、オシリスの砂とだいたい同じ。
天の梯子でムーンセルにアクセス、天の梯子計画で犠牲となった被害者の魂から過去の
忌まわしい記憶を取り去ってデータ生命に転生させ、ムーンセル内に魂のデータを転写する
というもの。カタチは変わるものの、人類という種はデータとして存続できる。
遂行者は「イスデス」。計画者曰く 人類最大のネクロポリス、人造の天獄である。
アトラシアの遺児、3人のうちひとりの彼(彼女)?

対する「イシス」は、来たる終末の時さえも変革と捉え、受け入れるとされる。
人類の可能性に賭ける。計画者は自嘲気味にメルヘン、御伽噺と呼称している。
遂行者は「ハルシエシス」。高木を指す?


【悪性霊子セト】
天の梯子内に流れる人間の血液から錬成された賢者の石に宿る、末期の無念や呪詛を
濾過し蓄積したもの。さながら地上に置き去りにされるカー(亡霊)。
これが万一地上に撒かれれば、聖杯の泥が地球規模で散布される状態になる。


219 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/02(月) 23:40:49 x9tzwtf.0
霊長を救う最後のアトラス(オシリス)の遺児達って事で、ホルスとアヌビス。
それぞれの母親はイシスとネフティス。
ホルスは現世のファラオの化身、アヌビスは冥界の管理者って事で命名。


220 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 02:58:28 j8PpmYFc0
幕間 主従七景

 『天の梯子』第三階層。この段階で、演算器が捉えた真祖の心象風景の一面は、蒼海に浮かぶ小さな諸島だった。
 互いに浅瀬とアーチ状の地形で繋がれ、多くは中央には緑と起伏のある地形が、外周には砂浜と崖が広がっている。

 天気は良好で、島々を太陽が照らし出している。加えて気候は温暖、大気はとても清んでおり、大半の生命にとっては快適な世界だ。
 管理社会が進んだ現在では、富豪でもこの手の光景はなかなか見る事ができない。

「生前には縁が無かったが、陽気な楽園だなぁ。どこまでも広がる大海原、そして青い空と白い雲。
 ――まあ、視界の隅っこに黒い染みがあるんだが」

 暢気に背伸びして見せたのは、ウェスタンスタイルの小柄な少年だった。革製のガンベルトには、
やや体格に不釣合いの拳銃が納められている。
 陽気で快活、一方で子供のものとは、また異なる風格と憎らしさを併せ持っていた。

 弓兵(アーチャー)のサーヴァント。真名はビリー・ザ・キッド。
 召喚に応じ、現界した西部開拓時代の英雄にして無法者。ビリーは本名ではないが、最も英雄として通りが良い名ではあった。

「誰が黒い染みか。己の立場も弁えず……よほど首から上が要らぬようだな、アーチャー。
 レオス・ハーウェイ、率直に命じよ。今ここで禍根を断てとな」

 現状はいわば、報告の場だ。第二階層での活動について。そして、それは多少の弁明も必要となる結果に終わっていた。
 間違っても、暢気に背伸びした挙句、無礼な事を口走ってもよい状況ではない。

 鋼の甲冑を身に纏う男、ランサーは躊躇なく槍を実体化させ、アーチャーの目前で一閃させると、そのまま突きつけた。
 一手どこか、半手で相手を絶命させ得る態勢だ。もっともアーチャーは顔色一つ変える事が無かったが。

「ランサー、自制してください。無為の脱落は避けたい、という方針は、前階層で告げたばかりでしょう」

 時折、ランサーは加減という物を考慮から外してしまう。今はともかく、いずれは本気で味方を刺しかねない。
 仲裁の必要を認めたレオスは、やんわりとランサーの殺気を制した。

 ランサーのマスター、レオス・ハーウェイは西欧財閥、および北半球に属する経済圏の統治者だった。
 厳密には、もう一人のハーウェイ家の共同当主は同格にあたる。しかし、彼女はレオスに従順であるため、実質は頂点に違いない。

 洗練された金髪碧眼、といわゆる王侯、又は貴族的な容貌はハーウェイ家の直系に見られる特徴だ。
 ただ、彼については過去における「理想の王」レオナルド・B・ハーウェイのクローン体であるという、特殊な出自を持っていたが。
 紅衣を纏い、黄金の髪を靡かせた様相は、風格においても実態においても、オリジナルに劣るものではない。そういう声もある。

 しかし、冷静にレオス自身は、その評価を切って捨てていた。
 一見、筋が取った評には見える。遺伝上は同一、英才教育においても養育環境においても、決して劣るものでは無いのだ。
 比較対象が早世した事も考慮に入れれば、生涯の事跡で越える事も可能だろう。これも本来は間違った計算ではない。

 総合的な知性、政治的な手腕、公明正大な人柄、それらを総括して扱うセンス――全てを有してはいた。
 しかし、それだけでは「王」足り得ない。

 理想的な血統、理想的な出生、そこから得られる正当。つまるところ、多くの垣根を越え、多くを束ねる象徴性。
 それが致命的に欠けていた。それは、補いようもない陰りであった。

 実際、本来は埃の被ったクローン体だ。持ち出したのも、上に掲げたのも西欧財閥のほんの一勢力に過ぎない。
 最初は道具としか見られず、一枚岩でないにせよ、反発する勢力が圧倒的多数だった。
 かつての王に迫る、という評判も結局は粛清の嵐が通り過ぎて、暗雲の隙間から日が差した、という程度の話でしかない。


221 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 02:59:31 j8PpmYFc0

 その欠落に対して、レオスが持ち得る武器とは、レオナルド・B・ハーウェイを模る偶像として振舞う、その一点だった。
 自分自身が太陽となり得ないのなら、僅かな残光を頼りに道を示していくしかないのだ。

 そして、その道は人類の延命という形で結実しつつある。
 すでにレオスはこの聖杯戦争において、七騎中、五騎のサーヴァントが結んだ同盟の盟主という立ち位置にあった。
 仮に尋常な聖杯戦争であれば、対抗勢力は残りの二騎のみ。倍以上の戦力を保有する事を考えれば、絶対的な強者と言えるだろう。

「失礼した……が、私のサーヴァントが底抜けに無礼で浅はかなのは、どうにも矯正のしようが無さそうだ。
 我々からの報告は以上……補足情報もない。私用で申し訳ないが、ミス・ハーウェイとの約束があってね。
 早いところ、解放してただけるとありがたいのだが」

 無機質なようで、どこか遊びがある。矛盾した特徴を持つ声の主は、白磁のような肌と髪を持つ女性だった。
 白を映えさせる黒の礼服に身を包み、儀礼的に頭を下げ、表情を隠している。

「ジェイミー・バウンド。貴方も徹底的に悪びれないようですね……それと、レオナからは、そういった報告は受けていませんが?」

 全面的にサーヴァントの責にしてしまったが、彼女――精神的には彼、の態度も大概なものだった。
 無論、レオナが報告を怠ることはあり得ない。やや呆れた口振りになったのを隠す気にもならず、レオスは問い掛ける。

「どうする、アーチャー? こういう時は目を逸らして口笛を吹くか、天気の話題を切り出すべきだと思うが」
「……よう、レオス。今日は良い天気だな。ところで悪徳牧場主って、全員死ぬべきだと思わねーか?」
「目前で話題逸らしの相談をしないでください」

 真顔でどうしようもないやり取りをする主従に、レオスは堪らず片手で頭を押さえた。
 単に太々(ふてぶて)しいなら、まだいい。この二人は大真面目にこういう態度を取る事も多いのだ。

 マスター達は自分自身の意向で、人格を問う事は無く、純粋な実力と背景で選出されている。
 およそ、自業自得ではあるのだが、レオスとしても、ここまで偏った人格が集まるとは考えていなかった。

 ドス、と土に何かが埋まる音が聞こえた。ランサーが槍の柄を下ろしたのだ。
 毒気が抜かれたのか、殺意寸前の態度は消えていた。しかし、険のある視線は変わらず、ジェイミー達を貫いている。

「まあ良い。どうせ、戯言の泉は枯れぬようだからな。だが、不審点は全て正させてもらうぞ」
「正すも何も……元より、こちらは協力するつもりさ。何なりと尋ねて欲しい」

 ぬけぬけと一礼した、と見られるジェイミーだが、おそらく当人としては誠心誠意の態度なのだろう。
 心なしか、ランサーが槍を握る手に力を入れたように見えた、がレオスは干渉しない事にした。

「では、なぜ正面から戦闘を行った? 狙撃や罠などの奸計、何れも利用すれば、お前達は優位に立つ事ができた」
「第一の理由として最初、奇襲に失敗した事。それにドラゴン・ワームとの戦闘に引き摺り込まれた事も一因だ。
 セイバー達はかなり厄介な主従でね。不利だからと言って放置する、という訳にはいかなくなったのさ」

 これは彼らしからぬ浅慮と、レオスには思えた。一度、退いて状況を立て直せば、主導権は戻ってくるのだ。
 一方で、交戦する事で出来る限りの情報収集を行った、と見る事もできる。退けば済むのだから、これもリスクが低い。
 実際は、戦略と私的な動機が半々、といった辺りだろうと推測する。


222 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:00:54 j8PpmYFc0

「次に令呪による攻撃。心臓や頭部を宝具で打ち抜けば、確実に仕留められていた。
 それにも関わらず、足を奪うに留めた事について、理由はあるか?」

「首を刎ねても一撃を止めない剣士、というのは実在している。英霊相手なら、なおさら警戒する点だ。
 足なら確実に接近の段階で押しとどめられる……誤算があった事については、返す言葉もないが。
 それに、セイバーという戦力が惜しかった。そこに居るハーウェイの当主どのが、脱落を避けているのも似たような理由だろう?」

 これは筋が通った話だ。聖杯を完成させる過程で、真祖の心象風景を攻略しなければならない。
 という意味では、西欧財閥と侵入者の目的は共通している。
 敗れるのは論外だが、始末するのも拙い。それが侵入者の厄介な点でもあった。

 続けて、執拗にランサーが問い続けるが、ジェイミーは悉く筋の通った回答を行い、時には反論もした。
 やがて、ランサーは猜疑心を満足させたのか、あるいは単に見逃したのか、質問を終えると、
レオスの許可を取り、ジェイミーとアーチャーを下がらせた。

 この場には、レオスとランサーの主従だけが残された形だ。
 周辺に何らかの気配が無い事を確認されると、レオスは改めてランサーに対して意見を求めた。

「彼らをどう見ますか、ランサー? いえ、貴方に対しては愚問だったでしょうか」

「無論、裏切らぬ者など、この世には存在しない。人間は際限なく隷従するように、出来ていないのだからな。
 強いて言えば、どの程度で旗を翻すか否か、その線(ライン)が厳密であり、変動が欠しい者こそ信用に値すると言えるのだろう。
 その基準に沿うのであれば――アーチャー主従は何れも信用に値する、という事になる」

 なるほど、とレオスは頷き返してから、ランサーの台詞に若干の違和感を覚え、硬直した。
 この世に裏切らぬ者は居ない、という見解は歪んでいるようで、ごく平凡な一般論だ。誰にでも、己の立場というものがある。
 しかし、このサーヴァントは続けて、よりにもよってアーチャー主従を〝信用に値する〟と言ってのけたのだ。

「――――!?」
「私の発言自体か、彼らへの評価に対するものかまでは分からんが……そう意外そうな顔をするな。
 宮廷が毒蛇の巣であろうと、片っ端から首を刎ねていては国を運用する事など不可能だろう。妥当な法、基準は必要だ」

 逆に言えば、法や基準にさえ則っていれば、いくら首を刎ねてもいい、という事でもあったが。
 ランサーは統治者としての見解を披露すると、先程の信用の基準に、アーチャーを当て嵌めて見せた。

「ジェイミー・バウンドは言うまでも無く、予め旗色を明らかにしている。奴の目的は所属国家の利益だ。
 アーチャーは己自身に忠実。目先の利益や主人への義理で、そこから外れる事もない。
 この点さえ抑えて置けば、彼らは裏切る事はない。無論、逆も言えるが。今も何らかの下準備は進めていると見える……」

 それを語るランサーの口調は冷え切ったものだった。とても、信用できる相手を評しているようには聞こえない。
 そこで、ようやくレオスは合点がいき、内心で頷いた。
 これは君主にありがちな、そしてレオス自身も持つ、国家に友人なし、という基本的な思想だ。

 要するに、ランサーの言う信用とは、信用できる敵手である、という意味合いなのだろう。
 異なる立場、異なる価値観、異なる利害。それらを広い視野で捉えながらも対立、時には譲歩し、最大限の利を奪い合う敵。
 しかし、それは狭い視野で短絡的な暴挙に走る味方などより、よほど共感の対象となる相手ではないだろうか。


223 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:02:11 j8PpmYFc0

 ジェイミー・バウンドとアーチャーは、現在も必死にレオスとランサーを突き落とす為の墓穴を掘っているに違いないが、
それは絶対的な決裂を示すものではない。
 自分達を味方に付けたければ、相応の利益を約束しろ、と。そういう警鐘も大いに含まれている。

 その一方で、味方陣営に立ちながらも、手の内を明かさず、極めて不安定な指針を持つ者も存在していた。

「……なるほど、その基準で言えばバーサーカーとキャスターは暴発の危険性が大いにある、と。
 望んだ事とはいえ、やはり我々は不安定な陣営に属しているようですね。
 方針は従来の通り――陣営の瓦解を可能な限り引き伸ばし、優位を保ったまま聖杯の完成を目指します」


224 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:03:27 j8PpmYFc0

 第三階層の島々の中央部は大抵、緑が溢れている。
 それが草地か森林かは、それぞれ異なっているが、どちらにしても身を隠し、声を潜めて話すには十分な空間を確保する事ができた。

「性質の悪いオッサンだったな。あれで七騎中、格は高くない方らしいぜ?
 だが、実際に俺達の行動が見咎められて、戦闘になっていたら、どうなっていただろうなぁ」

 あくまで明るい態度を変えずに、アーチャーは不吉な可能性を語った。
 そうなれば、そうなったで面白い、と口に出す事は無かったが、薄っすらと浮かべた笑みから、本音は見え透いている。

 問答無用で交戦するほど相性は悪くないが、それでも統治者、無法者と立場を異にする英雄達だ。
 もし衝突していたら、という仮定は不吉なものであったとしても、興味惹かれるのだろう。

「それは有り得ない。私達は令呪を一つ、さらに回数性の宝具まで消費している。
 つまり、身を切って陣営に奉仕した、という事になる訳さ。
 それに罰で報いれば、西欧財閥を中心とした同盟は瓦解する。消耗した味方を潰したとなれば、レオスの信用も地に落ちるだろう?」

 アーチャーの内心を知ってか知らずか、所詮は実現しない仮定に過ぎないと、ジェイミーは真っ向から否定する。
 マスターであるジェイミーが定めた方針は、序盤は各陣営の力関係を把握する事。
 実際、これで消耗した分は戦闘を避けても、文句を言われない立場を得る事ができた。

 その下準備を興味本位で無為にされてはたまらない、と思うのだ。

 アーチャーは短く口笛を吹いて、ジェイミーの立ち回りを賞賛する。
 予定通り事が運んだ分、被害も行き過ぎた面があったが、アーチャーとしてはケチでないマスターの方が好感を持てた。

「なるほどな。道理で不用意に消耗していると思ったら、後の立ち回りの為の投資だったか。
 ジェイミー、お前スパイよりも官僚の方が向いてるんじゃないか? 答弁も上手くかわしたし、どうせ同じくらい信用されない職だろ」

「職業選択の自由は無かった。それに一応、現状も悪くないと思っている。たとえ、世に知られない汚れ仕事であったとしても。
 君だって愛銃と銃弾には、多少の信頼は置いているだろう? 国や組織にとっての私も同じ事だ。
 実の所、報酬はその程度のもので十分なのさ」

 まったく、とジェイミーの誇らしげな言葉を聞いて、アーチャーは肩をすくめた。
 単にストイックなだけではない。どこか、自己に対して虚ろな面がなければ、安心して見ていられるマスターなのだが……

 かといって、説教するのも柄ではない。
 アーチャーは少年特有の悪辣な笑みを作ると、遠慮のない指摘をする事にした。

「ほーう、素晴らしい決意表明だ。じゃ、仕事中に女に粉かけるのは止めるんだな?」

「今回はいつもより冴えたジョークを言うじゃないか。生憎と、慎ましく生きようにも、美女の方が私を放っておかないのでね。
 あれだ、その手のロマンは私の起源に違いない。何度、擦り切れても、これだけは鮮明なのだから」

「なんか、すげー重い台詞を聞いた気がしたが錯覚だった。なんで、そこが真っ先に擦り切れなかったんだろうな」
「避けられない宿命というやつさ」

 先程よりも誇らしげな態度で、ジェイミーが無理やり締めくくって見せた。片目を瞑った様は、いっそ蠱惑的とすら言える。
 互いに笑い合い、しかし、内心ではアーチャーはストイックという評を取り下げていた。
 いくらなんでも、面の皮が厚すぎる物言いだ。結局、ダメな所はダメなのだ。ジェイミー・バウンドという人物は。

 若干の劣勢を悟り、アーチャーは真面目な方向の話題を切り出す事にした。


225 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:04:27 j8PpmYFc0

「で……セイバー達については、どう結論を出したんだジェイミー?」
「ああ、清廉で凛とした美少女だろう? まさに東洋の神秘。陰りがあり、頑なな面もあるが、むしろそこが……
 ――分かった。話を進めるから、その銃を下げて欲しい。額に風穴を開けたまま話せるかどうか、少しばかり不安があるんだ」

 世界中の人類は思想も違えば、慣習も異なるが、近距離から凶器を向ければ、だいたい素直になり、円滑な意思疎通が可能となる。
 この時代にも、この常識が通用する事を確信すると、アーチャーは銃を向けたまま、先を促した。

「精神面で異常な面は少なく、立ち回りも柔軟。十分、取り引きの対象にはなる陣営だとは思った。
 ライダー陣営と並ぶ候補と考えてもいい。レジスタンス、という点は幾らかのリスクにはなるが……」

「オーケイ。連中には生存しててもらった方が、立ち回りの余地は増えるという訳だな。
 で、お前の装備の方はどうなんだ? 愛銃ぐらいは持ち込んどいた方がいいだろ」

 アーチャーは尋ねると、くるくると器用に拳銃を回転させた。
 物騒ながらも、どこか子供染みた様子を見て、ジェイミーは微笑する。

「知っての通り、すでに世界一の銃を用意しているじゃないか。ガンアクションは君に任せるさ。
 それよりは技術部が送りつけてきた新装備の厳選を済ましておきたい。
 困った事に、彼らには私の要望をまったく聞く気が無いらしくてね」

「そこまで酷いか? セイバーとやり合った時は、局所的には役立ってたと思ったんだが」

 ジェイミーが無言で向けてきた携帯端末の画面を見れば、装備の候補とその想定スペックが並んでいた。
 なぜか、最上段に改造スポーツカーやヘリが陣取っており、
スペックには携帯性、印特性、使用頻度と同列に、なぜか映像栄えという項目が設けられている。

 そっと目を逸らすと、アーチャーは装備の選定を全面的にジェイミーに任せる事に決めた。

「おそらくは厳しい戦いになるだろう。聖杯である『天の梯子』についても、額面通りでない可能性は大いにある。
 レオナ・ハーウェイの連れていた八体目のサーヴァントも事前情報には無かった存在だ。
 どれだけ我々の力が通用するかも分からない。私自身も含めて、誰も口には出さなかったが、『使い捨て』も視野に……」

 アーチャーは深い溜息をついて、ジェイミーの言葉を遮った。無論、これは意図的なものだ。
 この点についてだけは、どれほど面倒でもアーチャーは言葉を尽くすと、すでに決めていた。
 目前の人物を主と認める条件、その最低ラインにも関わってくる。

「スパイ、それもお前のような事情持ちには避けて通れない話かも知れないがな……
 だが、ジェイミー、最初の賭けを思い出せよ」

「……ああ、あのコイントスか。途轍もなく酷い話だったな。
 サーヴァントがマスターを見定めるのは分かるさ。だが、能力や人格ではなく、コインの表裏で評価を決めるのは前代未聞だろう」

 アーチャーに負けず劣らずの、うんざりとした表情でジェイミーは回想した。
 『天の梯子』内部での召喚直後、互いが主従であると言う確認が為された直後、アーチャーは宣言したのだ。

 このコインを投げ、表裏を当てて見ろ。外せば殺す、と。
 渡されたのは最初期の一セント硬貨で、後の時代のものより銅の比率が極めて高い。
 不条理な事だが、これは英霊の所持する武装であるらしく、アーチャーは自由に実体化も霊体化もできる。

「ギャンブルは好きだろ?」
「大好きだが、全財産程度ならともかく、命や任務の成否まで質に入れようとは思わない」

 ジェイミーから咎めるような視線を受け、アーチャーは苦笑した。
 こいつだけには不真面目扱いはされたくない、が向こうも同じ事を考えているに違いない。


226 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:06:54 j8PpmYFc0

 別に、アーチャーとしては運次第でマスターを殺そうと考えた訳ではない。結果的に、運で死んでいいとは思っていたが。
 機転にせよ幸運にせよ、この程度を上手く切り抜けられないマスターとは組みたくなかったのだ。
 これで死ぬなら、どうせ聖杯戦争を勝ち抜くことも絶望的だ。

「先代や先々代のジェイミー・バウンドなら、どんな選択をしたんだろうな。
 表か裏か……それとも、お前と同じか?」
「考えようもないさ。知性も嗜好も関わらない選択だ。なんとなく、裏を選ぶ傾向はありそうだが……」

 たしかに、今代のジェイミーと似た性格であるなら、裏で賭けそうだ。さらに裏を考えて、表に賭けるという事もあるかも知れない。
 だが、結果として今代のジェイミーは第三の選択で、賭けを切り抜けた。

 選択の内容自体は、さほどアーチャーを感心させる物ではなかった。
 しかし、選択したという事実と度胸だけは買うに値する。それに、僅かなものでも、光明を見る事ができた。
 それが、この主従関係の原点だった。

 ゆえにアーチャーは『造られた英雄だの、スパイだの恰好つけても、根っ子はアイデンティティーを欠いて悩んでるガキだよな』
といった偽らざる本音を飲み込み、態度で表明するだけに留めている。
 生命、人格の全てを懸けても守るべきものがある、というジェイミーの在り方は眩しくはあったが、それ以上に歪に思えるのだ。

 とにかく、言葉を尽くし、疑問提起する事で、マスターに成長の機会を与える。
 そこらの騎士より、よほど忠臣で礼節ある態度だな、とアーチャーは自己評価していたが、これは他者からの評価と落差があった。

「それでも、お前は選択した結果、今ここに立っている。意味があろうが無かろうが、そいつは替えの効かない事実だぜ。
 お前の仲間についても同じ事だろうよ。任務と割り切り、英雄ジェイミー・バウンドを運用するのと同じくらいの心持ちで、
 ジェイミー個人の生還も望んでいるし、たぶんそれは次代のジェイミー・バウンドじゃ替えにならない」

「それは……墓荒らしのようなものだ。それも、随分と都合の良い」

 墓荒らし。まだ短い主従関係ではあるが、アーチャーはそれがジェイミーの口癖であると理解していた。
 一般的には犯罪行為であり、倫理的な冒涜でもある。特定の宗教に左右されない、人類の普遍的な観念だ。

 同時にジェイミーにとっては、自らの人格や存在そのものを差す言葉でもある。
 名前も技能も人格も、その全てが故人からの借り物だ。より正確な表現をするなら、盗品か。だからこその、墓荒らし。
 いずれは今のジェイミーも土に埋もれ、次代のジェイミーの糧になるのだろう。

 多勢で独り、集団であり個人でもある。そうした矛盾を閉じ込め、巡っている異様な輪廻だ。
 そんなものを運用し、一員となっているのに、個人としての人格や関係を望むのは、あまりに虫が良い話だ。

 しかし、アーチャーは、それでも良いじゃないか、と肯定していた。
 基本的に、人間とは虫が良い生き物なのだ。

「親しい相手にも、遠い英雄にも、懲りずにそれを望み続けるのが、人間って奴なんだろうよ。
 聖杯戦争のシステム自体、そんなものだぜ」

「――違いないな。ひとまず、我々は我々らしく立ち回る事にしよう。姑息に、そして時には派手に。
 当面の警戒対象はキャスター……この件については、ライダー達と共闘できるかも知れない」
「おいこら、ガキ扱いはするな。頭に触れるのはやめろ」

 ほとんど無意識の行動なのだろうが、頭に手を置いてくるジェイミーに、アーチャーは諸手を挙げて抗議した。
 油断も隙も無いマスターだった。

 一方で、アーチャーはキャスターとの初対面を思い起こしていた。
 あれは紛れもない規格外で、間違いなく聖杯戦争に生じた異常だった。


227 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:10:16 j8PpmYFc0

「周知の通りだとは思いますが、改めて名乗りましょう。私はレオス・ハーウェイ、西欧財閥の共同当主の一人です。
 『天の梯子』の聖杯戦争の開催者、と認識して頂いて構いません」

 西欧財閥の陣営として集った、レオス自身を含む五人のマスター達。
 一国すらも容易く陥落させる戦力を前に、レオスは堂々と宣言してみせた。

「この場に集った、私を含む五人のマスターは何れも聖杯のシステムにより選定された猛者ばかりでしょう。
 破滅の危機に晒された人類を代表して、マスター達に協力を要請します。
 複数のサーヴァントとマスターを編制、その力を結集し、人造真祖が差し向けた試練に打ち勝つ……これが我々のプランです」

 ここまでは既知の情報だ。レオスを除く、マスター全員が頷き返した。
 あくまで当面の話ではあるが、まったく以って、この方針には異論がない。
 問題となるのは、おそらく次に提示されるであろう同盟関係の条件だ。

「その証として、ここで互いにサーヴァントの真名を開示して頂きたい。
 無論、共闘や作戦立案において、戦力の把握も重要ですが、手の内を晒しあう事で不信を捨てる、といった意味もあります。
 我らが同盟の中心として、まずは我々が第一に真名を告げましょう。ランサー……?」

 レオスの傍らに立つ、鎧姿の偉丈夫。
 マスターの言を信じるのであれば、槍兵(ランサー)のサーヴァントが頷き、真名の開示を許可した。

「クラスはランサー、真名はペドロ一世。カスティーリャ国王、現在ではスペインに当たりますね。
 残酷王、そして正義王という相反する二つの異名を持った英雄です。
 触媒については非公式ではありますが、ジェイミー・バウンド。貴方の国から借り受けました。この点は感謝しています」

 同盟の主から礼を受け、ジェイミー・バウンドは恭しく返礼した。

「非公式であるのなら、私から言える事は何もない。ただ生還の暁には、貴方の感謝は女王陛下に伝えさせて頂こう。
 そして、せっかくの提案を申し訳ないが、私のサーヴァントについては……」

 ジェイミーが礼儀正しく、提案を断ろうとした時、その傍らでサーヴァントが霊体化を解いた。
 小柄で西部開拓時代の衣装。ここまで特徴的なサーヴァントも珍しい。

「ビリー・ザ・キッド、こいつが一番通りが良いだろ? よろしく頼むぜ」
「…………」

 姿を現した時点で、真名を晒したも同然だったが。
 堂々と名乗るアーチャーに、ジェイミーは憮然とした表情を返した。

 続けて、時計塔の残党から送り出された魔術師が自慢げに、というよりいっそ称える様に、ライダーの真名を語った。
 争いで名を轟かせた英雄では無かったが、その格の高さは他の英霊を頷かせるにも十分なものだった。

 バーサーカーのマスターについては、真っ向から真名を告げる事を拒否した。
 しかし、共闘にだけは同意し、狂戦士というだけで戦術上の位置は決まっているとも続けた。

 問題はキャスター、これはバーサーカー達よりも警戒を呼び起こした陣営だった。
 マスターが手を挙げれば、その傍らに無数の顔を持つ異形の姿が現れる。

「真名はダンタリオン――かの高名な魔術書レメゲトンに記された悪魔の一柱。序列七十一の大公爵だ。
 あらゆる学術の知識を備え、幻覚と思考を自在に操る能力を持っている」

 異常なサーヴァントの真名に、場の沈黙がさらに重みを増した。
 告げたのは、中肉中背、西欧人としては平均的な顔立ちの青年。個性溢れる面々に対して、妙に平坦だったが、それも当然の事。
 この時代のウェブサービスで使用される、青年用アバター。公に流通しているもので、これは完全に当人の素性を隠している。

 青年用アバターは一言、〝マスターキー〟とだけ名乗った。万能錠、と霊子ハッカーとしては、ありきたりなハンドルネームだ。
 あらゆるセキュリティを打ち破り実力者。あらゆる錠を開け放つ偉大な鍵。そういう意味合いだ。
 一方で、この名称は他の重大な意味も含んでいた。


228 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:12:12 j8PpmYFc0

 それはちょっとした、しかし有名な都市伝説だった。
 ちょうど『天の梯子』計画の始動前後から活動を開始し、現在まで最高にして最悪と謳われる霊子ハッカーが存在している、という話だ。
 その人物もまたマスターキーと名乗っていた。

 彼と並ぶ悪名を得ているのは、死徒グラウルングが存在するのみ。

 これは少々理屈に合わない。活動期間が異常だ。『天の梯子』計画はレオスが加速させたにしても、一代で成し遂げられる計画ではない。
 本当にマスターキーが実在し、当時から活動しているのであれば、人間の限界寿命を優に超えている。
 グラウルングのような不死者か、模倣者が同じ名を継承していない限り、あり得ない話だった。

 当然ながら、正規に用意された西欧財閥の人材に含まれるはずも無かったが、彼は処理に割り込み、西欧財閥側の人間として参戦した。
 今現在も同盟に賛同し、この場に立っている。

 マスターキーという名、『天の梯子』計画との妙な符合、異常なサーヴァント。
 不吉、という程度では済まない、確信めいた何かが渦巻いている。しかし、この場でそれを完全に捉えられた者は皆無だった。

「皆、同じ疑問も持ったようなので代表して尋ねましょう。原則――悪魔は英霊には該当しません。
 如何なる理由で、そのような存在が呼び出されたか。マスターキー、貴方に心当たりはありませんか?」

 場を支配する重圧を振り払い、率先してレオスが問い掛ける。
 まず、それが第一の疑問だった。英霊は英霊の座、と呼ばれる世界の外にある領域から呼び出されている。
 反英霊、あるいは英霊の側面を有する存在ならともかく、そこに魔術書(グリモワール)の悪魔が居座る席は存在しない。

 第六架空要素。同じく人の想念より生まれ、呼び出されようとも、大聖杯の術式の上では完全に別物だ。

「さて……聖杯戦争のシステムは所詮、時計塔で回収されたもの。伝わるまでにどのような改変が為されたか、知る術はない。
 それにもう一つ。俗世の言葉と魔術世界の用語は異なる。魔術と魔法、妖精と精霊、この辺りが代表的だが、これは悪魔にも言える」

 マスターキーは薄っすらと、控えめな笑みを浮かべて、心当たりを述べた。
 この言葉を信じるのであれば、完全な心当たりは当人にも存在しないらしい。

 一斉に場の視線が、ライダーのマスターに集中した。彼は旧来の魔術師(メイガス)だ。
 こういった事情には詳しく、確実な知識が期待できる。

「ま、まあ、彼の言っている事は正しいだろうな。世間的に悪魔と見做されていようと、異教の神や堕落した精霊であったり……
 世界中を探せば、英雄としての側面を持った存在も少なくないはずだ。
 この場合は知識を与える賢人や、低次魔術的な願望の体現と解釈された可能性はある」

 いきなり視線を向けられ、ライダーのマスターは困惑したが、己の義務という事で無難に解説を勤めた。
 それを終えた彼に対して、マスターキーは礼儀正しく頭を下げる。

「補足感謝する。必要もなくキャスターから知識を引き出すのは危険が伴いそうだからな。
 信用されない事も、警戒に値する事も理解しているが、それでも同盟の末席に加えていただけるかな? レオス・ハーウェイ」

「西欧財閥の当主、そして同盟の代表として貴方を歓迎します。マスターキー、そしてキャスター・ダンタリオン」

 レオスは表面上は笑顔を浮かべて見せた。
 いかに不審であっても、戦力的には問題なし。都市伝説の当人であるというのなら、想定以上の戦力を手にした事になる。

 こうして、西欧財閥の陣営は底知れないマスターとサーヴァントを迎え入れる事となったのだ。


229 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:13:36 j8PpmYFc0

 砂浜で幾度も細波が立ち、その上を心地よい涼風が翔けていく。大気を吸えば、潮の香りを感じ取る事ができた。
 水平線まで続く、海原の絶景。一目見ただけであれば、この場が戦場であると認識する事は難しい。

 そのような好環境であっても、ここは戦場であり訪れる者は戦士なのだ。浮かれる者などまず居ない……
 ようで、七組も個性的な主従が集まっていれば、大抵の例外は現れてしまうものだ。

「マスター、海面があんなにも輝いて……とても綺麗ですよ」

 無防備にも砂浜に飛び出したのは、一人の女性だった。透くような金髪、彫像めいた美しさに、少女めいた愛嬌を滲ませている。
 造形、表情、仕草の全てが絶世の美貌を飾っていた。それでいて、人間らしい暖かみも同居しているのだから、非の打ち所もない。

 常人離れした美男美女、というのは、それ自体が英雄にありがちな個性だ。よってサーヴァントの中では珍しくもない。
 しかし、彼女の場合は、英霊達の中にあっても逸脱していた。

 嫉妬深い女神すらも見惚れ、呪詛の言葉を躊躇うほど……というのは比喩ではない。
 身に纏っているのはペプロス、幻想種の毛並みから織られている為、一般に知られるものと造形は異なるが、古代ギリシャの長衣だ。
 この地の神話では、人に過ぎた美貌はそれだけで不運を招くものなのだ。

「いえ、貴女も劣らず――ではなくっ! まだ、探索が終わっていないんだ。安易に飛び出さないで……」

 周囲を警戒しながらも、恐る恐る砂浜に足を踏み入れたのは二十代後半の男だった。
 身形は整っており、学徒然としている。本来は神経質そうなのだが、今は弱々しく己のサーヴァントに手を伸ばしていた。

「こんなはずでは無かったのだが……ああ、いや不満がある訳でも」

 周囲を魔術で確認し、危険がない事を判明させる。
 サーヴァント、ライダーと合流し、溜息をつく余裕ができたのは、その後の事だった。


230 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:15:15 j8PpmYFc0

 自分は歴史ある魔術の門下の実力者であり、ライダーは戦争に参加しているという自覚は薄いが、基本的に素直だ。
 それなのに、どうしてこんなに気苦労をしなければならないのだろう。

『リシミエール――貴方はサーヴァントに対して、過剰の思い入れがあるように見受けられますが……
 ご自身の立場と本分をお忘れなきよう』

 回線を通して響く、冷静な女性の声にライダーのマスター、リシミエールは激しく動揺してしまった。
 ダナイデス、と通称される魔術協会の作品であり、実戦経験に欠けるリシミエールの為に派遣された補佐官だ。
 現状では『天の梯子』内部には足を踏み入れず、支援は魔力供給の分割やマスターのナビゲート等に限られる。

「お、思い入れ……? いや、所詮は使い魔だぞ!? 格式ある魔術師の一人として、そのような事は無いからな!?」
『最低限、落ち着いた口調であれば、安心のしようもありますが……一度、それは置きましょう。
 問題は我々の陣営――時計塔はいかに身を処すればいいか、という話です』

 リシミエールの返答は、どう聞いても震え声にしか聞こえなかったが、ダナイデスは溜息一つせず、淡々と続ける。
 その疑問提起に対して、ごく単純にリシミエールは首を傾げた。

「……いや、ごく順当に西欧財閥に味方して、約定通りの利益を得られれば十分ではないか?
 人類が存続すれば、大半の問題に対しても猶予ができる。
 それに我らの本分を考えれば、世俗の権勢に過剰に関わる必要はないと思うのだが」

『それは甘い考えでありましょう。西欧財閥にとっての我らは、まったく異なる指針を以って裏で世を騒がす存在。
 すなわち潜在的な敵という事になります。現在は『天の梯子』計画のために、〝一時的〟な休戦を続けているに過ぎません。
 彼らが敗れるのも害となりますが、それと同等以上に勝たせ過ぎるのも危険なのです』

 あくまで厳正に、ダナイデスは事実を語った。
 たしかに西欧財閥に対して、各陣営は面従腹背の姿勢で臨んでいる。ダナイデスの主張は間違ってはいない。
 間違ってはいないのだが、後に苦労するとしても、ここでは妥協して破局を避けるのも一判断だ、とリシミエールは思うのだ。

 それが甘い考え、という事になるのだろうが。

「う、うむ、分かってはいる、つもりなのだがなぁ……」
『改めて諫言させてもらいましょう。貴方は一介の学徒ではなく、組織を代表する戦士として、この場に立っているのです。
 それを曖昧に受け止めるという事は、明確に協会の不利益であり、単純に生命の危険でもあります』

 ここまで明確に正論を突きつけられれば、リシミエールも頷かざるを得ない。
 やむを得なし、とダナイデスの提案する方針を受け入れようとした所で、ライダーが何やら楽しそうに手を振ってきた。

「マスター、少し海に入ってもよろしいでしょうか? 洞窟では水浴びの機会もありませんでしたし。
 なにより、とても清んでいて気持ち良さそうです」

 ぶっ、とリシミエールは吹き出した。ダナイデスに返答している余裕はない。

「……っと。いやいや、いくら貴女の頼みでも、こればかりは危険なのだ!
 この階層で、何かが潜んでいるとすれば海だ。そればかりは許容できんからな」

 慌てて駆け寄り、どうにかライダーを引き止めようとする。どれだけ、心地よい場所でも、ここは未知の領域なのだ。
 安易に海に入るなど、以ての外だ。こればかりは疑問の余地も無い、正当な主張だった。

 その程度の事は、不用心なライダーにも理解できる。急にしゅんとなり、こくりと頷いた。


231 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:16:35 j8PpmYFc0

「あぁ……そうですか、そうですよね。やっぱり軽率でした。確かにマスターの判断は正しいです……
 私、ライダーはその方針に従います……」

 一瞬にして美貌が陰り、急に冬が訪れたのような有り様だ。こうなるとリシミエールはライダーに弱い。とことん弱い。
 普通に慰めればいいものの、ついつい己のサーヴァントに見栄を張ってしまうのだ。

「そ、そうだ、ライダー! 一定領域の安全確保を他のマスター達にも提案するから、そこで泳ぎも水浴びを好きにするといい!」
「あの……それって大丈夫なのでしょうか……? 他のマスターがお願いを聞いてくれるとは限りません、よね?」

「いや、どうせ第三階層の探索にも拠点は必要なんだ。何らかの安全地帯が構築される事には違いない。
 そこに、たまたま綺麗な浜辺が含まれるというだけの話なのだよ!
 私の有り余る知性と指導力さえあれば、機能性と快適性を両立する事など、造作も無い話だ! ははははは……」

 とにかく、正論らしきものを捻り出して、ライダーが納得できるように大見得を切る。
 当然だが、都合の良い場所など発見できるとは限らないし、他のマスターの賛同はさらに望み薄だ。

 終盤はもう自分でも、何を口走っているのか分からなくなっていた。
 高笑いをして誤魔化すが、これは純朴なライダー相手でなければ完全に逆効果だろう。

 ライダーとしては、マスターの態度の意味はまったく理解できなかったが。可憐に首を傾げ、確認しようとする。

「よく分かりませんけど……マスターは凄いのですね」
「ま、まあ……あ、いや、当然! その通りだ」

 一言尋ねられれば、リシミエールにも急激に正気が戻ってくる。
 もう完全にやらかした、と冷汗をかくのだが、今さら訂正できる訳がない。
 当人としては力強く、ライダーの言葉を肯定してしまう。

『……リシミエール。もう少し毅然と、それに誇り高く振舞えないのですか?
 ライダーは今次の聖杯戦争では、上位の格と最高の宝具を有しており、それを従える貴方も機能的には上位のマスターです。
 だというのに、この有り様は……』

 本来、ダナイデスに感情の揺らぎは無い。仮にあったとしても、即座に平均化、平坦化されるはずであったが。
 今回ばかりは、少し呆れているようにリシミエールには思えた。

「か、勝てばいいのだろう、勝てば。お前が魔力供給を担当してくれている事もあって、私は戦闘では最強のマスターだからな!?」

 完全に動揺した声で反論するが、残念な事にダナイデスの反応は無言だった。冷却時間を設けるつもりなのかも知れない。

 だが、主張自体は妥当だ。魔術師としての、リシミエールの名を探れば中世初期まで遡る事ができる。
 神秘が失せた時代であったとしても、霊子世界であれば、たかが数代の魔術師とは比較にもならない力を持っていた。
 現代の魔術師(ウィザード)如きは論外でしかない。

「とはいえ――あの、忌々しい死徒を除けばの話ではあるか……」

 唯一と言ってもいい程の例外に思いを馳せる。
 それは現代に残された、未到にして不可侵の怪物だった。


232 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:17:41 j8PpmYFc0

 そこは夜とも異なる、沼の奥底にも似た暗闇だった。
 第三階層を覆う晴天と蒼海とは共存し得ない、独自に構築された空間だ。魔力が通るラインを見定める事ができれば、
それがコードキャストで造られた一種の結界である、と察せられるか。

「果て無く生存を続け、希望に倦み、絶望にすら飽きたとなれば、ただ退廃し己が腐り落ちるのを愉しみとするしかない。
 まあ、陳腐な話です。私はまだ若年なのですが、こういう不死者は珍しくもありません。
 ――ただ、それでは身が持たないので、時折他人の体を使わせてもらっている、というだけの話でして」

 絡み付く闇を称えるかのように、暗い影の発した言葉は広く響き渡っていた。
 共に立つサーヴァントにとって、その言葉は耐え難い挑発であったらしい。
 激昂し、毛を逆立て、牙を剥きながらも影に詰め寄る。

「ふざけるなっ……! こっちは唯でさえ、頭のイカれた物言いにはうんざりしてるんだ!」

 やや長身、毛皮を身に纏った野性味ある女性。あるいは未だ少女と中間に位置する年頃かも知れない。
 特筆すべき特徴として、オオカミのものと似た耳と尾を有していた。半獣半人、と言うには人寄りか。
 髪はある程度、整っているものの手入れされた形跡はない。それだけでなく、人間にしては異様に文明の色が薄かった。

 詰め寄られて、暗い人影はわざとらしく腰を引かせ、怯えた振りをして見せた。

「おや、怖い怖い。初心者(ピギナー)にも親切なチュートリアルのつもりでしたが、ご不満でしたか。
 ああ、いつの時代にも、口汚く不満を吐き出す事で、自己表現を行う人種は多い。一種のアーティストですな。
 貴女も――いえ、失礼でしたね、アサシン。そもそもヒトではありませんでした」

「……分かったよ。どうせ、大本が何百年も前から狂ってるんだ。会話だけ矯正できるはずがない。
 じゃあ、せめて、その口を閉じて置けないのかい?」

 早口にして支離滅裂。放置すれば際限なく脱線し、こちらを不快にしてくるのだ。
 うんざりとしながらも、アサシンは告げた。暗に黙れと。

 告げられれば、暗い人影は極上を笑みを浮かべて、自らの胸に手を当てた。誘うように、蠱惑的な声を発する。

「――引き裂けばいい。この体はとても脆い」
「アンタがマスターの体から出て行ってくれたらな。その時は、汚い舌を動かす前に殺してやるよ」

 遠慮の欠片も無く、アサシンは殺意を表明した。ただ、それは叶わぬ話だという事も、痛いほど理解できている。
 この怪物は決して殺せないし、殺してはいけない。

 人型の怪物は、いかにも申し訳なさそうな態度を作る。無論、それは演技であり彼なりの娯楽でしかないのだが。

「アサシン、残念ながら……私と感染者は不可分なのですよ。混ぜ合わせたミルクとコーヒーより、よほど分離は困難だ。
 既に『灰の帽子』、または『灰色帽』と呼ばれた少女はグラウルングというシステムに取り込まれています。
 極力、サーヴァントの要望には応えたいのですが……いや、困りました。これでは奇跡に縋るほか、ないでしょう?」

 『電脳癌』(キャンサー)の異名を持つ、最新最悪の死徒グラウルング。
 これこそが暗い人影の本性だった。今も青年、それもなるべく美形の姿を形作っているに違いないが、
容姿は何の意味も持たない。この怪物は気紛れで姿を変えるのだ。

 その在り方はスパムに近い。電子上のネットワークが存在する限り、際限なく自己を複製し、他者に上書きし、生存を続ける。
 プロセスを代行する構文も完成しているらしく、それらを実行するのに自己すらも必要としない。
 そして、処理と自己最適化の速度は魔術師(ウィザード)を遥かに上回っているのだ。


233 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:18:52 j8PpmYFc0

 根絶不可能。教会より公的に表明された事はないが、霊子ハッカー達にとって、これは暗黙の共通見解だった。
 恐るべき事に全盛期などは、ネットワークに接続した人類の凡そ一割がグラウルングの感染者となった、とされている。

「ずいぶんと露骨に煽ってくれるねぇ……『天の梯子』はそもそも個人を救う為の聖杯じゃない。
 そのうえ、アンタも私に聖杯を渡す気が無い。そうだろ?」

 奇跡に縋れ、というグラウルングの言葉にアサシンは皮肉な笑みを浮かべた。
 意図は明白だった。この吸血鬼は実現しない希望を提示し、こちらを踊らせようとしているのだ。

「刺すか刺されるか、食うか食われるか。暴虐と策謀が渦巻く……と、聖杯戦争は元よりそのような遊戯(ゲーム)でしょう?
 プレイヤーが駒(ユニット)を操り、資源(リソース)を的確に消費し、勝利を導き出す……
 素晴らしい事に、駒の裏切りもあれば、敵手との共闘もある――要は私を出し抜けばいい。とても単純な勝利条件ではないですか」

 グラウルングは肩を竦めて、首を左右に振った。アサシンの問いに応えた訳ではない。
 その質問自体が愚かなのだと、嘲笑っていた。

 聖杯を渡す気など、無いに決まっている。
 どれだけアンフェアなゲームであっても、勝利とは自らの手で勝ち取るものなのだ。渡してもらうものでは、決して無い。

「……………」

 それは当たり前の事なのだろう。アサシンは受け入れ、グラウルングを睨み返す。
 考えてみれば、この聖杯戦争は千載一遇のチャンスでもあるのだ。

 この『電脳癌』が滅ぼせなかった一因は、その存在が電脳世界に根ざしている事にある。
 容量や仕様の問題があり、こちらでは再現し得ない概念武装も多いのだ。
 しかし、この『天の梯子』の内部であれば、どのような概念武装や宝具も理論上は稼動しうる。グラウルングに届くのだ。

「フフ、せいぜい貴女の期待に沿うようなマスターやサーヴァントが存在している事を祈りましょう。
 敗北条件が皆無、というのは、どうにも娯楽として張り合いや刺激に欠けるものですから」

 その異常な享楽性は理解できないし、理解したくもないアサシンだったが。
 しかし、一つだけは察する事ができた。

「……どうして、アンタが不利な協定に賛成したのか、分かった気がする。
 あれは深謀があった訳じゃなくて、単にゲームを面白くすると、そう思ったからか」

「半分正解、といった所ですね。しかしながら、物事には常に別の側面があるというもの。
 誰もが異なる方針で動き回れば大局は読み難い……しかし、〝有利さ〟という餌を与えれば、傾向は非常に限られたものとなります。
 逆に〝有利さ〟を捨て、勝手気ままに動く事ができる、という選択もありますが……」

 西欧財閥陣営から発せられ、クレイナー神父により告げられたルール変更だ。
 階層の攻略に協力したマスターに、『天の梯子』内での一定の容量と権限が与えられる、という取り決め。

 賛成多数だったという事も大きい。が、円滑にルールが変更されたのは、最も不利な立ち位置である
グラウルング自身も賛同した、という点にある。
 自らの作り出した不利を理解してなお、いや理解しているからこそ、怪物は嗤う。

「なかなか、暗殺者にとって誂(あつら)え向きの局面ではありませんか?
 ああ、そうだ……マスターとの相性は気にしないでください。末端から、本来のマスターの人格を再構成しますから。
 精度には限度がありますし、少なからずグラウルングに汚染されていますが、なにより――」

 機嫌良く手振りを交えて、といってもグラウルングは常に機嫌が良いが、今回の趣向を述べた。

「偽りの狼王には、白(ブランカ )ではなく灰が傍らにあるべきでしょう?」
「……アンタは本当にゲス野郎だよ」

 今すぐ引き裂いてやりたい、という衝動を抑え、アサシンは呻くだけに留めた。


234 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:20:56 j8PpmYFc0

 全てを写し、全てに曇る。生まれながらにして、彼女の双眸はそういった本質を具えていた。
 神秘が途絶えた後に、至るべき所に至った魔術の家系は皆無に近い。
 それだけに彼女の両親が、眼の存在を知ったときの歓喜は大きなものだった。

 結論から言えば、彼女は史上稀有の成功作であり、同時に長きに渡る砂雁の歴史を失敗作である、と断じた存在でもあった。
 彼女の眼は一つの到達点ではあったが、根源に至れるような代物ではなかったのだ。

 目蓋を開くだけで、脳が軋み、悲鳴を上げ、機能が意識を塗り潰す。文字通り、致命的に脳の性能が足らない。
 ただ過剰に、両眼だけに性能を積載し続けた時点で、砂雁は足を踏み外していた。
 それを知っても、両親の歓喜は止まらなかった。彼らは、そして彼らだけでなく、砂雁の家はとうの昔に正気を失っていたのだ。

 砂雁の家は大崩壊の際にも、適切に立ち回り、日本の旧家から西欧財閥に連なる名家へと転身していた。
 傍から見れば順風満帆、人々の目に映るのは稀に見る才媛と、誇り高げな両親だけ。
 一方で、時間が経てば経つほど、狂気の現実の齟齬は大きくなり、その幸福な肖像は引き裂かれようとしていた。

 際限なく成果を望む両親の指示により、彼女は双眸と脳を酷使し倒れ、死に瀕した。
 元より、生命も意識も壊れていたのだが、これまでは魔術刻印が破綻を許さなかった。ただ、それにも限界があったという事だ。

 狂気とは些細な切っ掛けで、逆方向に針が振れる事もあるらしい。少なくとも、彼女の両親はその一例だった。
 実の所、内心では自分達も娘も、無価値で無意味であったと気付いていたのかも知れない。
 両親は荒れ狂った。罵声を浴びせ、暴行を加え、どのような扱いを受けるか知りながらも、一時の利の為に娘を貸し出した。

 彼女は何の感慨も抱かなかった。事の始めからそれはヒトではなく、人外の眼を有した人形だった。
 ただ、漠然と、彼女は双眸から狂乱の果てを見て取り、壊れた意識で受け止めていた。

 アトラシアが来客として砂雁家を訪れたのは、少し後の事だった。
 物静かで、まだ年老いてはいなかったはずだが、どこか朽ちた印象がある人物だ。

 生まれ付いて初めての事だが、彼女は興味惹かれた。アトラシア自身ではなく、連れられていた二人の子供達に、だ。
 好対照な少年少女だった。
 少年の方は砂雁と同じ日系でどこか虚ろ、少女の方はくすんだ金髪で無国籍風、明るく表情がころころ変わる。

 一つは躊躇いがちに、一つは勢い良く、差し出された二人の手に対して、自分は恐る恐る手を伸ばし……

――思い返せば、自分が人間となったのは、この瞬間だったのかも知れない。

 そこで砂雁藍(さがん あい)は過去の記憶から、視野を外した。
 この眼で凝視すれば、観念的な要素ですら正確に捉える事ができる。が、あえて実行する気にはなれなかった。
 唯一無二の真実とはまた別に、人には自分で決めても良い事柄があるのだ、と思う。

 人形のような子供は時を経て、陰を残しつつも一人の少女に成長していた。

 紅い布で双眸を覆い隠す。赤原礼装と呼ばれる、さる聖人の聖骸布だ。
 本来は外界に対する護りを担う武装だが、彼女がアトラシアから譲り受けてから、その力は内側に向けられている。

 これがある限り、全てを見通す神の眼も、その機能が制限される。
 脳が焼かれる事も無く、意識を司る領域が塗り潰される事もない。

 聖杯戦争で勝ち抜くためには、きっと、眼を封じたままでは居られないだろう。おそらく、自分は破滅するだろう。
 それでも、自分の目的のために殉じるつもりでいた。


235 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:23:15 j8PpmYFc0

『人類に、この天階の聖杯を以って救うだけの価値があると思いますか?』

 藍は中継地点での神父の質問を思い返す。はっきり言って、大して意味のある問いだとは思えなかった。
 それでも、ある種の祝福ではあったのかも知れない。

 価値などない。人類に限らず、万物は等しく無価値なのだから、初めから問いは成立しない。
 それなら、なぜ救い、救われる人が実在するのか。それは純粋に、ただ救いたいという、ある種、身勝手な想いがあるからだ。
 無価値だから救わない、少数だから切り捨てる。人はそのような価値の操り人形であるべきではない、と思う。

 だから、神父の問いの外でこそ全ては完結している。

「バーサーカー、そろそろ戻りましょう。少しは単独行動も控えないと、余計に怪しまれる」

 傍らに立つ紅き異形の英霊が吼える。
 この狂戦士は実の所、通常の手段で召喚した訳ではない。半ば黒化、あるいは怪物化し、
情報ノイズを振り撒きながら、紅衣の騎士の姿と剣山に覆われた魔物の姿が交互に表示されている。

 正体は不明。マスターの透視力を以ってしても、その真名は無銘とだけ表記される。
 おそらくは名の無き英雄像に属している、いった性質の英霊なのだろう。

 マスターとしての権限ではなく、己の眼で見透かせば、さらに詳しい事を知る事はできる。
 しかし、さほど興味は抱いていなかった。
 軽く視た所では、有り体に言えば、自分とは正反対の人間で、おそらくは正反対の生涯であったらしい。

 大半はどうでも良い事ではあったが。ただ唯一、狂い自分の存在を歪められてまで、召喚に応じた理由が気に掛かる。
 それも一時の事だ。追求するまでも無く、疑問自体が霧散してしまう。

 自分の行動原理は、やはり神父の問いへの答えと変わらない。
 たとえ無価値であっても。たとえ、それが間違いでも。たとえ、それが傍から見て、どれほど汚れた願いであっても。
 ただ救いたいと想った者を救うのだ。たとえ、人類全てが天稟に掛けられても、それだけは変わらない。


236 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:24:43 j8PpmYFc0

「――以上が第二階層の顛末と、各マスターの回答となります。もっとも貴方であれば、覗き見るのは容易であったのでしょうが」

「いや、他者の視点は常に興味深い。坦々と出力された真実と同程度には、な。
 こちらの見解も、お前とほぼ同様だ。現状としてはレオスの優勢は動かず、我々の手駒はあまりにも少ない」

「では、現時点での介入……又は、二柱目の魔神の投入を?」
「それは先の話だ。私が一筆加える時期はすでに定まっている。動かす必要はない」
「となれば、第三階層ではハーウェイの予定通りの聖杯戦争が行われる、という事になりますが……」

「焦るな。どの道、西欧財閥と対抗勢力、という構図は第四階層で崩れ去る。
 マスター達の戦いも、お前の問い掛けも、そこからが本番という事になるだろう。
 その視点では第三階層は、試練と衝突に翻弄されながらも、後に備え、剣を研ぐ期間といったところか」

「なるほど……今後の大まかな展開は見えている、と。心強い事ですね」

「見えている、言えば語弊があるな。〝試行済み〟とでも認識してもらおう。
 もっとも、空にあのようなものが浮かんでいるこの世界で、試行と現実にどれほどの差異があるかは、
私にも断言できぬ事ではあるが」

「……しかし、例外は常に紛れ込むものです。具体的にはレオナ・ハーウェイが運用する門番(キーパー)が挙げられますが」

「不完全とはいえ、かの聖ミカエルと同格の存在、か。本来であれば格上の相手ではあるが……
 おそらく、天の板が正常に機能する事は無い。燃える剣さえ警戒すれば、分はこちらにある。
 天の板といい、砂雁の眼といい、この聖杯戦争には全知に迫る力が多い……これも必然か」

「アトラシアはどこまで知って事を起こしたのでしょうか」
「さて、な。何れにせよ、破滅に近い所までだろう」

「…………」

「――何者が如何なる鍵を以って扉を開け放つか。見え透いた事ではあるが、番狂わせの余地もある。
 マスターと英霊達、それぞれの活躍を心待ちにするとしよう。我々は注視し、機さえ逃さなければよい」


237 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/03(火) 03:28:29 j8PpmYFc0
だいぶ遅くなりましたが、主役以外はほぼ全登場の話です
レオナが出れなかったのは、キーパーが会話できるほど設定が定まっていないからだったり
アサシンはカインと悩んだ挙句、結局は男女比で決定。あと、やっと旧主人公案が出せたのも感慨深いな、と

>>132
やった、イラストだ。程好く黒くなれそうなレオナ可愛い
しかし、まさかドラゴンワームの絵が出てくるとは……(驚愕)

>>ソロモンさん
初登場(?)
相変わらず逸話の数も質も半端ない。案が出る度、壮絶にスペックが上がっていく予感
この人強すぎて、初期案みたく、中ボスでは済みそうにないんですよね

>>211
相関図的な印象まとめは結構、面白いなと。楽しく読ませてもらいました。ちょっと参考にするかも知れません

>>218
少なからず、漠然と考えていたのと一致していそうで……
主役と『天の梯子』設定周りは、もう少し後で煮詰めてから、決めようかなと考えております


238 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 14:48:18 BBlFxZVo0
アーチャー、ライダーは見てて和む良いコンビだけど
キャスターとアサシンの動向を見てると未来が不穏だな…
アーチャーは原作弓陣営っぽい抜け目のなさがあるから良いけど
ライダーのケイネス臭…

ランサーはキャスターに自害を命じられそうだと思った

あと投稿乙


239 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 15:01:54 ql0owS4Q0
フェンリル採用されたんか
なんとなくカインだろうと思ってたが予想してたが外れたな
大方キャラ出揃ったし妄想が捗りそう、面白かったです乙


240 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 15:10:16 BBlFxZVo0
>>239
フェンリルじゃなくてロボだろう
狼王とかブランカとかあるし

カインが出なかったのは確かに意外
こうなるとクレイナー神父の暗躍は没になったのか気になる


241 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 15:21:05 1sX/Jxck0
神父さん自体は居るっぽいからなんかしら出てきそうな


242 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 19:44:28 bswzkrSY0
投稿乙です。
なんか哺乳類や鳥類の間では同性愛って普通にあるらしいね。
シートン動物記には、ロボとブランカのあいだに子供いた描写なかったし…
知略に長けた古狼なら、子孫がいてもおかしくはない筈なのになぁと妄想。


243 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 20:32:48 bswzkrSY0
【狂戦士案】
自由意志を持たず、単純な"力"として世界に使役される守護者。
「人類の自滅」が起きるときに現界し、「その場にいるすべての人間を殺戮しつくす」ことで人類すべての破滅という結果を
回避させる現象そのもの。抑止力の奴隷である剣山に覆われた魔物と、何かを護りたいという意思を体現する紅衣の騎士、
ふたつの姿が鬩ぎ合い、揺らいでいる。
戦闘法は、半身より無数の武具を射出するというもの。狂化によってスキルの大半が喪われており、精密な攻撃は不可能。
ただどういう訳か武具の中には宝具級のものが混じっている。さらに厄介な事に、剣や武具に限り宝具を模倣する事が可能。
多分、藍ちゃんが"観測手"の役目をして精密狙撃とかしそう(もしかして射撃系バーサーカーって、初か!?)。

宝具:無銘の剣墓 (デッドエンド・ブレイドグレイブ)
ある無銘の英雄が辿り着いた、見知らぬ誰かを救うためにすべてを切り捨てた そのなれの果て。
求道の果てに、遂には己自身を剣へと化さしめる錬鉄の霊廟。正義の味方と呼ばれた者の残骸、その墓標である。
魂を持たず心無く血も涙もない、只々使命を遂行するだけの"正義の味方"という銘の剣。

某キャスターの礼装やセイバーの宝具を学習しそうで怖い。何スロットさんみたいな感じで暴れそうだ。
いったい何ミヤなんだ!?


244 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 21:23:57 1sX/Jxck0
浅地高木             : セイバー(大和武尊)
ジェイミー・バウンド       : アーチャー(ビリー・ザ・キッド)
レオス・ハーウェイ        : ランサー(ペドロ一世)
リシミエール           : ライダー(エウロペ)
マスターキー(ソロモン?)   : キャスター(ダンタリオン)
砂雁藍               : バーサーカー(無銘)
灰色帽(死徒グラウルング)  : アサシン(ロボ)

出揃ったかな
三騎士&ライダーのマスターがわりかしまともな一報で
キャスター、バーサーカー、アサシンが明らかにヤバい爆弾ってのが面白い
旧主人公も話されてた限りだとめちゃくちゃ危険人物だったよね


245 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 22:04:05 sShMvSiE0
乙です!
マスターキーはおそらくアトラシアの遺児の一人で立ち位置的には
ライバルだろうし、もうソロモンを中ボスにする方法が見当たらんな
8人目枠もキーパーで埋まっちゃってるし、後は神父がどう動くかか


246 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/03(火) 22:27:30 bswzkrSY0
ウィンちゃんの出番欲しいな、特殊なルート媒介してコンテナで礼装届けるとか。
(ダナイデス、もしくはレオナ経由で)
他には爆弾魔や仮面細工が侵入開始時に投げ入れた、礼装の投下地点へ
高木をナビすんの。

それと電脳癌は霊子ハッカーの残骸用いてその能力を使うとか。
ソロモンは最後まで本気出さないまま退場という方法もあるが…まぁ無理か。


247 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/04(水) 02:39:52 2bflFTGU0
アトラシア絡みだと重要人物っぽさがあるね
新旧主人公は両方和名でサーヴァントも日本由来か


248 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/04(水) 20:35:47 sjQQcH7.0
【レジスタンス組織案】

●ブラウニー
高木が、ごく最近までいたレジスタンス組織。
レジスタンスのうちの一組織。本部はなし、世界規模で網の目を張る一大ネットワーク。
西欧財閥へのハッキングによる物資や貴重品のちょろまかし、盗品売買、流通、オークションを
とり行う部門。主な役割は兵站と資金集めで、小さな物はコンドーム、大きな物は兵器やスパコン
まで取り扱うという。また奪った物資を無償で難民や孤児たちに配る、ボランティア業も行なう。
組織的には何でも屋的な扱い。ただ仕事柄 組織内でも高級取りでなかには私腹を肥やす者もおり、
組織内で一部反感を買っている。
無銘の英雄をイコンとして崇拝している派閥でもあり、メンバーは自身を"セイギノミカタ"と名乗る。
なぜか入会時には、料理を作ってメンバーに振舞うという鉄の掟がある。

創設者は"彼"に救われた者の一人。彼の死後 "民衆の為に戦い、処刑された無銘の英雄"の
伝説を作り出し、西欧への叛逆の象徴として祀り上げた。
独自の霊子ハッカー部隊がおり、自身を本当の"ウィザード"と呼称している。
目立つのは三流、名前を売るのは二流のやること、誰にも気付かれない事こそが一流の証、
というのがモットー。


249 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/04(水) 23:04:13 qiDhT3aM0
触媒使って召喚ってことはレオス狙ってペドロ呼んだんかいw


250 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/05(木) 00:08:32 bHwuSFkI0
一応WIKI編集した、デキが酷いので誰か手直しプリーズ!

最萌候補は間違いなくリシミエールだなぁ…あとロボ、オーディション勝ち抜きおめでとう。
エ●ロペ・狼王に続き、旧主人公登場でヒロインレースがデッドヒート化…ウィンちゃん出てこい!


251 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/05(木) 00:29:34 mnmEi6Fs0
アトラシアの遺児三人のうち一人が旧主人公だとは
最後の一人が微妙にアルクっぽくて既になんかヤバいことになってる…ってことは


252 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/05(木) 20:26:17 bHwuSFkI0
ダナイデスさん、ボディいっぱいあっても魂はひとつ。
魔術回路並列同機させることでスパコン並とか(ただ電脳癌にハッキングされそうで怖い)
単体でそれに匹敵する一流魔術師リシミエールと組めばもう無敵ですな(魔術工房…戦いの品格…)
しかもサーヴァントは、あの大英雄ヘラクレスさえも正面対決を避けたあのタロスを宝具
とするライダー!!(本人は最強からは程遠い…青年アンリの方がまだ強いぐらい)

「この戦い、我々の勝利だ!!」


253 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/05(木) 21:03:53 snLyOODM0
レオスが本当は精神的に一杯一杯で誰かに重荷を譲りたがってるのを採用するならそれなりに強そうな王様鯖ででもマイナーってのは絶妙な選択と言えるかもしれない


254 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/05(木) 21:04:52 bHwuSFkI0
身体スペック
デュマ>>>>(フェンシング/射撃の名手の壁)>>>>青年アンリマユ>>>>>
>>>(男女の差異)>>>>天の梯子ライダー>>(大人と子供の差)>>アンデルセン

第三次聖杯戦争時のアンリでも、たやすく組み伏せられるぐらい。
でもアンデルセンなら おっぱいプレスで倒せる!「この駄乳!」とか罵られそうだが。


255 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/06(金) 00:15:01 8Y2oWq5k0
セイバー 最優。凄まじい身体能力と剣技による正攻法、巫術によるステータス強化
ランサー メンバーの前線指揮官的存在、単独での戦闘能力は凡庸。
アーチャー 神がかった銃撃と話術、トリッキーな戦闘方法を用いる曲者。斥候・遊撃要員。
ライダー 最強候補、強力な宝具による対軍・拠点制圧タイプ。本体は弱いので支援が必要。
キャスター 魔術による後方支援要員。その能力はいまだ未知数。
バーサーカー 射撃能力を持った狂戦士、前線突破担当?
アサシン ゲリラ戦の雄、トラップ感知能力と鋭い臭覚で罠を破りつつ、懐に忍びよる。

キーパー 最強候補、セイバーと互角に斬りあえる。いまだ未知数。


256 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/06(金) 20:32:00 8Y2oWq5k0
七十二柱の魔神の起源について調べていたんだが、アスモダイやバアル(ベリアル)、アスタロト、モロク
のように零落した異教の神だけじゃないみたいね。
七十二柱の魔神は、「ソロモンの小さな鍵」こと「レメトゲン」の第一章ゴエティアに悪魔の印章と召喚法と
共に記述されてるのだが、72柱の悪魔のうち、68柱はヨーハン・ヴァイヤーの「悪魔の偽王国」と共通する
との事。ウァサゴ、セエレ、ダンタリオン、アンドロマリウスは「レメトゲン」のオリジナル。
ちなみにゴエティアは、ギリシア語のゴエーテイアがラテン語化したもので、呪術・妖術などを意味する。
このゴエーテイアは古代ギリシアで「ゴエース」と呼ばれた呪術師の業を指し、古代ギリシアのシャーマン的
な呪術師が霊を呼ぶために発するおめき声に由来する。

で、占星術では十二宮図を各々5度の円弧で6分割して360÷5=72の区画になり、それが各魔神の
支配領域となり、魔神の数が72になるという説もある。ゲーティア・コードってKINDLE版の電子図書で、
悪魔の絵や名前に紹介文と、対応星図区画を当てはめて考察している。加わった四柱は数合わせなの
ではとも言われている(件のダンタリオンは悪魔召喚の儀式に用いられる魔鏡なのでは? と書いている)。

もうひとつの説は、アメリカのオカルティスト、ロン・マイロ・デュケットが唱える、シェム・ハ=メフォラシュ
の72の神名と72の天使に対応するとする説。
シェム・ハ=メフォラシュの『旧約聖書』「出エジプト記」14章の第19節を縦書きで下から上に書き、その左
に第20節を上から下に、その左に第21節を下から上に綴り、それを横に読んだ3文字の単語の総称。
(ヘブライ文字で書くと、19、20、21節とも各々72文字になるため、3文字の単語が72語できるという)。
ゴーレムの体に刻まれる文句、これはつまりカバラの数秘術。

ソロモンの指輪は真鍮と鉄で出来ていて良き魔神(天使)を使役する場合は真鍮の部位を、悪き魔神(悪魔)
を使役する場合は鉄の部位を投げ当て、呪文を唱えるといかなる魔神も強制的に従わせたとされている。
だから数秘術で神の権能を、占星術や降霊術で悪魔や零落した神を操っていたのでは?
(ゴエースは高速神言とかだったりして…ヤバいマジで化け物じみてきた)


257 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/07(土) 00:07:36 x4KikK8o0
エルメロイの事件簿とかで出てきた設定を考えると
ゲーティアやレメゲトンは現代魔術の手法でソロモンの秘法を
再現しようとした実験に過ぎないのかもしれん
ソロモン自身と言うよりマクレガー・メイザースや
アレイスター・クローリーの宝具というべきか
ソロモン本来の能力はもっと根源に近い、大権能クラスの力な気がする


258 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/07(土) 09:28:17 93wc9aS20
宝具は72柱の魔神の召喚でソロモンにとっては手すさびに過ぎない、とか。
零落した神々や魔術基盤そのものを第六架空要素によって実体化して使役する。

本当の力は根源と直結するがゆえの、全知という大権能クラスの力。
世界の始まりから神代、世界の終末まですべてを識っている。


259 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/07(土) 21:58:46 miXUiYsU0
wikiで一部、自分の文章を修正したので、報告ついでに色々と

>ロボ
第一候補はずっとカインが占めていたのですが、上記の説明の通り
ただ女体化なので相応の背景や説明は決めておかないと
神父さんは設定案も色々とあるので、活躍の機会には困りそうに無いです

>>246
ウィンちゃんは、主役組か不遇組に入るかの瀬戸際です
一応、次回は登場予定。すでに予定より2回分も登場が延びていたり……

>>250
編集乙です。場面転換での改行や**の追加は助かりました
ヒロインレースも成り行き任せになりそうです

>ライダー陣営
噛ませ要素が満載のようで、サーヴァントの関係は良好のような、微妙のような
色々な意味でライダーさんの活躍次第かな、と

>レオスの触媒召喚
権力フルスイングで王室から、黒太子のルビー借りた
これで百年戦争の大英雄が確実に召喚される! → 結果


260 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/07(土) 22:03:41 TDyra.eA0
乙ー毎回楽しく読ませてもらってるよ
リシミエールはケイネスっぽいようでいて
ソラウの立ち位置にサーヴァント(それもぽわぽわ系のお嬢様)が居るってのが面白い
どうなるかなー


261 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/07(土) 23:08:09 FR0rrkIQ0
ロボの宝具はなんだ絶天狼抜刀牙でもかますんだろうか……
てか最初すごく気まずそうだなランサー陣営w


262 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/08(日) 00:17:18 iL5WSq7U0
レオスよりレオナの方が怖そう、「なんで槍兵なのよ!?」とか「セイバー召喚した奴、誰よ!!」
てな感じでキレてそう。レオスは「まあ、仕方がない」で流しそうだが。

ロボの群れは少数精鋭で5〜6頭、みな毛並みが良く体格も大きい。ブランカのみが唯一メス
だったらしい。食うものはその年雌牛の良い部分だけというグルメ、羊は噛み殺すだけだったらしい。
ブランカは図に乗っており、群れの先頭を切るロボの前を走っていたそうな。


263 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/08(日) 00:24:49 iL5WSq7U0
その年雌牛→その年生まれの雌牛
なんなんだこのグルメっぷりは…ライダー牛っぽいから狙われそうで困る。

さらに自分たちで仕留めた以外の肉は、絶対に手をつけないのがロボの群れの掟。
毒餌回避、しかも罠は全部見破るという臭覚と勘の良さ。あるフランス人ハンターは
人間の魂が宿った人狼(ルーガルー)と言って恐れた。
そのうえ絶対、銃の射程内に姿を現したことがないという用心深さ。


264 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/08(日) 01:17:54 yzjpRPvQ0
サーヴァントとマスターの相性だと
仕方なく付き従ってる感ありありのアサシンペア
ほぼ中身が正反対なバーサーカーペアが分裂の危険性あり?
マスターキー自体がソロモンならソロモンの召喚者は誰だろ


265 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/08(日) 08:19:05 iL5WSq7U0
ロボが生まれる半世紀ぐらい前に、あのあたりアパッチ戦争があったみたいね。
ナバホ族と西アパッチ族の勢力圏がすぐ側にあった。
狼をトーテムにする部族の守護神とか何やらの関係で、知恵ある狼の血統誕生。
野獣以上魔獣以下の部族トーテム、その後白人たちの畏怖によって祀り上げられる。

ロボの群れは、他の狼より逞しくて一回りデカかったらしい。ロボはそのなかでも
ひと際デカイ狼だった(奥羽軍団の狼版ですよ、コイツ)。


266 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/08(日) 10:37:11 KB4KqSt60
おー、ずいぶん進んだ。毎回とても楽しませてもらってます。

赤原礼装が思った以上に「外界を遮断する」ギミックになってて
驚きですよ。
EMIYAしないように、がんばれ旧主人公。


267 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/08(日) 12:32:13 iL5WSq7U0
ゆでたまごの「闘将!!拉麺男に出張してるからラーメンマンが一時期あまり出さなかった」
のと同じく、黒太子はアサイラムの方に行ってるから、天の梯子には……理論。

黒太子はアルカサルより、ホークウッドのイメージの方が強いなぁ。


268 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/09(月) 21:54:03 AijHo/d60
【決着術式(ファイナリティ)案】

●打ち砕かれし至天の閂(アポカリプス・ナウ)
西欧財閥が神代の遺跡より発掘したコードキャスト、隔離した空間を疑似的に神代にまで回帰させ、
キーパーに神霊本来の力を取り戻させる。また戦場の威力を外に漏らさず、転移などによる敵の逃亡を封じる。
レオスとレオナ二人がかりでも3分が限度。「懲罰」を司るため、レオスひとりで起動した場合 ランサーの宝具
威力を限定的に強化する事も可能。

●万象測る黄金天球儀(デウス・エクス・マキナ)
リシミエールの家に代々受け継がれてきた魔術理念そのものを具象化させたコードキャスト。
占星理論によって有効範囲内の因果律を完全に演算・予測・干渉・固定し、観測された運命を一部改変する。
天文学的な情報処理が必要になるため、ダナイデスの協力が不可欠。圏内の術者が指定した存在をあらゆる
危難から護ることが可能。

●起源弾・零式(ソウルブレイク・オリジン)
ジェイミーの切り札。霊子ハッカーの魂に浸食し、霊子レベルにまで分解するワーム型ウィルス弾。
ワルサーPPK型の拳銃礼装。


269 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/10(火) 00:21:22 QACaC11w0
アメリカ・インディアンのナバホ族は、荒々しいものはすべて女性、
温和なものはすべて男性に分類されるらしい。
アパッチ戦争時、ナバホ族の勢力圏がロボの住処のすぐ側だった。


270 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/10(火) 20:38:26 QACaC11w0
訂正、コランポー平原のあたりはヒカリヤ・アパッチ族の勢力圏だった。
彼らは半遊牧・半農業従事者で、遊牧民のアパッチ系と定住系のプエブロ両方
の影響を受けていた。人類と動物は地下からやってきたという創世神話を持つ。

アパッチと呼ばれている集団が崇拝してたのは、大精霊「ウゼン」と山の精霊
「ガン」らしいので、ロボはある一部族が特別に崇拝する守護獣(トーテム)って
感じになるね。


271 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/10(火) 23:50:19 QACaC11w0
ライダーのペプロスはやっぱり黄毛羊の毛織物か?
アルゴ探検隊が回収した以外にも、プシュケがアフロディーテの命で羊毛集めしてたし…
マジで高価そうだな。やはり黄金律スキル持ちかしら、この娘。


272 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/11(水) 04:26:08 TV4L6Ahg0
言うほどエウロペって金羊毛と関連あったっけ?
エウロペって金羊毛〜イアソンよりひとつ二つ上の世代の人だけど


273 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/11(水) 18:39:14 inAC6Ixo0
黄金律ってか浮気性とはいえ神が見初める位なんで、そういう位に上等な
おべべは贈られてるんじゃないか?別スキルというか、エミヤの赤原礼装みたいなもん。
アミュレット(神代)レベルの代物。あくまで胆は犬と槍と巨人。


274 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/11(水) 19:20:21 J/o8V5pQ0
いやいや、テッサリアの至宝のアルゴンコインじゃなくて、エロスさんの花嫁の
プシュケが、姑の愛の女神さんに 嫁イビリのエピに出てきた凶暴な金羊のほう。

その話では、金羊は単独種ではなくそれなりの頭数がいてオリンポスの神々が
しかもその羊毛を昔から利用していたみたいだから、ゼウスからの御召し物や
他の神々の御祝い品のなかにあってもおかしくないという話で(特に愛の女神)。


275 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/11(水) 23:57:14 J/o8V5pQ0
エウロペはムチムチ系か? スレンダー系か? どちらにしろ巨乳だが。


276 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 00:38:32 KRl5yvCs0
神父の予期した高木にとっての最悪の敵手って誰になるかな
いまのところマスターキーか藍になるのか


277 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 13:13:45 ywxqFmkg0
>>275
絵画とかギリシアの彫刻とかムチムチ体型の女性が多いし
イメージ的にも豊満ボディでしょうなぁ…


278 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 13:19:40 sT2VL2BQO
>>277
だけど巨乳だがムンムンってイメージでも無いな。


279 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 13:44:23 ywxqFmkg0
>>278
性的と言うより母性的な意味での豊満さはあると思います


280 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 14:13:17 KRl5yvCs0
むちむちボインだけどそれが下品にならないような風格なんでしょうな


281 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 19:06:35 c/pGx2Ig0
水浴びとかするために、あっさり脱いでしまいそうで困る。
開放的と言うべきか無垢と言うべきか…
それに身のまわりの事は侍女にまかせっきりだから「洗ってください」
とか「お洋服着せてください」とか言い出しそうで怖い。

若い頃のウェイバーや雁夜おぢさんがいたら愉快な事になりそう。


282 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 22:24:19 jkBJ8fXE0
>>281
エウロペってそういう系統のおまかせお嬢さんだったっけか?ホイホイ牛に連れられてくのと
牛でもばっちこーい!な人ってのは知ってるけど。


283 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 23:25:28 c/pGx2Ig0
エウロペはフェニキア王アゲーノールの娘で王女、ガチで普通の王侯貴族。
キャス子のような生活力は皆無だし、やり捨てされたら間違いなく野垂れ死んでた。
ゼウスいなくなった後は、クレタ王アステリオスの庇護受けてたぐらいだし。


284 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/12(木) 23:30:31 jkBJ8fXE0
一応、王女サーンなのと、牛にしがみついている内に衣は飛んでいってしまった、は
読んだ記憶がある。ただ、着るもの人任せってギリシア時代にも当てはまるのか?と思って。

ドレスの下にパニエやら腰にコルセットやら十二単やらで総掛かりってのはわかるけど、
この時代脱げるくらいに造りが甘くてつまり常時目潰し必須かもな時代なんだけど、
そんな服を着るのに手こずるのか?


285 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/13(金) 22:34:01 13Dn2WzE0
アサシンは灰色帽のことが嫌いじゃないみたいだが、彼女ってどんな性格だったんだろ?
あと電脳癌ゲスいな、直死で極点ぶっ刺されても笑いながら消滅しそうで嫌だ。


286 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/14(土) 20:30:51 IpZgMqVM0
例のバーサーカー、正気だったら藍ちゃんのおかん化しそうで怖い。
それとセイギノミカタ教知ったら苦笑いだろうな(夜神教みたいなもんだし)


287 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/15(日) 17:03:27 M1t1FhzQ0
英霊召喚の触媒
セイバー    ????、たまたま召喚された?
アーチャー   ライフル銃の一部 
ランサー    黒太子のルビー(黒太子召喚するつもりだった)
ライダー    ????
キャスター   ????
バーサーカー 赤原礼装
アサシン    ????

キーパー    ????


288 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/15(日) 19:12:07 kS75umNM0
バーサーカーって真名○ミヤなの?


289 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/15(日) 21:28:59 M1t1FhzQ0
WIKIではバーサーカーの真名はいまだ不明です。
いったい何者なんだろうね?


290 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/21(土) 22:58:11 zXPW8ykM0
電脳癌、ハサンに処刑された霊子ハッカーのアカウントを複数持ってそうだな。


291 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/22(日) 11:39:12 r7Rm7wSw0
【ライダー】
リシミエール→大好きなマスター、たまに母親のように接する。
ダナイデス→お説教担当の侍女思い出す
セイバー →カドモスお兄様の面影を見出す
ランサー →その厳格さから、アゲーノールお父様を思い出す
レオス→愛息 サルペードーンの面影を見出す
レオナ →怖い方
キャスター →お顔がたくさんあって不思議な方
アサシン →あの狼さん、どうしてよだれが出ているのかしら…?!

彼女の願いは家族と一目会いたいぐらい、ただマスターを第一と考えている。


【アサシン】
電脳癌→自分を追い詰めた白人の狩人、激しい憎しみと不快感
灰色帽→ブランカの面影?
セイバー →半分は人間ではない、かの偉大なる白バッファローの女と同じ匂い
アーチャー →大嫌いなカウボーイ、鉄と火薬の匂い
ライダー →あれほど美しい雌牛は見たことがない、ぜひ仕留めたい
ライダーの猟犬 →テキサスの森林管理人タナリーが連れていた猟犬以来の強敵
バーサーカー →銃や武器に類する不快な匂い、人間ではない

ブランカを取り戻すことが願い? 人間嫌い


【電脳癌】
アサシン→遊び相手、せいぜいあがいて欲しい
高木→観測対象?
藍→観測対象?
ハーウェイ兄妹→妹の方が面白いと思う。
バーサーカー →とても興味深い

最悪の使徒、直死による滅びさえも素晴らしい経験だろう。


【バーサーカー】
狂ってるので人間関係も糞もない。正気なら性格上、藍のおかんになる。

【砂雁藍】
高木→幼馴染?
金髪の少女→幼馴染? 大切なもの?
バーサーカー →ゲームの為の駒、真逆の存在。

かなり危ない娘、魔術師でありながら真人間な リシミエールと対立しそう。
レオスは御しがたいと思いつつ交換条件等で彼女を操作、レオナはさっさと切り捨て
たいとか考えてそう。


292 : ◆J16Q1cpdcM :2015/03/24(火) 14:24:31 51T4XHaE0
ジェイミーが活躍してるようでぼかぁ嬉しいよ感涙


293 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/24(火) 19:27:12 gy28/wTg0
絵描いてた人じゃないか!


294 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/25(水) 00:15:03 mTuMOjIw0
サブ武器案

【セイバーの装備】
大日霊
アマテラス神の和魂を宿す御衣御裳、本来は神霊を降ろすための礼装。
別名 反転の衣とも呼ばれ、タケルの性別を男に見せかけていた。性別のみならず姿形
さえも偽装することができ暗殺に向くが、その能力は本人の意思によって封印されている。


【アーチャーの装備】
コルトM1877 ライトニング
1877年に開発されたコルト社初のダブルアクション式回転式拳銃。
ダブルアクションを毛嫌いしていたコルト社の創業者、故サミュエル・コルトの方針に反し、
ウィリアム・メイソンが設計を行っている。

ウィンチェスターM1873
レバーアクション式ライフル銃。
「西部を征服した銃」の異名をとり、ウィンチェスターのドル箱商品となった。

無銘:ショットガン
水平2連の旧式ソウドオフショットガン。


【ランサーの装備】
無銘:槍
ランサーとしてのメインウェポン、戦況・用途に応じ穂先・リーチをある程度変更可能。
(ノーマル、ウィングドスピア、ハルベルト、ウォーアックス、ランス)。

無銘:剣
中世風のロングソード、トレドの名のある刀匠の作らしい。


【バーサーカーの武器】
無銘:我が■■は■れ狂う
複数の剣を捩じってより合わせたような、奇怪な形状の剣。


295 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/25(水) 00:44:28 Gj6XYbKQ0
ところで女性キャラも増えてきたけどおっぱい格差はどうなの
ボインポジとひんぬーポジとケツ担当とか
そのあたり大事だろ!


296 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/25(水) 20:04:52 mTuMOjIw0
セイバー  慎ましやか
ライダー  巨乳(母性溢れる)
アサシン  美乳
ジェイミー 巨乳(妖艶、本人は鏡の前でお預け状態)
レオナ   スレンダー
砂雁藍   痩せすぎ(欠食児童っぽい)


297 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 00:03:49 TMF79b/k0
アサシンは筋肉がっしりしてそうでいいね


298 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 11:08:57 LopBDjuM0
バーサーカーは素手でしょ
ただ、全身から刃物がザクザクはえてるわけで、ウルヴァリンてレベルじゃねーぞ
ネロ教授の剣バージョンみたいなのを想像
バーサーカーの突撃を止めたと思ったら、ゼロ距離で剣射出されたりするバーサーカー怖い


299 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 12:44:42 PD2UeFww0
バーサーカーは当初の案で出てたバサカエミヤみたいな感じなんかね
無銘ってことはEXTRA寄りの設定っぽいけど


300 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 12:56:10 PD2UeFww0
何言ってんだ俺…原案からして真名は無銘だったわ
スレ汚しすまぬ


301 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 17:59:56 3UYm6.Vw0
バーサーカーになっても基本ステが低いのと心眼とか戦闘技術使えなくなってそうであんまり強いイメージが湧かないな


302 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 18:12:08 H5a4PnB.0
エミ屋さん技の人だから。鶴翼三連とか自分で名付けちゃう人だからバーサーカークラスに入れられたら
半減どころか持ち味ゼロですがな。
と言うか何故にバーサーカークラス?
剣握ってるくせに何故かセイバーとは思えない位にアチャーイメージが強い。


303 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 18:15:27 PD2UeFww0
そこらへんの疑問と言うか文句は続きを待つしかないだろ


304 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 18:49:54 1NDN25LU0
それは霊長の守護者としての側面からじゃない?
一般的な理性の無い狂戦士じゃなく、人間としての感情がない機械的な感じにはなってそうだが


305 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 19:18:15 .IXwLla.0
体中から剣生やしてあらゆる方位に飛ばしまくれば十分脅威だと思う。
投影した剣の担い手の技能を再現すれば、カセットテープのように
戦闘技術を組み込める。
さらにマスターが観測手をつとめれば、超長距離への狙撃も可能。


306 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 19:28:52 PD2UeFww0
ステータス気になるよな
セイバーとかアーチャーとか具体的なステータス出てないし


307 : 17分割 :17分割
17分割


308 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 21:08:39 .IXwLla.0
セイバー ステ高めで技師かつ脳筋、巫術スキルと神性持ち? 宝具が超有名
アーチャー ステ低目、スキル(話術、高速準備、騎乗)と宝具の使い勝手がいい
ランサー ステ凡庸、心眼もち? 宝具は意外に強力、マスターが最優
ライダー ステ最弱、宝具が強力&複数、魔力食い、マスターの魔力供給&礼装最多
キャスター ステ低目、幻術による後方支援、本体が規格外
アサシン ステ低目(敏捷高め)、スキル・宝具が集団戦用、感知能力高い
バーサーカー ステが1ランク強化、でもスキル死に体、投影頼り、マスター規格外

キーパー 反則存在、マスターが最凶


309 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 21:44:20 .IXwLla.0
このバーサーカー、永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)を
飛ばしてきそうで怖い、呂布の主砲発射みたいなノリで。

それとタケルちゃんの宝具をもパクリそうな気もする、イマージュ並みの
禁じ手になりそうだが。


310 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 22:18:11 H5a4PnB.0
>>303
すまん。アチャー、と書くぐらいにおどけた疑問の提示の仕方を選んだんだがマジ返しが来るとは
思わなんだ。
ただ、任意発動のスキルとか慢心王とか男気アニキとかアサ次郎の風流とか、直接言及はないけれど
戦闘スタイルに密接に関わる要素が削がれた戦闘ってどうなるんかな、と思ってはいる。
令呪アニキはある程度自由を見せたけど、どうなるんかね。


311 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 22:34:06 PD2UeFww0
日本語って難しいね
俺が阿呆なだけかもしれんが


312 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 23:33:07 .IXwLla.0
ウィンちゃんをヒロインにするには、どうすれば良いのか?


313 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/26(木) 23:35:17 PD2UeFww0
自分で書く


314 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/27(金) 06:21:55 w8JldgSQ0
憑依経験を機械的に扱うってのは面白いね
擬似的な無窮の武練


315 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/27(金) 08:44:13 nzOqph5A0
たぶんこのバーサーカーは走るとギル様なみにガシャガシャうるさい
傷ついても、剣ですぐ再生するから藍ちゃんの魔力が尽きるまでパフォーマンスが一切下がらないんだろうな
あれ?つまり不死宝具持ちってことかこれ?


316 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/27(金) 19:24:01 AzaPYzNc0
霊核ぶち抜けば流石に死ぬ、イレギュラー召喚だからまともな構造してないだろうが。
アサシンが「生き物の臭いがしない」って嫌いそう。

特性上、近・中距離での乱戦向き。さらにマスターの補佐による超長距離の狙撃が可能。
アサシンにとっては天敵。あとキャスター(偽)あたりと組んだらかなり手ごわい。


317 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/27(金) 20:00:03 AzaPYzNc0
バーサーカーのステータスについて

例の無銘 筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具????

狂化具合によってパラ変動あり。
狂化C 〜と〜を除いたパラメーターをランクアップさせるが、
      言語能力を失い、複雑な思考が出来なくなる。 
強化B 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。

無銘Cクラス 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具????
無銘Bクラス 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具????
藍補正で  筋力B 耐久A 敏捷D 魔力A 幸運E 宝具????


318 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/27(金) 20:31:30 rImpK4Ec0
流石に元が原作キャラなだけあってまだなにもしてないのにバーサーカーの話題性でかいな


319 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/27(金) 23:23:41 uNmxE7fI0
よし何もできずに退場してもらおう。

自じ・・・おや、こんな時間に誰か来


320 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 08:43:54 Q2QIkOA60
戦闘法は剣山タックル、双剣パンチ、針鼠ランチャー。
必殺技は赤原ミサイルサルボー、カラド主砲発射ってな感じで(変形射撃モード)。
近接戦になると、投影武器の憑依経験で自律戦闘モードとか。
(馬坂の石剣、小次郎の刀、ハサンのダークetc)
狂化でスペック上昇してるし、マスター魔眼持ちだしかなり強そうだな。

あとジェイミーのエペとか刃物系の礼装投影しそう。


321 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 12:57:12 Q2QIkOA60
理性がないので、憑依経験を機械的に再現。
ただし本人の技に劣るうえ、例の人に理性がないためCPU的な再現になる。
でも右手で小次郎の太刀捌き、左手で馬坂の剛剣ってな感じにかなり無茶ができる。

漫画 餓狼伝最終話で言ってた、「一教科100点ではなく、六教科20点で120点を目指す」
ってな感じで。ケリィとは別の意味で、鯖を駒としてしか認識していない藍ちゃん的な運用法。


322 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 15:23:52 U9pEun.k0
>>296
ウィンちゃんはバランスよい身体してそう
藍はむしろお尻担当でどうだろうか


323 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 15:27:31 QiZf6he60
尻につくほどの肉が無いと思われ


324 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 20:36:18 Q2QIkOA60
ウィンちゃん、バランスよい身体で脚線美と安産型の腰つきとか。
チャイナ服着るとエロイの。


325 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 22:31:16 U9pEun.k0
チャイナは胸より肩とか腰から下が大事だよね
個人的には明るい舞弥ってイメージなウィンちゃん


326 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/28(土) 23:38:10 Q2QIkOA60
そうそう足がスラリと長くて腰つきがエロいの。肩越しにふり返る後姿とか
すごく色っぽい。でもって、八極拳ではなくて例の死刑囚海王みたいに
催眠術とか暗器を駆使しそうなタイプ。

で、チャイナ服ウィンちゃんの毒入り茶と、メイド服レオナの毒入りワイン
呷るならどっち?(両方とも少年探偵でも発見できないようなヤヴァイ毒物)
しかも、ふたりともコハッキーと違って致死性のヤツ盛りそうだから怖い。


327 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/29(日) 01:44:36 Fm9yjlIw0
藍は159cm/47kgであって欲しいけど体系的には凛より秋葉のほうが近そうだなぁ
成長期に食がほそかったのがダイレクトに響いてきてる感じのイメージ
どんどん発育していく人口真祖ちゃんを羨ましがってたりするといい
とりあえず隣の赤いのに美味しいもん作ってもらえ

レオス・レオナがオリジナルと同じ155cmと仮定すると最低身長がこの双子って感じなのかな
男性だとランサー、女性だとアサシンが一番身長高いイメージ
wikiのジェイミーが171cmの画像あるけどそれ以上にアサシンは大きそう


328 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/29(日) 07:16:54 bMZy6yO60
やはり172〜174cmぐらいかな、アサシン。筋肉あるから体重重め。
ライダーは、キャス子(163㎝)と同じくらい?


329 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/29(日) 17:54:56 CUQu4EJw0
句読点おかしくね?


330 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:33:41 wjfJbVLE0
三日目 今と、過去の状景

 ムーンセルの聖杯戦争と呼ばれた事件から、およそ数百年後――
 星の寿命は近く、資源の枯渇は順当に進み、大気は宇宙物質により濁り始めている。
 その大半を西欧財閥の管理下に置かれた世界は当時と同じく、緩やかに破滅への道を歩んでいた。

 そこで諸勢力が協力し築き上げたのが、軌道エレベーターに設置された『天の梯子』と呼称される一種の願望機だった。
 詳細不明の技術により真祖と呼ばれる星の触覚を人工的に複製、その心象風景と滅びかけた星を大魔術により入れ替える。
 惑星規模の奇跡を目指して、理論通りに『天の梯子』は完成した。

 しかし、この願望機は重大な難点を一つ抱えていた。
 たしかに真祖の内に広がる光景は、大崩壊以前の星と同質のものだが、それが人の生存に適した環境であるとは限らない。
 それは恐竜が生きた環境であるかも知れないし、星が形成されてから間もない状態であるかも知れない。

 故に『天の梯子』は人工真祖の心象風景を演算、霊子虚構世界と同調させ、侵入。書き換える機能を有していた。
 ただし、書き換えという最悪の精神干渉に対しては抵抗が存在する。真祖のそれは凄まじく、人類がそれを突破する事は叶わない。
 そこで魔術協会、時計塔の残党から提示されたのが、聖杯戦争の術式。英霊を呼び寄せ、サーヴァントとして使役する術だった。

 西欧財閥は霊子世界で術式を再現。可能な限り実力者と触媒を揃え、サーヴァント達を伴い、心象風景の改竄を開始した。
 一方で、西欧財閥に抵抗するレジスタンスも改竄用の霊子世界に潜り込み、マスター権の取得に成功する。
 また、西欧財閥側も一枚岩ではなく、各々が書き換え後の世界に対して、それぞれ求める物が存在していた。

 一つの願望機を求め、サーヴァントを伴った諸勢力。
 かくして、『天の梯子』の聖杯戦争は開始される。その結末は未だ、誰にも計り知れぬ所に位置していた。

 レジスタンス側の人間として参戦した浅地高木は、聖杯のシステムに使役された保安者(セキュリティ)のサーヴァントにより、
致命傷を負わされ……
 謎のシステムの介入を受けて蘇生。召喚されたセイバーの力を借り、保安者の撃退に成功する。

 セイバーとは互いに謎を残しつつも、協力関係を結び、第二階層の障害であった亜竜を撃破、さらにアーチャーをも退ける。
 第二階層は制圧され、書き換えの用意は完了。舞台は第三階層、海洋と孤島を模した虚構世界へと移っていた。


331 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:35:28 wjfJbVLE0

 島々に広がる浜辺。そこからやや離れて、青々と草木が生い茂る地点。
 そこを訪れた少年は軽装、理知的な容姿ではあったが、年齢の割に学生的な印象は少ない。どこか世に擦れた知性を秘めている。
 くしゃりと雑草を踏み締め、浅地高木は手元に展開されたスクリーンを覗き込み、情報交換を行っていた。

『そうですか……あのレオナ・ハーウェイに会いました、か』

 画面越しに映るのは、黒髪の小柄な少女。
 高木にとっては、現実世界に留まるサポーターであり、レジスタンスとのパイプ役でもあるウィン・ルェイミンだった。

 大いにプライベートな事柄が関わる、中継地点での神父との話は伏せ、第二階層のあらましを語ったところ、
彼女の一言目の反応がそのようなものだった。意図して、というよりも、無意識に口から漏れた、という様子だ。

「まさか、知り合いか?」
『聞き知ってはいます。レオスの影、財閥の冷酷な副王、まあこんな所でしょうか。
 西欧財閥の権勢を以ってしても、正当化できない面の全般を握っているらしい、と』

 いかにも取り繕ったような態度、と高木には思えたのだが、あまり人間観察には秀でていない。
 相槌を打って、返答を受け入れると、話を続けた。

「連れているサーヴァントも相当なものだったけど、彼女自身はマスターとしてはどれほどだろうな。
 遭遇時の情報は少なすぎたし、他所での手腕が聖杯戦争で活かせるとも限らない」

『甘く見るべきではないです。当主であるレオスを差し置いて、レジスタンスにとっては最優先の標的となるぐらいですから。
 レオナ・ハーウェイの排除も、貴方に求められる重大な目標の一つとなります』

「まあ、レオスとレオナが倒れれば、天階の聖杯が成立しなくとも、レジスタンスはいくらか有利にはなるからね。
 でも、それについては好きにやらせろ、と仲間と後援者に伝えておいてくれ」

 わりと遠慮のない事を告げると、ウィンは少しむくれたようだった。
 全面的な援助を受けられるとはいえ、勝手な振る舞いをした場合は、それなりにうるさくなるのかも知れない。

『伝えるのは構いませんが、納得させるのは結構、難儀なんですよ……?』
「苦労をかけるね。どこかで埋め合わせができればいいんだけど」

 渋々、といった様子でウィンは首を縦に振ってくれた。
 彼女は彼女で大変かも知れないが、こちらも聖杯戦争だけで手一杯だ。外に配慮する、というのもなかなか難しい。

「で、外の現状は?」
『西欧財閥がレジスタンスに向けて、攻勢を開始しましたが……あまり統制は取れていないようです。
 共同当主が抜けてしまえば、脆い面があるようですね』

 ウィンはスクリーンの向こう側で口元に指を添えた。
 高木の見立てでは、彼女であれば大いにその状況を利用できるのだろうが、今はこうしてサポートを勤めている。
 人材の運用としては、的確とは言えないはずだが、彼女には彼女なりの思惑があるらしい。

「だが、こちらの状況はもっと悪い」
『元からですよ、それは。いつも通り、雑草根性で生き残る事にしましょう』

 明るくそんな事を口にするウィンだったが、実情はそれほど生易しい程ではない。
 結局の所、数量的には引き抜かれ、根を絶たれる雑草の方が遥かに多いのだ。そちらに回らないように、立ち回るという話だろうが。
 少しばかり態度を変えて、彼女は言葉の続きを紡いだ。

『それに……今回ばかりは勝ち目がある、というのは大きいです』
「分かってるよ。俺が勝ち抜いたら、という話だろ。容赦なく背負わせてくれるね……」


332 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:36:25 wjfJbVLE0

 聖杯戦争に勝利し、願いを叶えれば万事は解決する、はずなのだが。あまり楽観視はできなかった。
 今回の願望機は性質上、地球規模の改竄に願いを滑り込ませる、といった形になる。
 おそらくは非常に大雑把な形でしか、願望を実現する事ができないはずだ。

 それで、どれほどの事が出来るか、という不安はある。
 一方、これらのやり取りと並列して、高木の分割思考の一つはウィンから送られてきた礼装のリストを確認していた。
 レジスタンスにとっての大勝負というだけあって、そのリストに記された礼装の質も量も大判振る舞いだ。

「おっと……ジャケットは必須かな。前階層の事を思えば、エーテライトリングも有りか。というか、よくこれ持ち出せたな」
『アトラス院の品である事はご存知でしたか……持ち出したというか、それは流失品として裏に出回ってたんですよ。
 たぶん横流し、なんじゃないでしょうか』

 首を傾げるが、ウィンはそれほど疑問を抱いてはいないようだ。
 しかし、横流しというのも無理があると思える。エーテライトとはエルトナム一族の秘儀であり、通常は流出するような物ではない。
 それを運用する為の礼装も同様だ。

 すでに途絶えたとはいえ、エルトナム一族は未だに相当な敬意を受けている家系だ。複数の院長を輩出したのは、もちろんの事。
 二十一世紀の序盤においては、アトラス院に属する一族から子供が生まれず、自死が多かった事もあって、
アトラスに属する魔術師はたった一人となった。その最後の一人もエルトナムに連なる人物であったという。

 この家系から生み出された技術は、『天の梯子』にも大きく関わっているのだが、それは置くとして。
 エーテライトの運用技術が、いくら使用者を選ぶ代物とはいえ、無断で外に放出されるとは考えづらかった。

「まあ、使えるものは使わせてもらうよ。縁もある事だし」
『それが現実的な方針ですよねー。こちらとしても、望むものは全て用意できるわけでもありませんから』
「流石に七大兵器は期待していなかったよ」

 肩を竦めて、苦笑する。この辺りが下手に流出すると、人類は緩やかな死ではなく、早期の死を迎えかねない。
 せめて、レプリカの類が手に入らないかと、侵入前の要望に書いておいたのだが、当然のように叶わなかった。

『それで、セイバーさんは大丈夫ですか』
「大丈夫……と言いたい所だけど、そうでもなくてね。元通り走れるまでは時間が掛かりそうだ。今は対処を構築している所だけど」

 高木のサーヴァント、セイバーは二階層におけるアーチャーとの戦いで片足を吹き飛ばされている。
 軽傷であれば、魔力による補修や治癒魔術も有効だが、令呪の後押しを受けた一撃は深刻な被害を齎していた。
 単なる強化ではなく、〝足の破壊〟を命じた結果だ。修復に要する情報にまで被害が及んでおり、回復には時間が掛かりそうだった。

 現状では、形状の復元のみに成功。たかが数時間で、と考えれば、結構な成果ではあるが、その機能までは回復していない。
 そこで、高木は代わりを用意することを考えていた。

『対処……ですか?』
「ああ。進捗も八十パーセントは超えたし、お披露目してもいいかな。セイバー」
「――はい」

 返答と共に霊体化が解かれ、霊子が集いセイバーの姿形が構成されていく。
 凛々しく清廉で、しかしどこか世慣れなさを残した少女。白と紅の補強された装束を身に纏っている。
 しかし、現れた彼女の姿は単独ではなかった。

 奇妙な馬に跨っている。蒼い霊子による演出(エフェクト)を纏い、鬣や尾毛が形作られていた。
 体躯は屈強で牙を持ち、獰猛さすら感じさせたが、その眼から感じられる意思は稀薄で、仕草も従順だ。


333 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:37:28 wjfJbVLE0

「性能はまあ妥協ライン。AIはペット用のフリーを落として戦闘用にカスタマイズしたんだけど、これも悪くない出来かな」

『馬……いえ、第二階層で遭遇した幻想種の模倣データでしょうか』
「その通り。一匹捕獲することも考えたけど、騎乗のランクも足らなかったから、いっそ模倣で位階を落とそうと思ってね。
 サーヴァント戦も考えると、本当は魔獣クラスの能力は欲しかったんだけど……」

「生前の時代で、乗馬は一般的ではありませんでしたから仕方ありません。騎兵(ライダー)として現界していれば、
 ランクの上がる余地もあったのでしょうが……」

 騎乗ランクについて言及されると、セイバーはそれを不満と受け取ったのか、小さく肩を落とした。
 具体的なランクはD。剣の英霊としては、控えめな階梯だが最低値ではない。
 地域や知名度の補正が壊滅的、と考えれば、まだ及第点と言えるのだろう。

『なんというか、いつもの事ですけど、よく作る余裕がありましたね』
「遭遇直後には仕様書が完成してて、後は戦闘中以外はタスクの一つでずっと作業してたかな。
 あの神父さんとの会話中もだけど」

 それなりに動揺もすれば困惑もした出来事ではあったが、それとは無関係に稼動が継続できるのも、分割思考の強みだ。
 もっとも、全部の思考が飛ぶケースもあるので、この辺りは個人差があるのだが。

 やや自慢げに応えたつもりだったが、ウィンはどこか呆れた様子で半眼になり尋ねてきた。

『……一応、確認しておきますが、休息は取っていませんよね?』
「もちろん。そんな暇なんて一秒たりとも無かったし。今も乗騎を仕上げないといけない」
『では、それが終わったらそろそろ睡眠を……』

「あ、無理。取り寄せた礼装を統合的に運用する為のシステムも開発しないと。
 一つ一つ選択したり、付け外ししたり、吟味するのは非効率過ぎる」

 休息を勧められるが、即座にそれを拒絶する。今、やらなければならない事は多すぎるし、時間は少なすぎた。
 この聖杯戦争を僅かでも有利にできる事なら、全てやっておきたい。
 例えば、礼装を効率的に運用できるなら、他のマスターに対して優位に立つ事ができるだろう。

『えーと、ではそれが終わったら……』
「いやいや。その次は過去の聖杯戦争の統計データから構築された戦略と戦闘面双方のシミュレーターも欲しいし」

 改めて勧告しようとするウィンの言葉を遮り、とっくに埋まっている予定を告げる。
 これもかなりの重大事項だ。聖杯戦争自体、運の要素が大きいのだが、それを緩和できる可能性があった。

「あとは『天の梯子』を解析して、ハッキングするプログラムも今走らせてるけど、もっと洗練化しないといけない。
 対象のデータが膨大なだけに、このままじゃキリが無さそうだ」

 これは先程告げたシミュレーターと、どちらを優先すべきかは迷うが、これも必須といって良い。
 階層が進めば、西欧財閥の反則や運営特権が明らかになるかも知れない。
 なにより、『天の梯子』に特定の勝者を排除するプログラムが追記されていたら、という想定にも対応できる。

『ちなみに……そういった作業は幾つあると想定していますか?』
「え、それは……優先順位が低いものを除けば、百はどうにか超えずに済むかな」

 ここで、ようやくウィンの声色に危険なものが混じり始めた事に気が付く。
 やや詰まりながらも、作業の数をやや控えめに申告するが、あまり効果はなかった。

 ウィンはにっこりと、どこか迫力のある笑顔を浮かべてくる。


334 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:38:43 wjfJbVLE0

『寝なさい。作業は中断して、今すぐ』
「霊子ダイブ中は寝てるようなものだし、そもそも数日くらい寝なくても……」

 反応は無言。笑顔はそのままだ。
 それって反論のつもりですか、とでも言いたげにウィンは明るい表情で沈黙を維持している。
 正面からの攻略は不可能、と判断し、高木は傍らのセイバーに視線を向けた。

「セ、セイバーもそう思うよな?」
「いや、それは……勤勉は美徳である、とは思いますが」

 少し躊躇いながらも、健気にマスターの味方をするセイバーだったが、ウィンはため息をつきながらも彼女を諭そうとする。

『セイバーさん、彼に騙されない方がいいですよ。仕事中毒(ワーカーホリック)というより、完全に趣味でやってますから。
 それで、いざという時に倒れたら、どうするつもりなんですか』

「倒れなければ、別に……」
『貴方の見解は聞いてません』

 ぴしゃりと反論を拒否される。
 少しは話を聞いてくれても、とは思うのだが、概ね彼女の意見は正論だった。
 正論に沿って勝ち抜けるかは怪しいので、出来る限りの小細工はしておきたい、という事でもあるのだが。

 とはいえ、休息については妥当な判断なだけに、ウィンを納得させるだけの反論は難しい。
 一応は自分は代表者であり、現状の方針を強行する事も可能なのだが、現時点では横暴な振る舞いはしたくなかった。

「……わかったよ、それなら二時間ほど」
『四時間』
「それは行き過ぎだ。たとえ倒れる事になっても、セイバーの移動手段を遅らせる訳にはいかない。まあ、三時間かな」

 妥協すると決めれば、互いに歩み寄るもの早い。
 テキパキと休息時間を決定すると、ウィンが提供した宿泊用の空間データをダウンロードし、付近の空間に設置する。
 唐突にぽつんとドアだけが配置される雑さだが、休むだけなら、それ以上の手間は必要としなかった。

(別室、ではないんだな……いや必要以上に、リソースを使う訳にもいかないか)

 ドアを開いた先は、ベッド二台にソファー一つが配置された、さほど広くもない一室だ。
 中所得者向けの宿泊施設がモデルとなっているのだろう。

「これが、この時代の寝台というものですか。初めて見ました」

 部屋に入るや否や、セイバーは何やら興味深げにベッドを観察すると、座ったり、小突いたりを繰り返している。
 聖杯から知識が与えられ、この辺りは緩和されているのだが、その様は完全にタイムスリップした昔の人だった。
 すでに知っているからといって、好奇心が満たされる訳でもないらしい。

 しばらくして、満足したのかベッドを弄るのを止めると、セイバーは向き直り、唐突に妙な事を言ってきた。

「しかし、なんというか……やりとりを拝見させて貰いましたが、お二人は息が合っているのですね」
「どこを見て、そう思ったんだ?」


335 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:41:42 wjfJbVLE0

 その時代は一般に言われる古代よりも、さらに遡る。人代に移り変わってから久しい、しかし神代の残り香漂う年紀。
 極東の諸島には一つ、精強な王朝が存在していた。系譜は神代より続き、正統という点では右に出る勢力は存在しない。
 しかし、各地の混沌は激しく、それらを統べ、治めるまでは至ってはいなかった。

 国造(くにのみやつこ)という地位がある。事情は様々だが、通常は王朝に帰順した有力な豪族にそのまま充てられる地位だ。
 そういった地方を治める官職の娘に、極めて容姿の美しい姉妹が居たという。

 当時の王朝を統べる大王はその噂を聞きつけ、一目見たいと考えたか、娶るつもりか、御子に自らの元へ姉妹を遣わすように命じた。
 だが、その勅命が守られる事はなかった。
 御子は姉妹に惚れ込み、自らのものとして婚姻してしまう。大王に対しては別の女性を探し出し、偽の報告が為されていた。

 無論、これは浅はかな嘘だ。かなり早い段階で、大王は遣われた姉妹が身を偽っていると悟ってしまった。
 大王は御子を恨み、立腹したものの、こんな事で裁くのも短慮であると考えた。あえて、叱責する事無く見逃したのだ。
 しかし、大王と御子との間に入った亀裂は思いのほか深く、それは後に尾を引いた。

 やがて、一つの破局が訪れる事となる。
 御子が大王の前に姿を見せなくなってから、しばらくした後。大王は彼の弟を呼び出した。
 弟という存在は本来、御子とって希少ではない。大王は多くの妻を持ち、御子の数も八十人という大所帯だ。

 しかし、その弟と前述の御子との間には特別な絆が存在していた。彼らは同じ日に生まれた双子であり、その縁から交流もあった。
 くわえて、弟は多少の荒々しい気性も持ちながらも武勇、教養ともに秀でている、という評判も大王の耳に届いていた。
 大王が事態の収拾を任せよう、と考えたのも当然のなりゆきなのだろう。

 お前の兄はなぜ食膳に出ないのか。そちらから教え諭しておきなさい、と大王は弟に告げた。
 たかが食事とは言えない。大王ともなれば、朝夕の食事も宮中の儀式に等しい。御子の不参加は確かに外聞の良い話ではない。
 一方で、弟に限らず、宮中の人々は姿を消した御子と大王の事情も、漠然と察してはいた。

 大王が儀式への参加にこじつけず、真意を話してさえいれば。少しでも、苛立ちを帯びた口調を抑えていれば。
 あるいは、大王と御子の亀裂で、宮廷が緊張の色に染まっていなければ。
 この結末は訪れなかったのかも知れない。しかし、それは無理のある仮定だ。

 告げられた弟も、そして大王本人ですらも、自らの真意を計りかねていたのだ。
 そして、訪れるべくして、その結末は訪れた。

 弟に事を告げた後も、御子が食膳に参加してくる事はなかった。
 結局、説得は功を奏さなかったか、と大王は御子の弟を呼び出し、当人に尋ねた。
 どうように教え諭したのか、と。

 大王が質問した瞬間に、物語の状景は荒々しく暗転した後に真っ赤に染まり――視点が切り替わる。
 そこから先は、どこか漠然とした、しかし凄惨な場面が矢継ぎ早に繰り広げられた。

 悲嘆と後悔に溺れ、窶(やつ)れ変わり果てた兄の姿。
 最初は説得と拒絶。徐々に激化し、荒々しく口論する兄弟。
 簡素な木細工のように、あっけなく御子の腕も足も圧し折られていき、鮮血が散乱する。

 最後に、お前は人と共には生きられぬ化け物だ、と。ぼやけた場面とは異なり、この言葉だけは明瞭に聞き取る事ができた。

 それは兄の台詞というだけではない。父である大王や当時の人々はその眼差しで――
 そして、なにより弟自身が心で自らに向けた、一生涯、決して消える事のない呪いだった。

 事の顛末を聞き届けた大王は、血を分けた兄に対しての蛮行に驚き、自らに矛が向かないかと恐れた。
 自分の言葉から起きた惨劇を、無意識に転嫁した結果であったのかもしれない。

 大王は恐怖と猜疑に淀んだ目を息子に向け、新たなる命を下す。
 西方に王朝に叛き、秩序を乱す者達が居る、彼らを討ち取れと。弟の御子に与えれれたのは、わずかな手勢。
 おそらくは成功を前提とした命令ではない、が御子の弟は迷う事なく首肯した。

 これが栄光と悲哀に満ちた物語の、一つの始まりだった。


336 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:43:31 wjfJbVLE0

「……だから、嫌だったんだ」

 目を覚まし呟くと、体が汗ばんでいる事を自覚する。
 ここでつい、霊子体にも発汗機能はあるらしい、と考えてしまうのは、自分らしい点だったが。

 未だ冴えない頭でネットから情報を拾い、現在の時刻を確認。まだ、二時間しか経っていない事が分かる。
 約束では三時間だったが、今からでは寝なおせそうにはない。

「セイバー……?」

 あえて念話を使用せず、小さく肉声で呼びかける。彼女からの返答はなかった。
 サーヴァントには本来、睡眠による休息は必要ない。ただ、魔力の消費が抑えられるか、という程度だ。
 今はマスターの休息という事で、セイバーは外で見張りをしているはずだった。

 外に集中している為か、あるいは声が小さすぎたのか、彼女の耳には届かなかったらしい。
 今回ばかりはその事実に、どこかほっとする。

(まずいな……どういう顔をして、なんて声を掛ければいいか分からない)

 高木は頭を抱えた。実の所、ウィンに促されるまでもなく、休息の必要性は理解していた。
 ただ、知識としてサーヴァントと経路(パス)が繋がった状態で睡眠を取れば、こういう事も起こり得るという事は知っていた。

 マスターは夢という形で、サーヴァントの記憶や生涯を垣間見る事があるという。
 これもまた、その一例に過ぎないのだろう。

 しかし、こういった事に応対するに自分は人間味や器量に致命的に欠けている。
 単に休む余裕がなかったのも事実だが、確かに理由をつけて避け続けていた、というのも同じく、否定しようがない事実だ。

 互いに認め合う協力関係、というだけなら、いくらでも有能に振舞える自信はある。
 しかし、どんな些細な一点であっても、それを超えた事を迫られれば、少しどころではなく自信は消失してしまう。

 もちろん、見なかった事する、という選択もあるのだが、それも夢の内容からして拙い選択のような気がしてくる。
 つまりは八方塞で、頭を抱えて悩むしかない。

(ただ一つ、疑問は解消できたけど……)

 夢という形で覗き見た記憶は、思いのほか多くの情報を齎していた。
 少々、鈍いマスターでもこれだけ情報が揃えば、その真名に気付く事ができるだろう。

 日本では、あまりにも有名で屈指の格を持つ英霊だ。今まで思い当たらなかったのは、現代まで男性である、と伝えていたからだ。
 夢でも男性として振る舞い、扱われてはいたが、たしかにあれば己のサーヴァントでもある少女だった。

 外に出る事に躊躇いはあったが、悶々としていても何か進展する訳ではない。
 寝台から起き上がると、ドアの手前まで歩き、それを押し開く。

 次の瞬間、朱色に染まった空に目を奪われる。
 洞窟であった第二階層とは違い、孤島群である第三階層には時刻に伴う、日の浮き沈みが存在していた。

 朱から青へ、青から星々の混じる黒へ。空に描かれた鮮やかなグラデーションを背景に、彼女は人造の騎馬に跨っていた。
 こちらの姿が視野に入ったのか、手綱を引き、馬の動きを止める。

「マスター……? 休息時間にはまだ一時間程度の余裕はありますが」
「いや、どうにも眠れなくて。かといって、作業再開するのもウィンとの約束が反故になるし……
 せっかくの休憩だから、何か話せるかな、と思ってね」

 言い訳ではあったが、そうでしたか、とセイバーはあっさり首肯して受け入れた。
 こちらの様子に気付かない、というよりは、警戒が薄いのだろう。


337 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:44:38 wjfJbVLE0

「俺は第二階層で、上手く立ち回れていただろうか」
「そうですね……客観的に見れば、主導権を奪われながらも、出来る限り有利に立ち回れていたのではないでしょうか」

「つまり、主導権を握れないという点では難がある訳か。どうしたものかな。向こうが隙を見せない限り、切り崩せそうにもない」
「はい……おそらくは時間が必要となるでしょう。当面は時間を稼ぐ事に成功してはいますが」

 ひとまず、言葉を交わして、いやこんな話をしたかった訳じゃない、と頭を抱えたくなる。
 これはこれで重要な話ではあるのだが、今はそうではないのだ。

 再び口を開き、肝心の話題を切り出すのには、若干の勇気を要した。

「……セイバー。少し聞いて欲しい事がある」
「はい。こちらは構いませんが」

 改まった様子で口を開けば、セイバーも何かを感じ取ったらしい。
 ろくに立てないはずだが、器用に馬から滑り落ち、着地する。馬に持たれかかるが、出来る範疇で姿勢を整えた。

「俺がレジスタンスの意向で聖杯戦争に参加しているのは、すでに話した通りだけど、
 それとは別に、俺は個人的な動機も持っている」
「……ええ。薄々、そうであるとは考えていました」

 セイバーは首を縦に振ると、察してはいたと答えてくる。これは、さほど難しい事ではないのだろう。
 彼女は常に傍らにあって、あの問答も横から耳にしていたのだから。

「何から話せばいいか……とりあえず、クレイナー神父との話は聞いていただろうけど、俺は『天の梯子』計画の関係者、らしい。
 らしい、というのは、今は縁が切れている可能性もあるからなんだけど。
 それでも、以前は重要な役割を与えられる予定だった、と思う」

 曖昧な物言いになっていると自覚し、眉を潜める。が、これは仕方のない事だ。
 意外にも、自分に知らされていた『天の梯子』の情報は少ない。世間一般はともかく、他のマスターとそれほど大きな差はないのだ。

 一方で、携わった人々や計画の背景の情報については通じている。聖杯戦争の勝敗に関係のない事ではあるが。

「聖杯から概要を知らされてる私よりも、いくつかの事情に詳しかったのは、そういう背景があったからですね。
 ではやはり、マスターの個人的な動機とは、その事に関係するのでしょうか」
「動機と呼ぶことすら、おこがましいのかも知れない。どちらかと言えば、衝動みたいなものでね」

 笑う、というよりも、どのような表情を浮かべて良いか分からず、誤魔化しとしてそれを選択した。
 他人に話そうとすれば、やはり躊躇いが生じる。命を賭ける理由しては、曖昧すぎる、と自分でも考えてしまうのだ。

「今現在、俺は計画から外れて、レジスタンス側の人間として聖杯戦争に臨んでいる。
 なぜかと言えば、計画の準備に従事していた所、何かショッキングな出来事に遭遇して……そこから逃げ出したらしい」

 実の所、ここまで他人に話したのは、これが初めてだった。
 曖昧なまま留めずに、明確に言語化してしまえば、認めざるを得ない事もある。

「昔の事だし、詳細は記憶から吹き飛んでいるけど……今でも、どこか向き合えずにいる」

 戸惑いを振り切り、最後まで口に出してから、聞き手であるセイバーの様子を窺う。
 自分の弱さを晒しすぎたか、とも思う。相手の英霊次第では、却って信頼関係を損ねていたかも知れない。

 幸いな事に、セイバーは気分を害した様子を見せなかった。神妙な表情で語り返してくる。


338 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:47:03 wjfJbVLE0

「しかし、貴方はこうして戻ってきている。それは少なくとも……
 いえ、単に『天の梯子』の事だけではなく、他にも向き合わなければならない事柄がある、のですね」
「まあ、数え切れない程ね。それまでの人生を全て投げ打ったようなものだから」

 再び笑う、がこれは本物の苦笑だった。『天の梯子』の事も本当に向き合えているか、分からない。
 容赦なくクレイナー神父に事実を突きつけられて、その脆さを認識せざるを得なかった。

「……家族が居たんだ。いや、少し違うかな。でも似たような関係だったとは思う。
 計画の中心人物である、今では先代となったアトラシア。それに俺を含めた〝鍵〟となる子供達が三名。
 まあ、どんな現状になっているかは、あの神父さんの話通りなんだろうけど」

 元より想像の一つや二つはしていたが、それでも現状は最悪に近かった。
 アトラシアの死は決定的となった。子供達も一人はおそらくは敵側に立ち、もう一人も、おそらくは似たようなものだ。

 胸がつかえたのを感じ、意識しつつも大きく深呼吸する。もちろん、心理的なものなので、何も楽にはならなかったが。

「なぜ、いきなり俺がこんな話をしてきたのか、と言えば、セイバーもだいたいの所は分かってしまう、か」
「せっかくの休息中に、見苦しいものをお見せしてしまった、ようですね」
「いや、不可抗力とはいえ、覗いたこちらが謝りたいくらいだ」

 サーヴァントにも、夢による記憶の共有の知識は存在していたのだろう。
 セイバーは当然のように事情を察し、そして申し訳なさそうな表情を見せた。

 つまりは、一方的に覗き見るのは不公平だと思ったからこそ、代償として自らの背景を語ったのだ。
 しかし、セイバーから見れば、結果的に強要してしまったようなものかも知れない。それゆえの申し訳なさだった。

「マスターはどのようにして、答えを出すつもりでしょうか」

「分からない。でも、投げ捨てたもの、目を逸らしたもの全てと向き合って、自分なりの考えを持つ事。それだけが、唯一の鍵だと思う。
 ……セイバー、君ならどうする?」

 何気ない反問ではあったが、その言葉は意外にも重く響いていた。
 無意識に、ではあるが、最も興味深く、重要と思える問いを発していたのかも知れない。

 セイバーは即答できずに、やや視線を落とした。彼女にとっても、明快な答えはないのだろうか。

「……正直な所、分かりません。おそらく、私にとってはすでに終わってしまった事なのでしょう。
 帰りたいと願った事も、また会いたいと願った事もありますが、それは叶う事なく全ては終わりました。
 ただ……」

「……ただ?」

 付け足す事など、無いのではないか、と。疑問に思いつつも先を促す。
 全てが死によって遮られ、すでに過去に埋もれてしまったのなら、それで終わりのはずだ。

「願いが叶った所で、本当に理想的な結末が得られたか、といえば、あまり自信を持てません。
 待ち受けているのは、同じ事の繰り返しだった、という気がしています。
 それに、これはこれで悪い生涯ではなかった、とも思えます」

「でも、また会いたかったと……」
「はい。ですが、未練という程ではありません。生涯を通して、お役に立てたのであれば……
 故郷の地にも、そこで待つ人にも何かが届いたはずですから」

 セイバーは楚々とした顔立ちにどこか寂しげな、しかし満ち足りてもいる微笑を浮かべていた。
 それを見据えて、理由もなく胸が痛んだ気がした。

「それは……また」

 感想を言葉に出来ず、口を濁してしまう。
 壮絶で、相反する要素を含んだ話だ。救いがない一方で、希望に満ちている。


339 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:48:32 wjfJbVLE0

 これは敵いそうにもないな、と思えた。たぶん自分はこのような考え方はできないし、満足もできないのだろう。
 ため息をついて、セイバーが語った想いを認める。

「セイバーは強いな。強過ぎるぐらいに」
「いえ、この一件において強いのはマスターの方でしょう」

 セイバーは意外な意見を口にした。先程とはまた別の、ささやかな感情を伴った微笑みを添えて。
 その言葉を聞いて、つい硬直してしまう。
 やがて、信じ難いと思いつつも、どうにか自分の顔を指差して、尋ね返した。

「え……俺が、か?」
「ええ、間違いなく。私も驚かされたぐらいですから」

 それに対して明快に、何の疑問の余地もなく、確かに彼女は頷いた。

 いや、それは勘違いではないかな、と冷静に考える。
 こういった事柄で、人間力が壊滅している自分が強い、という事はありえない。

 つい反応に困ってしまい、反射的に夕焼けに染まった海に向かって、顔を背けてしまった。
 セイバーをあえて、言葉を連ねるような事はせず、同じように海に視線を向けた。

 穏やかに時間だけが過ぎていく。と、そんな甘い事を考えた瞬間、妙なものが視野に入った。

 さほど荒れてもいない波間に、人影を見つけたのだ。
 長い金髪にちらりと夕焼けが反射する。おそらくは女性だろうか。

「……あれ?」
「見間違いを確認する前に表明しておきますが、私も同じものを見ています。
 ――確かに、海に人が流されていますね」

 セイバーの言葉を受けて、一瞬で立ち直り、構文を書き出した。
 光を屈折させ、目前で擬似的に望遠鏡を作り出す。

 海に流されている人影を観察してみれば、意外な事にマスターの透視力が反応していた。
 そのサーヴァントのクラスと、基礎パラメーターが表示される。

「……騎兵(ライダー)のサーヴァント!? いや、しかし、なぜまた……」
「驚きも当然かと思いますが、放置するのでなければ、早急な判断とご指示を。あのまま、流されれば見失う事になります」

 もはや、完全に染み染みとした空気に浸るところではなくなってしまった。
 判断を迫られる。罠かとも思うが、脈絡がなさ過ぎるし、手段が見えない。
 海に流されて、どういう罠を張るというのか。そもそも、罠を張るのに、海に流される必要があるのか。

 混沌とした状況なのだが、結論は出さなければならない。

「状況が分からないけど、当人に確認すればいいか。セイバー、ライダーを引き上げよう」
「はい、心得ました」

 一度、方針を固めてしまえばセイバーは迅速だ。即座に、人造の馬を走らせ、助走を付けて跳躍する。
 幻想種を元にしたデータなだけあって、性能は十分だ。英霊が手綱を取れば、人跳びでライダーの位置に到達するだろう。

 しかし、そこは海上だ。着地はどうするつもりなのだろうか。
 と、フォローする為にコードキャストを準備したのだが、実際はその必要はなかった。

 蒼い霊馬は難なく海上を踏み締め、ライダーの付近で停止する。
 そのまま、セイバーは器用に黒葛の鞘でライダーを拾い上げると、馬を走らせて戻ってきた。

 意識は唖然として、その様子を見つめていたが、理性はその仕組みを分析していた。
 海上という悪条件で、馬上から馬を操り、呪術歩行で詠唱の工程を満たしてしまったらしい。
 魔術で浮力を強化したか、海そのものを足場と定義してしまったか、とにかくスキルの巫術によるものだ。

 旧来の魔術で言えば、壊れた蓄音機に詠唱を代行させる以上の無茶なのだが、当然のように成し遂げてしまった。
 この辺りは改めて、英霊が持つ技量の凄まじさを再確認した形だ。


340 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:50:49 wjfJbVLE0

 後は特別、困難もなくライダーは地上の砂浜に引き上げられた。女性という事もあって、セイバーの彼女に対する扱いは丁重だった。
 改めて、ライダーの能力値を確認し、現状を考察する。

「単独での戦闘能力は皆無なタイプかな。余計に単独行動の理由が解せないけど……」

 不自然な点は多いのだが、不慮の事故、だろうか。
 続いて、その姿を確認する。掛け値なしに美しい女性だった。意識のない横顔ですら、感情に何かを訴えかけてくる。
 そして、美貌の他の特徴といえば、ギリシャ風の長衣を身に纏っている事だ。

「ギリシャ圏で美女、か。それに該当する、欧州で最も有名な英霊は……」
「マスター、良からぬ気配が幾つか近付いて来ています。よろしければ、魔術による索敵を」

 ごく当たり前のように、一つの英霊の名が思い当たるのだが、それを口にする前にセイバーが静かに警告を発した。
 それを聞いて、どこか呆れた調子でライダーを眺めていた自身を、一瞬で警戒態勢へと切り替える。

 即座に攻性呪文を行使し、周辺をスキャンする。相手側はまったく隠蔽を行っておらず、あっさりと検出する事ができた。
 一塊ではない。海に隣接した方面を除き、四方に点々と分散し、徐々に包囲網を狭めている。

「ちっ、早いな……すでに囲まれているみたいだ。形状は犬に近いけど、何かがおかしい。気をつけてくれ」

 続けて、細かい位置を念話で知らせるが、この言葉が引き金になったのかも知れない。
 言い終えると同時に、低い唸り声と共に、何匹もの野犬が砂浜を駆け、接近してくるのが視界に入った。

 異様に醜い獣だった。体毛は伸び切り、いかにも不潔。両眼は血走るどころか、真紅に染まっていた。
 外見上のデータこそイヌ科と一致しているが、明らかに正常な状態ではない。
 開けた平地であるため、奇襲の余地が無かったのが幸いか。

「これ、ライダー自身が差し金という可能性は……」
「低いかと。ライダーは完全に意識を失っています。その状態で身を他陣営に委ねるというのは、無防備が過ぎるでしょう。
 なにより、この者達の殺意は私達よりもむしろ……」

 醜い野犬だちの視線や頭部の角度から、大雑把に標的を演算する。
 その結果はセイバーの推論を裏付けるものだった。

「そうか。狙いはライダーの方か……人造真祖が配置した魔獣、でもないな。
 孤島に海、で用意された障害が狂犬なのは不自然だ」

 となれば、この犬達が放たれたのは仲間割れの結果か、それとも西欧財閥に属さない陣営によるものか。
 ここで見捨てるのも選択の一つだが、やはり情報が惜しい。

「ライダーの身柄は俺が確保しておく。セイバーは連中の一掃を」
「はい……!」

 セイバーは黒葛で封印された鞘を一振りすると、手綱を操り、騎馬を狂犬の群に向かって走らせる。
 こうして、いくつかの謎の含みつつも、第三階層における最初の激突が開始された。


341 : ◆AWvm2QqdVs :2015/03/30(月) 01:53:17 wjfJbVLE0
このスレで胸とか腰の話題が出てくる日が来るとは、予想外だったよ……
身長、体重、スリーサイズは未設定。書き込みが素通しの方向でお願いします
という訳で、意思疎通と情報共有がメインの続きです

>ライダーのペプロス
贈り物か祝い品か、それとも猟犬を活用したか。持っていてもおかしくない、という理由で、書きながらでっち上げた一品です
メタ的には一目で神代出身だと分かる属性だから付けた、という理由も
金羊あたりが無難なのでしょうか

>バーサーカー
オリジナル聖杯戦争に原作ネタはわりと劇物なので、戦々恐々としている訳ですが、避けるのも美味しくないな、と
スキル全滅ですが、眼はマスターが補える方向で。戦闘スタイルはいつもの如くスレ案次第ですね
仮に正気なら、たぶん正義王との会話が面倒な事に

>ステータス
今の所は>>308が的中している感じです
ただ、具体的にある程度の数値を固めているのは、セイバーとアーチャーだけだったり

>おっぱい等
すでに書いてる人より、スレ民の方が詳しそうだった……
>>326の毒物はノーサンキューか混ぜて裏返る事を祈ります

>>312
マスター枠から外れた時点で、かなり不利に……
案での扱いが、強すぎる関羽ランサーとセットだったので、メインか参戦させないかの二択だったのですが、
そもそも、設定的にメインには据えにくかったという


342 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 03:03:49 wZC423qM0
乙、今回は早いね…ありがたい
わんわんはアサシンの宝具かな
リシミエール、まさか行間で食われてないだろうな…


343 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 11:50:13 D9C5iJ0o0
おおおお面白くなってきたぁぁ


344 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 13:53:02 puvHQsHI0
やっぱりセイバーがナンバーワンヒロインだな


345 : ◆J16Q1cpdcM :2015/03/30(月) 15:15:36 D9C5iJ0o0
駄目だ…何度タロスを描こうとおもってもジプシーデンジャーにしかならねぇ…
諦めてライダー描く


346 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 15:41:46 puvHQsHI0
そう言えば初期の方で絵上げてた人まだ居るのかな


347 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 17:19:45 wZC423qM0
お前のすぐ頭上に居るぞ


348 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 17:20:18 puvHQsHI0
もしかしなくても>>345なのか!?
絵柄違うから分かんなかったわ


349 : ◆J16Q1cpdcM :2015/03/30(月) 18:42:28 spRL.Ypo0
私ですねー
調子乗ってロゴ作ったり
関羽描いたり、ソロモンの悪魔にマワされてるセイバー描いたり、アーチャーのマスターの設定考えて前日譚書いたり


350 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/30(月) 20:28:47 ZYowyAEo0
きのこが「レオは女の子にすればよかった」とかいうからレオナが…
あとはだいたい、誇り高き地獄の住人シリーズのせい。


351 : ◆IO/jvs2O9g :2015/03/31(火) 00:05:09 YW4BO3NU0
やっぱ英霊の過去回想はFateの醍醐味やな
あとイラストの小道具とか勝手に付けた礼装の設定とか拾って頂き感謝


352 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 00:06:43 w2cyT8u.0
WIKI更新、なんか適当。時間おいてもう少し弄ってみます。
あと遅くなりましたが、お話の更新乙です。


353 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 01:36:14 qlMPXp5E0
・ライダー
 文句なしのトップランカー、でも脱いでも欲情を催すというより
 美しすぎて圧倒されそうな感じ、彫像みたいなというか
・ジェイミー
 イメージ的にはバゼットに近い?バゼットよりも脂肪と筋肉はついてそうか
 スタイルの良さ、バランス、均整という点では多分理想系に近いイメージ
・アサシン
 女の曲線と筋肉の輪郭が浮く絶妙なバランス、野性的かつ女性的
 ジェイミーより胸囲はあるけどカップサイズは同じか下だと俺得
・レオナ
 ライダーとは違った意味で作り物めいた、お人形さんっぽい感じ
 モデル体型、という言葉が一番当てはまりそうな感じだといい
・ウィン
 アジアンなしなやかさとたおやかさ。安産型という男を煽るワードが似合いそう
 バストよりヒップのほうが数字的には大きめとかいいよね
・藍
 一番線が細い、儚い感じのスレンダー体型。食べても太らないタイプ
 マスターとして体力をつけて体格もちゃんとしてきたけど、お肉は…
・セイバー
 ボーイッシュ。細身、筋肉質、膨らみかけ、というどこかで聞いたキーワード
 厳格な美しさ・均整、という意味でライダーとは対局の美がありそう

身長的にはアサシン>ジェイミー>ライダー>レオナ=藍>セイバー>ウィンかな
小柄と明言されてるウィンが自分よりでかいアジアン女性ふたりをはるかに凌駕するモノをもってたり


354 : ◆J16Q1cpdcM :2015/03/31(火) 12:19:05 QN0xe0L20
とりあえずキャラデザのたたき台としてライダーとランサー描いてみた
ライダーはともかくランサーは色がわからぬ…
ライダーからブラッシュアップしてくつもりだけど、皆さんから一週間ほど意見を募ってからにしようとおもってます。というわけでよさげな意見モトム!
http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=6553386859.jpg
http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=7779475795.jpg


355 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 14:19:14 2Nrj/k6I0
ライダーはオリンピックの勝者用だろとか細かいこと気にせずに
ヨーロッパの象徴としてオリーブの花冠被せるとか
花嫁要素にもなるし(ヴェールでも良いかも)

ランサーは肖像画みたいに王冠被せたり髭生やしたりで威厳マシマシにして良いと思う
肖像画で目につく胸元のマントを結んでいるやたら太いヒモも個人的には好きなのであって欲しい


356 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 20:21:56 w2cyT8u.0
WIKI弄ったよ、誰か改変してプリーズ!

例のライダーは、英●戦●のカ●サルと、某怒りの日の金髪ヒロイン
のイメージがあるな。あと指輪や腕輪、ネックレスや腰帯といった装飾品。
で、イメージカラーは柔らかい黄色(山吹色、もしくは黄昏に向かう黄色)

ランサーさんのイメージカラーは鈍色、もしくはくすんだ鉛色。
マントは金縁で真紅のビロウドってな感じ。地理的にもイタリアに近いし、
また洗練されたアラビア文化を摂取してたから、垢抜けたヴラド公という
イメージがあるなぁ。逸話等から洒落のわかる性格だったらしいし。


357 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 21:17:08 LVDLLTP20
エウロパちゃんかわいい、タロスはもうちょっとダイエットしたほうがいいと思う。あと犬は文句なしのイケメンすぎる。

ランサーのマントは金と赤と言うか肖像画のやつな感じで鎧を基本銀と
黒、所々金線が走ってるとか。
壮麗な装いに反して陰鬱な容姿のイメージ


358 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 21:33:45 w2cyT8u.0
例のバーサーカー、オルタのようにバイザーみたいなの被ってるとか。
サウロンの兜みたいなヤツ(エーギスヒャルムの投影品とか)。


359 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 22:14:47 qlMPXp5E0
ペドロさんは確かに金赤のイメージあるなぁ、なんでだろか

個人的には髪が伸び放題で顔が隠れてる感じのイメージだったなバーサーカー
剣山の化け物、って人間に剣が生えまくってる感じなのかガチ異形の魔獣になってるのかが気になる


360 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/03/31(火) 22:57:59 w2cyT8u.0
あのランサーはスペインの伊達男だから。
入浴欠かせないなど、アラブ系の王侯のような生活してたし。
ヴラドのような無骨さはなく、なんか瀟洒なイメージがある。
残忍さのなかにも優雅さがあるような感じ。


361 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/01(水) 20:28:08 .wNhTDuo0
例のキャスターらしいヒト案

陣地作成:B+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。"工房" の形成が可能。
時間をかければ、自身を構築する魔術理論を体現させる"異界"に変質させることも可能。

道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。占術、遠隔視・透視に用いる魔鏡の作成。
マスターの資産によっては運命予測装置に近しいものを作成できる。

魔術:B+
比較的オーソドックスな魔術を操る。
特に自身の職能分野であるスクライング(鏡占い)と幻術に関しては特に抜きん出ている。

専科百般:A
その職能ゆえの多才なる知識と博学。
古今東西ありとあらゆる学芸と学術を知り尽くし、そのすべてに精通している。

人間観察:A+
人間の思考を読み、どんな秘密をも暴き出してしまう。
何者よりも人類という種の思考パターン・心理状態を完全に知り尽くしている為、
意のままに他者の思考を操ることができる。その気になれば愛情をも植えつけることができる。

歪み写す浄玻璃(スペクルム・マリクタウス)
宝具に偽装したキャスター本来の職能。
かの偉大なるソロモン王の叡智の一欠片、世界に刻まれし大魔術式より具象化した悪魔の本質。
その正体はあらゆる男女の表情を浮かべるもの="鏡"に関わる魔術(スクライング、幻術等)である。
自らの支配領域に変えた異界の範囲内すべての存在の過去、現在、未来にわたる思考を観測して
因果律を固定、もしくは干渉して因果律を操作する。さながらラプラスの魔。


362 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/01(水) 22:16:09 .wNhTDuo0
【なれる! ウィザード 2週間でわかる? 霊子ハッカー入門】

とあるブラックかつアングラな犯罪企業に就職した主人公 浅地高木が、
女性上司ウィンとともに産業スパイとして日々サイバーポリス(ハサン達)
に追いまわされる様子を描いた物語(ウソ)。


363 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/02(木) 04:26:14 UNSxQPz.0
そういえばジェイミーとアサシンって両方とも百合なお姉様か
藍も執着対象が女性だとすると
やはりタケルちゃんとウィンちゃんのダブルヒロイン…


364 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/02(木) 22:44:46 wH9TnB5Y0
ジェイミーは中身おっさんだから…。
アサシンは設定固めてる最中だから謎。
藍ちゃんは……何なんだろうね?

あとは天然と凶ブラコン。


365 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/03(金) 14:40:27 dyz6zkNE0
エウロパの犬はアサシン絶対殺すワンみたいになりそう


366 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/03(金) 18:40:43 t3VaW3VE0
アサシンはスネークのようにスニーキングロール。
野生の肉食動物のように弱くて無防備な奴やはぐれた奴を狙う。
青髭の旦那のようなアレ目的ではなく、野生動物のハンティング。

気配察知能力や危機回避能力が高いので、ヤバくなるとさっさと逃げる。


367 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/03(金) 18:51:57 DN6s9dPw0
気配感知+直感(野生)か
なかなか厄介だなー


368 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/03(金) 22:30:24 t3VaW3VE0
狼王伝説
・コランポーの牛はすべて俺のもの、毎日平均一頭の上等な雌牛を殺す
・五年間で二千頭以上もの立派な雌牛だけを食うために殺した、カランポーの牧場主なら
 雌牛が食害にあう確率が150%。一度襲われて次の夜また襲われる確率が50%の意味
・しかもその年に生まれた雌牛しか手をつけないグルメぶり、食べるのは一番いいところだけ
・自分の倍以上もある体重の雌牛を引きずり倒すどころか、宙返りさせて投げ倒すぐらい
・ロボにとって羊は食べ物ではない、遊び半分で殺すための生きた的
 1893年11月、一晩だけで250頭もの羊を殺した
・ヤギをリーダーとする羊の群れには、すぐ群れのボスを見抜いて撃破。
 2・3分後には羊全滅
・群れでは自分で仕留めた牛以外は一切口にしない、毒罠は通じない
・トラバサミ程度は余裕、わざわざカモフラージュ引っ剥がすサービスぶり
・鉄砲で武装した人間が来れば、絶対姿を現さない
・数十頭のウルフハウンド猟犬なら大丈夫だろうと思っていたら、わざと入り組んだ地形に
 逃げて分断したうえで各個撃破、帰ってきたのは六頭。しかも二頭は再起不能
・牧場主のつい鼻先に巣を作って暮らすという舐めっぷり

・シートン登場、完全に金属と人間の臭いを消した毒餌を仕掛けるも、わざわざ全部拾っておいて
 小便ひっかけるという舐めっぷり。
・罠を感知すると脇道にそれて確認しにくるロボの習性を利用して、罠の脇に罠を仕掛けても
 その罠さえも掘り出す始末

・ブランカを罠に嵌めたら、トチ狂ってあっさりトラバサミに引っかかった


369 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/04(土) 12:48:00 zpvAxq5A0
ダンタリオン破壊されて、キャスター途中退場に見せかけて暗躍とかやりそう。
アイリの相談室に登場したら、ダンタリオンの自身のマイナーぶりとソロモンの
扱いの悪さに対する嘆きと鬱憤をシャウトしそう。

あと第三階層では、ドラゴンVSサーヴァント軍団になるとか。
魚類系かセオリー外して多頭系にするか…、とにかくでかい奴。


370 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/04(土) 13:24:12 O09Rj3Gg0
ていうかキャスターはどういう存在なんだっけ
ちゃんと召喚されたソロモンなのか、ずっとむかしから生き残ってるサーヴァントじゃないソロモン王本人だったりしないだろうね


371 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/04(土) 14:42:20 7UXy8Oj60
>>370
ソロモンがサーヴァントじゃないなんて案一度も見かけないし、普通にサーヴァントじゃないのか


372 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/04(土) 18:49:49 LG6D5SAU0
感想とか編集とか案とか、色々とありがとうございます
一作でスレ占有もアレなので、今こっそり新しい企画の案も練っていたりします
UNLOCKのペースがよほど上がらないと、さすがに書く余裕はないのですが

>>351
礼装決まってなかったので、これは良いと拾わせてもらいました
エルトナムの人ではないので、エーテライト使えるかは微妙なのですが、
才能と礼装があればどうにかなるという事で

>>354
開いて見たら、すでに自分では口が出せないレベル……他の方に任せました
意見に出ている赤と金はまんまカスティーリャ王国の国旗の配色でもあるので、
ランサーのイメージカラーとしては相応しいのかも知れません

>>初期
よくもまあ、あの開始から三スレも続いたな〜という謎の感慨深さ
当時、ジェイミーの前日譚は読ませてもらいましたが、絵やロゴは見逃していました
気付かれていると思いますが、盲目の少女の案は砂雁藍に統合されていたりします

>>362
たまに、おまけ的な話を妄想したりもするのですが、本編の速度からして余力が……

>>アサシン
参考に過去ログや皆鯖も見ていますが、わりと性能は固め易いみたいですね
しかし、登場時点ですでに弱点を突かれてるという

>>ソロモン
重要な位置なだけに独自の設定が加わる可能性はありますが、基本的にサーヴァントかなと
すこしだけ公式で言及され始めた人なのですが、
摺り合わせはしても、案と話の都合の方を優先する方針としてします


373 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/05(日) 01:44:00 oq7Dtcjc0
ソロモンの死後から神秘の減少が一気に加速したんだっけ
というか十中八九この人が原因作ったんだろうな・・・

神代終焉の起点になった男が神代を復活させる計画に加担するってのも皮肉な話だけど


374 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/05(日) 07:38:38 0AALVYNU0
ソロモン王の死後、七十二柱の魔神が封印された壺は深い湖の底に
沈められたが、このせいか? 魔術王、マジ魔術王。


375 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/05(日) 10:53:12 0AALVYNU0
>>373
人の時代に移行してもなお神代の力を過分に遺しているタケルちゃんが、
神代を終わらせたソロモン王と対峙するのはある意味抑止力か。


376 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/05(日) 16:39:39 ZBD7Y4PY0
しかし神秘的に世界を救う事が、果たして許されるのかどうか。
また僅かばかり残った、つまり対象に非常に焦点が合い易くなってる事態にガイアさんと
アラヤさんはどう動くのか。神秘が可視的でもあるし、接触性が高く摩擦が大きいとも言える。
この話、実に嫌な時代の出来事じゃなかろうか。


377 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/05(日) 17:31:45 SXSJ4RlY0
裏技入り
女の子も考えてること一緒っすよ。
地盤はあったよ。
bbspink.pw/tt9/405.jpg


378 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/05(日) 22:12:17 0AALVYNU0
例のキャスターっぽい人、ザイードさんのような末路を辿りそうだな。


379 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/06(月) 21:59:56 RV9WXdsk0
チーフレッド改は改造英霊である。彼を改造した砂雁藍は世界廃棄を企む悪の秘密結社アンロックの構成員である。
チーフレッド改は自身の尊厳を守るため、今日も愉悦回路が囁く悪の誘惑と戦うのだ!(ウソ)


380 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/07(火) 20:50:15 IJavHVq20
【タケルちゃんのクラスについて、使われることがないであろう案】
セイバー   最適合のクラス。ステ、武術、巫術バランスよい。手持ち最強の宝具が解放。
アサシン   2番目に適合するクラス 反転の衣が変身能力に。ケリィが使うと最凶。
槍・弓     武将としての側面が強くなり、巫術能力が下がる。
ライダー   騎乗スキル上昇と共に槍と弓の宝具が一部使える。ステ低目。
キャスター  イレギュラー召喚、巫術能力最大。本人不本意、完全に巫女さん化。
バーサーカー 荒ぶるスサノオの巫女、祟り神化。宝具がもう一つの側面をみせる。

【もし別のクラスで呼ばれたら? 案】
剣 タケル   剣弓槍騎唱暗狂
弓 ビリー   弓騎狂
槍 ペドロ   剣槍騎暗狂
騎 エウロペ 弓騎狂
唱 ソロモン 剣唱狂
暗 ロボ    暗狂
狂 無銘    弓唱暗狂

保 ハサン   暗、天の梯子に一部データを改竄された
管 門番    通常では呼び出せない


381 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/07(火) 21:23:09 MFu13PY60
>>379
もっと攻めるを通り越して、尖ってる(物理)なのか・・・。


382 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/08(水) 22:03:30 TJruExtg0
>>372
このスレの生存はほぼあんさんのおかげやで……
てか新しい企画kwsk


383 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/11(土) 00:21:24 GR0q0.JI0
セイバー着せ替え、ライダー入浴タイム、アサシン拉致監禁…ダメだアレな考えしか浮かんでこない!

……〆は、ヤンデレの双子の妹に死ぬほど愛されて眠れないCD!


384 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/11(土) 10:27:13 GR0q0.JI0
件のバーサーカー、チーフレッド版のヴェノムみたいなものかしら?


385 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/14(火) 23:30:52 SoiNVtSA0
タケルちゃん家来居たみたいだけど小数精鋭だったみたいね。
なんかヨルムンガンドのココの護衛達のようなイメージがある。
でもワ●リ笑いの七拳脛とかは嫌だなぁ…敵に致死毒盛りそうで

実は弟橘姫も強かったりして(タケルちゃんの剣舞の師匠、とか)
ハッ…バ●メ!? 勘弁してつかぁさい。


386 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/16(木) 02:23:41 Y4Pqb04I0
ネトゲで聖杯戦争(仮)
とりあえず、叩き台。スケールでかすぎとか、隠蔽無理だろとか、色々と思う所はあるのですが
もっといい案があったら、いくらでも置き換えるという事で

●概要
 言ってしまえば、流行りのMMOもの。基本的にはアポクリファに似た世界線での話と想定。中身は超ごった煮。
 MMORPGの世界に隔離されたプレイヤー達が帰還、または各々の目的の為に行動するといった話。

 ここでの案自体、キャラに偏る所が多々あったので、採用枠の限度がない大風呂敷向けの設定に。
 単一の話を書くというよりは、設定を作って遊ぶタイプのオープンシェア、みたいな方針と考えています。

●舞台背景
 世界各地の裏側で、無数の亜種聖杯戦争が執り行われている世界。
 そんなことは露知らず、神秘とは無縁な一般人の間では、一つの大人数同時参加型オンラインRPGが密かに流行していた。

 その名は『タイトル未定』。対応地域はほぼ全世界。
 信じ難い規模のゲームでありながら、βテスト段階で完全無料。広報が無いにも関わらず、口コミだけで伝播している。
 また、一部の人間(魔術回路持ち)に、異常な没入感を与えるという妙な噂も存在していた。
 それだけであれば、不自然な点の多いゲーム、というだけであったのだが……

 多くのプレイヤーが待ちに待った正式サービス開始時点。
 ゲームをインストールしたPCから数十メートル以内にいたゲームのアカウント保有者は全て現実世界から消失し、
同時に画面越しに見知ったゲームの世界へと飛ばされていた。

 混乱するプレイヤー達だが、その傍らにはサーヴァントの姿があった。
 こうして、多くの参加者が自覚を持てないまま、架空世界を舞台に最大規模の聖杯戦争の幕が開く。

・プレイヤーの傾向
 参加人数は日本であれば、五万人程度。他国もネット環境がそこそこであれば、ネット人口比相応の人数が引き込まれている。

 流れとしては、攻略の体勢作り、次にサーヴァントを強化し、戦力が整ってから帰還を目指す事になる。
 ゲーム中には幾つもの小聖杯が存在し、それを使用した時のみにゲーム世界から帰還が可能。
 これはゲーム開始時点でアナウンスされるため、全てのプレイヤーが知っている。

 ただし、小聖杯は基本的に他のプレイヤーとの直接的な潰し合いが発生するコンテンツのみでしか入手できない。
 数も限られており、小聖杯を全て帰還に使用しても、全プレイヤーの一割程度しか帰還できないように絞られている。

・各組織の傾向
 時計塔の介入は遅れている。優秀な魔術師に限って電子機器に疎い事と、単純に世界規模の隠蔽に忙殺されている事が原因。
 しかし、現代魔術論の学科に属する若手を中心に独自に情報収集、解決を試みる動きも存在している。

 聖堂教会は、この聖杯戦争は監督を拒絶した上で行われた悪質な行為である、と認識。
 当然ながら処罰の対象となるのだが、手を出しあぐねている。ゲーム世界には志願者のみを送り込む方針。


387 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/16(木) 02:25:03 Y4Pqb04I0
●ゲームの設定
 詳細不明の営利団体によって公開、運営されていた。
 数人が参戦するPvPコンテンツが主体だが、他の要素も公開時点で既に老舗のMMOを超える規模を有している。
 明らかにサーヴァントシステムによる聖杯戦争を模しているが、PCに疎い魔術師が多かった事が災いし、対処が遅れてしまった。

・基礎的なゲームシステム
 プレイヤーはマスターとなり、与えられたサーヴァントを連れて世界を探索し、聖杯の入手を目指していく。
 初期は全能力E、スキルなしの状態から、レベル上げ等で徐々に選択した能力が解禁されていくExtraに近い成長方式。
 レアケースではあるが、クエスト達成やレアアイテムの使用で、本来の限界値以上に能力を上げる事も可能。
 戦闘システムの方針は未定。有名なタンク&スパンク? Fateに適したものがあったら、それで。

・マスター
 ゲーム中ではプレイヤーは英霊の力を何らかの形で使役する存在、と定義されている。
 標準的な聖杯戦争のマスターの他、幾つかマスター用のクラスが存在。
 魔術師の素養がないプレイヤーにも、世界に引きずり込まれた時点で強引に性質が付加される。

・サーヴァントのクラス
 聖敗戦争における基本的な七クラスが存在しているが、通常の聖杯戦争に比べてエクストラクラスの比率が大きい。
 基本的にサーヴァントはクラス名で呼ばれるのだが、とにかく重複が多いので、
性質や色を付属させて呼称する場合(例:悪魔ランサー、竜だが)と諦めて真名で呼ぶ場合もある。

・サポートクラス
 サーヴァントが得られる第二のクラス。こちらはサーヴァントの資質を問わずに選択、取得する事が可能。
 クラス相応のスキルや補正が得られるが、せいぜい第一のクラスの七割程度しか恩恵を受ける事ができない。
 基本的なクラスのほか、生産職に該当するもの等、サポート専用のクラスが多数存在している。

・ゲームの世界観
 和製ファンタジーに近い要素をベースに、地域区分によって特定の文化圏や時代背景をモチーフとした要素が加えられるという設計。
 こうして分けられた地域、ゲームフィールドの集合体はサイクルと呼称される。

・入手できるアイテムなど
 通常なら魔術礼装やその素材。損傷や各種バッドステータスを解消する消耗品など。
 希少なものとなれば、サーヴァントに外付けできるスキルや宝具を入手する事ができる。
 こうして入手できる宝具の大半は、パッションリップの爪のように改竄が為されている場合が多く、ランクも落ちている。

・令呪の扱い
 ゲーム開始時にプレイヤー一人に三画与えられ、希少品扱いでゲーム中でも入手可能。保有数上限が存在する。
 だいたい原作通りの設定だが、死亡時に自動で消費され復活地点で復活する、という独自の仕様が加えられている。

・死亡時の仕様について
 マスターかサーヴァントのいずれかが死亡した際に両者とも復活地点に戻される。
 ただのゲームであった頃は、経験値と所持金にペナルティがある程度で復活できたが、
 ゲームの世界に引きずり込まれた後は、復活する度に令呪が強制消費される。
 令呪がない時に死亡した場合、肉体が消滅し、その後は不明。少なくとも復活は確認されていない。

・メイン、またはグランドクエストについて
 ゲームの本流、最大の目的とも言える要素。
 このゲームでは大聖杯の探索、入手。そして今回の事件の解明そのもの、が該当する。
 しかし、最低でも攻略に百体のサーヴァントを要するレイドコンテンツが待ち受けているため、達成は困難と見られている。


388 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/16(木) 02:27:48 Y4Pqb04I0
●マスターのクラスについての案
<支配者>マスター
 基本とされるクラスであり、最もプレイヤーが多い。単体のサーヴァントを使役し、マスターがサポートするスタイル。

<偽召者>フェイク・サモナー
 最大MPや令呪を一時封印する事で、短時間だけ意志を持たない複数のサーヴァントを使役するスタイル。

<転身者>カレイダー
 クラスカードを使用し、自身を英霊と化して戦うスタイル。その際は衣装変化が生じる。また武装だけの限定展開も可能。
 過去に衣装変化の代わりに、首から下だけ英霊のグラフィックと置換される表示バグが発生した事がある。

 後は腕士郎、ジークやレティシアのような例。後はカプさばのようなものもクラスとして実装されている。

●雑多な案
・ゲーム世界への取り込みの仕組みについて
 電子ネットワークか利用規約を介在させた固有結界の展開、というのが最も近い。
 その詳細や世界の修正を逃れる手段は不明、というか未定。

・ゲーム世界での生活水準
 金次第。中堅プレイヤーが相応に稼いでいれば、先進国の中流家庭程度の生活は維持する事ができる。
 下層となれば、それなりに悲惨だが、命を繋ぐ事だけなら簡単。
 基本的に脱落は他のプレイヤーに狙われた場合で、生活苦による死は非常に珍しい例といえる。

・プレイヤー達の戦闘能力、仕様
 魔術回路を持たない一般人に付加される能力は、刻印なしの二世代〜三世代を重ねた魔術師相応。わりと弱い。
 すでに魔術師であったり、先天的な資質を持つ者はそれに準拠する。

 全プレイヤー共通で、システム上で習得したゲーム的な魔術を使うことができる。
 幾つかの魔術はレベルが習得の条件となっているが、強力な魔術はクエスト達成や礼装の装備が条件となる。

・サーヴァントの仕様
 開始時にランダムで選ばれるという、わりと頭がおかしい仕様。ただ最低限、クラス程度はプレイヤーに選ばせてくれる。
 名無しの英霊やエネミーと大差ない擬似的なサーヴァントが宛がわれる事が多いが、運が良ければ大英霊を引き当てる事も。
 ゲーム開始以前からの魔術回路の保有者、触媒を持ち込んだ者に対しては優遇措置が存在している。

 サーヴァントは宝具やスキルとは別に、伝承や逸話に準えた技スキルを習得する事ができる。
 この辺りはExtraを参考に。

・ゲームと英霊の座との関連性
 入手アイテムとして宝具が実装されている事、各地の時代背景や神話、過去の聖杯戦争の事例がモチーフにされている事。
 上記の要素から、このゲームは英霊の座から情報を参照し、それを元に自己拡張を続けていると推測されている。

 この情報参照は現実世界の魔術と比べて、極めてアバウトでゲーム内に限り多くの歴史的矛盾が許容されてしまう。
 例えば、メアリー・シェリーと実在したフランケンシュタインが混在したり、別設定の同一人物が現れたり、という事が起こり得る。
(メタな話。公式に存在しなさそうな異説や円卓も出せるように、という設定です)

・ゲームマスター、運営側のスタッフ
 ルーラーのクラスに該当する英霊に一定の権限が与えられ、休暇なし、一日三十時間労働で扱き使われている。
 基本的に善良だが、あくまでフェアな聖杯戦争を取り仕切る存在であって、必ずしも脱出を望むプレイヤー達の味方ではない。

●破損騎(ブロークン)
 サーヴァントとして表記されるが異質の存在。MMOものによくある、システム的な制約を越えた敵。
 彼らの方針や目的は不明。また、ゲームマスターや衛視の権限が及ばないなどの特権を有している。

 顔触れは異常解釈により強化された英霊、神霊、システムによる創作、クトゥルフ神話や災害の美少女化など。
 パラメーターには通常では見られないA+++++、S、IR、∞といった表記が使用されているため、破損データと推測されたが……


389 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/16(木) 02:29:04 Y4Pqb04I0
●どんな意見を出せばいいのか、という話
・まだ仮なので、企画としてのタイトル(重要)
・舞台として使われるゲームのタイトル(重要)
・戦闘システム(重要)
・ゲームの仕様やシステム(重要)
・企画案への意見、問題提起(重要)
・登場人物/サーヴァント
・ゲーム中に登場する舞台
・入手アイテムやサポートクラス、クエスト、登場する敵などの各要素
・個別の小聖杯を巡る聖杯戦争
・各案を使ったストーリーの提案
・その他、突っ込みはだいたい歓迎

本筋が一つあって、それを進めていく、というものではなく、
同一の大事件に巻き込まれた人々の個々の物語、というアンソロジーのようなものを想定して意見を出していくと、
比較的うまく回るかも知れません。


390 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/16(木) 02:31:14 Y4Pqb04I0
ひとまず、企画案となります。見ての通り、思い付きを片っ端からぶち込んだ状態です
雑な所も多いのですが、その辺りはスレで補完していただきたく


391 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 05:33:35 vaJJp/OA0
面白いやん、こんだけ設定固まってたらなんかいける気がするで

ExtraやSAOみたいに精神体だけが電脳世界にダイブしているわけじゃなく
肉体ごと異世界に転移してるってことかな?
下手に昏睡状態になるより隠蔽難しそうだな・・・


392 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 10:30:57 2OJUBfOE0
時代はウィザードとかがまだ現れていないまんまアポ設定かな?
一般人マスターが多めで訳知りの魔術師プレイヤーが希少っぽい扱いになりそう。
ただ人気だったキャラ案が出し易くなるのはいいと思うけどその規模で参加者殆どが英霊持ち(正規マスター枠が一番多いって設定)は混沌とし過ぎないかな


393 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 21:46:40 LJq8p/l.0
【セイバー案】
金髪碧眼、巨乳で童顔でムチプリなバイキング少女。クマ属性。
見かけによらずとてつもない怪力で、巨大なヴィーキングアックスを軽々と振り回す。
宝具である剣は回数制限があるため、通常は封印している。熊の変身者でもあり、
バーサーカー適正有り。脳筋で頭が悪く、学習能力が皆無。単純な罠やカマカケに
あっさり引っかかる。

嫌いなものは卑劣な策略とスウェーデンと金髪縦ロール、あとオーディン。
TS鯖。某ベオウルフと起源を同じくする英霊で、差別化するためにTS化したら
カオスの深淵を覗くことになった。タケルちゃんはストイックだし色々と慎ましいので、
こっちはあざとい路線で…(こいつはGOでも出ないだろうし)


394 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 22:06:29 JNhNE762O
せっかくの電脳世界なので(ザビや椿と被るが)、現実では昏睡中だったり重篤患者の参加者が一人欲しいとこだな。


395 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 22:22:31 OdZxuRyo0
時計塔以外の魔術組織はどんな対応してんのかねコレ


396 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 22:40:23 2OJUBfOE0
>>394アリスもいるんだよなぁ…
でも現実で何かハンデを負ってて外よりここ(仮想現実)がいいじゃんって攻略邪魔してくる敵役とかいそう。ガンツの西くんみたいなワカメ風味の闇の厨二病、悪鯖にいいように傀儡になっちゃってたり


397 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 22:53:10 LJq8p/l.0
ジェームス・マシュー・バリー、無辜の怪物スキルでピーターパン化。
子供たちだけの世界とか?


398 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 22:57:53 JNhNE762O
>>395
神代万歳な彷徨海はノーリアクションだろうな。
アトラス院はこのステージの特性上、組織の一部か出奔者がなんか下手したら一枚噛んでてもおかしくない気がする。

>>396
その悪堕ち型に「ここの方が空気も美味しいし、手足も動くし」という重ためなマスターが揺さぶられるのは好みの展開過ぎるな。
サーヴァントがそのポジションでもいい。

初参加なんだがマスター案とかはここどうしてるの?


399 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 23:09:19 LDHIr73Q0
【サーヴァント案】
鎧に身を包み、大砲を抱える騎士。
クラスはアーチャーなのだが鎧を着ている所為かマスターからは『アーマー』と呼ばれる(どっかのランチャーさんみたいな)
武勇に秀で立派な体躯に恵まれ、芸術を愛し、騎士道精神を持つ根っからの騎士
生前は皇帝のだったことを物語るように、ローマの皇帝には及ばぬものの皇帝特権を保有している
贋作の兵を作り上げる宝具を持つが、これは自身が編成した傭兵団の逸話とアーマーの真名に刻まれたカルタゴの破壊者の名に
由来するものである。
各民族の文化を大切にし、多くの言語を学び、民衆と同じ言葉で語り、その姿に民衆は王に対し特別な情を抱いたとされ、
異なる文化の英霊にさえ認めさせるカリスマを持つ。
性格は騎士道精神に乗っ取った正々堂々としたもの。また相手と対等に話す事を心がけ、他者を見下しはしない

真名はマクシミリアン1世。鎧も当然マクシミリアン式甲冑


400 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 23:17:29 2OJUBfOE0
>>398
テンプレみたいなのはない、どんなチートも突飛なのも文句言われてるのなんて見たことない、でも採用されるかどうかは書き手さん次第


401 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/16(木) 23:38:26 JNhNE762O
>>400
なるほど了解


402 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 04:06:20 oLAe9CKQ0
現実世界でやれば最上級の霊地でも14騎、
ムーンセルクラスの演算能力があっても百数十騎が限度の中で
固有結界の中とはいえ万単位の英霊を現界させる理屈付けをどうするかだな


403 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 10:20:11 /85du/NM0
第五魔法で前借り
利子付けて返さないと世界終了


404 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 10:26:06 1REhi56UO
セル並みの能力に加えて実はこの世界に呼ばれた全員が疑似的な聖杯の器みたいな外付け制御装置に変質してる、というのはどうかな。
MMOはみんなでやっていくもの→一人一人がみんなが世界を維持するための寄り代。
器になった代償はもちろんあるが……


405 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 11:05:02 yOZW/FgA0
【マスター案】〈支配者〉
アダリナ・アルマンサ
現代魔術論学科の学生 アヴィケブロンを祖とするカバラの魔術系統を修めるスペインの家門、アルマンサ家の末っ子
五人兄妹の末っ子であるため、魔術の後継者としては遇されてはいないものの割と自由にさせてもらっている
その上、唯一の娘であるためか、結構甘やかされてる そのせいで、本人は自覚して無いが大分甘ったれな性格に
(ゲーム内の)それなりに良質な木材や石材を使って(ゲーム内で)完成させたゴーレム『ガビーロール』が唯一にして最大の魔術礼装
その他、ノタリコンも習得し詠唱を短縮して術を繰り出せるが、補助以外の術は何一つ使えない 戦闘はゴーレム任せ
参加した動機は「私なら何とかできる!」というフワッとした、かつ根拠のないもの 科学技術への抵抗感は少ない
なお才能は、一般の時計塔同学年よりは(ゴーレムつくりのみ)若干上程度で間違っても調子乗れる力量はない

上記のアーチャーのマスターを想定して書きました こんな駄設定で大丈夫でしょうか
もちろん、マクシミリアン以外の鯖マスターでもOKです


406 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 15:02:32 NZT6ljZ60
実はサーヴァントはプログラムに人格だけをインストールしただけの存在で、本当の狙いは何十万といる参加者そのものの魂収集であり聖杯戦争を装った科学と魔術が融和した大規模儀式とか、まぁ普通の魔術師がサーヴァント見るだけで簡単に見破られるか


407 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 15:07:17 c.eScM76O
よっぽどの逸材であるか兄貴どもが全滅しない限り末っ子が魔術を習えるわけがないんだよなあ


408 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 15:22:00 yOZW/FgA0
それもそうか
う〜ん、そこら辺忘れてたなあ 
一から考え直した方が良いだろうか


409 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 15:32:54 NZT6ljZ60
キャラの心情でどうとでもなることはそこまで拘らなくてもいいんじゃないかな、甘やかされてるって設定あるし


410 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 18:18:38 BzLGyUMA0
一応案として
Fate/On-lines
ゲーム名:邯鄲之杯〜THE DREAM OF MAGNA GRAIL〜
キャッチコピー「そこでは誰もが英雄となる」

システム面は難しいな。


411 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 18:25:22 14JbQoA.0
葵さんや桜みたいに母体として有能とか
唯一の女児らしいし


412 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 18:45:55 fU0TRDo20
そうだなぁ。幾つか聞いていいかい?
まず型月世界では魔術とは「土地に刻まれた文化背景を基盤として発現する、ある現象」
のようなんだが、その内容は「文化背景などそういうもの、特に魔術がある」という「共通認識」
に「魔力」が込められると<魔術現象が発現する>って事でokなんだろうか?


413 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 19:21:20 2wwWg6KI0
<偽召者>フェイク・サモナーで
使役するサーヴァントを相手の能力を奪ったりコピーしたり封印したり
また永続する傷をつけるタイプにして
誰もが英雄になると言うテーマに喧嘩を売っていくスタイル


414 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 19:24:40 fU0TRDo20
一応捕捉しておきますと、型月世界での魔術師とは
「根源という物を魔術技法を用いて探している集団」という前提は知っています。
ただ今回二次創作という事で、「前提から派生しうる別のもの」を構築しなゃならん
ので、誤りや飛躍を承知で「違う事」をまず口にしてみようかと。
その訂正が、そもそもの前提と、前提とは違うアプローチを明らかにする事に繋がるかも
しれないという発想に基づいてのレスです。
このスレの参加は一応、初期からいます。


415 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 19:44:59 v6jMIkvk0
【タイターニア実験】
魔術によって固有結界を発生させ、これを永続的に固定させるという実験。
虚数属性を持つ魔術師の少女の脳髄を核とし、彼女の夢を固有結界として
現実世界に投影するというもの。虚数存在である夢の世界は世界と重なり合う
ことなく、「どこにでもあり、どこにもない」が故に、世界からの修正を受けずに
永続する筈だった。また多くの人間をこの世界に取り込む(同じ夢を見せる)ことで、
そのオドによって維持できると考えられた。ところが夢は現実を侵食し始めて
遂には世界の一部が裏返り、都市ひとつがこの世界から文字通り消失するという
大参事を引き起こした。

【アセルス・アウストラリス】
異端の魔術師。魔術師でありながら現代科学の第一人者でもある。
遺伝子学と情報工学の博士号を持つ。「科学は魔術の端女」であるとして、自身の
研究に現代科学を過分に取り込んでいる。好奇心の怪物と言われ、いくつもの禁忌
を冒し、さらには死徒化の実験さえもしていたと噂されている。
彼の論文「情報ネットワークの進化と魔術師の可能性」は、守旧派の魔術師たちを
激しく憤慨させた。タイターニア実験の首謀者の一人でもあり、封印指定ではなく
抹殺命令が出ている。


416 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 20:35:37 14JbQoA.0
【サーヴァント&システム案】
テイラー(語り手)のサーヴァント ルーラーとは別に運営によって使役される
基本的には新規プレイヤーに対して案内や説明、運営からの情報通達を行う
また、アイテム作成スキルを持ち、作成したアイテムをMAP上に転送したりもする
真名は千の神話を語ったイランの王妃・シェヘラザート
固有結界を保有し、聞き手がいる限り、展開時間に制限はほとんどない。
この世界を維持するためのシステムであり、より多くの聞き手(プレイヤー)を集め
結界の拡張させる。


417 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/17(金) 21:35:20 yOZW/FgA0
【サーヴァント&システム案】
シェヘラザードのアイデアを見て触発されました

イラン王妃と共にテイラー(語り手)を務める
プレイヤーに対し、現在の状況の趨勢を語る
好奇心と知識欲からしょっちゅう現場に行くが、物語はあるがままにあれという信念を持つ
つまり、傍観はしても介入はしない 世界そのものが揺るがされる行為は見逃さないが
真名は西アフリカの文化英雄にして「全ての物語の王」アナンシ
彼のアイテム作成スキルは物語を形にすることに特化したもの
天空神を父に持つ純粋な神霊であるのだが、次第に半人半蜘蛛という人としての要素をもつ英雄として語られるようになった
その為、神性はランクダウンしている
シェヘラザードの結界拡張において拡張した部分が無理なく世界と適合するようサポートするのが役目


418 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 15:00:12 WW4gGtro0
>>410
本来のゲーム設定では神話や史実がごっちゃになり英雄・偉人が闊歩し、
魑魅魍魎が跋扈する混沌世界で、自らの存在を示し
新たな英雄として世界にその名を刻むみたいな感じでどうだろう?


419 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 15:51:16 m533Gr1Y0
【設定案】
ヘレナ・モルフィウム
正確にはモルフィウム家当主になるはずだった、ヘレナ・モルフィウムのクローニング。
魔術属性は『虚数』、特性は『伝播』と『調律』で、夢を媒体とする他者への精神干渉に長ける。
また自身の夢を投影した虚数空間を生み出せる。魔術回路を起動させるイメージは「眠り」。
魔術刻印を継承しているものの、当主ではなく礼装として扱われている。
モルフィウム家は長らく魔術師の家系として代を重ねていたが、遺伝的問題から不妊や死産が多く、
ヘレナの死産によって前当主の代でモルフィウム家は終焉するはずだった。
だがアセルス・アウストラリスが協力を申し出て、死産した胎児の遺伝子を用いてクローニングして
再生させた。さらには胎児の段階で必要な遺伝子的形質の獲得のために様々な血統の魔術師達の
DNAを組み入れられ、虚数属性や優秀かつ高出力な魔術回路を初めとする 魔術師が何代もかけて
積み上げる様々な形質をたった一代で為してしまった。

タイターニア実験の核となった存在で、現在は解体され脳髄と僅かな神経、魔術回路だけの存在に
なっている。


ヘブンスフィール・スピログラフ
アセルス・アウストラリスが、タイターニア実験の成果を基に編み出した大魔術式。
「ありえるが、物質界にはない」虚数世界において、ヘレナとリンクした多くの観測者達がそれを
是とした場合、それが現実となり得るというもの。よって限定的な願望機としての性質を持つ。
魔術協会へのカモフラージュと多くの観測者を集めるため、MMORPGという手法を選ばれた。
ある条件を揃えた者は、端末を通して虚数世界に引き込まれる。観測者達が共通して認識している
聖杯戦争というルールの基、サーヴァントが召喚され聖杯戦争が行われる。

虚数の海に沈んだヘレナの脳髄と拡張された魔術回路を核とし、カバラを基に組まれた魔術式代行
プログラムで虚数世界を遠隔操作する。起動式はホムンクルスの生体部品を用いたスーパーコンピ
ューターで、式は世界各地に分散しているため協会に探知されることはまずないとの事。


420 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 18:11:02 FJ4x2gtg0
要はfakeの椿に似た能力を持った子に外付けで他の遺伝子をじゃんじゃん足していったってこと?

あと、マスターのクラスに関してですが
腕士郎や心臓ジークはマスターにおけるエクストラクラスという解釈でいいんでしょうか


421 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 19:15:34 MBBcoQEY0
なんかパンピーマスター達によるビーター(魔術師)狩りとか勃発しそう、自治組織とかも現れるんやろなぁ


422 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 19:39:36 WW4gGtro0
そこでルーラーさんですよ
実際、監督不在っぽいしブラック運営が何事にもルーラーで対応しそう


423 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 20:25:35 4ZL3/8Qc0
仮想世界でどうやって聖杯術式展開するかはいったん置いとくか。
パンピー達はどうやって今回の聖杯戦争のルールを知るんだ?
ゲームのルールが聖杯戦争に近似だったのか、舞台とシステムをいくつか借りて聖杯戦争にオミット
したのか。
更には常人と魔術師の違い、これはマスタークラスの違いという理解にしか及ばないのかもしれんが
をどう知っていくのか、とか。
これに魔術師が関わるとしたら根源に至れる可能性があるかどうかだし、別の思惑ある旅行ジジイとか
ケータイさんとか魔境の連中の参加になるし。


424 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 20:27:36 BTM0rnUE0
閉じ込めてGMさんがルール説明するんじゃね
…とかいくとおもいっきりSAOパロディになるな


425 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 20:36:28 4ZL3/8Qc0
goはジャンヌがマジでそれやりそうじゃね?
という感じでgoとかひょっとこしたらfakeとか根源行くためじゃなくて、別の目的の為に
術式使ってるって前提もありかもしれんのだがどうよ。extraもそうか。


426 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 20:48:10 m533Gr1Y0
ゲームでルール習熟後、どこかの高難易度エリアをクリアするとか
何らかの条件を満たすことで、本番参戦の資格を得られるとか。


427 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 21:10:54 BTM0rnUE0
最初はルールが伏せられてて、知ってる奴らだけで秘密裏に事を進めるつもりだったが
どっかから露見→公開チャットアナウンスで全プレイヤーが周知→大混乱とかも面白そう
今まででもっとも参加人数の多い聖杯戦争(数千〜数万人)って感じに


428 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 21:28:55 4ZL3/8Qc0
>>426 >>427
参加資格ないし参加する意義がどういう事だと、そうだな意味があったりプレイヤーが釣れる?
パッと思い付く範囲では>>426「プレイヤーにも関係のある少々大事な出来事」
>>427「あのネトゲ、クリアするとマジに願い事叶えてもらえるんだぜ?」(A氏の噂的な着想)とか。
更に>>427に関してプレイヤー達は神秘的な意味にまで踏み込めるのか、とか。
今のところ神秘に対して神秘的な意味を見いだしているのは、もう辛うじて魔術師達だけだからな。
教会はちょっとわからん。


429 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/18(土) 21:34:07 4ZL3/8Qc0
goもそうだけど「これは未来を取りモロスための戦い」(byマスター・○べ)とか、何事か活劇的である
以上に、少々何かについて言及がある事がtypemoon的かと思う。


430 : ◆IO/jvs2O9g :2015/04/18(土) 22:08:45 xQpEFPgg0
メインフレーム・ティターンズ

ヘブンスフィール・スピログラフを起動・運営する魔術式郡の内
特に強大な演算能力を持ち、各地のサイクルの核となっている
このゲームのメインサーバーとも言える12の大魔術式

世界各地の創世神話に登場する"国生みの巨人"
古の時代にその血肉を山河へと変えた大地そのものの神格化である彼らは
やがて地上から神秘が失われるにつれてその神性を喪失した
神としてはとうに死した彼らの亡骸は今日においてこう呼ばれる
"プレート・テクニクス"
地球の表面を覆う12枚のプレートである。
地上において神秘は文明の光に駆逐されたが、逆に言えば
未だ人の光が届かぬ場所にはその残滓が残る
例えば海底、或いは地底
アセルス・アウストラリスは出資者の協力を得て、地下1万メートルの深くに眠る
"巨人の骨格"を探し出し、ホムンクルス製の生体コンピュータに接続することに成功した
各プレートにつき1基、合計12基の魔術式が設置され、それぞれにギリシャ神話における
巨神族ティターン12神の名が割り当てられている(クロノス・サーバ、オケアノス・サーバ等)
未だ魔力炉としての力を残す骨格が生み出す膨大な魔力と、大幅にランクダウンしているものの
天地創造に連なる国生みの権能『大神血統(テオゴニア)』をヘレナに与えることで
虚数世界の拡張規模、速度を飛躍的に押し上げている

尚、巨人の骨格探索のための地盤切削技術を提供したのは
石油王としての顔ももつ魔術師アトラム・ガリアスタであり
ゲーム開発の出資者の一人でもあるが
計画の開始直前に謎の死を遂げている


431 : ◆IO/jvs2O9g :2015/04/18(土) 22:11:51 xQpEFPgg0
上の案に乗っかってみた
タイターニアとタイタンのダジャレから始まって
いつの間にかキャスターの元マスターを殺してたが
なんの問題もないな


432 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 00:02:53 KOm4uk/20
何の問題もないな(断言)

フィールドとかはもっと先かと思ったが巨人の骸設定にダンジョン設定がびびっときたので
このゲーム内世界でいくつかダンジョンがあるなかでも中心から下層に伸びる巨大な地下ダンジョン。
第一階層“眼(Eye)”
第二階層“耳(Ear)”
第三階層“鼻(Nose)”
第四階層“舌(Tongue)”
第五階層“身(Body)”
第六階層“意識(Consciousness)”
第七階層“心(Manas)”
第八階層“空(Alaya)”

モデルは空の境界でおなじみの唯識。
第2階層まではそこそこのプレイヤーがうろついてたり、拠点にしてるが、第3階層から危険度が跳ね上がる。
第六階層は神霊級エネミーが闊歩する魔境で相応の存在しか足を踏み入れない。
前人未到の第七・第八階層は存在のみ明かされており、プレイヤーたちの間では“聖杯”は
第八階層にあるのではないかと囁かれている。


433 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 02:00:02 6NOEdE4E0

ゲームの舞台となる太極図型の大陸
陰の大陸と陽の大陸の間は内海で区切られている。
両大陸のもそれぞれ同一の下層ダンジョンへと入口存在する(太極図の別色位置)
陰の大陸の古都地域(神代の再現)には“山”の土地と“地”の土地、新都(〜中世)には“風”の土地と“水”の土地
陽の大陸の古都地域には“天”の土地と“澤”の土地、新都の“雷”の土地と“火”の土地


太極・両儀・四象・八卦でフィールドも思い切って儀式めいた感じにしてみた。
陰陽の対大陸の特色や大陸の名前は決まらなかった。


434 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 08:39:03 LJ3Mj8DI0
>>433
その儀式めいた〜に意味を見いだしているのが、型月でも実際地球に伝わっているものでもある
魔術師たちや科学者、研究者だな。
あの仕草やこういう構成、これはこの様な意味であり〜と言った具合に。
型月魔術が面白いのは、その意味が成立した時に魔力なるものが介在すると魔術現象、不思議であり神秘的、
幻想的な出来事がおおむね起きるからだろうか。


435 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 08:47:31 LJ3Mj8DI0
もう1つ。
隠蔽は無理だろうという事だけれど、魔術という概念だけは知られれば知られる程強力になる
から、魔術の中身を神秘 ー 隠匿したまま魔術概念を用いるネトゲというのは、とても上手な
発想かもしれない。


436 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 09:07:30 jvxVIXrsO
追記として
・表層のフィールド→太極図
新都と古都の関係は神代以降と神代後ぐらいの簡単な区分けで文明レベルは厳密な区分けではない。
新都は中世欧州から霧の近世ロンドンまでおおざっぱに文明レベルが違う


・地下ダンジョン→唯識
第2階層まで初期プレイヤーが彷徨いたり、拠点や小さな町を築いている。
第三階層以降はNPCの他に“空”を目指し自分だけが先に進むためのプレイヤー狩りが勢力を築きボス化している場合あり。


>>435
型月世界のダーレスやラブクラフトは他星アルティメットワンやマイナー神格への干渉を主題にする旧い魔術体系を掘り起こした魔術師とか考えたことあるなぁ。
魔術体系をシェアワールド創作化して疑似信仰を得る。


437 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 09:23:32 LJ3Mj8DI0
>>436
私も型月世界のスパゲティモンスターの神格は如何程のものか、と考えた事はありますね。
或いはアンデルセンがサーヴァントレベルであるなら、人から神に祭り上げられたあれやこれや
の遺物は現存する宝具ではありますまいか、とか、幾人かの現代魔術師や作家はそれこそ
自力で魔術協会の門を叩きに行けたのではないか、とか。

型月世界はちょっと秘密主義すぎて苦手なんですが、国内の魔法ものはもうすっかり下火か
剣と魔法のファンタジーに吸収されてしまっているので悲しいです。
生まれたのが遅すぎた・・・。


438 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 14:12:30 LJ3Mj8DI0
あとは、
魔術は、土地における文化的信仰基盤と刻印と魔力によって発動するようなんで、
架空世界のゲームシステムへの共通理解が文化的信仰と同レベルにまでなれば、ゲーム世界の創造は
また別ですがそういう刻印と多人数接続が揃えば「ゲームシステムを基にした魔術」はかなり
体系的な状態で一度に出現してもおかしくないんじゃないでしょうか。
ゲーム世界データ?が信仰の定着する地盤として成立するかはわかりませんが。

他にシングルアクションは刻印に含まれるのかとか疑問もありますが、少なくとも冬木でガンドを発現する
ことはできるし、同じ共感・類感魔術の大規模行使はまだ見たことないです。


439 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 16:01:09 KYBFmL9k0
【サーヴァント案】
アサシンのサーヴァント
ハットを被り、ロングブーツを履き、レイピアを携える猫
願いはなく、主人を大成させることを目的としている使い勝手のいいサーヴァント
宝具はかつて巨人オーガを騙し鼠の姿に変えたことにより、あらゆる魔術をファンブルさせ、
使用者を弱体化させるというもの。
魔術師やマスターにとってはまさしく天敵といえる存在である。
剣術も卓越しており並みのセイバーならば互角以上に相手に出来る。

真名はいわずもがな……。猫耳どころか猫キャラ
慎二みたいなダメマスターでもきっちり上の階に送り届けようと奮闘するタイプ


440 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 20:18:42 79uyIQEs0
キャスター
見事に結い上げた豊かな黒髪と透き通るような白い肌を持つ切れ長の瞳の美女。
中華風の豪奢な衣装からはグラマラスなボディラインが透けて見える。
双剣と巨大な扇を武器とし、仙術や奇門遁甲といった大陸系の思想魔術に長ける。
性格はかなりキツくちょっとS入った女王様仕様。
ただヤンチャ盛りの男の子や思春期真っ盛りの少年には母性をくすぐられるのか、
かなり優しい。

ランサー
戦乙女と血のつながりを持つがゆえに不運に見舞われた非業の戦士。
人の身でありながら、一時期 かのグングニルの担い手となった。自らの一族を
滅ぼした英雄に復讐した為に、彼を愛していた実の姉に呪詛をかけられたうえで
放逐されてしまう。

英霊群
ある偽召者に召喚されるサーヴァント群。一卵性双生児のように酷似した容貌の少年達
で、銅の輪や中国剣、炎の槍、金の礫等を用いて襲ってくる。一体一体がとてつもなく
手ごわい。倒すと蓮の花弁がまきちらされる。


441 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 21:16:51 KYBFmL9k0
敵案

【トロール】
ノルウェーの伝承に登場する妖精の名を冠するモンスター
醜悪で巨大、知能は低く凶暴で怪力を保有する。
また治癒能力にも優れている
2層あたりから登場する序盤の難敵

【ゴグマゴグ】
太古のブリテン島に住んでいたと言われる巨人をモデルとしたモンスター
その名は「敵対者」を意味する。
4層辺りから出没する怪物で、理性蒸発や狂化を保有する厄介な敵。


442 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 23:45:16 79uyIQEs0
>>438
世界の修正力から隔絶されたあやふやな虚数世界のうえに、ゲームという
虚構世界を基盤とし、聖杯戦争という儀式を唯一無二の秩序とする。

そしてワラキアのように噂を利用して、MMO内部の人間たちの恐怖や畏怖
をひとつに集約しフォークロアを生み出す。このMMOは人喰いゲームだとか、
多くの武勲を上げたプレイヤーの前にはヴァルハラの使いである白い少女
が現れるとか、そんな感じの。
観測者の視点は一つに集約し、世界はかくあるべしとされるってとこ。

ペ●ソナ2? ネタ元は言わんでくれ!


443 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/19(日) 23:46:25 JAFlVmjE0
・タイトル案
【Fate/EXODUS】
プレイヤー側の目的であるゲーム世界からの脱出と
おそらく黒幕側の目的も何かしらの現行秩序、
もしくは危機からの脱出を狙っているフシがあるので・・・
ルーラー・モーセが重要人物になるかも

・ゲーム名案
【The Wizard's Last Rhymes】
全世界対応ということで、洋ゲータイトル風にしてみた
魔術師の最後の呪文、或いは魔術師の断末魔
ドヴォルザークの「新世界より」をアレンジした実在のメタルバンドの同名タイトルを拝借
From the New Worldでも良かったんだけどなんかRPGっぽくなかったんでこっちにした

・フィールド案
各サイクル毎に、その文化圏に伝わる楽園・理想郷・仙界・異界等の名前が付けられている
アヴァロン・サイクル・・・・ブリテン
ヴァルハラ・サイクル・・・・北欧
コンロン・サイクル・・・・中華(上の太極世界?)
メガラニカ・サイクル・・・・オセアニア
シャンバラ・サイクル・・・・中央アジア
エルドラド・サイクル・・・・南アメリカ
アルカディア・サイクル・・・・地中海
ホウライ・サイクル・・・・極東(日本含む)
etc・・・
聖杯伝説と楽園信仰は結構関係が深いので
その他の地域はちょっとすぐには思いつかん


444 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 01:38:42 KLyptb9k0
個人的には、また毛色の変わった案をだそうかと。
そうさせる理由はまだ決めてませんがふと思いついたので。

聖杯、そう呼ばれる物を昔探索した事もそうであるように、何処かへ何かをしに行った人々の
話は、語り継がれて「物語」になります。
その物語の中でいつしか彼らは英雄に格上げされるのですが、では逆説的に、もしその英雄に
再び出会え、かつてと同じ世界・道行きを正確に辿ってもらう事ができれば、彼らの手にした
財宝の在処や目指した行き先、その続きへと行く事が出来るのではないでしょうか。
そこには、何があるのでしょうか、というストーリーとか。


445 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/20(月) 01:58:50 X0vev2d20
なんか予想外のペースでレスが延びたので、纏めるタイミングを見計らっていたのですが……
とりあえず、現状まとめ。抜けがあったらごめんなさい

・企画案
>>386-389

・企画名&タイトル案
Fate/On-lines >>410
Fate/EXODUS >>443

・登場人物&サーヴァント案
マスター >>405
セイバー >>393
アーチャー >>399
テイラー(語り手) >>416 >>417
複数 >>440

・設定案
>>415
>>419
>>430
>>444

・ゲーム設定案
>>418

・舞台案
中央巨大ダンジョン >>432
太極図型の大陸 >>433 >>436
各サイクル >>443

・敵案
妖精/巨人モンスター >>441


446 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/20(月) 02:02:35 X0vev2d20
以前から飽和していたキャラ案も多いですが、
世界設定というか、理屈付けの話題が豊富なのが個人的には意外でした
案が無ければ適当に、真性悪魔の仕業じゃ! で、済ませようとしていたのですが、もっとマシな形になりそうです

以下は原案から、曖昧に妄想していた部分を明文化したものです
各種の案の足しにでもなればと

・ゲーム中の小聖杯について
基本的に、代償性願望器に似た形式。
つまりは入手条件が厳しければ厳しいほど、難度が高く規模の大きな願いを叶える事ができる。

ランクが低いものはゲーム世界内部での微々たる願いしか叶える事ができないが、
高ランクにつれて現実世界、または現実とゲーム中双方を跨る願いにも手が届く。
低ランクであれば、サーヴァントの強化、成長限界の上昇、レベルキャップの解放が限界。
高ランクであれば、ゲーム中の要素を維持したまま、現実世界に持ち帰る事すら可能となる。

例外は現実世界への帰還で、ゲーム世界側から小聖杯の入手した者への帰還処理が走るため、
最低ランクの小聖杯でも実現する事ができる。

天の杯と同レベルの万能の願望器は、ゲーム世界の根幹に存在する大聖杯しか存在しない。
ほいほい歴史改変や世界規模の改変が可能になる聖杯をばら撒くと、色々と破綻してしまうので……

・小聖杯を巡る争い
基本的に、ゲーム世界に巻き込まれたプレイヤーに対して小聖杯の数はかなり少ないため、
ゲーム世界からの帰還を望むのなら、必然的に奪い合いになる。
入手条件は様々だが、代表的なのがプレイヤー何名かによるバトルロイヤル。
珍しいという程でもないが、中にはゲーム内通貨を利用したオークションによる取り合い等も存在する。

帰還だけでなく、ゲーム中の万能アイテムとしても小聖杯は強力であり、
高難度のコンテンツを攻略し、事件そのものを解決する場合も、小聖杯の役割は大きい。

そういった事情で悲惨な事に、事件解決による全員の帰還を望むプレイヤーが個人での帰還を望むプレイヤーを狩り、
小聖杯を奪い取るといった事例も少なからず存在している。


447 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 02:06:38 KLyptb9k0
悪魔や天使召喚、降霊もそうですがこの手の高次存在を呼び出すのは基本彼らの知識や
見識の獲得によるところが大きいので。
型月ではどうか知りませんし、英雄召喚はまた意味が変わってきますがそういう事情で
サーヴァントを召喚しようかと。
あとイギリスではポッターでもお馴染み、光る剣の逸話があります。

成功譚の一種ですが先にいくらか財を築いた後、微妙に破滅してそれらを失い、更に
よくわからない理由でこれまたお馴染み、ゲシュによって「○○出来るまで旅に行ってこい」と
おっぽり出されます。
道中あれやこれやにトラブルして、色々手にした中にある「光る剣」で最後に化け物を倒して
おしまい、という。
基本どっか行かされて、途中からにしろ最初からにしろ目標の化け物を倒して、道中手にした
財宝と殺した証が彼の功績になります。
こうして帰ってきた彼はそのまま物語になるんですが、そういう事情で旅に出る事自体が
英雄と謎の物体と謎の怪物と功績の存在を抱き合わせています。

旅の目的は作品によって(トールキンでも)変わりますが、何かに出会う事になるのは
間違いないかと。


448 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 03:58:19 SUG6VQ5Y0
たまに何言ってるかわかんない人がいるんだが外人さんか何かなの?


449 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 07:29:20 KLyptb9k0
>>448
ごめんなさい>>447は寝落ちして推敲途中で送られてます。
>>444は意味わかりますか?。


450 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 14:47:23 qPS2aHN.O
>>444
前半が聖杯戦争で鯖出す理由ってのはわかるけど、あとは何よ。
あと鯖出してどうすんの?


451 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 16:29:14 Jngei2ig0

マスター案
朝霧 勇理 支配者
恋より理想、愛より正義がモットーである少年の心を持った巻き込まれパンピーマスター少女、長い茶髪のポニーテールにスポーツウェアの中学二年生。
頭は良いほうではなく神話に対しての知識は乏しい、それ故に反英霊を純粋に悪い存在、英雄に対しては現代のヒーロ物の主人公のような助けを惜しまぬ潔白な存在としか認識しておらず自分のサーヴァントに対しても『ぜんぜん知らない名前だけどセイバーだし、チョ〜カッケェし、絶対ヒーローっしょコレ!』と信じて疑わない。主従の関係を無視しサーヴァントをアニキと呼称し善幅の信頼を寄せる。
自身も人助けを惜しまぬ性格をしているが集団行動はあまり取りたがらず、言動、行動ともにつかみ所がない。
常に笑顔を絶やさず、ニコニコ(ヘラヘラ?)しているが本人曰く自分が笑えなくなるまで笑っているだけらしい。
とにかく影がなくサーヴァントの活躍には『いっけぇアッニキィ!存分にヒーローしちゃってぇ!』とテンションが高い。
スポーツもゲームも大好きで正義感が強いせいで煙たがれることも。
運動神経と幸運値は高い。


452 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 16:33:33 Jngei2ig0
サーヴァント案 セイバー
ぺリノア王
表向きは冷徹な騎士だが本質は幾分過剰に強さに拘る一騎打ち大好きな戦闘狂。
騎士道精神に忠実で実直を装っているが戦う理由に騎士道を使っているふしがあり、弱者に手を伸ばすことはあれどその優先順位は低い。
好きな信条は自己責任で戦いにおいてそれは相手にも適応される。
一度戦闘を始めればどちらかの敗北が決まらぬ限り戦闘をやめないし、あらかじめ死を賭すと決めた戦いならば死ぬまで追撃の手を緩める事はない、相手の挑発好意は内心ではむしろご褒美である。
彼にとって全ての人間は一個人としてまず完成しているべきだと考え、弱さをいい訳にするもの、ただ救われること良しとする弱者を嫌悪し侮蔑しているがそれを口にすることは絶対にしない(雰囲気を気取られることはある)。
マスターの人助けに協力するも、それはマスターの思想に賛同している訳ではなくサーヴァントの勤めとして粛々と従っているに過ぎない。
物事を単純に見ているマスターに危機感と自分に対する致命的な認識のズレに居心地の悪さを感じている(それとなく言い聞かせても謙遜と受け取りまるで信じないし聞き入れない)。かつて助けを求めた少女(後にマーリンに己の娘と知らされる)を先を急ぐと言う理由で見殺しにしたことが彼の心に刺さる深い棘となっている。

宝具
誉高きは聖剣砕き
剣戟における鉄甲作用、真名開放は絶対破壊の破滅の一閃。
決闘術式・終結定めし泉の聖域
ぺリノアが得意とする大地より水壁が噴き出る結界術式。
主に一騎打ちにて使用するが防御にも応用出来る。


453 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 17:36:13 L0D4hHrc0
>>446
いままでにない感じの世界観だからね
妄想が捗る


454 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 18:17:28 L0D4hHrc0
サーヴァント案 破損騎(ブロークン) ジルジャメッシュ

死神のようなローブが体を覆う黒色の英雄
英雄王ギルガメッシュは後に冥王として恐れられる存在となったとされ
ジルジャメッシュは悪霊の一種としてギルガメシュの零落した存在
死して財と友を失ったジルジャメッシュは代わりとして冥界の神・ネルガルにより
冥界を統べる権限を与えられ、冥王として君臨した。
宝具『亡者の門(クル・ヌ・ギ・ア)』により死した英雄を召喚する。
ただし、死者となり理性を失っているため宝具の真名解放は不可能。
また、冥界で手に収めた破滅剣・ゲシュトウーエの真名解放によって
あらゆる命を根絶する対界宝具『災厄齎す終末の死(アトラ・ハシース)』
を使用する。
全ての財を失い得た物は友の命を奪った滅びの概念そのものだった

ビジュアルイメージはギル+アンリ+セイバーオルタ
ギルをさらに壊れスペックにした感じだが、それでも慢心は残っている
ちなみにフードの下はネイキッド


455 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/20(月) 19:19:51 FAg8UWvo0
【ベン・グルバンの魔猪】 破損騎(ブロークン)
彼はベン・グルバン山を住処とし、多くの人と犬を殺した。さらにフィオナ騎士団随一の騎士、ディルムット・オディナをも殺めた幻想種の魔獣にして自らも相討ちとなって死んだ獣
ディルムッドの母が執事と不貞を働き、産まれたディルムッドの不義の異父弟
嫉妬に駆られたディルムッドの父が執事の息子を殺してしまい、キレた執事によって耳と尾のない猪へと変えられた
そしてディルムッドを殺す運命を与えられることとなった。 来る運命の日、主君と共に狩に出ていた異父兄をその牙で屠った
だが、猪もゲイ・ボウとベガルタの一撃を弾いたものの、ベガルタの柄を脳天に叩き込まれその哀れな生涯を終えた
両親の不貞のツケを最悪の形で支払うこととなったのだ
その魔獣の姿そのものが宝具であり、対人宝具の攻撃ならば一度のみキャンセルする能力を持つ。ただし、ベガルタによってつくられた頭部の傷跡にならば宝具を無視してダメージを与えられる
彼は生涯与えられなかった愛情に飢えている。だが、最早、獣の本能しか持たぬ彼にとって殺戮と暴力をもってしかそれを表現できない
今の彼を救うことは例えルーラーであろうと叶わぬ。 殺してやることが最大の慈悲なのだ


456 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 01:22:13 3BurwlR.0
マスター案

浅葉寿人
生まれながらにして病弱な少年。<支配者(マスター)>
動けた頃は食事・投薬から適度な運動、あやしげな儀式まであらゆる治療行為を試したが、
現在は生命維持装置に繋がれて重篤患者として生死の境を彷徨う存在である。
このゲームはは元々薬すら効かない激痛に苛まれ眠ることもできない彼に鎮痛用があるという噂から使用されたもの。
生きるために数々の努力を行っていた努力家で真っ当な少年だったが、その努力は実らずに死を待つ存在として繋ぎとめられている。
この世界でのみ彼は美味しい空気を満喫して己の手足で軽快に歩くことができる。
こんな境遇のわりには善人で、基本的には困っている人やトラブル解決には助力を惜しまない善性の参加者。
ただし彼と関わることは彼のサーヴァントの悪魔的な誘惑が他者にも飛び火することでもある。
彼の理性や道徳はキャスターの危険性を理解してつつも、邪悪な魅力や毒の甘さに女性として惹かれ愛おしさを感じ危うさを持つ。
生と死、善と悪、現実と電脳、感情と理性、幸運と不幸の境界線の狭間にある細い道を歩かされている青年。
主役になることはなく、本人も自分には英雄的な気質が無ないことを自覚している。「己のできることをする」そういう少年。
ここにきてから得た魔術の方向性は“傷や異常の治療や操作”。

連作の中での役割は“悪魔”を引き連れて参加者と関わっていく狂言回し的な役割。
善良ではあっても勘の良いサーヴァントや参加者なら悪辣な相棒に惹かれる危うさにも気付くことだろう。
そ上でどうするかは関わる人が決めることになる。例によって小聖杯を所持する。
イメージは聖人じゃない伊勢三少年+志貴+若言峰。いかにもモブ顔。


457 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 01:24:05 3BurwlR.0
サーヴァント案

アヴェンジャー/キャスター案
その気分で16歳〜27歳ほどまで年齢が推移する謎の女。
他者にはアヴェンジャーよりはビヨンデッタと名乗っている。浅葉寿人少年のサーヴァント。
真名はニコール・オブリー ベルゼブブに憑かれた少女である。その正体はカレンと同じく霊媒体質の少女。
当時の教会の権威付けのための“悪魔祓いの”によって集められた想念によって作られた“悪魔”によってその心身は激しく歪んでしまった。
そこにニコールと言う人格が残っているのか無数の悪魔に取って代わられた人格なのか不明である。
基本的にはマスターである寿人に忠実だが、寿人を含めた出会う人々を悪や堕落の道に誘惑するという態度を隠しもしない。
実は相手の隠しごとや嘘を見抜いて真実を明かすという能力があり、“同盟”を組む相手の精査にも使える。
堕落の誘惑のために相手の心の間隙を突いたり矛盾点を煽ったりに使も使用して事実上、彼女の前では隠し事はできない。
主力宝具として想念と逸話により形付けられたベルゼブブという概念そのものを使用できる
悪魔の権能のほか限定的ながら固有結界を持っている可能性もある。また悪魔の権能としては別にニコール自身の霊媒体質の作用もあり、
強い悪意や魔的な存在との接触により、霊瘴によりさらなる一時的なスキル生えてくる可能性がある(プラスに働くとは限らない)。

イメージとしてはキアラ+カレン+臓硯、村娘風のウェーブのかかった銀髪のクール美人だがたまに凄いゲス顔する傾向がある。
権能により寿人が自分に絆されつつあることも、それに気付かれていることを寿人が知っていることも承知。
性格はゲスい上に毒舌ではあるが寿人少年を肯定して必要とし、利用することを隠さないという
奇妙な関係を維持しながらサーヴァントとして付き従っている。


458 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 07:15:03 iZgkVDIc0
俺もシステム面から行くか。

<Scene of Liturgy>(儀式の一幕)と<Whole aspect of It>(全貌)

ある現代魔術師が、聖杯戦争の知識を基に考案したシステム。
即ち、
「サーヴァント7騎焚いて根源への穴を穿つって言うけど、一騎じゃ駄目なんか?
 小さい穴で、先っぽだけでも根源に行けたらええんちゃう?一瞬だけでもええんちゃう?
『叶うなら』一目だけでも根源見たい、行きたいわー。
 ・・・みんなもそう思わん?」
という発想から創られた。

流出した聖杯システムの断片に従い、『一騎のみ』サーヴァントの召喚に成功。
ただこのまま一騎だけを殺害し座に送り返しても穴にはまるで足りず、尚且つ自身には
そこに待ち受ける抑止力を出し抜く才覚も無いことは智悉している為、
ゲームシステムを用いて人の祈り ー 欲望を煽り、抑止力の在り方の方向性そのものを変質させる
事で根源へ至る手段を構築する、大規模魔術というより『魔術を用いた一点突破システム』。

「人類が根源に到達してもいいんじゃない?大丈夫、ちょっとだけだから。大した事じゃない。」

そう多くの人に囁き巧みに誘導する陰で、彼は一代限りの全霊を以て根源に挑む。


元ネタは心理学の交渉テクニック、「フット イン ザ ドア」と「ドア イン ザ フェイス」。
受け入れ易い小さな要求を飲み込ませて断りにくくする事で大きな要求を達成する技法と、
わざと大した事じゃないと思わせて要求を受け入れさせ、要求を達成する技法。

現代魔術論が出来た事でちょっと隆盛してきた、って記事を読んで浮かんできた。あと第6法。
彼らも彼らでフラットみたいに蔑まれながらも基本割りとヒャッハーしてるみたいなので
まさに現代で活躍してもらおうかと。
歴史何するものぞ、・・・でもちょっとこわぃ。けれど、うまくいきますように。
という設定。

戦争システムはまだ未定。


459 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 11:42:48 1MjSg3E20
聖杯のランクと難易度的なもの案
E級聖杯 個人に対しての微々たるデータ改変(小回復や軽い状態異常直し)割と手に入る
D級聖杯 ゲーム内システムの微々たる改変(小金持ちになれたり) それなりに難しい
C級聖杯 能力強上昇、別能力付加、瀕死においての全回復など 犠牲なしで手に入れるのは至難
B級聖杯 こっからが本番聖杯、単なる帰還かサーヴァント超強化。一聖杯戦争優勝レベルの代物。
A級聖杯 現実改変権限込みの帰還。 廃人の中の廃人。
EX級聖杯 問答無用の根源到達、永久全能行使権
効果とかはこれ以外にも広い範囲でにふわっとした解釈に使える。
同ランクの聖杯は一定数集めてテイラーに献上すれば一ランク上の聖杯にする事が出来るとか。
人がいいマスターはC級を集めるが知り合いが死にそうになって使っちゃったり


460 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 17:10:26 iZgkVDIc0
みんな魅力的だな。目移りしちゃうぜ。

・・・ちょっと本気出して、書き手に回れるか試してみるわ。人生初の試みだぜ。


461 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 18:37:23 FeWSQnwQ0
【サーヴァント案】 ライダーもしくはエンペラークラス
チンギス=ハンの名で知られるユーラシアを制覇した蹂躙王
ロマンや冒険心を求める征服王と対照的に慎重で堅実なリアリスト
真名はテムジン。蒼き狼と白き鹿と呼ばれる古のモンゴル高原を生きた二柱の幻想種の末裔
彼が最も得意とするのは才能の発掘と、人材を適切に動かす大きな視点での戦略
しないで済む殺戮は好まない、と言っても無駄に抵抗してきたり上辺だけの降伏野郎は容赦なくdie
とはいえ、身内には良くも悪くも甘い一面も。ただし、無駄に増長したら生前の弟の一人にそうだったように、めっちゃ冷たくなる
宝具は、祖先の狼と鹿によって引かれるソリ戦車・四駿四狗で知られる側近達を中核とした騎馬軍勢召喚(拡張を続ける固有結界)
そして、最後の一つである宝具は常に手に持つ血の石を砕いたときに発動する
過去と現在においてテムジンの子孫である者たちの血に宿る魔力の総量分がテムジンの肉体に集合
その膨大な魔力を解き放ち、対城規模の破壊力を生む。本人にとっての最終手段
女を奪い親族の前で犯すことが快楽と言ったが、現実的に公の妻や愛妾以外の女とポンポン子生んだら
後々の面倒になるのは承知してたので結果これに関しては口だけに終わった
何やかんやで、幼馴染妻のボルテへの寵愛は揺るがないものだった
種違い疑惑有りな長男含めボルテの子らには数多くいた子の中でも格別な扱いをした


462 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 19:03:10 jQE1Sra20
【マスター案】
ユーベル・アッヘンバッハ・ベルグマン
協会から参加した魔術師 ドイツに居を構える黒魔術の家門、アッヘンバッハ家の次期当主
非常に歪んだ価値観の持ち主で世界には悪とそれに反する悪の二種類しか存在しないと考えている。
つまりは、悪に反抗しようとした時点で自身も他人の主張を捻じ曲げて、自身の主張を通そうとする自分勝手な悪に等しく、
歯向かわずに従った者は悪を増長させる悪であるとの解釈。
悪は何をしても許されるとするため自身だろうと他人だろうと何をしても大半は許される(決して快くではないが)
反英霊は言わずもがな、英霊に対しても自らの誉れの為に多くの命を奪った悪と言う評価を下している。
魔術師としての能力は優秀で、その特性は非常に実用的及び戦闘向け。
また魔術師でありながら機械の扱いに長け、兵器を使うことで隙を失くしている。
参加した理由は多くの人間(悪)を観察し、自らの価値観に間違いがないこと確認するためとのこと
悪に精通しており、黒幕とも関わりがある可能性が高い

言峰と似て非なる異常な思考を持つ者
聖杯戦争に参加している以上、敵は完膚なきまでに叩き潰すが、味方にとってはそこまで悪い奴でも無い
ただし、何を考えているか時々分からない


463 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 20:19:32 1MjSg3E20
>>460
応援してるで


464 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 20:38:02 y62v8hckO
>>460
頑張ってください! 応援してるわ。


465 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/21(火) 21:24:57 kqiQ1wy.0
【アーチャー】
一介の軍人から皇帝の座へとまで駆け上がった、近代の大英雄。
地上最強とまで謳われた近代陸軍を率い、一時期 英国を除く欧州すべてを手中に収めた。
戦争ですべてを得て 同時に失った戦場の申し子であり、散兵戦術や陣形転換などの
現代にもつながる新戦術を編み出していった。凄まじいカリスマを誇るうえ傍若無人な性格で、
どちらが主人か分からなくなってしまう。

【ランサー】
河神の血を引く半神の英雄。ディンカ族の部族英雄であり、祭司の氏族の祖。
牛の髑髏の仮面を被った黒人戦士で、誇り高くプライドを傷つけた者は自身のマスターでも
容赦しない。また生まれながらの呪術師であり、誓約を交わせば不履行は死を意味する。
ただ一度マスターを認めれば、決して裏切ることはない。

【ライダー】
太陽神の血を引く少女。晴天のように澄み渡った瞳と 陽光のように輝くブロンドを持つ。
純粋無垢だがレーザー光線のように一途で、一度言い出すと梃子でも動かない性格。
かつて自らの血統の正しさを証明するために太陽の戦車を操縦して暴走させ、地上を焼きつくし
かけたことがある。宝具である神馬たちには軽んじられているが、仲は良いらしい。


466 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 01:20:33 ZHj4OD8s0
やべぇ調べる事超多い。

unlockの人もそうだけど、奈須きのこの凄さがちょっと見えたわ。プロローグだけでグロッキーだよ。
流石にもう寝ないとだけど、そもそも>>458のシステムとか成立するのか・・・?


467 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 01:57:31 2rah0G8U0
欲しいヒロインとかいる? 性格とクラスと文化圏言えば適当にでっち上げるぐらいはできるよん。


468 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 08:53:30 I5WOy1lg0
結局サーヴァントとかは一から調べなきゃならんだろうからキツイだろうなぁ


469 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 16:58:51 ZHj4OD8s0
それもあるしよ、>>458の設定とか微妙に現代魔術論科の連中に踏み込むじゃん?
調べたら時計塔、オックスフォード大学とまるごとすり替わってるじゃねぇか。
何してんスか英国。


470 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 17:31:32 ZHj4OD8s0
いけね。ageてしまった。

しかし、序章完成して今ネトゲダイブ起こす〜鯖召喚までの1章書いてん
だけどさ、>>467とかunlockもそうだけど皆キャラ考えるってどうやってるんだ?

巧妙に「彼」「俺」(そりゃ主人公ですから。すまぬ>>451。)で書いて
内面触れないで来れたけど、そろそろfateしなきゃいけなくて。
因縁つけるのどうしようかと。

「少女と鎧を着こんだ騎士は、二人してしばらくの間、互いにメンチ切りあった」とか
一時的に>>451のキャラからイメージが浮かんだりしたけど、むずい。


471 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 18:52:58 M4lPld7o0
キャラを考える時は内面とかは
Fateキャラもしくは他作品のキャラをベースにところどころ相違点を付けて丸かぶりを避けながらって感じ
鯖の場合はそこに原典を挟みつつって感じ
名前とかはセンスよねホント


472 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 18:56:17 RMt1EjII0
そのキャラがどういう役割を担うかという点から作るのも場合によってはありだな


473 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 18:57:42 M4lPld7o0
>>399のアーマー(アーチャー)の宝具及び装備案

【師に劣らぬ模倣の兵(ランツクネヒト)】
アーマーの率いるスイス傭兵を教師にして組まれた歩兵の傭兵。
対象を教師として能力・戦術を模倣しての戦術の鸚鵡返しを行う。
師弟の関係にあたるスイス傭兵と対面した時には悲惨な戦闘が繰り広げられたという逸話と
ザマの地における、ローマとカルタゴの決戦においてハンニバルの包囲殲滅戦術を再現し、カルタゴ軍を打ち破った
カルタゴの破壊者の逸話を象徴する宝具。

戦術の模倣であるために宝具に位置する武器は再現できないが
時間をかければ、宝具を含めた英雄を完全に模倣した傭兵を数ターンだけ召喚できる。


【城壁崩すは砲撃の旋律(カノーネ・ヴィダー・ハル)】
クフシュタイン城を落とした大砲による一斉射撃。
難攻不落のクフシュタイン城を破った大砲には一つ一つに名が与えられており、
「トルコの女帝」や「ブルグントの女」、中には「すばらしきガチョウ」という意味不明な名前の者もあったと言う。
幾つもの異なる名を持つ大砲達が放たれた時、その砲音は響き渡り、それぞれ反響して一つの旋律を生む。
この戦術は『ランツクネヒト』の一部として記憶されている
ちなみに大砲の名前はアーマーのセンスらしい。

【アーマーの鎧】
フリューテッド・アーマー
宝具には及ばぬものの耐久値を上昇させながら敏捷値を低下させない優れ物。
本人曰く、「自身の真名に刻まれたローマの盾の名に由来する防御力を発揮する」とのこと

ちなみに大砲の方は生前愛用した大砲に過ぎない。


474 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 19:11:25 I5WOy1lg0
>>451、452案の者だけど大体自分も>>471みたいなもんかな、状況によってここはあのキャラみたいな反応するとかで妄想固める。(俺っ娘は思い至らなかった…採用ありがとう…ありがとう)


475 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 19:19:41 2rah0G8U0
7クラスの半分ぐらいを1セットで考えてる。
主役、ライバル、曲者、イレギュラーってな感じの配役で(あとエロス)。
あと主役鯖をヒロインにするか野郎にするかで、ギャルゲと野郎祭りの
分水嶺になるよ。マスターの方はあとで考えてる。

>「少女と鎧を着こんだ騎士は、二人してしばらくの間、互いにメンチ切りあった」
古代アイルランドの炎の女神にして聖女であるルーラーと、
かつてイタリア全土を統一しようとした梟雄であるアサシンとか。
過去の自身を忘却し神を肯定する聖女と、神の代理人の血を引きながら、
神をも畏れぬ梟雄の対決みたいな。


476 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 19:58:15 ZHj4OD8s0
>>474 >>475
いや、自分のとことは無関係に、例を使えるかと思ったら自然に。
小娘のままだぜ?ランサー兄貴系あたりには、意外とこんな反応しそうと
思って。

ちょっと序章の一部投稿するわ。
魔術協会の内部なんだけど、かなり勝手に作ったから既に破綻しとるかも
しれんので。
俺あんまコアじゃないし、stay nightとまほよしかやったことなくて。
あとどっちも手元にないんで、typemoon wiki 参考に作成しとる。


477 : 17分割 :17分割
17分割


478 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:11:02 ZHj4OD8s0
20:30から、4レス連投させてもらう。


479 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:11:55 lKPg3VqI0
テムジンの案を出したものですが、宝具の名前が難しいということでしたので一応つけてみました

蒼い狼と白い鹿、二柱の幻想種が引くソリ戦車【我が祖たる蒼き狼と白い鹿(ブルトチョノ・コアイマラル)】
四駿四狗で呼ばれる8人の側近を中核とした騎馬軍勢の召喚【我が覇業の礎(イェケ・モンゴル・ウルス)】
常に手に持ってる血の塊を砕いて発動し、過去と現在の自分の子孫全ての分と同じ総量の魔力を放出・周囲一帯を破壊する【黄金の氏族の絆(アルタン・ウルク)】

宝具のネーミングの参考にしてやってください


480 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:15:50 ZHj4OD8s0
>>475
ていうか、メンチ切んなwww
聖とか神とかどこ行ったwww


481 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:31:46 ZHj4OD8s0
そんじゃ行きます。<書くよー四連>。


482 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:32:59 ZHj4OD8s0

<fate / crossing>


─── 20XX年 5月下旬

我々の故国・日本では桜の花もすっかり散って、代わりに葉桜が空を青く彩っている。
彼らが一足早く、梅雨と夏とに向けての支度をしているこの時期に、遠い異国においても
夏に向けての準備をしている者達がいた。


483 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:34:01 ZHj4OD8s0

“… so I think, that can classify under four categories. How do you think, “Lord- ”?”
(という訳で、4つに分けられると思うのですが、どうお考えですか”ロード・  ”?)

“No. You say … , “ Yes? …um, …um, ok, I’m coming. ”… You make it another time. I’m getting busy.”
(いいや。君は、・・・ 「私だ。・・・うん。・・・ああ、わかった。すぐに行く。」
 ・・・悪いが急用だ。あとにしてくれ。)

“Yes. Thanks “Lord- ”.”
(わかりました。ありがとうございます、”ロード・  ”)

─── 人、人、人。そして彼らの間で交わされる、活発な議論。
英国は倫敦、日本から遠く離れたこの地の外れには、ある特殊な施設群が立ち並んでいる。
名を“時計塔”。
ロンドン郊外に位置しながら、およそ西方と呼べるその一画の全てを差し置いて存在する、一大学術機関だ。
老いも若きも、この国においてはおよそ全ての“者”達が目指すというその場所にあって、今また一人の若者が、己が志を果たさんとしていた。
だが折悪く、それは阻まれてしまったようであった。


484 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:35:16 2rah0G8U0
聖人信仰とルネサンスの激突。例のアサシンさん、ある女暴君をクリムゾンしたことあるし。
「堅苦しい聖人の衣をはぎ取って、奔放な女神に戻してやる」みたいな。


485 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:36:02 ZHj4OD8s0

「・・・ちぇっ、行っちゃったよ。結局答えてもらえなかったけど、まぁ仕方ないか。」
目を眇めそう呟くと、少年は踵を返し、人混みを縫うようにして歩き出す。
先程までの自分達と同じ様なやり取りを繰り返す人々の間をすり抜け、
突き当りの角を曲がる。
その先の廊下の左右には、無数の扉が長く整然と、別の角に着くまで並んでいる。
少年はそのうち、右手前から奥に向かって3番目の扉まで歩いて行くと、扉を4度、
ノックした。

─── コン、コンコン、コン。

少し待つと、扉の向こうからも同じノックが返ってくる。
それを聞いてから、少年は取っ手に手をかけると、部屋の中へと入っていった。


486 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:37:09 ZHj4OD8s0

“時計塔”。

その在り様は我々の知る学術機関とは少し趣を異にしている。
制度こそ日本の総合大学に近いと言えるが、扱う内容と人員の数が多い為、
学術棟と併せて指導者と学生達の生活する寮棟 ─ “カレッジ”が建てられている。
百を超す学術棟に、四十を超える寮棟。更にはそれらを取り巻く商用施設。
その集合全てを以て、正式には“時計塔”は構成されている。

先程からの少年、そして多くの人々のやり取りは、無数の寮棟、
その1つの中で行われていた。


487 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 20:39:22 ZHj4OD8s0
ここまで。指摘とか、色々プリーズ。

明白な間違いとかあったら、取り下げないといかんし。


488 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 21:28:34 I5WOy1lg0
文章は違和感ない、設定も間違ってても二次創作だしそこまで気にしなくても良いんじゃないですかね……


489 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/22(水) 22:19:28 ZHj4OD8s0
>>488
だって考察スレとか、わかっている事実だけ述べよ!どっちかわからない可能性は認めん!
って人いるだろ。
それが知りたくて聞きに行ってんのに、質問すら読まれてないってね。
でもここじゃあんま気にしないなら、それでも「既にわかってる事」は外したら読めなくなるだろうし、
やっぱり気を付けながら書いてく。


490 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 01:19:48 fHoCplkE0
【結社(オーダー)】

複数のプレイヤー同士が協力・共闘を目的として結成した組織群
一般的なMMORPGにおけるギルドに相当する
結社に入会したプレイヤーは、メンバー以外アクセス不能な拠点(ロッジ)の利用権
結社の規模に応じた金銭・能力値ボーナス、特定エリアにおける回復コスト免除
メンバー間における魔力、アイテム、令呪のシェア等の恩恵を受けることができる
運営形態は幅広く、互助会程度のつながりで他結社との掛け持ちOKの所から
セルフギアススクロールによる鉄の掟を敷く大結社まで様々である。
結社の多くは自分達による聖杯の独占を目的とし、他の結社と対立しあう関係にあるが
中には聖杯探索よりもゲーム世界の治安維持や経済活動を目的とするものも存在する
また、組織内の権力争いを嫌うもの、そもそも一騎当千の力を持ち組織を必要としない大英雄等
ゲームの性質上結社に所属しないソロプレイヤーの割合は多い


491 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 07:28:13 XtUzQ1qc0
>>444 >>459
ちょっと確認させてくれ。
登場人物とはまた別にゲームのストーリーを決めにゃならんわ、と寝ながら気付いたんだが
物語ストーリー的な感じとシステムの活用方法をこの二人が書いてるので。

>>459
なんというか、ゲーム中で聖杯がアイテムとして存在するって事でいいんですか?
本来の聖杯は「鯖の魂放り込む物質」と「例のアレ的な曖昧な存在」の二種類しか
ないけれど、ここにゲームシステムとしてもう一種類追加と?

ゲーム内に明確に聖杯の存在を創る事で、ひとまず聖杯に馴染みを抱かせる=ひいては探索者
たる鯖の存在を身近なものとして暫くは遊んでもらう。
続いて真の聖杯争奪に誘導していくという事を考えていたのですが、一個しかないだろうに
どうするんだ、と悩んでまして。

このランク?毎にアイテムの聖杯があるというのは目から鱗です。
MMORPG的な資源の奪い合いにも通じるし、採用させてもらいたいのですが。


492 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 07:41:21 XtUzQ1qc0
アイテムとしても、チケットとしても使えると?
ブロンズとかシルバーじゃなくてE〜EXというのも、如何にもらしいです。


493 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 10:13:41 pFr/JgyE0
一応ストーリー的にはアウストラリス博士とかタイターニア実験とか
メインフレーム・ティターンとかの設定が使えそうね


494 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 10:34:38 QjEpe.XQO
もし使うキャラについて質問あったら答えるってのもありかな。
私は大丈夫です。ちなみに>>456>>457です。


システム案
【“神父”・“シスター”】
システム側のNPC。名前に反して店経営してるよく分からない奴もいるが
基本的にシステム側の通告や令呪のやりとりなど特殊処理の裁定としても顔をだす。
性格は複数パターンあって顔はわりとバリエーションあるが何故か総じて口が悪いという共通点がある(管理側もなんでこんなキャラなのか理由を知らない)。


495 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 12:18:31 QjEpe.XQO
言及だけあったクラス草案。
支配者(マスター)、転身者(カレイダー)、偽召者(フェイク・サモナー)とは違い、レアだったり特殊な条件のクラス群

【器召者(カプセル・サモナー)】
【憑依者(システム・アバター)】
【継承者(サクセサー)】

名前はこんな感じかな。


496 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 12:53:32 IoBiiBX60
>>490の結社だけどもし採用されるなら、結社は基本的に名前は色で統一されていて令呪の色が結社の色に変化するとかどうだろう?


497 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 13:58:56 TgxLSlNQ0
>>491
>>459です。
まぁ大体そんな感じですが、イメージてきには「鯖の魂放り込む物質」と大差ないかもしれません、ゲーム内で消滅する鯖やらマスターやらの魂を聖杯アイテム発行に魔力を回しているとか?
>>386-389>>446から少し考えたものですから幾らでも解釈しだいで変更してもらっても構いませんよ。


498 : >>458 :2015/04/23(木) 17:22:31 XtUzQ1qc0
んー。
とはいえ、「ゲームをクリアすると願いが叶う」ってテーマ自体は使い古されてる(本編がそうだ)
し、並列思考同調によるテーマ展開もありきたりだしな。
今の俺では、派生させるポイントを見つけられん。
接続者を電源にゲーム維持ってのはまぁフツーに思いついたし(鯖の魂喰らいの変型)、
基本>>458
「ゲームを利用して根源を目指す魔術師」をこの作品のメインにしようかと。

なので、タイタニア実験と博士は使わない。むしろ叶うなら、そちらで書いてくれぃ。

ゲーム舞台も固有名とシステムは大体決まって、今はマスターと鯖のクラスを考案中。
ただ、ウェイバー=”ロード”・エルメロイ2世と彼の愉快な生徒達を知っておかないとマズい
みたいだ。どうも、彼らゲーム好きみたいでな。

作中、英文と ”ロード・  ” にしたのは、対象を誰かわからなくさせて口調や個性を剥ぎとる
仕掛けだし、魔術師に繋がりがない=同門・門下ですら敵対的な構図な筈だったんだが、
どうもやっぱり現代魔術師なら横の連帯意識はありそうでな。
見極めが必要になる。
それなら、当初の予定通り"寄宿舎を起点とした夏の冒険"に踏み出せるし、なにより協力者が
増える。
ゲーム開発と鯖システム解析とオミットと教会と協会の目を盗むのとプレイヤー達の面倒を
一人で同時に看るって、明らかに無理があったから。

そういう訳で、今からzeroとfakeとプリズマイリヤとapoとロードエルメロイ買ってくるぜ。
持ち堪えろ、俺の財布。 金額が足りないなんて、そんな筈はないんだから ─── !


499 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 18:53:39 02m9woNg0
【セイバー案】
不敗の女剣士
身体能力、技術ともに常軌を逸した伝説的な強さを誇り、
最優のセイバークラスの名に恥じない戦闘能力を誇る。
使用している玄鉄剣も非常に重くそれを自在に扱っているため膂力も凄まじいものである
しかし、無敵故に苦悩し、自分を打ち負かすことができる相手を求めていたことから「求敗」と名乗ったという
宝具はセイバー自身が開発した『独孤九剣』という剣法
基本となる総訣式(そうけつしき)、剣術を打ち破る破剣式(はけんしき)、刀を使う相手を倒すための破刀式(はとうしき)
長兵器を破るための技破槍式(はそうしき)、短兵器を破るための破鞭式(はべんしき)、
軟兵器を破るための破索式(はさくしき)素手での格闘技をやぶるための技破掌式(はしょうしき)、
全ての飛び道具を叩き落とす、あるいは打ち返す技破箭式(はせんしき)
最上の内功を身に付けた相手を倒すための破気式(はきしき)
の9つの技があり、1つ習得するたびに技が融合し合い、威力を増すという。
真名は独孤求敗 自分を打ち負かすことができる相手をとの戦いを望み、聖杯戦争に参加する

最強だけど勝ちに対するモチベーションが低いサーヴァント。

生涯はほとんど謎に包まれており、後世の創作では女性的なイメージでも描かれてるのでTSしてみた


500 : >>458 :2015/04/23(木) 20:37:19 XtUzQ1qc0
>>499
本当に、どうしてお前らはそう英雄を知っているんだぜ・・・?

<Fate / both longing >とかどうよ。>>451のお嬢ちゃん主演で。
女性形質の中にある男性性質の希求と、少女形質の中にある少年性質の追及のコンビ、とか。


501 : >>458 :2015/04/23(木) 20:41:47 XtUzQ1qc0
というか金足りねぇ。アポ高すぎるし、エルメロイは売ってねぇし・・・。

とりあえずzeroとfakeから現代魔術論の連中を探ってくぜ。なんか今一番熱い男らしいな。
それにロンドン事情と魔術がエルメロイで詳しくわかるとか。
amazon考えるか・・・。


502 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 21:35:48 ZeDWhQ.E0
一々TSせんでええんやで
逸話があるなら別だけど


503 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 22:20:53 TgxLSlNQ0
>>502
こんなとこでまで暴れんなよ……


504 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 22:53:10 ITPwCW460
そういえばマスターのクラスだけどそれってある程度数があったほうが良いのかな?
それと転身者とかサーヴァント作るにしてもちょっと作り方変えないといけなさそうだね


505 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/23(木) 23:40:41 TgxLSlNQ0
マスター案
石 紅運 シーホンユン クラス自由
二十代後半の現代の異能者、完璧な観察眼により仕草や表情で感情を読む読心術。交渉術や催眠術など他人を操るに長けた人心掌握術。自己暗示や完全な記憶術を操る自己コントロール術。それらの心理技術を使い分ける悪党メンタリスト、後一般人に負けないくらい拳法強い。
普段はカウンセラーを偽り富裕層に取り入る詐欺師だったが、たまたま洗脳した患者が魔術の関係者だったことで異端の世界を知り疑心暗鬼のままゲームに関わり巻き込まれる。
能力に見合わず野心もなく痕跡を残さぬまま小犯罪を繰り返し、ある程度贅沢な暮らしに甘んじる犯罪社会の吉良吉影みたいな生き方で誰に対しても真摯に接し出来るだけ正しい価値に準じるよう誘導するが必要であれば己や他人の善性も悪性も等しく利用し否定しない灰色を煮詰めた人間。
表面上の目的はただの帰還を掲げているが真の目的は自分以外の全人類の善性化、皆の為と思い込み己だけの楽園を望んでいる。
自覚は無いが他人の悪性を否定しないのは絶対の人の道理を見据えた諦念によるものであり本質的な部分で許容出来ている訳ではなく、彼自身の根本は繊細であり狭量、自分以外の人間の悪性を認められない。
卓越した観察眼より人間の悪性、欺瞞や虚飾を見逃すことが出来ず、貧困だった理由で自分の頭脳だけに価値を見出し兄や妹を売った両親や後に関わった全ての人間にも誰一人心を開くことの無かった正真正銘の孤独な人間。
最後(死ぬ間際)に自分の壊滅的な人間嫌いと救えない性根を自覚させると絵になるかもしれない。


506 : >>458 :2015/04/24(金) 00:10:00 wnnysx9A0
駆け足だが、zeroとfake読了。

どうもウェイバー周りは、stay night とまほよで感じた魔術師の排他的性が無いな。
育てた生徒が〜の意味も少し掴めた。

ただ、ひどく学術的で、人の繋がりが深く感じる。研究成果を明かさずって感じじゃない。
ウェイバーの弟子の件もあるし、やはり←2015→ではあり方が大きく変わっていると見て
良いんだろうか。
時計塔は、引っ越したのかこれは? 自然に書いたけど、変化が大き過ぎる。
2015年の時計塔以外で、新しめの時計塔事情を書いた作品ってエルメロイの事件簿だけか?


507 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 00:18:28 wnnysx9A0
>>504
ゲーム的に組み込めるかどうか?で今考えている。
プリズマイリヤも少し見たけど、英霊の力を身に宿せるにはカード媒体が無いとキツそうだ。
ただ、アイテム聖杯とアイテムカードの同時存在によるバトルとか、どうなるんだ?って感じで。
カード自体が特殊な存在で、ステッキ変身ともまた別だ。
つまり最大で、プレイヤー数×本数の宝石ステッキが存在するという、超ゼルレッチ時空という事も
あるか。
花札とか、虎聖杯もあったな。


508 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 00:22:14 huhdWMYs0
>>507
世界観が世界観なだけにUSBメモリみたいなのにサーヴァントが入っててそれをインストールする形とかでも良いんじゃないかな?


509 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 00:37:00 wnnysx9A0
>>508
USBメモリ自体が、鯖を一騎格納出来るだけの特殊な構造って事か。
それに今回限定配布とか、常態化して流通とかあり得るか。大掛かりだ。

>>505
すごく参考になるな。わかりやすい。
ただ、人物背景から行動理念は繋がってるけど、聖杯に対するアクションと目的は飛躍的だ。
多分みんな、ここをストーリーや背景オリジナルストーリーで埋めているのか?
タケルちゃんとか博士、他の多くも、いつも飛躍的に感じてたんだ。


510 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 01:39:07 huhdWMYs0
>>509
ぶっちゃけ夢幻召喚自体はステッキ無くても出来るからクラスカードと同様の機能の持った何かさえ用意出来ればなんとかなる。
限定展開も高位の武装か礼装なら出来たと思うから、転身者の適合条件にそういった武装や礼装を持ってるとなりやすいとかにしても良いかも


511 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/24(金) 02:34:25 CX.79cmI0
執筆に挑戦する人が来ていた……!

資料と向き合っての小説書きは、労力等の費用対効果を考慮した戦略的な面も出てくるので、
どっかで割り切って、知っている範囲で書くのも手です。あまり無理せず頑張ってください
といっても、結構な速度で色々読み進めているみたいなので、大丈夫かも知れませんが

>>499
金庸氏の小説が出典のキャラってありなんでしょうか。かなり年配ですが作者がご存命の創作ですよね
銀英伝とかみたいにクロスSSの範疇に入ってしまうような……
この辺り、スレ的にはどうなるんでしょうか

>>504
案としては多ければ多いほど良い、という感じです
ゲーム的にはサーヴァントのクラスと合わせれば、今でも十分な数ではあるのですが

>>転身者の仕様
原案段階では、転身者の開始時点で中身の無いクラスカードが配布される。この能力はサーヴァントとして最低限
クエスト達成や敵として配置された黒化英雄、他のプレイヤーのサーヴァントに転身者が止めを刺す事で、
新たなクラスカードを入手する事ができる、みたいなのを考えていました
限定展開については、あまり理屈は考えていなかったです


512 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/24(金) 02:37:19 CX.79cmI0
ここからが本題な訳ですが、色々な案が増えて企画の方針自体はどうしようかな、と
予定は考えていたのですが、それが案が出し易い方向とは限らないので、相談させてください
下記は現状の予定です

・企画の方針
 設定をシェアして、一つの世界観で複数のストーリーや書き手が共存できる形を想定
 最終的にはキャラとサーヴァントの案を投げれば、話を組み立てられる、妄想できるぐらいに
 あるいは仮に自分が巻き込まれたら……と戦略を妄想できるぐらいまで行ったらベスト

・企画案自体の名前
 未定のままは不便なので案の段階で確定
 他案を併記しておき、実際にストーリーを書く人が選択できる状態に

・ゲームタイトル
 案の段階で確定。変更は書き手の裁量で

・大半の要素
 幾ら設定が投げられても問題ない状態を維持

・大聖杯、事件の根幹設定
 確定せずに、複数の可能性を併記しておく状態を維持

簡潔に纏めれば、>>386-389では歯抜け過ぎて(企画名称すら未定)不便な所があるので、
いくつかの枠組みとなる案を採用して、近い内に第二稿を作りたい、という話です

ただ、どの程度の要素を確定して、未確定の要素を残しておけば、案が出し易くなるのか迷っています
ついで程度でも構わないので、そういった方面の意見もお願いします


513 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 03:45:00 pP2tsfHA0
金庸がまだ存命ってことにびっくりしたわ


514 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 06:43:19 wnnysx9A0
>512
頑張りますぞ・・・!

大体、>>512みたいな感じで今書いています。以下、自分のであれば
<方針>
二次だから好き勝手? でも原作気になるし調べるか・・・って感じで。
個人としての試みで、書き方の根底に”イギリス文化的進行”とか、既に知る範囲で
ちょこちょこ混ぜてます。
初稿は基本、自分では気付けないレベルで手本を元に自然に指任せにしてます(初めてなんで)。
それから書きながら、2稿以降ここはこれが参考と、今後の為に注釈つけて原典探したり。
(何か感じる・・・原典?それとも皆の案?まさかの閃き?みたいに)

<企画の名前>
これは流石に自分しか決められないかと。>>500の様にキャラ案から考え着いても、
「何が今の自分にとって興味深いか・絡めていくか」が飛躍してるので。

<タイトル>
同上。ただ>>500みたいに、タイトル付き或いはタイトルだけ投げたりも良いかと。
そこから連想できます。

<大半の要素>
初めから「絶対入れんと・・・!」とは思ってない。>>507みたいに、序文まで
書けるストーリーを考えてから組み込めるか?って挑戦してます。
或いは暫定的に>>498、断ってみたり。
基本ここに幾つでも並べておいてくれると、最初に自分がそう連想した様に
「ゲーム・・・fate、学生寮・・・、カレイダーとかロードとか分からんけど、イケるやん?」
となるかも知れないので。

<大聖杯>
unlock・原作とのリンクは未定。だから20XX年。ただ知る限りapoやfakeがそうであるように
「これだけ大規模なら流出しうる」という可能性はあるかと。
それにこのアイデア自体が、例外に模倣を産めるだけの大きさを持っているので。

他にも英雄だけ、とか、魔術だけ、になったら普通の物語・ラノベですし。
月姫や空の境界の様に、自分で伝奇や講談を書けるだけの下地の持ち主も、既に居るのかも
知れません。
そうなったら「物語、わけてもtypemoon自体が共有された設定」になります。


こんな感じです。


515 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 11:09:30 c5cUoArk0
使わなくなったアウストラリス博士やタイターニア実験の方はこっちで何か書いていいのかい?


516 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 11:17:01 pP2tsfHA0
基本的に何しちゃダメーとかないスレだったと思う


517 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 11:20:23 4sIPnZS20
見た感じある程度マスターのクラスについて先に固めた方が良さそうな気がする。
カレイダーもそうだけど、フェイク・サモナーとか使うのならサーヴァントもそれに合わせた仕様で作らないといちいち改変とかしないといけなくなると思うし


518 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 11:24:18 LuVayIlcO
とりあえず基本ででた分
支配者(マスター)
転身者(カレイダー)
偽召者(フェイク・サモナー)

案で出した分。
器召者(カプセル・サモナー)
憑依者(システム・アバター)
継承者(サクセサー)


519 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 12:23:59 SC4aMSkIO
その前提で作成してる。
だからApoが欲しかったんだけど高くて・・・。
ルーラーとかダブルサモン?とか、ルールに突っ込んで書き上げた様だったから。
あとフラット。
それから魔術刻印の修復とか事件簿概要にあるし。
amazonしかないかな。


520 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 12:25:40 Gr3QwMPY0
マスターはそのままマスターで良いとして、とりあえずはカレイダーとフェイク・サモナーかな。
カレイダーはクラスカードかそれと同じ機能を持った何かを配布。配布されたものに関しては>>512みたいな感じで。
クラス適合条件として限定展開時に媒介に使えるような礼装或いは武装を持っていること。
また最初に配布されるクラスカードなどはマスターの持っている礼装や武装に応じたクラスが適応されることが多いとか。


521 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 17:22:56 S2KjQlT60
>>511
多分だけどfateの創作系英雄の基準は版権切れてるかどうかだと思うから難しいね

偽召者(フェイク・サモナー)ってのはFake初期案のA氏みたいなかんじでいいかな?


522 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 17:53:04 wnnysx9A0
カレイダーを「カード無しで如何に登場させるか」で、一応完成したぜ。
見たい人居るか?


523 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 17:59:17 pP2tsfHA0
あんまり勇みすぎて空回りしないようにね
頑張って


524 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 18:02:07 wnnysx9A0
>>523
気を付ける。量は結構多くなった。


525 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 18:09:31 jUBKVopk0
書こうと思って初っ端書ききる人ってやっぱいるんだな……四行ぐらいで毎度挫折するわ


526 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 18:10:03 S2KjQlT60
【セイバー案】
身分の高そうな服を来た冒険者のサーヴァント。
幾多の物語に登場し、無理難題を乗り越え、
その度に黄金の宝物や不思議な生き物、美しい王女を手に入れる主人公気質の冒険家。
兄の裏切りなどでよく死ぬが、その度に命の水で生き返っている。
基本的には好奇心旺盛でなんにでも挑戦する前向きなチャレンジャー。
真名はロシア民話に登場する英雄であるイワン王子ことイヴァン・ツァレヴィチ
黄金律やら幸運やらでなんとでもなるタイプの人
宝具は魔剣クォデネンツであるが、クォデネンツというのはエクスカリバーのように特定の剣を指す言葉でなく、
魔剣のような定義の言葉であるため厳密には「イワン王子の持つクォデネンツ」であり、
多くのクォデネンツが存在し、その担い手の数だけ特性が存在する
イワン王子の場合は「一薙ぎで軍を圧倒する対軍宝具」である

アイテム探したり、ミッションクリアするのが得意な英雄。ゲーム向き。
ロシアではアニメ化されるほどの人気ぶりである。


527 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 18:18:16 wnnysx9A0
ストーリーではなく、「こういう仕組みだろう」っていう一番基礎の部分だ。
>>520の様にUSBインストールで外部からも勿論ありだが、ゲーム製作者=大聖杯作成者が主人公なもんで、
「どういう聖杯戦争ルールでカレイドなら妥当なのか」を考えた。
見たい人、というより俺が仕組みの検証をして欲しいんだが。


528 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/24(金) 21:38:47 CX.79cmI0
>>クラスうんぬん
自分で素っ飛ばした原案を出しといてアレなのですが
まず、開始時の任意選択か自動当て嵌めか。クラスチェンジ可能か不可か、で色々前提が変わりますね

一般人が多数巻き込まれ、フェアな状況に置かれるというのも舞台の特徴なので、
任意選択なら魔術師は可能で一般人には無理、という要素はこの段階では無しの方がいいかな、と
イレギュラー的なものや、優遇措置やクラス絞りという形なら、なんでもありでいいと思いますが

>>521
年代的に権利切れてるのは、先祖の侠義小説辺りでぎりぎりみたいですね

偽召者についてはその通りです。変更点は多いですが、エイプリルフール企画を参考にさせてもらいました
令呪消費はゲーム的に重すぎるので、リスクは一時封印に
サーヴァントが意思を持たない扱いにしたのは、複数人登場した場合、書き手の負担が大きすぎるという判断からです

>>527
投下して検証を頼めば、たぶんやってくれる人も出てくるよ、と


529 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 22:30:08 c5cUoArk0
正直、書こうとすると〈支配者〉が何だかんだと一番やりやすい
他のクラスだとサーヴァントの意志があるか不明瞭なんで何か味気ないかなと


530 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 22:39:08 GC2S4dyk0
>>529
フェイク・サモナーだとA氏みたいに召喚候補は複数な代わりに短時間のみの使役。或いは意識を持たないサーヴァントを複数体使役出来るかのどちらか。前者ならサーヴァントとの交流も可能かな。
カレイダーは原作のルビーみたいな感じで限定展開するための媒介となる礼装とかに意思が宿る感じで交流出来ることにすればその辺は解決出来そうだが


531 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 22:43:52 wnnysx9A0
>>528
アイサー。この2週間ちょっとが多分一番暇なんでちょっと駆け足なんです。

<転身者>について

・率直に言うと「クラスを介して該当英霊の力」を操る者。
・この為、「クラスに中身として入った英霊」が一騎必要になる。
・基本、カードみたいに「力が削減されてる」時しか無理。
・英霊を直接力として取り込むのは多分無理。
 (無限の魔力を操る魔法少女+器のデカイ聖杯体質なら可能かもしれん)
ここまでが基本。

ここから考えられる可能性と疑問として

・マキリでもアサ次郎を媒体にしてハサン召喚・好きなクラス選べない、ダブルサモン・マルチクラスは
 鯖スキルなんで、
 「クラスという枠を直接弄る」のは無理。だから「鯖と同じクラスにしか成れない」。
 例外が、開始前のクラス個数の増減(Apo)、召喚前・後のイレギュラークラス化。
 7騎ともアサシンしか居ねぇ!とかの縛りプレイ化は不明。

・転身した場合、自分の鯖は死ぬのかどうか。あるいは弱体化とかになるのか。
 その時点でルールに抵触しないか。カードではないので、マスターへの影響は。 

・そもそもカードがそうであるように「クラス」と「サーヴァント」は別物なのではないか。
 仮に「空のクラス・カード」と呼ぶべきシステムが発生した場合、そこに鯖を「捕獲」出来るのか。
 ジークとか、霊核譲渡とかどういう仕組みだコレ。

・これに併せて、鯖が死亡した時「クラス」と「サーヴァント」は同時に脱落するのか。
 「クラス」だけでシステムに残って居たりはしないのか?そこへのアクセスは誰でも可能か。

って所だ。検証頼めるならプリーズ。


532 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 23:10:47 GC2S4dyk0
>>531
その理屈だとカレイダーというよりはシステム・アバターじゃない?
カレイダーの夢幻召喚と限定展開には英霊の力を取り込む必要はないし。限定展開は原作ならステッキを媒介に英霊の座へとアクセスすることで宝具の力を一時的に具現化する仕様。
夢幻召喚はクラスカードという通行証を用いて役割に応じた英霊の力の一端を写し取り、自身の存在に上書きすることで行う擬似召喚。
すなわち英霊になることが本質なわけで。
英霊の力を直接取り込むのは心臓という一部とはいえジークとかそちら側の領域かなと。ホムンクルスだと英霊の一部くらいなら体内に留めておくことが出来るとかなんとか


533 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/24(金) 23:11:38 LuVayIlcO
>>529
でも結社とかのメンツとか考えるときに一人二人はカレイダーやフェイク・サモナーは入れたいな。


534 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 00:34:03 FfeWRAok0
じゃあ、そういう諸々含めて一度書いてみたいと思います

Fate/Dream Of Grail 〜邯鄲の杯〜
「ああ今日は最高だ最高の日だ!空もこんなに澄み渡っているッ!」
「今日は曇りだったかと思いますがミスター・アウストラリス」
「無粋だな君は。私の心の天気が、ということだよ」
「はあ」
ケラケラと笑う碧眼の白衣の西洋人に、冷めた様子で傍らに控える民族衣装を着たアラブ人の男。
一見して共通項のない二人であるが、どこか淀みを含んだその眼差しは同種の物ともいえる雰囲気を感じさせた。
魔術師。
些細な、されど絶対的な共通項。
魔術師とは「根源」と呼ばれる全ての始まりにして最終到達点でもある概念に魔術というアプローチを以って辿り着かんとする者たちのことだ。
過去に存在した神秘を辿り「根源」への到達を目指す行為は魔術師としては真っ当な姿勢である。
但し、この場にいる二人に関しては神秘を学び根源を求める真っ当な魔術師の有り様とは異なっているのではあるが。
「さ〜てと、サービス開始の日だ!待ちに待った今日!この日ィ! イブラヒム、お前やガリアスタの資金提供の協力には感謝してるともさ
まあ、ガリアスタの奴は何でか死んじゃったけど! でも、今機嫌がいいからどうでも良しッ」
「歴史が浅く、さりとて金だけはある家門の我々にできることはこのくらいですよ。とはいえ、髭も生やしていないあの協会かぶれの屑と一緒にしてもらいたくもないのですがね」
「おおっと、失礼。イブラヒムは彼みたいな自惚れタイプでもなかったね。っと、ところでこの部屋暗いねえ」
そう言って、アウストラリスは薄暗い部屋を見渡し照明のスイッチを付ける。そして、奥の広大な空間が照らされる。
その中央に鎮座するは、一つの細長い水槽。
中に浮かんでいるのは、一つの脳髄。 しかし、脳髄だけのその存在はまだ『死んで』いなかった。
アウストラリスはそれを見て、蕩けそうな笑みを浮かべる。
「おはよう、エレナちゃん♪ 君に与えた『大神血統(テオゴニア)』の調子はどう?元気?」
意識のない脳髄に猫撫で声で話しかける男の様子は不気味極まりなかったが、イブラヒムは諦めきった表情でそれを眺めている。
「さあ、十二のメインフレームによるヘブンズフィール・スピログラフ計画。その中核は君だよエレナ、マイヒロイン
今度はタイターニア実験のような失敗は起こさない。MMORPGという環境のもとで、彼女の虚数属性は完璧に働く」
「……私も科学技術にそれ程抵抗があるわけではありませんが、しかし、流石にオンラインを利用するとは。時計塔の連中があなたの論文に青筋を立てるわけだ」
「わかってないのは、あの老害共だ。魔術は過去、科学は未来。アプローチが違っても到達点は一緒さ。
科学は魔女の端女といっても過言じゃないんだよ。それに、組み合わせでもしなきゃ、片方だけじゃ世界を食い潰す」
そこで、一端沈黙し、一種の使命感と真剣さを帯びた顔つきとなる。
「私は未来を不毛の鋼にするつもりはない。だからこそ、アトラス院の力も借りここまでのことをした。時計塔でも新しいエルメロイのロードの弟子は柔軟な発想をしていると聞く。
いずれ間違いなく邪魔は入る。だが、結末を変えられるものはいない。    ―――さて」
アウストラリスは腕時計を確認し、緩やかに笑む。
「時間だよ」


535 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 00:40:45 FfeWRAok0
すんません、眠気が凄いので今日はここで終わりです。


536 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 01:27:35 mjPJK0oA0
>>532
元が「ゲーム内部でいかにカレイダーとして振る舞うか」なんで。

厳密なリアルバトルは自分の作品では無しです。
基本「ゲーム内システムのコマンドを介してのみ実行可能な技術」です。
座への直接アクセス権はステッキのみの特徴で、現実にはあの二本以外は不可能です。
恐らくは現界と固定=ユスティーツァ 座へのアクセス=ゼルレッチ 令呪=臟硯 が
聖杯システムでの役割かと。

その為、写し取るのではなくて直接「自身の鯖を介して転身する=制約付き・直接的」に
なるのかな、と。
臟硯すら真アサは「小次郎という殼の中」だったので手間を省いたのかも知れんが、
恐らくは一旦開始すれば製作者ですら鯖に対する干渉のみで「クラス及び座」にはアクセス
出来ないルールかと考えた。
ルールブレイカーやスキル・魔術特性はまた別だが、といった所。
だから、パンピーは普通にジョブとして「カレイダー」を用いれる。
その時のリスク・アバターへの(作品によってはマスターへの直接的)弊害は何か思い付きますか?


537 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 01:45:56 ZBQ6NasI0
>>536
いや、座へのアクセスに関してはクラスカードが重きを置くからステッキ固有の能力ではないはず。ステッキ無しでも夢幻召喚可能だからね。あくまで媒介となる何かが必要なだけ。


538 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 02:04:27 7TOo6kR20
それにしてもシェアワールド的な基盤設定統一はどうなるんだ


539 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 02:21:46 mjPJK0oA0
>>537
指摘ありがとうございます。
スッテキによる変身と英霊アクセス変身はまた別の能力、別媒体・礼装?と。
把握しました。
いずれにせよカードは出さないので「ゲームシステムから鯖にアクセス」する
カレイダーを出そうと思います。
クラスと限定展開・夢幻召喚のメリット・デメリットはその時にご指摘下さい。

クラス案で kaleider 以外に magicalist ないし lyricalist (魔法少女)とか良ければどうぞ。


540 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 02:36:19 mjPJK0oA0
>>538
ぱ、パラレル・・・? 
20XX年で、主人公が大聖杯ゲームシステムの考案をするので「6次聖杯戦争後解体、術式が公開された」
設定で行こうかと。
それによって「力があり、十分な霊地を押さえた家系が稀に聖杯戦争を起こす世界」です。

カレイダーは少なくともゲームシステムで格好よさを演出する為のシステムの一部で、「本当の鯖」を
連れている7人は選択不可能なマスタークラスかと。


541 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/25(土) 17:30:11 xBWmW1Ic0
【マスター案】
由緒正しき魔術の家系の次男として生まれた男
自らが家系を継ぐことができなかったことに憤慨し、家を飛び出した。
兄も自身も魔術回路の数が比較的に少なく、このままでは家系が魔術から縁を切られかねないと懸念し、
聖杯戦争で勝ち、箔をつけることで良質な母体を手に入れ、自らの子を使い家系を奪い取ろうと画策している
性格はプライドが高く、非常に苛烈であり、自らを認めない他者の存在を認めない。
また、魔術師らしく残忍であり他者の犠牲に対して一切の感慨を持たない。
サーヴァントを道具、奴隷と見下しており悪辣な態度を取る。
魔術師としての能力は優秀と呼ぶには僅かに及ばない程度でルーン魔術を行使する。
「聖杯戦争を生き残った」という箔のみを求めるため、聖杯に対しては特に疑念は抱いていない

典型的な生き残れないタイプの魔術師。というか即死タイプ


542 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 00:15:46 1.5kjMts0
>>539
単純に理論はともかく転身者のクラスとしてカードのようなものを使って変身する方がらしくない?
なんというか仮面ライダーが変身ベルト無しで変身するみたいな違和感を覚える


543 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 07:05:18 MAAOaFZc0
>>542
ナカーマ。
まず頭に浮かんだのが、メインの戦闘技能には据えられないな、で。
一人でもやれてしまうと「どういう事情で転身出来るか」を考える事になるけど
イリヤ読んだ限り非常に強力で「置換によって劣化した能力を互いに撃ち合っている」とは
とても思えなかった。
あの世界はサーヴァント=本人という枠によって、戦闘補整が均質になってると思う。
バゼットさんの質は高いので鯖を殺せそうですが「撃ち合い」は正に異常事態に見えた。
代行者と少女の経験値の差、神代直送アンサラーとはいえつまりは
転身者を滅ぼすには「サーヴァント」か「一級の中でも更に戦闘特化した」
(切継とかapoの獅子劫さん?みたいな)魔術師か魔術使いでもないと、無理に近いかと。
何故なら、向こうは感覚的に「傷付ける事」「宝具の行使」すらできるのに、こちらは
士郎レベルでは、戦う意志が固まる前に遭遇戦で死ぬかと。
鯖=本人なんで「手加減」とかしても力の純度が違い過ぎる。
ましてや「置換魔術の劣化」はエインズワースのみの特性なので劣化もしてないんじゃ?と。

なので、やるからには「やっぱりマスター全員なんらかの事情で転身可能」か
「噂だけ、もしくは登場しない」「中ボス〜クラス」にしないと戦闘格差が酷くなるかと。

「転身シーンがカード」はらしいんですが、出すとこれ程強力かよ、と思って。
やっぱりいる幼女マスターが第一候補なんですが、悩み中。
ただ「カードが出る変身演出」はゲームらしいなぁカッコよす、と思う。


544 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 12:26:35 MAAOaFZc0
ただ、こうやって意見に対する感想や着想を長く書いて行っても詰まらんので、
これからはようやくだが、unlockの様にお話だけスレして行こうと思う。
長いこと質問に付き合わせてすまんな。


545 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 13:44:17 Dkntwf2U0
>>413みたいな感じのカレイダーとか


546 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 17:47:42 t3I811Ik0
>>543
あんまり言ってることの意味が理解出来ないのだが転身者のクラスというのはマスター自身がサーヴァントと戦闘可能というのがメリットだからそこは当然なのでは?
意識の問題にしても支配者のマスター側にはサーヴァントが居るのだし遭遇戦で必ずしも負けるとは限らない。
というか転身者側が高位の礼装持ちだけだとしたとしても、最初からそんな宝具の性能を理解して戦えるわけじゃないのだし、基本的に自身の戦い方を確立してるサーヴァントとではむしろ初期は不利になると思うのだけど。


547 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 18:12:22 EUsten220
スレが活発になるのは嬉しいけどなんか若干空回ってる寒が……


548 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 19:28:30 MAAOaFZc0
>>546
カレイダーは基本、英霊の力を自分の物に出来るんだろう?
エインズワースのとこがどうやって訓練を積んだかわからんが、「ほぼ同化」と
言えるんじゃないか?確か人生経験をある程度共有するとか。
であれば、礼装を持つ云々以前に「そのサーヴァントの戦い方」もある程度機能に
収まっているんじゃないかと。
むしろ何故「ダメージが通る・戦える・宝具の使い方はまだわからない」で済むかわからん
のだが。
一般人が瞬く間に英雄本人と渡り合える、それがカレイダーの恐ろしさで、サーヴァント
戦の前提すら覆す危険なマスターの誕生かと。
それともあれ「ステと宝具の使用権」だけなのか?
なら俺の漫画の読み間違いだが、認識に齟齬があるな。
それとも礼装媒介のインクルードと英霊化のインストールが分けてあるのか?

俺はUSB派に近いので文字通りのインストールのみの前提で今書いてるが、皆はそもそも
カレイダーはどういう能力のつもりなんだ?


549 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 19:53:05 MAAOaFZc0
プリズマ☆イリヤとは違って、間違いなく切嗣系の邪道の技術かと思ってる。
真っ正面からよりによって魔術で不意をついて、マスターだって当然狙いに行く。
マスターが魔術師であり鯖が反応してくれようが、ぼんやり変身シーンを見ていたら
E〜A++相当の速度で攻撃が飛んでくる筈なんだが。

むしろカレイダー同士=鯖同士だから初撃で即死させられないで済んでいるんだとばかり。
魔法少女ものは非情だと聞くし、違うのか?


550 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 20:11:20 t3I811Ik0
>>548
言い方変だったから申し訳ないけど、あくまでそんな理解して使えるのか?という話で、ようは最初から十全に宝具なり戦闘技術を使える前提なのがおかしい
いくらサーヴァントの性能を手に入れようともそれを扱うのはあくまでマスター自身だからね
戦闘経験とかがあっても精神がそれに追いつかなければ実力的に落ちる例も存在している
使えばサーヴァントとも戦闘可能だが最初からインストールしたサーヴァントと同等の戦闘は不可能だと思う。極端な話、相手側のサーヴァントの力に恐怖すれば動きは鈍る
それは通常のサーヴァントでもあり得ない話ではないが、そうなる可能性は転身者の方が高いはず
それに高位の武装持ちなんかは自身の戦闘スタイルを確立してるだろうから最初はその差に戸惑う可能性もある。当然それが後々強みになるかもしれないが最初から活かせるもんではないだろう


551 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 20:28:09 MAAOaFZc0
妥当だと思う。
だから、どういう立脚の技術かが作品毎のカレイダーの肝になる。
念入りに準備したエインズワースクラスの輩がいきなり現れるのか、イリヤの
カレイドフォームみたいに戸惑いながら扱われるのか。
それはもう登場作品設定・登場人物の能力しだいかと。
例えばUSBが劣化とはいえ英霊そのもので、インストールした瞬間に人格が消滅する代わりに
英霊がクラスごと一騎増え、令呪三画分の魔力を持って受肉するとか。
当然単独行動可能で、これを他人を媒介に行うのもありだ。
インクルード・インストールという言葉の定義も同様に変わる。

何かおかしいとこあるか?


552 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 20:36:43 jxhO8fEg0
そもそも鯖インストールって人間の容量的に自分が完全消滅かそれを回避する為の大幅劣化を避けられないような
士郎とエミヤみたいに本人?でもキャパオーバーで死ぬんだから


553 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 20:41:45 t3I811Ik0
>>552
理論は原作と同じものにするか、別にして座ではなくゲームシステム内に存在するサーヴァントを元に原作同様の夢幻召喚のプロセスならいけるんじゃない?
物語的に魅せる意味でもカードみたいに可視化出来る要素があると良いかも
転身者自体、そこまでゲーム的に初期からバランスブレイするようなものではないと思うし
まあ、そこら辺は書く人が決めることではあるかな
英霊の力そのものをインストールするのはシステム・アバターの領分じゃないかなって


554 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 20:59:17 MAAOaFZc0
>>552
だから大元はカードで劣化しているし、>>552なら完全消滅システムでの発現なんだが。
マスターの肉は存在するから、令呪三画使い切るまでサーヴァントだけは現界する。
使い捨てとか、最後の悪足掻きかもな。
ジークみたいな相性の良さは無いんだろうな。


555 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:11:41 MAAOaFZc0
>>553
色々残酷システムを挙げたけど、<crossing>は平和的に行くので
「ゲームシステムに裏打ちされたカレイドシステム」の搭載で書いてる。
これなら多くのモブプレイヤーも用いれる。 
「ゲームシステムにオミットされた聖杯戦争」が<crossing>ネタなので、NPCとしての
鯖クラスと座のクラスが「交差」してるんだな。
そしてマスターも鯖もPCとしてはデータとして「同格」だからゲーム内で当たり前の様に
発現する。
「真なるサーヴァント」とも言うべき7騎に関してはもう少し弄るが、この前提で行く 。

結局最後まで、カレイダーの設定書いてしまったじゃないか。


556 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:15:56 MAAOaFZc0
で、システムアバターってのは何度か出てるけど一体何なんだ?違いがわからん。
>>555システムではカレイダーって名乗らせたらいけないのか?


557 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:25:26 t3I811Ik0
>>556
システム・アバターは憑依者というルビだからサーヴァントそのものを憑依させるのならジークやレティシアの例を踏まえてこちらかなと
ジークはホムンクルス故にサーヴァントの力を一部であるなら体内に留めておけてそれを元に令呪で黒のセイバーになる。レティシアの場合はレティシア自身がジャンヌとほぼ同一だからこそレティシアを素体にルーラーを召喚することが出来た
転身者だとそもそも存在自体を上書きするから複数のサーヴァントへの転身を可能としていると思われる


558 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:28:10 7kSpF8y2O
>>556
体に顕現したサーヴァントの人格の有る無しなイメージ。
たぶん遊戯王の相棒とアテム状態になってて、チートや特殊な令呪の使用は談合してからかなぁ。
たぶん超稀少クラス。


559 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:36:56 MAAOaFZc0
なる。
他、色々自分の中で決定させてあるけどそれを作品に用いてもok?

他の人も別に被っても全く構わんので、ひとまず俺のカレイダー定義は>>555です。


560 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:47:23 t3I811Ik0
>>559
良いんじゃないかなというより、その辺余程変な理屈でも無けりゃ問題はないでしょう
ただ個人的に変身とかの時にはカードとかそういうの使ってくれた方が格好いいかなと思っただけだし


561 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/26(日) 21:56:54 MAAOaFZc0
オミットなんで、多分チートはしない筈。
>>560 >>その他
なるべく頑張りたい。付き合ってくれてありがとう。


562 : ◆AWvm2QqdVs :2015/04/27(月) 00:39:01 TgTrDe4c0
えっと、投下案に使うための共有設定は別に定めてしまっていいのかな、これ
もちろん、アレンジの有無や複雑な細部は書き手さんが各々に決める事ですが

OKなら月の変わり目ぐらいに既存の意見を元に纏めるので、
今のうちに支配者、転身者、偽召者について、意見やこの部分は決めておいて欲しい、という点を挙げてください
案として出して貰った器召者、憑依者、継承者はまだ意見が少ないので、後に回す事にします


563 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/27(月) 00:57:26 sP6/KR1QO
了解しました。


564 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/27(月) 00:57:50 3Ypivzs.0
偽召者だけど意思を持たないサーヴァントを複数使役は器召者の元と思われるカプさばと被るかなと。
そもそも器召者を採用するのかどうかというのはあるけども。


565 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/27(月) 01:38:05 Yi6aYf0c0
新企画で盛り上がってるとこアレだけど
UNLOCKのwikiにビリー・ザ・キッドのイラスト上げときました!
気になる人はまとめwikiのアーチャーのページをチェックしてね

キッドの服装モチーフはマカロニウエスタンの名作
『夕陽のガンマン』の名無しの男+ワイルドアームズ2nd
やっぱクリント・イーストウッドはかっけーわ
描いた後でもうちょっとショタっぽくしてもいいかなとも思ったけど
その辺は各自脳内補完して下さい

ライダーとランサーは描いてる方がいるようなので
次はウィンちゃんあたりいってみる予定
女性キャラが出揃ったら乳比べも描きたいね


566 : ◆IO/jvs2O9g :2015/04/27(月) 01:48:26 Yi6aYf0c0
おっと酉つけ忘れてた
ついでに描きかけのウィンちゃんも貼っときます
溢れでるコハッキーマインドが表現できていれば幸い・・・
髪型とか服装とかリクエストあればどうぞ
http://getworld.ddo.jp/pt/file/1430066738.jpg


567 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/27(月) 20:30:46 da7/nPqY0
アーチャー絵、乙です!
マスターやられたら復讐鬼モードで、ポンチョと帽子深々と被って
血走り片目とか。あと某宇宙世紀の緑色量産二足歩行兵器のように
サブウェポンとか装備バリエーションが沢山……。

ウィンちゃんは毒というか蠱惑的なエロスが欲しいです。個人的には。


568 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/27(月) 23:15:44 TwKdPWU20
乙です!
ウィンちゃん現時点で普通にらしい感じで違和感ないなぁ、よりよい意見が自分には思いつかない
そしてアーチャーかっけぇ……


569 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/28(火) 05:17:46 aLGY4ElM0
oh・・・ 相変わらずすっげぇなぁ
案ってか、ウィンさんは毒婦とか尻がでかい(チャイナキボンヌ)ってのを読んだけど
ちょっとお尻小さい?

基礎設定は字面から考えたらどうよ
支配者→(自分の鯖の)マスター
転身者→自分の姿の変化・変身
憑依者→変身、但し憑依なんで自分のボディーは別に残る、対象の肉体スペック依存
みたいな


570 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/28(火) 07:06:43 Rfpy4FgU0
アーチャー絵、乙
思いのほかイケメンでビックリ
次元みたいの想像してた


571 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/28(火) 23:19:26 Gy5gXm6E0
器召者、憑依者、継承者は不要な気がする


572 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/28(火) 23:20:44 HIavZGDg0
アーチャーの姿、もっとショタとかガキとか言うレベルの幼さで想像してた正統派な見た目でビックリした


573 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/29(水) 00:58:04 VGTEpR5w0
>>572
俺も似たような想像してたけど絵を見て好きになったわ


574 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/04/29(水) 16:41:25 BTlx5p2Q0
少年と青年の中間くらいでしっくりくる


575 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/02(土) 00:25:47 CqziKVWg0
UNLOCKの続きは、もう少しお待ちください。出した企画関係でわりと時間を喰ってしまった……

>>565-566
アーチャー絵、お見事です
身長設定ではジェイミーはもちろん、他の女性陣にも押されがちなだけに、これくらい恰好良くないと
ウィンちゃんは書いてる当人の描写より、以前の話題の方が詳しかった感じですね


576 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/02(土) 00:28:44 CqziKVWg0
とりあえず、予告していたマスタークラスの共有設定と纏めを置いておきます
マスタークラスついては共有設定側に落とし込んだ関係で、現状は纏めから抜けています

●マスタークラスの基本設定
 ゲーム中の設定ではPCは英霊の力を扱い、聖杯を求める者と定義されている。
 英霊の力の扱い方、という区分けで幾つかのマスタークラスが存在し、ゲーム開始時に自由に選択する事ができる。
 ゲームの仕様上クラスチェンジは未実装だが、事件後は聖杯の力などで例外的な変更も可能となった。

<支配者>マスター
 最も基本的とされるクラス。単体のサーヴァントを使役し、マスターが魔術でサポートするスタイル。
 他のクラスのように、複数の英霊の力を借りる事ができないが、サポートクラスによる自由なビルドが可能。
 総戦力はマスター+サーヴァント+サポートクラスで欠点もなく、最も安定している。

 サーヴァントの初期状態は全能力E、スキルと宝具は封印、とExtraに近い状態だが、
 マスターのレベル上昇に応じて、任意の順番でサーヴァントの能力を解放していく事ができる。

 事件後はサーヴァントとの意志疎通の不備が原因で、悲惨な末路を辿ったプレイヤーも数多い。
 大半は名無しの英霊や英霊候補が宛がわれるが、素人が大英雄を引く可能性もゼロではない。
 サーヴァント選択については、後に魔術回路の保有者や触媒を持ち込んだ者に、優遇措置が発生する事が解明された。

<転身者>カレイダー
 クラスカードを使用し、自身を英霊と化して戦うスタイル。その際は衣装変化が生じる。また武装だけの限定展開も可能。
 自分自身が英霊の力を得られる事、複数の英霊の力を扱える事が主な特徴。
 総戦力はマスター(サーヴァント相当)のみ。複数の英霊の力を操り、柔軟性で優位を確保していく事になる。

 夢幻召喚中は英霊のあらゆる能力、経験の獲得が可能だが、その度合いはマスターのレベルに左右される。
 初期装備は中身のないクラスカード(能力はサーヴァントの最低限)、限定展開にも使用できる礼装。
 クラスカードは転身者がサーヴァントや敵として配置された黒化英雄に止めを刺す事で、新たに入手する事ができる。

 経験は獲得できても、人格の補正には限度があり、事件後は戦闘を極度に恐れる転身者も数多く存在する。
 夢幻召喚は本来、莫大な魔力を要するが、ゲーム世界では大聖杯から賄われているらしい。
 強力な武装を持ち込んだ者には、初期装備のクラスカードに優遇措置が発生する。

<偽召者>フェイク・サモナー
 最大MP(魔術回路)と令呪を一時封印する事で、短時間だけ意志を持たない複数のサーヴァントを使役するスタイル。
 複数の英霊を操り、数で押す姿は圧巻。強力ではあるが、時間制限が存在している。
 総戦力はマスター+サーヴァント複数。瞬間的な戦力では最強のクラスだが、厳しいリソース管理が強いられる。

 封印された最大MPはサーヴァントの送還や消滅で元に戻るが、令呪は一日経過で一つしか封印が解除されない。
 召喚するサーヴァントの数が増えれば増えるほど、最大MPの封印量は大きくなり、維持や補助が難しくなる。
 他のサーヴァントの情報マトリクスを獲得する事で、使役できるサーヴァントが増えていく仕様。

 事件後は指示がサーヴァントの戦闘速度に追いつかない偽召者が多数発生した。その場合は、オート頼りになる。
 長丁場となる大規模戦闘では、交替要員を含めた管理も必須で、色々な意味で上級者向きのクラス。
 初期のサーヴァント、優遇措置は支配者とほぼ同じ扱い。

・保有制限
 際限なく転身者や偽召者が扱えるサーヴァントの数を増やす事は、バランス的に問題があるため、
 転身者のクラスカードの保有制限は七枚。偽召者が使役可能なサーヴァントの登録枠は七騎が限度となる。
 そこから新たに獲得した場合、それぞれクラスカードの破棄、サーヴァントの登録解除を行わなければならない。

・サーヴァントの意思について
 基本的には、支配者に宛がわれるサーヴァントには意思が存在しており、
 転身者のクラスカード、偽召者のサーヴァントには存在しない場合が大半。
 ただし、希少な例だが転身者のクラスカード、偽召者のサーヴァントに英霊の意思が宿ったケースも確認されている。
(相反する意見があったので、とりあえず両方あり得る、という形にしておきます)

・器召者、憑依者、継承者
 ひとまず、保留。他を優先した方がいいかも知れないですね。
 差別化の案として思いつくのは、偽召者と器召者については、サーヴァント弱体化の代わりに各制限や消耗が緩い、とか。


577 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/02(土) 00:29:47 CqziKVWg0
●ネトゲで聖杯戦争(仮) 案まとめ
・企画案
>>386-389
>>446 小聖杯について

・企画名&タイトル案
Fate/On-lines >>410
Fate/EXODUS >>443

・登場人物&サーヴァント案(マスターとセットになっている鯖は、マスター側に表記)
マスター >>405 >>451-452 >>456-457 >>462 >>505
セイバー >>393 >>499(現代文学?) >>526
アーチャー >>399/>>473
ライダー >>461/>>479
テイラー(語り手) >>416 >>417
複数 >>440 >>465

・設定案
>>415
>>419
>>430
>>444
>>458

・ゲーム設定案
>>418
>>459
>>490 >>496
>>494 NPC神父
>>495 マスタークラス名案

・舞台案
中央巨大ダンジョン >>432
太極図型の大陸 >>433 >>436
各サイクル >>443

・敵案
妖精/巨人モンスター >>441

・破損騎
>>454 >>455


578 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/02(土) 02:10:13 Uf.CEI2c0
憑依者はレアなクラス扱いでなら出せそうだけど、継承者はバゼットみたいな方式なのだとしたらバランスの調整難しそうかな。
マスターが宝具使えてサーヴァントも使役可能となるとねえ。かといってマスターに宝具を持たせただけでは転身者とかの下位互換にしかならいし。
器召者は使うのだとしたら設定的に今の偽召者の設定を器召者にして偽召者をA氏方式にするとかにしないと差別化は難しいと思う。
役割被ると二つに分ける意味なくね?となる。


579 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/02(土) 11:00:02 gq5SACBg0
ぶっちゃけ器召者を採用しなければその辺の問題は解消されると思う。
むしろ≪召喚士≫みたいなクラス作って、何人かの意思を持つサーヴァントの中から一騎選んで短時間使役可能。時間制限まで使役したサーヴァントは何らかの条件を満たさない限り、再使用不可とかにした方が良いんじゃないかな


580 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/02(土) 14:29:43 gsBF/7tE0
【バーサーカー案】
牛の頭に人の体を持つ怪物。
非常に気性が荒く、男を嬲り殺し、女を陵辱し快楽の限りを貪る残虐な怪物であり、
バーサーカーとして召喚されて理性を失ったため本能に従って動く暴力装置と化している。
宝具として脱出不可能な大結界を持つが、バーサーカーとして召喚された為に任意での
発動は不可能であり、ふとした拍子に自動的に発動され、バーサーカーとその周囲を隔離する。
また、生前多くの生贄を得て暮らしていたことから魂食いによってステータスが上昇する
真名はアステリオス。ミーノータウロスと呼ばれるギリシア神話の怪物である。

真っ先にマスターが食われるか蒸発するため、他のプレイヤーを食いながら生きるサーヴァント
仮にマスターがバーサーカーを制御できたとしても迷宮で隔離される可能性が高い


581 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/02(土) 23:41:10 vBVnms5U0
アセルス・アウストラリスについてネタバレ
実はこの名前、ある星座の星の名前。星座名が分かると彼が何者か分かる。

>>393のセイバー
デンマーク版円卓の第一の戦士、本来はベオウルフ並にゴツイおっさんだが
キャラ被るのでTSした、熊属性は萌え属性でもあるので。球磨型セイバー、
バイキングなので海戦は得意。


582 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/03(日) 00:20:32 ffjdsya60
キャラ被りとか言い訳するなよw
素直にムチプリキャラが好きだからって言い切っちまえよ


583 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/03(日) 00:31:34 /cV0Cvnc0
ああそうだよ! マイナー伝承追いかけてサーヴァント考えてたら、変なスイッチが入っちゃったんだよ!!
こうなったのはぜんぶ虚淵のせいだ! あいつがまどマギ12話で熊魔法少女出したからだ、畜生めwwww


584 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/03(日) 00:50:46 A2mOJzzE0
むっちり肉付きの良い女セイバーはいままでいなかった気がするので
こう、はみでる勢いで筋肉と脂肪がついてる感じなのはその…ふふ


585 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/03(日) 01:18:31 89STz5xU0
ムチプリかぁ
美(エウロパ)でも野性(ロボ)でもなく単に肉質・肉感的というのもまさに人間らしくていいと思うぜ
業の深いことだ・・・


586 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/03(日) 12:08:29 /q1.j8zY0
>>473の宝具について捕捉
師に劣らぬ模倣の兵(ランツクネヒト)では宝具に位置する武器の模倣はできないため、
騎士王の持つ「極光を放つ聖剣ありきの対城宝具」のなどの使用は不可能だが、
英雄王の「虚空より剣や槍を魔弾として放つ」戦法や征服王の「蹄と車輪による蹂躙走法」などの戦術は使用可能
ただし、使用する武器はあくまでも通常の武器であるため、それらの宝具の持つ特殊な効果は模倣できない
(蔵の宝具の一つ一つの宝具としての属性や、蹂躙走法の雷撃の効果など)


587 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/05(火) 08:19:41 cCneurFA0
>>586
今ちょっとマクミーについて見てるが、この人かなり騎士制度にも関わるな
プレートアーマー改良させたりあれやこれやで超知略派なイメージが出来た
ケイローン先生とかギル達みたいな神霊ランクブーストなけりゃ現実的に強力な鯖だな


588 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/05(火) 17:21:21 kmExp3GM0
実際にプレートアーマー改良したのはコンラート・ゾイゼンホーフェルって専属の職人らしいけど、
精錬技術の発達していない当時、均質で不純物が取り除かれた鎧を作るための鋼の鍛え方の技術も
マクミーが発見したらしいから「錬鉄の英雄」の側面もあるかもしれない


589 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/05(火) 19:01:21 OWA6L8lU0
ベズワルの物語は、山室静の自選著作集ぐらいにしか載っていない。
熊の怪力持ちで、生涯三回しか抜けない魔剣を振るう。
知略や技など闘争の不純物とばかりに暴れ回る、生粋の肉弾戦ファイター。
パパはクマーの変身者、下半身サテュロス&犬足の兄貴が2人いる。

主君であるデンマーク王 ロルフ・クラキに仕え、王の宿敵で魔術師でもある
スウェーデン王アティスルと何度となく戦い、最終的には倒している。
アティスルの娘でスクルダの騙し討ちで命を落とす、そのとき3度目の魔剣解放
を行うが 彼らはここで敗れる宿命だったので、オーディンに魔剣を砕かれる。
オーディンを罵倒し、ぶっ殺してやると息巻く有り様。

スウェーデン人とオーディンが嫌い。そのストロングスタイルな戦いぶりから
ルヴィアとは噛み合わせが良いと思う。
それと魔剣は鞘から抜くと雷鳴のような轟音をあたりに響かせるらしいから、
雷属性のビーム剣(回数制)とか。


590 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/05(火) 23:03:34 cCneurFA0
>>589
山室静ってムーミンの訳者じゃないか 英雄の話も収集があったのか


591 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/06(水) 13:21:16 .b3C.IJ.0
>>590
山室静の自選著作集3巻の小説集(II)。
タイトルはロルブ・クラキ王と熊の子ベズワルの物語、ノルナゲストも載っている。
ベズワルは情に厚い戦士で 自分を泊めてくれた農夫の息子である戦士ホートの
面倒を見たり、ホートを馬鹿にして骨投げる戦士に骨投げ返して打ち殺しちゃったり、
フィンマックールが初戦で倒したような正体不明の怪物退治したりしてる。
他にも嘘の歓待受けて、王とたった十騎の戦士でスウェーデンに乗り込み、大軍相手
に無双やらかしたあげく、敵王の御首級取って凱旋している。

またこのロルブ王は、戦士を殺したベズワルを糾弾するどころか「人を馬鹿にする
のは悪い習慣なので是正する」と言ったり、無礼な若者が装身具要求した時も
好きなだけくれてやって「王に何かあれば命に代えても敵を討つ」と忠誠を誓わせる。
ただ異父妹のスクルダに甘すぎて、最後は謀殺されるの。
なんつーか、ジョジョのジョナサンパパみたいな王様。


592 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/06(水) 17:54:14 q/ZujY2.0
【ランサー】
見た目は、彫りの深いルックスをしたイケメン黒人
真名はメムノーン
エチオピア国の王にして暁の女神エーオースが息子
母の血統に強い誇りを持ち、また自身の実力に対する強い自負がある
真の戦士とは語らず戦いでその真価を見せるものだという信条があるため、大っぴらに実力自慢はしない
父を思い出すのか年寄りは労わる主義
トロイア勢の支援のため黒人戦士を引きつれ参戦、アキレウスとも互角の勝負を繰り広げる
あまりの互角さの余り、エーオースとアキレウスの母テティスの嘆願を受けたゼウスが天秤で勝敗を決め、メムノーンの秤が先に傾いた
そして、勝者はアキレウスとなりメムノーンは殺された。 エーオースは悲しみのあまり空を暗闇で覆ってしまった
上記で察しはつくと思うが、彼は『アキレウスと正当に決着をつけたい』という願いを持っている
アキレウスと同格と言う事からわかる通り、戦闘力的にはギリシャ神話の中でも上位に属するサーヴァント


593 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/06(水) 21:12:36 HkgH9Ci.0
【アサシン】
白衣に身を包んだアンニュイな表情の女性
かつて、クリミアの天使と呼ばれた看護婦
感情の起伏を表に出さず、マスターを含む他人には辛辣な態度をとるが、
病人、怪我人にはまるで別人のように優しく接する。
彼女がアサシン足り得ん理由は「彼女が責任者となった病棟では一時的に死亡者が増える」
という逸話が故。一時でも多くの人を死なせ、その身を暗殺者のクラスへと堕した彼女だが、
それでも、それ故にかどれだけ絶望的な患者であろうと見捨てることは無い。
彼女の願いは「あらゆる病魔、負傷の根絶」であり、そのためならば自らが暗殺者となり、
どれだけ絶望しようが構わないという覚悟で聖杯戦争に挑む。

有名人で女性鯖作ろうとした結果たどりついたのが彼女だった
宝具は彼女の夜回りを欠かさなかったことから「ランプの貴婦人」とも呼ばれた説話と
彼女が責任者となった病棟では一時的に死亡者が増えるという逸話から
生命力、生存率を操作するランプ。ランプには救える上限と殺してしまう上限が決まっており
多く殺せば、多くを救えるが、最初のうちから多くの人間を救えば最後の人間に待つのは死だけである
という取捨選択の宝具。ナース属性っていいよね


594 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 15:11:12 H3gBR1IoO
>>593
自キャラの動く業病患者の浅葉くんとエンカウントしたらどんな感じになるかなぁ。


595 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 20:44:06 zTK.sor20
ナース系の割り切りってその上で両方追及するメンタルって軽く衛宮の
系譜の信念と打ち合えそうな予感がするんだが
ぶっちゃけ女性陣がいなかったらハート砕けないかな


596 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 20:49:22 NB6b7pIE0
聖杯戦争で生き残れそうに無い


597 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 21:01:36 H3gBR1IoO
>>596
普通の聖杯戦争ならそうだが、けど広大なMMOの世界だとなかなか手を出しづらいポジションに収まりそう。


598 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 22:03:08 jxcYl.NU0
【ライダー】
真名はパエトーン。フェニキア王 アゲーノールの祖父でエジプト王 エパポスとは親友同士。
太陽神アポロン(ヘーリオス)の血を引く半神の少女。晴天のように澄み渡った瞳と 陽光のように
輝くブロンドを持つ美少女。純粋無垢だがレーザー光線のように一途。また負けず嫌いで無鉄砲な
ところがあり、一度言い出すと梃子でも動かない。
かつて自らの血統の正しさを証明するために父の元を訪ねて 父の血を引く証明として太陽の戦車を
操縦して暴走させ、地上を焼きつくしかけたことがある。

宝具は太陽の表面温度の超高温の焔と 閃光を纏う戦車で四頭の神馬を繋いでいる。
神馬の名前はピュロエイス・コオオス・アイトン・プレゴン。太陽神直属の神獣のため、
皆プライドが高くパエトーンを軽く見ているが、いざという時は一致協力してくれる。
真名解放することで一度限りの墜落攻撃が可能。ただもうひとつの宝具である エリダヌスの琥珀の河
によって戦車と自身を一度だけ再生復元させることが可能。
彼女はアポロンの血を受けており さらにその加護を受けた聖油を浴びせられた為、太陽の表面にも
等しい超高温でも傷ひとつつかない。


599 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 22:52:25 h.z.Zo1s0
>>596
同盟組んで回復に徹すればそこそこ勝ち残れるかもしれない
まぁ、マスターの手腕が必須だが


600 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/07(木) 23:05:14 NB6b7pIE0
>>599
只でさえアサシンという戦闘力的に頼り無いクラスなのにナースの切り捨てて助けると言う特性で不信感マックスだろ
そもそもアサシンに選ばれた理由が理由だけに同盟組むのが難し過ぎる


601 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/08(金) 04:28:44 8PT4eP.A0
レイドイベント案
複数の強力な破損騎が出現するイベントクエスト
クリア報酬として大量のEXPや限定アイテムが手に入る
各サイクルによってクエスト内容は異なる

【ワイルドハント】
欧州文化圏に属する複数のサイクルにおいて
ランダムで発生するレイドイベント
出現する破損騎はオーディン・ヘルラ、ワイルド・アーサー等
ワイルドハントの首領とされた神霊・英霊達

【百鬼夜行】
ホウライ・サイクル限定で定期的に発生するレイドイベント
出現する破損騎はぬらりひょん、白面金毛九尾の狐、酒天童子等
鬼種・妖怪に分類される者達


602 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/08(金) 20:26:58 3nJQuQoY0
>>600
暗殺者に弱み(傷)見せるとか不安すぎるな
手組んでくれそうなのはフラットみたいな馬鹿か、利用するだけ利用して危害加えるなら切り捨てる
みたいな計画通り系の奴ぐらいかな


603 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/09(土) 00:04:39 sF4dqJAc0
【アサシン案】
陰鬱な雰囲気を身にまとう、黒い和服を纏った妙齢の美女。
その眼差しは妖気を帯び、野生動物のような俊敏さと残忍さを併せ持つ。
肉体改造と変身を兼ねた特殊な気配遮断スキルを持つ。
マスターへの忠義に厚く、いかなる非道も顔色ひとつ変えずに行う。

かつて謀略により命を落とした主君の復讐を遂げるべく、ある君主に
とり憑き怪異を為したが、とある侍の手によって命を落とした。


604 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/09(土) 09:47:01 8tozFJUs0
>>602
西欧財閥下の職業戦争家なら行けそうじゃないか?
マスターが戦う事になりそうだが、補助系宝具としてはかなりヤバげな性能してると思う
特に同士討ちの時とか


605 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/09(土) 10:19:26 3osufA4A0
>>604
上限付きで多く救えば多くが死ぬ宝具とか戦争屋でもノーサンキューですわ


606 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/10(日) 09:47:41 jKrcvxWY0
【キャスター案】
新皇を名乗った反逆者の娘とされる伝説上の妖術使い。
一族郎党滅ぼされた怨念を晴らすべく、呪詛の神に祈り妖術を極める。
父の遺志を実現するため兵を集い、妖術を用いて魑魅魍魎を使役する。

【キャスター案2】
耽美と夢想に生きた美しき青年王。自称 白鳥の騎士ローエングリン。
ゲルマン神話や騎士伝説の世界を愛し、現実に背をそむけ幻想に生きた狂人。
彼の夢想は遂に現実を侵し、自らの城を舞台とした一大歌劇を創演する。

【ライダー案】
ローマ史上最悪の変態皇帝。穢れし太陽神の伴侶。
あらゆる放蕩と倒錯を極めた、千年帝国の頽廃そのものを体現する存在。
かつては太陽神の聖なる御子であり、神の花嫁たるアンドロギュヌスだった。


607 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/10(日) 21:37:25 jKrcvxWY0
【ランサー案】
戦乙女と血を分けた兄弟。神槍グングニルの使い手、非業の復讐者。
戦乙女である姉が婚約者を拒み 英雄ヘルギのもとに身を寄せた。その為に一族と英雄のあいだに
戦争が起こり、彼の一族は全滅した。その報復を果たすべく復讐を司る神でもあるオーディンに祈りを捧げ、
その神槍を借り受けて、義兄を殺害し一族の怨念を晴らす。
だがたったひとりの肉親である実の姉には酷くなじられ、呪詛をかけられた上に追放されてしまう。

真名はダグ。人間唯一のグングニルの担い手、フンディング殺しのヘルギを死に追いやった復讐者。
ヘグニの一族 最後の男子。だが彼と血を分けた姉であるシグルーンは、一族よりも愛するヘルギを選び、
神の定めし掟により 正しき報復を果たしたダグに対して呪詛をかけ、彼を放逐した。
シスコンでストイックなオヂサン系ダメ人間。オヂサンと違うのは愛よりも掟や正義を第一とするところ。
誠実で義理堅いがゆえに地獄へと続く道を歩いていく。しかも自分のやっている事のもたらす結果を理解
したうえであえて血塗られた道を逝く、ある意味救いのない男。


608 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/10(日) 21:40:40 3HJEdPnA0
あ、安定の幸運Eランサーか……


609 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/12(火) 00:02:28 HMISNUGI0
このランサーは女心が分からないのではない、分かったうえであえて無視するのだ。
幸運Eは未亡人にされた姉の呪い…。

【アーチャー】
一介の戦闘指揮官より皇帝の座へとまで駆け上がった近代の大英雄。
軍事学上の天才であり、地上最強とまで謳われた近代陸軍を率い、一時期 英国を除く欧州全域を
その手中に収めかけた。戦争を芸術の域にまで高めたとまでいわれる戦場の申し子であり、戦争で
すべてを得て同時にそのすべてを失った。三兵戦術をはじめとし分進合撃や陣形転換、散兵戦術、
縦隊戦術等の現代戦術にもつながる新戦術を次々と編み出していった。

真名はナポレオン・ボナパルト。
凄まじいカリスマを誇るうえに傍若無人な性格で、どちらが主人か分からなくなってしまう。
その人間的魅力で他者を惹きつけ 言葉巧みに戦いへと駆り立てさせる、生まれながらの狂奔者。
そして戦略眼、咄嗟の機転、緻密な計算で神秘無き近代の生まれながら、旧き英霊たちと互角以上に
渡り合える。実は文化・芸術に対する理解もあり、エジプトの発掘調査を手掛けたりしている。
幼少期は読書家で イスカンダルを尊敬しており、かのジャンヌダルクの復権にも一役買っている。
あまり容姿は良くなかったらしいが、数多くの恋愛を重ねている。
宝具は、かつて戦争芸術とまで謳われた 自身の大軍団。歩兵や騎兵、砲兵から成る兵力を展開し、
彼らを手足のように操る。真名解放と共に、かつて彼に仕えた常勝無敗の将軍たちを召喚する。


610 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/12(火) 12:44:40 2m3VnVnc0
やっぱ皆、谷口幸男の「エッダ - 古代北欧歌謡集」とか読んでんのか?


611 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/13(水) 00:27:54 kIr2mnn.0
>>610
乱読、ネットも本も手あたり次第。

ロボは他のサーヴァント、動物にたとえそうだな。
セイバーは半分は神だから、鷲
アーチャーは銃を持ったコヨーテ
ランサーは同じ狼
ライダーは雌牛
バーサーカーは人の形をした悪霊
例のキャスターは神の如き智恵を持った古いワタリガラス、ってな感じに。


612 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/15(金) 17:37:57 S3.cJr2I0
バーサーカーは人間の形をしている人工物(ロボット)扱いで露骨に嫌いそう
キーパーさんは地獄の番犬って感じだろうか


613 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/16(土) 21:25:39 cVfYWk960
例のキーパーは大地震とか天変地異として認識しそう、ロボ。
で、獣の本能で考えるより早く逃げんの。

タケルちゃんも神霊の類として認識だろうな。


614 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/17(日) 14:14:24 0uUJMX6c0
>>587
マクミーの配下の軍人として赤ザコの祖先でおなじみのアグリッパさんもいるんだな
魔術に関してもそこそこ存在自体は生前から知ってそう


615 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/17(日) 18:27:03 9WoCHt9Y0
>>614
邦訳は無さげだがご先祖様は魔術知ってそうとか雑魚とか言ってられんレベルぽいな
マクミーも言語能力ぱないし、何より国がカトリックの神聖ローマでついでにあの国では
「聖モーリスの聖槍」をずっと伝えて来たそうな
ロンゴミニアドがえらい事になってるがあのセイバーが史実の型月世界って吸血鬼といい
ガイアといい魔術師といい人間が生きてるのが不思議なレベル


616 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/17(日) 20:01:06 0uUJMX6c0
>>615
そこそこ知ってそうってのはマクミーのことな
fakeのリチャードも身内が知ってるから知ってたっぽいし
ご先祖様は型月的にはマジモンの魔術師っぽいし


617 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/17(日) 22:16:29 9WoCHt9Y0
>>616
おっとすまんな
けどそれなら聖堂教会式カトリック神聖ローマ下でガチ魔術師ってどういう人生歩んだんだろうなアグリッパ
魔女の告発を弁護した後で正式に追われたらしいが、魔術師が権勢持ってたの意味が現実と比べてすごそうだ


618 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/23(土) 00:32:06 GvmTE9.M0
【リシミエール礼装案】
月霊淑女(ヴォールメン・ハイドラグラムT)
リシミエールが、かつて最高の性能、機能美を誇るといわれた月霊髄液を参考に創り出したもの。
月霊髄液に自律判断能力を与えた高水準のオートマトンで、高い学習能力を誇る。
高度な情報収集能力と防衛・迎撃能力を誇り、オートで担い手を守る。創作者曰くイージス艦並。
また周囲の環境の変化に合わせて表面を変化させる擬態能力を持ち、高い隠密性を誇る。

ダナイデスの霊視虚構世界でのマニュピレーターでもあり、操縦者の姿を取ることが出来る。
完全な遠隔操作ができるのは最大で50体、機能をほぼオートにすれば最大500体まで操作可能。


619 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/23(土) 12:02:07 GvmTE9.M0
過去の魔術奥義を再現するのが得意とか、リシミエール。
しかもその欠点を改善し、魔術師なら誰でも使える優秀かつ凶悪な礼装に改造する。
で、本人は「また先人たちの叡智の精髄を穢してしまった!」とか言って苦悩すんの。
誰よりも技術に長けるが、それを小手先の手遊びと軽蔑し根源に通じる真の奥義
に到達したいと願っている。

彼の苦悩は根っからの実用主義のダナイデスには理解してもらえなかったりする。
ライダーとの関係といい、「すれ違い」が彼の起源なのかも。


620 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/23(土) 15:21:18 VqRW.k960
魔術が絶えたExtra世界で月霊髄液って存在すんのかね?
士郎はあの世界でもウィザードとして大成したみたいだが
生粋のメイガスであるケイネスは遠坂家みたいに没落してても不思議じゃないで
月霊髄液はおそらくオドで動かせるだろうから使えないわけではないと思うが・・・
でも過去の魔術師達の礼装を霊子虚構世界で再現するのはいい方向性だと思う


621 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/23(土) 18:49:11 .LlStE9U0
本来自分(とその一族)が使えればそれで良い魔術を改善はまだしも魔術師誰でも使えるようにするって実用的にも隠匿的にもマジで無駄だな


622 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/23(土) 19:19:17 ibKMBxdI0
ただ舞台的にほぼ誰でも使えるレベルでなければ礼装として持ち込めないってのはあるかもしれん
これ厳密には魔術と違う再現方式なんだろ
そういう能力の形で西欧財閥傘下に雇い込まれてる系の人、とか?
ダナイデスさんはオペらしいけど、メイガス区分で魔術使いかなんかか?


623 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/23(土) 21:50:28 GvmTE9.M0
魔術協会の"作品"なので、ウィザードやメイガス/魔術使いともちょっと違うと思う。
初期設定なぞるなら「法政科」向きのヒトだろうな。


624 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:27:42 r1IzNDd60
三日目 死徒来襲

 夕日とは異なる赤に染まった眼を輝かせ、異様な狂犬達は機敏に高木達を囲み、間合いを変化させつつも、威嚇を続けている。
 データ上は八割以上が獰猛な大型犬と一致しているが、裏を返せば二割程度は得体の知れない何か、という事だ。
 大まかに位置と数を把握しつつも、高木は自らの劣勢を認めた。

(数が多い。そのうえ、こちらは簡単には動けないか)

 ただでさえ、戦力で劣っているというのに、さらに傍で倒れている金髪の美女、ライダーの身までも守らなければならない。
 もちろん、自らのサーヴァントであるセイバーを呼び戻せば、防戦に徹する事は可能だ。
 セイバーであれば、おそらく自分達の身に傷一つ付ける事なく、守り通す事ができるだろう。

(ただし、増援の有無は不明……いや、確定か。この犬達が足止めか、追跡に使われているのなら、必ず本命の戦力が来る。
 それがサーヴァントであると仮定するなら、いくらセイバーでも防戦一方になれば厳しい。犬はここで殲滅しておくべきだ。
 そして、なにより――)

 ここでセイバーに頼り切ってしまえば、それは共に戦うマスターではなく、単なる足手纏いだ。
 自分はライダーの護衛、セイバーは狂犬達の殲滅。戦力的に多少の不安があっても、その方針は変えない。

 覚悟を固めた段階で、周囲を囲む黒い狂犬たちの内、六匹が素早く距離を詰め、一斉に襲い掛かる。
 嵐のような激しさはなく、むしろ軍隊のように統率された同時攻撃。それだけに、個別に対処する事は難しい。

 迫り来る牙と爪。しかし、それは完全に予期していた事でもある。
 高木は直前に大きく飛び退き、包囲網の小さな隙間から抜け出す事に成功していた。
 狂犬達の攻撃はあっさりと空を切る。

 無論、逃げれば次に餌食になるのはライダーだが、それは咄嗟に逃げた場合の話だ。計算尽くであれば、いくらでも対処できる。
 飛び掛った狂犬達に降り立つ間も与えず、高木は礼装の腕輪を稼動させ、エーテライト――エーテルで構築された単繊維を放っていた。

 一斉攻撃により一箇所に集まった狂犬達は、瞬く間にエーテライトに絡め取られ、まとめて拘束されていく。
 そのままエーテライトを操作、切り離し、追撃していようとしていた狂犬達に向かって叩き付ける。

「第一波はこんな所か」

 そこそこの質量を叩き付けられ、狂犬達が大きく陣形を崩し、浜の砂が激しく散乱した。
 吠え立てながらも狂犬達は蠢き、包囲網を立て直していく。
 一進一退のようで若干、こちらが有利になった。拘束が維持されている限りは、敵の数が減っていく。

 分割思考によりコードキャストを書き上げ、ロジックボムを構築。さらにセンサーによる反応式に改造。
 手際良く、自分達の周囲にばら撒いていき、相手の攻撃を糸口を幾らか潰しておく。

 これで、こちらにまともに攻撃を仕掛けたいなら、爆弾を飛び越えなければならない。が、飛び越えれば、拘束が待ち受けている。
 そして、この程度の相手であれば、八方から攻められた所で問題なく対処する事ができる。
 雑ながらも即席の篭城だ。時間稼ぎとしては上等の部類だろう。

(さて、あちらの方は……)

 出来た余裕で、ちらりとセイバーの方に視線を向けて見れば、やはりと言うべきか圧倒していた。
 こちら側では、一手の攻防の間でも人造の騎馬が駆け抜け、激流のように黒葛の鞘が振るわれる。
 そこそこの数を有していた狂犬達が、一瞬の間に数を減らしていく。


625 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:28:44 r1IzNDd60

 セイバーの活躍に焦ったのか、包囲を続ける狂犬の内の一匹が突出し、設置されたロジックボムの餌食となる。
 凄まじい衝撃と情報汚染に巻き込まれ、後方に弾かれるが、それだけで見逃すほど甘くはない。
 隙に乗じてエーテライトを飛ばし、神経に接続。即座に刺激を流し込み、全身の感覚を麻痺、同時に意識を強制遮断する。

(俺も捨てたものじゃない、らしいね)

 狂犬の体が一瞬で動かなくなる事を確認し、そんな事を内心で呟く。
 無論、本来の使い手と比較して大分劣る、というよりも、適正が不足していた。
 エーテライトの本領とは、脳髄や魂への接続による知識や経験の共有や獲得。それは人生そのものの奪取へと繋がる。

 禁忌とされたコードキャスト『万色悠滞』とは、元が医療用、魂への中枢への侵入、と類似点が多い。
 世界各地はもちろん、アトラス院内部ですら忌避されている。それだけ非人道で生理的な嫌悪を呼び起こす行為なのだ。

 しかし、それらの機能を完全に発揮するためには、相応に自我が薄くなければならない。
 昔ならともかく、今の高木では世俗に汚れ過ぎている、という事だった。

 それから、続々と狂犬達の増援は現れたが、それを上回る速度でセイバーは敵対者達を殲滅していく。
 すでに敵の数は、最初の半分に減らされていた。
 高木の方も様々な手管を使い、倒れたライダーを守り抜いている。

(さて……このままじゃキリがないし、そろそろ離脱の頃合かな)

 まだ見ぬ本命の敵は準備を整えているに違いないが、それと真っ向からぶつかる義務はない。
 撤退を視野に入れたところで、事態が急変した。襲撃者とはまた別の闖入者が現れたのだ。

「ライダァァァーーー」

 旧時代の特撮かな、とつい反射的に思ってしまう程の奇妙な調子の叫びだった。

 砂浜の先に広がる草原の方から、慌てた様子の男が走ってくる。外套を羽織っているが、おそらくは魔術師としての正装か。
 運動に慣れていないのか、走行のフォームはかなり悪い。手足をバタつかせているようにしか見えなかった。

 新手ではないらしい。その様子から見て、ライダーを狙う側ではなく守る側だ。
 となれば、ライダー自身のマスターであるか、その同盟者だろう。

(少し、ややこしい事になったか)

 現状は情報取得のためにライダーの護衛をしていたが、本来は敵同士だ。
 ライダーが目覚めた場合はそのまま恩が売れるかも知れないが、駆けつけたマスターは別。元の対立関係は変化しない。
 つまり、正体不明の敵とライダー主従、そして自分達の三つ巴になる。

 まず、最善手として思い当たるのが即座にライダーに止めを刺し、そのマスターも殺害。
 その後は全ての罪を狂犬達に押し付け、西欧財閥陣営の矛先をそちらに逸らす、というものだったが。

 特にこの『天の梯子』の聖杯戦争では脱落者を出すときには、慎重にならなければならない。
 最終的に袂を別つにしても、真祖の免疫機構を排除する際は、他の参戦者は共闘者でもあるからだ。

「セイバーのマスター! これは貴様の差し金かっ!?」
「襲われたのはこちらも同じだ、ライダーのマスター。こいつらは一体、何者なんだ」

 ライダーに危害を加える事を躊躇った辺りで、その魔術師に疑惑を向けられ、それを平然と否定する。
 さりげなく、ライダーのマスターと呼びかけ、探りを入れておく事も忘れない。もっとも、当人に隠す気は無さそうだが。


626 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:30:37 r1IzNDd60

「私も知らん。こいつらが急に襲ってきて、ライダーと分断されたというだけだ。
 ……襲われたのは同じというなら、犬どもを処理する事に不都合はないな?」

 魔術師の言葉は形こそ確認だが、実態は異なる。邪魔をするな、という遠回しの脅しだ。
 事実として、彼にはこちら側の助けや共闘などは必要なかった。

 懐から取り出した小瓶をどこか優雅な仕草で手放し、足元まで落下させる。
 さほど頑丈ではなかったのだろう。砂浜、堅いとは言えない足場と衝突し、小瓶は粉々に砕け散る。その中身を撒き散らしていた。

 それは塗料か釉薬(ゆうやく)か。血液よりも鮮やかなそれは、見かけ以上の量を持ち、意外なほど広域に広がっていた。
 やがて、赤い液体は生き物のように蠢き、一つの紋様を描き出す。

(魔法陣を自動で描く、使い捨ての礼装……旧時代の魔術師か!?)

 この時代、魂を霊子化し、ネットワークに介入する存在を魔術師(ウィザード)と呼び、旧来の神秘の探求者を魔術師(メイガス)と呼ぶ。
 前者には基本、基盤に則った魔法陣の作成など不要なのだから、彼は後者であるらしい。

 基本的に、魔術師(メイガス)はすでに滅びた存在だ。
 世界中で神秘が絶えた時点で、大源(マナ)は失われ、それを必要とする魔術も実質は失われた。
 現在は過去の魔術式を、現在の手法で再現、コンバートした高度なコードキャストも存在するが、主流という程でもない。

(だけど、この『天の梯子』の内部に限っては、過去の環境が再現されている。
 西欧で機能する魔術基盤なら、時代遅れも時代遅れではなくなる、のか)

 旧時代の魔術を使うという点なら、セイバーも同じだが、こちらは当時の神秘ごと再現された存在なので、括りの違う例外だ。

 次いで、ライダーのマスターが、瞬時に幾つかの圧縮データを取り出し、それを解凍すれば彼の魔術の正体も知れた。
 それは祭礼用の刀剣であり、赤く染められた杖であり、古風な火縄式の銃だった。
 その数は十を超える。いずれも年代品、戦闘用の魔術礼装。一級線には劣るにしても、実戦に用いるには十分な代物だ。

 直後には、赤く明滅する足元の魔法陣と呼応し、幾つもの礼装が一斉に狂犬達へと向けられた。
 複数の礼装、というより複数の魔術そのものを管制する魔術だ。
 情報工学としては珍しくもない発想だが、これが伝統的な魔術であるのなら、その例は決して多くはない。

「セイバー、下がれ。こちらの護衛を頼む」
「……はい!」

 結果として、瞬く間に狂犬達は蹴散らされた。魔力放出や紅蓮の炎、魔弾がそれぞれ襲い掛かり、殲滅したのだ。
 元からセイバーが数を減らしていた事も大きいが、彼が用いた数の暴力も大したものだった。

 徹底して道具頼りの姿勢は、聞き知っていた魔術師(メイガス)のものとは異なる。しかし、ある意味では合理的だった。
 本分が研究職である以上、戦闘には余分なリソースや技術を割きたくない、といった所だろう。
 物理学者も殺し合いでは、複雑な遠隔トリックではなく拳銃を使う、という訳だ。

(さて、これで二人のマスターが合流した。つまり、理想的な各個撃破は成り立たず、狂犬の主は機会を失った……
 ここは退いてくれる、と判断したい所だけど)

 狂犬達が全滅した事で、つい難が去った、と考えてしまうが、次の瞬間には思い直す。
 比較にもならない強敵、すなわち他のマスターがこの場には居るのだ。

 邪魔者を一掃したライダーのマスター、魔術師と改めて睨み合う。

「……どうしようか。できれば、こちらは争いたくはないんだけど」
「では、まずライダーの身柄を引き渡してもらおう。そこから離れるだけでいい。回収はこちらでやる」

 肩を竦めて休戦を提案すれば、魔術師は間髪入れずに条件を突きつけてきた。
 彼の要求自体はもっともなものではあったが。


627 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:32:19 r1IzNDd60

(引き渡せは退く、とは言わなかったな……戦闘は避けられないか)

 騙し討ちをするにしては、敵意が見え透いている。かといって、正々堂々の戦いを求めている訳でもない。
 ごく率直に敵対者として振る舞い、そのうえで取り引きすらせずに優位を求めている。

 舐められているな、と思うが、単に駆け引きに長けていないだけかも知れない。

 実際、こちらが気を失ったライダーの身柄を確保している事は、決定的な要素ではない。
 覚醒させるにせよ、回収するにせよ、令呪で命じれば済む事なのだ。

 どうせ敵対は避けられない。それなら、せめて先に令呪だけでも消費させておくべきだろう。
 考えを纏め、即座にセイバーに攻撃の指示を出そうとした直後。
 ざっと砂浜で何者が動く音がした。ちょうど背後だ。

「ふあぁ……っと、失礼しました。皆さん、おはようございます」

 振り返れば、ギリシャ風の長衣を身に纏う美女、ライダーが案外普通の仕草で身を起こした。立ち上がり、ぺこりと慎ましく一礼する。
 挨拶そのものはコミュニケーションの基本だ。それ自体は何一つ間違っていない行為ではあるのだが。

 しかし、これは聖杯戦争だ。

「…………」
「…………」
「おはようございます、ライダー。しかし、現在は夕刻でしょう」

 マスター二名は完全に返答を定めかねていた。唯一、馬上のセイバーは真顔で応対していたが。
 妙に気勢を削がれ、つい脱力してしまう。そして、それは相手側の魔術師も同じであったらしい。

 なんだ、この状況。と思った所で、マスターの透視力に反応があった。ライダーのステータスの一部が公開される。

 スキル。名称は博愛性、ランクはA。
 癒し系オーラ、または天然。高い幸運値も合わさり、一種の特異体質として機能する。
 意思疎通可能な生命体との初遭遇時、一定確率で敵味方問わず敵対度(ヘイト)をリセットする。

(完全にこれだ。色々な意味で面倒なスキルを……)

 あくまで聖杯戦争におけるスキルとして考察するなら、遭遇からの交戦を避け、交渉や情報収集を補助する能力なのだろう。
 逆に積極的に争う場合は不利に働くが、それを踏まえても慎重な立ち回りには利が多い。

 しかし、実際に効果を受けた時の脱力感は、慎重な立ち回りとは程遠かった。
 ただ効果の程は確かで、このスキルを無視してやり合おう、という気にはなれない。

「あー……ひとまず、休戦と情報交換を提案したい。争おうにも、現時点での脱落は全員の不利に働く」
「それは、そうだが……ライダー、戦闘は無しだ。ひとまず戻ってきなさい」

 はーい、などとライダーは暢気な返事をして己のマスターに歩み寄っていく。
 戦闘は無し、という言葉に偽りはないらしい。ライダーの態度もそうだが、魔術師も戦闘態勢を解いていた。

 正直、釈然とないものはあったが、交戦するよりは理性的な選択ではあったのだろう、とは思う。
 そうでなければ、スキルの効用にしても敵対度のリセットはそれほど長くは続かないはずだ。


628 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:34:24 r1IzNDd60

「ジェイミー・バウンドから聞いているかも知れないけれど、一応は自己紹介しておこうか。
 浅地高木、レジスタンス所属の霊子ハッカーで、聖杯戦争においてはセイバーのマスターだ」

「私の事はリシミエールと呼んでもらおう。家名だが、フルネームよりもよほど意味を持つ名だ。
 お前の事も、すでに聞き知っておる。レジスタンスとしての活動暦は不明だが、『天の梯子』の関連人物であったそうだな?」

「関連人物、というだけならそちらも同じだろう。時計塔の魔術師、いや今は分派といった方がいいのかな。
 聖杯戦争の術式を提供していたのは知っている。
 それに、ついさっき見せたのは儀式魔術(リチュアル・マジック)のように見えたけど」

 知ったような口を利く相手に、こちらもまったく情報がない訳じゃないぞ、と推測を口にする。
 それなりに蓋然性はある推測だ。描かれた魔法陣、それに赤い塗料は照応理論に用いている可能性が高い。
 使用者の態度からして、傍流ではなく主流の基盤……それらの特徴に該当するのが儀式魔術だった。

「ふん、無知に限って賢しげに囀(さえず)ろうとするものだな」

 しかし、リシミエールは鼻で笑いそれを否定した。ひとまず、肩を竦めて応じはしたが。

(つまり外れ、と。分かりやすい人だな。確かに情報が足りないから、かまを掛けたんだけど……
 しかし、これが的外れとなると、魔術基盤は何が候補になる?
 他の魔術の制御を行うという仕組み上、近世以降に整理された基盤の可能性が高かったが)

 ざっと過去に叩き込まれた知識を閲覧しても、簡単に答えは出てこない。
 このリシミエールはあまり嘘が上手い人種ではない。はったりで基盤を隠蔽しようとしている、という事は無いだろう。

 マスター達の様子をどう解釈したのか、ライダーは笑顔を保ちながら見守っていた。
 よく分からないが、率直に自己紹介をしている、とでも思ったのかも知れない。

「仲良くできるのなら、それが一番です。特に、今は不躾な方が眼を光らせて居られますから」
「え……!?」

 あっさりと、騎兵のサーヴァントは爆弾のような一言を口にした。
 不審な方が、眼を光らせている。それは自分達だけではなく、第三者がこの場に目を向けている、という事でもある。

 その肢体に魔力が通う。その直後、ライダーの傍らに小振りな投槍が現れ、雷光のような速度で放たれていた。
 咄嗟に反応しかけるセイバーだったが、思い止まる。こちらに敵意を向けている様子はない。

 事実、投槍の穂先は隠れていた第三者に向けられていた。
 一見して隠れる余地などない、それどころかセイバーすら捉えきれずにいた気配が潜む草原へと、投槍は着弾していた。

 たしかな手応えとして、大気が震撼する。衝撃と風が走り抜け、衣服と頭髪を揺らした。
 命中した、らしい。元は意識を向けることすら出来なかったが、一度でも認識してしまえば、確かな人影はそこにあった。

(なるほど、狂犬達の大半は明け透けにしておいて、本命は隠れていたわけだ。
 さては、こちらが潰し合うのを待っていたか……)

 ざっくりと相手の方針を推察しながらも、警戒を強める。
 すでに隠れる余地はないと判断したのだろう。未知の術式か、サーヴァントの能力か、何もない空間から狂犬達が姿を現す。
 こうして、ごく短時間で先程の倍以上の数を有する群が完成していた。

「これは……驚かされたよ。気付かれるとは思いもしなかった。ライダー、貴女の猟犬はずいぶんと目鼻が利くらしい」

 やや少年的な高音だが、まだ若い少女の声。それが夕日に照らされた海辺に響く。
 醜い犬たちの中心に彼女は佇んでいた。
 気配を完全に隠していた事から、アサシンのサーヴァントかとも思ったが違う。マスターの透視力には反応しない。


629 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:36:08 r1IzNDd60

 ショートにした頭髪の上から帽子を目深に被る、活動的な印象の持ち主。
 ハンドルネーム絡みの洒落で、帽子を着用したアバターを好んで使用しているが、リアルでは滅多に被らない……
 そんな事を当人から聞いたことがある。

 電子世界に限った話ではあったが、高木が見知った人物であり、この時代ではかなり有名な霊子ハッカーの一人だ。

「灰色帽!? いや……」

 つい呼びかけ、次の瞬間には論理に因らず感じ取る。この目前の少女は何かがおかしい。
 こちらの違和感を知ってか知らずか、狂犬達を引き連れた少女は、ごく当然のように片手を軽くあげ、話し掛けてきた。

「久しいね。ブラウニーのハッカー。実の所、『天の梯子』で再会できるとは思っていなかったけれど、望外の幸運だね。
 これも正義の味方稼業の一環かな?」

「とっくに廃業した。前々からフリーになっていてね。恩義は感じていても、いつまでも付き合いきれるは別って事だ。
 そもそも、あいつらはどちらかと言えば料理マニアだし。客観的に見て、飢餓の根絶を目指している所しか、正義の要素ないだろ」

 ひとまず違和感は脇に置き、即座に否定する。
 ブラウニーとは数あるレジスタンス組織の一つだ。組織としては、あまり系統立っていない思想集団の趣が強い。
 内部では妙な習慣が幾つかあり、その一つとして、構成員の多くは正義の味方を自称、少なくとも目指しているとは自認していた。

 後は食糧事情の割に、やたらと料理に拘る傾向があった事もその一つか。
 この辺りは模範として掲げられていた、民衆の為に死した無銘の英雄が影響している、と年配の構成員から聞いた事がある。
 最も縁がある英霊ではあったので、聖杯戦争の際はあるいは……と思ったが、これはまったくの余談か。

 ブラウニーの抵抗活動は西欧財閥圏からの物資調達が主で、資源不足に苦しむ各地でのボランティア業も行っている。
 難民の保護もその活動の一つであり、そうして保護された人々の中に自分も含まれていた。
 後は語るまでもなく、ごくありきたりな話だ。

 そういった経緯で所属、協力していた組織の活動の中で知り合った霊子ハッカーの一人が灰色帽だった。
 互いにレジスタンス側の霊子ハッカー。片や有名、片や無名。しかし、双方が凄腕で同じく若年。
 といった関係であったため、何一つ意識していなかったと言えば嘘になるが……

「ちょっとした童話を思い出す状況だな。赤ずきんに倣って、いくつか質問をしてみようか。
 連れている犬達は何者だ。君が沢山のペットを飼っていた、という話は聞かないけど」

「かなり高度ではあるけど、電脳魔(ファミリア)の一種だよ。純技術ではなくて、多少の援助も受けているけどね」

 灰色帽らしき少女は何食わぬ顔で答えると、黒い狂犬の背を撫でてみせる。
 その様はどこか現実味に欠けていた。

 血走った眼、穢れきった体毛、異常発達した顎と牙。
 いずれの要素を取っても、狂犬に理性の色はなく、決してヒトに従うような存在ではない事を示している。

(お、おい。あれはお前の知り合いだというのか……?)
(半分ぐらいはね。残り半分は目を付けられていたかも、といった所)

 高慢な色はあっさりと失せ、リシミエールが慌てた様子で尋ねてくる。
 もしかすれば、こちらが素なのかも知れないが、目の前で起きた事を思えば、動揺するのも当然の事だった。

 灰色帽の右手には、投槍が一つ握られている。手の平が裂け、出血はしていたが、それはライダーの一撃を止めた事実を示していた。
 ライダーの実力は知れないが、サーヴァントである事に違いはない。その攻撃を受けたとなれば、尋常ではない。


630 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:38:22 r1IzNDd60

「次に、ライダーの投槍を素手で受け止めたようだけど。今時の人間にしては、少しばかり性能が高すぎないか?
 君はインドアではないと聞くけど、さすがにそれは異常だ」

「サーヴァント用の強化コードキャストを自分に、ね。負担は大きいけれど、一瞬ならどうにかといった所。
 後は運とタイミング次第で、五分は受けられる」

 いや、無理だろうとは思う。おそらく、あの投槍は宝具そのものか、その片鱗に違いない。
 自分が同じ事を試みていれば即死、最大限に幸運が働いても手首から先が消し飛ぶ結果に終わるだろう。

 結局の所、これらは無駄なやり取りだ。自分を落ち着かせる為に、その瞬間を先延ばしにしているだけの事。
 尋ねるまでもなく自分は事実を把握しているし、向こうも言い逃れる気はまったくない。

 高木は覚悟を決めて、決定的な問いを投げ掛ける事にした。視認できる訳ではないが、これには確信がある。

「では最後……すいぶんと犬歯が伸びて尖っているようだけど、その用途を聞かせてもらおうか?」
「君も人が悪い。ぼくの気持ちは分かっているだろ? それは……」

 そこで言葉を区切ると、彼女は槍を投げ捨てた。続けて、前のめりに腰を屈め、姿勢を低くする。
 彼女は笑みを浮かべた。それは人間の笑みではなかった。顔が歪み、口元が裂けて牙が露出する。
 吸血種、死徒としての本性を露にした瞬間だった。

「――君を食べる為さ!」

 その返答はノリが良過ぎるだろ、と感想を抱けたのは高速思考によるものだ。
 手品のように手元に漆黒の片刃剣を出現させ、飛翔するかの如く距離を詰めてくる。まさしく、瞬く間の出来事だ。

 本性を現した怪物に反応し得たのは、セイバーただ一人。即座に蒼い騎馬を走らせ、自らのマスターと吸血種との間に割って入る。

 双方は瞬時に反応し、互いに最適の一撃を放つ為の間を把握していた。
 漆黒の片刃剣が暴風を纏いながらも弧を描き、黒葛の鞘が馬上からその太刀筋を加速させる。

 必殺として放たれた二つの一撃は激突し、火花と魔力を散らして周囲を照らし出した。
 その結果は一方的。片刃剣による、あまりにも重い薙ぎ払いはセイバーと彼女が駆る蒼馬を軽々と吹き飛ばしていた。

(セイバーが押された……!?)

 アーチャーの宝具にも、圧倒的な体躯を誇るドラゴンワームにも、決して劣る事のなかったセイバーが初めて打ち負けた。
 信頼はしていたが、決して過信はしてない。そのつもりだったが、いざ目の前で事が起きれば、その衝撃は無視し難いものだった。

 さすがのセイバーも、吹き飛ばされながら騎乗した状態を維持はできない。
 弾かれながらも騎手と騎馬は分離し、セイバーは空中で二転し、姿勢と落下距離を制御すると高木の傍らへと降り立った。

 その横顔から覗いた表情は険しい。
 単純に敵が強いという事もあるが、アーチャーとの戦いで損傷した片足へも大きな負担が掛かったのだろう。

「なるほどな。あれが……死徒、グラウルングか」

 リシミエールは低く呻いた。
 グラウルング。『電脳癌』の異名を持ち、おそらくこの時代では最も知られ、恐れられた死徒の名だった。

 大崩壊により、世界中の神秘に属する存在は悉くが弱体化し、大半が消滅している。
 しかし、このグラウルングは逆の道を行った数少ない例外だった。
 魂の霊子化と電脳世界への干渉、およびそれに類似した擬似霊子ハッキング。それらと合致し、爆発的な進化を遂げた怪物。


631 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:40:42 r1IzNDd60

 最新技術が関わるという性質上、グラウルングはどちらかと言えば若年の死徒である、というのが各組織の見解だ。
 怪力や復元呪詛を代表とする種としての性質、人を超えた寿命を以って磨き上げられた技能、超抜能力。
 これらは経年で強大化する傾向にあるが、グラウルングは年月という点においては、過去の強大な死徒を大きく下回る。

(だた、こいつはちょっとした技術的特異点だ。そんな傾向が通用するかどうか……)

 不可侵とされた霊子核への寄生、改竄。他者の魔術回路との同化。自己複製機能の植え付け。
 これらは霊子ハッカーとしての技能で、死徒の機能を解析、拡張したと推測されるが、それでもやりたい放題が過ぎる。

「セイバー、まだいけるか?」
「はい、私の方はどうにか……しかし、あの剣は尋常な代物ではないようですね」
「圧縮データ製の刀身だ。現実世界では不可能な規模で、質量を押し込めている。圧縮形式は不明、というより過去に例がない」

 グラウルングが剣技に優れていた、という情報はない。
 あるいは相応の手段でデータを収集し、獲得する事は可能だろうが、それだけではセイバーの域には到達できない。
 その差を埋めているのが、その法外の重量だけで魔剣の域に到達している得物だろう。

 コードキャストで莫大な容量を刀身の形状に封じ込めた、という一点の除けば特別な性質もなく、業物ですらない一振り。
 しかし、単純な長所一つで物理法則の下に置かれたあらゆる武装を蹂躙する事ができる。

 伝承の上では、常人では持つ事すら出来ない剛剣、剛槍は数多い。
 しかし、概念的な要素を廃し、物理的な重量だけで比較すれば、それら全てよりグラウルングの片刃剣の方が重いのかもしれない。

「しかし、まさか君が『電脳癌』(キャンサー)に感染しているとは思わなかった。
 いや、それとも人格の復元体か。本人はとっくに……」

「察しが良くて助かるよ。ただ、彼女を擁護するなら感染は死後の事だ。あのハサン・サッバーハのお零れを頂かせて貰った。
 第二階層の終盤まで、本人は死も感染も自覚は出来ていなかっただろうけどね」

 少女の皮を被ったグラウルングは澄ました顔で一礼すると、跳躍し距離を取った。
 仕切り直し、という事だろう。おそらくは、こちらの宝具を警戒しているか。

「さて、さすがに真っ先にメインディッシュを掻っ攫おうとしたのは、はしたなかったよ。
 こちらは焦る必要がないのでね。まずは数の優位を活用させてもらおうか」

 グラウルングがパチン、と気取った様子で指を鳴らせば、一斉に黒い狂犬達の身体が膨れ上がり、より凶悪な姿となって襲い掛かる。
 膂力はもちろんの事、敏捷さも数段上がっている。
 第一波の狂犬達は完全に様子見であったらしい。

 しかも、状況次第では後ろに控えたグラウルング自身、それにまだ見ぬサーヴァントも襲い掛かってくる事だろう。

(そこそこの性能だとは思ったんだけど、サーヴァント級の相手にはあの馬では不足か。
 しかも、あちらのサーヴァントは不明……いや)

 すぐ傍に別陣営の人物が居る事に思い当たり、質問する。
 グラウルング対策と思われるルール変更が行われた以上、彼らはそのサーヴァントとも交戦している可能性が高い。

「リシミエール、だったか。西欧財閥側はグラウルングのサーヴァントを把握しているのか?」
「……アサシンのサーヴァントと聞いている。真名は把握できていないが、ハサンでない事は確かだろう」

 西欧財閥は保安者として、全てのハサンを召喚している。つまり、その全ての姿と性質を把握しているはずだ。
 グラウルングのアサシンは、それらの何れにも合致しなかったのだろう。


632 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:43:01 r1IzNDd60

 正直、ここで離脱してしまうか、交戦するかは迷いが存在していた。
 万全ではないセイバーと共に挑むには、あまりに危険な敵。撤退して準備を整えるのが、真っ当な選択だろう。
 しかし、ここでグラウルングを放置しても良いか、それに一度は救ったライダーをここで見捨てるべきなのか。

(これは焼きが回った、という奴かな。たしかに躊躇する程度の理由は幾つかあるけど……
 結局、最大の決め手が直感なんだからな)

 とはいえ、直感も馬鹿にはできない。浅地高木の無意識は、意識よりも性能がかなり高い。
 知らぬ内に何らかの演算を行い、結論を出して、それを直感や予感として認識する事も往々にしてある事なのだ。

 迷いを断ち切るかのように片腕を掲げ、マスターとして命じる。

「令呪を以って命じる――セイバー、この戦闘中に限り、魔力で左足を復元しろ」
「……っ!」

 令呪が輝いたと思えば、すぐに一画消え去り、薄い痣だけが残される。
 この命令は少なからず、セイバーの負担となったらしい。急激な魔力の消費に、表情を崩し、体を傾けた。

 しかし、次の瞬間には強く砂浜を踏み締め、体勢を持ち直す。
 それは確かに失われた足の機能が復活した証左でもあった。不安はあったが、巫術スキルの延長で代用できる事柄だったようだ。

 ここで身を案じたりはしない。必要ない。すでに彼女は行けるか、という問いに対して肯定を返しているのだから。
 セイバーに応えられる事があるとすれば、それはマスターとして全性能を敵と状況に対して傾ける事だ。

「カードを切るのに躊躇しないか。いい判断ではあるけど」

 それで自分を討てるのか、とでも言いたげにグラウルングは漆黒の片刃剣を一振りし、改めて構えた。
 セイバーが一時とはいえ、万全に近くなった以上、グラウルングも高みの見物を決め込む気はないらしい。

「あと、雑魚とアサシンへの対処はライダーに任せてもいいかな」
「仕方あるまい。いや、少し待て。そういえば、そもそも共同戦線を承知した覚えが……」
「セイバー! 標的はグラウルング。それ以外は俺たちやライダーに任せろ!」

 快く承諾してくれた(という事にした)リシミエールを尻目にして、迫り来る吸血種の狂犬達に向かい合う。
 抑えられた機能を解禁したのか、あるいは偵察用の能力を代償に強化したのかは不明だが、その体格は一回り膨れていた。

 一陣の風と化して、セイバーがグラウルング本体を目指して、真っ向から黒い狂犬の群へと突き当たる。
 走狗ごときでは障害にすらない。瞬く間すら与えられず、岩に砕かれる波のように狂犬達の骸だけで血路が開かれていた。

 高木達に狂犬が到達するよりも遥かに早く、セイバーとグラウルングは互いを剣の間合いに納める。
 灰色帽、の姿をしたグラウルングは少女の容貌でクスリと笑みを溢した。


633 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:44:34 r1IzNDd60

「おや、セイバー。マスター達の身柄は案じなくていいのかい?」
「マスターは信頼できる方ですから」
「それはお熱い事で……つい嫉妬してしまいようになるよ」

 死徒が持つ片刃剣が唸りを上げて、水平に前方を薙ぎ払う。その速度はすでに音速域を超えていた。
 恐るべき凶器は容易くセイバーの姿を捉え、両断――できていない。

 残像と実像が重なり、そう見えただけの事。
 付随する爆轟や暴風などものともしない。セイバーは数ミリの間合いで見切り、刹那で斬撃の内側へと踏み込んでいた。

「――祓えっ!」

 その一言でセイバーの魔力が純白に染まり、神速の斬り上げに概念が付与される。
 一呼吸未満の攻防、グラウルングに避ける余地は与えられなかった。

 黒葛で封印された鞘によって、グラウルングの体が下から上に切り裂かれる。打撃ではなく、斬撃だ。
 切れ味がないどころか、刀身ですらない木製の鞘だが、尋常ではない威力がそれを可能としていた。

 深く裂かれた胴体にグラウルングは目を見開きながらも、返す刃として超重量の片刃剣をセイバー目掛けて叩き付ける。
 が、セイバーにはそれすらも命中しない。回避の余裕を残していたのか、攻撃直後の姿勢から、一瞬で危険域から退いていた。

 双方が距離を取り、仕切り直す形になる。状況はセイバーの圧倒的な優勢。
 グラウルングが胴体を大きく破壊されている事、そしてなにより――死徒特有の不死性である、復元呪詛が機能していない。

 切り裂かれた肉体は再生する様子を見せない。それどころか、徐々にではあるが肉体の崩壊が進行していく。
 他者の血を啜り、生命を繋ぐ機構そのものに亀裂が入ったかのようだ。

「なるほど。日本の神道系列かな? 我々のような死の穢れを祓うのは十八番という訳だ。
 これは……いいね。命の危機とまでは行かないが、その贋作程度には堪能できそうだ」

 グラウルングは無残な状態になった自分の肉体を見下ろし、穏やかに微笑んだ。
 それに対して、セイバーは冷たく応じる。

「すぐ真作に変えて見せましょうか、グラウルング。一片の情けもなく、正しく黄泉路へと還します」
「ああ、それこそが唯一……ぼくが聖杯を求めるに足る望みかも知れない」

 未だ、グラウルングが存在を明かしていないカードは多い。その最たるものがアサシンのサーヴァントだろう。
 しかし、彼/彼女が有する余裕とそれらは、まるで無関係かのように見えた。


634 : ◆AWvm2QqdVs :2015/05/24(日) 02:47:34 r1IzNDd60
続きです。半端なところですが、長くなりそうだったので区切らせてもらいました
そのせいか、アサシンの気配遮断が捗っています。次は出番あるから……
ネトゲの方はまとめは後日として、イメージの助けになりそうな短い話を書こうか思案中です

>>248
捻じ込めそうだったので、とりあえず採用させてもらいました
彼が入会時に振舞ったのはエジプト料理か、それとも栄養剤のカレー粉漬けだったのかは神のみぞ知る
レジスタンスに無銘さんの存在が伝えられているのは、かなり最初の方からある案でしたね

>>578-579
下位互換になるという問題はやはり大きいですね。採用見送りか、下位互換前提で使う趣味クラスか

A氏まんまの方式は主役一人だと問題ないのですが、複数人にばら撒く設定としては、重すぎるのではないかと考えています
パーティに複数人居て、そういったパーティ同士が激突すると下手したら登場人物がApocryphaの倍くらいに……
今の所、マスターよりサーヴァントの方が圧倒的に多いので、一気に採用する場合はありなのかも知れませんが

>>581
>アセルス・アウストラリス
あ、なるほど……
熊なセイバーさんは以前、案が出た時に真名を調べた挙句、結局は僕鯖wikiで知ったという思い出が

しかし、資料談義を見て自分以上に真面目に調べている人ばかりだと染み染み思います

>リシミエールの礼装
他家のものは自勢力を勝たせる為、チューンしたうえで貸し与えている、みたいな形になるのでしょうか
時代背景的には魔術自体がどん詰まりなので、禁忌を冒しても……というのはあるかも知れません
本来の彼の魔術は過去案を元に色々と考えてはいますが、戦闘なら礼装ぶっぱの方が強そうではあります


635 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 11:56:27 09ZxGTgY0
投稿乙です。
死徒とはいえ、正規の英霊で三騎士のタケルちゃんを力で押し切るとは電脳癌。
ハサン先生を複数取り込んで融合させて肉体作ったとか無茶苦茶なことやってそう。


636 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 12:07:45 /hv4f9yI0
おお、夜の内に乙です

>リシミエール
禁忌というか彼はこの時代の人として既にウィザードとして十分なので、彼に「自分の所の
礼装を使ってもらって霊子構造世界内でちゃんと魔術が使えるかどうか試してもらっている」とか
どうだろうか
アゾット剣の様に魔力込めたら効果が出るタイプのみの貸し出し
他のメイガス達はまだ魔術回路をサーキットにせずに血統と回路の形質を保つ事に腐心しており、
自分が死ぬことを何よりも避けているので参加見合せ、したくても難しいとか


637 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 19:58:17 09ZxGTgY0
破戒魔定光で重量80tの木刀ってあったな…落とすと地面にめり込む奴。
例のバーサーカーの射出武器になりそうだな、片刃剣。バンカーバスター弾…
ジェイミーのエペは魔術破りなシースパロー弾。


638 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 21:11:12 vye/fA7U0
乙です
真面目系ボケキャラのタケルちゃんかわいい
毎度ながら断片的なネタから魅力的なキャラを
組み立てる手腕に脱帽っす


639 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 21:50:44 N56pYGp20
乙です!

継承者とかA氏方式の召喚法を使う偽召者とかは支配者のクラスとかの上位クラス扱いにするのも一つの手かも。
常人では達成出来ないような困難。例えばレイドボス単独撃破みたいな偉業を達成したプレイヤーにのみ与えられる限定クラスのような立ち位置にすればバランス取れそうかなと


640 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 23:37:44 8S/raM1M0

ライダーは無知天然を極めたキャラっぽくイメージしてたが意外と決めるとき決めそうな武闘派っぽさが垣間見えたな


641 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/24(日) 23:48:59 09ZxGTgY0
WIKI弄っといた、誰かセンスのあるヒト助けて!
特に電脳癌のところとか!!


642 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/25(月) 17:23:37 E5D3JQUo0
【バーサーカー案】
頭に羽飾りを身につけナイフで武装した男。
卓越した身体能力と巫術、厳しい状況下で鍛え上げられた洞察力を持ち、
狂化の影響によって、あらゆる状況下においても敵を狩るために動く殺人機械と化している。
真名はジェロニモ アメリカインディアン・アパッチ族でありシャーマン、戦士
彼が願うのは前世で果たせなかった祖国で果てること
宝具は他者が自身の真名を呼んだ際に発動する宝具『畏敬されし聖人の名』
他人を介したバーサーカー自身の真名解放であり、彼の存在自体が宝具に昇華したもの
真名が明かされるデメリットがある分効果は絶大であり、全パラメーターの上昇、
狂化で使用不可となったスキルが使用可能となる。

【マスター案】
フラヴェス・スティルノ

ミリタリー・オタクの青年。全身迷彩柄に身を包んだイタリアとアメリカのハーフで金髪。
かねてより聖杯戦争にあこがれており、大規模な聖杯戦争が行われると聞き駆けつけた。
聖杯戦争についてはかつて帝国陸軍やナチスが介入した際に記録された情報を断片的に入手している。
西ローマ帝国の軍師であるフラウィウス・スティリコの血をかなり遠縁ながら受け継いでいる。
本来途絶えているはずの血筋であるため本人を含め周囲は気付いてはいないが、
生前のスティリコについて知るサーヴァントが見れば気付くであろうというぐらいに容姿や在り方は似ている。
マスターとしての能力はおよそ平均以下だが、戦術や采配には光る物がある。
サーヴァントを「駒」として扱うが、愛着を持ち「道具」でも「奴隷」でもなく「配下の兵」として扱う
彼からすれば強力なサーヴァントを手に入れようとすることは三流のすることであり
扱いやすいサーヴァントを引こうとするのは二流のすることで、引いたサーヴァントに文句をつけるのは論外
一流は「手札の質に依存せず、引いた瞬間からどういう戦略で勝つか、如何なる戦略で勝つかを考える」
とのこと

偽召者で英霊パーティーに二十八人の怪物みたいに名前つけるとか面白そう
アルゴナウタイとか


643 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/25(月) 18:57:19 C9YPE4WM0
リシミエール先生まさかの凛ポジか


644 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/25(月) 19:49:20 p9zrpaI.0
>>642
宝具解放の登場シーンはまさかアレではあるまいなw


645 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/25(月) 21:53:15 7KkV4dG60
セイバー前衛、高木が情報収集や戦術組み立てでサポート
ライダー超火力で面制圧、リシミエールが礼装やゴーレムで護衛


646 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/25(月) 23:12:54 vlpk06O60
進むごとに免疫機構が弱まるわけでも無さそうだしもうちょっと仲良くしようよみんな……敵の敵も敵と認識し過ぎなんじゃないですかね……


647 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/26(火) 00:01:52 lExkTr1E0
あれ、今回の世界ってかなり逼迫してて表面上はレオスが音頭とってるけど腹の探りあいMAXな
メンバーしかいないはずでは・・・


648 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/26(火) 13:47:24 TZmhIKdw0
真っ当に世界救おうとしてるのレオスくらいしか居ないし
目的を同じくしてるのもジェイミーくらいで
万能鍵と藍は完全に自分のために聖杯使うつもりだろうし
グラウルングはなんか別のもの求めてるみたいだし


649 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/26(火) 20:09:49 /v9dPEP60
電脳癌とマスターキーは多分アレだし、神父様と藍ちゃんは頭のネジが飛んでる。
レオナはレオナで核地雷級に危ない娘。レジスタンスと時計塔も思惑ありそうだし。


650 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/26(火) 21:38:44 lExkTr1E0
ただネジ飛んでるとかアレとか地雷言っても、それが原因で世界が滅びるというより
そんな世界だからこそこいつらが出てきた・選ばれた理由があるというのがunlock(だよな?)
その為に情勢も相まって腹の探り合いもやむ無しという

支配者とかその辺りのデータをひとまず載せるだけ載せて保存しようかと思ったんだが、
最近もとの設定も忘れ始めてる自分に気付いた
最近の書き込みとwikiの記事見てるだけだとなんか世紀末でも問題児の集団に見えてくる・・・


651 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/26(火) 22:48:35 /v9dPEP60
例のマスターキーが高木が電脳癌と戦えるようにするために、バレルレプリカに
悪魔アガレス(ナイルの農耕神にして時間神、土星神=サトゥルヌス)の職能を
上乗せして、疑似的なガマリエル効果(不死殺し)を持たせるとか。


652 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/26(火) 23:51:10 TZmhIKdw0
そんなことができるなんて
マスターキー…一体何者なんだ……


653 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/27(水) 19:16:35 Yrbk7njY0
ステータス公開はまだかな?


654 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/27(水) 23:22:27 tWyMGSyA0
マスターキーと先代アトラシア、何らかの因縁があると思う。


655 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/30(土) 09:03:49 1B2J0HYs0
真名バレについて
セイバー    宝具を見せないなど、かなり気を使っている
アーチャー   気にしてない、むしろ堂々と名乗る。格好でばれる
ランサー    マスターの立場上明かしている。ややマイナーなのでそこまで気にしてない
ライダー    まったく気にしてない、むしろマスターが名乗りそう
キャスター   巧みに隠ぺいしている
アサシン    姿を見せるのは獲物を確実に仕留められると判断した時
バーサーカー バレてもあまり意味がない


656 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/30(土) 15:34:16 HJ8WdMB20
unlockの時代でも無銘鯖さんは無名なままか


657 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/30(土) 22:32:43 1B2J0HYs0
無銘さんはブラウニーの間でも名前が伝わってないんじゃ?
マッドマックス・サンダードームのラストみたいな感じで伝承されてるとか。
焚き木の前に座るレジスタンスの戦士が、子供たちに語るんだよ。

まあ例の無銘の生き方と最期とはかけ離れた内容になってそうだが。
数世紀を経てレジスタンスにとって都合のいい話に脚色。
裏切った友達も西欧に組するユダになってたりすんの。正義の味方と
いうより西欧への反逆と自由の象徴ってな感じで。まさにビッグボス。


658 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/31(日) 17:35:19 V8JtBjd.0
無銘「西欧に叛逆する!」
無銘の叛逆者や錬鉄の属性を持つ叛逆者でシユウやガイ・フォークスにも例えられそう
戦闘開始するとエミヤにノイズがかかったのが流れそう


659 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/05/31(日) 23:34:14 rIg1gc1k0
これで多少キャラ変わっても、エクストラとアポのヴラド違いと同じ理論で言い訳できるな(震え声)
座にいる元祖ブラウニーは、無銘教やら藍ちゃんやら見たらどう思うことやら…。

あとアサシンちゃんは、ウルフカットなショートでシャギー入ってるイメージ(ちょっと蓬髪気味)。
電脳癌嫌いだけど、灰色帽の姿だとつい庇ったりしちゃうとか。「くやしい、でも庇っちゃう!」ビクンビクン
電脳癌はその反応で"愉悦状態"だろうが……


660 : ◆AWvm2QqdVs :2015/06/01(月) 03:07:34 0Fve/HIw0
>>636
デバッガー扱い的な話はたしかにあり得そうです
霊子変換を主とする、この時代の魔術を避けている魔術師も多い、のでしょうか

>>639
なるほど。そういえば、二次職みたいな発想はなかったですね
たしかにそれなら人数を限定できて、バランスが保持できそうです

>敵の敵も敵と認識し過ぎ
目的が共通なので、逆にマスター殺しでサーヴァント奪える可能性も高いのです。拒否したら、人類滅びかねないので
一応、今の所は主導権争いだったり、示威行為だったりで、完全な排除には動いていませんが
アーチャー戦も傷を負わせておけば、邪魔はされないし、要求を呑ませ易くなるという発想から起きています

問題児のほとんどは『天の梯子』計画の過程で生じたり、思想が固まっているので仕方ないというか、必然というか
たぶん、無関係な理由で迷惑を振り撒いているのはグラウルングだけになるかと

>マスターキー
ソロモンとは限らないですよね(震え声)

>無銘さん
組織の性質からして、家事万能とかフィィィィッシュで食料確保とか、余計な所は正確に語り継がれてそう

案からして、扱いが大変な部分には最低限しか触れず、原作キャラを混ぜれそうと考えていたのですが、
死に間際には狂化が解ける設定があった事を思い出してしまった……
Apocryphaで使われなかった設定なので、すっかり頭から抜け落ちてたんですよね


661 : ◆AWvm2QqdVs :2015/06/01(月) 03:14:34 0Fve/HIw0
>>653
脱落時にでも晒そうかと考えていたのですが、だいぶ先の話ですし、
セイバーは下手したら最後まで出せなくなるので、一部を伏せて二名だけ晒しておきます

【元ネタ】古事記、日本書紀
【CLASS】セイバー
【マスター】浅地高木
【真名】■■■■■■
【性別】女性
【身長・体重】157cm・43kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具A++
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:D
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。

【固有スキル】
巫術:A
 神道に属する基盤の原型。
 条件を満たせば、魔術的な工程を介す事無く、神霊や精霊の力を借り受ける事が可能。
 本来、祭祀や降霊に特化しているため、戦闘での行使は限られる。

神性:C
 神霊適性を持つかどうか。
 皇祖神とは世代が離れているが、現人神の一族でもあるため、通常の神霊適正を保つ。

【宝具】
『■■■■■■』
ランク:■ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1〜2
かなりマイナー。黒葛で封印された鞘として登場。別名、卑怯殺法。
優先順位が高い逸話、という訳でもないが、初期案の名残として残されている。

『■■■』
ランク:A++ 種別:■■宝具 レンジ:■ 最大捕捉:■
超メジャー。未登場。日本人なら大体、知っている。海外ではサブカル経由での知名度が大半。
本来はランクEXだが、それは限定状況下かもっと偉い人(?)が使った場合。
スレ内でビーム剣いらない派と許容派の議論があったとか無かったとか。

『■■■■■』
ランク:■ 種別:■■宝具 レンジ:■ 最大捕捉:■
マイナー。おそらく、扱いに困る宝具。僕鯖見れば分かるあれ。
二次創作の設定資料でたまに見かけるが、作中での登場率はやはり残念。同じ道を辿るか。

【解説】
真名バレバレのTS鯖。日本では相当有名なのでエピソードは割愛。
古事記、日本書紀の違いについては、どちらも真実の一面を書き記しているという扱い。
カリスマらしきスキルがある描写があったが、あれは神性に付随した日本人への影響力、みたいなもの。

舞台や時代からして知名度補正、地域補正が皆無な事を考慮して、スキルは削減する方向に。
作中での活躍は、他に近接が得意かつ一流のサーヴァントが存在しないから、という面もあったりする。


662 : ◆AWvm2QqdVs :2015/06/01(月) 03:18:15 0Fve/HIw0
【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】ジェイミー・バウンド
【真名】ビリー・ザ・キッド
【性別】男性
【身長・体重】161cm・48kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
高速準備:A
 無防備な状態から戦闘態勢に入るまでの時間を短縮する能力。
 事実上準備を省略した上で、万全の攻撃が行える。神速の抜刀術や早撃ちが該当する。

心眼(真):B+
 視覚妨害による補正への耐性。
 第六感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知である。
 彼の場合、極めて強力ではあるが安定性に欠ける。

話術:C
 非常に弁舌巧みである。場の空気や流れを誘導し、間接的に軽度の精神干渉を行う。
 強制力は低いが、一部のスキルでは抵抗できない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【宝具】
『二十一の銃殺(サンダラー・キリングスコア)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1〜40 最大捕捉:21人
 アーチャーの英雄性と超人的な技巧の逸話が具現化した二十一の銃弾。
 真名を解放する事で、人間には不可能とも言うべき、非現実的な射撃の数々を実現する。
 銃弾加速、軌道歪曲、魔力を純威力に転化など。
 その効用は令呪に近しく、銃撃の範疇においては、魔力が及ぶ限りの万能性を持つ。
 高速連射が可能ではあるが、名称の通り回数制の宝具であり二十一度しか使用できない。

『■■■■■■■』
ランク:E 種別:■■宝具 レンジ:■ 最大捕捉:■
広い意味ではメジャー、狭い意味ではマイナー。わりと露骨に伏線を張っている宝具。
プロローグの状況を顧みれば、ジェイミーは現物を目にしているはず。

【Weapon】
サンダラーM1877

【解説】
本名はヘンリー・マッカーティ、通説ではウィリアム・H・ボニイなど。西部開拓時代のガンマンにして無法者。
家畜泥棒(カウボーイ)時代を経て、タンストールに雇われ、その彼が殺された事件がリンカーン郡戦争に発展する。
中心人物の死という形で争いに敗れ、無法者へと戻る。最後には射殺され、21年の短い生涯を終えた。

無茶苦茶なダイジェストではありますが、現時点ではこの辺りでご勘弁を。

二丁拳銃、狙撃できないアーチャー。だいたい、作中で語られている通り。
高い知名度に西部劇の第一人者ではあるので、他の一級線の英霊ともやり合えて欲しい、
という方針で高速準備や心眼B+といった形で強さを盛っている。
結果、高速準備でチャージショットも省略してくる畜生に。ただし、魔力E。

一応、宝具はあらかじめ『次の自分を標的にした宝具の使用を妨害しろ』と頭上に撃ち上げておき、
自動防御に使うなど、かなりセコい応用の数々が存在している。


663 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/01(月) 21:08:58 g3/dgulI0
ビリーとセイバー属性とかステータスとか敏捷以外対極だな


664 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/01(月) 21:51:38 f1b7Ng1.0
セイバーとはタイマンでは死ぬ、ランサーもかなりヤバい。
バーサーカーや応戦状態のライダーは火力ダンチなので無理。
アサシンは銃器苦手だから優勢。

共闘や敵対勢力同士の潰しあいへの誘導、乱戦、ゲリラ戦術、
マスター狙いってのが基本戦術。


665 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/01(月) 22:55:55 HpOYrato0
話術にランク付けるのは盛り過ぎじゃないか?


666 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/01(月) 23:46:50 vnBPBuyU0
セイバーの最後の宝具はなんとなく予想がつくけど
黒葛の鞘はいまいち元ネタがわからん
卑怯殺法ってことは斎宮の衣の逸話を風王結界的に解釈したってことかな?
そうなると正体隠秘・ビーム剣・概念防御で本編セイバーを踏襲した
宝具ラインナップになるんだな

>>662
実質芸術審美みたいなフレーバースキルやしへーきへーき
むしろ最近は原作鯖もスキルが少ないのが多くて残念


667 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/01(月) 23:49:30 vnBPBuyU0
間違い
>>662じゃなくて>>665


668 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/01(月) 23:50:37 SB1e5/vI0
出雲建にやった太刀交換して勝負しようぜ、そっちのは木製の偽物だけどな死ねが
宝具になったんだと思うが


669 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/02(火) 00:16:27 oDMdQt5Q0
剣では自分以上の技量を持ち、優れた王でもあった大国主イズモタケル。
自分の人生を呪い、彼の手に掛かって死ぬならいいと思ったタケルちゃん。
でもタケルちゃんの生を望んだオトタチバナが呪詛でイズモタケルの剣を封じ…

でもその事ではオトタチバナを一切責めず、これを自身の悪評として背負う。
斃していった者たちの死を背負い、この国をひとつに纏め無辜の血を二度と流さない。
それまで決して敗北せぬことを誓う、国造りの大英雄……とか。


670 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/02(火) 06:05:17 tvREurMA0
>>665
英雄のイメージとして「手管に長けた多彩な魅力を持った奴」として認識されてる、とか?
でもどれも今一歩の性能なのが「○○に秀でた英雄」に歴然と及ばない事実であるという
近代に近い程、巫術やカリスマ等に当然備わっているものが細分化して顕在してるんかなと思った

>>668
これ殺した直後に「鞘に蔓が巻き付いて刀身出ないでやんのいとあわれ」って詠んでるんだよな・・・
まんがでわかる古事記だと父王に命じられて豪族殺して回る悲運の将って感じだけど(出雲建は省略)
今回はどうなるんだろ


671 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/03(水) 00:27:19 Ah.pp8eQ0
【世界設定案】
第二階層にいた幻想種。ナイトメア以外にもサキュバスやインキュバス、ナハトコボルト。
洞窟は真祖のイド〜深層意識を象徴。悪夢の国の住人達が棲む、とか。
リシミエールがサンプルとして何体か捕獲していて、魔術行使の材料とかにするの。
例の蝶も魂を司る幻想種(洗礼受ける前に死んだ赤ん坊の妖精)をキャスターが下僕
にしたとか…。

第三階層の海洋は無意識の領域、古地図にある海の怪物たち、ケルピーやレモラ、
セイレーンにイスカンダルが見たという大蛸とかが出てくる、とか。

第四階層は砂漠or荒野とだけ、マンティコアとかそんな大型の陸生幻想種。


672 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/03(水) 20:23:03 Ah.pp8eQ0
【霊子虚構世界 設定案】
第一の階層 
選別の間、ガラス細工の回廊、意識の世界へと入り込む魔法陣。
回廊内は黄道十二宮や星図を模したような壮麗な意匠が施されている。
ガラスの向こうの虚空に星や地球が見えるとか。
空想具現化拘束制御装置 天の冠(ヘブンズ・クラウン)が構成した、真祖の夢への
入口となる霊子虚構世界。

第二階層
洞窟、深い眠りの領域、深層意識の世界
夢魔や聖アントニウスの怪物たち、原形質のような名も知れぬ幻想種が蠢く

第三階層
海洋、大地を取り囲むオケアノスの海と大河、無意識の世界
中世の古地図にいる海魔たちが遊弋する、形無き島々が群島を為し怪物たちが住まう

第四階層
荒野もしくは砂漠、前意識、記憶の辺獄
星の記憶を司り、様々な文明の都市や絶滅した動物たちの蜃気楼が浮かんでは消える
顕在意識への障壁というべき炎の壁がある。陸生の幻想種している

第五階層
山岳と雲海、顕在意識、想念の山
感情の雲霞と思考の嵐が目まぐるしく駆け巡る、さながらトマス・マンの魔の山
空を駆ける幻想種が飛びかっている? ブロッケンの怪物?

第六階層
回廊と階段、理性と思考、思想迷宮
悪魔もどきの奇怪な幻想種達が棲息しているらしい?

最終階層
かの者の理念であり願いそのもの、真祖の城。
鎖に縛られたまま玉座に座る真祖の像と、聖杯の置かれた円卓があるらしい。

おまけ
ブラザー・キレイの懺悔室。真祖の城の何処かにある謎の部屋。
聖杯戦争の脱落者たちを悔い改めさせるためにある。会衆は猫アルク。
脇のドアから地下王国へ行けるらしい?


673 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/03(水) 20:57:06 PhLxnB4E0
とかとかとか


674 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/03(水) 20:58:07 Ah.pp8eQ0
天の冠(ヘブンズ・クラウン)→(ヘブンズ・ソーン)の方がいいか、茨の冠っぽくて。
真祖=救世主=磔刑って感じで。

陸生の幻想種している→闊歩している

第三階層=海竜、第四階層=赤竜ってとこかな?


675 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/03(水) 21:26:21 3wDG07qU0
>>672
何かそれだと中央から外側に抜ける形になるが中核に近づくなら逆じゃないか?
それとも夢から抜け出て真祖と向き合うのが最終関門なのか


676 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/03(水) 22:39:33 Ah.pp8eQ0
ヨガのチャクラ修法や 近代西洋魔術修行で行うタットワ行法のイメージ。
地→水→風→火→空と脊椎(世界軸)を上昇していく感じ。これにユングの意識・無意識を
無理やり捻じ込んだ。ただ聖杯探究も錬金術(自己完成)の寓意図に使われたので、
深層意識への下降する旅より、禅や瞑想による上昇していくイメージのほうを採用した。

元ネタはイシュタルの冥界下りと金ピカ叙事詩のウトナシュピテムを訪ねる道中なんだけど
(日没の丘=洞窟→死の海=海洋ステージ)、尺的に足りないので楽園追放(砂漠〜楽園)と
ダンテの地獄巡り(魔王=山登り)を足してみた。思念の迷宮はホロウ・ラストの「天の逆月」
へと至る階段、最終ステージは真祖の城と聖杯城を混合したもの(月に立つ逆さの城)。

世界観は、古代ユダヤ伝承の天の七階層と上弦の月を食べる獅子(格闘抜きの夢枕獏小説)


677 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/04(木) 22:21:41 fVD9iSkY0
あとエリアごとの幻想種の種類や違いについては、シュタイナーの人智学
にある「宇宙と人類の歩み」や「精神界」のイメージが入っている。
シュタイナーの四大精霊のイメージは美しい、かなり電波な内容だけど。

あと随分以前からネタ切れだったりする…。


678 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/04(木) 23:00:45 Z7J0C4vY0
ランサーの惨劇宮廷対バーサーカーの無限の剣製の結界対決とか見てみたい
正義を冠する王と正義を掲げる守護者の対決とか


679 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/04(木) 23:27:43 16nuP0mY0
お互い会話すると面倒くさいとのことだがランサーの正義とは何なんだろうか


680 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/05(金) 22:29:49 RPQ.el4E0
赤馬坂 「誰も死なさないようにと願ったまま、大勢の為に一人には死んでもらった。
       誰も悲しまないようにと口にして、その陰で何人かの人間には絶望を抱かせた…過去の俺が
       やっていたことは人類のために少数を切り捨てて殲滅する守護者と同じなのではないのか…」

ランサー「正義とは民草や貴族に法を遵守させ秩序を保ち、国家を治めるための手段に過ぎん。
       必要とあらば背教行為も非情な行いも肯定されるのだ。正義の味方だと?目的と手段が
       入れ替わっているではないか?」ヤレヤレ

ペドロ1世はヴラドと同じく、中世封建制から中央集権制を目指してたワンマン型の君主。
こういったタイプの為政者である残酷王にとって、無銘は秩序を侵すものでしかない。

セイバー(両方ともメッチャわかる…)
アーチャー「正義だぁ? 知ったこっちゃねーや、ヒャッハー!」
キャスター(だ…駄目だ まだ笑うな…こらえるんだ…し…しかし…)

タケルちゃんはヤマトの正義の名において多くの国を平定してきたけど、征服王のように
ポジティブには考えられず葛藤していそう。あと二人は御察し……


681 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/05(金) 23:09:28 lMdbdupc0
率直に言うと西洋における善は「人間社会における人間にとって良いとされること」で
東洋は「道徳や徳目に置いて良いとされる人間の行い」の事だったりする
前者は人間の法に基づいた、後者は人間の性質に基づいた考えによる
どちらも根本的には「人間の価値観」を基盤とするので、両者のどっちを極めても前提からして
広く万物に対しての善、と言えるものは実現不可能
「正義の味方」の正義が何を定義しているのか今回もちょっと曖昧なままだが、結局何を目指すつもりだ?


682 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/06(土) 14:07:09 UNDEZvso0
赤馬坂はバーサーカーなのを良いことにブロークン連発とかしそう
剣製内でブロークンとか


683 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/06(土) 16:17:42 cF.pQyPg0
それ自爆じゃねえかw


684 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/06(土) 20:56:13 kvp.vJP20
藍ちゃんが神の眼で馬坂のステータスや戦闘経験を無理やり引き出すとか。
花札とかがあったとすれば、恥ずかしい過去を暴露して虐げるの。


685 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 07:10:08 wknOixO60
>>680 >>681
今回はバサだからこのエミヤは「正義の味方の在り方」については悩まないんじゃないかな
ただランサーが王として藍ちゃんに「犠牲を念頭に置いた上で出来る最大限の統治」すら考えない
形振り構わなさがあるから、人として救いたい物があるなら、また人としてそこの線引きも可能だと
チクチクつつくかもしれんけど。
その辺の厳正さが面倒くさい、と言うのかも?
本編後のエミヤも「犠牲はずっと容認出来ないけどそれでも、これは間違いなんかじゃない」という結論を出しているし


686 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 07:14:25 wknOixO60
>>680 >>681
今回はバサだからこのエミヤは「正義の味方の在り方」については悩まないんじゃないかな
ただランサーが王として藍ちゃんに「犠牲を念頭に置いた上で出来る最大限の統治」すら考えない
形振り構わなさがあるから、人として救いたい物があるなら、また人としてそこの線引きも可能だと
チクチクつつくかもしれんけど。
その辺の厳正さが面倒くさい、と言うのかも?
本編後のエミヤも「犠牲はずっと容認出来ないけどそれでも、これは間違いなんかじゃない」という結論を出しているし


687 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 07:15:36 wknOixO60
二重レスすまんな


688 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 09:05:24 p4gP71wI0
ランサーは、藍ちゃんをもはや世界に害毒しか撒き散らさない存在として
処断しようとする。赤馬坂が正気なら同意を求めるけど、犠牲は容認しない
といわれて対決する羽目になる。
あと大衆が必要とするのは正義の味方などではなく、厳正な統治者だと言いそう。

例のキャスターは「全部無駄、無意味」とか言いそうだが。
で、ブライツライト・ホーリーランドの霊的完成果たしたスレイマンみたいに、
「明日は何が待っているか――わかっているけど教えな〜い!」ってな感じの
イヤな悟り開いていそう。

それと赤馬坂の狂い方は守護者の本能に支配されたものなのか、救いたいという妄執
どっちなんだろ? 守護者の本能に従うなら例のキャスター真っ先に狙いそうだが…。


689 : ◆IO/jvs2O9g :2015/06/07(日) 21:18:51 .so5O.O20
ふと思い立って、今までのお話を文庫風縦書pdfにしてみました

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org356907.pdf.html

ルビとか改行とか、縦書で読みやすいように出来るだけ直したつもりだけど
不備があったら指摘よろしく

というかいつの間にか電撃文庫2冊分の分量になっていたことに驚きですよ
地の文と台詞の間のスペースを詰めればもう少し短くなるんだけど
◆AWvm2QqdVsさんの意図したテンポとズレるかもしんないのでそのままにしときました


690 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 22:18:43 yM4aHtgQ0
スゲェ
ありがとうございます!


691 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 22:33:26 uQryi.520
場面場面で挿絵入れたら完璧だな!(無茶振り)


692 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 22:50:16 p4gP71wI0
やめてください、まだ挿絵のない子もいるんですよ!!(EXP風に)


693 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/07(日) 23:13:25 uQryi.520
二年と二、三ヶ月くらいか? ここまで
zeroは6巻完結だったから、unlockが同じくらいの分量で完結すると想定すると、
後四年以上はunlockを楽しめるぜ! やったな!


694 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/08(月) 00:07:06 T19f7ETU0
乙!
初期から追ってたがけっこうな量書いてたんだな……


695 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/08(月) 20:50:30 y5jXMDPE0
【ランサー武器案】

トーレ・デル・オロ(黄金尖塔)
ランサーの手持ちの長柄武器のなかでも、とりわけ華やかな武器。
イスラム風の黄金飾りの槍で、かの愛妾を住まわせた黄金塔の名を関している。
だが城塞塔並の強固さを持つ、見た目によらず剛健な武器。

この明るく煌めく華美な先鋒はその鮮烈なる輝きをもって、より昏い影を生み出し、
暗き惨劇宮廷(エル・クルエル)の力をさらに強める。


696 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/10(水) 20:17:46 GTyb7B3A0
セイバー組

高木
高レベルな霊子ハッカー、頭脳労働専門。
電脳世界のロジックで相手を出し抜く、ガチンコタイプではない。
根っからのハッカーで、奇策を用いて相手を出し抜くタイプ。

セイバーとの仲は良好、お互いプロフェッショナルとして信頼し合っている。
セイバーは彼の期待に応える


アーチャー組

ジェイミー
諜報員、霊子ハッカーや魔術師とは違うロジックの持ち主。
手段を選ばず目的を遂げるという意味では切嗣に近いが、その出自から固執
するものを一切持たない。

アーチャーとの仲は良好、対等な相棒というべき存在。凸凹コンビで漫談が特技。
また出自による虚無の部分を見透かされている。


ランサー組

レオス
オリジナルと同じく正々堂々と王道を往く。霊子ハッカーとしても超一流。
理想の王を演じている代行の王であり、生まれた時からある意味挫折している。
根っこの部分はレオそのものではなく、血の滲むような努力の末に今の位置にいる。

ランサーとの仲は良好、互いに敬意をもって接し 近しい境遇から共感を持つ。
ランサーは多くの場合、レオスの参謀の役割を果たしている。


ライダー組

リシミエール
正統派魔術師。血筋・技術ともに一流だが心は凡夫。
思考そのものは旧来の魔術師そのものだが、心の贅肉だらけのため非情に
なれない部分がある。嘘がつけないタイプ。

ライダーに思慕の情を持つため、主従とは言い難い不思議な関係。
やや歯車がかみ合っていないが、ベストパートナー。


アサシン組

グラウルング
死徒、意思を持つコンピューターウィルスというべき存在で、霊視虚構世界では
万能というべき存在。手段のために目的を選ばない狂人であり、悪ふざけと愉悦が
その行動原理になっている。何処までが悪ふざけで、何処までが策略か分からない。

アサシンとの仲は最悪、相手は殺意さえ抱いている。
主な理由は、アサシンが気に入っていた灰色帽に化けていたのが主な原因。


697 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/11(木) 19:21:50 kmc1hvNo0
>>689
やるなぁ

ライダーとかまさかの一面見せたけどこっからどうなって行くかワッフル


698 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/14(日) 14:47:53 7vC4JJvI0
【レオナの礼装案】
カリブルヌス・ニミュエ(贖われし血塗れの誓約)
強制(ギアス)の一種、誓いを破った者は死によって償われる。
双方向的な誓いであり、レオナ自身も誓いを破れば死ぬ。
ただ彼女は制約を課す前に、つねに誓いの抜け穴を準備している。


699 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/14(日) 20:22:31 KX7twokQ0
今日のNHK、『ダーウィンが来た』で群れを率いたメスオオカミの特集をやっていたぞ
2006年と超近代だし特に何をした、と言う訳でもないけれどメスがリーダーになるとはどういう
事かについて少し触れていた
アサシンの造形の参考になるかも?


700 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/14(日) 21:05:16 7vC4JJvI0
コアホウドリは、雌同士のつがいが他所の雄を誘い込むらしい。
つまりレズカップルに食われた雄たちが……


701 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/16(火) 20:24:08 QQDTggKw0
【コードキャスト案】
盡掃蠱毒(ヒュドラ・イーター)
ウェイ・ルェイミンが自らの手で秘密裏に製作した特殊コードキャスト。
ウィルスやワームを取り込み解析・学習し抗体を作り出し自己進化する。
そして主人に毒を盛った相手を追跡し、攻撃者に対してより悪辣な毒を盛る。
電脳世界という毒壺において無限に成長し続ける呪詛、蠱毒を喰らう蠱毒。

ウィンが対電脳癌用に、高木へ託したコードキャスト。


702 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/17(水) 20:51:33 dOPXiC.60
【みこーん知恵袋 天の梯子出張版 Q&A】


セイバークラスに合格したのですが、何か気をつけることはありますか?
新米セイバーさん

マスター変えたいです。どうすればいいでしょうか?
ブランカ大好きさん

マスターを困らせてしまいました、私って駄目なサーヴァントなのでしょうか?
クレタ暮らしさん

礼装が酷すぎてツラい。スパイアイテムはともかく、改造スポーツカーやヘリとか一体どうしろと言うんだ?
007さん

現在キャラ的にポジションが微妙なのですが、これからどういう路線でいけばよいのでしょうか?
マダム文さん

サーヴァントに嫌われています。私としては仲良くなりたいのですが、どうすればいいのでしょうか?
蟹座の魔術師さん

仕事仲間が酷すぎる、何人か粛清したいのだが。 特にキャスター
アルカサルさん

私はお兄様のために一生懸命働いているだけなのに、冷酷とか腹黒とか後ろから刺すタイプの女とか、
風評被害が酷いです…万一お兄様の耳に入ったら。どうすればいいのでしょうか?
やはりみんな粛清すべきですか?
お兄様の敵は皆殺しさん

セイバー顔じゃないとセイバーやってはいけないと言われたのですが、本当ですか?
あとセイバー顔とはどんな顔なんでしょうか?
新米セイバーさん

私のサーヴァントが美しすぎてツラい。
魔術万歳さん

ある理由で主人の代理で仕事をしている者ですが、同僚の一人に目をつけられています。
主人にも相談したのですが取りあってくれません。絶対に愉しんでいます……助けて!!
鏡よ鏡さん

中国人なんだから功夫やれとか言われました、毒殺するべきでしょうか?
マダム文さん

補佐してるマスターがダメダメ過ぎてツラい、サーヴァントのほうも緊張感無さ過ぎてツラい。
法政科夜勤 №2645さん

このハサンめはいつ登場する予定なのでしょうか?
暗★殺★王さん

お兄様のサーヴァントがセイバーでなくランサーとか、これは一体どういうペテンなのですか?
本当は黒太子風情ではなく、ガラハッドやアーサー王を召喚したかったのに…
お兄様の敵は皆殺しさん

今度のマスターが色々悩みを抱えている子なのだが、生憎私はバーサーカーで召喚されてしまった。
彼女の心を救うにはどうしたらいいのだろうか?
チーフレッドさん


703 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/18(木) 19:51:44 /2T2XfnE0
【双子の礼装案】
インビジブル・グレイス(護王方陣)
レオナの礼装で、常時レオの肉体を守護している自律防御結界。物理的・電脳的・魔術的な
プロテクトが何重にも施されている、いわば個人用トーチカ。脳波、神経系、循環器系、内臓や
バイタルチェックを逐一リアルタイムで行っている。いわば24時間レオナ・セコム。

カルンウェナン・レプリカ
レオスの礼装で、リシミエールが とある伝承保菌者の遺伝子・霊子情報から再現した宝具のレプリカ品。
ライトセイバーのような短剣。この世でも数少ない、現世の人間がサーヴァントを傷つけられる武器。
レオスの天才的な剣の才と相俟って恐ろしい威力を振るう。並の魔術師なら10分で生命ごと魔力を持っていかれる。


704 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/18(木) 22:33:30 zpduvvy20
鯖に傷つけるのはある程度の実力のある魔術師なら普通に可能なんだが燃費が無駄に悪いなw


705 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/19(金) 01:06:42 WCxA9rP.0
このまま行けばライダー陣営といい感じに協力出来そうだけどマスター死ねばサーヴァント奪えるのか……あっ……ふーん


706 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/19(金) 22:34:51 vBsF/t8o0
ライダー魅力的だけどタケルちゃん喪うのはちょっと嫌だなぁ…
あとフットワーク軽いマスターより、穴熊戦法やる正統派魔術師の方が
彼女向きなんだよな。ケイネスや時臣みたいな連中専用。

あとロボは切嗣や言峰向きだけど、性格的に相性最悪だったりする。


707 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/20(土) 09:07:22 I.tHtfj.0
カルンウェナン・レプリカはイメージ的には光魔の杖、最初は凄まじいけど
何ターンか立つと威力が衰えてくる感じのヤツ。
一度はバーサーカー殺せても、二回目で斧剣であっさり受け止められるような。
で、イリヤに「出力がさっきより落ちているわよ」と煽られる、と。


708 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/20(土) 09:44:32 MmOg2JFc0
今回、魔力は舞台持ちなんで基本全員椀飯振舞できるはず
一応アバターやサバの器に溜めてられそうな上限はありそうだが

というか一時的でない魔力切れ消滅って今回あり得るのか?


709 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/20(土) 23:38:53 I.tHtfj.0
【魔術回路比べ】(予想、大穴狙い)

高木      質:良 / 量:並 / 編成:特殊            壊れ物注意な精密機械、分割思考持ち
ジェイミー   質:並? / 量:並? / 編成:正常(最適化?)   ホムンクルスだが、出来については不明
レオス     質:優 / 量:優 / 編成:正常            レオクラスのマスター、そもそも出来が違う
リシミエール 質:良 / 量:良 / 編成:中世から続く家系    一流魔術師で刻印持ち(ダナイデス入れれば最大規模)
マスターキー 質:?? / 量:?? / 編成:????            謎だらけ 
電脳癌     質:粗雑 / 量:無尽蔵 / 編成:極めて異常  死徒、犠牲者の数だけ魔力電池? 性質的に調達し放題
藍        質:測定不能 / 量:並 / 編成:特異       神の眼という出鱈目な魔眼持ち
レオナ     質:優 / 量:膨大 / 編成:異常          兄と同レベルかそれ以上、チート

灰色帽     質:並 / 量:やや弱 / 編成:正常        スペック的にはごく普通の霊子ハッカー、スペックより神業スキル


710 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/22(月) 21:42:21 fz1Gp2fI0
【マスターとの相性傾向 予想】
セイバー
基本マスターには絶対忠誠。何があろうとマスターが見捨てられないタイプ(外道除く)
凛がマスターなら私情なしの役割分担、士郎やウェイバーなら苦言を呈しながらも関係構築できそう。
切嗣は相性最高だけどお互いの地雷に触れて曇る。

アーチャー
破天荒でマスターを振り回す、外道やケチな悪党は嫌い。
ワカメとはとても相性がいい。バゼットの場合は突っ込み役になる。ケイネスや時臣は嫌いそう。
言峰はガチで殺す方法を考える。ゴルドは酷い目に合う。

ランサー
性格上マスターにも度量や相応の能力を求める。異常者はマスターであっても粛清する。
ダーニックのような腹黒系のマスターなら陰謀的な駆け引きを愉しむが、行動力のあるマスターが好き。
ただレオは眩しすぎるため苦手。ユリウスとか陰のある人間の方がいい。言峰は殺しに行く。

ライダー
ぽわぽわしてるが案外ヒトを見る目はあるので、関係構築は注意。子供は保護者的な態度取りそう。
性能上ケイネスや時臣のような正統派魔術師が向いてるが、甘ちゃんの方が関係構築しやすい。
相性最悪なのは雁夜おぢさん、金のかかる女(人妻)だから。カウレスやフィオレなら良好?

キャスター
性根が腐っているので英雄王より酷い、マスターは無謬の慰め。魔術師系はすぐ飽きる。
またアトラスや雁夜は忠臣プレイ、セレニケ・竜ちゃんは同好の志プレイ、士郎や切嗣は真ゲスプレイで弄ぶ。
言峰とは腹を割って外道ぶりを見せる、ワカメは最高の玩具。遠坂姉妹は苦手、毀せないから。

アサシン
基本、マスターの命令には従わない。野生動物なので人間の倫理が通じない。
それ故か士郎や言峰、竜ちゃんとは理解し合えない、言峰は最後噛み殺しに行く。例の獣とは仲良くなる?
あと葛木とか玲霞とかネジ飛んでる人向きかも。ちなみにゾォルケンやジェスターは本能的に敵とみなす。

バーサーカー
士郎絶対殺すマン。あと凛にブン殴られる、ガチで。

キーパー
アハト翁が欲しがりそう、イリヤマスターとかマヂやめろ!


711 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/23(火) 19:35:35 ntga/lHU0
言峰殺しに行く英霊多すぎい!


712 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/23(火) 19:41:20 LSAe/lug0
初っ端からロックオンするのはランサーくらいだろ、アーチャーは明確に敵対するまでは難儀な奴だなぁと哀れんで関わらないようにしそう


713 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/23(火) 21:59:45 8kZRW1sY0
タケルちゃんは言峰マスターだと曇るの通り越してレイプ目まで逝く。
ソロモンはフラット君がマスターだと計画片っ端から斜め上行動で潰されて壊れる。


714 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/24(水) 21:55:07 .UB0HW5A0
ダナイデスはクローニングによる同位個体が無数にあって、魔術回路を
並列コンピューターみたく繋いでいる。魔術特性により、肉体は無数でも
魂はひとつ。旧い肉体は順次廃棄処分され、魂の乗り物である新しい肉体
が創られていく。生きる目的も為すべき命題も無く、協会に与えられた役割
を淡々とこなしていく。


715 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/25(木) 21:19:52 qfxqq6v.0
でも例のキャスターさんは言峰大好きそうだから!
ランサーは即座に殺そうとするが、あとのふたりは徐々に殺意が…
ただライダーはどうなるか見当がつかない。

ただアサシンは竜ちゃん平気そう。
「食うためでもないのに何で殺すの? 勿体ないヤツだな」って感じで。
アーチャーは女子供殺すとキレそう、悪党にも仁義があるって。


716 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/25(木) 22:54:46 02NaOf.g0
エモノをもてあそぶのが好き、って点では龍之介は犬ってより猫なんだよな
豹が好きなんだっけ?


717 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/26(金) 10:13:00 o5UFWU5MO
>>716
動物番組が好きで豹のハンティングが特に好きらしい。マテにあった豹柄好きだからこそ靴にワンポイントで抑えたデザインはセンスを感じた。
ちなみに青髭の旦那は裁判中に豹の姿をしたベルゼブブにあったって証言してて四次キャス組は妙に豹と縁がある。


718 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/26(金) 18:43:10 N5M6ayfY0
久々にネトゲの奴
【アサシン案】
艶やかな長い黒髪に、髑髏の仮面を付けた長身痩躯の男性
真名はハサン・サッバーハ。 美髪のハサンなる渾名を持つ、歴代の〈山の翁〉の一人
fakeで名無しのアサシンが使用した、《狂想閃影&raquo;の本来の使い手
一本一本の毛を蜘蛛の糸のように細くし、数里先から一方的に相手の首を刎ね飛ばせる
髪の毛の手入れは趣味と実益を兼ねており、暇さえあれば“今日は一段と美しいね”などと髪の毛に話しかけている
己の暗殺手法に溢れんばかりの美学と誇りを感じており、歴代で自らの御業が最高傑作であると証明することを願いとしている
肉体的にはアサシンとしてみても、それ程ステは高くない


719 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/26(金) 20:17:21 k2NXXaOw0
ソロモンは思い通りに行かないヤツをアスモデウスに例えそう
アーチャーは悪党であっても悪の手下じゃないんで悪事の命令は嫌いそう
竜ちゃんとアサシンは自分の獲物取ったらキレるけどそれ以外ならまぁ……ぐらい


720 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/26(金) 20:38:47 k2NXXaOw0
【セイバー案】
癖っ毛な髪を持ち獅子のように荒々しさと賢者のような知性を感じさせる女性
常に片脇に本と葦筆を携え、高度な製鉄技術を見せつけるような鉄剣を持つ
ありとあらゆる知識を保有する知識の集大成といえる世界最古の王立図書館を保有しており、
中には高ランクの魔術書なども含まれているが、本人ですら貯蔵書すべてを認識・使用が出来ない程で
自由に取り出せるのはごく一部の限られた物だけである。
さらに《天地創生の神話》を記録した粘土板を保有し、天地乖離の一撃を大幅に劣化した状態でだが使用できる。
本人は最高のセイバーを自称するがアーチャー・ライダー適性の方が高い
真名はアッシュール・バニパル アッシリア史上最後の偉大な征服者
また歴代アッシリア王の中で最も教養豊かな王であり彼の大図書館は
かの征服王も真似たと言う


721 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/26(金) 21:17:23 JDtzfSQY0
タケルちゃんの場合 士郎に必殺技教えてとか言われたら、真面目に
教えようとするので怖い。これはタイガー道場逝き決定だな…

あとソロモンはワカメがマスターになったら愉快なことになりそう。
調子に乗らすだけ乗らしといて、有頂天唯我独尊状態になったところで
盛大に梯子外し。しかもどん底になったところを助け、再度奈落に…。


722 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/26(金) 21:50:27 N5M6ayfY0
【ルーラー案】
蒼と白の布地を体に巻き付けているインディアンの男
ゲームの運行を司るルーラーの一人で、日々忙しく働いている。
言葉が上手く話せないようで、身振り手振りでコミュニケーションを図ろうとする
平和や共存共栄が好きで、戦闘を止めに行く気概のあるマスターには接し方が甘めになる
真名はデカナヴィタ
5部族の平和的な結集のもと完成したイロコイ連邦の礎となった大調停者
天空の大精霊の意志の元、部族間の和平に奔走した英雄
自分の部族が後に滅んでしまったこと・後々の白人とインディアンの血に塗れた歴史など思う所はあるが
生前自らがやるべきことは余さず行ったのだから、その後の歴史を変えるということに関心はない
いくつかのプロセスを得て、その場にいる者の戦闘意志を消失させる宝具を持つ


723 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 09:51:54 jYwnsGOA0
言峰は最終的に自分の愉悦だけが目的になってしまった人だから、有名な内で他人の為だけに何か
を為そうと邁進していたタイプや初めから自分自身の願いを求める英雄とはそら相性悪いと思う

本編で内心言い当てた通りエミヤとか、今回なら秘めた物があるタケルちゃんみたいな
「自分の為に求めたいものがある一面を持つ」など二面性のある英霊とは最終的に馬が合う可能性がありそう
キャスターも同じ様な愉悦派で、必要なら他人の為に働く事も辞さないので「聖職者」とか「王」という
都合が一致したから、そこが合う内は一緒にいれられるというイメージを持った
バサの素質でも良いけど理想と都合などの二面性を読みきれる・読んだ人向けが愉悦じゃないかな


724 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 13:56:45 f0PRIcrU0
言峰の目的が愉悦とか原作未プレイかな?


725 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 15:13:24 2IvjX07AO
MMO聖杯での名前が上がったサーヴァントはどんくらいだろ


726 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 17:37:04 HhtXg1rA0
GOの真似して7クラス出そうとしたが、途中で挫折した。
セイバー:ベズワル
アーチャー:ナポレオン
ランサー:ダグ
ライダー:パエトーン

キャスター:シェヘラザード(固有結界もち)
アサシン:チェザーレ・ボルジア(キモウト背後霊憑き)
バーサーカー:レギオン(悪霊軍団)
を考えていた。


727 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 20:14:54 t87YVlh60
ボルジアさんは、蝉様に次ぐ毒薬系アサシンなんやな

【緑のヤドリギ】
MMO中でも最大勢力を誇る結社の一角
最大人数を擁する組織だが、結束は緩く籍を置いてるだけの幽霊メンバーも数多くいる
ノリがデュラララのダラーズみたいなもん。 読んだことのない人にはわかりづらい例えですまぬ
面子が賑やかで、色んな国・文化圏の英霊を見ることができる
規律だった上下関係は無いに等しい。 去る者も追わずである
実力もピンキリで(戦闘面での)上位・下位の間の断裂は激しい
令呪のカラーは緑

【白の箱舟】
勢力として上位に挙げられる結社の一角
西洋人MMOプレイヤーの小規模な相互扶助会からスタートした組織
大所帯となった現在、マスターの人種・出身地こそ様々だがサーヴァントはキリスト教圏の聖人や英雄が多い
かのゲオルギウスの姿を見たという証言もある
徹底して結社内部の規律を遵守し、セルフギアススクロール使用の場面も多い
現在は、その性格の大らかさから人望厚いマクシミリアン大帝とそのマスターが顔役となっているようだ
令呪のカラーは純白

【レッドフード】
少人数の新興結社ながら破竹の勢いで上位勢力の一角となるまでに成長した組織
構成人数が少ないながら、スケールの大きさに定評ある(例・インド、中国)東洋圏の神話出身である実力者のサーヴァントが構成比率の多くを占める
マスターもそれを従えるに恥じぬ猛者揃い
完全実力主義であり、聖杯を独占しようとする傾向が特に強いため他のプレイヤーや結社との折り合いも非常に悪い
その運営の中心には石紅運なるマスターがおり、人心を完全に掌握し所属プレイヤー達から全幅の信頼を置かれている
しかし、サーヴァントの中には彼に不信感を抱いているものも存在しているようだ
令呪のカラーは赤


728 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 20:56:26 lQdCNR0A0
>>725
セイバー >>393>>452>>526>>720
ランサー >>607>>592
アーチャー >>609>>399
ライダー >>461>>598
アサシン >>593>>603>>718
キャスター >>457
バーサーカー>>580>>642
エクストラ >>416>>417>>722

その他(複数)>>440>>465>>606


729 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 21:07:03 2IvjX07AO
ありがとう。結構でたなぁ。


730 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 21:57:15 HhtXg1rA0
サーヴァントのネタバレ
【ランサー】
河神の血を引く半神の英雄。ディンカ族の部族英雄であり、祭司の氏族の祖。
牛の髑髏の仮面を被った黒人戦士で、誇り高くプライドを傷つけた者は自身のマスターでも
容赦しない。また生まれながらの呪術師であり、誓約を交わせば不履行は死を意味する。
ただ一度マスターを認めれば、決して裏切ることはない。
真名はアイウェル・ロンガー、プレデターをイメージしてくれればいい。
河の精霊の息子なので水中戦では出鱈目に強い。気配遮断からの投槍攻撃は鬼畜。

【ライダー】
ローマ史上最悪の変態皇帝。穢れし太陽神の伴侶。
あらゆる放蕩と倒錯を極めた、千年帝国の頽廃そのものを体現する存在。
かつては太陽神に仕える聖なる御子であり、神の花嫁たるアンドロギュヌスだった。
ローマ史上最低の皇帝、ヘリオガバルス。クレイジーサイコビッチドM男の娘。
娼館でウリをやるぐらいの変態、ネロ帝と違い政治的な成果はなにひとつないダメ皇帝。

【キャスター】
見事に結い上げた豊かな黒髪と透き通るような白い肌を持つ切れ長の瞳の美女。
中華風の豪奢な衣装からはグラマラスなボディラインが透けて見える。
双剣と巨大な扇を武器とし、仙術や奇門遁甲といった大陸系の思想魔術に長けている。
性格はかなりキツくちょっとS入った女王様仕様。
ただヤンチャ盛りの男の子や思春期真っ盛りの少年には母性を擽られるのか、優しい。
真名は鉄扇公主、宝具は芭蕉扇でバシルーラ。妙齢の中華美女で、熟れた人妻属性。
仙人の成り損ないは伊達ではなく、キャス子並に万能。

【キャスター2】
新皇を名乗った反逆者の娘とされる伝説上の妖術使い。
一族郎党滅ぼされた怨念を晴らすべく、呪詛の神に祈り妖術を極める。父の遺志を実現
するため兵を集い、妖術を用いて魑魅魍魎を使役する。
真名は滝夜叉姫、呪術に長けたキャスターで、呪詛の神 淤加美神の加護を得ている。
がしゃどくろや魑魅魍魎を召喚しては自在に操る妖術も操る。荒んだお姫様属性。

【キャスター3】
耽美と夢想に生きた美しき青年王。自称 白鳥の騎士ローエングリン。
ゲルマン神話や騎士伝説の世界を愛し、現実に背をそむけ幻想に生きた狂人。
彼の夢想は遂に現実を侵し、自らの城を舞台とした一大歌劇を創演する。
真名は狂王 ルートヴィヒ2世、ワーグナー作品と中世騎士物語にのめり込みすぎて散財し、
禁治産者として幽閉されたヒト。どうもガチホモだったらしい。

【アサシン】
陰鬱な雰囲気を身にまとう、黒い和服を纏った妙齢の美女。
その眼差しは妖気を帯び、野生動物のような俊敏さと残忍さを併せ持つ。肉体改造と変身
を兼ねた特殊な気配遮断スキルを持つ。マスターへの忠義に厚く、いかなる非道も顔色
ひとつ変えずに行う。かつて謀略により命を落とした主君の復讐を遂げるべく、ある君主に
とり憑き怪異を為したが、とある侍の手によって命を落とした。
真名はこま、鍋島家の化け猫。殺しても7回生き返る宝具持ち、甲賀忍法帖風に。


731 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/27(土) 22:06:39 f0PRIcrU0
こまが鯖とかないわー


732 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 00:21:53 yUOq3QGM0
【アーチャー案】
古代エジプトの第18王朝の第7代ファラオ。アメンホテプ2世の名で知られる偉大なる王
頑健なる肉体を持ち、化け物じみたタフネスを誇る
彼の行った治世は言ってみれば、名君たる父王が築いた領土の維持
しかし、彼自身も優れた軍事的才能と政治能力を持ち、決して自らの力は父の威光に埋もれる小さなものではないという強い自負がある
真名はアアケペルウラー
「一人で300の弦を張った」「射た矢が銅板を貫いた」という逸話があり
空中で強力に引き絞られた300の弓に装填された“貫通”の概念を持つミサイルを対軍と冠するべき威力の矢を、360度周囲全てから一斉に放つ宝具を持つ
並みの英霊相手なら複数だろうと肉片に変えうる強力な代物だが、もう一つこのファラオには宝具がある
アーチャーの弓の師であるミン神より譲られた弓がその正体であり、真名を解放することでファラオの象徴たる太陽の魔力を宿す
放たれた矢は太陽の如き莫大な熱と炎を纏い、対城宝具に匹敵かそれ以上の暴威をもって周辺一帯を焦土と変える
戦いに置いて、情けは欠片もかけない主義なので必要とあらば周囲関係なしに平気でブッパする


733 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 02:07:16 Km/TPtVk0
【アヴェンジャー案】
かつてかの預言者の預言書に名が刻まれ、世界の終末の際に目覚めるとされた王
その正体はフランス史上で最も勇敢な君主フランソワ1世であるともフン族の王アッティラであるとも
モンゴルの大ハーン、チンギス・ハンであるとも言われた。
あらゆる想像と恐怖を集めてその身に宿した英霊であり、未だ知られることのない未知の英雄でもある
真名はアンゴルモア
その身は滅びそのものであり、声は終わりの鐘、息は終末の風、目には暗黒の未来が宿る
宝具は対人類宝具『終末に至る(レ・サンチュリ)』人類の終末をアンゴルモア一点に集中させ解放する
粛清攻撃であり同ランクの対粛清ACを持ってしなければ太刀打ち出来ぬ終末そのものである
ただし、人類滅亡の具現であるため人でないもの、人の枠を超えたものには威力が軽減されてしまう。
発動には相当のタイムラグが必要となり、少なくとも一度の戦闘に何度も撃てるものでもない。
アヴェンジャー自身はこの世最後の者として他の命の終わりを見届けるということに使命感を感じている
ため、意味もなく他の生命を自らの手で終わらせることはほとんどないと言える


734 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 15:10:54 PNMDGiWc0
>>724
自分の正体がはっきりしてからはもうほかに求めるもんないやろ
大手を振って自分自身を受け入れられる
いったい何言うてんの?


735 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 17:11:00 PNMDGiWc0
あ、ひょっとして言峰的感性に従って生きて概ね楽しんで暮らす事とただ愉悦を求めて
日々暮らす事を混同させたか?
だったらすまんやで


736 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 18:03:05 yUOq3QGM0
【アイオーン】
上級エネミーの一種。不定形で揺らめく陽炎のようにも見える
グノーシス主義における高次の存在
必ず男女で対となって存在しており、中でも『思考』『真理』『生命』『教会』を司る四組はエネミーとしては最上級に位置する
好戦的ではないため、プレイヤーにとっては必ずしも戦闘せずに済む場合もある


737 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 19:06:38 yiDY1wRQ0
【ランサー案】
真名ミトラス。救世主、墜ちた神霊。太陽神・英雄神として崇められ、ペルセウスと同一視されている。
イラン神話に登場し、英雄神として西アジアからギリシア・ローマに至る広い範囲で崇められた神。
インド神話の神ミトラと起源を同じくする、インド・イラン共通時代にまで遡る古い神格。
その名は本来「契約」を意味する。ユダヤ教の天使メタトロンの起源もミスラであるという説がある。
また弥勒菩薩(マイトレーヤ)は、名の語源を同じくする事から、ミスラを起源とする説も唱えられている。
キリスト教はミトラ教の儀式を「悪魔的な模倣」と呼んで非難、排斥したが、逆にミトラ神話のさまざまな
要素がキリストに結び付けられた。
光と炎熱のオーラを身に纏い、属性の異なる相手に制約と強制を施すスキルを持つ。
宝具は、劣化した権能である 時間を司る王杖 ズルワーン・アカラナ(永劫螺旋・無間回帰)

マスターの意向のもと単独で動いており、主人公の危機を幾度となく救う。
戦闘においては別格の強さを発揮する。宝具はこんなものではないらしいく、真名解放すると権能
クラスの力が使える。ただし代償として宝具が失われてしまうらしい。
ちなみに某金ピカには絶対勝てません、一応言っておく。


738 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 20:09:00 7pIMHI/c0
>>737
落ちたとちょっと触れたあとはひたすら神霊神格で召喚できそうに思えないな


739 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 20:18:33 MAIxtrYgO
>>738
聖人に落とされたウリエルは鯖いけるかな


740 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 20:46:01 yiDY1wRQ0
ミトラは12月25日に、救世主として生誕の石から受肉して誕生した。
で、キリストのような奇跡を起こした後、天に帰っていったそうな。

アヴェスタではアフラマズダの子(受肉した姿?)らしい。


741 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/28(日) 22:23:08 yiDY1wRQ0
MMO聖杯用に7クラス揃えて、GOっぽくしてみたよ〜。
イメージCVは、全員ジョージね!
(……やっぱり盾子みたいなイメージキャラ必要かしら?)

【セイバー】
金髪碧眼、巨乳で童顔でムチプリなバイキング少女。
脳筋かつ単細胞で、謀略や策略を嫌い、正々堂々の戦いを望む。見かけによらず
とてつもない怪力で、巨大なヴィーキングアックスを軽々と振り回す。

「正々堂々かかってこい! レイレの戦士は、逃げも隠れもしないクマ!!」

【ライダー】
半神の少女。晴天のように澄み渡った瞳と、陽光のように輝くブロンドを持つ。
純粋無垢だが、一度言い出すと梃子でも動かない性格。自らの血統の正しさを証明する
ために父の元を訪ねたが、その事で地上に災いをもたらした。

「こうなったらオケアノスの彼方へだってついて行くよ、父上の御名に懸けて!」

【キャスター】
瀟洒な褐色の美女。教養あり慈悲深く聡明で、その唇から漏れる言葉は蜜のように甘い。
正規のキャスターではないが、彼女の語る物語は現実を侵食して真実となる。
かつて狂王の暴虐を食い止めて行いを諌めるため、千と一夜の間 夜伽話を語ったといわれる。

「――さあ、今宵の物語を始めましょう」

【アサシン】
華麗な衣装に身を包んだ、優雅で貴族的な成年。整った顔には酷薄な笑みが浮かんでいる。
権謀術数に長け、暗殺や謀略など目的のためならば手段を選ばぬ君主論の鑑。
かつて分裂状態にあったイタリア半島を統一せんとし、あと一歩で挫折した乱世の梟雄。

「貴公ら、死出の備えに抜かりはないか? せいぜい後悔無きようにな…」

【ランサー】
戦乙女の呪詛を受けた追放者。一族の復讐のために神に祈り、必中の神槍を授かる。
誰よりも神の定めし掟に忠実であるがゆえに神の武器を授かって応報の誓いを果たし、
同時に破滅への道を辿った。悲運なる戦士。

「分かっている、復讐は終わりなき応報の連鎖だ……それでも俺はッ!」

【バーサーカー】
禍々しい仮面を被ったローブ姿の人影。多くの人格を内包した狂気の怪物で、その時々の
状況によって姿形が刻々と変わっていく。本来は英霊ならぬ悪霊――魔に近しき存在であり、
不吉な気配を漂わせている。

「…我■■ハ■■■■、我々ハ■■■、■■■、■、我■■■我我■■■我■■■■―――!!」

【アーチャー】
一介の戦闘指揮官より皇帝の座へとまで駆け上がった近代の大英雄。
その人間的魅力で他者を惹きつけ 言葉巧みに戦いへと駆り立てさせる。また軍事学上の天才であり、
地上最強とまで謳われた近代陸軍を率い、一時期 英国を除く欧州全域を手中に収めかけた。

「不可能ッ? 馬鹿め、それは愚か者の戯言に過ぎんわッ!!」


742 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 00:38:15 eeheV8WE0
ケイローンや玉藻の前例があるんだ、ちゃんと天使から落とされたウリエルは普通に納得できる方


743 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 11:44:59 J5P3Y4EYO
【NPC案】

“コンビニ”
運営の手を完全に離れ自我に目覚めた“神父”たちの一人。モグリの雑貨屋を営んでおり価格は良心的。
ただし非常に言い回しがウザい上に役に立たないどころかむしろマイナスなネタアイテムをサービスで付属してくる。
神父服の上から『LOW-SON』とかいうパチモンっぽいロゴエプロンを着たシュールな格好から誰かが“コンビニ”と名付け、本人も気に入ったのか“コンビニ”と名乗る。
なんだかんだで“行商人”と同じくプレイヤーたちの味方であり、NPCに便宜を図る。この世界の正否次第では存在できなくなることを知りながら。


“行商人”
幌馬車に乗り旅装でストールを口に巻いて顔を隠している歩く商店のNPC。
通常アイテムの他、普通のショップにはないレア品もある。
“コンビニ”と同じく運営の手を離れて自我に目覚めた存在。男っぽい口調で顔を隠しているが“シスター”がベースであるため実は女性。
そのため一部からは“行商人ちゃん”と呼ばれ熱狂的な人気がある(ただし“コンビニ”と違い価格は足元を見るなどガメツい。ただ「そこが可愛い」という末期ファンもいる)
上客には通信アイテムを渡し、ダンジョン深層でもやってきてくれる(ただし移動費名目でさらに金は取る)
最近、ある男性プレイヤーと共同経営を開始するとかしないとかでその人物はファンから憎しみと羨望を集めているとかいないとか。


744 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 18:54:38 eeheV8WE0
【破損騎】
偽召喚者クラスのマスターに従属するサーヴァントであったのだが、開始直後にマスターが脱落した
そして、元々単独行動に類するスキルを所有しているうえに、マスターの軛から放たれた彼等は嬉々としてプレイヤーに襲い掛かり食い殺す所業を始める
計算高く狡猾で、抜け目なくサーヴァントと離れた隙を狙って貪り喰らう。 更に実力の高いマスターを見分ける獣じみた勘があるようで弱い獲物しか狙わない
真名はソーニー・ビーン。 近親相姦を繰り返し48人の大所帯となった人食いの殺人鬼の一族である
本来、複数で“狩り”を行っていたため偽召喚者においては分裂の必要なく一族全員がそのまま召喚され
なおかつ、持ち味である高度な連携攻撃を活かせるなど厄介極まりない
既に少なくない被害が出ており、運営側はこれを破損騎と認定、討伐令を敷いている
48人全てを殺し尽すことが完全に一族を根絶する手段となる


745 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 20:02:29 V7.FcWnU0
【黒曜衆】
MMO世界における結社の一角。規模はそこそこだが、戦闘面では振るわないようだ。
主にアイテムを売ることによって、組織を経営している。……と、ここまでが表の顔
その真の姿は諜報・暗殺・金や違法アイテム、さらには聖杯の横流しを生業とする犯罪じみた組織。
運営に気付かれぬよううまく立ち回り水面下で勢力を伸ばしMMOへの影響力を増していっている。
組織の性質上、アサシンやキャスターのサーヴァントを数多く抱えている。
また、組織の悪に加担する神父やシスターを見たと他の結社で噂になっている
令呪のカラーは漆黒

【アルゴー】
現時点でMMO内最強と言われるプレイヤー。偽召者(フェイクサマナー)。
自身をアルゴーと称し、ギリシャ最強の英雄達を揃え、隙のない布陣敷いている。
自身の実力も大したもので並みのマスターならば傷一つ付けられないという。
最も上位の聖杯に近い人物でありながら、最近は姿を見せなくなっている。
彼の正確な位置を知る者は無く、死亡したのではないかとも言われている。


746 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 21:04:15 J5P3Y4EYO
>>744
討伐クエストで一本いけそうだな。これはマスターよりはカレイダーが駆り出されるんだろうな。こっちも悪役で一本。

ガヴリエル・J・クレイマー
《フェイク・サモナー》。周囲から凶悪なPKとして恐れられているプレイヤー。現実の肉体は死んでおり、バグのような存在。
某国に所属していた魔術使いの軍人。工作員や軍人としての高い能力と高い知能を持っているが『友情』『努力』『勝利』という青い御題目を真面目に信じる熱い人物。
…部下や一般人を相手に死地や危機に送り込みそれを上記三つの御題目で命の危機を乗り越える姿で感動に打ち震える、そして乗り越えられなかった者は失望し刹那で忘れるという最低の狂人。
このことから裏からも表からも指名手配を受けており、無数の追っ手や執行者を返り討ちに全国を行脚して殺戮を繰り返してきたが、
ある日、突破する者を心待ちにしてトラップを作った工房を爆破されていぶり出されたところを、暗殺依頼を受けたある魔術使いに襲撃され“魔術回路が暴走する”という惨死をする。
そのときのスパークが“プレイ中に本当に死ぬ”という噂に興味を持ち懐に忍ばせていたこのゲームの世界に焼き付いた。
この世界を最近の若者に死を身近に感じさせる素晴らしい世界と感じており基本的に生きるために実を寄せ合う結社やグループを襲撃したりダンジョンに放り込むために方々から恨まれている。
“悪”や“魔”特効のセイバー:聖人ウリエル、魔女や異端特効のキャスター:ハイリンヒ・クラマー、ドラゴン(その他)特効のゲオルギウスをサモンする。


747 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 23:35:35 eeheV8WE0
【アーチャー案】
オールバックになでつけた亜麻色の髪に、短く刈り上げた顎髭を生やした美男子
自らの才覚で大帝国を築き上げた王。 多様な文化・思想・宗教・民族が全て平和の内にあってこそ国は栄えるという信念を持つ
その信念に違わず、被征服民族へ極めて寛大な処遇をしたことで知られる
真名はキュロス2世。アケメネス朝ペルシアの初代王。偉大なる「諸王の王」
第二イザヤ書に曰く「この人の剣は彼らを塵のように、弓は彼らを藁のように散らす」
書の記述に違わず、優れた剣士であり、また弓の名手である。 アーチャーである現在は弓を持ち出してきている
バビロン捕囚において多くの諸民族を解放し、特にユダヤ教徒は彼を救世主(メシア)と呼んだという
四文字の神の他、彼の統治下にあった諸多神教の神々からも絶大な加護を受けており
最高ランクの対魔力、眩いばかりの最高ランクの光輝の魔力放出という形でそれは現れている

『宝具』
円筒印章 ‐ キュロス・シリンダー  ‐
ランクA++ 対人宝具
人類史上初の人権宣言ともされる、彼自身の政治理念が刻まれた円筒
彼の統治下にあった諸民族の王が信仰する数多の神霊が授けた神秘が込められ、その願いは膨大な光の魔力として弓(セイバークラスならば剣)に注ぎこまれる
本来、何の変哲もない武器でしかない弓(剣)を莫大な神秘の宿った一級の宝具とする
真名解放と共に放たれる白光に包まれた矢の一撃は、事実上の対城規模と同等かそれ以上の光の魔術行使となる

救世主の不死なる軍勢 ‐ オリジン・アタナトイ ‐
ランクA 対軍宝具
アーチャーの統治下にあった諸民族の諸王の王への祈りの結晶
円筒印章の魔力が形を造り、大王に自らの理想を見た民の想念が感情を吹き込む
構成された軍勢はアーチャーが生前率いた不死隊(アタナトイ)そのものであり、民族の顔ぶれも雑多
数百体の展開が限度であり、ある程度役割に応じて兵を分担して動かすことも可能


748 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/29(月) 23:40:24 eeheV8WE0
宝具の円筒印章の四行目
×諸民族の王が信仰する
○諸民族が信仰する


749 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/30(火) 19:39:56 LwgokstY0
例のキャスターさんのスキル案
蔵知の司書:A+
 人にあらゆる学問と芸術を教えることが出来るという膨大な知識。
 LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報を、
 たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。
 本人しか知らぬはずの秘密の情報までもを知覚している。
 その性能はもはやコンピュータのソレに近い。
 

幻術:A
 魔術の一種。変幻能力。
 対象の精神に直接訴えかけることで他者を操ったり、誤った認識をさせる精神干渉。
 キャスターは幻影による自身や他者の偽装・変身能力、過去視などを得意とする。


750 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/06/30(火) 20:32:42 62ULnQDU0
【マスター案】支配者か偽召者
マルコ・アバティーノ
上層部に志願して、問題解決のためにプレイヤーとなった聖堂教会の代行者
究極のポジティブシンキングであり、常に努力の下の自らの行いが成功とすると疑わない
例え地獄のような戦場であろうと失敗せず生きて還ってこられるのは彼にとっては呼吸をすることと同じように当たり前
運悪く戦死ということはハナから思いすらしてなく、来た以上は、自分がMMOの全ての問題解決に成功することは意識するまでもなく当然
運悪く他人が巻き込まれて死ぬことになろうと(それが家族や友であっても)自分の成功のために必要なことだったんだろうと前向きに捉え、反省はしない
既に“成功”という定められたゴールへ進むだけというのが彼の主観であり
その道中で数多のプレイヤーを殺害することとなっても、これが成功への確かな道と自己解釈をする
そして厄介なことに彼の中では正当化ですらない、確固たる真実なのである
神が示してくださった、この道に間違いなどあるはずもなし
温厚で礼儀正しい性格でありながら、その周りには死屍累々が横たわっている
現在、多くの結社やプレイヤーから警戒をされている存在の一つである

正義感ゆえに


751 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/01(水) 01:44:55 /X9HAHL.0
AとA+しか存在しない世界


752 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/01(水) 21:21:07 NqDSB02A0
例の七騎の英霊、ステとか宝具。

セイバー(ベズワル)       筋力A 耐久A 敏捷E 魔力E 幸運D 宝具A+
ライダー(パエトーン)      筋力D 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運B 宝具A++
キャスター(シェヘラザード)   筋力E 耐久E 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具EX
アサシン(チェザーレ)      筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具C
ランサー(ダグ)          筋力B 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運E 宝具A 
バーサーカー(レギオン)    筋力B〜E 耐久B〜E 敏捷B〜E 魔力B 幸運E 宝具C-
アーチャー(ナポレオン)    筋力D 耐久E 敏捷C 魔力E 幸運A 宝具C++

【宝具】
三度限りの勝利の剣(スニュルティル・ラウヴィ)
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1-20 最大補足:1〜100人
回数制限付きの魔剣、雷属性のビーム剣だよ! 主人公っぽいぞ やったね!!

天則壊乱せし災厄の星(メテオロロギア・デウカリオーン)
ランク:A++ 種別:対秩序宝具 レンジ:99 最大補足:1000人
太陽戦車を暴走させての無限熱量墜落走法。史上最悪の自爆技だ!

幻想 壹阡壹夜(アルフ・ライラ・ワ・ライラ)
ランク:EX 種別:固有結界 レンジ:測定不能 最大補足:測定不能
アラビアンナイトの世界へご招待! 夜限定技だけど!

■■■■■(ボルジアン・カンタレッタ)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1-8 最大補足:1〜15人
不可視の毒、いつ盛られるか分からない。発動時間は任意。もう一つ宝具があるらしい。

大神宣言 運命選定(グングニル)
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2‐4 最大補足:1人
ゲイボルグの原典、あらかじめ対象の名前を宣言する必要あり。デスノートって言うな!

■■■■■■、■■■■■■■■(■■■■■・■■■■)
ランク:C- 種別:対軍宝具 レンジ:50 最大補足:100人
自爆技、無関係な人巻き込んで ただウザいだけだぞ!

■■■■・■■■■■(ラ・グランド・アルメ)
ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:4-50 最大補足:1000人
大陸軍は史上最強〜〜!!


753 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/01(水) 23:39:41 6C1yM3KU0
【ブルービーXI】
あるが学生グループを中心に魔術とも神秘とも何の関係も無い学生やプレイヤーが自然と集まってできた結社。
その性格ゆえに他の悪辣な結社やプレイヤー、ガチな魔術師、嗜虐的な破損騎の標的になりやすい。
目的は生きてこの世界から脱出することだが一般人らしく足並みが揃わず困っている。中には“緑”や“白”と合流したいという意見も少なくない。
現在は覚悟決まった一部の“青い”理想を持った学生や善性のサーヴァントがリーダシップを発揮している。
ただリーダシップを発揮するタイプは困っている人を見過ごせないために、トラブルに巻き込まれたりすることも珍しくない。
英霊たちにはその様を好ましいとは思われているものの、全体を危険に晒していることは否めない。
それは内部でもたびたび衝突のタネになるが、真っ当なPCや英霊からの「お前らに味方する方が気分がいい」ということがあるあたり無駄ではない。
また不屈の精神持ってたり妙な運命力(主人公補正)に恵まれた若者や、酒呑童子や山本五郎左衛門のような強力なサーヴァントと絆を結んだ《マスター》がいて
戦力的に侮れない感じになってきている。なお、結社名の由来は口の悪いプレイヤーに「青二才ども!」と言われたときにムードメーカーが
「Blue be Sai(青にサイ)」というネタを思いついたことから。令呪カラーは青。基本的に正統派のサーヴァントが多いが妙に“反英雄”にモテる奴がいる


754 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/01(水) 23:40:35 6C1yM3KU0

【桃源教団】
リアルがろくでもなかったりリアルに失望したり、この世界に新たな居場所を求めた連中が一般人から非一般人問わず集まった結社。
リーダーは“桃源卿タオ”とハンドルで呼ばれる正体不明の人物。不気味な曼陀羅が描かれた桃色のフード付きコートで顔は見えず手には桃色の煙を出す香炉を紐で垂らしている
組織のルールは『汝、欲す事を行え』『身内とは仲良く』『世界は自分の認識のみで成り立つ』のみ。
第六天魔波旬、緋色の女、渾沌、といった強大な破損騎とも契約を交わしており勢力としては脅威。
“この世界”を己らの桃源郷にするべく他のプレイヤーを邪魔して運営にすら権限を奪い取るべく牙を剥く不気味かつ凶悪な結社。
サーヴァントは英雄、反英雄問わず国際色豊かではあるが、己の狂気に忠実だったり、どこか世界に対する不信感や絶望を抱えた存在が多い。
もちろん、令呪での拘束やマスター個人を気に入って従うサーヴァントもいる。基本的には絶望から欲望と悪意こじらせた奴ばかりだが、
邪魔さえなければこの世界に永住したいだけで他者に友好的な者もいるので全く没交渉なわけでもない。そういったものとは協力できるかもしれない。


赤・黒・白・緑と来たので。両極端な結社を。


755 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/02(木) 00:26:47 VO/gBQzI0
手持無沙汰だからWIKIのアーチャーをちょっぴり弄っといた。
あとGOと被りそうもないサーヴァントを考案するのって難しいね。
マイナーすぎると誰?になるし。

ブケオとか出しても面白くもなんともないだろーし。


756 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/02(木) 18:55:14 TEwHWaCU0
【破損騎】
緋色の女――ベイバロン――
バビロンの大淫婦、グレート・ハーロット、多くの呼び名を持つ終末存在
新約聖書においてその存在は語られ、地上の忌むべき者や売春婦たちの母とされる
黄金や宝石で贅沢にその身を飾り、手に持つ黄金の杯は善きキリスト教徒の血で満たされ姦淫の汚物で穢れている
彼女が乗る緋色の獣は身体中が神を汚す名で覆われ、十の角と七の首を持つ
緋色の獣は竜種に分類され、大英雄と言えど一蹴する戦闘力を持つ
しかしそれ以上に凶悪なのが、EXランクスキル『黄金の杯』であり自らの欲望を思いのままに具現化できる
これによって、彼女自身が絶対皇帝圏と呼ぶ自身の願望をルールとする空間を創りあげる
キリスト教徒を迫害したローマ帝国そのものを表した怪物
と、ここまでがカタログ的なお話

もし、ローマの英霊でとある皇帝の姿を知っているものがいれば気づくだろう
あの獣に乗ってるの、ネロ皇帝じゃね? と
そう、キリスト教徒に憎まれたローマ皇帝は数いれど今世でなお語り草となる火刑を行ったネロへの反発は一際大きかった
ローマという国の擬人化である大淫婦だが、同時にネロ個人を貶めた姿でもあるのだ
間違いなく無辜の怪物スキルを所有しているだろう
とはいえやはり赤王の一側面。 美しいもの好きなワンコっぽい部分は変わってない
欲望に忠実な部分は皇帝の側面時より大きくなっており、周辺危害を気にしないので間違いなくプレイヤーにとって災厄以外の何者でもない
彼女自身に内面の美しさを認められればその限りではないが“白”の結社とはお互い嫌悪を向け合っており、どうあってもわかり合うつもりはない
“桃”と契約関係にあるが、最近はとある“青”のプレイヤーをお気に召しているようだ
余談だが、我が儘な部分に愛嬌を感じるのかバビロンちゃまと呼んで愛でているプレイヤーも一定数いるようである


757 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/02(木) 21:18:03 JRN.q6Ho0
【アサシン】
鎖帷子に篭手、忍者服を纏う日本の暗殺者
一部の技術者の遊び心で中東の暗殺教団だけでなく日本の忍軍をシステムの根幹に
組み込んだことで、最も召喚され易い正規のアサシンをハサン・サッバーハと共に担う。
真名は服部半蔵。六代続く忍者の家系。他にも複数の忍がアサシンとして召喚されている。
ハサンに匹敵する気配遮断と変幻自在な忍術によって諜報・暗殺を容易にこなすエキスパート。
このアサシンは二代目にあたり、伊賀越えの逸話より得た疑似的な空間転移の術を器用に使いこなす。
ちなみに己が主に対する忠誠で動く彼らは、神への信仰で動く暗殺教団とは相いれないらしい。
またこの『服部半蔵』は槍の扱いにも長けている


758 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/02(木) 22:13:28 JRN.q6Ho0
×六代続く ○十二代続く
本来、忍者だったのは初代だけであり、2代目以降は忍者ではなかったとされたが、
しかし、実際には彼らも伊賀の血に目覚め、忍術を会得した忍者だったのだ


759 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/03(金) 23:44:39 0GgI1AHQ0
>>755
どうなんだろ
クーフーリンとかメディアとかハサンとかfateから知った口だから、キャラクターとして成立すれば
知名度とかそこまでは関係ないかも
既に大半は知らん奴らだし、元々対して思い入れもないからこそ、そこを今各々書いてるんじゃない?
ここに来た事で、マクミーのいらん知識が増えたし
やったね、世界史Bは彼と鎧に関してだけは150点よ!


760 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/04(土) 14:47:38 VSyxhQNU0
まぁドマイナーすぎてネットじゃ引っかかんないなんてのはちょっと調べづらいがな
まぁディルムッドやカルナぐらいの知名度の奴ぐらいでもまぁいいんじゃない?


761 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/05(日) 09:04:08 Q8kX.Y.M0
【アサイラム】
MMOのどこかにある隔絶されたフィールド。アウストラリス博士が戯れで創った
フィールドは中東に存在するとある遺跡近くの都市を模して形成されている
北に位置するモスクにA級に相当する聖杯が設置されている。これを手にすることが勝利条件
反英霊としての性格が強いサーヴァントである黒の七騎、カウンターとして招かれた赤の七騎の14騎が顕現している
二大陣営での大戦形式となるが、聖杯を手にできるのは一組だけである以上同じ陣営であれ潜在的な敵となる

【ルーラー】
運営がアサイラムに派遣した裁定者のサーヴァント
真名は聖ヘレナ
コンスタンティヌス1世の母である皇太后。聖人に列せられている
自ら改宗してキリスト教徒となった人物で教会建立や慈善事業を多く行った
美人であり器量よし。貧しい生まれからか、かなりしっかりした性格で老成した雰囲気を漂わせる
イエスの磔に使用された聖釘を宝具として所有
聖釘と洗礼詠唱を基盤として強力な結界を張ることも可能


762 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/05(日) 18:29:52 Q8kX.Y.M0
黒の陣営 サーヴァント
【黒のセイバー】
漆黒の鎧を身に纏った美丈夫。ロングボウも使いこなすがこちらは唯の武器である
貴族社会においての礼儀・戦場における騎士道精神を持ち合わせるが弱者には存在価値を認めず非常に冷酷かつ高圧的に振る舞う
家門に伝わる名剣を宝具として所有している。剣には黒い魔力が込められているようだ。真名はエドワード黒太子

【黒のアーチャー】
堂々たる体躯を誇るラークシャサの戦士。魔術に長け幻影を用いた姿の隠蔽や精神攻撃の他、ナーガの投げ縄を用いて相手の動きを封じるなどトリッキーな戦いをする
雨の如き矢を降らせるなど弓兵のクラスに恥じぬ技量を持ち、かつては神々の王インドラに打ち勝ったことがあるほど
紛れもなく黒の陣営最強のサーヴァント。 真名はインドラジット(インドラに勝利したもの)

【黒のランサー】
部族の戦士装束を纏う黒人男性。全身を覆い隠せる程の盾を右手に構え、左には短い槍を携えている
雄弁かつ苛烈な性格をした激情家で、偉大な王でありながら生前は一方的な粛清や母への殉死を敢行させた独裁者
「雄牛の角」と呼ばれる対人宝具を所有。真名はシャカ・ズールー

【黒のライダー】
スミレ色の長髪に琥珀の瞳を持つ絶世の美女……なのだが上半身に限ってのことであり下半身は蛇である
異性との交配によって強大な幻想種である魔獣を誕生させる能力があり、胎そのものが宝具である
本人は大らかであるが欲望のままに他者に襲い掛かる危険性もある。真名はエキドナ

【黒のキャスター】
拷問を受けたような裂傷や火傷に覆われた体に山羊の頭を載せたような異様な風体をしている
この風貌は無辜の怪物スキルによるものであり謂れなき偶像崇拝を騙られた結果。目は世界全てへの復讐に燃えている
正規キャスターではないながら悪評のイメージによる黒魔術を行使できる。真名はジャック・ド・モレー

【黒のバーサーカー】
恰幅の良い大男であり豪奢なロシア風の宮廷服を身に着けている。その手には鉄鉤のついた棍棒を握りしめている
血走ったような眼からくる印象に違わず狂気的な性格で人を拷問にかけることを至上の歓びとしている
かつて彼がノヴコロドで引き起こした血と拷問の宴を再現する結界宝具を所有。真名はイヴァン4世

【黒のアサシン】
全身に烙印のような刺青が刻まれた少年。人類最初の殺人者にして虚言者
気配遮断ランクは低いものの嘘を真実と認識させる虚言スキルでカバーしている。神を憎み、軽蔑するもの
彼を殺した瞬間に七倍の報復ダメージを与える宝具を所有。真名はカイン


763 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/05(日) 19:32:03 CFeLmDfY0
黒の陣営碌な奴いねーなオイ


764 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/05(日) 22:45:25 Q8kX.Y.M0
ランサーとライダー、ルーラー以外は企画として動く前に自然消滅したFate/asylumの鯖からの流用ですね
アサシンはUNLOCKでボツとなったカインを折角なのでという形で

赤陣営はまた後日


765 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/06(月) 01:13:55 lzghX2yI0
軽間想
かるまそう《転身者》アヴェンジャー:祟徳院
イジメから自殺未遂を繰り返し、不登校で引きこもりになった廃ゲーマーの少年。憎悪を滾らせた卑屈で陰気な性格。
《転身者:大魔縁・祟徳院》と自身の怨念の相性がよいためサーヴァントの力を極限まで引き出せる。
《転身者》としては最強クラスの1人で転身した不死身の彼を正面から倒すには、カードの怨念と固着した彼の怨念を鈍らせるしかない。
元々は【緑のヤドリギ】に身を寄せていたが周囲との折り合いが付けられず出奔して【桃源教団】の門をたたいた。
教団への恩を感じており桃源卿からも信頼されている。事実上の幹部メンバー。青臭い理想や綺麗事を言うとブチ切れるので注意。
災厄を引き起こす宝具・『血書五部大乗経』は令呪破壊や聖杯・宝具への干渉、憎悪が燃え上がれば天変地異すら起こせるほど。
いかにも厨二病な黒い片翼を生やした姿を笑う者は実際に遭遇すると慟哭し血涙を流した凶相でトラウマを植え付けられることになる。
『アルゴー』とも何度か戦いを繰り広げたその実力は撤退に追い込まれたとしても、脅威として周囲に認識されている。


766 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/06(月) 01:17:29 lzghX2yI0

庭田暁
ていだ・あかつき ≪マスター≫ランサー:フィン・マックール
元々は“青”のメンバーだったが、みんなとはぐれて以来、拾ってもらった『桃源教団』で一目惚れした巫条月魄と行動を共にしている少年。
月魄に恋していることが傍から見ても分かるというわかりやすさ。気弱でなよなよしているように見えるが真面目で克己心が強くこれと決めたら頑固。
なにがなんでも彼女(月魄)を護るという信念のもとに全力で頑張っている。性格は常識人で誠実で物腰柔らかいが月魄のこととなると命を賭けるのもためらわない。
最初の頃は月魄にウザがられてアバターとっぱらった姿で凄まれたこともあるが、それでも子犬のように懐いている。月魄の悪辣で狡賢いところも嗜めつつ受け入れている
近頃は「元の世界に戻れなくなってもいいかな」と思い始めているが、根は善人なので脱出や生存を試みる他の人間に対しては親身に接してくれる。
サーヴァントであるランサーとの関係も良好であり、恋愛相談したり知識の伝授などで兄貴分として慕っている。
実は“青”に兄弟がおりベイバロンに伝言して「心配ない」と連絡したが“桃”の悪評とベイバロンが勝手な想像を言伝に追加したせいで余計心配されている。

巫条月魄
ふじょう・つきしろ 《転身者》バーサーカー:ザッハーク
“桃”に所属している少女。実は運営側と深いかかわりのある人物。アンニュイを通り越して死の雰囲気を漂わせている。
病気により余命行く場も無かったが失明を機に巫条の“異界を視る”異能に目覚めこの世界へと干渉する術を得た。
目的である延命のために“連中”と取引して人間として機能を文字通り削ぎ落とされた“巫女”としてこの世界の一部システムと一体化している。
この世界ではアバターとして白髪の普通の少女の姿をしているが、現実では腱を抜かれ併発した目を刳りぬかれ口が縫われた拷問されたような姿の即身仏。
運営側から権限を奪い取りたい『桃源教団』にとっては運営に打ちつける“楔”として重宝している存在。勝手気ままも許され他のメンバーからもある程度尊重されている。
延命にこの世界の構成リソースを使っているため“世界”の終り=自身の死であるため、聖杯を手に入れてこの世界を不変のものとするために“桃”に協力する。
ぱっと見の印象は幽霊のように儚いが性格は偏屈で生き汚く狡賢い策略家。この世界からの脱出を模索する相手とは敵対するが、しかしちょっと間が抜けたところもある。
暁のことはいつでも利用して見捨てられる体のいい護衛でしかなかったが徐々に……。アバターとっぱらった真の姿を暁に見せたことを今になって少々気にしているのが乙女心。

“桃”メンバーで強大な敵役、愛の戦士、厄いヒロイン


767 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/06(月) 23:45:02 z.av98b60
【過去設定案】
高木のブラウニー時代
・珍しい調味料は、組織内では金より貴重なものとされている
・高木が最初の作戦で手に入れたのは大量の”サフラン”だった。
・あまりのことに脱力する高木、でもみんなには褒められた。
・その日隊長の作ったパエリアは旨かった。

リシミエールのサーヴァント活
・短気な逸話の残るアキレウスやヘラクレスは怖いので呼びたくなかった
・メディアやキルケーも、女性苦手なのも含めて逸話的に怖がっていた
・ケイローンやアスクレプオス、ダイダロス、プラトンといった文化人系を呼びたかった
・エウロペと会ってからは、何もかもどうでもよくなった。マジ女神

ランサーの悲劇
・レオスのサーヴァントはセイバーと、聖王財閥では決められていた
・レオナ、初代を超える騎士を用意するためギャラハッドの触媒を探すも見つからず
・その後ローランやシグルズ、ベオウルフの触媒を求めるも手に入らず渋々黒太子召喚に乗り出す
・ルビーが手に入ったものの、出てきたのはランサーでカスティーリャ王。レオナは珍しく凹んだ


768 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 00:10:27 VhSREhPY0
赤の陣営 サーヴァント
【赤のセイバー】
ふさふさの銀髪に黄金の王冠を戴く偉丈夫。現代まで続く西欧世界の基盤を築きあげた大英雄
野心や征服欲はあるが神への敬虔さも本物。女好きで娘たちへの溺愛が過ぎて嫌われていたなど人間味あるところも
最高峰の聖剣の一角たるジョワユースと鉄の王冠を宝具として所持。真名はシャルルマーニュ

【赤のアーチャー】
やつれたような痩身、剥き出しの左脛には傷痕のようなものがある。しかし、その眼は強い意志を示している
ギリシア神話において最高峰の弓の技量を持つ。ヒュドラ毒に何年も耐え、自らを自分勝手な理由で孤島に置き捨てた相手を最終的にとはいえ許すなど鋼の精神力もそなえる
ヘラクレスのそれと紛うがごとき弓の技術は宝具となるまでに昇華されている。真名はピロクテテス

【赤のランサー】
艶やかに光る顎鬚を蓄えた中華風の鎧を纏う武人。今なお劉備玄徳を唯一の主人と仰いでいる
同僚や新参にはきつく当たるなど難物な性格ではあるが目下を慈しむ人間ではあるので、下手に回れば比較的良好な仲となれる
ランサーの持つ長物の偃月刀は青龍の角と仙人の鞘が用いられており莫大な水の魔力を纏う。真名は関羽 雲長

【赤のライダー】
褐色の肌に黄金の髪、潰れて役割を果たさぬ片方の眼。特徴的な容姿を持ち、本人も他人に対しての深い洞察力を有する
奴隷からスルタンへと成り上がり、その道中にあって十字軍やモンゴル軍をことごとく蹴散らした勝利王。サラディンとも並べられるイスラム有数の大英雄
宝具である、魔力より生成された騎兵軍勢はライダーと意識を共有しており文字通りの手足として縦横無尽に敵を圧倒する。真名はバイバルス

【赤のキャスター】
執事服に身を包んだ一見丁寧そうに見える男。その実ドラゴンも呆れ果てると称される程の毒舌
円卓の騎士の最古参。武芸はそれなり(人外じみた肉体変化が可能だが他の円卓が化け物なので目立たない)で事務作業や高い技量の魔術による後方支援で真価を発揮する
騎士王の人としての幸福を願い、孤立しがちだった王妃にも気を配っていたなど心根は優しい男。真名はケイ

【赤のバーサーカー】
長いブロンドの髪をたなびかせた男装の女戦士。破滅と勝利をもたらす魔剣を手にしたヴァイキングの剣士
魔剣の所有者の中で唯一破滅の運命を克服したもの。運命超克のスキルにより理性を保ち、狂化の絶大な魔力負担が存在しない利点がある
勇猛な戦士でありながら愛情深き一面も。魔剣による我が子らたる一族の者たちの破滅の運命の消失を願いとする。真名はヘルヴォール

【赤のアサシン】
この英霊はわらべ歌が「子どもたちの英雄」として成立したものであり、マスターによって姿を変える
アサイラムにおけるアサシンは長靴を履いた二足歩行の猫の姿をとり言いくるめに長ける。マスターを騙すこともあるが、それは結果的にマスターの益に繋がることとアサシンが確信している時のみである
忠実であるが故に陣営の利益よりマスター個人を優先するスタンドプレーのサーヴァント。真名はナーサリーライム


769 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 00:36:51 VhSREhPY0
セイバーとライダー以外はasylumの鯖からの流用です。ナーサリーライムは消滅した企画では黒陣営でしたがカインを入れたため赤に移動させました
ランサーは黒アサシン同様、UNLOCKで没となった英霊を折角なのでということです

兎も角、MMOアサイラムフィールドのサーヴァントはこれで全てです
元の企画からリストラした英霊たちには申し訳ないことをしてしまった。特にナジェージダ・ドゥーロワさんは面白く、最後まで赤のライダーに入れるか迷いました


770 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 20:10:40 010VkfJY0
これだけ設定を積み上げたのなら、もうそろそろ書いてもいいんやで


771 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 20:29:53 Hn5sp9QQ0
【リシミエール 間違いだらけのサーヴァント選び】

「ギリシア由来の触媒か…ダナイデス、君ならどのような英霊を選択するかね?」
「効率を考えるならば、ギリシア随一と謳われた大英雄ヘラクレスや、それに次ぐとされた英雄アキレウスを召喚すべきと思いますが?」
「ダメだダメだダメだ! ダナイデス、君はイーリアスを読んだことがないのか? ホメロスやヘシオドスは!? いいかね? そこで述べられている
 彼らの短気はもはや逸話となっているのだ! ヘラクレスは竪琴の教師を殴り殺し、その後 狂気に捉われて師や妻子まで手にかけた!!
 アキレウスに至っては、からかわれたことで友軍の兵士を殴り殺している!!」
「サーヴァントは歴史上の英雄といえど所詮使い魔、礼装のひとつです。従わなければ令呪で律すればよろしいでしょう」
「なんかそれ……逆に拙くないか!?」

「対して彼らの師であるケイローンは素晴らしい人格者だ。同門者の偉大なる医師アスクレプオス、忘れてはならんのは神がごとき工芸家ダイダロス!
 少し時代が下るが大哲学者プラトン…! 嗚呼、許されるものなら彼の講義を直接受けてみたいものだ……」
「思いっきり私情が入っているようですが、リシミエール」

「あ〜…メディアやキルケーは問題外だ、彼女らは信用できん。やはり呼ぶならば男の英霊でなければ……あ、いや、これは決して女性蔑視ではないぞ!
 そう、戦略的な、あれだ、相性的なものやら何やらを包括したものであってだな……」
「ええ、そうですね。リシミエール」

プラトン先生呼ばなくてよかった……今頃パンクラチオン的なマンツーマン授業されてた。(意味深


772 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 20:55:04 Xu6JxBY6O
>>770
よっしゃb 初参加頑張って見るぜ。


773 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 22:10:00 tnCrot8I0
>>771
メドゥーサ、エキドナの怪物系は論外、アタランテやペンテシレイアも地雷が多そうだ
ディオニュソスは一応人の要素をもっているが、召喚には応じなさそうだ
みたいなことがあって結局エウロペに落ち着いた感じ


774 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/07(火) 23:24:11 Hn5sp9QQ0
ダナイデス「荒くれのほうがまだマシだったわ…」

マスターまで感化させちゃって、ある意味制御不能だし


775 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/08(水) 00:15:16 TDwImugw0
【レオナの計算違い】
レオナ「お兄様には最高の英雄を…やはりセイバーよね。あの至高のレオ王がガウェインをも越える最高の騎士……
      ランスロット?…いいえ主君の妻を寝取るなんて論外! やはり完全無欠なるガラハッドこそが相応しいわ!!」
レオナ「ガラハッドの触媒が見つからなかった……捜索班め、あとで締め上げる! 円卓の欠片でワンチャン狙う?
      いいえ 三流四流の有象無象が出てきたら取り返しがつかないわ! ここは円卓枠はあきらめるべきね……
      ローラン? 馬鹿っぽいし…オリヴィエにしておくべきかしら? ベオウルフやシグルズを…ベズワル? 誰よそれ!?」
レオナ「なんてことなの、戦争開始までに肝心の触媒が見つからないわ! ガラハッド一点張りが響いたわ!…仕方がない
      中世あたりで妥協しておくか…ま、まぁわたくしのキーパーがいるわけだし…。
レオナ「黒太子か……一応恰好はつくわね。ええっと…触媒は英国から借りるか、思わぬ貸しを作ってしまったわ」

レオナ「ぺ、ペドロ1世!? だ、誰よ貴方ぁ〜〜〜〜〜ッ!? しかもランサーですってぇぇぇぇ〜〜〜〜ッッ!!!?!?!」

そりゃランサーも皮肉のひとつでも言いたくなるわ。


776 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/08(水) 16:42:56 /kJi7yOU0
須臾絵里 <マスター> キャスター:ホメロス

現在何処にも属していないフリーのプレイヤー。しかし決して人に関わらない訳ではなく、むしろプレイヤーであるのなら積極的に接触を図っている。恐らく個人では最も多く、他プレイヤーに関する情報を所持している。
同時に徹底して自身の情報を開示しようとしない。顔ですら仮面で隠しているため誰も知り得ない。ボイスチェンジャーか何かを使っているのか、その時々で声も全く別人のそれになる。
他プレイヤーが知っている情報は彼女の目的とその理由ぐらい。
曰く、彼女はこの世界で英雄と成り得る人物を探している。
その理由は物語を蒐集することが自身の役割であるため。
またとある結社が仲間になってくれと勧誘した際に、条件を満たしたらと話した。
これは結社、個人関係なく条件を満たした相手に無条件で付き従うとのこと。
彼女は魔術師であり、蒐集した物語、というより都市伝説を具象化した使い魔を操る。
マインスターの魔女のみが使えるプロイキッシャーに近いが性能は真似事以下。
神秘にまで昇華された噂話を利用して使い魔を作り上げるものの、プロイキッシャーと違い、空想ではなく現実から派生しているので伝承防御も無ければ物質世界だと元になった話以上の性能を発揮することも出来ない。
文明圏で無ければそも発動すら不可能。文明圏でも舞台が異なれば劣化する。
しかしこれは物質世界での話。情報世界だと……?
サーヴァントとの関係は良好で師弟関係に近いものを築き上げている。


777 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/08(水) 18:51:31 /6Smq8Lc0
>>775
レオナ「反逆の騎士なんて問題外ね……スパルタクス……いえ奴隷の英雄なんてお兄様にはふさわしくないわ」
「ローマ皇帝も変態ぞろいでしられているし、フランクの変人集団にも期待できないわ。沖田?日本の英雄だとあまり通りが良さそうにないわ」
レオナ「中世ならリチャード獅子心王かしらね、十字軍の英雄ならそこそこ……でも下手をして弟を引き当ててしまったらどうしようもないし」


778 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/08(水) 19:51:46 /6Smq8Lc0
【ランサー案】
褐色の肌に肉食獣のような髪、鋭くとがった犬歯を持った女性
グルメのサーヴァントを自称し、鉄串(槍)を用いて調理(戦闘)を行う
グルメと言っても彼女が専門とするのは人肉 さまざまな状態で加工し、自ら食す
また食事以外でも血肉が湧きあがる戦いに興奮を覚えるようだ
真名はンジンガ・アナデ アンゴラの女王
かの女王は人肉を好んで食したとされ、巨大な粉ひき器に人をかけミンチ状になった肉を食したともいわれる
残虐な女王とされるが彼女は祖国をポルトガルの征服から防いだという事実も存在する
しかし彼女の死後、アンゴラは征服され食人女王としての伝承がポルトガルで流布され、その伝承はたちまちに広がった
こうしてポルトガルへの反抗の芽を摘むために彼女は在り方を捻じ曲げられた無辜の怪物として後世に語り継がれた
しかし、アンゴラの部族の中には食人嗜好のある部族が存在したため、彼女も嗜んでいたのではとされ、
全く火のないところに煙が立ったというわけではないようだ
また、血の伯爵夫人・エリザベート・バートリーとは違い男の血や肉を好み、経験は豊富のようだ


779 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/08(水) 20:27:34 TDwImugw0
【番外編】
電脳癌 「可愛いマスターかと思った? 残念! グラウルングでした!!」
アサシン「ギリギリ…」

逆にマスター的な外れをカッ喰らったサーヴァント。


780 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/09(木) 00:01:14 n0h1UPAA0
アンデルセンに批評されるとしたら、誰が一番ケタクソにやられるかな?
ソロモン王は爆笑しそうだが、タケルちゃんは全部認めて増々落ちこみそう。


781 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/09(木) 13:30:51 i0XVedG.0
マスターならレオスだろうけど
サーヴァントだと…どうかなぁ


782 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/09(木) 22:17:16 n0h1UPAA0
それやると、レオナが怖いことになる。
間違いなく、エイプリルフールのブチキレ愛歌みたいな顔になるから!
ただレオスの場合 所詮代役であり借り物の人生であることも、
その愚かしさもすべて受け入れていそう。

ランサーとソロモンは道化を罰するのは君主のすべきことではない
と言って、手を出さないかも。
アーチャーは「なんだと、このチンチクリン!」って感じになりそう。
ライダーはどうなるんだ……?


783 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/09(木) 22:32:30 tXseeaB.0
ランサーさん初期案的には大分ボロクソ言われただろうな


784 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/09(木) 23:02:10 n0h1UPAA0
ガラハッドと例のキーパーコンビとか、アインツベルンも呆れる最強厨だよな。
いわゆる2000マソパワーズ。


785 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/10(金) 15:25:06 l1dLQXjc0
関羽って薙刀が宝具ってのはよく聞くけど、髭の方がよっぽど宝具だと思うんだよね
一回きりの使い捨ての宝具
スナーク戦で青子がやってたのと原理は同じで
戦いの後は髭まるって剃っちゃってお前誰?状態とかおもしろそうやん


786 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/10(金) 19:58:08 PDejsRVg0
関羽は人間由来の47人目の神であり、後に中国王朝の守護神として祀られている。
いわば人造神霊。あと蛟退治のために張天師が御法神として使役したらしい。

呂布に対抗する、正義のスーパーロボットってイメージ(総合値は呂布のほうが上)。
で、張飛はちょいダサの2号機。


787 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/11(土) 08:17:44 jU6.95k.0
>>785
美髭公だっけか
曹々から貰った錦の袋に包んでて、出奔した時も全て置いていったのに赤兎馬とこれだけは
持って行ったとか
エクスカリバーの様に袋から取り出される髭シーンとか見たいです

今、戦の人神は高らかに
己が顎より伸びる奇跡の真名を謳う
其は────

って


788 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/11(土) 08:22:32 2oE3A4.c0
なにそれかっこわるい


789 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/11(土) 09:55:44 MhCjEiqI0
そういや関羽は、ウィンちゃんが聖杯戦争参加したら召喚された
サーヴァントって設定だったな。
一度、中国人たちが天の梯子ハッキングして中華英雄召喚、中盤で
暴れまわるって話を考えていたが、ネタ元の某じょうじ漫画のグダグダ
具合を見て、正直出さなくて良かったと思っている。

二重召喚で正規七騎の間隙にある座を占めるという設定
・ウィンちゃん 関羽(ランサーとライダーの二重召喚) 
・素人工作員A 十三妹(アーチャーとアサシンの二重召喚) イメージ 某じょうじ漫画の細菌娘
・軍人α ナタク(セイバーとバーサーカーの二重召喚)    イメージ バ●チの偽ブレイブストーリーの最凶中国人


790 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/11(土) 23:26:00 MhCjEiqI0
電脳癌の使い魔はティンダロスとかかな?
あと拡散・自己増殖型死徒ワーム、積尸鬼宿(カルキノス・アンナトラ)とか


791 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/12(日) 07:33:12 bnvKTGwA0
【電脳癌のコードキャスト案】
昇竜月蝕(カプト・ドラゴニス)
自身を霊子レベルにまで分解して、局地的な情報嵐と化して周囲の情報体を
侵食して魂レベルで融合するコードキャスト。万色悠滞と肩を並べる禁忌。

降竜月鎖(カウダ・ドラコニス)
分解した霊子を再構築する修復コードキャスト。また自身が取り込んだ情報体を
最適化し再構築することが可能。

「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」にでてきた、月の昇交点と降交点が元ネタ。
月は巨蟹宮の支配星であり、グラウルングもドラゴンを意味するから。


792 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/13(月) 22:19:48 For9Myf20
アサシンと電脳癌って仲最悪だけど、今まではどんな感じで戦ってきたのかな?
幻想種の魂食いでもしてたりして。


793 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/14(火) 20:57:26 xi5WMEIo0
ソロモン王は愉悦のために破滅するタイプ、とか。
その行動は、海に潜り続けながら海底の貝を食べ続けているような生き方。
全智ゆえにすべての事象の結果が見えているのでつまらない、というのが
その思想の根幹。ただバッドエンド好きではなく、退屈で月並みな展開を
嫌い、自分の意表を突くような面白おかしい状況をつねに望んでいる。

自分が創りあげた完璧なはずの王国が滅んだ時は、愉しくて仕方なかった。
その時は悲嘆の涙を流しながら笑い転げていた……とか。


794 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/14(火) 21:56:44 u41ta/Eg0
GOで先にソロモンでそう


795 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/17(金) 20:08:44 GZGwCPjA0
【三階層のボス案】
海竜、鯨のような魚状の巨大竜、普段は島に偽装している。
体内には海魔が大量に寄生しており(深海魚や蟲系、ラヴクラフトっぽいヤツ)
島や沿岸部にはケルピーやマーメイド、セイレーンなどの幻想種が暮らす。
人間の魂が大好物で、島に訪れると大量の触手で捕食しようとする。基本夜行性。
(ベルセルクの海神編みたく、胃にはこの領域に迷い込んだ難破船が多数存在する
 胃自体が海魔の領域に繋がっているとか)

ライダーがタロスでドテッ腹ぶち抜いたら絵になるかも。あとはバーサーカー大立ち回りとか。


796 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/17(金) 20:47:15 GZGwCPjA0
セイバー 海竜の体内に潜入、急所めがけて単騎で突っ込む
アーチャー ライダーのお守り役、あまりの事態にぼやきまくりながら銃撃
ランサー  指揮官、ライダーと協力して宝具で串刺し。海竜の動きを止める(黄金尖塔)
ライダー  タロスで海竜をぶん殴って口をこじ開け抑え込む、ランサーと共闘(犬をセイバーに貸し出す?)
キャスター 自身の探査能力で海竜の弱点や海魔の軍勢を索敵しつつ、通信係としてバックアップ
バーサーカー 雲霞のごとく襲い掛かる海魔を宝具ガドリングで蹴散らす、陽動を兼ねる
アサシン  郡狼を率いてセイバーをサポート、マスターを呪いながら海魔と格闘

レオナ  キーパーを温存して待機、もしくはセイバーがヤバくなってからキーパー登場


797 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/18(土) 17:02:21 LzQtmJgY0
【バーサーカー投影宝具案】
不尽の巨剣(エッケザックス)
 ディートリッヒが持つ巨人の剣の投影品。どんな頑丈な盾をも砕くとされる。
 もともとは巨人エッケの所有する剣であったが、エッケを打ち破ったディートリッヒが奪い、
 それからディートリッヒが使用するようになった。
 巨人の剣として人が振るうにはあまりに巨大であり、その圧倒的な質量・重量によって、あらゆる防御を破壊する。
 防ぐには単純な防御ではなく同等の質量・重量が必要となる。
 ただし、巨大さ故に、バーサーカーとして能力のタガが外れた状態でもなお、振えるのはほんのわずかな間のみ。

転・外敵退ける百塔の都(ブルンツヴィーク)
 百塔剣とも称されるプラハにおける伝説の剣の投影品。
 伝説的な太古のチェコ王ブルンツヴィークがアフリカから持ち帰ったとされる剣。
 またプラハに危機が訪れれば、伝説の英雄ヴァーツラフがプラハ城から現れ、
 ブルンツヴィークの像からこの剣を手に取り、ヴァーツラフが「国民の敵よ、去れ!」
 と叫べば剣が空を飛び敵の首をことごとく切り落とすと言う。
 この剣は所有者の叫び声によって発動し、振り上げることで自動的に敵に向かい飛んでいく。
 任意で解除しない限り、レンジ内の敵全てを殲滅するまで止まらない。使用後はブーメランのように所有者の元に変える。


798 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/18(土) 19:17:03 lsLK9anM0
実はもう一頭 海竜がいて、キーパーが焔の剣で一撃で消し飛ばすとか。
七騎の大半が力併せて何とかなった怪物を…なんてバケモノってな引きで。

あとアーチャーはセイバーの能力測るために 身銭切ったことからライダーの
護衛役ってことで、前線から外してもらえる。
ランサーは海竜撃破において、同盟者ライダーとバーサーカーの戦力を測ると
いう点から共同作戦を提案。同時にジェイミーへキャスターに目を光らせるよう
秘密裏に依頼。あとセイバーを‟竜殺しの逸話”から海竜撃破の主力として投入
するんだけど、本来の目的は宝具と真名を探るため。こっちはキャスターに依頼。

電脳癌は協力するか邪魔するか分からない。協力するにしてもアサシンに令呪
で変な条件与えたり、人類側に嫌がらせをしそう。ゲームをより面白くするためって
感じで……。


799 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/19(日) 23:41:30 cgETiA2.0
【エル・クルエル案】
ランク:B? 種別:対陣宝具?
生前セビーリャに建造した王城-アルカサル-を魔力で再現した、固有結界とは似て否なる大魔術。
固有結界や結界宝具の類の中でも競合することなく発動、敵を弱体化しつつ都合の良い環境で戦える。
展開されるのは 欧州の様式とは趣の異なるアラビア趣味の宮殿風景。華美な飾り布や壁画、
そして多様に組み込まれた幾何学模様が異彩と壮麗さを放っている。
強い光と昏い影に分かたれたその様は、かつて正義王と残酷王 ふたつの異名を取ったペドロ1世
そのものを象徴するかのよう。

対象へと善悪の審議を行い、断罪の裁きを加える。
宮殿の陰より現れる刑具や処刑具は闇より黒く、相手の持つ不義理不道徳の罪に応じて威力が上がる。
またランサーが相手を悪と認識すればするほど「お前の罪を数えろ」理論で威力が増加していき、最終的
には極刑に処す(審議に時間をかければかけるほど威力増加)。
また結界内部にいるものは、異なる属性の場合 重圧がかかり(黒い鎖に繋がれるとか)、特に混沌・悪の
場合には全ステータスがワンランク低下する。
城内の処刑具や拘束用の鎖は場外への持ち出し可能。建物内にある黄金尖塔は槍サイズに圧縮可能。
本来のサイズに戻して 巨大幻想種を串刺しにすることも可能だが、元々武器でないので頑丈なだけで
特に何の追加効果も持たない。


800 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/21(火) 22:30:53 cDo7GNzc0
長い


801 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/21(火) 22:33:11 2BRdQNbM0
案と言いつつ僕鯖書き込んでないでSSにでもしたら?


802 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/21(火) 23:04:05 gxms1jPo0
ただでさえ過疎ってんのにギスギスすんのはヤメロォ、マジで案だしくらい自由にさせようぜ。全ては書き手の裁量なんだから


803 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/24(金) 02:59:48 avzgjboI0
断章・ツイてない男〜常夜の森〜

――どうしてだ…どうしてこんなことに…!?
森の中を走る影は自問するが答えは出ない。
これはあるツイてない男の断章。


うす暗い森の中。“二人”と“二騎”の運命が交錯する。
追う方の名前は陸道六蟲。臨死により文字通りの“冥想”して“死”を超えた先に在るであろう根源への道を探る家系に生まれた魔術師だ。
20前後の日本人離れした亜麻色の髪をした青年でその薄く笑みを浮かべた顔には自信に満ちた余裕と確かな知性と計算高い傲岸さがにじんでいる。
もう一人の追われる方の名前は久斗幸一。友人から勧められた生まれて初めてのMMOがこのゲームだった哀れな少年だ。
彼を誘った友人は初日に死亡。そして2日目の今日、後右も左もわからぬまま悲しむ暇も無く危険エリアから抜け出そうと足掻くうちに見てはいけない者を見てしまった。

「いけませんねぇ。逃げるのはいただけません。人の話を聞かずに逃げるのはとても関心しません」
こっちは全力で走っているのに、向こうは涼しい顔をして歩いてくるだけなのに一向に距離が離れない。
それどころか、いつでも追いつけるが一定の距離を「保ってあげている」という余裕が伝わってくる。
「言わない! “あの連中にしたことはいわないから…!だから…!」
必死の懇願だ。嘘じゃなかった。一生胸に秘めておくつもりだ。彼の凡庸な人生でこれほど誠意を伝えようと努力したことはない。
「怯えないでください。何度も言いますが殺すつもりはありませんよ? ほんの少し記憶を弄るだけです」
対して亜麻色の髪の男はそう笑って言った。彼は逃げながら思った、
立ち止まっても大丈夫なんじゃぁないか? ここまで殺すつもりはないと言ってるんだ。こっちの誠意だって伝わったはずだ…
大丈夫だ…信頼するんだ…この人は悪い人じゃない… 沁み込むような声に不思議と安心感が漂ってくる。
そんな彼の心の動きが分かったかのようにさらなる声が掛けられる。
「サーヴァントに矛を収めるように命令してくれませんか?これ以上お互いのサーヴァントに無意味な戦闘をさせる必要はありません」
そうだ…そうだよな…バーサーカーに止めてくれって言うんだ…この人は自分を殺すつもりはない。だから安心なんだ…


804 : Fate/On-lines2 :2015/07/24(金) 03:00:55 avzgjboI0
「マスター! 惑わされるな!!」
雷鳴のような声が暗い森を交差する閃光の一つから飛んでくる。
「ああ、そうだとも、“その魔術師”と“この戦士”は君も私も殺すつもりはないだろう!しかしだ!“赤”の連中を殺した下手人が必要なはずだ!」
その力強い声に目の前の霧が晴れた。いつの間にか自分は立ち止まり、手の甲に浮き出た“令呪”、そうこれは令呪というらしい。
いつのまにか淡い光が灯っていたその令呪に何かを囁こうとしていた自分の姿に気づく。
「…アーチャー? その方の口を少し塞ぐことはできませんでしたか?」
亜麻色の髪の男は溜息をしながら、とはいえはそこまで非難の感情は込もらない気安い調子でもう一つの閃光に声をかけた。
「主よ、すまぬ。この者は神代の戦士でなかなかの手練。引きつけておくことは可能なれど、声も出ぬほど追いつめるにはこの状況では一押し足りぬ」
古風な口調が響いたと思うと、再び二つの閃光は一進一退の交差を始める。二騎の閃光を見ながら亜麻色の髪の男は困ったように頬を掻いた。
「困りましたねぇ……“赤”の連中に対する良いスケープゴートを見つけたと思ったのですが……そうですね、決めました」
亜麻色の髪の男は立ち止まり、再び走り始め遠くなっていく彼の背中を見ながら、なんの前触れも無く不可視の一撃を彼の脚に見舞った。
彼は悲鳴も出ずに受け身も取れないまま地面へと倒れ込み、足の痛みに耐えながらなんとかその場を逃れようとする。
そしてその彼のすぐ背後に森の中を歩くには不似合いな高そうなローファーを履いた足が現れる。
「魔力の塊をぶつけました…痛みに反して出血はないでしょう?」
残念だ、という口調で男は彼に語る。
「もっと大人しくしてくれれば、君は襲撃犯として赤の連中に追われるだけで済みました。もちろんサーヴァントには令呪で余計なことを喋らせないようにしてね」
そうすれば“今は”死なずとも良かったのに、と付け加えると。
「しょうがないので“相討ち”ということにしましょう。犯人らしきものがいれば石紅運もそこまで突っ込まないと思いたいですが…」
今ここにいない男の相手を見透かす眼光を思い出しながら一抹の不安を込めて男は呟く。あの男は甘くない。できれば余計な疑念は避けたいと陸道は思う。しかし時間を掛けるのはさらに愚策だ。
彼を見下ろしながら言っているが幸一に聞かせているといよりは、この後の予定を整理するための独り言といった風情で人の命を奪うという酷薄さすら無い。
「マスター!!」
ライダーの声が響く、閃光の一つがマスターの元に向かおうとして、まるで蜘蛛の糸に絡めとられたように動かなくなる。
「くっ…!」
「主から今、宝具の開帳の許可を承った。残念だがここで終いだ」


805 : Fate/On-lines3 :2015/07/24(金) 03:02:16 avzgjboI0
救い手である英雄は絡め取られ、魔術も神秘も知らずにただこの死のMMOに迷い込んだ哀れな子羊の命は尽きようとしていた。
陸道は魔術回路を励起して赤の三人のメンバーとこの子羊が死闘を繰り広げるに見合った戦闘の痕を付けようとする。

漫画や小説などの物語では避け得ぬ死を目前に走馬灯や「ああ自分は死ぬんだ…」と冷静に状況を把握するシーンが入るが幸一はそれには当たらなかった。
(嫌だ! 死にたくない…! 死にたくない! 誰か助けて!)
助けを期待しつつも己のその手で、足で、這いずって亜麻色の髪の男と少しでも距離を取ろうとする。その姿は無様の一言。
ノロノロと蟲のように這いずる彼を、しかし彼に死をくれようとしている亜麻色の髪の男はそれを嗤わなかった。
「その生存本能は素晴らしいですよ。死の深淵に潜り、死に囚われず、命を持ったまま“死を超える”のが我が一族の悲願ですから、それには強い生存への執着が必要です」
とはいえ、その感心は亜麻色の髪の男の意思と殺意には欠片も影響を及ぼさない。
今回は必要だからあの連中を殺害したが、大きな結社の怨みを買いトラブルを起こすのは得策ではない、“下手人”が必要なのだ。
だから陸道の中では彼を殺すのは決定事項であり、この場で彼がどんな行動を起こそうともその意思が覆ることはない。
頼みの英霊も陸道のサーヴァントの謎の宝具により動きを封ぜられている。彼とライダーが自力でこの場を切り抜けるのは不可能に近い。

――だから彼が救われるとしたらやはり外部からの干渉だろう

陸道は魔術回路を励起させたまま息を呑んだ。眼の前に1人の男が立っていたからだ。
圧倒的な存在感を身に纏い青銅色のボディースーツのような衣装に流れるような美しい金髪と美麗な顔立ち。そして使い手と優るとも劣らない存在感を放つ青銅色の槍
そのすべてがこの目の前の存在をサーヴァントだと告げている。

「一応聞いておいてもいいかな? なぜその少年を殺そうとするか」
その英雄はその美麗な顔に似合う声でそう問いてきた。陸道は素早く計算を巡らせる。嘘はマズい、この手の英霊は小賢しさを敏感に感じ取る。
念話でアーチャーにライダーを抑えたまま、決して攻撃的な意思を見せないように指示を出しつつ、
「赤の結社のメンバーと戦って殺さざる得なくなりましてね。そこを彼に見られました。仲間もいないフリーの身の上。結社を敵に回したくない」
眼の前の英霊はおそらく戦士。だから嘘を減らし、シビアな価値観を前面に押し出す。陸道は相手の価値観を軽んじないことが交渉で有利に働くことを知っている。
「記憶を消すことも考えましたが、彼が逃げてサーヴァントで抵抗する以上はこちらも全力を持って命を取り合いをするしかないわけです」
足元の彼は何か言おうと口を開こうとするが、それは叶わない。魔術で口を塞ぐなど特別なことはしていない。痛みと焦りで言葉が出てこないのだ。
また極力嘘を減らした陸道の言葉のどこを突けばいいのか言うべきことがまとまらないのだろう。
実際のところ、陸道は嘘をついていない。強いて言うならレッドフードは“味方だと思っていた自分により全滅”して、記憶を操作された彼がレッドーフードに襲撃犯として狙われる想定について言わないだけだ。
この英霊は死んだ赤の連中に陸道が雇われていたことなど彼は知る由もない。
それにどう思ったのか金髪の英雄は思案顔になる。
(さて、どうでますか……)
実際のところ、この英霊が仏心をだしてこの少年を助けるように言ったとしても陸道は問題ない。なら当初の予定通りに記憶を操作したまま下手人にしたて上げるだけだ。
(怖いのはここで漁夫の利を得ようとされることですが…)
しかしそれは無いと思っている。“メリットが無い”からだ。精々、この哀れな少年の命を救う程度だと――それがこの男の油断だった。
「実はここの近くに結社の支部があってね、警報の結界を誰かが通過したので私が様子を見に来たんだ」
唐突な英霊の言葉に陸道は訝しむ。
(警報の結界…? あれば気付いたはずですが…)
そして気付く、蟲のように這いずった彼の指先がほんの少し、暗がりの中の結界に触れていることを。
(なるほど、本能が掴み取ったチャンスというわけですか……)
だがこの状況は彼の命を根本的に救うものではない。この英霊が仏心を出しても彼の命運は決まっているからだ。
しかしここで思わぬことが起きた。
「ランサー? 侵入者は見つかったかしら」
マスターと思しきものが来るのは想定内だ。問題はそこじゃない。


806 : Fate/On-lines3 :2015/07/24(金) 03:03:21 avzgjboI0
―その瞬間空気が塗り替えられた。
(破損騎が何故ここに……!?)
赤い巨竜が突如として森の中に出現した。そして同時に白い髪の少女とどこか線の細い頼りなさそうな少年が暗がりから現れる。
(桃源…教団…!?)
少年の手の方には桃色の令呪の存在を見てとれる。“黒”と並んで“タチが悪い”と噂される結社のテリトリーに自分たちはいつのまにか入り込んでいたらしい。
(どうする主よ…?)
(想定していた中でも最悪の展開です…)
アーチャーも破損騎の存在に困惑しているようだ。破損騎を眼の前にしたこのサーヴァントとマスターの落ち着きようはどういうことだろう。
(噂は本当だったということですか…)
“桃”の連中は何らかの手段で破損騎を味方に引き込んでいるという噂も流れていた。
陸道も半信半疑だったが、この状況では信じざる得ない。
「マスター、先程念話で伝えた通りだが、この者たちはどうする?」
青銅の槍兵が線の細い少年に話しかける。この少年がランサーのマスターだったのか、と思うと同時に。
(わざわざ念話を使わずに指示を仰いだのはこちらにプレッシャーを与えるため、でしょうね……)
やはり胡散臭いと思われていたらしい。戦力はサーヴァント一体とマスター2人、そして破損騎。白髪女の方のサーヴァントの姿は見えないので、
おそらくは偽召者か転身者、いや、もしかしたらアサシンを近くに潜ましているかもしれない――陸道が状況判断のための情報を収集していると唐突に女が口を開いた。
「面倒くさいわ。みんな殺しましょう」
陸道と幸一、両方がヒヤリとする言葉が投げつけられた。女がチラリと背後の巨竜をみやる仕草をする。
「ん?余の出番か?」
破損騎が少女の声で喋ったこともそうだが、それが気にならならないほど陸道の内心は気が気ではなかった。
(冗談じゃない…こんなところで神話級の破損騎と戦えませんよ)
「巫条さんはそれはいくらなんでも……」
線の細い少年が口を開いた。そこが突破口と思った陸道は少年に声をかけようとする。
ご迷惑をかけてしまった、出来れば見逃してほしいと。もちろん欲しければ令呪を渡すことやや“セルフギアスロール”の宣誓も辞さないつもり――
「……た、助けて」
絞り出すような弱々しい声が陸道の足元から漏れ聞こえた。
青銅のランサーと線の細い少年の視線が久斗幸一少年のものと交錯した。
(―――あ)
陸道はたった今“潮流”が変化したことを悟った。自分が起こしていた流れは別な流れへと合流して危険な渦へと変化しつつあった。
(アーチャー!)
念話を飛ばすと同時に木々の合間から剣を携えた戦士が吹っ飛んでくる。金縛りをされたままにアーチャーに蹴り飛ばされたバーサーカーだ。
質量弾と化したバーサーカーの狙いはマスターの少年少女。同時に陸道は重力操作で飛び上がると同時にアーチャーの腕に抱かれてその場から離脱した。
離脱のための目くらましでしかないバーサーカーは青銅の戦士がマスター2人を抱えて回避したために、そのまま木々の薙ぎ直して巨竜の脚に命中して止まった。
ボロボロのバーサーカーは木々の破片と土ぼこりを浴びながら「マ、マスターは無事か!?」と桃色のマスターたちと青銅の槍兵に声をかける。
「貴方のマスターは大丈夫みたいですよ、足に少し怪我してますが軽傷です」
幸一の横にしゃがんでいた線の細い少年がバーサーカーに返事をする。
「そうか、よかった……」
バーサーカーはマスターの無事に安堵する。少年に対して対して少女の方は少し不満顔だ。
「暁君、どうするの?あいつ逃げちゃったわよ?」
「巫条さんが追った方がいいと思うなら行くけど、でももう彼は近づいてこないと思うよ」
「だいぶベイバロンに怯えていたようだからな」
槍兵の言葉に破損騎が反応する。
「余の威光の賜物だな!」
少年とランサーは苦笑い。少女は「調子に乗るんじゃないわよ」と大人げなく毒付いた。


807 : Fate/On-lines5 :2015/07/24(金) 03:04:32 avzgjboI0
――どうしてだ…どうしてこんなことに…!?
森の中を走る影は自問するが答えは出ない。
陸道とアーチャーは森の中を疾走した。とにかくこの場を離れたい。
背後からのプレッシャーからただ逃れたくて森の中をただ闇雲に走る。
常夜かと思うような森を抜ける頃には朝日が昇り始めてきた。
(追ってはこない…大丈夫だ)
(主よ…今宵は運が無かったようだ)
ええ、実にツイてなかった。陸道はそう念話で会話をしたところで、この場所が知った場所であることに気付く。
(こ、ここは……)
破壊された荷物運搬用に馬車や散乱した物品…ここは“赤”連中を殺した……
「おい、誰かいるぞ!」
「“傭兵”の陸道じゃないか? おい、どうしたんだこれ!?」
“赤”の結社のメンバーが近づいてくる。かつて自分を雇い見知った顔や自分よりも格上の姿も見える。
陸道はおそらく無関係を装って命は拾って切り抜けるであろう…それだけの交渉力と利用価値が自分にはある。
しかしこの先“赤”の一団に疑惑と共に目を付けられることだけは避けえない。リーダーの石紅運が切れ者だ、この“弱み”をとことん利用してくる。
(ああ、本当にツイてないですねぇ……)
陸道六蟲の溜息は朝日に融けて消えた。

槍兵が手に溜めた水で幸一とバーサーカーが治療される間、幸一は“庭田暁”と名乗った少年から色々な事を聞いた。かいつまんで説明されたこの世界の正体(よくわからない用語が多かったが)、
この世界の明文化されていないルールの数々。そして幸一が行くべきところ。白髪の少女はその様子を茶番だとでも言いたげにずっとムスッとした顔で見ていたが。
身を護りたいという打算が無いわけではなかったが、久斗のこの桃色のチームに入れてほしいという申し出を線の細い少年は笑いながら断った。
「“桃源教団”はこの世界に永住したい人たちの結社だからね。久斗さんとは合わないと思うよ」
その言葉にハッとなり久斗は不意に家族に会いたいという気持ちや今になって死んだ友人のナオキの事を思い出して涙が溢れてきた。
自分の家は普通の家族だと思う。テレビのつまらないことで笑い、玄関の靴をそろえたか揃えないかで険悪になる、普通の家だ。
戻りたい…家に帰りたい。家族に会いたい。今になって涙が溢れてくる。
それを見た庭田暁は羊皮紙(のようにみえる筆記アイテム)に何かを書き始めた。
「詳しい場所は分からないから現地で探すしかないけど、このあたりの地域に青を基調とした『ブルービーXI』って結社がいる」
簡易的な地図に描かれたある地域を指差して続ける。
「この結社なら久斗さんの力になってくれるはずだよ」
庭田暁の兄弟がいる結社なのだという。この世界から脱出したい自分のような巻き込まれた人間が多数いるそうだ。
「僕の名前を出せばすぐ分かってくれると思う」
庭田暁の兄弟の名前とその兄弟へと当てた手紙、そして路銀を手渡された幸一はその親切さにまた泣きそうになった。
「何から何まで世話になった」
バーサーカーも深々と頭を下げる。クラス名と真名のシステムは先程教えてもらったが、“狂戦士”と呼ぶのが憚れる紳士ぶりだ。
「暁君のお人よしぶりに感謝するのね」
気にしないで、と笑う少年と対照的に白髪の少女は不機嫌そうだ。
青銅の槍兵は木の上で周囲を警戒していたが、こちらを向いて笑顔で送り出してくれた。
幸一とバーサーカーは彼らに見送られたながら森を抜けて並んで歩きだす。目指すはこの先にある一番大きな街だ。
「不甲斐なくてすまなかったマスター」
バーサーカーの言葉にも「そんなことないと無い」と心底から幸一は返す。もしもバーサーカーがいなければ自分は七回は死んでいるだろう。
――そうナオキのときだって。
あの“黒翼の怪物”と“軍服男”と戦いに初日に巻き込まれた自分とナオキ。あの黒い翼の怪物に殺されたナオキ……あのとき召喚されたばかりの
バーサーカーが自分を必死に救ってくれなかれば今自分はここにいないだろう。
血涙を流した怪物の顔を思い出しそうになって慌ててその記憶を振り払う。あの怪物には二度と会いたくない。
ランサーと庭田暁から教えられた治安がいい道筋を辿っていく幸一。
とはいえ彼にはこれからも様々なトラブルが立ちふさがる。それは結社だったり個人だったりイベントだったりするかもしれない。
(あの桃源教団の人たちともまた逢う日が来るのかな…)
そのときにはもう一度感謝の言葉を言いたいな、そう思い再び生きてこの“夢の世界”で朝を迎える。




808 : Fate/On-lines6 :2015/07/24(金) 03:06:31 avzgjboI0

余章〜常夜の森の入口

「――にしても遅いわねカルマの奴…いつまで待たせるのかしら」
月魄は少々苛立だしげに空を見渡した。
「近くで大破壊とか天変地異は起こってないから戦闘とか始めたわけじゃないと思うけど……」
暁も空を見渡して仲間の姿を探した。
ランサーと二人はこの場所で教団の仲間と落ち合う予定だった。日の出には合流する手筈だったのだが……
「む、あれじゃないか?」
ランサーの指摘に2人がその方向を見ると、黒い片翼を生やした少年がゆっくりと近づき降下してくる。
「すまない、遅れた」
頭を下げて愁傷かつ簡潔にそう言う。
「マメなカルマにしては遅刻とは珍しいな」
ランサーの言葉にゾワッとカルマこと軽間想の体から瘴気が溢れる。
暁は震えが上がったが、マスター届く瘴気遮る様に大英雄ランサーは涼しい受け流し、月魄もどこ吹く風だ。
「2日前クレイマーを見つけてから手傷を負わせた…逃げられて探していたのだが見つからなかった」
ぼそりと呟く言葉からするとこの場にいたメンバーに対しての憎悪では無く“思い出し怨み”というようなものだったらしい。
「クレイマーの野郎ウザいからさっさと始末したいのよね」
月魄の言葉にランサーどころか暁ですら首肯する。
「関わらないのが一番いいけど…自分から関わってくるんだよなぁあのウザい人……」
「本当にクレイマーしぶといな……」
遅刻の理由がはっきりしたところでベイバロンに声をかけて教団のリーダーであるタオの元に向かう3人と1騎。

久斗幸一も含め誰も知らない事実――彼が友の仇でトラウマとニアミスしたことを。
果たして彼はツイてたのかツイてなかったのかそれは“今は”わからない。



主な登場人物
久斗幸一:《支配者》 驚き役の少年 好きに使ってください。MMO初心者。
バーサーーカー:真名はホグニ王 立派な人格だが幸運:Eの王様 宝具はダインスレフ

陸道六蟲:《支配者》 通称ロッコ。かませの魔術師 好きに使ってください。基本は傭兵稼業で漁夫の利を得るスタイル。
アーチャー:真名は楊大眼 宝具は金縛り・停止の魔眼 マスターに忠実な清濁併せ持つ戦士。

庭田暁:“桃”メンバーの《支配者》 
巫条月魄:“桃”メンバーの《転身者》ザッハークの転身者
ランサー:真名はフィン・マックール。宝具はビルガ。
軽間想:“桃”メンバーの《転身者》大魔縁・崇徳院の転身者。
ベイバロン:破損騎。赤王様可愛いよね。


809 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/24(金) 03:08:42 avzgjboI0
ミスも多いがとりあえず習作を。


810 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/24(金) 14:47:10 Vn0jcGAM0
コレジャナイ感


811 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/24(金) 15:56:19 3sDkwAM.0
途中のライダーはホグニ王の間違いで大丈夫ですか?
あと赤結社とベイバロンを使っていただいて感謝


812 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/24(金) 16:41:21 p3AWAxwwO
>>810
初参戦ですまない。サーヴァントバトルを書くにはまだ精進が足らない。

>>811
ありがとうございます
推敲失敗例だと思います。


813 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/24(金) 16:47:48 ZoT83Erk0
ええやん、暇な時是非また投下してくれると嬉しい


814 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 01:33:06 Vzs42wBo0
悪くないと思うで


815 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 08:18:57 TQN.MAwc0
お?こないだの人書かれたんか?
サンキューやで

推敲失敗?いうかこれまでのみんなのMMO設定を見てはいるけど、そこに理解を預けて
単語も人物名もポンポンと出されると、初出だけが詳しく語れる機会なのにもったいないで
今回の主眼は"唐突な驚き(幸一)からの敵(六蟲)との追走劇"やのに、進行中に会話でどんどこ設定を羅列
されると焦点が散漫になるし、後にネタが残らんで

でもそうやって読み方・出し方を別にしたら、おもろいでー
やっぱり人物を造れる人は話創れるんやなぁ


816 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 19:38:17 Snsuuj9M0
>>815
エセ関西弁気持ち悪いからやめろ


817 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 22:21:45 TQN.MAwc0
>>816
適当に前の連中の語調に合わせただけだ
これだけが関西弁紛いだと勝手に判断してくれる時点でお前はおかしいよ
内容でも何でもない箇所にばかり噛みついて、実にただ単純に不愉快な奴だ

あれをやめろこれをやめろと、まずお前が他人と接するのをやめたらどうだ


818 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 22:50:24 iDiKHR/E0
>>817
相手にしない方がいいよ。


819 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 22:57:52 FcnWEMy60
そうそう、気にしすぎてもムカムカするだけで損だ


820 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/25(土) 23:18:56 emanW2w60
>>817
謎の関西弁を不快に思ったと伝えただけでその反応? 他人と接するのをやめろとまで言うのか?
過剰すぎて俺のこと言えないと思うが


821 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 00:01:37 MpWD4fqY0
だったらもうちょっと言葉を選ぼうな


822 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 00:02:33 rEfWf/RE0
海ステージどうなるんだろ? 海竜といえば島化けの巨魚がセオリーだが。


823 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 01:44:10 dDuksZ.I0
水中戦になったとして対応できる・できない鯖は誰だろう


824 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 10:10:47 rEfWf/RE0
海神の伝承からセイバー不利なんだよな。どう戦うか愉しみ


825 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 10:38:14 tow2ewSc0
>>823 >>824
できないというか>>824みたいに入水・人柱で対抗した逸話がある文化圏の英雄はキツいかも
他だと出てないけど海神マナナン・マクリールとか略奪の手続きとして普通に海渡ったヴァイキングなんかは
船持ってるし得意そうだ
経緯や文化によって水魔okでも海には嫌われてたり、海魔に手も足も出なくても無事に航海を終えたり
海魔自体が道すがら適当にぶっ殺されたりしてる
ジルドレのお陰ですんごい適当なデカブツ感になった海魔さん・・・


826 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 13:45:17 rEfWf/RE0
そういや七十二柱の魔神のひとりフォルネウスも、巨大な海の怪物。

アーサー王物語に出てきたソロモン王の船は、この魔神の管轄下も
な。原典と言われている、北欧神話の巨人フォルニョートも北海が
生息域だろうし。


827 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/26(日) 15:00:53 WRvo1bnY0
むしろセイバーは弟橘媛の加護で耐性持ってる可能性もあるんじゃね


828 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:49:40 sJ9bLOro0
三日目 真実の顔

 一つの城塞か、それ以上の質量を捻じ込まれた漆黒の片刃剣。
 そこから放たれる斬撃は人智超えているどころか、現実における物理法則の枠では再現不可能な異常性を持っていた。

 二撃、三撃と繰り出され、その全てが破城槌では比較にすらならないほど、遥かに重く鋭い。
 しかし、セイバーはその悉くを凌いでいた。
 比喩抜きの嵐のような、災害に等しい剣舞を歩法と身のこなしだけで完封してのける。

「まったく、不正(チート)じみているよ。こちらは本物の不正行為で、重量負担を改竄しているというのに」

 激しい攻防で、また一つ傷を増やし、しかしグラウルングは愉しげに笑う。
 損傷を顧みずに放たれた捨て身の一撃を、セイバーは余裕を持って回避し、しかし深追いはせずに距離を離す。

 超重量の魔剣を振り回す死徒に対して、セイバーが取った戦術は緩急ある攻勢と守勢だ。
 時には果敢に、しかし決して攻め切ろうとはせず黒葛の鞘を振るい、いくつもの損傷を蓄積させていく。

 結果、いかに威力で勝ろうとグラウルングの単調な太刀筋では、命中させる機会すら与えられない。
 ただ一方的に、再生不能の傷が増えていくだけだ。

「当たらなければ、魔剣も詐刀(こだち)も同じ事。児戯で振るわれるのなら、なおさらでしょう」
「これは手厳しい……では、少し趣向を変えてみようか」

 少女の姿をした死徒は澄ました様子で、片刃剣を後ろ腰に構えると、コードキャストを起動させた。
 即座には発動しない。しかし、可視化されたデータが粒子状に舞い、相当な量の霊子情報を処理している事を示していた。

(読み込み時間(ローディング)!? グラウルングの処理能力で発生するという事は、相当なデータ量を読み込んでいるはず……)

 危険の予兆を正確に感じ取っていたのは、グラウルングと対峙するセイバーではなく、やや離れた位置に居た高木だった。
 人間の寿命を超えた時間を、その処理能力と技術力に注ぎ込んだ死徒だ。
 本拠と言える電脳世界では、一つや二つはサーヴァントを屠るに足る切り札を有していてもおかしくはない。

 つい、意識が逸れた高木だったが、それを許すほど状況は甘くなかった。
 グラウルングが使役する狂犬が、わずかな意識の間隙を突いて飛び掛る。

 牙が喉笛に届く直前に、祭礼用の剣と槍が狂犬の体に突き立ち、炎を放出。一瞬でその肉体を内部から焼き尽くす。
 狂犬の骸が炭に変わるのを待つ事もなく、剣と槍は引き抜かれ、続いて次の標的へと向けられた。

 現在、共闘している魔術師リシミエールが操る魔術礼装の一部だ。

「……助かった」
「当然だとは思うが、セイバーの戦いに気が向いて仕方ないようだな。いっそ、あちらの補助に専念してはどうだ?
 このまま留まられても……はっきり言えば、邪魔になるのだが」

 リシミエールは共闘相手に刺々しい言葉を投げ掛けるのを一瞬だけ躊躇ったようだが、結局は思った事をそのまま述べたらしい。
 不器用な物言いではあったが、主張には一理ある。

 しかし、それに対して首を縦に振る訳にはいかなった。

「それは拙い。グラウルングはまだアサシンを隠している。できれば、単独で対処できるセイバー以外は分散させたくない。
 それと尋ねていいか分からないけど、この状況でライダーが棒立ちなのはもしかして……」

 エーテライトと即席の障壁で狂犬達の攻撃を捌きつつ、なぜか背後で控えている最大戦力に目を向ける。
 自分やリシミエールで対処できる相手なら、サーヴァントが出てこれば圧勝できるのではないか。


829 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:50:51 sJ9bLOro0

 視線を向けると金髪の美女、ライダーはぐっと胸元で両手の拳を握り締めた。
 当人としては気合を入れているらしいが、その様は愛らしいとしか言えない。この辺りは、並外れた美貌も不便だな、と思う。

「……頑張って、応援してます!」
「ええ、貴女の声援があれば、この身は百人力――」
「あ、うん。色々と察せたからいいか」

 追求する事をあっさりと拒絶すると、高木は狂犬の処理へと意識の主軸を戻した。
 狂犬達の性能は上がっているが、それ以上にこちらが合流した事による戦力増強が大きい。
 問題があるとすれば、アサシンが現れる瞬間だけだろう。

 ライダーはおそらく、というよりも、ほぼ確定なのだが、彼女は通常時では戦闘能力に乏しいサーヴァントなのだろう。
 それを補うだけの宝具は有しているのだが、この状況では使えないか、使用を控えて消耗を抑えている。

 ひとまず、こちらで雑兵の相手をすると決めた以上、グラウルング本体はセイバーに任せるしかない。

(頼んだよ、セイバー)

 口に出す訳でも、念話として送る訳でもなく、内心だけでセイバーに言葉を投げ掛ける。

 異常な読み込み時間のコードキャスト発動まで、グラウルングは守勢に回るつもりであるらしかった。
 セイバーの激しい攻撃を、的確に受け、時には逸らしている。
 必ずしもセイバーの攻撃は思い切ったものではないが、それも道理だ。隙を晒した瞬間に、超重量の斬撃が返ってくるのだから。

 よって、発動の瞬間までにグラウルングが倒される事はない。当然の帰結として、大容量のコードキャストは発動した。
 グラウルングのコードキャストは攻撃手段、たとえば天変地異を引き起こすようなものではなかった。
 膨大なデータの奔流がグラウルングの霊子体を駆け抜け、それを更新(アップデート)していく。

「これは……!」

 グラウルングの更新が完了する。
 姿形が急変した訳ではないが、何か決して無視し得ない変化が起きている。
 剣士としての言い表しがたい知覚が、セイバーに警鐘を鳴らしていた。

「さて、どれから披露しようか……下手に多芸なのも、それはそれで困るものだね」

 とぼけた様子でグラウルングは呟くが、次の瞬間には踏み込み、剣の間合いへと到達していた。
 ほんの刹那、セイバーの反応が遅れたのも無理のない事だった。
 速く、しかも歩法がまったく異なる。ましてや、グラウルングは自然体、剣を構えてすらいない。

 セイバーが迎撃するよりも一瞬だけ早く、グラウルングは体を一転させていた。
 回転に従い、片刃剣が水平に前方の空間を薙ぎ払う。

 無論、異常重量の一撃だ。正面から受ける事は無く、セイバーは砂浜を滑るように後退する。
 あっけなく片刃剣は空を切ったが、それで終わりではなかった。

 グラウルングの回転が止まらない。
 それどころか、剣舞は際限なく加速していき二撃、三撃、四撃……微妙なアタックラインの変化を織り交ぜつつも、
次々と鋭い連続攻撃が繰り出される。

 これまで、少なからず仕掛けられていたセイバーの反撃が止まる。
 隙が見出せないのだ。パターンが決まっているようで自在。なにより、速度が尋常ではない。
 死徒の操る剣が並の代物であれば、力付くで切りかかり止める事も可能ではあるのだが。


830 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:52:15 sJ9bLOro0

「先程の術で何をしたのかは知りませんが……この程度!」

 ごく短時間で数十の攻撃が放たれ、セイバーはその中で一瞬にも満たない機会を捉えていく。
 あまりもの速度から衝撃を纏った片刃剣を、セイバーは姿勢を沈ませて避けると、そのままグラウルングの足を払った。

 打ち上げられたかのように、グラウルングは不安定な姿勢のまま宙を舞う。
 空中である以上、回避行動はおろか、体勢を立て直す事すら不可能だ。
 低姿勢から跳ね上がるように、セイバーはグラウルングの首筋目掛けて、黒葛の鞘を叩き込む。

 不可避の一撃。ただでさえ鋭く、グラウルング側には不利な条件が積み重なっている。
 しかし、明らかに不自然な体勢から、グラウルングは足を振り回し、その一撃を蹴り落としていた。

 さらに鞘と脚の衝突から得た力を転じ、体勢を変えて空中からセイバーに斬り返す。

「…………っ!」

 思いもよらない反撃にセイバーは躱しきれず、切り裂かれ傷を負っていた。
 浅手に止めただけでも、セイバーの反応速度は尋常ではなかったが。それでも、この戦闘で初めて受けた損傷だった。
 傷の数は二つ、グラウルングがあの一瞬で二度の斬撃を放っていた証だ。

 当のグラウルングは落下後、受身から即座に起き上がり体勢を整えている。
 頭に乗せている程度の帽子が落ちていないのは、その身がアバターでない事を示しているのだろう。

「いや、危うく一撃もらう所だった。やはり付け焼刃には限界があるようだ」
「二度目の幸運はありません」
「それは同感。こちらも機会を与える気はないよ」

 あくまで軽い態度で応じるグラウルングだが、それに対してセイバーは一層なんらかの違和感を強めていく。
 情報の読み込みで技巧が上がったのはいい。霊子ハッカーが礼装の装備によってスキルを追加するのと、大きく違いはない。

 問題は剣技の質。いずれも曲芸染みた技術だったため、違和感は確信にまで至らなかった。
 しかし、それとは別に正常でない点がある。セイバーにはそう思えてならない。

「こちらから行きます!」

 出方を探る為に、セイバーはあえて声を掛けてから斬りかかる。グラウルングは控えめに口元を綻ばせて応じた。

 グラウルングは片手で前方に剣を構えている。牽制しつつも、隙あれば突きを繰り出す姿勢。
 これまでの両手剣を前提としたものとは、明らかに異質のスタイルだ。

 再び両者は互いの間合いに入る。仕掛けたのはセイバー、しかし先に攻撃したのはグラウルングだった。
 おそらくは牽制程度の突きが三段。腕の瞬発力に任せた軽い攻撃だが、この死徒には重量の不正(チート)がある。

 結果、羽毛の軽さから放たれた、巨岩の重さの連撃が襲い掛かる。
 しかし、所詮は間合い取りも体勢も甘い小技に過ぎない。セイバーは余波の風圧を感じつつも、全て最少の動きで避けていた。

 さらに接近時の勢いも殺していない。直線的だが鋭い一撃を打ち込もうとした瞬間。
 直前にグラウルングはフットワークを用いて、完全なタイミングで間合いを外していた。
 攻撃を小技に止め、余裕を残していた事に加え、死徒の身体能力だ。セイバーの攻勢に対応するにも十分な反応速度を保っていた。

「くっ……!」

 間を外され、動きを止めたセイバーに向かい、一度引いたグラウルングは一転して片刃剣を両手で握り、袈裟懸けから斬りかかる。
 その猪突力に対して、セイバーは身のこなしだけで対応する余裕は無かった。

 漆黒の片刃剣と黒葛の鞘が激突するが、重量が違いすぎる。片や木剣、片や小山の重さだ。
 刹那の拮抗すらも許されず、黒葛の鞘は弾かれていた。
 それほどの差があっても、片刃剣を側面から巧みに逸らし、受け流せていたのはセイバーの神懸った技巧によるものだった。


831 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:54:09 sJ9bLOro0

 しかし、どれほど技術的に優れていても、実際の攻防においては悪あがきにしかならない。
 次にグラウルングが選んだのは、洗練さと粗雑さを兼ね備えた戦場の剣術だ。
 荒々しくも的確な剣捌きに、セイバーは防戦一方から抜け出す事ができない。

 すでに何度目のものかも分からない強靭な一撃を受け流しながらも、セイバーはついに疑惑から確信へと至っていた。

「やはり、異なる文化圏で生じた剣技の複合。それも全てが英霊級の……!」
「ご明察の通りだよ、セイバー。ただし英霊級の技術ではなく、英霊そのものの技術ではあるけどね」

 劣勢な剣戟の中で、セイバーはグラウルングの返答に戦慄を覚えていた。
 この怪物が持つ技術は、それほどの事を可能としてしまうのか、と。
 英霊そのものの技術。それが戯言でない事は、その技を受ける身を通して理解する事ができた。

「回収できた亜種聖杯戦争のデータの内、実用化に至った剣兵(セイバー)のデータはたったの七騎……
 しかし、それで十分。こうして剣で打ち合う限り、君の相手は死徒グラウルングではなく、七騎の継ぎ接ぎ(モンタージュ)だ」

 宣言しつつも、グラウルングは令呪で一時的に修復されているだけの足を狙い、蹴り抜いていた。
 何でもあり、戦場由来の喧嘩殺法だが、今の余裕を失っているセイバーには有効な事この上ない。

 ついに姿勢を崩されたセイバーに、グラウルングは構えたまま突撃し、剣越しに全身を叩き付けていた。
 避けようもなく直撃だ。セイバーの胴体は大きく切り裂かれ、血潮を撒きながらも、その全身は衝撃で吹き飛ばされていた。

「いかに最優のサーヴァントと言えども、他の最優を七騎相手取れば――少々、分が悪いとは思うだろう?」

 セイバーの小柄な身が、砂浜に投げ出される。
 立っている者を勝者、伏しているものを敗者とするなら、少なくともこの瞬間に限っては、グラウルングこそが完全な勝者だった。

 少女の顔を借りたグラウルングは不敵に笑うが、明らかに歪んだ愉悦が滲んでいる。
 玩具を壊して愉しむ幼児のような、歪な凶器を手にした快楽殺人鬼のような。

 確かに、当人の意思や思想を一切顧みる事無くサーヴァントの力を扱えるとすれば、それは最悪の玩具であり凶器でもあるのだろう。

(そんなのありか……?)

 それが、その様を目撃した高木の反射的な感想だった。
 剣の英霊、セイバーとは例外を除けば、聖杯戦争において最強の存在だ。
 実力にせよ借り物の力にせよ、それをこの世紀の怪物はマスターでありながら、その身で打倒してしまった。

 この時点で、サーヴァントシステムによる聖杯戦争は半ば破綻している。
 最優を超えた怪物がマスターを超えた権限と万能性を持ち、アサシンという戦力まで有している状況だ。
 しかも、グラウルングはその性能の全貌をまだ見せていない。

 レオナ・ハーウェイが使役する、未知のサーヴァントならば、この状況を是正し得るのかも知れないが……

 ここまで考えた所で、セイバーが黒葛の鞘を杖代わりに起き上がってきた。
 修復直後の足、そして全身の損傷。動けはするだろうが、明らかに戦闘に影響が出る段階まで達している。

 しかし、一瞬だけ視線が交錯し、高木は悟っていた。まだ終わってはいない、少なくともセイバーは諦めてはいない。

「なるほど。置換魔術(フラッシュ・エア)の応用に近いな。原理上は不可能ではないが……
 だが、死徒として積み重ねた年月、他者から収集した膨大な経験を以ってしても、交換が成立する範疇とは思えんな」

 意外にも、共闘関係にある魔術師リシミエールは冷静に事態を分析していた。
 もちろん、傷付いているのが自分のサーヴァントでない事も大きいのだろうが。


832 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:55:40 sJ9bLOro0

 置換魔術については、こちらにも知識がある。というのも、錬金術から派生した系統であるため、アトラス出身なら多少の造詣はあるのだ。
 錬金術が卑金属を金に、といった物質の変換に留まらないのと同様に、置換魔術も物質の置換だけには留まらない。
 グラウルングは概念、あるいはもっと単純に霊子情報を置換している。

 天才であれば一騎、例外的な怪物であるのなら二騎か三騎は可能としてしまうかも知れない。
 しかし、剣技に限られるとはいえ、サーヴァント七騎もの情報を単一個体に詰め込むのは常軌を逸している。

(おそらくはオリジナルの圧縮形式を利用している。それも自己への経験付与に特化したものを)

 容量を削減し、様々な環境で圧縮、解凍できる汎用的なものではなく、独自の環境下でのみ活用できる、といった性質の独自形式だろう。

 武術と呼ぶにせよ、剣技と呼ぶにせよ、ある程度は合理的な動きは決まっており、共通項は存在する。
 あるいは書き換え対象である、グラウルング自身の経験で補えるものもあるかも知れない。
 こういった重複した情報を削り、一つを参照する形に変更するなど……

 これは一例に過ぎず、他の形でも添削や工夫を膨大な時間を掛けて積み重ねた結果。
 俄かには信じがたいが、せいぜい一騎分の情報で七騎分の情報が再現できてしまう、のだろう。
 この前提であれば、リシミエールの言った交換も成立できてしまう。

「まだセイバーは戦意を保っているようだが……加勢は必要になるだろうな。
 七騎の技を持とうと、扱う体は所詮一つだ。こちらが二騎の戦力を投入すれば、倒せない相手ではない」
「そうだね、リスクを取ってでもそうするべきかも知れない……」

 肩をすくめて、リシミエールの提案に頷く。セイバーが戦闘続行できるとはいえ、現状維持という訳にはいかない。
 ここで勝つ為にはライダーをグラウルング側に差し向ける必要があるだろう。

 言葉を交わしつつも、襲い掛かる狂犬達を撃退する手は休めない。
 計算尽くで効率的に数を処理しているのが高木なら、リシミエールは正面からそれ以上の数を殲滅している。

 実質は圧倒しているのだが、グラウルングが使役する犬達は無尽蔵かと思われる数で対抗していた。

「しかし、ライダーを送り込むにも、この状況をどうにかせねばならんか。
 今更だが、こいつらを狩るのには本当に際限がないのか?」

 さすがに数の暴力に疲れてきたのか、リシミエールがそんな事を口にした。
 その間にも魔術礼装、古式な銃が火を吹き、銃口先の狂犬を跡形も無く塵に変えたが、直後には新たな狂犬が出現している。

「うん、確かに怪しいな。物量で押している割には、同時に出現している数に限りがある。
 むしろ、一定ダメージで自壊、自己分解して無傷の状態で再生成する形式なのかも知れない」

「仮にそれが正しいとすれば、こちらは門外漢だぞ」
「拘束するか状態異常で無力化しても、自壊するなら無意味となると……
 大丈夫。おそらくはこっちで対処できる。ただ、少々の時間は稼いでもらいたいんだけど」

「問題はない。元から、犬どもを屠るだけならお前の助けは不要だった」

 了承するリシミエールだったが、もっとマシな言い様があるのではないか、とも思う。
 おそらくは彼にそれを期待しても、無駄なのだろうが。

 腕に身に付けた礼装、リングを起動させてエーテライト繊維を発生させる。
 情報を奪取は不可能だが、解析するだけであればお手の物だ。一本を狂犬に突き刺し、その全貌を解き明かしていく。

 実在の犬種、そして死徒を元にしたデータ部分は簡単だ。問題は外部から読み込みを行い、ブラックボックスとなっている部分だが。
 そこは虚構世界での実体と、記述の癖から大雑把に推定し、ほとんど再開発に近い手法で埋めていく。


833 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:57:16 sJ9bLOro0

「解析完了」
「うむ、コンマ一秒で終わったな。で、時間稼ぎの必要性について尋ねたいのだが……」
「ここからが本番だよ。『電脳癌』相手のハッキングにはリスクがあるから、結構遠回しな手を使って潰さないといけない」

 霊子ハッカーの上位互換とも言える存在のグラウルング相手に、得意分野で対決を挑むのは自殺行為だ。
 よって、可能であるなら、その製作物の欠陥を見抜き、それを利用するのが最善という事になる。

 そのために即席の構文を書き上げようとした所で、また新たに出現した狂犬が突撃してきた。
 しかし、所詮は単騎。防衛側がリシミエール一人に減ったとしても、容易く打ちのめせる相手だ。

 これまでと同じように、リシミエールが僅かに魔力を割くだけで幾つもの戦闘用の礼装が自律し、標的を貫こうとする。

 一閃。鋭く、それ以上に並外れた勢いのある一撃が空中に弧を描いた。
 リシミエールの礼装ではない。狂犬達を蹂躙していたはずの彼の剣や槍は、ただ一薙ぎで打ち砕かれていた。

「むうっ……!?」

 リシミエールは想定外の事態に、呻き声を漏らしたが、それで動きを止めるほど甘くはない。
 続けて、火縄銃と杖が紅い炎を吐き出し、異常な動きを見せた狂犬を焼き尽くそうとする。

 しかし、それすらも身を屈め、持ち前の敏捷さで突破していく。

(……他の狂犬とは違う!?)

 グラウルングが使役する犬は、伸びきった暗い毛並みを持つ醜い姿だ。
 姿形だけなら同じではある。が、そんなものはいくらでも偽装する事ができる。

 高木はコードキャストを中断し、リシミエールに加勢しようとしたが、それは間に合わない。
 判断が遅かったのではなく、覆しようの無い速度の差がそこにはあった。

 『狂犬』はもはや、その本性を隠す気もないらしく、セイバー以上の速度まで加速し、その牙で致命的な一撃を加えようとしていた。

「ラエラプス!」

 淑やかながらも、命じることに慣れた声色。
 一瞬の間すらなく、狂犬の姿を借りた暗殺者(アサシン)は打ち落とされていた。

 突き抜けるような疾風が巻き起こり、新たに場に現れたのは四足歩行、神代の魔力を湛えた美相の獣だった。
 猟犬、のようで現代のそれとは大いに相違がある。が、その発達した牙と爪は紛れもなく狩猟動物の物だ。

(幻想種、ライダーの宝具か……!)

 一方で、打ち落とされたアサシンは狂犬の形をした偽装が剥がれていた。

 狂犬の視覚情報が剥がれ落ち、姿を現したのは毛皮製の薄着を身に纏う、野生的な印象の女性だった。
 純粋な人間ではない。奇妙な事に、狼のものに似た耳と尾を有している。

「チッ、ずいぶんと格の高い猟犬を連れているね……」

 言いながらも舌打ちするのだが、動作とは裏腹にあまり悔しそうには見えない。
 戦意を欠いているのか、サーヴァントと相対した時に突き付けられる、凍て付くような戦慄もない。
 元から、この戦闘に積極的ではなかったのか、マスターに不満でもあるのか。何らかの事情でもあるのだろうか。

 それでも、最低限の仕事という事か、狂犬たちに身振りで合図を送り、一斉に攻め立てさせた。
 その手馴れた様からは、群の長特有の威厳を漂わせている。


834 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/26(日) 23:58:53 sJ9bLOro0

「ここで、アサシンを出してきたか……本当に嫌な奴だな」

 視界の隅にグラウルングの姿を納めて呟く。
 ライダーの猟犬に対して、アサシンは一度引いて、再度立ち向かおうとはしていない。
 ここから、アサシンはライダーより格下である事が窺えるが、セイバーへの加勢を邪魔するだけなら支障はない。

 アサシンが姿を見せているだけで、ライダーは少なくとも主力と思われる猟犬だけはマスターの護衛に割かなければならなくなる。

「マスター、ごめんなさい。無許可で宝具を……」
「いや、今のは本当によくやってくれた。ライダー、貴女の判断は間違っていない」

 独断で行動したライダーはしゅんとなって、リシミエールに頭を下げるが、当人は熱を込めて、その働きを肯定していた。
 心境の変化でもあったのか、ため息をつくと、そのままこちらに向き直ってくる。

 実の所、言われるまでもなく、彼の用件を察する事はできたが。

「霊子ハッカー。我々は一時の同盟関係に過ぎないが、互いに出し惜しみは止めにするべきだ。
 あの怪物を相手取るなら、それでやっと五分だろう」
「魔術師。それはこちらも承知させてもらうよ。正直、これ以上グラウルングを調子に乗らせておくのも不愉快だし」

 特に調子を合わせるまでも無く、双方は狂犬達とその先に立つグラウルングを見据える。
 狂犬達を排除する為のプログラムの実行を再開、さらにセイバーに向かって念話で指示を飛ばしておく。

『セイバー、宝具の使用を。タイミングや選択はそちらに任せる』

 承知、という短い返答を受け取ると、全思考をプログラムの実行に注ぎ込む。
 一方でリシミエールの方は、本気でライダーの活用を決意していた。

「ライダー、フォローはこちらで行う。宝具で犬どもを一掃してくれ」

 それはフォローが必要なのか、と普段なら嫌な予感を抱く所だが、幸いにも自分の作業に集中している高木にその声は届かなかった。

「はい、マスター! ――〝無尽の雷光〟(ケラウノス・ロー)!」

 ライダーは片腕を掲げ、高々と宝具の真名を告げる。
 上空に一閃、稲妻が走ったかと思えば、次の瞬間には無数の槍が空中から地上へとその先端を向けていた。

 そう、狙いはあくまで〝地上〟。そこに徘徊する敵たる狂犬ではない。
 単発ならともかく、この物量を正確に射出する技量をライダーは持っていなかった。

 つまり、この状況で本来の用途である対軍宝具として使用するならば、必然的に攻撃は無差別となってしまう。

「は……? まさか、自分やマスターごと殺すつもりかい」

 あっけに取られたのは、狂犬達の指示に専念していたアサシンだった。
 毛並みのような髪を僅かに逆立て、上空に展開された無数の槍を睨みつける。

 一斉に無数の槍が墜落し、稲妻を纏いながらも地上を撃ち抜いた。
 威力は宝具としては下級、平均的な三騎士の一撃と同等か劣るか。しかし、その数は尋常ではない。

 雷雨の如く降り注いだライダーの槍は砂浜を抉り、砂を巻き上げ地形を変容させていく。
 当然ながら、狂犬達も壊滅状態に陥ったのだが、命中頻度でみればついで程度でしかない。

 アサシンはその敏速で寸前に効果範囲から逃れていた。
 そして、攻撃の爆心地ともいえる位置に立つライダーとマスター達に目を向けて、驚愕する。


835 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/27(月) 00:00:41 5jZPo7UI0

「こっちのマスターは正真正銘の化け物だけど、あんたも大概なんだね」

 空から降り注いだ槍は、悉くが銀色の液体――水銀によって阻まれていた。
 参戦に際して他家より貸与された、魔術師リシミエール最大級の魔術礼装だ。

 本来、いかに器用に操作できようと液体による防御には限界がある。サーヴァントによる攻撃は、その限界を上回っているはずだった。
 その道理を超えて槍の爆撃を防ぎ得た理由は、文明に疎いアサシンには理解できず、理解できる人物には分析の余裕は無かった。

「はい、私のマスターは本当に凄い方なのですよ」

 ライダーは誇らしげに胸を張り、水銀による障壁の下から爆撃を続行している。
 幸か不幸か、ちょっと待て、死ぬ、手加減……などという、リシミエールの小さな呻きは彼女に届いていないようだった。

 狂犬の姿が残骸すら見えなくなった辺りで、ライダーは宝具の発動を中断した。
 砂浜も窪みが無秩序に作り出されており、周辺の雰囲気は別物へと変化している。

 ついでにリシミエールは、相当に魔力を消耗したのか、限界まで絞られたボロ雑巾のような顔立ちになっていた。

「ま、単純威力で突破できるなら、苦労はないけどね」

 表情を引き攣らせながらも、アサシンは指摘した。
 その指摘は正しく、たいして間も置かずに新たに狂犬達が現れ、徐々に元の数に戻っていく。

 殲滅の際に、最も苦労したリシミエールなどは息絶え絶えに、徒労感を吐き出していた。

「はあ、はあ……やはり再構築する仕組みか……!」
「いや、これでいいんだ。無限に稼動するシステムだとしても、時間当たりの稼動回数は無限じゃない。
 一時的には不利になるけど、そのまま続けてくれ」

 仕込みの合間を縫って、リシミエール達に向かって指示を飛ばす。
 間違っても士気が落ちないように、という意図だが、それを聞いて当人はあからさまに嫌そうな顔をした。

「いや、待て。まさか、あれをもう一度やれと……」
「――〝無尽の雷光〟(ケラウノス・ロー)!」

 リシミエールの抗議が届く前に、ライダーはもう一度片腕を掲げて真名を解放した。
 再び、尽きる事なき無数の槍が上空に展開される。

(フォローするから、宝具で狂犬を一掃しろって指示は撤回してないから、まだ有効なんだろうね)

 この場合、ライダーはとても従順だ。まったく空気を読まない従順さではあったが。
 おそらく、間もなく多数の槍が墜落し、再び狂犬達を一掃するだろうが、その前に対策用のコードキャストを起動させる。

 コードによって指向性を持った魔力が狂犬の群の中枢に直撃する。
 その効用は攻撃や状態異常の付加、といった類ではない。狂犬のデータ複製。
 正しくプログラムが処理され、元の標準値を超えて、狂犬達はさらにその数を増やしていく。

「貴様、敵の数を増やしてどうするつもりだ」

 高木のコードキャストによる狂犬の増殖の速度は尋常ではなく、リシミエールは顔色を変えた。
 すでに丘のように詰み上がっている狂犬の群に向かって、再度ライダーの無差別攻撃が降り注いでいく。

 狂犬側の数が変わろうと、その結果は変わらない。槍に貫かれ、衝撃に砕かれ、その悉くが破壊されていく。
 リシミエールの目は血走りはじめていたが、それでも彼は無事にマスター二人とライダーを水銀の障壁で守り通していた。

 再度の一掃、しかし結局は再構築が始まってしまう。頭部や前足から、狂犬の姿が再生成されはじめ……


836 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/27(月) 00:02:56 5jZPo7UI0

「止まった、だと」

 リシミエールが呻いた時には、再生成はほぼ中断されていた。
 途中まで生成されかけた狂犬も、ライダーが地道に一本づつ槍を飛ばして撃破してく。

「システムに過負荷を加えたからね。
 一度に現れる狂犬の数が限られている、という事は、一度に構築できる狂犬の数も限られているという事だ。
 だから、狂犬の数を不正に増やしてから一掃してしまえば本来、構築できない数の狂犬を再構築しようとしてしまう」

 そして起こるのが、いわば交通渋滞のようなものだ。想定以上の処理が並列され、その全てに不具合が起きてしまう。
 もちろん、完全に停止した訳でもないだろうが、処理を終えるのが数時間後、というレベルであれば、戦闘に用いるのは非現実的だ。

 これで残る障害はアサシンのみ。
 一方で、セイバーとグラウルングの戦いにも進展が存在していた。

「流石、というべきかな。単純な性能では、あの二人のマスターは今回の聖杯戦争で上位といっていい。
 それにライダーが加わったとなれば、アサシンと即席のプログラムでは対抗できないだろうね。
 アサシンはどうせ無理をしろと言っても聞いてはくれないだろうし……」

 内容とは裏腹に、さほど感心もしていない口調でグラウルングはセイバーに語りかける。
 予想通り、対して面白くもない顛末だったと。そう言いたげな様子だった。

 そして、気を取り直したようにセイバーに水を向ける。

「もちろん、ぼく自身が手を出せば、速やかに処理できてしまうのだろうけど」
「それはさせません」

 セイバーは鋭く言い放ち、黒葛の鞘を構え直した。
 客観的に見れば、セイバーの分は悪い。武器で劣り、多用な剣技に破れ、片足を傷めた今は万全ですらない。
 しかし、衰えない鋭気の正体をグラウルングは察していた。

「なるほど、マスターから宝具の使用を許可されたとすれば、その自信も頷ける。
 問題はぼくに通じるか、という事だけど――試してみようか」

 一方的に語りかけると、グラウルングは片刃剣を上段に構えた。真っ当な剣術ではあるが、いかにも見え透いている。
 頭上から標的目掛けて、剣を振り下ろすと宣言しているようなものだ。

「では、こちらも……」

 グラウルングの構えを静かに眺め、セイバーは低く呟くと、まったく同じ構えで相対した。
 上段、頭上からの振り下ろし。正面衝突は不利という状況なだけに、必勝の策が存在している事を窺わせる。

「へえ、実の所は君のマスターに関心があったんだけど、君もなかなか興味深い女性のようだね」

 両者が地を蹴ったのは同時。常人には消えたようにしか見えない速度で踏み出し、高速で直進する。
 瞬く間もなく、互いを絶好の間合いに捕らえ、黒葛の鞘と漆黒の片刃剣が同時に振り下ろされ、空中で交差した。

「〝出雲(いずも)――黒葛詐刀(つづらのこだち)〟」

 その一瞬にも満たない機会に、セイバーは自身の宝具の真名を解き放っていた。
 封印するかのようにセイバーの鞘に撒きついてた蔓(つる)が、打ち合わさった双方の武器を絡めとり、その魔力を発露する。

「ガ……ハッ――!?」

 その結果。
 あまりにも重い、重過ぎる一撃に半身を両断され、グラウルングが苦痛と共に息を漏らした。
 同じく、切り裂かれた片刃剣の刀身が宙で回転し、やがて砂浜に突き刺さる。

 セイバーが振り下ろした黒葛の鞘は、漆黒の片刃剣を断ち切り、その先にあるグラウルングの肉体に届いていた。
 これは本来、ありえない結果だ。武器には覆し難い格差があった。
 通常、木製の鞘では通常の剣ですら両断できない。膨大な圧縮データで形作られた片刃剣となれば、小枝で城の両断を試みるに等しい。


837 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/27(月) 00:04:44 5jZPo7UI0

「武具交換、の呪詛……これは、ずいぶんと、えげつない……!」

 異常の正体を瞬時に看破し、少女の姿を模したグラウルングは壊れた肉体で、壊れた笑みを浮かべる。

 セイバーの宝具、〝出雲黒葛詐刀〟の正体は武具交換の呪いだ。
 真名解放後に鞘と武具が触れた瞬間、姿形はそのままに双方の階梯や性質を入れ替えてしまう。

 その本質は物理的な交換の再現。
 それだけに物理的に存在していた武装であれば、つまり心象の具現や異能で形成された武装でもない限り、
抵抗(レジスト)の余地すらなく、その効用は発現する。

 故に、木製の棒切れ同然となった片刃剣は断たれ、逆に切れ味と超重量を得たセイバーの鞘は競り勝った。

「…………っ!」

 筋力の許容量を超えた重量に、セイバーは顔をしかめて、鞘を手放した。
 自身の重量で黒葛の鞘が深く、砂浜の中に埋もれていく。加重無視の不正(チート)はグラウルングにしか適応されないらしい。

 このように、デメリットまで引き受けてしまう代償はあるが。
 宝具には優れた剣や槍が多い。それらを悉く無力化し、優位を奪ってしまうすれば、英霊同士の戦いにおいては恐ろしい脅威だろう。
 しかし。

「くく、あははは……! 最高の宝具じゃないか、まるで生前のやり様が目に浮かぶようだよ!
 武器の交換と言えば聞こえはいいが、君の太刀は木を削りだした贋物。その鞘には中身が無い。
 要は武装解除した相手を嬲り殺しにするのが、君の奥義という訳だ!」

 肉体が半壊し、再生の様子もなく崩れていく。にも関わらず、グラウルングの哄笑は収まらず、声帯を破壊する勢いで増していく。

 セイバーの武器は、黒葛で封印された鞘、と認識されていたが、それは誤りだ。黒葛は何も封印などしていない。
 この鞘には元より中身がない。否、イチイから鞘に収められた剣の形を削りだした、真っ赤な偽物だ。
 輝かしい栄光の象徴などではなく、何者かを騙し討ちにしたいう事実を示す影のある宝具。

「きっと、君は高名で格の高い英霊なのだろうね。だが、その影で斃(たお)されてきた者達に栄誉はあったのかな。
 ただ殺される以上に悲惨であったのではないかと、そんな気がしてならないよ」

 死徒は無遠慮に、哄笑に嘲笑を重ねていく。
 それにセイバーは反論する事はなく、ただ冷厳に受け止めている。ただ、強く握り締めた拳だけが、その心情を物語っていた。

(セイバー……)

 高木はそのセイバーの横顔を眺め、一瞬だけ背筋がぞくりとしたのを自覚した。
 知る限り、セイバーが持つ性質とは不器用ながらも清廉な少女であり、堂々とした戦士のものだった。

 しかし、この瞬間に覗かせたセイバーの顔は、いずれとも異なる冷たい側面だ。
 これにどう反応して良いかも分からず、ただ無言で見守る。

 グラウルングは嘲笑を止めると、さすがに追い込まれたのか幾分か真剣な表情を見せた。

「……ふう、挑発には乗ってくれないか。それとも、自分には激昂する資格もない、というカテゴリかな。
 でも、ますます気に入ったよ。二騎まとめて相手をしてもいい、というぐらいには。
 こちらも剣技のような聖杯戦争用の玩具ではなく、死徒グラウルングの深奥を以って――」

 声帯の損傷も深刻なのか、すでに変わってしまった声で告げる。
 あるいは、肉体を粗末にする様がグラウルングの本性であるなら、これこそが真実の声なのかも知れない。

 しかし、結論から言えば、グラウルングはそれを言い終える事ができなかった。
 唐突に響いた――そして、高木とセイバーには耳慣れた銃声がそれを遮ったのだ。


838 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/27(月) 00:07:00 5jZPo7UI0

 一瞬だけ閃いたのは、紛れもない銀の輝き。
 二つの銀弾(シルバーブレッド)が針穴を通すかのような正確さで、グラウルングの両足、間接部を撃ち抜いていた。

 続けて、壮絶に場違いなオープンカーが接近し、世界標準の法定速度を完全に抜いたまま、真っ向からグラウルングに衝突した。
 死徒の肉体は車体を若干へこませた後、冗談のように宙を舞い、吹き飛んでいく。

「…………車?」

 突如、現れたような気もするが、グラウルング自身と銃撃に気を取られた間に接近したのだろう。
 ただ、いまいち死徒が轢かれた、という事実の認識ができず、自動車の存在そのものへの疑問が口から漏れた。

「失礼。しかし、物理的な困難を騎乗スキルで乗り越えた奇跡的な運転なんだ。轢き逃げ程度は容赦してもらいたいな」

 黒で着飾った、白磁のような肌を持つ女性は助手席から恭しく一礼すると、恐ろしく身勝手な事を口にした。
 やはり見覚えがある、というよりも、忘れたくとも忘れられない程、強い印象を持つ人物だった。

「ジェイミー・バウンド、お前が来たか……!」

 リシミエールが無礼にも彼を指差して名を告げたが、ジェイミー当人は軽い会釈だけを返した。
 そして、それに応えるかのように余計な事を口走る。

「ちなみに何が困難だったかと言えば――ヒントは足の長さ」
「言っておくが、ペダルに足は届いてるからな」

 オープンカーの運転席に座っているのが、西部開拓時代の衣装を纏った少年。アーチャーだった。
 適当な事を口にしたマスターを、鬱陶しげに睨んでいる。
 誰も聞いておらん、というリシミエールの真っ当な返事は無視して、主従は迅速に状況の主導権を取りつつあった。

「動いてくれるなよ、アサシン。俺は衆目に一流の腕前を晒すのは、抵抗を覚えてるんでな」

 すでに銃口を向けたアーチャーは宣言し、アサシンを牽制する。周囲が呆気に取られている内に、優位を確保したらしい。
 アサシンは頭髪を逆立てたが、危険は承知しているのか動きはしない。忌々しそうに、鋭い視線を返す。

「……気に食わない鉄と火薬の臭いだね。自由と卑劣を履き違えた外道どもと似ているよ」
「ああ。たしかに生粋の外道(アウトロー)だが、お前程度に罠や策を使うほど三流じゃないんでね。
 宿敵と見做されるのは心外だ。せいぜい、三下は三流の外道と噛み合っててくれや」

 アーチャーは引き金を引かないが、言葉の弾丸を飛ばす事には遠慮がない。
 この言葉にアサシンは怒り心頭だったが、ここで飛び掛るほど無謀にはなれなかった。
 アーチャーだけならともかく、背後にはライダーも控えている。控えめに言っても、勝ち目のない状況だ。

「さて――そこで倒れている、轢き跡が魅力的(チャーミング)なお嬢さん。
 二騎ではなく三騎、長引けば六騎になるが、我々と踊っていただけるかな?」

 跳ね飛ばされた後、完全にうつ伏しているグラウルングに向けたのが、このジェイミーの台詞だった。
 厳密には、ぶつけただけで轢いてはいない。よって轢き跡など無いのだが、図々しくジョークの種にしてみせる。

 どうにか身を起こしたグラウルングが、人並みの威厳を保てていたかは、かなり微妙な所だった。

「……光栄な誘いだが、遠慮させてもらうよ。こちらも相応しい趣向を用意できていない。
 この場では見逃して貰えると助かるのだけど」
「残念ながら、拒否権はないのさ。こちらに見逃すメリットが無い事は分かるだろう?」


839 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/27(月) 00:08:30 5jZPo7UI0

 この好機に呼応するかのように、セイバーが歩み出る。アサシンがアーチャーに牽制されている以上、ライダーも自由に動けるだろう。
 サーヴァント達よりは非力だろうが、マスターも三名が揃っている。
 通常の聖杯戦争であれば、これだけの戦力を敵に回した時点で詰みだろう。

「頭数を揃えた所で所詮、お前達に〝私〟を滅ぼす手段は存在しない」

 グラウルングは表情筋を異様に歪ませ、発達した牙を覗かせる。
 模倣した灰色帽の顔ではない。三騎ものサーヴァントという戦力に対してすらも、重圧を保ち続ける魔物の姿だ。

 緊迫感が皮膚を削ると錯覚しかねない状況で、ジェイミーは冷淡に続けた。

「殺せないなら……教会に倣って封印でもしようか? いっそ、聖杯を使って始末してしまおうか?
 いずれにしても、この機会に活動不能まで追い込ませてもらう」
「それは無理な相談だよ、ジェイミー・バウンド」

 グラウルングは元の少女の表情を取り繕うと、肉体的な損傷とは裏腹の、余裕の様子で応えた。
 セイバーの一撃によって半ば断たれた、圧縮データ製の片刃剣を手放すと、即座にコードキャストを打ち込む。

(強制解凍……!? あの剣はこの瞬間のための仕込みだったか)

 元が圧縮データ、物理的に破壊された以上は破損データでしかないが、プログラム次第では強引な解凍も可能だ。
 片刃剣が存在していた一点から、意味を為さない乱雑なデータが溢れかえり、周辺一帯を汚染していく。

 情報の量も質も桁違いのサーヴァントはもちろん、マスター達にもある程度の保護が存在している。
 データの乱流に塗り替えられてしまう、という事はないが、撹乱としては十分だった。

「……あんた達も災難だね。アレをここで潰せなかった事、きっと後で後悔すると思うよ」

 誰に味方してるとも思えないような、妙な発言はアサシンのものだった。
 逃げる意思も感じられない程、気だるげな様だったが、令呪によるものか転移していく。

 やがて、データの乱流も収まり、砂浜の光景を始めとする元の五感情報が回復していくが、やはりその中に死徒の姿は無い。
 置き土産のつもりか、痕跡らしきものは遅延処理の施された音声データのみだった。

「前座の幕引きとしては、これで十分だろう? 君達の目的は第三階層の攻略だ。
 ……もっとも、そちらに関しては、ささやかながら妨害の準備がある。歯応えのあるゲームを楽しみにしていてくれ」

 すでに主の去った声が、場に残ったマスター達に深刻に圧し掛かる。
 敵が圧倒的な実力を有しているという事。その強敵を逃がし猶予を与えてしまった事。

 しかし、それ以上に性質の悪い事実がある。
 つまり、グラウルングは己の愉しみの為だけに、人類の存亡を懸けた戦いを弄ぶと宣言したのだ。


840 : ◆AWvm2QqdVs :2015/07/27(月) 00:10:13 5jZPo7UI0
続きです。グラウルングは全方位、喧嘩を売るポジとはいえ、わりと無茶なスペックになってしまったなと
今回、リシミエールの礼装やライダーの宝具名は一部拾わせてもらいました

>>665
たしか、逸話由来でつけた記憶が。人当たりの良さを示すフレーバーみたいな感じですね
もちろん、スキル数を揃える為に盛った面もあります

>黒葛の鞘
登場は早かったのですが、ついに真名解放
風王結界に引っ掛けて、中に草薙の剣が入っている、とミスリードする個人的な遊びも混じっていたり

>各サーヴァントの正義観
そのうち作中でもやる、というか触れざるを得ないと思います
ペドロ一世を少しでも格好良く書けたらいいな、と

>>689
ありがとうございます。読み返す時にでも使わせてもらいます
体裁を整えると、なんか凄くまともに見える不思議
掲示板に形式を合わせて大量の改行を行っている事を踏まえても、一冊分ぐらいはあるのか……

>ペドロ一世
触媒使って、外れを引いた場面の想像が地味に話題ですね
活躍の場面があれば、外れ扱いも払拭できそうですが、どうなるか

>>792
第二階層では、表面上は灰色帽が生存。西欧財閥側の描写がない面々とこっそり戦っていたり
攻略終盤で内から破って、こんにちは。後付だから仕方ないですが、飛ばす形になったのは少しもったいないですね

>案がどうの
投げ捨てが前提になってしまいますが、書きたいように書くのが一番かと
個人的には設定集のようなものを読むのも、それはそれで好きですし

>断章・ツイてない男〜常夜の森〜
結構な量を書いてくれる人が
情報が多すぎると、読み手への負担が増えますが、背景設定が多いと盛り込みがちになるので難しい所ですね

ひとまず、地の文の行頭空けと、2ch形式の掲示板は0.5行間がないので、作法的に無意味でも適度に改行した方が見やすい、と思います

>MMO設定
制限枠がまるで無いせいか、だいぶ増えてきましたね
スレが変わると安価で纏めるのにも限界があるので、いずれ他所に倣ってgoogleドキュメントにでも纏められないかと思案中


841 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/27(月) 00:27:11 VDRn2ySo0
グラウルング、宝具、オープンカー…
GO直前に面白いこの物量…やるな


842 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/27(月) 03:35:50 Spncil1s0
乙です!
弓主従のネタの豊富さはなんかもう色々ズルいな

出雲黒葛詐刀の効果は期限なしっぽい?
この先ずっと超重量剣のままだったら戦闘には使えないし
次からついに草薙の剣登場かな


843 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/27(月) 17:28:15 BoaL7JBU0
ランサー陣営は今後に期待するもランサーらしく低いLUCK値を望んでしまうジレンマ

MMOも結構ネタ増えたし、ここらで今まで出てきたのを一か所に纏めるのは良いかもしれませんね


844 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/27(月) 19:52:47 wZJhcoGk0
乙です!
ライダーちゃんが純情すぎてツラい…リシミエールの明日はどっちだ。
ダナイデスがいなければ7度は死んでいる。
あと例の猟犬と投槍、地味にアサシンキラーだよね。探知&迎撃能力
が恐ろしい、犬ガード→槍雨のコンボ。タロス使わなくても厄介だな。
ただリシミエールが死ぬ。

例のおじさんなら一回の宝具の行使で萌…燃え尽きる。まさに魔性の騎兵。


845 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/27(月) 20:25:26 GR32TNGY0
乙です
さすが演出班の選んだ礼装
きっちり映像栄えしてるww


846 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/27(月) 23:10:18 oJf/WJL20
乙、サーヴァントの会話いいなぁアーチャーとアサシンのとこ好き。
ペドロ一世とか言う激渋鯖は外れってのよりネタ的に弄りやすいだけでなんだかんだ言って頼りになりそう感はあるから期待してる


847 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/28(火) 00:14:26 AYQPBQcY0
とりあえずWIKI弄った、もう寝る。
お休みなさい。


848 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/28(火) 12:19:33 1RW7WYVU0
個人的な鯖の属性予想
ランサー 秩序・中立
ライダー 中立(秩序?)・善
キャスター 中立・悪
アサシン 中立・中庸(善?)
キャスターは描写無さ過ぎて完全な当てずっぽう


849 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/28(火) 19:34:53 AYQPBQcY0
電脳癌
アサシン→嫌がらせ対象その1
セイバー→嫌がらせ対象その2確定
高木→わたし、気になりなす!

アサシン
電脳癌→早く死なないかな、コイツ…
猟犬ラエラプス→ライバルフラグその1
アーチャー→ライバルフラグその2

三騎士クラス最優のタケルちゃんに肉弾戦挑んで圧倒した電脳癌も出鱈目
だけど、低位とはいえ宝具の雨あられ(A判定魔術クラス)を防いだリシミエール
も異常。ダナイデスのパス分割とかのサポートで、なんとか魔力捻出したんだ
ろうが……凄いね、時計塔!


850 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/29(水) 20:36:48 KF1iK.bc0
今回のタケルちゃん見てて、タイガーマスクを思い出してしまった。
本人はクリーンファイトしたいんだけど、追い詰められるとえげつない
反則技が……で、そのたびに凹むと。


851 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/29(水) 23:16:36 KF1iK.bc0
属性で思い出したので、WIKI再編集。色々アレだけどそれっぽくなってきた。
他の人もどんどん直してプリーズ!


852 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/30(木) 20:14:59 DV5jFetg0
GOの初期鯖からは全部漏れたみたいね。
セイバーとアーチャーすぐに出そうだが。あとライダーも出るかも。
キャスターは大物枠で出そうビッグネームだし。キーパーはボス枠かな……

でもランサーとアサシンは出そうもないな、うん!


853 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/31(金) 13:19:38 uh.PiRmE0
マイナーどころも抑えてるし黒大子出たらそのツテで……ってあるかもしれん


854 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/31(金) 17:25:29 8KQpik5U0
少なくともランサーよりは有名なアサシンが出そう


855 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/07/31(金) 23:01:00 .1O7wMXg0
属性案

ペドロ1世  秩序・善
社会的・公共的ルールに肯定的であり、遵守する姿勢。悪即斬な法の番人。
法を守る民に対しては聖人君子だが、違反者には苛烈な君主。根っからの性悪説の信奉者であり、猜疑心の塊。
敵対者には情け容赦なく、裏切者は決して許さない。社会秩序を維持するためには、小を殺して大を生かすような
必要悪も受け入れる現実主義者。あくまで彼の行動に私欲はなく、正義と法理を徹底させるためである。

ロボ 中立・悪
社会的・公共的ルールには無関心で、無軌道な姿勢。弱肉強食の徒。
考え方や死生観は野生動物そのもの。生きる糧は奪って手に入れるのが当たり前であり、人間の誇りや倫理、
それを破戒する悪徳や背徳を理解できない。腹が減れば弱者や幼子に手にかけ、魂喰いさえも禁忌を感じない。
ただ自然を破壊する文明や科学、そして生命の円環から逸脱している死徒を本能的に嫌っている。

キーパー 秩序・―
秩序の体現者、心を持たぬ権能の残骸。
本来は神の意思を地上に体現するためだけの存在であり、人の意思で聖人の領域にまで堕とされた存在。
彼(彼女?)には「個人的な」善悪の方針はなく、己の在り様である機能を果たすのみである。
心を持たぬ彼の存在は、いかなる理由で聖杯に引き寄せられたのだろうか?


856 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/01(土) 03:21:27 7D3ZPNBc0
>>855
キーパーってダブルサモンとかアサシン/真アサシンみたいに聖杯システムの
穴突いた召喚だったりしないのかな
今回はなんでイレギュラークラスが出たんだろ


857 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/01(土) 05:51:33 S7a5BIXw0
案の段階ではアヴェンジャー呼んだ何ンツベルンみたいに反則で召喚されたらしいが


858 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/01(土) 12:27:41 sxmXZ8ec0
門番なので人工真祖抑え込んでいるのかもしれん、ただレオナの管轄なので
違法改造していると思われ。


859 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/01(土) 15:35:55 sxmXZ8ec0
【ラハット=ハヘレヴ=ハミトゥハペヘット】
旧訳聖書の創世記の記述にある天使■■■■の持つ焔の剣。
唯一なる神によりアダムとイヴが楽園を追われた後、生命の木に至る道を守るため
エデンの園の東に智天使ケルビムと共に置かれたといわれる。
その起源は、バビロニアのマルドゥーク神の事物である炎の剣"リットゥ"とされている。

【天の板】
エノク書にある過去・現在・未来の全ての事象が記録されている板。アカシックレコード。
天使■■■■は「天の板」の管理者であり、エノクに様々な知識を伝授し 最後は天の板
の閲覧を許したことから、懲罰者以外にも「秘法の伝授者」としての側面を併せ持つ。


860 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/01(土) 20:47:02 sxmXZ8ec0
電脳癌追い詰めるのは、クレイナー神父やキーパーかしら?
焔の剣突き立てて焔でフィールド閉鎖したり、洗礼詠唱かましたり。

タケルちゃんも布津御魂を降ろしての瘴気祓いで斬りまくる、とか。


861 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/02(日) 09:04:27 7Hl9xiOM0
>>859
これこれ
門番的にはこっちのが有名な天使さんと謎武器
ハッキングとかクラッキングなんて概念、聖書書いてた時代の人間には思いつかなかっただろうなぁ
門番おいときゃいい、なんて時代ではねぇのです


862 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/03(月) 23:54:44 aOgmYprs0
【プライベートルーム案】

高木
殺風景な宿泊スペースと、礼装用の倉庫(ガレージ)、彼の今のアジトと同じような造り(ウィン談)

ジェイミー
スイートのゴージャスな宿泊スペースと、MI6風の各種設備(礼装用のQ課、外部連絡用の執務室)

リシミエール
魔術師の工房のような宿泊スペース兼各種設備、ライダー専用のプライベートルーム(ギリシア・ローマ風)

レオスとレオナ
西欧財閥の城、セキュリティはレオナが管理。作戦会議室を兼ねる会議場ではランサーが陣取っている。

藍ちゃん
荒れ果てた洋館、彼女の原風景のような場所。バーサーカーは何故か厨房にいる。

電脳癌
沼地のようなよどんだ水底、上下の感覚がおかしくなる。家や街燈、外壁や車等が宙に浮かんでいる。

クレイナー神父
教会、一同のプライベートルームから直接入ることができる。


863 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/08(土) 12:51:14 HbdPalxE0
【タケルちゃん ぐだお風】

●絆レベルを 1 にするとアンロック
身長/体重:157cm・43kg
出典:古事記、日本書記
地域:日本
属性:秩序・中庸
性別:女

王命に従わぬ血を分けた兄の手足を引き千切る。
大王は恐怖と猜疑に淀んだ目を息子に向け、新たなる命を下す。
西方に王朝に叛き、秩序を乱す者達が居る、彼らを討ち取れと。
これが栄光と悲哀に満ちた物語の、一つの始まりだった。

●絆レベルを 2 にするとアンロック
出雲 黒葛詐刀(いずもつづらのこだち)
武具交換の呪詛。黒葛の鞘、木を削りだした贋物の剣。
輝かしい栄光の象徴などではなく、何者かを騙し討ちにしたいう事実を示す宝具。
輝ける英雄である彼女に斃されてきた者達に、栄誉はなかった。

タケルちゃんも過去が重い子だからな…


864 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/09(日) 17:33:42 O6k2azPY0
ソロモンさんはGO出演ほぼ確定っぽいが
なんか公式でも桁違いのチートキャラになりそうだな


865 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/10(月) 20:26:49 wFMXU3Hw0
出んのかあの人
GOやってないからわかんねぇ
デミサーヴァントとかもうなんだそれ


866 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/10(月) 20:59:31 dDABd3PE0
ネタバレは避けるがあれは存在しないとか色々重要そうな設定と一緒に出てきそう


867 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/10(月) 21:21:30 v0z8aS6k0
何気にビリーも出るらしい


868 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/11(火) 21:43:38 2p8DjRiY0
英雄王並のチートといえば、ソロモン王ぐらいしかいないしぃ。
ビリーはそのうち出るとは思っていたが、タケルちゃん出ないのは意外。
ローランも出してないし……メイン貼れそうなの何体かは温存するつもりか?
(GOで好評だったキャラ使って、新しいFate小説とかやるつもりとか?)

ま、ランサーは当分出ないだろうなぁ…


869 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/12(水) 00:41:30 cqVREJx.0
出なかったけど、ムック本では百年戦争期の鯖候補として名前だけは紹介されてたな


870 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/12(水) 01:33:18 yF16XLpQ0
まぁ、ソシャゲだし後からいくらでも追加できるしな
ソロモンは黒幕疑惑も出てる


871 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/12(水) 04:30:08 9AdsS25A0
魔術王VS英雄王のバトルはどれほどの壮大な規模になるのか想像がつかない。


872 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/12(水) 22:16:56 nqTooru20
それ聖杯戦争どころじゃなくなりそうで怖い…冬木とかで暴れたら爆心地しか残らないだろうな。
教会や協会が核爆弾でも落ちたって誤魔化さなきゃいけないレベル。


873 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/13(木) 00:05:27 onOVyWzo0
核テロで誤魔化しかないな、それ以前に被害が冬木だけですまないかもしれないが


874 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/13(木) 19:22:47 Z9rXZacI0
【食事事情】
高木 固形糧食とカフェイン飲料さえあれば生きていける
セイバー 干し飯と漬物があれば…日本酒好きそう、こだわり有りそう
ジェイミー イギリス人のくせに稀代の美食家、あと例のカクテル
アーチャー バーボンが燃料、飯食うヒマがあるなら飲む
レオス 妹が毒見&栄養管理してそう
ランサー スペイン趣味だったしかなり美食家?
リシミエール 酷い安ランチ食べてそう、あと胃弱そう
ライダー ギリシア式オリーブオイル地獄、本人は笑顔
灰色帽 サバイバル料理、高木よりはマシなもん食べてそう
アサシン 肉
藍ちゃん 栄養点滴、たまに経口摂取。一番酷そう

レオナ お兄様でおなかいっぱい


875 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/13(木) 20:52:52 Z9rXZacI0
スペイン→イスラム趣味だった、鬱
戦争とか内政、法案作成、政敵潰しで大忙しだったから立ち食いできる
バールとか好きそうだなランサー。

あとライダー、料理に何でもオリーヴオイルをドパドパかけそう。
笑顔でリシミエールの胃を破壊しにくる、魔力も絞るしライダー以外の
クラスだと間違いなくファニーヴァンプ。


876 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/16(日) 00:30:20 rcL22UEY0
【セイバーのスキル案】
嬬恋の櫛
神代より伝わる櫛であり、セイバーが最も愛した者より贈られた形見。
髪=女魔術師にとって最後の切り札。縛り付けるものは相応の魔術品。
髪を止める=魔力を留める。予備魔力を蓄えておく行為。
彼女が留めるのは天孫より受け継ぐ神獣をも捻じ伏せる剛力、かつて
実の兄を手にかけた罪業を恥じ、自らの意思でその力を封印している。


877 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/22(土) 12:09:02 h6zutKcM0
【亜種聖杯戦争のセイバー予想】

自然体、剣を構えてすらいない。
回転を伴う剣舞、微妙なアタックラインの変化を織り交ぜつつも次々と鋭い連続攻撃。
さらには蹴りなどの体術を含んだ戦闘技術。
中国圏の剣舞?

水滸伝の青面獣楊志、倭刀使いの十三妹?


片手で前方に剣を構えている。牽制しつつも、隙あれば突きを繰り出す姿勢。
羽毛の軽さから放たれた、巨岩の重さの連撃。
フットワークを用いて、完全なタイミングで間合いを外す。
ヨーロッパ圏フェンシング?

女装の騎士 シュヴァリエ・デオン、剣の達人にして哲学者 ルネ・デカルト?


洗練さと粗雑さを兼ね備えた戦場剣術。荒々しくも的確な剣捌きと強靭な一撃。
何でもあり、戦場由来の喧嘩殺法。

隻腕の傭兵 鉄腕のゲッツ?


878 : ◆AWvm2QqdVs :2015/08/25(火) 01:21:27 ZuJc3w5o0
まだまだ試作ですがMMOまとめを作ってみたので、一応置いておきます。企画案も所々変更
ttps://docs.google.com/document/d/1KFshBk4fzsPBPtnp8gjKSySA065LfLiliJgYuZ0yjkg/edit

総合と企画案以外のページは自由に編集する事も可能です

色々と意見のあった器召者は、主流でないクラス扱いですが存在については一応書いておく程度の扱いにしました
結局、書き手や案の投稿者など各々に任せる形になるので、企画案の段階では特に削る事はしない方針とします

>>842
さすがに期限はある感じです。打ち合ってくれない相手も多いので、真名解放の出番は微妙かも知れませんが
草薙はおそらく第三階層で登場するのでお待ちを

>GO
結構、二次創作では珍しくないメンバーだっただけに、被弾したのが二騎だけだったのが正直意外でした
ソロモン王はラスボス候補なだけにクリア後実装の☆5とか、一番高くつく位置になりそう

>ペドロ一世、ロボ
ペドロ一世の方は黒太子が出ないのに、出るわけないよねと
ロボは確かぎりぎり動物記の権利が切れてないはずなので、それまで公式で見る事はまず無さそうです

>>874
オチより狼が濃いとか。確か動物記には美味い部位しか食べなかった、という話もあったと記憶してしますが

>>877
最初のが中国圏と分かったのが凄いな、と。一応、旋舞と回族武術が元です
特定の個人ではなく、大雑把な分類がモデルですが、だいたいそういった面子をコピーしているのだと思います


879 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/25(火) 21:38:36 sZCUoWgcO
>>878
ありがとう御座います。


880 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/25(火) 22:55:52 k9mgmtrE0
いっそのこと開き直ってダブらせるのも一つの手かもしれん


881 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/26(水) 20:46:57 prvEXy7Q0
ランサーと黒太子は聖処女(フランス)嫌いそうだな。
意識高い系ルーラーに、延々と厭味を言い続ける悪役顔コンビ。


882 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/28(金) 09:51:05 vBdIdzG.0
ランサーにそんなとこあるかね、まぁ聖女云々の傲慢にイラっとするかもだが、本人のそう思ってない諸々の自覚を知ったら表面上の矛は収めるんじゃないか、キリツグと違って狭量なくせに視野は広そう


883 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/28(金) 15:45:01 NPnCY3kI0
【バーサーカー】
腰までの長髪を一つに結んだ偉丈夫。
英雄の中でもトップクラスの怪力を誇り、単純な筋力だけならばギリシアの大英雄をも上回るとされる。
またタフネスな英雄であり、ランクA相当の戦闘続行と神の加護スキルを保有する。
ただし、長髪を切断されると力を発揮できなくなり、再び怪力を使うためには二画の令呪を消費
もしくは現界維持の為の魔力を含む自身の魔力をすべて消費しなければならない
一撃一撃が必殺の一撃であり、彼の持った物は相手を死に至らせる凶器となる。

真名バレすると弱点がモロバレするアキレウス系統のサーヴァント


884 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/29(土) 23:25:39 QEtTSOAY0
高木のクライング・フリーマン(酷使される契約社員)


885 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/30(日) 00:39:00 /JcwkqRY0
【アサイラムのネタ/プロット お蔵出し】

黒き聖杯の歴史
・第一次十字軍の勝利後、十字軍国家成立。
・エルサレムを守護するテンプル騎士団の援助を受け、教会の第八秘蹟会の一部門が聖遺物回収に奔走。
・コラジンと呼ばれる遺跡群のある土地で、回教の異端呪術師一派の村にて願望機の機能を持つ呪術装置
を発見する。村人たちは願いを叶える代わりに生贄を捧げていた。
・修道士兼魔術師だった探索部隊の隊長、これを聖杯であると直感。テンプル騎士団と結託して隠匿し
エルサレムに持ち帰る。証拠隠滅のために村人の大半は殺害される。
・探索隊長、魔術師として根源に至る手段としての利用を考える。テンプル騎士達はこれをキリストの遺骸
と信じていた。中東呪術の研究が始まる(願望機の起動実験で、何度か災いをもたらした)。
・テンプル騎士団、フランス王フィリップ4世の策略によって壊滅状態となり、1312年の教皇庁による
異端裁判で解体。バフォメットの山羊と呼ばれていたモノは、この聖杯を意味する。
・聖杯の隠匿を教会に悟られて追手がかかる。数名のテンプル騎士団員と第八秘蹟会の一部門は《山羊》を
持って出奔。潜伏先南イタリアでの起動実験の折に教会の騎士団に踏み込まれ、膨大な死傷者を出す。
教会はこれを"黒き聖杯"と呼び、部外秘とした。聖杯は元の場所に戻され封印される。
・幹部たちは死徒化して延命、ヴェネチアをはじめとする地中海沿岸に根を張る。遺跡や墓場荒らしを生業
とする事、また蟲を使い魔として肉体を補っていることからゴルベーザ(毒虫)と呼ばれるように。
・1498年 サヴォナローラ火刑、自身の復活とローマ破壊の予言を遺す。その中で黒き聖杯が言及される。

聖杯が造られた行程
・ゴルベーザ、第三次聖杯戦争でダーニックが大聖杯を奪った際に流出したアインツベルンの技術に
目をつけ、それを元に中東呪術を組み込んだ独自の大聖杯をコラジンの地で完成させる。
これはかつて黒き聖杯を簒奪した呪術師一族と協力した成果。
・呪術師一族との聖杯の支配権を巡っての暗闘、呪術師の当主一族をテロリストに殺害させる。
・黒き聖杯を起動するためには、膨大な血の生贄と怨念=戦争が必要。テロリストや反政府軍の力を借り
意図的に内戦を引き起こす。CIAが不穏な気配をいち早く察知、CIA内の教会協力者がローマに通報。
・ゴルベーザにより黒のサーヴァント召喚。教会は騎士団から成る大部隊を派遣するも、英霊達により壊滅。
騎士団長、命懸けでセイバーのマスターであるゴルベーザの首魁に聖典を叩き込み致命傷を与えて死ぬ。
・黒の聖杯暴走、人間の魂を無制限に取り込み始める。世界の危機によってルーラーの召喚がなされたが、
黒き聖杯が求めるルーラー サヴォナローラが召喚され、正規のルーラーは座から弾かれる。
ふたりのルーラーの鬩ぎ合いの結果、コラジンを中心に黒き鳥籠"ヘブンズ・ケイジ"の結界が形作られる。
・正規ルーラー、座より弾かれる前に聖杯予備システムを起動。この地にいる七人のルーラーに選ばれた者
が赤の七騎のマスター権を持つことになる。

正規ルーラーは女教皇ヨハンナという設定。


886 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/30(日) 20:56:26 lekZbhng0
アサイラムは前スレの主人公の設定と鯖との関係がちょっと好きだった


887 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/31(月) 01:19:53 DPVZQjCc0
黒キャスターが正にテンプル最後の騎士団長だったな、そういえば


888 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/08/31(月) 22:25:22 SjSWYpF.0
死徒って寿命長いから、サーヴァントと生前知り合いだとか因縁あったり
すると面白いなぁと思って(モレー騎士団長と死徒錬金術師)
黒太子(英)とオリヴィエ(仏)、ニザーム(アサシン)が出れば疑似十字軍っぽく
なるかなあって感じで。陣営錯綜してるけど…

死徒錬金術師の元ネタは、タイタスクロウ・シリーズの「妖蛆の秘密」と
吸血鬼小説「マグヌス伯爵」。


889 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/01(火) 10:16:13 LRPD9kQM0
ああ、こういう背景があったのか、MMOでアサイラムもどきの設定出したんだが、サーヴァントの面子は元から大分いじくってしまったしなあ
黒:老フィン→シャカ・ズールー  アンドロメダ→エキドナ  ニザーム→カイン    赤:オリヴィエ→カール大帝  ナジェージダ→バイバルス  ハンムラビ→関羽
後、GOと被ってもいいじゃんという意見もあると思うが赤アーチャーがピロクテテスな関わりでイヴァン雷帝をコンモドゥスさんに変えるのもどうかと考えたり(ヘラクレス繋がり)


890 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/02(水) 22:37:18 sjBuH7SY0
アクの強い赤連中が共通の目的のために一時的な同盟を組んで、
無差別虐殺によって聖杯を満たしていく黒を討伐するというのが基本プロット。
で、黒太子は自身の願い叶えるためベジータのように暗躍するみたいな。

あとテロの親分が某俺ガンの某ひろしのように、陣営裏切りまくったり
順調に人間を止めていくと…
(ハサン化したり、聖杯の泥に飛び込んで帰ってきたり)


891 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/04(金) 21:11:09 63CFEzQg0
順番的に藍ちゃん&何ミヤの出番かな?


892 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/15(火) 02:30:09 tUCwrCBA0
しかし、今の所UNLOCK頼りで、MMOもストーリーとしてのお話はまだ無い状態だし、ちょっと寂しいな
という訳で新しい聖杯戦争の設定的なのを

・冬木における解体戦争の後、術式流出は完全には止められず、世界各地でApoの如く小聖杯戦争が頻発している世界線
・舞台はロシア東端の地(名称未決定。ふんわりとカムチャッカに近い場所というイメージ)
・周囲を針葉樹林に囲まれた都市。七つの魔術家門に共同オーナーとして統治されている。ちなみに家門の構成は
 ①7家の中で最も古い、ロシア土着の家門。動物の性質を己に取り込む魔術系統。魔術協会には属さない。自らをオーボロテニの末裔と称している
 ②かつては大貴族たるバリュエレータの、主流家からは見向きもされない程遠いとはいえ縁戚であった家門。権力闘争に巻き込まれ落ちぶれてこの地に流れついた。プライドだけは一人前
 ③極東の知られざる魔術結社の陰陽道の家門を祖に持ち、現在は容貌的には100%西洋人だが今も陰陽道を継承している。とはいえ、魔術回路の導入したり西洋に染まってる部分はある
 ④中国の武闘派な仙道組織に属していたが内紛で負け、落ち延びてきた家門。都市の東洋系移民の元締め。戦闘能力は七家最強
 ⑤ドイツ系の黒魔術の家門。二百年前、元の領地の土と相性が合わなくなってしまったため、この地に移り住んできた一族。魔術師として衰えつつある
 ⑥家門の中では最も新参。簡単に言えば節操のないチャンポンである混沌魔術の家門。家門と言いつつ当代でやっと2代目、元々は道楽から始まった成金富豪の家
 ⑦聖杯戦争を持ちかけた人物。一個人でしかないが他の家門当主とも対等な立場にあるため、七家の一角として見られている

舞台となる地は、協会にマークされてないにしてはそれなりに質が良い程度の霊地で、最古の①含め勢力が衰退した古い家や流れ着いた有象無象の吹き溜まりに。協会からは目も留められていない
そんな状態でも秩序は必要であり、暫定的に最も勢力の大きい六家門が共同で取り纏めをしていた(⑥に関しては勢力が大きいのは金の力)。だが、謎の大地震により都市の竜脈の流れが変化した結果、冬木やトゥリファス、そしてスノーフィールドに匹敵する大霊地に

そして、影法師のような、謎の男が六家当主に接触。七つの聖杯もどき(小聖杯戦争の商品になるのがせいぜい)と強力な七つの触媒を手土産に持ち、こう言った「貴公らに叶えたい望みはあるか。高みも目指せぬ今に甘んじ続けることを良しとするか否か」と
こうして、男を加えた七家の魔術師たちに令呪が宿り、セカンドオーナー七家による内輪の聖杯戦争が開始される。だが、聖杯は1勢力が七騎の枠を全て独占する行為にはセーフティを働かせる。即ち、もう七騎の英霊の枠と外部からのマスターの選出を行うのである
再びの聖杯戦争の予兆に大きくざわめく時計塔。内部の諸勢力の思惑に揺れながらも参加マスターの選定と触媒の調達を行う。14組の魔術師とサーヴァントの戦い――「聖杯大戦」の幕が開いた

・粗悪な七つの聖杯もどきが仮にも14騎呼べる代物になっている理由は不明。影法師の男が関わっているのは確実
・メタ的に言うと男の手で造られた聖杯は性能として協会や教会が危険視するのに十分な程度はある
・ルーラーは当然いる。どんな英霊かは決めてない
・時計塔側は貴族主義と民主主義どちらも解体戦争でダメージ受けた(特に前者)と想定
・研究中心の中立派閥は比較的無事。今回の大戦はこの派閥ロードとⅡ世、教会が責任者として事にあたるかも
・どっち陣営のサーヴァントも割と強力。というかセーフティとかルーラーとか想定して影法師の男は強い触媒集めてた節すらある
・影法師はフランチェスカ並みに聖杯戦争に詳しい。理由は決めてない
・14騎全ての英霊の内訳は決めてない。ただ、それぞれの弓兵にイリヤー(ブィリーナ)とゲイ(中国神話)、キャスターにロウヒorワイナモイネンとかは漠然と
・文化圏縛りは無し。一枠くらい創作物系鯖があってもアリかも知れない

一度妄想に火がついたらここまで暴走してしまいました。長々と申し訳ない
これで何か設定加えてくださったり、小説を生み出してくださる方がいれば、私としては無上の喜びです


893 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/16(水) 19:44:48 J/Pe4l5Y0
>>892
うちには何故かカレワラがあってだな
キャスター:ワイノは前に考えた事がある


894 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/17(木) 00:31:17 Qdyu7wKw0
カインと関羽のグダヲ。なんてこったガチでオッサンばっかだ…!
あとナジェージダ弱すぎる、カプさばだとステータス最弱なのに
向かってきた鯖すり抜けて敵本陣に突入するタイプ。


895 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/17(木) 19:37:06 vcAOxbzM0
>>892
聖杯の正体は術式の根幹にかつて他の聖杯戦争にて召喚された黙示録の四騎士・赤い馬に駆る騎士を置いた闘争願望器・ヘヴンスフィール・レッドゾーン
あらゆる戦争を引き起こす為の存在であり、こと争いを引き起こすことに対しては万能の力を発揮するため、
14騎の英雄の召喚もなんなく行うことができる
聖杯戦争にて流れた流血を代償とし、膨大な魔力をもたらすが、叶えられる願いには勝利と栄光の「白」はなく
願いを闘争へと引き摺り込み、より多くの血にて世界を「赤」く染め上げることとなる
その地に聖杯戦争という争いを持ち込んだ影法師も赤い騎士と関わりを持っていると思われる

妄想に駆り立てられて便乗妄想
舞台はロシアだから「赤」でという安直過ぎる発想


896 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/17(木) 21:00:30 lOUwTCg20
聖杯戦争を持ちかけた人物=ナチスドイツの信奉者。軍部にも所属していた魔術師。擬似サーヴァントのマスター。第三次聖杯戦争にも関わっていた
戦中に発揮された才能から封印指定を受けたが、戦後死を偽装して無所属の魔術師、別人として生きることで協会の監視から逃れた
通常の聖杯戦争では召喚できないレッドライダーをホムンクルスに憑依させることで召喚し、紛れもない従者として手中にした天才。
齢は100をゆうに越えるが、魔術師なので延命の手段を用いて生き続けている
レッドライダーを召喚し、聖杯戦争を起こした真の目的は(出自からお察しの通り)。
世界規模の戦争の呼び水、祖国の復興を、と聖杯大戦を起こした狂人

根源を目指す手段として戦争を受け入れていたのだが、70年くらい経ってそれが目的になってしまった


897 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 00:30:43 nuStToY.0
人工真祖は茨の冠 ヘブンズソーンと3つの釘(聖遺物?)で固定、とか。
「我が王の寵愛」で汚染されて酷いことになる悪寒。


898 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 00:54:37 /oB5HWrc0
七家側である赤陣営のアーチャー
【CLASS】アーチャー
【出典】ブィリーナ
【真名】イリヤー・ムーロメツ
【性別】男性
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A+ 耐久B+ 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具B

【クラス別スキル】
対魔力C・単独行動A

【固有スキル】
《二重加護A+》旅の老人によって授けられた霊薬による怪力と、親友である巨人スヴァトゴルの命の泡を口にして得た力と勇気の二重の力の加護
         Aランク相当の怪力とBランク相当の勇猛が同時に発動している状態にある
《直感)B》
《千里眼C》
《聖人C》聖人として認定されたものであることを示すスキル。アーチャーが選択した能力は“HPの自動回復”

協会側である白陣営のアーチャー
【CLASS】アーチャー
【出典】中国神話
【真名】后ゲイ
【性別】男性
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運E 宝具A++
【クラス別スキル】対魔力B 単独行動A

【固有スキル】
《千里眼EX》視力の良さ。遠方の標的の補足、動体視力の向上。また、透視を可能とする。このランクになると射た後の未来をも視ることが可能となる
        生前、アーチャーは遥か天空に位置する太陽の位置をも正確に捉えた
《心眼(真)B》
《無双の弓手A》一時代にあって天下一の腕前と評されたアーチャーの弓の技術。いかなる条件・状況下にあっても十全の射撃能力を発揮する
          その最高峰の腕前は、弟子の逢蒙の醜い嫉妬を招いた

赤陣営のキャスター
【CLASS】キャスター
【出典】カレワラ
【真名】ワイナミョイネン
【性別】男性
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力A++ 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】陣地作成A++  道具作成B+

【固有スキル】
《呪歌EX》フィンランド土着の歌を基盤とした魔術体系。精霊に働きかけることで様々な事象を引き起こす
      このランクになると、状況によっては、神霊の力の一部を引き出してもらうことすら可能となりうる
《神性A》
《演奏A+》人も動物も神も、あらゆる存在が聞きほれてしまうカンテレの演奏技術
《短慮の精神C》ここぞという時に、うっかりミスを犯す。マスターはよくよく注意しておくこと

取り敢えず私が漠然と決めてあった英霊のスキルとステを出してみました。それぞれの宝具だとか聖杯にかける願いとかは決めてません
残りのサーヴァントの面子も決めてません。多分、両陣営ともに気合い入れて上等な鯖を用意してくると想定してます


899 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 02:25:00 uk5z4dW.0
クラス:アサシン(赤)
真名:“冬将軍”(ジェネラル・フロスト)、あるいは“冬”の化身

概要:
恐ろしくも厳しい“冬”のイメージの概念。
骨子となっているのはロシアの冬、冬将軍。
付加要素としては冬の老人、精霊ジェド・マロース。

召喚された地域の“冬の化身”の名と姿を与えられるため、真名は一定でない。
ロシアにおいての真名は“冬将軍”である。
“冬の化身”の名が存在しない、或いは英霊と成立し得ない場合、著名な“冬の化身”である冬将軍が真名となる。

赤のアサシンの場合、知名度・信仰補正により民間信仰の老精ジェド・マロースの要素も混入している。
男性的な厳冬の擬人化であるため、人格・容姿もそれに準拠している。
が、それは“冬”の構成要素である霜や冷気で象られた姿であるため、サーヴァントの急所である霊核も持たない。

周囲の環境を“冬”へと変える陣地作成スキルを持ち、そこに居るだけで徐々に周囲を冬へと変え、一定範囲が冬になると空間に溶け込み、姿を消す。
“冬”そのものであるため、“冬”に溶け込む事でのみ気配遮断を成立させる。
性質上、姿が不可視化するため隠匿性は高い。
温暖な気候、熱に極端に弱いが、冷気を取り込むことで大幅にパワーアップする。
巨人のような体長にまでなると、人格は失せ狂化し、無差別に“死”を振り撒くようになるため手がつけられない。

宝具は固有結界。諸々のスキルの源流であり、アサシンそのもの。
冬となった空間そのものがアサシンとなり、その大気内の大源(マナ)を利用し、魔力供給を不要とする。
踏み込んだ生物には寒さや氷雪の人形、災害でもって死をもたらす。
死者の魂は魔力源として空間に霧散し、勢力範囲を拡張する。

死の概念の無いこのサーヴァントは、令呪による消滅命令、勢力範囲となっている環境を冬以外のものに変えることでようやく消滅する。


900 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 02:25:43 4wVP9SF60
カレワラの英雄は強そうだなぁ
格はインド並みな感じがする
ぶっちゃけ公式で何も触れて無いのが不思議な位だし


901 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 07:52:26 7tXlZzv20
カレワラの人物みんなフツーに魔法使うから宝具にしにくいんだろ
調子こいて沼に沈められたり八つ裂きになったりとか、何か後生大事にしたり
他人の為に行動する英雄じゃなくて「すごい人」の話やし
「ちょっとうちの国の民族性、文学というものから見直そうぜ」から始まったもんでそんな造り方だし、
またそこが好きなんだけれども

俺も今日図書館行ってこれまでに挙がった英雄の話読んでくるわ


902 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 11:40:18 /izdFhDs0
ゲイの筋力弱すぎねえかな


903 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 12:52:38 ofusPsck0
Aで足りんと申すか


904 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 13:07:03 QoPiJucg0
白のバーサーカー。
筋骨たくましく、額に傷を持つ半裸の大男。バーサーカーでありながら理知的な面を持つ。
真名はターザン 貴族の息子にして野生児という矛盾を抱える男。
野生児らしく優れた身体能力と直感を持ち、並の攻撃では彼に傷一つつけることはできない。
ダメージを負い、怒ると額の古傷が浮かび上がり、ステータスが上昇し、暴走する。

赤のセイバー
ロシア民話に登場する大英雄 真名はイワン王子
旅をする度に美しい王女とさまざまな財宝を手に入れてきたラッキーマン。
ロシアでの聖杯戦争であるため、最大限の知名度補正を受けている。
宝具は魔剣サモショークと灰色狼、そしてイワン王子を救ってきた命の水
彼にとっては今回の聖杯戦争を一つの冒険、ハッピーエンドを迎えるための物語である。
ちなみに、数々の王女と恋をしたことから低ランクの魅了に近いスキルを保有している


905 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 16:27:18 /oB5HWrc0
ふむ、思ったのですがイワンなら王子で地元出身なので、赤サーヴァントの中で一応の中核にできるかもしれませんね
Apoでも脱落までは、ヴラド公が黒陣営のリーダー的な役回りでしたしね。イリヤーさんにはオミットしてもらうかも、ごめんねイリヤーさん

補足ですが、七家の①のオーボロテニというのは、ロシアの動物に変身できる力をもった、古い魔術師だそうです
かつては無機物になれるのもいたとかいないとか。神秘の衰退した現在にそこまでの力を持つ者は激減してるでしょう
時計塔には動物学部とかいうのがあるようですが。あとル・シアン君も。多分オーボロテニとは別系統でしょうが

あと、サーヴァント設定の際は出来るだけ、ステやスキルは表記した方がわかりやすいかと思われます


906 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/20(日) 17:02:16 GLFlQdgU0
【CLASS】セイバー
【出典】ロシア民話
【真名】イワン王子
【性別】男性
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運EX 宝具A+
【クラス別スキル】対魔力B 騎乗A

【固有スキル】
《黄金律A》
《愛しの旅人B》人々に愛される王子の人となり。
道中に出会った人や動物に好かれ、その協力を得ることができる。
《支援魔術B》戦闘時にステータスを1ランクアップさせる。
妻である賢女ワシリーサによる支援。

【CLASS】バーサーカー
【出典】『ターザン』
【真名】ターザン
【性別】男性
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】狂化E

【固有スキル】
《天性の肉体C》
《動物会話C》
《直感A》野生によって磨かれた超感覚。かの騎士王に匹敵するとか

とりあえずスキル・ステータスを起こしてみた
イリヤーさんについては同郷の英雄が揃うっていうのも面白いと思う
双方を尊敬しあうような感じで


907 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/21(月) 20:12:06 qS0C7SjE0
【マスター案】
(マトロナ・オーボロテニ・チェルノヴォルグ
①の家系の当主。弱冠18歳にして“赤”陣営7家を率いる才女。
魔女(ババ・ヤーガ)の異名を持ち、魔女若しくは女王然とした態度をとる
7家中最古参の魔術家系たる威厳を持ち、影法師を除いた5家の当主は頭が上がらない
両腕に包帯を巻いているが、これは怪我ではなくかつてある術式を失敗し、両腕が獣のものと変異してしまったことを
隠す為のもの。聖杯への願いは変異してしまった腕を元に戻し、失敗をなかったことにすること
7家の中では他の当主を圧倒する気迫を見せるものの、家では若い当主であることとかつての失敗によって
不安がられているため、「聖杯戦争で箔をつける」「聖杯によって失敗を失くすこと」を望んでいる。
歴代でもきっての才能をもちながら、根源への到達は望まず、早くに死んだ先代の父に託された家を守ることを第一とする。
早くに父を失ったためお嬢様扱いよりも当主として扱われた期間の方が長く、お嬢様、お姫様扱いされることに強い憧れをもっている。
その為、自身の召喚した“赤”のセイバーのスキルと自身のお姫様願望が変な風に噛み合って、うっかりときめいてしまう。
サーヴァント召喚後の願いは「セイバーの受肉」。家や世界よりもまずセイバー第一の盲信的なまでの恋(愛歌様チック)
複数の動物型の使い魔を扱い、自身も狼をはじめとして水陸空、大小問わず様々な動物の性質を利用した魔術を扱う


908 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/22(火) 10:16:11 Ut1vIFaY0
今度のやつはわりとお家事情に詳しい面と背景を持つタイプの話なんかいな?
初めから土地の共同管理を採っていたあたり御三家みたいに殺伐に陥らない手が打ってあるけど
(影法師さんの影響、情勢変化は除く)


909 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/22(火) 22:19:53 VPW6iO0o0
一応の足並みは揃えていますが、抜きんでた一家が存在しない以上、一枚岩とは言えない状態です
ユグドミレニアみたいに、一応は一つの家に纏まってるという訳でもないですし

イリヤーを絶対に替えるということは考えていませんが、一応の代替案として一時期、GOの新アーチャーの真名かとも言われてたこの方
どちらを使うかはお任せします
【CLASS】アーチャー
【出典】アルメニア史
【真名】ハイク・ナハペト
【性別】男性
【属性】中立・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】対魔力C 単独行動C

【固有スキル】
《千里眼C》
《カリスマB》
《不敵の性B》いかなる逆境でも揺らがぬ大胆不敵さ。アーチャーが己に向ける自信の顕れ
        時に、苦境に陥った仲間を奮起させる効果がある

【宝具】『巨王一殺(オーリオン・ハイ)』 ランクB
    邪悪な巨人王ベルをありえざる距離から狙撃し、打倒した逸話の具現
    対象がどこにいるかアーチャーが知っていた場合、対象が視認できぬ位置・距離にいようと矢は必中の概念を以って対象の急所・霊核に命中する
    距離の概念を越えて矢は“命中”するため、当たるまで対象は矢を認識できない
    命中精度はアーチャーがどれだけ細かく対象の位置を把握しているかに左右され、把握が曖昧である場合、直感や幸運の高さ如何で回避される欠点も
    同じ対象に連続して使用できず、殺害に失敗した場合、その対象への宝具の使用は日を跨がなければならない

そういえば、ワイナやゲイ、イリヤーさんの宝具決めてなかった


910 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/23(水) 01:25:32 asXJqiEo0
実際ワイナミョイネンって呼べるのだろうか
神では無いんだけど、色々と規格外すぎる

ともあれ宝具はやっぱ世界の元になった卵とか? EXランクって次元じゃねーぞ!


911 : ◆IO/jvs2O9g :2015/09/23(水) 05:00:34 5szYZcS60
ウィンちゃんのイラストをwikiにUPしたよ!

スレの意見だと結構出るとこ出てるような雰囲気だったので
ラフの時のスレンダー体型から若干むっちり方向に振ってみました
ウィンちゃんはUNLOCKにおける琥珀さん〜桜系統の立ち位置だと(勝手に)思ってるので
コハッキーマインドを感じる表情になっていれば幸い
あくまでサポートキャラなんで服装はゴテゴテし過ぎずシンプルに
関羽を召喚するルートならもうちょっとパーツ増えるかも

次はリシミエールあたりを予定してますが
一旦手持ちの他キャララフを放出するかもです


912 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/23(水) 07:22:43 tG0OyaBU0
>>909 >>910
製作物とか結構あるし、身に付けてたものの描写も多いから遺物には事欠かなさそう
イリヤーもそうだけど文化英雄の筆頭な一人(ほかプロメテウスとか)で、人と接してた記録?が多い
神から直で産まれてるけど、狐か犬か猫か分からなくなってきたのよりはちゃんと生身のボディが
ある事になってるからむしろ一番喚びやすい・品質保証もされてる系統なんじゃないかな

>>911
ありがたや。
このスレのもう1つの楽しみです・・・!


913 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/25(金) 22:43:44 J3LyMtBY0
ブリュンヒルデが終末の氷狼とか言ってたし、やはりフェンリルは氷属性なのか…
アサイラムではマスターとSM一方通行狂依存 銀髪ボブショートのケモ耳ドM狂犬という、
糞あざとい路線を狙ったのだが…。あの狼繋がれる前は比較的大人しかったし、餌くれてた
ティール大好きっ子だったみたい。ラグナログ時はなんか虐待されて凶暴化したような
感じだし。だから士郎とかザビみたいのがマスターだと、依存しまくってチョロ雌犬化すんの。

>>911
神が降臨なされた、なんか網絡●毒とか使いそうですね。


914 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/26(土) 00:55:43 O5fIMgt.0
>>910
アキモスとかローマ槍も世界が宝具系だしそういう系統だと思えばいけるいける

>>911
おつかれさまです
このチャイナの独特色気、嫌いじゃないです(好き)


915 : 17分割 :17分割
17分割


916 : 17分割 :17分割
17分割


917 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/27(日) 21:09:38 fvFqXU4s0
白のランサー
ハワイの王・大英雄。
寛大なる王であり、非力な者が戦いの犠牲になることをなによりも嫌う。
王であるため白陣営のまとめ役を引き受けている。

【CLASS】ランサー
【出典】ハワイ史
【真名】カメハメハ
【性別】男性
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運A+ 宝具B
【クラス別スキル】対魔力D

【固有スキル】
《カリスマB》
《王殺B》 出自に由来する呪い。《王》属性を持つサーヴァントに対して
      与えるダメージが向上する

【宝具】『火山神に願い奉る(ペレ・キラウエア)』 ランクA
火山の女神ペレが味方についているとされる逸話の具現。
地脈から魔力を吸い上げ、それをマグマに変換することで疑似的な火山噴火を発生させる。
溶岩流を利用した対軍宝具であり、マグマの熱量を魔力に変換して取り込むことも可能。

『繁栄すべき王威の巌(ナハ・ストーン)』 ランクC
選定剣と同じ流れをくむ王の選定を行う巨石。
王以外の者が触れれば筋力A+相当力で反発し、相手を押しつぶす
また、認めたものの能力を向上させる効果を持つ。

『約束する平和の法(ママラホエ・カナヴィ)』ランクB+ 
カメハメハの作り上げた法が宝具に昇華したモノ。ランサーの場合、槍の形をとる
この槍で打ちあった者に非戦闘員である第三者への攻撃を強制的に禁止する。
カメハメハもまた、相対する者以外への攻撃が禁止される。
非戦闘員の保護に特化した一騎打ち用の対人宝具。


918 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/27(日) 23:08:25 XDmfTR/k0
ワイナミョイネンの宝具です

『大賢者の竪琴(カンテレ・ユクシト)』ランクB++ 対軍宝具
生前、キャスター自身の手で造られた楽器であり宝具。最初のカンテレ。
この宝具を爪弾き、奏でられる呪歌は対魔力をも越えた魔術的な干渉となり、人や動物のみならずサーヴァントの動きをも、術者たるキャスターは制御できる
竪琴による演奏で人や動物、植物のみならず天地すらも聞き惚れさせた逸話の具現
最初の竪琴を破壊しても、即座に第二の竪琴が出現する。これは、生前にキャスターが造ったカンテレは二つであることの再現である。

『揺蕩う久遠の世界卵(カレヴァラ・イルマタル)』 ランクA++  対界宝具
卵の破片から世界創造を為した偉業の具現。虹色に揺らめく卵のような巨大な結界を生み出す宝具。
“結界の中の全てがキャスターの思うがままに創造される”という単純であるが故に強力な効果を持つ
本来はEXに値する権能の領域に位置する宝具であるが、“創造神”としてではなく“イルマタルの子たる英雄”として召喚されたキャスターは、本来の能力のままに扱えない
また、そのために極めて短時間しかこの宝具を使用することはできない。

世界卵は宝具にするか割と悩みました


919 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/28(月) 01:57:33 037FOMZY0
>>917
カムチャッカは世界有数の火山地帯だから、ヴラド並みの土地補正が付きそうだな
英霊としての格は決して高くないけど、赤犬みたいにマグマを自在に扱える能力にすれば
陣営のリーダー格になってもおかしくないかもしれない


920 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/28(月) 03:25:23 BzHrkQCo0
赤のバーサーカー
長髪を振り乱し、雷を纏う壮健な肉体を持つ青年。
カレワラより、復讐の英雄クレルヴォ。
筋力A+ 耐久A+ 敏捷B+ 魔力C+ 幸運E+

狂化ランクはA。その様、意思無き獣の如し。
元々頑強な天性の肉体に加え、火、水、風の三属性を退ける災い避けの加護、Aランクの戦闘続行スキルを持ち、非常に死に難い。
ウッコの雷であるウコンバサラは変幻自在の武器であり、復讐に使われたバーサーカーの宝具。
バーサーカーの場合は大剣の形を取るが、肉体に纏うことで攻防一体の武器となる。
広域へ雷撃を拡散する対軍宝具であり、意思を持ち、念話でクレルヴォのマスターとも会話する。
クレルヴォの代わりに真名解放を行う自律兵器であり、カレワラ的不思議要素。


921 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/29(火) 21:08:55 WSKPXQHw0
羿の宝具です

『陽光墜つる、朱の丹弓(わがとうきゅう、たいようをいとめる)』 ランクA++ 対人宝具
天帝より授かりし、千斤の重量を持つ朱色の神造兵装たる大弓。丹弓(とうきゅう)の名で呼ばれる武器である。
真名解放することで、この弓を用いて放たれた矢は光速の閃光となり、超長距離レンジへの瞬時の射撃を可能とする
ただし、遠くの対象を如何に正確に補足するか、如何に確実に標的を射止められるかはアーチャーの技量に大きく左右される

『天子を戒めし、白の十矢(わがびゃくや てんしをつらぬく)』ランクA+ 対人宝具
天帝の子である九柱の金鳥を射落とした十本の白き矢。
矢に射られた標的の熱量と光を奪い尽くす。その他、天帝の子を射殺したエピソードによって、神性を有する英霊に対しては追加ダメージを与える効果がある。
太陽、光、火の属性を有する英霊にも同様であり、両方の性質を備えるサーヴァントには確殺に等しい一撃となる。
尚、生前にアーチャーが使用したのは十本中九本であることから、逆説的に十本目は令呪を3画消費する以外の方法で用いることはできないという制約が課せられている

クレルヴォを見て、父の仇で色々殺しまくったバトラズとクシャトリヤ絶対殺すマンのパラシュラーマを思いつきました。多分、バーサーカーにしたらマスターへの負担がマッハ

マスター案も、どしどしご応募待ってます


922 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/09/30(水) 18:21:28 LcO1832U0
カルナの師匠をバーサーカーで召喚とか自殺行為すぎる……
イリヤでもない限り無理そう


923 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/01(木) 00:35:10 p0IqeCIEO
>>922
クリシュナはケリィのダーティーファイトを気負いなく使う上にチートなインド鯖でも「強い」と言われるからなぁw
むしろ倫理観がないならバサカよりも他クラスで戦術のお伺いをした方が建設的


924 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/01(木) 02:09:54 65IX0G7Y0
マスター案:
ダムダビス・ニュクス・アポリュオン
時計塔所属の魔術師。
黒髪、長細く不健康な印象の若い男。骨張った顔、乾いた唇、目の隈が特徴的。人付き合いが悪い一匹狼。

暗黒、影、深淵、夜、闇…根源は陰にこそありと探究を始めた一族の出身。
黒魔術を中心に、時計塔では軽視されがちな東方の陰陽道や道術、呪術系統も研究している。
彼の一族の長子は全員“虚数”の属性を先天的に持ち、研究に理解を示す者は少ないものの
その稀少性、血脈の長さから時計塔内では一目置かれている。

研究を進めるために聖杯戦争に参加。
呼び出すサーヴァントとて自身の研究に関係のある英霊。
マイペースで勝ち負けより実験にこだわるため、味方としては頼りない

実力は折り紙つきであり、自らの影を変幻自在の使
い魔『擬態影(ドッペルゲンガー)』として使役する。
分裂も可能であるため、視覚共有による索敵もこなせる。
闇を取り込む事で体積が増し強大になるため、暗所での戦闘能力は強力無比。
光を浴びると力が減衰し、一定以下に押さえ込まれてしまうという影ゆえの弱点が、
この点については光を遮断する結界を貼るなど、対策を怠らない。


925 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/01(木) 21:12:22 h9VC8o8w0
【マスター案】
エコーリア・フェルナンド
封印指定魔術師。限りなく魔法使いに近い存在。不可体現者(アヴァターラ・インビジブル)
魔術の家系に生まれた者ではなく、先天的な呪いにより、生きるための魔術を身に刻んだ魔術使い
生まれついてから他人が可能な事が自身にはできないと言う不思議な症状をもっていた
生きていくことすら困難になった彼女は「普通の人間には不可能な奇跡」である魔術を用いた治療によって
生きていくために必要なこと程度ならば可能というレベルまで呪いを克服した
「不可能の体現者」というは逆に周囲の人間にとっての不可能が彼女にとっての可能となるという能力に昇華された
他者がどれだけ努力しても不可能なことを当たり前のように可能とする彼女は周囲の人間、ついには両親からも疎まれることとなる。
しかし、彼女を治療した魔術師はそれを才能、異能として扱い彼女を養子として迎え入れる。
魔術使いとしても誰でも可能な基礎は全くできないものの、誰もが不可能だった魔力の活用方法を生みだし、特許を得る。
その後、着実に実績を残し、その能力の特異性から封印指定されるに至る。
しかし、魔術師らしからぬ彼女の師である養父は愛情をもって育てた娘を執行者達から匿い、自らを犠牲に彼女を逃す。
追ってから逃れた彼女は行き場も無く逃走。逃走中に聖杯戦争に巻き込まれる。
魔術師としての能力は無限大だが本人が意識して使えるのはごくわずか。
また、相対するものが使用可能な魔術であれば彼女には使用不可能となってしまう。
「他者と分かち合う成功或いは失敗」を探求し、自身が人と同種であるという確証を欲している。


926 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/02(金) 03:17:13 Pb0vGAzU0
カルナの師匠はパラシュラーマやで


927 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/02(金) 21:11:37 ocO4vd7I0
イリヤーの宝具です
『雷鳴轟く絹弦弓(モルニヤ・オブ・ペルーン)』ランクB 対人宝具
絹の弦でしつらえられたアーチャー専用の弓。アーチャーの怪力にも耐えうる強度を持つ。
アーチャーの怪力をエネルギーとして矢に伝える宝具であり、弓を引き絞る際の力の込め具合によっては一撃で地形を大きく変化させる程の威力となる。
また、ブィリーナではスラヴの雷神ペルーンの特徴をイリヤーに当てはめて語られる場合もあることから、故国で召喚された場合限定でペルーンにまつわる能力が付与される
即ちペルーンの雷が矢に纏わり、雷属性の追加ダメージを与える他、付与された雷を解放することで対軍に匹敵する範囲の雷霆を矢と共に周囲一帯に放つ能力である

精密な狙撃というより矢でぶっ壊すに近いですかね

今更の補足ですが、流出したと言っても凛とウェイバーは流してはいけない情報については、きっちりと漏れを防いだので
小規模戦争が頻発しても、Apo時空のように魔術師が減って貴重というほど極端な事態にはなってないです


928 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/03(土) 07:29:04 y49Egj4E0
クッレルヴォの時点でバサクレス並みに斬新過ぎて、ここ見てなかったらあれをクッレルヴォの一面です、
とは受け入れ難いわ
細かいキャラクター背景とかこの時点で詳しく書いてしまわないで、そろそろプロットに起こす頃かもよ?(チラッチラッ


929 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/03(土) 15:12:25 NWki0dAc0
舞台
・小規模戦争が頻発しているApo的な並行世界(?)
・戦争が行われる場所は複数の家系で共同管理された土地。質は過去の聖杯戦争の霊地に匹敵。
 ・針葉樹に囲まれた都市。ロシア東端で火山地帯もある?(カムチャッカに近い)

聖杯
・本来は小規模戦争の商品程度の粗悪品・聖杯モドキ
・14騎のサーヴァントとルーラーを召喚できるほどの代物。なぜそれほどの力になっているかは不明
・根幹に黙示録の騎士(レッド・ライダー)が置いてある赤聖杯(暫定)
・ルーラーや7騎のセーフティーが召喚されているため、正常に機能している部分がある?

参加者(赤)
・土地管理を行う6の家系と聖杯戦争を持ちかけた影法師(表面上、協力体制だが一枚岩とは言えない状態)
・①動物の力を利用する魔術家。一番古いため発言権も強い(?)。協会とはかかわりが無い
②大貴族の遠縁。プライドが高い落ちぶれ家門。貴族というだけで不幸枠と思うのはきっと気のせい。
③極東の出身の陰陽道家系。大分西洋に染まっている。見た目100%西洋人。なんとなくゴールデンっぽいな
④都市の東洋系移民の元締め。中国出身の武闘派仙道の家系だけあって戦闘力は7家中最強。
⑤ドイツ系の黒魔術の家門。魔術師として衰えつつある。願いは家系を終わらせないこと?
⑥ちゃんぽん混沌魔術の家。魔術師としては当代で2代目。金の力にもの言わせる石油王タイプ。
⑦元凶。その正体は封印指定のナチス信奉者。レッドライダーを従者として従える。言峰みたいなラスボス?

参加者(白)
・主に協会関係者の方々。聖杯を危険視し対応に当たっている
・士郎みたいな現地の一般人がマスターとして巻き込まれる可能性も?

サーヴァント 
・14騎に加えルーラー(+レッドライダー?)の15(or16)騎 どちらの陣営も強力な英雄を従えている。
・赤陣営 現地の英雄にして王子のイヴァンが指揮?
・白陣営 寛大なる王・カメハメハがまとめ役?
・ルーラー どんな英雄かは決まっていないが、聖杯の性質上、ジャンヌや天草のような戦争関係者か
・ラスボスは聖杯の根幹に置いてあるレッドライダー?ホムンクルスに憑依している

教会
・教会も聖杯と名が付く以上、監督役を派遣する? 少なくとも危険視はしているためスルーはしないはず。

ルール
・Apoと同じように7対7のチーム戦→バトルロワイヤルにより勝ち抜いた者が聖杯を得る。
 ・ただし、チームが一枚岩ではないためいつ裏切りが起こってもおかしくない。
・令呪のシステムを始め、基本的には他の聖杯戦争と同じ。ただし、細部には違いが生じるかも?

主人公は未定。
七家の当主のうちの誰か1人でも、協会の人間でも、巻き込まれた一般人でも、ジーク君的なホムンクルスでも可


930 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/03(土) 15:47:11 5Zq6sbI.0
良いまとめだ


931 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/03(土) 23:51:31 DD4oUeDk0
もう見せ筋とは言わせない、藍ちゃんの理不尽な肉体改造がバーサーカーを襲う!
セイバー、マッサージのつもりがマスターの四肢をへし折る!?
ウィンちゃん、カンフー使えない宣言!?

リシミエール、やつれる(魔力消費的な意味で)


932 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/04(日) 00:06:01 uIlXwxH.0
【MMOもの案】

パレオロゴス家
ギリシアの魔術師の家系。ヘレニズム圏の数秘術と錬金術を操る。
一族は貿易商を本業としており、地中海沿岸に根を張る家系。
家系は東ローマ帝国マケドニア朝まで遡れる家系で、代々東ローマ皇帝に仕えていた
宮廷魔術師である。東ローマ亡き後はギリシア正教教会に仕え、西欧のカトリック教会に
対して反目している一派でもある。
四兄弟妹(長兄レオン、次兄ハザロス、末弟ミカエル、長女ユリア)が共同当主となっている。

英霊としての殻を纏った、ヨハネ黙示録の四騎士のマスター。
四柱が揃ったことで、人間への懲罰を司る神の権能の一部として現象から人の容を得た。
それぞれ征服(白)、戦争(赤)、飢餓(黒)、疫病(蒼)を司る。


エンデ
髑髏に黒マントという異形の<転身者>、サーヴァントはファザータイム<時の翁>。
正体は魔術師ではなくネトゲ廃人。パーティーやギルドメンバーを置いて独りだけ聖杯戦争
本戦に飛ばされてしまった。何らかの理由で永続的なカレイダー<転身者>となってしまったらしい。

大槍を構える甲冑武者のランサー、全身を瘴気に覆われた可憐な金髪少女のアサシン、
半人半竜な異形の貴婦人のバーサーカー、宮廷道化風のキャスターを引き連れる。


933 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/04(日) 11:01:54 uIlXwxH.0
アサシン考察してたら、龍狼伝の巨狼(ダーラン)思い出した。
正体は大地の意思が宿る獣なんだが、代替わりしている。

狼王もガイア的な何かを宿していた、アラヤに反駁する何かだったりして。
ただ英霊枠に入ったせいで生前よりその力が薄まって弱体化とか。


934 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/04(日) 14:37:29 jG6yBX3s0
>>929
7家内で主人公に据えられそうなのは、自由度が高い混沌の⑥の家かなぁ
④の中国武術最強系主人公とかもおもしろそうだけど


935 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/04(日) 23:08:12 uIlXwxH.0
心は硝子のヒト、欠食児童少女の介護してて愉しそうだな。
喋れたら月の何処ぞのように変な事言いそうだが、今回バーサーカーだし…


936 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/05(月) 16:10:50 2cNAcmOg0
ワロ


937 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/06(火) 23:02:18 IdZlZcow0
藍ちゃん、天空の覇者Zの未来偏差予測やってきそうで困る。
相手のコードキャストやら何やらも、次に何をしようするかを霊子の流れ
見て予測して先読み攻撃。バーサーカーがめくら撃ちしてると思ったら、
銃夢の八断死門陣みたく詰みのような。

でもやり過ぎると血涙噴いて死にかける。


938 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/07(水) 20:58:52 4Vtz.rg60
【砂雁藍の能力案】

霊子観測:極限巨視 自身の認識を拡げ、世界のすべてを演算する。眼の機能に限界がないため脳が破壊される。
霊子観測:極限微視 認識をしぼり、霊子ひとつひとつまで観測できる。魂の起源や死徒の因子さえも観測する。
              余技として人間の熱量や霊子を観測し、現在位置はおろかその心理状態、記憶や思考をも読み取れる。

霊子予測:過去推察 霊子の流れを観測し、過去に起こった事を因果律レベルで逆算する。
              サーヴァントの過去に過去はすべてお見通し、例の見せ筋の女性遍歴など可能性含め「全部識っている」
霊子予測:未来予測 霊子の流れを観測し、あらゆる予兆から未来に関するほぼ完全なシュミレートを行う
              余技として人間の未来の動きを読み取り、映像として数秒後の未来を予知することが可能。

霊子変動:可能領域 起こり得る可能性のうちひとつを観測することで、他の可能性を切り捨てる。彼女が自己観測する限り
              自身の死の可能性を否定する。「シュレディンガーの猫」(成功率10%)
霊子確定:因果定数 自身の観測を絶対とし、自身の観測結果を世界に押しつけるもの。
              彼女の観測範囲内にある限り、彼女の否定することは起こり得ない。ただし彼女はこの異能の起動によって
             一度死にかけている。 砂雁が根源に至るために目指した、「窮極の観測者」そのもの。

ナントか一族みたいとか言わない。


939 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/08(木) 13:50:33 7hgsnxu20
どっちかっていうと義眼の少年を思い出すアレ


940 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/10(土) 16:57:13 kTQzcI3s0
眼で標的を認識して標的をバーサーカーに狙撃させる。
正確無比な予測偏差射撃。精度あげられるが負担が大きいので
正念場・土壇場以外では能力セーブ。


941 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/10(土) 21:34:38 jjIVs3dk0
藍がスポッターになって、狂化で死にスキルになった千里眼を補うわけか
通常状態でアーチャー時の無銘とほぼ同等
力を開放すればケイローン先生レベルの未来予測射撃
限界まで無理をすれば式のように概念を視認して射抜くことも可能

眼自体のスペックは>>938のような観測による事象改変すら可能とするが
肉体と霊体のスペックが圧倒的に劣っているため基本的に感覚器官としての使い方しかできない
ただし劇中で大聖杯のような大量の魔力と演算力を持つ機関に接続できれば、
本来のスペックを行使できる可能性もある

あんまり一人でなんでもできると逆に動かしにくいし
強さのバランス的にはこの辺が妥当な気がする


942 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/10(土) 23:23:32 kTQzcI3s0
藍ちゃん無理すると犠牲になったヒトより酷いことになる。
やり過ぎると心拍や脳波が即フラット、強心効果やらいろいろな効果の
あるキッツイ電子ドラッグであっちの世界から戻ってこないと……


943 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/11(日) 23:40:06 aoZBEO.60
バーサーカーが喋れるようになったら、藍ちゃんに「うん、全部(女性関係含む)識ってた」
って言われるので今の主従関係がベスト。


944 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/16(金) 18:23:34 Q8g6A2VY0
読んだ、面白かったです(小並)
で。超細かいけどアーチャーの心眼説明的には(偽)では?


945 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/17(土) 21:29:01 9xIJwxv.0
続きは、まだか


946 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/18(日) 22:53:09 TX0MY8OM0
海洋ステージだけど、島自体が階層の番人である竜ぐらいしか浮かばない。
何か他にネタある?


947 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/18(日) 23:44:44 TX0MY8OM0
【アサイラム 赤のアサシン組】

赤のアサシン

黒き聖杯において、ファーティマと契約したサーヴァント。真名アブ・マンスール・ニザール アル・ムスタファ リ・ディン・イル・ラー
宝具は志願者を「山の翁」に任命し、その奥義を伝授してハサンならしめる『霊想相伝(ザバーニーヤ・カーイム)』。

イスマーイール派 イスラム王朝ファーティマ朝 廃王にして暗殺王。
初代ハサンには"ニザールは死んだのではなくて一時隠れた"とされ、神格化される。後世の信徒からは、メシア思想と相俟って
ニザール派の主導者として崇拝された。第8代カリフ(イスマーイール派 第18代イマーム) アル・ムスタンスィル・ビッラーの没後、
長子であるニザールが継承する事となっていたが、ファーティマ朝において全権を握る宰相アル・アフダル・シャーハンシャーが、
妹婿でニザールの弟アフマドをカリフとして登極させた。清廉で確固たる意志を持つニザールとは違い、傀儡であるアフマドの方
が与し易いと判断されたと思われる。ニザールはこれに反発し、アレクサンドリアで反乱を起こしたが早期に鎮圧されて、カイロ
に幽閉され獄死した。この継承問題で新しいイマームを拒否した一派がニザールを第19代イマームとするニザール派を興し
ファーテイマ朝と袂を分かつ。


ファーティマ・カリバ・アスアド

黒き聖杯における赤陣営のアサシンのマスター。令呪は右手の甲に現れた。
最近のし上がってきた、イスラム原理主義を標榜する反政府ゲリラの幹部。独自の私兵を率い、国内外でも名を馳せている。
様々なシンジケートや情報機関と繋がりを持ち、裏社会で暗躍するSSSの危険人物。怜悧にして冷徹、その大胆不敵な知略
から組織内でも恐れられている。高度な戦闘訓練を受けており、作戦立案や指揮能力のみならず戦闘能力も高い。
ただ本人曰く「個人の武を誇るのは、所詮匹夫の勇」。相当な野心家で、いずれ組織の頂点に立とうとしている。虚無主義で
神の存在を信じておらず、狂信者に過ぎない幹部たちを心底見下している。自身を救ってくれた傭兵に、求めてやまなかった
父性と仄かな恋慕を抱き続けている、ツンデレ。

元々はヒジャーズの王家に連なる名門の生まれだが部族間闘争に敗れたために一族は離散し、敵方に寝返った伯父の手で、
当主であった父親を家族もろとも暗殺された。彼女の家族の殺害実行者は、カウェーと当時少年兵だったアラジル。
彼女は間一髪のところを死魚の眼をした日本人傭兵に救われた。その後反政府組織の軍事キャンプに参加、離散した一族を
束ねて頭角を現すようになる。また母方の家系が、黒き聖杯を奉じていた呪術師ゴール一族の末裔でもある。
その為に呪術師として素養があり、どういう訳か西洋系の魔術の基礎型を身につけている。切り札として、魔術式によって自身
の生体時間を加速させ、呪術によって加速した世界に自身の肉体を適応させる 固有時制御に似て非なる技を使う。
ゴール一族として再び迎え入れる代わりに、聖杯の奪還を託されている、だが一族さえもいずれ踏み台にしようとしている。
また一族のかけた呪詛により、家族の仇であるカウェーに生殺与奪を握られている。
家族を殺しながら、‶父‶であった傭兵を奪い独占したアラジルを憎んでいる。「生きて苦しめ」とばかりに半ハサン化させた。


948 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/18(日) 23:47:04 TX0MY8OM0
アラジル

本名不詳、少年兵時代はティスア。アラジル(死の天使)と呼ばれ、ヒジャーズ共和国を拠点とするフリーの報復屋。
ネコ科動物を思わせる褐色の少女、左肩甲骨に沿って片翼のタトゥーを彫っている。普段は明るく無邪気だが、いざ戦闘に
なると冷酷無比な殺人マシーンと化す。本質は戦闘マシーンだが、奇襲の偽装のために無邪気な少女を演じ続けており、
これが習性となった。現在はこれが主人格となっており、かつての全盛期よりも若干機能低下している。
僅かな金銭や食べ物を代償に 依頼者の報復を代行する"セイギノミカタ"。一度受けた依頼は必ず果たす。たったひとつの
パンを報酬に、フル装備の一個中隊に喧嘩を売る狂犬のような存在。
かつて家族を皆殺しにされ、当時武装組織の副長だったカウェーに少年兵として使われていたが、死魚のような眼をした
日本人の傭兵が、組織の頭目を殺害することで解放された。彼が"セイギノミカタ"と名乗ったので、彼女もそう名乗るように
なったとの事。傭兵の遺した「女の子は女の子らしく」という言葉から、日本の女の子のようになろうと努力している。
ただぜんぶラジオやネットで得た情報なので、かなりズレている。

野獣のような反射神経と身体能力、それに反する機械のように精緻な殺人技術を併せ持つ超人的な兵士。
色彩が見えないために動体視力が研ぎ澄まされ、痛覚が存在しないため触覚や熱量を感じる感覚が発達した。心の一部も
欠落しており、本質は機械のように論理的。異常な記憶力と認識力、コンピューター並の計算処理能力を持ち合わせている。
その為に他者に感情の共感や愛情を感じられないため殺人に忌避がない。そのためか物事に執着できず自身の命にさえ
執着がない。故に憎しみという感情を理解できない。過酷な殺戮の日々に彼女は適応し、その神経は異常発達し、野生動物
のような反応速度と異常な運動能力を誇る。さらに師である傭兵に教わったおまじないによって集中力を極限まで研ぎ澄まし
相手の殺意と筋肉の動きを読み、銃弾さえも避ける無敵の存在となった。黒のセイバーとの闘いの負傷により死にかけるが、
赤のアサシンの宝具によって、ハサンに叙任 デミ・サーヴァント化する。


カウェー・ジャミル

中東圏を中心に活動しているテロリスト集団のリーダー。
髭を蓄えた三十代後半の男性。やや若く見える容貌、独特の陽気さとカリスマ性が特徴。
一見、社交的で好印象だが極めて冷酷で、攫った子供を洗脳し爆弾を持たせて、敵ごとドカンぐらいは平気で実行する。
必要とあらば、腹心であろうと死を前提に送り込むことをなんら躊躇しない。部下を文字通りの意味で「使い捨ての手足」と考えて
いる。 選抜した精鋭の少年兵を数人護衛として飼っており、かつてはアラジルを少年兵として使っていたことがある。
死霊術師の血を引いているらしく、魔術回路を保有している。今まではフリーのテロリストだったが、戦乱のヒジャーズにおいて
胡散臭い武装テロ組織を立ち上げ、クライアントの死霊術師たちに大量の死体を供給している。現地に住まう 呪術師ゴール一族
とも交流があり、それが聖杯戦争に関わる契機となった。黒い聖杯については、限定的ながらも知識があり先進国や魔術協会に
対抗し得る戦略兵器としての活用を想定している。

呪術師ゴール一族はクライアントであり、ヒジャーズの部族間闘争でアラジルを使い ファーティマの家族を殺害している。
この時はファーティマの伯父アディ・バターイヒが依頼人だった。
ファーティマとの確執を愉しんでおり、冷たい瞳の奥で燻ぶる憎悪と殺意の火が「そそる」らしい。
才能のある少年兵を一流の兵士に鍛え上げることから「死の教師」とも呼ばれているが、本人にとっては不本意な呼び名。
かつて上官だった男が真性のペドフィリアだったため、誘拐してきた子供しか駒がいなかった為のやむに止まれぬ事情ゆえ。
アラジルは今でもお気に入りの玩具で、撃ち合いの最中でもからかい気味に話しかける。
赤のアサシンの宝具によって、ハサンに叙任 デミ・サーヴァント化している。


死魚の眼をした日本人傭兵 いったい何嗣なんだ…!?


949 : ◆IO/jvs2O9g :2015/10/19(月) 03:30:54 sH5dpX7Y0
細かい所を詰めだすとえらい時間がかかりそうなんで
とりあえず現段階のキャラクターのラフデザインを放出するよ!

http://getworld.ddo.jp/pt/file/1445189579.jpg

※デザインは予告なく変わる場合があります
ライダー組以外は殆ど未定に近いからスレの要望も聞かせてくれよな!



以下解説という名の蛇足
・ライダー
前にジェイミーの人が描いてたのでちゃんと描くかは未定ですが、とりあえず案の一つということでお蔵出し
コンセプトは"可愛いけどエロの対象にはならない感じ"例えるならセーラー戦士の中で
一人だけ妙にエロ同人が少ないセーラームーンのような(例えになってない)
ある種の聖域的な美しさを目指しました。・・・あくまで目指しただけです。

・リシミエール
THE・貴族のお坊ちゃん。気難しさとチョロさが伝われば嬉しいです

・グラウルング
灰色帽はギーク系活発女子のテンプレイメージ
青年体の方はヴァンパイア・レスタトみたいなゴシックパンクの吸血鬼をイメージしました

・アサシン
公式の獣耳連中、特にJKセイバーとの差別化が難しい・・・
髪は最初ボサボサでしたがシナリオ中で整っている描写があったのでストレートにしました。

・ランサー
公式のおっさん連中と被らないようにしつつ、ラテン男の濃い感じを模索
もうちょっとくたびれた感じにしても良かったかも

・藍
顔は女版高木のイメージ、実際は礼装で眼隠れるけどね
衣装はちょっと検討中、細身のシルエットを活かしたいのですが
SF風の服装はあまり似合わないのかも

・バーサーカー
魔物形態はアメコミのヴィラン的な筋骨隆々の筋肉達磨と
ペルソナ的な人外風の方向性で迷った挙句、ちゃんとした筋肉を描く
力量がないという理由でペルソナ風になりました。
一応HF最終戦で見せた剣に侵食された状態の延長線上のイメージ
騎士形態はいつもの無銘さんに目隠しつけただけの手抜き仕様

・クレイナー神父
一見穏やかなモブ顔だけど実は・・・って感じを出したかったけどちょっとモブ過ぎたかも
言峰みたいな一発でアカン奴だとわかる感じに修正するかもしれません

キャスター組とダナイデスは出番が少なくてイメージわかないのでまたの機会に


950 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 05:53:23 XAbQQ75E0
藍とランサー良いな
イメージに合ってる


951 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 10:58:55 92lQVnHQO
自分にも絵心があれば…!と悔しいくらいにいいな。


952 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 12:56:11 gh0Upbsg0
バーサーカーの戦法が本当に剣筋による耐久力に任せた突進くらいしか思いつかんなww


953 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 12:57:12 XAbQQ75E0
バーサーカーのイメージはばらつきがあるんだなあって思う


954 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 18:34:11 EZlKZLd60
バーサーカーはプリヤの黒化アーチャーのイメージだった(怪物時はAのバラバみたいな感じ)
ランサーはランスとか剣士旦那ぐらい影落ちてる印象
ライダー主従はかなりイメージ通りだったな


955 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 19:52:55 qrIXWG2o0
乙です
ランサー超かっこE
そして1つだけ

全員股下90overの世界だと・・・(驚愕)


956 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 20:58:04 so9MCSV.0
ランサーもうちょっと猜疑に曇った双眸のうわぁ……こいつの前で嘘つきにくいな〜て感じの怖さが欲しいな。神父も結構歳くってたイメージだったけどレイプ目にしたらそのまんまでもやばい奴になりそう。
乙です。


957 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/19(月) 21:51:19 3MC.CiH20
乙です。
バーサーカー、四肢切断の挙句に剣製で手足補ってるみたいで凄いですね。
ゾアハンターの主人公みたいに、腕は奇妙な形に展開して得物が出てきそう。
似合いそうなのは馬坂の石剣かな? あと腕が弓型に変形してカラドボルグⅡ
発射とか……例の双剣はファ●ネルみたいに周囲をクルクル回るとか。
ダメージ受けても剣で骨や肉を繋いで戦闘続行可能とか。

あとアサシン、クラウチングから四足で高速移動しそう。足はイヌ科だし。


958 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/20(火) 00:13:19 bfKLn5ds0
灰色帽、ハンバーガーとかピザみたいなジャンクフード好きそう。
しかもジナコと同じもの食ってるのに、まったく太らないタイプ。


959 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/20(火) 20:22:55 2u8DtYtQ0
>>958
肥らない、というか脂質を蓄えられんくてガリガリの奴は実際おる
顔つきはこんな風にはなれんが
どこがとは言わんが絶壁だしクッションも無いしである意味バーサーカーに近いので一度どうぞ
欠食児童も欠食児童でヤバい外見になるし

色々な人の双丘事情を鑑みるに、この時代の食料事情はどんなんなんだろ


960 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/20(火) 20:44:52 PhD7dDuQ0
ロボネキでかい、素早さ系ぽいのにこのでかさにこの薄着……戦闘中すごそう。クラウルングと心中濃厚なのが実に惜しい


961 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/20(火) 22:09:29 usXBvLzE0
皆足長いな
ランサーが予想以上にダンディでセクシー
これに歯向かった貴族は何を考えていたんだ


962 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/20(火) 22:33:33 bfKLn5ds0
B級の世紀末SFみたいに下層民とかが、刑務所並の配給食
貰ってリサイクル作業とかの重労働してそう。
上層は旧東ド●ツみたいに、絵に描いたような生活してるけど
財閥の統制下だから全部厳密に管理されてるの。

で、灰色帽はジャンクフードチェーンの物資をチョロまかして大型
冷凍庫に大量に蓄えてんの。ピーナッツバターとかキャンディが
大好物。対する高木は、食費他全部削って商売道具一択かな?
高カロリーの固形食とかコーヒーで生きてんの。


963 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/20(火) 22:51:31 VBgYGHUA0
>>962
タコベルのcmかよwwww


964 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 00:19:24 qgUFAh1E0
ロシア聖杯大戦のセイバー

【CLASS】セイバー
【真名】エル・シッド
【出典】『わがシドの歌』
【性別】男性
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具A+

【クラス別スキル】
対魔力A(C):宝具『誇らしき蒼氷の銀剣』により最高ランクにまで引き上げられている
        事実上、現代の魔術攻撃では傷一つ付かない
騎乗C+

【固有スキル】
戦闘続行EX:彼の死後も士気低下を防ぐため、亡骸を馬に乗せられて戦場を駆けた逸話により発現したスキル
        瀕死に相当するダメージでも十全に戦闘活動を継続できる他、極僅かでも霊核が残存するならば完全に欠片も残らず破壊されない限り、現界し続けることが可能
カリスマC
仕切り直しB

【宝具】
『誉れ高き紅炎の金剣(ティソーン)』対人宝具 ランクA+
鞘も柄も黄金で覆われた聖剣。モロッコ将軍ブカルから勝ち取って受け継いだ、妖精の手により鍛えられし宝具
火と風の二重属性の魔力を帯び、セイバーの魔力が流し込まれることにより刀身に炎を纏わせる能力を持つ
斬撃での通常ダメージに加え熱属性のダメージも同時に付与する
真名解放することで、風の莫大な魔力が炎をブーストさせ竜のブレスと見まごう強力な火炎放射を放つ

『誇らしき蒼氷の銀剣(コラルダ)』対人宝具 ランクB+
鞘も柄も白銀で覆われた魔剣。バルセロナ伯爵を打倒して手に入れた剣に、妖精の加護と調整・鋳造を後付けで加えた魔剣
元々は何の変哲もない剣であるが、ティソーンの兄弟剣に相応しいものとなるよう妖精の手によって水と土の二重属性の魔力が加えられている
魔術干渉を跳ね除ける守りの能力を持つ他、セイバーが魔力を込めることで属性に応じた能力が発現する
土属性ならば剣自体の頑強さを上げて即席の盾とし、水属性ならば刀身より発生させた水霧で目くらまし・敵を凍りつかせ動きを阻害するなど戦闘補助が持ち味である
真名解放することで、堅牢な氷壁がセイバーを取り囲み強力な守りで敵の猛攻を防ぐ

11世紀後半に活躍したレコンキスタの大英雄
性格はスペイン系らしく情熱的で血気盛ん。そして、ノリが良い。自らを謳った叙事詩を得意げに聞き、常日頃から自身は最高の騎士であると公言して憚らない
故に何よりも自らの騎士道に則って戦うことに拘りを持ち、マスターに対しては忠実に仕えるを良しとする
とはいえ、当然好き嫌いはあり自分を高く評価し人格を認めてくれるマスターにはヤる気を出すが、使い魔風情と見下す狭量なマスターだと最低限以上には働かない
器の小さい人間を「アルフォンソ2世の野郎にそっくり」と評することも
流れ矢で呆気なく死んでしまったことが生前の心残りであり、英雄豪傑の集う聖杯戦争で最も華々しく勝利を飾ることが望みである

余談であるが、騎士として一生涯を生きたため自覚はしてないが一級の魔術師になれる素養がある程度には量・質ともに良質な魔力を持って生まれていた
剣の炎や氷の能力もセイバー本人の魔力あってのもの。最も戦場においては味方を巻き込んでしまう可能性があったため、生前はそこまで剣の能力は多用できなかったようだ


965 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 00:35:33 F4s2DWww0
皆鯖って優秀やったやんやね


966 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 01:56:16 xczs7mbM0
ネタの出し方は自由とはいえ、いきなり僕鯖テンプレを全部埋められちゃうと
議論の余地がないというか、正直反応に困る時はある


967 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 16:59:49 6rv4lVP20
議論して作ろうと提案する人いなかったし目的としてるとこが違うからな、僕鯖もよく知らないが


968 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 18:53:44 pdWz4IHo0
元々皆鯖のように議論するんじゃなくて、皆でネタ出しあってお話膨らませて
名乗りあげた書き手をサポートするのが今までの流れだったから。

最初っからガチガチに固めちゃうと、書き手も名無しも入りにくくなっちゃう
んだよな。Fate外伝の初期紹介のように、それとなく初期設定や方向性
決めたうえで皆が食いついて妄想していくようなネタを撒いていかないと。


969 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 19:28:52 i9aTLSD60
赤馬坂は戦闘する際にノイズかかったあの曲が流れそう


970 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 21:51:48 U9HQuZUM0
>>969
音低くなってたりするのか……


971 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/21(水) 22:02:03 ztdb3tas0
>>969
そういうイメージの強いシーンって文章でどう書くんだろうな


972 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/22(木) 01:06:42 moApfOcM0
UNLOCKはCCCみたいにサーヴァント同士の殺しあいがメインじゃないならアルターエゴみたいに意思持って喋る敵キャラが欲しいな。
三階層からファヴニールとかリヴァイアサンみたいな名前持ちの幻想種出るなら人格持ったボスとして役を担えそうだけど


973 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/22(木) 03:18:46 0Byd/FgA0
人工真祖の快楽機構、エス(イド)の部分が一つの個として独立したアルタ…アーパーエゴとか どうよ


974 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/22(木) 18:54:06 X8xRVFYE0
>>973>>972もかな?

作者が当初から「unlockとは何か?」を書くって言ってたからなぁ
それをどうやってunlockというタイトルに掛けていくよ?


975 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/22(木) 21:08:01 Mwvgyq8U0
ソロモン72柱とか言う便利な敵役がいるじゃない
72体もいるからFGOとかぶる心配もないし


976 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/22(木) 22:09:00 0Byd/FgA0
設定案:人造真祖、アーパーエゴ
 人造真祖の本能、エス(イド)と呼ばれる部分が独立した存在であるアーパーエゴは、人造真祖の願いを叶えるために行動する
人造真祖の願いは楽園の創造。もっと言えばその世界で一番幸せで自由に(女神のような存在として)生きること
(道具として囚われている自身の“解放”)

アーパーエゴは梯子内のエネミーの配置などを担当している人造真祖の防衛機構、超自我(スーパーエゴ)部分の判断によって本体から切り離された存在
建造者たちにとっては機械が「排除」という意思のもとにCPUの一部を独立させた存在なのだから、明らかなバグである
と言うか、それを考えると人造真祖そのものが失敗作になる

本来は「外敵の排除」を期待されて独立したアーパーエゴだが、その存在は本体の願い(欲求)そのもの
そのため外敵の排除は「彼女」にとって優先事項ではなく、本体の願いの化身、霊子世界の仮初めの「個」として奔放に振る舞う
外敵はアーパーエゴにとっては「お客さん」や「遊び相手」という認識
外敵への対処は「遊び」が基本。ただし力の加減を知らないため「本気の遊び」となる

人造真祖の力のごく一部しか振るえないが、それでも並みのサーヴァントを超越する能力を保有する
梯子内では消えても本体に還るほぼ不死の身であり、梯子内を自由に行き来できる


977 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/22(木) 23:35:31 yTEbw5D.0
高木って、コナかけたわけじゃないのにめんどくさい女に目をつけられるタイプだな。
赤馬坂に理性あったら、いらんアドバイスしてくれそうで困る。


978 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/23(金) 21:13:03 /IDLJklQ0
やっぱり、ライダーであるからにはゴッドブルの宝具を持ってるんだろうか

セイバー案で暴走したのは申し訳なかった
皆で決めるものだということを忘れてしまっていた

ランサーとかは不幸な奴か、マスターと上手くいってない感じの枠をどうしても考えたくなる
マスターも込みで、どんな英霊にするのか決めるのもいいかもしれない

何だかんだでもうスレの終わりらへんか


979 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:38:54 GsQVXhOU0
三日目 第三階層の同盟

 砂浜に面した見通しの良い草原はこの時、戦場と化していた。
 表面上は一対一の決闘の模様を見せていたが、その実は戦争だ。剣の一振りで一隊が吹き飛び、槍の一刺しで一陣が穿たれる。

 双方が一騎当千の力を秘めている以上、その争いは軍と軍との戦いに限りなく近い。
 それは聖杯戦争のあり方を正しく体現した一騎打ちだった。

「なるほど。流石は剣兵(セイバー)のサーヴァントといった所か」

 風を裂き、時には大気の壁を砕いて襲い掛かるセイバーの斬撃を的確に捌きつつ、ランサーは評した。
 壮齢、あるいはその前後の男性。だが、サーヴァントにとって年齢は無意味だ。
 彼らは常に全盛期の年齢で召喚される。最も、その全盛期の解釈は多岐に渡るのだが……

「ハッ――!」

 鋭く息を吐きつつも、セイバーは激しい連撃を再び仕掛ける。
 激しいだけではない。鋭く、速く、そして多彩な太刀筋を描いて黒葛の詐刀が迫るが、防御に徹してその全てに対応する。
 無数の火花が散るも、ランサーは防戦一方。しかし、崩れる様子を見せない。

『大丈夫でしょうか、セイバーさん』
「マスターと宝具なしという条件なら、まず勝つよ。ランサーの判断は的確だし、守勢も大したものだけど、所詮はそれだけだ」

 ウィンの念話に対して、あっさりと即答する。
 高木がマスターとしての透視力を用いれば、ランサーはさほど強力でないサーヴァントなのは理解できる。
 ステータスは幸運が低い事を除けば、注目するほどの特徴はない。

 通常の聖杯戦争ではマスター狙いに徹すれば、勝てないという程ではないだろう。
 ただ、これは弱いサーヴァントを無理に評する時の常套句だ。マスター狙いに徹させてくれるほど、他の陣営も甘くはない。

 この瞬間に、セイバーの剣がランサーの槍と激突し、衝撃で大気を揺るがした。
 普通なら戦慄が走る所だが、この二日でこれに慣れつつある自分に、高木は若干あきれていた。

 そして、決闘を見守る西欧財閥側の面々にも動揺の色はない……いや、リシミエールが一人だけ手に汗握っているが、
それ以外のマスターは顔色を変えずに見守っている。

 事実上世界を統治する西欧財閥の当主、レオス・ハーウェイ。
 同じく共同当主である、レオナ・ハーウェイ。
 北半球資源機構に属する某国の伝説的なスパイ、ジェイミー・バウンド。
 魔術協会、時計塔の残党。新旧双方の魔術を有する、リシミエール。
 そして、素性不明ながら最悪の霊子ハッカーと同じ名を名乗る、マスターキー。

 一名は不在。女性だとは聞いていたが、彼女は元から単独行動が多かったらしい。

(元々、勝ち目は薄いと思っていたけど、こうして雁首揃えている所を見ると、途方もない相手だったと分かるね)

 今現在、セイバーおよびマスターである高木は敵陣の中央で、他のマスターに見守られながら決闘に興じている。
 ここまで至る経緯はグラウルングとの戦闘、そして後のクレイナー神父からの連絡が作り上げたものだった。


980 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:40:43 GsQVXhOU0

 死徒、『電脳癌』グラウルングとの交戦直後。
 状況を顧みれば、相手の目的を阻止はできたのだが、致命的な被害を与える事はできなかった。せいぜい、痛み分けといった所だろう。

 そして、この場には三組のマスターとサーヴァントが出揃っている。
 セイバー、ライダー、そしてアーチャー。このうち騎兵と弓兵は同じ陣営に属しているが、最優の剣兵も容易い相手ではない。

(まさに、一触即発という場面かな)

 高木は内心では落ち着いた分析をしていたが、それは動揺の裏返しでもあった。
 グラウルングを退けた事で、足を一時的に癒せ、という内容の令呪が途絶え、セイバーが肩膝を付く。
 足代わりの馬なら用意できるが、激しい戦闘では心もとない性能だった事が実証されてしまった。

 こちらを排除するつもりであるのなら、まさに絶好の機会に違いない。

「一つ、見せておきたい物がある」

 緊張が高まる中で、黒衣に身を包む白皙の女性、ジェイミー・バウンドは切り出すと、足で何かを引っ掛けて、放り出した。
 書籍、それも魔術書だ。内容までは読み取れないが、表紙の中央に大穴が穿たれており、それが逆側まで貫通している。

「これは……」
「キャスターの使い魔さ。これを始末した以上、我々に監視の目はない。気兼ねなく話すことができる」
「……始末したのは俺だけどな」

 アーチャーが呟いた。おそらくはグラウルングの情報撹乱を利用して、悟られる事なく撃ち抜いたのだろう。
 見知ったものではあったが、相変わらずの技量だった。

 たしかにキャスターの使い魔には見覚えがあった。ページを利用し、鳥のように羽ばたく魔術書。
 第二階層の探索時においても、高木はこれを破壊し、外見だけを複製した事がある。

 これを見せられ驚いたのは、高木ではなく、むしろ仲間であるはずのリシミエールの方だった。

「どういうつもりだ!? まさか我々を……」
「裏切るつもりはない。ただ――この聖杯戦争は一筋縄ではいかない。本当にゴールが見えている通りのものかすら、分かっていない。
 この場に居る人間だけで、独占できる情報があるとすれば、多大なメリットになるとは思わないか?」

 不敵にジェイミーは微笑みかけた。
 この聖杯戦争は一筋縄ではいかない、という言葉にリシミエールはわずかに揺らいだ。彼にも思い至る点があったらしい。

 続いて、ジェイミーは安心させるかのように、あるいは素でセイバーとライダーに好意的な視線を送った。

「それにマスター共はともかく、サーヴァント達は見た目麗しい美少女と美女――
 親睦を深めたくなるじゃないか。相方を亡くせば、契約の可能性もある」
「お前、それが本音じゃないだろうな? いや、本音だとは思うが、取り繕うぐらいの態度は求めてもいいよな?」

 目深にハットを被りなおし、アーチャーは呻いた。
 ここで茶化されても反応に困る、と高木は思う。本気で言っているのなら、さらに反応のしようがないが。

 慎ましく、そのやり取りを聞かなかった事にして、ジェイミーの意図に応えた。

「つまり、俺の経歴を知っていて『天の梯子』の情報を求めている訳だ。もちろん、色々と話してもいいけど……
 なにか対価を払う気はあるんだろうね?」

 交渉の意思がある事は伝えるが、情報だけ寄こせというのは虫がよすぎる話だ。
 品定めするように見返すが、ジェイミーは余裕の態度を崩さなかった。


981 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:42:26 GsQVXhOU0

「まず、君をこの場で袋叩きにするのは止めよう」
「いきなり脅迫とは、なかなか紳士的な交渉術だね」

「ああ、私は紳士の国に仕えているからね。次に――こちらが本題なんだが、私とリシミエールは西欧財閥側で、
君の始末を後回しにする、という立場を取る」

 ふむ、とその内容を吟味する。ポーカーフェイスを崩してしまったが、それだけ有用な申し出であるという事だ。

 基本的に西欧財閥は戦力が充実しているからこそ、こちらに向かって強気の態度で居られる。
 しかし、階層の攻略が進み、戦力が欠ける事態となれば力関係は変化する。基本的に時間稼ぎは有効なのだ。

「おい、貴様、勝手な事を……」
「しばらくは彼の扱いは棚上げになる事に違いはないし、私達が直接不利益を被る訳ではないはずだ。
 それに、旧来の魔術師なら捨て置けない疑問があるだろう?」

 勝手に巻き込まれたリシミエールの抗議に、ジェイミーは澄ました様子で返した。

「……なんの事だ?」
「正直、君の事となると本気か惚けているのか読めないが……『天の梯子』がいかに実現され、その額面が事実かどうか、だ」

 ジェイミーが半ば話を振るかのように、こちらに顔を向ける。
 まだ微笑んではいたが、目だけは笑っていなかった。

「おかしいだろう。小源を束ねるにも限度はある、人造の真祖というのも聞いた事がない、そしてムーンセルに匹敵する虚構世界。
 それらを神秘の絶えた世界で実現させてしまった。これは本来、可能な事なのか」
「む……」

 根本的な指摘に、リシミエールが押し黙る。魔術師として、この『天の梯子』の高度さは信じがたいものがあるのだろう。
 そして、実際の所、どこまでが真実でどこからが虚構、あるいは誇張なのか、気になる点は多々ある。

 それは自分でも、何度か抱いた事のある疑問点だった。

「なるほどね。『天の梯子』の構築について、どこかに嘘か隠された真実があり、それが真相を解き明かす〝鍵〟になると。
 そう思っている訳だ。別にそれは構わない。こちらだって、少しばかり興味があるからね」

 そこからは細かい魔術談義に移って行った。
 素人ながら手厳しく追及してくるジェイミーと、専門家としてそれに続くリシミエール二人の相手には、それなりに苦労させられた。

 『天の梯子』に組み込まれた生体がもたらす魔力量については、幾つか推測できる裏技について言及し、
現在の地球上では構築しようのない演算器の神秘面については、オシリスの砂の遺産が流用されている事を明かす。

 リシミーエルは理解はしたが、納得はし難い、という様子で何事かを呟いている。
 過去の遺産と資金力でごり押した所はあり、しかも規模は上流の家系一つどころではない。
 精巧かつ完成された術式を良しとするタイプの魔術師にとっては、認めがたい所があるのかも知れない。

 事実、『天の梯子』は大規模な事象を引き起こす事には向いているが、根源に至るという魔術師的な観点では役立たずだ。

「やはり演算器だけ実現させるとは信じ難い……いや、最終的にそれを補助するのが空想具現化。
 人造の真祖が実在するならあり得る話ではあるか」

「実在は確定だ。心象世界の防衛機構として、竜種を飼ってる存在はかなり限られる。
 真祖そのものか、受肉した自然霊ぐらいではあると思う」

 自身を納得させようとしているリシミエールの言葉に、何気なく応じる。
 だが、傍で聞いていたジェイミーは違和感を覚えたらしく、不審げな目線を向けてきた。


982 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:44:13 GsQVXhOU0

「思う、とは遠回しな言い様じゃないか。君は『天の梯子』の重大な関係者だろう。
 実際に接触した経験や、先代のアトラシアや他の関係者に話を聞く機会はなかったのか?」
「…………」

 当然の指摘をされて、その瞬間に頭の中が真っ白になる。返答に困った訳ではない、完全な思考の硬直だ。
 直に接触した経験は無かった、しかし話を聞く機会はあったはず――

 反応が途絶えたのを不審に思ったか、続けてジェイミーが問い質そうとするが、横からリシミーエルが片手を挙げてそれを制した。

「……待て、ジェイミー・バウンド。どうも彼の様子が、いや精神に妙な偏重をきたしているようだ。
 もしかすれば、暗示によるプロテクトの類かも知れん。追求は慎重に行ったほうがいい」

 リシミエールの警告を聞いて、ようやく高木は我に返った。
 自己の事だけに正確な判断ができるとは言い難いが、客観的に見れば可能性は大いにあった、と言うべきなのだろう。
 自分が脱走した事は誰にとっても想定外の事態だが、重大な秘密を知る人間に何の処置も施していない、というのは考えにくい。

 ジェイミーはしなやかな指で口元に触れると、納得したように頷いた。

「魔術の専門家がそういうのなら、ここは譲ろう。いや、このタイミングで話を切り出した事は正解だったよ。
 こうして頼りがいのある味方が居るのだから」
「いや、スパイより向いているかというと……それに、セイバーが怖い顔でこちらを睨んでいるのだが」

 ここで、セイバーがマスター二名に殺気だった視線を向けている事に気が付いた。

「ええ。強引に口を割らせるというのなら、こちらにも考えがあります」

 片足を負傷しながらも、冷淡に言い放つセイバーに、リシミエールはひるんだようだった。
 アーチャーは呆れた様子だったが、目立たない程度に身構え、最悪の事態に備えている。
 一方、ライダーは微笑みながら見守っているが、あれは状況が分かっていないのかも知れない。

「待った、セイバー。たしかに病人のような扱いをされるのは嫌だけど、この機にはっきりさせてしまおう。
 ……リシミエール、だったか。慎重に、といってもどうするつもりだ?」
「え、結局、私がやる流れなのか……?」

 セイバーに制止をかけて、リシミエールに向き直る。
 当の本人は困惑したように自分を指差したが、少なくともこの場には他に適任は居ないだろう。

 ちらちらセイバーの方に警戒の視線を送りながらも、リシミエールは威厳を保つ為か咳払いをした。

「まあいいだろう。手っ取り早いのは、暗示にせよトラウマにせよ、一時的に麻痺させてしまう事だが……
 いや、これは……私の手に余るな」

「手に余る?」
「うむ、精神ではなく、魂の方に何かが仕掛けられている。意識よりも根の深い、根本を縛る呪いだ。
 旧世紀の魔術でも極めて希少な類だろうな。私の専門外である事はもちろんだが、そも近代以降の魔術で対抗できるかどうかだ」

 手早くリシミエールが魔術とコードキャストの併用でアナライズを行うが、やや間を置くと、深刻な声色で断言した。
 嘘を言っている様子はなく、そしてリシミエールは隠し事が得意な人間でない、という意味では信用できた。

 かといって、ピンと来るような話でもない。
 率直に言えば、実感は無かったが、そこまでやるか? という所感だった。
 単なる口封じにしては、大掛かりで手が込みすぎている。


983 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:46:26 GsQVXhOU0

「それが事実だとして……解呪の方法はあるのか?」
「あの『電脳癌』なら正面から解体できるだろう。相応の実力者が万色悠滞を用いれば隔離か、あるいは治療も可能かも知れんが……
 口惜しいが、どちらも私には手の届かない領域だな」

 仮に手が届いたとしても、挙げられた例からして、実行するのは遠慮願いたい所だった。

「だが、手に余るの一言で済ませてしまっても話が進まんだろう。代替手段を取ろう。
 そうだな……お前自身、以前にも何度か思考が停止させられた事があるのではないか?」

「……なるほど、呪いが発動するタイミングが分かれば、術者が隠そうとしている事も見えてくるか。
 正直、これだけで微熱みたいな感覚はあるんだけど……思い起こしてみるよ」

 質問の意図を察して、少しだけ感心する。
 技術的な事だけでなく、意外にも実践的な手法にも通じているんだな、と高木はある意味、無礼な感想を抱いていた。

 記憶能力にも処理能力にも自信はある。短時間で聖杯戦争直前からの記憶を掘り起こし、整理を終えた。

「まず、虚構世界の同期前……『天の梯子』が内蔵する紅い魔術機構を目視した時。
 次に自分が西欧財閥の施設から脱走した理由を思い出そうとした時。
 そして、人造の真祖について……こんな所だったと思う」

 対して、自分の記憶を探るかのようにリシミエールは宙を眺めていたが、特に矛盾点は見つからなかったらしい。
 軽く息を吐くと、現状について端的に纏める。

「確かに、我々が共有するお前のプロファイルでは、財閥側から脱走した動機は不明とされていたな……
 ひとまず、手がかりはその三つという事か」
「リシミエール、加えて消去法もできる。呪詛が発動しない範囲内の事柄は、関係が薄いと考えていいはずさ」

 魔術関連はリシミエールに任せていたが、情報の扱いについてはジェイミーも口を挟む気で居るらしい。
 消去法という手段を挙げると、公言されている『天の梯子』の機能など、すでに除外可能な例を並べた。

「しかし、改めて考えてみれば、お前の経歴からして脱走とは尋常ではないな。
 生誕から教育に至るまで、浅地高木とは『天の梯子』計画を補助する為に造られた存在だ。
 これは自らの人生と人格、全ての意義を否定するに等しい。家柄のある魔術師が魔術師を辞めるようなものだ」

「私は少しばかり羨ましくも思うよ。真相がどうあれ、ね」

 情報を整理し終えた二者、リシミエールとジェイミーが洩らした感想は各々の経歴や価値観が反映されたものだった。
 リシミエールは生来の価値観すら揺るがすモノとは何だったのか、と不気味そうに眉を潜めた。
 ジェイミーの方はどこか眩しそうに、しかし所詮は他人事だと肩をすくめて見せる。

「まず、仮説を立ててみるとしよう。人造の真祖と紅い回路が同期して、何らかの事象を引き起こす――
 これを知った浅地高木は結果として、『天の梯子』計画から外れざるを得なかった。
 ひとまず君の挙げた三つの関連性は、こんな所じゃないか?」

「細かな所はともかく、概ねそれで筋は通ると思う」

 思考制限の影響か、未だに意識の混濁が残っているが、それでも頭を働かせ自らの意見を述べる。
 現状、手がかりは少ない。この条件で組み立てられる仮説としては十分なものだろう。

「よろしい。では次は術者の動機について。なぜ、情報を隠蔽し、君に対する記憶の封印という手段を取ったのか。
 これもまた極めて真相に近い位置にあるだろう」
「魔術師はホワイダニット(なぜやったのか)だけは誤魔化せない、か」

 魔術師という立場から、リシミエールはジェイミーの言葉を肯定した。
 もっとも、魔術師同士なら捜査側も過去視や読心を持ち出す可能性があるので、他の要素も隠す事も容易ではないのだが。
 生憎と現状、そういった便利な手段を用いる事はできない状況にあった。


984 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:48:20 GsQVXhOU0

「まず、大半の魔術師が秘伝を隠匿するように、術者も自らの術式を隠す為にこれを行ったのか?
 これは要因の一つにはなり得るが主因にはなり得ない。
 なぜなら、たったそれだけの事であれば、君は脱走などせずに計画に従事しているからだ」

 ジェイミーが一つ指を立て、即座に折る。
 高木としても、これに反論の余地はない。秘匿の理由としては妥当だが、この場合は特殊な事情が絡んでいなければ、逆におかしい。

 ジェイミーは続けて二本目の指を立てて、第二の疑問提起を行った。

「では『天の梯子』に致命的な欠陥やリスクが存在し、計画の推進の為にはこれを秘匿する必要があった、というのはどうか?」

「言い換えれば、士気の低下や横槍による計画の中断を恐れた、という事だね。
 程度によるけどグレーかな。実質は人類が救えたと言えない結果になる、というのなら、脱走はあり得たと思う。
 だけど、その場合は秘匿したりせず、計画を修正したんじゃないかな? そのまま、推し進める必要はないと思う」

 これは多少は考慮の余地がある、といった程度だ。
 計画に必要であるか、又は問題にならないリスクであれば自分は許容しただろう。
 では、計画が破綻するほどの欠陥があったかと言えば、これも怪しい。無視して計画を進めるメリットは誰にも存在しない。

 しかし、ジェイミーには動機に心当たりがあるらしかった。

「破滅は避けられないという結論に至り、せめて意義を残した破滅を求めたか。
 あるいは、思索の末に人類史そのものに幕を下ろそうとしたか……
 魔術師にはあり得そうな事だが。ひとまず、これは君の言う通りグレーという事にしておこう」

 言及されれば、そういう事もあり得るかとも思う。
 どこまで気宇が壮大でも所詮は個人の思想。それに人類を巻き込もうとするのは、正直理解し難い発想ではあった。
 だが、そもそも魔術師とは他人に理解し難いものなのだ。

 そして、話を切り上げるとジェイミーは三本目の指を立てた。

「最後に本命――『天の梯子』計画には複数の目的やアプローチが存在し、それが相互に矛盾していた、という可能性はどうだろうか?」
「悪いけど、曖昧過ぎて意図が特定できない」

「やや広義的で細かに説明するのは、かなり面倒なんだ。
 例えるなら、アシモフ……いや、それより2001年宇宙の旅の方が分かり易いだろうか?」
「ああ、そういう方向の。それなら理解できる」

 有名な例を出されれば、納得して頷く。
 造詣があるとは言えないが、それでも娯楽として触れた事はあるので話は理解できる。
 まったく理解できずに、一人首を捻っていたのはリシミエールだった。

「……どういう方向だ? まったく分からん。2001年頃、人類には宇宙開発している余裕など無かったはずだ」
「小説のタイトルだよ。前者はまた別の作家名だけど」

 アイザック・アシモフはSF界の巨匠で、ロボット三原則の提唱者として特に知られる。
 主に三つのルールを敷く事でフランケンシュタイン以来続いた、被造物による創造主の破滅、という定番を変化させた。
 もっとも、三原則も完璧ではなく、むしろ欠点こそが作中の重大な要素でもあるのだが。

 2001年宇宙の旅は同じく巨匠であるアーサー・C・クラークの作品。
 こちらには有名な人工知能が登場し、相互に矛盾した命令が与えられた結果、暴走し致命的な結果を招いてしまう件がある。

 浅地高木は人間ではあるのだが、当時は純粋培養だったうえ、カテゴリとしては被造物に該当する。
 この場合、ロボットやAIに例えられるのも仕方ないだろう。

 つまり、ジェイミーの言葉を大まかに噛み砕けば、浅地高木ではなく与えられた命令に欠陥があったからこそ、
想定外の動作に繋がったのではないか、という話だ。


985 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:49:23 GsQVXhOU0

「でも、実際に脱走を阻止できなかった以上、矛盾命令による不具合の対策は思考制限を仕掛ける動機になり得ない。
 となると、やっぱり脱走は想定外の事故で、呪い自体は情報隠蔽の為に施された?」

「そうだな。もっとも楽観的な説を取るなら、魔術師として当たり前の秘匿を行ったに過ぎず、君の脱走は事故だった、という事になる。
 だが、問題はそうでなかった時だ。可能性は高くなくとも、無視できるようなものじゃない」

 些細な事故なら何の問題もなし。しかし、致命的な何かが裏で進んでいた場合、人類に取り返しが付かない事が起きるかも知れない。
 となると、どれだけ手間でも楽観に逃げる訳にはいかないか、と高木はため息を吐いた。

「しかし、だな。意味深な符合が存在しているな」

 ここで何気なく、口にしたのはリシミエールだった。
 どちらかと言えば、気の抜けた表情。何か考えがある訳ではなく、単なる思い付きであるように見えた。

「……意味深?」
「思考制限が起きるタイミングだ。血流の如き紅い回路と吸血鬼。根拠はないが
、嫌な予感がしない方がおかしいだろう」

 まあ、所詮は予感でしかないがな、とリシミーエルは興味を持たれた事自体、意外だったらしく苦笑した。

 正確には、『血流の如き』ではない。あの機構は生体機械が生み出した、半ば血流そのものだ。
 その存在は流動的で、半分は液状化した賢者の石、残り半分は人間の血液といった所か。
 確かに、人造の真祖と何か関係があってもおかしくは無いが……

 不気味な予感に囚われる前に、ジェイミーは区切りを付けるように宣言した。

「やはり情報は不足しているか。私もミス――レオナ嬢に探りを入れておくが、それでも明らかになった事実はある。
 『天の梯子』計画の果てでは、人造の真祖が我々が予測すらできない事態を引き起こす可能性がある、という事だ」
「……だろうね。世界を救うという結果も、願望機としての効用も思考制限の対象にならないから、答えは別にある」

 可能性だけではなく、実質上は確定事項である、と認める。
 秘したいのは結果ではなく仮定の方なのかも知れないが、それでも浅地高木に隠す必要がある、という事は尋常ではない。

 ジェイミーもリシミエールも言及は避けているが、思考制限を仕掛けた可能性が最も高い人物はアトラシアだ。
 アトラシアにとって自分は道具であり作品であり、そして――自惚れて良いのなら、子供のような存在でもあると思う。
 それに対して隠し事とは、きっと良い事ではないのだろう。


986 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:54:08 GsQVXhOU0

「では、これが第一の取り決めだ。我々は『天の梯子』計画に隠された未知の事態に対して解明、または解決のために協力関係を結ぶ。
 これは先程提示した対価を以って、施行される」

 こちらの返答を聞くと、ジェイミーは改めて宣言した。そして意思を確認するかのように、こちらとリシミエールに視線を投げ掛ける。
 もちろん、反対する訳にはいかない。聖杯などより、『天の梯子』の真相こそが浅地高木の求めるものだ。

「賛同するよ。といっても、制限を受けてる本人だから役に立てないけど」
「……正直、引きずり込まれた感が凄いのだが。まあ、承諾させてもらおう。
 自己強制証文の類は必要だろうか」

 リシミエールも渋々といった様子で首肯すると、魔術的な契約について言及した。
 ジェイミーは笑ってそれを否定する。

「仮に、君の仲間が精査された長大な条項を用意したとしよう。それだけで、私が抜け道を見つけたりしなくなると思うか?」
「……やめておくか」
「互いの矜持や利害に懸けて誓ったほうがマシ、というやつさ」

 民話の悪魔のようなもので、契約した所で信用できない者は信用できない、という事だった。
 そもそも、自己強制証文は互いにかつての時計塔が構築する魔術社会に属している前提があっての術式でもあるので、
信用抜きでもリシミエールは一方的に不利になりかねないのだが。

――貴方達は鍵です。閉ざされた未来を開け放つ……

 少なからず、自らの過去に触れたからだろう。ふと、アトラシアの言葉を思い出す。
 今となっては遠い昔の話だ。しかし、その日の問いと約束はどの記憶よりも鮮明に思い出せる。

(閉ざされた未来、か。もしかすれば『天の梯子』の事より、もっと巨大な嘘がこの世界に隠されているかも知れないね……)

 根拠はなく、しかし確信めいた何かを感じて内心で呟いた。


987 : ◆AWvm2QqdVs :2015/10/24(土) 01:59:53 GsQVXhOU0
予定より大幅に遅れていますが続きです。案の定、GOやってました
交渉フェイズというか考察フェイズというか、あまり話が進んでないのですが、適当にぶん投げた伏線(?)の整理を試みています
ついでに>>980踏んで居るので、ちょっと立ててきます

>>911
伊達眼鏡! 想定以上にエロかった(直球)
分かっていても、引っ掛けられそうな感じが実に良いです

>>944
一応、Extra系列の話なので無銘さんと同じく真偽が逆になっている、というネタだったりします
結局、あれは誤字だったのか並行世界うんぬんなのか

>>949
適当な外見描写から、よくここまで……! 乙です
リシミエールの容姿が脳内で美形寄りに補正されました。でも、扱いは相変わらず

>>藍&バーサーカー
原作キャラ要素の圧倒的人気度。仮に狂化なしだったら、どうなってたか
後々、出ずっぱりになる関係で第三階層では空気になって貰っています
書き手として、出番的に不安だと思っているのはダナイデスと現状のキャスター組……

>>会話可能な敵
これはどうしよう。居たら便利だけど、キャラ数が氾濫すると地獄になるジレンマ
筆が向いた時に案を拾う形に……って、これいつも通りでした。後は誰か脱落した時か


988 : ◆IO/jvs2O9g :2015/10/24(土) 13:57:42 Y4nS1AN.0
>>987
乙です!
いい感じに"鍵"の核心に迫ってきましたね
つーかあの適当なタイトルからここまでテーマ性を
持たせれる用になるとは・・・なんとも感慨深い
この後は共闘してグラウルング撃破→キャスター組裏切りの流れかな?

>>脚長え
意識して描かないと大概モデル体型になっちゃうからね、仕方ないね
何人かはもうちょっと頭身下がるかもしれないです

>>バーサーカーのデザイン
騎士形態の服装も含めて、もうちょっと詰めたい所
あと藍の服装と神父の顔も結構変わるかも

後すっかり忘れてたけどキーパーも作中でフードを取ってから考えようかと


989 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/24(土) 19:04:00 NkkK1xRk0
続き来てるッ……乙です!
分かっていたけどやっぱりランサーは幸運低いマンだったか、なんか色々とヴラドと似てるよねこの人。
セイバーとの決闘はなんかの賭け試合かひょっとすると普通に喧嘩してしまったのか……気になるな。


990 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/24(土) 20:45:57 YKqeYXGQ0
乙です。
優しいなジェイミー、これが何処かの魔術師絶対殺すマンなら…
いや止めておこう。いよいよマスターキーの出番か。

あとダナイデスさんは電脳癌にハッキングされそう。
ト●イガンのドミナみたいに吸収みたいな…


991 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/24(土) 22:29:02 YKqeYXGQ0
あ〜そうそう、シナリオ更新しておきました。お休みなさい。


992 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/25(日) 14:25:34 QKRndhBA0
次スレ立ったしとりあえず埋めへん?


993 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/25(日) 18:05:29 h2Zaizno0
まだ貼ってなかったのでとりあえず次スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/995/1445619810/l50


994 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/25(日) 20:03:28 vH46oecw0



995 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/25(日) 20:10:36 FaBHK89g0
例のバーサーカー、某英霊とあったら「A――urrrrrrッ!!」とか叫びそうで困る。
あと台所ウロウロしたり、食器やフライパンに異様に興味示したりと面倒そう。

アサシンは「生き物の匂いがしない」って嫌いそうだが、他のメンツはどう捉えるだろうか?


996 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/25(日) 23:53:57 Pp9b7ZeU0
セイバー→かつてこの目でも見た異物となった者に似ている
アーチャー→ろくでもない人生送ったんだなこいつ
ランサー→正しく生きた者の末路、自分と同じ類いの阿呆か
ライダー→やさしそうなお方
キャスター→こいつ愚かすぎワロタ


997 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/26(月) 19:42:27 PBFIIKMY0
うめめ


998 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/26(月) 19:49:09 fahtJc/60
うめとくか


999 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/26(月) 19:49:58 PBFIIKMY0
ID全部大文字とかいう稀有


1000 : 僕はね、名無しさんなんだ :2015/10/26(月) 20:13:35 16uH8lO20
1000なら、赤馬坂爆発ルート。


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