- 1 :名無しさん :2015/01/18(日) 18:21:05 ID:sg58Dwjs
- 小峰川・阿澄の自主トレに雪ノ下がついて行くお話
年齢の設定とかが本来と違ったりしますのでご了承を
- 2 :名無しさん :2015/01/18(日) 19:17:32 ID:sg58Dwjs
- 2015年1月、オフシーズンであるこの時期も多くの野球選手が日々鍛錬に励んでいる。
小峰川「さーやん、荷物持った?」 阿澄「持ちましたよー」 小峰川「大丈夫そうだね、よっしゃ行くかー」
自宅を離れ、沖縄の地に泊まり込んでいる小峰川と阿澄も自主トレの真っただ中であった。 ふたりは別球団に所属するいわば敵同士であったが、同じ女性選手という縁もあって、かねてから自主トレの約束をしていたのだ。
小峰川(あー、ほんとは浅尾さんと行きたかったなー)
目的の運動場へ向かいながら小峰川はそんなことを考えていた。
- 3 :名無しさん :2015/01/18(日) 19:34:40 ID:sg58Dwjs
- 阿澄「どうしましたー?」
小峰川「ああン?なんでもないよ」
隣を歩く阿澄の顔を見ながら、小峰川は考え事をしていた。
小峰川(さーやんも悪い子じゃないんだけど、ちょっと常識がなー。かといって譜久里さんと自主トレとか考えたくないし…)
女性選手という事情から、自ずと小峰川が行動を共にできる相手は限られる。 世間での知名度の高い小峰川は、新人時代に軽率な行動でスキャンダルを起こしたこともあって男性とのトレーニングは避けているのである。 もちろん、彼女が熱狂している中日の浅尾投手が相手ならば、話は別であろうが…。
小峰川(イッガと行くとあの爪剥ぎお化けも絶対ついてくるもんなー。 大体なんであいつらチームも違うのになんでいつも一緒にいるわけ? マジでデキてんの?)
小峰川の交友関係から言えば、同じ楽天で年代も近い譜久里が良い練習相手ではある。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 4 :名無しさん :2015/01/18(日) 19:46:32 ID:sg58Dwjs
- 「おーい!待つんだー!」
ウォームアップを始めようという段になって、大声でふたりを呼ぶ女性の声がした。 小峰川が振り向くと、後ろからとても背の高い、男性と見まごうような風体の麗人が追いかけてくるのが見える。
「あ、ユッキ、おはよー」 「ぜえぜえ、なんで私を置いて行くんだー?!」 「いや、あんた勝手についてきただけじゃん。集合時間まで起きてこないし」
「ひどいんだー!」と少し大げさに身振りをする大柄な女性…雪ノ下は、阿澄が自主トレをすると聞いて二人についてきたのである。 阿澄と雪ノ下は同じ関西在住ということもあってか親交があり、インタビューで軽口をたたき合ったりもする仲である。 それだけならば、小峰川としても何の問題もないのだが。
- 5 :名無しさん :2015/01/18(日) 22:26:26 ID:sg58Dwjs
- 「なんでわざわざさーやんと自主トレしに来るのよ。いるじゃん、大和とか」
「それはこっちのセリフなんだ!」 「あ、あのー。そろそろはじめませんか」
小峰川も雪ノ下に対して特別悪い感情を持っているわけではない。 ただ、同じように『美少女投手』などと持てはやされた時期があったこともあって、 負けたくないという気持ちからつい突っかかってしまうのだ。
――
「大体奈緒はコントロールが悪すぎなんだ!もう少しフォームを――」 「うるさいわね!あんたも人のこと言えないでしょ!」
投げ込みの途中、アドバイスという名の口論をする二人。 その隣で阿澄はひとり、ああでもない、こうでもないと試行しながら素振りをしていた。
- 6 :名無しさん :2015/01/18(日) 22:39:41 ID:sg58Dwjs
- それに気づいた小峰川が、阿澄に声を掛ける。
「さーやん、バッピやろうか?」 「あ、よろしくお願いします」 「さーやん、ぶつけられないように注意するんだ」 「うるさいそこ!」
そんなことを言いながら用意よくミットを装着し座る雪ノ下。 それを見て阿澄は、ああ、二人も本当は仲が良いんだなと安堵する。
――
それから何球か打つものの、阿澄の打球はなかなか前に飛ばない。
「んー、調子悪いんだ?」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 7 :名無しさん :2015/01/18(日) 23:00:20 ID:sg58Dwjs
- ――
一日目の自主トレを終えた三人はホテルに戻っていた。 夕食を取って自室に戻った小峰川は、スマートフォンで浅尾の動画を見たりしていたが、 そのうち喉が渇いたのでコンビニへふらりと出かけることにした。
「あ、ユッキ」
ちょうど雑誌棚の目立つ位置に、見覚えのある長身の女がいた。
「ん? 奈緒、偶然なんだ」 「立ち読みたぁ、行儀が悪いんじゃない?」 「おー怖い、元ヤンには言われたくないんだ」
雪ノ下はそんなふうにとぼけながら、自分の平らな胸をかばうような仕草を見せた。
- 8 :名無しさん :2015/01/18(日) 23:11:05 ID:sg58Dwjs
- 身長190センチを超える雪ノ下は、150センチ台前半の小峰川からは見上げるような形になる。
「あんたはさ…」 「?」 「背が高くていいよね」
目線を逸らし、柄にもなく儚げな表情でそんなことを言う小峰川に、雪ノ下は呆気に取られる。
「いきなりどうしたんだ?」 「…あんたは、才能ってどう思う?」 「いきなり何を…」 「あたしはさ…背が低いから、どうやってもアンタみたいな角度が出せないんだよね」
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