- 1 名前:トゥーコ 投稿日: 2007/07/01(日) 18:37:01
- 最初に、卑劣漢、悪玉、善玉の順で3人のガンマンの紹介が行われる。お尋ね者のトゥーコは、賞金稼ぎの襲撃を逃れる。エンジェルは、ある男の家を訪ね、隠された金貨の情報を聞き出そうとしたあとで、男とその息子を殺し、自分を雇った男も殺す。トゥーコが再び賞金稼ぎに襲われているときに、名無し(ブロンディー)が現れてトゥーコを奪い、保安官に突き出して賞金を受け取る。 トゥーコが絞首刑にされる瞬間、ブロンディーはロープを打ち抜いてトゥーコを救い出す。
ブロンディーとトゥーコはコンビを組んで同じ賞金詐欺を繰り返し、せしめた賞金を“公平に”分け合う。トゥーコにうんざりしたブロンディーは、トゥーコを砂漠に置き去りにして立ち去る。生き延びたトゥーコは盗んだ拳銃でブロンディーを脅し、砂漠を歩かせて死なせようとする。そこに南軍の兵士の死体を乗せた馬車が通りかかる。馬車には金貨を隠した墓地を知っている眼帯の男(ビル・カーソン)が乗っており、トゥーコは瀕死のビルから墓地の場所、ブロンディーは墓碑の名前を聞き出す。
墓地の場所を知っているトゥーコと墓碑の名前を知っているブロンディーは、再びコンビを組む。トゥーコはビルの 着ていた南軍の軍服と眼帯をまとい、死にそうなブロンディーにも南軍の軍服を着せ、聖職者である兄の病院に担ぎ込む。回復したブロンディーとトゥーコは南軍の馬車で出発するが、北軍に捕まり捕虜収容所に送られる。北軍の下士官となり収容所に潜り込んでいたエンジェルはビルの軍服を着ていたトゥーコを拷問にかけるが、ブロンディーが情報を持っていると知り、ブロンディーと手下を連れて金貨探しに出発する。収容所から移送される列車から脱走したトゥーコはブロンディーと合流し、二人はエンジェルの手下を撃ち殺すが、エンジェルは逃れる。
トゥーコとブロンディは南北両軍が橋を巡って争う戦場にたどり着き、捕まりそうになったトゥーコは咄嗟に北軍の志願兵を名乗る。延々と繰り返される殺戮に厭きた北軍大尉の願いもあり、2人は橋にダイナマイトを仕掛けて爆破する。その間際、お互いにトゥーコは墓地の場所(サッド・ヒルの墓地)、ブロンディーは墓碑の名前(アーチ・スタントン)を告げる。両軍が去ったあとで二人は川を渡るが、南軍側の陣地は死屍累々たる有様だった。トゥーコは隙をついて先駆けしようとするが、それを見越したブロンディの砲撃を受けてほうぼうの体で墓地にたどり着く。トゥーコは墓を見つけて素手で掘り返すが、ブロンディーが銃口を向け、シャベルを投げる。そこにエンジェルが現れ、ブロンディーにも銃口を向け、再びシャベルを投げる。
あばかれたアーチ・スタントンの墓には金貨はなかった。本当の隠し場所を知っているブロンディーは、三人による決闘を提案し、隠し場所の名前を書いた石を置く。 かくして、金貨を巡る3人の男の決闘が始まった…。
- 2 名前:トゥーコ 投稿日: 2007/07/02(月) 22:16:48
- 『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』 Il buono, il brutto, il cattivo (1966)
★★★★★ 奇想天外で息もつけない面白さを見せたセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウェスタン。『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』に続くクリント・イーストウッド主演のイタリア製西部劇第3弾だが、この路線での最高傑作だろう。
まず、「続・夕陽のガンマン (メイン・タイトル)」からして聴く者の耳をそばだたせずにはおかない。オカリナ、エレキギター、口笛、ジューズ・ハープ(口琴)、人声など様々な楽器を駆使してここで作り出されている特異な音響は、「モリコーネ・サウンド」と呼ばれるようになるもので、既存のアメリカの西部劇の音楽とは異質の、マカロニ・ウェスタンの音楽のお手本となった。中間部では南北戦争の進軍ラッパが幻のように交錯する。 また、北軍捕虜が南軍の楽しみのために演奏を強制される音楽が、場違いなほど美しく、いわゆる「異化効果」を発揮している。 橋の爆破シーンでは、進軍ラッパのモティーフを用いた幻想曲に仕立てていて、見事。 終盤近くでは、金の隠された墓石を求めてテュコ (イーライ・ウォラック) が広大な墓地を走り回るが、この場面の音楽「黄金の恍惚 (L'estasi dell'oro)」が、手に汗握る緊迫感をとてつもなくドラマティックに盛り上げ、思わず息が止まる。 続くジョー (イーストウッド) 、セテンサ (リー・バン・クリーフ) 、テュコの3者対決のシーンの音楽「(Il triello)」も素晴らしい。
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