- 1 :亀甲貞宗 :2017/03/13(月) 18:20:56
- 魔法刀剣にゃげん!!第2話!今回はにゃげん達が魔法界に行っちゃいます!!
- 15 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:25:15
- その寺子屋は膝丸が言った通り、大通りの突き当たりに建っていた。先ほどの歌仙の屋敷程ではないが、それに負けないほどの敷地面積で、庭よりも建物の方が多かった。
二人はその中を進んでいく。一度門の前で薬研が例のように声を張り上げたが、何度やっても返事はなく、だが門は来る者拒まずと開いていたので少しお邪魔して人を探す事にしたのだ。 だがいけどもいけども人の気配は無く、道場や小屋は見つけるが、その中には誰もおらず、ただ静かな空気が流れるばかりだった。たまにメジロや鶯の鳴き声が聞こえるが、その姿は見る事が出来ず、自分達以外の動きは無かった。 「なぁ、留守にしてるんじゃねぇのか?」 「そう…なのかも知れないな…」 二人は結構進んだ所でそう結論付けたが、最後にこの家屋だけ調べようと、敷地の一番奥の家屋に目を向けた。 「もう使われてねぇだろこれ」 「まぁ、可能性は…」 薬研の言う通り、その家屋には蜘蛛の巣が張っていて掃除もされていない様だった。特に何も無いだろうと気休め程度にその家屋を捜索しようと、つっかえ棒のしてある扉に手をかける。 ガタガタガタッ 「「!?」」 手をかけると同時に扉が音を立てた。その音に薬研と厚は驚き、一度その家屋から素早く手を離して引く。手を引いた後も扉はガタガタと内側から揺らされ動く。二人はホラー映画さながらの光景に少しの間呆然としていたが、我に返ると中に誰かいるんじゃないかと考えつき、ならばこのつっかえ棒を外そうと、恐る恐る外した。 ガラッ (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 16 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:25:55
- ボロボロの家屋から出てきたのは、所々煤や蜘蛛の巣を引っつけたうぐいす色の髪の青年だった。
青年は目の前の薬研と厚を見ると少し考えてある結論を導き出した。 「君らか、つっかえ棒をしたのは」 間違った結論を導き出した。 「いやいや違うぜ違います!!オレらはここの人を探して」 「正直に言っていいんだぞ?」 感謝される覚えはあれど責められる覚えはないと厚と薬研はその結論に動揺する。慌てて弁解しようとするが哀れみの含まれた目で見られた。 「違うって!!オレらは外しただけだって!!」 「膝丸の旦那に教えられてさっきここに来たんだ。俺っち達はあんたを閉じ込める理由も何も無いぞ?」 薬研の最もな答えに厚もそうだと頷き青年の反応を見る。青年も薬研の言葉にそれもそうだと思って再び考えた。 「…膝丸が…そうか、なるほどな」 再び考えた結果今度は正しい答えを導き出したようで、一人ごちながら青年は薬研達に向き直った。 「済まない、濡れ衣を着せてしまったな。まぁ茶でも飲んで水に流そう」 それは濡れ衣を着せられた自分達が言うものなのではと薬研達は思ったが青年の柔らかい雰囲気に圧されてそうしようと言い返すのを諦めてしまう。 「っと、こんな場所では茶も入れられんな。母屋に案内しよう」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 17 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:27:48
- 「はぁ、身にしみる……」
「オッサンみたいな事言うなよ。また湯が冷えた、かえてくれ」 「分かった分かった」 厚に言われて薬研は冷めてしまった椀の湯を温かい湯にかえる。それに入る手のひらサイズの厚はさながらゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじだった。 薬研が初めてこの姿の厚を見たのは魔法刀剣の契約をして、自宅に帰る時だった。魔法刀剣という危険?な事をすることになったとどう言えばいいか、思案している時に厚の隠し通せばいいんじゃないかの発言で、魔法刀剣であることを隠すことになったが、どうやって隠すのか問題になった時である。 刀剣は短刀なので鞄に隠すなり出来たが厚はそうもいかない。人でありどこかに隠せるはずもないと、もういっそ兄弟が増えたぞで、乗り切ろうとしていた時に隠れられるようにこうなったのだ。厚曰く、「なんかやったら出来た」との事。これならば薬研の制服の内ポケットに入り、やり過ごせたので、薬研の自宅や学校などでは大体この姿になっている。 「薬研ー、お椀が一個足りないんだけど知らなーい?」 「あぁー俺っちが割ったから捨てたぜー」 薬研の返答に「えぇー」と落胆の声が聞こえたが薬研は気にせず、風呂の湯を楽しんでいた。 「お前それでいいのか?」 「大丈夫だって、日常茶飯事だぜ」 薬研の対応は厚の方が不安になったが、当の本人はどこ吹く風で露ほどにも気に止めていない様子だった。 「明日何時に行くんだ?」 「学校が終わったらすぐに行こうと思う。茶菓子買ってな」 「何買うんだ?」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 18 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:29:08
- 「おぉ、来たか。早かったな」
「邪魔するぜ、つまらんものだが茶菓子だ」 そう言って薬研は先程買った茶菓子を鶯丸に渡す。 「これはこれは、ご丁寧に」 鶯丸はそれを受け取って茶を注ぐ。今回は昨日よりも渋みの少ないさっぱりした茶だった。 「まずは、基礎からだな。そこに教科書がある」 鶯丸に言われた方を見ると、紐で綴じられたそれなりに厚い冊子が二冊あり、その表紙には「魔法刀剣について」と大きく書かれていた。 「それと、机が押し入れの中にある。持ってこい」 言う通り、二人は押し入れから勉強用の机を出して並べる。そうして机の前に正座し、二人は鶯丸を真っ直ぐ見た。 「……………」 「……………」 「……………」 三人分の沈黙が続く。鶯丸は何も言わない。 「あの、始めないのか?」 厚が沈黙を破り鶯丸に問いかける。そこで茶を飲んでいた鶯丸は顔を上げて言った。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 19 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:29:48
- 色んなことを諦めて一ページ目からやる気のない教科書を読む事にした二人だが、読んでみると意外に役立つ情報が書いてあった。刀剣の種類による戦いやすい場所や時間、刀剣の効果的な使い方、敵の倒し方など実践的な内容から魔法刀剣の起源や精霊の事なども書かれていた。結構読み進めた所で教科書のある一文が目に留まった薬研は鶯丸に質問をする事にした。
「少しいいか?」 「いいぞ?」 「この、「精霊との契約は、魔法刀剣と精霊の練度が20になったら破棄することが出来、魔法刀剣は時間遡行をする必要が無くなり精霊も消える事は無くなる」って所なんだが」 薬研の質問に鶯丸は茶を啜ってから答える。 「まぁ文そのままの意味だ」 「いやそうじゃなくて」 薬研の困り声に鶯丸「ははは、冗談だ」と言って今度は真面目に答えた。 「魔法刀剣の中には願いを叶える必要もなく刀剣だけが欲しい者と、精霊の中には大精霊になる必要は無く現世に留まれたらいいと言う奴がいる。その利害の一致で契約をし、互いに練度が20になれば契約を切って別のものとして生きる事だ。そういうものは少なくない」 ここで言葉を一度切って茶を啜る。 「例に違わず俺も元は魔法刀剣だ。あとは、膝丸やその兄の髭切。それから、青江やその兄の数珠丸やら左文字兄弟と来の兄弟……まぁたくさんだ。精霊は、博多と後藤が有名だろう」 大半が知らない名で二人は混乱したが、必要なものとそう出ないものとを分けると、二人の中にはあった事のある人物の名前が残った。 「それと、精霊は練度が10になると自身の刀剣が出現し、戦えるようになる。そうなれば練度を上げるのも幾分か楽になるだろう」 鶯丸の言葉に薬研と厚は顔を見合わせた。自分達はここまでその事を知るために来たのだ。これまでの苦労が無駄ではなかった事に二人は歓喜した。 「そうかそうか、よかったな。大包平も喜びそうだ」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 20 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:30:36
- 巨人の脅威に怯えながら生きる人類に疑問を抱く少年、薬研は、この状況を打破するために調査兵団への入団を決意する。
次回、進撃の刀剣、200年後の君へ、お楽しみに!! (分かっていると思うけど嘘予告だよ!!)
- 21 :亀甲貞宗 :2017/03/28(火) 14:32:17
- 回を増す事に文章が適当になっていく……まぁともかく第3話の魔法刀剣にゃげんをお楽しみにー
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