- 1 名前:ダス・ライヒ 投稿日: 2013/10/10(木) 20:59:21
- 指定R−17までの自由課題の小説が投稿できる場所です。
R−18版の投稿はお控え下さい。
- 8 名前:ブレイズ 投稿日: 2013/10/18(金) 19:59:29
- 「あらぁ?意味が判らなかったかしらぁ?」
「…察するに“組織を壊滅させて欲しくなければ容疑者を引き渡せ"って取引でもしたか?」 「えぇ、その通り。連中、簡単に貴方の名前を出したわぁ」 「だろうな。どうせ傭兵は使い捨てだ。結局、銃弾みたいな存在だよ」 「良い例えねぇ。…まぁそれは良いとして…どうする?グアンタナモにぶち込まれたいかしらぁ?」 グアンタナモ−−正式名称はグアンタナモ湾収容キャンプ。アフガニスタン紛争、そしてイラク戦争中に逮捕されたテロリストの被疑者が収容されている場所だ。 「……是非とも遠慮したいのだがな。…まぁ結局は無理なんだろう?」 不快感を隠さずショウが眉間に縦皺を刻みつつ尋ねると、ジェーンは意外そうに片眉を上げた。 「あらぁ?それがお望みなのかしらぁ?仕事がしたくないのぉ?」 「…出来るならぶち込まれる前に俺を売りやがった連中をぶっ殺したいがな……契約違反をしやがった奴等に道理を教えてやりたいよ」 「結構。それなら話は早いわぁ」 「……なに?」 今度はショウが意外そうに片眉を跳ね上げた。 それを見たジェーンは苦笑すると足元へ置いていた革製のブリーフケースを机上へ置いた。 口を開き、中からファイルされた書類を引き抜くと机上を滑らせショウへ渡し、顎をしゃくり読むよう促す。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 9 名前:ブレイズ 投稿日: 2013/10/18(金) 21:32:25
- 「……まぁ良いわ。それで?」
脚を組み直した彼女は横目にショウを見遣った。 「まず何故、わざわざ傭兵を使う?そっちならUCAVでも使って爆撃すれば簡単に済む筈だろう」 UCAVとは無人攻撃機の事だ。倫理問題はさておき、一方的に目標を殺害出来る点では最高の手段だ。 「そうするとどうなるかしら?アメリカが関与している事が白日の下に晒されるわぁ」 「……だろうな。判っていた事だから良い。それと……これが一番の気になる質問だ」 「何かしら?」 ショウは目を細めつつ彼女と視線を交差させた。 「何故“俺"を雇う?」 「…質問の意味が判らないわねぇ」 「……自分の傷を弄くるのは趣味じゃないが……俺の評価は駄々下がりの状況だ。そんな傭兵を使うメリットが判らん…」 「…………」 自嘲的な台詞を吐くとショウはソファ席に深く沈み込み、タバコを銜える。どうやら火を点ける気にならないらしい。 「……一度の失敗が評価に響き、信用を失うのは知ってる。…だが…正直言って参る…」 「でしょうね……貴方の顔を見れば心境を察するわ」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 10 名前:ブレイズ 投稿日: 2013/10/19(土) 17:11:18
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−−銃声、砲声、爆発音、悲鳴、怒号。 それらは遠雷の如く響き、腹の底を揺さぶる。 「−−−−」 とある建物のとある室内。ガラスが割れた窓際から外の様子を伺う男がひとり。 反射光が起こらないようレンズに加工処理を施した双眼鏡を覗き、傍らにはSVD。獲物を待ち構える狙撃手(狩人)だ。
既に指定された標的は一人だけを残して殺害した。手口は狙撃、またはIED、それか捕縛してからの刺殺。 残りは一人だけだ。 「−−−−−」 眼を接眼レンズから離し、双眼鏡を腰のポーチへ仕舞う。 彼は壁へ立て掛けたSVDを取り銃把を握る。 銃口が外から見えないよう位置取りに気を配りつつ、ストックを右肩へ宛がう。 PSO-1スコープを覗けば、警護の兵士だろう一団に囲まれ、今にも離陸しそうなヘリに乗り込もうとする軍服姿の男が映る。
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- 11 名前:ブレイズ 投稿日: 2013/10/19(土) 18:44:13
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「−−−……んっ……」 0430時。1LDKの借りたアパートの一室で浅い眠りから覚醒した男が最初にした事は周囲の状況確認。 「………ふぅ…」 敵影、異常、そして自分が何処に居るかを再確認すると男−−ショウは深い溜息と共に背中を預けた壁へ凭れ掛かった。 片手には愛銃−−彼が言う所の“恋人"であるデザートイーグルが握られている。 つまり異常があれば直ぐ即応できるよう第六感とも言うべき気配察知の感覚だけを残し、そして反撃も出来るよう愛銃を握ったまま入眠したのだ。 彼にとってはなんら特別な事ではない。 性行為の事後以外でベッドへ横になる事は稀だ。 敵襲に備えて眠るのは、とっくの昔に慣れてしまっていた。 見る人間によっては、まるで睡眠自体を恐れているようにも取れるだろう。 実際、事後ですら眠りに落ちる事が出来ないのだ。 イビキを立てる事など論外だ。あまりの静けさに死んでいるのではないか、と思わず顔を近付ければ微かな寝息で生きている事が判る程度のモノだ。
彼は一度、自身の相棒に“疲れないか?"と尋ねられた事がある。それはそうだろう。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 12 名前:ブレイズ 投稿日: 2013/10/19(土) 20:10:51
- 「情報だと炭疽菌、天然痘、エボラ、タブン、ソマン、サリンの研究と開発が進められているそうよぉ」
「ほぅ…それはそれは…」 「警備の部隊もそれなりに駐屯。その書類にある通り、所在は標高2000m級の山の中腹」 「…しかし炭疽菌にタブン、そしてソマンか……イラク戦争を思い出す」 「あらぁ、知ってたの?これがイラクからのプレゼントだって」 彼女が漏らしたのはとんでもない情報だ。 記憶に新しいイラク戦争。 その開戦理由(米英の)は以下の通りだ。 ・イラクは大量破壊兵器の保有を過去公言し、かつ現在もその保有の可能性が世界の安保環境を脅かしている。 ・独裁者が国内でクルド人を弾圧するなど多くの圧政を行っている。 ・度重なる国連査察の妨害により、大量破壊兵器の廃棄確認が困難である。 ・度重なる査察妨害によって、湾岸戦争の停戦決議である国連安保理決議687が破られている。 ・国際連合安全保障理事会決議1154で「いかなる侵害も、イラクにとって最も重大な結果をもたらすであろう」という、湾岸戦争停戦協定破棄条件の決議、つまり最終警告がされていた。 ・決議1441では『最後の機会』が与えられたにもかかわらず、イラク側は査察に積極的な協力をしていない。 ・独裁者とアルカイダが協力関係にある可能性がある。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 13 名前:ブレイズ 投稿日: 2013/10/26(土) 22:40:11
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−−月が陰る深夜。 検問で歩哨に就いて居た兵士が近付いて来る一台のトラックの前へ立ちはだかった。 運転手は素直に制動を掛け、兵士の手前で停車させる。 「御苦労さん。身分証を」 「あぁ。…そっちも大変だな」 「どうって事ないさ……良し通って良いぞ」 「どうも」 身分証を受け取った運転手がギアを入れ、トラックをゆっくりと発進させる。 しばらく進むと他のトラックが並んでいる駐車場が見えた。 そこへトラックを進入させ、空いているスペースに納める。 すると幌に覆われた荷台から人影が転がり出た。
物影へ隠れた人影は深呼吸した後、目標−−このNBC兵器研究開発施設の本棟を目指し、慎重かつ素早い動きで移動を開始した−−
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- 14 名前:ダス・ライヒ 投稿日: 2014/07/15(火) 21:56:53
- なんか思い付いた新作を。
連載するかどうかは作者次第だけど。
西暦2350年。 第三次世界大戦終結並び地球連邦政府設立からおよそ300年が経った後、人類は太陽系外にまで進出し、銀河系の大半を占めるほどの生活圏を広げていた。 だが、人類は闘争を止めることは出来なかった。 辺境の星々の人々が連邦政府の腐敗と重税、差別に怒りを表し、惑星同盟を設立。 地球連邦に宣戦布告。遂に人類は闘争を再開した。
それから70年の月日が経った西暦2420年4月8日。 終わりの見えない戦争は膠着状態が続き、連邦と同盟の間で何度も停戦が行われてきたが、数ヶ月か数年の内にまた再開される。
連邦と同盟との戦争は続いているが、地球連邦領内の木星圏にて、連邦宇宙軍所属の第68艦隊から連絡が途絶すると言う事件が発生した。 貴重な艦隊戦力からの連絡が途絶えたことに重大な危機を感じた総参謀本部は艦隊の行方を調査するため部隊を派遣する。 総参謀本部と連邦軍総司令官は、同盟の新兵器の実戦投入と予想していたが、実体はそれらと異なる物だった・・・
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