- 1 名前:箱 投稿日: 2013/05/06(月) 02:17:07
- SS投下はこちらへお願いします。
名前欄の変更をお忘れなきよう
- 23 名前:南波 投稿日: 2014/05/12(月) 21:54:23
- 番手、行きます!
◆女体盛りの話 (アガメムノンとチバ)◆
中央政庁カスミガセキ・ジグラットには、オフィスや政庁だけではなく メガコーポ社員や公務員達が利用する飲食店舗も存在する。
談合や密会のために使われている飲食店舗の中でも、特に警備が厳重なVIP用飲食エリア。 何人ものクローンヤクザが入り口を警護する中、高級スシ・バーで食事をとるアガメムノンとチバの姿があった。
オーガニックヒノキの一枚板のテーブルを挟んで向かい合い、マグロやタマゴなどに舌鼓を打つ姿は、 一見、親子めいたものに見えるかもしれないが、二人の間にあるアトモスフィアはサツバツとしたものだった。
「ラオモト=サン、あまり箸が進んでおられないようですが」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 24 名前:南波 投稿日: 2014/05/12(月) 21:55:20
- ◆女体盛り2◆
味を思い出したのか、チバはやや不機嫌になった。 (((子供だと思って、味の良し悪しが分からないと思って、ナメられたんだ))) イライラと葉巻を探しはじめたチバにアガメムノンは語りかける。
「女体盛りというものは、味を重点する物ではないと思いますよ。 あれは、アトモスフィアとかオイランを鑑賞して楽しむ物であって、長時間オイランの上に置かれたサシミは不衛生に感じます、見た目は良くても口にするには、あまり気分が良いものではないと思いますが」 「それはアガメムノン=サンが、本物の女体盛り職人の作った物を食べた事がないからだ。 父上と一緒に食べたのは見た目も美しかったし、何より美味しかったぞ」
懐を探っていたチバは、入り口で警護をしているネヴァーモアに葉巻入れを持たせていた事を思い出し、舌打ちした。
「ほう、ではラオモト=サンがお父上と食べられた女体盛りは、どの様な物だったのですか?」 「どうって言われても………こう」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 25 名前:アスヒュじゃないヒヨコ 投稿日: 2014/05/14(水) 21:37:09
- 5番手でGozaru!張り切って行くでWasshoi!!!
◆タニグチ×ニスイ◆
そこに雨音以外のノイズは存在しない。重金属を含む冷たい雨は容赦なく体力を奪う。冷えきった指先を滴る雫は奪った体温を乗せたまま排水溝へと流れていく。鉄分を乗せた雨が流れていく。それを冷たい澄み切った目で無感情に眺めていた。BEEPサイレンを鳴らした。事態を報告する声は希薄な自我へと他人ごとのように響いている。その日、彼は父親を喪った。
そこにあるのは怒りの音楽だ。黒い箱に映し出される報道番組。今まで漠然と眺めていたそれに初めて意味が宿った。燃える感情が雑音だらけの思考を、自我を研ぎ澄ましていく。それは永いまどろみの中に、確かに彼の内に存在していたものだ。扉が開かれた。光が射した。血が沸き立つのを感じた。その日、彼は二人の父親を得た。
そこにあるのは、呼吸音だ。金属の四肢は冷たく、体温をゆっくりと奪っていく。だがそれは確かにそこにある。奪われた体温で四肢は少し熱を持っている様子だ。父さん。掠れた声が漏れる。父さん。父さん。息を吸って、吐いて、身体に血を巡らせる音が聴こえて。生きている。確かに生きている。聞き分けのない子供のようにがむしゃらに手を伸ばせば金属の四肢はそれに戸惑うように、ぎこちなく応えてくる。父さん。父さん。その日、彼は父を二度と喪わないと、決めた。
- 26 名前:鮪物 投稿日: 2014/05/15(木) 00:47:05
- アッハイ、期日までに投稿します。実際ギリギリです。
◆フィルギア×ガルーダ◆
ざりざりとノイズ混じりのラジオ放送は、DJの理性的な煽動を細々と捉えて垂れ流す。それらはまるでうめき声の様に時折酷く歪み耳障りだ。フィルギアは冷めた目で、目覚めた男を見下ろして、ふと、笑った。 「ヒヒ……オハヨ。良い夢、見れた?」 「…ぁ……」 正しくは唇をつり上げてみせただけで、そのサングラスの向こうの目はにこりともしてない。 その酷薄な笑みを、自分の手足を縛る鉄条網を、天上の曇天を見て、男は正しい思考が走らないニューロンをなんとか整えようとする。ニンジャ自律神経による平衡を求めても――男はニンジャだ――不必要な部分にばかり集中が向かってしまう。 「ダイジョブ?じゃないか。 昨日凄かったもんなァ、アンタ……そんなに痛くしなかったつもりなんだけど――手負いでもニンジャ縛るのって大変なんだぜ。」 と、鉄条網をフィルギアが指先で叩く。 「寝られるようにちょっとオマケしといたよ、ハッパは売り物だからさ……安物のザゼンでキマるぐらい飲むの、結構きつかったろ。 ヒヒ、どうした?ああ、お代はサービス。でも、アマクダリのこと喋ってもいいよ。」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 27 名前:トーテム・ゲイツ 投稿日: 2014/05/15(木) 01:15:06
- 俺は実際期日は守る主義だ
◆ヒュージシュリケン×アースクエイク◆
ネオサイタマの華々しいネオンが届かない部屋。闇夜の帳は影をも覆い隠すように広がっている。シックスゲイツのみに与えられた特別な部屋の、タタミにフートンすら引くことなく絡みあって何時間になるのか。 成せるのはニンジャ耐久力の賜物であるものの、流石にもう良いのではないかとアースクエイクは自らの太腿のあいに居るヒュージシュリケンに声を掛ける。 「まだか、ヒュージ」「まだだ、アース」 自らの相棒が凝り性なのは十二分に承知していた筈だが、ここまで粘着質だとは流石のアースクエイクも理解出来ていなかった。認識を改めなければなるまいと思いながらも、短い会話の中で縺れそうになった舌を巻く。 ヒュージシュリケンから齎される形容しがたい感覚がアースクエイクの知性を端から少しずつ溶かして行く。何故自分は抱かせて欲しいと云う要求に応えてしまったのだろうか、先程からそればかりを考えている。 ヒュージシュリケンが此方を見る目には、所謂、そう云ったことが含まれていると感じていた。実際、アースクエイクの、ヒュージシュリケン以前のパートナーにもこう云った嗜好を持つ者もいないでもなかった。 しかし、アースクエイクは常に抱く側で、今までにビッグニンジャクランのソウルを宿す前にも、抱きたいと云ってくるものは誰一人として居なかった。 そして、何より断ることが出来たにも関わらず、ヒュージシュリケンの妄言とも云えるその要望を、一時の気の迷いだったとしても、承知してしまったのはアースクエイクだ。 肌に柔らかく触れるだけから始まった其れは、熟練したニンジャのアースクエイクでさえ恐ろしくなる程の執拗さで余す所無く緩やかに暴き立てられる。 最早此れは愛撫など生易しいものではなく拷問に等しい。アースクエイクの鍛えられた腹筋へ厳かに唇を落とそうとしたヒュージシュリケンの髪を掴む。 何事かと云うヒュージシュリケンの顔も、情欲の色が酷く濃い。こんな顔をしていながら、まだ茶番を続ける気があるとは――と其処でアースクエイクは有る結論に達した。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 28 名前:にこ☆ごり 投稿日: 2014/05/15(木) 02:19:27
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するするとフスマが開き、しめやかに入室する灰色の人影。後ろ手に閉められた戸は廊下の明かりを遮断し、室内を暗闇で満たす。 歩む足取りは既に覚束なかったが、自分の空間に戻ってきた安堵からとうとうタタミに膝をつく。 「アイエ……」 か細く呻いたニンジャ、シャドウウィーヴは、つい今しがた湯殿から引き上げてきたばかりの身をフートンに横たえた。 丸一日分の蓄積した疲労が、全身にずしりとのしかかる。これ以上抱えていられるものではない。むしろ、ここまで力尽きなかったのが奇跡だ。 圧迫の息苦しさから少しでも逃れたい。のろのろと身をよじり、なんとか姿勢を仰向けにする。ふ、と息が漏れた。 室内灯も点けず、ぼんやりと掛け軸や文机の位置を確認する。壁には丸十字に切り抜かれた窓、その向こうに続くどろりとした曇天。 煌煌と月光を注ぎ込まれるよりよほどいい。そういった景色に心動かす余力はない。 コクーンめいて彼を覆う気だるさ。その感覚に身を任せればすぐにでも、意識は混濁し泥の沼へと落ちていっただろう。 しかし、未だ瞼はうっすらと開いて天井の一点を見つめる。ほとんど動かない唇で何かを呟く。ハイクだ。 「月影な/雲居に隠れ/夜半の……」 終わりは罵りの溜息に紛れて消えた。ファック。なんと女々しく、婉曲で軟弱な言い回しか。 ハイクに必要なのは、その瞬間の叙情を的確に捉えたストレートな言葉。古典を通り越して化石めいた作品など、手本にしても意味があるまい。 (((……ああ、マスター))) (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
- 29 名前:きみ 投稿日: 2014/05/16(金) 00:57:23
- ドーモ。ち、遅刻だ……。ゴメンナッシェ……。
『イン・アイズ・オブ・スネーク』 (オーバーウェルム×ガンダルヴァ)
神の園、その主神たる彼の性への異常な執着は、けして神などではない彼自身の崇拝ではないだろうかと、オーバーウェルムは思った。オーバーウェルム自身の信仰はない。彼は鍛え上げた自身のカラテ以外の何も信じてはいなかった。 「オーバーウェルム=サン」 少しのミーティングを終えて、立ち去るオーバーウェルムをガンダルヴァは呼び止めた。オーバーウェルムは持ち上げかけたヴェールを落とす。 「何だ」 この時間、オイラン達はいない。ガンダルヴァが二人きりのセントーに誘った理由を察しながらも、上手くかわしたと内心思った、その瞬間の声だった。 「何……いや、そなたはよい足首をしているな、と。そう思っただけだ」 「…………」 湯が張られているのは紗で仕切られたこの浴槽だけ。いつもより少し湯気が薄い中で、ガンダルヴァが自身の全身を舐め回すように見ていたことに、オーバーウェルムは当然気がついていた。 全身を値踏みしながら、なぜ足首なのか……。どうでもいい疑問を振り捨て、オーバーウェルムは定型文を口にした。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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