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加藤はよ書けや

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1 : 死ね(1) / 2 : 空想熱血指導(17)
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1 死ね (Res:1)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 1
1名無しさん :2019/10/20(日) 01:59:39
憎めしものに不幸あれ

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2 空想熱血指導 (Res:17)All First100 Last50 SubjectList ReLoad 2
1 名前:西山 投稿日: 2013/12/20(金) 00:00:01
 僕はインポである。





 「高校生は、人生でもっとも性欲が満ち溢れている時期だ!!!」とクラスメイトの磯貝は言う。それはおそらく彼自身の体験によるもので、たかか十数年を生きただけの彼が「人生でもっとも〜」という修飾語を使うのはどうかと思うが、それはともかく彼が毎日毎日オナニーに明け暮れていることは間違いなかった。
 これが人生のピークでないとしたら、彼はきっと死ぬと思う。というかなんでそんなことわざわざ言うんだ。
 磯貝の例は極端だが、周りのクラスメイトも同じようなもので、インターネットのない時代の先輩たちにはただただ頭が下がる(らしい)。インターネットはコツさえ分かれば簡単にポルノが手に入る(らしい)。昔は同じ量の画像を集めるのにどれだけ時間がかかっただろうか(らしい)。
 人生の三分の一は睡眠というフレーズがあるが、(僕を除く)僕らにとって毎日の三分の一は、おそらくオナニーだっただろう。
 
 まあとにかく、寝ても醒めてもオナニーの男子高校生の僕は、インポの僕はなぜインポだったのか。

11 名前:西山 投稿日: 2013/12/22(日) 21:43:57
「お前磯貝じゃないだろ。僕の知ってる磯貝は、年がら年中エロいことしか考えてない。だから勉強する時間が取れないとか言って成績は見るに耐えないし、単純に頭が悪いぞ」
「それは世を忍ぶ仮の姿だな」

そう言って磯貝、もといイソガイは僕の淡い期待を裏切ると、僕の頭についていた、ポ○モンの「がくしゅうそうち」みたいなヘッドセットを取り外す。

「俺もムライもEDDA日本支部のエージェントとして潜入していたんだ。年下のレベルに合わせて学校生活を送るのも苦労したぜ」
「私は最近来たんだけどね。彼が今まであの高校でサンプルデータを採集してたの」
「そうゆうこった。ああ、別に年上だからって敬語になる必要はないぞ。これまで通り接してくれればいいさ」
「これまで通りって……」

駄々っ子のように「わからないよ〜わからないよ〜」と叫びながら地面を転げまわりたい気分だ。

「まずEDDAって、何?」

なんとか質問を搾り出すと、イソガイはわざと難しい顔を作って説明し出した。
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12 名前:うへ 投稿日: 2013/12/23(月) 00:17:14
おはよう、今日も目覚めのよい朝だ。なあに、現実逃避しているだけさ、気にするな。



昨日はあの後、ひとしきり説明を聞いてから、家に帰してもらった。ムライさん曰く、「あなたは現実の女の子に対する意識が無さすぎると思うの、もっと意識を持ちなさい」とのことだった。
以前にも言ったと思うが、女の子に興味が持てないわけではない。ただ、チンコが反応しないので、昔磯貝が言っていた、「好きな子を近くに感じるだけで、勃起してしまうのが男ってもんさ」ってのがわからなかった。
磯貝といえば、昨日のイソガイは「まあ俺がサポートしてやるから安心しな、こう見えても経験豊富だから」と言っていた。何が経験豊富なのかよくわからないが、正直磯貝以外に話せる相手がいないのでこれはありがたい。


朝飯を食べにリビングに行くと、妹がパンを食べていた。

「あれ?お兄ちゃん、今日は珍しく早いんだね」

すぐさま時計を確認する。いつもより1時間近く早起きだった。昨日家に帰ってすぐ寝たせいか、早く目が覚めてしまったらしい。
ちなみにこいつは妹の涼子だ。リョッピーと呼ばれている。うちの家族は○○ッピーが好きなのか?
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13 名前:アナル 投稿日: 2013/12/23(月) 20:40:59
僕は確かにインポであるが、至って真面目だし毎日学校に行って授業は大きな取りこぼしなくちゃんと受ける。
それにテストでもそれなりの成績を取る。ちなみに得意教科は数学だ。


昨日色々と説明を受けたがやっぱり納得できないことがたくさんある。
学校への道中、磯貝に根掘り葉掘り尋ねようとしてみたが華麗にかわされてしまった。
インポを治すといっても何故僕なのか、ムライさんやイソガイは一体何者なのかそしてEDDAという組織についてももっと詳しく知りたかった。
それに少子化の対策の為などと言っているけど何故こんな回りくどい方法を取るのか、少し違和感を感じる。
なんにせよ謎があらたな謎を呼び、謎は深まるばかりであった。


学校へ着いて始業を待っていたが、その間ムライさんには会わなかった。
そういえばイソガイからふたつだけ聞き出せたことがあるのだが、まずひとつ、彼女は隣のクラスへ来た転校生らしい。
今どき転校生なんて珍しいし彼女は学校でも結構話題になっているのだとか。
僕は噂に疎いのでそんなこと全然知らなかった。ムライさんを見たのも昨日が始めてだし驚いた。
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14 名前:アナル 投稿日: 2013/12/23(月) 20:41:46
何事もなく昼休憩を迎えた。案の定授業には全く集中できなかった。
数学の授業では小テストがあったが後でくだらないミスを連発していることに気付いて頭を抱えた。
こんな状態じゃ勉強にも集中できないじゃないか、あの2人訴えてやるぞ。絶対に訴えてやる。
そんな決意をメラメラと燃やしていたがそういえばもう昼休憩であった。昼休憩に法廷まで出向く時間はない。
インポとは言えどお腹は減る。今日も例外ではなく胃袋がしきりに養分を要求していた。
僕は学校での食事は基本、学校にある食堂で摂る。
家では妹と祖母と僕の3人暮らしであり、いつも家の世話で迷惑をかけている祖母にこれ以上負担をかけるわけにはいかないと思い自分で何とかお金を捻出して昼は外食をしている。
今日も食堂へ行こう。ラーメンでも食べようかな。そう思い立ち教室を後にしようとしたその時だった。

「あ、鈴木くん!まだいた良かった!」

ムライさんだ。今日彼女を見るのはこれが初めてだった。また僕をどうにかしようと言うのだろうか。
今度はホイホイ着いていかないぞ。僕はいかのおすしを身につけている。
授業終わってまもなく、いつもの昼休憩の喧騒へと教室が移り変わる刹那あたりは静まり返っていた。
それ故クラスメイト全員がムライさんの声に反応し注目が完全に僕とムライさんへ注がれる。
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15 名前:西山 投稿日: 2013/12/23(月) 23:20:59
屋上はフィクションの世界ほどいいものではない。
まず僕は入学してからここに一度も入ったことがなかった。立ち入り禁止だからだ。安全上の問題とかあるんだろう。
ムライさんはえいやっと言ってドアを開けてたけど、カギを壊してまで屋上に来る必要があるんだろうか。
平面だからゴミは溜まるし、誰も掃除しないからなんとなく薄汚い。正直ここで弁当を食べるのは気が進まないのだけど……

「こっちに来てー」

ボケッと立ち尽くしていた僕をムライさんが呼ぶ。
ムライさんの声のする方向は――貯水槽の上からだった。
貯水槽には点検用のハシゴがついていて、そこにムライさんはつかまって手を振っていた。結構な高さがあるように見える。貯水槽はちゃんとメンテナンスがされているようで、そこだけ全然汚れていなかった。
やっと落ち着けそうだ。

「はい、これが鈴木くんのぶんね」

単刀直入彼女の弁当は普通においしかった。ほめるのに「普通に」という言葉を使うのは僕の警戒心の表れである。もっと薬とかなんとか、分かりやすく言えば例えばバイアグラが入っててもおかしくない。そういう話を彼女にすると考えすぎよ、と笑われた。
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16 名前:うへ 投稿日: 2013/12/28(土) 01:47:13
「な…な…なにを………」
僕はもちろん驚いた。唐突に異性の裸を見る日が来るなんて思いも寄らなかった。

ムライさんは裸のまま一歩一歩近づいてくる。いつの間に取り出したのか、手に栄養ドリンクらしき物を持っていた。
「これはね、独自に開発した興奮剤だよ。インポを治すことができるの。だけど効果は一時的なものだから、根本的な解決になっていないということで商品化は見送りになったんだけど…」
そう言いながら彼女はそのドリンクを口に入れた。そのまま僕に近づき、キスをした。

人生で二度目のキスであり、彼女との二度目のキスでもある。彼女の口から液体が流し込まれる。すっぱいようなからいような味がした。

彼女の唇が離れる。効果はすぐに現れるものなのだろうか、身体中が熱い。これが薬のせいなのか、それとも裸の村井さんとキスをしたせいなのかはハッキリしない。

村井さんは顔を赤らめながらこう言った。

「ふふ、さっそく効き目が出たみたいね」

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17 名前:アナル 投稿日: 2014/04/07(月) 22:22:22
鈴を転がすような声だった。声量の大きさも相まって耳がキーンとする。
その場にいた全員、つまり僕とムライさんが声の主の方を振り返る。

「まったく……」
呆れた、といったような素振りを見せながら僕たちの方に近づいてくる。
美少女だった。ムライさんにも負けず劣らず整った顔立ちをしている。
ただその整いすぎた顔立ちが、彼女にどこか冷たいオーラをまとわせているような感じがした。
顔だけではない、白磁のような肌、何より特徴的だったのは細工物のような金色の髪。どうやら日本人ではないようだ。
年は僕たちを同じぐらいだろうか、ただ僕たちと明らかに違う様相を呈していたのは彼女が纏っているのが白衣であるということだ。
まあ、僕たちと言っても僕はズボンを脱がされかけているしムライさんにいたっては全裸だ。
全員が三者三様にキチガイみたいな格好をしているのだが、ここは学校なので、一般論的に、ちゃんと制服を着ていないという点で僕らと違うということだ。


毎日これだけ突飛なことが起きているのだ、少々のことでは僕も驚かなくなってしまった。
またか、といった感じだ。明らかにこの場にそぐわない格好。
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