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復刊のお知らせ
1【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/04/08(水) 15:18:07 ID:???0
このスレッドは、個人的に希少価値が高いと思う古書の復刊を報告
するためのものです。博士やヤルダバオトさんをはじめ、もしなに
かお勧めの本が復刊していたら、このスレッドに書き込んでいただ
けると嬉しいです。

ちなみに早速ですが、復刊ドットコムにアドレス登録している私に
嬉しい復刊のお知らせがありました。ユング・コレクション『アイ
オーン』がついに復刊決定です!四月下旬発売ですって!古本屋の
高価格的な権威主義崩壊万歳!…でも当時より値段が若干上がって
る(^^;)。

コピーしたにはしたんですが訳注がなかったので図書館から借りて
るほかなかったわけですが、なんか、去年から『結合の神秘』の1
巻も復刊してますし、嬉しい傾向ですね。今から何とか節約して買
えればと思います。

あとは『ヘルメス文書』ですよ、なんとかこれも復刊してくれない
ものか…。図書館で見てきましたが、荒井センセー、やっぱり「俺
が俺が」っていう印象強すぎですわ…。確かに研究者としての仕事
への徹底振りはあるとしても…。
柴田の言うところは言ってるところが妙に説得力がありますね。仕
事の内容についてみる限りでは柴田の仕事によるところが大きいよ
うですし。これでは柴田が文句を言いたくなるのも無理からぬこと
だなと思いました。

3【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/04/13(月) 23:23:51 ID:???0
常に新しい情報を、ということでご報告いたします。ユングの『アイオ
ーン』ですが、発売日変更につき、発送可能日が変わったのことです。
遅れるのか?と思いきや、早まるとのことでした。下旬→中旬、っても
う中旬やがなw。

『結合の神秘①』はかつて訂正しなければならなかった点があからさま
に多かった(②についていた訂正表を見ても分かる)わけですが、復刊
したものは確認したところ全て訂正されていましたね。今回の『アイオ
ーン』にもなんかあったのだろうか。それとも林センセーの介入か何か
あったのか?(^^;)

4【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/04/18(土) 16:43:03 ID:???0
っていうか、『アイオーン』売り切れんのむっちゃ早っ!Σ(゜Д゜;)
もう在庫なしのすかんぴん状態w次に出るのが1〜2ヵ月後?(アマゾ
ンの場合)
チェック入れておいてよかった。それだけ待ちわびてた人が多かったと
いうことなんでしょうかねw。復刊ドットコムでは最終的に40票でした
けど、これがヘルメス文書とかになったらどうなることやらw。ノイマ
ンの『グレートマザー』とかも未だに復刊未定だしなぁ…。

5極東博士:2009/05/06(水) 22:03:53 ID:G6iz/z3k0
なんかネット上のほうが売れ行き早かったみたいです。
みんな地方から注文したのかな。
神保町なんか平積みになってましたけどね。
もっとも分厚い本なんで四、五冊で一山でした。
半値位になったら入手しようと思いつつ、\4800-の新古本があったので
衝動買いしてしまいましたよ。アイオーンw

6【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/05/07(木) 00:46:10 ID:???0
お、買われましたかw。って、衝動買いは私もです(^^;)
なんかよくわかりませんが、ユングの本、普通に巷の本屋でも置かれ
てましたよ。『心理学と錬金術』とか。ちなみに野田さんの訳は『自
我と無意識の関係』と『アイオーン』ですが、どっちも読みやすくて
いいですね。ところで『結合の神秘』を買ったときに帯についてたん
ですが、ユングって、『ツァラトゥストラ』に関する本三冊も出して
るんですか?全集とかにあるんだろうか。邦訳には出版されていませ
んけど。ホント目立つんですけど、ニーチェに批判的意識剥き出しに
しまくってますよね、彼。

7【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/05/27(水) 23:44:05 ID:???0
復刊ではありませんが、『アイオーン』も含めると、今年ってグノー
シスの関連本、現時点で既に三冊目でしょうかね。買ってません(と
いうかもうこれ以上は今月は素寒貧で無理w)が、ヨアンという人の
『霊魂離脱とグノーシス』とか、入門向けっぽい『グノーシス』なん
てタイトルの本が出てますね。

8【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/05/28(木) 00:14:03 ID:???0
失礼、最後の『グノーシス』というのはヨアンの著作じゃないっす。
『霊魂離脱(エクスタシス)とグノーシス』って、説明見る限りだと
ユダヤ神秘主義とかとも絡まっているようで面白そうですが、来月に
しますか。でも岩波って、確かに面白い本出すけど、高いうえに面白
いのに限って重版がなかなかかからない・・・。このあたりバーナウ
アーという人が、バタイユとフーコーと絡めてエクスタシーの思考と
言う論文を書いているんで、それと絡めてグノーシスでも関連付けて
みたいな。

9【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/08/04(火) 00:47:04 ID:???0
なんでこんなにユングが復刊されるのだろうか?また復刊情報です。ユングの『心
理学と宗教』が復刊するらしいです。これは『ヨブへの答え』も収録されているの
ですが、はて、内容的というか重要度的にはどうなんでしょうか。ずいぶん高くな
っての復刊ですが、これは当時発売されていた頃の物価と違うということなのか、
それともこういう書物は金持ちだけが買えるということなんでしょうかね。7000円
超えてます。もう少し手ごろな値段で売ってくれないかな、人文書院・・・。
それとみすず書房もいろいろと復刊してますが、『パラケルスス論』を復刊させな
いのだろうかとも思う。

10極東博士:2009/09/02(水) 22:47:26 ID:G6iz/z3k0
私なんぞは今日びこそヴィルヘルム・ライヒの思想的復活、
著書の覆刻を強く願っているのですが。

11【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/09/02(水) 23:24:12 ID:???0
ライヒは澁澤が自分の著書の中でかなり多く引用してますよね。でも翻訳自体はして
ないと。ちなみに何回か大学院説明会に行って知ったことですが、なんかバタイユが
流行っている傾向が少なからずあるようですよ(笑)。まあ『マダム・エドワルダ』
とか、エロティシズム文学の方についてが多いようですけど。
最近個人的に、バタイユで関心が高いのは「共同体」についてです。アセファル及び
社会学共同体の挫折からブランショとの出会いを経て、「友愛の共同体」とか「砂漠
の共同体」とかの思想を構築するわけですが、このあたりがジャン=リュック・ナン
シーによって取り上げられて『無為の共同体−哲学を問い直す分有の思考−』ってい
う本にバタイユ論が展開されているらしいです(ご存知だったらすみません)。それ
でもってそれに触発されて、ブランショがバタイユの共同体思想を、小振りな冊子で
ある『明かしえぬ共同体』に結実させたといわれてますね。後者は読んでいるところ
で、前者は買えてないですね。いずれもバタイユ研究家でもある西谷修が訳している
とのことで評判がいいようです。実際後者は私には読みやすいです(ちくまですがね…)。

12【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/09/27(日) 17:55:50 ID:???0
今更ですみません、ライヒといえば、ユングの『心理学と宗教』の訳者(村本詔司)
が、マイロン・シャラフって人の書いた『ヴィルヘルム・ライヒ−生涯と業績』って
本を訳出してますね。博士は神保町とか(じゃなくてもいいですが)でこれらの本見
ました?というか良書があったら余り意味がないかもしれませんが、復刊ドットコム
に要請しましょう(笑)。

14【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/10/03(土) 17:09:42 ID:???0
すいません、『深層心理学的錬金術研究 哲学の木』って復刊じゃなくて新刊でした。
復刊ドットコムからの連絡だったもので間違えてしまいました。そういえば聞いたこ
とないと思っていましたが・・・。白水社からも『ヘルメス叢書 錬金術・占星術・魔術
全7冊』なんてのが出ましたが、全部いきなりは高い・・・。ユングブームあるいは錬金
術ブーム再燃?一体何の影響なんでしょうかね?(笑)

15極東博士:2009/10/04(日) 22:13:16 ID:G6iz/z3k0
ヘルメス叢書って随分前の本ですよね。
実際のヘルメス文書とほとんど何の関係もなく、腹が立ったことを憶えてます。
少し前に朝日出版社の荒井、柴田両センセーによる元祖『ヘルメス文書』を入手したので、
白水社ごときのインチキ本に騙される心配はなくなりましたが。

16【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/10/04(日) 22:39:28 ID:???0
あらー、そんな酷い本なのですか…。これは嫌なことを蒸し返すようなことをしてし
まい失礼しました。私は見たことがなく、復刊ドットコムから復刊のお知らせみたい
なメールが来たので、どうなんだろって程度にしか考えてませんでしたけど(もちろ
ん高すぎるんで値段の面で買うつもりなんてなかったですけどね)。
ユングの『哲学の木』って新刊はどうなんでしょうかね。目次見た限りだと面白そう
でしたが。あんまり知らない人が訳されてました。

『ヘルメス文書』の入手はホントと羨ましい限りですよ。しかも1000円台で入手なさ
れたのでしたよね?。図書館で借りてきて期限が切れても予約が入っていないのでま
た借りなおすみたいなことを繰り返してますが、是非欲しい一冊です。訳注がすごい
ですよ。ネット上じゃどこ見ても10000円以上もするし・・・。

あんまり関係ないですが、錬金術といえばハガレンのコミックが最終章に突入してい
ると作者が言ってますけどもうすぐ終わるのでしょうかね。フラスコの中の小人(ホ
ムンクルス)がものすごく不気味で、アキハバラのホムンクルスとえらい違いだと思
いつつ、フラスコの中でしか生きられないというのを見て、その点では共通している
ことを色々連想してしまいましたよ(^^;)。

17極東博士:2009/10/18(日) 19:10:10 ID:G6iz/z3k0
ヘルメス文書入手したのはずいぶん前ですが、一年程前にその古書店が移転するとかで
店仕舞いしたままです。移転先も不明でもしかしたら、この不景気で……
J.B.ラッセルの悪魔4部作もここで入手したんですけどねえ。

18極東博士:2009/10/18(日) 19:16:47 ID:G6iz/z3k0
『アキハバラ電脳組』は富増章成『もっと哲学がわかる 神秘学入門』にも取り上げられてましたね。
くだけた調子の文章でありながら、非常によくまとめた面白い本です。
未読でしたら、推薦しておきます。

19極東博士:2009/10/18(日) 19:39:59 ID:G6iz/z3k0
あと、今更なんでしょうけど、平凡社の世界教養全集20/カート・セリグマン
『魔法−その歴史と正体』は澁澤龍彦にとっても最大の種本ですね。
翻訳も平田寛ですし、古書店でも300円程度でよく見かけますから、入手して
損はないと思います。もっとも定価350円ですけど(笑)

この本は後日、平凡社版で削除されたタロットカードや脚注を足して単行本として
上梓されました。これは一度だけ神保町の古書店で見つけたんですが、スルーしてしまいました。
今はベラボーなプレミアムがついてる!
カバラの概念はもとより、単語自体も11世紀以前には存在しなかった、など読み返すたびに
新たな発見があります。好著です。

20【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/10/18(日) 21:23:49 ID:???0
調べてみました。そのベラボーなプレミアムがついているって、人文書院の単行本版のことですか?
もしそうだとしたら、ネットのほうがやたら安いってことでしょうか?3000円台で売ってます(笑)。
アキハバラのことを取り扱っている本についても初耳ですね。購入考えてみようかな。
超人ネタがどんどんカオスな色合いを帯びてきた説明になってきていますが、ユング見るとクセジュ
の『錬金術』などでは物足りなさを覚えてしまいますね(笑)。
用語・同意語の多さ、それらの意味を咀嚼するのに大変ですが、何か変だと思ったら《スピリトゥス
・ムンディ》って、《アニマ・ムンディ》と同義語で、17世紀にはほとんど使われてないと・・・。
ユングの説明っていろんなところからごちゃごちゃと引用が多いですよね。『転移の心理学』の『薔
薇園』の解釈なんて、いきなり読もうとしてもぶっ飛んでいてわけが分からなかった(笑)。そのわ
けの分からなさが面白いですけどw。

23【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/11/01(日) 14:56:08 ID:???0
すみません、パラ読みしただけだったのでなんか勘違いしてたみたいです。
『心理学と宗教』は新共同訳 日本聖書協会の聖書を使っているらしいのです
が、私の持っている新共同訳の聖書の文体とはだいぶ違っているので…。55
年版のものと95年版のものじゃずいぶん違うのも当たり前か。『ソロモンの
智慧』と『シラ書』に限って近年のを使ったとか。一貫して近年のを使うのに
は何か不都合みたいなことがあったのでしょうかね?

24極東博士:2009/11/08(日) 21:43:40 ID:G6iz/z3k0
どの本だったか忘れてしまったのですが、<スピリトゥス・ムンディ>を「宇宙霊」、
<アニマ・ムンディ>を「世界魂」と区別して訳したものがありました。前者を単一の
存在、後者を複数の一体化した存在としていたような。
聖書の訳は個人的好みでしかないでしょうね。イスラム教のようにコーランはアラビア語
以外、認めないという徹底さのない、そのゆるさがキリスト教布教の原動力だったのでしょうが。

25【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/11/09(月) 00:04:56 ID:???0
でもコーラン、岩波文庫で邦訳ありますねw。大丈夫なんだろうか?(^^;)
私が引用した〈スピリトゥス・ムンディ〉と〈アニマ・ムンディ〉については『アイ
オーン』だったかな?〈世界精神〉と〈世界霊魂〉だと区別して書いてありましたが。
索引調べてもそれが載っていなかったりする(汗)。『心理学と錬金術』だと〈宇宙
の魂〉とかだったような。林センセーのは〈宇宙魂〉と書いて宇宙アニマでしたがw。
ちょっと最近ユングの著作の前に片付けなければならないことがあってなかなか確認
できませんが、読み直しておきます。でも読み直すと、その都度ネタがたくさんあふ
れだしてきちゃうんですよね…。

26【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/11/09(月) 23:25:49 ID:???0
あ、失礼、索引に載っていないというのは〈世界精神〉のほうです、はい(^^;)。

27【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/11/29(日) 05:06:43 ID:???0
『ラスコーの壁画』が「復刊」したのか?ラスコーの図版がたくさん載っている本。
図書館でみたことはありました。出口裕弘の訳で、晩年のバタイユの非常に分かり
やすい本の一冊ですね。ラスコーの壁画って、いまも一般人には公開禁止のままな
んでしょうか。芸術作品の劣化が著しくなっていったためとどこかで読んだ気が。
バタイユが生きていた頃は自由に入れたんでしょうね。古代文明シリーズでバタイ
ユがなんとしても取り上げたがっていたとか。『エロティシズム』にも『エロスの
涙』にもありますけどね。

28極東博士:2009/12/29(火) 18:11:12 ID:G6iz/z3k0
復刊ではないですが、エリファス・レヴィの『魔術の歴史』に重版がかかりました。
初版に3万円とかボッタクリ値段をつけていた悪徳古本屋はザマーミロですな。

29【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2009/12/30(水) 02:51:56 ID:???0
うはぁ、7000円すか。面白そうですけど今は手が出ませんです。これから使う費用
がでかいので。いつか買いたいですけど。

31【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2010/01/08(金) 11:02:50 ID:???0
博士、お元気ですか?年末年始も仕事三昧になってしまったのでしょうか。
手が出せないといいつつ、エリファス・レヴィ見かけて衝動買いしてしまいました…。
あんな面白い本、見たら次になくなるのはいつか分からないと思ってしまったもので。
しょっぱなから面白すぎますよこれw。良書過ぎますwww。

32極東博士:2010/01/10(日) 22:10:11 ID:G6iz/z3k0
この年末年始は曜日の並びが最悪でしたから、なにもできませんでした。
レヴィはこのサイト、最初の方で話題になったクリスチャン・カバラの
本家本元、家元、総本山ですから、これを読まないとキリスト教神秘主義を
語ることは不可能ですね。

33【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2010/01/16(土) 21:18:20 ID:???0
すみません。あの頃は、あの頃はぁ、ハレヴィとか筒井の入門書とか、学研の入門
書とか、しかも酷いところでは大沼とか(ry。笑いものでしかないですね、きっ
と(つД`)・゚・。・゚

一応、復刊ドットコムから数日前に入った広告があったので、お知らせします。
ユングの『赤の書』ですね。ひどいぼったくりです、37800円とかどんだけなんだよ
河合隼雄の息子、とか思いました。

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