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登場人物について語る【渚カヲル】- 1 :【管理人】アイオーン・アブラクサス★:2008/03/02(日) 00:15:23 ID:???0
- 以前好評だった「キャラについて語る」シリーズ第四弾です。
このスレは渚カヲルこと第拾七使徒タブリスについて語るスレとします。
カヲルに関しては鑑賞者を煙に巻くような台詞が多いだけに分かりにくいところもあるかと思いますが、カヲルについて語ることは、ありとあらゆる意味で、それだけ語る本人の地がでて面白いかもしれません(^^;)。
質問、持論、ご自由にどうぞ。例によって質問以外には基本的に異論を唱えたりいたしません。
なお、根拠ある分析及び感想以前の問題となるような荒らしや誹謗中傷などは厳禁です。その場合は即削除させていただきます。
- 2 :ソレックス:2008/03/02(日) 13:17:48 ID:oUmc6XOo0
- 「シトオワリ」から言葉遊びで名付けられた名前が、中々粋で面白い「自由意志」の使徒タブリスこと、渚カヲル。
ゼーレの意思に従うも、自らの考えに従うも、自由意志ならではの行動を取る事も可能だと。
アダムの子である使徒とリリスの子であるリリンは共に生きて行くことは出来ないが、シンジの事が好きだから自分は死んでも構わない。自分にとって、生と死は等価値だから。
シンジは死ぬべきではないと。カヲルの言う「生と死は等価値」と言うのは、肉体は滅んでも、心に生き続ける事が出来るからということだろう。
しかし、その事こそがシンジを傷つけることになってしまった。マンガではその事を、カヲルが死ぬ直前にシンジに確認させてしまった分、その傷はTVよりも深い物になってしまったと思う。
「リリンの希望は悲しみに満ちている」と言うセリフも、シンジの心を察して言ったものと思うし、自分が死ぬことで、もうエヴァに乗る事も無くなるであろうというシンジへの配慮もあったのかもしれないが、結果シンジは更に深く傷付くだけになってしまったので、ゼーレの思惑通りになってしまったのではないだろうか。
また、アダムの分身である弐号機の魂が眠っているから同化することも出来ると言った事から、アスカが弐号機にシンクロ出来なくなったのも、魂=キョウコが眠っていた為ではないかと思う。何故眠ってしまったかは…判りませんww
何かと、シンジとの絡みがなまめかしいように思えるのも、どう聞いても女の殺し文句でしかないためだと思うww
「好き」と言う言葉に免疫が無いシンジも頬を染めるなどするから問題だがww
ただ、どうしても「共に生きる」という選択肢は望めなかったのでしょうかねぇ。
- 3 :kazuhide:2008/06/30(月) 01:54:35 ID:pusTWbDMo
- まず、彼は死することを定められた存在であります。その意味では死は当然の結果であり、必然でもあります。
では、それらに抵抗するか? 否、そうしたとしても人類は滅ぶ。ただ、サードインパクトで一気に消えるか緩慢と滅びてゆくかの差はありますが。
結局のところ、彼は自らの背負う運命から逃げることができない、そもそもそれに意味がなかった。
では、自由意志の天使として何を選択したのか?
ここでポイントになるのが、ミサトの台詞「生きる意志を放棄して、見せ掛けの希望にすがった」という言葉。
生きる意志を放棄、とは、要するに死を受け入れるということである。しかし、それ自体はもともと定められているために重要となるのはあとの「見せ掛けの希望」という言葉。
彼はシンジに殺されることを望みました。無論、それはゼーレの目的でもありますが、それ以上に、彼はシンジに思い入れを持っています。
「僕は、君に逢うために生まれてきたのかもしれない・・」
ヒトであるシンジとシトであるカヲル、彼らはともにわかりあいました。そう、カヲルがすがった希望はシンジ自身にほかなりません。
シンジに神の座への道を明け渡すことを彼は自らの意思で選択した。
それは奇跡に近い可能性かもしれない。それでもたった一人の友達をこれからも生きさせるために、彼は自らの意思でいけにえの祭壇に登った。
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