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使徒の存在と行動
1キュア:2007/09/21(金) 00:07:01 ID:DliBOHA20
まず、使徒の発生なのですが、よくある説として、セカンドインパクトで
バラバラになったアダムから誕生したとする説がありますが、私はあまり
納得できません、その理由として弐号機と四号機の存在が上げられます
両機ともS2機関を持っていません、しかし使徒は持っていました
バラバラになったアダムの破片と、両機の元になったアダムの一部に
違いがあるとは思えません、よって使徒の「アダムの破片発生説」には
納得出来ないんですよね。
個人的には、最初からアダムと共に南極に(胎児状態で?)居たか
もしくは、何らかの状態ですでに地球到着と同時に、分散されていたと
思っていますが、どうなんでしょう?色々話を聞けたらなと思っています。

2【管理人】セラフィエル:2007/09/21(金) 01:27:29 ID:BLWlmbEA0
>>1 キュアさん
お久しぶりです。
その説は主にエヴァ2の機密情報に基づく考え方からきていますね。
この辺はS2機関とは何か、と言うことから始まるのですが、S2機関は果たしてどのようなものだったのか。
そもそも形として存在するのか。
それが存在する部位については、コアであるとか、それその者の肉体に同化しているとか、いろいろ考えられますので、一概なことはいえません。
ただ、私は、使徒の体内を「宇宙」と見ていることがあります。
このS2理論を下で記述したビッグバン理論とカバラの考え方の比較と照らし合わせて考えて見ましょう。
カバラにおける宇宙創造は、無から無限の創造エネルギーを生み出し、それを無限光にかえて我々ガ存在する物質的世界を含めた相対的な世界を生み出したとされます。
S2理論が永久機関なら、熱力学の定義を超えたものです。
ビッグバン理論のほうに照らし合わせると、宇宙は無から量子論的効果によって生まれ、真空の相転移によって、計り知れない爆発的なエネルギーが解放されたとされ、超高温の火の玉となり、ビッグバンがおこります。
そして無から始まった宇宙はそのあと粒子と反粒子と光を生み出しました。
粒子と反粒子は対消滅して光となり、光はまた粒子と反粒子の対生成を行います。
使徒の体内構造を想起してください。
使徒の体は、光のようなもので構成されている、という説明があります。
また、設定において、このような体内構造が自己再生能力も可能にしていると。
この粒子と反粒子の対消滅と、対生成の繰り返しを維持し続けるのが「力溢れる無」であるS2理論だとしたら、S2機関はこの能力を維持することに一役買っています。
エヴァも体内構造は同じだし、自己再生能力はあります。しかしそれにはヘイフリックの限界がありますように、有限です。
S2機関がないからです。
肉体を構成している者は同じ、問題はこの光と粒子と反粒子を永久に生み出すものがあるかないか。
ベークライトアダムから抽出してエヴァを作ったとしても、「エヴァシリーズに生まれいずるはずのないS2機関」と言っているあたり、意図してS2機関を搭載していなかった、あるいはゼーレが「絶対的存在を手にしてよいのは神だけだ」としているあたり、それを手にしてよいのはこれから神を殺して絶対的である「無」となる自分たちだけである、と解釈してみてはいかがでしょう?
あと、使徒の発生説については、極東博士殿が論考にしてくださいましたので、そちらを参照なさってみてはいかがでしょうか。
今夜は明日があるので、また後日追記したいと思います。

3【管理人】セラフィエル:2007/09/21(金) 01:45:38 ID:BLWlmbEA0
誤解を招かぬように追記しますが、熱力学が通用しない以上、熱力学を超えたもの、と言うのは、現時点においては架空のものでしかなく、極東博士殿が論考で仰っているように、私自身は熱力学自体を否定しているわけではないということだけは明記しておきたいと思います。

4キュア:2007/09/22(土) 00:42:05 ID:DliBOHA20
S2機関、これを科学的に説明しようとしても私には手に余りますので
極東博士殿やセラフィエルさんに、お任せしたいと思います。
でも丸投げっぽいので、一応私なりの考え方を説明しておきます。

「空気も水も食料も一切、摂取しなくても、現状通り動けるし
死なないし、歳も取らない状態を想像してください」以上説明終了(笑)


>意図してS2機関を搭載していなかった
うーんこれはさすがに、無いとおもいますよ、これでは四号機に搭載実験をして
失敗した意味合いも薄れますし、シャムシェルからとった「動力源らしき物」
のサンプルの意味も薄れてしまうような気がします。

>使徒の体は、光のようなもので構成されている
これについては、レイとカヲルご両人という、リリス及びアダムとの
ハイブリッド人間?が存在している以上、アダムとリリスについては
601(解析不能)ではないと、推測出来ます。
つまり、使徒の発生に関してアダムは、やはり関係ないのかなとも
思えますが、人類と違い、生命の実を持つ種族である使徒ですから
ある程度解析されたアダムから、解析不能の光のようなものに進化
しないとは言い切れませんし、難しいですね・・。
ここは私も、使徒の発生説については、極東博士殿に期待し待つことにします。


では次に行動原理に移りましょう、「ゼーレの目的」でも書きましたが

「既に生命の実を持っている使徒は、当然次は知恵の実を目指す」と思っています
つまり、最初からリリスを目指していると解釈しています。

では、また色々とご意見をよろしくお願いします。

5【管理人】セラフィエル:2007/09/22(土) 23:56:48 ID:BLWlmbEA0
>キュアさん
私はですね、S2機関を生命の実としてみた場合、うかつに生命の実に手を出すととんでもない危険が伴うと言うことを取り入れているのですよ。
生命の実がなる樹は、神が人間の手に渡らぬよう、「回転する炎の剣」と「智天使ケルビム」をおきました。
このケルビムというのが劇中で言う使徒に該当し、人間に害をなす化け物としての設定があります。
あと、回転する炎の剣ですが、これが結果的に、S2機関に手を出したことで被害をこうむったあの4号機消失事件やセカンドインパクトの罰であるとみなせば、S2機関は聖書上の生命の実と同じく、S2機関にうかつに手を出すととんでもない災害をこうむると照らし合わせています。
生命の樹の出現条件は、全ての使徒を倒すことで達せられます。
しかしその前に初号機がゼルエルを捕食して手に入れてしまいました。
これはですね、あの使徒がゼルエルである、ということで無理やりこじつけてますw
ゼルエルとはケルビエルとも呼ばれておりまして、これは生命の樹を守るケルビムたちの長官のようなものです。
伊達に最強の使徒の名を冠しているわけじゃないんですよね。
でもこれは、その力をさらに上回る初号機によってぶちのめされました。
長官にしてとてつもない力を振るうケルビエルが敗れ去るとき、それは結果的に生命の実への到達を許してしまうことになります。
それがそのままになったと捉えることも出来るでしょう。

>これについては、レイとカヲルご両人という、リリス及びアダムとの
>ハイブリッド人間?が存在している以上、アダムとリリスについては
>601(解析不能)ではないと、推測出来ます。

はて、果たしてそうでしょうか?
エヴァも解析不明な点は多々あり、エヴァの技術面の最高責任者である赤木リツコですら手に余るところがあるし、厳密にいったら未知数なところに気兼ねせずに使っているところもあるでしょう。

>では次に行動原理に移りましょう、「ゼーレの目的」でも書きましたが
>「既に生命の実を持っている使徒は、当然次は知恵の実を目指す」と思っています
>つまり、最初からリリスを目指していると解釈しています。

なるほど、最初からリリスを目指していた可能性はあると考えることは出来ます。
しかしその目的が、智恵の実を得ようとすることではないと思っています。
かつて第一始祖民族の話しでも話題になりましたが、第一始祖民族のもともとの設定と言うのは、エヴァ2にあるようなものとは違っていました。
最近知ったのですが、始祖民族とはそのものの意味が「アダム・カドモン」でもあるそうです。
「アダム・カドモン」は「始祖民族」を表すヘブライ語でもあると。
続きは後ほど。

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