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ネット依存病について語る- 1 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/20(木) 22:10 [ .q9SDNJI ]
- パソコンに向っていると、つい時間のたつのを忘れてしまうことはよくあることです。それが度を超して、依存症といっていい状態になっとしまう人もいるようです。いまのところ、本当はこういう病名はないのですが、一応ここでは2つをまとめて「パソコン/インターネット依存症」と呼ぶことにします。
なりやすい人は・・
孤独な傾向、退屈しやすい、内向的な性格、などの人がパソコン/インターネット依存になりやすいと言えます。それから当然ですが、仕事や勉強のためにどうしてもパソコンを使わざるを得ないという状況も、危険性を高めます。
ほかの病気の一症状のことも多いです
うつ病、強迫神経症(強迫性障害)、精神分裂病などの人が、パソコンやインターネットに病的にのめりこむことは割とよくあります。ですから、こういう場合の現実の治療としては、元の病気を治療するということになります。それからアルコールなど他の依存症の回復期に、パソコンやインターネットに依存することもあります。
結局は自己コントロールの問題です
依存症というのは、自己コントロールを失うほどのめりこむことをいいます。アルコールやコカインには、薬理作用として依存性がありますので、誰でも依存症になる可能性があります。パチンコなどのギャンブルは、アルコールなどとは違って、絶対的な依存性はないのですが、報酬を期待し続けることができる(「次は勝つかもしれない」、というようなことです)という意味で、心理的に依存する要素があります。パソコン/インターネット依存も、心理的なものです。パソコンやインターネットといったテクノロジーそのものの中に依存性があるわけではありません。依存しやすい性格や、自己コントロールの不十分さが大きな要因と言えるでしょう。
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- 2 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:08 [ sNvEI8dw ]
- ネット依存病とは、ネットが流行り出してから言われ始めたものです。
(当たり前でしたね)
パソコンから離れられない、パソコンが無いと不安でしょうがない、
掲示板などで何を言われているか気になってしょうがない…などですが、
日常生活に支障が出るということは結構知られた事です。
これは医学で云う疾病とは違い、すでに研究も始まっていますが
まだまだ決定的な治療法などは見つかっていません。
一応、心理学的疾病の範疇に入れてはいるものの、コレだ!!!という治療法が無く
通常の引きこもり、人間嫌い(現実の)、対人恐怖症、高所・閉所恐怖症などと
一緒にされています。
ネット上でも引きこもりやネット病について言及しているサイトはあるものの、
医療現場でも確立されていない疾病のため、いまいち歯切れが悪いです。
当サイトもIT分野の老舗として言及しなければいけない…と思っていましたが
何といいましても、当サイト作者である私自身がネット病と思われても仕方が無い
サイト作成・運営をしていますので、誤解を招くと大変ヤバイです。
さて、冗談は置いておきまして、ネットというのは一種麻Xのような魅力があります。
知らないうちにはまり込むのは、特に以下の要因が考えられます。
ネットに、つい、はまってしまう要因
- 3 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:09 [ sNvEI8dw ]
- ネットに、つい、はまってしまう要因
1、異性や仲間との出会いがある(要因影響大きい)
2、掲示板・チャットの交流が楽しい(いじめたり…もココにはいる)
3、知的好奇心・情報を得れる
4、自己主張が出来る(サイト作成・影響大きい)
5、買い物や販売が簡単に出来る(小さい)
とりあえず大きな要因は交流が出来て自己主張が出来る…というのです。
実はこの要因、ネットとして考えているので特殊に見えますが、
現実社会では、ごく当たり前の行動要因ですよね?
ネット依存病は特殊ではない
出会いのためのサークル、クラブ。交流は飲み会、知的好奇心はTVや本。
以前からあった人間本来の欲求のもの達です。
それがパソコン画面を前にして出来るわけですから、一般的に考えれば、
はまって当然というわけです。
他人から「病的にパソコンばっかりやっている」と指摘されても、
実は普通の行動なわけです。
ゆえにパソコン(ネット)にはまってしまうと現実社会が億劫になりますが、
言い換えれば「より便利なものを使うように進化した」わけで、
疾病とは何ら関係が有りません。
つまり、ネット病というのはナンセンスで、人間嫌い、強迫観念が原因の
「引きこもり」とも一線を画します。
しかし、このページで解説した「現実と夢が混同する」件と重なるのですが
ネットをやりすぎると同じ感じになってしまう場合があるようです。
これはヤバイです。
- 4 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:10 [ sNvEI8dw ]
「現実と夢が混同する」って何?
極端な話、”宇宙人と仲が良くなっている”とかの夢想癖がある方ですと
ドラッXをやった時点で本当にあっちの世界へ入ったまま戻ってきません。
これ、すごく症例があるようです。私の勤めていた医療機関でも…。
ネット世界でも”電波を流す”という人は多くいらっしゃいます。
別世界から電波を受けてそれを書き込むとか…まさに不思議な人の感じ。
でも、最近は定着してしまったようであまり「電波」とは言われなくなりましたが、
問題はその方の中で”ウソ”だったのが、何時の間にか”本当”になってしまう事です。
聞いたり見ている方は「本当みたいな迫力・迫真性」を受けますから、
注意が必要でしょう。
- 5 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:11 [ sNvEI8dw ]
- 治療を考えてみる
強迫観念、人間嫌いを根底とした「ウツ」、「引きこもり」を主にする精神疾患では
投薬治療が出来ます。神経内科ヘ行ってトランキライザー(精神安定剤)などを
貰ってくれば意外なほど良くなって行きます。
クスリが合わなかった場合はドンドン変えてもらうこと。これはポイントです。
市販薬は一般に広く効果を出すために弱いものが多いです。
専門的には「予防薬」という位置付けです。
病院で出すものはバッファリンなど予防薬も有りますが、基本的に「治療薬」です。
調剤薬局が出来る前は治療薬は病院以外では手に入らない規則でした。
強い薬ですから、ストレートな疾病に効きますが、すこし疾病がずれると
効かない事も多いわけです。市販薬のほうが良かったりする場合も多々あります。
話がずれましたが、心理学的、精神的な疾病は治療可能です。
しかし、ネット病は普段の現実社会の楽しさが詰まっているわけですから
(欲するものを)我慢させるのは基本的に難しいものです。
他に楽しい事を見つける?
- 6 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:12 [ sNvEI8dw ]
- 運動する?
恋人を作る?
ネットトラブルでイヤになる?
(これは数日はイヤになっても、結局帰ってくるもの。根本が解決になっていない。)
本当に難しいです。従いまして無理にパソコンから離れるのではなく、
徐々に現実社会のウェートを増やしていくのが1番です。
計画的にこの時間からこの時間までネット、この時間は絶対パソコンに触らない
…ということを徹底するしかないと考える学者は多いです。
一方、人間の3大欲望・食事・睡眠・生殖(食う寝るエッX)に関わるドXッグは
習慣性が無いものでさえも常用してしまいます。
ネットも人間的欲求を満たしているからこそ、離れるのは難しいはずです。
それを自覚した上で、メリハリあるネットライフを送る配慮をするのが第1歩でしょう。
ネットトラブルでイヤになるどころか好きになってしまう場合
- 7 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:13 [ sNvEI8dw ]
- ネットトラブルでイヤになるどころか好きになってしまう場合
ネットと現実社会の大きな差は、個人的な攻撃です。
普通の生活をしていれば、面と向かって「あまえはXX」とか言われる事はありません。
あっても陰口を又聞きする事ぐらいです。それでも大変憤慨するものでしょう。
しかし、ネットではストレートに言われることがあります。
普段言われた事が無かった方は、その初めて経験するショックでイヤになるでしょう。
ところが現実社会でもS&Mという倒錯した世界があります。
現実では味わえない経験ですから、逆にはまってしまうのでしょうね。
サX・マX系と自覚されている方は当然ですが、妙に2ちゃんXるにはまってしまう方は
少し距離を置いたりして自分をコントロールしてみるのも必要と思います。
- 8 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:58 [ sNvEI8dw ]
- http://human.kdn.ne.jp/
統合失調症の情報。家族や患者さんの掲示板が公開されています。
- 9 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/22(土) 22:45 [ .q9SDNJI ]
- 保健所
infme 全国自治体リンク
http://www.infme.net/md/knowledge/zenkoku/z001.cfm
全国の保健所には精神保健相談員が常駐してあらゆる相談と、医療機関の紹介を行っています。
また各保健所で名称は異なりますが、「精神科救護所」「精神科救急情報センター」「心の相談室」などの相談窓口を設置しています。
精神保健福祉センター
- 10 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/27(木) 22:11:15 [ .q9SDNJI ]
- http://search.sena-cos.com/
- 11 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/28(金) 23:12:10 [ .q9SDNJI ]
- 私は、刑事事件の容疑者が、精神障害者の場合、精神科の通院歴はおろか、心神喪失の可能性があることさえも、初期報道では絶対に避けるべきであると考えています。なぜなら、そもそも精神病の症状によって事件が引き起こされる可能性が稀であるだけでなく、取材時点の情報に不確定要因が大きいため、事件と精神病の症状と因果性が薄いのに、病気のせいであるかのような記事に陥る誤報の可能性や、精神病=犯罪という謝った偏見を助長する危険があるためです。
今回二つの記事を比較した場合、産経新聞の記事はおおいに問題を抱えており、報道機関としての力量をも疑わざるをえないと、私は感じました。
事件は、家庭内不和といった親子の感情的なもつれによる放火かもしれません。あるいは、病気の症状によるもの、たとえば、「自分が助かるために幻覚によって見える悪魔を焼き殺す」といった、突発的な行為によるものかもしれません。しかし、高い精度でそのどちらかを判断するのは、初期報道段階では不可能に近いものです。せめて、裁判で検察と弁護側との応酬によって多くの証拠が提出され、精神鑑定を経た後でないと、根拠の薄い判断になると思います。
しかも今回、まっさきに出頭してからの証言の様子(意味不明な言葉を発しているとの情報がない)、さらにそれ以上に、一時退院であるゆえ、症状が安定していることや、長期の断薬がありえないことが容易に推測できます。この2点から事件の動機は、限りなく、精神病の症状と無関係の可能性が高いように思われます。
それならば、精神病に対する偏見を助長するという、反社会的なリスクを犯してまで、病名を明かす必要が、私には何ら感じられません。また、病名を出しているだけに、産経紙は他紙よりもいっそう心神喪失の可能性を認識しているはずです。それなのに、被害者の世帯主の実名を出すことは、事実上容疑者の実名を明かしているのに等しい行為といえ、この点にも問題があるでしょう。一方の毎日新聞は、入院という事実に留まることで、病につきまとう生活苦や、感情的なもつれによる事件かもしれないということを暗に示しつつ、心神喪失であった場合の可能性をも考慮にいれて、よく考えられた記事であるといえます。
- 12 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2008/04/18(金) 22:08:18 [ EQtJypJY ]
- test
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