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癒しはドーパミンで
1 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/18(火) 22:05 [ .q9SDNJI ]
脳内で働いているいろいろな物質を調べる研究は生化学的研究とよばれ、医学の中ではさかんに行われてきた研究分野の一つです。統合失調症の脳内の物質の変化を探ろうと多くの研究が行われています。統合失調症では治療薬の作用を手がかりにして研究が行われてきました。統合失調症に対しては抗精神病薬とよばれる薬が有効であることは、先にお話ししました。この抗精神病薬が脳内でどのように働いているかを調べることは、動物を使っても研究できます。抗精神病薬が発明されてしばらくしてから、この薬物は神経伝達物質であるドーパミンの受容体(第1章の図を参照して下さい)を阻害する働きを持っていることがわかりました(とくにドーパミン受容体の中でも2型とよばれる受容体を遮断します)。つまり、ドーパミンが受容体に働いて次の神経細胞に情報を伝えるのを、抗精神病薬は遮断しているのです。このことから、逆に統合失調症ではドーパミンの機能が亢進しているのだろうと推測されました。これを統合失調症のドーパミン仮説といいます。

図5.ドーパミンの脳内の経路と
統合失調症での症状の関係


ところで、第1章の図でも示したように、ドーパミンにはいくつかの経路があります。この経路のうち、統合失調症の病態に関連しているのは、中脳辺縁系あるいは中脳皮質系とよばれる経路です。中脳辺縁系は腹側被蓋野とよばれる中脳の部位から大脳辺縁系に向かっています。この経路は統合失調症の幻覚や妄想に関連していると考えられています。一方、中脳皮質系は、同じ腹側被蓋野から前頭葉や側頭葉に向かっています。統合失調症の陰性症状(感情の平板化、会話内容の乏しいこと、自発性の低下や社会からの引きこもり)などに関係しているのはこの経路ではないかといわれています(図5)。黒質線条体経路は統合失調症の病態と直接の関係はないようです。ただし、この経路はパーキンソン病の病変部位です。従来からの抗精神病薬はドーパミン経路のすべてに働いてしまうため、黒質線条体の遮断によってパーキンソン病様の症状(筋肉のこわばりやふるえなどです。錐体外路症状ともいいます)が副作用として表れやすかったのです。
 覚せい剤やコカインを長期に服用すると、幻覚や妄想が表れることはよく知られています。どちらの薬物も脳内のドーパミンを増やし、ドーパミンの機能を過剰にする作用を持っているので、先ほどのドーパミン仮説にうまく合います。しかし、PETなどを用いて統合失調症の患者さんの脳内のドーパミン受容体を測定しても、かならずしも受容体が増えているとは限らないようです。この点については、実験を行う上での問題点の解決を含め、一層の研究が必要でしょう。

2 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/18(火) 22:06 [ .q9SDNJI ]
脳内の神経伝達物質の機能障害という点では、グルタミン酸とよばれる神経伝達物質の機能障害も、統合失調症の原因として考えられています。これは、フェンシクリジンとよばれる乱用薬を使用した人に、統合失調症と同じ症状が現れることから考えられました。フェンシクリジンはグルタミン酸の受容体のうち、NMDAとよばれる受容体の機能を阻害するので、NMDA受容体を介したグルタミン酸機能の低下が統合失調症の原因ではないかというのがグルタミン酸仮説です。ドーパミン仮説が主に統合失調症の陽性症状を説明するのに対し、このグルタミン仮説は統合失調症の陽性症状と陰性症状の両方を説明できるのが特徴です。ただし、この両者は相反する仮説ではなく、統合失調症の病態仮説についての2つの異なった切り口ととらえるべきでしょう。

3 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/18(火) 23:02 [ NUCl0In. ]
●「主の十字架cc脱退・脱出者の連絡ページ」は以下のURLです
  皆様のご協力をお願いいたします
  http://www.h5.dion.ne.jp/%7Ej.1/exodostop.htm
●シオン教会(千葉県柏市)
http://www.geocities.jp/tlccczion/
●多摩市 ライフギビングウォータークリスチャンフェローシップ
http://www5e.biglobe.ne.jp/~gideon/index.htm
●町田グレースチャーチ
http://homepage3.nifty.com/machida-church/machida/index.html
●横浜プレイズチャペル
http://www.geocities.jp/tdavid1225/
● ゴスペルジョイ横須賀教会・ゴスペルジョイ横浜教会
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/gospel-joy/
●和歌山(移動中)ヨコスカ・クリスチャンフェローシップ 
http://www.geocities.jp/suka_c_fell/index.html
●四日市 緑の牧場グレースクリスチャンフェローシップ
http://members8.tsukaeru.net/zion/
●京都グローリーチャーチ
http://www4.ocn.ne.jp/~uzumasa/
●神戸西教会
http://tlccc-kobenishi.web.infoseek.co.jp/index.html
●福岡県 小倉福音センター
http://www.h5.dion.ne.jp/~j.1/index.html
関連サイト
TLCCCの真実 
http://homepage3.nifty.com/nathan/index.htm
一匹のひつじ「隠れたカルト」に苦しむ方々へ

主の十字架の 元牧師婦人の手記です。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~okama/
http://www.geocities.jp/tdavid1225/omou

4 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/19(水) 22:42 [ .q9SDNJI ]
体の病気であれ、心の病気であれ、どんなに適切な治療をしても治りにくいものがあります。病院を変えるかどうかは、「よくなる、よくならない」よりも、「その病気を専門にしている医師の治療を受けているかどうか」によると思います。不安神経症を専門にしているのは精神科医ですから、以下のように考えて下さればよいでしょう。

まず、現在かかっている医師が内科医など精神科以外の医師であれば、一度、精神科医の診察を受けることをお勧めします。精神面の症状をきちんと現在の先生に話して、精神科を受診したいことを伝えて下さい。できるだけこれまでのんでいた薬などについて紹介状をもらってきて下さい。紹介状があると、その後の治療に役立つだけでなく、大学病院などでは事務的な手続きも円滑に運びます。

 その先生がどの程度精神科を専門としているかわからないし、病院を変わりたいとも言い出しにくいことは少なくないと思います。一方、「一度、大学病院や総合病院でみてもらいたい」と話したら、意外とすんなりことが進んで、紹介状をもらえたという話もよく耳にします。医師の方も「精神科受診を勧めたかったが、勧めるのも悪いような気がしていた」ということも多いようです。もしどうしても言い出しにくければ、紹介状はなくても、とりあえず別の病院の精神科を受診していただくのがよいでしょう。これまでの経過や治療内容をうかがえば、現在の医師が精神科の専門家かどうかはだいたいわかりますので、引き続き現在の医師にみてもらうのがよいか、病院を変わるのがよいかアドバイスできると思います。

現在かかっている医師が精神科医であれば、例えば入院が必要である、特殊な検査が必要である、などの理由でその医師が別の病院に行くことを勧めない限り、患者さんの方から病院を変える必要はないことが多いようです。ただどうしても心配であれば、別の病院で話を聞くのもよいでしょう。もしちがう治療方針の説明を受けたとすれば、どちらで治療を続けるかを考えてよいと思います。

医師とはちがいますが、現在、サイコロジストやカウンセラーの治療を受けているという方がいます。もし症状がよくならず、かつ、もしこれまで一度も精神科医の診察を受けたことがないようであれば、一度精神科医を受診しておいた方がよいと思います。

「病院を変える」ことはそれまで続けてきた治療が中断することですから、適切でない場合、マイナス面の方が大きくなります。症状がよくならないと、ついつい新しい医師は違う治療をしてくれるのではないかと期待しがちですが、プラスとマイナスを慎重に考えて欲しいところです。

それと精神科での治療特有の問題として、治療で心の問題を見つめるような面接が進んでくると、患者さん自身が「考えたくないこともしっかり考えて、心の問題を越えていかなければならないような苦しい状況」を通る必要が出てくることがあります。このような時期には「あの先生にかかってもつらいだけだから病院を変えたい」と考えがちですが、実は治療上、最も重要な時期なのです。病院を変えることを希望して来られた患者さんから詳しくお話をうかがうと、現在の精神科医の治療がこういう局面にさしかかっていると考えられることも少なくありません。この場合、この時期に病院を変えることはそれまでの治療を台無しにしてしまう可能性があります。 以上。

5 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/20(木) 21:19 [ .q9SDNJI ]
分裂病患者への対応で大切なポイントとして,話を具体的,断定的に,かつ繰り返す必要があることが強調されてきた。反対に,話が抽象的で曖昧,どっちともとれるなどのメッセージには分裂病患者は非常に弱い。イエス・ノーをはっきり伝えることを原則とする。診療場面では,「ちょっと悪いから」とか「大したことはないが薬でも飲んでみたら」といった表現はいけない。はっきり病気であることを告げ,治療を勧めるといった自信を持った態度が大事。日常生活に関する指示も具体的に行い,重要なことで迷いだしたときは適切な介入を要する。家族も迷っていることが多いので,主治医が第三者的立場から意見を述べ家族に決定してもらうが,その際,家族や本人の本音がどの当りにあるか,その本音と主治医の意見が一致するかなどの「読み」が必要となる。いま一つの繰り返し働きかけるということについては,実際の診療場面では,ある程度相手が納得がいくように話さなければならない。時間もかかるし受け入れられないこともあるが,こちら側の考えを繰り返し明確に伝えることである。その上でどうしても治療者と患者の意見が会わないときは,一旦相手の考えに基づいて行動してもらい,失敗してからこちらのやり方を受け入れてもらうことになる。具体的・断定的・繰り返しという戦略は,最近では,生活技能訓練といわれる治療でも重要なポイントになっている。

<No.86 放送日93/04/19 日精協誌93年6月号掲載>

6 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:02 [ sNvEI8dw ]
問題点7:家族の対応に関するマニュアルが病院等に無い
    詳しくは下記の本をご参照ください。
    私のホームページ「よくある質問」のコーナーも参照されると光栄です。

    岩波新書「精神病」212〜217ページ

    1)悲観論にひきずられないでください
    2)ご自分が長生きして下さい
    3)自分たちを責めすぎないで下さい
    4)自分たちの疲れをお忘れなく
    5)遺伝をこわがりすぎないでください
    6)偏見の影におびえすぎないでください
    7)かつて幼児として親に喜びを与えてくれた時代をお忘れなく
    8)人生の一大事業かも
    9)福祉のいっそうの充実を味方にして下さい
    10)彼らの心理に少しばかりの理解を
    11)医者を変えないほうが良いのでは
    12)相談相手をお持ちになっては

7 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:05 [ sNvEI8dw ]
1.「精神科学:日本医事新報社」1991
http://www.ahs.kitasato-u.ac.jp:8080/docs/qrs/psy/

2.「図解 精神病マニュアル」雀部俊毅 同文書院 1997 
   プロのライターによるマニュアル。FAQなど整理されていて一般人の関心にマッチする

3.「誰にでもできる精神科リハビリテーション」野田文隆 星和書房 1995/10 
   東京武蔵野病院が試行錯誤の上で作ったマニュアル。ドーパミン仮説に基づく服薬指導、
   医療チームによるアパート探しや危機介入を含む社会復帰プログラム

4.「分裂病を耕す」星野弘 星和書店 1996/10 
 ”精神科治療学”の連載論文。26年間治療医として工夫を続けた末の、患者の人間的尊厳の
 重視と、細かい気配りあってこそ薬は効果をもたらすという、症例に基づく主張は心を打つ
 明確な治療観なしに退院を勧める昨今の動きに警鐘も鳴らしている

5.「私の分裂病観」中沢洋一編 金剛出版 1995/12
   大学の教授が名前をつらねる学会誌の解説記事みたいな本
   ドーパミン仮説等に対する専門家の裏付けを見たくて購入。裏付け不能と理解した(笑)

6.「精神分裂病のなおし方」田島昭 近代文芸社 1997/9
   さまざまな症例は一気に読めるが、論理の飛躍多く、今ひとつ主張がしっくりしない
   分裂病をもたらすのが、両親や夫などのエゴとの衝突というのは単純な事実として、
   分裂病予防法を設けよとか、あらゆる専門家で考えよとか。熱意のみ伝わる?

7.「精神病はなおる」塩入円祐 NOVA出版 1985/4
   最初に妻が購入した本。保険外診療3ヶ月でなおしてみせるという主張にすがりたくなる
   軽快後のリハビリ施設を別に設けた点ではパイオニア的であろう
   しかし、治療には電気ショック療法が用いられており、いまや裏街道の治療法
   筆者がこの治療法に信念を抱いていたことが伝わり、悲しくすらなる

8.「続精神病はなおる」塩入円祐 NOVA出版 1986/12

8 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/21(金) 20:48 [ sNvEI8dw ]

1)抗精神病薬に悪性症候群と呼ばれる死亡事故を含む副作用が稀にある
註:筋強剛、高体温、自律神経障害、意識レベルの変動に特徴付けられる
このような症状での増量は危険であり、1カ月くらいで死亡に至る例があります。(この一文は地上の旅人による補足)
2)抗精神病薬に錐体外路障害(註参照)というQOL(生活の質)低下をもたらす副作用が頻繁にあり、病気の症状とも重なる為分別が難しい
註1:パーキンソン症候群:運動減退、筋強剛、振戦(手指のふるえ)を主症状とする
註2:急性ジストニア:主に首の筋肉が持続的に収縮する不随意運動で異常な姿勢の原因となる
註3:ジスキネジア:口や顔面に多発する異常不随意運動
註4:アカシジア:身体のあちこちを動かさずにはいられない不快な感覚
3)錐体外路障害の予防措置として抗パーキンソン薬の投与が行われるが、自律神経系の副作用がある
註1:パーキンソン症候群の対処の第一選択肢は非定型精神病薬の適用であり、それが出来ない場合に減量もしくは抗コリン薬を使うべき
註2:末梢神経の副作用に口渇、かすみ目、便秘、頻脈、排尿困難、認知機能障害などがある
註3:中枢神経の副作用に熱射病、低体温、記憶障害、認知障害、錯乱、せん妄、傾眠、幻覚などがある
4)上記の副作用により服薬の合意が失われることは、1年以内の再発危険度を服薬継続時の20%前後から70%以上に押し上げるため

副作用情報の最も詳細な記述は添付書類と呼ばれるものであり、以下のページで検索できます。
ただし、この情報は医薬品会社の責任を医師や薬剤師と分担する意義を持つものですから、医師との会話の上で利用すべきものです。
特に「禁忌事項」にあたるような肝臓や腎臓の病気が無いかぎり、心配しすぎは無効です。

医薬品情報提供システム


急性期を過ぎると、意欲減退などの鎮静、性機能障害、体重増加も副作用としてQOLを低下させます。
医師から軽視されがちなこれらの副作用も、本人の価値観によっては深刻なものであり、服薬合意を失わせます。

長期の服薬継続がQOL維持に望ましいこの病気にあって、減薬や副作用軽減は切実な望みです。
ましてや、急性期に水薬などの不合意の服薬があれば、なおさら説得は難しいでしょうが、あくまでも本人の協力が
最終的には必要になるものと考えます。理想論だけでは全ての場合に対処できませんが、より良いQOLの確保、
より希望のある未来のためにこのページを改善していきたく思います。

9 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/22(土) 12:49 [ .q9SDNJI ]
、今のところ(11月中旬)の結果である。大雑把な数だけでいえば、6割の人にはポジティブな効果がえられ、残りにはさしたる変化は見られない。おもに慢性分裂病患者が中心の入院例においては、目に見えた効果で最たるものは、精神症状にたいするものではなく、いわゆる「遅発性ジスキネジア」にたいするものである。かなり強くこれが現われている人の7割近くは、これの消失、そこまで行かなくともかなり目立たなくなる効果が得られた。ほかの効果で目立つものは、向精神病薬副作用が強く現われるようになることで、実に40%近くの人が「眠い」「よだれが出るようになった」などの訴えをしたため、結果として向精神病薬の減量をする必要がでた。もちろんそれで精神症状の悪化が見られることはなく、むしろ全体に行動が活発になり、いわゆる分裂病の陰性症状といわれる意欲減退、感情抑制が改善された。

比較的発病から日の浅い例が多い外来群においては、もっと効果は顕著だった。分裂病群では入院例と同じように眠気、流涎などの向精神病薬の副作用が増強した例が多く、一般向精神病薬の減量が必要になった。家族内での暴力問題を抱えている例で、「急に穏やかになったのでビックリしている」という家族からの評価が得られた例もある(もちろんすべてではない)。とくに、向精神病薬で強い副作用が出るため、大量の抗パーキンソン剤を併用してもなお少量投与しかできず、幻覚妄想が遷延している例で、幻覚症状の消失と意欲の著名な改善がEPAの添加だけで得られたのは少々こちらも驚いた。ほとんど向精神病薬も中止して、なお程々の安定を得ているのをみていると、どうも診断を誤っていたのではないか、と思ってしまうのがこの業界歴の長い人間の悲しさである。

そのほか、うつ病、そううつ病群、および老人性痴呆群に対しては残念ながらほとんど目立った効果は確認できなかった。むしろ、躁状態が幾分かあおられたのではないかと思われる例があったが、中止しなければならないほどではなかった。ただし、遅発性ジスキネジア出現例に対しては、分裂病群と同じ程度の効果はみられ、かなり感謝される結果となった。昔から、これに対してビタミンEニコチン酸複合体(ユベラね)を使うというのはあったので、似たようなものといえないこともない。

なお、少数の躁状態例での行動の部分的活発化をのぞけば、不利な副作用は見当たらなかった。本来の効能である、コレステロール値、中性脂肪値の低下と言うのが「副作用」といえないこともないのだが。

以上から、保険診療の枠組みなんてけち臭いこといわずに、大規模な治験を行って効果を確認すべきだと強く思う。たとえ一割足らずの確率であっても、症状がほぼ消失した例もある。副作用と付き合うことが運命であった分裂病の薬物治療において、せいぜいイワシ臭いゲップがでるぐらいが気になる点、というような治療が可能になれば、もっと被治療者側の受け入れもよくなるだろう。もうちょっと観察期間をおいて、若手の名前でも借りて適当な学会の地方会に出すぐらいのことはするかもしれないが、こういうところで公表したほうが実際の影響は大きいかもしれませんな。

それともう一つ、この薬には特筆すべき効果があり、これは精神科薬物医療の枠を大きく踏み出すものだ。それは何かといえば、かなり大まかに言うなら、「肥満体の人には減量効果がえられ、痩せが目立つ人には増量効果がある」というえらく都合のいいものだ。分裂病群の人は、病状が安定するとデブになってしまう人が多いのだが、そういう人はこの2ヶ月だけで1〜2Kgの減量がえられ、ガリガリ系の人は逆に同じ程度の増量が見られたのである。計量そのものがかなりいい加減なので、もっと期間をおかないとちゃんとしたことはいえないけれども。

10 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/22(土) 22:38 [ .q9SDNJI ]
保健所
infme 全国自治体リンク
http://www.infme.net/md/knowledge/zenkoku/z001.cfm
全国の保健所には精神保健相談員が常駐してあらゆる相談と、医療機関の紹介を行っています。
また各保健所で名称は異なりますが、「精神科救護所」「精神科救急情報センター」「心の相談室」などの相談窓口を設置しています。
精神保健福祉センター

11 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/23(日) 21:05 [ .q9SDNJI ]
http://scar.mods.jp/lulu/bbs/read.cgi?bbs=mental&key=1089326671

12 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/26(水) 21:56:02 [ .q9SDNJI ]
セルフヘルプ・グループ みつば会 http://www11.ocn.ne.jp/~mituba/

13 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/27(木) 21:50:54 [ .q9SDNJI ]
http://www.iyashi.biz/

14 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/27(木) 23:16:40 [ .q9SDNJI ]
  平成13年3月19日、クレイグ・ベンターさんが来日しました。あの人ゲノムの解読を果たした、アメリカのセレラ・ジェノミックスという会社の社長さんです。実は、人ゲノムの解読は、アメリカ・ヨーロッパ・日本などの大学等の研究機関で分担して解読が進められていたのですが、セレラ・ジェノミックスがいち早く全人ゲノムを解読してしまったのです。

人ゲノムとは、遺伝子を決定する塩基の配列のことです。この人ゲノムが「遺伝子」をかたち作っています。遺伝子の欠陥は細胞の構造や機能を損ない、その結果として病気が現れます。
 遺伝子疾患はすでに多数が知られています。また高血圧などの生活習慣病や癌、そして神経難病なども遺伝子の影響を受けることが解明されつつあります。
 遺伝子治療とは、正常な遺伝子を細胞に補ったり、遺伝子の欠陥を修復・修正することで病気を治療する手法です。生命活動の根幹を制御する治療法であり、遺伝子疾患だけでなく、癌やエイズ、そして難病など、様々な病気の治療への可能性があります。

 「精神分裂病」、「躁うつ病」や「老年期痴呆」などの精神科の疾患は、今のところ、遺伝だけでは全く説明がつかないものが多数あり、必ずしも遺伝するわけではありません。

しかし、これらの疾患の中の一部のものは、遺伝する可能性が指摘されており、今後、これらの病気を発症させる異常な遺伝子が解明されると確信しております。つまり、これらの疾患も遺伝子治療により、治療が可能になると思われるのです。

 また、昨年末以来、欧米では大変効果があると言われていた新しい抗精神病薬や抗うつ薬等々がわが国でも次々に発売されてきています。今まで、治療のしようもなかった精神科疾患も改善するようになってきました。私は、21世紀中に大脳や遺伝子の研究が進み、新しいお薬の開発や遺伝子治療などで、精神科の病気も結核などと同じ様に克服できると信じています。

15 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/30(日) 15:49:49 [ 5ZnUk9k6 ]
診療部 堀 賢二

近年、電気けいれん療法(以下ECT)は世界的に見直される傾向にあります。
適応疾患としては、重症のうつ病、双極性障害のうつ病の遷延例に対してはよく利用されている様です。
ECTは向精神薬の開発よりも古く1938年当時ローマの豚屠殺場で使用されていた電気ショックの機械を(心臓の近くに通電する)を、39歳の重症精神分裂病患者の頭部に通電(家族からの要請でどんな治療でもいいからやってほしいとのことで心臓の近くでなければ死ぬことはないだろうと考え)し、劇的な改善をしたことに始まりました。

16 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/01/30(日) 22:16:17 [ 5ZnUk9k6 ]
【廃止】32条廃止反対運動情報【反対】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/utu/1107016324/l50
参考に抗議の書類を送った上で死に臨む。

17 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/02/05(土) 17:35:44 [ .ffPEz7M ]
鍼だと、うつ病治療は、3つくらい方法があります。

(1)うつ病は、中医の癲証に相当しますので、
寒痰を壊すために化痰のツボである豊隆や脾経を
取って刺鍼します。

(2)精神的な疾患なので、肝欝だから疏肝の行間、精神の病気だから
 内関や神門を使うといった治療法もあります。

(3)上のふたつは、古典的な方法ですが、
 中国の鍼は、陰陽五行からすでに離脱していて、
 最新にして、エビデンスがある方法は、頭に鍼を指して弱い電気を流します。
 具体的には、百会と印堂を取り、互いに鍼尖を向かい合わせにして刺鍼、
 G6805パルス治療器を使い、2Hz、6Vの電流を流します。
 毎日1回、一回の治療時間が45分、週六で治療。
 効果はアミトリプチリンと同程度。
133人を治療したところ、治癒と著効を併せて75%程度だそうです。
(出典:『電鍼治療常見精神疾病』((北京医科大学・中国協和医科大学聯合出版社,1993年)

18 名前:名無しのひつじさん 投稿日:2005/02/06(日) 12:50:41 [ .ffPEz7M ]
http://www.iyashi.biz/

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