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教えてください- 1 :みなみ:2005/11/13(日) 18:16:44
- もし患者様がもう治らない障害を持ってしまったらどのように対応
しますか?
- 2 :TKR:2005/11/13(日) 19:43:18
- みなみさん、こんにちは。
他のスレッドでも同様のご質問がありましたが、この問題については
理学療法士の仕事についてよく調べていただけると考えの転換が
求められることがわかると思います。
理学療法士の仕事は現在では多様化していて一概には言えないのですが、
全体的にみれば、リハビリテーションの現場で働くことが多い
理学療法士にとって対象となる患者様等は疾病や外傷等の発生以前の
状態にまで完全に回復することを「治る」とするのであればそこまでは
回復しない、つまり上記の意味としては「治らない」ことも
多くあります。よって、特に身体機能の点で言えば
「治らない」患者様と接することはむしろ多いと思います。
疾患や障害の状態によっても異なりますが、完全に
元の状態に戻すことが仕事であるまたは疾病や外傷等は
元に戻るものであると考えてしまうと養成学校に入学できても
考え方の誤りがわかって悩むことになると思います。
身体機能という点では現時点では完全に回復しない疾病や
外傷等が多くあると思います。よって、みなみさんや他の方の
問いかけは珍しいものではなく、理学療法士になれば
常に問いかけられるものであると思います。
ただ、身体機能は完全に元に戻らないかもしれませんが、
例えば歩くことや家事をすることなど能力的な問題については
様々な手段を用いることで遂行することができることも
多くあります。このように回復が難しい障害があっても
できるだけ日常生活に復帰することを可能にすることも
リハビリテーションの考えでは大切なことだと思います。
みなみさんがもし理学療法士の道を選ぶのであれば、
この質問はご自身で考えなければならないことだと
思います。がんばって考えてください。
- 3 :みなみ:2005/11/13(日) 20:17:34
- ありがとうございます!もう1つお聞きします。
もしスポーツ選手がケガをしてそのように歩くことは出来てもその
スポーツができなくなってしまったとき正直にそのスポーツ選手に
言うべきですか?
- 4 :TKR:2005/11/13(日) 20:26:11
- 障害等の状態によっても変わるとは思いますが、もう一度前回の
書きこみをよく読んでみてください。
スポーツ選手に限らず、このような問題については理学療法士を
目指すのであればご自身で考えるべきことだと思います。
ちなみに、実際には最終的な判断及び患者様への最初の説明は
医師が行うことになると思います。
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