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運動学で質問です
1きんきん:2005/10/27(木) 22:13:36
現在、PTS1年ですが、運動学でよくわからない点があります。
大腿直筋は2関節筋で、膝の伸展運動にも関与する。股関節屈曲に強力な力を発揮するには膝関節屈曲位のほうがよく、逆に膝関節伸展に強い力を働かせるには股関節伸展位のほうがいい。
この文がよく理解できません。
できれば分かりやすく教えていただけないでしょうか。
お願いします。

2PTのの:2005/10/27(木) 22:43:12
 現場6年目のPTです。これを考えるヒントだけ出します。筋肉は、ある長さから縮む事で各関節の動きを出します。だから、筋肉の力が発揮しやすい条件の1つとして、筋長が長い方がパワーを発揮しやすいと考えるとどうでしょうか?

3きんきん:2005/10/28(金) 18:46:39
PTののさんヒント有難うございます。
股関節屈曲のとき膝を屈曲すると大腿直筋が長くなり力を発揮する。
膝関節伸展のとき股関節を伸展すると大腿直筋が長くなり力を発揮する。
遠心性の収縮の方が力がでるという例でしょうか?
このように考えてみました。

4PTのの:2005/10/28(金) 20:14:37
実は、筋長が長くなると求心性の収縮がしやすいと言う意味です。
それを踏まえて解答をすると、①膝関節を屈曲する事で大腿直筋が伸びて股間節屈曲に作用しやすくなる。股間節伸展する事により大腿直筋が伸びて、膝関節が伸展しやすくなる。
おそらく、この様な解答だと思いますが、念のために学校の先生に聞いて見た方がいいと思います(^^)。

5空手バカ:2005/10/29(土) 01:30:43
ほほ〜まだ大学2年の俺には本当に勉強になります。メモメモ。

6きんきん:2005/10/29(土) 23:48:12
PTののさん有難うございます。
わかってすっきりしました。
運動学は難しいですが、重要な科目ですし興味がありますのでがんばってみます。

7PTのの:2005/10/30(日) 00:05:52
良かったですね。話は変わるのですが、学生でも現場のPTでも、分からないことはいっぱいあるので、考え続ける事が必要だと思います。ともにがんばりましょう(^^)

8TKR:2005/10/30(日) 14:20:14
筋長が安静時よりも長くなると、筋の弾性要素が伸張されて力を
発揮します。わかりやすくいえば、市販のゴムを伸ばした時には
最初よりも抵抗を感じると思います。よって運動神経の介在が
なくても安静時よりも筋長が長くなれば力が大きくなります。

筋長が安静時よりも伸ばされた状態で今度は自分の意思で筋力を
発揮したり、また電気刺激を加えた時には安静時の筋長の時よりも
発揮する筋力は大きくなります。これも弾性力が筋収縮による力に
加わるためであることが考えられます。

よって筋長が長くなると求心性の収縮がしやすいという表現は
適切ではないと思います。

ただし、あまりにも長く伸ばしすぎると今度は総合的に発揮される
筋力は減少してしまいます。これは筋が収縮する際にアクチンと
ミオシンフィラメントのクロスブリッジの部分が減少してしまうので、
筋が受動的に引き伸ばされて得られる弾性力は得られたとしても
神経を介した収縮の部分で力が減ってしまいます。

筋には筋力を発揮するのに適切な長さが存在することが考えられます。

ただし、実際の関節トルクで考えれば、運動軸の位置や二関節筋の
存在等様々な要因が関与するので、必ずしも筋のみを摘出した状態での
最大筋力を発揮できる筋長と最大関節トルクを発揮できる筋長は
同じではないこともあります。

難しいですが、まだ一年生なので、今後勉強を進めていくと
もっとわかることが増えると思います。がんばってくださいね。
それと、蛇足ですが質問をされる際には間違っていても
かまわないので自分の考えを必ず加えるようにした方が
よいと思います。実習では答えのみを要求する質問は
ほとんど拒否されると思います。

9きんきん:2005/10/30(日) 23:22:32
TKR さん有難うございます。
できるだけ自分で考えて質問します。
自分で考えることが大事ですね。

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