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理学療法士の将来
1 名前:KK 投稿日:2005/06/03(金) 01:03:16
はじめまして、質問失礼します。

現在理学療法士の学校に行こうと思っている23歳のものです。
理学療法士という分野を知ったのが今年に入ってからなので、まだまだ勉強不足なのですが、
自分なりに医療関係の本を見たり、学校等も探したりしています。

そこで質問なのですが、
ある医療関係の本に、これから先理学療法士は飽和状態になるという記事を見かけました。
一方では、今はまだ人手不足という記事もあり、少し混乱してしまいます。
もし私が入学するとして卒業するまであと最低でも4年、
その間に状況の変化が起こりそうな兆しは見られますでしょうか?

また学べる環境がここ数年増えてきているようですが、
大学、短大、専門で何か違いはあるのでしょうか?
個人的には3年制の専門を目指そうと思っているのですが、
他のスレッドでこれから先学歴も重要になるという内容も拝見したので、少し気になります。
理学療法士になりたいという気持ちが一番なのですが、
やはり私も大学既卒の現在社会人なので、金銭面(学費についても将来についても)も少し気になります。

質問ばかりですが、どうぞよろしくお願いいたします。

2 名前:PTS 投稿日:2005/06/03(金) 09:28:34
参考になるか分かりませんが、まず、整形関係では病院勤務それも、複数の理学療法士が勤務できる規模の病院での入職は空きが出ない限り難しくなると思います。
中枢系は米国の報告も受け、極めて早期から、また、頻度、時間をかけることの有用性が示唆され、今後、理学療法士の需要がさらに高まる可能性があります。しかし、現法律下では、一日に対象とできる患者数が規定されているため、人員拡大を図ってくれるかどうか微妙です。
病院以外の施設、訪問に関しては、まだまだ不足している状況と見られます。しかし、卒業後すぐにこの分野へ進むことを躊躇する傾向が強いのが現状です。様々な理由がありますが、一つ言えることは、学校での勉強は臨床にでるための準備であって、本当の勉強は卒業後に始まると言って良い位い不十分であるためと考えられます。
また、このところ注目されている、老人関係では、むしろ予防医学的要素が要求される傾向が強く、期待されていますが、理学療法士以外の職種に目が向けられる感があります。
また、現在、理学療法の保険点数請求は理学療法士の独占となっていますが、一部にはこれを廃止し、他職種(柔整など)にも許可し、その代わりに開業権を、等という話しが無いわけでもありません。
まあ、すぐにと言うことはないと思いますが、将来どうなるか分かりません。
そのときに、技術で他職種に負けない実力があるか、よほどの価値観のある理学療法士しか、生き残れなくなるかもしれませんね。
学校選びは慎重にされた方がよいと思います。
時勢に乗った便乗校は教官、実習施設、就職の募集が十分でないことがあり、ただ出ただけとなる危険性があります。
学歴は、卒後の進路(臨床・教育・研究)によって違いますが、高学歴ほど確かに幅が広がり、これからの給与体系も有利となることが予想されます。
ただし、臨床だけであれば、また、あまり規模の大きくない病院等であれば、何も変わりはない事の方が多いでしょう。

3 名前:KK 投稿日:2005/06/05(日) 23:19:17
PTS様

返信遅くなってしまい大変申し訳ありません。
大変ご丁寧な返答ありがとうございました。
本を読んだだけではわからない現場の実情がありますものね。とても参考になりました。
確かに病院勤務が一番安定しているようにも思いますが、実際はそうでもないのでしょうか?
人気もありそうだし、空きがなくなるというお話も納得です。
学べる学校がどんどん増えてきているのですから、
これから先、生き残りが厳しくなっていきそうな予感もなんとなく感じます。

学校選びは慎重に選びたいと思います。
今新しい学校がどんどん増えていますからね。自分できちんと確かめたいです。
ただ個人的には、やはり金額がネックとなりそうです。
医療系ですからお金も時間も掛かるのは仕方がないと思うのですが、
少なくとも卒業までに3年かかるのと、費用がかなりの負担になるのは不安があります。
夜間も視野に入れているのですが、色々検討してみたいと思います。

ご意見ありがとうございました。

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