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小脳梗塞からのリハビリを受け持たれたことのある方- 1 名前:古井功 投稿日:2005/05/15(日) 04:30:38
- 母が小脳梗塞からのリハビリを続けています。小脳梗塞の予後について、リハビリの方法について、教えていただきたいのです。
お見かけするところ、母だけです。たいてい片麻痺を持っておられる体はかなりしっかりした方ばかりで、母のように、ぐにょぐにょから立って歩くためのリハビリをしている人を知りません。
現在、伝い歩きはできないものの、介助を受けて、つかまりながら歩こうとするまでになっていますが、生活の場所が変わり、主介護者が変わり、リハビリの担当者がかわったところ、以前の担当者からの引継ぎがあったと思われるのに、全く立つことさえさせてもらえません。
施設が変わったことで、これまでの回復を考慮に入れてもらえず、現状から筋力が落ちないようにということのようです。
納得がいきません。わからないことばかりです。どなたか小脳梗塞からのリハビリを担当なさった経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、いろいろと教えを請いたいのです。よろしくお願いします。
- 2 名前:ちょび 投稿日:2005/05/15(日) 11:38:40
- 古井さん、はじめまして。
ちょびといいます。
私は救急病院から職場を変え、回復期のリハビリ病院で仕事をしています。
悩んでおられるようでしたので微力ながらレスさせていただいております。
お話から察するところ、救急病院から他施設に転院されたのでしょうか?
そうだということを前提にお話をしていきますが、そういうことはよくある話です。
でも、これまでの回復を考慮に入れていないわけではないと思います。
歩けるようになるには歩く練習をするだけではよくならないことがよくあります。
特に小脳失調となると、大きな動作ほどぐにょぐにょしてしまいますから、
より安定した動きを得るために、土台をしっかりさせる練習をすることがあります。
それが今の状況なのではないでしょうか?
ただ、気になることは「現状から筋力が落ちないようにということのようです。」
という文章ですが、これは担当の理学療法士からの説明ですか?
支障の無い範囲で発症からの経過と、どのような説明を受けてきたのか
その辺をもう少し詳細に説明していただければ、
このスレッドを読む方達もコメントしやすくなると思いますよ。
介護で大変だとは思いますが、ご自愛くださいね。
- 3 名前:古井功 投稿日:2005/05/15(日) 23:29:12
- 「現状から筋力が落ちないように」これは施設の院長の言葉です。高齢でもあり、今より悪くならないことを目的にリハビリを行うと言われました。
ICUに3週間、この間点滴による生命維持程度の栄養でしたので、術後すぐはふらつき等の症状はともかく、手足は自由に動かしておりましたのが、すっかり筋肉がそぎ落ち、手足を持ち上げることすら大変な状況におちました。その後、MRSAでひと月、この間は付き添いにつくことを許されず、このためチューブを通しての栄養で十分な量は取れなかったため回復は遅れたようです。
液状の冷たい液が流れ込むこととチューブ自体を嫌がる本人の意向を伝え、是非にと付き添いを申し出てやっとあれこれと食べられるようになりました。それまでが長かったので、寝返りも打つことができなくなっていました。本人の歩きたいという意思が非常に強かったことと、セカンドオピニオンの介助は非常に大変になるが、普通の生活を一時も早く始めるのが早道だと言う言葉を信じ、付き添いっている時間はオムツをはずし、時間をかけてもポータブルトイレを使うようにしていました。家族の手では、そっと体重を本人の足にかけ、持ち上げることなくトイレを使っておりましたが、病棟でのリハビリでは、初めはもちろんベッドから降りることもありませんでした。
- 4 名前:古井功 投稿日:2005/05/15(日) 23:32:50
- 挿管の影響でと多分筋力の衰えで、家族以外には話をしていることすらわからない状態でしたので、なかなか積極的なリハビリには入ってもらえませんでしたが、トイレに立つことも初期よりかなりしっかりしてきた頃から、担当者にもその様子を確認してもらい、椅子に移ってのリハビリを受けられるようになりました。そのような状態で、3ヶ月近くが過ぎ、その後リハビリ病棟に移りました。移った当初は、まっすぐ座っていられる筋力もなく表情もあからさまには変えられない状態でした。本人の引っ込み思案な性格も災いして、医師の問いかけに答えても、答えているとわかってもらえず、ぼんやりとうとうとしている全く意識状態の悪いものと思われ、ここでは3ヶ月しか見られないので退院を迎えるときほぼこのままと覚悟して置くようにと言われました。
一日を共に過ごす同室の患者さんには、家族との意思疎通もあり、ほんの微かの動きしかできなくても挨拶に答えようとする様子をわかってもらえましたが、忙しい看護師さんたちには長く、ほぼ何もわからない意思疎通もほとんど無い状態と思われていました。
このままでは、リハビリも進まないと感じた付き添いの娘が、服のコーディネートを母に任せて着るものを決めている様子を見せたり、車椅子に移るときに軽々と母が体重を足にかけて移る様子をアピールして、担当の理学療法士さんに、本人の伝えきれない、歩きたいという意思と積極的にリハビリに挑んでいることをわかって貰えるようになったように思います。食事の後は、強い眠気がおき、どうしても一眠りしないではいられないのは、発症前からの体質と習慣でしたが、そのうとうととした状態も回診時と重なり、またリハビリの時間に重なって、本人の意欲に反して、リハビリの時間はよれよれでした。
- 5 名前:古井功 投稿日:2005/05/15(日) 23:34:21
- よれよれで寝てばかりのリハビリばかりでも、それ以外の自主練習にあたる生活で、看護士さんに頼ってはまだオムツを使うほか無い状況を、押して家族がつき毎回必ず病棟のトイレを使うことをリハビリと思い励み続けました。
ほぼ入院可能な機関を満了するころ退院し、通院リハビリと在宅リハビリで2週間に11回のリハビリを受けて8ヶ月を過ごしました。
退院時、理学療法士の支えで立って歩く練習をしており、作業療法では、立つためにはその前に安定して座っていられるだけの背筋腹筋とそのバランスが必要という説明を受け、ベッドに座っての離れた場所に示されたものをとって別の場所に移すなどのリハビリを受けていました。
引越しの前には、自宅のトイレまでの5mを自分でバランスをとっては歩けないものの、自分で手すりを伝って、転倒しないように脇の下から腰を支えられながら、体重はすべて自分の足で支えて行き帰りするところまでになっていました。最後のひと月で毎週70cmずつギブアップまでの距離を延ばし、引越し直前にギブアップなしに5m行ってトイレを済ませ5m戻って席に着きました。
- 6 名前:古井功 投稿日:2005/05/15(日) 23:36:51
- 手足の力は十分に強いと言っていただいており、介助は体重を支える必要はなくなってはいましたが、背筋腹筋が追いつかず、倒れこみや腰折れから転倒させないため相当の力を要しましたがそれでも、本人はもう手を離せというまでに、もう少しで歩けるという自信と歩く感覚をとりもどしていました。
入浴も、トイレ同様、転倒から四六時中支えられながらですが、つかまって立ち、自分で衣服を脱ぎ、浴槽へも、介助を受けて浴槽のふちに座り、自分で交互に足を上げて入り、介助をうけて立ち上がりすわるというふうで、介助者一人、そして介助者も共に入浴を終えることができていました。
普通の生活をすることで、当たり前の筋力をつけ、いずれ介助が軽くなることをめざして暮らして来ましたので、リハビリは常に現状の確認と把握、そして介助者が危険な介助やリハビリを行わないための学習の場でした。
理学療法士からは、全国どこへ行っても同様のリハビリを受けられるようにリハビリ計画書をひと月ごとにこしらえて、現状とどのようなリハビリをしているか、そして目標を明記してあると説明を受けてきました。
ところが、引越しをし、主介護者がかわり、施設がかわり、引継ぎもあるので、院長先生に面談を求め、歩くことを目指して頑張ってきたこととよれよれの棒切れのような状態から常に筋力をあげてきて現状まで来たこともお話しましたが、筋力をつけてきたこと経過を聞いてくださらず、ここまで「筋力が『落ちてきている』」からこれがこれ以上落ちないようにやると言われたのです。
実は、怪我などからの回復を主に手がけてきた理学療法士の方から、家族がプロに任せて直してもらうことを念頭に、本人とスタッフに多大な期待を持つことを避けるために現状を認識させる意味でそのような説明をすると伺いました。しかしそれはわかった上で家族は本人とスタッフについて共に頑張ることと、これまでのスタッフについてここまで「筋力を『あげてきたこと』」を説明しているのです。
入浴もここまで楽になりましたと、共に談笑しながら入浴をしている家族がお話しても、いやそれは大変です。とおっしゃるばかりで。加速度的に楽になっていることを効いてくださいません。
そして始まったリハビリが、全く立たせてくださらないものでした。
現在の主介護者からのアプローチが足りないことは重々承知していますが、それにしても、廻りには小脳梗塞からリハビリを受けているからが一人もいらっしゃいません。
どうすればいいのか困り果てています。
- 7 名前:古井功 投稿日:2005/05/15(日) 23:42:27
- うまく要約できなく長々となりましたがお許しください。
どのように考えても、以前と同等のリハビリが受けられているとは思えないのです。
よろしくご助言くださいますようにお願いします。
- 8 名前:ちょび 投稿日:2005/05/16(月) 19:17:40
- 古井さん、長い経過をお話してくださってありがとうございます。
なんとなくではありますが、できる範囲でお答えしたいのですが、
もし、私の答えることに誤解などありましたらご指摘ください。
まず思うところですが、残念ながら経過が長いことを思うと回復することは難しいと思います。
とくに、小脳の障害は「もうちょっとなのに」というところで残りやすいです。
残念ながら、やった分だけ完全に良くなるわけではありません。
脳の障害は発症から最初の1ヶ月での回復が大きく、
後は半年から1年くらい緩やかに回復をし、
あとは少しずつ変化するところはあるかもしれませんが、
大きく何が出来ることが変わるわけでもなく、大体現状維持です。
その辺は十分ご存知のことかと思います。
ただ、ご本人や家族が現状を築き上げた結果もありますから、
今までの経過を大事にしている面は医療従事者も大事にしなくてはならないと思います。
そこでお互いに誤解されている面もあるきがするので、
なぜ現状のリハが行われているのか今一度話をされては如何でしょうか?
お話からは現在どのような施設にかかわっているのか、
古井さんが今まで築き上げてきたことを守ることで
今の施設に対して何を求めているのかまで把握しかねますが、
リハビリを続ける以上は共通の目的を持って目指さなくてはならないと思いますので
ぜひ話し合っていただきたいと思います。
誰のためのものでもなく、患者さんあってのリハビリです。
私たちは、ある程度予後も予測しながらアプローチをしています。
意味の無いことは絶対にしないと思います。
でも、その意識や目的が伝わっていないのは医療従事者側の落ち度だと思います。
- 9 名前:古井功 投稿日:2005/05/16(月) 21:20:43
- お返事ありがとうございます。
経過が長いからなのだ!とわかりました。
しかしながら、母の状態ははじめは早く良くなったのにやってもやってもかわらなくなってきた。もうちょっとなのにどうしてなのか?という風に落ちてきたのでなく、やっとついた筋力で、支えられながらも歩く距離をぐんぐん伸ばしつつあり、支える私たちもそれが一週間ごとに軽くなっていることを実感しているときでした。担当の理学療法士の方からももうひと月ほどで伝い歩きはできそうだという言葉も頂戴しておりました。経過を初めから知っている方でしたので、長くても今が延びどきだと感じていてくれたのだと思います。その様子を見てくださった方の全てが今頑張っているのに老老介護に今なぜするのか?もうちょっと頑張ってからでいいでは無いかといったものでした。
そろそろ限界だという状況であったのなら、そこまでは言ってくださらなかったと思います。
経過の長さは承知していますが、小脳梗塞ではなく自分が全く歩けないところから長いリハビリを経て歩けるようになった経験者は、歩けるようになると行ってくださいました。個別の状態が知識でなく、経験で教えてくださる方にお出会いしたいと思っています。
ちょびさまは何人ぐらい小脳梗塞からのリハビリをご経験なのですか?詳しく限界が来たあたりの状況を覚悟するためにもお教えくださいませんか?
- 10 名前:ちょび 投稿日:2005/05/16(月) 22:14:52
- 古井さん
諦める事は無いと思います。
私の言い方も悪かったと思いますが、
前担当者の思いや経過などあるならば、
その連絡が悪いのであれば、
直接前担当者と現担当者とのコンタクトをきちんと取ってもらうべきです。
私なら、古井さんのような家族にお会いした場合には前任者とかならず連絡を取ります。
根気強く、意見を求めるべきです。
限界については前担当者のほうがよくわかっているはずですから。
でも、古井さんの求める答えではないこともあるかもしれませんので、
よくよく話は聞いて、今後の方針を決めてくださいね。
私の経験のお話ですが、ケース数は覚えておりませんが、
臨床経験は10年です。
参考になりませんね・・・すみません。
- 11 名前:古井功 投稿日:2005/05/16(月) 23:56:41
- 参考にならない・・・いいえ、とんでもないことです。
どんなに親身になってくださっていても今となっては手を離れていく患者に過ぎないと思わざるを得ない前担当者でもなく、未だ知り合ってまもなくもしかしたら口ばかりで何の努力も負担も追うつもりの無い家族に連れられた患者かもしれなく、本人の可能性ばかりを説明できない現場というのは理解できます。
そうであって、つたなくただ一生懸命なだけの私の書き込みに適切な「なすべきこと」を助言くださったこと、感謝しております。
出血の場所としては、「よくある場所」「出血しやすい場所」と手術前に説明を受けました。それならば、たまたまお世話になった病院にいらっしゃらなかっただけ。きっと担当したことのある方も、多くいらっしゃることでしょう。
また別の方からの情報も気長にまちつつ、前の担当の方にもご相談してみます。
今後も、経過を書き込むつもりです。どうぞ、今後もよろしくご助言くださいますよう。お願いいたします。
- 12 名前:古井功 投稿日:2005/05/17(火) 00:10:11
- 参考にならない・・・いいえ、とんでもないことです。
どんなに親身になってくださっていても今となっては手を離れていく患者に過ぎないと思わざるを得ない前担当者でもなく、未だ知り合ってまもなくもしかしたら口ばかりで何の努力も負担も追うつもりの無い家族に連れられた患者かもしれないと思わざるを得ない新しい担当者でもない。そうであって、だからこそ?つたなくただ一生懸命なだけの私の書き込みに適切な「なすべきこと」を助言くださったのだと、感謝しております。
私も医療関係者ですので、条件付での本人の可能性ばかりを説明するわけにもいかない現場というのは理解できます。
出血の場所としては、「よくある場所」「出血しやすい場所」と手術前に説明を受けました。それならば、たまたまお世話になった病院にいらっしゃらなかっただけ。きっと担当したことのある方も、多くいらっしゃることでしょう。
また別の方からの情報も気長にまちつつ、前の担当の方にもご相談してみます。
今後も、経過を書き込むつもりです。どうぞ、今後もよろしくご助言くださいますよう。お願いいたします。
書き直しの方法がわからなかったので、書き直したものもあげました。読み難くしてしまってすみません。
- 13 名前:古井功 投稿日:2005/05/17(火) 09:06:02
- >小脳の障害は「もうちょっとなのに」というところで残りやすいです。
「もうちょっとなのに」とはどのあたりの方が多いのでしょうか?それぞれとはいえ・・・
家族からはもうだいたい普通に暮らしているじゃないかというぐらいまできているのに、本人にはとても普通と諦めきれない、麻痺は残ってもそれ以外はそこそこ自由に、と異なって、動かしてみればどこも麻痺がないのに思うように動かせない本人にとっては自由からは程遠いとしか感じられない。
そのため、本人の苦しみと家族とが隔たって本人の心が癒されずに残る。だから、元どおりとばかり考えず、心のケアを考える時期が近づく頃ではないかとも、教えていただきました。
回復できるところまで来たのちは、うまく軟着陸して残りの障害を受け入れる手助けもしたいと思っていますが、「小脳の障害は(見かけ上)良くなりやすい」という良くなったからは、まだ程遠いです。筋力も上がり中です。
筋力は既に十分。棒切れのように立ち止まっていることはもう何ヶ月も前からできていた。だのに歩き始めようとすると、くらくらと動きが定まらずうまく歩くことができない。
ではなく、つかまり歩く感覚には、本人には、もうちょっとだという感覚があるようです。くらくらとしたりめまいのようなものも全く感じていないと話しています。
経験の数でなく、経験された方は、どのようなところでどのようにここまでの時を迎えられたのですか。
知識と経験とには、必ず個人差と知識として伝えきれないギャップがあると思います。そのギャップを知りたいのです。
- 14 名前:ちょび 投稿日:2005/05/18(水) 19:48:47
- 古井さん
家族ですから、一所懸命になるのは当然のことだと思います。
ので、私もつたないながらお返事をさせていただいております。
>また別の方からの情報も気長にまちつつ、前の担当の方にもご相談してみます。
→パワーのいることですが、根気強く、ご自身納得する形をとってください。
>「もうちょっとなのに」とはどのあたりの方が多いのでしょうか?
→おっしゃるとおり、それぞれです。
ここでいう「もうちょっとなのに」というのは
障害を受けたご本人がつかまり歩く感覚にはもうちょっとだ」と訴えている感覚ですよ。
>経験の数でなく、経験された方は、どのようなところでどのようにここまでの時を迎えられたのですか。
→正直申し上げます。これはとても難しい質問です。
私たち理学療法士は発症部位と大きさなどなどから、介助の必要不必要も含めた
だいたい「これくらいのことはできるようになるだろう」を予測します。
それを達成したらリハビリが終了になることが多いと思います。
例えば、
座るバランスが良くなることで自分で靴が履ける、
なにかにつかまり立位が安定することによってトイレの介助が楽になる
というように、必ず目的がありますから、そこに向かってリハビリをしますので
患者さんが持つ能力のなかで達成されたら終了ということです。
ただ、それはそれでまた我々も議論の絶えないところだと思いますが、
理論を持ちながらも「これ以上よくなりませんよ」と言い切れないところもあります。
終了といいながらもやはり時間が掛かりながらも微妙な変化を辿る人はたくさんいらっしゃいます。
ただ、その変化がなにか新しい動作能力につながるというものではないことも多くあります。
そういうときに 家族や本人と変化が無いことに対して投げかけることになります。
綺麗事ですが、リハビリに固執したままの生活ではなく、
なにか新しい趣味を持ったり、家族と笑顔のある生活を送ってもらえるように祈りつつですが。
元通りにと考える気持ちは誰でも持っています。
でも、ありのままの自分を無視し続けるのが
本人や家族にとってのモチベーションであり続けるのが良いかどうか。
それは個人の価値観の差なので私がお話できるところではありません。
そう意味をこめて、難しい質問なのです。
このスレッドをご覧の皆様。
私の説明は本当につたないので、思うところがある方は是非レスしてください。
よろしくお願いします。
- 15 名前:古井功 投稿日:2005/05/19(木) 12:50:25
- >元通りにと考える気持ちは誰でも持っています。
>でも、ありのままの自分を無視し続けるのが
>本人や家族にとってのモチベーションであり続けるのが良いかどうか。
>それは個人の価値観の差なので
ええ、そこのところは本当に家族だから固執すべきでないときに到達しても、諦めきれず辛い思いを抱え続けるのかもしれません。
いずれ行き着くところでそれを見失わないという心づもりはしているつもりですが、実際には・・・
今のところ、毎週筋肉痛を訴えるほどがんばっていたし、その筋力の伸びには本人も手ごたえをもっている状態でした。
筋力は十分だわ、背中もしゃんとさせてられるだのに、歩けないの。
という苦しみにはまだ到達していません。
実は、せめてその勢いで立って歩き練習をし、その結果が、一人で歩けないとしても、それだけ背中がしっかりすれば座っているにもずい分楽になることだろうと思っています。歩きたい気持ちがあるのに、ぐずぐずと座っているための練習だけをするのでは、母の気持ちがなぜ歩く練習をさせてくれない!という思いをつのらせると思うのです。
引越しによってその制度の隙間に落ち込み、プロの手助けを得てのリハビリは7分の1になっています。
自宅でのリハビリも、立たせてくれなくなったリハビリに準じているのかも知れません。
そのような母がやりたい立ちたいという気持ちを抑えたままで、ただ歩けないままの時を迎えさせるには忍びないのです。
母の心を支え、落ち着くべきときに悲しみも支えるために、もっともっと多くを知りたいのです。
以前担当下さった方にお会いして、もう一度、母の見込みをどのへんに感じてくださっていたのかお聞きしてくる予定です。
どうぞ今後もいろいろとお教えを下さいますようお願いいたします。
- 16 名前:ちょび 投稿日:2005/05/19(木) 22:43:45
- >そのような母がやりたい立ちたいという気持ちを抑えたままで、ただ歩けないままの時を迎えさせるには忍びないのです。
母の心を支え、落ち着くべきときに悲しみも支えるために、もっともっと多くを知りたいのです。
→お気持ち、なんとなくですがお察しいたします。
>以前担当下さった方にお会いして、もう一度、母の見込みをどのへんに感じてくださっていたのかお聞きしてくる予定です。
→よく話をしてきてくださいね。
>どうぞ今後もいろいろとお教えを下さいますようお願いいたします
→ヒント程度にしかならないかもしれませんが、それでよければ。
本当に、私自身つたなくて、かえって申し訳ないです。
- 17 名前:通りすがり 投稿日:2005/05/19(木) 23:45:08
- はじめまして。こんにちは。
スレッドが2から11まで無く話が途中でわからないのですが、早期から回復慢性着まで見ている通りすがりのPTです。
小脳梗塞の患者さんについてすこしお話しさせてください。
小脳機能というところは梗塞の広さや虫部・体部によっても異なってきますし、大きさによっても大分症状がちがいます。
ただ、特徴的には運動失調と呼ばれる協調性運動が阻害されることが多く、一般に弛緩性(ぐにゃぐにゃ)→(痙性のときもあり)のことが多いです。
しかし運動をすることで、筋肉の緊張が急激に高まったり、低くなったりしてしまうなど運動のコントロールがききにくくバランスを崩したし姿勢を保持しにくいこともあります。
理学療法としては、安静時や動作時の筋の緊張をたかめる運動を行ったりしますが、一般に片麻痺のような回復傾向をたどるケースは少なく、劇的な回復よりもやや緩やかな回復傾向をたどることが多いようです。
症状によっては、歩行が困難なこともあり、目標と予後を早期より検討して行く必要もありますが、リハビリに時間がかかり、回復も緩徐であるため、環境を整えつつ代償して生活を安定させていくことを実施していくことがあります。
本人や家族にとってわかり辛く不安な症状ですが、他のかたが述べていたように、できればリハビリだけの人生に固執することなく生活を大切にして頂きたいと思います。
また、小脳出血では、若く病気になられた方も多く(30代など)他の患者さんを病院などに紹介していただき実際のリハビリや生活状況をみていただくと良いかと思います。
- 18 名前:名無しのPTさん 投稿日:2005/05/20(金) 17:38:01
- >スレッドが2から11まで無く話が途中でわからないのですが、
この下にある「全部読む」をクリックしてみて。
↓
- 19 名前:古井功 投稿日:2005/05/21(土) 17:14:35
- 前の担当の方にお話を聞いてきました。
やはり個人差は様々で、母の場合発症後ほぼ半年で退院しましたが、退院時にはほぼぐにょぐにょで、さらに副作用による血管性の認知症もみられ病棟の回診でも起きていられないということが多かったので、もうこのままとも思えたそうですが、退院の後の自宅でのリハビリと通いのリハビリとでゆっくりと良くなり続けており、頭もしっかりして会話も当たり前にできるようになったし、立ち上がりもしっかりして足の力はもう十分、背中をきちんと支えていられないけれど、家の中での伝い歩きはできるだろうというところまできていたということでした。もちろんそれは今後どこまでかはわからないので、見守りなしに自由に伝い歩きができるまでにはなるかならないかはまだわからないということでした。
これまでよりも運動が減ってしまえば、立てなくなるだろうし、立てないことだけでなく、今の状態で椅子の乗り換えが簡単な介助でできるようになっているので、立ち上がりすらさせてもらえないというのでは、介助も全介助になっていくことにもなるし、歩く歩けないよりも暮らしが大変になるともおっしゃっていました。
新しい担当者から聞き合わせがあるならもちろん十分な引継ぎをするが、家族から何も言われていないのであれば現担当者もそれは聞けないので現状からのスタートになる。また本人の希望家族の希望にそうリハビリを行うのであるから、きつすぎて体に悪いと言う場合はできないけれど、今歩けないから歩かせないことないと言うことでした。
家族がみていたことが決して希望的観測に過ぎないものでなかったと確認しました。
ただ、介助者がリハビリを自然に行える環境作りに留意せず、今はポータブルトイレのすぐ横で食事をし、すぐ近くにベッドのある暮らしで、リハビリだと思わないで頑張れる暮らしではないと思います。たった2mの移動で生活はできてしまいます。
- 20 名前:ちょび 投稿日:2005/05/22(日) 21:17:11
- 前担当者とお話が出来たようで、よかったですね。
今後の方向性が少し見えたようで、何よりです。
後は、前担当者と現担当者との引継ぎがきちんとされて、
現担当者がよき相談相手になってくれると良いですね。
古井さんには、改めて、勉強させていただいた気がします。
ありがとうございました。
- 21 名前:古井功 投稿日:2005/05/23(月) 01:04:00
- いろいろとありがとうございました。
母の可能性は確認できましたが現担当者と私とは話がなかなかできません。私たちは現在同居していませんし、母とも話がさせてもらえません。
どうやってアプローチしていいものやら・・・介護者はケアマネージャーさんとも何の相談もしていないらしいのですが、実際介護に今ついていない私たちの働きかけはどうすればいいのでしょうか。
辛いです。
- 22 名前:古井功 投稿日:2005/06/17(金) 12:06:38
- 今のところ、やりきれない状況です。
八ヶ月かけて回復してきたものが無に帰してしまいました。
プロでもないものが計画した時間割で、日中二時間の昼寝を強いられ、生活の場でのリハビリを切り捨てられ、退院時ほどに戻ってしまったようです。リハビリの担当者からは寝たきりは時間の問題、今の環境ではリハビリは無理とまで言われ、担当医からは(家族が勝手を言うのだから)家族の(本人でなく!)満足のいくようにさせるしかないと思われるまでに陥りました。
どうすればいいのかわかりません。
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