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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(37)
- 1 名前: 解法者 投稿日: 2004/03/08(月) 21:58
- >北朝鮮「住宅」事情(2)<
「平壌」に住める人は成分のとても良い人だけです。
現在の「平壌」に住んでいる人たちの生活の話しをしたいと思います。ここのところ、平壌の市民が、「金 正日」を称えて、ダンスや集会を行っている映像をご覧になっていることと思います。
彼らも大変ですね。キットお腹を空かせていることと思います。
皆さんは、「平壌」に住んでいる人たちは良い生活を送り、良い食べ物を食べていると考えるかも知れません。これは大きな間違いです。
北朝鮮の人で、今、「平壌」に住みたいと考える人は誰もいません。食糧の確保が大変だからと、生活費がかさむからです。
よく高層マンションの映像を見かけますね。15階建てもたくさんあります。
エレベ−タ−は全部止まっています。水も上まで上がりません。毎日、下から水をバケツ(北朝鮮ではとても日本語が残っています。韓国とは比較になりません。バケツもその一つです。反日国家なのに理解できませんね)で,
下からくみ上げて自分の手で持って上の家に運んでおります。これは、1997年に自分の目で確認しました。
北朝鮮から、「ポンプ」を送って欲しいとの要望が寄せられますが、最初は何が何だか理解できませんでした。
それと暖房など止まっていますから、夜は大変です。暖房は「重油」ですが、油などありませんね。アメリカからの重油の提供が止まる前から暖房は止まっています。「寝袋」を送って欲しいというのもたくさんあります。
中には、「自分は運が悪く、重油でなく、練炭の暖房しかないアパ−トをあてがわれていました。今では,本当に運が良いと思っております。練炭は手に入るからです」という手紙も来ております。
配給などは「平壌」でもほとんどありません。市場はありますが、地方と違って、農民が「平壌」に入ることが難しいことと商人の取締りが厳しいのでので、テレビでご覧になれるような豊富な品物が出回っていません。
肉(牛肉はありません。豚肉と鶏肉です)も6ヶ月に一度、口にできれば、よいほうです。
水を汲み、寝袋で家族一つになって寝て、歩いて企業所に通い、祝賀行事には動員される。そこでも、せい一杯、マスコミ向けに、笑い、踊り、吼える、怠けているとどやされる。これでは誰も「平壌」に住みたくなくなりますよね!
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