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<大阪の朝鮮人(1)>
1 名前: 解法者 投稿日: 2004/02/24(火) 19:47
 大阪に朝鮮人が多いのは、大阪が1925年(昭和元年)には211万人という人口を有する世界有数の大都市であったということとともに大商業・工業都市だったことにあります。
 朝鮮人も日韓併合の行われた1910年(明治43年)には大阪に206人しかいなかったのが1920年(大正9年)には4494人、1925年(昭和元年)には31,860人,1935年(昭和10年)には202,311人と爆発的に増加しております。1945年(昭和20年)には333,354人に達しております。
 朝鮮人の全国との比較における大阪の在住比率も、1910年(明治43年)―9.2%、1920年(大正9年)―14.9%、1925年(昭和元年)―24.5%、1935年(昭和10年)―32.3%、1945年(昭和20年)―16.9%、となっております。1945年(昭和20年)に比率が少なくなっておりますのは「徴用令」が施行され、朝鮮人が日本内地全域に動員されたからです。
 1925年(昭和元年)ころの大阪の工業都市としての性格は、中小零細工場が多くあったことにあります。これは東京や全国各地に見られた現象でもありますが、大阪にそれが顕著に見られたのです。
 この中小零細工場が朝鮮人労働者を吸収したのです。1924年(大正14年)末の大阪の
従業員15人以上の工場で働く朝鮮人は11,357人で、大阪人を除けば鹿児島県人の14,306人に次いで全国2位の地位にありました。沖縄人の倍近くもあったのです。

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