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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(35)
- 1 名前: 解法者 投稿日: 2004/02/12(木) 20:42
- >離散家族(27)−元在日の状況(5)<
確か、1994年の夏だったと思う。ある<在日朝鮮人>のご婦人が訪ねて来られた。この
ご婦人は東京の下町で、夫と共に町工場を経営していた。
同じ年の初夏にある男がそのご婦人が訪ねて来た。堂々と「北朝鮮の・・・通信社」の者だが、あなたの子供から手紙と写真を預かって来たという。そして、その子供の写真を見せた。間違いなく子供2人の写真だった。
このご婦人は、夫との間に男と女の子をもうけていたが、北へ渡るかどうかで、親族も巻き込んで大騒動になり、夫は離婚届けを強要し、離婚した上で子供2人を連れて北に渡って行った。
その後、このご婦人は日本人と結婚し、子供も生まれて、先の2人の子供のことは考えないことにしていたそうだ。
男は、その2人の子供の手紙も見せた。そこには「この手紙と写真を持って行く人に感謝と便宜を図ってください」と書かれてあった。その男の要求は「その工場で働かしてくらないか」ということだった。
このご婦人は怖くなり、夫には秘密で親戚に相談したが、結論が出なかった。北に渡ってから全く音信普通であった子供の消息がわかり、愛おしさもあり、日本人の夫への遠慮もあり、その間の娘にも前に結婚していたこと、子供が2人いたことも秘密にしていたこと。また、北の工作員と思しき人をかくまうことが犯罪に触れること、これを断ったら北にいる2人の子供に危害が及ばないか、など様々なことを考えたら結論が出ないのは当たり前のことだったと思う。
今度は、夫も入れて相談し、結局、その男の申し出を断った。
しかし、実の子である。その男の申し出を断ったことから、北にいる子供2人に危害が加えられないかと夜も眠れないという。
そこで、その北にいる子供2人が健在であるかを確かめて欲しいということでこちらを訪問したのである。
こういうことは日常茶飯事だと聞く。このように北の工作人に囲い込まれた人を<土台人>という。
日本もなめられているから、堂々と<北朝鮮>から来たと言うそうだ。韓国でも同じである。韓国ですら国民の間に<北朝鮮人>が危険だという意識が希薄になっていることを示している。
韓国では北の<間諜>が6万人位いるといわれているが、日本でも相当数いるだろう。
<土台人>、在日朝鮮人が多いと思われるが、利権を餌に北に篭絡された<日本人>もいると考えられる。親朝派の国会議員、北と貿易を行っている者、広くいえば<土台人>と言えるだろう。
それから、今日まで毎年、このご婦人の北にいる子供2人の消息を尋ねているが、健在だ。
それにしても、断わられた朝鮮人、日本のどこかに潜伏していると思う。彼らは<朝鮮総連>に近い人を<土台人>としないようだ。手口は巧妙だ。日本語も達者だからあなたの身近にいるかも知れない。このご婦人の話では達者な日本語からして、かって日本にいた在日朝鮮人ではないかと言っていた。そういえば、あの「辛 光洙」も在日朝鮮人であった。
北に家族のいる<在日朝鮮人>、骨まで北にしゃぶられている。気の毒としか言いようがない。
こういうことを長く続けていると時には信じがたい話にぶつかることがある。
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