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在日朝鮮人のための朝鮮歴史講座(49)
- 1 名前: 解法者 投稿日: 2004/01/22(木) 12:39
- >日本人のルーツ(1)<
日本人は、朝鮮半島から渡来した人を祖先に持つということが誠しやかに語られている。
しかし、最近の研究ではそうとはいえないという見解が強くなっている。
専門分野ではないので、「渡来人の問題」中橋孝博(「古代朝鮮と日本」西谷 正 名著出版1990年7月10日出版 に書収)を中心に検討したい。
結論を先にいうと、最初に南方民族が台湾から沖縄経由で日本に渡来し、その後、朝鮮から北方民族が渡来したが、この北方民族の形体的特質は殊のほか少ない。
この渡来説は「金関 丈夫」の「弥生人種の問題」(「日本の考古学」3 河出書房 1955年出版 に書収)が唱えたもので、1953年の佐賀県「三津」、山口県「土井ヶ浜」の遺跡から大量に発見された人骨が、これまでの縄文人(南方民族)とは異なり、北方民族の「高顔(面長)」、「高身(背が高い)」を特徴としていることから、北方民族(朝鮮民族も北方民族)が渡来したと考えた。北方民族の顔の特徴は「短頭」、「高顔(面長)」、「平面(鼻が低い)」、「目細」、「薄眉」、「小口」、「小唇」にある。これは北は寒さが厳しく、風が強いので、頭が小さく、顔が細く、面長になり、目が細く、口が小さく、唇が薄い、ツララがつかないようにするため、眉が薄く細く、なるとされる。
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